IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル)の特許一覧

特開2024-81651通知配信のためのネットワークノードおよびネットワークノードにおける方法
<>
  • 特開-通知配信のためのネットワークノードおよびネットワークノードにおける方法 図1
  • 特開-通知配信のためのネットワークノードおよびネットワークノードにおける方法 図2
  • 特開-通知配信のためのネットワークノードおよびネットワークノードにおける方法 図3
  • 特開-通知配信のためのネットワークノードおよびネットワークノードにおける方法 図4
  • 特開-通知配信のためのネットワークノードおよびネットワークノードにおける方法 図5
  • 特開-通知配信のためのネットワークノードおよびネットワークノードにおける方法 図6
  • 特開-通知配信のためのネットワークノードおよびネットワークノードにおける方法 図7
  • 特開-通知配信のためのネットワークノードおよびネットワークノードにおける方法 図8
  • 特開-通知配信のためのネットワークノードおよびネットワークノードにおける方法 図9
  • 特開-通知配信のためのネットワークノードおよびネットワークノードにおける方法 図10
  • 特開-通知配信のためのネットワークノードおよびネットワークノードにおける方法 図11
  • 特開-通知配信のためのネットワークノードおよびネットワークノードにおける方法 図12
  • 特開-通知配信のためのネットワークノードおよびネットワークノードにおける方法 図13
  • 特開-通知配信のためのネットワークノードおよびネットワークノードにおける方法 図14
  • 特開-通知配信のためのネットワークノードおよびネットワークノードにおける方法 図15
  • 特開-通知配信のためのネットワークノードおよびネットワークノードにおける方法 図16
  • 特開-通知配信のためのネットワークノードおよびネットワークノードにおける方法 図17
  • 特開-通知配信のためのネットワークノードおよびネットワークノードにおける方法 図18
  • 特開-通知配信のためのネットワークノードおよびネットワークノードにおける方法 図19
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024081651
(43)【公開日】2024-06-18
(54)【発明の名称】通知配信のためのネットワークノードおよびネットワークノードにおける方法
(51)【国際特許分類】
   H04W 76/10 20180101AFI20240611BHJP
   H04W 24/00 20090101ALI20240611BHJP
   H04W 88/14 20090101ALI20240611BHJP
【FI】
H04W76/10 130
H04W24/00
H04W88/14
【審査請求】有
【請求項の数】8
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2024033255
(22)【出願日】2024-03-05
(62)【分割の表示】P 2023507411の分割
【原出願日】2020-12-07
(31)【優先権主張番号】PCT/CN2020/107890
(32)【優先日】2020-08-07
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.3GPP
(71)【出願人】
【識別番号】598036300
【氏名又は名称】テレフオンアクチーボラゲット エルエム エリクソン(パブル)
(74)【代理人】
【識別番号】100109726
【弁理士】
【氏名又は名称】園田 吉隆
(74)【代理人】
【識別番号】100150670
【弁理士】
【氏名又は名称】小梶 晴美
(74)【代理人】
【識別番号】100199705
【弁理士】
【氏名又は名称】仙波 和之
(74)【代理人】
【識別番号】100194294
【弁理士】
【氏名又は名称】石岡 利康
(72)【発明者】
【氏名】ル, ユンジエ
(72)【発明者】
【氏名】ヤン, ヨン
(57)【要約】      (修正有)
【課題】ネットワーク機能(NF)プロデューサーが、サービス通信プロキシ(SCP)における委任されたディスカバリを伴うデフォルト通知サブスクリプションへの通知のための要求ユニフォームリソース識別子(URI)を形成する方法及びネットワークノードを提供する。
【解決手段】NFプロデューサーは、SCPに、通知を配信するための通知要求を送信する。通知要求は、通知要求がデフォルト通知サブスクリプションに関連することを指示し、所定のサービス経路を有するユニフォームリソース識別子(URI)を含む。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ネットワーク機能(NF)プロデューサーにおける方法(200)であって、
サービス通信プロキシ(SCP)に、通知を配信するための通知要求を送信すること(210)であって、前記通知要求は、前記通知要求がデフォルト通知サブスクリプションに関連することを指示する、所定のサービス経路を有するユニフォームリソース識別子(URI)を含んでいる、通知要求を送信すること(210)
を含む、方法(200)。
【請求項2】
前記通知要求は、前記SCPが前記通知のターゲットNFコンシューマーを選択するために必要とされる1つまたは複数のパラメータをさらに含んでいる、請求項1に記載の方法(200)。
【請求項3】
前記1つまたは複数のパラメータが、前記通知のためのN1メッセージクラスおよびN2情報クラスのうちの少なくとも1つを含む、請求項2に記載の方法(200)。
【請求項4】
サービス通信プロキシ(SCP)機能を実装するネットワークノードにおける方法(300)であって、
ネットワーク機能(NF)プロデューサーから、通知を配信するための通知要求を受信すること(310)であって、前記通知要求は、前記通知要求がデフォルト通知サブスクリプションに関連することを指示する、所定のサービス経路を有するユニフォームリソース識別子(URI)を含んでいる、通知要求を受信すること(310)と、
前記通知要求に基づいて前記通知のターゲットNFコンシューマーを選択すること(320)と、
前記ターゲットNFコンシューマーのために、前記デフォルト通知サブスクリプションに関連するコールバックURIを取得すること(330)と、
前記コールバックURIを使用して前記ターゲットNFコンシューマーに前記通知を送信すること(340)と
を含む、方法(300)。
【請求項5】
前記通知要求は、前記SCPが前記ターゲットNFコンシューマーを選択するために必要とされる1つまたは複数のパラメータをさらに含んでいる、請求項4に記載の方法(300)。
【請求項6】
前記1つまたは複数のパラメータが、前記通知のためのN1メッセージクラスおよびN2情報クラスのうちの少なくとも1つを含む、請求項5に記載の方法(300)。
【請求項7】
前記選択すること(320)が、前記1つまたは複数のパラメータに基づいて、NFリポジトリ機能(NRF)に向けてディスカバリを実施することを含み、前記取得すること(330)が、前記NRFによって返されるNFプロファイルから前記コールバックURIを取得することを含む、請求項5または6に記載の方法(300)。
【請求項8】
ネットワーク機能(NF)プロデューサーにおける方法(400)であって、
サービス通信プロキシ(SCP)に、デフォルト通知サブスクリプションに対する通知を配信するための通知要求を送信すること(410)であって、前記通知要求が、前記通知のためのN1メッセージクラスおよびN2情報クラスのうちの少なくとも1つを指示する、通知要求を送信すること(410)
を含む、方法(400)。
【請求項9】
前記N1メッセージクラスまたは前記N2情報クラスは、ヘッダ中で搬送され,
前記ヘッダからNFディスカバリのためのクエリパラメータが導出可能である、請求項8に記載の方法(400)。
【請求項10】
サービス通信プロキシ(SCP)機能を実装するネットワークノードにおける方法(500)であって、
ネットワーク機能(NF)プロデューサーから、デフォルト通知サブスクリプションに対する通知を配信するための通知要求を受信すること(510)であって、前記通知要求が、前記通知のためのN1メッセージクラスおよびN2情報クラスのうちの少なくとも1つを指示する、通知要求を受信すること(510)と、
前記通知要求に基づいて前記通知のターゲットNFコンシューマーを選択または再選択すること(520)と、
前記ターゲットNFコンシューマーに前記通知を送信すること(530)と
を含む、方法(500)。
【請求項11】
前記N1メッセージクラスまたは前記N2情報クラスは、ヘッダ中で搬送され、前記ヘッダからNFディスカバリのためのクエリパラメータが導出可能である、請求項10に記載の方法(500)。
【請求項12】
前記選択または再選択すること(520)が、前記N1メッセージクラスおよび/または前記N2情報クラスに基づいてNFリポジトリ機能(NRF)に向けてディスカバリを実施することを含む、請求項10または11に記載の方法(500)。
【請求項13】
ネットワーク機能(NF)コンシューマーにおける方法(600)であって、
NFリポジトリ機能(NRF)に、NF登録要求を送信すること(610-1)であって、前記NF登録要求が、デフォルト通知サブスクリプションのための前記NFコンシューマーに関連するバインディング指示を含んでいる、NF登録要求を送信すること(610-1)、または
NFプロデューサーに、デフォルト通知サブスクリプションに対する通知を配信することをトリガするサービス要求において、前記デフォルト通知サブスクリプションのための前記NFコンシューマーに関連するバインディング指示を送信すること(610-2)
を含む、方法(600)。
【請求項14】
前記バインディング指示が、NFサービスインスタンス、NFサービスセット、NFインスタンス、もしくはNFセットにセットされたバインディングレベルを指示する、および/または、前記バインディング指示が、3gpp-sbi-bindingヘッダもしくは3gpp-sbi-routing-bindingヘッダ中で搬送される、請求項13に記載の方法(600)。
【請求項15】
ネットワーク機能(NF)プロデューサーにおける方法(700)であって、
デフォルト通知サブスクリプションのためのNFコンシューマーに関連するバインディング指示を取得すること(710)と、
サービス通信プロキシ(SCP)に、前記デフォルト通知サブスクリプションに対する通知を配信するための通知要求を送信すること(720)であって、前記通知要求が、前記バインディング指示を含んでいる、通知要求を送信すること(720)と
を含む、方法(700)。
【請求項16】
前記取得すること(710)が、
NFディスカバリプロセスにおいてNFリポジトリ機能(NRF)から前記バインディング指示を取得すること、または
前記デフォルト通知サブスクリプションに対する前記通知を前記配信することをトリガするサービス要求において、前記NFコンシューマーから前記バインディング指示を取得すること
を含む、請求項15に記載の方法(700)。
【請求項17】
前記バインディング指示が、
通知タイプ、
N1メッセージクラス、
N2情報クラス、または
前記デフォルト通知サブスクリプションに関連する範囲
のうちの1つまたは複数を含む、請求項15または16に記載の方法(700)。
【請求項18】
前記通知要求が、さらに、
通知タイプ、
N1メッセージクラス、
N2情報クラス、または
前記デフォルト通知サブスクリプションに関連する範囲
のうちの1つまたは複数を指示する、請求項15または16に記載の方法(700)。
【請求項19】
前記通知タイプ、前記N1メッセージクラス、前記N2情報クラス、または前記範囲のうちの少なくとも1つは、ヘッダ中で搬送され、前記ヘッダからNFディスカバリのためのクエリパラメータが導出可能である、請求項18に記載の方法(700)。
【請求項20】
前記バインディング指示が、NFサービスインスタンス、NFサービスセット、NFインスタンス、もしくはNFセットにセットされたバインディングレベルを指示する、および/または、前記バインディング指示が、3gpp-sbi-bindingヘッダもしくは3gpp-sbi-routing-bindingヘッダ中で搬送される、請求項15から19のいずれか一項に記載の方法(700)。
【請求項21】
サービス通信プロキシ(SCP)機能を実装するネットワークノードにおける方法(800)であって、
ネットワーク機能(NF)プロデューサーから、デフォルト通知サブスクリプションに対する通知を配信するための通知要求を受信すること(810)と、
前記デフォルト通知サブスクリプションのためのNFコンシューマーに関連するバインディング指示を取得すること(820)と、
前記バインディング指示に基づいて、前記デフォルト通知サブスクリプションに対する前記通知を配信するための別のNFコンシューマーを再選択すること(830)と
を含む、方法(800)。
【請求項22】
前記取得すること(820)が、
NFディスカバリプロセスにおいてNFリポジトリ機能(NRF)から前記バインディング指示を取得すること、または
前記NFプロデューサーから受信された前記通知要求から前記バインディング指示を抽出すること
を含む、請求項21に記載の方法(800)。
【請求項23】
前記バインディング指示が、
通知タイプ、
N1メッセージクラス、
N2情報クラス、または
前記デフォルト通知サブスクリプションに関連する範囲
のうちの1つまたは複数を含む、請求項21または22に記載の方法(800)。
【請求項24】
前記通知要求が、さらに、
通知タイプ、
N1メッセージクラス、
N2情報クラス、または
前記デフォルト通知サブスクリプションに関連する範囲
のうちの1つまたは複数を指示する、請求項21または22に記載の方法(800)。
【請求項25】
前記通知タイプ、前記N1メッセージクラス、前記N2情報クラス、または前記範囲のうちの少なくとも1つは、ヘッダ中で搬送され、前記ヘッダからNFディスカバリのためのクエリパラメータが導出可能である、請求項24に記載の方法(800)。
【請求項26】
前記再選択すること(830)が、前記NFコンシューマーに関連する障害、負荷分散、または負荷再分散に応答したものである、請求項21から25のいずれか一項に記載の方法(800)。
【請求項27】
