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特開2024-81754三次元プリント構造とコード材料から作成されたクラブ仕切りとを具備する軽量トップフレームを有するゴルフバッグ
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024081754
(43)【公開日】2024-06-18
(54)【発明の名称】三次元プリント構造とコード材料から作成されたクラブ仕切りとを具備する軽量トップフレームを有するゴルフバッグ
(51)【国際特許分類】
   A63B 55/40 20150101AFI20240611BHJP
【FI】
A63B55/40
【審査請求】有
【請求項の数】20
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2024058689
(22)【出願日】2024-04-01
(62)【分割の表示】P 2020188421の分割
【原出願日】2020-11-12
(31)【優先権主張番号】16/689,164
(32)【優先日】2019-11-20
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(71)【出願人】
【識別番号】390023593
【氏名又は名称】アクシュネット カンパニー
【氏名又は名称原語表記】ACUSHNET COMPANY
(74)【代理人】
【識別番号】100086531
【弁理士】
【氏名又は名称】澤田 俊夫
(74)【代理人】
【識別番号】100093241
【弁理士】
【氏名又は名称】宮田 正昭
(74)【代理人】
【識別番号】100101801
【弁理士】
【氏名又は名称】山田 英治
(72)【発明者】
【氏名】イアン バーゲス
(72)【発明者】
【氏名】ステファニー エル. ハワード
(72)【発明者】
【氏名】デュアン マーシャル
(72)【発明者】
【氏名】ベンジャミン ジェイ. ベック
(72)【発明者】
【氏名】ライアン ドノバン
(72)【発明者】
【氏名】ジョナサン エム. リストン
(72)【発明者】
【氏名】マイケル ティー. マクデッフィー
(57)【要約】      (修正有)
【解決手段】この発明は、全般的には、クラブを種々の区画に保管および編成するためのクラブ仕切りを備えたトップフレーム(カフ)を有するゴルフバッグに関する。クラブ仕切りは、好ましくは、コード材料から形成される。トップフレームの壁部は軽量の金属で作ることができ、側壁部、開ループ、閉ループ、または他の構造を具備して良い。軽量のトップフレーム組立体は、ハンドル部分組立体および脚部部分組立体を具備して良い。三次元印刷法を使用して、トップフレームを種々の構造に形成できる。
【効果】この発明のゴルフバッグは、耐久性があり、軽量で、持ち運びが快適で、使いやすい。
【選択図】図2B
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ゴルフバッグにおいて、
頂部開口および閉じた底部を具備する、ゴルフクラブを格納するための長尺の筒状本体と、
上記頂部開口に実装されたトップフレームであって、当該トップフレームは、
ハンドル部材を具備するハンドル部分組立体と、
上記ゴルフバッグの1または複数の脚部を収容するための脚部部分組立体と、
上記ハンドル部分組立体および上記脚部部分組立体の間に延びるサポートとを有する上記トップフレームと、
上記頂部開口を横切って延びる1または複数のコード仕切りを具備して、上記ゴルフクラブを収納するように構成された複数の区画を形成するコード組立体と、
上記コード組立体の1または複数のセグメントを収容するように構成された第1チャネルおよび第2チャネルを伴うハウジングを具備するコードコネクタであって、上記コード組立体の複数のコードセグメントは上記コードコネクタの上記第1チャネルおよび上記第2チャネルの各々を通じて延び、上記複数のコードセグメントは異なるコード仕切りに対応する、上記コードコネクタとを有することを特徴とするゴルフバッグ。
【請求項2】
上記複数のコードセグメントは、(i)上記第1チャネルを通じて延びる第1コードセグメント、および、(ii)上記第2チャネルを通じて延びる第2コードセグメントを有する請求項1記載のゴルフバッグ。
【請求項3】
上記複数のコードセグメントは、(iii)上記コードコネクタの上記第1チャネルおよび上記第2チャネルを通じて延びる第3コードセグメントを有する請求項2記載のゴルフバッグ。
【請求項4】
上記第1コードセグメントおよび上記第2コードセグメントは、上記第3コードセグメントとは異なる上記コードコネクタの部分またはセクションを通じて延びるように構成される請求項3記載のゴルフバッグ。
【請求項5】
上記コード組立体は、上記第1コードセグメントおよび上記第2コードセグメントを含む第1コード部分組立体と、上記第3コードセグメントを含む第2コード部分組立体とを有し、上記第1コード部分組立体および上記第2コード部分組立体は、異なる、別々のコードを用いて形成される請求項3記載のゴルフバッグ。
【請求項6】
上記第1コード部分組立体は、上記第1コードセグメントおよび上記第2コードセグメントを含む、連続した、一体のコードループを有する請求項5記載のゴルフバッグ。
【請求項7】
上記連続した、一体のコードループは、1つの統合されたコードを用いて形成される請求項6記載のゴルフバッグ。
【請求項8】
上記連続した、一体のコードループは、上記第3コードセグメントを含まない請求項6記載のゴルフバッグ。
【請求項9】
上記複数のコードセグメントは、上記第1チャネルを通じて延びる第1組の複数のコードセグメントと、上記第2チャネルを通じて延びる第2組の無垢数のコードセグメントとを有する請求項1記載のゴルフバッグ。
【請求項10】
上記第1組の複数のコードセグメントおよび上記第2組の複数のコードセグメントは異なる組のコードセグメントを含む請求項9記載のゴルフバッグ。
【請求項11】
上記第1チャネルまたは上記第2チャネルは、上記コード組立体の上記1または複数のセグメントを形作る曲がった部分またはセクションを有する請求項1記載のゴルフバッグ。
【請求項12】
上記コードコネクタの上記第1チャネルおよび上記第2チャネルは、上記複数のコードセグメントを異なる対角線方向に方向付けるように構成される請求項1記載のゴルフバッグ。
【請求項13】
上記第1チャネルは、上記複数のコードセグメントの第1コードセグメントを第1フレーム連結点へ方向付けるように構成され、上記第2チャネルは、上記複数のコードセグメントの第2コードセグメントを第2フレーム連結点へ方向付けるように構成される請求項1記載のゴルフバッグ。
【請求項14】
上記第1チャネルは、上記複数のコードセグメントの第3コードセグメントを第3フレーム連結点へ方向付けるように構成され、上記第2チャネルは、上記複数のコードセグメントの上記第3コードセグメントを第4フレーム連結点へ方向付けるように構成される請求項1記載のゴルフバッグ。
【請求項15】
上記コード組立体は複数の平行なコードセグメントを有し、上記複数の平行なコードセグメントは、上記ハンドル部分組立体および上記脚部部分組立体の間で、上記頂部開口を横切って延びる請求項1記載のゴルフバッグ。
【請求項16】
上記コード組立体は、伸長可能なファイバまたはワイヤから形成されるコード材料を有する請求項1記載のゴルフバッグ。
【請求項17】
上記コード組立体の少なくとも1つのセグメントは上記サポートの周りを周回して上記コード組立体を上記トップフレームに取り付ける請求項1記載のゴルフバッグ。
【請求項18】
上記サポートは、(i)上記ハンドル部分組立体、および、(ii)上記脚部部分組立体の間を延びる連続ワイヤを有する請求項1記載のゴルフバッグ。
【請求項19】
上記連続ワイヤは、上記ゴルフバッグの上記1または複数の脚部にために堅固なピボット点として構成される請求項18記載のゴルフバッグ。
【請求項20】
上記コードコネクタはH-形状の構造を具備する請求項1記載のゴルフバッグ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、全般的には、クラブ仕切りを備えたトップフレームを有するゴルフバッグに関する。トップフレームは軽量の金属で作ることができ、種々の構造を伴うことができる。たとえば、トップフレームには、側壁、開ループ、閉ループ、または、その他の構造を伴うことができる。軽量のトップフレーム組立体は、ハンドル部分組立体と脚部部分組立体を具備して良い。三次元印刷法を使用して、トップフレームにさまざまな構造を形成できる。クラブ仕切りは、クラブを種々の区画に保管および整理するために使用される。クラブ仕切りは、好ましくは、コード材料から製造される。
【背景技術】
【0002】
プロゴルファーとレクリエーションゴルファーの双方が、今日、多くの種々の目的のためにゴルフバッグを使用している。バッグは通常、ゴルフクラブやボール、ヘッドカバー、タオル、帽子、傘、ゴルフティーなどのアクセサリを含む多くのアイテムを運ぶように設計されている。多くのゴルフコースでは、ゴルファーがコース全体を歩き、自分のバッグを携帯する必要がある。したがって、ゴルファーは常にバッグを肩にかけ、バッグを肩から外し、バッグの支持脚機構を使用してバッグを下に置くか、または立てる。ゴルファーは、また、継続的に、クラブをバッグから取り出し、また、バッグに戻す。ゴルファーの好みやショットに応じて、種々のクラブが使用される。したがって、ゴルフバッグは、耐久性があり、軽量で、持ち運びが快適で、使いやすいものである必要がある。
【0003】
多くのゴルフバッグは、クラブをバッグの異なるセクションに編成および分類するためのクラブ仕切りを具備する。例えば、米国特許第6,427,835号(Chang)は、等間隔の波形の長手方向部材を含むトップフレームと、等間隔の波形縦部材を含む下部フレームとを含むゴルフバッグを開示している。クラブ仕切りは、布または柔軟なプレート材料で形成され、トップフレームと下部フレームの波形部材に連結される。ベルクロ(登録商標)のフック・ループ・ファスナーを使用して、クラブ仕切りをトップフレームと下部フレームに固定できる。このように、バッグはクラブを編成するために種々のセクションに分割される。
【0004】
米国特許第7,357,251号(Vosloo)は、クラブを組織化するための外側カラーおよび2組の弓形仕切りを具備するゴルフバッグを開示している。第1の組の弧状の仕切りは、トップカフの上部に対して第1の下向きの方向に角度を付けることができる。第2の組の弧状の仕切りも、下方向に角度づけられ、ただし、この方向は、第1のセットの弧状の仕切りの下向きの角度の方向とは反対である。第2の組からの各弓形仕切りは、トップカフを通って垂直に延びる中心軸に沿って、第1セットの弓形仕切りのうちの少なくとも1つの弓形仕切りと交差する。弓形の仕切りのそれぞれが下向きの角度に方向づけられているので、ゴルフクラブは各コンパートメント内に配置されたときに、それらが外側カラーの近くに載るように、トップカフの中央部分から離れて運ばれることを可能にする。
