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特開2024-80682候補コンソールにおける評価のためのジェネレータ関数による動的項目生成のための方法及びシステム
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  • 特開-候補コンソールにおける評価のためのジェネレータ関数による動的項目生成のための方法及びシステム 図1
  • 特開-候補コンソールにおける評価のためのジェネレータ関数による動的項目生成のための方法及びシステム 図2
  • 特開-候補コンソールにおける評価のためのジェネレータ関数による動的項目生成のための方法及びシステム 図3A
  • 特開-候補コンソールにおける評価のためのジェネレータ関数による動的項目生成のための方法及びシステム 図3B
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024080682
(43)【公開日】2024-06-13
(54)【発明の名称】候補コンソールにおける評価のためのジェネレータ関数による動的項目生成のための方法及びシステム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/20 20120101AFI20240606BHJP
【FI】
G06Q50/20
【審査請求】未請求
【請求項の数】15
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2023203613
(22)【出願日】2023-12-01
(31)【優先権主張番号】202221069487
(32)【優先日】2022-12-01
(33)【優先権主張国・地域又は機関】IN
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.PYTHON
(71)【出願人】
【識別番号】510337621
【氏名又は名称】タタ コンサルタンシー サービシズ リミテッド
【氏名又は名称原語表記】TATA Consultancy Services Limited
【住所又は居所原語表記】Nirmal Building,9th Floor,Nariman Point,Mumbai 400021,Maharashtra,India.
(74)【代理人】
【識別番号】100094569
【弁理士】
【氏名又は名称】田中 伸一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100103610
【弁理士】
【氏名又は名称】▲吉▼田 和彦
(74)【代理人】
【識別番号】100109070
【弁理士】
【氏名又は名称】須田 洋之
(74)【代理人】
【識別番号】100067013
【弁理士】
【氏名又は名称】大塚 文昭
(74)【代理人】
【氏名又は名称】上杉 浩
(74)【代理人】
【識別番号】100120525
【弁理士】
【氏名又は名称】近藤 直樹
(74)【代理人】
【識別番号】100139712
【弁理士】
【氏名又は名称】那須 威夫
(74)【代理人】
【識別番号】100141553
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 信彦
(72)【発明者】
【氏名】ヴィラル プラカシュ シャー
(72)【発明者】
【氏名】ディーペンドラ シン チョーハン
(72)【発明者】
【氏名】アヌグラ ディクシット
(72)【発明者】
【氏名】ガウラヴ タンドン
(57)【要約】      (修正有)
【課題】候補コンソールにおける評価のためのジェネレータ関数による動的項目生成のための方法及びシステムを提供する。
【解決手段】候補コンソールにおける評価のためのジェネレータ関数により項目を動的に生成する方法は、ジェネレータ関数及び1又は2以上のプレースホルダ変数に基づいて生成される1又は2以上の項目の1又は2以上のテンプレートを含む。1又は2以上のプレースホルダ値は、各プレースホルダ変数に対応する1又は2以上の置換値に基づいて、動的に生成される。1又は2以上の必要な選択肢に関連付けられた1又は2以上の生成項目は、1又は2以上のプレースホルダ値に基づいて取得される。1又は2以上の有効な項目は、1又は2以上の必要な選択肢に関連付けられた1又は2以上の生成項目を、1又は2以上の項目のテンプレートにマッピングすることで取得される。
【選択図】図3A
【特許請求の範囲】
【請求項1】
プロセッサ実装方法(300)であって、
1又は2以上のハードウェアプロセッサによって、ジェネレータ関数及び複数のプレースホルダ変数を入力として受信するステップ(302)と、
前記1又は2以上のハードウェアプロセッサによって、前記ジェネレータ関数及び前記複数のプレースホルダ変数に基づいて、少なくとも一つの項目の少なくとも一つのテンプレートを生成するステップ(304)と、
前記1又は2以上のハードウェアプロセッサによって、複数のプレースホルダ変数のうち、各々のプレースホルダ変数に対応する少なくとも一つの置換値に基づいて、複数のプレースホルダ値を動的に生成するステップ(306)と、
前記1又は2以上のハードウェアプロセッサによって、前記ジェネレータ関数から少なくとも一つの呼び出しを動的に受信したときに、前記複数のプレースホルダ値に基づいて、少なくとも一つの必要な選択肢に関連付けられた少なくとも一つの生成項目を取得するステップであって、前記少なくとも一つの置換値は、前記少なくとも一つの生成項目における前記複数のプレースホルダ値を置換するために、前記ジェネレータ関数により前記少なくとも一つの置換値を生成される、ステップ(308)と、
前記1又は2以上のハードウェアプロセッサによって、前記少なくとも一つの必要な選択肢に関連付けられた少なくとも生成項目を前記少なくとも一つの項目の前記少なくとも一つのテンプレートにマッピングすることにより、少なくとも一つの有効な項目を取得するステップ(310)と、
を含む、プロセッサ実装方法(300)。
【請求項2】
前記少なくとも一つの項目は、少なくとも一つの問題に対応し、
前記少なくとも一つの項目の少なくとも一つのテンプレートは、作成者によって生成される、請求項1に記載のプロセッサ実装方法(300)。
【請求項3】
前記少なくとも一つの項目の前記少なくとも一つのテンプレートは、(a)主題、(b)チャプター、(c)セクション、(d)前記少なくとも一つの項目の難易度レベル、(e)言語、(f)ディストラクタレベルのうち、少なくとも一つの属性に基づいて生成される、請求項1に記載のプロセッサ実装方法(300)。
【請求項4】
前記少なくとも一つの必要な選択肢は、(a)正解、又は、(b)不正解に対応する、請求項1に記載のプロセッサ実装方法(300)。
【請求項5】