前記バインディング指示が、NFサービスインスタンス、NFサービスセット、NFインスタンス、もしくはNFセットにセットされたバインディングレベルを指示する、および/または、前記バインディング指示が、3gpp-sbi-bindingヘッダもしくは3gpp-sbi-routing-bindingヘッダ中で搬送される、請求項21から26のいずれか一項に記載の方法(800)。
【請求項28】
通信インターフェース(1910)と、プロセッサ(1920)と、メモリ(1930)とを備える、ネットワークノード(1900)であって、前記メモリ(1930)が、前記プロセッサ(1920)によって実行可能な命令を備え、それにより、前記ネットワークノード(1900)が、ネットワーク機能(NF)プロデューサーを実装するとき、請求項1から3、8から9、もしくは15から20のいずれか一項に記載の方法を実施すること、またはサービス通信プロキシ(SCP)機能を実装するとき、請求項4から7、10から12、もしくは21から27のいずれか一項に記載の方法を実施すること、またはネットワーク機能(NF)コンシューマーを実装するとき、請求項13もしくは14に記載の方法を実施することを行うように動作可能である、ネットワークノード(1900)。
【請求項29】
コンピュータ可読命令が記憶されたコンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータ可読命令は、ネットワークノードのプロセッサによって実行されたとき、前記ネットワークノードを、ネットワーク機能(NF)プロデューサーを実装するとき、請求項1から3、8から9、もしくは15から20のいずれか一項に記載の方法を実施すること、またはサービス通信プロキシ(SCP)機能を実装するとき、請求項4から7、10から12、もしくは21から27のいずれか一項に記載の方法を実施すること、またはネットワーク機能(NF)コンシューマーを実装するとき、請求項13もしくは14に記載の方法を実施することを行うように設定する、コンピュータ可読記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、通信技術に関し、より詳細には、通知配信のためのネットワークノードおよびネットワークノードにおける方法に関する。
【背景技術】
【0002】
リリース16では、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)は、ネットワーク機能(NF)セット概念の使用を、第5世代(5G)コアにおけるすべてのタイプのNFについて適用可能であるように、さらに拡大させた。
【0003】
その全体が参照により本明細書に組み込まれる、3GPP技術仕様(TS)23.501、V16.4.0は、NFサービス、NFサービスセット、NF、およびNFセットに関する規定のリスト、すなわち、
NFインスタンス:NFの識別可能なインスタンス、
NFサービス:サービスベースインターフェースを通してNFによって公開され、他の許可されたNFによって消費される機能、
NFサービスインスタンス:NFサービスの識別可能なインスタンス、
NFサービス動作:NFサービスを構成する基本ユニット、
NFサービスセット:NFインスタンス内の同じサービスタイプの交換可能なNFサービスインスタンスのグループ(同じNFサービスセット中のNFサービスインスタンスは同じコンテキストデータへのアクセスを有する)、ならびに
NFセット:同じサービスおよび(1つまたは複数の)同じネットワークスライスをサポートする、同じタイプの交換可能なNFインスタンスのグループ(同じNFセット中のNFインスタンスは、地理的に分散されるが、同じコンテキストデータへのアクセスを有し得る)
を与える。
【0004】
TS23.501の節5.21.3.1において指定されているように、いくつかのNFインスタンスが、NFインスタンスのセットとして、分散、冗長、およびスケーラビリティを一緒に提供するために、NFセット内で展開され得る。この場合、NFは、障害、負荷分散、または負荷再分散(load re-balancing)の場合、同じNFセット内の代替NFと入れ替えられ得る。これは、サービス動作と通知配信の両方について適用される。
【0005】
NF(サービス)インスタンスの障害の場合、または負荷再分散を実施するために、いわゆる「バインディング指示(binding indication)」が、代替NF(サービス)インスタンスを選択するために使用される。
【0006】
TS23.501の節6.3.1.0において指定されているように、バインディングは、特定のNFプロデューサーリソース(コンテキスト)およびNFサービスに関連する後続の要求のNFサービスインスタンス選択、再選択、およびルーティングのための(1つまたは複数の)好適なターゲットNFプロデューサーインスタンスを指示するために使用され得る。これは、NFサービスプロデューサー(またはNFプロデューサーと呼ばれる)が、NFサービスコンシューマー(またはNFコンシューマーと呼ばれる)が、特定のコンテキストについて、ローカルポリシおよび他の基準(たとえば、どの時点においてそれがある手順の最中にあるか、性能側面を考慮して、など)に応じて、NFサービスインスタンス、NFインスタンス、NFサービスセット、またはNFセットにバインドされるべきであることを指示することを可能にする。バインディングはまた、特定の通知サブスクリプションに関連する後続の通知要求の通知ターゲットインスタンス再選択およびルーティングのための、ならびに、NFコンシューマーが同じデータコンテキストのために作り出し、NFサービスプロデューサーがその後呼び出す可能性がある(1つまたは複数の)サービスについてのバインディング指示を提供するための、(1つまたは複数の)好適なNFコンシューマーインスタンスを指示するためにNFコンシューマーによって使用され得る。
【0007】
バインディング指示は、ターゲットNF/NFサービスの選択/再選択が実施され得る範囲を伝達するために、要求応答もしくは通知においてNFサービスプロデューサーによってNFサービスコンシューマーに含められる情報であるか、または通知ターゲットの選択/再選択、もしくはNFコンシューマーが同じデータコンテキストについて作り出す(1つまたは複数の)他のサービスの選択が実施され得る範囲を伝達するために、要求もしくはサブスクリプションにおいてNFサービスコンシューマーによって含められる情報である。
【0008】
以下で表1として複製された、TS23.501における表6.3.1.0-1は、NFサービスプロデューサーによって提供されるバインディング指示に依存する、NFサービスコンシューマーおよびサービス通信プロキシ(SCP)の選択および再選択挙動を規定する。
【0009】
バインディング指示は、その全体が参照により本明細書に組み込まれる、3GPP TS29.500、V16.3.0を参照すると、ハイパーテキスト転送プロトコル(HTTP)ヘッダ、3gpp-Sbi-Binding中に含まれていることがある。このヘッダは、HTTPクライアントによる記憶および後続の使用のために、HTTPサーバからのバインディング指示のコンマ区切りのリストを含んでいる。ヘッダの符号化は、インターネットエンジニアリングタスクフォース(IETF)コメント要求(RFC)7230、2014年6月において規定されている拡張バッカス-ナウア記法(ABNF:Augmented Backus-Naur Form)に従う。
【0010】
3gpp-Sbi-Binding = ”3gpp-Sbi-Binding” ”:” #(OWS ”bl=” blvalue 1*(OWS ”;” parameter))
blvalue = ”nfinstance”/”nfset”/”nfserviceinstance”/”nfserviceset”
parameter = parametername ”=” token
parametername = ”nfinst”/”nfset”/”nfservinst”/”nfserviceset”/”servname”/”scope”
scope = ”other-service”/”callback”/”subscription-events”
【0011】
以下のパラメータが規定される。
- bl(バインディングレベル):NFインスタンス、NFセット、NFサービスインスタンス、またはNFサービスセットのいずれかへのバインディングを指示する。
- nfinst(NFインスタンス):NFインスタンスIDを指示する。
- nfset(NFセット):NFセットIDを指示する。
- nfservinst(NFサービスインスタンス):NFサービスインスタンスIDを指示する。
- nfserviceset(NFサービスセット):NFサービスセットIDを指示する。
- scope:サービス要求におけるバインディング指示の適用可能性を指示する。これは、以下の値のうちの1つをとり得る。
- ”other-service”:バインディング情報は、NFサービスコンシューマーがNFサービスプロデューサーとして後で提供し得る(1つまたは複数の)他のサービスに適用される、
- ”subscription-events”:バインディング情報は、サブスクリプション変更イベント通知に適用される、
- ”callback”:バインディング情報は、通知またはコールバック要求に適用される。
サービス要求におけるバインディング指示中のこのパラメータの不在は、”callback”として解釈されるものとする。
バインディング情報が、通知/コールバック要求に、および他のサービスに適用される場合、2つのscopeパラメータがバインディング指示中に存在し得る。
- servname(サービス名):サービスもしくはカスタムサービスの名前、すなわち、
- サブスクリプションもしくはコールバックについてのバインディング指示中に存在する、すなわち、scopeパラメータが不在であるかもしくは”callback”にセットされた、とき、通知もしくはコールバック要求をハンドリングするサービスの名前、または
- NFサービスコンシューマーがNFサービスプロデューサーとして後で提供することができる他のサービスについてのサービス要求におけるバインディング指示中に存在する、すなわち、scopeパラメータが”other-service”にセットされた、とき、バインディングが適用される(1つまたは複数の)他のサービスの名前
を指示する。2つ以上のservnameパラメータが、複数のそのようなサービスを表すために存在し得る。scopeパラメータが”other-service”にセットされた、バインディング指示中のこのパラメータの不在は、NFサービスコンシューマーがNFサービスプロデューサーとして後で提供し得るすべてのサービスに適用されるバインディング情報として解釈されるものとする。
- blvalueおよび他のパラメータの規定および符号化は、3gpp-Sbi-Routing-Bindingについて規定されたものであるものとする。
【0012】
リリース16では、ネットワーク機能サービスフレームワークの一部として、「間接的通信」が、TS23.501における節7.1.1において規定される。NFサービスは、NFサービスコンシューマーとNFサービスプロデューサーとの間で直接的に、またはサービス通信プロキシ(SCP)を介して間接的に通信し得る。NFサービスコンシューマーが、直接的通信を使用するのか、SCPを使用することによって間接的通信を使用するのかは、NFサービスコンシューマーの設定に基づく。直接的通信では、NFサービスコンシューマーは、ローカル設定によって、またはNFリポジトリ機能(NRF)を介して、ターゲットNFサービスプロデューサーのディスカバリを実施する。NFサービスコンシューマーは、ターゲットNFサービスプロデューサーと直接的に通信する。間接的通信では、NFサービスコンシューマーは、SCPを介してターゲットNFサービスプロデューサーと通信する。NFサービスコンシューマーは、ターゲットNFサービスプロデューサーのディスカバリを直接的に実施すること、または間接的通信のために使用されるSCPにターゲットNFサービスプロデューサーのディスカバリを委任することを行うように設定され得る。後者の場合、SCPは、ターゲットNFサービスプロデューサーのディスカバリおよび/または選択を実施するために、NFサービスコンシューマーによって提供されるパラメータを使用する。SCPアドレスは、NFサービスコンシューマーにおいてローカルに設定され得る。
【0013】
TS23.501の節6.3.1.0によれば、バインディング指示は、表1中の情報を含んでいる。ルーティングバインディング指示は、要求、サブスクライブ、または通知メッセージ中に含まれ得る。ルーティングバインディング指示は、SCPによる間接的通信の場合、メッセージをルーティングするために使用され得る。ルーティングバインディング指示は、バインディング指示中の情報のコピーであり、表1中の情報をも含んでいる。
【0014】
TS23.501の節6.3.1.1は、間接的通信に関連するNFディスカバリおよび選択態様を指定する。間接的通信について、SCPは、ネットワーク機能およびネットワーク機能サービスディスカバリおよび選択に関する以下の機能を実施する。
- 要求がルーティングバインディング指示を含む場合、SCPは、表1において指定されているように、要求されたターゲットにサービス要求をルーティングするものとする。ルーティングバインディング指示がない場合、SCPは、(利用可能な場合)NRFまたはローカル設定からNFセットIDを得ることがある。
- 要求受信側がバインディング指示を前に提供した場合、要求送出側は、同じコンテンツをもつルーティングバインディング指示を後続の関係する要求中に含めるものとする。
【0015】
NFおよびNFサービスが互いに対話するために使用することができる異なる通信モデルの高レベル説明が、TS23.501のアネックスEにおいて与えられる。以下で表2として複製された、TS23.501の表E.1-1は、通信モデル、通信モデルの使用、および通信モデルがSCPの使用にどのように関係するかを要約する。
【0016】
図1は、表2中のNF/NFサービス対話のための通信モデルを示す。4つの通信モデル、モデルA、モデルB、モデルC、およびモデルDは、以下のように手短に説明される。
-モデルA- NRF対話を伴わない直接的通信:NRFもSCPも使用されない。コンシューマーは、プロデューサーの「NFプロファイル」が設定され、それらの選定のプロデューサーと直接的に通信する。
-モデルB- NRF対話を伴う直接的通信:コンシューマーは、NRFに問い合わせることによってディスカバリを行う。ディスカバリ結果に基づいて、コンシューマーは選択を行う。コンシューマーは、要求を、選択されたプロデューサーに送出する。
