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特開2024-81870横型製袋充填包装機における商品供給機構
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024081870
(43)【公開日】2024-06-19
(54)【発明の名称】横型製袋充填包装機における商品供給機構
(51)【国際特許分類】
   B65B 9/06 20120101AFI20240612BHJP
   B65B 35/50 20060101ALI20240612BHJP
【FI】
B65B9/06
B65B35/50
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022195393
(22)【出願日】2022-12-07
(71)【出願人】
【識別番号】000148162
【氏名又は名称】株式会社川島製作所
(74)【代理人】
【識別番号】100089875
【弁理士】
【氏名又は名称】野田 茂
(72)【発明者】
【氏名】黒田 将茂
【テーマコード(参考)】
3E050
3E054
【Fターム(参考)】
3E050AA02
3E050AB02
3E050BA06
3E050BA12
3E050CA01
3E050DC02
3E050FA02
3E050FA03
3E050FB02
3E050FB07
3E050FC10
3E054AA04
3E054BA07
3E054CA01
3E054CA06
3E054CA08
3E054DA01
3E054DA08
3E054DB13
3E054DD01
3E054DD11
3E054EA04
3E054FA07
3E054FB01
3E054JA03
(57)【要約】
【課題】商品と薬剤包装袋との搬送方向における位置ずれに起因する噛み込み不良を防止し、ピロー包装体の製造を安定して効率よく行なう。
【解決手段】上方搬送面2004のプッシャ32の移動方向の下流に位置する一対の搬送面2202の箇所に薬剤供給箇所36を設け、薬剤供給箇所36に、一対の搬送面2202に供給された薬剤包装袋14よりも高い箇所から一対の搬送面2202の上方を覆う閉塞位置P1と、一対の搬送面2202の上方から退避する退避位置P2との間で移動可能な一対の開閉プレート28を設け、商品12が薬剤供給箇所36に至る前に一対の開閉プレート28を閉塞位置P1としかつプッシャ32が商品12と薬剤包装袋14のプッシャ32の移動方向の上流端の箇所に当接した以降に一対の開閉プレート28を退避位置P2とする。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
隙間を開けて設けられた一対の搬送面と、前記隙間から前記搬送面の上方に突出し前記一対の搬送面に沿って移動し前記搬送面に供給された商品を移動するプッシャと、前記一対の搬送面に薬剤包装袋を供給する薬剤供給機構と、前記薬剤包装袋が供給される薬剤供給箇所よりも前記プッシャの移動方向の上流側に前記プッシャが通過可能な隙間を開けて配置され前記薬剤包装袋の厚さよりも大きな寸法で前記搬送面よりも上方に離れた箇所に前記商品を位置させる上方搬送面とを備える横型製袋充填包装機における商品供給機構であって、
前記上方搬送面の前記プッシャの移動方向の下流に位置する前記一対の搬送面の箇所に前記薬剤供給箇所を設け、
前記薬剤供給箇所に、前記プッシャが通過可能な隙間を開け前記一対の搬送面に供給された前記薬剤包装袋よりも高い箇所から前記一対の搬送面の上方を覆う閉塞位置と、前記一対の搬送面の上方から退避する退避位置との間で移動可能な一対の開閉プレートを設け、
前記商品が前記薬剤供給箇所に至る前に前記一対の開閉プレートを前記閉塞位置としかつ前記プッシャが前記商品と前記薬剤包装袋の前記プッシャの移動方向の上流端の箇所に当接した以降で前記薬剤供給箇所への前記薬剤包装袋の供給前に前記一対の開閉プレートを前記退避位置とする制御部を設けた、
ことを特徴とする横型製袋充填包装機における商品供給機構。
【請求項2】
前記一対の開閉プレートは、前記プッシャの移動方向における前記上方搬送面の下流端とほぼ同じ高さで設けられている、
ことを特徴とする請求項1記載の横型製袋充填包装機における商品供給機構。
【請求項3】
前記一対の開閉プレートは、前記プッシャの移動方向における前記上方搬送面の下流端と同一の高さで、あるいは、前記下流端よりも若干低い高さで設けられている、
ことを特徴とする請求項1記載の横型製袋充填包装機における商品供給機構。
【請求項4】
前記一対の開閉プレートの上面の全域は平坦面で形成されている、
ことを特徴とする請求項3記載の横型製袋充填包装機における商品供給機構。
【請求項5】
前記プッシャは、搬送方向に対して直交する平坦な前面を有し、
