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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024082961
(43)【公開日】2024-06-20
(54)【発明の名称】サーバおよびプログラム
(51)【国際特許分類】
   A63F 9/30 20060101AFI20240613BHJP
   A63F 13/35 20140101ALI20240613BHJP
   A63F 13/655 20140101ALI20240613BHJP
   A63F 13/80 20140101ALI20240613BHJP
   A63F 13/85 20140101ALI20240613BHJP
   A63F 13/79 20140101ALI20240613BHJP
【FI】
A63F9/30 502C
A63F13/35
A63F13/655
A63F13/80 Z
A63F13/85
A63F13/79
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022197200
(22)【出願日】2022-12-09
(71)【出願人】
【識別番号】500257300
【氏名又は名称】LINEヤフー株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002952
【氏名又は名称】弁理士法人鷲田国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】猪川 夏希
(57)【要約】
【課題】プレイヤが景品獲得装置のオペレータと容易に交流することができるサーバおよびプログラムを提供する。
【解決手段】サーバは、景品獲得装置を操作するプレイヤの端末および景品獲得装置のオペレータの端末と通信する通信部と、チャット開始条件に基づいて、プレイヤの端末およびオペレータの端末のうち、一方の端末から送信されたコンテンツを他方の端末に送信するように通信部を制御する制御部とを備える。
【選択図】図14
【特許請求の範囲】
【請求項1】
景品獲得装置を操作するプレイヤの端末および前記景品獲得装置のオペレータの端末と通信する通信部と、
チャット開始条件に基づいて、前記プレイヤの端末および前記オペレータの端末のうち、一方の端末から送信されたコンテンツを他方の端末に送信するように前記通信部を制御する制御部とを備えるサーバ。
【請求項2】
前記チャット開始条件は、前記景品獲得装置における景品の獲得を前記オペレータがアシストするアシスト発生条件が充足されたことを含む請求項1に記載のサーバ。
【請求項3】
前記チャット開始条件は、前記プレイヤが前記オペレータとのチャットを要求したことを含む請求項1に記載のサーバ。
【請求項4】
前記制御部は、前記プレイヤと前記オペレータとのチャット履歴に基づいて、前記通信を制限する請求項1に記載のサーバ。
【請求項5】
前記制御部は、前記オペレータが配置した景品の位置に応じて前記コンテンツの表示領域を制御する請求項1~4のいずれか一項に記載のサーバ。
【請求項6】
景品獲得装置のオペレータの端末とサーバを介して通信することと、
チャット開始条件に基づいて、前記オペレータの端末に送信するコンテンツの入力を受け付けることと、を端末に実行させるプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、サーバおよびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、プレイヤが端末を用いて景品獲得装置などのゲーム機をオンラインで操作する技術が実用化されている。例えば、特許文献1には、クレーンゲーム装置を撮影し、その画像を観ながらプレイヤが端末でクレーンゲーム装置を操作するクレーンゲーム機の遊技方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2004-202107号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1の遊技方法では、複数のユーザ間でメッセージなどのコンテンツをやり取りすることは考えられていない。
【0005】
本開示は、プレイヤが景品獲得装置のオペレータと容易に交流することができるサーバおよびプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1の態様によると、サーバは、景品獲得装置を操作するプレイヤの端末および景品獲得装置のオペレータの端末と通信する通信部と、チャット開始条件に基づいて、プレイヤの端末およびオペレータの端末のうち、一方の端末から送信されたコンテンツを他方の端末に送信するように通信部を制御する制御部とを備える。