【0005】
米国特許第7,431,155号(Kadoya)は、ゴルフクラブを組織化するための複数の分割プレートを備えたトップカフを有するキャディバッグを開示している。背面側に向かって右下に傾斜している右傾斜プレートがある。これらのプレートは右方向に伸びている。背面側に向かって左下に傾斜している左傾斜プレートもある。これらのプレートは左方向に伸びている。左右の傾斜プレートの外端は、開放フレームの左右にそれぞれ結合され、クラブ用のセクションスペースを形成する。
【0006】
ゴルフバッグは、プレーのラウンド中にかなりの距離を歩くゴルファーにとって重要な機材である。コースの長さ、プレーの速度、およびその他の要因に応じて、ゴルファーはラウンドで数マイル歩くことがある。したがって、ゴルフバッグは軽量で持ち運びに快適である必要がある。ゴルファーは、過度の緊張を感じないように、バッグを肩と背中で均等にバランスさせることができなければならない。ゴルフバッグは、ゴルファーが自然にそして自由に歩くことができるようにする必要がある。したがって、バッグは、クラブ、ボール、およびアクセサリを運ぶのに十分な耐久性も必要であるけれども、同時に、バッグは軽量で柔軟性がある必要がある。ゴルファーは、自分のクラブをバッグに入れて整理し、バッグを持ってコースを快適に歩き、その他のゴルフ特有の行動をとることができる必要がある。たとえば、ゴルファーはクラブをバッグから引き出して、バッグに自由に戻すことができる必要がある。この発明は、耐久性があり、軽量で、持ち運びが快適で、使いやすく、他の有利な特性および特徴を含むゴルフバッグを提供する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】米国特許第6,427,835号明細書
【特許文献2】米国特許第7,357,251号明細書
【特許文献3】米国特許第7,431,155号明細書
【発明の概要】
【0008】
この発明は、全般的には、つぎのようなゴルフバッグに関し、このゴルフバッグは、頂部開口および閉じた底部を具備する、ゴルフクラブを格納するための長尺の筒状本体と、上記頂部開口に実装されたトップフレームとを有し、上記トップフレームは:第1の端部および第2の端部を伴う中央ハンドル部材を具備するハンドル部分組立体であって、上記トップフレームの前面部分から延びる上記ハンドル部分組立体と;第1の脚部を収容するための第1の脚部保持ブラケット、および、第2の脚部を収容するための第2の脚部保持ブラケットであって、上記第1および第2の脚部保持ブラケットは上記トップフレームの背面部分から延びる、上記第1の脚部保持ブラケット、および、上記第2の脚部保持ブラケットと;上記ハンドルの上記上記第1の端部から上記第1および第2の脚部保持ブラケットを横切って上記ハンドルの上記第2の端部へと延びて上記トップフレームに沿って開放ループを形成する外側壁部と;第1のチャネルおよび第2のチャネルを具備し、上記チャネルが複数のコード仕切部を収容するように適合化された第1のコード連結部と;第1のチャネルおよび第2のチャネルを具備し、上記チャネルが複数のコード仕切部を収容するように適合化された第2のコード連結部と;コード材料から形成された複数の仕切部とを有し;コード仕切部Aが上記第1のコード連結部の上記第1のチャネルおよび上記第2のコード連結部の上記第1のチャネルを通り抜けて伸び、上記コードが上記トップフレームに第1および第2のフレーム取り付け点において取り付けられるようになし、コード仕切部Bが上記第1のコード連結部の上記第2のチャネルおよび上記第2のコード連結部の上記第2のチャネルを通り抜けて伸び、上記コードが上記トップフレームに第3および第4のフレーム取り付け点において取り付けられるようになし、上記仕切部が上記トップフレームに渡って複数の室部を形成し、各室部は少なくとも1つのゴルフクラブを収容するように構成される。
【0009】
この発明は、つぎのようなゴルフバッグに関し、このゴルフバッグは、頂部開口および閉じた底部を具備する、ゴルフクラブを格納するための長尺の筒状本体と、上記頂部開口に実装されたトップフレームとを有し、上記トップフレームは:第1の端部および第2の端部を伴う中央ハンドル部材を具備するハンドル部分組立体であって、上記トップフレームの前面部分から延びる上記ハンドル部分組立体と;第1の端部および第2の端部を伴う中央脚部支持部材を具備する脚部部分組立体であって、上記トップフレームの背面部分から延びる上記脚部部分組立体と;上記ハンドル部分組立体の上記第1の端部から上記脚部部分組立体の上記第1の端部に延びる右側側壁部と;上記ハンドル部分組立体の上記第2の端部から上記脚部部分組立体の上記第2の端部に延びる左側側壁部であって、2つの側壁部が上記トップフレームに沿って相互に対面するようにされる、上記左側側壁部と;複数の仕切部であって、上記トップフレームを横切って延び、複数のゴルフクラブ室部を形成し、各室部が少なくとも1つのクラブを収容するように構成される、上記複数の仕切部とを有し、上記トップフレームは三次元印刷プロセスを用いて掲載される少なくとも1つの部分を具備する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
この発明を特徴づける新規の技術は、添付の特許請求の範囲に記載されている。しかしながら、この発明の好ましい実施例は、さらなる目的および付随する利点とともに、添付の図面に関連して以下の詳細な説明を参照することによって最もよく理解される。
【0011】
図1】この発明のゴルフバッグの一実施例を運ぶ人の背面斜視図であり、人は、バッグを運ぶために2つのショルダーストラップを使用している。
図2】この発明のゴルフバッグ用のトップフレームの一実施例の平面図である。
図2A図2に示されるゴルフバッグのトップフレームの斜視図である。
図2B】クラブの仕切りを詳細に示す、図2Aに示されるゴルフバッグのトップフレームの第2の平面図である。
図3図2Aに示す、この発明のゴルフバッグのトップフレームの分解図であり、ハンドル部分組立体および脚部部分組立体を詳細に示す。
図4】この発明のゴルフバッグの一実施例の正面斜視図であり、立った姿勢で直立位置にあるバッグを示す。
図5】この発明のゴルフバッグの一実施例の斜視図であり、立った姿勢で傾斜した位置にあるバッグを示す。
図6】この発明のゴルフバッグ用のトップフレームの別の実施例の平面図である。
図6A図6に示されるゴルフバッグのトップフレームの斜視図である。
図6B図6に示されるゴルフバッグのトップフレームの第2の平面図であり、クラブ仕切りを詳細に示す。
図7図6Aに示すこの発明のゴルフバッグのトップフレームの分解図であり、ハンドル部分組立体および脚部部分組立体を詳細に示す。
図8】この発明のゴルフバッグ用のトップフレームの別の実施例の平面図である。
図8A図8に示されるゴルフバッグのトップフレームの斜視図である。
図8B図8Aに示されるゴルフバッグのトップフレームの第2の平面図であり、クラブ仕切りを詳細に示す。
図9図8Aに示すこの発明のゴルフバッグのトップフレームの分解図であり、ハンドル部分組立体および脚部部分組立体を詳細に示す。
図10】この発明のゴルフバッグ用のトップフレームの別の実施例の斜視図である。
図11図10に示されるゴルフバッグのトップフレームの第2の斜視図であり、ハンドル部分組立体を詳細に示す。
図12図10に示すゴルフバッグのトップフレームの側面図である。
図13】この発明のゴルフバッグ用のトップフレームの別の実施例の平面図である。
図13A図13に示されるこの発明のゴルフバッグのトップフレームの分解図であり、ハンドル部分組立体および脚部部分組立体を詳細に示す。
図14図13に示すこの発明のゴルフバッグのトップフレームのハンドル部分組立体の斜視図である。
図14A図13のハンドル部分組立体を線14A-14A'に沿って示す断面図である。
図14B図14のハンドル部分組立体を線14B-14B'に沿って示す断面図である。
図14C図13のハンドル部分組立体を線14C-14C'に沿っての断面図である。
図15図13に示すこの発明のゴルフバッグ用のトップフレームの脚部部分組立体の斜視図である。
図15A図13に示されるこの発明のゴルフバッグのトップフレームのハンドルおよび脚部部分組立体の平面図である。
図15B図15のハンドル部分組立体を線15B-15B'に沿って示す断面図である。
図16】この発明のゴルフバッグ用のトップフレームの別の実施例の平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
この発明は、コード材料で作られたクラブ仕切りを含むトップフレームを具備する軽量ゴルフバッグを提供する。好ましくは、トップフレームは、三次元印刷された構造を含む。図1を参照すると、ゴルフバッグ(10)は、全般的に、開放端(14)および対向する閉鎖端(16)を有する細長い管状本体(12)を含む。管状本体(12)の側壁は、ゴルフボールおよびアパレル、タオル、帽子、手袋、ゴルフティー、飲料などの付属品のためのジッパー付きポケット(15)を含んで良い。ゴルフクラブ(18)は、ゴルフバッグ(10)の開放端(14)から突出するように、管状本体(12)内に配置することができる。一部のゴルフクラブはヘッドカバー(17)で保護されている場合がある。管状本体(12)は、バッグを持ち上げて運ぶためのハンドル(19)と、以下でさらに説明するように、バッグを立位で支持するための脚部システム(21)とをさらに含んで良い。管状本体(12)は、皮革および織布/不織布を含む任意の適切な繊維材料で作ることができる。
【0013】
バッグ(10)は、ショルダーストラップシステム(20)、例えば、ゴルファーが両方の肩でバッグの重量に耐えることができる2ストラップシステムをさらに含んで良い。第1のストラップ(22)は人の左肩にフィットし、第2のストラップ(24)は右肩にフィットする。これらの二重ショルダーストラップ(22、24)は、バッグの重量配分を改善するのに役立つ傾向があり、肩の各々にかかる重量ストレスが少なくなる。他のバッグは、ストラップが片方の肩にフィットするシングルストラップシステムを使用する。このようにして、ゴルファーまたはキャディはバッグを運び、左または右の肩を使用してバッグを滑らせることができる。さらに他のバッグでは、図1に示されるようなコンバーチブルショルダーストラップシステム(20)が使用される。このストラップシステムは、ストラップコネクタ(25)を含み、ストラップ(22、24)は、対角線上に対向するスロットを通って延在し、互いに交差している。ストラップ(22、24)は、ストラップコネクタ(25)から1つのストラップを緩めて引き離すだけで、2ストラップシステム組立体とシングルストラップシステム組立体の間で簡単に変換できる。例えば、ゴルファーがストラップ(22)のみを使用し、バッグ(10)を左肩に運ぶことを望む場合、ゴルファーは、ストラップコネクタ(25)から他方のストラップ(24)を取り外し、それを緩く吊るすか、またはポケットに入れて保管する。次に、ゴルファーは左肩にストラップ(22)を使用して、バッグ(10)の重量を支える。この発明のゴルフバッグに使用されるストラップシステムは、ゴルファーが肩と背中でバッグのバランスをとるのを助ける。ストラップシステムは快適で使いやすいので、ゴルファーはコース全体でこれらのバッグを持ち運んでも自然に自由に歩くことができる。
