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特開2024-81632検出センサを用いたユーザ認証に基づく制御方法及びそれを用いたデバイス
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024081632
(43)【公開日】2024-06-18
(54)【発明の名称】検出センサを用いたユーザ認証に基づく制御方法及びそれを用いたデバイス
(51)【国際特許分類】
   G06F 21/31 20130101AFI20240611BHJP
   H04M 11/00 20060101ALI20240611BHJP
【FI】
G06F21/31
H04M11/00 302
【審査請求】有
【請求項の数】11
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2024014418
(22)【出願日】2024-02-01
(62)【分割の表示】P 2021137045の分割
【原出願日】2021-08-25
(31)【優先権主張番号】10-2020-0107374
(32)【優先日】2020-08-25
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2021-0111298
(32)【優先日】2021-08-23
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】520201123
【氏名又は名称】モカ システム インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110000877
【氏名又は名称】弁理士法人RYUKA国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】キュン、ジェ ヒュン
(72)【発明者】
【氏名】イ、ジュン ビン
(72)【発明者】
【氏名】ジェオン、ジョン ミン
(57)【要約】      (修正有)
【課題】端末の性能に関わらずユーザ認証の精度及びセキュリティを高める制御方法、プログラム並びに制御デバイスを提供する。
【解決手段】制御デバイスの制御方法は、検出センサを用いて、移動体が第1エリアに位置しているか否かを判定する段階と、移動体が第1エリアに位置していると判定した場合、制御デバイスの第1モードをアクティブにする段階と、第1モードがアクティブな場合、端末からユーザ確認情報を取得する段階と、を含む。ユーザ確認情報は、端末に格納されるユーザ固有の情報に対応し、端末がユーザ確認情報を制御デバイスに提供する前に、サーバから端末に提供される。方法はまた、サーバがユーザ確認情報に対する処理を実行するように、ユーザ確認情報に基づいた処理要求情報をサーバに伝送する段階と、サーバからユーザ確認情報に対する処理結果を取得する段階と、ユーザ確認情報に対する処理結果を端末に提供する段階と、を含む。
【選択図】図8
【特許請求の範囲】
【請求項1】
制御デバイスの制御方法であって、前記制御方法は、
検出センサを用いて、移動体が第1エリアに位置しているか否かを判定する段階と、
前記移動体が前記第1エリアに位置していると判定された場合、前記制御デバイスの動作モードのうちの第1モードをアクティブにする段階と、
前記第1モードがアクティブにされている場合、端末からユーザ認証の情報を取得する段階と、
前記ユーザ認証の前記情報に基づいて前記ユーザ認証の結果を取得する段階と、
前記ユーザ認証の前記結果を前記端末に提供する段階と
を備え、
前記移動体が前記第1エリアに位置していると判定されない場合、前記制御デバイスの前記動作モードは、第2モードでアクティベイトされ、
前記第1モードがアクティブにされている場合の前記制御デバイスの通信エリアは、前記第2モードがアクティブにされている場合の前記制御デバイスの前記通信エリアとは少なくとも部分的に異なる、制御方法。
【請求項2】
前記第1モードがアクティブにされている場合に、前記通信エリアが前記第1エリア及び前記第1エリア以外の予め定められた通信エリアであることを示す第2エリアを含む、ように前記制御デバイスの前記通信エリアが設定され、
前記第2モードがアクティブにされている場合に、前記制御デバイスが前記第1エリア内に位置している前記端末と通信することなく、前記第2エリア内に位置している前記端末と通信するように前記通信エリアが前記第2エリアを含む、ように前記制御デバイスの通信エリアが設定される、請求項1に記載の制御方法。
【請求項3】
前記第1モードは、前記制御デバイスが前記第1エリアに存在する前記端末と通信することが許可されているアクティブモードを有し、
前記第2モードは、前記制御デバイスが前記第1エリアに存在する前記端末と通信することが許可されていないインアクティブモードを有する、請求項1に記載の制御方法。
【請求項4】
前記制御デバイスは、
前記第1エリアに存在する前記端末と通信するように構成される第1通信ユニットと、
前記第2エリアに存在する前記端末と通信するように構成される第2通信ユニットと
を有し、
前記制御デバイスは、前記第1モードがアクティブにされている場合、前記第1通信ユニット及び前記第2通信ユニットを駆動する制御を実行し、
前記制御デバイスは、前記第2モードがアクティブにされている場合、前記第1通信ユニットを駆動することなく、前記第2通信ユニットを駆動する制御を実行する、請求項2に記載の制御方法。
【請求項5】
前記第1モードは、前記制御デバイスが前記端末からアドバタイズ信号を受信し、前記アドバタイズ信号を受信したことに応答して前記端末をスキャンする中心モードを有し、
前記第2モードは、前記制御デバイスがアドバタイズ信号を前記端末に伝送し、前記アドバタイズ信号を伝送したことに応答して前記端末によりスキャンされる周辺モードを有する、請求項1に記載の制御方法。
【請求項6】
前記第1通信ユニットは、前記制御デバイスが前記端末からアドバタイズ信号を受信し、前記アドバタイズ信号を受信したことに応答して前記端末をスキャンする中心モードで動作し、
前記第2通信ユニットは、前記制御デバイスがアドバタイズ信号を前記端末に伝送し、前記アドバタイズ信号を伝送したことに応答して前記端末によりスキャンされる周辺モードで動作する、請求項4に記載の制御方法。
【請求項7】
検出センサを用いて、移動体が第1エリアに位置しているか否かを判定する前記段階は、前記移動体が前記第1エリアに位置している場合、前記検出センサから検出信号を取得する段階と、前記検出信号が取得された場合、前記移動体が前記第1エリアに位置していると判定する段階とを含む、請求項1に記載の制御方法。
【請求項8】
前記ユーザ認証の前記情報は、前記端末に格納されたユーザ固有情報に対応しており、
前記ユーザ固有情報は、前記端末の識別情報または前記端末のユーザの識別情報の少なくとも一つを含む、請求項1に記載の制御方法。
【請求項9】
端末の制御方法であって、前記制御方法は、
ユーザ認証の情報を制御デバイスに提供する段階であって、前記端末が第1エリアに位置しており、かつ、前記制御デバイスが前記制御デバイスの内側又は近くに配置された検出センサを通じて移動体が前記第1エリアに位置していることを確認した場合、前記ユーザ認証の前記情報は前記制御デバイスにより受信される、段階と、
前記制御デバイスから前記ユーザ認証の結果を取得する段階と
を備え、
移動体が前記第1エリアに位置していると判定された場合、前記制御デバイスの動作モードは第1モードでアクティベイトされ、
前記移動体が前記第1エリアに位置していると判定されなかった場合、前記制御デバイスの動作モードは第2モードでアクティベイトされ、
前記制御デバイスにおいて前記第1モードがアクティブにされている場合の前記制御デバイスの通信エリアは、前記制御デバイスにおいて前記第2モードがアクティブにされている場合の前記制御デバイスの前記通信エリアとは少なくとも部分的に異なる、制御方法。
【請求項10】
プロセッサに、請求項1から9のいずれか一項に記載の制御方法を実行させるためのプログラム。
【請求項11】
制御デバイスであって、
ストレージユニットと、
前記ストレージユニットと動作可能に接続された少なくとも一つのプロセッサと
を備え、
前記プロセッサは、
検出センサを用いて、移動体が第1エリアに位置しているか否かを判定し、
前記移動体が前記第1エリアに位置していると判定された場合、前記制御デバイスの動作モードのうちの第1モードをアクティブにし、
前記第1モードがアクティブにされている場合、端末からユーザ認証の情報を取得し、
前記ユーザ認証の前記情報に基づいて前記ユーザ認証の結果を取得し、
前記ユーザ認証の前記結果を前記端末に提供する、
よう構成され、
前記移動体が前記第1エリアに位置していると判定されない場合、前記制御デバイスの前記動作モードは、第2モードでアクティベイトされ、
前記第1モードがアクティブにされている場合の前記制御デバイスの通信エリアは、前記第2モードがアクティブにされている場合の前記制御デバイスの前記通信エリアとは少なくとも部分的に異なる、制御装置。
【発明の詳細な説明】
【背景技術】
【0001】
[関連出願の相互参照]
本願は、2020年8月25日に出願された大韓民国特許出願第10-2020-0107374号、及び、2021年8月23日に出願された大韓民国特許出願第10-2021-0111298号の優先権及び利益を主張し、その開示はその全体を参照することにより本明細書に組み込まれる。
【0002】
1.発明の分野
本発明は、検出センサを用いたユーザ認証ベースの制御方法、及び、同じものを用いたデバイスに関する。
【0003】
2.関連技術の考察
ユーザ認証を実行して、建物又は特定のエリアへのアクセスを管理する分野では、ユーザ端末を利用することにより支払処理及び特定のデバイスの使用などの利便性を向上させるための技術が用いられている。この技術では、ユーザ端末は、関連技術においてカードキーとして実装されており、ユーザが持ち運ぶスマートフォンなどのモバイル端末へと近年徐々に拡張されてきている。
【0004】
しかしながら、モバイル端末が従来のカードキーと比較してユーザ認証に必要な情報を取得するのに多くの時間が掛かる可能性があり、したがって、ユーザが遅延を感じるという不便性を生じる。
【0005】
さらに、従来のBLE通信の場合、要求される通信時間は、モバイル端末のオペレーティングシステムによって異なる、又は、データを伝送及び受信するのに予想していたよりも時間が掛かるという課題がある。
【発明の概要】
【0006】
本開示は、端末の性能に関わらずユーザ認証の精度及びセキュリティを高めることができる制御方法を提供することを対象とする。
【0007】
本開示はまた、ユーザ認証及びユーザ認証に対応する処理に掛かる時間を短縮することができる制御方法を提供することを対象とする。
【0008】
本開示の技術的な解決手段は、前述の解決手段に限定されるものではなく、以下の説明及び添付の図面から、本明細書では説明しない他の解決手段が当業者により明確に理解される。
【0009】
本開示の態様によれば、制御デバイスの制御方法が提供され、制御方法は、検出センサを用いて、移動体が第1エリアに位置しているか否かを判定する段階と、移動体が第1エリアに位置していると判定された場合、制御デバイスの動作モードのうちの第1モードをアクティブにする段階と、第1モードがアクティブにされている場合、端末からユーザ確認情報を取得する段階であって、ユーザ確認情報は、端末に格納されるユーザ固有の情報に対応し、かつ、端末がユーザ確認情報を制御デバイスに提供する前に、サーバにより端末に提供される、段階と、サーバがユーザ確認情報に対する処理を実行するように、ユーザ確認情報に基づいて、処理要求情報をサーバに伝送する段階と、サーバからユーザ確認情報に対する処理結果を取得する段階と、ユーザ確認情報に対する処理結果を端末に提供する段階とを含む。
【0010】
また、移動体が第1エリアに位置していると判定されない場合、制御デバイスの動作モードは、第2モードに設定される。
【0011】
また、第1モードは、制御デバイスが第1エリアに存在する端末と通信することが許可されているアクティブモードを有し、第2モードは、制御デバイスが第1エリアに存在する端末と通信することが許可されていないインアクティブモードを有する。
【0012】
