IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 日本無線株式会社の特許一覧

<>
  • 特開-容器投入装置、アンケート方法 図1
  • 特開-容器投入装置、アンケート方法 図2
  • 特開-容器投入装置、アンケート方法 図3
  • 特開-容器投入装置、アンケート方法 図4
  • 特開-容器投入装置、アンケート方法 図5
  • 特開-容器投入装置、アンケート方法 図6
  • 特開-容器投入装置、アンケート方法 図7
  • 特開-容器投入装置、アンケート方法 図8
  • 特開-容器投入装置、アンケート方法 図9
  • 特開-容器投入装置、アンケート方法 図10
  • 特開-容器投入装置、アンケート方法 図11
  • 特開-容器投入装置、アンケート方法 図12
  • 特開-容器投入装置、アンケート方法 図13
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024082325
(43)【公開日】2024-06-20
(54)【発明の名称】容器投入装置、アンケート方法
(51)【国際特許分類】
   B65F 1/14 20060101AFI20240613BHJP
   G06K 7/10 20060101ALI20240613BHJP
   B65F 1/00 20060101ALI20240613BHJP
【FI】
B65F1/14 Z
G06K7/10 412
B65F1/00 A
【審査請求】未請求
【請求項の数】9
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022196095
(22)【出願日】2022-12-08
(71)【出願人】
【識別番号】000004330
【氏名又は名称】日本無線株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100161207
【弁理士】
【氏名又は名称】西澤 和純
(74)【代理人】
【識別番号】100196689
【弁理士】
【氏名又は名称】鎌田 康一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100189348
【弁理士】
【氏名又は名称】古都 智
(74)【代理人】
【識別番号】100206391
【弁理士】
【氏名又は名称】柏野 由布子
(72)【発明者】
【氏名】久野 航輝
(72)【発明者】
【氏名】大西 喬之
(72)【発明者】
【氏名】後藤 幹博
(72)【発明者】
【氏名】清水 直樹
(72)【発明者】
【氏名】遠藤 和義
【テーマコード(参考)】
3E023
【Fターム(参考)】
3E023AA14
3E023MC02
(57)【要約】
【課題】アンケートの回答を収集したとしても、回答をしてもらえるユーザ群に偏り生じ易い。
【解決手段】アンケートの質問内容を表示する第1表示部と、前記アンケートの回答に応じて異なる投入口を有する投入部と、前記投入口のうちいずれの投入口から容器が投入されたか否かを検出する投入検出部と、前記投入検出部の検出結果に応じて前記アンケートの回答を表すデータを出力する出力部を有する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
アンケートの質問内容を表示する第1表示部と、
前記アンケートの回答に応じて異なる投入口を有する投入部と、
前記投入口のうちいずれの投入口から容器が投入されたか否かを検出する投入検出部と、
前記投入検出部の検出結果に応じて前記アンケートの回答を表すデータを出力する出力部
を有する容器投入装置。
【請求項2】
前記アンケートの質問に応じた選択肢を、前記投入口との対応関係を認識可能に表示する第2表示部
を有する請求項1に記載の容器投入装置。
【請求項3】
前記アンケートの質問と前記選択肢との組み合わせを含むアンケートデータを外部の提供装置から受信する受信部と、
前記第1表示部および前記第2表示部に対して、前記受信したアンケートデータに基づく内容を表示させる表示制御部
を有する請求項2に記載の容器投入装置。
【請求項4】
前記投入口を開状態と閉状態のいずれかの状態に遷移させる蓋部と、
前記アンケートに対する回答を受け付けるタイミングに応じて前記蓋部を開閉させる開閉制御部
を有する請求項1から請求項3のうちいずれか1項に記載の容器投入装置。
【請求項5】
前記容器が近接されたことを検出する容器検出部を有し、
前記開閉制御部は、前記容器の近接が検出された後に、前記蓋部を閉状態から開状態に遷移させる
請求項4に記載の容器投入装置。
【請求項6】
前記開閉制御部は、前記投入検出部によって容器の投入が検出された後に、前記蓋部を開状態から閉状態に遷移させる
請求項5に記載の容器投入装置。
【請求項7】
前記蓋部は、虹彩絞り機構を有し、開口径に応じて前記開状態と前記閉状態のいずれかの状態に遷移可能である
請求項4に記載の容器投入装置。
【請求項8】
投入される対象の容器を撮像し、撮像結果に基づいて前記容器の種別を識別する種別識別部を有し、
前記出力部は、前記アンケートの回答を表すデータを、前記回答をする際に投入された容器の種別とともに出力する
請求項1に記載の容器投入装置。
【請求項9】
第1表示部が、アンケートの質問内容を表示し、
投入検出部が、前記アンケートの回答に応じて異なる投入口のうちいずれの投入口から容器が投入されたか否かを検出し、
出力部が、前記投入検出部の検出結果に応じて前記アンケートの回答を表すデータを出力する
アンケート方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、容器投入装置、アンケート方法に関する。
【背景技術】
【0002】
飲料や食品等の各種商品を提供するメーカーは、購入してもらった商品に対する感想をアンケートにより収集することで、新たな商品開発のヒントを得ることがある。また、商品とは直接関係がない質問をアンケートを通じて行うことで、市場調査等をする場合もある。このようにアンケートは様々な場面において利用されている。
【0003】
アンケートを行う方法としては、例えば、アンケート用紙を店舗に設置し、利用者にアンケート用紙を受け取ってもらい、回答を記入して提出ボックスに入れてもらう方法、街頭においてアンケートに対する回答をしてもらうようにアンケートの係員が生活者に対して勧誘する方法、商品に添付された二次元バーコード等を利用しスマートフォン等の端末装置からアンケートのサイトにアクセスしてもらい、回答を入力してもらう方法等がある。
特許文献1には、商品を購入した利用者に端末装置からアンケートの回答を入力してもらうシステムについて開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2008-269089号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、アンケートは、一般に、多数の利用者のうち、アンケートに回答しようとする意思を持った利用者がアンケートに対して能動的に回答をするものである。そのため、アンケートに対して能動的に回答しようとする意思を持っていない利用者に対して、アンケートの回答をしてもらうことは、必ずしも容易ではない。そのため、アンケートの回答を収集したとしても、回答をしてもらえるユーザ群に偏り生じ易いという課題がある。