【0014】
トップフレーム(30)は、バッグ(10)の上部開口部(14)に配置される。トップ部フレーム(30)は、バッグ(10)にいくらかの剛性を提供するように構成されている。トップ部フレーム(30)は、バッグが立った状態または地面に置かれているときにバッグ(10)の形状を維持するのを支援する。以下でさらに詳細に説明するように、トップフレーム(30)は、また、バッグ内のクラブを整理および保護するのに役立つ。
【0015】
[個別の側壁を具備するトップフレーム]
図2、2A、および2Bを参照すると、一実施例において、トップフレーム(30)は、第1の側壁(32)および対向する第2の側壁(34)を含む。トップ部フレームは、さらに、後側脚部部分組立体(36)および前側ハンドル部分組立体(38)を含む。トップフレーム(30)は、バッグのトップカフ(襟)を形成する。
【0016】
トップフレーム(30)の第1および第2の側壁(32、34)は、好ましくは、例えば、アルミニウム、マグネシウム、航空機アルミニウム、ベリリウム、炭素繊維、チタン、炭素繊維複合材料、金属合金などの高い機械的強度を有する軽量材料で形成される。これらの材料は、バッグ(10)の総重量を減らすのに役立つ。例えば、結合マトリックス(樹脂)および強化繊維を含む繊維強化複合材料を使用することができる。結合ポリマーは、エポキシまたはゴムなどの熱硬化性材料であって良い。ポリエステル、ポリオレフィン、ポリアミド、ポリウレタンなどの熱可塑性樹脂も使用できる。好ましくは、炭素繊維が強化繊維として使用される。炭素繊維に加えて、または炭素繊維の代わりに、アラミド(例えば、Keblar(商標))、アルミニウム、またはガラス繊維などの他の繊維を使用することができる。繊維強化複合材料は、強化繊維にエポキシなどの樹脂材料を含浸させる標準的な技術を使用して製造できる。この樹脂は、強化繊維を結合するためのマトリックスとして使用される。これらの含浸された材料は、複合材料を固化するために高温で硬化される積層構造を形成するために積み重ねられて良い。得られた繊維強化複合材料は軽量であり、高剛性、高引張強度、低重量対強度比などの優れた機械的特性を備えている。
【0017】
側壁(32、34)の内面は、布または発泡体パッド材料(40)の層で裏打ちすることができる。一実施例において、下側のクッションまたはパッド(40)を含む織物層が側壁(32、34)の内面に取り付けらる。発泡体、天然皮革と合成皮革、天然ゴムと合成ゴム、織物と不織布、天然繊維と合成繊維を使用できる。テキスタイルファブリック層(40)は、任意の適切な天然または合成ファブリックで作ることができる。例えば、ナイロン、ポリエステル、ポリオレフィン、ポリウレタン、ゴム、およびそれらの組み合わせから作られた合成繊維布を使用することができる。帆布も使用できる。下にあるクッション層を構築するために、発泡材料が特に好ましい。
【0018】
トップフレーム(30)の側壁(32、34)の内側を裏打ちする布および発泡体パッド材料は、ゴルフクラブへの損傷を最小限に抑えるのに役立つ。他の実施例において、下側のクッションまたはパッド(40)を含むテキスタイル層は、側壁(32、34)に巻き付けられ、それにより、側壁の外面にも取り付けられる。テキスタイル層(40)は、接着剤、リベット、ねじ、留め具、縫製または縫い付け、または他の適切な取り付け手段を用いて、ゴルフバッグ(10)の側壁(34、34)に取り付けることができる。
【0019】
図2、2A、2B、および3に示すように、脚部部分組立体(36)およびハンドル部分組立体(38)は、三次元(3D)印刷構造(42)を含んで良い。三次元印刷については、以下でさらに詳しく説明する。ハンドル(44)は、トップカフ(30)と一体であり、人が自分の手を挿入してハンドルをつかむことができる開口部を形成する。ハンドル(44)は、金属、炭素繊維複合材料などから作製することができる支柱(46a、46b)を受け入れるための2つの支柱ホルダー(45a、45b)を含んで良い。ゴルフバッグ(10)は、ここでは、トップカフ(30)に単一の一体型ハンドル(44)を有するものとして主に説明および図示されているけれども、バッグは任意の数のハンドルを有することができることに留意されたい。ここにおいて図に示されているハンドルの数は、説明のみを目的とする。ハンドルの数は、この発明の範囲から逸脱することなく変化して良い。
【0020】
図3に示すように、脚部部分組立体(36)は、2つの脚部支持部材(48、49)および中央支持部材(50)を含んで良い。脚部支持部材(またはシート)(48、49)は、各支持部材(48、49)の壁の間に挿入されるピン(52)を有する。脚部(54、56)は、脚部を脚部支持部材(48、49)に結合するための上部コネクタ(58、60)を含む。ピン(52)が支持部材(48、49)の壁の間に挿入され、脚部(54、56)が外側に旋回し、傾斜した立位でバッグを支持できるようにする。動作を説明すると、ゴルフバッグの支持脚部(54、56)は通常それらの格納位置にあり、バッグ(10)はベース(16)によって支持されている。図4を参照すると、ゴルフバッグ(10)は、直立した垂直位置で地面に立っていることが示されている。人がバッグのトップカフ(30)を下向きに押すと、支持脚部(54、56)が外側に押し出される。ベース(16)が回転し、これにより脚部(54、56)が伸ばされた位置に押し込まれる。図5に示すように、延長された脚部(54、56)は、バッグ(10)がわずかに傾斜した位置に立っているときにバッグ(10)を支持する。これにより、トップフレーム(30)のゴルフクラブ(図示せず)に簡単にアクセスできるようになる。バッグ(10)をこの支えられた位置に置くと、ゴルファーはさまざまなクラブをすべて見て、特定のショットに適したクラブを選択できる。
【0021】
他の実施例において、以下でさらに説明および図示されるように、トップフレーム(30)は、薄くて軽量の一片の金属ワイヤから形成される。このバージョンのゴルフバッグ(10)では、この金属ワイヤは、バッグを傾斜位置で支えるときに外側に伸び、バッグが直立しているときに内側に押される脚支持部材および脚部のピンまたはピボット点としても機能する。
【0022】
図2に戻って参照すると、トップフレーム(30)は、1つまたは複数のクラブ仕切り(62、63)を含んで良い。トップフレームの仕切りは、ゴルフバッグの内部を異なる区画(64、65、66、および67)に分割する。1つまたは複数のゴルフクラブを各区画に挿入することができる。このようにして、クラブを編成し、個々の区画でクラブを保護することができる。区画(64、65、66、および67)は、クラブを分離し、クラブが互いにぶつかるのを防ぐ。仕切りや内部区画を含まないゴルフバッグでは、バッグを持ち上げたり、運んだり、置いたりするときに、クラブが互いにぶつかることがある。クラブ仕切りがないバッグの取り扱いでは、クラブがぶつかり合うときに、傷、引っかき傷、さらに深刻な損傷を引き起こす可能性がある。トップフレーム仕切り(62、63)は、織られたウェビング、コード、プラスチック、金属、繊維複合材料、硬材、またはそれらの組み合わせから構築されて良い。1つの好ましい実施例において、仕切りは、以下でさらに説明するように、軽量のコード材料から構築される。
【0023】
トップフレームのクラブ仕切り(62、63)および区画(64、65、66、および67)の数は、この発明の範囲から逸脱することなく変化し得ることに留意されたい。すなわち、バッグは、任意の所望の数のクラブ仕切り、例えば、2つ、3つ、4つ、または5つなどを含むことができる。このようにして、バッグをカスタマイズして、必要な数のクラブ仕切りと区画を含めることができる。ゴルファーは自分の好みに応じて自分のバッグをパーソナライズすることができる。クラブ仕切りは、クラブ用の別個の区画を形成するために、異なる方向にトップフレームを横切って延びるように構成されている。例えば、図2~2Bに示されるように、バッグは、トップフレームを横切って延在して4つの別個の区画(64、65、66、および67)を形成する2つのクラブ仕切り(62、63)を含んで良い。
【0024】
トップカフ(30)は、ここでは、主に4つの別個の区画(64、65、66、および67)を有するものとして説明および図示されているけれども、この数の区画は例示のみを目的としていることに留意されたい。区画の数は、この発明の範囲から逸脱することなく変化して良い。例えば、ゴルフバッグ(10)は、2つまたは3つの区画のみを含んで良い。他の例では、ゴルフバッグは5つまたは6つの区画を含んで良い。さらに他の例では、ゴルフバッグは14の別個の区画を含んで良い。ゴルフ規則では、ゴルファーは14個のクラブまで許容しているため、このようなバッグを使用すると、ゴルファーは各区画に1つのクラブを保管できる。この発明の1つの利点は、任意の所望の数の区画を含むようにバッグをカスタマイズできることである。すなわち、1人のゴルファーは、2つの区画のみを含むバッグを運ぶことを好むかもしれず、バッグは、この2という数の区画を有するように調整されて良い。別のゴルファーは、5つの区画を含むバッグを運ぶことを好むかもしれず、バッグは、そのような5という数の区画を有するように調整されて良い。
【0025】
一実施例において、上で説明したように、トップフレームの側壁(32、34)の内面に取り付けられた、下側のクッションまたはパッド(40)を含む織物層と同じものが、また、トップフレームの仕切り(62、63)を被覆するために使用さる。生地素材(40)は、仕切りに追加のパッドを提供し、クラブを保護するために使用される。他の実施例において、外壁および仕切りを覆うために異なる材料を使用することができる。図2Aに示されるように、トップフレーム仕切り(62、63)からバッグ(10)の基部まで下向きに延びる仕切り壁部(68)もまた、同じ布材料で作ることができる。このようにして、トップフレーム(30)およびバッグ(10)の内部は、均一な外観およびテクスチャーを有する。他の実施例において、仕切り壁部(68)およびトップフレーム仕切り(62、63)は、異なる材料で作製または被覆することができる。さらに他の実施例において、仕切り壁部(68)は、バッグ(10)の内側の長さ方向に沿って部分的にのみ延びることができる。さらに他の実施例において、バッグは、下向きに延びる仕切り壁部なしで、トップフレーム仕切り(62、63)を含んで良い。
