(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024082553
(43)【公開日】2024-06-20
(54)【発明の名称】サイドキャップおよびシャッター
(51)【国際特許分類】
E06B 9/17 20060101AFI20240613BHJP
【FI】
E06B9/17 W
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022196487
(22)【出願日】2022-12-08
(71)【出願人】
【識別番号】390005267
【氏名又は名称】YKK AP株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000637
【氏名又は名称】弁理士法人樹之下知的財産事務所
(72)【発明者】
【氏名】北嶋 知可
(57)【要約】
【課題】シャッター本体を容易に取外し可能であると共に外観意匠を向上し得るサイドキャップおよびシャッターを提供すること。
【解決手段】サイドキャップ5は、枠体に形成された納まり部にシャッター本体が配置されるシャッターにおいてシャッター本体の端部に設置されるものであって、シャッター本体の端部が固定される裏板50と、左右方向において裏板50に取り付けられるカバー部材60とを有し、裏板50は、カバー部材60に対し室外方向に引抜き可能に配置されることを特徴とする。
【選択図】
図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
枠体に形成された納まり部にシャッター本体が配置されるシャッターにおいて前記シャッター本体の左右方向における端部に設置されるサイドキャップであって、
前記シャッター本体の前記端部が固定される取付部材と、前記左右方向において前記取付部材に取り付けられるカバー部材とを有し、
前記取付部材は、前記カバー部材に対し室外方向に引抜き可能に配置される
ことを特徴とするサイドキャップ。
【請求項2】
請求項1に記載のサイドキャップにおいて、
前記カバー部材には、当該カバー部材のうち前記取付部材に対して室内側に形成される折取り溝が形成される
ことを特徴とするサイドキャップ。
【請求項3】
請求項1に記載のサイドキャップにおいて、
前記取付部材には、前記シャッター本体に係合可能に突出する係合突部が前記シャッター本体に対する固定位置よりも室内側の位置に形成される
ことを特徴とするサイドキャップ。
【請求項4】
請求項1に記載のサイドキャップにおいて、
前記カバー部材は、見込み方向に沿ったガイド部を有し、
前記取付部材は、見込み方向に沿って前記ガイド部に当接案内される被ガイド部とを有する
ことを特徴とするサイドキャップ。
【請求項5】
枠体と、前記枠体に形成された納まり部が配置されるシャッター本体とを備え、
前記シャッター本体の左右方向における端部には、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のサイドキャップが設置され、
前記シャッター本体は、前記取付部材と共に前記枠体から室外方向に引抜き可能に設置される
ことを特徴とするシャッター。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、建物躯体に取り付けられる窓等の開口部を遮蔽するシャッターにおいてシャッター本体の左右の側端部を覆うサイドキャップおよびシャッターに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、建築用シャッターのサイドカバー構造が知られている(特許文献1参照)。このサイドカバー構造では、シャッターケースの左右の側端部における各ケース板の端部を覆ってサイドカバー(サイドキャップ)が取り付けられている。例えばサイドカバーが一体もので形成される場合、サイドカバーと建築物の外壁との間にシーリング加工が施されると、シーリングをカットしなければサイドカバーを取り外すことができなくなってしまい、サイドカバーに端部が覆われている各ケース板を取り外してシャッター本体などのシャッターケース内部の部品のメンテナンス・修理を行うことが困難となる。
