(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024080658
(43)【公開日】2024-06-13
(54)【発明の名称】コネクタおよび充電台アセンブリ
(51)【国際特許分類】
H01R 4/34 20060101AFI20240606BHJP
H01R 13/52 20060101ALI20240606BHJP
【FI】
H01R4/34
H01R13/52 301A
【審査請求】未請求
【請求項の数】21
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2023201249
(22)【出願日】2023-11-29
(31)【優先権主張番号】202211542028.9
(32)【優先日】2022-12-02
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(71)【出願人】
【識別番号】508079120
【氏名又は名称】タイコ エレクトロニクス (シャンハイ) カンパニー リミテッド
(71)【出願人】
【識別番号】516193944
【氏名又は名称】タイコ エレクトロニクス テクノロジー (エスアイピー) カンパニー リミテッド
(71)【出願人】
【識別番号】521523202
【氏名又は名称】タイコ エレクトロニクス (スーヂョウ) リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100100077
【弁理士】
【氏名又は名称】大場 充
(74)【代理人】
【識別番号】100136010
【弁理士】
【氏名又は名称】堀川 美夕紀
(74)【代理人】
【識別番号】100203046
【弁理士】
【氏名又は名称】山下 聖子
(74)【代理人】
【識別番号】100229736
【弁理士】
【氏名又は名称】大場 剛
(72)【発明者】
【氏名】ファンユエ ジェイソン ヂゥー
(72)【発明者】
【氏名】ミィン シュイー
(72)【発明者】
【氏名】ヂィンシゥン ジェット ワン
(72)【発明者】
【氏名】チュイン サニー ヂァン
【テーマコード(参考)】
5E012
5E087
【Fターム(参考)】
5E012BA12
5E087EE07
5E087FF02
5E087FF07
5E087FF23
5E087GG12
5E087GG26
5E087LL02
5E087LL12
5E087QQ03
5E087RR25
(57)【要約】 (修正有)
【課題】メタルバーの迅速な装着および交換を実現し、製造効率およびその後のメンテナンス効率を向上できるコネクタおよび充電台アセンブリを提供する。
【解決手段】コネクタは、充電台の充電端子(21、22)の一端部を挿入することを可能にする端子孔が形成されたハウジング(10)と、ハウジング(10)の端部に装着され、メタルバー孔(103)が形成されたカバーと、一端部がカバーのメタルバー孔(103)を通ってハウジング(10)に挿入されたメタルバー(11、12)と、ハウジング(10)に設けられた、メタルバー(11、12)の一端部を充電端子(21、22)の一端部に接続するための接続部品(161、162)とを備える。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
充電台(2)に接続するためのコネクタであって、前記コネクタ(1)は、
前記充電台(2)の充電端子(21、22)の一端部を挿入することを可能にする端子孔(102)が形成されたハウジング(10)と、
前記ハウジング(10)の端部に装着され、メタルバー孔(103)が形成されたカバー(13)と、
一端部が前記カバー(13)の前記メタルバー孔(103)を通って前記ハウジング(10)に挿入されたメタルバー(11、12)と、
前記ハウジング(10)に設けられた、前記メタルバー(11、12)の前記一端部を前記充電端子(21、22)の前記一端部に接続するための接続部品(161、162)と
を備える、コネクタ。
【請求項2】
前記ハウジング(10)は、長手方向(Y)において互いに反対側にある前端部および後端部と、高さ方向(Z)において互いに反対側にある底壁(10c)および上壁(10d)とを有し、
前記端子孔(102)は、前記ハウジング(10)の前記底壁(10c)に形成され、前記カバー(13)は、前記ハウジング(10)の前記後端部に装着され、
装着孔(101)が、前記ハウジング(10)の前記上壁(10d)に形成され、前記接続部品(161、162)は、前記装着孔(101)を通って前記ハウジング(10)に入る、請求項1に記載のコネクタ。
【請求項3】
接続孔(11a、12a)が前記メタルバー(11、12)の一端部に形成され、前記接続部品(161、162)は、前記接続孔(11a、12a)を貫通し、前記充電端子(21、22)のねじ孔(21a、22a)にねじ接続して、前記メタルバー(11、12)の前記一端部を前記充電端子(21、22)に締結するのに適している、請求項1に記載のコネクタ。
【請求項4】
複数の接続耳部(10b)が、前記ハウジング(10)の外側に形成され、前記コネクタは、前記接続耳部(10b)を前記充電台(2)の端部カバー(23)の接続柱(23b)にそれぞれ接続して前記ハウジング(10)を前記充電台(2)に固定するために使用される複数の接続ねじ(15)も備える、請求項1に記載のコネクタ。