-モデルC- 委任されたディスカバリを伴わない間接的通信:コンシューマーは、NRFに問い合わせることによってディスカバリを行う。ディスカバリ結果に基づいて、コンシューマーは、NFセットまたはNFインスタンスセットの特定のNFインスタンスの選択を行う。コンシューマーは、NFサービスインスタンスまたはNFサービスインスタンスのセットを指す、選択されたサービスプロデューサーのアドレスを含んでいる要求をSCPに送出する。後者の場合、SCPは、NFサービスインスタンスを選択する。可能な場合、SCPは、ロケーション、容量など、選択パラメータを得るためにNRFと対話する。SCPは、選択されたNFサービスプロデューサーインスタンスに要求をルーティングする。
-モデルD- 委任されたディスカバリを伴う間接的通信:コンシューマーは、ディスカバリも選択も行わない。コンシューマーは、好適なプロデューサーを見つけるために必要とされる必要なディスカバリおよび選択パラメータをサービス要求に追加する。SCPは、好適なプロデューサーインスタンスに要求をルーティングするために、要求メッセージ中の要求アドレスならびにディスカバリおよび選択パラメータを使用する。SCPは、NRFを用いたディスカバリを実施し、ディスカバリ結果を取得することができる。
【0017】
図1に示されている通信モデルは、コンシューマーがHTTPクライアントとして働き、プロデューサーがHTTPサーバとして働く、サービス要求シナリオに適用されることに留意されたい。しかしながら、(たとえば、図1中の各サービス要求または応答が、通知要求または応答と入れ替えられる)通知シナリオでは、プロデューサーがHTTPクライアントとして働き、コンシューマーがHTTPサーバとして働く。この場合、図1中の「コンシューマー」および「プロデューサー」は、互いに交換される。
【0018】
その全体が参照により本明細書に組み込まれる、3GPP TS29.510、V16.3.0は、NF/NFサービスが、NFサービスコンシューマーとして、いくつかの通知タイプについてデフォルト通知サブスクリプションを登録することを可能にする、デフォルト通知サブスクリプションを指定する。デフォルト通知サブスクリプションのシナリオでは、NFサービスコンシューマーが、NFサービスプロデューサーによる通知に明示的にサブスクライブしない、すなわち、NFサービスコンシューマーは、NFサービスプロデューサーに明示的サブスクリプション要求を送出しない。NFサービスプロデューサーが、デフォルト通知サブスクリプションに関連する通知を、
-オプションAにおいて:特定のNFインスタンスに配信し得る(たとえば、アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)が、N1ロケーションサービス(LCS)関係メッセージを、N1 LCS関係メッセージをユーザ機器(UE)に前に送出したロケーション管理機能(LMF)インスタンスに送出するか、またはN2公衆警告システム(PWS)関係メッセージを、セルブロードキャストセンタ機能(CBCF:Cell Broadcast Center Function)/PWSインターワーキング機能(PWS-IWF)に送出し得る)、または
-オプションBにおいて:他のディスカバリファクタによって発見されたNF候補に配信し得る。
【0019】
NFサービスプロデューサーは、ターゲットNFサービスコンシューマーのNFプロファイルを取り出し、NFプロファイルからデフォルト通知サブスクリプションにおけるコールバックユニフォームリソース識別子(URI)を取得して、通知を配信することができる。以下で表3として複製された、TS29.510の表6.1.6.2.2-1は、NFプロファイルの規定を与える。以下で表4として複製された、TS29.510の表6.1.6.2.4-1は、デフォルト通知サブスクリプションの規定を与える。以下で表5として複製された、TS29.510の表6.1.6.3.4-1は、表4中のNotificationTypeの値を規定する。
【0020】
TS29.500の節6.10.3は、委任されたディスカバリを伴う間接的通信についてのNFディスカバリおよび選択を指定する。特に、TS29.500の節6.10.3.2によれば、NFサービスコンシューマーが、委任されたサービスディスカバリを使用するように設定されたとき、NFサービスコンシューマーは、NFサービスコンシューマーに代わってNFサービスディスカバリ手順を実施するためにSCPによって使用されるべき必要なNFサービスディスカバリファクタをHTTP/2要求メッセージ中に含めるものとする。後者は、「3gpp-Sbi-Discovery-*」要求ヘッダを使用して、これらのNFサービスディスカバリファクタを伝達するものとする。NFサービスコンシューマーから「3gpp-Sbi-Discovery-*」要求ヘッダを含んでいるサービス要求を受信し、SCPが、このタスクを遂行するためにNRFに向けてNFサービスディスカバリを呼び出すことになるとき、それは、「3gpp-Sbi-Discovery-*」要求ヘッダ中に含まれているすべてのNFサービスディスカバリファクタを考慮に入れるものとする。SCPが、NRFと対話することなしにこれらのサービスディスカバリタスクを遂行するように内部で設定されることも可能である。サービス要求が、SCPによってサポートされない(1つまたは複数の)「3gpp-Sbi-Discovery-*」要求ヘッダを含んでいる場合、後者は、対応するクエリパラメータをNRFへのディスカバリ要求中に含めるべきである。オペレータポリシに基づいて、SCPは、代替的に要求を拒否し、NFサービスコンシューマーに、ステータスコード「400 Bad Request」をもつ応答を「INVALID_DISCOVERY_PARAM」エラーとともに返し得る。
【0021】
TS29.500の節6.10.3.3によれば、NFは、NFが消費する準備ができている通知について、NRFにおけるNFのNFプロファイルまたはNFサービスにおいてデフォルト通知サブスクリプションを登録し得、これは、通知の各タイプについて、対応する通知エンドポイント(すなわち、コールバックURI)を含む。これは、たとえば、他のAMFの通知エンドポイントを発見して、N1もしくはN2メッセージをフォワーディングするためにAMFによって、またはゲートウェイモバイルロケーションセンタ(GMLC)にロケーション情報を通知するためにAMFによって、もしくはユーザデータ管理(UDM)機能にデータ変更もしくは削除を通知するためにユーザデータリポジトリ(UDR)によって、使用され得る。以下の手順が、デフォルト通知サブスクリプションに対応する通知をサポートするために使用され得る。
- NFプロデューサーは、NFコンシューマーのデフォルト通知サブスクリプションを発見するために、(場合によってはSCPを通して)NRFに向けてディスカバリ要求を実施し、発見した場合、TS29.500の節6.1において指定されたルーティング機構を使用して、対応する通知エンドポイントに通知を送出し得る、または
- NFプロデューサーは、NFプロデューサーが生成する必要があるデフォルト通知サブスクリプションに対応する通知のタイプが設定され、委任されたディスカバリを使用して、すなわち、SCPが、対応するデフォルト通知サブスクリプションをもつNFサービスコンシューマーを発見および選択して、そのような通知を送出し得る。後者を可能にするために、NFプロデューサーは、通知要求中に、
- 通知またはコールバックサービス動作の名前と、1よりも高い場合、APIメジャーバージョンとを含む3gpp-Sbi-Callbackヘッダ、
- セットされている通知のタイプにセットされた3gpp-Sbi-Discovery-notification-typeヘッダ、
- コンシューマーNFのタイプを指示する3gpp-Sbi-Discovery-target-nf-typeヘッダ、
- 随意に、コンシューマーNFを発見および選択するためにSCPによって使用されるべき追加のNFサービスディスカバリファクタヘッダ
を含めるものとする。
【発明の概要】
【0022】
上記のモデルDにおけるデフォルト通知サブスクリプションについて、HTTPクライアントとしてのNFプロデューサーが、以下のような形式でSCPに初期要求を送出し得る。
<HTTPMETHOD> http(s)://{SCPのオーソリティ}/<service-path>
3gpp-sbi-discovery-*
【0023】
ここで、サービス要求動作について、要求URI http(s)://{SCPのオーソリティ}/<service-path>中の<service-path>は、APIごとに3GPP標準仕様において明示的に指定される。たとえば、/<apiName>/{apiVersion}/<apiSpecificResourceUriPart>。たとえば、AMFがSMFにおいてセッション管理(SM)コンテキストを作成する必要がある場合、要求は以下のようなものであり得る。
POST http(s)://{SCPのオーソリティ}/nsmf-pdusession/v1/sm-contexts
3gpp-sbi-discovery-dnn:{dnn名}
3gpp-sbi-discovery-slice:{スライス}
...
【0024】
SCPがそのような要求を受信したとき、SCPは、要求中で搬送されたディスカバリファクタを用いてNFディスカバリを実施し、NFインスタンスを選択し、選択されたNFインスタンスのアプリケーションプログラミングインターフェース(API)ルート(またはapiRoot)とURIのオーソリティ部分を入れ替え、次いで、選択されたNFインスタンスに要求を中継する。
【0025】
しかしながら、デフォルト通知サブスクリプションについて、通知がコールバックURIに送出されることになり、コールバックURIの標準形式が指定されない。すなわち、デフォルトサブスクリプションのコールバックURIの<service-path>は、まったく実装形態固有であり、NFプロデューサーのNFプロファイルからのみ明示的に発見され得る。委任されたディスカバリ(モデル-D)の場合、NFプロデューサーは、デフォルトサブスクリプションのための<service-path>が、異なるNFインスタンスについてまったく異なり得るので、SCPに要求を送出するとき、コールバックURIのための<service-path>を識別することができない。したがって、NFプロデューサーは、SCPにおける委任されたディスカバリを伴うデフォルト通知サブスクリプションへの通知のための要求URIを形成することができない。
【0026】
さらに、SCPにおける委任されたディスカバリを伴うデフォルト通知サブスクリプションに対する通知を配信するために、SCPは、通知を中継するために、コールバックURIを取得するために、ターゲットNFコンシューマーのNFプロファイル中に厳密なデフォルト通知サブスクリプションをロケートする必要がある。これは、通知タイプ、ならびにN1メッセージクラスおよびN2情報クラスをも必要とし得る。たとえば、CBCFが、N2情報通知タイプのために2つのデフォルトサブスクリプション、クラス「PWS-BACL(N2ブロードキャスト完了エリアリスト(Broadcast Completed Area List)もしくはブロードキャストキャンセルエリアリスト(Broadcast Cancelled Area List))」のための1つと、「PWS-RF(N2再開指示もしくは障害指示)」のための別の1つとを登録し得、またはLMFが、N1メッセージ通知タイプのために2つのデフォルトサブスクリプション、クラス「Long Term Evolution(LTE)測位プロトコル(LPP)」のための1つと、クラス「LCS」のための別の1つとを登録する。
【0027】
その上、NFプロデューサー(または間接的通信の場合SCP)が、デフォルト通知サブスクリプションに対する通知を配信したが、ターゲットNFコンシューマーが(たとえば、障害、過負荷などにより)利用可能でないことを検出したとき、NFプロデューサー(またはSCP)は、特に、通知が特定のNFコンシューマーをターゲットにしたとき(たとえば、上記のオプションAの場合)、通知のターゲットとして別のNFコンシューマーを再選択する必要がある。デフォルト通知サブスクリプションについて、NFコンシューマーに関連するバインディングレベル(たとえば、NFインスタンス/NFセット/NFサービス/NFサービスセット)があり得る。しかしながら、この場合、NFコンシューマーが通知に明示的にサブスクライブしないので、NFプロデューサーは、バインディングレベルに気づいておらず、ターゲットNFコンシューマーの再選択を適切に実施することができない。
【0028】
本開示の目的は、上記の問題のうちの少なくとも1つを解決または緩和することが可能な、通知配信のためのネットワークノードおよびネットワークノードにおける方法を提供することである。
【0029】
本開示の第1の態様によれば、NFプロデューサーにおける方法が提供される。本方法は、SCPに、通知を配信するための通知要求を送信することを含む。通知要求は、通知要求がデフォルト通知サブスクリプションに関連することを指示する、所定のサービス経路を有するURIを含んでいる。
【0030】
一実施形態では、通知要求は、SCPが通知のターゲットNFコンシューマーを選択するために必要とされる1つまたは複数のパラメータをさらに含んでいることがある。
【0031】
一実施形態では、1つまたは複数のパラメータは、通知のためのN1メッセージクラスおよびN2情報クラスのうちの少なくとも1つを含み得る。
【0032】
本開示の第2の態様によれば、SCP機能を実装するネットワークノードにおける方法が提供される。本方法は、NFプロデューサーから、通知を配信するための通知要求を受信することであって、通知要求は、通知要求がデフォルト通知サブスクリプションに関連することを指示する、所定のサービス経路を有するURIを含んでいる、通知要求を受信することと、通知要求に基づいて通知のターゲットNFコンシューマーを選択することと、ターゲットNFコンシューマーのために、デフォルト通知サブスクリプションに関連するコールバックURIを取得することと、コールバックURIを使用してターゲットNFコンシューマーに通知を送信することとを含む。
【0033】
一実施形態では、通知要求は、SCPがターゲットNFコンシューマーを選択するために必要とされる1つまたは複数のパラメータをさらに含んでいることがある。
【0034】