本発明の第2の態様によると、プログラムは、景品獲得装置のオペレータの端末とサーバを介して通信することと、チャット開始条件に基づいて、オペレータの端末に送信するコンテンツの入力を受け付けることと、を端末に実行させる。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、プレイヤが景品獲得装置のオペレータと容易に交流することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】実施形態の一態様におけるシステムの構成の一例を示す図。
図2】第1実施形態に係るサーバの通信部により実現される機能の一例を示す図。
図3】第1実施形態に係るサーバの記憶部により実現される機能の一例を示す図。
図4】第1実施形態に係るサーバの制御部により実現される機能の一例を示す図。
図5】第1実施形態に係る端末の通信部により実現される機能の一例を示す図。
図6】第1実施形態に係る端末の記憶部により実現される機能の一例を示す図。
図7】第1実施形態に係る端末の制御部により実現される機能の一例を示す図。
図8】第1実施形態に係る景品獲得装置の構成の一例を示す図。
図9】第1実施形態に係る各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャート。
図10】プレイヤの端末に表示されたプレイ画面の一例を示す図。
図11】プレイヤの端末に表示されたコンティニュー情報の一例を示す図。
図12】プレイヤの端末に表示されたアシスト通知の一例を示す図。
図13】オペレータの端末に表示された管理画面の一例を示す図。
図14】プレイヤの端末においてチャット欄にコンテンツが表示される一例を示す図。
図15】第1変形例(1)において音からなるコンテンツをプレイヤの端末から出力する一例を示す図。
図16】第2実施形態においてプレイヤの端末に表示された呼出ボタンの一例を示す図。
図17】第2実施形態においてオペレータの端末に表示された呼び出し通知の一例を示す図。
図18】第4実施形態において景品の位置に応じて制御されるコンテンツの表示領域の一例を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
<法的事項の遵守>
本明細書に記載の開示は、通信の秘密など、本開示の実施に必要な実施国の法的事項遵守を前提とすることに留意されたい。
【0010】
本開示に係るサーバおよびプログラムを実施するための実施形態について、図面を参照して説明する。
【0011】
[システム構成]
図1は、本開示の一実施形態に係る通信システム1の構成を示す。図1に開示されるように、通信システム1では、ネットワーク30を介してサーバ10と、端末20(端末20A、端末20B、端末20C)と、ゲーム機40(ゲーム機40A、ゲーム機40B、ゲーム機40C)とが接続される。サーバ10は、ネットワーク30を介してユーザが所有する端末20に、ゲーム機40を操作するサービスを提供する。なお、ネットワーク30に接続される端末20の数およびゲーム機40の数は限定されない。
【0012】
ネットワーク30は、1以上の端末20と、1以上のサーバ10と、1以上のゲーム機40とを接続する役割を担う。すなわち、ネットワーク30は、端末20がサーバ10を介してゲーム機40に接続した後、端末20とゲーム機40との間でサーバ10を介してデータを送受信することができるように接続経路を提供する通信網を意味する。
【0013】
ネットワーク30のうちの1つまたは複数の部分は、有線ネットワークや無線ネットワークであってもよいし、そうでなくてもよい。ネットワーク30は、限定ではなく例として、アドホック・ネットワーク(ad hoc network)、イントラネット、エクストラネット、仮想プライベート・ネットワーク(virtual private network:VPN)、ローカル・エリア・ネットワーク(local area network:LAN)、ワイヤレスLAN(wireless LAN:WLAN)、広域ネットワーク(wide area network:WAN)、ワイヤレスWAN(wireless WAN:WWAN)、大都市圏ネットワーク(metropolitan area network:MAN)、インターネットの一部、公衆交換電話網(Public Switched Telephone Network:PSTN)の一部、携帯電話網、ISDN(integrated service digital networks)、無線LAN、LTE(long term evolution)、CDMA(code division multiple access)、ブルートゥース(Bluetooth(登録商標))、衛星通信など、または、これらの2つ以上の組合せを含むことができる。ネットワーク30は、1つまたは複数のネットワーク30を含むことができる。