このため、特許文献1では、サイドカバーを躯体側部材と屋外側部材との2部材で構成しており、躯体側部材と外壁との間にシーリング加工が施されていても、屋外側部材を取り外すことが可能となっており、これにより、シャッターケース内部の部品のメンテナンス・修理を行える構成としている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、特許文献1に記載のサイドカバー構造では、サイドカバーを躯体側部材と屋外側部材との2部材で構成しているので、躯体側部材と屋外側部材との境目が外部に露呈してしまい、外観意匠を損なうおそれがある。
【0005】
本発明の目的は、シャッター本体を容易に取外し可能であると共に外観意匠を向上し得るサイドキャップおよびシャッターを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明のサイドキャップは、枠体に形成された納まり部にシャッター本体が配置されるシャッターにおいて前記シャッター本体の左右方向における端部に設置されるサイドキャップであって、前記シャッター本体の前記端部が固定される取付部材と、前記左右方向において前記取付部材が取り付けられるカバー部材とを有し、前記取付部材は、前記カバー部材に対し室外方向に引抜き可能に配置されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、シャッター本体を容易に取外し可能であると共に外観意匠を向上し得るサイドキャップおよびシャッターを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】本発明の実施形態に係るシャッターを示す斜視図。
【
図2】前記実施形態に係るシャッターのシャッター本体を示す斜視説明図。
【
図3】前記実施形態に係るシャッターのサイドキャップの取付け状態を示す斜視説明図。
【
図4】前記実施形態に係るシャッターのサイドキャップを示す斜視図。
【
図6】前記実施形態に係るシャッターのサイドキャップ全体の取外し状態を示す斜視説明図。
【
図7】前記実施形態に係るシャッターのサイドキャップを一部の取外し状態を示す斜視説明図。
【
図8】前記実施形態に係るシャッターのサイドキャップと外壁との間に間隔を隔てた第1設置状態を示す説明図。
【
図9】前記実施形態に係るシャッターのサイドキャップを外壁に当接させた第2設置状態を示す説明図。
【
図10】前記実施形態に係るシャッターのサイドキャップの一部を外壁に埋設した第3設置状態を示す説明図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[本実施形態の構成]
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1から
図3において、本実施形態に係るシャッター1は、建物の躯体に取り付けられて当該建物の開口部を開閉可能に配置されるものである。シャッター1は、枠体2と、枠体2に形成された納まり部3に配置されるシャッター本体4とを備えている。シャッター本体4の左右方向(後述するX軸方向)における両端部4A側にはサイドキャップ5が設置されている。
以下の説明において、シャッター1の左右方向をX軸方向とし、シャッター1の上下方向をY軸方向とし、シャッター1の見込み方向をZ軸方向とする。X,Y,Z軸方向は互いに直交する。
【0010】
枠体2は、左右の縦枠21と、左右の縦枠21の上端にネジ止めされた天板22と、天板22の室外縁部に掛けられた点検板23(
図1、
図5参照)と、左右の縦枠21の上部であって天板22よりも下方の位置に取り付けられた上枠25と、左右の縦枠21の下端に取り付けられた下枠26とを備えている。左右の縦枠21、天板22、点検板23、上枠25および下枠26は、アルミ押出形材によって形成されている。
左右の縦枠21には、図示しないガイドレールがY軸方向に沿って装着されており、後述するシャッターカーテン41を上下案内可能に当該シャッターカーテン41の左右端部に嵌合している。
図5に示すように、天板22のX軸方向に沿った室外縁部には係合溝223が形成されており、点検板23は、その上縁が係合溝223に掛けられ、その下縁の左右端部がシャッター本体4の後述するケース側板452にネジ止めされることで取り外し可能に取り付けられる。