また、第1モードがアクティブにされている場合、制御デバイスは、第1エリアに存在する端末、及び、第1エリア以外の予め定められた通信エリアを示す第2エリアに存在する端末と通信し、第2モードがアクティブにされている場合、制御デバイスは、第1エリアにいる端末と通信することなく第2エリアに存在する端末と通信する。
【0013】
また、制御デバイスは、第1エリアに存在する端末と通信するように構成される第1通信ユニットと、第2エリアに存在する端末と通信するように構成される第2通信ユニットとを有し、制御ユニットは、第1モードがアクティブにされている場合、第1通信ユニット及び第2通信ユニットを駆動する制御を実行し、制御ユニットは、第2モードがアクティブにされている場合、第1通信ユニットを駆動することなく、第2通信ユニットを駆動する制御を実行する。
【0014】
また、ユーザ固有の情報は、端末の識別情報、端末のユーザの識別情報、又は、ユーザ認証に必要な情報のうちの少なくとも1つを有する。
【0015】
また、第1モードは、制御デバイスが端末からアドバタイズ信号を受信し、アドバタイズ信号を受信したことに応答して端末をスキャンする中心モードを有し、第2モードは、制御デバイスがアドバタイズ信号を端末に伝送し、アドバタイズ信号を伝送したことに応答して端末によりスキャンされる周辺モードを有する。
【0016】
また、第1通信ユニットは、制御デバイスが端末からアドバタイズ信号を受信し、アドバタイズ信号を受信したことに応答して端末をスキャンする中心モードで動作し、第2通信ユニットは、制御デバイスがアドバタイズ信号を端末に伝送し、アドバタイズ信号を伝送したことに応答して端末によりスキャンされる周辺モードで動作する。
【0017】
また、検出センサを用いて、移動体が第1エリアに位置しているか否かを判定する段階は、移動体が第1エリアに位置している場合、検出センサから検出信号を取得する段階と、検出信号が取得された場合、移動体が第1エリアに位置していると判定する段階とを含む。
【0018】
また、ユーザ確認情報は、ユーザ固有の情報に基づいて、サーバにより実行されるユーザ認証に対する結果を含み、ユーザ確認情報に基づいた処理要求情報は、ユーザ認証の結果に対する処理要求を含む。
【0019】
また、ユーザ確認情報は、端末が第1エリアにいることを確認するための情報を含み、ユーザ確認情報に基づいた処理要求情報は、ユーザ確認情報に基づいてユーザ認証を実行するようサーバに要求するユーザ認証要求を含み、ユーザ確認情報に対する処理結果は、ユーザ認証の結果を含む。
【0020】
本開示の別の態様によれば、端末の制御方法が提供され、制御方法は、端末のユーザ固有の情報をサーバに提供する段階と、ユーザ固有の情報に基づいて、サーバからユーザ確認情報を取得する段階と、ユーザ確認情報を制御デバイスに提供する段階であって、端末が第1エリアに位置しており、かつ、制御デバイスが制御デバイスの内側又は近くに配置される検出センサを通じて移動体が第1エリアに位置していることを確認した場合、ユーザ確認情報は制御デバイスにより受信される、段階と、ユーザ確認情報の処理がサーバにより実行されるように、ユーザ確認情報に基づいた処理要求情報が制御デバイスからサーバに提供される場合、制御デバイスからユーザ確認情報に対する処理結果を取得する段階とを含む。
【0021】
また、端末のユーザ固有の情報をサーバに提供する段階は、制御デバイスから第1エリア以外の予め定められた通信エリアを示す第2エリアにあるサーバに端末のユーザ固有の情報を伝送する段階を有する。
【0022】
また、端末のユーザ固有の情報をサーバに提供する段階は、端末のユーザ固有の情報がサーバに伝送されるように、端末のユーザ固有の情報を制御デバイスに伝送する段階を有する。
【0023】
また、端末のユーザ固有の情報をサーバに提供する段階は、端末が第2エリアに位置しているか否かを判定する段階と、端末が第2エリアに位置していると判定された場合、端末のユーザ固有の情報をサーバに提供する段階とを有する。
【0024】
また、端末のユーザ固有の情報をサーバに伝送する段階は、制御デバイスから受信した信号、外部デバイスから受信した信号、又は、端末に含まれる全地球測位システム(GPS)センサから取得した信号のうちの少なくとも1つを用いて、端末の位置を確認する段階と、端末が端末の確認された位置に基づいて、第2エリアに位置しているか否かを判定する段階とを有する。
【0025】
本開示の技術的な解決手段は、前述の解決手段に限定されるものではなく、以下の説明及び添付の図面から、本明細書では説明しない他の解決手段が当業者により明確に理解される。
【図面の簡単な説明】
【0026】
本開示の上記及び他の対象、特徴並びに利点は、添付の図面を参照して、それらの例示的な実施形態を詳細に説明することにより、当業者に対してより明らかになる。
図1】実施形態に係る管理システムのブロック図である。
図2】実施形態に係るサーバのブロック図である。
図3】実施形態に係る端末のブロック図である。
図4】実施形態に係る制御デバイスのブロック図である。
図5】実施形態に係る制御デバイスを示す略図である。
図6】実施形態に係る、制御デバイスの制御方法が実装される環境を示す略図である。
図7】実施形態に係る制御デバイスの制御方法を示すフローチャートである。
図8】別の実施形態に係る制御デバイスの制御方法を示すフローチャートである。
図9】実施形態に係る管理システムの動作を示すシーケンス図である。
図10】別の実施形態に係る管理システムの動作を示すシーケンス図である。
図11】実施形態に係る端末の制御方法を示すフローチャートである
【発明を実施するための形態】
【0027】
本開示において説明される実施形態は、当業者に対して本開示のコンセプトを明確に説明しており、したがって、本開示は、本開示において説明される実施形態に限定されるものではない。本開示の範囲は、本開示の主旨の範囲内での変形及び修正を含むと解釈されたい。
【0028】
本開示で用いられる用語は、本開示における機能に基づいて現在広く用いられている一般的な用語から選択され、当業者の意図、関連技術における前例、又は、新しい技術の進展に従って変化し得る。特定の用語が定義されており、任意の意味で用いられている場合、当該用語の意味は個別に説明される。したがって、本開示で用いられる用語は、そのような用語の単純な名称よりもむしろ、用語の本当の意味及び本開示の説明全体に基づいて解釈されたい。
【0029】
本開示における添付の図面は、本開示を説明しやすくするためのものである。図面に示される形状は、説明の利便性の目的で誇張され得るので、本開示は、図面に限定されるものではない。
【0030】
本開示において、開示の主題をむしろ不明確にする場合、本明細書に組み込まれる関連する既知の機能又は構造についての詳細な説明が必要に応じて省略される。
【0031】
本開示の実施形態に従って同じものを用いるアクセス管理方法及びアクセス管理デバイスが以下で説明される。
【0032】
図1は、実施形態に係る管理システムのブロック図である。
【0033】
図1を参照すると、管理システム10000は、サーバ1000、端末2000及び制御デバイス3000を含んでよい。
【0034】
サーバ1000は、制御デバイス3000又は端末2000のうちの少なくとも一方と通信して、様々な数の情報を伝送又は受信してよい。
【0035】
実施形態によれば、サーバ1000は、制御デバイス3000又は端末2000のうちの少なくとも一方に、ユーザ認証に必要な情報を提供してよい。ここで、ユーザ認証は、ユーザ又はユーザ端末が固有の権限を有するか否か関する認証を指し得る。例えば、ユーザ認証は、ユーザ又はユーザ端末が特定のエリアにアクセスする権限を有するか否かに関するアクセス権限認証、ユーザ又はユーザ端末が支払処理を実行する権限を有するか否かに関する支払権限認証、ユーザ又はユーザ端末が特定のデバイスを使用する権限を有するか否かに関する使用権限認証、及び、ユーザ又はユーザ端末が特定のデバイスの動作モードを設定する権限を有するか否かに関する動作モード設定認証など、様々な特権の認証を含んでよい。また、サーバ1000は、ユーザ認証を実行し、認証の結果を、制御デバイス3000又は端末2000のうちの少なくとも一方に提供してよい。また、ユーザ認証が制御デバイス3000又は端末2000のうちの少なくとも一方により実行された場合、サーバ1000は、制御デバイス3000又は端末2000のうちの少なくとも一方からユーザ認証の結果を取得してよい。
【0036】
また、サーバ1000は、ユーザ認証に対応する処理を実行してよい。例えば、サーバ1000がユーザ認証に対する処理要求を端末2000又は制御デバイス3000から受信した場合、サーバ1000は、ユーザ要求に対応する処理を実行し、又は、ユーザ要求に対応する処理が端末2000又は制御デバイス3000により実行されるかを判定してよく、判定の結果を端末2000又は制御デバイス3000に提供してよい。ここで、ユーザ認証に関する処理は、ユーザ認証に基づいて実行される後続の動作、例えば、特定のエリアへのユーザのアクセスを制御すること、ユーザの支払処理を制御すること、ユーザの特定のデバイスの使用を制御すること、又は、ユーザ認証結果に依存して特定のデバイスの動作モードを制御することを指し得る。
【0037】
また、端末2000は、制御デバイス3000又はサーバ1000のうちの少なくとも一方と通信して、様々な数の情報を伝送又は受信してよい。例えば、端末2000は、制御デバイス3000から、又は、制御デバイス3000にユーザ認証に必要な情報を伝送又は受信してよい。また、端末2000は、アクセス要求及び/又は設定変更要求に必要なデータを制御デバイス3000又はサーバ1000に伝送してよい。また、いくつかの実施形態において、端末2000は、上述したユーザ認証を実行してよい。
【0038】
また、ユーザ認証が実行される場合、端末2000は、制御デバイス3000又はサーバ1000からユーザ認証に対する処理要求を行い、制御デバイス3000又はサーバ1000から処理要求の結果を取得してよい。また、端末2000は、ユーザ認証に対する処理が実行され得るか否かの結果を制御デバイス3000又はサーバ1000から取得し、当該結果に基づいて、ユーザ認証に対する処理を実行してよい。
【0039】
また、以下で説明されるいくつかの実施形態を実行するためのアプリケーションが、端末2000に提供されてよい。
【0040】
また、端末2000は、スマートフォン、タブレット、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、ノートブック、ウェアラブルデバイスなどで実装されてよい。代わりに、端末2000は、データを記録することができるスマートカード、集積回路(IC)カード、磁気カード又は無線周波数(RF)チップなどで実装されてよい。
【0041】
制御デバイス3000は、サーバ1000又は端末2000のうちの少なくとも一方と通信して、様々な数の情報を伝送又は受信してよい。また、制御デバイス3000は、ユーザ認証結果に対応する上述した様々な処理を実行してよい。例えば、制御デバイス3000は、特定のエリアへのユーザのアクセスを制御し、ユーザの支払処理を制御し、ユーザの特定のデバイスの使用を制御し、又は、ユーザ認証結果に依存して特定のデバイスの動作モードを制御してよい。
【0042】
特定の例として、特定のエリアへのユーザのアクセスがゲートにより制限されている場合、制御デバイス3000は、ユーザ認証結果に従って、特定のエリアへのユーザのアクセスを制御するようゲートを制御してよい。ここで、ゲートは、ユーザのアクセスを物理的に制限するデバイスであり、アクセス制限デバイス(例えば、アクセスバー、アクセスドアなど)を含んでよい。制御デバイス3000は、ユーザ認証結果に従ってゲートにロック解除信号を提供して、ゲートを開けるように制御することにより、ユーザのアクセスを許可し得る。また、制御デバイス3000は、ロック解除信号がゲートに提供されることを防止すること、又は、ロック信号をゲートに提供して、ユーザ認証結果に依存してゲートを閉じるように制御することにより、ユーザのアクセスを許可しなくてよい。また、いくつかの実施形態において、制御デバイス3000は、ゲートの内側又は近くに配置されてよい。
【0043】