一実施形態では、1つまたは複数のパラメータは、通知のためのN1メッセージクラスおよびN2情報クラスのうちの少なくとも1つを含み得る。
【0035】
一実施形態では、選択する動作は、1つまたは複数のパラメータに基づいて、NRFに向けてディスカバリを実施することを含み得、取得する動作は、NRFによって返されるNFプロファイルからコールバックURIを取得することを含み得る。
【0036】
本開示の第3の態様によれば、NFプロデューサーにおける方法が提供される。本方法は、SCPに、デフォルト通知サブスクリプションに対する通知を配信するための通知要求を送信することを含む。通知要求は、通知のためのN1メッセージクラスおよびN2情報クラスのうちの少なくとも1つを指示する。
【0037】
一実施形態では、N1メッセージクラスまたはN2情報クラスは、ヘッダ中で搬送され得、ヘッダからNFディスカバリのためのクエリパラメータが導出可能である。
【0038】
本開示の第4の態様によれば、SCP機能を実装するネットワークノードにおける方法が提供される。本方法は、NFプロデューサーから、デフォルト通知サブスクリプションに対する通知を配信するための通知要求を受信することであって、通知要求が、通知のためのN1メッセージクラスおよびN2情報クラスのうちの少なくとも1つを指示する、通知要求を受信することと、通知要求に基づいて通知のターゲットNFコンシューマーを選択または再選択することと、ターゲットNFコンシューマーに通知を送信することとを含む。
【0039】
一実施形態では、N1メッセージクラスまたはN2情報クラスは、ヘッダ中で搬送され得、ヘッダからNFディスカバリのためのクエリパラメータが導出可能である。
【0040】
一実施形態では、選択または再選択する動作は、N1メッセージクラスおよび/またはN2情報クラスに基づいてNRFに向けてディスカバリを実施することを含み得る。
【0041】
本開示の第5の態様によれば、NFコンシューマーにおける方法が提供される。本方法は、NRFに、NF登録要求を送信することであって、NF登録要求が、デフォルト通知サブスクリプションのためのNFコンシューマーに関連するバインディング指示を含んでいる、NF登録要求を送信すること、または、NFプロデューサーに、デフォルト通知サブスクリプションに対する通知を配信することをトリガするサービス要求において、デフォルト通知サブスクリプションのためのNFコンシューマーに関連するバインディング指示を送信することを含む。
【0042】
一実施形態では、バインディング指示は、NFサービスインスタンス、NFサービスセット、NFインスタンス、もしくはNFセットにセットされたバインディングレベルを指示し得、および/または、バインディング指示は、3gpp-sbi-bindingヘッダもしくは3gpp-sbi-routing-bindingヘッダ中で搬送され得る。
【0043】
本開示の第6の態様によれば、NFプロデューサーにおける方法が提供される。本方法は、デフォルト通知サブスクリプションのためのNFコンシューマーに関連するバインディング指示を取得することと、SCPに、デフォルト通知サブスクリプションに対する通知を配信するための通知要求を送信することとを含む。通知要求は、バインディング指示を含んでいる。
【0044】
一実施形態では、取得する動作は、NFディスカバリプロセスにおいてNRFからバインディング指示を取得すること、またはデフォルト通知サブスクリプションに対する通知を配信することをトリガするサービス要求において、NFコンシューマーからバインディング指示を取得することを含み得る。
【0045】
一実施形態では、バインディング指示は、通知タイプ、N1メッセージクラス、N2情報クラス、またはデフォルト通知サブスクリプションに関連する範囲のうちの1つまたは複数を含み得る。
【0046】
一実施形態では、通知要求は、さらに、通知タイプ、N1メッセージクラス、N2情報クラス、またはデフォルト通知サブスクリプションに関連する範囲のうちの1つまたは複数を指示し得る。
【0047】
一実施形態では、通知タイプ、N1メッセージクラス、N2情報クラス、または範囲のうちの少なくとも1つは、ヘッダ中で搬送され得、ヘッダからNFディスカバリのためのクエリパラメータが導出可能である。
【0048】
一実施形態では、バインディング指示は、NFサービスインスタンス、NFサービスセット、NFインスタンス、もしくはNFセットにセットされたバインディングレベルを指示し得、および/または、バインディング指示は、3gpp-sbi-bindingヘッダもしくは3gpp-sbi-routing-bindingヘッダ中で搬送され得る。
【0049】
本開示の第7の態様によれば、SCP機能を実装するネットワークノードにおける方法が提供される。本方法は、NFプロデューサーから、デフォルト通知サブスクリプションに対する通知を配信するための通知要求を受信することと、デフォルト通知サブスクリプションのためのNFコンシューマーに関連するバインディング指示を取得することと、バインディング指示に基づいて、デフォルト通知サブスクリプションに対する通知を配信するための別のNFコンシューマーを再選択することとを含む。
【0050】
一実施形態では、取得する動作は、NFディスカバリプロセスにおいてNRFからバインディング指示を取得すること、またはNFプロデューサーから受信された通知要求からバインディング指示を抽出することを含み得る。
【0051】
一実施形態では、バインディング指示は、通知タイプ、N1メッセージクラス、N2情報クラス、またはデフォルト通知サブスクリプションに関連する範囲のうちの1つまたは複数を含み得る。
【0052】
一実施形態では、通知要求は、さらに、通知タイプ、N1メッセージクラス、N2情報クラス、またはデフォルト通知サブスクリプションに関連する範囲のうちの1つまたは複数を指示し得る。
【0053】
一実施形態では、通知タイプ、N1メッセージクラス、N2情報クラス、または範囲のうちの少なくとも1つは、ヘッダ中で搬送され得、ヘッダからNFディスカバリのためのクエリパラメータが導出可能である。
【0054】
一実施形態では、再選択する動作は、NFコンシューマーに関連する障害、負荷分散、または負荷再分散に応答したものであり得る。
【0055】
一実施形態では、バインディング指示は、NFサービスインスタンス、NFサービスセット、NFインスタンス、もしくはNFセットにセットされたバインディングレベルを指示し得、および/または、バインディング指示は、3gpp-sbi-bindingヘッダもしくは3gpp-sbi-routing-bindingヘッダ中で搬送され得る。
【0056】
本開示の第8の態様によれば、ネットワークノードが提供される。本ネットワークノードは、通信インターフェースと、プロセッサと、メモリとを含む。メモリは、プロセッサによって実行可能な命令を記憶し、それにより、本ネットワークノードは、NFプロデューサーを実装するとき、上記の第1、第3、もしくは第6のいずれかによる方法を実施すること、またはサービス通信プロキシ(SCP)機能を実装するとき、上記の第2、第4、もしくは第7の態様のいずれかによる方法を実施すること、またはネットワーク機能(NF)コンシューマーを実装するとき、上記の第5の態様による方法を実施することを行うように動作可能である。
【0057】
本開示の第9の態様によれば、コンピュータ可読記憶媒体が提供される。本コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータ可読命令を記憶している。コンピュータ可読命令は、ネットワークノードのプロセッサによって実行されたとき、ネットワークノードを、NFプロデューサーを実装するとき、上記の第1、第3、もしくは第6のいずれかによる方法を実施すること、またはサービス通信プロキシ(SCP)機能を実装するとき、上記の第2、第4、もしくは第7の態様のいずれかによる方法を実施すること、またはネットワーク機能(NF)コンシューマーを実装するとき、上記の第5の態様による方法を実施することを行うように設定する。
【0058】
本開示の実施形態のうちのいくつかでは、NFプロデューサーは、通知要求中に、通知要求がデフォルト通知サブスクリプションに関連することを指示する、所定のサービス経路を有するURIを含めることができる。通知要求を受信すると、SCPは、ターゲットNFコンシューマーを選択し、ターゲットNFコンシューマーのためのデフォルト通知サブスクリプションに関連するコールバックURIを取得し、コールバックURIを使用してターゲットNFコンシューマーに通知を送信することができる。このようにして、所定のサービス経路の導入は、SCPが、デフォルト通知サブスクリプションに関連するコールバックURIを適切にハンドリングすることを可能にする。
【0059】
本開示の実施形態のうちのいくつかでは、NFプロデューサーは、デフォルト通知サブスクリプションに対する通知を配信するための通知要求中に、通知のためのN1メッセージクラスおよびN2情報クラスのうちの少なくとも1つを含めることができる。通知要求を受信するSCPは、少なくとも、N1メッセージクラスおよび/またはN2情報クラスに基づいて、通知のターゲットNFコンシューマーを選択または再選択することができる。このようにして、ターゲットNFコンシューマーの選択または再選択は、より効率的にまたは適切に行われ得る。
【0060】
本開示の実施形態のうちのいくつかでは、NFコンシューマーは、NRFに、デフォルト通知サブスクリプションのためのNFコンシューマーに関連するバインディング指示を登録することができるか、またはデフォルト通知サブスクリプションに対する通知を配信することをトリガするサービス要求において、NFプロデューサーにバインディング指示を送信することができる。いずれの場合も、NFプロデューサーまたはSCPは、ターゲットNFコンシューマーを選択または再選択することにおいて使用するためにバインディング指示を取得することを可能にされ、これは、選択または再選択をより効率的にまたは適切にすることができる。
【0061】
上記および他の目的、特徴および利点は、図を参照する実施形態の以下の説明からより明らかになろう。
【図面の簡単な説明】
【0062】
図1】NF/NFサービス対話のための通信モデルを示す概略図である。
図2】本開示の一実施形態による、NFプロデューサーにおける方法を示すフローチャートである。
図3】本開示の一実施形態による、SCPにおける方法を示すフローチャートである。
図4】本開示の別の実施形態による、NFプロデューサーにおける方法を示すフローチャートである。
図5】本開示の別の実施形態による、SCPにおける方法を示すフローチャートである。
図6】本開示のまた別の実施形態による、NFコンシューマーにおける方法を示すフローチャートである。
図7】本開示のまた別の実施形態による、NFプロデューサーにおける方法を示すフローチャートである。
図8】本開示のまた別の実施形態による、SCPにおける方法を示すフローチャートである。
図9】本開示の一実施形態による、通知配信のための例示的なプロセスを示すシーケンス図である。
図10】本開示の別の実施形態による、通知配信のための例示的なプロセスを示すシーケンス図である。
図11】本開示のまた別の実施形態による、通知配信のための例示的なプロセスを示すシーケンス図である。
図12】本開示の一実施形態による、ネットワークノードのブロック図である。
図13】本開示の一実施形態による、ネットワークノードのブロック図である。
図14】本開示の一実施形態による、ネットワークノードのブロック図である。
図15】本開示の一実施形態による、ネットワークノードのブロック図である。
図16】本開示の一実施形態による、ネットワークノードのブロック図である。
図17】本開示の一実施形態による、ネットワークノードのブロック図である。
図18】本開示の一実施形態による、ネットワークノードのブロック図である。
図19】本開示の別の実施形態による、ネットワークノードのブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0063】
本開示では、ネットワーク機能、またはNFは、専用ハードウェア上のネットワークエレメントとして、専用ハードウェア上で稼働するソフトウェアインスタンスとして、または適切なプラットフォーム上で、たとえば、クラウドインフラストラクチャ上でインスタンス化される仮想化された機能としてのいずれかで実装され得る。
【0064】
「一実施形態(one embodiment)」、「一実施形態(an embodiment)」、「例示的な実施形態」などへの本明細書における言及は、説明される実施形態が、特定の特徴、構造、または特性を含み得ることを指示するが、あらゆる実施形態が、必ずしも、特定の特徴、構造、または特性を含むとは限らない。その上、そのような句は必ずしも同じ実施形態を指しているとは限らない。さらに、特定の特徴、構造、または特性が実施形態に関して説明されるとき、明示的に説明されるか否かにかかわらず、他の実施形態に関してそのような特徴、構造、または特性に影響を及ぼすことは当業者の知識内にあることが具申される。
【0065】
様々なエレメントについて説明するために、「第1の」および「第2の」などの用語が本明細書で使用され得るが、これらのエレメントは、これらの用語によって限定されるべきでないことを理解されよう。これらの用語は、あるエレメントを別のエレメントと区別するために使用されるにすぎない。たとえば、例示的な実施形態の範囲から逸脱することなく、第1のエレメントは第2のエレメントと呼ばれることがあり、同様に、第2のエレメントは第1のエレメントと呼ばれることがある。本明細書で使用される「および/または」という用語は、関連する列挙された用語のうちの1つまたは複数のいずれかのおよびすべての組合せを含む。
本明細書で使用される専門用語は、特定の実施形態を説明するためのものにすぎず、例示的な実施形態を限定するものではない。本明細書で使用される単数形「a」、「an」および「the」は、文脈が別段に明確に指示するのでなければ、複数形をも含むものとする。本明細書で使用される「備える、含む(comprises)」、「備える、含む(comprising)」、「有する(has)」、「有する(having)」、「含む(includes)」および/または「含む(including)」という用語は、述べられた特徴、エレメント、および/または構成要素などの存在を指定するが、1つまたは複数の他の特徴、エレメント、構成要素および/またはそれらの組合せの存在または追加を排除しないことをさらに理解されよう。