【請求項5】
貫通孔(106)が前記接続耳部(10b)に形成され、前記貫通孔(106)は、同軸で互いに連通する第1の孔部(106a)および第2の孔部(106b)を含み、前記第2の孔部(106b)の内径が、前記第1の孔部(106a)の内径よりも大きく、
前記第2の孔部(106b)は、前記充電台(2)の前記接続柱(23b)の端部を位置決めするために使用され、前記接続ねじ(15)は、前記第1の孔部(106a)を貫通し、前記接続柱(23b)に形成された止まり穴(2b)に接続するのに適している、請求項4に記載のコネクタ。
【請求項6】
前記ハウジング(10)の後部ポート(105)に装着された弾性シール(14)をさらに備え、
前記メタルバー(11、12)は前記弾性シール(14)を貫通し、前記弾性シール(14)は、前記ハウジング(10)の内壁と前記メタルバー(11、12)との間で圧縮されて、前記ハウジング(10)の内壁と前記メタルバー(11、12)との間のシールを実現する、請求項1に記載のコネクタ。
【請求項7】
位置決め段部(104)が、前記ハウジング(10)の前記後部ポート(105)に形成され、前記位置決め段部(104)および前記カバー(13)は、前記弾性シール(14)の両端部にそれぞれ当接して、前記弾性シール(14)を前記ハウジング(10)の前記後部ポート(105)において維持する、請求項6に記載のコネクタ。
【請求項8】
前記メタルバー(11、12)は、同じ幅を有する第1のメタルバー(11)と第2のメタルバー(12)とを含み、前記第1のメタルバー(11)および前記第2のメタルバー(12)は、前記充電台(2)の第1の充電端子(21)および第2の充電端子(22)にそれぞれ接続するために使用され、
前記第1のメタルバー(11)と前記第2のメタルバー(12)とは、前記第1のメタルバー(11)の2つの長手方向側部が前記第2のメタルバー(12)の2つの長手方向側部とそれぞれ同一平面となるように、前記ハウジング(10)の前記高さ方向(Z)に離間して重なっている、請求項1に記載のコネクタ。
【請求項9】
前記第1のメタルバー(11)および前記第2のメタルバー(12)は、前記第1のメタルバー(11)および前記第2のメタルバー(12)の表面が前記ハウジング(10)の横方向(X)および前記長手方向(Y)と平行になるように、前記ハウジング(10)の前記長手方向(Y)に沿って前記ハウジング(10)に挿入されている、請求項8に記載のコネクタ。
【請求項10】
前記接続孔(11a、12a)は、前記第1のメタルバー(11)に形成された第1の接続孔(11a)と、前記第2のメタルバー(12)に形成された第2の接続孔(12a)とを含み、
前記接続部品(161、162)は、前記第1の接続孔(11a)および前記第2の接続孔(12a)をそれぞれ貫通する第1の接続部品(161)および第2の接続部品(162)を含み、
前記第1の接続部品(161)および前記第2の接続部品(162)は、前記第1のメタルバー(11)および前記第2のメタルバー(12)を前記第1の充電端子(21)および前記第2の充電端子(22)にそれぞれ接続するために使用される、請求項8に記載のコネクタ。
【請求項11】
前記メタルバー(11、12)の長さ方向における前記第1の接続孔(11a)および前記第2の接続孔(12a)の大きさが、前記メタルバー(11、12)の幅方向における前記第1の接続孔(11a)および前記第2の接続孔(12a)の大きさよりも大きく、前記第1の接続部品(161)および前記第2の接続部品(162)が、前記第1の接続孔(11a)および前記第2の接続孔(12a)のそれぞれにおいて前記メタルバー(11、12)の前記長さ方向に沿って動くことができるようになっている、請求項10に記載のコネクタ。
【請求項12】
前記第1の接続孔(11a)の中心軸と前記第2の接続孔(12a)の中心軸とが、互いに平行であり、前記メタルバー(11、12)の幅方向に対して垂直な同一平面に位置する、請求項10に記載のコネクタ。
【請求項13】
前記第1のメタルバー(11)は、扁平な第1の金属導体(110)と、前記第1の金属導体(110)を覆う第1の絶縁体(112)とを含み、前記第1の金属導体(110)は、前記第1の充電端子(21)との電気的接続のために前記第1の絶縁体(112)から露出した第1の接続端部(111)を有し、前記第1の接続孔(11a)は前記第1の接続端部(111)に形成され、
前記第2のメタルバー(12)は、扁平な第2の金属導体(120)と、前記第2の金属導体(120)を覆う第2の絶縁体(122)とを含み、前記第2の金属導体(120)は、前記第2の充電端子(22)との電気的接続のために前記第2の絶縁体(122)から露出した第2の接続端部(121)を有し、前記第2の接続孔(12a)は前記第2の接続端部(121)に形成されている、請求項10に記載のコネクタ。
【請求項14】
前記第1の接続端部(111)は、前記第2の接続端部(121)から空間的に離れ、前記第1の接続端部(111)の前記第1の接続孔(11a)が前記第2の接続端部(121)によって遮られないようになっている、請求項13に記載のコネクタ。