【0014】
端末20(端末20A,端末20B,端末20C)は、各実施形態において記載する機能を実現できる情報処理端末であればどのような端末であってもよい。端末20は、限定ではなく例として、スマートフォン、携帯電話(フィーチャーフォン)、コンピュータ(限定でなく例として、デスクトップ、ラップトップ、タブレットなど)、メディアコンピュータプラットホーム(限定でなく例として、ケーブル、衛星セットトップボックス、デジタルビデオレコーダ)、ハンドヘルドコンピュータデバイス(限定でなく例として、PDA(personal digital assistant)、電子メールクライアントなど)、ウェアラブル端末(メガネ型デバイス、時計型デバイスなど)、または他種のコンピュータ、またはコミュニケーションプラットホームを含む。また、端末20は情報処理端末と表現されてもよい。
【0015】
端末20A、端末20Bおよび端末20Cの構成は基本的には同一であるため、以下の説明においては、端末20について説明する。また、必要に応じて、ユーザXが利用する端末を端末20Xと表現し、ユーザXまたは端末20Xに対応づけられた、所定のサービスにおけるユーザ情報をユーザ情報Xと表現する。なお、ユーザ情報とは、所定のサービスにおいてユーザが利用するアカウントに対応付けられたユーザの情報である。ユーザ情報は、限定でなく例として、ユーザにより入力される、または、所定のサービスにより付与される、ユーザの名前、ユーザのアイコン画像、ユーザの年齢、ユーザの性別、ユーザの住所、ユーザの趣味趣向、ユーザの識別子などのユーザに対応づけられた情報を含み、これらのいずれか一つまたは、組み合わせであってもよいし、そうでなくてもよい。
【0016】
サーバ10は、端末20に対して、所定のサービスを提供する機能を備える。サーバ10は、各実施形態において記載する機能を実現できる情報処理装置であればどのような装置であってもよい。サーバ10は、限定でなく例として、サーバ装置、コンピュータ(限定でなく例として、デスクトップ、ラップトップ、タブレットなど)、メディアコンピュータプラットホーム(限定でなく例として、ケーブル、衛星セットトップボックス、デジタルビデオレコーダ)、ハンドヘルドコンピュータデバイス(限定でなく例として、PDA、電子メールクライアントなど)、あるいは他種のコンピュータ、またはコミュニケーションプラットホームを含む。また、サーバ10は情報処理装置と表現されてもよい。サーバ10と端末20とを区別する必要がない場合は、サーバ10と端末20とは、それぞれ情報処理装置と表現されてもよいし、されなくてもよい。
【0017】
ゲーム機40は、オンラインで端末20に接続され、サーバ10の制御の下、端末20の操作に応じて作動される。ゲーム機40は、各実施形態において記載する機能を実現できる装置であればどのような装置であってもよい。限定でなく例として、ゲーム機40は、景品を獲得する景品獲得ゲームを提供する景品獲得装置であってもよい。
また、景品獲得ゲームは、プレイヤの操作によるゲーム機40の物理的な動作の結果、景品獲得の条件を満たした場合にプレイヤが景品を獲得するゲームである。限定でなく例として、景品獲得ゲームは、クレーンアームを用いて景品(景品を代替する媒体を含む)を特定の位置へと移動させることで景品獲得とするゲーム、クレーンではない手段により景品を落とし口に落とすなどして景品獲得とするゲームなどを含んでもよい。また、景品獲得ゲームは、特定の穴にボールまたは棒などを入れることで景品獲得とするゲームのように、上記の景品を動かすゲームに限られない多種の景品獲得ゲームを含む。
【0018】
[各装置のハードウェア(HW)構成]
図1を用いて、通信システム1に含まれる各装置のHW構成について説明する。
【0019】
(1)端末20のHW構成
端末20は、制御部21(CPU:central processing unit(中央処理装置))、記憶部28、通信I/F22(インタフェース)、入出力部23、表示部24、マイク25、スピーカ26、カメラ27を備える。端末20のHWの各構成要素は、限定でなく例として、バスBを介して相互に接続される。なお、端末20のHW構成として、すべての構成要素を含むことは必須ではない。限定でなく例として、端末20は、マイク25、カメラ27等、個々の構成要素、または複数の構成要素を取り外すような構成であってもよいし、そうでなくてもよい。
【0020】