【0026】
[三次元印刷]
上述のように、脚部およびハンドル部分組立体(36、38)は、三次元積層造形システムを使用して作製された三次元(3D)印刷構造(42)を有することができる。一般的には、積層造形とは、オブジェクトからの三次元(3D)デジタルデータを使用して、金属、プラスチック、またはその他の材料を層ごとに堆積することによってオブジェクトを構築するシステムを指す。材料を除去することによってオブジェクトを持ち上げる(たとえば、ポリマー材料または金属の固体ブロックからオブジェクトを機械加工/フライス加工する)。これらのシステムでは、コンピュータソフトウェアを使用して、実際のオブジェクトの形状と外観に関するデジタルデータを収集する。デジタルモデルが作成され、モデルの一連のデジタル断面スライスが取得される。
【0027】
これらの積層造形システムを使用して、この発明のトップフレーム組立体、特に脚部およびハンドル部分組立体(36、38)に複雑な構造および設計を製造することができる。例えば、脚部およびハンドル部分組立体は、三次元印刷された円形、楕円形、三角形、正方形、五角形、六角形、七角形、および八角形などの構造および設計を含んで良い。3D印刷法を使用して、様々な幾何学的形状およびパターンを有する構造を形成することができる。これらの形状は、ランダムに、または幾何学的順序で、例えば、グリッドまたは格子に配置することができる。また、脚部およびハンドル部分組立体(36、38)の表面から延びる隆起、隆起、こぶ、フック、リブ、突起、突起などがあって良い。これらの突起および突起は、任意の適切な形状および寸法を有することができ、任意の所望のパターンで配置することができる。球形、楕円形、星形、ひし形、ピラミッド、矢印、円錐形、刃状、棒状など、さまざまな幾何学的形状を作成することもできる。3D印刷およびその他の積層造形システムを使用して、記号、ロゴ、名前、イニシャル、文字、数字、およびその他の表示でゴルフバッグをパーソナライズできる。
【0028】
一般的には、三次元(3D)印刷システムでは、各スライスは、材料の層を堆積し、次にそれを固化することによって再構築される。デジタル情報は、オブジェクトが生成されるまで、材料の薄層(たとえば、粉末)を連続的に追加する三次元プリンターに送信される。層はさまざまな方法で結合され、さまざまな材料(金属、プラスチック、セラミック、ガラスなど)が使用される。たとえば、三次元(3D)印刷プロセスでは、インクジェットプリンタヘッドが液体プラスチックの薄層をビルドトレイにスプレーできる。液層は硬化し、紫外線(UV)を照射することで固化する。ビルドトレイは層ごとに下げ??られ、モデルが完全に構築されるまでこのプロセスが繰り返される。他の3D印刷プロセスでは、粉末が印刷媒体として使用される。粉末はビルドトレイ上に薄層として広げられ、次に液体バインダーで固化される。熱溶解積層法(Fusion Deposit Modeling:FDM)では、ノズルは特定の各層の断面パターンをトレースする。押し出しヘッドは、溶融した熱可塑性材料の薄層をプラットフォームに堆積させる。溶融材料は、次の層を適用する前に硬化する。マルチジェットモデリング(MJM)では、複数の方向(x、y、z座標)に移動できる印刷ヘッドには、熱可塑性材料をプラットフォームに層ごとに塗布する複数の小さなジェットが含まれ、材料が固化する。選択的レーザー焼結(SLS)では、小さな粉末粒子が目的のパターンで堆積され、レーザーを使用して粉末粒子が融合される。他のシステムには、ラミネートオブジェクト製造(LOM)とラピッドプロトタイピングが含まれる。ステレオリソグラフィー(SLA)では、液体樹脂がエレベータプラットフォームに塗布される。オブジェクトは層ごとに構築される。各層について、レーザービームが液体樹脂の表面上の物体の断面パターンをトレースする。パターンがトレースされた後、エレベータプラットフォームが適切な距離だけ下降し、プロセスが繰り返される。プラットフォームは液体樹脂で再コーティングされ、別のパターンがトレースされる。このようにして、層が結合され、オブジェクトが層ごとに構築される。オブジェクトが構築された後、それを化学浴に浸すことによって余分な樹脂を取り除き、続いてオブジェクトを紫外線オーブンで硬化させる。
【0029】
この発明の1つの方法において、以下のステップを含むインクジェット印刷法に従って三次元片を作製する。ピースを作るためのデジタル情報が提供され、この情報は三次元インクジェットプリンタに送信される。インクジェットプリンタは、デジタル情報に従って金属材料を支持プラットフォームにスプレーする。金属材料には、粉末などのバインダーを使用することができる。支持プラットフォームは、層の正確なレベルの厚さだけ下げられ、三次元のピースが形成されるまでこのプロセスが繰り返される。金属材料は、必要に応じて支持層または構築層に被着することができる。最終的な三次元片が形成された後、支持層は、オプションとして、水または溶媒のいずれかで洗い流される。さまざまな金属材料をインクジェットプリンタにロードでき、さまざまなスプレーノズルを使用して材料を塗布できるため、最終的な三次元オブジェクトを複数の材料から形成できる。最終的な三次元オブジェクトは、さまざまな材料から構成できる。
【0030】
他のシステムにおいて、以下のステップを含む連続液体界面印刷法に従って、三次元(3D)ピースを作製することができる。まず、ピースを作るための断面デジタル情報が、光処理デジタルイメージングユニットに送信される。この方法は、底面が酸素透過性、紫外線(UV)光透過性の窓を備えた浴部材(例えば、洗面器)を使用する。浴には紫外線重合性液体樹脂が含まれている。デジタルイメージングユニットは、デジタル情報に従ってバスの窓から紫外線画像の連続シーケンスを投影するために使用される。このようにして、立体物を作るためのデジタル情報が照射され、液体樹脂に伝達される。紫外線を照射すると、液体樹脂が固化し、槽の上にある支持プレート上に立体的なピースが形成される。ピースの構造は、断面デジタル画像によって定義される。イメージングユニットが新しいUV画像を樹脂浴に送信している間、プレートを連続的に持ち上げて樹脂浴から物体を引き出すことにより、立体片が支持プレート上で成長する。
【0031】
パーツを層ごとに構築するために必要な多くの個別の個別のステップがある3Dインクジェット印刷とは対照的に、この液体界面印刷プロセスはノンストップで実行され、層ごとの構築は行わない。この液体界面プロセスでは、印刷速度は基本的に液体樹脂の重合速度と粘度によって制御される。三次元物体を作製するためのこの連続液体界面印刷プロセスは、全般的には、米国特許第9,216,546号(DeSimone等)、同第9,211,678号、同第9,205,601号、および公開された米国特許出願公開第2015/0072293号および同第2014/0361463号を含む特許文献に記載されており、これらの開示な用は、参照によりここに組み込まれる。連続液体インターフェース印刷システムは、Carbon 3D、Inc(Redwood City、CA)から入手できる。
【0032】
[コード仕切り]
1つの好ましい実施例において、トップフレーム(30)は、少なくとも1つのコード製クラブ仕切りを含む。たとえば、コード製クラブ仕切り(62、63)は、上述のように、コード材料でできていて、「コード仕切り」(cord divider)と呼ばれる。ここで使用される「コード」という用語は、フィラメント、繊維、糸、ストランド、ウェビング、ロープなどの任意の繊維材料を意味する。コード仕切りは、例えば、アクリル、ポリアミド、ポリエステル、および例えば、ポリエチレンおよびポリプロピレンなどのポリオール、ならびに、例えば、革、綿、リネン、シルク、ウール、カシミア、麻、ジュートなどの天然繊維で作ることができる。たとえば、オーロン、レーヨン、スパンデックス、ナイロン、およびケブラー(Kevlar:登録商標)繊維などのアラミドを使用できる。コード仕切りは、ガラス、炭素繊維、炭素繊維複合材、および金属材料で作ることもできる。例えば、アルミニウム、マグネシウム、航空機用アルミニウム、ベリリウム、チタン、金属合金などを使用することができる。一実施例において、金属ワイヤ仕切りが使用される。コード仕切りは、好ましくは、機械的強度が高い軽量材料でできている。コード仕切りは、ゴルフクラブを保管するためにゴルフバッグを異なる区画に分離する。先に説明したように、これらの個々の区画は、クラブを整理し、損傷から保護する。
【0033】
バッグは、1つまたは複数のコード製クラブ仕切りを含んで良い。例えば、いくつかの実施例において、バッグは、複数のコード仕切りを含む。各コード仕切りは、個別の別個の区画である。この実施形例において、別個のコード仕切りは、クラブのための別個の区画を形成するために、異なる方向にトップフレームを横切って延びるように構成される。例えば、以下でさらに説明および図示されるように、バッグは、トップフレームを横切って延在して4つの別個の区画を形成する2つのコード仕切りを含んで良い。コード仕切りの数は、この発明の範囲から逸脱することなく変化し得ることに留意されたい。すなわち、バッグは、任意の所望の数のコード仕切り、例えば、2つ、3つ、4つ、または5つのコード仕切り等を含んで良い。先に説明したように、このようにして、バッグをカスタマイズして、特定の数のコード仕切りと区画とを含めることができる。
【0034】
他の実施例において、単一のコード製クラブ仕切りが使用される。コード仕切りは、連続した単一のコードループである。この実施例において、単一の一体型コードは、トップフレームを横切って様々な方向に延在して、別個のクラブ区画を形成するように構成される。例えば、以下でさらに説明および図示されるように、バッグは、トップフレームを横切ってループされて4つの別個の区画を形成する単一のコード仕切りを含んで良い。一体型コードは、クラブ区画を形成するためにトップフレーム全体に幾何学的なパターンと形状で配置されたコードセグメントで構成されている。
【0035】
