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  • 特開-敷物兼用巾着袋 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024082521
(43)【公開日】2024-06-20
(54)【発明の名称】敷物兼用巾着袋
(51)【国際特許分類】
   A45C 3/00 20060101AFI20240613BHJP
【FI】
A45C3/00 F
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022196430
(22)【出願日】2022-12-08
(71)【出願人】
【識別番号】522478950
【氏名又は名称】Eteruth合同会社
(74)【代理人】
【識別番号】110003041
【氏名又は名称】安田岡本弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】木原 尋士
【テーマコード(参考)】
3B045
【Fターム(参考)】
3B045AA54
3B045CE07
3B045CE10
3B045DA41
3B045DA42
3B045DA43
3B045DA44
3B045EA02
3B045EB15
3B045FA01
3B045FC08
3B045GA01
3B045GB03
3B045GC01
3B045GD01
(57)【要約】
【課題】使い勝手に優れた敷物兼用巾着袋を提供する。
【解決手段】可撓性を有するシート体2と、シート体2の内側面部2Aの中央位置に、当該シート体2の周縁部2Eに向かって延在し、両端部12が周縁部2Eの近傍位置に連結される提げ紐3と、周縁部2Eにおける提げ紐3を挟んで対向する位置に配設される一対の紐挿通部4と、を備え、両紐挿通部4を重ね合わせると共に、各紐挿通部4に提げ紐3を内側面部2A側から挿通させることにより、シート体2が袋状に形成される。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
可撓性を有するシート体と、
前記シート体の内側面部の中央位置に、当該シート体の周縁部に向かって延在し、両端部が前記周縁部の近傍位置に連結される提げ紐と、
前記周縁部における前記提げ紐を挟んで対向する位置に配設される一対の紐挿通部と、を備え、
前記両紐挿通部を重ね合わせると共に、前記各紐挿通部に前記提げ紐を前記内側面部側から挿通させることにより、前記シート体が袋状に形成されることを特徴とする敷物兼用巾着袋。
【請求項2】
前記紐挿通部は、前記内側面部に連設されている請求項1に記載の敷物兼用巾着袋。
【請求項3】
前記提げ紐は、可撓性を有する平帯状に形成されている請求項1に記載の敷物兼用巾着袋。
【請求項4】
前記紐挿通部は、可撓性を有する平帯体を略U字状に折曲して形成されている請求項3に記載の敷物兼用巾着袋。
【請求項5】
前記シート体は、平面視略正方形状に形成され、
前記提げ紐は、前記シート体の第1の対角方向に延在し、前記両端部が前記第1の対角方向の隅部近傍位置にそれぞれ連結され、
前記紐挿通部は、前記シート体の第2の対角方向の隅部近傍位置にそれぞれ配設されている請求項1~4のいずれか1項に記載の敷物兼用巾着袋。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、小物類を携帯するのに用いられる巾着袋、特に、展開して敷物としても使用可能な敷物兼用巾着袋に関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般に、小物類を携帯するのに用いられる巾着袋は、1つの開口部を有する袋体と、上記開口部の周縁部に、一部を袋体の外部に露出させた状態で挿通される引締紐と、を有し、引締紐を引っ張ることで上記開口部が絞られるように構成されている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2005-231681号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記従来の巾着袋は、収容物の大きさに合わせて適切なサイズを選ぶことで、内部で収容物が大きく移動し難いから、特に弁当箱を持ち運ぶのに好適である。しかしながら、このものでは、弁当箱を袋体から取り出した後は不要となるため、食事の際に邪魔になる問題があった。
【0005】