【請求項15】
前記第1の接続端部(111)は、前記メタルバー(11、12)の長さ方向に沿って延び、前記第1の接続端部(111)の幅が、前記メタルバー(11、12)の前記幅の半分以下であり、前記メタルバー(11、12)の幅方向の一方の側に片寄っており、
前記第2の接続端部(121)はL字状であり、前記メタルバー(11、12)の前記長さ方向に沿って延びる第1の延長部(121a)と、前記メタルバー(11、12)の前記幅方向に沿って延びる第2の延長部(121b)とを含み、
前記第1の延長部(121a)は、前記第1の接続端部(111)を越えて、前記メタルバー(11、12)の前記長さ方向に沿って延び、前記第1の延長部(121a)の幅が、前記メタルバー(11、12)の前記幅の半分以下であり、前記メタルバー(11、12)の前記幅方向の他方の側に片寄っている、請求項14に記載のコネクタ。
【請求項16】
前記メタルバー(11、12)はアルミニウムバーである、請求項1から15のいずれか一項に記載のコネクタ。
【請求項17】
充電台アセンブリであって、
請求項1から16のいずれか一項に記載の前記コネクタ(1)と、
充電台(2)と
を備え、前記充電台(2)は、
充電台ハウジング(20)と、
前記充電台ハウジング(20)に配置された充電端子(21、22)と、
前記充電台ハウジング(20)の端部に装着された端部カバー(23)と
を含み、
前記コネクタ(1)の前記ハウジング(10)は、前記充電台(2)の前記端部カバー(23)に固定され、前記充電端子(21、22)の一端部が、前記端部カバー(23)を貫通し、前記コネクタ(1)の前記ハウジング(10)に挿入されて、前記コネクタ(1)の前記メタルバー(11、12)に電気的に接続する、充電台アセンブリ。
【請求項18】
前記コネクタ(1)の前記ハウジング(10)の複数の接続耳部(10b)にそれぞれ接続して前記コネクタ(1)の前記ハウジング(10)を前記充電台(2)に固定するために使用される複数の接続柱(23b)が、前記端部カバー(23)に形成されている、請求項17に記載の充電台アセンブリ。
【請求項19】
前記充電端子(21、22)は、第1の充電端子(21)と第2の充電端子(22)とを含み、前記第1の充電端子(21)および前記第2の充電端子(22)の中心軸が互いに平行であり、
前記第1の充電端子(21)の一端部が、前記第2の充電端子(22)の一端部を越えて軸方向に延び、前記第1の充電端子(21)の一端部の端面が、前記第2の充電端子(22)の一端部の端面とは異なる高さ位置にあるようになっており、
前記コネクタ(1)の前記第1のメタルバー(11)および前記第2のメタルバー(12)の一端部が、前記第1の充電端子(21)および前記第2の充電端子(22)のそれぞれの一端部の端面に締結されている、請求項17に記載の充電台アセンブリ。
【請求項20】
前記コネクタ(1)の前記ハウジング(10)と前記充電台(2)の前記端部カバー(23)との間に配置されて前記コネクタ(1)の前記ハウジング(10)と前記充電台(2)の前記端部カバー(23)との間のシールを実現するシールリング(17)をさらに備える、請求項17に記載の充電台アセンブリ。
【請求項21】
シールリング装着溝(234)が、前記充電台(2)の前記端部カバー(23)に形成され、前記シールリング(17)は前記シールリング装着溝(234)に装着されている、請求項20に記載の充電台アセンブリ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、開示全体が参照により本明細書に組み込まれている、2022年12月2日に中国国家知識産権局に出願された中国特許出願第CN202211542028.9号の優先権を主張する。
【0002】
本発明は、充電台に接続するためのコネクタ、およびコネクタを備える充電台アセンブリに関する。
【背景技術】
【0003】
従来技術において、通常、銅線が充電台の充電端子に電気的に接続される。銅線を充電端子に接続するために、通常、接続端子が、銅線の一端部に接続され、充電端子の一端部にボルトで締め付けられる。
【0004】
従来技術において、銅線と充電端子との接続動作は、非常に不便で時間がかかり、労力を要する。銅線と充電台のハウジングとの組立ては複雑で、自動製造を実現することは困難であり、手動動作を必要とし、製造効率が大幅に低下する。
【0005】
加えて、従来技術において、銅線の一端部が充電台のハウジングに挿入されるため、銅線を交換する必要がある場合には、まず充電台のハウジングを分解しなければならず、その後で銅線を充電端子から取り外すことができる。これにより、その後のメンテナンス動作が非常に困難になる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、上記の欠点のうちの少なくとも1つの局面を克服または軽減するためになされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の態様によれば、充電台(charging seat)に接続するためのコネクタが提供される。コネクタは、充電台の充電端子の一端部を挿入することを可能にする端子孔が形成されたハウジングと、ハウジングの端部に装着され、メタルバー孔が形成されたカバーと、一端部がカバーのメタルバー孔を通ってハウジングに挿入されたメタルバーと、ハウジングに設けられた、メタルバーの一端部を充電端子の一端部に接続するための接続部品とを備える。
