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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024082360
(43)【公開日】2024-06-20
(54)【発明の名称】外食予約システム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/10 20120101AFI20240613BHJP
【FI】
G06Q50/10
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022196154
(22)【出願日】2022-12-08
(71)【出願人】
【識別番号】522478525
【氏名又は名称】内野 賢一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100166589
【弁理士】
【氏名又は名称】植村 貴昭
(72)【発明者】
【氏名】内野 賢一郎
【テーマコード(参考)】
5L049
5L050
【Fターム(参考)】
5L049CC23
5L050CC23
(57)【要約】
【課題】ユーザが外食をする場合の便宜を図ることができる外食予約システムを提供することである。
【解決手段】外食予約システム1では、飲食店A、B、C、D…は、ユーザからの飲食の予約に対応する予約情報に基づいて飲食物を用意し、当該予約情報に基づいた日時に用意した飲食物を宿泊施設(ホテルA、B、C、D…)に配送し、前記ユーザは、前記予約情報に基づいた日時に前記宿泊施設(ホテルA、B、C、D…)で前記飲食店A、B、C、D…から配送された飲食物を飲食する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
飲食店は、ユーザからの飲食の予約に対応する予約情報に基づいて飲食物を用意し、当該予約情報に基づいた日時に用意した飲食物を宿泊施設に配送し、 前記ユーザは、前記予約情報に基づいた日時に前記宿泊施設で前記飲食店から配送された飲食物を飲食することを特徴とする外食予約システム。
【請求項2】
事業者により管理される事業者サーバを有し、 前記事業者サーバは、複数の飲食店のサービス内容をユーザが使用するユーザ情報端末に配信し、当該ユーザ情報端末から飲食の予約を受け、当該ユーザ情報端末からの飲食の予約に対応する予約情報を、前記複数の飲食店の内、当該予約に対応する飲食店に送信するとともに、複数の宿泊施設の中から少なくとも1つの宿泊施設を選択して当該予約情報に対応する飲食店と紐付け、 前記予約情報に対応する飲食店は、前記事業者サーバからの前記予約情報に基づいて飲食物を用意し、用意した飲食物を当該飲食店と紐付けられた宿泊施設に配送し、 前記ユーザは、前記飲食店と紐付けられた宿泊施設で当該飲食店から配送された飲食物を飲食することを特徴とする外食予約システム。
【請求項3】
前記事業者サーバは、前記予約情報に対応する飲食店と前記複数の宿泊施設との間の位置関係に基づいて、前記複数の宿泊施設の中から少なくとも1つの宿泊施設を選択して、前記予約情報に対応する飲食店と紐付けることを特徴とする請求項2に記載の外食予約システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ユーザが外食を予約する外食予約システムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、飲食店の情報を提供する飲食店情報提供システムとして、外食ユーザがユーザ端末を利用して飲食店に予約をするシステムが普及してきている。
【0003】
このような飲食店情報提供システムにおいては、ユーザ端末からひとつの飲食店の予約に他の飲食店の仮予約を行い、この仮予約の予約拒否通知や時間経過により新たな仮予約店舗を選定し、その飲食店情報をユーザ端末に通知することが知られている(たとえば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2018-72870号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
状来の外食ユーザが飲食店に予約をするシステムでは、人気店に予約をする場合、席数の制限により希望する日時に予約できない場合が多かった。
【0006】
このことに対応して、人気店が飲食物をユーザの自宅に宅配するシステムも普及してきているが、これではユーザが外食の雰囲気を味わえないという問題があった。
【0007】