また、上記問題を考慮して、食事中は袋体を弁当箱の下に敷いておくことも考えられるが、この場合、弁当箱を袋体から取り出し、袋体を畳んでテーブルや膝上などに敷き、再び弁当箱を袋体の上に置くといった作業が必要であるため、食事の準備に手間がかかる。しかも、袋体の開口部周縁から延在する引締紐が食事の邪魔になるし、上記引締紐に他物が引掛かり、弁当箱やその内容物の落下を招く虞もある。
【0006】
本発明は、上記の問題を鑑みてなされたものであり、使い勝手に優れた敷物兼用巾着袋を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するため、本発明の敷物兼用巾着袋は、以下の技術的手段を講じている。
【0008】
本発明の敷物兼用巾着袋は、可撓性を有する平板状のシート体と、前記シート体の内側面部の中央位置に、当該シート体の周縁部に向かって延在し、両端部が前記周縁部の近傍位置に連結される提げ紐と、前記周縁部における前記提げ紐を挟んで対向する位置に配設される一対の紐挿通部と、を備え、前記両紐挿通部を重ね合わせると共に、前記各紐挿通部に前記提げ紐を前記内側面部側から挿通させることにより、前記シート体が袋状に形成されることを特徴としている。
【0009】
また、前記紐挿通部は、前記内側面部に連設されてもよい。
【0010】
また、前記提げ紐は、可撓性を有する平帯状に形成されてもよい。
【0011】
また、前記紐挿通部は、可撓性を有する平帯体を略U字状に折曲して形成されてもよい。
【0012】
また、前記シート体は、平面視略正方形状に形成され、前記提げ紐は、前記シート体の第1の対角方向に延在し、前記両端部が前記第1の対角方向の隅部近傍位置にそれぞれ連結され、前記紐挿通部は、前記シート体の第2の対角方向の隅部近傍位置にそれぞれ配設されてもよい。
【発明の効果】
【0013】
本発明の敷物兼用巾着袋によれば、シート体を袋の形態とすることで、収容物を容易に持ち運ぶことが可能となる。一方、シート体を展開させれば、シート体がそのまま敷物となるから、食事の際に邪魔にならない。また、食事の準備に手間もかからないし、提げ紐が食事の邪魔にもなり難い。これにより、使い勝手が格段に向上する。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】敷物兼用巾着袋の展開状態の平面図である。
図2】敷物兼用巾着袋の展開状態の底面図である。
図3】敷物兼用巾着袋の展開状態の正面図および右側面図である。
図4】敷物兼用巾着袋の変形途中の平面図である。
図5】敷物兼用巾着袋の袋状態の平面図および底面図である。
図6】敷物兼用巾着袋の袋状態の正面図である。
図7】敷物兼用巾着袋の袋状態の右側面図である。
図8】敷物兼用巾着袋の袋状態の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明の実施形態に係る敷物兼用巾着袋を、図面に基づき説明する。なお、以下に説明する実施形態は、本発明を具体化した一例であって、その具体例をもって本発明の構成を限定するものではない。
【0016】
図1図3に示すように、本実施形態の敷物兼用巾着袋1は、主に弁当箱などの食品容器Pの持ち運びに用いられるものであって、シート体2と、提げ紐3と、一対の紐挿通部4と、を備えている。尚、本実施形態の敷物兼用巾着袋1は、弁当箱に限らず、食材保管用の蓋付容器、皿、コップ、飲料用ボトル、菓子箱、化粧用品、文房具、工具、神具、葬祭用具、書物など、シート体2で包装可能な種々の小物類の持ち運びに用いることもできる。
【0017】
シート体2は、可撓性を有する平面視略正方形状の布体であり、4つの隅部11を一方の平面部(内側面部)2A側の中央部へ折り返すことで、略四角錐状の袋体に変形される(図4図8参照)。
【0018】
また、シート体2は、綿の平織生地やナイロン系またはポリエステル系合成繊維の平織生地により形成されており、上記のように袋状に変形させたときに、略四角錐状の袋状態で保持される程度の剛性を有している。
【0019】
尚、本実施形態では、シート体2は、外側面部2Bを構成する表地と内側面部2Aを構成する裏地とが異なる素材により形成されているが、表裏同一の素材により形成されてもよい。また、シート体2は、撥水加工や防水加工が施された布体を用いてもよいし、天然皮革、ポリエステルやポリ塩化ビニルなどの合成樹脂シート、その他袋体として用いるのに適した素材により形成されてもよい。
【0020】
提げ紐3は、可撓性を有する平帯状の布体であり、シート体2の内側面部2Aの中央部から周縁部2Eに向かって延在し、両端部12がシート体2の周縁部2Eの近傍位置に連