前記前面は前記搬送面から上方に突出すると共に、その上端は、前記上方搬送面の下流端に載置された前記商品の上端よりも高い高さで設けられている、
ことを特徴とする請求項1記載の横型製袋充填包装機における商品供給機構。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、横型製袋充填包装機における商品供給機構に関する。
【背景技術】
【0002】
横型製袋充填包装機は、フィルム搬送装置によってフィルムロールから包装フィルムが引き出されて下流に送られ、製筒器により筒状に成形されながら水平方向にフィルムが移送され、商品供給機構によって、該筒状フィルム内に商品が順次供給される。
この筒状フィルムの長手方向の重合部分には、センタシールが施され、さらに、この筒状フィルム内の商品を挟むようにして前後部にそれぞれエンドシール装置によってエンドシールが施され、切断が行われる。このようにして製品が封入されたピロー包装体が製造される(特許文献1参照)。
【0003】
ところで、このような横型製袋充填包装機において、商品と共に薬剤包装袋をピロー包装体に包装する場合には、商品供給機構が商品を薬剤包装袋に重ね合わせて筒状フィルム内に供給する必要がある。
従来、このような商品供給機構として、隙間を開けて設けられた一対の搬送面と、隙間から搬送面の上方に突出し一対の搬送面に沿って移動し搬送面に供給された商品を移動するプッシャと、一対の搬送面に薬剤包装袋を供給する薬剤供給機構と、薬剤包装袋が供給される薬剤供給箇所よりもプッシャの移動方向の上流側にプッシャが通過可能な隙間を開けて配置され薬剤包装袋の厚さよりも大きな寸法で搬送面よりも上方に離れた箇所に商品を位置させるに上方搬送面とを備えるものが用いられている。
この商品供給機構では、薬剤供給箇所に薬剤包装袋が供給された状態で、プッシャにより搬送方向に移動された商品が上方搬送面から薬剤包装袋の上に自重により落下して薬剤包装袋に重ねられたのち、重ね合わされた商品と薬剤包装袋をプッシャにより一対の搬送面上を搬送させて筒状フィルム内に供給している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2012-224442号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、プッシャにより移動された商品が上方搬送面から薬剤包装袋の上に落下する際、商品はその搬送方向下流端が斜め下方に傾斜しつつ落下するため、商品の搬送方向下流端が、薬剤供給箇所に位置した薬剤包装袋の上面の搬送方向上流端あるいは薬剤包装袋の上面の搬送方向の中間部に当接し、商品が薬剤包装袋を薬剤供給箇所から搬送方向下流側に押し出すおそれがある。
そのため、商品の搬送方向上流側の箇所が薬剤包装袋の搬送方向上流側の箇所よりも搬送方向上流側にずれた状態で商品が薬剤包装袋に重なり、搬送方向下流側に搬送されることになる。
この結果、商品と薬剤包装袋との搬送方向における位置ずれに起因するピロー包装体のシール部分(エンドシール)における製品または薬剤包装袋の噛み込み不良が生じやすくなることから、横型製袋充填包装機によるピロー包装体の製造を安定して効率よく行なう上で改善の余地がある。
本発明は前記事情に鑑み案出されたものであり、本発明の目的は、商品と薬剤包装袋との搬送方向における位置ずれに起因する噛み込み不良を防止し、ピロー包装体の製造を安定して効率よく行なう上で有利な横型製袋充填包装機における商品供給機構を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した目的を達成するため本発明の一実施の形態は、隙間を開けて設けられた一対の搬送面と、前記隙間から前記搬送面の上方に突出し前記一対の搬送面に沿って移動し前記搬送面に供給された商品を移動するプッシャと、前記一対の搬送面に薬剤包装袋を供給する薬剤供給機構と、前記薬剤包装袋が供給される薬剤供給箇所よりも前記プッシャの移動方向の上流側に前記プッシャが通過可能な隙間を開けて配置され前記薬剤包装袋の厚さよりも大きな寸法で前記搬送面よりも上方に離れた箇所に前記商品を位置させる上方搬送面とを備える横型製袋充填包装機における商品供給機構であって、前記上方搬送面の前記プッシャの移動方向の下流に位置する前記一対の搬送面の箇所に前記薬剤供給箇所を設け、前記薬剤供給箇所に、前記プッシャが通過可能な隙間を開け前記一対の搬送面に供給された前記薬剤包装袋よりも高い箇所から前記一対の搬送面の上方を覆う閉塞位置と、前記一対の搬送面の上方から退避する退避位置との間で移動可能な一対の開閉プレートを設け、前記商品が前記薬剤供給箇所に至る前に前記一対の開閉プレートを前記閉塞位置としかつ前記プッシャが前記商品と前記薬剤包装袋の前記プッシャの移動方向の上流端の箇所に当接した以降で前記薬剤供給箇所への前記薬剤包装袋の供給前に前記一対の開閉プレートを前記退避位置とする制御部を設けたことを特徴とする。
