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特開2024-80659コネクタハウジングアセンブリ、コネクタ、および充電台アセンブリ
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024080659
(43)【公開日】2024-06-13
(54)【発明の名称】コネクタハウジングアセンブリ、コネクタ、および充電台アセンブリ
(51)【国際特許分類】
   H01R 13/52 20060101AFI20240606BHJP
【FI】
H01R13/52 301A
H01R13/52 301E
【審査請求】未請求
【請求項の数】18
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2023201252
(22)【出願日】2023-11-29
(31)【優先権主張番号】202223227821.8
(32)【優先日】2022-12-02
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(71)【出願人】
【識別番号】516193944
【氏名又は名称】タイコ エレクトロニクス テクノロジー (エスアイピー) カンパニー リミテッド
(71)【出願人】
【識別番号】508079120
【氏名又は名称】タイコ エレクトロニクス (シャンハイ) カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100100077
【弁理士】
【氏名又は名称】大場 充
(74)【代理人】
【識別番号】100136010
【弁理士】
【氏名又は名称】堀川 美夕紀
(74)【代理人】
【識別番号】100203046
【弁理士】
【氏名又は名称】山下 聖子
(74)【代理人】
【識別番号】100229736
【弁理士】
【氏名又は名称】大場 剛
(72)【発明者】
【氏名】ミィン シュイー
(72)【発明者】
【氏名】ファンユエ ジェイソン ヂゥー
(72)【発明者】
【氏名】チュイン サニー ヂァン
【テーマコード(参考)】
5E087
【Fターム(参考)】
5E087EE07
5E087FF04
5E087GG12
5E087JJ06
5E087LL02
5E087LL03
5E087LL12
5E087MM08
5E087QQ03
5E087RR22
5E087RR25
(57)【要約】      (修正有)
【課題】メタルバーの組立ておよび分解を非常に容易にしつつ防水性能を確実にし、製造効率およびその後のメンテナンス効率を向上させたコネクタハウジングアセンブリ、充電台アセンブリを提供する。
【解決手段】コネクタハウジングアセンブリは、メタルバー(11、12)を挿入するためのハウジングであって、充電台の充電端子の一端部が挿入される端子孔(102)が形成されたハウジングと、ハウジングに着脱可能に固定され、充電端子の一端部を通すことができる端子貫通孔(202)が形成された端部カバー(23)と、ハウジングと端部カバー(23)との間のシールを実現するシールリング(28)とを備える。端子孔(102)と端子貫通孔(202)とがシールリング(28)の内側に取り囲まれるようになっている。
【選択図】図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
コネクタハウジングアセンブリであって、
メタルバー(11、12)を挿入するためのハウジング(10)であって、充電台の充電端子(21、22)の一端部が挿入される端子孔(102)が形成されたハウジング(10)と、
前記ハウジング(10)に着脱可能に固定され、前記充電端子(21、22)の前記一端部を通すことができる端子貫通孔(202)が形成された端部カバー(23)と、
前記ハウジング(10)と前記端部カバー(23)との間で圧縮されて、前記ハウジング(10)と前記端部カバー(23)との間のシールを実現するシールリング(28)と
を備え、
前記シールリング(28)は、前記端子孔(102)と前記端子貫通孔(202)とを取り囲み、前記端子孔(102)と前記端子貫通孔(202)とが前記シールリング(28)の内側に取り囲まれるようになっている、コネクタハウジングアセンブリ。
【請求項2】
シールリング装着溝(238)が、前記ハウジング(10)および前記端部カバー(23)の一方に形成され、前記シールリング(28)は前記シールリング装着溝(238)に装着されている、請求項1に記載のコネクタハウジングアセンブリ。
【請求項3】
前記ハウジング(10)は、長手方向において互いに反対側にある前端部と後端部とを有し、後部ポート(105)が前記ハウジング(10)の前記後端部に形成され、
前記コネクタハウジングアセンブリは、前記ハウジング(10)の前記後部ポート(105)に装着された弾性シール(14)をさらに備え、前記弾性シール(14)には、前記メタルバー(11、12)を通すことができるメタルバー貫通孔(141)が形成されており、