結されている。
【0021】
詳しくは、提げ紐3は、シート体2の第1の対角方向(図1の左右方向)X1,X2に延在し、両端部12がシート体2の内側面部2Aにおける第1の対角方向X1,X2の隅部11にそれぞれ、複数のハトメ13により固定されている(図1図2参照)。尚、提げ紐3の端部12は、シート体2に対して強固に固定されれば、単数のハトメ13により固定されてもよいし、糸で縫合されてもよい。
【0022】
また、提げ紐3は、シート体2が平坦に展開された状態のとき、シート体2の内側面部2Aに沿って面合わせの状態で配置される。これにより、シート体2の内側面部2A側に不要な凹凸が形成されない。
【0023】
また、提げ紐3は、シート体2と同一の生地で形成されており、中間部を湾曲させ、紐挿通部4に挿通させたとき、隅部11相互の突き合わせ部においてループ状に起立された状態(図6図8参照)で保持される程度の剛性を有している。これにより、使用者は、敷物兼用巾着袋1を持ち運びする際に、提げ紐3を手で把持し易い。
【0024】
尚、収容物である食品容器Pは、シート体2の内側面部2Aと提げ紐3との間隙に配置される(図1参照)。これにより、食品容器Pは、シート体2に対して提げ紐3で軽く押え付けられるようにして保持される。換言すると、提げ紐3は、シート体2が展開された状態において、食品容器Pがずれないように軽く保持するように構成されている。尚、提げ紐3は、シート体2と異なる生地や素材で形成されてもよいし、シート体2と同様、種々の生地や素材により形成されてもよい。
【0025】
紐挿通部4は、可撓性を有する平帯状の布体により構成されており、シート体2の周縁部2Eにおける提げ紐3を挟んで対向する位置に設けられている。詳しくは、紐挿通部4は、可撓性を有する平帯状の布体を略U字状に折曲し、両端部14をシート体2の内側面部2Aにおける第2の対角方向(図1の上下方向)Y1,Y2の隅部11にそれぞれ、複数のハトメ15で固定することによってループ状に形成されている(図1図2参照)。尚、紐挿通部4の端部14は、シート体2に対して強固に固定されれば、単数のハトメ15により固定されてもよいし、糸で縫合されてもよい。
【0026】
また、紐挿通部4は、提げ紐3と同一の生地で形成されており、提げ紐3を紐挿通部4に挿通させたときに、提げ紐3が容易に抜脱しない程度の剛性を有している。これにより、シート体2は、使用者が提げ紐3から手を離しても、略四角錐状の形態で維持される。尚、紐挿通部4は、提げ紐3と異なる生地や素材で形成されてもよいし、シート体2と同様、種々の生地や素材により形成されてもよい。
【0027】
図1に示すように、紐挿通部4は、帯状に形成された端部14同士を平行に並べた状態でシート体2の隅部11に固定されている。これにより、紐挿通部4の内側には、上記第2の対角方向Y1,Y2、即ち、提げ紐3の延長方向と直交する方向に延在する細幅スリット状の開口4Hが画成される。
【0028】
尚、提げ紐3は、ループ状に曲成された状態で、紐挿通部4の開口4Hに挿通されるが、このとき、紐挿通部4の開口4Hの長縁部16が提げ紐3の外側面部(シート体2の内側面部2Aと反対側の平面部)3Bに、第1の対角方向X1,X2から当接される。これにより、提げ紐3は、紐挿通部4にて容易に抜脱されないように保持される。
【0029】
食品容器Pを収容して持ち運ぶ場合は、まず、図1に示すように、シート体2を展開した状態で、食品容器Pをシート体2の内側面部2Aと提げ紐3との間隙に載置する。次に
図4に示すように、シート体2の第2の対角方向Y1,Y2の隅部11をそれぞれ内側面部2A側の中央部へ折り返し、両紐挿通部4を重ね合わせる。そして、提げ紐3の中間部を湾曲させつつ、両紐挿通部4の開口4Hにシート体2の内側面部2A側から挿通させ、引き上げると、それに連動してシート体2の第1の対角方向X1,X2の隅部11がそれぞれ、内側面部2A側の中央部へ折り返される。これにより、食品容器Pがシート体2によって包装され、敷物兼用巾着袋1は、図5図8に示すように、持ち運び可能な巾着袋の形態となる。
【0030】
反対に、この形態における敷物兼用巾着袋1から食品容器Pを取り出す場合は、提げ紐3を紐挿通部4の開口4Hから抜脱させると共に、シート体2の内側面部2A側の中央部へ折り返されていた4つの隅部11をそれぞれ対角方向X1,X2,Y1,Y2外側へ広げる。これにより、図1に示すように、シート体2が平らに展開された状態となり、そのまま食品容器Pの敷物として使用可能となる。
【0031】
