(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024080637
(43)【公開日】2024-06-13
(54)【発明の名称】オーディオ通信を容易にするためのネットワークおよびブリッジデバイス
(51)【国際特許分類】
H04L 65/61 20220101AFI20240606BHJP
【FI】
H04L65/61
【審査請求】有
【請求項の数】20
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2023198139
(22)【出願日】2023-11-22
(31)【優先権主張番号】18/060,771
(32)【優先日】2022-12-01
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(71)【出願人】
【識別番号】513311642
【氏名又は名称】ノキア ソリューションズ アンド ネットワークス オサケユキチュア
(74)【代理人】
【識別番号】100094112
【弁理士】
【氏名又は名称】岡部 讓
(74)【代理人】
【識別番号】100106183
【弁理士】
【氏名又は名称】吉澤 弘司
(74)【代理人】
【識別番号】100114915
【弁理士】
【氏名又は名称】三村 治彦
(74)【代理人】
【識別番号】100125139
【弁理士】
【氏名又は名称】岡部 洋
(74)【代理人】
【識別番号】100209808
【弁理士】
【氏名又は名称】三宅 高志
(72)【発明者】
【氏名】デイル アイケン
(72)【発明者】
【氏名】ウェイン グロフ
(72)【発明者】
【氏名】アンドレ ポウリン
(72)【発明者】
【氏名】キン イェ ウォン
(57)【要約】
【課題】ネットワークおよび/またはブリッジデバイスの機能を向上すること。
【解決手段】ブリッジデバイスは、複数のデバイス間のオーディオ通信を容易にすることができる。ブリッジデバイスは、ブリッジデバイスに、少なくともオーディオの一方向ミュートを複数のインターフェースのうちの少なくとも1つのインターフェースに選択的に適用させる処理回路を備える。複数のインターフェースの各々は、複数のデバイスのうちのデバイスに対応する、処理回路を備える。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のデバイス間のオーディオ通信を容易にするためのブリッジデバイスであって、
少なくともオーディオの一方向ミュートを複数のインターフェースのうちの少なくとも1つのインターフェースに適用させるステップを前記ブリッジデバイスに実行させる処理回路を備え、複数の前記インターフェースの各々は、複数の前記デバイスのうちのデバイスに対応することを特徴とするブリッジデバイス。
【請求項2】
前記処理回路は、一方向ミュートが複数の前記インターフェースのうちの前記少なくとも1つのインターフェースに適用されるかどうかとは独立して、複数の前記デバイス間のシグナリングを送信するステップを前記ブリッジデバイスに実行させることを特徴とする請求項1に記載のブリッジデバイス。
【請求項3】
前記処理回路は、
複数の前記デバイスのうちの第1のデバイスのためのミュート出力コマンドを受信するステップであって、前記第1のデバイスは、複数の前記インターフェースのうちの対応する第1のインターフェースを有するステップと、
前記第1のデバイスのための前記ミュート出力コマンドに基づいて前記第1のインターフェース上で少なくとも前記オーディオの一方向ミュートを適用するステップと、
を前記ブリッジデバイスにさらに実行させることを特徴とする請求項1に記載のブリッジデバイス。
【請求項4】
前記処理回路は、
複数の前記デバイスのうちの少なくとも1つのデバイスからの受信されたオーディオ入力に基づいて第1のオーディオ出力を生成するステップと、
前記ミュート出力コマンドに基づいて第2のオーディオ出力を生成するステップと、
前記第1のインターフェースを介して前記第2のオーディオ出力を出力するステップと、
複数の前記インターフェースのうちの他のインターフェースを介して前記第1のオーディオ出力を出力するステップとによって、
前記第1のデバイスのための前記ミュート出力コマンドに基づいて前記第1のインターフェース上で少なくとも前記オーディオの一方向ミュートをさらに適用することを特徴とする請求項3に記載のブリッジデバイス。
【請求項5】
前記処理回路は、受信された前記オーディオ入力に基づいて前記第1のオーディオ出力を生成するボイス会議ブリッジを含むことを特徴とする請求項4に記載のブリッジデバイス。
【請求項6】
前記処理回路は、
前記第1のインターフェースへの出力のために前記第2のオーディオ出力をパケット化するステップと、
複数の前記インターフェースのうちの前記他のインターフェースへの出力のために前記第1のオーディオ出力をパケット化するステップと、
前記第1のインターフェースを介してパケット化された前記第2のオーディオ出力を出力するステップと、
複数の前記インターフェースのうちの前記他のインターフェースへのパケット化された前記第1のオーディオ出力を出力するステップと、
を前記ブリッジデバイスにさらに実行させることを特徴とする請求項4に記載のブリッジデバイス。
【請求項7】
前記第1のデバイスのための前記ミュート出力コマンドは、前記第1のインターフェースにミュートオーディオ出力を出力するためのコマンドであり、
前記第2のオーディオ出力は、ミュートされた信号であることを特徴とする請求項4に記載のブリッジデバイス。
【請求項8】
前記第2のオーディオ出力は、オーディオ情報を実質的に含まないことを特徴とする請求項4に記載のブリッジデバイス。
【請求項9】
前記第1のオーディオ出力および前記第2のオーディオ出力は、アナログ電話用にフォーマットされることを特徴とする請求項4に記載のブリッジデバイス。
【請求項10】
アナログオーディオデバイスと直接通信する第1の通信インターフェースと、
イーサネットデバイスと通信する第2の通信インターフェースとをさらに備えることを特徴とする請求項3に記載のブリッジデバイス。
【請求項11】
コントローラと通信する第3の通信インターフェースをさらに備えることを特徴とする請求項10に記載のブリッジデバイス。
【請求項12】
前記第1のデバイスのための前記ミュート出力コマンドは、前記ブリッジデバイスおよび複数の前記デバイスとは別のコントローラから受信されることを特徴とする請求項3に記載のブリッジデバイス。
【請求項13】
前記処理回路は、前記ブリッジデバイスにおいて受信されたオーディオ入力を複数の前記インターフェースのうちの他のインターフェースに選択的に伝搬し、複数の前記インターフェースのうちの前記少なくとも1つのインターフェースに伝搬しないことによって、前記一方向ミュートを選択的に提供することを特徴とする請求項1に記載のブリッジデバイス。
【請求項14】
ブリッジデバイスを動作する方法であって、
前記ブリッジデバイスによって、少なくともオーディオの一方向ミュートを複数のインターフェースのうちの少なくとも1つのインターフェースに選択的に適用するステップであって、複数の前記インターフェースの各々は、複数のデバイスのうちのデバイスに対応するステップを備えることを特徴とする方法。
【請求項15】
一方向ミュートが複数の前記インターフェースのうちの前記少なくとも1つのインターフェースに適用されるかどうかとは独立して、複数の前記デバイス間のシグナリングを送信するステップをさらに備えることを特徴とする請求項14に記載の方法。
【請求項16】
複数の前記デバイスのうちの第1のデバイスのためのミュート出力コマンドを受信するステップであって、前記第1のデバイスは、複数の前記インターフェースのうちの対応する第1のインターフェースを有するステップと、