【0008】
本発明の例示的な実施形態によれば、ハウジングは、長手方向において互いに反対側にある前端部および後端部と、高さ方向において互いに反対側にある底壁および上壁とを有し、端子孔は、ハウジングの底壁に形成され、カバーは、ハウジングの後端部に装着され、装着孔が、ハウジングの上壁に形成され、接続部品は、装着孔を通ってハウジングに入る。
【0009】
本発明の別の例示的な実施形態によれば、接続孔がメタルバーの一端部に形成され、接続部品は、接続孔を貫通し、充電端子のねじ孔にねじ接続して、メタルバーの一端部を充電端子に締結するのに適している。
【0010】
本発明の別の例示的な実施形態によれば、複数の接続耳部が、ハウジングの外側に形成され、コネクタは、接続耳部を充電台の端部カバーの接続柱にそれぞれ接続してハウジングを充電台に固定するために使用される複数の接続ねじも備える。
【0011】
本発明の別の例示的な実施形態によれば、貫通孔が接続耳部に形成され、貫通孔は、同軸で互いに連通する第1の孔部および第2の孔部を含み、第2の孔部の内径が、第1の孔部の内径よりも大きく、第2の孔部は、充電台の接続柱の端部を位置決めするために使用され、接続ねじは、第1の孔部を貫通し、接続柱に形成された止まり穴に接続するのに適している。
【0012】
本発明の別の例示的な実施形態によれば、コネクタは、ハウジングの後部ポートに装着された弾性シールをさらに備え、メタルバーは弾性シールを貫通し、弾性シールは、ハウジングの内壁とメタルバーとの間で圧縮されて、ハウジングの内壁とメタルバーとの間のシールを実現する。
【0013】
本発明の別の例示的な実施形態によれば、位置決め段部が、ハウジングの後部ポートに形成され、位置決め段部およびカバーは、弾性シールの両端部にそれぞれ当接して、弾性シールをハウジングの後部ポートにおいて維持する。
【0014】
本発明の別の例示的な実施形態によれば、メタルバーは、同じ幅を有する第1のメタルバーと第2のメタルバーとを含み、第1のメタルバーおよび第2のメタルバーは、充電台の第1の充電端子および第2の充電端子にそれぞれ接続するために使用され、第1のメタルバーと第2のメタルバーとは、第1のメタルバーの2つの長手方向側部が第2のメタルバーの2つの長手方向側部とそれぞれ同一平面となるように、ハウジングの高さ方向に離間して重なっている。
【0015】
本発明の別の例示的な実施形態によれば、第1のメタルバーおよび第2のメタルバーは、第1のメタルバーおよび第2のメタルバーの表面がハウジングの横方向および長手方向と平行になるように、ハウジングの長手方向に沿ってハウジングに挿入されている。
【0016】
本発明の別の例示的な実施形態によれば、接続孔は、第1のメタルバーに形成された第1の接続孔と、第2のメタルバーに形成された第2の接続孔とを含み、接続部品は、第1の接続孔および第2の接続孔をそれぞれ貫通する第1の接続部品および第2の接続部品を含み、第1の接続部品および第2の接続部品は、第1のメタルバーおよび第2のメタルバーを第1の充電端子および第2の充電端子にそれぞれ接続するために使用される。
【0017】
本発明の別の例示的な実施形態によれば、メタルバーの長さ方向における第1の接続孔および第2の接続孔の大きさが、メタルバーの幅方向における第1の接続孔および第2の接続孔の大きさよりも大きく、第1の接続部品および第2の接続部品が、第1の接続孔および第2の接続孔のそれぞれにおいてメタルバーの長さ方向に沿って動くことができるようになっている。
【0018】
本発明の別の例示的な実施形態によれば、第1の接続孔の中心軸と第2の接続孔の中心軸とが、互いに平行であり、メタルバーの幅方向に対して垂直な同一平面に位置する。
【0019】
本発明の別の例示的な実施形態によれば、第1のメタルバーは、扁平な第1の金属導体と、第1の金属導体を覆う第1の絶縁体とを含み、第1の金属導体は、第1の充電端子との電気的接続のために第1の絶縁体から露出した第1の接続端部を有し、第1の接続孔は第1の接続端部に形成され、第2のメタルバーは、扁平な第2の金属導体と、第2の金属導体を覆う第2の絶縁体とを含み、第2の金属導体は、第2の充電端子との電気的接続のために第2の絶縁体から露出した第2の接続端部を有し、第2の接続孔は第2の接続端部に形成されている。
【0020】
本発明の別の例示的な実施形態によれば、第1の接続端部は、第2の接続端部から空間的に離れ、第1の接続端部の第1の接続孔が第2の接続端部によって遮られないようになっている。
【0021】
本発明の別の例示的な実施形態によれば、第1の接続端部は、メタルバーの長さ方向に沿って延び、第1の接続端部の幅が、メタルバーの幅の半分以下であり、メタルバーの幅方向の一方の側に片寄っており(オフセットしており、offset)、第2の接続端部はL字状であり、メタルバーの長さ方向に沿って延びる第1の延長部と、メタルバーの幅方向に沿って延びる第2の延長部とを含み、第1の延長部は、第1の接続端部を越えて、メタルバーの長さ方向に沿って延び、第1の延長部の幅が、メタルバーの幅の半分以下であり、メタルバーの幅方向の他方の側に片寄っている。