本発明は、上記状況に鑑みなされたものであり、ユーザが外食をする場合の便宜を図ることができる外食予約システムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
請求項1に記載の発明の外食予約システムでは、飲食店は、ユーザからの飲食の予約に対応する予約情報に基づいて飲食物を用意し、当該予約情報に基づいた日時に用意した飲食物を宿泊施設に配送し、前記ユーザは、前記予約情報に基づいた日時に前記宿泊施設で前記飲食店から配送された飲食物を飲食することを特徴とする。
【0009】
請求項2に記載の発明の外食予約システムでは、事業者により管理される事業者サーバを有し、前記事業者サーバは、複数の飲食店のサービス内容をユーザが使用するユーザ情報端末に配信し、当該ユーザ情報端末から飲食の予約を受け、当該ユーザ情報端末からの飲食の予約に対応する予約情報を、前記複数の飲食店の内、当該予約に対応する飲食店に送信するとともに、複数の宿泊施設の中から少なくとも1つの宿泊施設を選択して当該予約情報に対応する飲食店と紐付け、前記予約情報に対応する飲食店は、前記事業者サーバからの前記予約情報に基づいて飲食物を用意し、用意した飲食物を当該飲食店と紐付けられた宿泊施設に配送し、前記ユーザは、前記飲食店と紐付けられた宿泊施設で当該飲食店から配送された飲食物を飲食することを特徴とする。
【0010】
請求項3に記載の発明の外食予約システムは、請求項2に記載の外食予約システムであって、前記事業者サーバは、前記予約情報に対応する飲食店と前記複数の宿泊施設との間の位置関係に基づいて、前記複数の宿泊施設の中から少なくとも1つの宿泊施設を選択して、前記予約情報に対応する飲食店と紐付けることを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
本発明における外食予約システムによって、ユーザが外食をする場合の便宜を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】本発明の実施形態に係る外食予約システムの概略構成図である。
【0013】
図2】本発明の実施形態に係る外食予約システムの情報の流れを示す第1のフローチャートである。
【0014】
図3】本発明の実施形態に係る外食予約システムの情報の流れを示す第2のフローチャートである。
【0015】
図4】本発明の実施形態に係る外食予約システムにおけるスマートフォンに表示されたエリア選択画面を示す説明図である。
【0016】
図5】本発明の実施形態に係る外食予約システムにおけるスマートフォンに表示されたディナージャンル選択画面を示す説明図である。
【0017】
図6】本発明の実施形態に係る外食予約システムにおけるスマートフォンに表示された飲食店選択画面を示す説明図である。
【0018】
図7】本発明の実施形態に係る外食予約システムにおけるスマートフォンに表示された利用時間帯選択画面を示す説明図である。
【0019】
図8】本発明の実施形態に係る外食予約システムにおけるスマートフォンに表示されたコース選択画面を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
<実施形態>
以下、図面を参照して本発明の外食予約システムの実施形態を説明する。
本発明の実施形態に係る外食予約システムは、飲食店が、ユーザからの飲食の予約に対応する予約情報に基づいて飲食物を用意し、当該予約情報に基づいた日時に用意した飲食物を宿泊施設に配送し、前記ユーザが、前記予約情報に基づいた日時に前記宿泊施設で前記飲食店から配送された飲食物を飲食することを基本としている。
【0021】
図1は、本発明の実施形態に係る外食予約システムの概略構成図である。
図2は、本発明の実施形態に係る外食予約システムの情報の流れを示す第1のフローチャートである。
図3は、本発明の実施形態に係る外食予約システムの情報の流れを示す第2のフローチャートである。
図4は、本発明の実施形態に係る外食予約システムにおけるスマートフォンに表示されたエリア選択画面を示す説明図である。
図5は、本発明の実施形態に係る外食予約システムにおけるスマートフォンに表示されたディナージャンル選択画面を示す説明図である。
図6は、本発明の実施形態に係る外食予約システムにおけるスマートフォンに表示された飲食店選択画面を示す説明図である。
図7は、本発明の実施形態に係る外食予約システムにおけるスマートフォンに表示された利用時間帯選択画面を示す説明図である。
図8は、本発明の実施形態に係る外食予約システムにおけるスマートフォンに表示されたコース選択画面を示す説明図である。