【0066】
以下の説明および特許請求の範囲において、別段に規定されていない限り、本明細書で使用されるすべての技術用語および科学用語は、本開示が属する技術の当業者によって通常理解されるものと同じ意味を有する。
【0067】
図2は、本開示の一実施形態による、方法200を示すフローチャートである。方法200は、NFプロデューサーまたはNFプロデューサーを実装するネットワークノードにおいて実施され得る。方法200は、たとえば、上記で説明されたモデルDに主に適用され得、当業者は、方法200が、適用可能なとき、他のモデルについても適用され得ることを理解し得る。
【0068】
ブロック210において、通知を配信するための通知要求が、SCPに送信される。通知要求は、通知要求がデフォルト通知サブスクリプションに関連することを指示する、所定のサービス経路を有するURIを含んでいる。
【0069】
一例では、通知要求は、SCPが通知のターゲットNFコンシューマーを選択するために必要とされる1つまたは複数のパラメータをさらに含んでいることがある。たとえば、1つまたは複数のパラメータは、通知のためのN1メッセージクラスおよびN2情報クラスのうちの少なくとも1つを含み得る。
【0070】
通知要求は、たとえば、以下の通りであり得る。
POST http(s)://{SCPのオーソリティ}/default-subscription
3gpp-sbi-discovery-notification-type:N1_MESSAGE
3gpp-sbi-discovery-n1-msg-class:LPP
【0071】
この例では、URIは、通知要求がデフォルト通知サブスクリプションに関連することを指示する、サービス経路「/default-subscription」を含んでいる。通知要求は、通知タイプ「N1_MESSAGE」およびN1メッセージクラス「LPP」をも含んでおり、これは、ターゲットNFコンシューマーおよび/またはデフォルト通知サブスクリプションを選択するためにSCPによって使用され得る。
【0072】
図3は、本開示の一実施形態による、方法300を示すフローチャートである。方法300は、SCPまたはSCP機能を実装するネットワークノードにおいて実施され得る。方法300は、たとえば、上記で説明されたモデルDに主に適用され得、当業者は、方法300が、適用可能なとき、他のモデルについても適用され得ることを理解し得る。
【0073】
ブロック310において、通知を配信するための通知要求が、NFプロデューサーから受信される。通知要求は、通知要求がデフォルト通知サブスクリプションに関連することを指示する、所定のサービス経路を有するURIを含んでいる。所定のサービス経路は、たとえば、図2に関して上記で説明された、「/default-subscription」であり得る。
【0074】
一例では、通知要求は、SCPが通知のターゲットNFコンシューマーを選択するために必要とされる1つまたは複数のパラメータをさらに含んでいることがある。たとえば、1つまたは複数のパラメータは、通知のためのN1メッセージクラスおよびN2情報クラスのうちの少なくとも1つを含み得る。
【0075】
ブロック320において、通知のターゲットNFコンシューマーが、通知要求に基づいて選択される。
【0076】
一例では、ブロック320において、ターゲットNFコンシューマーは、1つまたは複数のパラメータに基づいて、NRFに向けてディスカバリを実施することによって選択され得る。特に、SCPは、パラメータ(たとえば、通知タイプ、N1メッセージクラス、N2情報クラスなど)を使用してNRFに向けてNFディスカバリを実施し、NRFから、パラメータにマッチするターゲットNFコンシューマー候補のNFプロファイルを取り出し、候補からターゲットNFコンシューマーを選択し得る。
【0077】
ブロック330において、デフォルト通知サブスクリプションに関連するコールバックURIが、ターゲットNFコンシューマーのために取得される。
【0078】
一例では、ブロック330において、コールバックURIは、NRFから取り出されたNFプロファイルからのものであり得る。
【0079】
ブロック340において、通知は、コールバックURIを使用してターゲットNFコンシューマーに送信される。たとえば、SCPは、ターゲットNFコンシューマーに通知要求をフォワーディングするとき、通知要求中のURI全体をコールバックURIと入れ替えることができる。
【0080】
図4は、本開示の一実施形態による、方法400を示すフローチャートである。方法400は、NFプロデューサーまたはNFプロデューサーを実装するネットワークノードにおいて実施され得る。
【0081】
ブロック410において、デフォルト通知サブスクリプションに対する通知を配信するための通知要求が、SCPに送信される。通知要求は、通知のためのN1メッセージクラスおよびN2情報クラスのうちの少なくとも1つを指示する。
【0082】
一例では、N1メッセージクラスまたはN2情報クラスは、ヘッダ中で搬送され得、ヘッダからNFディスカバリのためのクエリパラメータが導出可能である。たとえば、ヘッダは、「3gpp-sbi-discovery-n1-msg-class」または「3gpp-sbi-discovery-n2-info-class」であり得る。
【0083】
図5は、本開示の一実施形態による、方法500を示すフローチャートである。方法500は、SCPまたはSCP機能を実装するネットワークノードにおいて実施され得る。
【0084】
ブロック510において、デフォルト通知サブスクリプションに対する通知を配信するための通知要求が、NFプロデューサーから受信される。通知要求は、通知のためのN1メッセージクラスおよびN2情報クラスのうちの少なくとも1つを指示する。
【0085】
一例では、N1メッセージクラスまたはN2情報クラスは、ヘッダ中で搬送され得、ヘッダからNFディスカバリのためのクエリパラメータが導出可能である。たとえば、ヘッダは、「3gpp-sbi-discovery-n1-msg-class」または「3gpp-sbi-discovery-n2-info-class」であり得る。
【0086】
ブロック520において、通知のターゲットNFコンシューマーが、通知要求に基づいて、(たとえば、前に選択されたターゲットNFコンシューマーの障害または過負荷により)選択または再選択される。
【0087】
一例では、ブロック520において、ターゲットNFコンシューマーは、N1メッセージクラスおよび/またはN2情報クラスに基づいてNRFに向けてディスカバリを実施することによって、選択または再選択され得る。特に、SCPは、通知タイプ、N1メッセージクラス、N2情報クラスなど、パラメータを使用してNRFに向けてNFディスカバリを実施し、NRFから、パラメータにマッチするターゲットNFコンシューマー候補のNFプロファイルを取り出し、候補からターゲットNFコンシューマーを選択し得る。
【0088】
図6は、本開示の一実施形態による、方法600を示すフローチャートである。方法600は、NFコンシューマーまたはNFコンシューマーを実装するネットワークノードにおいて実施され得る。
【0089】
ブロック610-1において、NF登録要求が、NRFに送信される。NF登録要求は、デフォルト通知サブスクリプションのためのNFコンシューマーに関連するバインディング指示を含んでいる。
【0090】
代替的に、ブロック610-2において、デフォルト通知サブスクリプションのためのNFコンシューマーに関連するバインディング指示が、デフォルト通知サブスクリプションに対する通知を配信することをトリガするサービス要求においてNFプロデューサーに送信される。
【0091】
一例では、バインディング指示は、NFサービスインスタンス、NFサービスセット、NFインスタンス、またはNFセットにセットされたバインディングレベルを指示し得る。バインディング指示は、3gpp-sbi-bindingヘッダまたは3gpp-sbi-routing-bindingヘッダ中で搬送され得る。
【0092】
図7は、本開示の一実施形態による、方法700を示すフローチャートである。方法700は、NFプロデューサーまたはNFプロデューサーを実装するネットワークノードにおいて実施され得る。
【0093】
ブロック710において、デフォルト通知サブスクリプションのためのNFコンシューマーに関連するバインディング指示が、取得される。
【0094】
一例では、バインディング指示は、NFサービスインスタンス、NFサービスセット、NFインスタンス、またはNFセットにセットされたバインディングレベルを指示し得る。
【0095】
一例では、ブロック710において、バインディング指示は、NFディスカバリプロセスにおいてNRFから、またはデフォルト通知サブスクリプションに対する通知を配信することをトリガするサービス要求においてNFコンシューマーから取得され得る。
【0096】
ブロック720において、デフォルト通知サブスクリプションに対する通知を配信するための通知要求が、SCPに送信される。通知要求は、バインディング指示を含んでいる。バインディング指示は、3gpp-sbi-bindingヘッダまたは3gpp-sbi-routing-bindingヘッダ中で搬送され得る。
【0097】
一例では、バインディング指示は、通知タイプ、N1メッセージクラス、N2情報クラス、またはデフォルト通知サブスクリプションに関連する範囲のうちの1つまたは複数を含み得る。代替的に、通知要求は、さらに、通知タイプ、N1メッセージクラス、N2情報クラス、または範囲のうちの1つまたは複数を指示し得る。ここで、通知タイプ、N1メッセージクラス、N2情報クラス、または範囲のうちの少なくとも1つは、ヘッダ中で搬送され得、ヘッダからNFディスカバリのためのクエリパラメータが導出可能である。
【0098】
図8は、本開示の一実施形態による、方法800を示すフローチャートである。方法800は、SCPまたはSCP機能を実装するネットワークノードにおいて実施され得る。
【0099】
ブロック810において、デフォルト通知サブスクリプションに対する通知を配信するための通知要求が、NFプロデューサーから受信される。
【0100】
ブロック820において、デフォルト通知サブスクリプションのためのNFコンシューマーに関連するバインディング指示が、取得される。
【0101】
ここで、ブロック820において、バインディング指示は、NFディスカバリプロセスにおいてNRFから取得され得る。代替的に、ブロック820において、バインディング指示は、NFプロデューサーから受信された通知要求から抽出され得る。
【0102】
一例では、バインディング指示は、NFサービスインスタンス、NFサービスセット、NFインスタンス、またはNFセットにセットされたバインディングレベルを指示し得る。バインディング指示は、3gpp-sbi-bindingヘッダまたは3gpp-sbi-routing-bindingヘッダ中で搬送され得る。
【0103】
一例では、バインディング指示は、通知タイプ、N1メッセージクラス、N2情報クラス、またはデフォルト通知サブスクリプションに関連する範囲のうちの1つまたは複数を含み得る。代替的に、通知要求は、さらに、通知タイプ、N1メッセージクラス、N2情報クラス、または範囲のうちの1つまたは複数を指示し得る。ここで、通知タイプ、N1メッセージクラス、N2情報クラス、または範囲のうちの少なくとも1つは、ヘッダ中で搬送され得、ヘッダからNFディスカバリのためのクエリパラメータが導出可能である。
【0104】
ブロック830において、デフォルト通知サブスクリプションに対する通知を配信するための別のNFコンシューマーが、バインディング指示に基づいて再選択される。
【0105】
一例では、ブロック830において再選択することは、NFコンシューマーに関連する障害、負荷分散、または負荷再分散に応答して実施され得る。バインディング指示に基づく再選択の詳細については、上記の表1への参照が行われ得る。
【0106】
本開示のいくつかの例示的な実施形態が以下で説明される。
【0107】
NFサービスコンシューマーが、NRFにおけるNFサービスコンシューマーのNFプロファイルにおいてデフォルト通知サブスクリプションのためのバインディング指示値を提供し得る。
【0108】
デフォルト通知サブスクリプションについて、NFサービスプロデューサーは、NFサービスコンシューマーのNFプロファイルからバインディング指示値(利用可能な場合)をフェッチし、バインディング指示値を、関係する通知要求中の3gpp-Sbi-Routing-Bindingヘッダ中に含めるものとする。委任されたディスカバリを伴う間接的通信を使用したデフォルト通知サブスクリプションに対応する通知について、通知が特定のNFインスタンス/NFサービスインスタンスをターゲットにしているとき、SCPは、NFサービスコンシューマーのNFプロファイルからデフォルト通知サブスクリプションのためのバインディング指示値(利用可能な場合)をフェッチするものとする。
【0109】
デフォルト通知サブスクリプションについて、NFサービスコンシューマーは、デフォルト通知サブスクリプションのバインディング情報が変化したとき、NFプロファイル中のバインディング指示値を更新するものとする。
【0110】
上記の表4は、以下の表6に示されているように、バインディング指示を含むために拡張され得る。
【0111】
HTTPクライアントが、(たとえば、委任されたディスカバリを伴う間接的通信のために)ターゲットURIが未知であるデフォルト通知サブスクリプションに対応する通知要求を送出するとき、HTTPクライアントは、「:path」中のデフォルトサブスクリプションのための疑似ターゲットURI(「/scp-default-sub-notify-uri」)を使用するものとする。
【0112】
デフォルトサブスクリプションのための疑似ターゲットURI(「/scp-default-sub-notify-uri」)が「:path」中に存在する場合、SCPは、その疑似ターゲットURIを、選択されたデフォルトサブスクリプションにおいて登録されるターゲットURIの実際の経路と入れ替えるものとする。
【0113】
委任されたディスカバリを伴う間接的通信について、NFサービスプロデューサーが、デフォルトサブスクリプションに対する通知要求を送出する必要があり、SCPが、ターゲットデフォルト通知サブスクリプションを選択する(コールバックURI「https://example.com/a/b/c/notification」が登録される)場合、
