(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024081205
(43)【公開日】2024-06-18
(54)【発明の名称】フィギュアの股関節構造及びフィギュア
(51)【国際特許分類】
A63H 3/46 20060101AFI20240611BHJP
【FI】
A63H3/46 A
【審査請求】有
【請求項の数】2
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022194656
(22)【出願日】2022-12-06
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2024-02-05
(71)【出願人】
【識別番号】512191155
【氏名又は名称】株式会社千値練
(74)【代理人】
【識別番号】100133411
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 龍郎
(74)【代理人】
【識別番号】100067677
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 彰司
(72)【発明者】
【氏名】北本 卓士
【テーマコード(参考)】
2C150
【Fターム(参考)】
2C150BC02
2C150CA01
2C150DA26
2C150EH07
2C150EH08
2C150EH28
2C150FB43
(57)【要約】
【課題】フィギュアの開脚可能角度を大きくすることができ、しかも、開脚時の大腿部の付け根の外観が悪くなり難い、フィギュアの股関節構造を提供する。
【解決手段】胴体2に対して左右一対の大腿部3,3を回動可能に連結する左右一対の股関節軸8,8と、前記胴体2と前記各大腿部3との間の隙間を覆う股関節カバー5と、を備える。前記各股関節軸8は前記各大腿部3内に突入しており、前記各股関節軸8は、前記胴体2側から前記各大腿部3側に向かってフィギュア1の左右外方へと湾曲している。さらに、前記各大腿部3には、前記各股関節軸8を受け入れる股関節軸受入孔9が長孔状に形成される。
【選択図】
図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
胴体に対して左右一対の大腿部を回動可能に連結する左右一対の股関節軸と、前記胴体と前記各大腿部との間の隙間を覆う股関節カバーと、を備え、前記各股関節軸が前記各大腿部内に突入しており、前記各股関節軸は、前記胴体側から前記各大腿部側に向かって前記フィギュアの左右外方へと湾曲しており、前記各大腿部には、前記各股関節軸を受け入れる股関節軸受入孔が長孔状に形成される、フィギュアの股関節構造。
【請求項2】
前記胴体と前記各股関節軸とが球面対偶で接続され、且つ、前記各股関節軸と前記各大腿部とが球面対偶で接続されている、請求項1に記載のフィギュアの股関節構造。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の股関節構造を備える、フィギュア。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、フィギュアの股関節構造に関するものである。本発明はまた、前記股関節構造を有するフィギュアに関するものである。
【背景技術】
【0002】
フィギュアの股関節構造について、特許文献1,2等に記載のものが知られている。一般に、フィギュアの股関節構造においては、脚の動きの円滑性や脚の可動域の大きさに加えて、開脚させたときの大腿部の付け根の外観の自然さが求められる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2005-34398号公報
【特許文献2】実用新案登録第3153501号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、従来のフィギュアの股関節構造は、開脚させたときに大腿部の付け根の外観が悪くなるものがほとんどである。例えば、
図7に示すように、開脚させると大腿部の付け根に隙間Cが生じてしまい、内部の股関節構造Kが外から見えてしまうものもある。
【0005】
本発明は、前記のような事情に鑑みてなされたもので、フィギュアの開脚可能角度を大きくすることができ、しかも、開脚時の大腿部の付け根の外観が悪くなり難い、フィギュアの股関節構造を提供しようとするものである。
【0006】
本発明はまた、前記股関節構造を備えるフィギュアを提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記課題を解決するため、本発明に係るフィギュアの股関節構造は、胴体に対して左右一対の大腿部を回動可能に連結する左右一対の股関節軸と、前記胴体と前記各大腿部との間の隙間を覆う股関節カバーと、を備え、前記各股関節軸が前記各大腿部内に突入しており、前記各股関節軸は、前記胴体側から前記各大腿部側に向かって前記フィギュアの左右外方へと湾曲しており、前記各大腿部には、前記各股関節軸を受け入れる股関節軸受入孔が長孔状に形成されることを特徴とする(請求項1)。