【0006】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、アンケートに対して能動に回答するユーザ群とは別のユーザ群についても、アンケートに回答してもらうことができる容器投入装置、アンケート方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題を解決するために、本発明の一態様は、アンケートの質問内容を表示する第1表示部と、前記アンケートの回答に応じて異なる投入口を有する投入部と、前記投入口のうちいずれの投入口から容器が投入されたか否かを検出する投入検出部と、前記投入検出部の検出結果に応じて前記アンケートの回答を表すデータを出力する出力部を有する容器投入装置である。
【0008】
また、本発明の一態様は、第1表示部が、アンケートの質問内容を表示し、投入検出部が、前記アンケートの回答に応じて異なる投入口のうちいずれの投入口から容器が投入されたか否かを検出し、出力部が、前記投入検出部の検出結果に応じて前記アンケートの回答を表すデータを出力するアンケート方法である。
【発明の効果】
【0009】
以上説明したように、この発明によれば、アンケートに対して能動に回答するユーザ群とは別のユーザ群についても、アンケートに回答してもらうことができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】アンケートシステムSの概略の構成を表すシステム構成図である。
図2】回収装置1の外観を示す斜視図である。
図3】パネル部Pの外観を示す外観図である。
図4】回収装置1に搭載される電装ユニットUにおける各部の電気的な接続状態を示す概略構成図である。
図5】回収装置1を側方から見た断面図であり、特に投入部10を含む一部についての断面図である。
図6】アンケート管理装置2の機能を表す概略機能ブロック図である。
図7】商品データの一例を示す図である。
図8】アンケートデータの一例を示す図である。
図9】回収データの一例を示す図である。
図10】アンケート結果のデータの一例を示す図である。
図11】回収装置1の一部の機能を表す概略ブロック図である。
図12】回収装置1の動作を説明するフローチャートである。
図13】回収装置1の動作を説明するフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0011】
図1は、アンケートシステムSの概略の構成を表すシステム構成図である。
アンケートシステムSは、少なくとも1つの回収装置1(回収装置1Aと回収装置1B)とアンケート管理装置2と、端末装置3とがネットワークNWを介して通信可能に接続される。アンケートシステムSにおいて、1つの回収装置1は、自動販売機の近傍、駅の構内、公共施設、建物、オフィス、道路沿い、公園、広場、店舗の入口近傍等の様々な拠点のうち少なくとも1つの拠点に設置される。
例えば、回収装置1Aは、自動販売機に隣接して設置され、回収装置1Bは、駅の近傍の道路沿いに設置される。
【0012】
回収装置1は、図1において2台が図示されているが、3台以上であってもよいし、1台であってもよい。アンケート管理装置2は、1台のコンピュータであってもよいし、クラウド上に構成されたクラウドサーバであってもよい。端末装置3は、2台以上であってもよい。端末装置3は、スマートフォン、パソコン、タブレット等のうちいずれであってもよい。端末装置3は、アンケートを実施するアンケート実施者によって利用される。
ネットワークNWは、インターネット、LAN(Local Area Network)等を用いることができる。ネットワークNWの少なくとも一部が無線であってもよい。
【0013】
図2は、回収装置1の外観を示す斜視図である。
回収装置1は、投入される容器を収容して蓄積する。回収装置1に蓄積された容器は、回収担当者によって回収される。容器は、例えば、飲料等が入れられる容器である。飲料等が入れられる容器には、ペットボトル、アルミ缶、スチール缶等、容器の素材に応じて分類される種別がある。また、種別としては、素材の他には、製造メーカー毎に分類した種別、炭酸飲料、清涼飲料等のように、成分に基づく分類等がある。
【0014】
回収装置1の上部には、パネル部Pが設けられている。パネル部Pには複数の機能が搭載されている。例えば、パネル部Pには、複数の投入部10(ここでは、投入口10a、投入口10b)が設けられている。投入口10a、投入口10bには、回収装置1を利用する消費者等の人物によって容器が投入される。投入口10a、投入口10bの形状は、略円形である。投入口10a、投入口10bの大きさは、一般的に流通しているペットボトルの直径や、アルミ缶、スチール缶の直径に応じた、容器を投入可能なサイズに設定されている。これにより、ペットボトル、アルミ缶、スチール缶等の種々の容器を回収装置1に投入可能となっている。
【0015】
また、パネル部Pには、液晶モニタ14が設けられている。液晶モニタ14は、各種情報を表示する。
例えば液晶モニタ14は、アンケートの質問内容を表示する機能(例えば第1表示部)と、当該アンケートの質問内容に基づく選択肢を投入口10a、投入口10bとの対応関係を認識可能に表示する機能(例えば第2表示部)を有する。アンケートの質問内容が液晶モニタ14に表示されることによって、容器を回収装置1に投入しようとする利用者は、液晶モニタ14に表示されたアンケートの質問内容を確認し、その質問に対する回答として、いずれの選択肢を選ぶかを決めたあと、その選択肢に対応する投入口10aと投入口10bのいずれかから容器を投入することができる。これにより、利用者は、複数の投入口(投入口10a、投入口10b)のうち、選択肢に応じた投入口から容器を投入することでアンケートの質問に対する回答をすることができる。ここでは、回答を回答用紙に書き込むような媒体を準備することなく、アンケートに対する回答を入力することができる。また、容器を投入することが回答を兼ねているため、回答するための手間を減らすことができる。
液晶モニタ14は、タッチパネルであってもよい。
【0016】
パネル部Pには、他にも種々の機能があるが、後述する。
【0017】
回収装置1において、パネル部Pよりも下部の内周側には、収容部20が設けられる。
収容部20は、投入部10から投入された容器を収容する。収容部20は、少なくとも一部において、透明な素材によって構成されていてもよい。これにより、回収装置1の外部から、容器の蓄積量を視認することができる。
回収装置1のパネル部Pの下方には、扉1aが設けられている。扉1aを開くことで、回収装置1の内部に設けられた収容部20が露出するようになっている。
投入部10と収容部20との間には、収容枠30が設けられる。収容枠30の主面は、水平方向に平行となるようにして設けられる。また、収容枠30には、開口部30aが設けられている。開口部30aには、袋25をひっかけることができるようになっている。
袋25は、収容部20の内周側に沿うように設けられる。これにより、収容部内20の内側に袋25が設けられ、投入部10から投入された容器は、収容部20内の袋25に収容される。容器を回収する場合、回収する担当者は、扉1aを開き、袋25が引っかけられた状態のまま収容枠30を手前に引き出し、その後、収容枠30を上に持ち上げることで、袋25を収容枠30から外し、袋25を引き出すことで、袋25に収容された容器を回収することができる。
【0018】
図3は、パネル部Pの外観を示す外観図である。
パネル部Pには、投入部10、撮像部11、バーコードリーダ12、人感センサ13、液晶モニタ14、ボタン15a、ボタン15bが設けられている。
【0019】
投入部10は、アンケートの回答に応じて異なる投入口を有する。投入部10は、投入口10a、投入口10bを含む。投入口10a、投入口10bは、収容部20に収容される容器が投入される投入口である。投入口10aと投入口10bは、縦方向に並ぶように配置される。
【0020】
