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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024081590
(43)【公開日】2024-06-18
(54)【発明の名称】表示装置
(51)【国際特許分類】
   G09F 9/30 20060101AFI20240611BHJP
   G09F 9/33 20060101ALI20240611BHJP
   H01L 33/62 20100101ALI20240611BHJP
【FI】
G09F9/30 338
G09F9/33
H01L33/62
【審査請求】有
【請求項の数】17
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023142756
(22)【出願日】2023-09-04
(31)【優先権主張番号】10-2022-0169011
(32)【優先日】2022-12-06
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】501426046
【氏名又は名称】エルジー ディスプレイ カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110002077
【氏名又は名称】園田・小林弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】オム, ヘソン
(72)【発明者】
【氏名】キム, ミンソク
(72)【発明者】
【氏名】リー, スミン
【テーマコード(参考)】
5C094
5F142
【Fターム(参考)】
5C094AA42
5C094BA03
5C094BA23
5C094CA19
5C094DB04
5C094DB08
5C094FA01
5C094FA02
5F142AA82
5F142BA02
5F142BA32
5F142CA11
5F142CB01
5F142CB23
5F142CD02
5F142CD16
5F142CD17
5F142CD25
5F142CD32
5F142CD44
5F142CG03
5F142DB24
5F142FA03
5F142GA02
(57)【要約】      (修正有)
【課題】不良が発生したサブ画素を容易に暗点化できる表示装置を提供する。
【解決手段】本明細書の一実施例に係る表示装置は、複数のサブ画素を含む基板、基板上で複数のサブ画素に配置された画素回路、複数のサブ画素に配置され、画素回路の一方側に配置され、第1電極、半導体層及び第2電極を含む第1発光素子、複数のサブ画素に配置され、画素回路の他方側に配置され、第1電極、半導体層及び第2電極を含む第2発光素子、及び画素回路と電気的に連結され、第1発光素子及び第2発光素子に延びた画素電極を含む。従って、不良サブ画素の発光素子を容易にリペアすることができる。
【選択図】図6
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のサブ画素を含む基板、
前記基板上で前記複数のサブ画素に配置された画素回路、
前記複数のサブ画素に配置され、前記画素回路の一方側に配置され、第1電極、半導体層、及び第2電極を含む第1発光素子、
前記複数のサブ画素に配置され、前記画素回路の他方側に配置され、第1電極、半導体層、及び第2電極を含む第2発光素子、及び
前記画素回路と電気的に連結され、前記第1発光素子及び前記第2発光素子に延びた画素電極を含む、表示装置。
【請求項2】
前記第1発光素子の大きさは、前記第2発光素子の大きさと同一であり、
前記画素電極は、前記第1発光素子と前記第2発光素子のいずれとも連結された、請求項1に記載の表示装置。
【請求項3】
前記第1発光素子の大きさは、前記第2発光素子の大きさと異なり、
前記画素電極は、前記第1発光素子と前記第2発光素子のうち一つと連結された、請求項1に記載の表示装置。
【請求項4】
前記第1発光素子及び前記第2発光素子の下部で互いに離隔されて配置された第1組み立て電極及び第2組み立て電極をさらに含み、
前記第1発光素子の第1電極及び前記第2発光素子の第1電極は、前記第1組み立て電極と電気的に連結され、前記第2組み立て電極と絶縁されている、請求項1に記載の表示装置。
【請求項5】
前記複数のサブ画素は、第1列に配置される第1サブ画素、第2列に配置される第2サブ画素、及び第3列に配置される第3サブ画素が行方向に繰り返されるように配置され、
前記画素電極は、
前記第1発光素子及び前記第2発光素子に延びた第1部分、
前記画素電極が配置された前記サブ画素の前記第2組み立て電極と重畳するように配置される第2部分、及び
前記第1部分から延びて、前記画素電極が配置された前記サブ画素と隣接した列に配置された前記サブ画素の前記第2組み立て電極と重畳するように配置される第3部分を含む、請求項4に記載の表示装置。
【請求項6】
前記画素電極の前記第2部分及び前記第3部分は、前記第2組み立て電極と絶縁された、請求項5に記載の表示装置。
【請求項7】
前記第1サブ画素の前記第1発光素子と前記第2発光素子の大きさが異なり、前記第1サブ画素の第1発光素子の大きさが前記第2サブ画素の前記第1発光素子の大きさと同一である場合、
前記第1サブ画素の前記画素電極の前記第2部分は、前記第1サブ画素の前記第2組み立て電極と電気的に連結され、
前記第2サブ画素の前記画素電極の前記第3部分は、前記第1サブ画素の前記第2組み立て電極と電気的に連結された、請求項5に記載の表示装置。
【請求項8】
前記第1サブ画素の前記画素電極の前記第1部分は、前記第1サブ画素の前記第1発光素子及び前記第2発光素子のうち前記第2発光素子とのみ電気的に連結された、請求項7に記載の表示装置。
【請求項9】
前記第1サブ画素の前記第2組み立て電極は、行方向に隣接する他の第1サブ画素の前記第2組み立て電極と分離された、請求項7に記載の表示装置。
【請求項10】
前記第1サブ画素の前記第1発光素子と前記第2発光素子の大きさが異なり、前記第1サブ画素の第1発光素子の大きさが前記第3サブ画素の前記第1発光素子の大きさと同一である場合、
前記第1サブ画素の前記画素電極の前記第3部分は、前記第3サブ画素の前記第2組み立て電極と電気的に連結され、
前記第3サブ画素の前記画素電極の前記第2部分は、前記第3サブ画素の前記第2組み立て電極と電気的に連結された、請求項5に記載の表示装置。
【請求項11】
前記第1サブ画素の前記画素電極の前記第1部分は、前記第1サブ画素の前記第1発光素子及び前記第2発光素子のうち前記第2発光素子とのみ電気的に連結された、請求項10に記載の表示装置。
【請求項12】
前記第3サブ画素の前記第2組み立て電極は、行方向に隣接する他の第3サブ画素の前記第2組み立て電極と分離された、請求項10に記載の表示装置。
【請求項13】
前記第2サブ画素の前記第1発光素子と前記第2発光素子の大きさが異なり、前記第2サブ画素の第1発光素子の大きさが前記第3サブ画素の前記第1発光素子の大きさと同一である場合、
前記第2サブ画素の前記画素電極の前記第2部分は、前記第2サブ画素の前記第2組み立て電極と電気的に連結され、
前記第3サブ画素の前記画素電極の前記第3部分は、前記第2サブ画素の前記第2組み立て電極と電気的に連結された、請求項5に記載の表示装置。
【請求項14】
前記第2サブ画素の前記第2組み立て電極は、行方向に隣接する他の第2サブ画素の前記第2組み立て電極と分離された、請求項13に記載の表示装置。
【請求項15】
前記第2サブ画素の前記画素電極の前記第1部分は、前記第2サブ画素の前記第1発光素子及び前記第2発光素子のうち前記第2発光素子にのみ電気的に連結されている、請求項13に記載の表示装置。
【請求項16】
前記複数のサブ画素のうち一つのサブ画素の前記画素回路が不良である場合、
前記一つのサブ画素の前記画素電極の前記第2部分は、前記第2組み立て電極と電気的に連結され、
前記一つのサブ画素と列方向に隣り合う他の一つのサブ画素の前記画素電極の前記第2部分は、前記第2組み立て電極と電気的に連結された、請求項5に記載の表示装置。
【請求項17】
前記一つのサブ画素及び前記他の一つのサブ画素の前記第2組み立て電極は、列方向に隣接する他のサブ画素の前記第2組み立て電極と分離された、請求項16に記載の表示装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本明細書は、表示装置に関し、より詳細には、リペアが可能な表示装置に関する。
【背景技術】
【0002】
コンピュータのモニタやTV、携帯電話等に使用される表示装置には、自ら光を発光する有機発光表示装置(Organic Light Emitting Display;OLED)等と、別途の光源を要する液晶表示装置(Liquid Crystal Display;LCD)等がある。
【0003】
表示装置は、コンピュータのモニタ及びTVだけではなく、個人携帯機器までその適用範囲が多様になっており、広い表示面積を有しながらも減少した体積及び重さを有する表示装置についての研究が進行している。
【0004】
また、近年は、LEDを含む表示装置が次世代の表示装置として注目を集めている。LEDは、有機物質でない無機物質からなるので、信頼性に優れ、液晶表示装置や有機発光表示装置に比して寿命が長い。また、LEDは、点灯速度が速いだけではなく、発光効率に優れ、耐衝撃性が強くて安定性に優れ、高輝度の映像を表示することができる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本明細書が解決しようとする課題は、不良が発生したサブ画素を容易に暗点化できる表示装置を提供することである。
【0006】
本明細書が解決しようとする他の課題は、ウェルディング(welding:溶接)工程で混色不良のサブ画素の発光素子をリペアできる表示装置を提供することである。
【0007】
本明細書が解決しようとするまた他の課題は、組み立て電極を利用して容易に不良画素回路と連結された発光素子及び混色不良のサブ画素の発光素子を正常駆動する画素回路と連結させることができる表示装置を提供することである。
【0008】
本明細書の課題は、以上において言及した課題に制限されず、言及されていないまた他の課題は、下記の記載から当業者に明確に理解され得るだろう。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本明細書の一実施例に係る表示装置は、複数のサブ画素を含む基板、基板上で複数のサブ画素に配置された画素回路、複数のサブ画素に配置され、画素回路の一方側に配置され、第1電極、半導体層及び第2電極を含む第1発光素子、複数のサブ画素に配置され、画素回路の他方側に配置され、第1電極、半導体層及び第2電極を含む第2発光素子、及び画素回路と電気的に連結され、第1発光素子及び第2発光素子に延びた画素電極を含む。従って、不良サブ画素の発光素子を容易にリペアすることができる。
【0010】
その他の実施例の具体的な事項は、詳細な説明及び図面に含まれている。
【発明の効果】
【0011】
本明細書は、ウェルディング工程で不良サブ画素を暗点化し、リペア工程を遂行することができる。
【0012】
本明細書は、発光素子の異なる大きさにより発光素子が所望しないサブ画素に配置されても、該当発光素子を正常に使用することができる。
【0013】
本明細書は、組み立て電極を利用して不良サブ画素の発光素子を正常サブ画素の画素回路と容易に連結させることができる。
【0014】
本明細書は、リペア工程だけのための別途の構造物なしに組み立て電極と画素電極を利用してリペア工程を遂行するので表示装置の構造を簡素化することができる。