【0008】
本発明によれば、各股関節軸が胴体側から各大腿部側に向かってフィギュアの左右外方へと湾曲していることと、各股関節軸受入孔が各大腿部に長孔状に形成されることにより、各大腿部の開脚可能角度が大きくなる。しかも、湾曲した各股関節軸が各大腿部内に突入しているので、各大腿部は胴体に近い位置で回動する。このため、各大腿部を大きく開脚させても、胴体と各大腿部との間の隙間が大きくなり難い。よって、胴体と各大腿部との間の隙間が股関節カバーで確実に覆われやすく、フィギュアを開脚させたときに大腿部の付け根の外観が悪くなり難い。
【0009】
実施の一形態として、前記胴体と前記各股関節軸とが球面対偶で接続され、且つ、前記各股関節軸と前記各大腿部とが球面対偶で接続されていてもよい(請求項2)。この場合、胴体に対して大腿部の向きを任意の方向に自由自在に変更できて好適である。
【0010】
本発明に係るフィギュアは、前記股関節構造を備えることを特徴とする(請求項3)。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図1】本発明の実施の一形態に係る股関節構造を備えるフィギュアの要部正面図である。
【
図3】
図1から腹部カバーと股関節カバーとを取り外した状態を示しており、本発明の実施の一形態に係る股関節構造の正面図である。
【
図5】
図4の股関節構造において、フィギュアの両脚を左右に開脚させた状態の正面図である。
【
図6】
図5の状態からフィギュアの両脚を上方へと回動させた状態の斜視図である。
【
図7】従来の股関節構造の一例による開脚状態を示す正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
【0013】
図1及び
図2に示すように、本発明の実施の一形態に係るフィギュア1は、胴体2と、左右一対の大腿部3,3と、を備えている。胴体2の腹部の前面は腹部カバー4で覆われており、胴体2と左右一対の大腿部3,3との間の隙間は、股関節カバー5で覆われている。周知のように、フィギュア1は多数の部品で組み立てられており、限定はされないが、フィギュア1の構成部品はプラスチックの成形品である。
【0014】
股関節カバー5は、フィギュア1の下腹部と腰の回りを構成する胴回り部5aと、フィギュア1の各大腿部3の付け根を取り囲む大腿付け根回り部5bと、左右の大腿付け根回り部5b,5bの下部同士の間に延在する股間部5cと、を備える。股関節カバー5の後面は、フィギュア1の臀部5dを構成する。フィギュアのデザイン性を高めるために、股関節カバー5は、胴体2と左右一対の大腿部3,3との間の隙間を覆い隠すことができる範囲で、できるだけ小さな表面積とするのが好ましい。
【0015】
図1のフィギュアから腹部カバー4と股関節カバー5を取り外すと、本発明の実施の一形態に係る
図3の股関節構造6が現れる。
図3に示すように、フィギュア1は、胴体2の下部を構成する腹部中央部材7を備える。この腹部中央部材7は、
図1の腹部カバー4と股関節カバー5とで覆われる。
【0016】
図3を詳細化した
図4に示すように、腹部中央部材7と左右一対の大腿部3,3は、左右一対の股関節軸8,8で相対回動可能に連結される。また、各股関節軸8は各大腿部3内に突入している。各股関節軸8は、胴体2側から各大腿部3側に向かってフィギュア1の左右外方へと湾曲している。すなわち、フィギュア1の左側の股関節軸8Lは、胴体2側から左側の大腿部3L側に向かって、フィギュア1の左外方へと湾曲しており、フィギュア1の右側の股関節軸8Rは、胴体2側から右側の大腿部3R側に向かって、フィギュア1の右外方へと湾曲している。各股関節軸8の湾曲の程度は、フィギュア1の左右で互いに同一である。各大腿部3の上端には、各股関節軸8を受け入れる股関節軸受入孔9が形成される。各股関節軸受入孔9は、フィギュア1の左右方向に長孔状に延びている。開脚時のデザイン性を良好なものとする観点から、各股関節軸受入孔9の大きさは、各大腿部3に要求される動きを許容し得る範囲で、できるだけ小さく形成するのが好ましい。
【0017】
図4の例では、各股関節軸8が胴体2側から各大腿部3側に向かってフィギュア1の左右外方へと湾曲していることと、各股関節軸受入孔9が各大腿部3に長孔状に形成されることにより、各大腿部3の開脚可能角度が大きくなる。しかも、湾曲した各股関節軸8が各大腿部3内に突入しているので、各大腿部3は胴体2に近い位置で回動する。このため、
図5に示すように各大腿部3を左右に大きく開脚させても、胴体2と各大腿部3との間の隙間が大きくなり難い。よって、胴体2と各大腿部3との間の隙間が股関節カバー5で確実に覆われやすい。このため、フィギュア1を開脚させたときに股関節の内部構造が露出し難く、大腿部3の付け根の外観が悪くなり難い。