蓋部10a1は、投入口10aに設けられ、蓋部10b1は、投入口10bに設けられる。蓋部10a1、蓋部10b1は、開閉可能である。蓋部10a1、蓋部10b1は、開状態において、投入口から容器を投入可能であり、閉状態において、投入口からの容器の投入ができない状態となる。また、閉状態においては、容器以外の異物が投入口から入れられてしまうことを防止することができる。すなわち、容器を投入することができる期間において蓋部を開状態とし、それ以外の期間においては閉状態とすることで、容器を回収するタイミング以外において、異物が投入されないようにすることができる。
この実施形態において、投入部10は、投入口10aと投入口10bの2つである場合について説明するが、3つ以上であってもよい。
【0021】
蓋部10a1、蓋部10b1は、容器の投入を受け付け可能な状態と受け付け不可の状態とのいずれかの状態に遷移可能であればよく、例えば、虹彩絞り構造の開閉蓋を用いることができる。蓋部10a1、蓋部10b1が、虹彩絞り構造の蓋である場合、開口径を大きくすることで開状態とすることができ、開口径を小さくすることで閉状態とすることができる。
【0022】
撮像部11は、回収装置1の外部を撮像するものであり、投入部10に投入される前の容器の外面を撮像する。また、撮像部11は、照明を有しており、回収装置1の周囲が一定程度以下の明るさの場合に照明を点灯させた状態で撮像をする。
【0023】
バーコードリーダ12は、容器からバーコードを読み取る。容器の外周面には、一般に、その商品に割り当てられたバーコードが付帯されている。バーコードは、ラベルに印刷されて容器Cの外周面に取り付けられる場合や、容器Cの外周面に印刷される場合が多い。
バーコードリーダ12は、容器が投入部10に投入される前に、容器に付帯されたバーコードが表された部分を、利用者によってバーコードリーダ12の撮像範囲にかざしてもらうことで、そのかざされた容器からバーコードを読み取る。
【0024】
人感センサ13は、回収装置1の近傍に利用者が存在するか否かを検出する。人感センサ13は、例えば、超音波を回収装置1の外部に照射し、その反射波を受信できたか否かに基づいて、近傍に利用者がいるか否かを検出する。
【0025】
液晶モニタ14は、各種情報を表示する。
液晶モニタ14は、投入口10aの近傍に、アンケートの第1選択肢14aを表示し、投入口10bの近傍に、アンケートの第2選択肢14bを表示する。これにより、選択肢と投入口との対応関係を把握可能に表示させることができる。
ここで、選択肢は、「良い」、「良くない」や、「OK」、「NG」等であってもよい。「良い」、「OK」等のようにポジティブな印象を与える選択肢を第1選択肢14aの位置に表示し、「良くない」、「NG」等のようにネガティブな印象を与える選択肢を第2選択肢14bの位置に表示するようにしてもよい。この場合、投入口10aと投入口10bとが縦方向に並べられており、投入口10aが投入口10bよりも上側にあるため、投入口10aがポジティブ、投入口10bがネガティブ、のように選択肢と投入口との関係を直感的に把握することができる。
【0026】
この図において、液晶モニタ14は、第1選択肢14aと第2選択肢14bとの間に「アンケート」の文字14cが表示され、アンケートに回答することを利用者に促している。この表示から一定時間が経過すると、「アンケート」の文字が実際のアンケートの質問を表す文字列に表示が切り替わることで、アンケートの質問を利用者が把握することが可能となっている。また、アンケートの質問文の文字数や文字サイズによっては、第1選択肢14aと第2選択肢14bの表示サイズを小さくしアンケートの質問を表示してもよい。
ここでは液晶モニタ14は、1つであるが、アンケートの質問を表示する第1液晶モニタ、アンケートの回答に応じた選択肢を表示する第1液晶モニタ、のように複数の液晶モニタであってもよい。
【0027】
ボタンユニット15は、複数のボタンを有する。ここでは、ボタンユニット15は、ボタン15aと、ボタン15bとを含む。
ボタン15aは、利用者によって操作入力が可能である。ボタン15aは、アンケートの質問に対する回答に応じた選択肢のうち1つに割り当てられる。当該ボタン15aに対して操作入力されることによって、選択肢のうちいずれを選択したかを検出することができる。
【0028】
ボタン15bは、利用者によって操作入力が可能である。ボタン15bは、アンケートの質問に対する回答に応じた選択肢のうち、ボタン15aに割り当てられた選択肢とは異なる選択肢に割り当てられる。当該ボタン15aに対して操作入力されることによって、選択肢のうちいずれを選択したかを検出することができる。
【0029】
図4は、回収装置1に搭載される電装ユニットUにおける各部の電気的な接続状態を示す概略構成図である。ここで、図3における、パネル部Pに取り付けられる各部に対応する部分には同一の符号を付してある。
電装ユニットUは、蓋部10a1、駆動部10a2、投入センサ10a3、蓋部10b1、駆動部10b2、投入センサ10b3、照明11a、撮像部11、バーコードリーダ12、人感センサ13、液晶モニタ14、ボタンユニット15、通信部16、記憶部17、制御ユニット18を含む。
駆動部10a2、駆動部10b2、照明11a、撮像部11、バーコードリーダ12、人感センサ13、液晶モニタ14、ボタンユニット15、通信部16、記憶部17は、制御ユニット18に対して電気的に接続されている。
【0030】
駆動部10a2は、制御ユニット18からの駆動信号に基づいて駆動することによって、蓋部10a1を開く、または閉じる。駆動部10b2は、制御ユニット18からの駆動信号に基づいて駆動することによって、蓋部10b1を開く、または閉じる。
駆動部10a2と駆動部10b2において、閉状態から開状態に遷移するまでの時間、開状態から閉状態に遷移するまでの時間については、利用者にとって違和感を受けない程度の時間以内であることが好ましい。蓋部が円滑に開閉動作をすることで、利用者に対し、蓋部が空くまで待つ時間が長引いてしまわないようにすることができる。
【0031】
投入センサ10a3は、投入口10aから容器が投入されたか否かを検出し、検出結果を制御ユニット18に出力する。
投入センサ10b3は、投入口10bから容器が投入されたか否かを検出し、検出結果を制御ユニット18に出力する。
投入センサ10a3、投入センサ10b3は、投入検出部の一例である。
【0032】
照明11aは、撮像部11に設けられた照明であり、制御ユニット18からの制御信号に基づいて、点灯または消灯する。例えば、夜間においては周囲が暗いため、撮像部11による撮像をしても光量が不足する場合があるため、照明11aによって照明することで、撮像部11が被写体を撮像するための光量を得ることができる。
【0033】
撮像部11は、撮像結果を制御ユニット18に出力する。
バーコードリーダ12は、容器から読み取った読取結果に基づいて、バーコードを表す信号を制御ユニット18に出力する。
人感センサ13は、利用者が近傍にいるか否かを検出した検出結果を制御ユニット18に出力する。
液晶モニタ14は、制御ユニット18からの制御信号に基づいて各種情報を表示する。
ボタンユニット15は、ボタン15a、ボタン15bに対する操作内容に応じた信号を制御ユニット18に出力する。
通信部16は、制御ユニット18の制御下においてアンケート管理装置2とネットワークNWを介して通信を行う。
【0034】
記憶部17は、各種データを記憶する。
記憶部17は、記憶媒体、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、フラッシュメモリ、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)、RAM(Random Access read/write Memory)、ROM(Read Only Memory)、またはこれらの記憶媒体の任意の組み合わせによって構成される。