また、本発明の一実施の形態は、前記一対の開閉プレートは、前記プッシャの移動方向における前記上方搬送面の下流端とほぼ同じ高さで設けられていることを特徴とする。
また、本発明の一実施の形態は、前記一対の開閉プレートは、前記プッシャの移動方向における前記上方搬送面の下流端と同一の高さで、あるいは、前記下流端よりも若干低い高さで設けられていることを特徴とする。
また、本発明の一実施の形態は、前記一対の開閉プレートの上面の全域は平坦面で形成されていることを特徴とする。
また、本発明の一実施の形態は、前記プッシャは、搬送方向に対して直交する平坦な前面を有し、前記前面は前記搬送面から上方に突出すると共に、その上端は、前記上方搬送面の下流端に載置された前記商品の上端よりも高い高さで設けられていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明の一実施の形態によれば、一対の開閉プレート上の商品と、薬剤供給箇所に供給された薬剤包装袋とをプッシャによって同期して搬送方向に移動させることで、退避位置に移動しつつある一対の開閉プレートの間から商品は、商品と同期して移動される薬剤包装袋の上に自重により落下する。
あるいは、閉塞位置から退避位置に移動しつつある一対の開閉プレートの搬送方向の下流端から商品は、商品と同期して移動される薬剤包装袋の上に自重により落下する。
あるいは、閉塞位置に位置する一対の開閉プレートの搬送方向の下流端から商品は、商品と同期して移動される薬剤包装袋の上に自重により落下する。
これにより商品と薬剤包装袋のプッシャの移動方向の上流端の箇所が一致した状態で、商品は薬剤包装袋の上に重ね合わされる。
そのため、商品の搬送方向上流端と薬剤包装袋の搬送方向上流端との搬送方向における位置が同一の位置で重ね合わされた状態で搬送されるので、商品と薬剤包装袋との搬送方向における位置ずれに起因するピロー包装体のシール部分における商品または薬剤包装袋の噛み込み不良(シール不良)を確実に防止することができ、横型製袋充填包装機によるピロー包装体の製造を安定して効率よく行なう上で有利となる。
また、一対の開閉プレートを上方搬送面におけるプッシャの移動方向の下流端とほぼ同じ高さで設けると、商品を上方搬送面から一対の開閉プレートに円滑に搬送する上で有利となる。
また、一対の開閉プレートを上方搬送面におけるプッシャの移動方向の下流端と同一の高さ、あるいは、下流端よりも若干低い高さで設けると、商品を上方搬送面から一対の開閉プレートに円滑に搬送する上で有利となる。
また、一対の開閉プレートの上面の全域を平坦面で形成すると、商品を一対の開閉プレートの上面に沿って円滑に搬送する上で有利となることは無論のこと、開閉プレートの部品コストの低減を図る上で有利となる。
また、プッシャの前面が搬送面から上方に突出すると共に、その上端が上方搬送面の下流端に載置された商品の上端よりも高い高さで設けられていると、プッシャの前面が商品の上下方向にわたってより確実に当接するので、プッシャによって商品を安定した状態で搬送する上でより有利となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】実施の形態に係る横型製袋充填包装機における商品供給機構の動作説明図であり、(A)は薬剤包装袋が薬剤供給箇所に供給されかつ開閉プレートが退避位置に位置した状態の平面図、(B)は(A)のB-B線矢視図である。
図2】実施の形態に係る横型製袋充填包装機における商品供給機構の動作説明図であり、(A)は開閉プレートが閉塞位置に位置した状態の平面図、(B)は(A)のB-B線矢視図である。
図3】実施の形態に係る横型製袋充填包装機における商品供給機構の動作説明図であり、(A)は閉塞位置に位置した開閉プレート上に商品が移動された状態の平面図、(B)は(A)のB-B線矢視図である。
図4】実施の形態に係る横型製袋充填包装機における商品供給機構の動作説明図であり、(A)は商品が自重により落下して薬剤の上に載置され、開閉プレートが退避位置に位置した状態の平面図、(B)は(A)のB-B線矢視図である。
図5】実施の形態に係る横型製袋充填包装機における商品供給機構の動作説明図であり、(A)は図1(A)のC-C線矢視図、(B)は図2(A)のC-C線矢視図、(A)は図3(A)のC-C線矢視図、(A)は図4(A)のC-C線矢視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
まず、本実施の形態の商品供給機構が適用される横型製袋充填包装機の概略構成について説明する。
横型製袋充填包装機は、フィルム搬送装置によってフィルムロールから包装フィルムが引き出されて下流に送られ、製筒器により筒状に成形されながら水平方向にフィルムが移送され、本実施の形態の商品供給機構によって、商品と薬剤包装袋とが重ね合わされた状態で筒状フィルム内に順次供給される。