【0022】
<外食予約システムの概要> 本発明の実施形態に係る外食予約システム1は、図1に示すように、インターネット2と、無線ネットワーク3と、事業者サーバ4と、複数のユーザがそれぞれ使用する複数のスマートフォン5-1、5-2、5-3…と、複数のユーザがそれぞれ使用する複数のパーソナルコンピュータ6-1、6-2、6-3…と、複数の飲食店A、B、C、D…にそれぞれ設置される飲食店A用端末7-1、飲食店B用端末7-2、飲食店C用端末7-3、飲食店D用端末7-4…と、複数のホテルA、B、C、D…にそれぞれ設置されるホテルA用端末8-1、ホテルB用端末8-2、ホテルC用端末8-3、ホテルD用端末8-4…とを備えている。
【0023】
飲食店A及びホテルAは、住所が品川区内になっている。 飲食店B及びホテルBは、住所が渋谷区内になっている。 飲食店C及びホテルCは、住所が新宿区内になっている。 飲食店D及びホテルDは、住所が中央区Dになっている。
【0024】
事業者は、事業者サーバ4を使用して複数の飲食店A、B、C、D…のメニューの情報を作成し、飲食店のサービス内容を示すサービス情報配信として、インターネット2及び無線ネットワーク3を介して、複数の飲食店A、B、C、D…のサービス情報を複数のユーザがそれぞれ使用する複数のスマートフォン5-1、5-2、5-3…に配信する。
【0025】
また、事業者は、インターネット2を介して、複数の飲食店A、B、C、D…のサービス情報を複数のユーザがそれぞれ使用する複数のパーソナルコンピュータ6-1、6-2、6-3…に配信する。
【0026】
次に、事業者サーバ4は、複数のスマートフォン5-1、5-2、5-3…及び複数のパーソナルコンピュータ6-1、6-2、6-3…の中から飲食(外食)の予約を受け、当該飲食の予約に対応する予約情報(予約の日時、選択した飲食物等)を、前記複数の飲食店A、B、C、D…の内、当該予約に対応する飲食店の飲食店用端末(飲食店A用端末7-1、飲食店B用端末7-2、飲食店C用端末7-3、飲食店D用端末7-4…の内、予約に対応する飲食店に設置された端末)に送信するとともに、前記予約情報に対応する飲食店と前記複数の宿泊施設との間の位置関係やホテルA用端末8-1、ホテルB用端末8-2、ホテルC用端末8-3、ホテルD用端末8-4…からの複数のホテルA、B、C、D…のリアルタイムの空室情報に基づいて、複数のホテルA、B、C、D…の中から少なくとも1つのホテルを選択して当該予約情報に対応するホテルの部屋とを紐付ける。
【0027】
事業者サーバ4は、前記予約情報に対応する飲食店と紐付けられたホテルの飲食店用端末(ホテルA用端末8-1、ホテルB用端末8-2、ホテルC用端末8-3、ホテルD用端末8-4…の内、当該飲食店と紐付けられたホテルに設置された端末)に客室の予約情報を送信する。当該飲食店と紐付けられたホテルは、事業者サーバ4からの客室の予約情報に基づいて、客室の予約を行い、予約の日時にユーザを受け入れるようにする。
【0028】
前記予約情報に対応する飲食店は、前記事業者サーバ4からの前記予約情報に基づいて飲食物を用意し、用意した飲食物を当該飲食店と紐付けられたホテルの客室に配送する。この場合の配送方法は、飲食店のスタッフが配送してもよく、飲食店とは別の事業者の配達員が配達してもよい。
【0029】
ユーザは、予約に対応する日時に、予約した飲食店と紐付けられたホテルの客室で当該飲食店から配送された飲食物を飲食する。
【0030】
<外食予約システムの動作の詳細> 以下、図2及び図3を用いて外食予約システム1の動作を詳細に説明する。
【0031】
まず、図2に示すように、飲食店用端末(飲食店A用端末7-1、飲食店B用端末7-2、飲食店C用端末7-3、飲食店D用端末7-4…)は、ステップS1において、飲食店のスタッフの操作に基づいて、外食予約システムのウエブページにアクセスして飲食店側会員登録用のウエブページを表示し、飲食店側会員登録操作処理として、飲食店のスタッフの操作に基づいて、飲食店の住所、管理人、営業日時等の情報の操作入力処理を行い、操作入力情報を事業者サーバ4に送信する。これにより、事業者サーバ4は、ステップS2において、飲食店の新規会員登録を行う。尚、図示しないが、飲食店の住所、管理人、営業日時等の情報は、飲食店用端末の操作入力により随時更新される。
【0032】