この枠体2は、左右の縦枠21の上部と天板22と上枠25とによって、シャッター本体4が配置される納まり部3を形成しており、点検板23の着脱によって納まり部3を室外側で開閉可能としている。また、左右の縦枠21のうち納まり部3を区画する上部には、シャッター本体4の両端を支持する支持金具211がそれぞれ装着されている。支持金具211は、取付用のネジ7によって縦枠21の本体に取り付けられている。また、上枠25を縦枠21に取り付けるネジはネジ隠しキャップ9(
図2参照)によって覆われている。
【0011】
シャッター本体4は、
図2および
図3に示すように、シャッターカーテン41と、シャッターカーテン41を巻取りおよび繰出し可能なシャッター巻取軸42と、シャッター巻取軸42を駆動するモーターであるチューブラモーター(図示省略)と、シャッター巻取軸42を軸支するシャッターケース45とを備えている。なお、シャッター1が電動式ではなく、手動式である場合には、前述したチューブラモータ―の構成は省略される。
シャッターカーテン41は、複数のスラット411を互いに回動自在に連結して構成されている。複数のスラット411のうち最上部のスラットは、シャッター巻取軸42に取り付けられており、その最下部のスラットは、下枠26に着座する座板に取り付けられている。
シャッターケース45は、ケース裏板451と、ケース裏板451の左右両縁部に固定された左右一対のケース側板452とを備えている(
図3参照)。
ケース側板452は、
図2に示すように、シャッター巻取軸42の一端を回転可能に支持する側板本体453と、枠体2にネジ止めされる上下一対の取付部454と、天板22の係合溝223に掛けられた点検板23の下縁の左右端部がネジ止めされる取付部455と、サイドキャップ5がネジ止め(固定)される上下一対の取付部456とを有している。取付部456は、取付部454よりも室外側に配置されている。また、側板本体453には、後述する係合突部53が係合する係合孔部453Aが形成されている。
【0012】
サイドキャップ5は、
図4に示すように、シャッター本体4の端部であるケース側板452に固定される取付部材としての金属製の裏板50と、裏板50の取付けが解除可能にX軸方向に取り付けられる樹脂製のカバー部材60とを有している。
裏板50は、Y軸方向およびZ軸方向に沿った板状の裏板本体51と、裏板本体51からX軸方向において内側(納まり部3側)に突出した上下一対の被取付部52と、被取付部52の位置よりも室内側の位置に形成され且つ係合孔部453Aに係合する段形状の係合突部53と、Z軸方向に案内される被ガイド部54とを有している。また、被ガイド部54に対してZ軸方向室内側に位置する部分には、リブ65Aに対する段形状の当接部55が形成されている。
裏板本体51は、上下一対のネジ7によってカバー部材60に取り付けられている。被取付部52は、ネジ7によってケース側板452の取付部456に固定されている。係合突部53は、取付部456および被取付部52の取付位置(固定位置)よりも室内側に延出した片部の端部においてX軸方向における内側(納まり部3側)に突出し且つ室内側に折曲されて形成されている。被ガイド部54は、裏板本体51の上縁がX軸方向における内側に折曲されて形成されており、カバー部材60の後述するガイド部63に対してZ軸方向に摺動可能に当接するようになっている。
この裏板50は、カバー部材60に対する取付けの解除状態で室外側に引抜き可能に配置されている。
【0013】
カバー部材60は、シャッター本体4のケース側板452をX軸方向における外側から覆える寸法に形成されたカバー本体61と、カバー本体61のうち室内側部分に形成されたY軸方向に沿って延びた複数の折取り溝62と、Z軸方向に沿ったガイド部63とを有している。
カバー本体61は、板状部611と、板状部611の裏面(納まり部3側の面)に形成されたY軸方向およびZ軸方向に延びた縦横の複数のリブ65とを有しており、複数のリブ65のうち係合突部53が当接するY軸方向(縦方向)に延びたリブ65Aは、他のリブよりもX軸方向に高く形成されており、係合突部53がZ軸方向に当接しやすい構成とされている。