【0015】
本明細書に係る効果は、以上において例示された内容により制限されず、さらに多様な効果が本明細書内に含まれている。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】本明細書の一実施例に係る表示装置の概略的な構成図である。
図2】本明細書の一実施例に係る表示装置の拡大平面図である。
図3図2のA-A’及びB-B’に沿った断面図である。
図4図2のC-C’に沿った断面図である。
図5】本明細書の他の実施例に係る表示装置の断面図である。
図6】本明細書のまた他の実施例に係る表示装置の拡大平面図である。
図7図6のD-D’に沿った断面図である。
図8】本明細書のまた他の実施例に係る表示装置の拡大平面図である。
図9図8のE-E’に沿った断面図である。
図10】本明細書のまた他の実施例に係る表示装置の拡大平面図である。
図11図10のF-F’に沿った断面図である。
図12】本明細書のまた他の実施例に係る表示装置の拡大平面図である。
図13図12のG-G’に沿った断面図である。
図14】本明細書のまた他の実施例に係る表示装置の拡大平面図である。
図15図14のH-H’に沿った断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
本明細書の利点及び特徴、そして、それらを達成する方法は、添付の図面と共に詳細に後述されている実施例を参照すると、明確になるだろう。しかし、本明細書は、以下において開示される実施例に制限されるものではなく、互いに異なる多様な形態に具現され、単に、本実施例は、本明細書の開示が完全なものとなるようにし、本明細書の属する技術の分野における通常の知識を有する者に発明の範疇を完全に知らせるために提供されるものである。
【0018】
本明細書の実施例を説明するための図面に開示された形状、面積、比率、角度、個数等は、例示的なものであるので、本明細書が図示された事項に制限されるものではない。明細書全体にわたって、同じ参照符号は、同じ構成要素を指す。また、本明細書を説明するにあたって、関連した公知技術についての具体的な説明が本明細書の要旨を不要に濁す恐れがあると判断される場合、その詳細な説明は省略する。本明細書上において言及された「含む」、「有する」、「なされる」等が使用される場合、「~だけ」が使用されない以上、他の部分が加えられ得る。構成要素を単数で表現した場合、特に明示的な記載事項がない限り、複数を含む場合を含む。
【0019】
構成要素を解釈するにあたって、別途の明示的な記載がなくても誤差範囲を含むものと解釈する。
【0020】
位置関係についての説明である場合、例えば、「~上に」、「~上部に」、「~下部に」、「~隣に」等と二部分の位置関係が説明される場合、「すぐ」または「直接」が使用されない以上、二部分の間に一つ以上の他の部分が位置してもよい。
【0021】
素子または層が他の素子または層の「上(on)」と称されるものは、他の素子のすぐ上または中間に他の層または他の素子を介在した場合をいずれも含む。
【0022】
また、第1、第2等が多様な構成要素を述べるために使用されるが、これらの構成要素は、これらの用語により制限されない。これらの用語は、単に一つの構成要素を他の構成要素と区別するために使用するものである。従って、以下において言及される第1構成要素は、本明細書の技術的思想内で第2構成要素であってもよい。
【0023】
明細書全体にわたって、同じ参照符号は、同じ構成要素を指す。
【0024】
図面で示された各構成の面積及び厚さは、説明の便宜のために示されたものであり、本明細書は、示された構成の面積及び厚さに必ずしも限定されるものではない。
【0025】
本明細書の様々な実施例のそれぞれの特徴は、部分的または全体的に互いに結合または組み合わせ可能であり、技術的に多様な連動及び駆動が可能であり、各実施例が互いに対して独立して実施可能であってもよく、関連関係で共に実施してもよい。
【0026】
以下においては、添付の図面を参照して、本明細書の多様な実施例を詳細に説明する。
【0027】
図1は、本明細書の一実施例に係る表示装置の概略的な平面図である。
【0028】
図1においては、説明の便宜のために、表示装置100の多様な構成要素のうち表示パネルPN、ゲート駆動部GD、データ駆動部DD及びタイミングコントローラTCだけを示している。
【0029】
図1を参照すると、表示装置100は、複数のサブ画素SPを含む表示パネルPN、表示パネルPNに各種の信号を供給するゲート駆動部GD及びデータ駆動部DD、ゲート駆動部GDとデータ駆動部DDを制御するタイミングコントローラTCを含む。
【0030】
表示パネルPNは、ユーザに映像を表示するための構成であり、複数のサブ画素SPを含む。表示パネルPNで複数のスキャン配線SL及び複数のデータ配線DLが互いに交差し、複数のサブ画素SPそれぞれは、スキャン配線SL及びデータ配線DLに連結される。この他にも、複数のサブ画素SPそれぞれは、高電位電源配線VDD、低電位電源配線、基準配線RL等に連結され得る。
【0031】
複数のサブ画素SPは、画面を構成する最小単位であり、複数のサブ画素SPそれぞれは、発光素子及びそれを駆動するための画素回路を含む。複数の発光素子は、表示パネルPNの種類によって異に定義され得る。例えば、表示パネルPNが無機発光表示パネルである場合、発光素子は、LED(Light-emitting Diode)またはマイクロLED(Micro Light-emitting Diode)であってよい。
【0032】
ゲート駆動部GDは、タイミングコントローラTCから提供された複数のゲート制御信号GCSによって複数のスキャン配線SLに複数のスキャン信号SCANを供給する。図1においては、一つのゲート駆動部GDが表示パネルPNの一方側に離隔されて配置されたものと示したが、ゲート駆動部GDの個数及び配置は、これに制限されない。
【0033】
データ駆動部DDは、タイミングコントローラTCから提供された複数のデータ制御信号DCSによってタイミングコントローラTCから入力される映像データRGBを基準ガンマ電圧を利用してデータ電圧Vdataに変換する。データ駆動部DDは、変換されたデータ電圧Vdataを複数のデータ配線DLに供給できる。
【0034】
タイミングコントローラTCは、外部から入力された映像データRGBを整列してデータ駆動部DDに供給する。タイミングコントローラTCは、外部から入力される同期信号、例えば、ドットクロック信号、データイネーブル信号、水平/垂直同期信号を利用してゲート制御信号GCS及びデータ制御信号DCSを生成できる。そして、タイミングコントローラTCは、生成されたゲート制御信号GCS及びデータ制御信号DCSをゲート駆動部GD及びデータ駆動部DDそれぞれに供給してゲート駆動部GD及びデータ駆動部DDを制御できる。
【0035】
以下においては、表示装置100の表示パネルPNのより詳細な説明のために、図2乃至図4を共に参照する。
【0036】
図2は、本明細書の一実施例に係る表示装置の拡大平面図である。図3は、図2のA-A’及びB-B’に沿った断面図である。図4は、図2のC-C’に沿った断面図である。図2を参照すると、複数のサブ画素SPそれぞれは、第1トランジスタT1、第2トランジスタT2、第3トランジスタT3、ストレージキャパシタCst及び一つ以上の発光素子LEDを含む。図3においては、図面の簡潔さのために、組み立て電極120、画素電極PE及び発光素子LEDのハッチングを省略し、チップコンタクト電極CCEの図示を省略した。
【0037】
図2を参照すると、表示装置100は、複数のサブ画素SPは、行方向に繰り返されるように第1列に配置される第1サブ画素SP1、第2列に配置される第2サブ画素SP2及び第3列に配置される第3サブ画素SP3を含む。
【0038】
第1サブ画素SP1、第2サブ画素SP2及び第3サブ画素SP3それぞれは、発光素子LED及び画素回路を含んで独立して光を発光できる。例えば、第1サブ画素SP1は赤色サブ画素であり、第2サブ画素SP2は緑色サブ画素であり、第3サブ画素SP3は青色サブ画素であってよいが、これに制限されるものではない。また、画素回路は、第1トランジスタT1、第2トランジスタT2、第3トランジスタT3、ストレージキャパシタCstを含むことができる。
【0039】
表示パネルPNは、基板110、バッファ層111、ゲート絶縁層112、層間絶縁層113、第1パッシベーション層114、第1平坦化層115、第2パッシベーション層116、第3パッシベーション層117、及び第2平坦化層118を含む。
【0040】
基板110は、表示パネルPNに含まれた多様な構成要素を支持するための構成であり、絶縁物質からなり得る。例えば、基板110は、ガラスまたは樹脂等からなり得る。また、基板110は、高分子またはプラスチックを含んでなってもよく、フレキシビリティ(flexibility)を有する物質からなってもよい。
【0041】
基板110上に高電位電源配線VDD、複数のデータ配線DL、基準配線RL、組み立て電極120、遮光層LS及び第1キャパシタ電極SC1が配置される。
【0042】
高電位電源配線VDDは、複数のサブ画素SPそれぞれに高電位電源電圧を伝達する配線である。複数の高電位電源配線VDDは、高電位電源電圧を複数のサブ画素SPそれぞれの第2トランジスタT2に伝達できる。高電位電源配線VDDは、複数のサブ画素SPの間で列方向に沿って延び得る。例えば、高電位電源配線VDDは、第1サブ画素SP1と第3サブ画素SP3との間で列方向に沿って配置され得る。そして、高電位電源配線VDDは、後述する補助高電位電源配線VDDAを通して行方向に配置された複数のサブ画素SPそれぞれに高電位電源電圧を伝達できる。この場合、高電位電源配線VDDは、第1電源配線と称し得る。そして、列方向は第1方向、行方向は第2方向と称し得る。
【0043】
複数のデータ配線DLは、複数のサブ画素SPそれぞれにデータ電圧Vdataを伝達する配線である。複数のデータ配線DLは、複数のサブ画素SPそれぞれの第1トランジスタT1と連結され得る。複数のデータ配線DLは、複数のサブ画素SPの間で列方向に沿って延び得る。例えば、第1サブ画素SP1と高電位電源配線VDDとの間で列方向に延びたデータ配線DLは、第1サブ画素SP1にデータ電圧Vdataを伝達し、第1サブ画素SP1と第2サブ画素SP2との間に配置されたデータ配線DLは、第2サブ画素SP2にデータ電圧Vdataを伝達し、第3サブ画素SP3と高電位電源配線VDDとの間に配置されたデータ配線DLは、第3サブ画素SP3にデータ電圧Vdataを伝達できる。
【0044】
基準配線RLは、複数のサブ画素SPそれぞれに基準電圧を伝達する配線である。基準配線RLは、複数のサブ画素SPそれぞれの第3トランジスタT3と連結され得る。基準配線RLは、複数のサブ画素SPの間で列方向に沿って延び得る。例えば、基準配線RLは、第2サブ画素SP2と第3サブ画素SP3との間で列方向に沿って延び得る。そして、基準配線RLと隣接した第1サブ画素SP1、第2サブ画素SP2及び第3サブ画素SP3それぞれの第3トランジスタT3の第3ドレイン電極DE3は、行方向に延びて基準配線RLと電気的に連結され得る。この場合、基準配線RLは、第3電源配線と称し得る。
【0045】
複数のサブ画素SPそれぞれで基板110上に遮光層LSが配置される。遮光層LSは、基板110の下部でトランジスタに入射する光を遮断して漏れ電流を最小化することができる。例えば、遮光層LSは、駆動トランジスタである第2トランジスタT2の第2アクティブ層ACT2に入射する光を遮断することができる。
【0046】