前記1又は2以上のハードウェアプロセッサによって、少なくとも一つのルールの選択により、前記少なくとも一つの生成項目に基づいて、前記ジェネレータ関数を用いて問題用紙を生成するステップ(312)を含む、請求項1に記載のプロセッサ実装方法(300)。
【請求項6】
システム(100)であって、
命令を格納するメモリ(104)と、
1又は2以上の通信インタフェース(106)と、
前記1又は2以上の通信インタフェース(106)を介して前記メモリ(102)に結合された1又は2以上のハードウェアプロセッサ(102)と、
を備え、
前記1又は2以上のハードウェアプロセッサ(104)は、前記命令によって、
ジェネレータ関数及び複数のプレースホルダ変数を入力として受信し、
前記ジェネレータ関数及び前記複数のプレースホルダ変数に基づいて、少なくとも一つの項目の少なくとも一つのテンプレートを生成し、
前記複数のプレースホルダ変数のうち、各々のプレースホルダ変数に対応する少なくとも一つの置換値に基づいて、複数のプレースホルダ値を動的に生成し、
前記ジェネレータ関数から少なくとも一つの呼び出しを動的に受信したときに、前記複数のプレースホルダ値に基づいて、少なくとも一つの必要な選択肢に関連付けられた少なくとも一つの生成項目を取得し、前記少なくとも一つの置換値は、前記少なくとも一つの生成項目における前記複数のプレースホルダ値を置換するために、前記ジェネレータ関数により生成され、
前記少なくとも一つの必要な選択肢に関連付けられた前記少なくとも一つの生成項目を、前記少なくとも一つの項目の前記少なくとも一つのテンプレートにマッピングすることで少なくとも一つの有効な項目を取得する、
ように構成される、システム(100)。
【請求項7】
前記少なくとも一つの項目は、少なくとも一つの問題に対応し、
前記少なくとも一つの項目の前記少なくとも一つのテンプレートは、作成者により生成される、請求項6に記載のシステム(100)。
【請求項8】
前記少なくとも一つの項目の前記少なくとも一つのテンプレートは、(a)主題、(b)チャプター、(c)セクション、(d)前記少なくとも一つの項目の難易度レベル、(e)言語、(f)ディストラクタレベルのうち、少なくとも一つの属性に基づいて生成される、請求項6に記載のシステム(100)。
【請求項9】
前記少なくとも一つの必要な選択肢は、(a)正解、又は、(b)不正解に対応する、請求項6に記載のシステム(100)。
【請求項10】
前記1又は2以上のハードウェアプロセッサ(102)は、さらに、前記命令によって、
少なくとも一つのルールの選択により、前記少なくとも一つの生成項目に基づいて、前記ジェネレータ関数を用いて問題用紙を生成する、
ように構成される、請求項6に記載のシステム(100)。
【請求項11】
1又は2以上の命令を含む1又は2以上の非一時的な機械可読情報記憶媒体であって、
前記命令は、1又は2以上のハードウェアプロセッサによって実行されたときに、
1又は2以上のハードウェアプロセッサによって、ジェネレータ関数及び複数のプレースホルダ変数を入力として受信するステップと、
前記1又は2以上のハードウェアプロセッサによって、前記ジェネレータ関数及び前記複数のプレースホルダ変数に基づいて、少なくとも一つの項目の少なくとも一つのテンプレートを生成するステップと、
前記1又は2以上のハードウェアプロセッサによって、前記複数のプレースホルダ変数のうち、各々のプレースホルダ変数に対応する少なくとも一つの置換値に基づいて、複数のプレースホルダ値を動的に生成するステップと、
前記1又は2以上のハードウェアプロセッサによって、前記ジェネレータ関数から少なくとも一つの呼び出しを動的に受信したときに、前記複数のプレースホルダ値に基づいて、少なくとも一つの必要な選択肢に関連付けられた少なくとも一つの生成項目を取得するステップであって、前記少なくとも一つの置換値は、前記少なくとも一つの生成項目における前記複数のプレースホルダ値を置換するために、前記ジェネレータ関数により前記少なくとも一つの置換値を生成される、ステップと、
前記1又は2以上のハードウェアプロセッサによって、前記少なくとも一つの必要な選択肢に関連付けられた少なくとも生成項目を少なくとも一つの項目の前記少なくとも一つのテンプレートにマッピングすることにより、少なくとも一つの有効な項目を取得するステップと、
を引き起こす、1又は2以上の非一時的な機械可読情報記憶媒体。
【請求項12】
前記少なくとも一つの項目は、少なくとも一つの問題に対応し、
前記少なくとも一つの項目の前記少なくとも一つのテンプレートは、作成者により生成される、請求項11に記載の1又は2以上の非一時的な機械可読情報記憶媒体。
【請求項13】
前記少なくとも一つの項目の前記少なくとも一つのテンプレートは、(a)主題、(b)チャプター、(c)セクション、(d)前記少なくとも一つの項目の難易度レベル、(e)言語、(f)ディストラクタレベルのうち、少なくとも一つの属性に基づいて生成される、請求項11に記載の1又は2以上の非一時的な機械可読情報記憶媒体。
【請求項14】
前記少なくとも一つの必要な選択肢は、(a)正解、又は、(b)不正解に対応する、請求項11に記載の1又は2以上の非一時的な機械可読情報記憶媒体。
【請求項15】
1又は2以上のハードウェアプロセッサによって実行されたときに、前記1又は2以上のハードウェアプロセッサによって、少なくとも一つのルールの選択により、前記少なくとも一つの生成項目に基づいて、前記ジェネレータ関数を用いて問題用紙を生成するステップを引き起こす、1又は2以上の命令を含む、請求項11に記載の1又は2以上の非一時的な機械可読情報記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願に対する相互参照)
本出願は、2022年12月1日に出願されたインド国特許出願第202221069487号に対して優先権を主張する。
【0002】
(技術分野)
本明細書の実施形態は、一般に、項目生成に関し、より詳細には、候補コンソールにおける評価のためのジェネレータ関数による動的項目生成のための方法及びシステムに関する。
【背景技術】
【0003】
項目作成は、個々のペルソナに訴求するトピックのアイデアを生成し、トピックやアイデアに関連する文章や視覚によるコンテンツを生成し、その情報をブログ、ビデオ、インフォグラフィック、またはその他のコンテンツの形式として視聴者がアクセスできるようにするプロセスである。例えば、機関/組織のための既存の評価システムは、特に、コンテンツの生成のライフサイクルにおける様々なレベルでの人為的な介入による大きな懸念事項である、問題用紙の漏洩、カンニングなどの多くの不正行為を有している。問題用紙及び機関/組織の正確性を失うことのリスクがある。現在のシナリオでは、問題用紙の生成は安定的である。評価を行っている間、作者により生成された問題用紙及びユーザに提示された問題用紙は同じである。それゆえ、実際の問題用紙は、評価の前に、著作、校閲、校正、検証を形づくるための人為的な介入に直面する。それゆえ、問題用紙は正確性及び一意性を失う機会を生じる。このように、人為的な介入は、不可避であり、かつ、機関/組織の善意、経済、学生の努力、時間などを阻害するかもしれない評価の再発に繋がる、評価の前の漏洩の唯一の理由となり得る。