この筒状フィルムの長手方向の重合部分には、センタシールが施され、さらに、この筒状フィルム内の商品を挟むようにして前後部にそれぞれエンドシール装置によってエンドシールが施され、切断が行われ、商品と薬剤包装袋とが封入されたピロー包装体が製造される。
【0010】
次に、図面を参照して本実施の形態の商品供給機構について具体的に説明する。
図1(A)に示すように、商品供給機構10は、商品12および薬剤包装袋14の搬送方向に沿って延在しており、商品供給機構10により商品12および薬剤包装袋14は紙面左側から右側に向かって搬送される。
何れも図示しないが、商品供給機構10の上流端は、商品12を搬送する上流側の搬送コンベアの下流端に接続され、商品供給機構10の下流端は、製筒器により成形された筒状フィルムの内部に位置している。
【0011】
商品供給機構10は、図1(A)、(B)、図5(A)に示すように、ベース板16と、第1ガイド18と、商品上昇部20と、第2ガイド22と、供給コンベア24と、薬剤供給機構26と、一対の開閉プレート28と、制御部30とを含んで構成されている。
なお、商品12は焼き菓子などの食品であり、図1(A)、(B)に示すように、本実施の形態において、平面視円形を呈した円盤状を呈しており、幅W1と高さT1とを有している。本実施の形態では、商品12の幅W1は直径である。
また、薬剤包装袋14は、薬剤としての脱酸素剤あるいは乾燥剤などを包装したものであり、扁平で平面視矩形状を呈しており、幅W2と厚さT2とを有している。本実施の形態では、薬剤包装袋14の幅W2は、薬剤包装袋14の対向する一組の辺の間の寸法であり、薬剤包装袋14の長さは、残りの対向する一組の辺の間の寸法である。
そして、本実施の形態では、商品12の幅W1と、薬剤包装袋14の幅W2とはほぼ同一の寸法で形成されている。なお、商品12の幅W1は、薬剤包装袋14の幅W2よりも小さい寸法で形成されていてもよい。
なお、商品12の種類や薬剤の種類は本実施の形態に限定されるものではない。
また、商品12を平面視した形状は円形以外の矩形状、三角形状、多角形状など任意である。
また、薬剤包装袋14を平面視した形状は矩形状以外の円形状、三角形状、多角形状など任意である。
【0012】
図1(A)、(B)、図5(A)に示すように、ベース板16は、搬送方向と直交する方向に一定の隙間S1を開けて搬送方向に直線状に延在する一対の板部材で構成され、一対の板部材の上面は同一の水平面上を延在する一対のベース板側搬送面1602となっている。
一対のベース板側搬送面1602は、上流側の搬送コンベアの下流端に接続され上流側の搬送コンベアから搬送されてきた商品12が搬送される箇所である。
一対のベース板側搬送面1602の間の隙間S1は、後述するプッシャ32が通過可能な寸法で形成されている。
【0013】
図1(A)、(B)、図5(A)に示すように、第1ガイド18は、ベース板16上に支持されており、互いに平行し、かつ、搬送方向と直交する方向で対向する一対の第1側方ガイド面1802と、各第1側方ガイド面1802の上縁から互いに離間する方向に延在する一対の上面1804とを備えている。
一対の第1側方ガイド面1802は、商品12の幅方向の両側をガイドするものであり、一対の第1側方ガイド面1802の間の寸法は商品12の幅W1よりも若干大きな寸法となっており、商品12が円滑に搬送されるように図られている。
なお、第1ガイド18には図示しない調整機構が設けられ、商品12の幅W1に応じて一対の第1側方ガイド面1802の間の寸法を調整できるように図られている。
【0014】
図1(A)、(B)に示すように、商品上昇部20は、一対のベース板側搬送面1602から搬送されてきた商品12を一対のベース板側搬送面1602よりも上方に変位した上方搬送面2004に上昇させるものである。
詳細に説明すると、商品上昇部20は、一対のベース板側搬送面1602に接続され搬送方向下流側に至るにつれて上方に変位する傾斜を有する一対の傾斜搬送面2002と、一対の傾斜搬送面2002の下流端に接続され水平面上を延在する一対の上方搬送面2004とを備えている。
それら一対の傾斜搬送面2002から一対の上方搬送面2004の間にわたって後述するプッシャ32が通過可能な寸法で形成された隙間S2が連続して設けられている。
言い換えると、一対の上方搬送面2004は、後述する薬剤包装袋14が供給される薬剤供給箇所36よりもプッシャ32の移動方向の上流側にプッシャ32が通過可能な隙間S2を開けて配置され薬剤包装袋14の厚さT2よりも大きな寸法で後述する一対の搬送面2202よりも上方に離れた箇所に商品12を位置させるように構成されている。