より具体的には、図2~2Bに戻り参照すると、コード仕切り(62)はコード仕切り「A」(図においてCORD DIVIDER Aとして示す)として参照できる。全般的には、コード仕切りAは、3つのセグメントを含む単一のコードである。コード仕切りAは、第1の端部セグメント(72)を含み、このセグメントは、その端部に、当該セグメントをトップフレーム(30)に取り付けるためのループを具備する。コード仕切りAは、また、対向する、第2の端部セグメント(74)を含み、このセグメントは、その端部に、当該セグメントをフレームに取り付けるためのループを具備する。第1のセグメント(72)がトップフレーム(30)に取り付けられる点は、第1のフレーム取り付け点と呼ばれて良い。第2のセグメント(74)がトップフレーム(30)に取り付けられている点は、第2のフレーム取り付け点と呼ばれて良い。この実施例において、第1および第2の端部セグメント(72、74)は、それぞれの端部で小さなループによってトップフレーム(30)に固定されている。しかしながら、第1および第2の端部セグメント(72、74)は、例えば、クリップ、コネクタ、タイダウン、クラスプ、バックル、シャックル、バネ付きクリップ、スナップボタン、レース、タイ、ボタン/ボタンの穴、ベルクロ(登録商標)などのフック・アンド・ループ・ファスナーファブリック、およびその他の適切な固定手段などの他の手段によってトップフレーム(30)に取り付けることができることに留意されたい。
【0036】
コード仕切りAは、また、コネクタピース(78)を通って延びる第3のセグメント、中間セグメント(76)を有する。図2Bを参照すると、2つのチャネル(81、82)を備えたハウジング(80)を有するコネクタピース(78)が示されている。1つのチャネル(81)は、ハウジング(80)の一端に配置されている。もう一方のチャネル(82)は、ハウジング(80)の反対側の一端に配置されている。チャネル(81、82)は、コードを通過させるように適合化されている。コード仕切りAの中間セグメント(76)は、1つのチャネル(81)を通り抜ける。
【0037】
他のコード仕切り(63)は、コード仕切り「B」(図においてCORD DIVIDER Bとして示す)と呼ばれて良い。全般的には、コード仕切りBも3つのセグメントを含む単一のコードである。コード仕切りBは、第1の端部セグメント(84)を含み、このセグメントは、当該セグメントをトップフレーム(30)に取り付けるためのループをその端部に具備する。コード仕切りBは、また、対向する第2の端部セグメント(86)を含み、このセグメントは、当該セグメントをトップフレーム(30)に取り付けるためのループを、その端部に具備する。第1の端部セグメント(84)がフレーム(30)に取り付けられる点は、第3のフレーム取り付け点と呼ばれて良い。第2の端部(86)がフレーム(30)に取り付けられている点は、第4のフレーム取り付け点と呼ばれて良い。しかしながら、第1および第2の端部セグメント(84、86)は、例えば、クリップ、コネクタ、タイダウン、クラスプ、バックル、フック・アンド・ループ・ファスナーなどの他の適切な固定手段によってトップフレーム(30)に取り付けることができることに留意されたい。この点は上述のとおりである。コード仕切りBは、また、コネクタピース(78)を通って延びる第3のセグメント、すなわち、中間セグメント(88)を含む。先に検討したように、コード仕切りAの中間セグメント(76)は、1つのチャネル(81)を通り、コード仕切りBの中間セグメント(88)は、同じコネクタピース(78)の第2のチャネル(82)を通る。
【0038】
[開ループを具備するトップフレーム]
さて、図6、6A、6B、および7を参照すると、第2の実施例において、トップフレーム(30)は、開ループを形成する外壁(90)を含む。すなわち、外壁(90)は馬蹄形の構造をしている。トップフレーム(30)は、後側脚部部分組立体(36)および前側ハンドル部分組立体(38)をさらに含む。トップフレーム(30)は、ゴルフバッグ(10)のトップカフ(トップカラー)を形成する。
【0039】
トップフレーム(30)の外壁(90)(開ループ)は、好ましくは、アルミニウム、マグネシウム、航空機用アルミニウム、ベリリウム、炭素繊維、チタン、炭素繊維複合材料、金属合金などの機械的強度の高い軽量材料で形成されている。これらの材料は、ゴルフバッグ(10)の総重量を減らすのに役立つ。外壁(90)の内面は、上述のように、布または発泡体パッド材料(40)の層で裏打ちすることができる。
【0040】
トップフレーム(30)は、上述のように1つまたは複数の仕切りを含んで良い。トップフレームの仕切りは、ゴルフバッグの内部を、ゴルフクラブを保持するための異なる区画に分離する。図6~6Bにおいては、トップフレーム(30)を横切って延在して4つの別個の区画(94、95、96、および97)を形成する2つの仕切り(92、93)を含むバッグが示されている。上述のように、トップフレーム仕切り(92、93)は、織られたウェビング、コード、プラスチック、金属、繊維複合材料、広葉樹、またはそれらの組み合わせから構築されて良い。図6、6A、および6Bにおいて、コード仕切り(92、93)が、以下でさらに説明されるように、トップフレーム(30)で使用される。
【0041】
図7を参照すると、開ループのトップフレーム組立体がより詳細に示されている。トップフレーム(30)は、脚部部分組立体(36)およびハンドル部分組立体(38)を含む。ハンドル(44)は、トップカフ(30)と一体であり、人が自分の手を挿入してハンドルをつかむことができる開口部を形成する。ハンドル(44)は、金属、炭素繊維複合材料などから作製することができる支柱(100)を受け入れるための2つの支柱ホルダー(98)を含んで良い。脚部部分組立体(36)は、2つの脚部支持部材または脚部保持ブラケット(102、104)を含んで良い。第1の脚部保持ブラケット(102)は、第1の脚部(54)を受け入れるように適合化され、第2の脚部保持ブラケット(104)は、第2の脚部(56)を受け入れるように適合化される。脚部支持部材(102、104)(シート)は、支持部材の壁の間に挿入されるピン(図示せず)を含んで良い。脚部(54、56)は、脚部を脚部支持部材(102、104)に結合するためのトップフレームコネクタ(58、60)を含んで良い。支持部材(102、104)の壁の間に挿入されるピン(図示せず)は、脚部(54、56)が外側に旋回することを可能にし、傾斜した立位でバッグ(10)を支持できるようにする。
【0042】
図6~6Bに示すように、単一のコード仕切りが、実施例のトップフレーム(30)において使用されている。コード仕切りは、連続した単一のコードループである。この実施例において、単一の一体型コードは、フレーム(30)を横切って様々な方向に延在して、別個のクラブ区画を形成するように構成される。コード仕切りセグメント(92)は、コード仕切り「A」と呼ばれる。このコードセグメント(92)は、第1の端部(110)を具備し、このセグメントは当該セグメントをフレーム(30)に取り付けるためのクリップをその端部に具備する。コードセグメント(92)は、また、対向する第2の端部(112)を含み、このセグメントは当該セグメントをフレーム(30)に取り付けるためにその端部にクリップを具備する。第1の端部がフレームに取り付けられる点は、第1のフレーム取り付け点と呼ばれて良い。第2の端部がフレームに取り付けられる点は、第2のフレーム取り付け点と呼ばれて良い。この実施例において、第1および第2のコードセグメント(110、112)は、小さなクリップによってフレーム(30)に固定されている。しかしながら、上述のように、このコードセグメント(92)の第1および第2の端部(110、112)は、例えば、ループ、コネクタ、タイダウン、クラスプ、バックル、フック・アンド・ループ・ファスナーなどの任意の適切な固定手段によってフレーム(30)に取り付けることができることに留意されたい。この点は上述のとおりである。
【0043】
第2のコード仕切りセグメント(93)は、コード仕切り「B」と呼ばれて良い。このコードセグメント(114)は、第1の端部を具備し、このセグメントは当該セグメントをフレーム(30)に取り付けるためのクリップを当該端部に備える。コードセグメント(93)は、また、対向する第2の端部(116)を含み、このセグメントは当該セグメントをフレーム(30)に取り付けるためのクリップをその端部に備える。第1のセグメントがフレームに取り付けられているポイントは、第3のフレーム取り付けポイントと呼ばれて良い。第2のセグメントがフレームに取り付けられている点は、第4のフレーム取り付け点と呼ばれて良い。この実施例において、第1および第2のセグメント(114、116)は、小さなクリップによってフレーム(30)に固定されている。しかしながら、上述のとおり、このコードセグメント(93)の第1および第2の端部(114、116)は、任意の適切な固定手段によってフレーム(30)に取り付けることができることに留意されたい。
【0044】
第3のコード仕切りセグメント(120)は、コード仕切り「C」と呼ばれて良い。このコードセグメント(12)は、バッグの支柱(98)の開口部を通過する第1の端部(122)を具備する。コードセグメント(120)は、また、バッグの対向する支柱(98)の開口部を通過する対向する第2の端部(124)を含む。第1のセグメントが支柱(98)に取り付けられる点は、第5のフレーム取り付け点と呼ばれて良い。第2のセグメントが支柱(98)に取り付けられる点は、第6のフレーム取り付け点と呼ばれて良い。この実施例において、第1および第2のセグメント(122、124)は、それらを支柱(98)の小さな開口部に通すことによってフレーム(30)に固定される。しかしながら、上述のように、このコードセグメント(120)の第1および第2の端部(122、124)は、例えば、ループ、コネクタ、タイダウン、クラスプ、バックル、フック・アンド・ループ・ファスナーなどの任意の適切な固定手段によってフレーム(30)に取り付けることができることに留意されたい。この点は上述のとおりである。
【0045】
図6および7に示されるように、コード仕切りAおよびBは、コネクタピース(126)を通って延びる。コード仕切りAおよびBは、2つのチャネル(130、132)を含むハウジング(128)を含むコネクタ片(126)を通過する。コネクタピース(126)は、チャネル(130、132)が互いに交差するX字型構造を有する。チャネル(130、132)は、コードを通過させるように適合化されている。コード仕切りAは、1つのチャネル(132)を通って第1の対角線方向に延びる。コード仕切りBは、第2のチャネル(130)を通って第2の対角線方向に延びる。このようにして、コード仕切りAおよびBはコネクタピース内で互いに十字に交差する。つまり、コード仕切りAおよびBはX字型のパターンを形成する。
【0046】
他の実施例において、以下でさらに説明および図示されるように、単一のコード仕切りがトップフレーム(30)で使用される。コード仕切りは、連続した単一のコードループである。この実施例において、単一の一体型コードは、フレーム(30)を横切って様々な方向に延在して、コード仕切りA、B、およびCを形成するように構成される。