また、制御デバイス3000が支払処理を制御する場合、制御デバイス3000は、支払承認手順を実行してよい。例えば、制御デバイス3000は、端末2000から支払要求を受信してよく、ユーザ認証結果に基づいて支払要求を承認してよい、又は、承認しなくてよい。また、いくつかの実施形態において、支払承認手順は、サーバ1000により実行されてよい。この場合、制御デバイス3000は、端末2000から受信した支払要求をサーバ1000に送ってよく、サーバ1000から支払承認の結果を受信してよい。また、制御デバイス3000は、支払承認結果に基づいて、様々な制御動作を実行してよい。例えば、制御デバイス3000が公共交通機関へのアクセスのためにゲートを制御する場合、制御デバイス3000は、支払承認結果に基づいてゲートを制御してよい。また、制御デバイス3000は、サーバ1000又は端末2000のうちの少なくとも一方に支払承認結果を提供してよい。また、ユーザ認証結果に従って特定のデバイスの使用を制御する場合、制御デバイス3000は、特定のデバイスにインストールされるソフトウェアを通じて特定のデバイスの使用を制御してよい、又は、ユーザ認証結果に基づいて、特定のデバイスの使用を物理的に制限するために、制限デバイスを制御することにより特定のデバイスの使用を制御してよい。
【0044】
また、特定のデバイスの動作モードを制御する場合、制御デバイス3000は、ユーザ認証結果に基づいて特定のデバイスの動作モードを設定してよい。例えば、制御デバイス3000が特定のエリアへのアクセスを管理するためにアクセス制御デバイスを制御する場合、制御デバイス3000は、特定のエリアにおけるセキュリティレベルを高めるセキュリティモードでアクセス制御デバイスを制御し、又は、セキュリティモードがユーザ認証結果に基づいて解放される通常モードでアクセス制御デバイスを制御してよい。また、いくつかの実施形態において、アクセス制御デバイスは、制御デバイス3000に含まれてよい。
【0045】
ユーザ認証のための処理は、サーバ1000又は端末2000により実行されてもよい。
【0046】
また、いくつかの実施形態において、制御デバイス3000は、上述したユーザ認証のための動作を実行してよい。これは以下で詳細に説明される。
【0047】
また、ユーザ認証が実行される場合、制御デバイス3000は、端末2000又はサーバ1000からユーザ認証に対する処理要求を行い、端末2000又はサーバ1000から処理要求の結果を取得してよい。また、制御デバイス3000は、ユーザ認証が処理され得るか否かの結果を端末2000又はサーバ1000から取得し、当該結果に基づいて、ユーザ認証に対する処理を実行してよい。
【0048】
しかしながら、図1に示されるブロック図は、説明の利便性のための単なる例であり、本発明はそれに限定されるものではない。いくつかの実施形態によれば、任意の要素が図1のブロック図に追加されてよく、図1に示される要素が除外又は細分されてよい。
【0049】
図2は、実施形態に係るサーバのブロック図である。
【0050】
図2を参照すると、サーバ1000は、サーバ通信ユニット1100、サーバ入力ユニット1200、サーバストレージユニット1300、サーバディスプレイユニット1400及びサーバ制御ユニット1500を含んでよい。
【0051】
サーバ通信ユニット1100は、端末2000又は制御デバイス3000のうちの少なくとも一方と通信してよい。別の例として、サーバ通信ユニット1100は、制御デバイス3000に格納される生体認証情報を端末2000に伝送してよい。
【0052】
また、サーバ通信ユニット1100は、Bluetooth(登録商標)low energy(BLE)、Bluetooth(登録商標)、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)、ワイヤレスフィデリティ(WiFi(登録商標))、WiFi(登録商標)ダイレクト、近距離無線通信(NFC)、赤外線データ協会(IrDA)、超広帯域(UWB)、Zigbee(登録商標)、3G、4G及び5G、及び、様々な通信規格を通じてデータを伝送することができる他の有線又は無線モジュールなどの移動通信モジュールを含んでよい。
【0053】
サーバ入力ユニット1200は、ユーザ入力に対応する電気信号を取得してよい。サーバ入力ユニット1200は、キーパッド、キーボード、スイッチ、ボタン及びタッチスクリーンを含んでよい。
【0054】
サーバストレージユニット1300は、様々な種類のデータを格納してよい。例えば、サーバストレージユニット1300は、ユーザ認証に必要な情報(例えば、ユーザ権限情報、ユーザ固有の情報(又は、ユーザの又は端末の識別情報、及び、支払処理に必要な識別情報(例えば、ユーザのカード情報、カード情報に対応する認証情報など)、ユーザの生体認証情報、パスワード情報など))又はユーザ認証結果に関する情報を格納してよい。
【0055】
また、サーバストレージユニット1300は、端末2000又は制御デバイス3000から取得した情報を格納してよい。また、サーバストレージユニット1300は、サーバ1000の動作に必要なプログラムを格納してよい。
【0056】
サーバストレージユニット1300は、フラッシュメモリタイプのメモリ、ハードディスクタイプのメモリ、マルチメディアカードマイクロタイプのメモリ、カードタイプメモリ(例えば、SD又はXDメモリ)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)、リードオンリメモリ(ROM)、電気的消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(EEPROM)、プログラマブルリードオンリメモリ(PROM)、磁気メモリ、磁気ディスク及び光学ディスクの中から選択される少なくとも1つのタイプの記憶媒体を含んでよい。また、メモリは、一時的、永久的又は半永久的に情報を格納してよく、ビルトインタイプ又はリムーバブルタイプのメモリとして提供されてよい。
【0057】
また、サーバディスプレイユニット1400は、視覚情報を出力してよい。例えば、サーバディスプレイユニット1400は、液晶ディスプレイ(LCD)、有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイ、アクティブマトリクス式有機発光ダイオード(AMOLED)ディスプレイなどであってよい。
【0058】
また、サーバ制御ユニット1500は、サーバ1000の各要素を制御してよい、又は、様々な種類の情報を処理及び計算してよい。また、以下の方法において説明される段階のうち、サーバ制御ユニット1500は、サーバ1000により実行されるいくつかの段階を実行するための動作を制御してよい、又は、段階を実行するのに必要な計算を実行してよい。
【0059】
サーバ制御ユニット1500は、ソフトウェア、ハードウェア又はそれらの組み合わせで実装されてよい。例えば、ハードウェアでは、サーバ制御ユニット1500は、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、特定用途向け集積回路(ASIC)、半導体チップ、及び、様々な他のタイプの電子回路で実装されてよい。別の例として、ソフトウェアでは、サーバ制御ユニット1500は、ハードウェアにより実行される論理プログラム又は様々な種類のコンピュータ言語で実装されてよい。
【0060】
サーバ1000は、必ずしも上述した要素のすべてを含まなければならないものではなく、要素のいくつかが選択的に除外されてよい。例えば、サーバ1000が視覚情報を直接提供していない場合、サーバディスプレイユニット1400がサーバ1000から除外されてよい。また、追加の機能及び動作を実行するための要素が、サーバ1000に選択的に追加されてよい。
【0061】
図3は、実施形態に係る端末のブロック図である。
【0062】
図3を参照すると、端末2000は、端末通信ユニット2100、端末ディスプレイユニット2200、端末入力ユニット2300、位置情報収集ユニット2400、端末ストレージユニット2500、端末制御ユニット2600及び端末生体認証情報入力ユニット2700を含んでよい。
【0063】
端末通信ユニット2100は、サーバ1000又は制御デバイス3000のうちの少なくとも一方と通信してよい。例えば、端末通信ユニット2100は、サーバ1000又は制御デバイス3000のうちの少なくとも一方に、又は、サーバ1000又は制御デバイス3000のうちの少なくとも一方から、ユーザ認証に必要な情報又はユーザ認証結果情報を伝送又は受信してよい。
【0064】
また、端末通信ユニット2100は、BLE、Bluetooth、WLAN、WiFi、WiFiダイレクト、NFC、IrDA、UWB、Zigbee、3G、4G及び5G、及び、様々な通信規格を通じてデータを伝送することができる他の有線又は無線モジュールなどの移動通信モジュールを含んでよい。
【0065】
端末ディスプレイユニット2200は、様々な数の視覚情報を出力してよい。例えば、端末ディスプレイユニット2200は、制御デバイス3000が制御デバイス3000との通信を通じて検出され、かつ、通信が確立された場合に情報を出力してよい。また、端末ディスプレイユニット2200は、ユーザ認証結果を視覚的に出力してよい。また、端末ディスプレイユニット2200は、サーバ1000から受信したメッセージを視覚的に出力してよい。また、端末ディスプレイユニット2200は、制御デバイス3000の設定を変更すべく、設定変更情報を入力するためのスクリーンを視覚的に出力してよい。
【0066】
端末ディスプレイユニット2200は、LCDディスプレイ、OLEDディスプレイ及びAMOLEDディスプレイなどであってよい。端末ディスプレイユニット2200がタッチスクリーンとして提供される場合、端末ディスプレイユニット2200は、端末入力ユニット2300として機能し得る。この場合、別個の端末入力ユニット2300は、選択的に提供されなくてよく、ボリューム制御機能、電源ボタン機能及びホームボタン機能などの制限された機能を実行するように構成される端末入力ユニット2300が提供されてよい。
【0067】
端末入力ユニット2300は、ユーザ入力に対応する信号を取得してよい。例えば、端末入力ユニット2300は、サーバ1000又は制御デバイス3000からユーザ認証を要求するための入力を取得してよい。また、端末入力ユニット2300は、ユーザ認証に必要な情報(例えば、ユーザ権限情報、ユーザ固有の情報(又は、ユーザの又は端末の識別情報、支払処理に必要な識別情報(例えば、ユーザのカード情報、カード情報に対応する認証情報など)、ユーザの生体認証情報、パスワード情報など))を取得するための入力を取得してよい。また、端末入力ユニット2300は、設定変更情報を受信して、制御デバイス3000の設定を変更してよい。
【0068】
また、端末入力ユニット2300は、例えば、キーボード、キーパッド、ボタン、ジョグダイヤル又はホイールで実装されてよい。また、ユーザ入力は、例えば、ボタンプレス、タッチ又はドラッグであってよい。端末ディスプレイユニット2200がタッチスクリーンで実装されている場合、端末ディスプレイユニット2200は、端末入力ユニット2300としての機能を果たし得る。
【0069】
位置情報収集ユニット2400は、端末2000の位置情報を取得して、その位置を判定してよい。例えば、位置情報収集ユニット2400は、GPSセンサのように、位置を判定するための座標情報を取得してよい。別の例として、位置情報収集ユニット2400は、外部デバイスから受信した信号に基づいて、端末2000の位置を判定してよい。例えば、端末2000が制御デバイス3000から特定のエリアを示す信号を受信した場合、端末2000は、当該信号を受信したことに応答して特定のエリアを確認してよい。
【0070】
また、端末ストレージユニット2500は、様々な種類のデータを格納してよい。例えば、端末ストレージユニット2500は、端末2000の動作に必要な情報(例えば、ユーザ認証に必要な情報(例えば、ユーザ権限情報、ユーザ固有の情報(又は、ユーザの又は端末の識別情報、支払処理に必要な識別情報(例えば、ユーザのカード情報、カード情報に対応する認証情報など)、ユーザの生体認証情報、パスワード情報など)))格納してよい。
【0071】
端末ストレージユニット2500は、フラッシュメモリタイプのメモリ、ハードディスクタイプのメモリ、マルチメディアカードマイクロタイプのメモリ、カードタイプメモリ(例えば、SD又はXDメモリ)、RAM、SRAM、ROM、EEPROM、PROM、磁気メモリ、磁気ディスク及び光学ディスクの中から選択される少なくとも1つのタイプの記憶媒体を含んでよい。また、メモリは、一時的、永久的又は半永久的に情報を格納してよく、ビルトインタイプ又はリムーバブルタイプのメモリとして提供されてよい。