【0004】
問題用紙の生成に使用される従来のアプローチは、マークの数や学習のチャプターに例示されるカテゴリーのような1つ以上の固定された基準に基づいて、自由なテキストまたは知識の貯蔵庫から問題を取り出すことに依存する自動化されたシステムを利用する。これらの固定された基準に基づいて問題を選択した後、問題用紙を形成するように編集される。自動生成のために、ファジーアルゴリズムやシャッフリングアルゴリズムのような異なる種類のアルゴリズムが使用される。異なる問題用紙は、シャッフリングアルゴリズムのようなランダム化手法を用いて生成される。ある従来のシステムは、公平な評価を導入するために、類似または同一のイベントに対して異なる問題用紙を提供する。既存のアプローチは、問題用紙の生成のカスタマイズではなく、スピードの向上と人間の労力の軽減に焦点を当てていた。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本開示の実施形態は、従来のシステムにおいて本発明者らにより認識された上述の技術的問題の1又は2以上に対する解決策として技術的改善を提示する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
例えば、一実施形態では、候補コンソールにおける評価のためのジェネレータ関数による動的項目生成のためのプロセッサ実装方法が提供される。本方法は、1又は2以上のハードウェアプロセッサによって、ジェネレータ関数及び複数のプレースホルダ変数を入力として受信するステップと、1又は2以上のハードウェアプロセッサによって、ジェネレータ関数及び1又は2以上のプレースホルダ変数に基づいて、1又は2以上の項目の1又は2以上のテンプレートを生成するステップと、1又は2以上のハードウェアプロセッサによって、1又は2以上のプレースホルダ変数のうち、各々のプレースホルダ変数に対応する1又は2以上の置換値に基づいて、1又は2以上のプレースホルダ値を動的に生成するステップと、1又は2以上のハードウェアプロセッサによって、ジェネレータ関数から呼び出しを動的に受信したときに、1又は2以上のプレースホルダ値に基づいて、1又は2以上の必要な選択肢に関連付けられた1又は2以上の生成項目を取得するステップと、1又は2以上のハードウェアプロセッサによって、1又は2以上の必要な選択肢に関連付けられた1又は2以上の生成項目を1又は2以上の項目のための1又は2以上のテンプレートにマッピングすることにより、1又は2以上の有効な項目を取得するステップと、を含む。1又は2以上の置換値は、1又は2以上の生成項目における1又は2以上のプレースホルダ変数を置換するために、ジェネレータ関数により生成される。
【0007】
一実施形態では、1又は2以上の項目は、1又は2以上の問題に対応する。一実施形態では、1又は2以上の項目の1又は2以上のテンプレートは、作成者により生成される。一実施形態では、1又は2以上の項目の1又は2以上のテンプレートは、(a)主題、(b)チャプター、(c)セクション、(d)1又は2以上の項目の難易度レベル、(e)言語、(f)ディストラクタレベルのうち、1又は2以上の属性に基づいて生成される。一実施形態では、1又は2以上の必要な選択肢は、(a)正解、又は、(b)不正解に対応する。一実施形態では、問題用紙は、1又は2以上のルールの選択により、1又は2以上の生成項目に基づいて、ジェネレータ関数を用いて生成される。
【0008】
別の態様では、候補コンソールにおける評価のためのジェネレータ関数による動的項目生成のためのシステムが提供される。本システムは、命令を格納するメモリと、1又は2以上の通信インタフェースと、1又は2以上の通信インタフェースを介してメモリに結合された1又は2以上のハードウェアプロセッサと、を備え、1又は2以上のハードウェアプロセッサは、命令によって、ジェネレータ関数及び1又は2以上のプレースホルダ変数を入力として受信し、ジェネレータ関数及び1又は2以上のプレースホルダ変数に基づいて、1又は2以上の項目の1又は2以上のテンプレートを生成し、1又は2以上のプレースホルダ変数のうち、各々のプレースホルダ変数に対応する1又は2以上の置換値に基づいて、1又は2以上のプレースホルダ値を動的に生成し、ジェネレータ関数から呼び出しを動的に受信したときに、1又は2以上のプレースホルダ値に基づいて、1又は2以上の必要な選択肢に関連付けられた1又は2以上の生成項目を取得し、1又は2以上の必要な選択肢に関連付けられた1又は2以上の生成項目を1又は2以上の項目の1又は2以上のテンプレートにマッピングすることで1又は2以上の有効な項目を取得するように構成されている。1又は2以上の置換値は、1又は2以上の生成項目における1又は2以上のプレースホルダ変数を置換するために、ジェネレータ関数により生成される。
【0009】
一実施形態では、1又は2以上の項目は、1又は2以上の問題に対応する。一実施形態では、1又は2以上の項目の1又は2以上のテンプレートは、作成者により生成される。一実施形態では、1又は2以上の項目のための1又は2以上のテンプレートは、(a)主題、(b)チャプター、(c)セクション、(d)1又は2以上の項目の難易度レベル、(e)言語、(f)ディストラクタレベルのうち、1又は2以上の属性に基づいて生成される。一実施形態では、1又は2以上の必要な選択肢は、(a)正解、又は、(b)不正解に対応する。一実施形態では、1又は2以上のハードウェアプロセッサは、命令によって、1又は2以上のルールの選択により、1又は2以上の生成項目に基づいて、ジェネレータ関数を用いて、問題用紙を生成するように構成されている。
【0010】
さらに、別の実施形態では、1又は2以上の命令を含む1又は2以上の非一時的な機械可読情報記憶媒体が提供される。1又は2以上のハードウェアプロセッサによって、一または2以上の命令が実行されると、ジェネレータ関数及び1又は2以上のプレースホルダ変数を入力として受信するステップと、ジェネレータ関数及び1又は2以上のプレースホルダ変数に基づいて、1又は2以上の項目の1又は2以上のテンプレートを生成するステップと、1又は2以上のプレースホルダ変数のうち、各々のプレースホルダ変数に対応する1又は2以上の置換値に基づいて、1又は2以上のプレースホルダ値を動的に生成するステップと、ジェネレータ関数から呼び出しを動的に受信したときに、1又は2以上のプレースホルダ値に基づいて、1又は2以上の必要な選択肢に関連付けられた1又は2以上の生成項目を取得するステップと、1又は2以上の必要な選択肢に関連付けられた1又は2以上の生成項目を1又は2以上の項目の1又は2以上のテンプレートにマッピングすることにより、1又は2以上の有効な項目を取得するステップと、を引き起こす。1又は2以上の置換値は、1又は2以上の生成項目における1又は2以上のプレースホルダ変数を置換するために、ジェネレータ関数により生成される。
