(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024082306
(43)【公開日】2024-06-20
(54)【発明の名称】店舗利用支援装置、店舗利用支援方法及び店舗利用支援プログラム
(51)【国際特許分類】
G06Q 30/0241 20230101AFI20240613BHJP
【FI】
G06Q30/0241
【審査請求】有
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022196050
(22)【出願日】2022-12-08
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2024-03-07
(71)【出願人】
【識別番号】320005501
【氏名又は名称】株式会社電通
(71)【出願人】
【識別番号】516046215
【氏名又は名称】Supership株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100121083
【弁理士】
【氏名又は名称】青木 宏義
(74)【代理人】
【識別番号】100138391
【弁理士】
【氏名又は名称】天田 昌行
(74)【代理人】
【識別番号】100174528
【弁理士】
【氏名又は名称】木村 晋朗
(72)【発明者】
【氏名】宮前 政志
(72)【発明者】
【氏名】柴田 秀和
(72)【発明者】
【氏名】稲田 暁人
(72)【発明者】
【氏名】一条 侑那
【テーマコード(参考)】
5L030
5L049
【Fターム(参考)】
5L030BB08
5L049BB08
(57)【要約】
【課題】好適な店舗利用支援を可能とする店舗利用支援装置、店舗利用支援方法及び店舗利用支援プログラムを提供する。
【解決手段】本開示の一態様に係る店舗利用支援装置は、店舗に設置されるとともに、ユーザ端末を介した能動的なアクションに基づいてユーザの来店を検出する検出部と、前記店舗で販売する1つ又は複数の特定商品について、販売促進用生データを登録する登録部と、前記店舗で販売する1つ又は複数の特定商品について登録された前記販売促進用生データに基づいて、販売促進用コンテンツを生成する生成部と、前記ユーザ端末を介した能動的なアクションに基づいて前記ユーザの来店が検出されると、前記販売促進用コンテンツを前記ユーザ端末に配信する配信部と、を有することを特徴とする。
【選択図】
図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
店舗に設置されるとともに、ユーザ端末を介した能動的なアクションに基づいてユーザの来店を検出する検出部と、
前記店舗で販売する1つ又は複数の特定商品について、販売促進用生データを登録する登録部と、
前記店舗で販売する1つ又は複数の特定商品について登録された前記販売促進用生データに基づいて、販売促進用コンテンツを生成する生成部と、
前記ユーザ端末を介した能動的なアクションに基づいて前記ユーザの来店が検出されると、前記販売促進用コンテンツを前記ユーザ端末に配信する配信部と、
を有することを特徴とする店舗利用支援装置。
【請求項2】
前記登録部は、前記販売促進用生データとして、少なくとも、前記特定商品の商品名と、商品識別情報と、販売金額と、掲載期間とを登録する、
ことを特徴とする請求項1に記載の店舗利用支援装置。
【請求項3】
前記生成部は、前記販売促進用コンテンツを生成する際に、複数のデザインフォーマット候補の中から使用するデザインフォーマットを選択して、前記デザインフォーマットにおいて割り当てられる区画に前記特定商品の販売促進用情報を配置する、
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の店舗利用支援装置。
【請求項4】
前記生成部は、前記特定商品の数に応じて前記デザインフォーマットにおいて割り当てられる区画数を変動させるとともに、各区画に各特定商品の販売促進用情報を配置する、
ことを特徴とする請求項3に記載の店舗利用支援装置。
【請求項5】
前記生成部は、前記特定商品に付与された優先度に応じて、相対的に優先度が高い特定商品の販売促進用情報を相対的に優先度が低い特定商品の販売促進用情報より強調する、
ことを特徴とする請求項4に記載の店舗利用支援装置。
【請求項6】
前記生成部は、前記デザインフォーマットにおいて割り当てられる区画に前記特定商品の販売促進用情報を配置した際の空き区画が発生する場合に、前記空き区画を利用して、前記販売促進用コンテンツとは別の広告コンテンツを配置する、
ことを特徴とする請求項3に記載の店舗利用支援装置。
【請求項7】
前記生成部は、前記デザインフォーマットにおいて割り当てられる区画に前記特定商品の販売促進用情報を配置した際の空き区画が発生するか否かに関わらず、前記デザインフォーマットにおいて割り当てられる区画のいずれかに割り込ませる形で、又は、前記デザインフォーマットにおいて割り当てられる区画外に、前記販売促進用コンテンツとは別の広告コンテンツを配置する、
ことを特徴とする請求項3に記載の店舗利用支援装置。
【請求項8】
前記生成部は、前記ユーザ端末を介した能動的なアクションに基づいて前記ユーザの来店が検出されると、前記ユーザ端末の識別情報に応じた前記販売促進用コンテンツを生成する、
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の店舗利用支援装置。
【請求項9】
店舗に設置された検出部により、ユーザ端末を介した能動的なアクションに基づいてユーザの来店を検出するステップと、
登録部により、前記店舗で販売する1つ又は複数の特定商品について、販売促進用生データを登録するステップと、
生成部により、前記店舗で販売する1つ又は複数の特定商品について登録された前記販売促進用生データに基づいて、販売促進用コンテンツを生成するステップと、
前記ユーザ端末を介した能動的なアクションに基づいて前記ユーザの来店が検出されると、配信部により、前記販売促進用コンテンツを前記ユーザ端末に配信するステップと、
を有することを特徴とする店舗利用支援方法。
【請求項10】
店舗に設置された検出部により、ユーザ端末を介した能動的なアクションに基づいてユーザの来店を検出するステップと、
登録部により、前記店舗で販売する1つ又は複数の特定商品について、販売促進用生データを登録するステップと、
生成部により、前記店舗で販売する1つ又は複数の特定商品について登録された前記販売促進用生データに基づいて、販売促進用コンテンツを生成するステップと、
前記ユーザ端末を介した能動的なアクションに基づいて前記ユーザの来店が検出されると、配信部により、前記販売促進用コンテンツを前記ユーザ端末に配信するステップと、
をコンピュータに実行させることを特徴とする店舗利用支援プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、店舗利用支援装置、店舗利用支援方法及び店舗利用支援プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、販売促進情報を配信するシステムにおいて、販売促進情報を閲覧したユーザが販売促進情報に対応の店舗を利用したことに応じて、ユーザに特典が付与されるようにした特典付与管理システム及び特典付与管理方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1は、販売促進情報閲覧から対応店舗利用、ユーザ特典付与までの流れが煩雑であり、サービスを提供する側とサービスを提供される側の双方にとって好適な店舗利用支援を実現するという観点において改良の余地がある。
【0005】