前記第1のデバイスのための前記ミュート出力コマンドに基づいて前記第1のインターフェース上で少なくとも前記オーディオの前記一方向ミュートを適用するステップとをさらに備えることを特徴とする請求項14に記載の方法。
【請求項17】
前記第1のインターフェース上で少なくとも前記オーディオの前記一方向ミュートを前記適用するステップは、
複数の前記デバイスのうちの少なくとも1つのデバイスからの受信されたオーディオ入力に基づいて第1のオーディオ出力を生成するステップと、
前記ミュート出力コマンドに基づいて第2のオーディオ出力を生成するステップと、
前記第1のインターフェースを介して前記第2のオーディオ出力を出力するステップと、
複数の前記インターフェースのうちの他のインターフェースを介して前記第1のオーディオ出力を出力するステップとを備えることを特徴とする請求項16に記載の方法。
【請求項18】
前記ブリッジデバイスは、受信された前記オーディオ入力に基づいて前記第1オーディオ出力を生成するボイス会議ブリッジを含むことを特徴とする請求項17に記載の方法。
【請求項19】
前記第1のインターフェースへの出力のために前記第2のオーディオ出力をパケット化するステップと、
複数の前記インターフェースのうちの前記他のインターフェースへの出力のために前記第1のオーディオ出力をパケット化するステップと、
前記第1のインターフェースを介してパケット化された前記第2のオーディオ出力を出力するステップと、
複数の前記インターフェースのうちの前記他のインターフェースへパケット化された前記第1のオーディオ出力を出力するステップとをさらに備えることを特徴とする請求項17に記載の方法。
【請求項20】
コンピュータ実行可能命令を記憶する非一時的コンピュータ可読記憶媒体であって、ブリッジデバイスの1つまたは複数のプロセッサによって実行されると、
少なくともオーディオの一方向ミュートを複数のインターフェースのうちの少なくとも1つのインターフェースに適用するステップであって、複数の前記インターフェースの各々は、複数のデバイスのうちのデバイスに対応するステップを備える方法を前記ブリッジデバイスに実行させることを特徴とする非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【背景技術】
【0001】
ブリッジデバイス(bridging device)は、デバイス間のオーディオ通信を容易にするために使用される。多くのブリッジデバイスについて、オーディオ出力は、接続された全てのデバイスからのオーディオ入力を集約し、集約したオーディオを接続された各デバイスに出力することによって生成される。一般に、送信と受信の両方は単一のタイムスロットで搬送され、ネットワークコアにおいて送信を受信から分離することを困難にする。これらのブリッジデバイスでは、接続されたデバイスのうちの1つへのオーディオ出力をミュートすることは、デバイスに接続されたワイヤまたはケーブルを物理的に切断することを必要とする。
【発明の概要】
【0002】
本開示の様々な例示的な実施形態に求められる保護の範囲は、独立請求項によって示される。独立請求項の範囲に入らない本明細書に記載される例示的な実施形態および/または特徴は、存在する場合、様々な実施形態を理解するのに有用な例として解釈されるべきである。
【0003】
1つまたは複数の例示的な実施形態は、ネットワークおよび/またはブリッジデバイスの機能を向上することができる。
【0004】
1つまたは複数の例示的な実施形態は、デバイス間のオーディオ通信を容易にし、および/またはデバイスのうちの少なくとも1つに対するオーディオ出力の一方向ミュートを可能にすることができるブリッジデバイスを提供する。
【0005】
1つまたは複数の例示的な実施形態は、複数のデバイス間のオーディオ通信を容易にするブリッジデバイスを提供する。ブリッジデバイスは、ブリッジデバイスに、少なくともオーディオの一方向ミュートを複数のインターフェースのうちの少なくとも1つに選択的に適用させる処理回路を含む。複数のインターフェースの各々は、複数のデバイスのうちの1つのデバイスに対応する。
【0006】
1つまたは複数の例示的な実施形態は、複数のデバイス間のオーディオ通信を容易にするブリッジデバイスを提供する。ブリッジデバイスは、少なくともオーディオの一方向ミュートを複数のインターフェースのうちの少なくとも1つのインターフェースに選択的に適用するステップを実行させるための手段を含む。複数のインターフェースの各々は、複数のデバイスのうちの1つのデバイスに対応する。
【0007】
処理回路は、一方向ミュートが複数のインターフェースのうちの少なくとも1つのインターフェースに適用されるかどうかとは独立して、複数のデバイス間でシグナリングを送信するステップをブリッジデバイスに実行させる。
【0008】
処理回路は、複数のデバイスのうちの第1のデバイスのためのミュート出力コマンドを受信するステップであって、第1のデバイスは、複数のインターフェースのうちの対応する第1のインターフェースを有するステップと、第1のデバイスのためのミュート出力コマンドに基づいて、第1のインターフェース上で少なくともオーディオの一方向ミュートを適用するステップとをブリッジデバイスに実行させる。
【0009】
処理回路は、複数のデバイスのうちの少なくとも1つのデバイスからの受信されたオーディオ入力に基づいて第1のオーディオ出力を生成するステップと、ミュート出力コマンドに基づいて第2のオーディオ出力を生成するステップと、第1のインターフェースを介して第2のオーディオ出力を出力するステップと、複数のインターフェースのうちの他のインターフェースを介して第1のオーディオ出力を出力するステップとによって、第1のデバイスのためのミュート出力コマンドに基づいて、第1のインターフェースで少なくともオーディオの一方向ミュートをさらに適用する。
【0010】
処理回路は、受信されたオーディオ入力に基づいて第1のオーディオ出力を生成するボイス(voice)会議ブリッジを含み得る。
【0011】
処理回路は、第1のインターフェースへの出力のために第2のオーディオ出力をパケット化するステップと、複数のインターフェースのうちの他のインターフェースに出力するために、第1のオーディオ出力をパケット化するステップと、第1のインターフェースを介してパケット化された第2のオーディオ出力を出力するステップと、パケット化された第1のオーディオ出力を複数のインターフェースの他方に出力するステップとをブリッジデバイスにさらに実行させる。
【0012】
第1のデバイスのためのミュート出力コマンドは、ミュートオーディオ出力を第1のインターフェースに出力するためのコマンドであってもよく、第2のオーディオ出力はミュート信号であってもよい。
【0013】
第2のオーディオ出力は、オーディオ情報を実質的に含まなくてもよい。
【0014】
第1のオーディオ出力および第2のオーディオ出力は、アナログ電話用にフォーマットされ得る。
【0015】
ブリッジデバイスは、アナログオーディオデバイスと直接通信する第1の通信インターフェースと、イーサネットデバイスと通信する第2の通信インターフェースと、および/またはコントローラと通信する第3の通信インターフェースとをさらに含み得る。
【0016】
第1のデバイスのためのミュート出力コマンドは、ブリッジデバイスおよび複数のデバイスとは別のコントローラから受信され得る。
【0017】
処理回路は、ブリッジデバイスにおいて受信されたオーディオ入力を、複数のインターフェースのうちの他のインターフェースに選択的に伝搬させ、複数のインターフェースのうちの少なくとも1つのインターフェースには伝搬させないことによって、一方向ミュートを選択的に適用する。
【0018】
1つまたは複数の例示的な実施形態は、ブリッジデバイスを動作させるための方法を提供する。方法は、ブリッジデバイスによって、少なくともオーディオの一方向ミュートを複数のインターフェースのうちの少なくとも1つのインターフェースに選択的に適用するステップを含み、複数のインターフェースの各々は、複数のデバイスのうちのデバイスに対応する。