通信I/F22は、ネットワーク30を介して各種データの送受信を行う。当該通信は、有線、無線のいずれで実行されてもよく、互いの通信が実行できるのであれば、どのような通信プロトコルを用いてもよい。通信I/F22は、ネットワーク30を介して、サーバ10との通信を実行する機能を有する。通信I/F22は、各種データを制御部21からの指示に従って、サーバ10に送信する。また、通信I/F22は、サーバ10から送信された各種データを受信し、制御部21に伝達する。また、通信I/F22を単に通信部と表現する場合もある。また、通信I/F22が物理的に構造化された回路で構成される場合には、通信回路と表現する場合もある。
【0021】
入出力部23は、端末20に対する各種操作を入力する装置、および、端末20で処理された処理結果を出力する装置を含む。入出力部23は、入力部と出力部が一体化していてもよいし、入力部と出力部に分離していてもよいし、そうでなくてもよい。
【0022】
入力部は、ユーザからの入力を受け付けて、当該入力に係る情報を制御部21に伝達できる全ての種類の装置のいずれかまたはその組み合わせにより実現される。入力部は、限定でなく例として、タッチパネル、タッチディスプレイ、キーボード等のハードウェアキーや、マウス等のポインティングデバイス、カメラ(動画像を介した操作入力)、マイク(音声による操作入力)を含む。
【0023】
出力部は、制御部21で処理された処理結果を出力することができる全ての種類の装置のいずれかまたはその組み合わせにより実現される。出力部は、限定でなく例として、タッチパネル、タッチディスプレイ、スピーカ(音声出力)、レンズ(限定でなく例として3D(three dimensions)出力や、ホログラム出力)、プリンターなどを含む。
【0024】
表示部24は、フレームバッファに書き込まれた表示データに従って、表示することができる全ての種類の装置のいずれかまたはその組み合わせにより実現される。表示部24は、限定でなく例として、タッチパネル、タッチディスプレイ、モニタ(限定でなく例として、液晶ディスプレイやOELD(organic electroluminescence display))、ヘッドマウントディスプレイ(HMD:Head Mounted Display)、プロジェクションマッピング、ホログラム、空気中など(真空であってもよいし、そうでなくてもよい)に画像やテキスト情報等を表示可能な装置を含む。なお、これらの表示部24は、3Dで表示データを表示可能であってもよいし、そうでなくてもよい。
【0025】
入出力部23がタッチパネルの場合、入出力部23と表示部24とは、略同一の大きさおよび形状で対向して配置されていてもよい。
【0026】
制御部21は、プログラム内に含まれたコードまたは命令によって実現する機能を実行するために物理的に構造化された回路を有し、限定でなく例として、ハードウェアに内蔵されたデータ処理装置により実現される。そのため、制御部21は、制御回路と表現されてもよいし、されなくてもよい。
【0027】
制御部21は、限定でなく例として、中央処理装置(CPU)、マイクロプロセッサ(microprocessor)、プロセッサコア(processor core)、マルチプロセッサ(multiprocessor)、ASIC(application-specific integrated circuit)、FPGA(field programmable gate array)を含む。
【0028】
記憶部28は、端末20が動作するうえで必要とする各種プログラムや各種データを記憶する機能を有する。記憶部28は、限定でなく例として、HDD(hard disk drive)、SSD(solid state drive)、フラッシュメモリ、RAM(random access memory)、ROM(read only memory)など各種の記憶媒体を含む。また、記憶部28は、メモリ(memory)と表現されてもよいし、されなくてもよい。
【0029】
端末20は、プログラムを記憶部28に記憶し、このプログラムを実行することで、制御部21が、制御部21に含まれる各部としての処理を実行する。つまり、記憶部28に記憶されるプログラムは、端末20に、制御部21が実行する各機能を実現させる。また、このプログラムは、プログラムモジュールと表現されてもよいし、されなくてもよい。
【0030】
マイク25は、音声データの入力に利用される。スピーカ26は、音声データの出力に利用される。カメラ27は、動画像データの取得に利用される。
【0031】
(2)サーバのHW構成
サーバ10は、制御部11(CPU)、記憶部15、通信I/F14(インタフェース)、入出力部12、ディスプレイ13を備える。サーバ10のHWの各構成要素は、限定ではなく例として、バスBを介して相互に接続される。なお、サーバ10のHWは、サーバ10のHWの構成として、全ての構成要素を含むことは必須ではない。限定ではなく例として、サーバ10のHWは、ディスプレイ13を取り外すような構成であってもよいし、そうでなくてもよい。