そこで本開示は、好適な店舗利用支援を可能とする店舗利用支援装置、店舗利用支援方法及び店舗利用支援プログラムを提供することを目的の1つとする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様に係る店舗利用支援装置は、店舗に設置されるとともに、ユーザ端末を介した能動的なアクションに基づいてユーザの来店を検出する検出部と、前記店舗で販売する1つ又は複数の特定商品について、販売促進用生データを登録する登録部と、前記店舗で販売する1つ又は複数の特定商品について登録された前記販売促進用生データに基づいて、販売促進用コンテンツを生成する生成部と、前記ユーザ端末を介した能動的なアクションに基づいて前記ユーザの来店が検出されると、前記販売促進用コンテンツを前記ユーザ端末に配信する配信部と、を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本開示の一態様によれば、好適な店舗利用支援を可能とする店舗利用支援装置、店舗利用支援方法及び店舗利用支援プログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】店舗利用支援装置の概略構成の一例を示す図である。
【
図2】スーパーマーケットの構成の一例を示す図である。
【
図3】NFCタッチによる来店検出の一例を示す図である。
【
図4】店舗利用支援サーバの内部構成の一例を示すブロック図である。
【
図5】販売促進用生データの一例を示す概念図である。
【
図6】販売促進用コンテンツを生成する際のデザインフォーマットの選択の一例を示す概念図である。
【
図7】特定商品の数に応じた区画数の変動の一例を示す図である。
【
図8】特定商品に付与された優先度に応じた特定商品の販売促進用情報の強調表示の一例を示す図である。
【
図9】デザインフォーマットにおいて割り当てられる空き区画に販売促進用コンテンツとは別の広告コンテンツを配置する場合の一例を示す図である。
【
図10】ユーザ端末と店舗利用支援サーバの機能構成の一例を示す図である。
【
図11】ユーザ端末と店舗利用支援サーバのハードウェア構成の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示の実施形態について添付図面を参照して詳細に説明する。
【0010】
図1は、店舗利用支援装置1の概略構成の一例を示す図である。「店舗利用支援装置」は、「店舗利用支援システム」と読み替えられてもよい(両者を同義としてもよい)。また、店舗利用支援方法及び店舗利用支援プログラムは、店舗利用支援装置1に含まれるコンピュータ(CPU:Central Processing Unit)に各種の処理ステップを実行させることによって実現される。また、本明細書では、「店舗」の一例として、フランチャイズチェーンによって展開されているスーパーマーケット(群)を挙げて説明する。なお、「店舗」の数や種類には自由度があり、種々の設計変更が可能である(例えばドラッグストアや家電量販店、ディスカウントストア、コンビニエンスストア等であってもよい)。
【0011】
図1に示すように、店舗利用支援装置1は、ユーザ端末10と、店舗利用支援サーバ20とを有している。ユーザ端末10と店舗利用支援サーバ20は、ネットワーク30によって互いに通信可能に接続されている。
図1では、ユーザ端末10と店舗利用支援サーバ20を単一構成として簡略化して描いているが、これは作図の便宜上の理由によるものである。実際には、ハードウェア構成としても、ソフトウェア構成としても、ユーザ端末10と店舗利用支援サーバ20は、
図1に描いたよりも複雑な構成を有している。詳細については後述するが、例えば、店舗利用支援サーバ20は、複数のサーバやデータベース等を含んで構成されていてもよい。店舗利用支援サーバ20は、単一の店舗であるスーパーマーケットを管轄する各店舗サーバ(各店アカウントを有する)、チェーン展開された複数の店舗であるスーパーマーケット群を管轄する本部サーバ(本部アカウントを有する)、及び、スーパーマーケット(群)の管轄を代理で請け負う代理店サーバ(代理店アカウントを有する)を含んでいてもよい。また、店舗利用支援サーバ20の他に、スーパーマーケットに含まれる複数の販売ブース(例えば、肉類、野菜類、鮮魚類、清涼飲料水、アルコール、総菜等)の各々を管轄するサーバがネットワーク30を介してユーザ端末10及び店舗利用支援サーバ20と通信可能に設けられていてもよい。
【0012】
店舗利用支援装置(店舗利用支援システム)1は、ユーザ端末10と店舗利用支援サーバ20と店舗(スーパーマーケット)(例えば後述するNFCタグ3)を含んだ構成として捉えてもよいし、ユーザ端末10を含まず店舗利用支援サーバ20と店舗(スーパーマーケット)(例えば後述するNFCタグ3)だけを含んだ構成として捉えてもよい。つまり、店舗利用支援装置1において、ユーザ端末10は必須の構成要件ではない。
【0013】
ユーザ端末10は、例えば、携帯電話、スマートフォン、タブレット型端末などの携帯端末(移動通信端末)である。つまり、本明細書におけるユーザ端末10は、店舗利用支援サーバ20との間で各種の通信を行うことができる通信デバイスである。ユーザ端末10は、例えば、有線及び/又は無線(例えば、Long Term Evolution(LTE)、5th Generation New Radio(5G NR)、Wi-Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)など)を介して、ネットワーク(インターネットなど)と通信してもよい。ユーザ端末10による通信方式には自由度があり、種々の設計変更が可能であり、音響通信や可視光通信等であってもよい。ユーザ端末10は、ユーザの操作により、ブラウザ及びその他の各種のアプリケーションを実行する。
【0014】
本実施形態において、ユーザ端末10は、店舗(スーパーマーケット)における各種の商品やサービスの購買活動を行ったり、その購買活動に関連するコンテンツ配信や特典付与を受けたり、その他の情報の提供や収集を行ったりするために使用される。その意味で、ユーザ端末10は「店舗利用者の端末」と読み替えられる。ユーザ端末10には、店舗(スーパーマーケット)におけるユーザの利便性を向上させるための「店舗利用アプリケーション」がダウンロード(インストール)される。
【0015】
店舗利用支援サーバ20は、ユーザ端末10との間で各種の通信を行うことができる通信デバイスであればよく、デバイス、回路などで読み替えられてもよい。店舗利用支援サーバ20は、ユーザ端末10との間の通信を介して、ユーザ(店舗利用者)に好適なサービスを提供するための各種の処理を制御・実行する。
【0016】
図2は、スーパーマーケット(店舗)2の構成の一例を示す図である。
【0017】
図2に示すように、スーパーマーケット2は、出入口の近傍に設置されたNFC(Near Field Communication)タグ3と、肉類ブース4と、野菜類ブース5と、鮮魚類ブース6と、清涼飲料水ブース7と、アルコールブース8と、総菜ブース9とを有している。なお、スーパーマーケット2に設置する販売ブースは
図2で例示したものに限定されず(数や種類には自由度があり)、種々の設計変更が可能である。
図2ではスーパーマーケット2が1フロアで構成されるように描いているが、スーパーマーケット2が2フロア以上(二階建て以上)で構成されていてもよい。
【0018】
NFCタグ3は、スーパーマーケット(店舗)2に設置されるとともに、ユーザ端末10を介した能動的なアクションに基づいて、ユーザのスーパーマーケット(店舗)2への来店を検出する「検出部」として機能する。例えば、