【0019】
1つまたは複数の例示的な実施形態は、コンピュータ実行可能命令を記憶する非一時的コンピュータ可読記憶媒体が提供され、ブリッジデバイスの1つまたは複数のプロセッサによって実行されると、ブリッジデバイスによって、少なくともオーディオの一方向ミュートを複数のインターフェースのうちの少なくとも1つのインターフェースに選択的に適用するステップであって、複数のインターフェースの各々は、複数のデバイスのうちのデバイスに対応するステップを備える方法をブリッジデバイスに実行させる。
【0020】
方法は、一方向ミュートが複数のインターフェースのうちの少なくとも1つのインターフェースに適用されるかどうかとは独立に、複数のデバイス間でシグナリングを送信するステップをさらに含み得る。
【0021】
方法は、複数のデバイスのうち第1のデバイスのためのミュート出力コマンドを受信するステップであって、第1のデバイスは、複数のインターフェースのうちの対応する第1のインターフェースを有するステップと、第1のデバイスのためのミュート出力コマンドに基づいて、第1のインターフェース上で少なくともオーディオの一方向ミュートを適用するステップとをさらに含み得る。
【0022】
第1のデバイスに対するミュート出力コマンドに基づいて、第1のインターフェース上に少なくともオーディオの一方向ミュートを適用するステップは、複数のデバイスのうちの少なくとも1つのデバイスからの受信されたオーディオ入力に基づいて第1のオーディオ出力を生成するステップと、ミュート出力コマンドに基づいて第2のオーディオ出力を生成するステップと、第1のインターフェースを介して第2のオーディオ出力を出力するステップと、複数のインターフェースのうちの他のインターフェースを介して第1のオーディオ出力を出力するステップとをさらに含む。
【0023】
ブリッジデバイスは、受信されたオーディオ入力に基づいて第1のオーディオ出力を生成するボイス会議ブリッジを含み得る。
【0024】
方法は、第1のインターフェースへの出力のために第2のオーディオ出力をパケット化するステップと、複数のインターフェースのうちの他のインターフェースへの出力のために第1のオーディオ出力をパケット化するステップと、第1のインターフェースを介してパケット化された第2のオーディオ出力を出力するステップと、パケット化された第1のオーディオ出力を複数のインターフェースのうちの他のインターフェースに出力するステップとをさらに含み得る。
【0025】
第1のデバイスのためのミュート出力コマンドは、ミュートオーディオ出力を第1のインターフェースに出力するためのコマンドであってもよく、第2のオーディオ出力はミュート信号であってもよい。
【0026】
例示的な実施形態は、本明細書の以下の詳細な説明および添付の図面からより完全に理解され、同様の要素は、同様の参照番号によって表され、これらの参照番号は、例示のためにのみ与えられ、したがって、本開示を限定するものではない。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【
図1】
図1は、いくつかの例示的な実施形態によるシステムを示すブロック図である。
【
図2】
図2は、いくつかの例示的な実施形態によるブリッジデバイスを示すブロック図である。
【
図3】
図3は、いくつかの例示的な実施形態による方法を示すフローチャートである。
【
図4】
図4は、いくつかの例示的な実施形態による他の方法を示すフローチャートである。
【
図5】
図5は、いくつかの例示的な実施形態によるコントローラを示すブロック図である。
【0028】
これらの図面は、いくつかの例示的な実施形態において利用される方法、構造、および/または材料の全体的な特徴を示すこと、ならびに以下で提供される説明を補足することを意図していることに留意されたい。しかしながら、これらの図面は、縮尺通りではなく、任意の所与の実施形態の正確な構造または性能特性を正確には反映していなく、例示的な実施形態によって包含される値または特性の範囲を定義または限定するものとして解釈されるべきではない。様々な図面における類似または同一の参照番号の使用は、類似または同一の要素または特徴の存在を示すことを意図している。
【発明を実施するための形態】
【0029】
いくつかの例示的な実施形態が示されている添付の図面を参照して、様々な例示的な実施形態をより完全に説明する。例示的な実施形態は、様々な修正および代替形態が可能であるが、その実施形態は、例として図面に示され、本明細書で詳細に説明される。しかし、例示的な実施形態を開示された特定の形態に限定する意図はなく、逆に、例示的な実施形態は、特許請求の範囲内に入るすべての修正形態、均等物、および代替形態を包含することを理解されたい。同様の番号は、図の説明を通して同様の要素を指す。
【0030】
ブリッジデバイスは、デバイス間のマルチメディア(例えば、オーディオおよび/またはビデオ)通信を容易にするために使用される。一例では、ブリッジデバイスは、高度な制御信号を送信すること、またはさらにはデバイス自体に高度な制御を提供することができない電話受信機などのデバイス間のオーディオ通信を容易にするために使用され得る。
【0031】
1つまたは複数の例示的な実施形態は、コントローラを提供し、コントローラは、中央ブリッジデバイスに接続され、例えば、デバイスの音出力をミュートするが、オーディオ接続を保持し、ブリッジデバイスへのオーディオ入力を維持することが望ましい場合、1つまたは複数の接続されたデバイスとの間でオーディオを選択的におよび/または一方向にミュートする。
【0032】
1つまたは複数の例示的な実施形態によれば、ブリッジデバイスは、ブリッジデバイスに、複数のインターフェースのうちの少なくとも1つのインターフェースに少なくともオーディオの一方向ミュートを選択的に適用させるための処理回路を含むことができ、複数のインターフェースの各々は、複数のデバイスのうちの1つのデバイスに対応する。処理回路は、ブリッジデバイスに、一方向ミュートが複数のインターフェースのうちの少なくとも1つのインターフェースに適用されるかどうかとは独立して、複数のデバイス間でシグナリングを送信させる。例えば、一方向ミュートが複数のインターフェースのうちの1つに関して適用される場合であっても、ブリッジデバイスは、インターフェースからオーディオ情報を受信し続け、オーディオ情報をインターフェースに送信する。
【0033】
少なくとも1つの例示的な実施形態によれば、コントローラからのミュートコマンドに基づいて、ブリッジデバイスは、第1のオーディオ出力をミュートされていないインターフェースに出力し、第2のオーディオ出力をミュートされたインターフェースに出力し、それによってインターフェース間で一方向ミュートを選択的に適用する。第1のオーディオ出力は実質的なオーディオ情報を含み、第2のオーディオ出力は実質的なオーディオ情報を含まない。一例では、実質的にオーディオ出力がないとは、人間の聴取者がオーディオ情報を伝達すると理解するオーディオ出力がないことを意味する。他の例では、実質的にオーディオ出力がないとは、無音、ホワイトノイズ、または他の置換信号(例えば、音楽または他のオーディオ信号)を指すことがある。
【0034】
図1は、いくつかの例示的な実施形態によるシステムを示すブロック図である。システムは、コントローラ100と、中央ブリッジデバイス200と、ユーザコンソール300と、ネットワーク400と、リモートブリッジデバイス500とを含む。
【0035】
図1に示される例では、各コントローラ100は、コントローラ100と中央ブリッジデバイス200との間で電気通信が通過し得るように、中央ブリッジデバイス200のうちの1つに接続される。