【0022】
本発明の別の例示的な実施形態によれば、メタルバーはアルミニウムバーである。
【0023】
本発明の別の態様によれば、充電台アセンブリが提供される。充電台アセンブリは、上記のコネクタと、充電台とを備える。充電台は、充電台ハウジングと、充電台ハウジングに配置された充電端子と、充電台ハウジングの端部に装着された端部カバーとを含む。コネクタのハウジングは、充電台の端部カバーに固定され、充電端子の一端部が、端部カバーを貫通し、コネクタのハウジングに挿入されて、コネクタのメタルバーに電気的に接続する。
【0024】
本発明の例示的な実施形態によれば、コネクタのハウジングの複数の接続耳部にそれぞれ接続してコネクタのハウジングを充電台に固定するために使用される複数の接続柱が、端部カバーに形成されている。
【0025】
本発明の別の例示的な実施形態によれば、充電端子は、第1の充電端子と第2の充電端子とを含み、第1の充電端子および第2の充電端子の中心軸が互いに平行であり、第1の充電端子の一端部が、第2の充電端子の一端部を越えて軸方向に延び、第1の充電端子の一端部の端面が、第2の充電端子の一端部の端面とは異なる高さ位置にあるようになっており、コネクタの第1のメタルバーおよび第2のメタルバーの一端部が、第1の充電端子および第2の充電端子のそれぞれの一端部の端面に締結されている。
【0026】
本発明の別の例示的な実施形態によれば、充電台アセンブリは、コネクタのハウジングと充電台の端部カバーとの間に配置されてコネクタのハウジングと充電台の端部カバーとの間のシールを実現するシールリングをさらに備える。
【0027】
本発明の別の例示的な実施形態によれば、シールリング装着溝が、充電台の端部カバーに形成され、シールリングはシールリング装着溝に装着されている。
【0028】
本発明の上記の例示的な実施形態において、コネクタハウジングと充電台ハウジングとは、互いに別個の2つの独立した部品である。コネクタハウジングは、ねじを使用して充電台ハウジングに接続され、コネクタハウジングは、モジュール式に設計されている。メタルバーは、ねじによって充電端子に接続されている。メタルバーを、コネクタハウジングに容易に挿入することができ、コネクタハウジングから容易に引き出すことができる。したがって、本発明において、コネクタハウジングのさらなる組立ておよび分解を必要とすることなく、単にねじを締めるおよび緩めることによってメタルバーの分解および装着を実現することができる。したがって、メタルバーの迅速な装着および交換を実現し、製造効率およびその後のメンテナンス効率を向上させることができる。
【0029】
加えて、本発明による一部の例示的な実施形態において、従来の銅線をアルミニウムバーに置き換えることにより、充電台製品の重量を軽減するだけでなく、製造コストも大幅に低下させることができる。
【0030】
添付図面を参照しながら例示的な実施形態を詳細に説明することにより、本発明の上記およびその他の特徴がより明らかになろう。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【
図1】本発明の例示的な実施形態による充電台アセンブリの説明斜視図である。
【
図2】本発明の例示的な実施形態による充電台アセンブリの説明分解図である。
【
図3】本発明の例示的な実施形態によるコネクタハウジング、弾性シール、カバー、および充電台の端部カバーの説明分解図である。
【
図4】本発明の例示的な実施形態によるコネクタの説明斜視図である。
【
図5】本発明の例示的な実施形態による、充電端子の軸方向に沿った充電台アセンブリの断面図である。
【
図6】本発明の例示的な実施形態による、接続耳部の軸方向に沿った充電台アセンブリの断面図である。
【
図7】本発明の例示的な実施形態による、充電台の充電端子に接続されたメタルバーの説明図である。
【
図8】本発明の例示的な実施形態によるメタルバーおよび充電台の説明分解図である。
【
図9】本発明の例示的な実施形態によるメタルバーの空間配置図である。
【
図10】本発明の例示的な実施形態によるメタルバーの上面図である。
【
図11】本発明の例示的な実施形態による、コネクタハウジングを充電台に装着する説明図である。
【
図12】本発明の例示的な実施形態による、メタルバーをコネクタハウジングに挿入する説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0032】
以下で、添付図面を参照しながら、本開示の例示的な実施形態について詳細に説明する。図中、同一の参照数字は同一の要素を指す。しかしながら、本開示は、多くの異なる形態で具現化することができ、本明細書に記載される実施形態に限定されるものと解釈すべきではない。むしろ、これらの実施形態は、本開示が徹底的かつ完全なものになるように、かつ当業者に本開示の概念を十分に伝えるように提供される。
【0033】
以下の詳細な説明では、説明の目的で、開示する実施形態の徹底的な理解をもたらすために、多数の具体的な詳細を記載する。しかしながら、これらの具体的な詳細がなくても1つまたは複数の実施形態を実施することができることが明らかであろう。他の例では、図面を簡略化するために、周知の構造およびデバイスは概略的に示す。