図3に示すように、スーパーマーケット2に訪れたユーザが自身のユーザ端末10をNFCタグ3に近付けて近距離無線通信(NFC通信)を行うと、ユーザ端末10からNFCタグ3に電波が送られ、NFCタグ3からユーザ端末10に電波が戻ってきて、その結果が、ユーザ端末10から店舗利用支援サーバ20に送られる。その際、ユーザ端末10の所有者である店舗利用者に関する情報(例えば、ユーザ端末10の識別情報、ユーザの年齢、性別、職業等の情報、ユーザの店舗における購買履歴情報等)がユーザ端末10から店舗利用支援サーバ20に送られてもよい。このように、NFCタグ3(検出部)は、近距離無線通信部からなり、ユーザ端末10との間の近距離無線通信により、ユーザ端末10を介した能動的なアクションに基づいて、ユーザのスーパーマーケット(店舗)2への来店を検出する。この「検出処理」は、ユーザ端末10が店舗利用アプリケーションを登録済(インストール済、ダウンロード済)であるか否か、店舗利用アプリケーションを起動中であるか否かにかかわらず(登録済、起動中でなかったとしても)、ユーザ端末10をNFCタグ3に近付けて近距離無線通信を行うだけで実行可能である(店舗利用アプリケーションの導線とすることができる)。すなわち、ユーザ端末10をNFCタグ3に近付けて近距離無線通信を行うことで店舗利用アプリケーションのインストールやアプリの起動導線とすることができるため、手間が無く店舗利用アプリケーションの起動が行うことができ、検出処理の実行も可能となる。さらに、NFCタグ3には、各タグが設置された店舗の情報が対応付けられており(NFCタグ自体に店舗登録がなされており)、ユーザ端末をNFCタッチするだけで、“誰が”“いつ”“どの店舗に”来たかをIDに基づいて捕捉することができる。
【0019】
図4は、店舗利用支援サーバ20の内部構成の一例を示すブロック図である。
【0020】
図4に示すように、店舗利用支援サーバ20は、アプリケーションダウンロード誘導部21と、登録部22と、生成部23と、配信部24とを有している。
【0021】
アプリケーションダウンロード誘導部21は、ユーザ端末10を介した能動的なアクションに基づいてユーザのスーパーマーケット(店舗)2への来店が検出された場合(ユーザ端末10とNFCタグ3の近距離無線通信が検出された場合)において、ユーザ端末10に店舗利用アプリケーションがダウンロードされていないとき、ユーザ端末10に店舗利用アプリケーションのダウンロードを誘導する。入店タッチ(ユーザ端末10をNFCタグ3にかざす能動的なアクション)した全てのユーザ端末10が、店舗利用アプリケーションをダウンロード済みとは限らない。そこで、例えば、ユーザ端末10のディスプレイに店舗利用アプリケーションのダウンロード画面を表示したり、店舗利用アプリケーションのストアを表示したりして、ユーザ端末10に店舗利用アプリケーションのダウンロードを誘導することが好ましい。
【0022】
入店タッチ(ユーザ端末10をNFCタグ3にかざす能動的なアクション)が行われると、店舗利用アプリケーションのDLユーザか否かが判断される。店舗利用アプリケーションのDLユーザである場合、例えば、PUSH通知やAppClip等の導線を経由したタップ後に、店舗利用アプリケーションの起動が行われる。これにより、店舗利用アプリケーションの休眠ユーザの再利用が促進されるとともに、店舗利用アプリケーションの起動が習慣化されることが期待できる。店舗利用アプリケーションの非DLユーザである場合、店舗利用アプリケーションのDLストアに誘導される。これにより、店舗利用アプリケーションの新規のダウンロード獲得が促進されることが期待できる。また、店舗利用アプリケーションの起動時にイベント(コンテンツ配信、特典付与)を発動し、当該イベントをID別に出し分けることで、“誰が”“いつ”“どの店舗に”来たかをIDに基づいて捕捉することができる。
【0023】
登録部22は、スーパーマーケット(店舗)2で販売する1つ又は複数の特定商品について、販売促進用生データを登録する。「販売促進用生データ」とは、スーパーマーケット2において特に注力して販売したい商品(群)について広告(特売広告)を作成するための材料となる情報である。
【0024】
図5は、販売促進用生データの一例を示す概念図である。
図5に示すように、販売促進用生データは、特売対象となる特定商品について、掲載期間と、商品名と、JANコード(商品識別情報)と、販売金額と、優先度とを対応付けて登録されたデータである。
図5の例では、特定商品として、ビール、ラーメン、牛肉、キャベツ、エリンギ、マグロ刺身、生ハム、とんかつ弁当、うなぎ蒲焼がリストアップされて登録されている。各特定商品について、掲載期間(yy/mm/dd)と、JANコード(●●●)と、販売金額(■■■)とが登録されている。また、優先度として、ビール、キャベツ、マグロ刺身、うなぎ蒲焼が「高」に設定され、牛肉、エリンギ、とんかつ弁当が「中」に設定され、ラーメン、生ハムが「低」に設定されている。ここで設定した優先度は一例であり、種々の設計変更が可能である(優先度は高、中、低の三段階に限られず、二段階又は四段階以上であってもよい)。また、優先度は、特定商品の販売金額のお得度合い(割引度合い)や掲載期間の短長に応じて自動的に設定されてもよい。すなわち、お得度合い(割引度合い)が高く、掲載期間が短いほど、優先度を高く設定し、お得度合い(割引度合い)が低く、掲載期間が長いほど、優先度を低く設定してもよい。販売促進用生データの形式には自由度があり、種々の設計変更が可能であるが、例えば、CSV(Comma Separated Value)ファイルを利用することができる。このようにして、登録部22は、販売促進用生データとして、少なくとも、特定商品の商品名と、商品識別情報と、販売金額と、掲載期間とを登録する。その他の販売促進用生データとして、上述した特定商品毎の優先度、特定商品の画像が登録部22に登録されてもよい。
【0025】
上述したように、店舗利用支援サーバ20は、単一の店舗であるスーパーマーケットを管轄する各店舗サーバ(各店アカウントを有する)、チェーン展開された複数の店舗であるスーパーマーケット群を管轄する本部サーバ(本部アカウントを有する)、及び、スーパーマーケット(群)の管轄を代理で請け負う代理店サーバ(代理店アカウントを有する)を含んでいてもよい。そして、販売促進用生データは、例えば、各店舗サーバが各店アカウントを利用して登録してもよいし、本部サーバが本部アカウントを利用して登録してもよいし、代理店サーバが代理店アカウントを利用して登録してもよい。これにより、フランチャイズチェーン全体での特売用の販売促進用生データを登録する態様、フランチャイズチェーンの一店舗におけるゲリラ特売用の販売促進用生データを登録する態様を使い分けることができる。また、各店アカウント、本部アカウント、代理店アカウントの各アカウントでスケジュールやキャンペーン配信管理が出来る仕様にしてもよい。
【0026】
生成部23は、スーパーマーケット(店舗)2で販売する1つ又は複数の特定商品について登録された販売促進用生データに基づいて、販売促進用コンテンツを生成する。「販売促進用コンテンツ」とは、上述した入店タッチ(ユーザ端末10をNFCタグ3にかざす能動的なアクション)が行われたユーザ端末10に対して配信される、スーパーマーケット(店舗)2において特に注力して販売したい商品(群)についての広告(特売広告)である。
【0027】
生成部23は、販売促進用コンテンツを生成する際に、複数のデザインフォーマット候補の中から使用するデザインフォーマットを選択して、選択したデザインフォーマットにおいて割り当てられる区画に特定商品の販売促進用情報を配置する。その際、CSVファイルのJANコードを紐付けて商品画像と値段をフォーマット内で自動生成してもよい。
【0028】
図6A、
図6Bは、販売促進用コンテンツを生成する際のデザインフォーマットの選択の一例を示す概念図である。
図6Aでは、デザインフォーマット1-5が用意されており、その中からいずれかのデザインフォーマットが選択される。デザインフォーマット1-5の数や種類には自由度があり、例えば、流通毎の特色を強調できるようなデザインフォーマットが想定・準備される。デザインフォーマット1-5を選択する際にそのフレーム構造を参照することができる。
【0029】
図6Bは、選択されたデザインフォーマットの一例である。