【0032】
制御部11は、プログラム内に含まれたコードまたは命令によって実現する機能を実行するために物理的に構造化された回路を有し、限定ではなく例として、ハードウェアに内蔵されたデータ処理装置により実現される。
【0033】
制御部11は、代表的には中央処理装置(CPU)であり、その他にマイクロプロセッサ、プロセッサコア、マルチプロセッサ、ASIC、FPGAであってもよいし、そうでなくてもよい。本開示において、制御部11は、これらに限定されない。
【0034】
記憶部15は、サーバ10が動作するうえで必要とする各種プログラムや各種データを記憶する機能を有する。記憶部15は、HDD、SSD、フラッシュメモリなど各種の記憶媒体により実現される。ただし、本開示において、記憶部15は、これらに限定されない。また、記憶部15は、メモリ(memory)と表現されてもよいし、されなくてもよい。
【0035】
通信I/F14は、ネットワーク30を介して各種データの送受信を行う。当該通信は、有線、無線のいずれで実行されてもよく、互いの通信が実行できるのであれば、どのような通信プロトコルを用いてもよい。通信I/F14は、ネットワーク30を介して、端末20との通信およびゲーム機40との通信を実行する機能を有する。通信I/F14は、各種データを制御部11からの指示に従って、端末20に送信する。また、通信I/F14は、端末20から送信された各種データを受信し、制御部11に伝達する。また、通信I/F14を単に通信部と表現する場合もある。また、通信I/F14が物理的に構造化された回路で構成される場合には、通信回路と表現する場合もある。
【0036】
入出力部12は、サーバ10に対する各種操作を入力する装置により実現される。入出力部12は、ユーザからの入力を受け付けて、当該入力に係る情報を制御部11に伝達できる全ての種類の装置のいずれかまたはその組み合わせにより実現される。入出力部12は、代表的にはキーボード等に代表されるハードウェアキーや、マウス等のポインティングデバイスで実現される。なお、入出力部12は、限定ではなく例として、タッチパネルやカメラ(動画像を介した操作入力)、マイク(音声による操作入力)を含んでいてもよいし、そうでなくてもよい。ただし、本開示において、入出力部12は、これらに限定されない。
【0037】
ディスプレイ13は、代表的にはモニタ(限定でなく例として、液晶ディスプレイやOELD(organic electroluminescence display))で実現される。なお、ディスプレイ13は、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)などであってもよいし、そうでなくてもよい。なお、これらのディスプレイ13は、3Dで表示データを表示可能であってもよいし、そうでなくてもよい。本開示において、ディスプレイ13は、これらに限定されない。
サーバ10は、プログラムを記憶部15に記憶し、このプログラムを実行することで、制御部11が、制御部11に含まれる各部としての処理を実行する。つまり、記憶部15に記憶されるプログラムは、サーバ10に、制御部11が実行する各機能を実現させる。このプログラムは、プログラムモジュールと表現されてもよいし、されなくてもよい。
【0038】
(3)ゲーム機のHW構成
ゲーム機40は、制御部41(CPU)、記憶部47、通信I/F46(インタフェース)、入出力部42、表示部43、スピーカ44、カメラ45を備える。ゲーム機40のHWの各構成要素は、限定ではなく例として、バスBを介して相互に接続される。なお、ゲーム機40のHWは、ゲーム機40のHWの構成として、全ての構成要素を含むことは必須ではない。限定ではなく例として、ゲーム機40のHWは、表示部43を取り外すような構成であってもよいし、そうでなくてもよい。
【0039】
通信I/F46は、ネットワーク30を介して各種データの送受信を行う。当該通信は、有線、無線のいずれで実行されてもよく、互いの通信が実行できるのであれば、どのような通信プロトコルを用いてもよい。通信I/F46は、ネットワーク30を介して、サーバ10との通信を実行する機能を有する。通信I/F46は、各種データを制御部41からの指示に従って、サーバ10に送信する。また、通信I/F46は、サーバ10から送信された各種データを受信し、制御部41に伝達する。また、通信I/F46を単に通信部と表現する場合もある。また、通信I/F46が物理的に構造化された回路で構成される場合には、通信回路と表現する場合もある。
【0040】
入出力部42は、ゲーム機40に対する各種操作を入力する装置、および、ゲーム機40で処理された処理結果を出力する装置を含む。入出力部42は、入力部と出力部が一体化していてもよいし、入力部と出力部に分離していてもよいし、そうでなくてもよい。