前記弾性シール(14)は、前記ハウジング(10)と前記メタルバー(11、12)との間で圧縮されて、前記ハウジング(10)と前記メタルバー(11、12)との間のシールを実現する、請求項1に記載のコネクタハウジングアセンブリ。
【請求項4】
前記ハウジング(10)の前記後端部に装着され、かつ前記メタルバー(11、12)を前記ハウジング(10)に挿入することを可能にするメタルバー孔(103)が形成された後部カバー(13)をさらに備える、請求項3に記載のコネクタハウジングアセンブリ。
【請求項5】
位置決め段部(104)が、前記ハウジング(10)の前記後部ポート(105)に形成され、前記位置決め段部(104)および前記後部カバー(13)は、前記弾性シール(14)の両端部にそれぞれ当接して、前記弾性シール(14)を前記ハウジング(10)の前記後部ポート(105)において維持する、請求項4に記載のコネクタハウジングアセンブリ。
【請求項6】
前記後部カバー(13)は、周壁(131)と、前記周壁(131)に接続された端壁(132)とを含み、前記メタルバー孔(103)は、前記後部カバー(13)の前記端壁(132)に形成され、
スナップスロット(13a)が、前記後部カバー(13)の前記周壁(131)に形成され、突起(10a)が、前記ハウジング(10)の前記後端部の外側に形成され、前記突起(10a)は、前記スナップスロット(13a)内に留められて、前記後部カバー(13)を前記ハウジング(10)の前記後端部に固定する、請求項4に記載のコネクタハウジングアセンブリ。
【請求項7】
前記ハウジング(10)は、高さ方向において互いに反対側にある底壁(10c)と上壁(10d)とを有し、前記端子孔(102)は、前記ハウジング(10)の前記底壁(10c)に形成され、
前記端部カバー(23)は、前記ハウジング(10)の前記底壁(10c)に対向する端壁(232)を有し、ボス(233)が前記端壁(232)に形成され、前記端子貫通孔(202)は前記ボス(233)を貫通し、
前記シールリング(28)は、前記ハウジング(10)の前記底壁(10c)と前記端部カバー(23)の前記ボス(233)との間で圧縮されて、前記ハウジング(10)の前記底壁(10c)と前記端部カバー(23)の前記ボス(233)との間のシールを実現する、請求項1に記載のコネクタハウジングアセンブリ。
【請求項8】
シールリング装着溝(238)が、前記端部カバー(23)の前記ボス(233)の上面に形成され、前記シールリング(28)は前記シールリング装着溝(238)に装着されている、請求項7に記載のコネクタハウジングアセンブリ。
【請求項9】
装着孔(101)が、前記ハウジング(10)の前記上壁(10d)に形成され、前記メタルバー(11、12)と前記充電端子(21、22)とを接続するために使用される接続部品(161、162)が、前記装着孔(101)を通って前記ハウジング(10)に入ることを可能にし、
前記コネクタハウジングアセンブリは、前記装着孔(101)をシールするために前記装着孔(101)に挿入されるシールプラグ(171、172)も備える、請求項7に記載のコネクタハウジングアセンブリ。
【請求項10】
複数の接続耳部(10b)が、前記ハウジング(10)の側壁に形成され、複数の接続柱(23b)が、前記端部カバー(23)の前記端壁(232)に形成され、
前記コネクタハウジングアセンブリは、前記複数の接続耳部(10b)を前記複数の接続柱(23b)にそれぞれ接続して前記ハウジング(10)と前記端部カバー(23)とを互いに固定する複数の接続ねじ(15)も備える、請求項7に記載のコネクタハウジングアセンブリ。
【請求項11】
前記端部カバー(23)は、前記端壁(232)に接続された周壁(231)も有し、充電台ハウジング(20)の突起(20a)に係合するためのスロット孔(23a)が、前記周壁(231)に形成されて、前記端部カバー(23)を前記充電台ハウジング(20)の端部に固定する、請求項7に記載のコネクタハウジングアセンブリ。
【請求項12】
コネクタであって、
請求項1から11のいずれか一項に記載の前記コネクタハウジングアセンブリと、
前記ハウジング(10)に挿入されたメタルバー(11、12)と、
前記ハウジング(10)に設けられた接続部品(161、162)と
を備え、
前記接続部品(161、162)は、前記メタルバー(11、12)を、前記ハウジング(10)に挿入された充電端子(21、22)の一端部に接続する、コネクタ。
【請求項13】
前記接続部品(161、162)は、前記ハウジング(10)の装着孔(101)を通って前記ハウジング(10)に入り、前記装着孔(101)は、前記装着孔(101)に挿入されたシールプラグ(171、172)によってシールされ、
受入凹部(171a、172a)が、前記シールプラグ(171、172)の一端部に形成され、前記接続部品(161、162)の一端部の頭部が、前記受入凹部(171a、172a)に収容されている、請求項12に記載のコネクタ。
【請求項14】
前記メタルバー(11、12)は、