複数の折取り溝62は、リブ65Aよりも室内側の位置に形成されており、Z軸方向に並設されている。このため、折取り溝62は、カバー部材60にネジ止めされる裏板50よりも室内側の位置に配置される。
ガイド部63は、複数のリブ65のうち他のリブよりもX軸方向に高く形成されたZ軸方向(横方向)に延びたリブ65Bで構成されており、裏板50の被ガイド部54が当接可能な位置に配置されている。
【0014】
前述したサイドキャップ5は、裏板50の係合突部53をケース側板452の係合孔部453Aに係合することで当該サイドキャップ5のシャッター本体4に対する位置決めをし、裏板50の被取付部52をケース側板452の取付部456にネジ止めすることで、ケース側板452に固定する。シャッター本体4が枠体2の納まり部3に配置された状態では、サイドキャップ5のカバー部材60は、縦枠21の上部をX軸方向において外側から覆って配置され且つ縦方向に延びたリブ65Aから室外側部分は縦枠21に対して室外側に配置されてケース側板452の室外側部分を覆う。この場合、裏板50も概ね縦枠21よりも室外側に配置される。このように、サイドキャップ5は、枠体2の納まり部3に配置されるシャッター本体4および縦枠21の上部をX軸方向において外側から覆って配置される。
【0015】
以上のシャッター1において、シャッター本体4の取外し手順を説明する。
[カバー部材60を建物から取り外せる場合]
図8の(A)および(B)に示すように、カバー部材60が建物の外壁8から室外側に離間して配置される場合や、
図9の(A)および(B)に示すように、カバー部材60の室内縁部が建物の外壁8に当接するものの埋設等されていない場合には、
図6に示すように、シャッター本体4をサイドキャップ5全体ごと枠体2から取り外せる。まず、点検板23を取り外し、次に、ケース側板452の上下一対の取付部454からネジ7を取り外し、最後に、シャッター本体4全体を枠体2から室外側に引き出して取り外す。この際、枠体2に対して非連結であってシャッター本体4に固定されているサイドキャップ5は、その全体をシャッター本体4と共に取り外せる。
なお、例えば
図8の(B)に示すようにカバー部材60が建物の外壁8から室外側に間隔を隔てて配置される場合、サイドキャップ5の設置後でも、当該間隔が設けられているので、縦枠21と外壁8との間にシーリングを施すことが容易である。カバー部材60と外壁8との見込み間隔は折取り溝62で当該カバー部材60の室内側部分を折り取ることで適宜調整可能である。
また、例えば
図9の(B)に示すようにカバー部材60の室内縁部が建物の外壁8に当接するものの埋設等されていない場合、縦枠21と天板22、上枠25や支持金具211とを連結するネジ7並びにネジ隠しキャップ9をカバー部材60で覆い得るので意匠性の向上を図れる。
[カバー部材60を建物から取り外せない場合]
図10の(A)および(B)に示すように、カバー部材60と外壁8との間にシーリングなどが施され、当該カバー部材60の一部が建物に埋設されている場合には、カバー部材60を建物から取り外せない状態となる。この場合には、
図7に示すように、カバー部材60を建物側(枠体2側)に残したまま、シャッター本体4を枠体2から取り外せる。すなわち、まず、点検板23を取り外し、次に、裏板50をカバー部材60に取り付けているネジ7を取り外し(取付けの解除状態とし)且つケース側板452の上下一対の取付部454からネジ7を取り外し、最後に、シャッター本体4全体を枠体2から室外側に引き出して取り外す。この際、カバー部材60は裏板50と分離されているので建物側に残存し、裏板50がシャッター本体4と共に取り外されることになる。
【0016】
なお、取り外したシャッター本体4は上記とは逆の手順で枠体2に取り付けられる。これにより、シャッター本体4の補修・メンテナンスなどを作業性の向上を図れる。また、裏板50のカバー部材60に対するZ軸方向のスライド移動はガイド部63によって当接案内されるので円滑に行い得る。
【0017】
[変形例]
前記実施形態では、カバー部材60には、Y軸方向に延びる複数の折取り溝62がZ軸方向に並設されているが、施工形態に対応できるのであれば、一つの折取り溝62が形成されていてもよく、また、折取り溝62の構成を省略してもよい。