【0047】
[閉ループを具備するトップフレーム]
図8および8Aを参照すると、第3の実施例において、トップフレーム(30)は、閉ループを形成する外壁(140)を含む。すなわち、外壁(140)は閉じた構造を有する。トップフレーム(30)は、後側脚部部分組立体(36)および前側ハンドル部分組立体(38)をさらに含む。トップフレーム(30)は、バッグ(10)のトップカフ(トップカラー)を形成する。
【0048】
トップフレーム(30)の外壁(閉ループ)(140)は、好ましくは、例えば、アルミニウム、マグネシウム、航空機用アルミニウム、ベリリウム、炭素繊維、チタン、炭素繊維複合材料、金属合金などの高い機械的強度を有する軽量材料で形成されている。これらの材料は、ゴルフバッグ(10)の総重量を減らすのに役立つ。外壁(140)の内面は、上述のように、布または発泡体パッド材料(40)の層で裏打ちすることができる。
【0049】
トップフレーム(30)は、上述のように1つまたは複数の仕切りを含んで良い。トップフレームの仕切りは、ゴルフバッグの内部をゴルフクラブを保持するための種々の区画に分離する。図8および8Aにおいて、バッグは、トップフレーム(30)を横切って延在して4つの別個の区画(64、65、66、および67)を形成する2つの仕切り(62、63)を含むことが示されている。上述のように、トップフレーム仕切りは、織られたウェビング、コード、プラスチック、金属、繊維複合材料、広葉樹、またはそれらの組み合わせから構築されて良い。図8および8Aにおいて、コード仕切り(62、63)は、以下でさらに説明されるように、トップフレーム(30)で使用される。
【0050】
また、図8~8Bにおいて、トップフレーム(30)は、コード仕切り(62、63)を取り囲むコードループ(142)を含む。このコードループ(142)は、トップフレーム(30)の内周の周りに延びる。コードループ(142)はコードサスペンションを形成する。コードループ(142)は、コード片(145)によって外壁(140)の内面から吊り下げられている。すなわち、コードループ(142)は、外壁(140)の内面を裏打ちしないけれども、別個のコード片(145)によって壁(140)に結合され、壁(140)から内側に延びる。
【0051】
図8、8A、および8Bに示すように、トップフレームのこの実施例においては、複数のコード仕切りが使用されている。各コード仕切りは、個別の部品である。コード仕切り(62)は、コード仕切り「A」と呼ばれる。全般的には、このコードには3つのセグメントが含まれる。コード(62)は、第1の端部セグメント(146)を含み、このセグメントは当該セグメントをフレーム(30)に取り付けるためのループをその端部に備える。コード(62)は、また、対向する第2の端部セグメント(148)を含み、このセグメントは当該セグメントをフレーム(30)に結合するために、その端部にループを備える。第1のセグメント(146)がフレーム(30)に取り付けられている点は、第1のフレーム取り付け点と呼ばれて良い。第2のセグメント(148)がフレーム(30)に取り付けられている点は、第2のフレーム取り付け点と呼ばれて良い。この実施例において、第1および第2のセグメント(146、148)は、それぞれの端部でループによってフレーム(30)に固定されている。しかしながら、第1および第2の端部セグメント(146、148)は、上述のような任意の適切な固定手段によってフレーム(30)に取り付けることができることに留意されたい。
【0052】
コード仕切りAは、また、コネクタピース(150)を通って延びる第3のセグメント、すなわち、中間セグメント(149)を具備する。図8Bを参照すると、コネクタピース(150)は、両端に開口部(155、156)を含む単一のチャネル(154)を備えたハウジング(152)を有する。チャネル(154)は、コードを通すように適合化されている。コード仕切りAの中間セグメント(149)は、チャネル(154)を通る。
【0053】
他のコード片(63)は、コード仕切り「B」と呼ばれて良い。全般的には、このコードには3つのセグメントが含まれる。コード(63)は、第1の端部セグメント(160)を含み、このセグメントは当該セグメントをフレーム(30)に取り付けるためのループをその端部に備える。コード(63)は、また、対向する第2の端部セグメント(162)を含み、このセグメントは当該セグメントをフレーム(30)に取り付けるために、その端部にループを備える。第1のセグメントがフレームに取り付けられているポイントは、3番目のフレーム取り付けポイントと呼ばれて良い。第2のセグメントがフレームに取り付けられている点は、第4のフレーム取り付け点と呼ばれて良い。しかしながら、第1および第2の端部セグメント(160、162)は、先に検討した他の任意の適切な固定手段によってフレーム(30)に取り付けることができることに留意されたい。コード仕切り「B」は、また、コネクタピース(150)を通って延びる第3のセグメント、すなわち、中間セグメント(164)を含む。
【0054】
図9に示すように、ハンドル(44)は、トップカフ(30)と一体であり、人が手を挿入してハンドルをつかむことができる開口部を形成する。ハンドル(44)は、金属、炭素繊維複合材料などから作製することができる、支柱(100)を受け入れるための2つの支柱ホルダー(98)を含んで良い。他の実施例において、トップフレーム(30)は、第1の支柱(100)を受け入れるために、外壁(140)の前部に配置された第1の支柱ホルダー(98)を含んで良い。この実施例において、1つの支柱ホルダー(98)のみが、ハンドル組立体を支持するために使用される。
【0055】
脚部部分組立体(36)は、2つの脚部支持部材(102、104)を含んで良い。脚部支持部材(102、104)(シート)は、支持部材の壁の間に挿入されるピン(図示せず)を含んで良い。脚部(54、56)は、脚部を脚部支持部材(102、104)に結合するための上部コネクタ(58、60)を含んで良い。支持部材(102、104)の壁の間に挿入されるピン(図示せず)は、脚部(54、56)が外側に旋回することを可能にし、それにより、それらは、傾斜した立位でバッグ(10)を支持することができる。
【0056】
[4つのクラブ区画を形成するコード仕切り]
第4の実施例において、図10~12に示すりように、トップフレーム(30)は、開ループを形成する外壁(90)を含み、これは、前面ハンドル部分組立体(38)に結合されている。すなわち、外壁(90)は馬蹄形の構造をしている。馬蹄形の外壁(90)の自由端は、ハンドル部分組立体(38)に結合されて、完全なトップフレーム(30)を形成する。トップフレーム(30)は、後側脚部部分組立体(36)をさらに含む。トップフレーム(30)は、ゴルフバッグ(10)のトップカフ(トップカラー)を形成する。
【0057】
トップフレーム(30)の外壁(90)(開ループ)は、好ましくは、例えば、アルミニウム、マグネシウム、航空機用アルミニウム、ベリリウム、炭素、チタン、炭素繊維複合材料、金属合金などの高い機械的強度を有する軽量材料で形成されている。これらの材料は、ゴルフバッグ(10)の総重量を減らすのに役立つ。外壁(90)は、金属ワイヤの形態であって良い。外壁(90)の内面は、上述のように、布または発泡体パッド材料(40)の層で裏打ちされて良い。
【0058】
図13に示すように、単一のコード仕切り(62)が、トップフレーム(30)のこの実施例において使用される。コード仕切りは、一般にコード仕切り「A」、コード仕切り「B」、およびコード仕切り「C」と呼ばれるコードセグメントを有する連続的かつ単一のコードループである。コード仕切り「A」、「B」、および「C」で構成されるコード仕切りは、連続した単一のコードループであるす。この実施例において、単一の一体型コード(62)は、フレーム(30)を横切って様々な方向に延在して、別個のクラブ区画を形成するように構成される。
【0059】
より具体的には、図13を参照すると、コード仕切り(62)は、一般に、コード仕切り「A」と呼ばれて良い。全般的には、コード仕切りAには3つのセグメントを含む。コード仕切りAは、第1の端部セグメント(72)を含み、このセグメントは当該セグメントをトップフレーム(30)に取り付けるために、その端部にクリップ(タイダウン)を備える。コード仕切りAは、また、第2の端部セグメント(74)を含み、このセグメントは当該セグメントをフレーム(30)に取り付けるためにその端部にループを備える。一例において、第2の端部セグメント(74)は、ハンドル部分組立体(38)、例えば、支柱(図示せず)を受け取るために使用されるハンドル支柱ホルダー(図示せず)に取り付けることができ、これは上述のとおりである。第1の端部セグメント(72)がトップフレーム(30)に取り付けられる点は、第1のフレーム取り付け点と呼ばれて良い。第2の端部セグメント(74)がトップフレーム(30)に取り付けられる点は、第2のフレーム取り付け点と呼ばれて良い。この実施例において、第1および第2の端部セグメント(72、74)は、それぞれの端部で小さなクリップおよびタイオフループによってトップフレーム(30)に固定されている。しかしながら、第1および第2の端部セグメント(72、74)は、例えば、タイダウン、クラスプ、コネクタ、バックル、シャックル、スプリング付きクリップ、スナップボタン、レース、タイ、ボタン/ボタンの穴、ベルクロ(商標)などのフック・アンド・ループ・ファスナー製品、およびその他の適切な固定手段によってトップフレーム(30)に取り付けることができることに留意されたい。
【0060】
コード仕切りAは、また、第1のコードコネクタピース(170)および第2のコードコネクタピース(172)を通って延びる第3のセグメント、すなわち、中間セグメント(76)を具備する。図13を参照すると、2つのチャネル(174、175)を具備する第1のコードコネクタ部品(170)が示されている。この例において、第1のコードコネクタ(170)はT字型のような構造を有し、第2のコードコネクタ(172)はY字型のような構造を有する。ただし、コードコネクタはさまざまな形状をとることができることに留意されたい。これらの図解された例は制限的なものと解釈されるべきではない。チャネル(174、175)は、コードを通過させるように適合化されている。コード仕切りAの中間セグメント(76)は、第1のチャネル(174)を通る。つぎに、コード仕切りAの中間セグメント(76)は、同じく2つのチャネル(177、178)を具備する第2のコネクタピース(172)を通る。中間セグメント(76)は、第2のコネクタピース(172)の第1のチャネル(177)を通り、つぎに、コード仕切りAの端部セグメント(74)がトップフレーム(30)の周りにループされる。