【0041】
入力部は、ユーザからの入力を受け付けて、当該入力に係る情報を制御部41に伝達できる全ての種類の装置のいずれかまたはその組み合わせにより実現される。入力部は、限定でなく例として、操作ボタン、タッチパネル、タッチディスプレイ、キーボード等のハードウェアキーや、マウス等のポインティングデバイス、カメラ(動画像を介した操作入力)、マイク(音声による操作入力)を含む。
【0042】
出力部は、制御部41で処理された処理結果を出力することができる全ての種類の装置のいずれかまたはその組み合わせにより実現される。出力部は、限定でなく例として、タッチパネル、タッチディスプレイ、スピーカ(音声出力)、レンズ(限定でなく例として3D(three dimensions)出力や、ホログラム出力)、プリンターなどを含む。
【0043】
表示部43は、フレームバッファに書き込まれた表示データに従って、表示することができる全ての種類の装置のいずれかまたはその組み合わせにより実現される。表示部43は、限定でなく例として、タッチパネル、タッチディスプレイ、モニタ(限定でなく例として、液晶ディスプレイやOELD(organic electroluminescence display))、ヘッドマウントディスプレイ(HMD:Head Mounted Display)、プロジェクションマッピング、ホログラム、空気中など(真空であってもよいし、そうでなくてもよい)に画像やテキスト情報等を表示可能な装置を含む。なお、これらの表示部43は、3Dで表示データを表示可能であってもよいし、そうでなくてもよい。
【0044】
入出力部42がタッチパネルの場合、入出力部42と表示部43とは、略同一の大きさおよび形状で対向して配置されていてもよい。
【0045】
制御部41は、プログラム内に含まれたコードまたは命令によって実現する機能を実行するために物理的に構造化された回路を有し、限定でなく例として、ハードウェアに内蔵されたデータ処理装置により実現される。そのため、制御部41は、制御回路と表現されてもよいし、されなくてもよい。
【0046】
制御部41は、限定でなく例として、中央処理装置(CPU)、マイクロプロセッサ(microprocessor)、プロセッサコア(processor core)、マルチプロセッサ(multiprocessor)、ASIC(application-specific integrated circuit)、FPGA(field programmable gate array)を含む。
【0047】
記憶部47は、ゲーム機40が動作するうえで必要とする各種プログラムや各種データを記憶する機能を有する。記憶部47は、限定でなく例として、HDD(hard disk drive)、SSD(solid state drive)、フラッシュメモリ、RAM(random access memory)、ROM(read only memory)など各種の記憶媒体を含む。また、記憶部47は、メモリ(memory)と表現されてもよいし、されなくてもよい。
【0048】
ゲーム機40は、プログラムを記憶部47に記憶し、このプログラムを実行することで、制御部41が、制御部41に含まれる各部としての処理を実行する。つまり、記憶部47に記憶されるプログラムは、ゲーム機40に、制御部41が実行する各機能を実現させる。また、このプログラムは、プログラムモジュールと表現されてもよいし、されなくてもよい。
【0049】
スピーカ44は、音声データの出力に利用される。カメラ45は、動画像データの取得に利用される。
【0050】
本開示の各実施形態においては、端末20、サーバ10および/またはゲーム機40のCPUがプログラムを実行することにより、実現するものとして説明する。
【0051】
なお、端末20の制御部21、サーバ10の制御部11、および/または、ゲーム機40の制御部41は、制御回路を有するCPUだけでなく、集積回路(IC(Integrated Circuit)チップ、LSI(Large Scale Integration))等に形成された論理回路(ハードウェア)や専用回路によって各処理を実現してもよいし、そうでなくてもよい。また、これらの回路は、1または複数の集積回路により実現されてよく、各実施形態に示す複数の処理を1つの集積回路により実現されることとしてもよいし、そうでなくてもよい。また、LSIは、集積度の違いにより、VLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIなどと呼称されることもある。そのため、制御部21、11および/または41は、制御回路と表現されてもよいし、されなくてもよい。
【0052】