複数のサブ画素SPそれぞれで基板110上に第1キャパシタ電極SC1が配置される。第1キャパシタ電極SC1は、他のキャパシタ電極と共にストレージキャパシタCstを形成することができる。第1キャパシタ電極SC1は、遮光層LSと一体に形成され得る。
【0047】
高電位電源配線VDD、複数のデータ配線DL、基準配線RL、遮光層LS及び第1キャパシタ電極SC1上にバッファ層111が配置される。バッファ層111は、基板110を通した水分または不純物の浸透を低減できる。バッファ層111は、例えば、シリコン酸化物(SiOx)またはシリコン窒化物(SiNx)の単一層または複層で構成され得るが、これに制限されない。ただし、バッファ層111は、基板110の種類やトランジスタの種類によって省略されてもよく、これに制限されない。
【0048】
まず、複数のサブ画素SPそれぞれでバッファ層111上に第1トランジスタT1が配置される。第1トランジスタT1は、データ電圧Vdataを第2トランジスタT2の第2ゲート電極GE2に伝達するトランジスタである。第1トランジスタT1は、スキャン配線SLからスキャン信号によりターン-オンされ得、データ配線DLからデータ電圧Vdataはターン-オンされた第1トランジスタT1を通して第2トランジスタT2の第2ゲート電極GE2に伝達され得る。そこで、第1トランジスタT1は、スイッチングトランジスタと称され得る。
【0049】
第1トランジスタT1は、第1アクティブ層ACT1、第1ゲート電極GE1、第1ソース電極SE1及び第1ドレイン電極DE1を含む。
【0050】
バッファ層111上に第1アクティブ層ACT1が配置される。第1アクティブ層ACT1は、酸化物半導体、非晶質シリコンまたはポリシリコンのような半導体物質からなり得るが、これに制限されない。
【0051】
第1アクティブ層ACT1上にゲート絶縁層112が配置される。ゲート絶縁層112は、第1アクティブ層ACT1と第1ゲート電極GE1を絶縁させるための絶縁層であり、シリコン酸化物(SiOx)またはシリコン窒化物(SiNx)の単一層または複層で構成され得るが、これに制限されない。
【0052】
ゲート絶縁層112上に第1ゲート電極GE1が配置される。第1ゲート電極GE1は、スキャン配線SLと電気的に連結され得る。第1ゲート電極GE1は、導電性物質、例えば、銅(Cu)、アルミニウム(Al)、モリブデン(Mo)、ニッケル(Ni)、チタン(Ti)、クロム(Cr)またはこれに対する合金で構成され得るが、これに制限されない。
【0053】
第1ゲート電極GE1上に層間絶縁層113が配置される。層間絶縁層113には、第1ソース電極SE1及び第1ドレイン電極DE1それぞれが第1アクティブ層ACT1に接続するためのコンタクトホールが形成される。層間絶縁層113は、層間絶縁層113の下部の構成を保護するための絶縁層であり、シリコン酸化物(SiOx)またはシリコン窒化物(SiNx)の単一層または複層で構成され得るが、これに制限されない。
【0054】
層間絶縁層113上に第1アクティブ層ACT1と電気的に連結される第1ソース電極SE1及び第1ドレイン電極DE1が配置される。第1ドレイン電極DE1は、データ配線DLと第1アクティブ層ACT1に連結され得、第1ソース電極SE1は、第1アクティブ層ACT1と第2トランジスタT2の第2ゲート電極GE2に連結され得る。第1ソース電極SE1及び第1ドレイン電極DE1は、導電性物質、例えば、銅(Cu)、アルミニウム(Al)、モリブデン(Mo)、ニッケル(Ni)、チタン(Ti)、クロム(Cr)またはこれに対する合金で構成され得るが、これに制限されない。
【0055】
複数のサブ画素SPそれぞれでバッファ層111上に第2トランジスタT2が配置される。第2トランジスタT2は、駆動電流を発光素子LEDに供給するトランジスタである。第2トランジスタT2は、ターン-オンされて発光素子LEDに流れる駆動電流を制御できる。従って、駆動電流を制御する第2トランジスタT2は、駆動トランジスタと称され得る。
【0056】
第2トランジスタT2は、第2アクティブ層ACT2、第2ゲート電極GE2、第2ソース電極SE2及び第2ドレイン電極DE2を含む。
【0057】
バッファ層111上に第2アクティブ層ACT2が配置される。第2アクティブ層ACT2は、酸化物半導体、非晶質シリコンまたはポリシリコンのような半導体物質からなり得るが、これに制限されない。
【0058】
第2アクティブ層ACT2上にゲート絶縁層112が配置され、ゲート絶縁層112上に第2ゲート電極GE2が配置される。第2ゲート電極GE2は、第1トランジスタT1の第1ソース電極SE1と電気的に連結され得る。第2ゲート電極GE2は、導電性物質、例えば、銅(Cu)、アルミニウム(Al)、モリブデン(Mo)、ニッケル(Ni)、チタン(Ti)、クロム(Cr)またはこれに対する合金で構成され得るが、これに制限されない。
【0059】
第2ゲート電極GE2上に層間絶縁層113が配置され、層間絶縁層113上に第2アクティブ層ACT2と電気的に連結される第2ソース電極SE2及び第2ドレイン電極DE2が配置される。第2ドレイン電極DE2は、第2アクティブ層ACT2及び高電位電源配線VDDに電気的に連結され得、第2ソース電極SE2は、第2アクティブ層ACT2及び発光素子LEDに電気的に連結され得る。第2ソース電極SE2及び第2ドレイン電極DE2は、導電性物質、例えば、銅(Cu)、アルミニウム(Al)、モリブデン(Mo)、ニッケル(Ni)、チタン(Ti)、クロム(Cr)またはこれに対する合金で構成され得るが、これに制限されない。
【0060】
複数のサブ画素SPそれぞれでバッファ層111上に第3トランジスタT3が配置される。第3トランジスタT3は、第2トランジスタT2の閾値電圧を補償するためのトランジスタである。第3トランジスタT3は、第2トランジスタT2の第2ソース電極SE2と基準配線RLとの間に連結される。第3トランジスタT3は、ターン-オンされて第2トランジスタT2の第2ソース電極SE2に基準電圧を伝達して第2トランジスタT2の閾値電圧をセンシングすることができる。そこで、第2トランジスタT2の特性をセンシングする第3トランジスタT3は、センシングトランジスタと称され得る。
【0061】
第3トランジスタT3は、第3アクティブ層ACT3、第3ゲート電極GE3、第3ソース電極SE3及び第3ドレイン電極DE3を含む。
【0062】
バッファ層111上に第3アクティブ層ACT3が配置される。第3アクティブ層ACT3は、酸化物半導体、非晶質シリコンまたはポリシリコンのような半導体物質からなり得るが、これに制限されない。
【0063】
第3アクティブ層ACT3上にゲート絶縁層112が配置され、ゲート絶縁層112上に第3ゲート電極GE3が配置される。第3ゲート電極GE3は、スキャン配線SLと電気的に連結され得る。第3ゲート電極GE3は、導電性物質、例えば、銅(Cu)、アルミニウム(Al)、モリブデン(Mo)、ニッケル(Ni)、チタン(Ti)、クロム(Cr)またはこれに対する合金で構成され得るが、これに制限されない。
【0064】
第3ゲート電極GE3上に層間絶縁層113が配置され、層間絶縁層113上に第3アクティブ層ACT3と電気的に連結される第3ソース電極SE3及び第3ドレイン電極DE3が配置される。第3ドレイン電極DE3は、第3アクティブ層ACT3及び基準配線RLに電気的に連結され得、第3ソース電極SE3は、第3アクティブ層ACT3及び第2トランジスタT2の第2ソース電極SE2に電気的に連結され得る。第3ソース電極SE3及び第3ドレイン電極DE3は、導電性物質、例えば、銅(Cu)、アルミニウム(Al)、モリブデン(Mo)、ニッケル(Ni)、チタン(Ti)、クロム(Cr)またはこれに対する合金で構成され得るが、これに制限されない。
【0065】
図2に示された第1トランジスタT1及び第3トランジスタT3は、いずれもスキャン配線SLに連結されて制御されるトランジスタであるが、これに制限されず、画素回路は、発光制御信号が印加される発光配線に連結されたトランジスタが含まれ得る。
【0066】
ゲート絶縁層112上に第2キャパシタ電極SC2が配置される。第2キャパシタ電極SC2は、ストレージキャパシタCstを形成する電極のうち一つであり、第1キャパシタ電極SC1に重畳するように配置され得る。第2キャパシタ電極SC2は、第2トランジスタT2の第2ゲート電極GE2と一体に形成され、第2ゲート電極GE2と電気的に連結され得る。第1キャパシタ電極SC1と第2キャパシタ電極SC2は、バッファ層111及びゲート絶縁層112を挟んで互いに離隔されて配置され得る。
【0067】
そして、層間絶縁層113上に複数のスキャン配線SL、補助高電位電源配線VDDA及び第3キャパシタ電極SC3が配置される。
【0068】
まず、スキャン配線SLは、複数のサブ画素SPそれぞれにスキャン信号SCANを伝達する配線である。スキャン配線SLは、複数のサブ画素SPを横切って行方向に延び得る。スキャン配線SLは、複数のサブ画素SPそれぞれの第1トランジスタT1の第1ゲート電極GE1及び第3トランジスタT3の第3ゲート電極GE3に電気的に連結され得る。
【0069】
層間絶縁層113上に補助高電位電源配線VDDAが配置される。補助高電位電源配線VDDAは、行方向に延びて複数のサブ画素SPを横切って配置され得る。補助高電位電源配線VDDAは、列方向に延びた高電位電源配線VDDと行方向に沿って配置された複数のサブ画素SPそれぞれの第2トランジスタT2の第2ドレイン電極DE2に電気的に連結され得る。
【0070】
層間絶縁層113上に第3キャパシタ電極SC3が配置される。第3キャパシタ電極SC3は、ストレージキャパシタCstを形成する電極であり、第1キャパシタ電極SC1及び第2キャパシタ電極SC2に重畳するように配置され得る。第3キャパシタ電極SC3は、第2トランジスタT2の第2ソース電極SE2と一体に形成され、第2ソース電極SE2と電気的に連結され得る。そして、第2ソース電極SE2は、層間絶縁層113及びバッファ層111に形成されたコンタクトホールを通して第1キャパシタ電極SC1とも電気的に連結され得る。そこで、第1キャパシタ電極SC1及び第3キャパシタ電極SC3は、第2トランジスタT2の第2ソース電極SE2と電気的に連結され得る。
【0071】
ストレージキャパシタCstは、発光素子LEDが発光する間、第2トランジスタT2の第2ゲート電極GE2と第2ソース電極SE2との間の電位差を貯蔵して発光素子LEDに一定の電流が供給されるようにすることができる。ストレージキャパシタCstは、基板110上に形成され、第2ソース電極SE2と連結された第1キャパシタ電極SC1、バッファ層111及びゲート絶縁層112上に形成され、第2ゲート電極GE2と連結された第2キャパシタ電極SC2及び層間絶縁層113上に形成され、第2ソース電極SE2と連結された第3キャパシタ電極SC3を含んで、第2トランジスタT2の第2ゲート電極GE2と第2ソース電極SE2との間の電圧を貯蔵することができる。
【0072】
第1トランジスタT1、第2トランジスタT2、第3トランジスタT3、及びストレージキャパシタCst上に第1パッシベーション層114が配置される。第1パッシベーション層114は、第1パッシベーション層114の下部の構成を保護するための絶縁層であり、シリコン酸化物(SiOx)またはシリコン窒化物(SiNx)の単一層または複層で構成され得るが、これに制限されない。
【0073】
第1パッシベーション層114上に第1平坦化層115が配置される。第1平坦化層115は、複数のトランジスタT1、T2、T3及びストレージキャパシタCstが配置された基板110の上部を平坦化できる。第1平坦化層115は、単層または複層に構成され得、例えば、フォトレジストやアクリル(acryl)系有機物質からなり得るが、これに制限されない。