この記憶部17は、例えば、不揮発性メモリを用いることができる。
【0035】
制御ユニット18は、電装ユニットU内の各部を制御する。制御ユニット18は、例えばCPU(中央処理装置)等の処理装置若しくは専用の電子回路で構成されてよい。制御ユニット18は、プライマリー制御ユニット181、セカンダリ制御ユニット182、駆動制御部183を有する。
【0036】
プライマリー制御ユニット181は、投入センサ10a3から出力される検出結果と、投入センサ10b3から出力される検出結果と、撮像部11から出力される撮像結果と、バーコードリーダ12から出力されるバーコードを表す信号とを取得する。
また、プライマリー制御ユニット181は、通信部16を介して、アンケート管理装置2からデータを受信し、アンケート管理装置2にデータを送信する。
また、プライマリー制御ユニット181は、各種データを記憶部17に書き込む機能、記憶部17から各種データを読み出す機能を有する。
また、プライマリー制御ユニット181は、セカンダリ制御ユニット182と各種データの送受信をする。
【0037】
セカンダリ制御ユニット182は、人感センサ13から出力される検出結果を取得する機能、ボタンユニット15から出力される操作内容に応じた信号を取得する機能、プライマリー制御ユニット181とデータの送受信をする機能、駆動制御部183とデータの送受信をする機能を有する。
駆動制御部183は、セカンダリ制御ユニットとデータの送受信をする機能、駆動部10a2及び駆動部10b2に対して駆動信号を出力する機能、照明11aに対して制御信号を供給することで点灯または消灯をさせる機能を有する。例えば、駆動制御部183は、駆動部10a2及び駆動部10b2の電源のオンオフ制御や、駆動部10a2及び駆動部10b2を駆動させるための駆動電力を供給する。
【0038】
図5は、回収装置1を側方から見た断面図であり、特に投入部10を含む一部についての断面図である。
投入口10aは、蓋部10a1が開状態においては、虹彩絞り機構の開口径を大きくすることで、虹彩絞りの羽根を環状配列された外周に移動させ、容器が投入可能な状態となる。これにより、容器Cが投入口10aから投入可能な状態となる。
投入センサ10a3は、投入口10aの近傍であって、投入口10aから容器Cが投入されて収容部に収容されるまでの経路であり回収装置1の内部側に設けられ、投入口10aから容器が投入されたか否か検出する。
投入センサ10a3は、例えば超音波センサであり、投入口10aの径方向の一方側から、投入口10aの径方向の中心を通るようにして超音波を出射し、その反射波を受信する。投入センサ10a3は、超音波を出射してから反射波が受信されるまでの時間を計測することで、容器が投入されたか否かを検出する。投入センサ10a3は、計測された時間が、容器が投入されていない場合における計測時間よりも短い計測時間が得られた場合に、容器が投入されたことを検出する。
【0039】
投入口10bは、投入口10aよりも下方に設けられる。
投入口10bは、蓋部10b1が開状態においては、虹彩絞り機構の開口径を大きくすることで、虹彩絞りの羽根を環状配列された外周に移動させ、容器が投入可能な状態となる。これにより、容器Cが投入口10bから投入可能な状態となる。
投入センサ10b3は、投入口10bの近傍であって、投入口10bから容器Cが投入されて収容部に収容されるまでの経路であり回収装置1の内部側に設けられ、投入口10bから容器が投入されたか否か検出する。
投入センサ10b3は、例えば超音波センサであり、投入口10bの径方向の一方側から、投入口10bの径方向の中心を通るようにして超音波を出射し、その反射波を受信する。投入センサ10b3は、超音波を出射してから反射波が受信されるまでの時間を計測することで、容器が投入されたか否かを検出する。投入センサ10a3は、計測された時間が、容器が投入されていない場合における計測時間よりも短い計測時間が得られた場合に、容器が投入されたことを検出する。
【0040】
次に、図6は、アンケート管理装置2の機能を表す概略機能ブロック図である。
アンケート管理装置2は、通信部21、記憶部22、制御部23を有する。
通信部21は、ネットワークNWを介して回収装置1と通信をする。
記憶部22は、各種データを記憶する。
【0041】
記憶部22は、例えば、商品データ記憶部221、アンケートデータ記憶部222、回収データ記憶部223、アンケート結果記憶部224を有する。
【0042】
商品データ記憶部221は、バーコードデータと商品情報とを含む商品データを記憶する。
図7は、商品データの一例を示す図である。
商品データは、バーコードデータと商品情報とが対応づけられたデータである。
バーコードデータは、異なる商品にそれぞれ個別に割り当てられた識別情報である。この識別情報は、商品に付される場合に、一次元バーコードとして表現されてフィルムに印刷されて容器にラベルとして付帯されたり、あるいは、容器に直接印刷されることで付帯される。
商品情報は、商品に関する情報であり、例えば、容器に入れられた飲料の商品に関する情報である。より具体的に、商品情報は、JAN(Japanese Article
Number)コード(バーコードの識別情報に相当)、飲料の名称(商品名等)、製造メーカー、容器の素材、内容量等を含む。
【0043】
アンケートデータ記憶部222は、アンケートの質問とその選択肢とを含むアンケートデータを記憶する。
図8は、アンケートデータの一例を示す図である。
アンケートデータは、アンケートID、質問、選択肢、付加データを含む。
アンケートIDは、アンケートを識別する識別情報である。
質問は、アンケートにおける質問の内容を表す。質問は、例えば、「今回と同じ商品をまた購入しようと思いますか?」等の文字データである。
選択肢は、アンケートの質問に応じた選択肢である。選択肢は、例えば、「はい」、「いいいえ」等である。また、選択肢は、「良い」、「良くない」や、「OK」、「NG」等であってもよい。ここで選択肢の数は、2以上であって、投入部10に含まれる投入口の数以内であればよい。選択肢が3つである場合には、「良い」、「普通」、「良くない」や、「はい」、「いいえ」、「わからない」等であってもよい。
付加データは、アンケートに関連する情報であり、例えば、アンケートを行う際に表示画面に表示させる画像、アンケートを実施する期間、アンケートを実施する対象地域である。
【0044】
回収データ記憶部223は、回収装置1に容器が投入されたことに応じて生成される回収データを記憶する。回収データ記憶部223に記憶される回収データは、回収装置1において生成され、アンケート管理装置2に対して送信されることに応じて受信され、回収データ記憶部223に記憶される。
図9は、回収データの一例を示す図である。
回収データには、日時、JANコード、商品名、メーカー、素材判別、場所、アンケートID、選択肢の項目が含まれる。
日時は、容器が投入口に投入され回収データが取得された時刻を表す。JANコードはバーコードリーダ12によって読み取られたバーコードデータを表す。商品名はバーコードデータに基づいて得られた商品情報に含まれる商品名を表す。メーカーはバーコードデータに基づいて得られた商品情報に含まれる商品名を表す。素材判別は、バーコードデータに基づいて得られた商品情報に含まれる素材名を表す。場所は、回収装置1が設置された場所を表す。ここでは、回収装置1に割り当てられた識別IDと、回収装置1が設置された拠点の名称とが対応付けられた拠点データを参照することで、場所を割り出すことが可能である。アンケートIDは、容器が投入された際に液晶モニタ14に表示されたアンケートのアンケートIDである。選択肢は、容器が投入された投入口に割り当てられた選択肢を表し、利用者がいずれの選択肢を選択したかを表す。