【0011】
一実施形態では、1又は2以上の項目は、1又は2以上の問題に対応する。一実施形態では、1又は2以上の項目の1又は2以上のテンプレートは、作成者により生成される。一実施形態では、1又は2以上の項目の1又は2以上のテンプレートは、(a)主題、(b)チャプター、(c)セクション、(d)1又は2以上の項目の難易度レベル、(e)言語、(f)ディストラクタレベルのうち、1又は2以上の属性に基づいて生成される。一実施形態では、1又は2以上の必要な選択肢は、(a)正解、又は、(b)不正解に対応する。一実施形態では、問題用紙は、1又は2以上のルールの選択により、1又は2以上の生成項目に基づいて、ジェネレータ関数を用いて生成される。
【0012】
前述の一般的な説明と以下の詳細な説明の両方は共に例示的で説明的のためのものに過ぎず、請求項に記載される本発明を限定するものではないことを理解されたい。
【0013】
本開示に組み込まれ且つ本開示の一部を構成する添付図面は、例示的な実施形態を例証し、本明細書と共に開示された原理を説明する役割を果たす。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】本開示の幾つかの実施形態による、候補コンソールにおける評価のためのジェネレータ関数による動的項目生成システムのブロック図である。
図2】本開示の幾つかの実施形態による、図1のシステムの例示的なブロック図である。
図3A】本開示の幾つかの実施形態による、候補コンソールにおける評価のためのジェネレータ関数による動的項目生成のための方法を示す例示的なフローチャートである。
図3B】本開示の幾つかの実施形態による、候補コンソールにおける評価のためのジェネレータ関数による動的項目生成のための方法を示す例示的なフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0015】
例示的な実施形態が、添付図面を参照して説明される。図において、参照番号の最も左の桁は、参照番号が最初に現れる図を表している。好都合な場合には、同じ又は同様の要素を参照するのに図面全体を通して同じ参照番号が使用される。開示された原理の例及び特徴が本明細書に記載されているが、開示された実施形態の範囲から逸脱することなく、修正、適応、及び他の実施形態が可能である。
【0016】
コンテンツ生成の評価のライフサイクルにおいて、不正行為、複数のレベルでの人為的な介入、及び、正確性の喪失によって提起される課題に対処するためのアプローチが必要とされている。本開示の実施形態は、ジェネレータ関数による候補コンソールにおける動的項目生成のためのシステム及び方法を提供する。このシステムは、ジェネレータ関数を呼び出すとともに、項目のテンプレートと複数の入力値とを提供することで、項目を生成する。項目は、互換的に、対応する表現を含む問題用紙における1又は2以上の問題として参照されている。入力値は、変数の範囲に対応し、ジェネレータ関数が呼び出しを受けるごとに自動的に生成される。項目が生成された後、バリデータは、ジェネレータにより生成された項目の検証及び妥当性の確認を行う。バリデータは、生成項目が正しいか否かについて確認し、必要であれば、ジェネレータ関数において正しい値を生成させるために必要な変化を生じさせるために、生成項目が作成者に提示され得るウェブベースのモジュールである。バリデータの目的は、オーサリングを行い、正しいかどうかを検証する間に複数の形式の項目を生成することで、テンプレート項目の信憑性を確認することである。バリデータは、択一式問題(MCQ:multiple-choice question)の場合に提供される1又は2以上の選択肢(例えば、正解、不正解)を検証する責任を含む。評価の際、受験者又は参加者が評価を開始するためにコンソールをクリックすると、システムは、自動的にジェネレータ関数を呼び出す。ジェネレータ関数は、定義されたルールや変数に従って、問題用紙において一般的な生成項目のための1又は2以上のプレースホルダ値を生成するように構成されてもよい。これにより、システムは、評価の際に、全ての候補者に対して実際のカスタマイズされた問題を生成する。また、システムは、ジェネレータ関数がエラーを生じた場合、デフォルトの項目を提供し、デフォルトの項目が参加者に提示される。
【0017】
ここで、図面、より詳細には、図1から図3Bを参照して、図面全体を通して同じ参照番号が使用され、より好ましい実施形態が示される。これらの実施形態では、以下に示す例示的なシステム、及び/又は、方法の内容にて記載される。
【0018】
図1は、本開示の幾つかの実施形態による、候補コンソールにおける評価のためのジェネレータ関数による動的項目生成のためのシステム100のブロック図を示す。一実施形態では、システム100は、1又は2以上のプロセッサ102と、通信インタフェース又は入出力インタフェース106と、1又は2以上のプロセッサ102に動作可能に結合された1又は2以上のデータ記憶装置又はメモリ104とを含む。メモリ104は、データベースを含む。1又は2以上のプロセッサ102、メモリ104、及び、入出力インタフェース106は、システムバス108または同様の構成のシステムバスにより結合されてもよい。ハードウェアプロセッサである1又は2以上のプロセッサ102は、1又は2以上のマイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ、中央処理ユニット、ステートマシン、論理回路、及び/又は、動作命令に基づいて信号を操作する任意のデバイスに実装されてもよい。その他、1又は2以上のプロセッサ102は、メモリ104に格納された命令をコンピュータが読み出し可能な命令を取り出して実行するように構成される。実施形態では、システム100は、ラップトップコンピュータ、ノートブック、携帯型デバイス、ワークステーション、メインフレームコンピュータ、サーバ、ネットワーククラウドのような、様々なコンピュータシステムに実装することができる。
【0019】
入出力インタフェース106は、例えば、ウェブインタフェース、グラフィカルユーザインタフェース等、様々なソフトウェア及びハードウェアインタフェースを含むことができる。入出力インタフェース106は、例えば、キーボード、マウス、外部メモリ、カメラ、プリンタ等の周辺装置のためのインタフェース等、様々なソフトウェア及びハードウェアインタフェースを含んでもよい。さらに、入出力インタフェース106は、例えば、ウェブサーバ、外部データベースのような他のデバイスに対してシステム100が通信することを可能としてもよい。入出力インタフェース106は、例えば、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)やケーブル等の有線ネットワークと、ワイヤレスLAN(WLAN)、セルラー、衛星等の無線ネットワークとを含む、多種多様なネットワークやプロトコル・タイプ内での複数の通信を容易にすることができる。一実施形態では、入出力インタフェース106は、多くのデバイスを相互に又は他のサーバに接続するための1又は2以上のポートを含むことができる。