なお、一対の第1側方ガイド面1802には、商品上昇部20の両側が収容される不図示の開口が設けられており、前述した調整機構により一対の第1側方ガイド面1802の間の寸法が調整される際に、一対の第1側方ガイド面1802と商品上昇部20とが干渉しないように図られている。
【0015】
図1(A)、(B)、図5(A)に示すように、第2ガイド22は、ベース板16上に支持され、上方搬送面2004の上流端の近傍の下方から商品供給機構10の搬送方向の下流端まで延在形成されている。
第2ガイド22は、一対の搬送面2202と、一対の第2側方ガイド面2204と、一対の上面2206とを備えている。
一対の搬送面2202は、一対の上方搬送面2004よりも下方の位置で水平面上を延在しプッシャ32が通過可能な隙間S3を開けて設けられている。
一対の第2側方ガイド面2204は、一対の搬送面2202の幅方向の両縁からそれぞれ上方に延在して設けられ互いに平行して対向し、商品12および薬剤包装袋14の幅方向の両側をガイドする。
本実施の形態では、前述したように、商品12の幅W1と、薬剤包装袋14の幅W2とはほぼ同一の寸法で形成されていることから、一対の第2側方ガイド面2204の間隔は、商品12の幅W1および薬剤包装袋14の幅W2よりも若干大きな寸法となっており、商品12および薬剤包装袋14が円滑に搬送されるように図られている。
なお、商品12の幅W1が、薬剤包装袋14の幅W2よりも小さい寸法で形成されている場合は、一対の第2側方ガイド面2204の間隔が薬剤包装袋14の幅W2よりも若干大きな寸法となっていればよく、その場合も商品12および薬剤包装袋14が円滑に搬送されることになる。
一対の上面2206は、一対の第2側方ガイド面2204の上縁から互いに離間する方向に延在し同一の水平面上を延在している。
【0016】
図1(A)、(B)、図5(A)に示すように、供給コンベア24は、商品12および薬剤包装袋14を筒状フィルムの内部に搬送するものである。
供給コンベア24は、ベース板16の隙間S1の下方において商品供給機構10の全長にわたって設けられた不図示の無端チェーンと、無端チェーンが掛け回された不図示の駆動スプロケットおよび従動スプロケットと、駆動スプロケットを回転駆動する不図示のモータと、無端チェーンに一定間隔で設けられた複数のプッシャ32とを含んで構成されている。
複数のプッシャ32は、上述した各隙間S1、S2、S3から上方に突出するように設けられるとともに、モータにより無端チェーンが回転されることで複数のプッシャ32がベース板側搬送面1602、一対の傾斜搬送面2002、一対の上方搬送面2004、一対の搬送面2202に沿って移動される。
プッシャ32は、搬送方向に対して直交する平坦な前面3202を有しており、前面3202は搬送面2202から上方に突出すると共に、その上端3204は、図3(B)に想像線で示すように、上方搬送面2004の下流端に載置された商品12の上端よりも高い高さで設けられ、プッシャ32の前面3202が商品12の高さ方向にわたって当接することで商品12を安定した状態で搬送できるように図られている。
このようにプッシャ32の前面3202により商品12を搬送方向に向かって押すことによってそれら各搬送面1602、2002、2004、2202に沿って商品12が搬送方向に移動される。また、プッシャ32の前面3202により薬剤包装袋14を搬送方向に向かって押すことによって搬送面2202に沿って薬剤包装袋14が搬送方向に移動される。
【0017】
図1(A)、(B)、図5(A)に示すように、薬剤供給機構26は、一対の搬送面2202に薬剤包装袋14を供給するものである。
薬剤供給機構26は、吸着ヘッド34と、不図示の移送ロボットとを含んで構成されている。
吸着ヘッド34は、負圧により薬剤包装袋14を吸着すると共に、負圧が解除されることで薬剤包装袋14の吸着を解除するものである。
移送ロボットは吸着ヘッド34をX軸、Z軸、Z軸周りの3方向に移動させるものである。
例えば、移送ロボットは、吸着ヘッド34を、水平面に対して上下方向(Z軸方向)に移動させる不図示の上下移動機構と、供給コンベア24の搬送方向と平行な方向(X軸方向)に移動させる不図示の水平移動機構と、Z軸周り方向に回転移動させる不図示の回転移動機構とを含んで構成されている。
このような移送ロボットとして従来公知の様々なロボットが使用可能であるため、詳細な構成については説明を省略する。
【0018】
後述する制御部30により、吸着ヘッド34と移送ロボットを制御することにより、例えば、商品供給機構10に隣接して設けられた不図示の薬剤包装袋供給部から供給された薬剤包装袋14を吸着ヘッド34によって吸着すると共に、上方搬送面2004のプッシャ32の移動方向の下流に位置する一対の搬送面2202の箇所に設けられた薬剤供給箇所36に吸着ヘッド34を移動させたのち吸着ヘッド34の吸着を解除することで薬剤包装袋14を薬剤供給箇所36に供給する。