【0045】
ここで、容器からラベルが取り外された状態で回収装置1に投入された場合、バーコードがラベルに印刷されていない場合、バーコードに対してシール等が貼られている場合、バーコード部が汚れている場合等においては、バーコードリーダ12によってバーコードを読み取ることができない。ラベルが取り外されていても、容器の形状によっては商品名が容器の外面に凹凸形状によって表されていたり、外観の意匠によっては商品固有の意匠である場合もある。このような場合には、画像データから商品を特定することができる場合がある。そのため、バーコードリーダ12によってバーコードを読み取ることができない場合であっても、商品を特定し、その商品のJANコード、商品名、メーカー、素材判別について特定し、記憶するようにしてもよい。
【0046】
アンケート結果記憶部224は、アンケートの集計結果であるアンケート結果を記憶する。
図10は、アンケート結果のデータの一例を示す図である。
アンケート結果は、アンケートID、選択肢、集計値、アンケート期間を含む。
アンケートIDは、実施されたアンケートに割り当てられたアンケートIDである。選択肢は、アンケートの選択肢である。集計値は、アンケートIDによって特定されるアンケートの質問に対して、各選択肢におけるカウント値である。集計値を参照することで、いずれのアンケートにおいて、各選択肢にどれだけ投票されたかを把握することができる。アンケート期間は、アンケートが実施された期間を示す。
このようなアンケート結果は、複数の回収装置毎に分けて記憶してもよいし、複数の回収装置のそれぞれから得られたアンケート結果を纏めて集計して記憶するようにしてもよい。
【0047】
図6に戻り、制御部23は、端末装置3からの更新要求に基づいて、アンケートデータを端末装置3から受信し、アンケートデータ記憶部222に記憶させる。これにより、新たなアンケートを実施する場合に、その実施するアンケートの質問と選択肢を含むアンケートデータを、アンケート実施者の操作内容に基づいて端末装置3から受信することで、回収装置1に対して送信可能に記憶することができる。そして配信タイミング(アンケート実施タイミング)に基づいて、アンケートデータを、アンケートを実施する対象の回収装置1に対して送信することで、回収装置1において、新たなアンケートを実施することができる。
【0048】
また、制御部23は、端末装置3からの参照要求に基づいて、アンケート結果をアンケート結果記憶部224から読み出し、要求元の端末装置3に送信する。これにより端末装置3は、アンケートの結果を表示画面に表示することができる。アンケート実施者は、端末装置3に表示されるアンケート結果を参照することができる。
【0049】
図11は、回収装置1の一部の機能を表す概略ブロック図である。
回収装置1は、通信部101、記憶部102、表示部103、表示制御部104、投入検出部105、蓋部106、容器検出部107、種別識別部108、開閉制御部109、出力部110、制御部111を有する。
【0050】
通信部101は、アンケートの質問と選択肢との組み合わせを含むアンケートデータを外部の提供装置(例えば、アンケート管理装置2)から受信する。通信部101は、図4における通信部16に該当する。
【0051】
記憶部102は、各種データを記憶する。記憶部102は、図4における記憶部17に該当する。
記憶部102は、例えば、商品データ記憶部1021、アンケートデータ記憶部1022、回収データ記憶部1023、アンケート結果記憶部1024を有する。
商品データ記憶部1021は、バーコードデータと商品情報とを含む商品データを記憶する。この商品データは、制御部111によって、通信部101を介してアンケート管理装置2から受信され、商品データ記憶部1021に書き込まれる。商品データの書き込みは、一定時間毎(例えば、1日1回、1週間に1回)等であってもよいし、アンケート管理装置2において商品データが更新されたことに応じて実行するようにしてもよい。商品データの書き込みは、回収装置1を利用する利用者が少ない時間帯に実行するようにしてもよい。
【0052】
アンケートデータ記憶部1022は、アンケートデータを記憶する。このアンケートデータは、制御部111によって、通信部101を介してアンケート管理装置2から受信され、アンケートデータ記憶部1022に書き込まれる。アンケートデータは、アンケートを実施する期間が到来する一定時間前にアンケート管理装置2から送信されると、制御部111が通信部101を介して受信し、アンケートデータ記憶部1022に書き込む。アンケートデータは、複数種類のアンケートのうち、少なくとも自身の回収装置1において実施するアンケートに関するアンケートデータについて受信してアンケートデータ記憶部1022に書き込まれていればよい。
【0053】
回収データ記憶部1023は、自身の回収装置1に容器が投入されたことに応じて制御部111によって生成される、回収データを記憶する。
【0054】
アンケート結果記憶部1024は、アンケートの集計結果であるアンケート結果を記憶する。このアンケート結果は、自身の回収装置1において実施され、制御部111によって生成された、アンケートについて集計された結果である。
【0055】
表示部103は、各種情報を表示する。表示部103は、図4における液晶モニタ14に該当する。
第1表示部1031は、アンケートの質問を表示する。
第2表示部1032は、アンケートの質問に応じた選択肢を、投入口との対応関係を認識可能に表示する。
【0056】
表示制御部104は、表示部103に各種データを表示させる。例えば、表示制御部104は、第1表示部および第2表示部に対して、受信したアンケートデータに基づく内容を表示させる。例えば、表示制御部104は、アンケートデータ記憶部1022からアンケートデータを読み出し、アンケートデータに含まれる質問を第1表示部1031に表示させ、アンケートデータに含まれる選択肢を第2表示部1032に表示させる。
また、表示制御部104は、第2表示部1032に選択肢を表示させる場合、第2表示部1032における表示領域において、第1選択肢を投入口10aの近傍に隣接するように表示させ、第2選択肢を投入口10bの近傍に隣接するように表示させる。これにより、選択肢と投入口との対応関係が正しい組み合わせの状態で表示させることができる。すなわち、利用者は、アンケートの回答として第1選択肢を選ぶ場合、第1選択肢に隣接する投入口10aに容器を投入すればよいことを把握することができ、また、アンケートの回答として第2選択肢を選ぶ場合、第1選択肢に隣接する投入口10aに容器を投入すればよいことを把握することができる。これにより利用者は、選択肢に応じたいずれかの投入口から容器を投入することができる。
【0057】
ここでは、複数の投入口のそれぞれに対し、投入口の識別情報を割り当てておき、選択肢のデータに投入口の識別情報を対応づけるようにしておくことで、選択肢を表示するにあたり、選択肢に対応づけられた識別情報を元に、いずれの投入口の近傍に表示させればよいかを特定するようにしてもよい。また、投入口10aと投入口10bの配置は予め把握できるため、この配置を想定して複数の選択肢が対応する投入口の近傍に配置されるようにした1つの画像データを生成しておき、これを第2表示部1032に表示するようにしてもよい。
表示制御部104は、図4における制御ユニット18またはプライマリー制御ユニット181の機能に該当する。
【0058】
投入検出部105は、複数の投入口(投入口10a、投入口10b)のうちいずれの投入口から容器が投入されたかを検出する。例えば投入検出部105は、図4における、投入センサ10a3、投入センサ10b3の一例である。
【0059】