前記実施形態では、裏板50には、ケース側板452の係合孔部453Aに係合する係合突部53が形成されているが、係合突部53の構成を省略してもよい。この場合、係合孔部453Aの構成も省略してもよい。
前記実施形態では、カバー部材60には、ガイド部63が構成されているが、この構成を省略してもよい。この場合、裏板50の被ガイド部54の構成も省略してもよい。
前記実施形態では、裏板50は金属製であるが他の材料によって形成されていてもよい。また、カバー部材60は樹脂製であるが他の材料によって構成されていてもよい。
【0018】
[発明のまとめ]
本発明のサイドキャップは、枠体に形成された納まり部にシャッター本体が配置されるシャッターにおいて前記シャッター本体の左右方向における端部に設置されるサイドキャップであって、前記シャッター本体の前記端部が固定される取付部材と、前記左右方向において前記取付部材に取り付けられるカバー部材とを有し、前記取付部材は、前記カバー部材に対し室外方向に引抜き可能に配置されることを特徴とする。
本発明によれば、シャッター本体が取り付けられる取付部材を左右方向においてカバー部材で覆う配置にできるうえ、例えばカバ―部材の一部が建物の外壁側に埋設されて取り外せない状態であっても、カバ―部材は枠体側に残したまま、シャッター本体を取付部材と共に引き抜いて取り外すことができる。また、カバ―部材が外壁に埋設されていない場合には、取付部材およびカバー部材ごとシャッター本体を引き抜いて取り外すこともできる。
【0019】
本発明のサイドキャップでは、前記カバー部材には、当該カバー部材のうち前記取付部材に対して室内側に形成される折取り溝が形成されてもよい。
このような構成によれば、カバー部材のうち前記取付部材に対して室内側に位置する一部を折取り溝で折り取ることで、カバー部材の見込み寸法を調整でき、サイドキャップを建物の外壁側から離間して配置することができる。
また、折取り溝が見込み方向に並んで複数形成されている場合には、カバ―部材見込み寸法を複数の折取り溝に応じた寸法に調整でき、様々な外壁厚にも対応ができる。
【0020】
本発明のサイドキャップでは、前記取付部材には、前記シャッター本体に係合可能に突出する係合突部が前記シャッター本体に対する固定位置よりも室内側の位置に形成されてもよい。
このような構成によれば、サイドキャップを設置する際に取付部材の係合突部がシャッター本体に係合することで、当該サイドキャップを仮位置決めでき、シャッター本体と取付部材との固定を容易に行い得る。
【0021】
本発明のサイドキャップでは、前記カバー部材は、見込み方向に沿ったガイド部を有し、前記取付部材は、見込み方向に沿って前記ガイド部に当接案内される被ガイド部とを有してもよい。
このような構成によれば、カバー部材を残したまま取付部材をシャッター本体と共に室外側に引き抜いたり、引き抜いた取付部材をシャッター本体と共に再び入れたりする際、ガイド部が取付部材の被ガイド部を見込み方向に当接案内するので、シャッター本体の脱着作業を容易に行い得る。
【0022】
本発明のシャッターでは、枠体と、前記枠体に形成された納まり部に配置されるシャッター本体とを備え、前記シャッター本体の左右方向における端部には、前述した本発明のサイドキャップが設置され、前記シャッター本体は、前記取付部材と共に前記枠体から室外方向に引抜き可能に設置されることを特徴とする。
本発明のシャッターによれば、前述した本発明のサイドキャップの作用効果と同様の作用効果を発揮し得るシャッターを構成できる。
【符号の説明】
【0023】
1…シャッター、2…枠体、21…縦枠、211…支持金具、22…天板、223…係合溝、23…点検板、25…上枠、26…下枠、3…納まり部、4…シャッター本体、41…シャッターカーテン、411…スラット、42…シャッター巻取軸、45…シャッターケース、451…ケース裏板、452…ケース側板、453…側板本体、453A…係合孔部、454~456…取付部、4A…端部、5…サイドキャップ、50…裏板、51…裏板本体、52…被取付部、53…係合突部、54…被ガイド部、55…当接部、60…カバー部材、61…カバー本体、611…板状部、62…折取り溝、63…ガイド部、65(65A,65B)…リブ、7…ネジ、8…外壁、9…ネジ隠しキャップ。