充電台(2)の第1の充電端子(21)との電気的接続のために使用される、扁平形状の第1のメタルバー(11)と、
前記充電台(2)の第2の充電端子(22)との電気的接続のために使用される、扁平形状の第2のメタルバー(12)と
を含み、
前記第1のメタルバー(11)と前記第2のメタルバー(12)とは、同じ幅を有し、幅方向において互いに反対側にある左側面と右側面とを有し、
前記第1のメタルバー(11)および前記第2のメタルバー(12)が前記第1の充電端子(21)および前記第2の充電端子(22)にそれぞれ接続されると、前記第1のメタルバー(11)の前記左側面および前記右側面が前記第2のメタルバー(12)の前記左側面および前記右側面とそれぞれ同一平面となるように、前記第1のメタルバー(11)と前記第2のメタルバー(12)とは厚さ方向に互いに重なる、請求項12に記載のコネクタ。
【請求項15】
前記メタルバー(11、12)はアルミニウムバーである、請求項12に記載のコネクタ。
【請求項16】
充電台アセンブリであって、
請求項12から15のいずれか一項に記載の前記コネクタ(1)と、
充電台(2)と
を備え、前記充電台(2)は、
充電台ハウジング(20)と、
前記充電台ハウジング(20)に配置された充電端子(21、22)と
を含み、
前記コネクタ(1)の前記端部カバー(23)は、前記充電台ハウジング(20)の端部に装着され、前記充電端子(21、22)の一端部が、前記端部カバー(23)を貫通し、前記コネクタ(1)の前記ハウジング(10)に挿入されて、前記ハウジング(10)に挿入された前記メタルバー(11、12)に電気的に接続する、充電台アセンブリ。
【請求項17】
前記充電台(2)は、前記端部カバー(23)と前記充電台ハウジング(20)との間で圧縮されて前記端部カバー(23)と前記充電台ハウジング(20)との間のシールを実現する第1のシールリングも含む、請求項16に記載の充電台アセンブリ。
【請求項18】
前記充電端子(21、22)を装着するための端子装着孔が、前記充電台ハウジング(20)に形成され、
前記充電台(2)は、前記充電端子(21、22)と前記端子装着孔の孔壁との間で圧縮されて前記充電端子(21、22)と前記端子装着孔の前記孔壁との間のシールを実現する第2のシールリングも含む、請求項17に記載の充電台アセンブリ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、開示全体が参照により本明細書に組み込まれている、2022年12月2日に中国国家知識産権局に出願された中国特許出願第CN202223227821.8号の優先権を主張する。
【0002】
本発明は、コネクタハウジングアセンブリ、コネクタハウジングアセンブリを備えるコネクタ、およびコネクタを備える充電台アセンブリに関する。
【背景技術】
【0003】
従来技術において、通常、銅線が充電台の充電端子に電気的に接続される。銅線を充電端子に接続するために、通常、接続端子が、銅線の一端部に接続され、充電端子の一端部にボルトで締め付けられる。
【0004】
従来技術において、銅線と充電端子との接続作業は、非常に不便で時間がかかり、労力を要する。銅線と充電台のハウジングとの組立ては複雑で、自動製造を実現することは困難であり、手作業を必要とし、製造効率が大幅に低下する。
【0005】
加えて、従来技術において、銅線の一端部が充電台のハウジングに挿入されるため、銅線を交換する必要がある場合には、まず充電台のハウジングを分解しなければならず、その後で銅線を充電端子から取り外すことができる。これにより、その後のメンテナンス作業が非常に困難になる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、上記の欠点のうちの少なくとも1つの局面を克服または軽減するためになされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の態様によれば、コネクタハウジングアセンブリが提供される。コネクタハウジングアセンブリは、メタルバーを挿入するためのハウジングであって、充電台の充電端子の一端部が挿入される端子孔が形成されたハウジングと、ハウジングに着脱可能に固定され、充電端子の一端部を通すことができる端子貫通孔が形成された端部カバーと、ハウジングと端部カバーとの間で圧縮されて、ハウジングと端部カバーとの間のシールを実現するシールリングとを備え、シールリングは、端子孔と端子貫通孔とを取り囲み、端子孔と端子貫通孔とがシールリングの内側に取り囲まれるようになっている。
【0008】
本発明の例示的な実施形態によれば、シールリング装着溝が、ハウジングおよび端部カバーの一方に形成され、シールリングはシールリング装着溝に装着されている。
【0009】
本発明の別の例示的な実施形態によれば、ハウジングは、長手方向において互いに反対側にある前端部と後端部とを有し、後部ポートがハウジングの後端部に形成され、コネクタハウジングアセンブリは、ハウジングの後部ポートに装着された弾性シールをさらに備え、弾性シールには、メタルバーを通すことができるメタルバー貫通孔が形成されており、弾性シールは、ハウジングとメタルバーとの間で圧縮されて、ハウジングとメタルバーとの間のシールを実現する。