本実施の形態では、移送ロボットは、吸着ヘッド34に吸着された薬剤包装袋14の幅方向を搬送方向と直交する方向に合致させて薬剤包装袋14を薬剤供給箇所36(一対の搬送面2202)に供給する。
したがって、薬剤包装袋14は一対の搬送面2202の隙間S3をまたいで一対の搬送面2202に載置され、薬剤包装袋14の幅方向の両側寄りの箇所が一対の搬送面2202に載置された状態で一対の搬送面2202上を搬送される。
【0019】
図2(A)、図5(B)に示すように、一対の開閉プレート28は、薬剤供給箇所36に、プッシャ32が通過可能な隙間S4を開け一対の搬送面2202に供給された薬剤包装袋14よりも高い箇所から一対の搬送面2202の上方を覆う閉塞位置P1と、図1(A)、図5(A)に示すように、一対の搬送面2202の上方から退避する退避位置P2との間で移動可能に設けられている。
本実施の形態では、一対の開閉プレート28は、プッシャ32の移動方向における上方搬送面2004の下流端と同一の高さ、あるいは、下流端よりも若干低い高さで設けられており、一対の開閉プレート28の上面2802の全域は平坦面で形成されている。
図5(A)-(D)に示すように、一対の開閉プレート28の閉塞位置P1と退避位置P2との移動は、一対の第2ガイド22の上面2206に設けられた一対のアクチュエータ38によってなされ、一対のアクチュエータ38の動作は制御部30によって制御される。
このようなアクチュエータ38として空気シリンダなど従来公知の様々なアクチュエータ38が使用可能である。
【0020】
図1(A)に示すように、制御部30は、上流側の搬送コンベアの下流端から商品供給機構10に供給される商品12を検出する不図示の検出部からの検出信号と、供給コンベア24による商品12の移動量(供給コンベア24のモータの回転量)とを監視している。
制御部30は、それら検出信号および商品12の移動量に基づいて、商品12の搬送方向における位置(言い換えるとプッシャ32の搬送方向における位置)を認識する。
そして、制御部30は、認識した商品12の位置(プッシャ32の位置)に基づいて、薬剤供給機構26による薬剤包装袋14の薬剤供給箇所36への供給動作および一対の開閉プレート28の開閉動作を制御する。
【0021】
次に、図1図5を参照して、商品供給機構10の動作について具体的に説明する。
図1(A)、(B)、図5(A)に示すように、制御部30は、薬剤供給箇所36への薬剤包装袋14の供給前に一対の開閉プレート28を退避位置P2とする。
そして、供給コンベア24のプッシャ32の前面3202が商品12のプッシャ32の移動方向の上流端の箇所に当接することで商品12が搬送方向に移動され、商品12は、ベース板側搬送面1602から商品上昇部20に移動されたのち、商品上昇部20(傾斜搬送面2002)によって上方搬送面2004に向かって上昇していく。
この状態で、制御部30は、退避位置P2に位置した一対の開閉プレート28の間から一対の搬送面2202の薬剤供給箇所36に薬剤供給機構26によって薬剤包装袋14を供給する。
【0022】
次いで、図2(A)、(B)、図5(B)に示すように、制御部30は、プッシャ32によって移動される商品12が薬剤供給箇所36に至る前に一対の開閉プレート28を閉塞位置P1とし、商品12はプッシャ32によってさらに商品上昇部20によって上昇されて上方搬送面2004に移動され、閉塞位置P1に位置する一対の開閉プレート28に接近していく。
【0023】
次いで、図3(A)、(B)、図5(C)に示すように、プッシャ32の前面3202によって押されることで商品12は上方搬送面2004から閉塞位置P1にある一対の開閉プレート28の上に移動され、さらに開閉プレート28上を搬送方向に移動される。
やがて、プッシャ32の前面3202が薬剤包装袋14のプッシャ32の移動方向の上流端の箇所に当接し、プッシャ32の前面3202によって押されることで薬剤包装袋14は搬送面2202に沿って薬剤供給箇所36から搬送方向に移動される。
すなわち、閉塞位置P1にある一対の開閉プレート28上に位置する商品12と、閉塞位置P1にある一対の開閉プレート28の下方(言い換えると商品12の直下)で搬送面2202上に位置する薬剤包装袋14とが1つのプッシャ32の前面3202によって同期して(すなわち同時に同一の搬送速度で)搬送方向に移動される。
ここで、制御部30は、プッシャ32が一対の開閉プレート28を通過するまで一対の開閉プレート28の閉塞位置P1を維持する。そして、制御部30は、プッシャ32が一対の開閉プレート28を通過後に一対の開閉プレート28を退避位置P2とする。
【0024】