【0072】
端末制御ユニット2600は、端末2000の各要素を制御してよい、又は、様々な種類の情報を処理及び計算してよい。また、端末制御ユニット2600は、端末2000に含まれるいくつかの要素から信号を取得してよい。また、以下の方法において説明される段階のうち、端末制御ユニット2600は、端末2000により実行されるいくつかの段階を実行するための動作を制御してよい、又は、段階を実行するのに必要な計算を実行してよい。
【0073】
端末制御ユニット2600は、ソフトウェア、ハードウェア又はそれらの組み合わせで実装されてよい。例えば、ハードウェアでは、端末制御ユニット2600は、FPGA、ASIC、半導体チップ及び様々な他のタイプの電子回路で実装されてよい。別の例として、ソフトウェアでは、端末制御ユニット2600は、ハードウェアにより実行される論理プログラム又は様々な種類のコンピュータ言語で実装されてよい。
【0074】
端末生体認証情報入力ユニット2700は、ユーザの生体認証情報を受信してよい。生体認証情報は、ユーザの音声情報、指紋情報、虹彩情報、顔情報及び静脈情報のうちの少なくとも1つを指し得る。端末生体認証情報入力ユニット2700は、ユーザの音声情報が入力されるマイク、ユーザの指紋情報が入力されるスクリーンスキャナ、ユーザの虹彩情報、顔情報及び静脈情報が入力されるカメラのうちの少なくとも1つで実装されてよい。
【0075】
端末2000は、必ずしも上述した要素のすべてを含まなければならないものではなく、要素のいくつかが選択的に除外されてよい。例えば、端末2000が生体認証情報を受信しない場合、端末生体認証情報入力ユニット2700が端末2000から除外されてよい。また、追加の機能及び動作を実行するための要素が、端末2000に選択的に追加されてよい。
【0076】
図4は、実施形態に係る制御デバイスのブロック図である。
【0077】
図4を参照すると、制御デバイス3000は、通信ユニット3100、ディスプレイユニット3200、音声出力ユニット3300、センサユニット3400、ストレージユニット3500、電源ユニット3600、制御ユニット3700、生体認証情報入力ユニット3800及び入力ユニット3900を含んでよい。
【0078】
通信ユニット3100は、サーバ1000又は端末2000のうちの少なくとも一方と通信してよい。例えば、通信ユニット3100は、サーバ1000又は端末2000のうちの少なくとも一方に、又は、サーバ1000又は端末2000のうちの少なくとも一方から、ユーザ認証に必要な情報又はユーザ認証結果情報を伝送又は受信してよい。
【0079】
別の例として、通信ユニット3100は、端末2000から設定変更信号を受信してよい。また、通信ユニット3100は、設定変更を実行することにより取得された結果情報を端末2000に伝送してよい。
【0080】
通信ユニット3100は、主に、無線通信規格に従って通信してよいが、BLE、Bluetooth、WLAN、WiFi、WiFiダイレクト、NFC、IrDA、UWB、Zigbee、3G、4G及び5G、及び、様々な通信規格を通じてデータを伝送することができる他の有線又は無線モジュールなどの移動通信モジュールを含んでよい。また、通信ユニット3100は、NFC又はRFIDなどをサポートする短距離無線モジュールを含んでよい。
【0081】
実施形態において、通信ユニット3100は、第1通信ユニット(示されていない)及び第2通信ユニット(示されていない)を含んでよい。
【0082】
実施形態において、第1通信ユニット(示されていない)及び第2通信ユニット(示されていない)は、異なる通信エリアを有するように構成されてよい。例えば、第1通信ユニット(示されていない)は、制御デバイス3000又はセンサユニット3400(例えば、図6から図11を参照して説明される第1エリア)に比較的近いエリアと通信するように構成されてよく、第2通信ユニット(示されていない)は、第1通信ユニット(示されていない)の通信エリアを除き、制御デバイス3000又はセンサユニット3400から比較的離れているエリア又は残りのエリア(例えば、図6から図11を参照して説明される第2エリア)と通信するように構成されてよい。
【0083】
例えば、第1通信ユニット(示されていない)及び第2通信ユニット(示されていない)は、異なる通信距離を有するように設定されてよい。例として、第1通信ユニット(示されていない)は、センサユニット3400のセンシング距離と同じ通信距離、又は、予め定められた距離又はそれより短い距離だけセンサユニット3400のセンシング距離とは異なる通信距離を有するように設定されてよく、第2通信ユニット(示されていない)は、第1通信ユニット(示されていない)よりも長い通信距離を有するように設定されてよい。この場合、第2通信ユニット(示されていない)は、第1通信ユニット(示されていない)が通信できる通信距離にわたって通信しないように設定されてよい。例えば、第2通信ユニット(示されていない)は、第1通信ユニット(示されていない)が通信できる通信距離で受信した信号を取り除いてよい。
【0084】
また、第1通信ユニット(示されていない)は、以下で説明される中心モードで動作してよく、第2通信ユニット(示されていない)は、周辺モードで通信してよい。したがって、第1通信ユニット(示されていない)は、周辺モードで通信する端末と通信してよく、第2通信ユニット(示されていない)は、中心モードで動作する端末と通信してよい。例として、第2エリアにいる端末が中心モードで動作する場合、第2通信ユニット(示されていない)は、端末と通信してよく、第1通信ユニット(示されていない)は、端末と通信しなくてよい。また、第1エリアにいる端末が周辺モードで動作する場合、第1通信ユニット(示されていない)は、端末と通信してよく、第2通信ユニット(示されていない)は、端末と通信しなくてよい。いくつかの場合において、第1通信ユニット(示されていない)が周辺モードで通信してよく、第2通信ユニット(示されていない)が中心モードで通信してよいことが理解されるだろう。
【0085】
ディスプレイユニット3200は、ユーザに視覚的に提供される情報を出力してよい。
【0086】
例えば、ドア開放信号が受信された場合、ディスプレイユニット3200は、受信を示す視覚情報を出力してよい。また、設定変更信号が受信された場合、ディスプレイユニット3200は、受信を示す視覚情報を出力してよい。
【0087】
ディスプレイユニット3200は、LCDディスプレイ、OLEDディスプレイ又はAMOLEDディスプレイなどであってよい。ディスプレイユニット3200がタッチパネルを含む場合、ディスプレイユニット3200は、タッチベースの入力デバイスとして動作してよい。
【0088】
音声出力ユニット3300は、ユーザに聴覚的に提供される情報を出力してよい。例えば、ドア開放信号が受信された場合、ディスプレイユニット3200は、受信を示す聴覚情報を出力してよい。また、設定変更信号が受信された場合、ディスプレイユニット3200は、受信を示す聴覚情報を出力してよい。
【0089】
音声出力ユニット3300は、音声を出力するスピーカ又はブザーなどであってよい。
【0090】
センサユニット3400は、制御デバイス3000に対して要求される外部環境信号を取得してよい。例えば、センサユニット3400は、移動体(例えば、ユーザ)が制御デバイス3000の近くに存在するか否かをチェックしてよい。また、センサユニット3400は、制御デバイス3000の内側又は近くに配置されてよい。また、いくつかの実施形態において、センサユニット3400は、制御デバイス3000に含まれていなくてよい。この場合、別個のセンサが、制御デバイス3000の近くに配置されてよい。
【0091】
センサユニット3400は、様々な構造に基づいて実装されてよい。例えば、センサユニット3400は、赤外線センサ、カメラ及び無線通信デバイス(例えば、Bluetooth通信デバイス)などの様々なデバイスに基づいて実装されてよい。例として、センサユニット3400が赤外線センサを含む場合、センサユニット3400の出力信号は、ユーザがゲートを通過するときに変更又は出力されてよい。出力信号の変更又は出力に基づいて、センサユニット3400は、ユーザがゲートの近くに位置しているか否かを判定してよい。別の例として、センサユニット3400がカメラを含む場合、センサユニット3400は、カメラにより取得された画像に基づいてユーザの動きを追跡してよく、追跡結果に基づいて、ユーザがゲートの近くに位置しているか否かを検出してよい。別の例として、センサユニット3400が無線通信デバイスを含む場合、無線通信デバイス及びユーザの端末は通信してよく、センサユニット3400は、無線通信デバイスにおける受信信号強度指標又は端末における受信信号強度指標に基づいて、ユーザがゲートの近くに位置しているか否かを検出してよい。
【0092】
例えば、実施形態によれば、センサユニット3400は、ユーザと対象物などとの間の距離に関する信号を取得してよい。別の例として、センサユニット3400は、位置を判定すべく、制御デバイスに必要な信号を取得してよい。
【0093】
様々な種類の情報がストレージユニット3500に格納されてよい。例えば、ストレージユニット3500は、制御ユニット3700の動作制御を実行するためのプログラムを格納してよく、外部から受信したデータ、制御ユニット3700により生成されたデータなどを格納してよい。また、ストレージユニット3500は、制御デバイス3000の動作に必要な情報(例えば、ユーザ認証に必要な情報(例えば、ユーザ権限情報、ユーザ識別情報(例えば、ユーザの又は端末の識別情報、ユーザの生体認証情報、パスワード情報など)))及びユーザ認証結果情報を格納してよい。
【0094】
ストレージユニット3500は、フラッシュメモリタイプのメモリ、ハードディスクタイプのメモリ、マルチメディアカードマイクロタイプのメモリ、カードタイプメモリ(例えば、SD又はXDメモリ)、RAM、SRAM、ROM、EEPROM、PROM、磁気メモリ、磁気ディスク及び光学ディスクの中から選択される少なくとも1つのタイプの記憶媒体を含んでよい。また、メモリは、一時的、永久的又は半永久的に情報を格納してよく、ビルトインタイプ又はリムーバブルタイプのメモリとして提供されてよい。
【0095】
電源ユニット3600は、ゲートをロック又はロック解除するのに必要な電力を提供してよい。また、電源ユニット3600は、ゲートを開閉するのに必要な電力を提供してよい。電源ユニット3600は、モータ、ソレノイド又はアクチュエータなどとして提供されてよい。
【0096】
電源ユニット3600がゲートをロック又はロック解除するのに必要な電力を提供する場合、電源ユニット3600は、ゲートをロック又はロック解除するためのロックユニット(示されていない)がロック状態又はロック解除状態にある、又は、ロック状態又はロック解除状態に変更するように、電力を提供してよい。ロックユニットは、例えば、デッドボルト、ラッチボルト又はそれらの組み合わせとして提供されてよい。また、ロックユニットは、例として説明されているデッドボルト及びラッチボルトに限定されるものではなく、典型的なロックユニットが利用されてよい。
【0097】
いくつかの実施形態において、電源ユニット3600は、制御デバイス3000に含まれてよい、又は、これに含まれていなくてよい。また、電源ユニット3600は、別個のデバイスの形態で、制御デバイス3000の近くに配置されてよい。この場合、制御デバイス3000は、電源ユニット3600を制御するための信号を電源ユニット3600に提供してよい。また、上述したロックユニットは、制御デバイス3000に含まれていなくてもよく、制御デバイス3000の近くに配置されてよい、又は、制御デバイス3000により制御されてよい。
【0098】
制御ユニット3700は、制御デバイス3000の各要素を制御してよい、又は、様々な種類の情報を処理及び計算してよい。また、制御ユニット3700は、制御デバイス3000に含まれるいくつかの要素から信号を取得してよい。また、以下の方法において説明される段階のうち、制御ユニット3700は、制御デバイス3000により実行されるいくつかの段階を実行するための動作を制御してよい、又は、段階を実行するのに必要な計算を実行してよい。