【0074】
第1平坦化層115上に第2パッシベーション層116が配置される。第2パッシベーション層116は、第2パッシベーション層116の下部の構成を保護するための絶縁層であり、シリコン酸化物(SiOx)またはシリコン窒化物(SiNx)の単一層または複層で構成され得るが、これに制限されない。
第2パッシベーション層116上に連結電極150、複数の組み立て電極120が配置される。
【0075】
連結電極150は、第2トランジスタT2と画素電極PEを電気的に連結する電極である。連結電極150は、第2パッシベーション層116、第1平坦化層115及び第1パッシベーション層114に形成されたコンタクトホールを通して第2ソース電極SE2であり第3キャパシタ電極SC3に電気的に連結され得る。
【0076】
連結電極150は、第1連結層150a及び第2連結層150bからなる複層構造であってよい。第2パッシベーション層116上に第1連結層150aが配置され、第1連結層150aを覆う第2連結層150bが配置される。第2連結層150bは、第1連結層150aの上面と側面を全て囲むように配置され得る。
【0077】
第2連結層150bは、第1連結層150aより腐食に強い物質からなって表示装置100の製造時、第1連結層150aと隣接した配線の間のマイグレーション(migration)によるショート不良を最小化することができる。例えば、第1連結層150aは、銅(Cu)及びクロム(Cr)等のような導電性物質からなり、第2連結層150bは、モリブデン(Mo)、モリブデンチタン(MoTi)等からなり得るが、これに制限されるものではない。
【0078】
第2パッシベーション層116上に複数の組み立て電極120が配置される。
【0079】
組み立て電極120は、第1組み立て電極122及び第2組み立て電極123を含む。
【0080】
複数の第1組み立て電極122及び複数の第2組み立て電極123は、第1サブ画素SP1、第2サブ画素SP2及び第3サブ画素SP3それぞれで列方向に延び、一定の間隔を置いて互いに離隔されて配置され得る。
【0081】
第1組み立て電極122は、発光素子LEDの一方側と対応する領域に配置され得る。組み立て電極120のうち第1組み立て電極122は、低電位電源配線と重畳する領域に配置され、低電位電源配線と電気的に連結され得る。低電位電源配線は、発光素子LEDに低電位電源電圧を伝達する配線である。低電位電源配線は、複数のサブ画素SPそれぞれで列方向に延び得る。例えば、第1サブ画素SP1、第2サブ画素SP2及び第3サブ画素SP3それぞれには、低電位電源配線が配置され得る。
【0082】
第2組み立て電極123は、第1組み立て電極122と離隔され、発光素子LEDの他方側と対応する領域に配置され得る。
【0083】
複数の組み立て電極120それぞれは、第2パッシベーション層116上に配置される導電層122a、123a、及び導電層122a、123a上に配置され、導電層122a、123aの上面と側面を全て覆うクラッド層122b、123bを含む。
【0084】
第1組み立て電極122は、第1導電層122a及び第1クラッド層122bを含み、第2組み立て電極123は、第2導電層123a及び第2クラッド層123bを含む。
【0085】
第1導電層122a及び第2導電層123aは、発光素子LEDと重畳しなくてよい。即ち、第1導電層122a及び第2導電層123aの末端は、発光素子LEDの末端より外側に配置され得る。
【0086】
第1組み立て電極122の第1クラッド層122bは、第1導電層122aの上面と側面を覆うように配置され得る。このとき、第1クラッド層122b及び第2クラッド層123bは、第1導電層122a及び第2導電層123aの末端から発光素子LEDの中央部側に延びて発光素子LEDと重畳し得る。例えば、第1クラッド層122b及び第2クラッド層123bは、それぞれ発光素子LEDの下面の面積中の半分未満に該当する領域に重畳するように配置され得る。
【0087】
第1導電層122a及び第2導電層123aは、連結電極150の第1連結層150aと同じ工程により同じ物質からなり得る。例えば、第1導電層122a及び第2導電層123aは、銅(Cu)及びクロム(Cr)等のような導電性物質からなり得る。そして、第1クラッド層122b及び第2クラッド層123bは、連結電極150の第2連結層150bと同じ工程により同じ物質からなり得る。例えば、第1クラッド層122b及び第2クラッド層123bは、第1導電層122a及び第2導電層123aより腐食に強い物質、例えば、モリブデン(Mo)、モリブデンチタン(MoTi)等からなり得るが、これに制限されるものではない。
【0088】
連結電極150及び組み立て電極120上に第3パッシベーション層117が配置される。第3パッシベーション層117は、第3パッシベーション層117の下部の構成を保護するための絶縁層であり、シリコン酸化物(SiOx)またはシリコン窒化物(SiNx)の単一層または複層で構成され得るが、これに制限されない。
【0089】
第3パッシベーション層117上に複数の発光素子LEDが配置される。
【0090】
第3パッシベーション層117は、複数の発光素子LEDと隣接した領域で一部の領域がオープンされ得る。例えば、第3パッシベーション層117は、複数の発光素子LEDの両側面のうち一方側の面と隣接した領域がオープンされ得る。例えば、第3パッシベーション層117は、複数の発光素子LEDの一方側の面と隣接した領域で第1組み立て電極122の上面の一部を露出させ得る。
【0091】
第3パッシベーション層117上で一つのサブ画素SPに一つ以上の発光素子LEDが配置される。発光素子LEDは、電流により光を発光する素子である。発光素子LEDは、赤色光、緑色光、青色光等を発光する発光素子LEDを含むことができ、これらの組み合わせで白色を含む多様な色相の光を具現できる。また、特定の色相の光を発光する発光素子LEDと発光素子LEDから光を他の色相の光に変換させる光変換部材を使用して多様な色相の光を具現することもできる。
【0092】
発光素子LEDは、第2トランジスタT2から駆動電流の供給を受けて発光できる。発光素子LEDは、発光素子LEDの種類によって大きさが変わり得る。この場合、発光素子LEDの種類は、発光する光の種類を意味するので、赤色発光素子、緑色発光素子、青色発光素子によって大きさが変わり得る。発光素子は、発光する色毎に異なる発光効率を示し得る。そこで、異なる色を発光する発光素子が互いに同じ輝度で発光できるように発光素子LEDの効率によって発光素子LEDの大きさが決定され得る。
【0093】
例えば、特定の色を発光する発光素子の発光効率が相対的に小さい場合、他の発光素子と比較して大きな大きさに形成して他の発光素子と同じ輝度で発光できるようにすることができる。図2においては、第1サブ画素SP1に配置された発光素子LEDの大きさが最も大きく、第2サブ画素SP2に配置された発光素子LEDの大きさが第1サブ画素SP1に配置された発光素子LEDの大きさより小さく、第3サブ画素SP3に配置された発光素子LEDの大きさが第2サブ画素SP2に配置された発光素子LEDの大きさより小さい。この場合、第1サブ画素SP1に配置される発光素子LEDは赤色発光素子であり、第2サブ画素SP2に配置される発光素子LEDは緑色発光素子であり、第3サブ画素SP3に配置される発光素子LEDは青色発光素子であってよいが、これに制限されるものではない。
【0094】
このとき、一つのサブ画素SPに配置された複数の発光素子LEDは、並列に連結され得る。即ち、複数の発光素子LEDそれぞれの一つの電極は、同じ第2トランジスタT2のソース電極SE2に連結され、他の電極は、同じ組み立て電極120に連結され得る。
【0095】
発光素子LEDは、第1発光素子130及び第2発光素子140を含むことができる。一方、複数のサブ画素SPそれぞれに配置された発光素子LEDは、画素回路を挟んで離隔されて配置され得る。具体的に、第1発光素子130は、画素回路の一方側に配置され、第2発光素子140は、画素回路の他方側に配置され得る。例えば、図2に示されたように、第1発光素子130は、画素回路の上側に配置され、第2発光素子140は、画素回路の下側に配置され得る。
【0096】
第1発光素子130は、第2発光素子140と同じ色を発光し得る。このような場合、第1発光素子130と第2発光素子140は、同じ種類の発光素子LEDであるので、第1発光素子130の大きさは、第2発光素子140の大きさと同一であり得る。ここで、発光素子LEDの大きさは、発光素子LEDの下面の面積、断面上の幅、体積、高さ等を意味し得るが、これに制限されるものではない。
【0097】
図2及び図4においては、説明の便宜のために、複数のサブ画素SPそれぞれに2個の発光素子LEDが配置されたものと示したが、複数のサブ画素SPそれぞれに配置された発光素子LEDの個数は、これに制限されない。
【0098】
図3及び図4を参照すると、発光素子130は、第1半導体層131、発光層132、第2半導体層133、第1電極134、第2電極135及び封止層136を含む。
【0099】
第3パッシベーション層117上に第1半導体層131が配置され、第1半導体層131上に第2半導体層133が配置される。第1半導体層131及び第2半導体層133は、特定の物質にn型及びp型の不純物をドーピングして形成された層であってよい。例えば、第1半導体層131及び第2半導体層133は、窒化ガリウム(GaN)、インジウムアルミニウムリン化物(InAlP)、ガリウムヒ素(GaAs)等のような物質にp型またはn型の不純物がドーピングされた層であってよい。そして、p型の不純物は、マグネシウム(Mg)、亜鉛(Zn)、ベリリウム(Be)等であってよく、n型の不純物は、シリコン(Si)、ゲルマニウム(Ge)、スズ(Sn)等であってよいが、これに制限されない。
【0100】
第1半導体層131の一部分は、第2半導体層133の外側に突出して配置され得る。第1半導体層131の上面は、第2半導体層133の下面と重畳する部分と第2半導体層133の下面外側に配置された部分からなり得る。ただし、第1半導体層131と第2半導体層133の大きさ及び形状は、多様に変形され得、これに制限されない。
【0101】
第1半導体層131と第2半導体層133との間に発光層132が配置される。発光層132は、第1半導体層131及び第2半導体層133から正孔及び電子の供給を受けて光を発光できる。発光層132は、単層または多重量子井戸(Multi-Quantum Well、MQW)構造になされ得、例えば、インジウムガリウム窒化物(InGaN)または窒化ガリウム(GaN)等からなり得るが、これに制限されるものではない。
【0102】
第1半導体層131の下面と側面を囲む第1電極134が配置される。第1電極134は、第1発光素子130と組み立て電極120を電気的に連結するための電極である。第1電極134は、導電性物質、例えば、ITO(Indium Tin Oxide)またはIZO(Indium Zinc Oxide)等のような透明導電物質またはチタン(Ti)、金(Au)、銀(Ag)、銅(Cu)、またはこれらの合金のような不透明導電物質等で構成され得るが、これに制限されない。
【0103】
第2半導体層133の上面に第2電極135が配置される。第2電極135は、後述する画素電極PEと第2半導体層133を電気的に連結する電極である。第2電極135は、導電性物質、例えば、ITO(Indium Tin Oxide)またはIZO(Indium Zinc Oxide)等のような透明導電物質等で構成され得るが、これに制限されない。
【0104】