また、本開示の各実施形態のプログラム(限定でなく例として、ソフトウェアプログラム、コンピュータプログラム、またはプログラムモジュール)は、コンピュータに読み取り可能な記憶媒体に記憶された状態で提供されてもよいし、されなくてもよい。記憶媒体は、「一時的でない有形の媒体」に、プログラムを記憶可能である。また、プログラムは、本開示の各実施形態の機能の一部を実現するためのものであってもよいし、そうでなくてもよい。さらに、本開示の各実施形態の機能を記憶媒体にすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよいし、そうでなくてもよい。
【0053】
記憶媒体は、1つまたは複数の半導体ベースの、または他の集積回路(IC)(限定でなく例として、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)または特定用途向けIC(ASIC)など)、ハード・ディスク・ドライブ(HDD)、ハイブリッド・ハード・ドライブ(HHD)、光ディスク、光ディスクドライブ(ODD)、光磁気ディスク、光磁気ドライブ、フロッピィ・ディスケット、フロッピィ・ディスク・ドライブ(FDD)、磁気テープ、固体ドライブ(SSD)、RAMドライブ、セキュア・デジタル・カード、またはドライブ、任意の他の適切な記憶媒体、またはこれらの2つ以上の適切な組合せを含むことができる。記憶媒体は、適切な場合、揮発性、不揮発性、または揮発性と不揮発性の組合せでよい。なお、記憶媒体はこれらの例に限られず、プログラムを記憶可能であれば、どのようなデバイスまたは媒体であってもよい。また、記憶媒体をメモリ(memory)と表現されてもよいし、されなくてもよい。
【0054】
サーバ10、端末20および/またはゲーム機40は、記憶媒体に記憶されたプログラムを読み出し、読み出したプログラムを実行することによって、各実施形態に示す複数の機能部の機能を実現することができる。
【0055】
また、本開示のプログラムは、プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して、サーバ10、端末20および/またはゲーム機40に提供されてもよいし、されなくてもよい。サーバ10、端末20および/またはゲーム機40は、限定ではなく例として、インターネット等を介してダウンロードしたプログラムを実行することにより、各実施形態に示す複数の機能部の機能を実現する。
【0056】
また、本開示の各実施形態は、プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
サーバ10、端末20および/またはゲーム機40における処理の少なくとも一部は、1以上のコンピュータにより構成されるクラウドコンピューティングにより実現されていてもよいし、そうでなくてもよい。
端末20および/またはゲーム機40における処理の少なくとも一部を、サーバ10により行う構成としてもよいし、そうでなくてもよい。この場合、端末20の制御部21および/またはゲーム機40の制御部41の各機能部の処理のうち少なくとも一部の処理を、サーバ10で行う構成としてもよいし、そうでなくてもよい。
サーバ10における処理の少なくとも一部を、端末20および/またはゲーム機40により行う構成としてもよいし、そうでなくてもよい。この場合、サーバ10の制御部11の各機能部の処理のうち少なくとも一部の処理を、端末20および/またはゲーム機40で行う構成としてもよいし、そうでなくてもよい。
明示的な言及のない限り、本開示の実施形態における判定の構成は必須でなく、判定条件を満たした場合に所定の処理が動作されたり、判定条件を満たさない場合に所定の処理がされたりしてもよいし、そうでなくてもよい。
【0057】
なお、本開示のプログラムは、限定でなく例として、ActionScript、JavaScript(登録商標)などのスクリプト言語、Objective-C、Java(登録商標)などのオブジェクト指向プログラミング言語、HTML5などのマークアップ言語などを用いて実装される。
【0058】
また、繰り返しとなるが、本開示における各種プログラムや各種データは、コンピュータ読取可能な記憶媒体(記録媒体)に記憶(記録)させておくことができる。この記憶媒体には、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、フラッシュメモリ等の各種の記憶媒体が含まれる。
【0059】
<第1実施形態>
第1実施形態では、サーバ10の通信部14が、景品獲得装置40(ゲーム機40)を操作するプレイヤA(ユーザA)の端末20Aおよび景品獲得装置40のオペレータB(ユーザB)の端末20Bと通信する。なお、オペレータBは、景品獲得装置40の管理者であり、例えば、プレイヤAが景品獲得ゲームを所定回数以上プレイしても景品を獲得できない場合に、景品の配置を変更して景品の獲得をアシストする。