【0020】
メモリ104は、例えば、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)及びダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)等の揮発性メモリ、及び/または、リードオンリーメモリ(ROM)、消去可能プログラマブルROM、フラッシュメモリ、ハードディスク、光ディスク、磁気テープ等の不揮発性メモリを含む、この分野で知られている任意のコンピュータが読出可能な記憶媒体を含んでもよい。一実施形態では、メモリ104は、複数のモジュール110によって、処理され、受信され、生成されたデータを格納するための複数のモジュール110及びリポジトリ112を含む。複数のモジュール110は、ルーチン、プログラム、オブジェクト、コンポーネント、データ構造等を含み、特定のタスクを実行したり、特定の抽象データ型を実装したりする、
【0021】
さらに、データベースは、本明細書に記載された方法に特有である、システム100に供給される入力、及び/または、システム100により生成される出力(例えば、データ処理の各段階で生成されるデータ/出力)に関連する情報を格納する。より具体的には、データベースは、本明細書に提示された各ステップにおいて処理される情報を格納する。
【0022】
さらに、複数のモジュール110は、システム100のアプリケーション及び機能を補足するプログラム又はコード化された命令を含んでもよい。リポジトリ112は、とりわけ、システムデータベース114及び他のデータ116を含む。他のデータ116は、複数のモジュール110のうち、1又は2以上のモジュールの実行の結果として生成されるデータを含んでもよい。さらに、データベースは、本明細書に記載された方法に特有である、システム100に供給される入力、及び/または、システムにより生成される出力(例えば、各段階)に関連する情報を格納してもよい。ここで、例えば、メモリ104のようなメモリ、及び、プロセッサ102のようなハードウェアプロセッサに用いられるように構成されたコンピュータプログラムは、以下に説明される様々な機能をシステム100に実行させる。
【0023】
図2は、本開示の幾つかの実施形態による、図1のシステムの例示的なブロック図を示す。システム200は、システム100(図1)の一例であってもよい。例示的な実施形態では、システム200は、例えば、システム100(図1)に具現化されてもよいし、システム100等のシステムと直接通信してもよい。システム200は、作成者202と、項目テンプレート生成ユニット204と、ジェネレータ関数選択ユニット206と、項目校閲検証ユニット208と、校閲ユニット210と、問題用紙生成ユニット212と、問題用紙校閲ユニット214と、問題用紙校正ユニット216と、候補コンソール218とを含む。項目テンプレート生成ユニット204は、作成者202により、1又は2以上の項目の1又は2以上のテンプレートを生成するように構成されている。一実施形態では、項目は、対応する表現を含む問題用紙における一つの問題を通じて、代替的に参照される。1又は2以上の項目の1又は2以上のテンプレートは、ジェネレータ関数及び1又は2以上のプレースホルダ変数を含む。一実施形態では、1又は2以上の項目は、1又は2以上の問題に対応する。一実施形態では、1又は2以上の項目の1又は2以上のテンプレートは、作成者202により生成される。一実施形態では、1又は2以上の項目の1又は2以上のテンプレートは、a)主題、(b)チャプター、(c)セクション、(d)少なくとも一つの項目の難易度レベル、(e)言語、(f)ディストラクタレベルのうち、少なくとも一つの属性に基づいて生成される。ジェネレータ関数は、任意のスクリプト言語の関数である。一実施形態では、項目に特有の1又は2以上のプレースホルダ値は、ジェネレータ関数が呼び出しを受けるごとに自動的に生成される。一実施形態では、作成者202は、実装言語として、Java/Javaスクリプトを用いてもよいが、スクリプト言語として、python、rubyのような言語に限定されない。例えば、スクリプト言語は、項目のテンプレートをジェネレータ関数に提供する間に1又は2以上のルールを定義するために、作成者202により用いられる。
【0024】
例えば、生成項目と対応するジェネレータ関数は、以下の通りである。
生成項目: X + Y = Z
<script>
function myFunction() {
var X= Math.floor(Math.random() * 10);
var Y= Math.floor(Math.random() * 10);
var Z = X +Y;
var inputJson = {"X ":X, "Y": Y, "option" :
{"opt1 ": Z, "opt2": Z+2, "opt3" : Z+4 }};
return inputJson;
}
</script>
ジェネレータ関数選択ユニット206は、1又は2以上のプレースホルダ変数のうち、各々のプレールホルダ変数に対応する1又は2以上の置換値に基づいて、1又は2以上のプレースホルダ値を動的に生成するように構成されている。一実施形態では、1又は2以上のプレースホルダ変数は、ジェネレータ関数により生成される1又は2以上のテキストパラメータ(例えば、数学は、X+Y=Zである)に置換され、1又は2以上の生成項目の定義を完了する1又は2以上の計測可能な要素に対応する。ジェネレータ関数は、1又は2以上の項目の置換値を提供する。例えば、ストリーム「B」からの1又は2以上の項目、例えば、数学がX+Y=Zであり、もし仮に、ジェネレータ関数が2、3のような1又は2以上の置換値と、5、6、7、8のような4つの選択肢とを与えているとすると、1又は2以上の項目が生成されて評価に用いられる。1又は2以上の項目は、一つのストリームに限らず、全てのストリームに用いられて対応する項目が生成される。
【0025】
例えば、以下の通り、1又は2以上のストリームに対応する1又は2以上の項目が生成される。
【0026】
ストリーム「A]は一般常識を参照:
i)生成される値の大きい状態を選択<変数>。
ii)サイコロに1<var 1>から6<var 6>までの異なる番号を振る。
【0027】
1が2<var 3>、4<var 4>、6に隣接する場合、次の記述のうち必然的に正しいものはどれか?