次に、ホテル用端末(ホテルA用端末8-1、ホテルB用端末8-2、ホテルC用端末8-3、ホテルD用端末8-4…)は、ステップS3において、ホテルのスタッフの操作に基づいて、外食予約システムのウエブページにアクセスしてホテル側会員登録用のウエブページを表示し、ホテル側会員登録操作処理として、ホテルのスタッフの操作に基づいて、ホテルの住所、管理人、営業日時等の情報の操作入力処理を行い、操作入力情報を事業者サーバ4に送信する。これにより、事業者サーバ4は、ステップS4において、ホテルの新規会員登録を行う。尚、図示しないが、ホテルの住所、管理人、営業日時等の情報は、ホテル用端末の操作入力により随時更新される。
【0033】
次に、ユーザが使用するスマートフォン(スマートフォン5-1、5-2、5-3…)は、ステップS5において、ユーザの操作に基づいて、外食予約システムのウエブページにアクセスしてユーザ側会員登録用のウエブページを表示し、ユーザ側会員登録操作処理として、ユーザの操作に基づいて、ユーザの住所、氏名、クレジットカードのデータ等の情報の操作入力処理を行い、操作入力情報を事業者サーバ4に送信する。これにより、事業者サーバ4は、ステップS6においてユーザの新規会員登録を行う。尚、図示しないが、ユーザの住所、氏名、クレジットカードのデータ等の情報は、スマートフォンの操作入力により随時更新される。
【0034】
次に、飲食店用端末は、ステップS7において、飲食店のスタッフの操作に基づいて、外食予約システムのウエブページにアクセスしてログインし、飲食店情報入力用のウエブページを表示し、飲食店情報送信処理として、飲食店のスタッフの操作に基づいて、飲食店のメニュー、提供時間帯、提供の可否等の情報の操作入力処理を行い、操作入力情報を事業者サーバ4に送信する。これにより、事業者サーバ4は、ステップS8において、飲食店情報受信記憶処理を行う。尚、図示しないが、飲食店のメニュー、提供時間帯、提供の可否等の情報は、飲食店用端末の操作入力により随時更新される。
【0035】
次に、ホテル用端末は、ステップS9において、空室情報送信処理として、リアルタイムで空室となる客室と時間帯等の情報を事業者サーバ4に送信する。これにより、事業者サーバ4は、ステップS10において、空室情報受信記憶処理を行う。尚、図示しないが、空室となる客室と時間帯等の情報は、リアルタイムで自動的に随時更新される。
【0036】
これにより、外食予約システム1によりサービスの準備が完了する。 この後、図3に示すように、ユーザが使用するスマートフォンは、ステップS11において、ユーザの操作に基づいて、外食予約システムのユーザのログイン用のウエブページにアクセスする。
【0037】
これにより、事業者サーバ4は、ステップS12においてユーザが使用するスマートフォンに、ユーザのログイン用のウエブページのデータを送信する。
【0038】
すると、ユーザが使用するスマートフォンは、ステップS13において、ログイン用ウエブページ表示処理を行う。
【0039】
ユーザがスマートフォンを操作してID、パスワード等を入力することで、スマートフォンは、ステップS14において、ログイン操作処理を行い、ログイン操作情報を事業者サーバ4に送信する。これにより、事業者サーバ4は、ステップS15において、ログイン処理を行い、ステップS16において飲食予約用のウエブページのデータを送信する。
【0040】
すると、ユーザが使用するスマートフォンは、ステップS17において、飲食予約用ウエブページ表示処理を行ことで、図4乃至図8に示す飲食予約用ウエブページを表示する。ユーザが、図4乃至図8に示す飲食予約用ウエブページに操作入力を行うことで、スマートフォンは、ステップS18において、飲食予約操作処理を行い、飲食予約操作情報を事業者サーバ4に送信する。
【0041】
これにより、事業者サーバ4は、ステップS19において、スマートフォンからの飲食予約操作情報と、前記飲食予約操作情報に対応する飲食店と前記複数の宿泊施設との間の位置関係に基づいて、ユーザが希望する飲食店と、ユーザが希望する時間帯に空室があるホテル及び空室となる客室との紐付を行う。
【0042】
この後、事業者サーバ4は、ステップS20において、ユーザが希望する飲食店の飲食店用端末にユーザの利用時間帯、ユーザが選択した飲食物、ユーザのクレジットカード情報、紐付けられたホテルの名前、住所、銀行口座、客室等の情報を送信する。
【0043】
これにより飲食店用端末は、ステップS21において、飲食店予約処理として、ユーザの利用時間帯、ユーザが選択した飲食物、紐付けられたホテルの名前、住所、客室等の情報を表示するとともに、ユーザのクレジットカードから料金を引き落とす。引き落した料金の中から客室利用料をホテルの銀行口座に振り込む。飲食店のスタッフは、ユーザの利用時間帯に合わせてユーザが選択した飲食物を用意し、紐付けられたホテルの客室に配送する。
【0044】