【0018】
限定はされないが、
図4に示すように、腹部中央部材7と各股関節軸8は球面対偶で接続され、同様に、各股関節軸8と各大腿部3も球面対偶で接続される。このようにすれば、胴体2に対して大腿部3の向きを任意の方向に自由自在に変更できて好適である。
図4の例では、各股関節軸8の上端と下端にボール10が配設され、これに対応して、腹部中央部材7の左右両側と各大腿部3内にボールソケット11が配設されている。ボール10とボールソケット11は、互いに離脱不能に嵌り合って球面対偶を構成する。
図4の例とは逆に、各股関節軸8側にボールソケット11を配設し、腹部中央部材7側や各大腿部3内にボール10を配設してもよい。
【0019】
以上の説明では、股関節カバー5、腹部中央部材7及び各大腿部3を、それぞれ一つの部品として記述したが、それらの部材の成型の容易性の観点から、それぞれ複数のパーツの結合品として形成してもよいことは勿論である。特に、腹部中央部材7と各大腿部3を複数のパーツの結合品として形成すると、腹部中央部材7内と各大腿部3内にボールソケット11又はボール10を配設することが容易となる利点もある。
【0020】
図5の開脚状態から両大腿部3を上方へと回動させると、
図6のような状態になる。本実施の一形態では、前述の通り、各股関節軸8が胴体2及び各大腿部3に対して球面対偶で接続されているので、
図5の状態から
図6の状態への姿勢変更も容易且つ円滑に行うことができる。
図6に示すように、開脚状態から両大腿部3,3を上方へ回動させても、股関節カバー5から股関節の内部構造が露出することはなく、両大腿部3,3の付け根の外観は良好である。
【0021】
なお、各大腿部3の向きによって股関節カバー5から隙間が露出してしまう場合には、各大腿部3の向きを維持したままで各大腿部3を股関節カバー5内に押し込むことで、隙間を消失させることができる。この場合の各大腿部3の押し込みも、球面対偶の作用により容易に行うことができる。
【0022】
以上、本発明の実施の形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこれらの実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。また、上述の実施の形態は、その目的及び構成等に特に矛盾や問題がない限り、互いの技術を流用して適宜に組み合わせることが可能である。
【符号の説明】
【0023】
1 フィギュア
2 胴体
3 大腿部
5 股関節カバー
6 股関節構造
8 股関節軸
9 股関節軸受入孔
10,11 球面対偶
【手続補正書】
【提出日】2023-04-14
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
フィギュアの胴体に対して左右一対の大腿部を回動可能に連結する左右一対の股関節軸と、前記胴体と前記各大腿部との間の隙間を覆う股関節カバーと、を備え、前記各股関節軸が前記各大腿部内に突入しており、前記各股関節軸は、前記胴体側から前記各大腿部側に向かって前記フィギュアの左右外方へと湾曲しており、前記各大腿部には、前記各股関節軸を受け入れる股関節軸受入孔が長孔状に形成され、前記胴体から前記各大腿部が真下に延びている状態で、前記各股関節軸が前記フィギュアの左右外方且つ下方へ延びながら前記各大腿部内へと突入している、フィギュアの股関節構造。
【請求項2】
前記胴体から前記左右一対の大腿部が真下に延びている状態で、前記左右一対の股関節軸が上から下にかけて互いに接近する方向に延びた後に互いに離間する方向に延びている、請求項1に記載のフィギュアの股関節構造。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の股関節構造を備える、フィギュア。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0007】
前記課題を解決するため、本発明に係るフィギュアの股関節構造は、フィギュアの胴体に対して左右一対の大腿部を回動可能に連結する左右一対の股関節軸と、前記胴体と前記各大腿部との間の隙間を覆う股関節カバーと、を備え、前記各股関節軸が前記各大腿部内に突入しており、前記各股関節軸は、前記胴体側から前記各大腿部側に向かって前記フィギュアの左右外方へと湾曲しており、前記各大腿部には、前記各股関節軸を受け入れる股関節軸受入孔が長孔状に形成され、前記胴体から前記各大腿部が真下に延びている状態で、前記各股関節軸が前記フィギュアの左右外方且つ下方へ延びながら前記各大腿部内へと突入していることを特徴とする(請求項1)。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0009】