ストリーム「B」は数学を参照:
2つの数の合計<var 1>+<var 2>=?
ストリーム「C」は物理を参照:
i)熱力学の<第1法則>は、次のいずれの保存に関連しているか?
<選択肢1><選択肢2><選択肢3><選択肢4>
ii)マックスウェルの<var 1>の単位は次のどれか?
<選択肢1><選択肢2><選択肢3><選択肢4>
iii)抵抗が直列に接続されている場合、純抵抗<var>は?
<選択肢1><選択肢2><選択肢3><選択肢4>
ストリーム「D}は英語を参照:
i)以下に1つの文の5つのパーツが与えられている。あなたは、意味のある文章を作成する必要がある。正しい順番が正解である:
ABCDE(var 1)
BACED(var 2)
DEABC(var 3)
EBCDA(var 4)
ii)以下の問題において、正しいスペルの単語を見つけなさい。
【0028】
推奨(var 1)
推奨(var 2)
推奨(var 3)
推奨(var 4)
ストリーム「E」はストーリーライティングを参照:
登場人物の名前は、全ての物語において置き換えることができる。
【0029】
1又は2以上の必要な選択肢に関連付けられた1又は2以上の生成項目は、ジェネレータ関数から1又は2以上の呼び出しを動的に受信したときに、1又は2以上のプレースホルダ値に基づいて取得される。項目校閲検証ユニット208は、正確性を確認するためにバリデータを呼び出して作成者202に問題を閲覧することを可能とするように構成され、プレビュー後において、問題が完了と表示される。検証された項目は、1又は2以上の必要な選択肢に関連付けられた1又は2以上の生成項目を、1又は2以上の項目の1又は2以上のテンプレートにマッピングすることで取得される。
【0030】
校閲ユニット210は、ジェネレータ関数を呼び出すことにより、問題の内容及び属性(例えば、主な詳細及び質問時間)を表示するように構成されている。校閲ユニット210は、1又は2以上の必要な選択肢を選択し、1又は2以上のヒントを提供する。一実施形態では、1又は2以上の必要な選択肢は、(a)正解、又は、(b)不正解に対応する。校閲ユニット210は、1又は2以上の問題の属性を必要に応じて変更することができる。校閲ユニット210は、校閲者に関連付けられたバージョンと作成者202に関連付けられたバージョンとを比較するように構成されている。例えば、(a)不一致がない場合、問題は問題用紙「A」に送られ、作成者202により提供された1又は2以上のヒントは考慮される。(b)不一致がある場合、不一致のレポートが生成され、校閲者が作成者202のバージョンを受け入れる場合、項目は、問題用紙生成ユニット212に送られる。(c)不一致があり、校閲者が作成者202のバージョンを受け入れない場合、問題は、作成者に送り返される。
【0031】
作成者202は、自分のバージョンと校閲者のバージョンとの比較を受け取る。作成者202が校閲者のバージョンを受け入れた場合、問題は問題用紙生成ユニット212に送られる。作成者が校閲者のバージョンを受け入れなかった場合、問題は破棄される。問題の校閲者により提案された問題の内容に対し、作成者202により実行された変更がある場合、その問題は、問題用紙生成ユニット212に送られる。問題用紙生成ユニット212は、ルールの選択及び生成された項目に基づいて、問題用紙を生成するように構成されている。例えば、問題用紙の作成中に、難易度レベルが「易しい」、一連の一般常識と地理に関する10問を選択する必要がある場合、問題用紙から項目を取得する際、項目に付随するメタ属性が用いられる。問題用紙校閲ユニット214は、以下のように、問題用紙の校閲を行うように構成されている。(a)修正の必要が無い場合、問題用紙は評価において封印される。(b)修正の必要がある場合、問題用紙は、問題用紙生成ユニット212に送り返される。
【0032】
問題用紙校正ユニット216は、問題用紙を校正するように構成されている。校正者は、項目のパネルをクリックすると、関連するジェネレータ関数が自動的に呼び出される。問題用紙は、対応するプレビューが行われる。(a)修正の必要が無い場合、校正は完了する。(b)修正の必要がある場合、修正のための要求が作成者202に送られる。問題用紙は、校正の後、まとめられ、封印され、候補コンソール218に推し立てられる。ジェネレータ関数は、受験者が数字のパネルをクリックするごとに呼び出される。ジェネレータ関数は、校正者へのプレビュー及び校正の際、及び、問題用紙を受験者に配布する際、問題のテンプレートにおける1又は2以上の問題のための問題オプションの値を生成するために呼び出される。一実施形態では、テンプレートにおけるプレースホルダ値を配置した後、ジェネレータ関数によるエラーが生じた場合、デフォルトの問題は候補コンソール218に表示される。一実施形態では、表示モジュールは、評価の際に候補コンソール218の画面に問題を表示するのと同様、項目の検証のために、作成者202にフロントエンド画面を表示する。
【0033】
図3A及び図3Bは、本開示の幾つかの実施形態による、候補コンソールにおける評価のためのジェネレータ関数による動的項目生成のための方法を示す例示的なフローチャートである。一実施形態では、システム100は、1又は2以上のハードウェアプロセッサ102に動作可能に結合された1又は2以上のデータ記憶装置又はメモリ104を含み、1又は2以上のプロセッサ102による方法の各ステップの実行のための命令を格納するように構成されている。フローチャートは、以下の説明/記述によってより一層理解される。本開示の方法の各ステップは、図1及び図2に示されるシステムの構成要素を参照して説明される。
【0034】