【0034】
本発明の一般的な概念によれば、充電台に接続するためのコネクタが提供される。コネクタは、充電台の充電端子の一端部を挿入することを可能にする端子孔が形成されたハウジングと、ハウジングの端部に装着され、メタルバー孔が形成されたカバーと、一端部がカバーのメタルバー孔を通ってハウジングに挿入されたメタルバーと、ハウジングに設けられた、メタルバーの一端部を充電端子の一端部に接続するための接続部品とを備える。
【0035】
本発明の別の一般的な概念によれば、充電台アセンブリが提供される。充電台アセンブリは、上記のコネクタと、充電台とを備える。充電台は、充電台ハウジングと、充電台ハウジングに配置された充電端子と、充電台ハウジングの端部に装着された端部カバーとを含む。コネクタのハウジングは、充電台の端部カバーに固定され、充電端子の一端部が、端部カバーを貫通し、コネクタのハウジングに挿入されて、コネクタのメタルバーに電気的に接続する。
【0036】
図1は、本発明の例示的な実施形態による充電台アセンブリの説明斜視図である。
図2は、本発明の例示的な実施形態による充電台アセンブリの説明分解図である。
図3は、本発明の例示的な実施形態によるコネクタハウジング10、弾性シール14、カバー13、および充電台2の端部カバー23の説明分解図である。
図4は、本発明の例示的な実施形態によるコネクタ1の説明斜視図である。
図5は、本発明の例示的な実施形態による、充電端子21、22の軸方向に沿った充電台アセンブリの断面図である。
【0037】
図1~
図5に示すように、本発明の例示的な実施形態において、充電台2に接続するためのコネクタ1が開示されている。コネクタ1は、ハウジング10と、カバー13と、メタルバー11、12と、接続部品161、162とを備える。充電台2の充電端子21、22の一端部を挿入することを可能にする端子孔102が、ハウジング10に形成されている。カバー13は、ハウジング10の端部に装着され、メタルバー孔103が、カバー13の端壁132に形成されている。メタルバー11、12の一端部が、カバー13のメタルバー孔103を通ってハウジング10に挿入されている。接続部品161、162は、ハウジング10に配置されて、メタルバー11、12の一端部を充電端子21、22の一端部に接続する。
【0038】
図1~
図5に示すように、図示の実施形態において、スナップスロット13aが、カバー13の周壁131に形成され、突起10aが、ハウジング10の後端部の外側に形成されている。突起10aは、スナップスロット13a内に係合して、カバー13をハウジング10の後端部に固定する。
【0039】
図7は、本発明の例示的な実施形態による、充電台2の充電端子21、22に接続されたメタルバー11、12の説明図である。
図8は、本発明の例示的な実施形態によるメタルバー11、12および充電台2の説明分解図である。
【0040】
図1~
図4および
図7~7に示すように、図示の実施形態において、ハウジング10は、長手方向Yにおいて互いに反対側にある前端部および後端部と、高さ方向Zにおいて互いに反対側にある底壁10cおよび上壁10dとを有する。端子孔102は、ハウジング10の底壁10cに形成され、カバー13は、ハウジング10の後端部に装着されている。装着孔101が、ハウジング10の上壁10dに形成され、接続部品161、162は、装着孔101を通ってハウジング10に入る。
【0041】
図1~
図4および
図7に示すように、図示の実施形態において、接続孔11a、12aがメタルバー11、12の一端部に形成され、接続部品161、162は、接続孔11a、12aを貫通し、充電端子21、22に形成されたねじ孔21a、22aにねじ接続して、メタルバー11、12の一端部を充電端子21、22に締結するのに適している。
【0042】
図6は、本発明の例示的な実施形態による、接続耳部10bの軸方向に沿った充電台アセンブリの断面図である。
【0043】
図1~
図8に示すように、図示の実施形態において、複数の接続耳部10bが、ハウジング10の外側に形成され、コネクタは複数の接続ねじ15も備える。複数の接続ねじ15は、複数の接続耳部10bを充電台2の端部カバー23の接続柱23bにそれぞれ接続してハウジング10を充電台2に固定するために使用される。
【0044】
図1~
図8に示すように、図示の実施形態において、貫通孔106が接続耳部10bに形成され、貫通孔106は、同軸で互いに連通する第1の孔部106aおよび第2の孔部106bを含む。第2の孔部106bの内径は、第1の孔部106aの内径よりも大きい。第2の孔部106bは、充電台2の接続柱23bの端部を位置決めするために使用され、接続ねじ15は、第1の孔部106aを貫通し、接続柱23bに形成された止まり穴2bに接続される。
【0045】
図1~
図8に示すように、図示の実施形態において、コネクタは、ハウジング10の後部ポート105に装着された弾性シール14をさらに備える。メタルバー11、12は、弾性シール14を貫通する。弾性シール14は、ハウジング10の内壁とメタルバー11、12との間で圧縮されて、ハウジング10の内壁とメタルバー11、12との間のシールを実現する。このようにして、水蒸気がハウジング10の後部ポート105を通ってハウジング10に入ることを防ぐことができる。