やがて、図4(A)、(B)、図5(D)に示すように、商品12は、プッシャ32によって移動されることで閉塞位置P1にある一対の開閉プレート28の搬送方向の下流端から、プッシャ32によって商品12と同期して移動される薬剤包装袋14の上に自重により落下して薬剤包装袋14の上に重ね合わされた状態となる。
これにより商品12と薬剤包装袋14のプッシャ32の移動方向の上流端の箇所が一致した状態で、商品12は薬剤包装袋14の上に重ね合わされる。
すなわち、搬送方向において商品12および薬剤包装袋14は同期して移動するため、商品12の搬送方向上流側の箇所が薬剤包装袋14の搬送方向上流側の箇所よりも搬送方向上流側にずれた状態で商品12が薬剤包装袋14に重なり、搬送方向下流側に搬送されることが防止される。
そして、商品12および薬剤包装袋14は、搬送方向において位置がずれることなく重ね合わされた状態でプッシャ32によって搬送面2202に沿って搬送方向下流側に移動されることによって製筒器により成形された筒状フィルムの内部に供給される。
本実施の形態では、商品12の搬送方向上流端と薬剤包装袋14の搬送方向上流端とが、プッシャ32の前面3202により合わされるため、商品12の搬送方向上流端と薬剤包装袋14の搬送方向上流端との搬送方向における位置が同一の位置で重ね合わされた状態で搬送される。
そして、前述したように、筒状フィルムにセンタシール、エンドシールが施され、切断が行われることで商品12および薬剤包装袋14が封入されたピロー包装体が製造される。
【0025】
なお、本実施の形態では、制御部30は、プッシャ32が一対の開閉プレート28を通過するまで一対の開閉プレート28の閉塞位置P1を維持し、プッシャ32が一対の開閉プレート28を通過後に一対の開閉プレート28を退避位置P2とする場合について説明した。
しかしながら、一対の開閉プレート28を閉塞位置P1から退避位置P2にするタイミングは、プッシャ32が商品12と薬剤包装袋14のプッシャ32の移動方向の上流端の箇所に当接した以降であって、かつ、薬剤供給箇所36への薬剤包装袋14の供給前であればよい。
【0026】
この場合、一対の開閉プレート28から商品12が薬剤包装袋14の上に自重で落下する動作には、以下の3種類が含まれる。
(動作1)退避位置P2に移動しつつある一対の開閉プレート28の間から商品12は、商品12と同期して移動される薬剤包装袋14の上に自重により落下し、これにより商品12と薬剤包装袋14のプッシャの移動方向の上流端の箇所が一致した状態で、商品12は薬剤包装袋14の上に重ね合わされる。
(動作2)閉塞位置P1から退避位置P2に移動しつつある一対の開閉プレート28の搬送方向の下流端から商品12は、商品12と同期して移動される薬剤包装袋14の上に自重により落下し、これにより商品12と薬剤包装袋14のプッシャの移動方向の上流端の箇所が一致した状態で、商品12は薬剤包装袋14の上に重ね合わされる。
(動作3)上述した実施の形態と同様であり、閉塞位置P1に位置する一対の開閉プレート28の搬送方向の下流端から商品12は、商品12と同期して移動される薬剤包装袋14の上に自重により落下し、これにより商品12と薬剤包装袋14のプッシャの移動方向の上流端の箇所が一致した状態で、商品12は薬剤包装袋14の上に重ね合わされる。
【0027】
ここで、(動作1)あるいは(動作2)とした場合は(動作3)の場合に比較して一対の開閉プレート28を閉塞位置P1から退避位置P2にするタイミングを早めることができる。
したがって、(動作1)あるいは(動作2)とした場合は(動作3)の場合に比較して薬剤供給箇所36への薬剤包装袋14の供給タイミングを早めることができることから、商品供給機構10による商品12および薬剤包装袋14の搬送速度を高めることができるので、横型製袋充填包装機によるピロー包装体の製造を効率よく行なう上で有利となる。
【0028】
以上説明したように本実施の形態によれば、上方搬送面2004のプッシャ32の移動方向の下流に位置する一対の搬送面2202の箇所に薬剤供給箇所36を設け、薬剤供給箇所36に、プッシャ32が通過可能な隙間を開け一対の搬送面2202に供給された薬剤包装袋14よりも高い箇所から一対の搬送面2202の上方を覆う閉塞位置P1と、一対の搬送面2202の上方から退避する退避位置P2との間で移動可能な一対の開閉プレート28を設け、商品12が薬剤供給箇所36に至る前に一対の開閉プレート28を閉塞位置P1としかつプッシャ32が商品12と薬剤包装袋14のプッシャ32の移動方向の上流端の箇所に当接した以降で薬剤供給箇所36への薬剤包装袋14の供給前に一対の開閉プレート28を退避位置P2とするようにした。
したがって、一対の開閉プレート28上の商品12と、薬剤供給箇所36に供給された薬剤包装袋14とをプッシャ32によって同期して搬送方向に移動させることで、退避位置P2に移動しつつある一対の開閉プレート28の間から商品12は、商品12と同期して移動される薬剤包装袋14の上に自重により落下する。