このように、本実施形態の敷物兼用巾着袋1は、可撓性を有するシート体2と、シート体2の内側面部2Aの中央位置に、当該シート体2の周縁部2Eに向かって延在し、両端部12が周縁部2Eの近傍位置に連結される提げ紐3と、周縁部2Eにおける提げ紐3を挟んで対向する位置に配設される一対の紐挿通部4と、を備え、両紐挿通部4を重ね合わせると共に、各紐挿通部4に提げ紐3を内側面部2A側から挿通させることにより、シート体2が袋状に形成される。
【0032】
このものでは、シート体2の内側面部2Aに食品容器Pを載置した状態で、シート体2の周縁部2E(隅部11)に設けられた一対の紐挿通部4同士を重ね合わせ、それら紐挿通部4に提げ紐3をシート体2の内側面部2A側から挿通させることで、シート体2が袋の形態となるから、食品容器Pを容易に持ち運ぶことが可能となる。一方、提げ紐3を紐挿通部4から抜脱させ、シート体2を展開させれば、そのまま食品容器Pの敷物となるから、食事の際に邪魔にならないし、食事の準備に手間もかからない。またその際、提げ紐3は、シート体2の内側面部2Aに沿って配置されるから、食事の際に邪魔にもなり難い。これにより、使い勝手が格段に向上する。
【0033】
また、紐挿通部4は、内側面部2Aに連設されている。このように、紐挿通部4が提げ紐3と同一平面上に設けられていることで、シート体2が展開された状態であっても、紐挿通部4に対して提げ紐3を容易に挿通させることが可能となるから、シート体2を袋の形態に変形させる手間がより軽減される。これにより、使い勝手が一層向上する。
【0034】
また、提げ紐3は、可撓性を有する平帯状に形成されている。このものでは、シート体2を展開状態にしたときに、シート体2の内側面部2A側の凹凸をより少なくできるから、シート体2に対して食品容器Pをより安定して載置できる。これにより、使い勝手がより一層向上する。
【0035】
さらに、紐挿通部4は、可撓性を有する平帯体を略U字状に折曲して形成されている。このものでは、提げ紐3を紐挿通部4に挿通させたときの両者の係合抵抗を大きくできるから、紐挿通部4において提げ紐3をより確実に抜け止め状態で保持できる。これにより、使用者が提げ紐3から手を離しても、巾着袋の形態が崩れ難く、使い勝手がより一層向上する。
【0036】
また、シート体2は、平面視略正方形状に形成され、提げ紐3は、シート体2の第1の対角方向X1,X2に延在し、両端部12が第1の対角方向X1,X2の隅部11近傍位置にそれぞれ連結され、紐挿通部4は、シート体2の第2の対角方向Y1,Y2の隅部11近傍位置にそれぞれ配設されている。
【0037】
このものでは、シート体2の第2の対角方向Y1,Y2の隅部11をそれぞれ内側面部2A側中央へ折り返し、両紐挿通部4を重ね合わせると共に、提げ紐3の中間部を両紐挿通部4の開口4Hにシート体2の内側面部2A側から挿通させ、引き上げれば、食品容器Pがシート体2の内側に収容され、巾着袋の形態となるから、使い勝手がより一層向上する。
【0038】
尚、本実施形態では、シート体2は、略正方形状に形成されているが、巾着袋の形態としたときに食品容器Pの全体を適切に包装可能であれば、平面視略長方形状に形成されてもよいし、平面視四角形以上の多角形状、略円形状、花形や星形など異形状に形成されてもよい。
【0039】
また、本実施形態では、提げ紐3は、平帯状に形成されているが、使い勝手が損なわれなければ、提げ紐3は、平紐や丸紐により形成されてもよい。また、提げ紐3は、シート体2の外側面部2Bに連設されてもよいし、シート体2の周縁部2Eに連結されてもよい。
【0040】
また、本実施形態では、紐挿通部4は、シート体2の内側面部2Aに連設されているが、使い勝手が損なわれなければ、シート体2の外側面部2Bに連設されてもよいし、シート体2の周縁部2Eに連設されてもよい。また、紐挿通部4は、シート体2の周縁部2Eの近傍位置に貫設された円環状またはスリット状の貫通孔であってもよいし、シート体2の周縁部2Eに一体形成されたループ状の耳片であってもよい。或いは、シート体2の周縁部2Eに連設された可撓性の低い略U字状や環状の金属部材、合成樹脂部材等により形成されてもよい。
【符号の説明】
【0041】
1 敷物兼用巾着袋
2 シート体
2A シート体の内側面部
2B シート体の外側面部
2E シート体の周縁部
3 提げ紐
4 紐挿通部
11 隅部
12 提げ紐の端部
X1,X2 第1の対角方向
Y1,Y2 第2の対角方向
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8