【0099】
制御ユニット3700は、ソフトウェア、ハードウェア又はそれらの組み合わせで実装されてよい。例えば、ハードウェアでは、制御ユニット3700は、FPGA、ASIC、半導体チップ及び様々な他のタイプの電子回路で実装されてよい。別の例として、ソフトウェアでは、制御ユニット3700は、ハードウェアにより実行される論理プログラム又は様々な種類のコンピュータ言語で実装されてよい。
【0100】
生体認証情報入力ユニット3800は、ユーザの生体認証情報を受信してよい。例えば、生体認証情報入力ユニット3800は、ユーザの音声情報、指紋情報、虹彩情報、顔情報及び静脈情報のうちの少なくとも1つを受信してよい。生体認証情報入力ユニット3800は、ユーザの音声情報が入力されるマイク、ユーザの指紋情報が入力されるスクリーンスキャナ、ユーザの虹彩情報、顔情報及び静脈情報が入力されるカメラのうちの少なくとも1つで実装されてよい。
【0101】
入力ユニット3900は、様々な入力を受信するように構成されてよい。例えば、入力ユニット3900は、サーバ1000又は端末2000からユーザ認証を要求するための入力を取得してよい。また、入力ユニット3900は、ユーザ認証に必要な情報(例えば、ユーザの又はユーザ端末の識別情報、パスワード情報、生体認証情報など)を取得するための入力を取得してよい。また、入力ユニット3900は、制御デバイス3000の設定を変更する設定変更情報を受信してよい。
【0102】
また、入力ユニット3900は、ユーザからユーザ認証要求を受信してよい。例えば、ユーザ認証が特定のエリアへのユーザのアクセスの認証である場合、制御デバイス3000は、ドアを開けるための入力を受信し、電源ユニット3600を駆動させて、ドアを開けてよい、又は、アクセス認証要求信号がサーバ1000又は端末2000に伝送されることを許可にしてよい。例えば、制御デバイス3000は、キーボード、キーパッド、ボタン、スイッチ、ジョグダイヤル又はホイールで実装されてよい。また、ユーザ入力は、例えば、スイッチプレス、ボタンプレス、タッチ又はドラッグであってよい。ディスプレイユニット3200がタッチスクリーンで実装される場合、ディスプレイユニット3200は、入力ユニット3900としての機能を果たし得る。
【0103】
本開示の実施形態に係る制御デバイス3000は、必ずしも上記の要素のすべてを含まなければならないものではなく、要素のいくつかが選択的に除外されてよい。
【0104】
本開示の実施形態に係る管理システム10000は、少なくとも1つの制御デバイス3000を含むように実装されてよい。例として、管理システム10000は、通信ユニット3100及び制御ユニット3700を含む制御デバイス3000を含んでよい。特定の例として、制御デバイス3000は、通信ユニット3100を通じて端末2000から取得した情報を受信してよく、リーダとして機能し、制御ユニット3700を通じて取得した情報を解析してよく、コントローラとして機能し、アクセス管理、時間及び出席管理及びシステムモード変更などの制御動作の機能を実行してよい。
【0105】
また、追加の機能及び動作を実行するための要素が制御デバイス3000に選択的に提供されてよい。
【0106】
図5は、実施形態に係る制御デバイスを示す略図である。
【0107】
図5を参照すると、いくつかの実施形態において、制御デバイス3000は複数のデバイスを含んでよい。例えば、制御デバイス3000は、第1制御デバイス4000及び第2制御デバイス5000を含んでよい。
【0108】
特定の例として、第1制御デバイス4000は、外部デバイスと通信するのに役立ってよく、第2制御デバイス5000は、第1制御デバイス4000を制御するのに役立ってよい。例として、第1制御デバイス4000は、リーダとして機能する通信ユニットを通じてサーバ1000又は端末2000のうちの少なくとも一方から取得した情報を受信してよく、有線又は無線通信方式で第2制御デバイス5000に接続された通信ユニットを通じて第2制御デバイス5000に取得した情報を伝送してよい。この場合、第2制御デバイス5000が第1制御デバイス4000から情報を受信した場合、第2制御デバイス5000は、制御ユニットを通じて受信した情報に基づいて、アクセス管理、時間及び出席管理及びシステムモード変更などの制御動作の機能を実行してよい。
【0109】
さらに、別の例として、第1制御デバイス4000は、上述した第1通信ユニットを含んでよく、第2制御デバイス5000は、上述した第2通信ユニットを含んでよく、逆もまた同様である。
【0110】
また、別の例として、第1制御デバイス4000及び第2制御デバイス5000は、同じ機能を実行してよい。例えば、2つのゲートがある場合、第1制御デバイス4000は、第1ゲートに配置されてよく、第2制御デバイス5000は、第2ゲートに配置されてよい。ユーザ認証に関する動作は、第1制御デバイス4000及び第2制御デバイス5000が配置されているゲートで実行されてよい。
【0111】
また、別の例として、第1制御デバイス4000及び第2制御デバイス5000はそれぞれ、通信ユニットを含んでよく、通信ユニットによりサポートされる通信規格は異なっていてよい。例として、第2制御デバイス5000は、第1制御デバイス4000によりサポートされていない通信スキーム、並びに、第1制御デバイス4000によりサポートされている通信スキームをサポートしてよい。例えば、第1制御デバイス4000及び第2制御デバイス5000がリーダの形態である場合、第2制御デバイス5000は、第1制御デバイス4000によりサポートされていない通信スキームをサポートしてよい。したがって、第1制御デバイス4000は、レガシーリーダとして示されてよく、第2制御デバイス5000は、サブリーダとして示されてよい。
【0112】
特定の例として、第1制御デバイス4000の通信ユニットは、NFC及びRFIDなどの近距離無線通信規格をサポートしてよく、第2制御デバイス5000の通信ユニットは、BLE又はBluetoothなどの無線通信規格をサポートしてよい。この場合、端末2000の通信ユニット2100がBLE通信をサポートしている場合、第1制御デバイス4000及び端末2000は、互いに通信することができなくてよい。現時点では、無線通信規格が第2制御デバイス5000によりサポートされており、かつ、端末2000が互いに一致する場合、第2制御デバイス5000は、端末2000からデータを受信し、受信したデータを第1制御デバイス4000に伝送してよい。例えば、第2制御デバイス5000は、端末2000からBLEにおいて用いられるBLEフォーマットデータを受信し、BLEフォーマットデータを、RFIDにおいて用いられ、かつ、第1制御デバイス4000により理解可能なRFIDフォーマットデータに変換し、変換されたデータを第1制御デバイス4000に伝送してよい。同様に反対の場合、第2制御デバイス5000が第1制御デバイス4000からRFIDフォーマットデータを受信した後に、第2制御デバイス5000は、RFIDフォーマットデータをBLEフォーマットデータに変換し、変換されたデータを端末2000に伝送してよい。つまり、第2制御デバイス5000は、第1制御デバイス4000が、第1制御デバイス4000によりサポートされていない通信スキームで端末2000と通信することを支援するのに役立つ。
【0113】
様々な実施形態と関連付けられる管理システム10000、及び、管理システム10000に含まれる要素、動作及び用語などが上述されている。上述した管理システム10000、及び、管理システム10000に含まれる要素、動作及び用語などは、以下で説明される様々な方法及び実施形態に適用されてよい。しかしながら、以下の管理システム10000は、必ずしも、上述した要素及び機能を有するように構成される必要はなく、上述した管理システム10000とは異なる構造を有する管理システムにさらに適用されてよいことを留意されたい。
【0114】
図6は、実施形態に係る制御デバイスの制御方法が実装される環境を示す略図である。
【0115】
図6を参照すると、制御デバイス3000は、ゲート6000の内側又は近くに配置されてよい。制御デバイス3000は、ユーザ認証結果及び/又はユーザ認証結果に対応する処理に従って、ゲートを制御してよい。例えば、ゲート6000がゲートの内側へのアクセスを制御するために用いられる場合、制御デバイス3000は、ユーザ認証結果に基づいて、ユーザがゲート6000を通じて入場できる、又は、ゲート6000を通じて退出できるように、ゲート6000の開閉を制御してよい。また、ゲート6000を通じて入場及び退出すべく、商品購入、公共交通機関、搭乗などの支払いが同時に生じた場合、制御デバイス3000は、ユーザ認証に対応する支払処理結果に基づいて、ゲート6000を制御してよい。
【0116】
特定の実施形態として、制御デバイス3000は、端末2000からユーザ認証に必要な情報を取得し、取得した情報に基づいてユーザ認証を実行してよい、又は、ユーザ認証がサーバで実行されるように、取得した情報をサーバ(示されていない)に伝送してよい。また、制御デバイス3000がユーザ認証結果を取得した場合、制御デバイス3000は、ユーザ認証結果に対応する処理を実行してよい、又は、ユーザ認証結果に対応する処理要求をサーバ1000に伝送してよい。
【0117】
例えば、無線通信スキームを用いて、制御デバイス3000が端末2000と通信し、かつ、端末2000が第1エリア100に位置している場合、制御デバイス3000は、端末2000のユーザがユーザ認証を実行し、端末2000からユーザ認証に必要な情報を取得し、又は、ユーザ認証を実行する、又は、ユーザ認証に必要な情報をサーバ(示されていない)に提供する予定であると判定してよい。また、ユーザ認証が以前に実行されており、かつ、端末2000が第1エリア100に位置している場合、制御デバイス3000は、端末2000のユーザがユーザ認証結果に従ってユーザ認証を実行する予定であると判定し、端末2000からユーザ認証結果に対応する処理要求を取得し、及び/又は、ユーザ認証結果に対応する処理要求をサーバ1000に提供してよい。
【0118】
例えば、制御デバイス3000は、端末2000から受信した信号の受信信号強度指標(例えば、RSSI)を用いて、端末2000が第1エリア100に位置しているか否かを判定してよい。しかしながら、受信した信号の受信信号強度指標のみを用いる場合、端末2000の測位の精度が低くなり得る。したがって、端末2000が正確に位置していない場合、端末2000のユーザに対して、ユーザ認証が実行されてよく、端末2000が第1エリア100に位置していないが、第1エリア100よりもゲート6000から離れている第2エリア200に位置している又は第1エリア100及び第2エリア200の外部にある場合、ユーザ認証結果に対応する処理がさらに実行されてよい。したがって、ゲート6000が誤って開けられるなどのエラーが発生し得る。
【0119】
そのようなエラーを防止すべく、制御デバイス3000は、検出センサ7000を用いて、端末2000のユーザが第1エリア100に位置しているか否かを正確に判定してよく、端末2000のユーザが第1エリア100に位置していると判定された場合、ユーザ認証又はユーザ認証結果に対応する処理を実行するための動作を実行してよい。いくつかの実施形態において、検出センサ7000は、制御デバイス3000又はゲート6000の内側又は近くに位置してよい。また、検出センサ7000は、上述したセンサユニット3400を指し得る。検出センサ7000が制御デバイス3000又はゲート6000の近くに配置されている場合、検出センサ7000及び制御デバイス3000は、有線方式で有線通信を実行してよい、又は、様々な通信スキームで無線通信を実行してよい。
【0120】
図7は、実施形態に係る制御デバイスの制御方法を示すフローチャートである。
【0121】
図7を参照すると、制御デバイスの制御方法は、検出センサを用いて、移動体が第1エリアに位置しているか否かを判定する段階(S100)と、移動体が第1エリアに位置していると判定された場合、制御デバイスの動作モードを変更する段階(S200)と、端末からユーザ認証に必要な情報を取得する段階(S300)と、ユーザ認証に必要な情報に基づいて、ユーザ認証の結果を取得する段階(S400)とを含んでよい。
【0122】