蓋部106は、投入口を開状態と閉状態のいずれかの状態に遷移させる。
蓋部106は、虹彩絞り機構を有し、開口径に応じて開状態と前記閉状態のいずれかの状態に遷移可能である。
蓋部106は、図4における蓋部10a1、蓋部10b1に該当する。蓋部106は、複数の投入口のそれぞれを1つの蓋(例えばシャッター等)によって開閉させるものであってもよいし、複数の投入口のそれぞれに1つずつ設けられるようにしてもよい。
【0060】
容器検出部107は、容器が近接されたことを検出する。容器検出部107は、例えば、カメラであり、撮像対象領域を撮像し、その撮像結果である画像に容器が含まれているか否かに基づいて、容器が近接されたか否かを検出する。例えば、画像から容器の形状または容器に付帯されたバーコードが検出された場合に、容器が近接されたことを検出し、画像から容器が検出されていない場合に、容器が近接されていないことを検出する。容器検出部107は、図4における撮像部11であってもよいし、バーコードリーダ12であってもよく、撮像部11とバーコードリーダ12の組み合わせであってもよい。
【0061】
種別識別部108は、近接される容器を撮像し、撮像結果に基づいて容器の種別を識別する。種別識別部108は、自身が容器を撮像するのではなく、近接される容器が撮像された画像を容器検出部107または別のカメラから取得し、その取得された画像に基づいて、容器の種別を識別してもよい。また、種別識別部108は、容器に付帯されたバーコードを読み取った結果を容器検出部107またはバーコードリーダから取得し、そのバーコードに対応する商品データから容器の素材を読み出すようにしてもよい。
種別識別部108は、図4における制御ユニット18またはプライマリー制御ユニット181の機能に該当する。
【0062】
開閉制御部109は、アンケートに対する回答を受け付けるタイミングに応じて蓋部106を開閉させる。開閉制御部109は、容器の近接が検出された後に、蓋部106を閉状態から開状態に遷移させる。開閉制御部109は、投入検出部105によって容器の投入が検出された後に、蓋部106を開状態から閉状態に遷移させる。
開閉制御部109は、図4における駆動部10a2、駆動部10b2の機能、または駆動制御部183の機能に該当するものであってもよいし、駆動部10a2、駆動部10b2及び駆動制御部183の機能の組み合わせに該当するものであってもよい。
【0063】
出力部110は、投入検出部105の検出結果に応じてアンケートの回答を表すデータを出力する。出力部110は、アンケートの回答を表すデータを、回答をする際に投入された容器の種別とともに出力する。出力部110の出力は、例えば、アンケート管理装置2である。
【0064】
次に、回収装置1の動作について説明する。図12図13は、回収装置1の動作を説明するフローチャートである。
ここでは、回収装置1は、予めアンケート管理装置2からアンケートデータと、商品データを受信し、記憶部102に記憶しておく。予め記憶しておくことで、利用者によって容器が投入された時点でアンケート管理装置2から商品データを取得して照合したり、あるいは、アンケート管理装置2に対して都度問い合わせをしなくてすむため、全体の処理時間が長引いてしまわないようにすることができ、利用者にとって円滑に回収装置1を利用することができる。
【0065】
回収装置1において、人感センサ13は、回収装置1の近傍に人物(利用者)がいるか否かを検出し、検出結果を制御ユニット18に出力する(ステップS101)。利用者は、回収装置1に対して容器を投入する場合には、回収装置1のパネル部Pに向き合うような位置まで移動する。
制御ユニット18は、人感センサ13の検出結果が「人物がいる」ことを示す結果である場合には、バーコードリーダ12をONにし、バーコードを読み取りしない状態から読み取りする状態に移行させ、撮像部11をONにし、撮像をしない状態から撮像をする状態に移行させる(ステップS102)。ここでは、制御ユニット18は、人物が回収装置1の近傍にいないときにはバーコードリーダ12と撮像部11をOFFにしておく。これにより、人物が近傍にいない場合には、バーコードリーダ12と撮像部11について、OFFとなっているため、消費電力を低減することができる。また、不要な読み取りや撮像をしないようにすることができる。
【0066】
次に、制御ユニット18は、液晶モニタ14をOFFの状態からONの状態にする。そして制御ユニット18は、アンケートデータ記憶部1022からアンケートデータを読み出し、アンケートデータに含まれる質問と選択肢を液晶モニタ14に表示させる(ステップS103)。ここでは、アンケートデータの付加データに、アンケートの質問と選択肢以外のデータとして、例えば、画像データ、アンケートを行う趣旨の説明文等が含まれている場合には、これらのデータも液晶モニタ14に表示させる。また、制御ユニット18は、「容器をバーコードリーダにかざして下さい」、「バーコードがない容器の場合には、容器をカメラに近づけて下さい」等の案内文についても液晶モニタ14に表示してもよい。また、付加データとは別に、広告用のデータが予め記憶部17に記憶されている場合には、広告についても液晶モニタ14に表示するようにしてもよい。
【0067】
利用者は、投入する対象の容器をバーコードリーダ12にかざす。バーコードリーダ12は、利用者によってかざされた容器からバーコードを読み取る(ステップS104)。制御ユニット18は、バーコードリーダ12から読み取り結果を取得し、読み取り結果に応じたバーコードに対応するJANコードを記憶部17(商品データ記憶部1021)の商品データを参照することで読み出し、JANコードが登録されているか否かを判定する(ステップS105)。
【0068】
制御ユニット18は、JANコードを読み出すことができた場合には、JANコードの登録があったと判定し(ステップS105-YES)処理をステップS106に進める。一方、バーコードリーダ12によってバーコードの読み取りができない時間が一定時間経過した場合、または読み取ったバーコードに対応するJANコードが商品データに存在しない場合には、JANコードの登録がないと判定し、処理をステップS107に進める。
ここでは、バーコードリーダ12による読み取り処理と撮像部11による撮像を一定時間(例えば数秒)毎に交互に切り替えるようにしてもよい。
【0069】
ここで、バーコードの読み取りができない場合としては、例えば、容器からラベルが取り外されていた場合には、付帯されていたバーコードも取り外された状態であるため、読み取りできないことが考えられる。バーコードがラベルに印刷されていない場合については、バーコード自体がないため、バーコードを読み取ることができない。また、バーコードに対してシール等が貼られている場合、バーコードの少なくとも一部がシールによって隠れてしまい、バーコードを正常に読み取ることができない場合がある。また、バーコード部が汚れている場合には、汚れによってバーコードが視認出来ない状態となっている場合があり、バーコードを正常に読み取ることができない場合がある。
また、バーコードに対応するJANコードが商品データに存在しない場合としては、例えば、飲料等の商品が流通していたとしても、その飲料が入れられた容器に付帯するバーコードについて、商品データがアンケート管理装置2に登録されていない場合が考えられる。
【0070】
次に、JANコードの登録がある場合、制御ユニット18は、投入口10aの蓋部10a1と投入口10bの蓋部10b1を開状態とさせる(ステップS106)。
一方、JANコードの登録がない場合、制御ユニット18は、かざされている容器を撮像部11によって撮像する(ステップS107)。ここでは、バーコードリーダ12の読み取り範囲と撮像部11の撮像範囲が重なっている場合には、利用者は、バーコードリーダ12に容器をかざしている状態のまま(容器の位置を撮像部11に近づけるようにしなくても)、撮像部11によって撮像してもらうことができる。