【0061】
他のコード仕切り(63)は、図13にも示されているように、コード仕切り「B」と呼ばれて良い。全般的には、コード仕切りBは、また、3つのセグメントを含む。コード仕切りBは、第1の端部セグメント(84)を含み、このセグメントは当該セグメントをトップフレーム(30)に取り付けるために、その端部にクリップ(タイダウン)を備える。コード仕切りBは、また、第2の端部セグメント(86)を含み、このセグメントは当該セグメントをトップフレーム(30)に取り付けるためにその端部にループを備える。一例において、第2の端部セグメント(86)は、ハンドル部分組立体(38)、例えば、支柱(図示せず)を受け取るために使用されるハンドル支柱ホルダー(図示せず)に取り付けることができる。これは上述のとおりである。第1の端部セグメント(84)がフレーム(30)に取り付けられる点は、第3のフレーム取り付け点と呼ばれて良い。第2の端部(86)がフレーム(30)に取り付けられている点は、第4のフレーム取り付け点と呼ばれて良い。この実施例において、第1および第2の端部セグメント(84、86)は、それぞれの端部で小さなクリップおよびタイオフループによってトップフレーム(30)に固定されている。しかしながら、第1および第2の端部セグメント(84、86)は、例えば、タイダウン、クラスプ、コネクタ、バックル、フック・アンド・ループ・ファスナーなどの他の適切な固定手段によってトップフレーム(30)に取り付けることができることに留意されたい。これは上述のとおりである。
【0062】
コード仕切りは、また、第1のコネクタピース(170)および第2のコネクタピース(172)を通って延びる第3のセグメント、すなわち、中間セグメント(88)を含む。先に検討したように、コード仕切りAの中間セグメント(76)は、1つのチャネル(174)を通る。コード仕切りBの中間セグメント(88)は、同じコネクタピース(170)の第2のチャネル(175)を通る。つぎ次に、コード仕切りBの中間セグメント(88)は、コード仕切りAと同様の方法で第2のコネクタピース(172)を通って延長される。中間セグメント(88)は、第2のコネクタピース(172)の第2のチャネル(178)を通り、フレーム(30)に巻き付けられる。
【0063】
第3のコード仕切りセグメント(120)は、コード仕切り「C」と呼ばれて良い(図においてCORD DIVIDER Cとして示す)。このコードセグメント(120)(コード仕切りC)は、トップフレーム(30)の周りにループ状になっている第1の端部セグメント(122)を具備する。コード仕切りCは、また、トップフレーム(30)の反対側の端部の周りにループ状になっている反対側の第2の端部セグメント(124)を含む。第1のセグメント(122)がフレーム(30)に取り付けられている点は、第5のフレーム取り付け点と呼ばれて良い。第2のセグメント(124)がフレーム(30)に取り付けられている点は、第6のフレーム取り付け点と呼ばれて良い。この実施例において、第1および第2のセグメント(122、124)は、フレーム(30)の周りの束ねたループによってフレーム(30)に固定されている。しかしながら、上述のように、このコードセグメント(120)の第1および第2の端部(122、124)は、例えば、クリップ、コネクタ、タイダウン、クラスプ、バックル、フック・アンド・ループ・ファスナーなどの任意の適切な固定手段によってフレーム(30)に取り付けることができることに留意されたい。
【0064】
図13Aを参照すると、脚部およびハンドルの部分組立体(36、38)がより詳細に示されている。トップフレーム(30)は、脚部部分組立体(36)およびハンドル部分組立体(38)を含む。ハンドル(44)は、トップカフ(30)と一体であり、人が自分の手を挿入してハンドルをつかむことができる開口部を形成する。ハンドル(44)は、金属、炭素繊維複合材料などから作製することができる支柱(100)を受け入れるための2つの支柱ホルダー(98)を含んで良い。脚部部分組立体(36)は、2つの脚部支持部材または脚部保持ブラケット(102、104)を含んで良い。第1の脚部保持ブラケット(102)は、第1の脚部(54)を受け入れるように適合化され、第2の脚部保持ブラケット(104)は、第2の脚部(56)を受け入れるように適合化される。ハンドル(44)用の脚部保持ブラケット(102、104)および支柱ホルダー(98)は、止めねじ(144)を含んで良い。脚部保持ブラケット(102、104)(シート)は、支持部材の壁の間に挿入されるブッシング(148)を備えたカラー(146)を含んで良い。カラー(146)は、脚部(54、56)が外側に旋回することを可能にし、それにより、それらは、傾斜した、支えられた位置でバッグ(10)を支持することができる。また、先に検討したように、ワイヤフレームは、コードクリップ(タイダウン)(150)を含んで良い。図13Aに示すように、ワイヤフレームは、ハンドル(44)組立体の小さな開口部(152、154)に挿入されている。
【0065】
図14~15Bを参照すると、脚部およびハンドル部分組立体(36、38)の格子状またはスポンジ状の構造がより詳細に示されている。先に検討したように、3D印刷を使用して、格子構造を形成することができる(180)。ハンドル部分組立体(38)は、ハンドル部分(44)と、上述のように支柱(図示せず)を受け入れるための2つの支柱ホルダー(98)とを含む。3D印刷システムを使用して、格子構造(180)を有するハンドルおよび脚部の内部および外部セクションを製造することができる。脚部およびハンドル部分組立体(36、38)の他の部分は、ソリッド構造(185)を持つことができます。格子(180)セクションとソリッド(185)セクションは、ハンドルまたは脚部の部分組立体(36、38)の特定の部分の強度と重量のバランスをとるために正確に形成されている。例えば、格子ビームの厚さは、部品の強度および重量要件に応じて、約0.4mmから約0.8mmの範囲であって良い。これらの格子構造は、軽量で高性能なトップフレーム組立体(30)、特にハンドルと脚部の部分組立体(36、38)を提供するのに役立つ。格子セクション(180)のボイドすなわち中空領域は、機械的強度を犠牲にすることなく軽量化を提供する。ある意味で、格子セクション(180)は、補強構造を提供するための支柱として機能する。この軽量で補強された内部構造は、ゴルフバッグの全体的な重量を減らすのに役立つだけでなく、バ??ッグ、特にハンドルと脚の部分組立体を含むトップフレームに高い耐久性と機械的強度を与えるのにも役立つ。この発明のゴルフバッグの三次元構造は、最適化された軽量で耐久性のあるバッグを提供する。三次元構造は、ここでは主にトップフレームの構成要素、例えば、ハンドルまたは脚部の部分組立体であると説明されているけれども、ゴルフバッグの他の三次元部品は、この発明に従って作製できることに留意されたい。例えば、バッグの下部の人間工学的ハンドルは、この発明による3D印刷などの積層造形法を使用して製造することができる。他の実施例において、バッグのベースおよび/または本体は、3D印刷または他の積層造形法を使用して作製することができる。このような革新的な製造方法を使用して、複雑な形状およびパターンを有する様々な有機的デザインをゴルフバッグに与えることができる。
【0066】
図16において、トップフレーム(30)の他の実施例が示されている。図13に示されるトップフレームと同様に、この実施例のトップフレーム(30)は、開ループを形成する外壁(90)を含み、これは、前面ハンドル部分組立体(38)に結合される。すなわち、外壁(90)は馬蹄形の構造をしている。図13に示すコードディバイダと同様に、コード仕切り「A」、コード仕切り「B」、およびコード仕切り「C」と呼ばれるコードセグメントを具備する単一のコード仕切りが、この実施例のトップフレーム(30)において使用される。コード仕切り「A」、「B」、および「C」で構成されるコード仕切りは、連続した単一のコードループである。この単一の一体型コードは、フレーム(30)を横切って様々な方向に延在して、図13に示されるトップフレームと同様の別個のクラブ区画を形成するように構成される。図16に示されるトップフレームの実施例は、さらに、コードクリップ(タイダウン)(150)によってトップフレーム(30)に固定されるコード仕切り「D」と呼ばれる第2のコード仕切りを含む。
【0067】
図16に示すように、1つのコード仕切りは、全般的には3つのセグメントを含むコード仕切り「A」と呼ばれて良い。コード仕切りAは、第1の端部セグメント(72)を含み、このセグメントは当該セグメントをトップフレーム(30)に取り付けるために、その端部にクリップ(タイダウン)を備える。コード仕切りAは、また、第2の端部セグメント(74)を含み、このセグメントは当該セグメントをフレームに取り付けるために、その端部に束ねたループを備える。一例において、第2の端部セグメント(74)は、ハンドル部分組立体(38)、例えば、支柱(図示せず)を受け取るために使用されるハンドル支柱ホルダー(図示せず)に取り付けることができ、これは先に検討した。第1のセグメント(72)がトップフレーム(30)に取り付けられる点は、第1のフレーム取り付け点と呼ばれて良い。第2のセグメント(74)がトップフレーム(30)に取り付けられている点は、第2のフレーム取り付け点と呼ばれて良い。この実施例において、第1および第2の端部セグメント(72、74)は、それぞれの端部で小さなクリップおよびループによってトップフレーム(30)に固定されている。しかしながら、第1および第2の端部セグメント(72、74)は、例えば、タイダウン、クラスプ、コネクタ、バックル、シャックル、バネ負荷クリップ、スナップボタン、レース、タイ、ボタン/ボタンの穴、ベルクロ(商標)などのフック・アンド・ループ・ファスナー製品、およびその他の適切な固定手段によってトップフレーム(30)に取り付けることができることに留意されたい。
【0068】
コード仕切りAは、また、コネクタピース(190)を通って延びる第3のセグメント、すなわち、中間セグメント(図示せず)を有する。図16を参照すると、2つのチャネル(174、175)を具備する一体型のコネクタピース(190)が示されている。この例において、コードコネクタ(190)はH字型のような構造をしている。しかしながら、コードコネクタは多種多様な形状を有することができることに留意すべきであり、この図示の例は限定的なものと見なされるべきではない。チャネル(174、175)は、コードセグメントを通過させるように適合化されている。コード仕切りAの中間セグメントは、第1のチャネル(174)を通る。端部セグメント(74)は、コネクタピース(190)を出て、トップフレーム(30)の周りにループしている。
【0069】