動作S100において、制御デバイスは、検出センサから検出信号を取得してよい。ここで、検出センサは、制御デバイスの内側又は近く配置されてよい。上述した制御デバイスのセンサユニット3400についての説明、及び、図6を参照した説明は、検出センサに適用されてよく、したがって、それらの詳細な説明を省略する。
【0123】
実施形態において、検出センサは、移動体が検出範囲内に位置している場合、検出信号を制御デバイスに伝送してよい。検出信号を検出センサから受信した場合、制御デバイスは、移動体が検出センサの検出範囲内に位置していると判定してよい。
【0124】
例として、検出センサの検出範囲は、ユーザの端末と制御デバイスとの間の無線通信距離よりも短くてよい。例えば、検出センサの検出範囲は、ユーザの端末と制御デバイスとの間のBluetooth又はBLEの通信範囲よりも短くてよい。彼又は彼女がユーザ認証を実行する、又は、制御デバイスにおいてユーザ認証に対応する処理を実行する予定である場合に、ユーザが制御デバイスに近づいているので、したがって、彼又は彼女が検出センサの検出範囲に位置している可能性が高いかもしれない。一方、ユーザがユーザ認証を実行しない予定である、又は、ユーザ認証に対応する処理を実行しない予定である場合、彼又は彼女は、制御デバイスから離れているかもしれず、したがって、彼又は彼女が制御デバイス及び彼又は彼女の端末が互いに通信できる場所に位置しているけれども、彼又は彼女が検出センサの検出範囲に位置している可能性は低い。
【0125】
説明の利便性のために、以下では、検出センサの検出範囲は、第1エリアと称され、第1エリア以外のエリアは、第2エリアと称される。しかしながら、いくつかの場合、第2エリアは、制御デバイス及びユーザの端末が無線通信を実行できるエリアを指し得る。
【0126】
また、動作S200において、制御デバイスは、移動体が第1エリアに位置しているか否かに従って動作モードを変更してよい。つまり、第1エリアに移動体が存在する場合の制御デバイスの動作モードは、第1エリアに移動体が存在しない場合の制御デバイスの動作モードとは異なっていてよい。
【0127】
実施形態において、移動体が第1エリアに位置している場合、制御デバイスの通信モードが変更されてよい。通信モードの変更を通じて、制御デバイスは、制御デバイスと第1エリアにいる端末との間の通信をアクティブにしてよい、又は、無効化してよい。例えば、第1エリアに位置している移動体がないと判定された場合、制御デバイスは、通信モードをインアクティブモードに設定してよい。したがって、制御デバイス及び端末は互いに通信しておらず、したがって、ユーザ認証又はユーザ認証結果に対応する処理が実行されなくてよい。例として、ユーザが、第1エリアではなくむしろ第2エリアに位置している、又は、他のエリアに位置している場合、制御デバイスの通信モードは、インアクティブモードに設定されてよく、したがって、制御デバイス及びユーザの端末は通信しなくてよい。
【0128】
また、第1エリアに移動体が存在すると判定された場合、制御デバイスは、通信モードをアクティブモードに設定してよい。したがって、制御デバイス及び端末は互いに通信してよく、制御デバイスが端末からユーザ認証要求を受信した場合、ユーザ認証又はユーザ認証結果に対応する処理が実行されてよい。例として、ユーザが第1エリアに位置し、かつ、制御デバイスの通信モードがアクティブモードに設定されている場合、制御デバイス及びユーザの端末は通信してよい。
【0129】
別の例として、第1エリアに移動体が存在すると判定された場合、制御デバイスは、通信モードを、制御デバイスが第1エリアに存在する端末と通信できる第1エリアアクティブモードに設定してよい。したがって、制御デバイスは、第1エリアに存在する端末と通信してよく、ユーザ認証又はユーザ認証結果に対応する処理が実行されてもよい。この場合、いくつかの実施形態において、制御デバイスは、第2エリアに存在する別の端末と通信してよい。例えば、第1エリアアクティブモードにおいて、制御デバイスは、第1エリアに存在する端末と通信する第1通信ユニット、及び、第2エリアに存在する端末と通信する第2通信ユニットの両方をアクティブにしてよい。
【0130】
また、第1エリアに移動体が存在すると判定されなかった場合、制御デバイスは、通信モードを、第1エリアに存在する端末と通信することができないが、第2エリアに存在する端末とは通信することができる第1エリアインアクティブモードに設定されてよい。したがって、制御デバイスは、第1エリアに存在する端末と通信するよりも、むしろ第2エリアに存在する端末と通信し得る。例として、端末が第2エリアに位置している場合、制御デバイスは、端末からユーザ認証に必要な情報を取得してよく、したがって、制御デバイス又はサーバにより、ユーザ認証が実行され得る。しかしながら、ユーザ認証結果に対応する処理要求が、端末が第1エリアに位置しているときに制御デバイスにより取得されるように設定されている場合、ユーザ認証結果に対応する処理要求は、端末が第2エリアに位置している場合に取得されることができず、したがって、ユーザ認証結果に対応する処理が実行されない可能性がある。
【0131】
別の例として、第1エリアに位置している移動体がないと判定された場合、制御デバイスは、通信モジュールを受信モードに設定してよい。したがって、端末が第1エリアに位置していない場合、制御デバイスは、端末から情報を受信してよいが、端末に情報を伝送しなくてよい。いくつかの場合、制御デバイスは、サーバと通信してよい。
【0132】
しかしながら、たとえ制御デバイスが受信モードにある場合であっても、制御デバイスは、端末との通信を確立又は維持することが必要な情報を端末に伝送してよいが、他の情報(例えば、予め定められたサイズよりも大きい又はそれに等しいデータサイズを有する情報、ユーザ認証に必要な情報、ユーザ認証結果に関する情報など)を端末に伝送しなくてよい。また、いくつかの場合、制御デバイスは、たとえ制御デバイスが受信モードにある場合であっても、必要な場合に、特定の情報を端末に伝送してよい。例えば、端末に伝送される特定の情報をサーバから受信した場合、制御デバイスは、対応する情報を端末に伝送してよい。
【0133】
また、第1エリアに移動体が存在すると判定された場合、制御デバイスは、通信モードを伝送モードに設定してよい。したがって、制御デバイスは、端末に又は端末から情報を伝送又は受信してよい。例えば、伝送モードの場合、制御デバイスは、ユーザ認証結果、又は、ユーザ認証結果を処理した結果を端末に伝送してよい。
【0134】
また、別の実施形態において、制御デバイス及び端末がBluetooth若しくはBLE通信、又は、他の無線通信を実行する場合、制御デバイスは、通信モードの変更を通じた通信モードとして、中心モード又は周辺モードを含んでよい。
【0135】
制御デバイスが中心モードにある場合、端末は、アドバタイズ信号を伝送してよく、制御デバイスは、アドバタイズ信号をスキャンして、制御デバイスと端末との間の通信を確立してよい。この場合、端末は、周辺モードで通信してよい。
【0136】
また、制御デバイスが周辺モードにある場合、制御デバイスは、アドバタイズ信号を伝送してよく、制御デバイスは、アドバタイズ信号をスキャンして、制御デバイスと端末との間の通信を確立してよい。この場合、端末は、中心モードで通信してよい。より具体的には、端末が中心モードでのみ通信する場合、端末から受信したBluetooth信号強度は、通信接続認識のための基準であるが、対応信号強度の偏差が端末の製造業者間又は端末間でかなり大きくなり得る。つまり、この場合、制御デバイスと端末との間の接続及びデータ転送は早いが、信号の受信が遅延する可能性があり、信号は、特定の距離を超えて受信されるかもしれない。したがって、故障が発生する可能性があり、その結果、タイミングを正確に制御することが困難となり得る。
【0137】
この課題を解決すべく、制御デバイス及び端末は、端末の位置に依存して中心モード又は周辺モードに通信モードを変更しつつ通信してよい。
【0138】
また、制御デバイスは、第1通信ユニット及び第2通信ユニットを用いて通信してよい。例えば、第1通信ユニットは、中心モードで通信してよく、第2通信ユニットは、周辺モードで通信してよい。第1エリアに移動体が存在と判定された場合、制御デバイスは、第1通信ユニットをアクティブにして、第1エリアに存在する端末と通信してよい。この場合、実施形態に係る制御デバイスは、第2通信ユニットをアクティブにしてよい。したがって、制御デバイスは、第2エリアに存在する別の端末と通信しつつ、第1エリアに存在する端末と通信してよい。また、第1エリアに移動体が存在しないと判定された場合、制御デバイスは、第1通信ユニットを無効化することにより、第1エリアに存在する端末と通信しなくてよい。この場合、第2通信ユニットがアクティブにされ得ることが理解されるだろう。
【0139】
これは、図10を参照して詳細に説明される。
【0140】
また、動作S300において、制御デバイスは、端末からユーザ認証に必要な情報を取得してよい。ここで、ユーザ認証に必要な情報は、ユーザ認証要求情報、ユーザ固有の情報(又は、ユーザの又は端末の識別情報、支払処理に必要な識別情報(例えば、ユーザのカード情報、カード情報に対応する認証情報など)、ユーザの生体認証情報、パスワード情報など)などを含んでよい。
【0141】
端末が制御デバイスに近い第1エリアに位置している場合、制御デバイスは、端末のユーザがユーザ認証に必要な情報を取得することによりユーザ認証を要求する予定であることを確認してよい。
【0142】
別の実施形態において、制御デバイスは、端末が第2エリアに位置している場合に、ユーザ認証に必要な情報のいくつかを取得してよく、ユーザ認証に必要な情報の残りの部分を取得して、端末が第1エリアに位置している場合に、第1エリアにおいてユーザ認証に必要な情報の全部を確認してよい。例えば、制御デバイス及び端末がBluetoothを介して通信し、かつ、端末が第2エリアに位置している場合、制御デバイスは、周辺モードで通信してよく、端末は、中心モードで通信してよい。この場合、制御デバイスは、ユーザ認証に必要な情報のいくつかを端末から取得してよい。その後、端末が第1エリアに位置している場合、端末及び制御デバイスの動作モードは、制御デバイスが中心モードで通信し得、端末が周辺モードで通信し得るように切り替えられてよい。この場合、端末からユーザ認証に必要な情報の残りの部分を取得することにより、制御デバイスは、端末が第2エリアに位置している場合に、ユーザ認証に必要な情報の全部を取得してよい。したがって、端末が制御デバイスに近い第1エリアに位置している場合、制御デバイスは、端末のユーザがユーザ認証に必要な情報の全部を取得することにより、ユーザ認証を要求する予定であることを確認してよい。
【0143】
別の実施形態において、端末が第2エリアに位置している場合、制御デバイスは、ユーザ認証に必要な情報の全部を取得してよい。しかしながら、現時点では、ユーザ認証結果は、制御デバイスにより取得されなくてよい。その後、端末が第1エリアに位置していると判定された場合、制御デバイスは、以前に取得したユーザ認証に必要な情報を用いて、ユーザ認証結果を取得してよい。
【0144】
また、動作S400において、制御デバイスは、ユーザ認証に必要な情報に基づいて、ユーザ認証の結果を取得してよい。実施形態において、ユーザ認証は、制御デバイスにより実行されてよい。この場合、制御デバイスは、ユーザ認証を実行し、ユーザ認証の結果を取得すべく、制御デバイスに予め格納されているユーザ認証に必要な情報を、端末から取得したユーザ認証に必要な情報と比較してよい。また、別の実施形態において、ユーザ認証がサーバにより実行される場合、制御デバイスは、サーバがユーザ認証を実行するために、端末から取得したユーザ認証に必要な情報、及び、端末から取得したユーザ認証に必要な情報に対応する情報の少なくともいくつかを伝送してよく、サーバからユーザ認証の結果を取得してよい。
【0145】
別の実施形態において、端末が第2エリアに位置している場合、制御デバイスは、ユーザ認証に必要な情報を取得してよい。しかしながら、動作S200において制御デバイスの動作モードが変更されるまでは、ユーザ認証結果が取得されなくてよい。また、動作S200において制御デバイスの動作モードが変更された場合、端末のユーザがユーザ認証を要求する予定であることを確認してよく、したがって、取得され得るユーザ認証結果がない。また、この場合、制御デバイスは、端末が第1エリアに位置している前にユーザ端末からユーザ認証に必要な情報を取得してよく、端末が第1エリアに位置している場合に、端末から前もって取得したユーザ認証に必要な情報に基づいてユーザ認証結果を取得してよい。したがって、ユーザ認証結果をより迅速に取得できる。