図5に関して後述するように、コントローラ100は、処理回路と、1つまたは複数のメモリと、通信ハードウェア(不図示)とを含み、コントローラ100がコンピュータ可読命令を実行して中央ブリッジデバイス200に制御信号を送信することを可能にする。コントローラ100は、ユーザ入力などの入力に基づいて制御信号を生成し送信するようにプログラムされる。例えば、コントローラ100は、ブリッジデバイス200およびユーザコンソール300とは別のコンソールであってもよく、ユーザは、ユーザインターフェースを通してコマンドを入力してもよい。コマンドに基づいて、コントローラ100は、制御信号を中央ブリッジデバイス200に送信して、中央ブリッジデバイス200にアクションを実行させる。一例では、コントローラ100は、中央ブリッジデバイス200とワイヤレスに通信する携帯電話、有線および/またはワイヤレス接続を介して中央ブリッジデバイス200と通信するコンピュータ、あるいは1つまたは複数のネットワーク(例えば、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)など)を介して中央ブリッジデバイス200と通信するサーバとすることができる。他の例示的な実施形態では、コントローラ100は、中央ブリッジデバイス200に統合され得る。
【0036】
中央ブリッジデバイス200はまた、ネットワーク400を介して、1つまたは複数のリモートブリッジデバイス500に接続される。ネットワーク400は、イーサネット(登録商標)ネットワークまたは他の形態の有線もしくはワイヤレスネットワークであり得る。ネットワーク400は、中央ブリッジデバイス200とリモートブリッジデバイス500との間で送信される信号を中継する様々なノード(不図示)を含み得る。リモートブリッジデバイス500はまた、他のブリッジデバイスにさらに接続され得る。したがって、信号は、任意の数のブリッジデバイスを通過され得る。ブリッジデバイス200および/または500は、IPルーティング、IPv6、マルチキャスト機能、リソース予約プロトコル-トラフィックエンジニアリングなどのネットワークプロトコルをサポートすることができる。
【0037】
中央ブリッジデバイス200はまた、1つまたは複数のユーザコンソール300に接続される。ユーザコンソール300は、E&M(Ear and Mouth)ハードウェアを介して中央ブリッジデバイス200に接続されてもよく、E&Mプロトコルを介して通信してもよい。一例では、ユーザコンソール300は、電話または他の受信機などのアナログオーディオデバイスにE&M信号を通信するためのアンテナまたは他のハードウェアを有する超高周波(VHF)コンソールであり得る。受信機は、ユーザコンソール300の一部であってもよく、または、例えば有線またはワイヤレス通信プロトコル(例えば、Bluetooth(登録商標)または他の短距離ワイヤレス通信プロトコル)を介してユーザコンソール300に接続されてもよい。受信機は、電話機、ヘッドセット、マイクロフォンおよびスピーカ、またはE&M情報をユーザと通信することができる他の形態のハードウェアであり得る。リモートブリッジデバイス500の各々はまた、1つまたは複数のユーザコンソール300に接続され得る。
【0038】
図2は、いくつかの例示的な実施形態による中央ブリッジデバイス200を示すブロック図である。一例では、中央ブリッジデバイス200は、サービスアグリゲーションルータであり得る。しかし、例示的な実施形態は、この例に限定されるべきではない。リモートブリッジデバイス500は、中央ブリッジデバイス200と同じ構造および構成要素を有することができるので、詳細な説明は省略する。
【0039】
図2を参照すると、中央ブリッジデバイス200は、E&Mインターフェースカード210と、統合サービスカード(ISC)220と、ネットワークインターフェースカード230(例えば、イーサネットインターフェースカード)とを含むことができる。E&Mインターフェースカード210は、MDA(Media-Dependent Adapter)であってもよい。ネットワークインターフェースカード230は、MDAであってもよい。E&Mインターフェースカード210およびネットワークインターフェースカード230は、ISC220に通信可能に接続される。ISC220は、E&Mインターフェースカード210およびネットワークインターフェースカード230にデータパケットを提供し、E&Mインターフェースカード210およびネットワークインターフェースカード230からデータパケットを受信する。E&Mインターフェースカード210は、E&Mポート212を介してユーザコンソール300と通信することができる。ネットワークインターフェースカード230は、ネットワークポート232(例えば、イーサネットポート)を介してネットワーク400を介して他のブリッジデバイスと通信する。ISC220は、コントローラインターフェース222を介してコントローラ100と通信することができる。一例では、コントローラインターフェース222は、有線接続を介してコントローラ100をISC220に接続するための有線接続用のポートであり得る。他の例では、コントローラインターフェース222は、コントローラ100をISC220に無線で接続するためのワイヤレスLANインターフェースなどのワイヤレスインターフェースであってもよい。上述のように、いくつかの例示的な実施形態では、コントローラ100は、中央ブリッジデバイス200に組み込まれ得る。
【0040】
E&Mインターフェースカード210は、サービスアクセスポイント(SAP)214を含む。SAP214は、ISC220からデータパケットを受信し、データパケットを準備し、E&Mポート212を介してユーザコンソール300に送信する。SAP214はまた、E&Mポート212を介してパケットまたは他のE&M情報を受信し、パケットまたは他のE&M情報をISC220に送信する。SAP214は、1つまたは複数のプロセッサ、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)などの処理回路218を介して実装されて、オーディオ入力のためのアナログデジタル変換およびオーディオ出力のためのデジタルアナログ変換などのSAP214の動作を実行し得る。E&Mインターフェースカード210は、E&Mインターフェースカード210を動作させるための命令を記憶するためのメモリ219をさらに含み得る。命令は、処理回路218によって読み取られ、実行され得る。
【0041】
ネットワークインターフェースカード230は、サービス宛先ポイント(SDP)234を含む。一例では、ネットワークインターフェースカード230は、各ネットワークポート232に対応するSDP234を含み得る。各SDP234は、ISC220からデータパケットを受信し、パケットを準備し、ネットワーク400を介してリモートブリッジデバイス500に送信する。各SDP234はまた、ネットワーク400を介してリモートブリッジデバイス500からデータパケットまたは他の情報を受信し、パケットまたは他の情報をISC220に送信する。各SDP234は、SDP234の動作を実行するために、1つまたは複数のプロセッサ、FPGAなどの処理回路238を介して実装され得る。各SDP234はまた、ネットワーク400を介した接続および通信を容易にする。ネットワークインターフェースカード230は、ネットワークインターフェースカード230を動作させるための命令を記憶するためのメモリ239を含み得る。命令は、処理回路238によって読み取られ、実行され得る。
【0042】