【0010】
本発明の別の例示的な実施形態によれば、コネクタハウジングアセンブリは、ハウジングの後端部に装着された後部カバーをさらに備え、後部カバーには、メタルバーをハウジングに挿入することを可能にするメタルバー孔が形成されている。
【0011】
本発明の別の例示的な実施形態によれば、位置決め段部が、ハウジングの後部ポートに形成され、位置決め段部および後部カバーは、弾性シールの両端部にそれぞれ当接して、弾性シールをハウジングの後部ポートにおいて維持する。
【0012】
本発明の別の例示的な実施形態によれば、後部カバーは、周壁と、周壁に接続された端壁とを含み、メタルバー孔は、後部カバーの端壁に形成され、スナップスロットが、後部カバーの周壁に形成され、突起が、ハウジングの後端部の外側に形成され、突起は、スナップスロット内に留められて、後部カバーをハウジングの後端部に固定する。
【0013】
本発明の別の例示的な実施形態によれば、ハウジングは、高さ方向において互いに反対側にある底壁と上壁とを有し、端子孔は、ハウジングの底壁に形成され、端部カバーは、ハウジングの底壁に対向する端壁を有し、ボスが端壁に形成され、端子貫通孔はボスを貫通し、シールリングは、ハウジングの底壁と端部カバーのボスとの間で圧縮されて、ハウジングの底壁と端部カバーのボスとの間のシールを実現する。
【0014】
本発明の別の例示的な実施形態によれば、シールリング装着溝が、端部カバーのボスの上面に形成され、シールリングはシールリング装着溝に装着されている。
【0015】
本発明の別の例示的な実施形態によれば、装着孔が、ハウジングの上壁に形成され、メタルバーと充電端子とを接続するために使用される接続部品(接続片、connecting piece)が、装着孔を通ってハウジングに入ることを可能にし、コネクタハウジングアセンブリは、装着孔をシールするために装着孔に挿入されるシールプラグも備える。
【0016】
本発明の別の例示的な実施形態によれば、複数の接続耳部が、ハウジングの側壁に形成され、複数の接続柱が、端部カバーの端壁に形成され、コネクタハウジングアセンブリは、複数の接続耳部を複数の接続柱にそれぞれ接続してハウジングと端部カバーとを互いに固定する複数の接続ねじも備える。
【0017】
本発明の別の例示的な実施形態によれば、端部カバーは、端壁に接続された周壁も有し、充電台ハウジングの突起に係合するためのスロット孔が、周壁に形成されて、端部カバーを充電台ハウジングの端部に固定する。
【0018】
本発明の別の態様によれば、コネクタが提供される。コネクタは、上記のコネクタハウジングと、ハウジングに挿入されたメタルバーと、ハウジングに設けられた接続部品とを備える。接続部品は、メタルバーを、ハウジングに挿入された充電端子の一端部に接続する。
【0019】
本発明の例示的な実施形態によれば、接続部品は、ハウジングの装着孔を通ってハウジングに入り、装着孔は、装着孔に挿入されたシールプラグによってシールされ、受入凹部が、シールプラグの一端部に形成され、接続部品の一端部の頭部が、受入凹部に収容されている。
【0020】
本発明の別の例示的な実施形態によれば、メタルバーは、充電台の第1の充電端子との電気的接続のために使用される、扁平形状の第1のメタルバーと、充電台の第2の充電端子との電気的接続のために使用される、扁平形状の第2のメタルバーとを含む。第1のメタルバーと第2のメタルバーとは、同じ幅を有し、幅方向において互いに反対側にある左側面と右側面とを有し、第1のメタルバーおよび第2のメタルバーが第1の充電端子および第2の充電端子にそれぞれ接続されると、第1のメタルバーの左側面および右側面が第2のメタルバーの左側面および右側面とそれぞれ同一平面となるように、第1のメタルバーと第2のメタルバーとは厚さ方向に互いに重なる。
【0021】
本発明の別の例示的な実施形態によれば、メタルバーはアルミニウムバーである。
【0022】
本発明の別の態様によれば、充電台アセンブリ(charging seat assembly)が提供される。充電台アセンブリは、上記のコネクタと、充電台とを備える。充電台は、充電台ハウジングと、充電台ハウジングに配置された充電端子とを含む。コネクタの端部カバーは、充電台ハウジングの端部に装着され、充電端子の一端部が、端部カバーを貫通し、コネクタのハウジングに挿入されて、ハウジングに挿入されたメタルバーに電気的に接続する。
【0023】
本発明の例示的な実施形態によれば、充電台は、端部カバーと充電台ハウジングとの間で圧縮されて端部カバーと充電台ハウジングとの間のシールを実現する第1のシールリングも含む。
【0024】
本発明の別の例示的な実施形態によれば、充電端子を装着するための端子装着孔が、充電台ハウジングに形成され、充電台は、充電端子と端子装着孔の孔壁との間で圧縮されて充電端子と端子装着孔の孔壁との間のシールを実現する第2のシールリングも含む。