ステップS302において、ジェネレータ関数、及び、1又は2以上のプレースホルダ変数は、入力として受信される。ステップS304において、1又は2以上の項目の1又は2以上のテンプレートは、ジェネレータ関数、及び、1又は2以上のプレースホルダ変数に基づいて生成される。一実施形態では、1又は2以上の項目は、1又は2以上の問題に対応する。一実施形態では、1又は2以上の項目の1又は2以上のテンプレートは、作成者により生成される。一実施形態では、1又は2以上の項目の1又は2以上のテンプレートは、(a)主題、(b)チャプター、(c)セクション、(d)1又は2以上の項目の難易度レベル(例えば、易しい、中程度、難しい)、(e)言語、(f)ディストラクタレベルのうち、1又は2以上の属性に基づいて生成される。ステップS306において、1又は2以上のプレースホルダ値は、1又は2以上のプレースホルダ変数のうち、各々のプレースホルダ変数に対応する1又は2以上の置換値に基づいて動的に生成される。ステップS308において、1又は2以上の必要な選択肢に関連付けられた1又は2以上の生成項目は、ジェネレータ関数から1又は2以上の呼び出しを動的に受信したときに、1又は2以上のプレースホルダ値に基づいて取得される。1又は2以上の置換値は、1又は2以上の生成項目において1又は2以上のプレースホルダ変数に置換するために、ジェネレータ関数により生成される。一実施形態では、1又は2以上の必要な選択肢は、(a)正解、又は、(b)不正解に対応する。ステップS310において、1又は2以上の検証された項目は、1又は2以上の必要な選択肢に関連付けられた1又は2以上の生成項目を、1又は2以上の項目の1又は2以上のテンプレートにマッピングすることにより取得される。ステップS312において、問題用紙は、1又は2以上のルールの選択によりジェネレータ関数を用いて、1又は2以上の生成項目に基づいて生成される。
【0035】
例えば、研究は、カスタマイズされた問題/項目の生成方法を開始するために実施される。作成者202は、以下の幾つかのステップに従って、メタ問題テンプレートの処理を開始する。(i)コンテンツバンクオーサリングをクリックする。ii)問題管理>>問題の作成>>問題のタイプの選択をクリックする。iii)問題文において、必要な変数を追加する。iv)メタ構成の追加/更新をクリックする。v)「制約タイプを定義する」の下で、Java(登録商標)がサポートするスクリプト言語(JS)として値を選択するが、値を構成するための1又は2以上のスプリング言語は限定されない。ジェネレータ関数及び2つの変数は、必要な出力のための入力として用いられる。入力変数に対する1又は2以上の制約(すなわち、検証)は、スクリプト言語の機能のロジック自体により処理される。すなわち、項目オーサリング画面において汎用変数及びジェネレータ関数をキャプチャする。項目生成の後、項目ID及び封入物(すなわち、確定された項目)を用いて項目を探索し、1又は2以上のアクションからシミュレートされた選択肢を選択する。作成者202は、シミュレータを利用することでジェネレータ関数を検証し、任意の数の実際の項目を生成してもよい。項目のテンプレートとともに、1又は2以上の生成項目をまとめる必要がある。作成者202は、問題用紙、及び、封印、すなわち、ドライブにおいてまとめられる最終的な項目をオーサリングしつつ、1又は2以上のメタ質問を利用する。例えば、ドライブは、一つのサーバに関して、所定のテストセンタで評価に参加した250~300人の参加者のセットにより構成されている。校閲プロセスにおいては、ジェネレータ関数は、ドライバとして動作し、実際の問題用紙とは異なる問題用紙を生成する。問題用紙は、まとめられて封印された後、機関/組織と共有される。評価の際、問題用紙はテストセンタにおいてダウンロードされ、受験者または参加者は実際の問題用紙を起動する。受験者/参加者は、候補コンソール218において数字のパネルをクリックしていずれかの項目を受験すると、アプリケーションは、ジェネレータ関数を呼び出して置換値を取得し、候補コンソール218において新たに生成された項目を表示する。
【0036】
本開示の一実施形態は、問題用紙又は評価の項目の完全性を維持するという未解決の課題に対処する。本開示の一実施形態では、手動による介在を伴わずに、ジェネレータ関数及び変数の入力を用いて、テンプレート項目、及び、問題または問題セットを生成するためのアプローチを提供する。クレーム化されたアプローチは、教育分野で利用されるが、大学試験、学校試験、及び、競争試験のような評価に限定されない。生成項目は、数値問題に限定されず、生成する必要のある全ての可能なタイプの問題に適合しています。クレーム化されたアプローチは、単一のドメインに限定されず、ジェネレータ関数を経由して生成され得るプレースホルダ値(すなわち、項目における変数)に拡張することができる。各テンプレート項目には、ジェネレータ関数が特定の参加者のために呼び出されている間にエラーを生じているときに発生する、デフォルトに関連する生成項目があってもよい。
【0037】
本開示の一実施形態では、評価を実施するプロセスを逆にしている。すなわち、まず、実際の問題用紙が受験者システムに反映され、次に、教育のデータセンタに反映されて評価が行われる。これにより、問題用紙が他人に閲覧されることがなく、評価の前に試験用紙の漏洩が生じることを防止し、公正な評価に繋げ、評価イベントが再発することを回避する。他の全ての受験者にとって一意性のある候補コンソールにおける問題用紙の生成が同じ評価において提示され、評価の際のカンニングのような全ての種類のイベントに対抗する。作成者による項目/問題の生成後、項目は、問題用紙の正確性を確証するために、作成者およびその他の管理権限者による検証を必要とする。クレーム化されたアプローチは、項目のテンプレート及びジェネレータ関数を生成した後、ジェネレータ関数が呼び出されるごとに、同様のパターンを有する異なる問題が結果として生成される。
【0038】
本開示の一実施形態では、評価の前の問題用紙の漏洩を制限することで、公正な評価に繋げて、評価イベントが再発することを回避する。本開示の実施形態は、成長性のある教育業界に対して一意性があり、適切である様々な試験の問題用紙を提供することを可能とし、動的で適合性のある問題用紙生成システムを提供する。本開示の一実施形態では、評価の際に、実際の問題用紙の生成が候補コンソールにおいて生じることを許容している。このシステムは、単に問題をシャッフルすることに制限されず、全ての生徒に異なる問題を生成する、このシステムは、評価の前のあらゆる種類の不正行為から実際の項目/問題を保護する。一意性のある異なる問題を生成するジェネレータ関数の利用は、全ての不正行為から問題用紙の安全性を確保する。これにより、1又は2以上の段階、すなわち、オーサリング、校正、校閲の間における1又は2以上の段階において、1又は2以上の問題を生成することは、実際の問題用紙の完全性を保護する。
【0039】