ISC220は、仮想SAP(V-SAP)226およびボイス会議ブリッジ(VCB)224を実装する処理回路228を含み得る。処理回路228は、例えば、1つまたは複数のプロセッサ、(例えば、1つまたは複数のコアをもつ)単一のプロセッサ、あるいはプロセッサまたはFPGA、ASICなどの他の処理回路上に実装される要素の何らかの他の組合せを含み得る。一例では、V-SAP226は、それぞれのSAP214およびSDP234ごとに実装され得る。V-SAP226は、VCB224とSAP214またはSDP234との間の通信を容易にするために、それぞれのチャネルを介してSAP214およびSDP234と通信する。ISC220はまた、ISC220を動作させるための命令を記憶するメモリ229を含む。命令は、処理回路228によって読み取られ、実行され得る。
【0043】
以下でより詳細に説明するように、VCB224は、複数のインターフェースのうちの少なくとも1つのインターフェースに少なくともオーディオの一方向ミュートを選択的に適用することによって、複数のデバイス間のオーディオ通信を容易にすることができ、複数のインターフェースの各々は、複数のデバイスのうちのデバイスに対応する。処理回路(例えば、処理回路218、処理回路228および/または処理回路238である)は、ブリッジデバイスに、少なくともオーディオの一方向ミュートを複数のインターフェースのうちの少なくとも1つのインターフェースに選択的に適用させてもよく、複数のインターフェースの各々は、複数のデバイスのうちのデバイスに対応する。処理回路は、ブリッジデバイス200に、一方向ミュートが複数のインターフェース(例えば、E&Mポート212およびネットワークポート232)のうちの少なくとも1つのインターフェースに適用されるかどうかとは独立して、複数のデバイス間でシグナリングを送信させる。例えば、一方向ミュートが複数のインターフェースのうちの1つに適用される場合であっても、ブリッジデバイスは、インターフェースからオーディオ情報を受信し、インターフェースに送信し続ける。コントローラ100からのミュートコマンドに基づいて、ブリッジデバイスは、ミュートコマンドに基づいて第1のオーディオ出力をミュートされていないインターフェースに出力し、第2のオーディオ出力をミュートされたインターフェースに出力し、第1のオーディオ出力は実質的なオーディオ情報を含み、第2のオーディオ出力は実質的なオーディオ情報を含まない。
【0044】
図3は、いくつかの例示的な実施形態による、ユーザコンソールへのオーディオ出力を制御するための方法を示すフローチャートである。例示目的のために、
図3に示される方法は、
図1および
図2に示される例示的な実施形態に関して論じられる。しかし、例示的な実施形態は、この例に限定されるべきではない。
【0045】
図3を参照すると、S310において、中央ブリッジデバイス200は、複数のユーザコンソール300とのオーディオ通信を開始する。いくつかの例示的な実施形態では、ユーザコンソール300とのオーディオ通信は、中央ブリッジデバイス200に直接接続されるユーザコンソール300との直接通信(例えば、E&Mインターフェースカード210を介した通信)を介してもよい。オーディオ通信を開始することは、ユーザコンソール300を中央ブリッジデバイス200に接続すること、リモートブリッジデバイス500(関連するユーザコンソール300を有する)を中央ブリッジデバイス200に接続すること、および/またはユーザコンソール300からオーディオ情報を受信することを含み得る。ネットワーク400を介してリモートブリッジデバイス500に中央ブリッジデバイス200を接続することは、ハンドシェイクプロトコルまたは他の関連プロセスを使用して、ネットワーク400を介してリモートブリッジデバイス500との通信を確立することを含み得る。
【0046】
いったん開始されると、ユーザコンソール300間のオーディオ通信は、リアルタイムで行われてもよい。一例では、中央ブリッジデバイス200(より具体的にはVCB224)は、各ユーザコンソール300からのオーディオ入力を集約し、集約されたオーディオ入力を(ミュートされていない)各ユーザコンソール300に出力することができる。
【0047】
ステップS320において、中央ブリッジデバイス200は、コントローラインターフェース222を介してコントローラ100からミュート出力コマンドを受信する。1つまたは複数の例示的な実施形態によれば、ミュート出力コマンドは、ユーザコンソールへのオーディオ出力がミュートされるユーザコンソール300のうちの1つまたは複数を指定する(例えば、ユーザコンソールはミュートされたオーディオ出力を受信する)。一例では、ミュート出力コマンドは、ユーザコンソール識別子、ポート番号などを介してユーザコンソールを識別することができる。
【0048】
システム構成要素(例えば、中央ブリッジデバイス200およびリモートブリッジデバイス500)、インターフェースカード(例えば、E&Mインターフェースカード210およびネットワークインターフェースカード230)およびポート(例えば、E&Mポート212およびネットワークポート232)の各々は、各々のシステム構成要素、インターフェースカードおよびポートのような固有の識別子を有してもよく、ポートが識別され得る。例えば、システム構成要素「x」は、ポート「z」を含むインターフェースカード「y」を含むことができる。これらの識別子は、コマンドを与え、そうでなければ構成要素を識別するために使用され得る。
【0049】
S325において、受信されたミュート出力コマンドに基づいて、中央ブリッジデバイス200は、(例えば、ボイス会議ブリッジ224を介して)ユーザコンソール300の間で一方向ミュートを選択的に適用するための第1のオーディオ出力および第2のオーディオ出力を生成する。より詳細には、たとえば、ボイス会議ブリッジ224は、V-SAP226から処理されたオーディオデータを受信し、オーディオ信号を集約して(例えば、追加、または追加、平準化および/または他の処理の何らかの組み合わせ)、第1のオーディオ出力として集約オーディオ信号を生成する。いくつかの例示的な実施形態では、第1のオーディオ出力は、ユーザコンソールからのオーディオ入力のすべてが一緒に追加されてもよい。他の例示的な実施形態では、オーディオデータの処理は、エコーおよび/または他のオーディオデータアーチファクトの除去を含んでいてもよい。オーディオ入力信号は、オーディオ信号を互いに重ね合わせることによって、例えば、オーディオ信号を加算することによって集約することができる。
【0050】
中央ブリッジデバイス200は、(例えば、ISC220を介して)実質的にオーディオ情報を伴わない(例えば、人間の聴取者がオーディオ情報を伝達すると理解するオーディオ出力を伴わない)第2のオーディオ出力を生成する。一例では、第2のオーディオ出力は、ミュートされたオーディオ出力(例えば、すべて「0」またはすべて「1」)、コントローラ100によって指定されるか、またはコントローラ100のユーザによって選択され、ミュート出力コマンドまたはコントローラ100から中央ブリッジデバイス200によって受信された他の信号において伝達される出力であり得る。
【0051】
S330において、中央ブリッジデバイス200は、ミュート出力コマンドで指定されたユーザコンソールへのオーディオ出力をミュートすることによって、ミュート出力コマンドに基づいて一方向ミュートを選択的に適用する。一例では、ユーザコンソール300を対象とするオーディオ出力をミュートすることは、ユーザコンソールがオーディオ出力を実質的に受信しないことになる(例えば、集約された第1のオーディオ出力ではなく第2のオーディオ出力を受信する)。一方向ミュートの選択的な適用のための方法の例示的な実施形態は、
図4に関して後でより詳細に論じられる。
【0052】