図6Bの例では、画面上部に横文字で「超特価市!!」の文言が配置され、「超」の文言がとりわけ大きなサイズかつ特殊なフォントで強調されている。また、「特価市」の直上に横文字で「お見逃しなく!」の文言が配置されている。その下方のスペースには、横に2列と縦に3行の合計6個の区画が割当てられており、各区画に各特定商品の販売促進用情報が配置可能となっている。各区画のレイアウトについて説明すると、中央部に商品画像の配置スペースがあり、右上部に「お一人様0点限り」の文言が配置され、右下部に「メーカー名/商品名」と「0,000円(税込み)」の文言が配置され、その左に「00%OFF」の文言が配置されている。各区画に各特定商品の販売促進用生データを挿入することによって、販売促進用情報が自動的に配置される。ここで、各区画に各特定商品の販売促進用生データを挿入することによって販売促進用情報を自動的に配置するための各種データは、上記の販売促進用生データに含まれていてもよい。各区画に表示されるサイズなどはデザインフォーマットに準拠する。このように、各区画において、商品画像と値段表示を自動配置かつ最適化表示することが可能になる。
【0030】
生成部23は、特定商品の数に応じて、デザインフォーマットにおいて割り当てられる区画数を変動させるとともに、各区画に各特定商品の販売促進用情報を配置することができる。
【0031】
図7A、
図7Bは、特定商品の数に応じた区画数の変動の一例を示す図である。
図7Aでは、特定商品の数が6であるために、デザインフォーマットにおいて割り当てられる区画数を横に2列と縦に3行の合計6個としており、各区画に特定商品A-Fの販売促進用情報を配置している。
図7Bでは、特定商品の数が8であるために、デザインフォーマットにおいて割り当てられる区画数を横に2列と縦に4行の合計8個としており、各区画に特定商品A-Hの販売促進用情報を配置している。なお、特定商品の数に応じた区画数は
図7A、
図7Bに例示したものに限定されることはなく、例えば、特定商品の数に応じた区画数を10個以上等の多数個としてもよい。また、
図7A、
図7Bでは、ユーザ端末の表示部(ディスプレイ)に6個又は8個の区画を一画面固定で表示しているが、区画数が多くなる場合、ユーザ端末の表示部(ディスプレイ)に当該多数の区画をスクロール表示して、表示項目、掲載量の増加に対応させてもよい。
【0032】
生成部23は、特定商品に付与された優先度に応じて、相対的に優先度が高い特定商品の販売促進用情報を相対的に優先度が低い特定商品の販売促進用情報より強調することができる。
【0033】
図8A、
図8Bは、特定商品に付与された優先度に応じた特定商品の販売促進用情報の強調表示の一例を示す図である。
【0034】
図8Aでは、横に2列と縦に3行の合計6個の区画に対して特定商品A-Eの5個の販売促進用情報を配置する場合において、特定商品Aの優先度が他の特定商品B-Eの優先度よりも高いときを想定している。
図8Aでは、一番上の横の2列の区画を結合して、そこに特定商品Aの販売促進用情報を配置し、その下の横に2列と縦に2行の合計4個の区画に対して特定商品B-Eの4個の販売促進用情報を配置している。
【0035】
図8Bでは、横に2列と縦に3行の合計6個の区画に対して特定商品A-Eの5個の販売促進用情報を配置する場合において、特定商品Aの優先度が最も高く、特定商品B、Cの優先度が2番目に高く、特定商品D、Eの優先度が最も低いときを想定している。
図8Bでは、一番上の横の2列の区画を結合して、そこに特定商品Aの販売促進用情報を配置し、その下に配置された特定商品B、Cを特殊な色やフォントを用いることで強調表示し(図中では背景をグレースケールで描き)、その下に配置された特定商品D、Eを通常の色やフォントとしている。
【0036】
生成部23は、デザインフォーマットにおいて割り当てられる区画に特定商品の販売促進用情報を配置した際の空き区画が発生する場合に、その空き区画を利用して、販売促進用コンテンツとは別の広告コンテンツを配置することができる。あるいは、生成部23は、デザインフォーマットにおいて割り当てられる区画に特定商品の販売促進用情報を配置した際の空き区画が発生しない場合であっても、いずれかの区画に割り込ませる形で、販売促進用コンテンツとは別の広告コンテンツを配置してもよい。あるいは、生成部23は、デザインフォーマットにおいて割り当てられる区画に特定商品の販売促進用情報を配置した際の空き区画が発生しない場合には、デザインフォーマットにおいて割り当てられる区画外に、販売促進用コンテンツとは別の広告コンテンツを配置してもよい。また、ユーザ端末の表示部(ディスプレイ)のスクロール表示を可能とする場合、販売促進用コンテンツとは別の広告コンテンツを、スクロール前の初期画面に配置することで、広告コンテンツの視認性ひいては広告効果を最大化することが好ましい。また、販売促進用コンテンツとは別の広告コンテンツを複数配置する場合であっても、スクロール前の初期画面に少なくとも1つの広告コンテンツを配置することが好ましい。このように、生成部23は、デザインフォーマットにおいて割り当てられる区画に特定商品の販売促進用情報を配置した際の空き区画が発生するか否かに関わらず、デザインフォーマットにおいて割り当てられる区画のいずれかに割り込ませる形で、又は、デザインフォーマットにおいて割り当てられる区画外に、販売促進用コンテンツとは別の広告コンテンツを配置することができる。
【0037】
図9は、デザインフォーマットにおいて割り当てられる空き区画に販売促進用コンテンツとは別の広告コンテンツを配置する場合の一例を示す図である。
図9では、横に2列と縦に3行の合計6個の区画に対して特定商品A-Eの5個の販売促進用情報を配置する場合において、特定商品A-Eの優先度が同じであるときを想定している。
図9において、右下に配置された空き区画に、販売促進用コンテンツとは別の広告コンテンツが配置されている(図中では背景をグレースケールで描いている)。
【0038】
このように、デザインフォーマットの全区画を特定商品の販売促進用情報で埋められない場合に、空き区画を広告コンテンツに活用することができる。あるいは、デザインフォーマットの全区画が特定商品の販売促進用情報で埋まっているか否かに関わらず、いずれかの区画に割り込ませる形で、又は、デザインフォーマットにおいて割り当てられる区画外に、販売促進用コンテンツとは別の広告コンテンツを配置することができる。広告コンテンツには値段表示等は無くPR(Public Relations)表示をしてLP(Landing Page)に遷移できるように設計される。広告コンテンツの表示項目は、ユーザ端末の識別情報(ユーザID)に応じたターゲティングや除外設定が可能である。広告コンテンツの表示サイズはデザインフォーマットに準拠する。広告コンテンツを流通広告メニュ-として販売し、流通媒体としてもよい。広告コンテンツの入稿は、各アカウントから専用のWebページにログインして実行することができる。広告コンテンツの入稿枠を代理店が販売した場合は、その広告コンテンツの表示分のみ代理店の収益としてもよい。
【0039】
配信部24は、ユーザ端末10を介した能動的なアクションに基づいてユーザの来店が検出されると(NFCタッチが検出されると)、当該検出をトリガーとして、生成部23が生成した販売促進用コンテンツをユーザ端末10に配信する。配信部24は、NFCタッチが検出されたとき、先ず、ユーザ端末10に来店に伴う特典付与(例えばポイントやクーポン)の抽選を行い(例えば、ルーレットやガチャガチャ、カプセルトイ等の少なくとも1つを含む来店ギミック)、当該抽選に外れたタイミングで、生成部23が生成した販売促進用コンテンツをユーザ端末10に配信してもよい。もちろん、上記の抽選に当選した後の上乗せ特典として、生成部23が生成した販売促進用コンテンツをユーザ端末10に配信してもよい。
【0040】
ユーザの来店検出(NFCタッチ検出)をトリガーとして配信される販売促進用コンテンツは、全てのユーザ(ユーザ端末10)に共通であってもよいし、ユーザ(ユーザ端末10)毎に異なっていてもよい。後者の場合、生成部23は、ユーザ端末10を介した能動的なアクションに基づいてユーザの来店が検出されると、ユーザ端末10の識別情報に応じた販売促進用コンテンツを生成することができる。すなわち、生成部23は、来店検出(NFCタッチ検出)されたタイミングで(検出をトリガーとして)、ユーザ端末10の識別情報を参照して、ユーザの購買可能性が高そうな(購買活動に繋がりそうな)販売促進用コンテンツを独自に生成して、当該販売促進用コンテンツを配信部24からユーザ端末10に配信することができる。