【0146】
また、制御デバイスは、ユーザ認証結果をユーザ端末に伝送し、ユーザ認証結果に対応する処理を実行してよい。例えば、制御デバイスは、特定のエリアへのユーザのアクセスを制御し、ユーザの支払処理を制御し、ユーザの特定のデバイスの使用を制御し、又は、ユーザ認証結果に依存して、特定のデバイスの動作モードを制御してよい。
【0147】
図8は、別の実施形態に係る管理システムの動作を示す略図である。
【0148】
図8を参照すると、制御デバイスの制御方法は、検出センサを用いて、移動体が第1エリアに位置しているか否かを判定する段階(S1000)と、移動体が第1エリアに位置していると判定された場合、制御デバイスの動作モードを変更する段階(S2000)と、ユーザ確認情報を取得する段階(S3000)と、ユーザ確認情報に基づいた処理要求情報をサーバに伝送する段階(S4000)と、ユーザ確認情報に対する処理結果を取得する段階(S5000)とを含んでよい。
【0149】
図7の動作S100及びS200における上記の説明は、動作S1000及びS2000に適用されることができ、したがって、それらの詳細な説明を省略する。
【0150】
動作S300において、制御デバイスは、サーバ又は端末からユーザ確認情報を取得してよい。ここで、ユーザ確認情報は、ユーザ認証結果を含んでよい。具体的には、サーバは、制御デバイス又は端末からユーザ認証に必要な情報を取得してよい。また、サーバは、ユーザ認証に必要な情報に基づいてユーザ認証を実行し、ユーザ認証結果を含むユーザ確認情報を生成し、生成したユーザ確認情報を端末又は制御デバイスに伝送してよい。ユーザ確認情報が端末に伝送された場合、端末は、ユーザ確認情報を制御デバイスに伝送してよい。
【0151】
また、ユーザ権限情報(例えば、ユーザがアクセスできるセキュリティエリアに関する情報、ユーザが支払いを処理できる商品に関する情報、ユーザが利用できるデバイスに関する情報、ユーザが制御できる動作モードに関する情報など)がユーザ確認情報に含まれてよい。
【0152】
また、いくつかの実施形態において、ユーザ確認情報は、トークンの形態で生成されてよい。例として、ユーザ確認情報は、ユーザ固有の情報、ユーザ権限情報、有効性条件(有効期間、有効エリアなど)、発行者情報又は受信者情報のうちの少なくとも1つを含んでよい。
【0153】
別の実施形態において、ユーザ認証結果は、ユーザ確認情報に含まれていなくてよい。この場合、制御デバイスは、ユーザ固有の情報に基づいて、ユーザが第1エリアに位置していることを確認してよく、確認結果情報をユーザ確認情報に追加してよい。
【0154】
また、動作S4000において、制御デバイスは、ユーザ確認情報に基づいた処理要求情報をサーバに伝送してよい。
【0155】
実施形態において、ユーザ認証結果がユーザ確認情報に含まれている場合、ユーザ確認情報に基づいた処理要求情報は、ユーザ認証結果に対する処理要求を含んでよい。ここで、ユーザ認証に関する処理は、ユーザ認証に基づいて実行される後続の動作、例えば、特定のエリアへのユーザのアクセスを制御すること、ユーザの支払処理を制御すること、ユーザの特定のデバイスの使用を制御すること、又は、ユーザ認証結果に依存して特定のデバイスの動作モードを制御することを指し得る。また、ユーザ確認情報に基づいた処理要求情報は、ユーザ認証結果を含んでよい。サーバは、ユーザ確認情報に基づいた処理要求情報に従って、ユーザ認証結果に基づいたユーザ認証結果に対する処理を実行してよい。
【0156】
また、ユーザ確認情報に基づいた処理要求情報は、制御デバイスがユーザ認証要求結果に対応する処理を実行することを許可するか否かを判定するための要求を含んでよい。この場合、サーバは、制御デバイスがユーザ認証結果に基づいたユーザ認証要求結果に対する処理を実行することを許可するか否かを判定してよい。
【0157】
別の実施形態において、ユーザ認証結果がユーザ確認情報に含まれておらず、端末が第1エリアにいることを確認するための情報がユーザ確認情報に含まれてよい。また、ユーザ確認情報に基づいた処理要求情報は、基礎ユーザ確認情報に対するユーザ認証を実行するためのユーザ認証要求を含んでよい。また、制御デバイスは、ユーザ認証に必要な情報をサーバに伝送してよく、サーバは、ユーザ認証要求に従い、ユーザ認証に必要な情報に基づいてユーザ認証を実行してよい。
【0158】
また、動作S5000において、制御デバイスは、ユーザ確認情報に対する処理結果を取得してよい。ユーザ確認情報に対する処理結果は、ユーザ確認情報に基づいた処理要求情報に依存して変化し得る。例えば、ユーザ確認情報に対する処理結果は、ユーザ認証結果を処理した結果、制御デバイスがユーザ認証要求結果に対する処理を実行することを許可するか否かを判定した結果、ユーザ認証結果などを含んでよい。
【0159】
図9は、実施形態に係る管理システムの動作を示すシーケンス図である。
【0160】
図9を参照すると、端末が第2エリアに位置している場合、端末のユーザは、検出センサの検出範囲内に位置していない可能性がある。したがって、制御デバイスは、第2モードをアクティブにしてよい。例えば、第2モードは、上述したインアクティブモード、第1エリアインアクティブモード、受信モード及び周辺モードのうちの1つを含んでよい。また、端末は、端末が第2エリアに位置しているか否かを判定してよい。例えば、制御デバイスが周辺モードにあると仮定する。端末が制御デバイスのアドバタイズ信号を受信できる範囲内に位置している場合、端末は、制御デバイスからアドバタイズ信号を取得してよく、端末は、アドバタイズ信号を取得したことに応答して、端末が第2エリアに位置していることを確認してよい。また、別の例として、端末は、制御デバイスよりもむしろ第1エリアに信号を伝送することができるデバイスから信号を取得してよく、信号が取得された場合、端末が第2エリアに位置していることを確認してよい。別の例として、端末は、全地球測位システム(GPS)センサを含んでよく、GPSセンサを用いて、端末が第1エリアに位置しているか否かを判定してよい。また、端末は、端末の入力ユニットを通じてユーザからユーザ認証要求を取得してよく、ユーザ認証要求がユーザから取得された場合、端末が第1エリアに位置していると判定してよい。例として、ユーザ認証のアプリケーションが端末にインストールされてよく、端末は、ユーザによりアプリケーションが実行されている場合、又は、ユーザ認証要求がアプリケーションを通じて入力されている場合、端末が第1エリアに位置していると判定してよい。
【0161】
しかしながら、端末が第2エリアに位置していると判定された場合、端末は、ユーザ固有の情報をサーバに伝送してよい。ここで、ユーザ固有の情報は、例えば、ユーザの又は端末の識別情報(固有識別子(UID)、デバイス識別子(DID)など)、及び、支払処理に必要な識別情報(例えば、ユーザのカード情報、カード情報に対応する認証情報など)など、ユーザ認証を実行するためにユーザを識別するための情報を指し得る。
【0162】
この場合、端末は、直接又は制御デバイスを介して、ユーザ固有の情報をサーバに伝送してよい。例えば、制御デバイスの第2モードがインアクティブモードである場合、制御デバイスは、通信を実行しておらず、したがって、端末は、ユーザ固有の情報を直接サーバに伝送してよい。
【0163】
別の例として、第2モードである制御デバイスの動作モードが第1エリアインアクティブモード、受信モード又は周辺モードである場合、制御デバイスは、端末からユーザ固有の情報を受信してよく、ユーザ固有の情報にサーバを伝送してよい。
【0164】
サーバは、取得したユーザ固有の情報に基づいて、ユーザ確認情報を生成してよい。ユーザ確認情報は、ユーザが第1エリアにいることを確認するための情報を含んでよい。また、ユーザ確認情報は、ユーザ認証結果及びユーザが固有の権限を有することを示す権限情報を含んでよい。例えば、サーバは、ユーザ固有の情報及びユーザ権限情報(例えば、ユーザがアクセスできるセキュリティエリアに関する情報、ユーザが利用できるデバイスに関する情報、ユーザが支払いを処理できる商品に関する情報、ユーザが制御できる動作モードに関する情報など)を用いて、ユーザが固有の権限を有するか否かを判定してよい。ユーザが固有の権限を有するという判定の結果である場合、サーバは、ユーザ確認情報を生成してよい。つまり、ユーザ認証は、サーバにより実行されてよい。
【0165】
また、サーバは、ユーザ確認情報を端末に提供してよい。上述したように、サーバは、直接又は制御デバイスを介して、ユーザ確認情報を端末に伝送してよい。
【0166】
また、端末が第1エリアに位置している場合、端末のユーザは、検出センサの検出範囲内に位置してよく、したがって、制御デバイスは第1モードをアクティブにしてよい。例えば、第1モードは、上述したアクティブモード、第1エリアアクティブモード、伝送モード及び周辺モードのうちの1つを含んでよい。
【0167】
また、端末は、端末が第1エリアに位置しているか否かを判定してよい。例えば、端末は、制御デバイス又は他のデバイスから第1エリアを示す信号を受信してよく、対応する信号に応答して、端末が第1エリアに位置していることを確認してよい。また、端末は、端末のGPSセンサを用いて、端末が第1エリアに位置しているか否かを判定してよい。また、端末は、ユーザからの入力に基づいて、端末が第1エリアに位置しているか否かを判定してよい。
【0168】
また、端末がBluetoothを介して通信し、かつ、端末が第2エリアに位置している場合、制御デバイスは、周辺モードにあるように設定されてよく、端末は、中心モードにあるように設定されてよく、それらの間に通信接続が確立されてよい。その後、端末が第1エリアに位置していることを制御デバイスが確認した場合、制御デバイスは、中心モードにあるように設定されてよく、したがって、以前に確立された通信接続が終了され得る。制御デバイスとの通信接続が終了するので、端末は、端末が第1エリアに位置していることを確認してよく、したがって、動作モードは、周辺モードに設定されてよい。
【0169】
また、いくつかの実施形態において、端末は、端末が第1エリアに位置しているか否かを判定しなくてよい。この場合、ユーザ確認情報を取得したことに応答して、端末は、ユーザ確認情報をブロードキャストしてよい、又は、ユーザ確認情報を制御デバイスに伝送して、制御デバイスと通信してよい。また、端末がBluetoothを介して通信する場合、端末は、ユーザ確認情報を取得した後に動作モードを周辺モードに変更してよく、したがって、アドバタイズ信号をブロードキャストして、制御デバイスと通信してよい。
【0170】
また、端末は、ユーザ確認を制御デバイスに伝送してよい。端末は、ユーザ確認情報又はユーザ確認情報を処理することにより取得される情報のうちのいくつかを制御デバイスに伝送してよいことが理解されるだろう。しかしながら、説明の利便性のために、以下の説明では、制御デバイスにユーザ確認情報を伝送する端末に焦点を当てる。しかしながら、本発明はそれに限定されるものではない。
【0171】
制御デバイスは、端末からユーザ確認情報を取得してよく、ユーザ認証結果を取得してよい。
【0172】
実施形態において、ユーザ認証は、サーバにより実行されてよい。この場合、制御デバイスは、ユーザ確認情報に対する処理要求情報をサーバに伝送してよい。ここで、ユーザ確認情報に対する処理要求情報は、ユーザ認証に対する処理要求情報、又は、ユーザ確認情報に基づいた処理要求情報を指し得る。制御デバイスがユーザ確認情報のみをサーバに伝送し得ることが理解されるだろう。しかしながら、説明の利便性のために、以下の説明では、ユーザ確認情報に対する処理要求情報をサーバに伝送する制御デバイスに焦点を当てているが、本発明はそれに限定されるものではない。
【0173】
サーバは、制御デバイスから取得したユーザ確認情報に対する処理要求情報が有効であるか否かを判定してよい。これはセキュリティを高め得る。例えば、ユーザ確認情報は、ユーザ確認情報に対する処理要求情報に含まれてよく、有効性情報は、ユーザ確認情報に含まれてよい。サーバは、有効性情報に基づいて、制御デバイスから取得したユーザ確認情報が有効であるか否かを判定してよい。例として、有効性情報は、サーバがユーザ確認情報を生成した場合、予め定められた規則に従ってサーバにより生成されてよい。例えば、有効性情報は、ワンタイムパスワード(OTP)であってよい。サーバは、ユーザ確認情報が予め定められた規則を用いて有効にされていると判定してよい。