1つまたは複数の例示的な実施形態によれば、一方向ミュートの選択的な適用は、ミュートされていないユーザコンソール300とのオーディオ通信を維持することと、ミュートされたユーザコンソール300にミュートされたオーディオ出力を提供することとを含む。したがって、ミュートされたユーザコンソール300からのオーディオ入力は、依然として受信され、ミュートされていないユーザコンソール300からのオーディオ入力と集約される。ミュートされたユーザコンソール300に提供されるオーディオ出力は、ミュートされたオーディオ出力である。ミュートされていないユーザコンソール300へのオーディオ出力は、ミュートされず、オーディオ通信に参加しているユーザコンソール300からの集約されたオーディオ入力信号を含む。オーディオ入力信号は、ユーザコンソール300から中央ブリッジデバイス200によって受信される。入力および/または出力オーディオ信号は、アナログ電話受信機を使用する通信のためのフォーマットであり得る。
【0053】
図3の上述のS325に関してより詳細な例では、集約オーディオ情報を生成する際に、中央ブリッジデバイス200は、ユーザコンソール300のすべてからオーディオ入力を受信して処理する。中央ブリッジデバイス200は、E&Mポート212およびネットワークポート232の各々を介してオーディオ入力を受信する。E&Mポート212を介して受信されたオーディオ入力は、SAP214によって事前に処理され、ISC220に送信される。ネットワークポート232を介して受信されたオーディオ入力は、SDP234によって事前に処理され、ISC220に送信される。オーディオデータの予備処理は、オーディオ入力をオーディオ入力として認識することによってオーディオ入力をフォーマットすること、パケットヘッダおよび他の識別情報を除去または追加することなどを含む。ISC220は、E&Mインターフェースカード210およびネットワークインターフェースカード230からオーディオ入力を受信し、V-SAP226を使用して、オーディオ情報のデパケット化(depacketizing)および集約のためのオーディオ情報の準備などのさらなる処理を実行する。
【0054】
ボイス会議ブリッジ224は、V-SAP226から処理されたオーディオデータを受信し、第1のオーディオ出力を生成するためにオーディオ信号のすべてを集約する(例えば、加算する、または加算、平準化、および他の処理の何らかの組合せを行う)ことによって集約オーディオ信号を生成する。いくつかの例示的な実施形態では、第1のオーディオ出力は、ユーザコンソールからのオーディオ入力のすべてが一緒に追加されてもよい。他の例示的な実施形態では、オーディオデータの処理は、エコーおよび他のオーディオデータアーチファクトの除去を含んでもよく、第1のオーディオ出力は、ユーザコンソール300のそれぞれからの処理されたオーディオ入力の集約であってもよい。
【0055】
ISC220は、第2のオーディオ出力を生成し得る。少なくともいくつかの例示的な実施形態では、ISC220は、ミュート出力コマンドが受信されない限り、および/または受信されるまで、第2のオーディオ出力を生成する必要はない。代替として、第2のオーディオ出力は、ミュート出力コマンドが受信されない限り、および/または受信されるまで、生成されてもよいが、出力されなくてもよい。
【0056】
より詳細には、上述の
図3のS330において、中央ブリッジデバイス200は、E&Mポート212およびネットワークポート232を介して、第1のオーディオ出力をミュートされていないユーザコンソール300に出力し、第2のオーディオ出力をミュートされたユーザコンソール300に出力することができる。一例では、ミュートされていないユーザコンソール300は、ミュートを必要とするものとしてミュート出力コマンドにおいて識別されないユーザコンソール300であり、ミュートされたユーザコンソールは、ミュートを必要とするものとしてミュート出力コマンドにおいて識別されるユーザコンソール300である。代替的に、ミュート出力コマンドは、ミュートするポート(例えば、第2のオーディオ出力が送信されるべきポート)を(例えば、ポート番号または他の識別子を介して)示し得る。
【0057】
V-SAP226は、第1のオーディオ出力および第2のオーディオ出力をパケット化する。パケット化された第1のオーディオ信号は、ミュート出力コマンドに基づく出力のために(例えば、E&Mインターフェースカード210および/またはネットワークインターフェースカード230のどのポートが第1のオーディオ出力および第2のオーディオ出力が出力されるかに基づいて)、E&Mインターフェースカード210および/またはネットワークインターフェースカード230に送信され得る。E&Mインターフェースカード210において、第1のオーディオ出力は、E&Mポート212を介した通信のためにSAP214によって処理される。例えば、SAP214は、E&Mポート212を介してユーザコンソール300と通信するために、第1のオーディオ出力のパケットのヘッダを修正することができる。SAP214はまた、第1のオーディオ出力の送信をスケジューリングし、ユーザコンソール300との通信を容易にするための他のアクションを実行し得る。第1のオーディオ出力は、SAP214によってE&Mポート212を介してユーザコンソール300に出力される。
【0058】
ネットワークインターフェースカード230において、第1のオーディオ出力は、ネットワークポート232を介した通信のためにSDP234によって処理される。例えば、SDP234は、ネットワークポート232を介してユーザコンソール300と通信するために、第1のオーディオ出力のパケットのヘッダを修正することができる。SDP234はまた、第1のオーディオ出力の送信をスケジューリングし、ネットワーク400およびリモートブリッジデバイス500を介したユーザコンソール300との通信を容易にするための他のアクションを実行し得る。第1のオーディオ出力は、SDP234によってネットワークポート232を介してネットワーク400を介してリモートブリッジデバイス500に出力され得る。リモートブリッジデバイス500は、ユーザへの通信のために第1のオーディオ出力を処理することができる。
【0059】
第2のオーディオ出力は、ミュート出力コマンドに基づく出力のために(例えば、E&Mインターフェースカード210および/またはネットワークインターフェースカード230のどのポートが第1のオーディオ出力および第2のオーディオ出力が出力されるかに基づいて)、E&Mインターフェースカード210および/またはネットワークインターフェースカード230に送られる。第2のオーディオ出力は、V-SAP226、SAP214およびSDP234によって第1のオーディオ出力と同じまたは実質的に同じ方法で処理され得る。第2のオーディオ出力は、第1のオーディオ出力と同じまたは実質的に同じ方法で、E&Mポート212およびネットワークポート232を介して出力される。また、第2のオーディオ出力は、第1のオーディオ出力と同じまたは実質的に同じ方法で、ユーザコンソール300およびリモートブリッジデバイス500によって受信され得る。したがって、ミュートされたユーザコンソール300とミュートされないユーザコンソール300との間の接続および通信は、オーディオ出力の内容(第1のオーディオ出力は実質的なオーディオ出力を有し、第2のオーディオ出力は実質的にオーディオ出力を有しない)を除いて、同じまたは実質的に同じであり得る。リモートブリッジデバイス500はまた、第1のオーディオ出力と同じ方法で第2のオーディオ出力を処理し出力することができる。このようにして、中央ブリッジデバイス200とユーザコンソール300およびリモートブリッジデバイス500との間の通信は、ユーザコンソール300および/またはリモートブリッジデバイス500がミュート出力を有するときでも維持され得る。
【0060】
例示的な実施形態では、コントローラ100はまた、中央ブリッジデバイス200を介して、ユーザコンソール300から制御要求信号を受信する。例えば、トーン(tonal)信号は、ユーザコンソール300から中央ブリッジデバイス200へのオーディオ入力とともに送信され得る。ISC220は、オーディオ入力におけるトーン信号を認識し、制御要求信号をコントローラ100に送信することができる。コントローラ100は、制御要求信号に基づいて、ユーザコンソール300への出力をミュートするか、またはユーザコンソール300をミュートしないことを示す制御信号で応答することができる。他の形態の信号もまた、制御要求信号としてユーザコンソール300から受信され得る。