【0041】
このように、本開示に係る店舗利用支援装置では、店舗に設置された検出部が、ユーザ端末を介した能動的なアクションに基づいてユーザの来店を検出し、登録部が、店舗で販売する1つ又は複数の特定商品について、販売促進用生データを登録し、生成部が、店舗で販売する1つ又は複数の特定商品について登録された販売促進用生データに基づいて、販売促進用コンテンツを生成し、配信部が、ユーザ端末を介した能動的なアクションに基づいてユーザの来店が検出されると、販売促進用コンテンツをユーザ端末に配信する。
【0042】
これにより、サービスを提供する側(店舗側、代理店側)とサービスを提供される側(ユーザ側)の双方にとって好適な店舗利用支援を実現することができる。サービスを提供する側にとっては、登録部22に特定商品の販売促進用生データを登録するだけで(CSVファイルを用意するだけで)、販売促進用生データに基づいて最適化された販売促進用コンテンツ(最適化Webチラシ)が生成部23により自動生成されるため、利便性が高い。サービスを提供される側にとっては、店頭NFCタッチをトリガーとして販売促進用コンテンツ(最適化Webチラシ)を受けることができるので、店舗での購買活動をリーズナブルに展開することができる。
【0043】
図10は、ユーザ端末10と店舗利用支援サーバ20の機能構成の一例を示す図である。
図10に示すように、ユーザ端末10と店舗利用支援サーバ20は、制御部110と、記憶部120と、通信部130と、入力部140と、出力部150と、を有する。なお、
図10では、ユーザ端末10と店舗利用支援サーバ20の機能ブロックの一例を示しており、
図10に描いていない他の機能ブロックを有していてもよい。また、一部の機能ブロックを含まない構成としてもよい。
【0044】
制御部110は、ユーザ端末10と店舗利用支援サーバ20の制御を実施する。制御部110は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるコントローラ、制御回路又は制御装置により構成することができる。
【0045】
記憶部120は、ユーザ端末10と店舗利用支援サーバ20で利用する情報を記憶する。記憶部120は、例えば、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるメモリ、ストレージ、記憶装置などにより構成することができる。
【0046】
通信部130は、ユーザ端末10と店舗利用支援サーバ20の通信(例えば両者の相互通信)を行う。通信部130は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるトランスミッター/レシーバー、送受信回路又は送受信装置により構成することができる。なお、通信部130は、送信部及び受信部から構成されてもよい。
【0047】
入力部140は、ユーザ端末10と店舗利用支援サーバ20における入力を受け付ける。また、入力部140は、所定の機器、記憶媒体などと接続され、データの入力を受け付けてもよい。入力部140は、入力結果を例えば制御部110に出力してもよい。入力部140は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるキーボード、マウス、ボタンなどの入力装置、入出力端子、入出力回路などにより構成することができる。また、入力部140は、表示部と一体となった構成(例えば、タッチパネル)としてもよい。
【0048】
出力部150は、ユーザ端末10と店舗利用支援サーバ20における出力を行う。例えば、出力部150は、画像を表示する表示部、音声を出力する音声出力部などを含んで構成されてもよい。表示部は、例えば、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるディスプレイ、モニタなどの表示装置により構成することができる。また、音声出力部は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるスピーカなどの出力装置により構成することができる。
【0049】
なお、上記実施形態の説明に用いたブロック図は、機能単位のブロックを示している。これらの機能ブロック(構成部)は、ハードウェア及び/又はソフトウェアの任意の組み合わせによって実現される。また、各機能ブロックの実現手段は特に限定されない。すなわち、各機能ブロックは、物理的に結合した1つの装置により実現されてもよいし、物理的に分離した2つ以上の装置を有線又は無線によって接続し、これら複数の装置により実現されてもよい。
【0050】
例えば、本開示の一実施形態における装置(ユーザ端末10と店舗利用支援サーバ20)は、本開示の店舗利用支援処理を行うコンピュータとして機能してもよい。
図11は、ユーザ端末10と店舗利用支援サーバ20のハードウェア構成の一例を示す図である。上述のユーザ端末10と店舗利用支援サーバ20は、物理的には、プロセッサ1001、メモリ1002、ストレージ1003、通信装置1004、入力装置1005、出力装置1006、バス1007などを含むコンピュータ装置として構成されてもよい。
【0051】
なお、本開示において、装置、回路、デバイス、ユニット、サーバなどは、互いに読み替えることができる。ユーザ端末10と店舗利用支援サーバ20のハードウェア構成は、図に示した各装置を1つ又は複数含むように構成されてもよいし、一部の装置を含まずに構成されてもよい。
【0052】
例えば、プロセッサ1001は1つだけ図示されているが、複数のプロセッサがあってもよい。また、処理は、1のプロセッサによって実行されてもよいし、処理が同時に、逐次に、又はその他の手法を用いて、2以上のプロセッサによって実行されてもよい。なお、プロセッサ1001は、1以上のチップによって実装されてもよい。
【0053】
ユーザ端末10と店舗利用支援サーバ20における各機能は、プロセッサ1001、メモリ1002などのハードウェア上に所定のソフトウェア(プログラム)を読み込ませることによって、プロセッサ1001が演算を行い、通信装置1004による通信、メモリ1002及びストレージ1003におけるデータの読み出し及び/又は書き込みなどを制御することによって実現される。
【0054】
プロセッサ1001は、例えば、オペレーティングシステムを動作させてコンピュータ全体を制御する。プロセッサ1001は、周辺装置とのインターフェース、制御装置、演算装置、レジスタなどを含む中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)によって構成されてもよい。なお、上述の制御部110などの各部は、プロセッサ1001によって実現されてもよい。
【0055】
また、プロセッサ1001は、プログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュール、データなどを、ストレージ1003及び通信装置1004の少なくとも一方からメモリ1002に読み出し、これらに従って各種の処理を実行する。プログラムとしては、上述の実施形態において説明した動作の少なくとも一部をコンピュータに実行させるプログラムが用いられる。例えば、制御部110は、メモリ1002に格納され、プロセッサ1001において動作する制御プログラムによって実現されてもよく、他の機能ブロックについても同様に実現されてもよい。
【0056】
メモリ1002は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、ROM(Read Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically EPROM)、RAM(Random Access Memory)、その他の適切な記憶媒体の少なくとも1つによって構成されてもよい。メモリ1002は、レジスタ、キャッシュ、メインメモリ(主記憶装置)などと呼ばれてもよい。メモリ1002は、一実施形態に係る方法を実施するために実行可能なプログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュールなどを保存することができる。