第1半導体層131、発光層132、第2半導体層133、第1電極134及び第2電極135の少なくとも一部を囲む封止層136が配置される。封止層136は、絶縁物質からなり、第1半導体層131、発光層132及び第2半導体層133を保護することができる。封止層136は、発光層132、発光層132に隣接した第1半導体層131の側面の一部及び発光層132に隣接した第2半導体層133の側面の一部を覆うように配置され得る。封止層136から第1電極134と第2電極135が露出され得、以後に形成されるチップコンタクト電極CCE及び画素電極PEと第1電極134及び第2電極135を電気的に連結できる。
【0105】
複数の発光素子LEDと第3パッシベーション層117及び組み立て電極120の間に接着層ADが配置され得る。接着層ADは、発光素子LEDの自己組み立て過程で発光素子LEDを臨時に仮固定する有機膜であってよい。表示装置100の製造時、発光素子LEDを覆う有機膜を形成すれば、有機膜の一部分が発光素子LEDと第3パッシベーション層117及び組み立て電極120の間の空間に充填されて発光素子LEDを第3パッシベーション層117及び組み立て電極120上に臨時に固定できる。以後、有機膜を除去しても発光素子LEDの下部に染み込んだ有機膜の一部分は除去されずに残って接着層になり得る。接着層ADは、有機物質、例えば、フォトレジストやアクリル(acryl)系有機物質からなり得るが、これに制限されない。
【0106】
発光素子LEDの一方側の面にチップコンタクト電極CCEが配置される。チップコンタクト電極CCEは、発光素子LEDと組み立て電極120を電気的に連結するための電極である。チップコンタクト電極CCEは、第1組み立て電極122と重畳する領域で発光素子LEDの第1半導体層131及び第1電極134の少なくとも一部分を囲むように配置され得る。このとき、チップコンタクト電極CCEは、第3パッシベーション層117がオープンされた領域で第3パッシベーション層117により露出された第1組み立て電極122と電気的に連結され得る。
【0107】
一方、チップコンタクト電極CCEは、発光素子LEDの他方側の面に配置されなくてよい。そこで、第1発光素子130の第1電極134及び第2発光素子140の第1電極144は、第1組み立て電極122と電気的に連結され、第2組み立て電極123とは連結されず第2組み立て電極123とは直接的に絶縁された状態であってよい。
【0108】
発光素子LED及びチップコンタクト電極CCE上に第2平坦化層118が配置される。第2平坦化層118は、発光素子LEDが配置された基板110の上部を平坦化し、接着層ADと共に発光素子LEDを基板110上に固定できる。
【0109】
そこで、第2平坦化層118は、発光素子LEDの一方側の面でチップコンタクト電極CCEと接するように配置され得、発光素子LEDの他方側の面で発光素子の側面と接するように配置され得る。
【0110】
一方、図面においては、第2平坦化層118を単一層と示したが、これに制限されず、第2平坦化層118は、単層または複層に構成され得、例えば、フォトレジストやアクリル(acryl)系有機物質からなり得るが、これに制限されない。
【0111】
第2平坦化層118上に画素電極PEが配置される。
【0112】
画素電極PEは、複数の発光素子LEDと連結電極150を電気的に連結するための電極である。図2乃至図4を参照すると、画素電極PEは、画素回路と電気的に連結され、第1発光素子130及び第2発光素子140に延びて配置される。即ち、画素電極PEは、第1発光素子130に延びて第2発光素子140とも連結され得、第2平坦化層118に形成されたコンタクトホールを通して連結電極150及び第2トランジスタT2に電気的に連結され得る。
【0113】
画素電極PEは、導電性物質、例えば、ITO(Indium Tin Oxide)またはIZO(Indium Zinc Oxide)等のような透明導電物質等で構成され得るが、これに制限されない。
【0114】
図4を参照すると、第3パッシベーション層117上に第2発光素子140が配置される。第2発光素子140は、第1発光素子130及び駆動回路と共に一つのサブ画素SPに配置される。第2発光素子140は、サブ画素SPで画素回路を中心に第1発光素子130と反対方向に配置される。
【0115】
第2発光素子140は、第1半導体層141、発光層142、第2半導体層143、第1電極144、第2電極145及び封止層146を含む。第2発光素子140の第1半導体層141、発光層142、第2半導体層143、第2電極145及び封止層146は、第1発光素子130の第1半導体層131、発光層132、第2半導体層133、第2電極135及び封止層136と実質的に同一であり得る。そこで、重複した説明は省略する。
【0116】
第2発光素子140は、第2平坦化層118に形成されたコンタクトホールを通して第1発光素子130及び画素回路から延びた画素電極PEと電気的に連結され得る。そこで、一つのサブ画素SPで、第1発光素子130と第2発光素子140は、第2トランジスタT2に電気的に連結され得る。
【0117】
一方、組み立て電極を使用して開口部の内側に発光素子を自己整列する方式で表示装置を製造する場合、単一サブ画素に互いに異なる色を発光する発光素子が配置される混色不良が発生し得る。このとき、互いに異なる色を発光する発光素子は、発光素子を構成する物質及び該当物質の効率等が異なるので、互いに異なる大きさを有し得る。例えば、発光効率が相対的に小さい発光素子の場合、他の発光素子と比較して大きな大きさに形成して他の色を発光する発光素子と同じ輝度で発光され得るようにすることができる。そこで、赤色を発光する素子の発光効率が最も小さい場合、赤色発光素子は、相対的に大きな大きさに形成され得、発光素子のうち青色を発光する素子の発光効率が最も大きい場合、青色発光素子は、相対的に小さな大きさに形成され得る。
【0118】
そこで、基板上で発光素子が配置される開口部の大きさを発光素子の大きさに対応するように配置して同じ色を発光する素子を同じサブ画素に自己整列されるようにすることができる。ただし、上述した方式で自己整列工程を進行する場合、相対的に小さな大きさを有する発光素子は、相対的に大きな大きさを有する発光素子が配置される開口部、即ち、他の色を発光するサブ画素に配置され得る。例えば、赤色発光素子が配置されるサブ画素に赤色発光素子より小さな大きさの緑色発光素子または青色発光素子が配置され得、緑色発光素子が配置されるサブ画素に緑色発光素子より小さな大きさの青色発光素子が配置され得る。従って、一つのサブ画素に他の色を発光する発光素子が配置されるか、一つのサブ画素に意図しない色を発光する発光素子が配置されて混色不良が発生し得る問題がある。
【0119】
そこで、サブ画素で混色不良が発生した場合、混色不良を引き起こす発光素子の画素電極を断線させて誤って配置された発光素子を暗点化させることができる。ただし、画素電極が画素回路から一方向に延びて第1発光素子及び第2発光素子と連結される方式で表示装置を構成する場合、画素回路と遠い距離に配置された発光素子で不良が発生した場合、発光素子の間で画素電極を断線させて不良である発光素子を暗点化できるが、一方、画素回路と遠い距離に配置された発光素子が正常な発光素子であり、画素回路と正常発光素子との間に配置された他の一つの発光素子が誤って配置された場合は、画素回路と発光素子との間で画素電極を断線させて画素回路と遠い距離に配置された正常発光素子も共に画素回路と断線された。そこで、サブ画素に配置された複数の発光素子全体が暗点化され得、そこで、暗点化された領域がユーザに視認され得る問題がある。
【0120】
そこで、本明細書の一実施例に係る表示装置100において、複数のサブ画素SPそれぞれに配置された一対の発光素子LEDを画素回路を挟んで離隔されるように配置して画素回路を中心に延びる画素電極PEには単一の発光素子LEDだけが連結され得るようにすることができる。例えば、図2を参照すると、画素回路の上側に第1発光素子130が配置され、画素回路の下側に第2発光素子140が配置される。このように表示装置100を構成する場合、第1発光素子130及び第2発光素子140のうち一つが誤って配置されると、他の一つは画素回路との連結を維持できる。従って、本明細書の一実施例に係る表示装置100においては、誤って配置された発光素子だけを選択的に暗点化させて目に認知される暗点化領域の水準を改善できる。
【0121】
一方、図1乃至図4で説明した表示装置100において一つの発光素子が誤って配置された場合のリペア工程についての説明のために図5を参照する。
【0122】
図5は、本明細書の他の実施例に係る表示装置の断面図である。具体的に、図5においては、第1発光素子130及び第2発光素子140のうち第1発光素子130が誤って配置された場合を仮定している。図5に示された表示装置500は、図1乃至図4に示された表示装置100と比較して画素電極PEのみが異なるだけで、他の構成は実質的に同一であるので、重複した説明を省略する。
【0123】
図5を参照すると、サブ画素SPは、第1発光素子130及び第2発光素子140を含む。ここで、図5に示されたサブ画素SPが赤色サブ画素である場合、第2発光素子140は、赤色発光素子であるが、第1発光素子130は、第2発光素子140とは異なる色を発光する青色発光素子または緑色発光素子であってよい。そこで、第1発光素子130と第2発光素子140は、互いに異なる色を発光する発光素子LEDであり、第1発光素子130の大きさは、第2発光素子140の大きさと異なり得る。
【0124】
上述したように第1発光素子130がサブ画素SPに誤って配置された場合、第1発光素子130と画素回路間の電気的な連結を断絶しなければならない。そこで、本明細書の他の実施例に係る表示装置500においては、第1発光素子130と画素回路を連結する画素電極PEを断線させる切断工程が遂行され得る。
【0125】
例えば、画素電極PEは、レーザ照射方式により断線され得る。図5を参照すると、画素電極PEは、第1発光素子130と画素回路及び第2発光素子140の間で分離された状態である。そこで、画素電極PEは、第1発光素子130と第2発光素子140のうち正常に配置された発光素子LED、即ち、第2発光素子140の一つと連結される。そこで、正常な発光素子LEDである第2発光素子140は、画素回路により発光され得、混色不良を引き起こす発光素子LEDである第1発光素子130は、画素回路に連結されず発光しなくて済む。
【0126】
一方、図5においては、サブ画素SPのうち上部に配置された第1発光素子130が混色不良を引き起こす発光素子である場合を仮定して説明したが、これに制限されず、サブ画素SPの下部に配置された第2発光素子140が混色不良を引き起こす発光素子LEDである場合、画素回路と第2発光素子140との間の画素電極PEを分離して混色不良を引き起こす発光素子LEDに対する暗点化を進行できる。
【0127】
また、図5においては、サブ画素SPに混色不良が発生した場合を仮定して説明したが、これに制限されず、発光素子LEDそのものに欠陥がある場合または画素回路と発光素子LEDとの間の電気的な連結に欠陥がある場合にも、サブ画素SPで画素電極PEに断線工程を進行して不良である発光素子LEDを暗点化させることができる。
【0128】
本明細書の他の実施例に係る表示装置100においては、複数のサブ画素SPそれぞれに配置された一対の発光素子LEDを画素回路を挟んで離隔されるように配置する。このとき、誤って配置されたか不良である発光素子LEDと画素回路間の電気的な連結を分離させて、正常な発光素子LEDだけを画素回路PEと連結させ、誤って配置されたか不良である発光素子LEDが画素回路PEによりそれ以上発光しないようにすることができる。
【0129】