【0061】
1つまたは複数の例示的な実施形態によれば、E&Mポート212およびネットワークポート232は、中央ブリッジデバイス200のインターフェースである。処理回路228は、中央ブリッジデバイス200に、少なくともオーディオの一方向ミュートをインターフェースのうちの少なくとも1つのインターフェースに選択的に適用させ、インターフェースの各々は、ユーザコンソール300のうちの1つに対応する。
【0062】
処理回路228は、一方向ミュートがインターフェースに適用されるかどうかとは独立して、中央ブリッジデバイス200に、ユーザコンソール300間でシグナリング(第1のオーディオ出力または第2のオーディオ出力かどうか)を送信させる。
【0063】
図4は、
図3のS330において一方向ミュートを選択的に適用する方法の例示的な実施形態を示すフローチャートである。
図4に示される動作は、受信されたミュート出力コマンドに応答して、中央ブリッジデバイス200のポート(例えば、E&Mポート212およびネットワークポート232)の各々および/またはユーザコンソール300の各々に対して実行され得る。
【0064】
図4を参照すると、S430において、(例えば、ISC220における)中央ブリッジデバイスは、コントローラ100から受信したミュート出力コマンドに基づいて、ポートを介して接続されたユーザコンソール300へのオーディオ出力をミュートするかどうかを決定する。一例において、ミュート出力コマンドは、ポート番号またはポートの他の識別によってミュートするポートを指定することができる。他の例において、ミュート出力コマンドは、ユーザコンソール300の識別子によってミュートするユーザコンソール300を指定し得る。ISC220は、識別されたユーザコンソールとの通信が確立されるポートを決定することができる。
【0065】
中央ブリッジデバイス200が、ユーザコンソール300への出力をミュートする必要がないと判定する場合(例えば、ミュート出力コマンドは、ユーザコンソールおよび/または関連するポートを識別しない)次いで、S440において、中央ブリッジデバイス200は、ポートを介してユーザコンソール300に第1のオーディオ出力を出力する。
【0066】
しかしながら、S430において、中央ブリッジデバイス200が、ユーザコンソールへの出力がミュートされる(例えば、ミュート出力コマンドは、ユーザコンソールおよび/または関連するポートを識別する)と判定する場合、S450において、中央ブリッジデバイス200は、ポートを介してユーザコンソール300に第2のオーディオ出力を出力する。第2のオーディオ出力は、実質的にオーディオ情報を含まず、したがって、ユーザコンソール300は、ミュートされたオーディオ出力を受信する。
【0067】
図5は、いくつかの例示的な実施形態によるコントローラ100を示すブロック図である。コントローラ100は、ブリッジデバイス200などの他のデバイスと通信するためのインターフェース130(無線または有線であり得る)と、メモリ120とを含む。コントローラ100はまた、コントローラ100の動作を制御し得るプロセッサ110を含む。コントローラ100のこれらの動作のいくつかは、メモリ120に情報/データを保存し取り出すこと、インターフェース130を使用してデバイスにシグナリングおよび情報を送信することおよびメモリ120に保存されたコンピュータ可読命令に少なくとも部分的に基づいて処理を実行することを含む。メモリ120内のコンピュータ可読命令は、プロセッサ110に、本明細書で説明されるコントローラ100の動作およびステップに相応するコントローラ100のための動作またはステップを実行させる命令を提供し得る。
【0068】
一方向ミュートを選択的に適用する方法は、いくつかの利点を有し得る。第1に、コントローラ100のユーザ(多くの場合、E&Mポートを介して中央ブリッジデバイス200に接続されたユーザコンソール300のユーザでもある)は、どのユーザデバイスがミュートされたオーディオ出力を受信するかを制御することができる。これは、中央サイトがいくつかのリモートサイトで何が起こっているかを聞いたいが、オーディオ入力をリモートサイトのすべてに送信することを望まない場合など、多くの状況において有用であり得る。第2に、ユーザコンソール300の各々とのオーディオ通信(入力および出力)が維持され、ミュートされたオーディオ出力を提供するためにユーザコンソール出力を物理的に抜く必要がない。第3に、一方向ミュートは、オーディオ出力自体をミュートする能力を持たない電話受信機を含むアナログ音声デバイスなどのデバイスとともに使用され得る。第4に、中央ブリッジデバイス200にE&Mポートを介して接続されたユーザコンソール300のユーザがコントローラ100のユーザでもある場合、他の当事者は、確立されたオーディオ通信を介してコントローラ100のユーザと通信して、オーディオ通信の外部のいかなる通信も必要とせずに、コントローラ100のユーザに、一方向ミュートをユーザのユーザコンソール300に適用させるか、または(コントローラ100を使用して)ユーザのユーザコンソール300をミュートしないことができる。
【0069】
第1、第2などの用語は、様々な要素を説明するために本明細書で使用され得るが、これらの要素は、これらの用語によって限定されるべきではない。これらの用語は、ある要素を他の要素と区別するためにのみ使用される。例えば、本開示の範囲から逸脱することなく、第1の要素を第2の要素と呼ぶことができ、同様に、第2の要素を第1の要素と呼ぶことができる。本明細書で使用される場合、「および/または」という用語は、関連する列挙された項目のうちの1つまたは複数の任意のおよび全ての組み合わせを含む。
【0070】
ある要素が他の要素に「接続される」または「結合される」と呼ばれる場合、他の要素に直接接続または結合されることができ、または介在する要素が存在してもよい。対照的に、ある要素が他の要素に「直接接続される」または「直接結合される」と呼ばれる場合、介在する要素は存在しない。要素間の関係を説明するために使用される他の語は、同様の様式で解釈される(例えば、「間に」、「直接間に」、「隣接する」、「直接隣接する」など)。
【0071】
本明細書で使用される用語は、特定の実施形態を説明することのみを目的としており、限定することを意図するものではない。本明細書で使用される場合、単数形「1つ」、「1つの」および「その」は、文脈上明確に別段の指示がない限り、複数形も含むものとする。さらに、「備える(comprises)」、「備える(comprising)」、「含む(includes)」、および/または「含む(including)」という用語は、本明細書で使用する場合、述べられた特徴、整数、ステップ、動作、要素、および/または構成要素の存在を指定するが、1つまたは複数の他の特徴、整数、ステップ、動作、要素、構成要素、および/またはその群の存在または追加を排除しないことが理解されよう。
【0072】
また、いくつかの代替実装形態では、記載された機能/動作は、図面に記載された順序とは異なる順序で生じ得る。例えば、連続して示される2つの図は、実際には、関与する機能/動作に応じて、実質的に同時に実行されてもよく、または場合によっては逆の順序で実行されてもよい。
【0073】
以下の説明では、例示的な実施形態の完全な理解を提供するために具体的な詳細が提供される。しかしながら、例示的な実施形態はこれらの具体的な詳細なしに実施され得ることが当業者には理解されよう。例えば、システムは、不必要な詳細において例示的な実施形態を不明瞭にしないようにブロック図で示され得る。他の事例では、周知のプロセス、構造、および技法は、例示的な実施形態を不明瞭にすることを回避するために、不必要な詳細を伴わずに示される場合がある。