- NFサービスプロデューサーは、要求「POST https://scp.com/1/2/3/scp-default-sub-notify-uri」をSCPに送出するものとする(ここで、「1/2/3」はSCPの「apiPrefix」である)。
- SCPは、要求「POST https://example.com/a/b/c/notification」を、選択されたNFサービスコンシューマーに送出するものとする。
【0114】
3gpp-Sbi-Discovery-notification-typeヘッダは、セットされている通知のタイプにセットされ得る。
- 通知タイプが「N1_MESSAGE」である場合、ターゲットデフォルトサブスクリプションのN1メッセージクラスにセットされる3gpp-Sbi-Discovery-n1-msg-classヘッダ、または
- 通知タイプが「N2_INFORMATION」である場合、ターゲットデフォルトサブスクリプションのN2情報クラスにセットされる3gpp-Sbi-Discovery-n2-info-classヘッダ。
【0115】
TS29.510、V16.4.0の節6.2.3.2.3.1において規定されている、HTTP GETメソッドによってサポートされるURIクエリパラメータは、以下の表7に示されているように、N1メッセージクラスおよびN2情報クラスをサポートするために拡張され得る。
【0116】
TS29.510の節6.2.9において規定されている、NFDiscoveryサービスによってサポートされる特徴は、以下の表8に示されているように、N1メッセージクラスおよびN2情報クラスをサポートするように拡張され得る。
【0117】
以下では、上記の方法200~800は、図9図11に示されている例示的な例を参照しながらさらに説明される。
【0118】
図9は、本開示の一実施形態による、通知配信のための例示的なプロセスを示すシーケンス図である。この例では、ターゲットNFコンシューマーが、SCPによって選択される。
【0119】
9.1において、CBCFが、この例ではNFコンシューマーとして、NF登録要求をNRFに送出する。NF登録要求は、デフォルト通知サブスクリプション「N2_INFORMATION/PWS-RF」(通知タイプ=N2情報、N2情報クラス=PWS-RF)、ならびにバインディング指示、bl=「nfset」、nf-set-id=「Cbcf-Set1」を含んでいることがある。9.2において、NRFは、NF登録応答で応答する。9.3において、AMFが、この例ではNFプロデューサーとして、通知要求(たとえば、無線アクセスネットワーク(RAN)からN2再開指示を受信したことに応答してトリガされ得るN2通知要求)をSCPに送出する。通知要求は、要求URI「http(s)://{SCPのオーソリティ}/default-subscription」を含んでいることがあり、たとえば、以下の通りであり得る。
POST http(s)://{SCPのオーソリティ}/default-subscription
3gpp-sbi-discovery-notification-type:N2_INFORMATION
3gpp-sbi-discovery-n2-info-class:PWS-RF
【0120】
9.4において、SCPは、たとえばnotification-type=「N2_INFORMATION」およびn2-info-class=「PWS-RF」などのクエリパラメータを使用して、ターゲットNFコンシューマー候補のためにNRFに向けてNFディスカバリを実施し、候補のリストおよびそれらの候補のそれぞれのNFプロファイルをNRFから取得する。9.5において、SCPは、ターゲットNFコンシューマーとしてリストからCBCFを選択し、CBCFのNFプロファイルから、デフォルト通知サブスクリプションおよびデフォルト通知サブスクリプションに関連するURIを取得する。9.6において、SCPは、CBCFに通知要求をフォワーディングし、要求URIはコールバックURIと入れ替えられる。次いで、CBCFは、9.7において通知応答(たとえば、N2通知応答)をSCPに送出し、SCPは、9.8においてAMFに通知応答をフォワーディングする。
【0121】
図10は、本開示の一実施形態による、通知配信のための例示的なプロセスを示すシーケンス図である。この例では、ターゲットNFコンシューマーが、最初にNFプロデューサーによって指定され、次いでSCPによって再選択される。
【0122】
10.1において、(LMF1として示された)LMFが、この例ではNFコンシューマーとして、NF登録要求をNRFに送出する。NF登録要求は、デフォルト通知サブスクリプション「N1_MESSAGE/LPP」(通知タイプ=N1メッセージ、N1メッセージクラス=LPP)、ならびにバインディング指示、bl=「nfset」、nf-set-id=「LMF-Set1」を含んでいることがある。10.2において、NRFは、NF登録応答で応答する。次いで、LMF1は、N1 LPP要求をAMFを介してUEに送出し得る。UEからN1 LPP応答を受信すると、AMFは、この例ではNFプロデューサーとして、10.3において、通知要求(たとえば、N1通知要求)をSCPに送出し、ターゲットNFコンシューマーとしてLMF1を指定する。通知要求は、要求URI「http(s)://{SCPのオーソリティ}/default-subscription」を含んでいることがあり、たとえば、以下の通りであり得る。
POST http(s)://{SCPのオーソリティ}/default-subscription
3gpp-sbi-discovery-target-nf-instance-id:LMF1インスタンスId
3gpp-sbi-discovery-notification-type:N1_MESSAGE
3gpp-sbi-discovery-n1-msg-class:LPP
【0123】
10.4において、SCPは、ターゲットNFコンシューマーとしてのLMF1とともに、NRFに向けてNFディスカバリを実施し、NRFからLMF1のNFプロファイルを取得する。10.5において、SCPは、LMF1のNFプロファイルから、LMF1のために、デフォルト通知サブスクリプションおよびデフォルト通知サブスクリプションに関連するURIを取得する。10.6において、SCPは、LMF1に通知要求をフォワーディングし、要求URIはコールバックURIと入れ替えられる。しかしながら、10.6におけるフォワーディングは、たとえば、LMF1の障害により失敗する。10.7において、SCPは、バインディング指示を使用して、NRFに向けてNFディスカバリを実施し、NRFから、(たとえば、NFセット「LMF-Set1」に属する)バインディング指示にマッチするターゲットNFコンシューマー候補のリストおよびそれらのターゲットNFコンシューマー候補のそれぞれのNFプロファイルを取得する。10.8において、SCPは、新しいターゲットNFコンシューマーとしてリストから(LMF2として示された)別のLMFを再選択し、LMF2のNFプロファイルから、LMF2のために、デフォルト通知サブスクリプションおよびデフォルト通知サブスクリプションに関連する新しいURIを取得する。10.9において、SCPは、LMF2に通知要求をフォワーディングし、要求URIは新しいコールバックURIと入れ替えられる。次いで、LMF2は、10.10において通知応答(たとえば、N1通知応答)をSCPに送出し、SCPは、10.11においてAMFに通知応答をフォワーディングする。
【0124】
図11は、本開示の一実施形態による、通知配信のための例示的なプロセスを示すシーケンス図である。この例では、ターゲットNFコンシューマーが、最初にNFプロデューサーによって選択され、次いでSCPによって再選択される。
【0125】
11.1において、(LMF1として示された)LMFが、この例ではNFコンシューマーとして、NF登録要求をNRFに送出する。NF登録要求は、デフォルト通知サブスクリプション「N1_MESSAGE/LPP」(通知タイプ=N1メッセージ、N1メッセージクラス=LPP)、ならびにバインディング指示、bl=「nfset」、nf-set-id=「LMF-Set1」を含んでいることがある。11.2において、NRFは、NF登録応答で応答する。次いで、LMF1は、N1 LPP要求をAMFを介してUEに送出し得る。UEからN1 LPP応答を受信すると、AMFは、この例ではNFプロデューサーとして、11.3において、ターゲットNFコンシューマーとしてLMF1とともに、NRFに向けてNFディスカバリを実施し、NRFからLMF1のNFプロファイルを取得する。11.4において、AMFは、LMF1のNFプロファイルから、LMF1のために、デフォルト通知サブスクリプションおよびデフォルト通知サブスクリプションに関連するURIを取得する。11.5において、AMFは、通知要求(たとえば、N1通知要求)をSCPに送出する。通知要求は、コールバックURIを含んでおり、たとえば、以下の通りであり得る。
POST {LMF1のためのデフォルトサブスクリプションに関連するコールバックURI}
3gpp-sbi-Routing-Binding:bl=”nfset”;nf-set-id=”LMF-Set1”
3gpp-sbi-discovery-notification-type:N1_MESSAGE
3gpp-sbi-discovery-n1-msg-class:LPP
【0126】
11.6において、SCPは、LMF1に、コールバックURIを伴う通知要求をフォワーディングする。しかしながら、11.6におけるフォワーディングは、たとえば、LMF1の障害により失敗する。11.7において、SCPは、バインディング指示を使用して、NRFに向けてNFディスカバリを実施し、NRFから、(たとえば、NFセット「LMF-Set1」に属する)バインディング指示にマッチするターゲットNFコンシューマー候補のリストおよびそれらのターゲットNFコンシューマー候補のそれぞれのNFプロファイルを取得する。11.8において、SCPは、新しいターゲットNFコンシューマーとしてリストから(LMF2として示された)別のLMFを再選択し、LMF2のNFプロファイルから、LMF2のために、デフォルト通知サブスクリプションおよびデフォルト通知サブスクリプションに関連する新しいURIを取得する。11.9において、SCPは、LMF2に、新しいコールバックURIを伴う通知要求をフォワーディングする。次いで、LMF2は、11.10において通知応答(たとえば、N1通知応答)をSCPに送出し、SCPは、11.11においてAMFに通知応答をフォワーディングする。
【0127】
上記で説明された方法200に対応して、ネットワークノードが提供される。図12は、本開示の一実施形態による、ネットワークノード1200のブロック図である。ネットワークノード1200は、NFプロデューサーを実装するように設定され得る。
【0128】
図12に示されているように、ネットワークノード1200は、SCPに、通知を配信するための通知要求を送信するように設定された送信ユニット1210を含む。通知要求は、通知要求がデフォルト通知サブスクリプションに関連することを指示する、所定のサービス経路を有するURIを含んでいる。
【0129】
一実施形態では、通知要求は、SCPが通知のターゲットNFコンシューマーを選択するために必要とされる1つまたは複数のパラメータをさらに含んでいることがある。
【0130】
一実施形態では、1つまたは複数のパラメータは、通知のためのN1メッセージクラスおよびN2情報クラスのうちの少なくとも1つを含み得る。
【0131】
ユニット1210は、純粋なハードウェアソリューションとして、もしくはソフトウェアとハードウェアの組合せとして、たとえば、プロセッサもしくはマイクロプロセッサおよび十分なソフトウェア、およびソフトウェアの記憶のためのメモリ、プログラマブル論理デバイス(PLD)、または上記で説明され、たとえば、図2において示されている、アクションを実施するように設定された(1つもしくは複数の)他の電子構成要素もしくは処理回路のうちの1つもしくは複数によって、実装され得る。
【0132】
上記で説明された方法300に対応して、ネットワークノードが提供される。図13は、本開示の一実施形態による、ネットワークノード1300のブロック図である。ネットワークノード1300は、SCP機能を実装するように設定され得る。
【0133】
図13に示されているように、ネットワークノード1300は、NFプロデューサーから、通知を配信するための通知要求を受信するように設定された受信ユニット1310を含み、通知要求は、通知要求がデフォルト通知サブスクリプションに関連することを指示する、所定のサービス経路を有するURIを含んでいる。ネットワークノード1300は、通知要求に基づいて通知のターゲットNFコンシューマーを選択するように設定された選択ユニット1320をさらに含む。ネットワークノード1300は、ターゲットNFコンシューマーのために、デフォルト通知サブスクリプションに関連するコールバックURIを取得するように設定された取得ユニット1330をさらに含む。ネットワークノード1300は、コールバックURIを使用してターゲットNFコンシューマーに通知を送信するように設定された送信ユニット1340をさらに含む。
【0134】
一実施形態では、通知要求は、SCPがターゲットNFコンシューマーを選択するために必要とされる1つまたは複数のパラメータをさらに含んでいることがある。
【0135】
一実施形態では、1つまたは複数のパラメータは、通知のためのN1メッセージクラスおよびN2情報クラスのうちの少なくとも1つを含み得る。
【0136】
一実施形態では、選択ユニット1320は、1つまたは複数のパラメータに基づいて、NRFに向けてディスカバリを実施するように設定され得る。取得ユニット1330は、NRFによって返されるNFプロファイルからコールバックURIを取得するように設定され得る。
【0137】
ユニット1310~1340は、純粋なハードウェアソリューションとして、もしくはソフトウェアとハードウェアの組合せとして、たとえば、プロセッサもしくはマイクロプロセッサおよび十分なソフトウェア、およびソフトウェアの記憶のためのメモリ、プログラマブル論理デバイス(PLD)、または上記で説明され、たとえば、図3において示されている、アクションを実施するように設定された(1つもしくは複数の)他の電子構成要素もしくは処理回路のうちの1つもしくは複数によって、実装され得る。
【0138】