【0025】
本発明による一部の例示的な実施形態において、コネクタハウジングアセンブリの構造は簡単であり、高い防水レベルの実現を容易にし、充電台製品の防水性能およびシール性能を大幅に向上させる。
【0026】
本発明の一部の例示的な実施形態において、メタルバーと充電台との接続は、コネクタモジュール設計を採用し、メタルバーの組立ておよび分解を非常に容易にする。防水性能を確実にすることに基づいて、メタルバーをコネクタハウジングに容易に挿入することができ、コネクタハウジングから容易に引き出すことができるため、メタルバーの迅速な装着および交換を実現し、製造効率およびその後のメンテナンス効率を向上させる。
【0027】
加えて、本発明による一部の例示的な実施形態において、従来の銅線をアルミニウムバーに置き換えることにより、充電台製品の重量を軽減するだけでなく、製造コストも大幅に低下させることができる。
【0028】
添付図面を参照しながら例示的な実施形態を詳細に説明することにより、本発明の上記およびその他の特徴がより明らかになろう。
【図面の簡単な説明】
【0029】
図1】ハウジングと端部カバーとが互いに固定されている、本発明の例示的な実施形態によるコネクタの説明斜視図である。
図2】ハウジングと端部カバーとがまだ互いに固定されていない、本発明の例示的な実施形態によるコネクタの説明斜視図である。
図3】本発明の例示的な実施形態によるコネクタの断面図である。
図4】本発明の例示的な実施形態によるコネクタの説明分解図である。
図5】本発明の例示的な実施形態によるコネクタの端部カバーおよびシールリングの説明斜視図である。
図6】本発明の例示的な実施形態による、充電端子に接続されたメタルバーの説明図である。
図7】本発明の例示的な実施形態によるメタルバーの空間配置図である。
図8】本発明の例示的な実施形態によるメタルバーの上面図である。
【発明を実施するための形態】
【0030】
以下で、添付図面を参照しながら、本開示の例示的な実施形態について詳細に説明する。図中、同一の参照数字は同一の要素を指す。しかしながら、本開示は、多くの異なる形態で具現化することができ、本明細書に記載される実施形態に限定されるものと解釈すべきではない。むしろ、これらの実施形態は、本開示が徹底的かつ完全なものになるように、かつ当業者に本開示の概念を十分に伝えるように提供される。
【0031】
以下の詳細な説明では、説明の目的で、開示する実施形態の徹底的な理解をもたらすために、多数の具体的な詳細を記載する。しかしながら、これらの具体的な詳細がなくても1つまたは複数の実施形態を実施することができることが明らかであろう。他の例では、図面を簡略化するために、周知の構造およびデバイスは概略的に示す。
【0032】
本発明の一般的な概念によれば、コネクタハウジングアセンブリが提供される。コネクタハウジングアセンブリは、メタルバーを挿入するためのハウジングであって、充電台の充電端子の一端部が挿入される端子孔が形成されたハウジングと、ハウジングに着脱可能に固定され、充電端子の一端部を通すことができる端子貫通孔が形成された端部カバーと、ハウジングと端部カバーとの間で圧縮されて、ハウジングと端部カバーとの間のシールを実現するシールリングとを備え、シールリングは、端子孔と端子貫通孔とを取り囲み、端子孔と端子貫通孔とがシールリングの内側に取り囲まれるようになっている。
【0033】
本発明の別の一般的な概念によれば、コネクタが提供される。コネクタは、上記のコネクタハウジングと、ハウジングに挿入されたメタルバーと、ハウジングに設けられた接続部品とを備える。接続部品は、メタルバーを、ハウジングに挿入された充電端子の一端部に接続する。
【0034】
本発明の別の一般的な概念によれば、充電台アセンブリが提供される。充電台アセンブリは、上記のコネクタと、充電台とを備える。充電台は、充電台ハウジングと、充電台ハウジングに配置された充電端子とを含む。コネクタの端部カバーは、充電台ハウジングの端部に装着され、充電端子の一端部が、端部カバーを貫通し、コネクタのハウジングに挿入されて、ハウジングに挿入されたメタルバーに電気的に接続する。
【0035】
図1は、ハウジング10と端部カバー23とが互いに固定されている、本発明の例示的な実施形態によるコネクタ1の説明斜視図である。図2は、ハウジング10と端部カバー23とがまだ互いに固定されていない、本発明の例示的な実施形態によるコネクタ1の説明斜視図である。図3は、本発明の例示的な実施形態によるコネクタ1の断面図である。図4は、本発明の例示的な実施形態によるコネクタ1の説明分解図である。図5は、本発明の例示的な実施形態によるコネクタ1の端部カバー23およびシールリング28の説明斜視図である。図6は、本発明の例示的な実施形態による、充電端子に接続されたメタルバーの説明図である。
【0036】