【0071】
制御ユニット18は、撮像部11から得られた撮像結果について画像処理をすることによって、撮像部11によって撮像された物体が容器であるか否かを判別し(ステップS108)、判別結果に基づいて、蓋部を開けるか否かを判定する(ステップS109)。ここでは、制御ユニット18は、撮像部11の撮像画像に含まれる容器の形状が回収対象の容器に該当するか否かを画像マッチング等の処理を行うことで識別するようにしてもよい。
制御ユニット18は、撮像結果に基づいて容器であると判別できた場合には、蓋部を開けると判定し(ステップS109-YES)、投入口10aの蓋部10a1と投入口10bの蓋部10b1を開状態にさせ(ステップS106)、容器ではないと判別できた場合には、蓋部を開けない状態を維持し(ステップS109-NO)、ステップS110に移行する。容器ではないと判別された場合には、蓋部を閉状態のまま維持することで、容器ではない物体がかざされていたとしても、投入口から投入されないようにすることができる。
【0072】
ステップS109において蓋部を開けないと判定された場合、制御ユニット18は、蓋部を開ける指示が入力されたか否かを判定する(ステップS110)。例えば、制御ユニット18は、液晶モニタ14のタッチパネルに「蓋を開ける」のボタンを表示させ、利用者によって「蓋を開ける」ボタンがタッチ入力された場合には、ステップS106に進み、蓋部10a1と蓋部10b1とを開くようにしてもよい。ここでは、制御ユニット18は、ステップS109において、容器ではないと判別された場合に、ステップS110の処理を実行せずに、処理をステップS101に移行するようにしてもよい。
【0073】
制御ユニット18は、蓋部を開けると、蓋部を閉じるまでの時間を設定する(ステップS111)。例えば、制御ユニット18は、蓋部を閉じるまでの時間に応じたタイマー値を設定し、カウントダウンを開始する。
【0074】
次に、制御ユニット18は、投入センサ10a3、投入センサ10b3の検出結果を参照し、容器の投入が検出されたか否かを監視する。
例えば、利用者が液晶モニタ14の表示内容を確認し、アンケートの質問を読み、表示された選択肢のうちいずれにするかを決め、投入口10aと投入口10bのうち、その選択肢に対応する投入口から容器を投入する。
制御ユニット18は、容器が投入口10aに投入されることで投入センサ10a3から容器が投入されたことが検出された場合には(ステップS112-YES)、投入センサ10a3の検出結果に基づいて、投入口10aに割り当てられた選択肢に投票されたことを検出し(ステップS113)、回収データを生成して記憶部17(回収データ記憶部1023)に記憶させる。例えば、制御ユニット18は、容器が投入口に投入され回収データが取得された日時、バーコードに基づいて特定されたJANコードと、JANコードに対応する商品名、メーカー、素材判別、場所、アンケートID、投票された選択肢のデータを1つレコードとした回収データを生成し、記憶部17に記憶する。なお、ステップS105においてJANコードが登録されていない場合であって、ステップS108において容器の画像処理による判別処理を行った場合には、その画像に含まれる容器の外観に基づいて、素材を判別するようにしてもよい。例えば、外観から得られる画像の特徴量に基づいて、ペットボトル、アルミ缶、スチール缶等の素材を判別するようにし、その判別結果から素材判別のデータを得るようにしてもよい。
そして制御ユニット18は、蓋部10a1と蓋部10b1とを閉じる(ステップS114)。
【0075】
一方、制御ユニット18は、容器が投入口10bに投入されることで、投入センサ10a3では容器が検出されず(ステップS112-NO)、投入センサ10b3から容器が投入されたことが検出された場合には(ステップS115-YES)、投入センサ10b3の検出結果に基づいて、投入口10bに割り当てられた選択肢に投票されたことを検出し(ステップS116)、回収データを生成して記憶部17(回収データ記憶部1023)に記憶させる。例えば、制御ユニット18は、容器が投入口に投入され回収データが取得された日時、バーコードに基づいて特定されたJANコードと、JANコードに対応する商品名、メーカー、素材判別、場所、アンケートID、投票された選択肢のデータを1つレコードとした回収データを生成し、記憶部17に記憶する。なお、ステップS105においてJANコードが登録されていない場合であって、ステップS108において容器の画像処理による判別処理を行った場合には、その画像に含まれる容器の外観に基づいて、素材を判別するようにしてもよい。
そして制御ユニット18は、蓋部10a1と蓋部10b1とを閉じる(ステップS114)。
【0076】
一方、制御ユニット18は、投入センサ10a3及び投入センサ10b3のいずれからも容器の投入が検出されない状態が、設定された時間に到達した場合(カウント値が0までカウントダウンされた場合)には、アンケート結果なし(投票されない)として判定し(ステップS118)、蓋を閉じる(ステップS114)。一方、蓋を閉じるまでの設定された時間に到達していなければ、制御ユニット18は、処理をステップS112に移行する。
【0077】
次に、制御ユニット18は、蓋部を閉じると、液晶モニタ14に「ご協力ありがとうございました」等のお礼のメッセージを表示し(ステップS119)、アンケート結果をアンケート管理装置2に送信する(ステップS120)。ここでは、アンケート結果としてアンケートIDと投票された選択肢との組み合わせを送信するようにしてもよいし、回収データを送信することでアンケート結果の送信としてもよい。
【0078】
その後、制御ユニット18は、液晶モニタ14に、次のアンケートの画面を表示する(ステップS121)。ここでは、前回と同じアンケートでもよいし、異なるアンケートであってもよい。そして、制御ユニット18は、人感センサ13の検出結果を参照し、利用者がいない結果が一定時間に亘って得られた場合には、利用者が近傍にいないものとして判定し、液晶モニタ14の表示をオフにする(ステップS122)。周囲に利用者がいない場合に、液晶モニタ14の表示をオフにすることにより、液晶モニタ14を駆動させるための電力の消費を低減することができる。
そして制御ユニット18は、処理をステップS101に移行する。
【0079】
上述した実施形態において、投入口は、投入口10aと投入口10bの2つであり、選択肢は2つである場合について説明したが、投入口が3つ以上である場合には、選択肢は、2以上であって、かつ、その投入口の数以下であればよい。すなわち、投入口の数が3つである場合には、選択肢が2つであるアンケートと、選択肢が3つであるアンケートのどちらでも対応することができる。なお、投入口の数が3であり、アンケートの選択肢が2つである場合には、2つの投入口から投入可能とし、残り1つの投入口は投入不可(例えば蓋を閉じる)としてもよい。
【0080】
上述した実施形態によれば、複数の投入口のうちアンケートの回答の選択肢に対応する、いずれか1つの投入口から容器を投入してもらうことで、アンケートに回答してもらうことができる。そのため、アンケートに回答するために能動的な行動をしていないユーザであっても、容器を廃棄する行動を通じて、アンケートに回答してもらうことができる。
このように、ユーザが容器を廃棄しようとする場面において自然な流れにおいてアンケートに回答してもらうことができるため、アンケートに回答しようとする能動的な意思がないユーザを対象としてアンケートを実施することができる。これにより、通常では対象とすることができなかったユーザ群を対象としてアンケートを実施することができ、より広いユーザ群から意見を収集することができる。よって、いままでにない回答を収集することもできる。