あるいは、閉塞位置P1から退避位置P2に移動しつつある一対の開閉プレート28の搬送方向の下流端から商品12は、商品12と同期して移動される薬剤包装袋14の上に自重により落下する。
あるいは、閉塞位置P1に位置する一対の開閉プレート28の搬送方向の下流端から商品12は、商品12と同期して移動される薬剤包装袋14の上に自重により落下する。
これにより商品12と薬剤包装袋14のプッシャの移動方向の上流端の箇所が一致した状態で、商品12は薬剤包装袋14の上に重ね合わされる。
そのため、商品12の搬送方向上流端と薬剤包装袋14の搬送方向上流端との搬送方向における位置が同一の位置で重ね合わされた状態で搬送されるので、従来のように商品12の搬送方向上流側の箇所が薬剤包装袋14の搬送方向上流側の箇所よりも搬送方向上流側にずれた状態で商品12が薬剤包装袋14に重なり、搬送方向下流側に搬送されてしまうといった不具合を確実に防止することができる。
したがって、商品12と薬剤包装袋14との搬送方向における位置ずれに起因するピロー包装体のシール部分における商品12または薬剤包装袋14の噛み込み不良(シール不良)を確実に防止することができ、横型製袋充填包装機によるピロー包装体の製造を安定して効率よく行なう上で有利となる。
【0029】
また、本実施の形態では、一対の開閉プレート28は、プッシャ32の移動方向における上方搬送面2004の下流端と同一の高さ、あるいは、下流端よりも若干低い高さで設けられているので、商品12の下部の外周部が角張って形成されていても、商品12が上方搬送面2004から一対の開閉プレート28の上面2802に移動する際に円滑に商品12を搬送する上で有利となる。
また、一対の開閉プレート28の上面2802の全域は平坦面で形成されているので、商品12を一対の開閉プレート28の上面2802に沿って円滑に搬送する上で有利となることは無論のこと、以下に説明するように一対の開閉プレート28に商品12を円滑に案内するための傾斜面を形成する必要がないため、開閉プレート28の部品コストの低減を図る上で有利となる。
【0030】
なお、一対の開閉プレート28は、プッシャ32の移動方向における上方搬送面2004の下流端とほぼ同じ高さで設けられていてもかまわない。
その場合、商品12の下部の外周部が曲面や傾斜面などで形成されていれば、商品12が上方搬送面2004から一対の開閉プレート28に搬送される際に、商品12の下部の外周部が一対の開閉プレート28の搬送方向上流端に干渉することなく円滑に商品12が搬送される。
また、商品12の下部の外周部が角張って形成されている場合には、一対の開閉プレート28の上面2802の搬送方向上流端に搬送方向下流側に至るにつれて次第に上昇する傾斜面を形成することにより、商品12が上方搬送面2004から一対の開閉プレート28に搬送される際に、商品12の下部の外周部が一対の開閉プレート28の傾斜面によって案内されることで円滑に商品12が搬送されるので好ましい。
【0031】
また、本実施の形態では、プッシャ32の前面3202が搬送面2202から上方に突出すると共に、その上端3204が上方搬送面2004の下流端に載置された商品12の上端よりも高い高さで設けられている場合について説明したが、プッシャ32の前面3202の上端3204が上方搬送面2004の下流端に載置された商品12の上端よりも低い高さで設けられていてもかまわない。
すなわち、プッシャ32によって商品12を搬送するためには、プッシャ32の前面3202の上端3204が、少なくとも上方搬送面2004の下流端に載置された商品12の下端よりも高ければ足りる。
しかしながら、本実施の形態のようにすると、プッシャ32の前面3202が商品12の上下方向にわたってより確実に当接するので、プッシャ32によって商品12を安定した状態で搬送する上でより有利となる。
【符号の説明】
【0032】
10 商品供給機構
12 商品
14 薬剤包装袋
16 ベース板
1602 ベース板側搬送面
18 第1ガイド
1802 第1側方ガイド面
1804 上面
20 商品上昇部
2002 傾斜搬送面
2004 上方搬送面
22 第2ガイド
2202 一対の搬送面
2204 一対の第2側方ガイド面
2206 一対の上面
24 供給コンベア
26 薬剤供給機構
28 一対の開閉プレート
2802 上面
30 制御部
32 プッシャ
3202 前面
3204 上端
34 吸着ヘッド
36 薬剤供給箇所
38 アクチュエータ
W1 商品の幅
T1 商品の高さ
W2 薬剤包装袋の幅
T2 薬剤包装袋の厚さ
P1 閉塞位置
P2 退避位置
S1 一対のベース板側搬送面1602の隙間
S2 商品上昇部20の隙間
S3 一対の搬送面2202の隙間
S4 閉塞位置P1における一対の開閉プレート28の隙間
図1
図2
図3
図4
図5