【0046】
図1~
図8に示すように、図示の実施形態において、位置決め段部104が、ハウジング10の後部ポート105に形成され、位置決め段部104およびカバー13は、弾性シール14の両端部にそれぞれ当接して、弾性シール14をハウジング10の後部ポート105において維持する。
【0047】
図9は、本発明の例示的な実施形態によるメタルバー11、12の空間配置図である。
図10は、本発明の例示的な実施形態によるメタルバー11、12の上面図である。
【0048】
図1~
図10に示すように、図示の実施形態において、メタルバー11、12は、同じ幅を有する第1のメタルバー11と第2のメタルバー12とを含む。第1のメタルバー11および第2のメタルバー12は、充電台2の第1の充電端子21および第2の充電端子22にそれぞれ接続するために使用される。第1のメタルバー11と第2のメタルバー12とは、第1のメタルバー11の2つの長手方向側部が第2のメタルバー12の2つの長手方向側部と同一平面となるように、ハウジング10の高さ方向Zに離間して重なっている。
【0049】
図1~
図10に示すように、図示の実施形態において、第1のメタルバー11および第2のメタルバー12は、第1のメタルバー11および第2のメタルバー12の表面がハウジング10の横方向Xおよび長手方向Yと平行になるように、ハウジング10の長手方向Yに沿ってハウジング10に挿入される。
【0050】
図1~
図10に示すように、図示の実施形態において、接続孔11a、12aは、第1のメタルバー11に形成された第1の接続孔11aと、第2のメタルバー12に形成された第2の接続孔12aとを含む。接続部品161、162は、第1の接続孔11aおよび第2の接続孔12aをそれぞれ貫通する第1の接続部品161および第2の接続部品162を含む。第1の接続部品161および第2の接続部品162は、第1のメタルバー11および第2のメタルバー12を第1の充電端子21および第2の充電端子22にそれぞれ接続するために使用される。
【0051】
図1~
図10に示すように、図示の実施形態において、メタルバー11、12の長さ方向における第1の接続孔11aおよび第2の接続孔12aの寸法は、メタルバー11、12の幅方向における第1の接続孔11aおよび第2の接続孔12aの寸法よりも大きく、第1の接続部材161および第2の接続部材162は、第1の接続孔11aおよび第2の接続孔12aのそれぞれにおいてメタルバー11、12の長さ方向に沿って動くことができる。このようにして、メタルバー11、12と充電端子21、22との間の位置誤差を吸収することができ、メタルバー11、12の装着および動作がより容易かつより便利になる。
【0052】
図1~
図10に示すように、図示の実施形態において、第1の接続孔11aの中心軸と第2の接続孔12aの中心軸とが、互いに平行であり、メタルバー11、12の幅方向に対して垂直な同一平面に位置する。
【0053】
図1~
図10に示すように、図示の実施形態において、第1のメタルバー11は、扁平な第1の金属導体110と、第1の金属導体110を覆う第1の絶縁体112とを含む。第1の金属導体110は、第1の充電端子21との電気的接続のために第1の絶縁体112から露出した第1の接続端部111を有し、第1の接続孔11aは第1の接続端部111に形成されている。
【0054】
図1~
図10に示すように、図示の実施形態において、第2のメタルバー12は、扁平な第2の金属導体120と、第2の金属導体120を覆う第2の絶縁体122とを含む。第2の金属導体120は、第2の充電端子22との電気的接続のために第2の絶縁体122から露出した第2の接続端部121を有し、第2の接続孔12aは第2の接続端部121に形成されている。
【0055】
図1~
図10に示すように、図示の実施形態において、第1の接続端部111は、第2の接続端部121から空間的に離れ、第1の接続端部111の第1の接続孔11aが第2の接続端部121によって遮られないようになっている。したがって、第1の接続部品161を、第1の接続端部111の第1の接続孔11aに挿入することができる。
【0056】
図1~
図10に示すように、図示の実施形態において、第1の接続端部111は、メタルバー11、12の長さ方向に沿って延び、第1の接続端部111の幅は、メタルバー11、12の幅の半分以下であり、メタルバー11、12の幅方向の一方の側に片寄っている。第2の接続端部121はL字状であり、メタルバー11、12の長さ方向に沿って延びる第1の延長部121aと、メタルバー11、12の幅方向に沿って延びる第2の延長部121bとを含む。第1の延長部121aは、第1の接続端部111を越えて、メタルバー11、12の長さ方向に沿って延び、第1の延長部121aの幅は、メタルバー11、12の幅の半分以下であり、メタルバー11、12の幅方向の他方の側に片寄っている。したがって、第1の接続端部111と第2の接続端部121とは、空間的に互い違いになっており、第1の接続端部111と第2の接続端部121とが互いに遮るという問題がないことを確実にする。
【0057】
図1~