この後、事業者サーバ4は、ステップS22において、ユーザが希望する飲食店と紐付けられたホテルのホテル用端末にユーザの利用時間帯、ユーザが選択した飲食物、ホテルの紐付けられた客室等の情報を送信する。
【0045】
これによりホテル用端末は、ステップS23において、ホテル予約処理として、ユーザの利用時間帯、ユーザが選択した飲食物、ホテルの紐付けられた客室を表示する。飲食店のスタッフは、ユーザの利用時間帯に合わせて客室を利用可能な状態にする。
【0046】
この後、事業者サーバ4は、ステップS24において、飲食情報送信処理として、ユーザが使用するスマートフォンに、ユーザの利用時間帯、ユーザが選択した飲食物、紐付けられたホテルの名前、住所、客室等の情報を送信する。
【0047】
これによりユーザが使用するスマートフォンは、飲食情報受信表示処理として、事業者サーバ4からの情報に基づいて、ユーザが選択した飲食物、紐付けられたホテルの名前、住所、客室等の情報を表示する。ユーザは、選択した利用時間帯に紐付けられたホテルの客室に入室し、飲食店から配送された飲食物を飲食する。
【0048】
図3のステップS17においてスマートフォン(以下、スマートフォン5-1を例にして説明する。)に表示される飲食予約用ウエブページについて説明する。
【0049】
飲食予約用ウエブページでは、スマートフォン5-1の画面10には、トップページから、図4に示すエリア選択画面11が表示される。
【0050】
図4に示すように、エリア選択画面11には、枠12内に、「エリア」の文字13と、品川区、渋谷区、新宿区、中央区…にそれぞれ対応する選択ボタン14-1、14-2、14-3、14-4…とが表示される。ここで、ユーザが新宿区に対応する選択ボタン14-3をタップすると、スマートフォン5-1の画面10には、図5に示すディナージャンル選択画面21が表示される。
【0051】
図5に示すように、ディナージャンル選択画面21には、枠22内に、「ディナージャンル」の文字23と、料理の種類を示す和食、フレンチ、中華、イタリアン、沖縄…にそれぞれ対応する選択ボタン24-1、24-2、24-3、24-4、24-5…とが表示される。ここで、ユーザがフレンチに対応する選択ボタン24-2をタップすると、スマートフォン5-1の画面10には、図6に示す飲食店選択画面31が表示される。
【0052】
図6に示すように、飲食店選択画面31には、枠32内に、「新宿区のフレンチ」の文字33と、飲食店を示す飲食店C、飲食店G、飲食店J…にそれぞれ対応する選択ボタン34-1、34-2、34-3…とが表示される。ここで、ユーザが飲食店Cに対応する選択ボタン34-1をタップすると、スマートフォン5-1の画面10には、図7に示す利用時間帯選択画面41が表示される。
【0053】
図7に示すように、利用時間帯選択画面41には、枠42内に、「飲食店Cの料理をホテルで!」の文字43-1と、「利用時間帯」の文字43-2と、利用時間帯を示す「17:00~19:00」、「18:00~20:00」、「19:00~21:00」、「20:00~22:00」、「21:00~23:00」にそれぞれ対応する選択ボタン44-1、44-2、44-3、44-4、44-5…とが表示される。ここで、例えば「18:00~20:00」に対応する選択ボタン44-3をタップすると、スマートフォン5-1の画面10には、図8に示すコース選択画面51が表示される。
【0054】
図8に示すように、コース選択画面51には、枠52内に、「飲食店Cの料理をホテルで!」の文字53-1と、「ディナーコース」の文字53-2と、ディナーコースA、ディナーコースB、ディナーコースCにそれぞれ対応する選択ボタン54-1、54-2、54-3…とが表示される。ここで、例えば、ユーザが飲食店Cに対応する選択ボタン54-1をタップすると、スマートフォン5-1の画面10には、図示しない予約確認画面が表示され、予約確認画面の予約申し込みボタンを押すと、スマートフォン5-1の画面10には、図示しない予約完了画面が表示される。
【0055】
尚、図2乃至図8を元いた説明では、スマートフォン5-1、5-2、5-3…で飲食店の飲食物の予約を行う場合について説明したが、パーソナルコンピュータ6-1、6-2、6-3…でも同様の飲食店の飲食物の予約を行える。また、スマートフォン、パーソナルコンピュータ以外のユーザ情報端末、例えばタブレット型パソコン等を用いることも可能である。
【0056】
また、宿泊施設として、ホテルA、B、C、D…を用いて説明したが、宿泊施設としては、旅館、民宿、簡易宿泊施設等、各種適用可能である。