図1図6に示すように、本発明の例示的な実施形態において、コネクタハウジングアセンブリが開示されている。コネクタハウジングアセンブリは、ハウジング10と、端部カバー23と、シールリング28とを備える。ハウジング10は、メタルバー11、12を挿入するために使用され、ハウジング10には、充電台の充電端子21、22の一端部を挿入することを可能にする端子孔102が形成されている。端部カバー23は、ハウジング10に着脱可能に固定され、端部カバー23には、充電端子21、22の一端部を通すことができる端子貫通孔202が形成されている。シールリング28は、ハウジング10と端部カバー23との間で圧縮されて、ハウジング10と端部カバー23との間のシールを実現する。
図示の実施形態において、シールリング28は、端子孔102と端子貫通孔202とを取り囲み、端子孔102と端子貫通孔202とがシールリング28の内側に取り囲まれるようになっている。このようにして、シールリング28は、水蒸気が端子孔102および端子貫通孔202を通ってコネクタ1のハウジング10および充電台ハウジング20に入ることを効果的に防ぐことができる。
【0037】
図1図6に示すように、本発明の例示的な実施形態において、シールリング装着溝238を、ハウジング10および端部カバー23の一方に形成することができ、シールリング28はシールリング装着溝238に装着されている。図示の実施形態において、シールリング装着溝238は、端部カバー23の端壁232に形成されている。
【0038】
図1図6に示すように、図示の実施形態において、シールリング28およびシールリング装着溝238は、8の字状である。
【0039】
図1図6に示すように、図示の実施形態において、ハウジング10は、長手方向において互いに反対側にある前端部と後端部とを有し、後部ポート105がハウジング10の後端部に形成されている。コネクタハウジングアセンブリは、弾性シール14も備える。弾性シール14は、ハウジング10の後部ポート105に装着され、弾性シール14には、メタルバー11、12を通すことができるメタルバー貫通孔141が形成されている。弾性シール14は、ハウジング10とメタルバー11、12との間で圧縮されて、ハウジング10とメタルバー11、12との間のシールを実現する。
【0040】
図1図6に示すように、図示の実施形態において、コネクタハウジングアセンブリは、ハウジング10の後端部に装着された後部カバー13をさらに備え、後部カバー13には、メタルバー11、12をハウジング10に挿入することを可能にするメタルバー孔103が形成されている。
【0041】
図1図6に示すように、図示の実施形態において、位置決め段部104が、ハウジング10の後部ポート105に形成されている。位置決め段部104および後部カバー13は、弾性シール14の2つの端部にそれぞれ押し付けられて、弾性シール14をハウジング10の後部ポート105において維持する。
【0042】
図1図6に示すように、図示の実施形態において、後部カバー13は、周壁131と、周壁131に接続された端壁132とを含む。メタルバー孔103は、後部カバー13の端壁132に形成されている。スナップスロット13aが、後部カバー13の周壁131に形成され、突起10aが、ハウジング10の後端部の外側に形成されている。突起10aは、スナップスロット13a内に係合して、後部カバー13をハウジング10の後端部に固定する。
【0043】
図1図6に示すように、図示の実施形態において、ハウジング10は、高さ方向において互いに反対側にある底壁10cと上壁10dとを有し、端子孔102は、ハウジング10の底壁10cに形成されている。端部カバー23は、ハウジング10の底壁10cに対向する端壁232を有し、端子貫通孔202が、端部カバー23の端壁232に形成されている。シールリング28は、ハウジング10の底壁10cと端部カバー23の端壁232との間で圧縮されて、ハウジング10の底壁10cと端部カバー23の端壁232との間のシールを実現する。
【0044】
図1図6に示すように、図示の実施形態において、ボス233が、端部カバー23の端壁232に形成され、端子貫通孔202はボス233を貫通する。シールリング28は、ハウジング10の底壁10cと端部カバー23のボス233との間で圧縮されて、ハウジング10の底壁10cと端部カバー23のボス233との間のシールを実現する。
【0045】
図1図6に示すように、図示の実施形態において、シールリング装着溝238が、端部カバー23のボス233の上面に形成され、シールリング28はシールリング装着溝238に装着されている。
【0046】
図1図6に示すように、図示の実施形態において、装着孔101がハウジング10の上壁10dに形成され、メタルバー11、12と充電端子21、22とを接続するために使用される接続部品161、162が、装着孔101を通ってハウジング10に入ることを可能にする。コネクタハウジングアセンブリは、装着孔101をシールするために装着孔101に挿入されるシールプラグ171、172も備える。
【0047】