図6は、本明細書のまた他の実施例に係る表示装置の拡大平面図である。図7は、図5のD-D’に沿った断面図である。図6及び図7の表示装置600は、図1乃至図4の表示装置100と比較して画素電極PE及び第2平坦化層618の形状が変更されただけで、他の構成は実質的に同一であるので、重複した説明は省略する。
【0130】
図6を参照すると、画素電極PEは、第1発光素子130と第2発光素子140に延びた第1部分PE1、画素電極PEが配置されたサブ画素SPの第2組み立て電極123と重畳するように配置される第2部分PE2、及び第1部分PE1から延びて、画素電極PEが配置されたサブ画素SPと隣接した列に配置されたサブ画素SPの第2組み立て電極123と重畳するように配置される第3部分PE3を含む。そこで、複数のサブ画素SPの画素電極PEは、該当サブ画素SPの第2組み立て電極123及び隣接した列に配置されたサブ画素SPの第2組み立て電極123と重畳するように配置され得る。例えば、第1サブ画素SP1の画素電極PEは、第1サブ画素SP1及び第3サブ画素SP3それぞれの第2組み立て電極123と重畳し得、第2サブ画素SP2の画素電極PEは、第2サブ画素SP2及び第1サブ画素SP1それぞれの第2組み立て電極123と重畳し得、第3サブ画素SP3の画素電極PEは、第3サブ画素SP3及び第2サブ画素SP2それぞれの第2組み立て電極123と重畳し得る。
【0131】
まず、第1サブ画素SP1の第2部分PE2及び第3部分PE3は、同一線上に配置される。例えば、第1サブ画素SP1の第2部分PE2及び第1サブ画素SP1の第3部分PE3は、第1サブ画素SP1の第1発光素子130及び第2発光素子140の上部で行方向に延びて配置され得る。
【0132】
次に、第2サブ画素SP2の第2部分PE2及び第3部分PE3は、第1部分PE1中、異なる位置で延びて配置される。例えば、第2サブ画素SP2の第2部分PE2は、第2サブ画素SP2の第1発光素子130及び第2発光素子140の上部で行方向に延びて配置され、第2サブ画素SP2の第3部分PE3は、第2サブ画素SP2の画素回路の上部で行方向に延びて配置され得る。
【0133】
次に、第3サブ画素SP3の第2部分PE2及び第3部分PE3は、同一線上に配置される。例えば、第3サブ画素SP3の第2部分PE2及び第3サブ画素SP3の第3部分PE3は、第3サブ画素SP3の画素回路の上部で行方向に延びて配置され得る。
【0134】
次に、図7を参照すると、サブ画素SPの画素電極PEのうち一部と対応する領域で第2平坦化層618に溝が配置され得る。第2平坦化層618の溝は、第2平坦化層618が除去された領域であり、第2平坦化層618の下部に配置された第3パッシベーション層117の上面を露出させ得る。第2平坦化層618の溝は、サブ画素SPの画素電極PEの第2部分PE2及び第3部分PE3に対応する領域に配置され得る。そこで、画素電極PEの第2部分PE2及び第3部分PE3は、第2平坦化層618に配置された溝に沿って配置される。一方、画素電極PEの第2部分PE2及び第3部分PE3は、第2平坦化層618の溝が配置された領域で第2組み立て電極123上に配置された第3パッシベーション層117の上面と接し得る。そこで、画素電極PEの第2部分PE2及び第3部分PE3は、第2組み立て電極123と絶縁され得る。
【0135】
例えば、図7を参照すると、第2平坦化層118の溝は、第1サブ画素SP1の第2部分PE2と第1サブ画素SP1の第2組み立て電極123が重畳する領域に配置され、第1サブ画素SP1の画素電極PEの第2部分PE2は、第1サブ画素SP1の第2組み立て電極123上に配置された第3パッシベーション層117の上面と接し得る。
【0136】
次に、第2平坦化層618の溝は、第2サブ画素SP2の第3部分PE3と第1サブ画素SP1の第2組み立て電極123が重畳する領域に配置され、第2サブ画素SP2の画素電極PEの第3部分PE3は、第1サブ画素SP1の第2組み立て電極123上に配置された第3パッシベーション層117の上面と接し得る。
【0137】
一方、図7においては、第2平坦化層618の溝が第1サブ画素SP1の第2組み立て電極123と重畳する領域で配置された場合を示したが、第2平坦化層618の溝は、第2サブ画素SP2の第2組み立て電極123及び第3サブ画素SP3の第2組み立て電極123と重畳する領域に配置され得る。そこで、第2平坦化層618の溝は、第2サブ画素SP2の第2組み立て電極123と第2サブ画素SP2の画素電極PEの第2部分PE2及び第3サブ画素SP3の画素電極PEの第3部分PE3が重畳する領域に配置され得る。また、第2平坦化層618の溝は、第3サブ画素SP3の第2組み立て電極123と第3サブ画素SP3の画素電極PEの第2部分PE2及び第1サブ画素SP1の画素電極PEの第3部分PE3が重畳する領域に配置され得る。
【0138】
本明細書の他の実施例に係る表示装置600においては、サブ画素SPの画素電極PEを隣接した列に配置されたサブ画素SPと重畳するように配置する。具体的に、一つのサブ画素SPの画素電極PEが隣接した列に配置された他の一つのサブ画素SPの第2組み立て電極123と重畳するように配置される。そこで、表示装置のサブ画素SPで隣接した列に配置された発光素子LEDと同じ色を発光する混色不良の発光素子LEDが配置された場合、混色不良を発生させる発光素子LEDを隣接した列に配置されたサブ画素SPの画素回路と連結させてリペアすることができる。
【0139】
以下においては、第1サブ画素SP1で混色不良が発生した場合、第1サブ画素SP1の発光素子LEDをリペアする場合を説明するために図8及び図9を共に参照する。
【0140】
図8は、本明細書のまた他の実施例に係る表示装置の拡大平面図である。図9は、図8のE-E’に沿った断面図である。図8及び図9は、第1サブ画素SP1に第2サブ画素SP2に配置されるべき発光素子LEDと同じ色を発光する発光素子LEDが配置された場合に対してリペア工程を進行した後の断面図である。図8及び図9の表示装置800は、図6及び図7の表示装置600と比較して発光素子LED、画素電極PE及び第3パッシベーション層817の形状が変更されただけで、他の構成は実質的に同一であるので、重複した説明は省略する。
【0141】
第1サブ画素SP1は、画素回路を挟んで離隔されて配置された第1発光素子130及び第2発光素子140を含む。
【0142】
第1サブ画素SP1の第1発光素子130と第1サブ画素SP1の第2発光素子140は、異なる色を発光し得る。例えば、第1列に配置される第1サブ画素SP1が赤色サブ画素である場合、第1サブ画素SP1の第2発光素子140は、赤色発光素子であるが、第1サブ画素SP1の第1発光素子130は、第1サブ画素SP1の第2発光素子140とは異なる色を発光する緑色発光素子であってよい。このとき、第1サブ画素SP1の第1発光素子130は、第2サブ画素SP2の第1発光素子130及び第2発光素子140と同一であり得る。このような場合、第1発光素子130と第2発光素子140は、異なる種類の発光素子LEDであるので、第1発光素子130の大きさは、第2発光素子140の大きさと異なり得る。
【0143】
本明細書のまた他の実施例に係る表示装置800においては、緑色を発光する第1サブ画素SP1の第1発光素子130が赤色発光素子を駆動する第1サブ画素SP1の画素回路によりそれ以上発光しないように第1サブ画素SP1の第1発光素子130と画素電極PEを断線させる切断工程が遂行され得る。
【0144】
そこで、第1サブ画素SP1の画素電極PEは、分離されて配置され得る。例えば、第1サブ画素SP1の画素電極PEの第1部分PE1は、第1発光素子130と画素回路及び第2発光素子140の間で分離されて第1サブ画素SP1の第1発光素子130及び第2発光素子140のうち第2発光素子140とのみ電気的に連結される。図8を参照すると、第1サブ画素SP1の第2発光素子140は、画素電極PEの第1部分PE1により画素回路と連結され、第1サブ画素SP1の第1発光素子130は、第1サブ画素SP1の第2発光素子140及び画素回路と電気的に絶縁された状態である。
【0145】
そこで、第1サブ画素SP1の第2発光素子140は、第1サブ画素SP1の画素回路により発光され得、第1サブ画素SP1の画素回路から印加される信号は、第1サブ画素SP1の第1発光素子130に伝達されなくて済む。
【0146】
第1サブ画素SP1の第1発光素子130は、第1サブ画素SP1の第1発光素子130と同じ色を発光する発光素子が配置された第2サブ画素SP2の画素回路と連結され得る。図8及び図9を参照すると、第1サブ画素SP1の第2組み立て電極123は、第1サブ画素SP1の第2部分PE2と連結され、第2サブ画素SP2の画素電極PEの第3部分PE3と電気的に連結される。
【0147】
まず、第1サブ画素SP1の第2組み立て電極123と画素電極PEの第2部分PE2が重畳する領域でレーザを照射してウェルディング工程を進行すると、レーザ照射領域で第3パッシベーション層817がオープンされ、第1サブ画素SP1の画素電極PEの第2部分PE2が第1発光素子130は第1サブ画素SP1の第2組み立て電極123と電気的に連結され得る。次に第1サブ画素SP1の第2組み立て電極123と第2サブ画素SP2の画素電極PEの第3部分PE3が重畳する領域でレーザを照射してウェルディング工程を進行すると、第1サブ画素SP1の第2組み立て電極123と第2サブ画素SP2の画素電極PEの第3部分PE3の間で第3パッシベーション層817がオープンされ、第2サブ画素SP2の画素電極PEの第3部分PE3が第1サブ画素SP1の第2組み立て電極123と電気的に連結され得る。そこで、第1サブ画素SP1の第1発光素子130は、第2サブ画素SP2の画素回路で駆動できる。
【0148】
一方、図8を参照すると、第1サブ画素SP1の第2組み立て電極123は、行方向に隣接する他の第1サブ画素SP1の第2組み立て電極123と分離されて第1サブ画素SP1と行方向に隣接する他のサブ画素SPに第2サブ画素SP2の駆動回路の電気的な連結が遮断され得る。例えば、第1サブ画素SP1の第1発光素子130と第2発光素子140の外側でレーザを照射する方式により第1サブ画素SP1の第2組み立て電極123が断線され得る。
【0149】
そこで、第1サブ画素SP1と行方向に隣接する他のサブ画素SPに混色不良が発生するとき、第1サブ画素SP1の第2組み立て電極123をリペア線に使用してさらなるリペアを進行できる。
【0150】
一方、図8及び図9においては、第1サブ画素SP1のうち第1発光素子130が混色不良である場合を仮定して説明したが、これに制限されず、第1サブ画素SP1の第2発光素子140に第2サブ画素SP2に配置された発光素子LEDと同じ発光素子LEDが配置された場合、上述したものと同様の方法で第1サブ画素SP1の第2発光素子140と第2サブ画素SP2の画素回路を連結してリペアを進行できる。また、第1サブ画素SP1で第1発光素子130と第2発光素子140が全て第2サブ画素SP2に配置された発光素子LEDと同じ発光素子LEDが配置された場合、第1発光素子130と第2発光素子140を全て第2サブ画素SP2の画素回路と連結してリペアを進行できる。
【0151】
本明細書のまた他の実施例に係る表示装置800においては、サブ画素SPの画素電極PEを隣接した列に配置されたサブ画素SPと重畳するように配置する。そこで、第1サブ画素SP1で第2サブ画素SP2と同じ色を発光する発光素子LEDが配置された混色不良素子が配置された場合、組み立て電極120のうち第2組み立て電極123を利用して混色不良が発生したサブ画素SPを容易にリペアすることができる。例えば、赤色を発光する第1サブ画素SP1に緑色を発光する緑色発光素子が配置された場合、第1サブ画素SP1の緑色発光素子を緑色を発光する発光素子が配置された第2サブ画素SP2の画素回路と連結してリペアを進行できる。