【0057】
ストレージ1003は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、フレキシブルディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、光磁気ディスク(例えば、コンパクトディスク(CD-ROM(Compact Disc ROM)など)、デジタル多用途ディスク、Blu-ray(登録商標)ディスク)、リムーバブルディスク、ハードディスクドライブ、スマートカード、フラッシュメモリデバイス(例えば、カード、スティック、キードライブ)、磁気ストライプ、データベース、サーバ、その他の適切な記憶媒体の少なくとも1つによって構成されてもよい。ストレージ1003は、補助記憶装置と呼ばれてもよい。なお、上述の記憶部120は、メモリ1002及び/又はストレージ1003によって実現されてもよい。
【0058】
通信装置1004は、有線ネットワーク及び無線ネットワークの少なくとも一方を介してコンピュータ間の通信を行うためのハードウェア(送受信デバイス)であり、例えばネットワークデバイス、ネットワークコントローラ、ネットワークカード、通信モジュールなどともいう。通信装置1004は、SIMカードを含んでもよい。なお、上述の通信部130は、通信装置1004によって実現されてもよい。
【0059】
入力装置1005は、外部からの入力を受け付ける入力デバイス(例えば、キーボード、マウスなど)である。出力装置1006は、外部への出力を実施する出力デバイス(例えば、ディスプレイ、スピーカなど)である。なお、入力装置1005及び出力装置1006は、一体となった構成(例えば、タッチパネル)であってもよい。なお、上述の入力部140及び出力部150は、それぞれ入力装置1005及び出力装置1006によって実現されてもよい。
【0060】
また、プロセッサ1001、メモリ1002などの各装置は、情報を通信するためのバス1008によって接続される。バス1007は、単一のバスによって構成されてもよいし、装置間で異なるバスで構成されてもよい。
【0061】
また、ユーザ端末10と店舗利用支援サーバ20は、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP:Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などのハードウェアを含んで構成されてもよく、当該ハードウェアにより、各機能ブロックの一部又は全てが実現されてもよい。例えば、プロセッサ1001は、これらのハードウェアの少なくとも1つで実装されてもよい。
【0062】
(変形例)
なお、本開示において説明した用語及び/又は本開示の理解に必要な用語については、同一の又は類似する意味を有する用語と置き換えてもよい。
【0063】
本開示において説明した情報、パラメータなどは、絶対値を用いて表されてもよいし、所定の値からの相対値を用いて表されてもよいし、対応する別の情報を用いて表されてもよい。また、本開示においてパラメータなどに使用する名称は、いかなる点においても限定的なものではない。
【0064】
本開示において説明した情報、信号などは、様々な異なる技術のいずれかを使用して表されてもよい。例えば、上記の説明全体に渡って言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、チップなどは、電圧、電流、電磁波、磁界若しくは磁性粒子、光場若しくは光子、又はこれらの任意の組み合わせによって表されてもよい。
【0065】
情報、信号などは、複数のネットワークノードを介して入出力されてもよい。入出力された情報、信号などは、特定の場所(例えば、メモリ)に保存されてもよいし、テーブルを用いて管理してもよい。入出力される情報、信号などは、上書き、更新又は追記をされ得る。出力された情報、信号などは、削除されてもよい。入力された情報、信号などは、他の装置へ送信されてもよい。
【0066】
また、所定の情報の通知(例えば、「Xであること」の通知)は、明示的な通知に限られず、暗示的に(例えば、当該所定の情報の通知を行わないことによって又は別の情報の通知によって)行われてもよい。
【0067】
ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語と呼ばれるか、他の名称で呼ばれるかを問わず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行可能ファイル、実行スレッド、手順、機能などを意味するよう広く解釈されるべきである。
【0068】
また、ソフトウェア、命令、情報などは、伝送媒体及び信号波形の少なくとも1つを介して送受信されてもよい。例えば、ソフトウェアが、有線技術(同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL:Digital Subscriber Line)など)及び無線技術(赤外線、マイクロ波など)の少なくとも一方を使用してウェブサイト、サーバ、又は他のリモートソースから送信される場合、これらの有線技術及び無線技術の少なくとも一方は、伝送媒体の定義内に含まれる。
【0069】
本開示において使用する「システム」及び「ネットワーク」という用語は、互換的に使用され得る。
【0070】
本開示において説明した各態様/実施形態は単独で用いてもよいし、組み合わせて用いてもよいし、実行に伴って切り替えて用いてもよい。また、本開示において説明した各態様/実施形態の処理手順、シーケンス、フローチャートなどは、矛盾の無い限り、順序を入れ替えてもよい。例えば、本開示において説明した方法については、例示的な順序を用いて様々なステップの要素を提示しており、提示した特定の順序に限定されない。
【0071】
本開示において使用する「に基づいて」という記載は、別段に明記されていない限り、「のみに基づいて」を意味しない。言い換えれば、「に基づいて」という記載は、「のみに基づいて」と「に少なくとも基づいて」の両方を意味する。
【0072】
本開示において使用する「第1の」、「第2の」などの呼称を使用した要素へのいかなる参照も、それらの要素の量又は順序を全般的に限定しない。これらの呼称は、2つ以上の要素間を区別する便利な方法として本開示において使用され得る。したがって、第1及び第2の要素の参照は、2つの要素のみが採用され得ること又は何らかの形で第1の要素が第2の要素に先行しなければならないことを意味しない。
【0073】
本開示において、「含む(include)」、「含んでいる(including)」及びこれらの変形が使用されている場合、これらの用語は、用語「備える(comprising)」と同様に、包括的であることが意図される。さらに、本開示において使用されている用語「又は(or)」は、排他的論理和ではないことが意図される。
【0074】
本開示において、例えば、英語でのa, an及びtheのように、翻訳によって冠詞が追加された場合、本開示は、これらの冠詞の後に続く名詞が複数形であることを含んでもよい。
【0075】
以上、本開示に係る発明について詳細に説明したが、当業者にとっては、本開示に係る発明が本開示中に説明した実施形態に限定されないということは明らかである。本開示に係る発明は、特許請求の範囲の記載に基づいて定まる発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。したがって、本開示の記載は、例示説明を目的とし、本開示に係る発明に対して何ら制限的な意味をもたらさない。
【0076】