図1図6に示すように、図示の実施形態において、複数の接続耳部10bが、ハウジング10の側壁に形成され、複数の接続柱23bが、端部カバー23の端壁232に形成されている。コネクタハウジングアセンブリは、複数の接続耳部10bを複数の接続柱23bに接続してハウジング10と端部カバー23とを互いに固定する複数の接続ねじ15も備える。図示の実施形態において、接続ねじ15は、接続耳部10bを貫通し、接続柱23bに形成された止まり穴2bに接続されている。
【0048】
図1図6に示すように、図示の実施形態において、端部カバー23は、端壁232に接続された周壁231も有し、充電台ハウジング20の突起20aに係合するのに適したスロット孔23aが、周壁231に形成されて、端部カバー23を充電台ハウジング20の端部に固定する。
【0049】
図1図6に示すように、本発明の別の例示的な実施形態において、充電台2に電気的に接続するためのコネクタ1も開示されている。コネクタ1は、上記のコネクタハウジングアセンブリと、メタルバー11、12と、接続部品161、162とを備える。メタルバー11、12は、ハウジング10に挿入されている。接続部品161、162は、ハウジング10に設けられている。接続部品161、162は、メタルバー11、12を、ハウジング10に挿入された充電端子21、22の一端部に接続する。
【0050】
図1図6に示すように、図示の実施形態において、接続部品161、162は、ハウジング10の装着孔101を通ってハウジング10に入り、装着孔101は、挿入されたシールプラグ171、172によってシールされている。シールプラグ171、172の一端部に、受入凹部171a、172aが形成され、接続部品161、162の一端部の頭部が、受入凹部171a、172aに収容されている。図示の実施形態において、接続部品161、162は、限定されないが、ボルトであってよく、その頭部が、シールプラグ171、172の受入凹部171a、172aに収容されている。これは、人の指が接続部品161、162の頭部に接触することを防ぐだけでなく、2つの隣接する接続部品161、162間の沿面距離も増加させ、製品の電気絶縁性能を向上させる。
【0051】
図7は、本発明の例示的な実施形態によるメタルバー11、12の空間配置図である。図8は、本発明の例示的な実施形態によるメタルバー11、12の上面図である。
【0052】
図1図8に示すように、図示の実施形態において、メタルバー11、12は、第1のメタルバー11と第2のメタルバー12とを含む。第1のメタルバー11は、扁平で、充電台2の第1の充電端子21との電気的接続のために使用される。第2のメタルバー12は、扁平で、充電台2の第2の充電端子22との電気的接続のために使用される。図示の実施形態において、第1のメタルバー11と第2のメタルバー12とは、同じ幅を有し、幅方向において互いに反対側にある左側面と右側面とを有する。第1のメタルバー11および第2のメタルバー12が第1の充電端子21および第2の充電端子22にそれぞれ接続されると、第1のメタルバー11の左側面および右側面が第2のメタルバー12の左側面および右側面とそれぞれ同一平面となるように、第1のメタルバー11と第2のメタルバー12とは厚さ方向に互いに重なる。
【0053】
図1図8に示すように、図示の実施形態において、第1の接続孔11aおよび第2の接続孔12aが、第1のメタルバー11および第2のメタルバー12のそれぞれに形成されている。接続部品161、162は、第1の接続孔11aおよび第2の接続孔12aのそれぞれを貫通する第1の接続部品161および第2の接続部品162を含む。第1の接続部品161および第2の接続部品162は、第1のメタルバー11および第2のメタルバー12を第1の充電端子21および第2の充電端子22のそれぞれに接続するために使用される。
【0054】
図1図8に示すように、図示の実施形態において、メタルバー11、12の長さ方向における第1の接続孔11aおよび第2の接続孔12aの寸法は、メタルバー11、12の幅方向における第1の接続孔11aおよび第2の接続孔12aの寸法よりも大きく、第1の接続部材161および第2の接続部材162は、第1の接続孔11aおよび第2の接続孔12aのそれぞれにおいてメタルバー11、12の長さ方向に沿って動くことができる。このようにして、メタルバー11、12と充電端子21、22との間の位置誤差を吸収することができ、メタルバー11、12の装着および動作がより容易かつより便利になる。
【0055】
図1図8に示すように、図示の実施形態において、2つの装着孔101が、ハウジング10の上壁10dに形成されている。シールプラグ171、172は、2つの装着孔101のそれぞれに挿入された第1のシールプラグ171および第2のシールプラグ172を含む。図示の実施形態において、第1のシールプラグ171および第2のシールプラグ172の構造は、軸方向長さが異なることを除いて、基本的に同じである。
【0056】
図1図8に示すように、図示の実施形態において、第1のメタルバー11は、扁平な第1の金属導体110と、第1の金属導体110に巻き付けられた第1の絶縁体112とを含む。第1の金属導体110は、第1の充電端子21との電気的接続のために第1の絶縁体112から露出した第1の接続端部111を有し、第1の接続孔11aは第1の接続端部111に形成されている。