図10に示すように、本発明の別の例示的な実施形態において、充電台アセンブリも開示されている。充電台アセンブリは、コネクタ1と充電台2とを主に備える。充電台2は、充電台ハウジング20と、充電端子21、22と、端部カバー23とを含む。充電端子21、22の一端部が、メタルバー11、12との電気的接続のために使用され、充電端子21、22の他端部が、充電ガン(図示せず)の相手側端子(図示せず)に嵌合するために使用される。端部カバー23は、充電台ハウジング20の端部に装着されている。図示の実施形態において、スナップスロット23aが、端部カバー23の周壁231に形成され、突起20aが、充電台ハウジング20の外側に形成されている。突起20aは、スナップスロット23a内に留められて、端部カバー23を充電台ハウジング20の端部に固定する。
【0058】
図1~
図10に示すように、図示の実施形態において、コネクタ1のハウジング10は、充電台2の端部カバー23に固定され、充電端子21、22の一端部が、端部カバー23に形成された端子貫通孔202を貫通し、ハウジング10の端子孔102を通ってコネクタ1のハウジング10に挿入されて、コネクタ1のメタルバー11、12に電気的に接続する。
【0059】
図1~
図10に示すように、図示の実施形態において、コネクタ1のハウジング10の複数の接続耳部10bにそれぞれ接続してコネクタ1のハウジング10を充電台2に固定するために使用される複数の接続柱23bが、端部カバー23の上板232に形成されている。
【0060】
図1~
図10に示すように、図示の実施形態において、充電端子21、22は、第1の充電端子21と第2の充電端子22とを含み、第1の充電端子21および第2の充電端子22の中心軸は互いに平行である。第1の充電端子21の一端部が、第2の充電端子22の一端部を越えて軸方向に延び、第1の充電端子21の一端部の端面が、第2の充電端子22の一端部の端面とは異なる高さ位置にあるようになっている。コネクタ1の第1のメタルバー11の一端部が、第1の接続部品161によって第1の充電端子21の一端部の端面に締結されている。コネクタ1の第2のメタルバー12の一端部が、第2の接続部品162によって第2の充電端子22の一端部の端面に締結されている。
【0061】
図1~
図10に示すように、図示の実施形態において、充電台アセンブリは、コネクタ1のハウジング10と充電台2の端部カバー23との間に配置されてコネクタ1のハウジング10と充電台2の端部カバー23との間のシールを実現するシールリング17をさらに備える。したがって、水蒸気がコネクタ1のハウジング10と充電台2の端部カバー23との間の間隙を通ってコネクタ1のハウジング10および充電台ハウジング20に入ることを防ぐことができる。図示の実施形態において、シールリング装着溝234が、充電台2の端部カバー23に形成され、シールリング17はシールリング装着溝234に装着されている。
【0062】
図1~
図10に示すように、本発明の例示的な実施形態において、上記のメタルバー11、12は、アルミニウムバーまたは任意の他の適切なメタルバーであってよい。
【0063】
図11は、本発明の例示的な実施形態による、コネクタ1のハウジング10を充電台2に装着する説明図である。
図12は、本発明の例示的な実施形態による、メタルバー11、12をコネクタ1のハウジング10に挿入する説明図である。
【0064】
以下で、
図11、
図12を参照しながら、充電台製品の組立てプロセスを説明する。
【0065】
最初に、
図11に示すように、コネクタ1のハウジング10、カバー13、および弾性シール14を互いに組み立てて、ハウジングアセンブリ100を形成する。
【0066】
次に、
図12に示すように、接続ねじ15を使用して、コネクタ1のハウジング10を充電台2の端部カバー23に接続する。
【0067】
最後に、
図12に示すように、メタルバー11、12をコネクタ1のハウジング10に挿入し、接続部品161、162によってメタルバー11、12を充電台2の充電端子21、22に接続する。
【0068】
上記の実施形態は例示的なものであり、限定的なものではないことを、当業者には理解されたい。例えば、当業者であれば、構成上または原理上矛盾することなく、上記の実施形態に多くの修正を加えることができ、異なる実施形態に記載する様々な特徴を互いに自由に組み合わせることができる。
【0069】
いくつかの例示的な実施形態について図示し説明したが、本開示の原理および趣旨から逸脱することなく、これらの実施形態に様々な変更または修正を加えることができることが、当業者には理解されよう。本開示の範囲は、特許請求の範囲およびその均等物により定義される。
【0070】
本明細書で使用されるとき、単数形で記載され「a」または「an」という単語が前に付く要素は、前記要素またはステップの複数形を除外することが明示的に述べられていない限り、これらを除外しないものとして理解すべきである。さらに、本発明の「一実施形態」への言及は、記載された特徴を同じく組み込む追加の実施形態の存在を除外するものとして解釈されることを意図していない。さらに、そうではないと明示的に述べられていない限り、特定の特性を有する1つの要素もしくは複数の要素を「備える」または「有する」実施形態は、その特性を有していない追加のそのような要素を含むことができる。
【外国語明細書】