適応可能なパネルをクリックすることで、実際の項目が候補コンソールにおいて生成される。受験者がパネルをクリックすると、ジェネレータが定義された変数ごとに生成されたテンプレートに対してプレースホルダ値を入力することを自動的に開始する。これにより、生徒は、本発明を利用するためのトレーニングを受ける必要がない。本開示の実施形態は、ランダム化に焦点を当てたものではなく、これに代えて、項目又は問題の完全性及び一意性を保護するために、パネルをクリックすることで候補コンソールにおいて異なる問題を生成することに焦点を当てている。本開示の一実施形態は、問題の生成後にジェネレータによって提供された入力を検証するためにバリデータが複数回呼び出されることにより、エラーの無い問題に繋がる。本開示の実施形態は、ジェネレータが全てのシステムを正確であり、かつ、エラーの無いものとする例外的な値を投げた場合、デフォルトの項目を生成するための選択肢を含んでもよい。ジェネレータに必要な入力は、バリデータ、すなわち、複数のジェネレータの呼び出しを経由してジェネレータ関数の正確性を検証する項目生成画面の一部を経由して検証されてもよい。これにより、校正者、候補者、又は他の全ての人物を含む全てのユーザは、関数の呼び出しを通じて生成され、かつ、評価において出題される予定の実際の正確な問題を知ることができず、異なる問題/選択肢のプレースホルダ値をいつも閲覧する。本開示の実施形態は、いずれのタイプの問題に限定されず、評価、小論文、空欄補充などなどに利用することができる。
【0040】
本明細書では、当業者が本実施形態を実施及び利用できるように主題を説明している。本主題の実施形態の範囲は、特許請求の範囲によって定義され、当業者に生じる他の修正を含むことができる。このような他の修正は、これらが請求項の文言と際のない同様の要素を有する場合、又はこれらが、請求項の文言と僅かな差異を有する均等な要素を含む場合には、請求項の範囲内にあるものとする。
【0041】
保護の範囲は、このようなプログラムに加え、そこにメッセージを有するコンピュータ読み取り可能な手段にも拡張され、このようなコンピュータ読み取り可能な記憶手段は、プログラムがサーバ又はモバイルデバイス又は何れかの適切なプログラム可能なデバイス上で実行される場合、方法の1又は2以上のステップの実施のためのプログラムコード手段を含むことを理解されたい。ハードウェアデバイスは、例えば、サーバ又はパーソナルコンピュータなどのような何れかの種類のコンピュータ、又はこれらの何れかの組み合わせを含む、プログラム可能な何れかの種類のデバイスとすることができる。デバイスはまた、例えば特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)のようなハードウェア手段、又はハードウェア手段とソフトウェア手段の組み合わせ、例えばASICとFPGA、又はソフトウェア処理構成要素がそこに配置された少なくとも一つのマイクロプロセッサと少なくとも一つのメモリでとすることができる手段を含むことができる。従って、手段は、ハードウェア手段、及びソフトウェア手段の両方を含むことができる。本明細書で説明する方法の実施形態は、ハードウェア及びソフトウェアで実装することができる。また、装置は、ソフトウェア手段を含むことができる。あるいは、実施形態は、異なるハードウェアデバイス、例えば、複数のCPUを使用して実装することができる。
【0042】
本明細書の実施形態は、ハードウェア及びソフトウェア要素を備えることができる。ソフトウェアで実装される実施形態は、ファームウェア、常駐ソフトウェア、マイクロコードなどを含むが、これらに限定されない。本明細書で説明する様々な構成要素によって実行される機能は、他の構成要素又は他の構成要素の組み合わせで実装することができる。本説明の目的上、コンピュータ使用可能媒体又はコンピュータ可読媒体は、命令実行システム、装置、又はデバイスによって、又はそれに関連して使用するためのプログラムを構成、保存、通信、伝播、又は輸送することができる何れかの装置とすることができる。
【0043】
図示されたステップは、図示の例示的な実施形態を説明するために記載されており、継続的な技術開発により、特定の機能が実行される方法が変更されることが予想されるべきである。これらの例は、説明の目的で本明細書に提示されたものであり、限定ではない。更に、機能的な構成単位の境界は、説明の便宜上、本明細書で任意に定義されている。指定された機能及びその関係が適切に実行される限り、代替的な境界を定義することができる。代替形態(本明細書に記載されたものの均等物、拡張、変形、逸脱などを含む)は、本明細書に含まれる教示に基づき、関連技術の当業者には明らかであろう。このような代替形態は、開示された実施形態の範囲内にある。また、単語「comprising」、「having」、「containing」、及び「including」、並びに他の同様の形式は、これらの単語の何れかに続く1又は複数の項目が、当該1又は複数の項目を網羅的にリストすることを意味するものではなく、又はリストされた1又は複数の項目のみに限定することを意味しない点において、均等の意味を有し、オープンエンドであることを意図する。また、本明細書及び添付の特許請求の範囲で使用される場合、単数形「a」、「an」、及び「the」は、文脈が明らかに指示しない限り、複数の照応形を含むことに留意されたい。
【0044】
更に、1又は2以上のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体が、本開示と一致する実施形態を実施する際に利用することができる。コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、プロセッサによって読み取り可能な情報又はデータが記憶され得る、何れかのタイプの物理的メモリを指す。従って、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、プロセッサに本明細書に記載の実施形態と一致するステップ又は段階を実行させるための命令を含む、1又は2以上のプロセッサによる実行のための命令を記憶し得る。コンピュータ読み取り可能な媒体」という用語は、有形物を含み、搬送波及び過渡信号を除外する、すなわち、非一過性であると理解されるべきである。例としては、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリーメモリ(ROM)、揮発性メモリ、不揮発性メモリ、ハードドライブ、CD ROM、DVD、フラッシュドライブ、ディスク、及び他の何れかの既知の物理的記憶媒体が挙げられる。
【0045】
開示及び実施例は、単に例示的なものとしてみなされることが意図され、開示された実施形態の真の範囲は、添付の請求項によって示される。
【符号の説明】
【0046】
100 システム
102 ハードウェアプロセッサ
104 メモリ
106 I/Oインタフェース
108 システムバス
110 モジュール
112 リポジトリ
114 システムデータベース
116 他のデータ
図1
図2
図3A
図3B
【外国語明細書】