上記の実施形態では、ユーザ端末(利用者の端末)を介した能動的なアクションとして、ユーザ端末をNFCタグに近付ける(かざす)ことを例示して説明したが、ユーザ端末(利用者の端末)を介した能動的なアクションには自由度があり、種々の設計変更が可能である。例えば、ユーザ端末を所定位置で振動させたり、所定の識別情報(例えばQRコード(登録商標))を読み取ったり、Wi-Fi(登録商標)の接続といったアクションで代替することも可能である。
【符号の説明】
【0077】
1 店舗利用支援装置(店舗利用支援システム)
2 スーパーマーケット(店舗)
3 NFC(Near Field Communication)タグ(検出部)
4 肉類ブース
5 野菜類ブース
6 鮮魚類ブース
7 清涼飲料水ブース
8 アルコールブース
9 総菜ブース
10 ユーザ端末
20 店舗利用支援サーバ
21 アプリケーションダウンロード誘導部
22 登録部
23 生成部
24 配信部
30 ネットワーク
【手続補正書】
【提出日】2023-03-07
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
店舗に設置されるとともに、ユーザ端末を近付けて近距離無線通信(NFC:Near Field Communication)を行う能動的なアクションに基づいてユーザの来店を検出する検出部と、
前記店舗で販売する1つ又は複数の特定商品について、販売促進用生データとして、前記特定商品の商品名と、商品識別情報と、販売金額と、掲載期間と、優先度と、画像とを登録する登録部と、
前記能動的なアクションに基づいて前記ユーザの来店が検出されると、前記店舗で販売する1つ又は複数の特定商品について登録された前記販売促進用生データと、前記ユーザ端末の識別情報とに基づいて、販売促進用コンテンツを生成する生成部と、
前記能動的なアクションに基づいて前記ユーザの来店が検出されると、前記販売促進用コンテンツを前記ユーザ端末に配信する配信部と、
を有し、
前記生成部は、前記ユーザ端末の識別情報に応じて異なる前記販売促進用コンテンツを生成するとともに、前記販売促進用生データとして登録された、前記特定商品の優先度に応じて、前記販売促進用コンテンツにおいて、相対的に優先度が高い特定商品の販売促進用情報を相対的に優先度が低い特定商品の販売促進用情報より強調する、
ことを特徴とする店舗利用支援装置。
【請求項2】
前記生成部は、前記販売促進用コンテンツを生成する際に、複数のデザインフォーマット候補の中から使用するデザインフォーマットを選択して、前記デザインフォーマットにおいて割り当てられる区画に前記特定商品の販売促進用情報を配置する、
ことを特徴とする請求項1に記載の店舗利用支援装置。
【請求項3】
前記生成部は、前記特定商品の数に応じて前記デザインフォーマットにおいて割り当てられる区画数を変動させるとともに、各区画に各特定商品の販売促進用情報を配置する、
ことを特徴とする請求項2に記載の店舗利用支援装置。
【請求項4】
前記生成部は、前記デザインフォーマットにおいて割り当てられる区画に前記特定商品の販売促進用情報を配置した際の空き区画が発生する場合に、前記空き区画を利用して、前記販売促進用コンテンツとは別の広告コンテンツを配置する、
ことを特徴とする請求項2に記載の店舗利用支援装置。
【請求項5】
前記生成部は、前記デザインフォーマットにおいて割り当てられる区画に前記特定商品の販売促進用情報を配置した際の空き区画が発生するか否かに関わらず、前記デザインフォーマットにおいて割り当てられる区画のいずれかに割り込ませる形で、又は、前記デザインフォーマットにおいて割り当てられる区画外に、前記販売促進用コンテンツとは別の広告コンテンツを配置する、
ことを特徴とする請求項2に記載の店舗利用支援装置。
【請求項6】
前記特定商品の販売金額の割引度合いが高く、掲載期間が短いほど、前記優先度が高く設定され、前記特定商品の販売金額の割引度合いが低く、掲載期間が長いほど、前記優先度が低く設定される、
ことを特徴とする請求項1に記載の店舗利用支援装置。
【請求項7】
店舗に設置された検出部により、ユーザ端末を近付けて近距離無線通信(NFC:Near Field Communication)を行う能動的なアクションに基づいてユーザの来店を検出するステップと、
登録部により、前記店舗で販売する1つ又は複数の特定商品について、販売促進用生データとして、前記特定商品の商品名と、商品識別情報と、販売金額と、掲載期間と、優先度と、画像とを登録するステップと、
前記能動的なアクションに基づいて前記ユーザの来店が検出されると、生成部により、前記店舗で販売する1つ又は複数の特定商品について登録された前記販売促進用生データと、前記ユーザ端末の識別情報とに基づいて、販売促進用コンテンツを生成するステップと、
前記能動的なアクションに基づいて前記ユーザの来店が検出されると、配信部により、前記販売促進用コンテンツを前記ユーザ端末に配信するステップと、
を有し、
前記生成するステップでは、前記ユーザ端末の識別情報に応じて異なる前記販売促進用コンテンツを生成するとともに、前記販売促進用生データとして登録された、前記特定商品の優先度に応じて、前記販売促進用コンテンツにおいて、相対的に優先度が高い特定商品の販売促進用情報を相対的に優先度が低い特定商品の販売促進用情報より強調する、
ことを特徴とする店舗利用支援方法。
【請求項8】
店舗に設置された検出部により、ユーザ端末を近付けて近距離無線通信(NFC:Near Field Communication)を行う能動的なアクションに基づいてユーザの来店を検出するステップと、
登録部により、前記店舗で販売する1つ又は複数の特定商品について、販売促進用生データとして、前記特定商品の商品名と、商品識別情報と、販売金額と、掲載期間と、優先度と、画像とを登録するステップと、
前記能動的なアクションに基づいて前記ユーザの来店が検出されると、生成部により、前記店舗で販売する1つ又は複数の特定商品について登録された前記販売促進用生データと、前記ユーザ端末の識別情報とに基づいて、販売促進用コンテンツを生成するステップと、
前記能動的なアクションに基づいて前記ユーザの来店が検出されると、配信部により、前記販売促進用コンテンツを前記ユーザ端末に配信するステップと、
を有し、
前記生成するステップでは、前記ユーザ端末の識別情報に応じて異なる前記販売促進用コンテンツを生成するとともに、前記販売促進用生データとして登録された、前記特定商品の優先度に応じて、前記販売促進用コンテンツにおいて、相対的に優先度が高い特定商品の販売促進用情報を相対的に優先度が低い特定商品の販売促進用情報より強調する、
ような各処理ステップをコンピュータに実行させることを特徴とする店舗利用支援プログラム。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0006】
本開示の一態様に係る店舗利用支援装置は、店舗に設置されるとともに、ユーザ端末を近付けて近距離無線通信(NFC:Near Field Communication)を行う能動的なアクションに基づいてユーザの来店を検出する検出部と、前記店舗で販売する1つ又は複数の特定商品について、販売促進用生データとして、前記特定商品の商品名と、商品識別情報と、販売金額と、掲載期間と、優先度と、画像とを登録する登録部と、前記能動的なアクションに基づいて前記ユーザの来店が検出されると、前記店舗で販売する1つ又は複数の特定商品について登録された前記販売促進用生データと、前記ユーザ端末の識別情報とに基づいて、販売促進用コンテンツを生成する生成部と、前記能動的なアクションに基づいて前記ユーザの来店が検出されると、前記販売促進用コンテンツを前記ユーザ端末に配信する配信部と、を有し、前記生成部は、前記ユーザ端末の識別情報に応じて異なる前記販売促進用コンテンツを生成するとともに、前記販売促進用生データとして登録された、前記特定商品の優先度に応じて、前記販売促進用コンテンツにおいて、相対的に優先度が高い特定商品の販売促進用情報を相対的に優先度が低い特定商品の販売促進用情報より強調する、ことを特徴とする。
【手続補正書】
【提出日】2023-08-28