【0152】
また、本明細書のまた他の実施例に係る表示装置800においては、別途の構造物をさらに配置することなく第2組み立て電極123を活用して混色不良のサブ画素SPの発光素子LEDを隣り合うサブ画素SPの画素回路と連結するので表示装置100の構造を簡素化でき、素材部品材質を単純化および/または単一化できる。
【0153】
図10は、本明細書のまた他の実施例に係る表示装置の拡大平面図である。図11は、図10のF-F’に沿った断面図である。図10及び図11は、第1サブ画素SP1に第3サブ画素SP3に配置されるべき発光素子LEDと同じ色を発光する発光素子LEDが配置された場合に対してリペア工程を進行した後の断面図である。図10及び図11の表示装置1100は、図6及び図7の表示装置600と比較して発光素子LED、画素電極PE及び第3パッシベーション層1017の形状が変更されただけで、他の構成は実質的に同一であるので、重複した説明は省略する。
【0154】
第1サブ画素SP1は、画素回路を挟んで離隔されて配置された第1発光素子130及び第2発光素子140を含む。
【0155】
第1サブ画素SP1の第1発光素子130と第1サブ画素SP1の第2発光素子140は、異なる色を発光し得る。例えば、第1列に配置される第1サブ画素SP1が赤色サブ画素である場合、第1サブ画素SP1の第2発光素子140は、赤色発光素子であるが、第1サブ画素SP1の第1発光素子130は、第1サブ画素SP1の第2発光素子140とは異なる色を発光する青色発光素子であってよい。このとき、第1サブ画素SP1の第1発光素子130は、第3サブ画素SP3の第1発光素子130及び第2発光素子140と同一であり得る。
【0156】
本明細書のまた他の実施例に係る表示装置1000においては、青色を発光する第1サブ画素SP1の第1発光素子130が赤色発光素子を駆動する第1サブ画素SP1の画素回路によりそれ以上発光しないように第1サブ画素SP1の第1発光素子130と画素電極PEを断線させる切断工程が遂行され得る。
【0157】
例えば、画素電極PEは、レーザ照射方式により断線され得る。第1サブ画素SP1の画素電極PEの第1部分PE1は、第1発光素子130と画素回路及び第2発光素子140の間で分離されて第1サブ画素SP1の第1発光素子130及び第2発光素子140のうち第2発光素子140とのみ電気的に連結される。図10を参照すると、第1サブ画素SP1の第2発光素子140は、画素電極PEの第1部分PE1により画素回路と連結され、第1サブ画素SP1の第1発光素子130は、第1サブ画素SP1の第2発光素子140及び画素回路と電気的に絶縁された状態である。そこで、第1サブ画素SP1の第2発光素子140は、第1サブ画素SP1の画素回路により発光され得、第1サブ画素SP1の画素回路から印加される信号は、第1サブ画素SP1の第1発光素子130に伝達されなくて済む。
【0158】
第1サブ画素SP1の第1発光素子130は、第1サブ画素SP1の第1発光素子130と同じ色を発光する発光素子が配置された第3サブ画素SP3の画素回路と連結され得る。図10及び図11を参照すると、第3サブ画素SP3の第2組み立て電極123は、第3サブ画素SP3の第2部分PE2と連結され、第1サブ画素SP1の第3部分PE3と電気的に連結される。
【0159】
まず、第3サブ画素SP3の第2組み立て電極123と画素電極PEの第2部分PE2が重畳する領域でレーザを照射してウェルディング工程を進行すると、レーザ照射領域で第3パッシベーション層1017がオープンされ、第3サブ画素SP3の画素回路は、第3サブ画素SP3の第2組み立て電極123と電気的に連結され得る。次に第3サブ画素SP3の第2組み立て電極123と第1サブ画素SP1の画素電極PEの第2部分PE2が重畳する領域でレーザを照射してウェルディング工程を進行すると、レーザ照射領域で第3パッシベーション層1017がオープンされ、第3サブ画素SP3の画素回路は、画素電極PEの第2部分PE2と電気的に連結され得る。そこで、第1サブ画素SP1の第1発光素子130は、第3サブ画素SP3の画素回路で駆動できる。
【0160】
一方、図10を参照すると、第3サブ画素SP3の第2組み立て電極123は、行方向に隣接する他の第3サブ画素SP3の第2組み立て電極123と分離されて第3サブ画素SP3と行方向に隣接する他のサブ画素SPに第1サブ画素SP1の駆動回路の電気的な連結が遮断され得る。そこで、第1サブ画素SP1と行方向に隣接する他のサブ画素SPに混色不良が発生するとき、第3サブ画素SP3の第2組み立て電極123をリペア線に使用してさらなるリペアを進行できる。
【0161】
一方、図10及び図11においては、第1サブ画素SP1のうち第1発光素子130が混色不良である場合を仮定して説明したが、これに制限されず、第1サブ画素SP1の第2発光素子140または第1発光素子130と第2発光素子140が全て第3サブ画素SP3に配置された発光素子と同じ発光素子LEDが配置された場合にも混色不良を引き起こす発光素子LEDを第3サブ画素SP3の画素回路と連結してリペアを進行できる。
【0162】
本明細書のまた他の実施例に係る表示装置1000においては、サブ画素SPの画素電極PEを隣接した列に配置されたサブ画素SPと重畳するように配置する。そこで、第1サブ画素SP1で第3サブ画素SP3と同じ色を発光する発光素子LEDが配置された混色不良素子が配置された場合、組み立て電極120のうち第2組み立て電極123を利用して混色不良が発生したサブ画素SPを容易にリペアすることができる。例えば、赤色を発光する第1サブ画素SP1に青色を発光する青色発光素子が配置された場合、第1サブ画素SP1の青色発光素子を青色を発光する発光素子LEDが配置された第3サブ画素SP3の画素回路と連結してリペアを進行できる。
【0163】
また、本明細書のまた他の実施例に係る表示装置1000においては、別途の構造物をさらに配置することなく第2組み立て電極123を活用して混色不良のサブ画素SPの発光素子LEDを隣り合うサブ画素SPの画素回路と連結するので表示装置1000の構造を簡素化することができる。
【0164】
図12は、本明細書のまた他の実施例に係る表示装置の拡大平面図である。図13は、図12のG-G’に沿った断面図である。図12及び図13は、第2サブ画素SP2に第3サブ画素SP3に配置されるべき発光素子LEDと同じ色を発光する発光素子LEDが配置された場合に対してリペア工程を進行した後の断面図である。図12及び図13の表示装置800は、図6及び図7の表示装置600と比較して発光素子LED、画素電極PE及び第3パッシベーション層1317の形状が変更されただけで、他の構成は実質的に同一であるので、重複した説明は省略する。
【0165】
第2サブ画素SP2は、画素回路を挟んで離隔されて配置された第1発光素子130及び第2発光素子140を含む。
【0166】
第2サブ画素SP2の第1発光素子130と第2サブ画素SP2の第2発光素子140は、異なる色を発光し得る。例えば、第2列に配置される第2サブ画素SP2が緑色サブ画素である場合、第2サブ画素SP2の第2発光素子140は、緑色発光素子であるが、第2サブ画素SP2の第1発光素子130は、第2発光素子140とは異なる色を発光する青色発光素子であってよい。このとき、第2サブ画素SP2の第1発光素子130は、第3サブ画素SP3の第1発光素子130及び第2発光素子140と同一であり得る。
【0167】
本明細書のまた他の実施例に係る表示装置1300においては、青色を発光する第2サブ画素の第1発光素子130が緑色発光素子を駆動する第2サブ画素SP2の画素回路によりそれ以上発光しないように第2サブ画素SP2の第1発光素子130と画素電極PEを断線させる切断工程が遂行され得る。
【0168】
例えば、画素電極PEは、レーザ照射方式により断線され得る。第2サブ画素SP2の画素電極PEの第1部分PE1は、第1発光素子130と画素回路及び第2発光素子140の間で分離されて第2サブ画素SP2の第1発光素子130及び第2発光素子140のうち第2発光素子140とのみ電気的に連結される。図12を参照すると、第2サブ画素SP2の第2発光素子140は、画素電極PEの第1部分PE1により画素回路と連結され、第2サブ画素SP2の第1発光素子130は、第2サブ画素SP2の第2発光素子140及び画素回路と電気的に絶縁された状態である。そこで、第2サブ画素SP2の第2発光素子140は、第2サブ画素SP2の画素回路により発光され得、第2サブ画素SP2の画素回路から印加される信号は、第2サブ画素SP2の第1発光素子130に伝達されなくて済む。
【0169】
第2サブ画素SP2の第1発光素子130は、第2サブ画素SP2の第1発光素子130と同じ色を発光する発光素子が配置された第3サブ画素SP3の画素回路と連結され得る。図12及び図13を参照すると、第2サブ画素SP2の第2組み立て電極123は、第2サブ画素SP2の第2部分PE2と連結され、第3サブ画素SP3の第3部分PE3と電気的に連結される。
【0170】
まず、第2サブ画素SP2の第2組み立て電極123と画素電極PEの第2部分PE2が重畳する領域でレーザを照射してウェルディング工程を進行すると、レーザ照射領域で第3パッシベーション層1217がオープンされ、第2サブ画素SP2の画素回路は、第2サブ画素SP2の第2組み立て電極123と電気的に連結され得る。次に第2サブ画素SP2の第2組み立て電極123と第3サブ画素SP3の画素電極PEの第3部分PE3が重畳する領域でレーザを照射してウェルディング工程を進行すると、レーザ照射領域で第3パッシベーション層1217がオープンされ、第2サブ画素SP2の第2組み立て電極123と第3サブ画素SP3の画素電極PEの第3部分PE3が電気的に連結され得る。そこで、第2サブ画素SP2の第1発光素子130は、第3サブ画素SP3の画素回路で駆動できる。
【0171】
一方、図12を参照すると、第2サブ画素SP2の第2組み立て電極123は、行方向に隣接する他の第2サブ画素SP2の第2組み立て電極123と分離されて第2サブ画素SP2と行方向に隣接する他のサブ画素SPに第3サブ画素SP3の駆動回路の電気的な連結が遮断され得る。そこで、第2サブ画素SP2と行方向に隣接する他のサブ画素SPに混色不良が発生するとき、第2サブ画素SP2の第2組み立て電極123をリペア線に使用してさらなるリペアを進行できる。
【0172】
一方、図12及び図13においては、第2サブ画素SP2のうち第1発光素子130が混色不良である場合を仮定して説明したが、これに制限されず、第2サブ画素SP2の第2発光素子140または第1発光素子130と第2発光素子140が全て第3サブ画素SP3に配置された発光素子LEDと同じ発光素子LEDが配置された場合にも混色不良を引き起こす発光素子を第3サブ画素SP3の画素回路と連結してリペアを進行できる。
【0173】
本明細書のまた他の実施例に係る表示装置1200においては、サブ画素SPの画素電極PEを隣接した列に配置されたサブ画素SPと重畳するように配置する。そこで、第2サブ画素SP2で第3サブ画素SP3と同じ色を発光する発光素子が配置された混色不良素子が配置された場合、組み立て電極120のうち第2組み立て電極123を利用して混色不良が発生したサブ画素SPを容易にリペアすることができる。例えば、緑色を発光する第2サブ画素SP2に青色を発光する青色発光素子が配置された場合、第2サブ画素SP2の青色発光素子を青色を発光する発光素子が配置された第3サブ画素SP3の画素回路と連結してリペアを進行できる。
【0174】