【0057】
図1図8に示すように、図示の実施形態において、第2のメタルバー12は、扁平な第2の金属導体120と、第2の金属導体120に巻き付けられた第2の絶縁体122とを含む。第2の金属導体120は、第2の充電端子22との電気的接続のために第2の絶縁体122から露出した第2の接続端部121を有し、第2の接続孔12aは第2の接続端部121に形成されている。
【0058】
図1図8に示すように、図示の実施形態において、第1の接続端部111は、第2の接続端部121から空間的に離れ、第1の接続端部111の第1の接続孔11aが第2の接続端部121によって遮られないようになっている。したがって、第1の接続部品161を、第1の接続端部111の第1の接続孔11aに、遮られずに挿入することができる。
【0059】
図1図8に示すように、図示の実施形態において、第1の接続端部111は、メタルバー11、12の長さ方向に沿って延び、第1の接続端部111の幅は、メタルバー11、12の幅の半分以下であり、メタルバー11、12の幅方向の一方の側に片寄っている。第2の接続端部121はL字状であり、メタルバー11、12の長さ方向に沿って延びる第1の延長部121aと、メタルバー11、12の幅方向に沿って延びる第2の延長部121bとを含む。第1の延長部121aは、第1の接続端部111を越えて、メタルバー11、12の長さ方向に沿って延び、第1の延長部121aの幅は、メタルバー11、12の幅の半分以下であり、メタルバー11、12の幅方向の他方の側に片寄っている。したがって、第1の接続端部111と第2の接続端部121とは、空間的に互い違いになっており、第1の接続端部111と第2の接続端部121とが互いに遮るという問題がないことを確実にする。
【0060】
図1図8に示すように、図示の実施形態において、上記のメタルバー11、12は、アルミニウムバーまたは任意の他の適切なメタルバーであってよい。
【0061】
図1図8に示すように、本発明の別の例示的な実施形態において、充電台アセンブリも図示の実施形態で開示されている。充電台アセンブリは、コネクタ1と充電台2とを備える。充電台2は、充電台ハウジング20と充電端子21、22とを含む。充電端子21、22は、充電台ハウジング20に配置されている。コネクタ1の端部カバー23は、充電台ハウジング20の端部に装着され、充電端子21、22の一端部が、端部カバー23を貫通し、コネクタ1のハウジング10に挿入されて、ハウジング10に挿入されたメタルバー11、12に電気的に接続する。
【0062】
図示しないが、本発明の例示的な実施形態において、充電台2は、端部カバー23と充電台ハウジング20との間で圧縮されて端部カバー23と充電台ハウジング20との間のシールを実現する第1のシールリングも含む。これにより、水蒸気が端部カバー23と充電台ハウジング20との間の間隙を通って充電台ハウジング20に入ることを防ぐことができる。
【0063】
図1図8に示すように、本発明の例示的な実施形態において、充電端子21、22を装着するための端子装着孔が、充電台ハウジング20に形成されている。充電台2は、充電端子21、22と端子装着孔の孔壁との間で圧縮されて充電端子21、22と端子装着孔の孔壁との間のシールを実現する第2のシールリング(図示せず)も含む。これにより、水蒸気が充電端子21、22と端子装着孔の孔壁との間の間隙を通って充電台ハウジング20に入ることを防ぐことができる。
【0064】
上記の実施形態は例示的なものであり、限定的なものではないことを、当業者には理解されたい。例えば、当業者であれば、構成上または原理上矛盾することなく、上記の実施形態に多くの修正を加えることができ、異なる実施形態に記載する様々な特徴を互いに自由に組み合わせることができる。
【0065】
いくつかの例示的な実施形態について図示し説明したが、本開示の原理および趣旨から逸脱することなく、これらの実施形態に様々な変更または修正を加えることができることが、当業者には理解されよう。本開示の範囲は、特許請求の範囲およびその均等物により定義される。
【0066】
本明細書で使用されるとき、単数形で記載され「a」または「an」という単語が前に付く要素は、前記要素またはステップの複数形を除外することが明示的に述べられていない限り、これらを除外しないものとして理解すべきである。さらに、本発明の「一実施形態」への言及は、記載された特徴を同じく組み込む追加の実施形態の存在を除外するものとして解釈されることを意図していない。さらに、そうではないと明示的に述べられていない限り、特定の特性を有する1つの要素もしくは複数の要素を「備える」または「有する」実施形態は、その特性を有していない追加のそのような要素を含むことができる。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
【外国語明細書】