さらに、飲食店として、レストランを用いて説明したが、飲食店としては、専門店、食堂、喫茶店、居酒屋、料亭等、各種適用可能である。
【0057】
<外食予約システムの構成及び効果の纏め> 本発明の実施形態の構成及び効果を纏めて説明すると、本実施形態の外食予約システム1では、飲食店A、B、C、D…は、ユーザからの飲食の予約に対応する予約情報に基づいて飲食物を用意し、当該予約情報に基づいた日時に用意した飲食物を宿泊施設(ホテルA、B、C、D…)に配送し、前記ユーザは、前記予約情報に基づいた日時に前記宿泊施設(ホテルA、B、C、D…)で前記飲食店A、B、C、D…から配送された飲食物を飲食する。
【0058】
また、本実施形態の外食予約システム1では、事業者により管理される事業者サーバ4を有し、前記事業者サーバ4は、複数の飲食店A、B、C、D…のサービス内容をユーザが使用するユーザ情報端末に配信し、当該ユーザ情報端末から飲食の予約を受け、当該ユーザ情報端末からの飲食の予約に対応する予約情報を、前記複数の飲食店A、B、C、D…の内、当該予約に対応する飲食店に送信するとともに、複数の宿泊施設(ホテルA、B、C、D…)の中から少なくとも1つの宿泊施設(ホテルA、B、C、D…)を選択して当該予約情報に対応する飲食店と紐付け、前記予約情報に対応する飲食店は、前記事業者サーバ4からの前記予約情報に基づいて飲食物を用意し、用意した飲食物を当該飲食店と紐付けられた宿泊施設(ホテルA、B、C、D…)に配送し、前記ユーザは、前記飲食店と紐付けられた宿泊施設(ホテルA、B、C、D…)で当該飲食店から配送された飲食物を飲食することを特徴とする。
【0059】
また、本実施形態の外食予約システム1は、前記事業者サーバ4は、前記予約情報に対応する飲食店と前記複数の宿泊施設(ホテルA、B、C、D…)との間の位置関係に基づいて、前記複数の宿泊施設(ホテルA、B、C、D…)の中から少なくとも1つの宿泊施設を選択して、前記予約情報に対応する飲食店と紐付ける。
【0060】
尚、飲食店との位置関係に基づく宿泊施設の選択方法としては、区、市等の地域を優先する、単純に距離の近さで決める、移動時間で決める等、各種適用可能である。
【0061】
このような実施形態によれば、ユーザは、予約した日時に宿泊施設で飲食店から配送された飲食物を飲食することができるので、人気店に予約をする場合における席数の制限が無くなり、人気店を希望する日時に容易に予約でき、ユーザが人気店の飲食物で外食の雰囲気を味わえるので、ユーザが外食をする場合の便宜を図ることができる。これに加えて、本実施形態によれば、ユーザがワントップにて飲食物(食事)、ホテルの予約ができ、人込みを気にせずに飲食が楽しめるので、さらにユーザが外食をする場合の便宜を図ることができる。
【0062】
また、本実施形態では、飲食店による飲食物の提供量を増やすことができるので、飲食店にとって非常に好ましいものとなる。
【0063】
さらに本実施形態では、宿泊施設の空室を有効活用できるので、宿泊施設にとって非常に好ましいものとなる。これに加えて、本実施形態によれば、宿泊施設が人気の飲食店とコラボレーションすることで、宿泊施設の稼働率を向上できる。
【0064】
尚、本発明の外食予約システムを構成する機器や手段は上述したものに限定されず、外食予約システムの利用目的等に応じて、必要な機器や手段のみの構成としたり、適宜他の機器や手段を付加したりすることができる。
【0065】
また、各手段をそれぞれ別個のものとして構成するのではなく、複数の機能を統合した手段として構成してもよい。2つ以上のシステムを1つにすることも可能であるし、逆に、1つのシステムを2つ以上の別のシステムから構成して接続することも可能である。
【0066】
例えば、同じホテルの飲食店と宿泊施設を紐付けて予約することも可能である。
また、上記実施形態は、あくまでも、現在のところの最良の形態またはそれに近い形態の1つにすぎない。
【産業上の利用可能性】
【0067】
本発明の外食予約システムは、飲食物やサービスを提供する事業者や法人において効果的に利用できる。
【符号の説明】
【0068】
1…外食予約システム 2…インターネット 3…無線ネットワーク 4…事業者サーバ 5-1、5-2、5-3…スマートフォン 6-1、6-2、6-3…パーソナルコンピュータ 7-1…飲食店A用端末 7-2…飲食店B用端末 7-3…飲食店C用端末 7-4…飲食店D用端末 8-1…ホテルA用端末 8-2…ホテルB用端末 8-3…ホテルC用端末 8-4…ホテルD用端末
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8