他のコード仕切り(63)は、図16にも示されているように、コード仕切り「B」と呼ばれて良い。全般的には、コード仕切りBは3つのセグメントも含む。コード仕切りBは、第1の端部セグメント(84)を含み、このセグメントは当該セグメントをトップフレーム(30)に取り付けるために、その端部にクリップ(タイダウン)を備える。コード仕切りBは、また、第2の端部セグメント(86)を含み、このセグメントは当該セグメントをトップフレーム(30)に取り付けるために、その端部に束ねたフループを備える。一例において、第2の端部セグメント(86)は、ハンドル部分組立体(38)、例えば、支柱(図示せず)を受け取るために使用されるハンドル支柱ホルダー(図示せず)に取り付けることができ、これは先に説明したとおりである。第1の端部セグメント(84)がフレーム(30)に取り付けられる点は、第3のフレーム取り付け点と呼ばれて良い。第2の端部(86)がフレーム(30)に取り付けられている点は、第4のフレーム取り付け点と呼ばれて良い。この実施例において、第1および第2のセグメント(84、86)は、フレーム(30)の周りの束ねたループによってフレーム(30)に固定されている。しかしながら、第1および第2の端部セグメント(84、86)は、例えば、タイダウン、クラスプ、コネクタ、バックル、フック・アンド・ループ・ファスナーなどの他の適切な固定手段によってトップフレーム(30)に取り付けることができることに留意されたい。これは上述のとおりである。
【0070】
コード仕切りBは、また、コネクタピース(190)を通って延びる第3のセグメント、すなわち、中間セグメント(図示せず)を含む。先に検討したように、2つの入口チャネル(174、175)を有する一体型のコネクタピース(190)が示されている。先に検討したように、コード仕切りAの中間セグメントは、1つのチャネル(174)をとおる。コード仕切りBの中間セグメントは、コード仕切りAと同様の方法で、同じコネクタピース(190)の第2のチャネル(175)を通る。つぎに、コード仕切りBの端部セグメント(86)は、コネクタピース(190)から出て、トップフレーム(30)の周りをループする。
【0071】
図13に示されるトップフレームと同様に、この実施例のトップフレーム(30)は、また、コード仕切り「C」と呼ばれることができる第3のコード仕切りセグメント(120)を含む。このコードセグメント(120)(コード仕切りC)は、トップフレーム(30)の周りにループ状になっている第1の端部(122)を具備する。コード仕切りCは、また、トップフレーム(30)の反対側の端部の周りにループ状になっている反対側の第2の端部(124)を含む。第1の端部セグメント(122)がフレーム(30)に取り付けられている点は、第5のフレーム取り付け点と呼ばれて良い。第2の端部(124)がフレーム(30)に取り付けられている点は、第6のフレーム取り付け点と呼ばれて良い。
【0072】
図16に示されるトップフレームの実施例は、さらに、他のコード仕切りを含み、このコード仕切りはコード仕切りD(図においてCORD DIVIDER Dとして示す)と呼ばれ、コードクリップ(タイダウン)(150)によってトップフレーム(30)に固定される。全般的には、コード仕切りDも、3つのセグメントを含む。コード仕切りDは、第1の端部セグメント(62)を含み、このセグメントは、当該セグメントをトップフレーム(30)に取り付けるためにクリップ(150)にも結び付けられている。コード仕切りDは、また、第2の端部セグメント(63)も含み、このセグメントは当該セグメントをトップフレーム(30)に取り付けるためにクリップ(150)に結び付けられている。第1のエンドセグメント(62)がフレーム(30)に取り付けられている点は、第7のフレーム取り付け点と呼ばれて良い。第2の端部(63)がフレーム(30)に取り付けられている点は、第8のフレーム取り付け点と呼ばれて良い。この実施例において、コード仕切りD(62、63)の第1および第2の端部セグメントは、小さなクリップ(タイダウン)によってトップフレーム(30)に固定されている。しかしながら、第1および第2の端部セグメント(62、63)は、例えば、留め金、コネクタ、バックル、面ファスナーなどの他の適切な締結手段によってトップフレーム(30)に取り付けることができることに留意されたい。これは上述のとおりである。
【0073】
いくつかの従来のバッグでは、トップカフがぎこちなく構成されているため、バッグから種々のクラブを取りだして、また、それらをバッグに戻すことは不快である可能性がある。絶え間なくクラブをとりまとめ扱うことは、集中を欠く原因になることがある。また、従来の重いバッグを運ぶことに時間とエネルギーを費やすと、疲労につながり、ゴルフコースでのプレーパフォーマンスに悪影響を与える可能性がある。上述のとおり、この発明のゴルフバッグは、従来のバッグのこれらの欠点を克服する。この発明のゴルフバッグは、耐久性があり、軽量で、持ち運びが快適で、使いやすい。ゴルフバッグは、クラブ、ボール、アクセサリを運ぶのに十分な耐久性があり、同時に、軽量で柔軟性がある。ゴルフバッグは、軽量性を犠牲にすることなく、高い機械的強度と耐衝撃性を備えている。ゴルファーは、この軽量バッグの肩のバランスを取り、バッグの重量を肩と背中に均等に分散させることができるため、過度の負担を感じることはない。ゴルファーは、バッグ内でクラブを簡単に整理したり、バッグを持ってコースを快適に歩いたり、その他のゴルフ特有のアクションを実行したりできる。この発明のゴルフバッグは、スタイリッシュな外観を有し、上述のような多くの明確な特徴を有する。
【0074】
以下、ここに説明した技術的特徴について列挙する。
[技術的特徴1]
頂部開口および閉じた底部を具備する、ゴルフクラブを格納するための長尺の筒状本体と、
上記頂部開口に実装されたトップフレームとを有するゴルフバッグにおいて、
上記トップフレームは、
第1の端部および第2の端部を伴う中央ハンドル部材を具備するハンドル部分組立体であって、上記トップフレームの前面部分から延びる上記ハンドル部分組立体と、
第1の脚部を収容するための第1の脚部保持ブラケット、および、第2の脚部を収容するための第2の脚部保持ブラケットであって、上記第1および第2の脚部保持ブラケットは上記トップフレームの背面部分から延びる、上記第1の脚部保持ブラケット、および、上記第2の脚部保持ブラケットと、
上記ハンドルの上記上記第1の端部から上記第1および第2の脚部保持ブラケットを横切って上記ハンドルの上記第2の端部へと延びて上記トップフレームに沿って開放ループを形成する外側壁部と、
第1のチャネルおよび第2のチャネルを具備し、上記チャネルが複数のコード仕切部を収容するように適合化された第1のコード連結部と、
第1のチャネルおよび第2のチャネルを具備し、上記チャネルが複数のコード仕切部を収容するように適合化された第2のコード連結部と、
コード材料から形成された複数の仕切部とを有し、
コード仕切部Aが上記第1のコード連結部の上記第1のチャネルおよび上記第2のコード連結部の上記第1のチャネルを通り抜けて伸び、上記コードが上記トップフレームに第1および第2のフレーム取り付け点において取り付けられるようになし、コード仕切部Bが上記第1のコード連結部の上記第2のチャネルおよび上記第2のコード連結部の上記第2のチャネルを通り抜けて伸び、上記コードが上記トップフレームに第3および第4のフレーム取り付け点において取り付けられるようになし、上記仕切部が上記トップフレームに渡って複数の室部を形成し、各室部は少なくとも1つのゴルフクラブを収容するように構成されることを特徴とするゴルフバッグ。
[技術的特徴2]
上記トップフレームはさらにコード仕切部Cを有し、当該コード仕切部Cは、上記トップフレームを横切って、第5のフレーム取り付け点から第6のフレーム取り付け点へ伸びる技術的特徴1記載のゴルフバッグ。
[技術的特徴3]
上記トップフレームはさらにコード仕切部Dを有し、当該コード仕切部は、上記トップフレームを横切って、第7のフレーム取り付け点から第8のフレーム取り付け点へ伸びる技術的特徴2記載のゴルフバッグ。
[技術的特徴4]
上記外側壁部は金属材料または炭素繊維複合材料から形成され、上記コード材料はポリアミドから形成される技術的特徴1記載のゴルフバッッグ。
[技術的特徴5]
上記バッグは4個のゴルフクラブ室部を含む技術的特徴1記載のゴルフバッグ。
[技術的特徴6]
頂部開口および閉じた底部を具備する、ゴルフクラブを格納するための長尺の筒状本体と、
上記頂部開口に実装されたトップフレームとを有するゴルフバッグにおいて、
上記トップフレームは、
第1の端部および第2の端部を伴う中央ハンドル部材を具備するハンドル部分組立体であって、上記トップフレームの前面部分から延びる上記ハンドル部分組立体と、
第1の端部および第2の端部を伴う中央脚部支持部材を具備する脚部部分組立体であって、上記トップフレームの背面部分から延びる上記脚部部分組立体と、
上記ハンドル部分組立体の上記第1の端部から上記脚部部分組立体の上記第1の端部に延びる右側側壁部と、
上記ハンドル部分組立体の上記第2の端部から上記脚部部分組立体の上記第2の端部に延びる左側側壁部であって、2つの側壁部が上記トップフレームに沿って相互に対面するようにされる、上記左側側壁部と、
複数の仕切部であって、上記トップフレームを横切って延び、複数のゴルフクラブ室部を形成し、各室部が少なくとも1つのクラブを収容するように構成される、上記複数の仕切部とを有し、
上記トップフレームは三次元印刷プロセスを用いて掲載される少なくとも1つの部分を具備することを特徴とするゴルフバッグ。
[技術的特徴7]
上記複数の仕切部はコード材料から形成される技術的特徴6記載のゴルフバッグ。
[技術的特徴8]
上記側壁部は金属材料または炭素繊維複合材料から形成される技術的特徴6記載のゴルフバッグ。
[技術的特徴9]
上記ハンドル部分組立体の少なくとも一部は三次元印刷プロセスを用いて形成される技術的特徴6記載のゴルフバッグ。
[技術的特徴10]
上記脚部部分組立体の少なくとも一部は三次元印刷プロセスを用いて形成される技術的特徴6記載のゴルフバッグ。
【符号の説明】
【0075】
10 ゴルフバッグ
12 管状本体
14 開放端
15 ポケット
16 閉鎖端
17 ヘッドカバー
18 ゴルフクラブ
19 ハンドル
20 ショルダーストラップシステム
30 トップフレーム
32 第1の側壁
34 第2の側壁
36 脚部部分組立体
38 ハンドル部分組立体
62 コード
68 仕切り壁部
78 コネクタピース
80 ハウジング
81 第1のチャネル
82 第2のチャネル
図1
図2
図2A
図2B
図3
図4
図5
図6
図6A
図6B
図7
図8
図8A
図8B
図9
図10
図11
図12
図13
図13A
図14
図14A
図14B
図14C
図15
図15A
図15B
図16