上記で説明された方法400に対応して、ネットワークノードが提供される。図14は、本開示の一実施形態による、ネットワークノード1400のブロック図である。ネットワークノード1400は、NFプロデューサーを実装するように設定され得る。
【0139】
図14に示されているように、ネットワークノード1400は、SCPに、デフォルト通知サブスクリプションに対する通知を配信するための通知要求を送信するように設定された送信ユニット1410を含む。通知要求は、通知のためのN1メッセージクラスおよびN2情報クラスのうちの少なくとも1つを指示する。
【0140】
一実施形態では、N1メッセージクラスまたはN2情報クラスは、ヘッダ中で搬送され得、ヘッダからNFディスカバリのためのクエリパラメータが導出可能である。
【0141】
ユニット1410は、純粋なハードウェアソリューションとして、もしくはソフトウェアとハードウェアの組合せとして、たとえば、プロセッサもしくはマイクロプロセッサおよび十分なソフトウェア、およびソフトウェアの記憶のためのメモリ、プログラマブル論理デバイス(PLD)、または上記で説明され、たとえば、図4において示されている、アクションを実施するように設定された(1つもしくは複数の)他の電子構成要素もしくは処理回路のうちの1つもしくは複数によって、実装され得る。
【0142】
上記で説明された方法500に対応して、ネットワークノードが提供される。図15は、本開示の一実施形態による、ネットワークノード1500のブロック図である。ネットワークノード1500は、SCP機能を実装するように設定され得る。
【0143】
図15に示されているように、ネットワークノード1500は、NFプロデューサーから、デフォルト通知サブスクリプションに対する通知を配信するための通知要求を受信するように設定された受信ユニット1510を含み、通知要求が、通知のためのN1メッセージクラスおよびN2情報クラスのうちの少なくとも1つを指示する。ネットワークノード1500は、通知要求に基づいて通知のターゲットNFコンシューマーを選択または再選択するように設定された選択ユニット1520をさらに含む。ネットワークノード1500は、ターゲットNFコンシューマーに通知を送信するように設定された送信ユニット1530をさらに含む。
【0144】
一実施形態では、N1メッセージクラスまたはN2情報クラスは、ヘッダ中で搬送され得、ヘッダからNFディスカバリのためのクエリパラメータが導出可能である。
【0145】
一実施形態では、選択ユニット1520は、N1メッセージクラスおよび/またはN2情報クラスに基づいてNRFに向けてディスカバリを実施するように設定され得る。
【0146】
ユニット1510~1530は、純粋なハードウェアソリューションとして、もしくはソフトウェアとハードウェアの組合せとして、たとえば、プロセッサもしくはマイクロプロセッサおよび十分なソフトウェア、およびソフトウェアの記憶のためのメモリ、プログラマブル論理デバイス(PLD)、または上記で説明され、たとえば、図5において示されている、アクションを実施するように設定された(1つもしくは複数の)他の電子構成要素もしくは処理回路のうちの1つもしくは複数によって、実装され得る。
【0147】
上記で説明された方法600に対応して、ネットワークノードが提供される。図16は、本開示の一実施形態による、ネットワークノード1600のブロック図である。ネットワークノード1600は、NFコンシューマーを実装するように設定され得る。
【0148】
図16に示されているように、ネットワークノード1600は、NRFに、NF登録要求を送信するように設定された送信ユニット1610を含み、NF登録要求は、デフォルト通知サブスクリプションのためのNFコンシューマーに関連するバインディング指示を含んでいる。代替的に、送信ユニット1610は、NFプロデューサーに、デフォルト通知サブスクリプションに対する通知を配信することをトリガするサービス要求において、デフォルト通知サブスクリプションのためのNFコンシューマーに関連するバインディング指示を送信するように設定され得る。
【0149】
一実施形態では、バインディング指示は、NFサービスインスタンス、NFサービスセット、NFインスタンス、もしくはNFセットにセットされたバインディングレベルを指示し得、および/または、バインディング指示は、3gpp-sbi-bindingヘッダもしくは3gpp-sbi-routing-bindingヘッダ中で搬送され得る。
【0150】
ユニット1610は、純粋なハードウェアソリューションとして、もしくはソフトウェアとハードウェアの組合せとして、たとえば、プロセッサもしくはマイクロプロセッサおよび十分なソフトウェア、およびソフトウェアの記憶のためのメモリ、プログラマブル論理デバイス(PLD)、または上記で説明され、たとえば、図6において示されている、アクションを実施するように設定された(1つもしくは複数の)他の電子構成要素もしくは処理回路のうちの1つもしくは複数によって、実装され得る。
【0151】
上記で説明された方法700に対応して、ネットワークノードが提供される。図17は、本開示の一実施形態による、ネットワークノード1700のブロック図である。ネットワークノード1700は、NFプロデューサーを実装するように設定され得る。
【0152】
図17に示されているように、ネットワークノード1700は、デフォルト通知サブスクリプションのためのNFコンシューマーに関連するバインディング指示を取得するように設定された取得ユニット1710を含む。ネットワークノード1700は、SCPに、デフォルト通知サブスクリプションに対する通知を配信するための通知要求を送信するように設定された送信ユニット1720をさらに含む。通知要求は、バインディング指示を含んでいる。
【0153】
一実施形態では、取得ユニット1710は、NFディスカバリプロセスにおいてNRFからバインディング指示を取得すること、またはデフォルト通知サブスクリプションに対する通知を配信することをトリガするサービス要求において、NFコンシューマーからバインディング指示を取得することを行うように設定され得る。
【0154】
一実施形態では、バインディング指示は、通知タイプ、N1メッセージクラス、N2情報クラス、またはデフォルト通知サブスクリプションに関連する範囲のうちの1つまたは複数を含み得る。
【0155】
一実施形態では、通知要求は、さらに、通知タイプ、N1メッセージクラス、N2情報クラス、またはデフォルト通知サブスクリプションに関連する範囲のうちの1つまたは複数を指示し得る。
【0156】
一実施形態では、通知タイプ、N1メッセージクラス、N2情報クラス、または範囲のうちの少なくとも1つは、ヘッダ中で搬送され得、ヘッダからNFディスカバリのためのクエリパラメータが導出可能である。
【0157】
一実施形態では、バインディング指示は、NFサービスインスタンス、NFサービスセット、NFインスタンス、もしくはNFセットにセットされたバインディングレベルを指示し得、および/または、バインディング指示は、3gpp-sbi-bindingヘッダもしくは3gpp-sbi-routing-bindingヘッダ中で搬送され得る。
【0158】
ユニット1710~1720は、純粋なハードウェアソリューションとして、もしくはソフトウェアとハードウェアの組合せとして、たとえば、プロセッサもしくはマイクロプロセッサおよび十分なソフトウェア、およびソフトウェアの記憶のためのメモリ、プログラマブル論理デバイス(PLD)、または上記で説明され、たとえば、図7において示されている、アクションを実施するように設定された(1つもしくは複数の)他の電子構成要素もしくは処理回路のうちの1つもしくは複数によって、実装され得る。
【0159】
上記で説明された方法800に対応して、ネットワークノードが提供される。図18は、本開示の一実施形態による、ネットワークノード1800のブロック図である。ネットワークノード1800は、SCP機能を実装するように設定され得る。
【0160】
図18に示されているように、ネットワークノード1800は、NFプロデューサーから、デフォルト通知サブスクリプションに対する通知を配信するための通知要求を受信するように設定された受信ユニット1810を含む。ネットワークノード1800は、デフォルト通知サブスクリプションのためのNFコンシューマーに関連するバインディング指示を取得するように設定された取得ユニット1820をさらに含む。ネットワークノード1800は、バインディング指示に基づいて、デフォルト通知サブスクリプションに対する通知を配信するための別のNFコンシューマーを再選択するように設定された再選択ユニット1830をさらに含む。
【0161】
一実施形態では、取得ユニット1820は、NFディスカバリプロセスにおいてNRFからバインディング指示を取得すること、またはNFプロデューサーから受信された通知要求からバインディング指示を抽出することを行うように設定され得る。
【0162】
一実施形態では、バインディング指示は、通知タイプ、N1メッセージクラス、N2情報クラス、またはデフォルト通知サブスクリプションに関連する範囲のうちの1つまたは複数を含み得る。
【0163】
一実施形態では、通知要求は、さらに、通知タイプ、N1メッセージクラス、N2情報クラス、またはデフォルト通知サブスクリプションに関連する範囲のうちの1つまたは複数を指示し得る。
【0164】
一実施形態では、通知タイプ、N1メッセージクラス、N2情報クラス、または範囲のうちの少なくとも1つは、ヘッダ中で搬送され得、ヘッダからNFディスカバリのためのクエリパラメータが導出可能である。
【0165】
一実施形態では、再選択する動作は、NFコンシューマーに関連する障害、負荷分散、または負荷再分散に応答したものであり得る。
【0166】
一実施形態では、バインディング指示は、NFサービスインスタンス、NFサービスセット、NFインスタンス、もしくはNFセットにセットされたバインディングレベルを指示し得、および/または、バインディング指示は、3gpp-sbi-bindingヘッダもしくは3gpp-sbi-routing-bindingヘッダ中で搬送され得る。
【0167】
ユニット1810~1830は、純粋なハードウェアソリューションとして、もしくはソフトウェアとハードウェアの組合せとして、たとえば、プロセッサもしくはマイクロプロセッサおよび十分なソフトウェア、およびソフトウェアの記憶のためのメモリ、プログラマブル論理デバイス(PLD)、または上記で説明され、たとえば、図8において示されている、アクションを実施するように設定された(1つもしくは複数の)他の電子構成要素もしくは処理回路のうちの1つもしくは複数によって、実装され得る。
【0168】
図19は、本開示の別の実施形態による、ネットワークノード1900のブロック図である。
【0169】
ネットワークノード1900は、通信インターフェース1910と、プロセッサ1920と、メモリ1930とを含む。
【0170】
メモリ1930は、プロセッサ1920によって実行可能な命令を含んでいることがあり、それにより、ネットワークノード1900は、NFプロデューサーを実装するとき、たとえば、図2とともに前に説明された手順のアクションを実施するように動作可能である。詳細には、メモリ1930は、プロセッサ1920によって実行可能な命令を含んでいることがあり、それにより、ネットワークノード1900は、NFプロデューサーを実装するとき、SCPに、通知を配信するための通知要求を送信するように動作可能である。通知要求は、通知要求がデフォルト通知サブスクリプションに関連することを指示する、所定のサービス経路を有するURIを含んでいる。
【0171】
一実施形態では、通知要求は、SCPが通知のターゲットNFコンシューマーを選択するために必要とされる1つまたは複数のパラメータをさらに含んでいることがある。
【0172】
一実施形態では、1つまたは複数のパラメータは、通知のためのN1メッセージクラスおよびN2情報クラスのうちの少なくとも1つを含み得る。
【0173】
代替的に、メモリ1930は、プロセッサ1920によって実行可能な命令を含んでいることがあり、それにより、ネットワークノード1900は、SCP機能を実装するとき、たとえば、図3とともに前に説明された手順のアクションを実施するように動作可能である。詳細には、メモリ1930は、プロセッサ1920によって実行可能な命令を含んでいることがあり、それにより、ネットワークノード1900は、SCP機能を実装するとき、NFプロデューサーから、通知を配信するための通知要求を受信することであって、通知要求は、通知要求がデフォルト通知サブスクリプションに関連することを指示する、所定のサービス経路を有するURIを含んでいる、通知要求を受信することと、通知要求に基づいて通知のターゲットNFコンシューマーを選択することと、ターゲットNFコンシューマーのために、デフォルト通知サブスクリプションに関連するコールバックURIを取得することと、コールバックURIを使用してターゲットNFコンシューマーに通知を送信することとを行うように動作可能である。
【0174】
一実施形態では、通知要求は、SCPがターゲットNFコンシューマーを選択するために必要とされる1つまたは複数のパラメータをさらに含んでいることがある。
【0175】
一実施形態では、1つまたは複数のパラメータは、通知のためのN1メッセージクラスおよびN2情報クラスのうちの少なくとも1つを含み得る。
【0176】
一実施形態では、選択する動作は、1つまたは複数のパラメータに基づいて、NRFに向けてディスカバリを実施することを含み得、取得する動作は、NRFによって返されるNFプロファイルからコールバックURIを取得することを含み得る。
【0177】
代替的に、メモリ1930は、プロセッサ1920によって実行可能な命令を含んでいることがあり、それにより、ネットワークノード1900は、NFプロデューサーを実装するとき、たとえば、図4とともに前に説明された手順のアクションを実施するように動作可能である。詳細には、メモリ1930は、プロセッサ1920によって実行可能な命令を含んでいることがあり、それにより、ネットワークノード1900は、NFプロデューサーを実装するとき、SCPに、デフォルト通知サブスクリプションに対する通知を配信するための通知要求を送信するように動作可能である。通知要求は、通知のためのN1メッセージクラスおよびN2情報クラスのうちの少なくとも1つを指示する。
【0178】
一実施形態では、N1メッセージクラスまたはN2情報クラスは、ヘッダ中で搬送され得、ヘッダからNFディスカバリのためのクエリパラメータが導出可能である。
【0179】