【0174】
別の例として、サーバは、制御デバイスから取得したユーザ確認情報が端末に以前に伝送されたユーザ確認情報と同一であるか否かを判定してよく、2つの情報が互いに同一である場合、ユーザ確認が有効であると判定してよい。例えば、サーバは、制御デバイスから取得したユーザ確認情報に含まれるユーザ確認情報の識別情報が、端末に伝送されたユーザ確認情報に含まれるユーザ確認情報の識別情報と同一であるか否かを判定してよい。
【0175】
ユーザ確認情報に対する処理要求情報が有効であると判定された場合、サーバは、ユーザ確認情報に対する処理要求情報に対応する処理を実行してよい。ここで、ユーザ確認情報に対する処理要求情報に対応する処理は、ユーザ認証結果に対応する上述した処理を含んでよい。
【0176】
例として、ユーザ確認情報に対する処理要求情報に対応する処理が支払処理である場合、支払処理は、支払モジュールにより実行されてよい。ここで、支払モジュールは、サーバ又は他のサーバに含まれてよい。この場合、支払処理に必要な識別情報(例えば、ユーザのカード情報、カード情報に対応する認証情報など)は、ユーザ確認情報に対する処理要求情報に含まれる、又は、支払処理に必要な識別情報がサーバに予め格納されてよい。サーバは、支払処理に必要な識別情報を支払モジュールに提供してよい。支払モジュールは、支払処理に対する認証を実行してよく、サーバは、支払モジュールから支払処理に対する認証の結果を取得してよい。
【0177】
別の実施形態において、ユーザ確認情報に対する処理要求情報がユーザ認証要求を含む場合、サーバは、ユーザが固有の権限を有するか否かを判定することにより、ユーザ認証を実行してよい。例えば、ユーザ固有の情報は、ユーザ確認情報に対する処理要求情報に含まれていてよく、サーバは、ユーザ固有の情報及びサーバに予め格納されているユーザ権限情報(例えば、ユーザがアクセスできるセキュリティエリアに関する情報、ユーザが支払いを処理できる商品に関する情報、ユーザが利用できるデバイスに関する情報、ユーザが制御できる動作モードに関する情報など)を用いて、ユーザが固有の権限を有しているか否かを判定して、ユーザ認証を実行してよい。
【0178】
サーバは、ユーザ確認情報に対する処理結果を制御デバイスに伝送されてよく、制御デバイスは、ユーザ確認情報に対する処理結果に対応する動作を実行し、ユーザ確認情報に対する処理結果を端末に伝送してよい。
【0179】
また、別の実施形態において、ユーザ認証は、制御デバイスにより実行されてよい。また、制御デバイスは、端末から受信したユーザ確認情報がサーバにより生成されたか否かをチェックしてよい。これは、ユーザ認証のセキュリティを高めるためであってよい。例えば、有効性情報は、端末から受信したユーザ確認情報に含まれてよく、制御デバイスは、有効性情報に基づいて、ユーザ確認情報が有効であるか否かを判定してよい。有効性情報は、サーバがユーザ確認情報を生成した場合、予め定められた規則に従ってサーバにより生成されてよい。例えば、有効性情報は、OTPであってよい。制御デバイスは、サーバから予め定められた規則に関する情報を取得してよく、ユーザ確認情報が予め定められた規則を用いて有効にされたか否かを判定してよい。
【0180】
また、制御デバイスは、ユーザが固有の権限を有しているか否かを判定することにより、ユーザ認証を実行してよい。例えば、ユーザ固有の情報は、ユーザ確認情報に含まれてよく、制御デバイスは、ユーザ固有の情報、及び、制御デバイスに予め格納されているユーザ権限情報(例えば、ユーザがアクセスできるセキュリティエリアに関する情報、ユーザが利用できるデバイスに関する情報、ユーザが支払いを処理できか否かに関する情報、ユーザが制御できる動作モードに関する情報など)を用いて、ユーザが固有の権限を有しているか否かを判定して、ユーザ認証を実行してよい。
【0181】
また、固有の権限がユーザが支払いを処理することを許可する支払権限である場合、支払権限に対するユーザ認証は、支払モジュールにより実行されてよい。ここで、支払モジュールは、制御デバイス又は他のデバイス(例えば、サーバ、他のサーバ、他の支払デバイスなど)に含まれてよい。この場合、支払処理に必要な識別情報(例えば、ユーザのカード情報、カード情報に対応する認証情報など)は、ユーザ確認情報に含まれてよい、又は、制御デバイスに格納されてよい。制御デバイスは、支払処理に必要な識別情報を支払モジュールに提供してよい。支払モジュールは、支払権限に対するユーザ認証を実行してよく、制御デバイスは、支払モジュールから、支払権限に対するユーザ認証結果を取得してよい。
【0182】
制御デバイスは、ユーザ認証結果に対応する処理を実行してよく、ユーザ認証結果を端末に伝送してよい。
【0183】
図10は、別の実施形態に係る管理システムの動作を示すシーケンス図である。
【0184】
図10を参照すると、制御デバイス及び端末は、Bluetooth(又は、BLE)を介するなどの無線通信方式で通信してよい。端末が第2エリアに位置している場合、端末のユーザは、検出センサの検出範囲内に位置していない可能性がある。したがって、制御デバイスの動作モードは、周辺モードに設定されてよく、端末の動作モードは、中心モードに設定されてよい。したがって、制御デバイスは、アドバタイズ信号をブロードキャストしてよい。端末は、スキャン動作を実行して、接続要求信号を制御デバイスに伝送してよい。その後、制御デバイス及び端末は、通信接続が制御デバイスと端末との間に確立されることができるように、互いに認識してよい。
【0185】
また、制御デバイスの動作モードが周辺モードであるので、制御デバイスにより取得され得るユーザ認証結果は存在しない。しかしながら、制御デバイスは、端末からユーザ認証に必要な情報の少なくともいくつかを取得してよい。これは、後で実行されるユーザ認証結果を取得する速度を向上させるためであってよい。
【0186】
また、別の例として、制御デバイスは、上述してきた第1通信ユニット及び第2通信ユニットを含んでよい。ここで、第1通信ユニットは、中心モードで動作してよく、第2通信ユニットは、周辺モードで動作してよい。したがって、端末のユーザが検出センサの検出範囲内に位置していないと判定された場合、制御デバイスは、第1通信ユニットを駆動することなく、第2通信ユニットを駆動してよい。したがって、制御デバイスは、第2エリアに位置し、かつ、中心モードで動作する端末と、第2通信ユニットを通じて通信でき、第1エリアに位置し、かつ、周辺モードで動作する端末と通信できない。
【0187】
また、端末が第1エリアに位置し、端末のユーザが検出センサの検出範囲内に位置している場合、制御デバイスの動作モードは、中心モードに設定されてよく、端末の動作モードは、周辺モードに設定されてよい。つまり、制御デバイス及び端末の動作モードは、端末の位置に従って切り替えられ得る。
【0188】
特定の例として、制御デバイスは、動作モードを中心モードに変更することにより、以前に確立された通信接続を終了してよい。したがって、端末は、端末が第1位置に位置していることを確認し、動作モードを周辺モードに変更してよい。
【0189】
端末は、アドバタイズ信号をブロードキャストしてよく、制御デバイスは、スキャン動作を実行して、制御デバイスに接続要求信号を伝送してよい。その後、制御デバイス及び端末は、制御デバイスと端末との間に、通信接続が確立され得るように、互いに認識してよい。
【0190】
また、実施形態において、制御デバイスは、制御デバイスが周辺モードにいる場合に通信が確立された端末が、制御デバイスが中心モードにある場合にアドバタイズ信号が受信される端末と同一であるか否かを判定してよい。例えば、制御デバイスは、制御デバイスが周辺モードにある場合に、端末からユーザの又は端末の識別情報(例えば、UID、DIDなど)を取得してよく、制御デバイスが中心モードにある場合に、さらに端末からユーザの又は端末の識別情報を取得してよい。制御デバイスは、異なる時間に受信したユーザ又は端末についての2つの識別情報が同一であるか否かを判定してよく、2つの情報が同一であり、かつ、制御デバイスも中心モードにある場合に、通信接続を確立してよい。
【0191】
また、別の例として、端末のユーザが検出センサの検出範囲内に位置している場合、制御デバイスは、上述した第1通信ユニット及び第2通信ユニットの両方を駆動させてよい。
【0192】
したがって、制御デバイスは、第2エリアに位置し、かつ、中心モードで動作する端末と、第2通信ユニットを通じて通信でき、第1エリアに位置し、かつ、周辺モードで動作する端末と、第1通信ユニットを通じて通信できる。
【0193】
図6から図9を参照した説明は、後続の動作に適用されることができ、したがって、それらの詳細な説明を省略する。
【0194】
図11は、実施形態に係る端末の制御方法を示すフローチャートである。
【0195】
図11を参照すると、端末の制御方法は、端末のユーザ固有の情報をサーバに提供する段階(S10000)と、サーバからユーザ固有の情報に基づいてユーザ確認情報を取得する段階(S20000)と、ユーザ確認情報を制御デバイスに提供する段階(S30000)と、制御デバイスからユーザ確認情報を処理した結果を取得する段階(S40000)とを含んでよい。図6から図10を参照した説明は、動作S10000からS40000に適用されることができ、したがって、それらの詳細な説明を省略する。
【0196】
本開示によれば、端末の性能に関わらず、ユーザ認証の精度及びセキュリティを高めることが可能である。
【0197】
また、本開示によれば、ユーザ認証及びユーザ認証に対応する処理を実行するのに掛かる時間を短縮することが可能である。
【0198】
本発明の有利な効果は、前述の効果に限定されるものではなく、以下の説明及び添付の図面から、本明細書で説明されていない他の有利な効果が当業者により明確に理解される。
【0199】
上述した様々な実施形態は、機械可読(例えば、コンピュータ可読)記憶媒体に格納される命令を含むソフトウェアプログラムとして実装されてよい。機械は、記憶媒体から格納された命令呼び出し、呼び出された命令に従って動作することができるデバイスであり、上述した実施形態に係る電子デバイスを含んでよい。プロセッサにより命令が実行される場合、プロセッサは、直接、又は、プロセッサの制御のもと他のコンポーネントを用いて命令に対応する機能を実行してよい。命令は、コンパイラ又はインタープリタにより生成又は実行されるコードを含んでよい。機械可読記憶媒体は、非一時的な記憶媒体の形態で提供されてよい。本明細書において、用語「非一時的」は、記憶媒体が信号を含んでいないが有形であり、記憶媒体に半永久的に格納されるデータか記憶媒体に一時的に格納されるデータを区別していなことを意味しているだけである。
【0200】
本開示の実施形態によれば、上述した様々な実施形態に係る方法は、コンピュータプログラム製品に含まれるように提供されてよい。コンピュータプログラム製品は、販売者と消費者との間で商品として取り引きされ得る。コンピュータプログラム製品は、機械可読記憶媒体(例えば、コンパクトディスクリードオンリメモリ(CD-ROM))の形態で、又は、アプリケーションストア(例えば、Playストア(登録商標))を通じて、オンラインで配信されてよい。オンライン配信に関しては、コンピュータプログラム製品の少なくとも一部が、製造業者のサーバ、アプリケーションストアのサーバ、又は、メモリなどの記憶媒体に少なくとも一時的に格納されてよい、又は、一時的に生成されてよい。
【0201】
特定の実施形態及び図面を参照して本開示が説明されてきたが、本開示からの様々な修正及び変更が、当業者により行われることができることが理解される。例えば、適切な結果が実現され得るが、説明された技術は、上述した順序とは異なって実行され、及び/又は、システム、構造、デバイス又は回路などの説明されたコンポーネントが、上述した及び/又は他のコンポーネント又はそれらの均等物により、置換又は補足されたものとは異なる方式で組み合わせられる。
【0202】
したがって、他の実装、実施形態及び均等物は、以下の特許請求の範囲の範囲内にある。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
【外国語明細書】