【0081】
また、上述した実施形態によれば、蓋部として虹彩絞り機構を機用するようにしたので、蓋部を開閉させる動力の構成をシンプルにすることができる。例えば、投入口に蓋部として扉を設けた場合には、扉を開閉させる構造よりも簡単な構成にすることができる。また、蓋部として扉を用いる場合には、扉を開閉させるために奥行き方向(回収装置1の内周側)の空間を確保する必要があるが、絞り機構の場合には、奥行き方向に確保する空間を扉に比べて少なくすることができる。
【0082】
また、上述した実施形態において、ボタンユニット15を設けるようにしたので、投入センサ10a3、投入センサ10b3によって容器を検出しない場合であっても、ボタンユニット15からいずれの選択肢を選択したかを受け付けるようにしてもよい。また、ボタンユニット15ではなく、液晶モニタ14に設けられるタッチパネルから選択肢の選択入力を受け付けるようにしてもよい。
【0083】
また、上述した実施形態において、アンケート管理装置2から回収装置1にアンケートデータを配信することができるため、回収装置1をイベント会場等に設けた場合には、そのイベント会場のイベントの内容に応じてアンケートデータを回収装置1に記憶させることができる。これにより、アンケートデータを回収装置1が設置される場所に応じて柔軟に変更することができる。
【0084】
また、上述の実施形態では、回収装置1において容器を回収する際にアンケートを実施することができるため、容器に入れられていた飲料を実際に飲んだと思われる利用者を対象としてアンケートを行うことができる。
【0085】
以上説明した実施形態において、制御ユニット18は、JANコードが登録されていると判定された場合にアンケートを実施する場合について説明したが、実施する対象のアンケートの質問と選択肢の組み合わせについては、アンケート実施期間において同じアンケートを用いるようにしてもよいし、複数のアンケートデータを予めアンケート管理装置2からダウンロードしておき、アンケートを行うタイミングにおいて、この複数のアンケートデータのなかからいずれかのアンケートデータをランダムまたは順番に選択し、アンケートを実施するようにしてもよい。これにより、同じ利用者に対し、同じアンケートを何度も実施してしまうことを低減することができる。
【0086】
以上説明した実施形態において、複数の投入口(投入口10a、投入口10b)が縦方向に並ぶようにした場合について説明したが、横方向に並ぶように配置するようにしてもよい。
なお、投入口が縦方向に並ぶように配置した場合には、回答ボックスの外観から受ける印象として細く見える印象を与えることができるため、スタイリッシュである印象をユーザに与えることができる。
【0087】
また、容器識別機能(撮像部11、バーコードリーダ12)と、投入部とが隣接していてもよいが、容器識別機能と、投入部との間に表示部が配置されていることで、容器識別機能を利用する位置と、投入口から投入する位置とを離間することができ、操作対象の領域が区別されていることを把握しやすくすることができる。
【0088】
上述の実施形態において、ステップS111において、蓋を閉じるまでの時間を設定するようにしたので、投入口10aまたは投入口10bに容器が投入されるか、設定された時間が到来することで蓋部を閉じることができる。これにより蓋部が開いたままとならないようにすることができる。ここでは、容器の投入を検出できた場合には、設定された時間が到来する前に、蓋部を閉じることができる。
【0089】
なお、投入口に容器が投入されたことに基づいて蓋部を閉じるのではなく、設定された時間が到来した場合に蓋部を閉じるようにしてもよい。例えば、複数の利用者が連続して回収装置1に容器を投入するような場合には、容器の投入の都度、蓋部が閉じることは行わない。この場合、ステップS111において設定された時間(例えば10秒)が経過する前に、次の利用者が到来し、ステップS101からステップS110までの処理が行われ、設定された時間が残っている状態(例えば、残り3秒)においてステップS111に到達すると、再度、時間(例えば、10秒)が設定し直される。そのため、蓋が閉じない状態で、次の利用者がアンケートを実施し、容器を投入することができる。
【0090】
また、以上説明した実施形態において、パネル部Pにおいて、左側の縦方向に並ぶように撮像部11とバーコードリーダ12が配置され、中央に液晶モニタ14が配置され、右側の縦方向に並ぶように投入口10aと投入口10bが配置されている。このような配置にすることで、利用者にとって使い勝手がよい。例えば、左側においてバーコードリーダ12または撮像部11を用いて容器の識別のための操作を行い、容器の識別がなされた後に、中央部に視線を移動させて液晶モニタ14の表示内容を確認し、アンケートの回答を行うために視線を右側に移動させ、いずれかの投入口から容器を投入することができる。そのため、容器を検出させ、アンケートの内容を確認し、回答をする、という動作について、回収装置1の左側から右側に視線を移動させるような導線によって容器の投入をすることができる。
【0091】
また、上述した実施形態においては、図11に示す各部の機能が収容部20と一体とされて回収装置1として構成される場合について説明したが、図11に示す各部の機能を、収容部20とは別の容器投入装置として構成してもよい。これにより、容器投入装置を、既存の収容用の箱や容器に取り付けることで、回収装置を構成することができる。また、この容器投入装置は、アンケート装置であってもよい。
【0092】
上述した実施形態における回収装置1の各部の機能をコンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD-ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよく、FPGA(Field Programmable Gate Array)等のプログラマブルロジックデバイスを用いて実現されるものであってもよい。
【0093】
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
【符号の説明】
【0094】
1…回収装置,1a…扉,1A…回収装置,1B…回収装置,2…アンケート管理装置,3…端末装置,10…投入部,10a…投入口,10a1…蓋部,10a2…駆動部,10a3…投入センサ,10b…投入口,10b1…蓋部,10b2…駆動部,10b3…投入センサ,11…撮像部,11a…照明,12…バーコードリーダ,13…人感センサ,14…液晶モニタ,14a…第1選択肢,14b…第2選択肢,15…ボタンユニット,15a…ボタン,15b…ボタン,16…通信部,17…記憶部,18…制御ユニット,20…収容部,21…通信部,22…記憶部,23…制御部,25…袋,30…収容枠,30a…開口部,101…通信部,102…記憶部,103…表示部,104…表示制御部,105…投入検出部,106…蓋部,107…容器検出部,108…種別識別部,109…開閉制御部,110…出力部,111…制御部,181…プライマリー制御ユニット,182…セカンダリ制御ユニット,183…駆動制御部,221…商品データ記憶部,222…アンケートデータ記憶部,223…回収データ記憶部,224…アンケート結果記憶部,1021…商品データ記憶部,1022…アンケートデータ記憶部,1023…回収データ記憶部,1024…アンケート結果記憶部,1031…第1表示部,1032…第2表示部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13