代替的に、メモリ1930は、プロセッサ1920によって実行可能な命令を含んでいることがあり、それにより、ネットワークノード1900は、SCP機能を実装するとき、たとえば、図5とともに前に説明された手順のアクションを実施するように動作可能である。詳細には、メモリ1930は、プロセッサ1920によって実行可能な命令を含んでいることがあり、それにより、ネットワークノード1900は、SCP機能を実装するとき、NFプロデューサーから、デフォルト通知サブスクリプションに対する通知を配信するための通知要求を受信することであって、通知要求が、通知のためのN1メッセージクラスおよびN2情報クラスのうちの少なくとも1つを指示する、通知要求を受信することと、通知要求に基づいて通知のターゲットNFコンシューマーを選択または再選択することと、ターゲットNFコンシューマーに通知を送信することとを行うように動作可能である。
【0180】
一実施形態では、N1メッセージクラスまたはN2情報クラスは、ヘッダ中で搬送され得、ヘッダからNFディスカバリのためのクエリパラメータが導出可能である。
【0181】
一実施形態では、選択または再選択する動作は、N1メッセージクラスおよび/またはN2情報クラスに基づいてNRFに向けてディスカバリを実施することを含み得る。
【0182】
代替的に、メモリ1930は、プロセッサ1920によって実行可能な命令を含んでいることがあり、それにより、ネットワークノード1900は、NFコンシューマーを実装するとき、たとえば、図6とともに前に説明された手順のアクションを実施するように動作可能である。詳細には、メモリ1930は、プロセッサ1920によって実行可能な命令を含んでいることがあり、それにより、ネットワークノード1900は、NFコンシューマーを実装するとき、NRFに、NF登録要求を送信することであって、NF登録要求が、デフォルト通知サブスクリプションのためのNFコンシューマーに関連するバインディング指示を含んでいる、NF登録要求を送信すること、またはNFプロデューサーに、デフォルト通知サブスクリプションに対する通知を配信することをトリガするサービス要求において、デフォルト通知サブスクリプションのためのNFコンシューマーに関連するバインディング指示を送信することを行うように動作可能である。
【0183】
一実施形態では、バインディング指示は、NFサービスインスタンス、NFサービスセット、NFインスタンス、もしくはNFセットにセットされたバインディングレベルを指示し得、および/または、バインディング指示は、3gpp-sbi-bindingヘッダもしくは3gpp-sbi-routing-bindingヘッダ中で搬送され得る。
【0184】
代替的に、メモリ1930は、プロセッサ1920によって実行可能な命令を含んでいることがあり、それにより、ネットワークノード1900は、NFプロデューサーを実装するとき、たとえば、図7とともに前に説明された手順のアクションを実施するように動作可能である。詳細には、メモリ1930は、プロセッサ1920によって実行可能な命令を含んでいることがあり、それにより、ネットワークノード1900は、NFプロデューサーを実装するとき、デフォルト通知サブスクリプションのためのNFコンシューマーに関連するバインディング指示を取得することと、SCPに、デフォルト通知サブスクリプションに対する通知を配信するための通知要求を送信することとを行うように動作可能である。通知要求は、バインディング指示を含んでいる。
【0185】
一実施形態では、取得する動作は、NFディスカバリプロセスにおいてNRFからバインディング指示を取得すること、またはデフォルト通知サブスクリプションに対する通知を配信することをトリガするサービス要求において、NFコンシューマーからバインディング指示を取得することを含み得る。
【0186】
一実施形態では、バインディング指示は、通知タイプ、N1メッセージクラス、N2情報クラス、またはデフォルト通知サブスクリプションに関連する範囲のうちの1つまたは複数を含み得る。
【0187】
一実施形態では、通知要求は、さらに、通知タイプ、N1メッセージクラス、N2情報クラス、またはデフォルト通知サブスクリプションに関連する範囲のうちの1つまたは複数を指示し得る。
【0188】
一実施形態では、通知タイプ、N1メッセージクラス、N2情報クラス、または範囲のうちの少なくとも1つは、ヘッダ中で搬送され得、ヘッダからNFディスカバリのためのクエリパラメータが導出可能である。
【0189】
一実施形態では、バインディング指示は、NFサービスインスタンス、NFサービスセット、NFインスタンス、もしくはNFセットにセットされたバインディングレベルを指示し得、および/または、バインディング指示は、3gpp-sbi-bindingヘッダもしくは3gpp-sbi-routing-bindingヘッダ中で搬送され得る。
【0190】
代替的に、メモリ1930は、プロセッサ1920によって実行可能な命令を含んでいることがあり、それにより、ネットワークノード1900は、SCP機能を実装するとき、たとえば、図8とともに前に説明された手順のアクションを実施するように動作可能である。詳細には、メモリ1930は、プロセッサ1920によって実行可能な命令を含んでいることがあり、それにより、ネットワークノード1900は、SCP機能を実装するとき、NFプロデューサーから、デフォルト通知サブスクリプションに対する通知を配信するための通知要求を受信することと、デフォルト通知サブスクリプションのためのNFコンシューマーに関連するバインディング指示を取得することと、バインディング指示に基づいて、デフォルト通知サブスクリプションに対する通知を配信するための別のNFコンシューマーを再選択することとを行うように動作可能である。
【0191】
一実施形態では、取得する動作は、NFディスカバリプロセスにおいてNRFからバインディング指示を取得すること、またはNFプロデューサーから受信された通知要求からバインディング指示を抽出することを含み得る。
【0192】
一実施形態では、バインディング指示は、通知タイプ、N1メッセージクラス、N2情報クラス、またはデフォルト通知サブスクリプションに関連する範囲のうちの1つまたは複数を含み得る。
【0193】
一実施形態では、通知要求は、さらに、通知タイプ、N1メッセージクラス、N2情報クラス、またはデフォルト通知サブスクリプションに関連する範囲のうちの1つまたは複数を指示し得る。
【0194】
一実施形態では、通知タイプ、N1メッセージクラス、N2情報クラス、または範囲のうちの少なくとも1つは、ヘッダ中で搬送され得、ヘッダからNFディスカバリのためのクエリパラメータが導出可能である。
【0195】
一実施形態では、再選択する動作は、NFコンシューマーに関連する障害、負荷分散、または負荷再分散に応答したものであり得る。
【0196】
一実施形態では、バインディング指示は、NFサービスインスタンス、NFサービスセット、NFインスタンス、もしくはNFセットにセットされたバインディングレベルを指示し得、および/または、バインディング指示は、3gpp-sbi-bindingヘッダもしくは3gpp-sbi-routing-bindingヘッダ中で搬送され得る。
【0197】
本開示はまた、不揮発性または揮発性メモリ、たとえば、非一時的コンピュータ可読記憶媒体、電気的消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(EEPROM)、フラッシュメモリおよびハードドライブの形態の少なくとも1つのコンピュータプログラム製品を提供する。コンピュータプログラム製品は、コンピュータプログラムを含む。コンピュータプログラムは、プロセッサ1920によって実行されたとき、ネットワークノード1900に、たとえば、図2図3図4図5図6図7、または図8とともに前に説明された手順のアクションを実施させる、コード/コンピュータ可読命令を含む。
【0198】
コンピュータプログラム製品は、コンピュータプログラムモジュールにおいて構造化されたコンピュータプログラムコードとして設定され得る。コンピュータプログラムモジュールは、本質的に、図2図3図4図5図6図7、または図8に示されているフローのアクションを実施することができる。
【0199】
プロセッサは、単一のCPU(中央処理ユニット)であり得るが、2つまたはそれ以上の処理ユニットをも備えることができる。たとえば、プロセッサは、汎用マイクロプロセッサ、命令セットプロセッサ、および/または関係するチップセット、および/または特定用途向け集積回路(ASIC)などの専用マイクロプロセッサを含み得る。プロセッサは、キャッシュする目的で、ボードメモリをも備え得る。コンピュータプログラムは、プロセッサに接続されたコンピュータプログラム製品中で搬送され得る。コンピュータプログラム製品は、コンピュータプログラムが記憶された非一時的コンピュータ可読記憶媒体を備え得る。たとえば、コンピュータプログラム製品は、フラッシュメモリ、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取り専用メモリ(ROM)、またはEEPROMであり得、上記で説明されたコンピュータプログラムモジュールは、代替実施形態では、メモリの形態で異なるコンピュータプログラム製品上に分散され得る。
【0200】
本開示は、本開示の実施形態を参照しながら上記で説明された。本開示の趣旨および範囲から逸脱することなく、様々な修正、交替および追加が当業者によって行われ得ることを理解されたい。したがって、本開示の範囲は、上記の特定の実施形態に限定されず、添付の特許請求の範囲によってのみ規定される。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
【手続補正書】
【提出日】2024-04-02
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ネットワーク機能(NF)プロデューサーにおける方法(200)であって、
サービス通信プロキシ(SCP)に、ユニフォームリソース識別子(URI)が不明であるターゲットNFコンシューマーに通知を配信するための通知要求を送信すること(210)であって、前記通知要求は、前記通知要求がデフォルト通知サブスクリプションに関連することを指示する、所定のサービス経路を有するユニフォームリソース識別子(URI)を含んでいる、通知要求を送信すること(210)
を含み、
前記通知要求は、前記SCPが前記通知のターゲットNFコンシューマーを選択するために必要とされる1つまたは複数のパラメータをさらに含んでおり、前記1つまたは複数のパラメータが、前記通知のためのN1メッセージクラスおよびN2情報クラスのうちの少なくとも1つを含む、
方法(200)。
【請求項2】
ネットワーク機能(NF)プロデューサーにおける方法(400)であって、
サービス通信プロキシ(SCP)に、デフォルト通知サブスクリプションに基づく通知を配信するための通知要求を送信すること(410)であって、前記通知要求は、前記通知要求がデフォルト通知サブスクリプションに関連することを指示する、所定のサービス経路を有するユニフォームリソース識別子(URI)を含んでおり、前記通知要求が、前記通知のためのN1メッセージクラスおよびN2情報クラスのうちの少なくとも1つを指示する、通知要求を送信すること(410)
を含む、方法(400)。
【請求項3】
前記N1メッセージクラスまたは前記N2情報クラスは、ヘッダ中で搬送され、前記ヘッダからNFディスカバリのためのクエリパラメータが導出可能である、請求項2に記載の方法(400)。
【請求項4】
ネットワーク機能(NF)コンシューマーにおける方法(600)であって、
NFリポジトリ機能(NRF)に、NF登録要求を送信すること(610-1)であって、前記NF登録要求が、デフォルト通知サブスクリプションのための前記NFコンシューマーに関連するバインディング指示を含んでいる、NF登録要求を送信すること(610-1)、または
NFプロデューサーに、デフォルト通知サブスクリプションに対する通知を配信することをトリガするサービス要求において、前記デフォルト通知サブスクリプションのための前記NFコンシューマーに関連するバインディング指示を送信すること(610-2)、
を含み、前記方法は、
前記デフォルト通知サブスクリプションのための前記NFコンシューマーに関連するバインディング指示が変更されると、NFプロファイルのバインディング指示を更新すること、
をさらに含む、
方法(600)。
【請求項5】
前記バインディング指示が、NFサービスインスタンス、NFサービスセット、NFインスタンス、もしくはNFセットにセットされたバインディングレベルを指示する、および/または、前記バインディング指示が、3gpp-sbi-bindingヘッダもしくは3gpp-sbi-routing-bindingヘッダ中で搬送される、請求項4に記載の方法(600)。
【請求項6】
通信インターフェース(1910)と、プロセッサ(1920)と、メモリ(1930)とを備える、ネットワークノード(1900)であって、前記メモリ(1930)が、前記プロセッサ(1920)によって実行可能な命令を備え、それにより、前記ネットワークノード(1900)が、ネットワーク機能(NF)プロデューサーを実装するとき、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法を実行するように動作可能である、ネットワークノード(1900)。
【請求項7】
通信インターフェース(1910)と、プロセッサ(1920)と、メモリ(1930)とを備える、ネットワークノード(1900)であって、前記メモリ(1930)が、前記プロセッサ(1920)によって実行可能な命令を備え、それにより、前記ネットワークノード(1900)が、ネットワーク機能(NF)コンシューマーを実装するとき、請求項4または5に記載の方法を実行するように動作可能である、ネットワークノード(1900)。
【請求項8】
コンピュータ可読命令が記憶されたコンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータ可読命令は、ネットワークノードのプロセッサによって実行されたとき、前記ネットワークノードを、ネットワーク機能(NF)プロデューサーを実装するとき、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法を実行すること、またはネットワーク機能(NF)コンシューマーを実装するとき、請求項4または5に記載の方法を実行することを行うように設定する、コンピュータ可読記憶媒体。
【外国語明細書】