また、本明細書のまた他の実施例に係る表示装置1300においては、別途の構造物をさらに配置することなく第2組み立て電極123を活用して混色不良のサブ画素SPの発光素子LEDを隣り合うサブ画素SPの画素回路と連結するので表示装置1300の構造を簡素化することができる。
【0175】
以下においては、サブ画素SPで画素回路に不良が発生した場合、サブ画素SPの発光素子LEDをリペアする場合を説明するために図14及び図15を共に参照する。
【0176】
図14は、本明細書のまた他の実施例に係る表示装置の拡大平面図である。図15は、図14のH-H’に沿った断面図である。図14及び図15においては、第1サブ画素の第1発光素子130及び第2発光素子140のうち第1発光素子130が発光しない場合に対してリペア工程を進行した後の断面図である。図14及び図15の表示装置1400は、図6及び図7の表示装置600と比較して発光素子LED、画素電極PE及び第3パッシベーション層1417の形状が変更されただけで、他の構成は実質的に同一であるので、重複した説明は省略する。
【0177】
第1サブ画素SP1は、画素回路を挟んで離隔されて配置された第1発光素子130及び第2発光素子140を含む。
【0178】
第1サブ画素SP1の第1発光素子130と第1サブ画素SP1の第2発光素子140は、同じ色を発光し得る。このとき、第1サブ画素SP1に配置された第1発光素子130及び第2発光素子140は、行方向に隣接する他のサブ画素SPに配置された発光素子LEDと同じ色を発光し得る。
【0179】
複数のサブ画素SPのうち一つのサブ画素SPの画素回路が不良であるか、画素回路と発光素子LEDとの間の電気的な連結に欠陥が発生した場合、サブ画素SPに配置された第1発光素子130及び第2発光素子140のうち少なくとも一つが発光しないことがある。
【0180】
本明細書のまた他の実施例に係る表示装置1400においては、第1サブ画素SP1で発光しない発光素子LEDと第1サブ画素SP1の画素回路の間で画素電極PEを断線させる切断工程が遂行され得る。
【0181】
例えば、画素電極PEは、レーザ照射方式により断線され得る。第1サブ画素SP1の画素電極PEの第1部分PE1は、第1発光素子130と画素回路及び第2発光素子140の間で分離されて第1サブ画素SP1の第1発光素子130及び第2発光素子140のうち第2発光素子140とのみ電気的に連結される。図14を参照すると、第1サブ画素SP1の第2発光素子140は、画素電極PEの第1部分PE1により画素回路と連結され、第1サブ画素SP1の第1発光素子130は、第1サブ画素SP1の第2発光素子140及び画素回路と電気的に絶縁された状態である。そこで、第1サブ画素SP1の第2発光素子140は、第1サブ画素SP1の画素回路により発光され得、第1サブ画素SP1の画素回路から印加される信号は、第1サブ画素SP1の第1発光素子130に伝達されなくて済む。
【0182】
また、第1サブ画素SP1の第1発光素子130は、第1サブ画素SP1の第1発光素子130と同じ色を発光する発光素子LEDが配置された第1サブ画素SP1と同じ列に配置されたサブ画素SPの画素回路と連結され得る。図14及び図15を参照すると、第1サブ画素SP1の第2組み立て電極123は、第1サブ画素SP1の第2部分PE2と連結され、第1発光素子130と列方向に隣り合う他の一つのサブ画素SPの第2部分PE2と電気的に連結される。
【0183】
まず、第1サブ画素SP1の第2組み立て電極123と画素電極PEの第2部分PE2が重畳する領域でレーザを照射してウェルディング工程を進行すると、レーザ照射領域で第3パッシベーション層1417がオープンされ、第1発光素子130は、第1サブ画素SP1の第2組み立て電極123と電気的に連結され得る。次に第1サブ画素SP1の第2組み立て電極123と第1サブ画素SP1の第1発光素子130の上側に配置されたサブ画素の第2部分PE2が重畳する領域でレーザを照射してウェルディング工程を進行すると、レーザ照射領域で第3パッシベーション層1417がオープンされ、第1サブ画素SP1の第2組み立て電極123と第1サブ画素SP1の第1発光素子130の上側に配置されたサブ画素SPの第2部分PE2が電気的に連結され得る。そこで、第1サブ画素SP1の第1発光素子130は、列方向に隣り合う他の一つのサブ画素SPの画素回路で駆動できる。
【0184】
一方、図14を参照すると、第1サブ画素SP1の第2組み立て電極123は、行方向に隣接する他の第1サブ画素SP1の第2組み立て電極123と分離されて第1サブ画素SP1と列方向に隣接する他のサブ画素SPに第1サブ画素SP1の駆動回路の電気的な連結が遮断され得る。そこで、第1サブ画素SP1と列方向に隣接する他のサブ画素SPに不良が発生するとき、第1サブ画素SP1の第2組み立て電極123をリペア線に使用してリペアを進行できる。
【0185】
一方、図14及び図15においては、第1サブ画素SP1の画素回路が不良である場合を仮定して説明したが、これに制限されず、第2サブ画素SP2及び第3サブ画素SP3に配置された画素回路が不良である場合、上述したものと同様の方法で列方向に隣接したサブ画素SPの画素回路を連結してリペアを進行できる。
【0186】
本明細書のまた他の実施例に係る表示装置1400においては、サブ画素SPの画素電極PEを隣接した列に配置されたサブ画素SPと重畳するように配置する。そこで、第1サブ画素SP1で画素回路の不良または発光素子LEDと画素回路の接触不良により発光素子LEDが駆動しない場合、駆動しないサブ画素SPの組み立て電極120のうち第2組み立て電極123を利用して不良が発生したサブ画素SPを容易にリペアすることができる。例えば、第1サブ画素SP1の第1発光素子130が発光しない場合、第1サブ画素SP1の上側に配置された発光素子LEDの画素回路と連結してリペアを進行できる。
【0187】
また、本明細書のまた他の実施例に係る表示装置1400においては、別途の構造物をさらに配置することなく第2組み立て電極123を活用して混色不良のサブ画素SPの発光素子LEDを隣り合うサブ画素SPの画素回路と連結するので表示装置1400の構造を簡素化することができる。
【0188】
本明細書の多様な実施例に係る表示装置は、下記のように説明され得る。
【0189】
本明細書の一実施例に係る表示装置は、複数のサブ画素を含む基板、基板上で複数のサブ画素に配置された画素回路、複数のサブ画素に配置され、画素回路の一方側に配置され、第1電極、半導体層及び第2電極を含む第1発光素子、複数のサブ画素に配置され、画素回路の他方側に配置され、第1電極、半導体層及び第2電極を含む第2発光素子、及び画素回路と電気的に連結され、第1発光素子及び第2発光素子に延びた画素電極を含む。
【0190】
本明細書の他の特徴によれば、第1発光素子の大きさは、第2発光素子の大きさと同一であり、画素電極は、第1発光素子と第2発光素子のいずれとも連結され得る。
【0191】
本明細書のまた他の特徴によれば、第1発光素子の大きさは、第2発光素子の大きさと異なり、画素電極は、第1発光素子と第2発光素子のうち一つと連結され得る。
【0192】
本明細書のまた他の特徴によれば、表示装置は、第1発光素子及び第2発光素子の下部で互いに離隔されて配置された第1組み立て電極及び第2組み立て電極をさらに含み、第1発光素子の第1電極及び第2発光素子の第1電極は、第1組み立て電極と電気的に連結され、第2組み立て電極と絶縁され得る。
【0193】
本明細書のまた他の特徴によれば、複数のサブ画素は、第1列に配置される第1サブ画素、第2列に配置される第2サブ画素及び第3列に配置される第3サブ画素が行方向に繰り返されるように配置され、画素電極は、第1発光素子と第2発光素子に延びた第1部分、画素電極が配置されたサブ画素の第2組み立て電極と重畳するように配置される第2部分、及び第1部分から延びて、画素電極が配置されたサブ画素と隣接した列に配置されたサブ画素の第2組み立て電極と重畳するように配置される第3部分を含むことができる。
【0194】
本明細書のまた他の特徴によれば、画素電極の第2部分及び第3部分は、第2組み立て電極と絶縁され得る。
【0195】
本明細書のまた他の特徴によれば、第1サブ画素の第1発光素子と第2発光素子の大きさが異なり、第1サブ画素の第1発光素子の大きさが第2サブ画素の第1発光素子の大きさと同一である場合、第1サブ画素の画素電極の第2部分は、第1サブ画素の第2組み立て電極と電気的に連結され、第2サブ画素の画素電極の第3部分は、第1サブ画素の第2組み立て電極と電気的に連結され得る。
【0196】
本明細書のまた他の特徴によれば、第1サブ画素の画素電極の第1部分は、第1サブ画素の第1発光素子及び第2発光素子のうち第2発光素子とのみ電気的に連結され得る。
【0197】
本明細書のまた他の特徴によれば、第1サブ画素の第2組み立て電極は、行方向に隣接する他の第1サブ画素の第2組み立て電極と分離され得る。
【0198】
本明細書のまた他の特徴によれば、第1サブ画素の第1発光素子と第2発光素子の大きさが異なり、第1サブ画素の第1発光素子の大きさが第3サブ画素の第1発光素子の大きさと同一である場合、第1サブ画素の画素電極の第3部分は、第3サブ画素の第2組み立て電極と電気的に連結され、第3サブ画素の画素電極の第2部分は、第3サブ画素の第2組み立て電極と電気的に連結され得る。
【0199】
本明細書のまた他の特徴によれば、第1サブ画素の画素電極の第1部分は、第1サブ画素の第1発光素子及び第2発光素子のうち第2発光素子とのみ電気的に連結され得る。
【0200】
本明細書のまた他の特徴によれば、第3サブ画素の第2組み立て電極は、行方向に隣接する他の第3サブ画素の第2組み立て電極と分離され得る。
【0201】
本明細書のまた他の特徴によれば、第2サブ画素の第1発光素子と第2発光素子の大きさが異なり、第2サブ画素の第1発光素子の大きさが第3サブ画素の第1発光素子の大きさと同一である場合、第2サブ画素の画素電極の第2部分は、第2サブ画素の第2組み立て電極と電気的に連結され、第3サブ画素の画素電極の第3部分は、第2サブ画素の第2組み立て電極と電気的に連結され得る。
【0202】
本明細書のまた他の特徴によれば、第2サブ画素の画素電極の第1部分は、第2サブ画素の第1発光素子及び第2発光素子のうち第2発光素子とのみ電気的に連結され得る。
【0203】
本明細書のまた他の特徴によれば、第2サブ画素の第2組み立て電極は、行方向に隣接する他の第2サブ画素の第2組み立て電極と分離され得る。
【0204】
本明細書のまた他の特徴によれば、複数のサブ画素のうち一つのサブ画素の画素回路が不良である場合、一つのサブ画素の画素電極の第2部分は、第2組み立て電極と電気的に連結され、一つのサブ画素と列方向に隣り合う他の一つのサブ画素の画素電極の第2部分は、第2組み立て電極と電気的に連結され得る。
【0205】
本明細書のまた他の特徴によれば、一つのサブ画素及び他の一つのサブ画素の第2組み立て電極は、列方向に隣接する他のサブ画素の第2組み立て電極と分離され得る。
【0206】
以上、添付の図面を参照して、本明細書の実施例をさらに詳細に説明したが、本明細書は、必ずしもこのような実施例に限定されるものではなく、本明細書の技術思想を外れない範囲内で多様に変形実施され得る。従って、本明細書に開示された実施例は、本明細書の技術思想を制限するためのものではなく、説明するためのものであり、このような実施例によって本明細書の技術思想の範囲が制限されるものではない。それゆえ、以上において記述した実施例は、全ての面で例示的なものであり、制限的ではないものと理解すべきである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15