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
店舗に設置されるとともに、ユーザ端末を近付けて近距離無線通信(NFC:Near Field Communication)を行う能動的なアクションに基づいてユーザの来店を検出する検出部と、
前記店舗で販売する1つ又は複数の特定商品について、販売促進用生データとして、前記特定商品の商品名と、商品識別情報と、販売金額と、掲載期間と、優先度と、画像とを登録する登録部と、
前記能動的なアクションに基づいて前記ユーザの来店が検出されたことをトリガーとして、前記店舗で販売する1つ又は複数の特定商品について登録された前記販売促進用生データと、前記ユーザ端末の識別情報とに基づいて、販売促進用コンテンツを生成する生成部と、
前記能動的なアクションに基づいて前記ユーザの来店が検出されたことをトリガーとして、前記生成部が前記販売促進用生データと前記ユーザ端末の識別情報に基づいて生成した前記販売促進用コンテンツを前記ユーザ端末に配信する配信部と、
を有し、
前記生成部は、前記能動的なアクションに基づいて前記ユーザの来店が検出されたことをトリガーとして、前記ユーザ端末の識別情報に応じて異なる前記販売促進用コンテンツを生成するとともに、前記販売促進用生データとして登録された、前記特定商品の優先度に応じて、前記販売促進用コンテンツにおいて、相対的に優先度が高い特定商品の販売促進用情報を相対的に優先度が低い特定商品の販売促進用情報より強調する、
ことを特徴とする店舗利用支援装置。
【請求項2】
前記生成部は、前記販売促進用コンテンツを生成する際に、複数のデザインフォーマット候補の中から使用するデザインフォーマットを選択して、前記デザインフォーマットにおいて割り当てられる区画に前記特定商品の販売促進用情報を配置する、
ことを特徴とする請求項1に記載の店舗利用支援装置。
【請求項3】
前記生成部は、前記特定商品の数に応じて前記デザインフォーマットにおいて割り当てられる区画数を変動させるとともに、各区画に各特定商品の販売促進用情報を配置する、
ことを特徴とする請求項2に記載の店舗利用支援装置。
【請求項4】
前記生成部は、前記デザインフォーマットにおいて割り当てられる区画に前記特定商品の販売促進用情報を配置した際の空き区画が発生する場合に、前記空き区画を利用して、前記販売促進用コンテンツとは別の広告コンテンツを配置する、
ことを特徴とする請求項2に記載の店舗利用支援装置。
【請求項5】
前記生成部は、前記デザインフォーマットにおいて割り当てられる区画に前記特定商品の販売促進用情報を配置した際の空き区画が発生するか否かに関わらず、前記デザインフォーマットにおいて割り当てられる区画のいずれかに割り込ませる形で、又は、前記デザインフォーマットにおいて割り当てられる区画外に、前記販売促進用コンテンツとは別の広告コンテンツを配置する、
ことを特徴とする請求項2に記載の店舗利用支援装置。
【請求項6】
前記特定商品の販売金額の割引度合いが高く、掲載期間が短いほど、前記優先度が高く設定され、前記特定商品の販売金額の割引度合いが低く、掲載期間が長いほど、前記優先度が低く設定される、
ことを特徴とする請求項1に記載の店舗利用支援装置。
【請求項7】
店舗に設置された検出部により、ユーザ端末を近付けて近距離無線通信(NFC:Near Field Communication)を行う能動的なアクションに基づいてユーザの来店を検出するステップと、
登録部により、前記店舗で販売する1つ又は複数の特定商品について、販売促進用生データとして、前記特定商品の商品名と、商品識別情報と、販売金額と、掲載期間と、優先度と、画像とを登録するステップと、
前記能動的なアクションに基づいて前記ユーザの来店が検出されたことをトリガーとして、生成部により、前記店舗で販売する1つ又は複数の特定商品について登録された前記販売促進用生データと、前記ユーザ端末の識別情報とに基づいて、販売促進用コンテンツを生成するステップと、
前記能動的なアクションに基づいて前記ユーザの来店が検出されたことをトリガーとして、配信部により、前記生成するステップにおいて前記生成部が前記販売促進用生データと前記ユーザ端末の識別情報に基づいて生成した前記販売促進用コンテンツを前記ユーザ端末に配信するステップと、
を有し、
前記生成するステップでは、前記能動的なアクションに基づいて前記ユーザの来店が検出されたことをトリガーとして、前記生成部により、前記ユーザ端末の識別情報に応じて異なる前記販売促進用コンテンツを生成するとともに、前記販売促進用生データとして登録された、前記特定商品の優先度に応じて、前記販売促進用コンテンツにおいて、相対的に優先度が高い特定商品の販売促進用情報を相対的に優先度が低い特定商品の販売促進用情報より強調する、
ことを特徴とする店舗利用支援方法。
【請求項8】
店舗に設置された検出部により、ユーザ端末を近付けて近距離無線通信(NFC:Near Field Communication)を行う能動的なアクションに基づいてユーザの来店を検出するステップと、
登録部により、前記店舗で販売する1つ又は複数の特定商品について、販売促進用生データとして、前記特定商品の商品名と、商品識別情報と、販売金額と、掲載期間と、優先度と、画像とを登録するステップと、
前記能動的なアクションに基づいて前記ユーザの来店が検出されたことをトリガーとして、生成部により、前記店舗で販売する1つ又は複数の特定商品について登録された前記販売促進用生データと、前記ユーザ端末の識別情報とに基づいて、販売促進用コンテンツを生成するステップと、
前記能動的なアクションに基づいて前記ユーザの来店が検出されたことをトリガーとして、配信部により、前記生成するステップにおいて前記生成部が前記販売促進用生データと前記ユーザ端末の識別情報に基づいて生成した前記販売促進用コンテンツを前記ユーザ端末に配信するステップと、
を有し、
前記生成するステップでは、前記能動的なアクションに基づいて前記ユーザの来店が検出されたことをトリガーとして、前記生成部により、前記ユーザ端末の識別情報に応じて異なる前記販売促進用コンテンツを生成するとともに、前記販売促進用生データとして登録された、前記特定商品の優先度に応じて、前記販売促進用コンテンツにおいて、相対的に優先度が高い特定商品の販売促進用情報を相対的に優先度が低い特定商品の販売促進用情報より強調する、
ような各処理ステップをコンピュータに実行させることを特徴とする店舗利用支援プログラム。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0006】
本開示の一態様に係る店舗利用支援装置は、店舗に設置されるとともに、ユーザ端末を近付けて近距離無線通信(NFC:Near Field Communication)を行う能動的なアクションに基づいてユーザの来店を検出する検出部と、前記店舗で販売する1つ又は複数の特定商品について、販売促進用生データとして、前記特定商品の商品名と、商品識別情報と、販売金額と、掲載期間と、優先度と、画像とを登録する登録部と、前記能動的なアクションに基づいて前記ユーザの来店が検出されたことをトリガーとして、前記店舗で販売する1つ又は複数の特定商品について登録された前記販売促進用生データと、前記ユーザ端末の識別情報とに基づいて、販売促進用コンテンツを生成する生成部と、前記能動的なアクションに基づいて前記ユーザの来店が検出されたことをトリガーとして、前記生成部が前記販売促進用生データと前記ユーザ端末の識別情報に基づいて生成した前記販売促進用コンテンツを前記ユーザ端末に配信する配信部と、を有し、前記生成部は、前記能動的なアクションに基づいて前記ユーザの来店が検出されたことをトリガーとして、前記ユーザ端末の識別情報に応じて異なる前記販売促進用コンテンツを生成するとともに、前記販売促進用生データとして登録された、前記特定商品の優先度に応じて、前記販売促進用コンテンツにおいて、相対的に優先度が高い特定商品の販売促進用情報を相対的に優先度が低い特定商品の販売促進用情報より強調する、ことを特徴とする。