実施の一形態として、前記胴体から前記左右一対の大腿部が真下に延びている状態で、前記左右一対の股関節軸が上から下にかけて互いに接近する方向に延びた後に互いに離間する方向に延びている態様としてもよい(請求項2)。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0016】
図3を詳細化した
図4に示すように、腹部中央部材7と左右一対の大腿部3,3は、左右一対の股関節軸8,8で相対回動可能に連結される。また、各股関節軸8は各大腿部3内に突入している。各股関節軸8は、胴体2側から各大腿部3側に向かってフィギュア1の左右外方へと湾曲している。
詳しくは、胴体から各大腿部が真下に延びている図4の状態で、各股関節軸がフィギュアの左右外方且つ下方へ延びながら各大腿部内へと突入している。すなわち、フィギュア1の左側の股関節軸8Lは、胴体2側から左側の大腿部3L側に向かって
下方へ延びながら、フィギュア1の左外方へと湾曲して
左側の大腿部3L内へと斜めに突入しており、フィギュア1の右側の股関節軸8Rは、胴体2側から右側の大腿部3R側に向かって
下方へ延びながら、フィギュア1の右外方へと湾曲して
右側の大腿部3R内へと斜めに突入している。
さらに詳しくは、胴体2から左右一対の大腿部3L,3Rが真下に延びている図4の状態で、左右一対の股関節軸8L,8Rが上から下にかけて互いに接近する方向に延びた後に互いに離間する方向に延びている。各股関節軸8の湾曲の程度は、フィギュア1の左右で互いに同一である。各大腿部3の上端には、各股関節軸8を受け入れる股関節軸受入孔9が形成される。各股関節軸受入孔9は、フィギュア1の左右方向に長孔状に延びている。開脚時のデザイン性を良好なものとする観点から、各股関節軸受入孔9の大きさは、各大腿部3に要求される動きを許容し得る範囲で、できるだけ小さく形成するのが好ましい。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0017】
図4の例では、各股関節軸8が胴体2側から各大腿部3側に向かってフィギュア1の左右外方へと湾曲し
、胴体2から各大腿部3が真下に延びている状態で、各股関節軸8がフィギュア1の左右外方且つ下方へ延びながら各大腿部3内へと突入していることと、各股関節軸受入孔9が各大腿部3に長孔状に形成されることにより、各大腿部3の開脚可能角度が大きくなる。しかも、湾曲した各股関節軸8が各大腿部3内に突入しているので、各大腿部3は胴体2に近い位置で回動する。このため、
図5に示すように各大腿部3を左右に大きく開脚させても、胴体2と各大腿部3との間の隙間が大きくなり難い。よって、胴体2と各大腿部3との間の隙間が股関節カバー5で確実に覆われやすい。このため、フィギュア1を開脚させたときに股関節の内部構造が露出し難く、大腿部3の付け根の外観が悪くなり難い。
【手続補正書】
【提出日】2023-11-10
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
フィギュアの胴体に対して左右一対の大腿部を回動可能に連結する左右一対の股関節軸と、前記胴体と前記各大腿部との間の隙間を覆う股関節カバーと、を備え、前記各股関節軸が前記各大腿部内に突入しており、前記胴体から前記各大腿部が真下に延びている状態で、前記各股関節軸が上から左右内方且つ下方へと延びた後に弧形状の湾曲部を介して左右外方且つ下方に延びており、前記各大腿部には、前記各股関節軸を受け入れる股関節軸受入孔が長孔状に形成され、前記胴体から前記各大腿部が真下に延びている状態で、前記各股関節軸が前記フィギュアの左右外方且つ下方へ延びながら前記各股関節軸受入孔内へと突入し、且つ、前記各湾曲部の内側端が前記各股関節軸受入孔の左右内側端よりも左右内側に位置している、フィギュアの股関節構造。
【請求項2】
請求項1に記載の股関節構造を備える、フィギュア。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0007】
前記課題を解決するため、本発明に係るフィギュアの股関節構造は、フィギュアの胴体に対して左右一対の大腿部を回動可能に連結する左右一対の股関節軸と、前記胴体と前記各大腿部との間の隙間を覆う股関節カバーと、を備え、前記各股関節軸が前記各大腿部内に突入しており、前記胴体から前記各大腿部が真下に延びている状態で、前記各股関節軸が上から左右内方且つ下方へと延びた後に弧形状の湾曲部を介して左右外方且つ下方に延びており、前記各大腿部には、前記各股関節軸を受け入れる股関節軸受入孔が長孔状に形成され、前記胴体から前記各大腿部が真下に延びている状態で、前記各股関節軸が前記フィギュアの左右外方且つ下方へ延びながら前記各股関節軸受入孔内へと突入し、且つ、前記各湾曲部の内側端が前記各股関節軸受入孔の左右内側端よりも左右内側に位置していることを特徴とする(請求項1)。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0010】
本発明に係るフィギュアは、前記股関節構造を備えることを特徴とする(請求項2)。