【0074】
本明細書で説明するように、例示的な実施形態は、ルーチン、プログラム、オブジェクト、コンポーネント、データ構造などを含むプログラムモジュールまたは機能プロセスとして実装され得る動作の行為および記号表現(たとえば、フローチャート、フロー図、データフロー図、構造図、ブロック図などの形態の)を参照して説明される、それらは、特定のタスクを実行するか、または特定の抽象データ型を実装し、例えば、既存のネットワークノード、サーバ、コントローラ、ブリッジデバイス、ルータ、または他のネットワーク要素および/もしくはハードウェアにおいて既存のハードウェアを使用して実装され得る。そのような既存のハードウェアは、1つまたは複数のプロセッサ、1つまたは複数の中央処理ユニット(CPU)、1つまたは複数のコントローラ、1つまたは複数の算術論理ユニット(ALU)、1つまたは複数のデジタル信号プロセッサ(DSP)、1つまたは複数のマイクロコンピュータ、1つまたは複数のフィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)などであるが、それらに限定されない、処理または制御回路であってもよく、1つまたは複数のシステムオンチップ(SoC)、1つまたは複数のプログラマブル論理ユニット(PLU)、1つまたは複数のマイクロプロセッサ、1つまたは複数の特定用途向け集積回路(ASIC)、または定義された方法で命令に応答し、命令を実行することが可能な任意の他の1つまたは複数のデバイスであってもよい。
【0075】
フローチャートは動作を逐次プロセスとして説明することがあるが、動作の多くは並列に、同時に、または同時に実行され得る。加えて、動作の順序は並べ替えられ得る。プロセスは、その動作が完了したときに終了されてもよいが、図に含まれない追加のステップを有してもよい。プロセスは、方法、関数、プロシージャ、サブルーチン、サブプログラムなどに対応し得る。プロセスが関数に対応するとき、その終了は、呼び出し関数またはメイン関数への関数の戻りに対応し得る。
【0076】
本明細書で開示されるように、「記憶媒体」、「コンピュータ可読記憶媒体」、または「非一時的コンピュータ可読記憶媒体」という用語は、読取り専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、磁気RAM、コアメモリ、磁気ディスク記憶媒体、光記憶媒体を含む、データを記憶するための1つまたは複数のデバイス、フラッシュメモリデバイスおよび/または情報を記憶するための他の有形の機械可読媒体を表し得る。用語「コンピュータ可読媒体」は、ポータブルまたは固定記憶デバイス、光学記憶デバイス、ならびに命令および/またはデータを記憶、含有、または搬送することが可能な種々の他の媒体を含んでもよいが、それらに限定されない。
【0077】
さらに、例示的な実施形態は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語、またはそれらの任意の組合せによって実装され得る。ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、またはマイクロコードで実装されるとき、必要なタスクを実行するためのプログラムコードまたはコードセグメントは、コンピュータ可読記憶媒体などの機械可読媒体またはコンピュータ可読媒体に記憶され得る。ソフトウェアで実装される場合、1つまたは複数のプロセッサが必要なタスクを実行する。たとえば、上述のように、1つまたは複数の例示的な実施形態によれば、少なくとも1つのメモリは、コンピュータプログラムコードを含むかまたは記憶することができ、少なくとも1つのメモリおよびコンピュータプログラムコードは、少なくとも1つのプロセッサを用いて、ネットワーク要素またはネットワークデバイスに必要なタスクを実行させるように構成することができる。さらに、プロセッサ、メモリ、および例示的なアルゴリズムは、コンピュータプログラムコードとして符号化され、本明細書で論じる動作の実行を提供または引き起こすための手段として働く。
【0078】
コンピュータプログラムコードのコードセグメントは、手順、関数、サブプログラム、プログラム、ルーチン、サブルーチン、モジュール、ソフトウェアパッケージ、クラス、または命令、データ構造もしくはプログラムステートメントの任意の組合せを表し得る。コードセグメントは、情報、データ、引数、パラメータまたはメモリ内容を渡し、かつ/または受け取ることによって、別のコードセグメントまたはハードウェア回路に結合され得る。情報、引数、パラメータ、データなどは、メモリ共有、メッセージ受け渡し、トークンパッシング、ネットワーク送信などを含む任意の適切な技法を介して受け渡し、転送し、または送信することができる。
【0079】
本明細書で使用される用語「含む(including)」および/または「有する(having)」は、含む(comprising)(すなわち、オープンランゲージ)として定義される。本明細書で使用される「結合された」という用語は、必ずしも直接的ではなく、必ずしも機械的ではないが、接続されたものとして定義される。用語「指示する」(例えば、「指示する」および「指示する」)から導出される用語は、指示されているオブジェクト/情報を通信または参照するために利用可能なすべての様々な技法を包含することが意図されている。すべてではないが、示されているオブジェクト/情報を通信または参照するために利用可能な技法のいくつかの例は、示されているオブジェクト/情報の搬送、示されているオブジェクト/情報の識別子の搬送、示されているオブジェクト/情報を生成するために使用される情報の搬送、示されているオブジェクト/情報のいくつかの部分または部分の搬送を含む。オブジェクト/情報の何らかの導出の伝達が示され、オブジェクト/情報を表す何らかの記号の伝達が示される。
【0080】
例示的な実施形態によれば、既存のネットワークノード、サーバ、コントローラ、ブリッジデバイス、ルータ、または他のネットワーク要素は、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェアを実行するハードウェア、またはそれらの任意の組合せであり得る(またはそれらを含み得る)。そのようなハードウェアは、1つまたは複数のプロセッサ、1つまたは複数のCPU、1つまたは複数のコントローラ、1つまたは複数のALU、1つまたは複数のDSP、1つまたは複数のマイクロコンピュータ、1つまたは複数のFPGA、1つまたは複数のSoC、1つまたは複数のPLU、1つまたは複数のマイクロプロセッサ、1つまたは複数のASICなどであるが、それらに限定されず、処理または制御回路を含んでもよく、または、定義された方法で命令に応答し、命令を実行することができる任意の他のデバイス(単数または複数)を含んでもよい。
【0081】
利益、他の利点、および問題に対する解決策は、本発明の特定の実施形態に関して上述されている。しかしながら、利益、利点、問題に対する解決策、およびそのような利益、利点、または解決策を引き起こすか、またはもたらし得るか、またはそのような利益、利点、または解決策をより顕著にさせ得る任意の要素は、いずれかまたは全ての請求項の重要な、必要な、または必須の特徴または要素として解釈されるべきではない。
【0082】
実施形態を詳細に参照し、その例を添付の図面に示すことであって、同様の参照番号は、全体を通して同様の要素を指す。これに関して、例示的な実施形態は、異なる形態を有してもよく、本明細書に記載される説明に限定されると解釈されるべきではない。したがって、例示的な実施形態は、本説明の例示的な実施形態を説明するために、図面を参照することによって以下で単に説明される。様々な実施形態の態様は、特許請求の範囲において特定される。
【外国語明細書】