【0060】
ここで、プレイヤは、オンラインではなく、直接的に景品獲得装置40を操作する環境では、オペレータとの間で、アシストされた景品を獲得するためのアドバイス(例えばクレーン操作の目標位置)などに関する会話を交わすことができる。しかしながら、オンラインで景品獲得装置40を操作する環境では、プレイヤは、オペレータと交流することが困難となる。例えば、オペレータがアシスト作業をする場合、景品獲得ゲームのプレイ画面に「お待ちください」などと表示されて、プレイヤは、オペレータと全く交流できない場合がある。オペレータもまた、景品獲得装置40を撮影するカメラを通して、景品獲得のアドバイスをジェスチャーで知らせるなど、プレイヤへの情報伝達で多くの労力を要していた。このように、プレイヤは、オペレータとの交流が困難であるため、少ないプレイ回数で景品を獲得できないおそれがあった。例えば、プレイヤは、オペレータのアシストの意図を理解できず、オペレータの意図と異なる位置に景品獲得装置40を操作する場合があった。
【0061】
そこで、第1実施形態では、サーバ10の制御部11が、予め設定されたチャット開始条件に基づいて、プレイヤAの端末20AおよびオペレータBの端末20Bのうち、一方の端末から送信されたコンテンツ(例えば、文字、画像、音声など)を他方の端末に送信するように通信部14を制御する。これにより、プレイヤAとオペレータBは、アドバイスまたは質問などのコンテンツを互いにやり取りすることができる。第1実施形態に記載の内容は、他の各実施形態のいずれにも適用可能である。
【0062】
<機能構成>
(1)サーバの機能構成
図2は、本実施形態におけるサーバ10の通信部14により実現される機能の一例を示す図である。通信部14は、限定ではなく例として、通信メイン処理部141と、端末間通信処理部142とを有する。
【0063】
通信メイン処理部141は、制御部11の制御の下、端末20および景品獲得装置40との間で情報を送受信する処理である通信メイン処理を実行する機能を有する。
【0064】
端末間通信処理部142は、制御部11の制御の下、プレイヤAの端末20AおよびオペレータBの端末20Bと通信する処理である端末間通信処理を実行する機能を有する。
【0065】
図3は、本実施形態におけるサーバ10の記憶部15に記憶される情報の一例を示す図である。記憶部15には、限定ではなく例として、制御部11により読み出されて、サーバメイン処理として実行されるサーバメイン処理プログラム151が記憶される。
【0066】
また、サーバメイン処理プログラム151は、限定ではなく例として、制御部11により読み出されて、コンテンツ送信処理として実行されるコンテンツ送信処理プログラム1511をサブルーチンプログラムとして含む。
【0067】
また、記憶部15には、限定ではなく例として、プレイヤ情報152が記憶される。プレイヤ情報152は、景品獲得ゲームをプレイするために予め登録されたプレイヤの情報であり、例えば、端末20の識別情報(例えば、プレイヤの氏名、識別番号など)、プレイヤに関連付けられた他のプレイヤの情報(例えば、フレンド一覧など)、各プレイヤが保有する景品獲得ゲームの対価(例えば、チケット、ポイントなど)、各プレイヤが保有する景品獲得ゲームで獲得した景品などを含んでもよい。
【0068】
また、記憶部15には、限定ではなく例として、チャット開始条件153が記憶される。チャット開始条件153は、プレイヤAの端末20AとオペレータBの端末20Bとの間でチャットを開始する条件である。チャット開始条件は、例えば、景品獲得装置40における景品の獲得をオペレータBがアシストするアシスト発生条件が充足されたことを含んでもよい。ここで、アシスト発生条件は、景品獲得装置40における景品の獲得をオペレータBがアシストする(例えば、獲得しやすいように景品を配置変更する)条件であり、例えば、景品獲得ゲームのプレイ回数が所定値に達することを条件としてもよい。
【0069】
図4は、本実施形態におけるサーバ10の制御部11により実現される機能の一例を示す図である。制御部11は、限定ではなく例として、サーバメイン処理部111と、コンテンツ送信処理部112とを有する。
【0070】
サーバメイン処理部111は、記憶部15に記憶されているサーバメイン処理プログラム151に従って、サーバ10を統括的に制御するための処理であるサーバメイン処理を実行する機能を有している。
【0071】
コンテンツ送信処理部112は、記憶部15に記憶されているコンテンツ送信処理プログラム1511に従って、チャット開始条件に基づいて、プレイヤAの端末20AおよびオペレータBの端末20Bのうち、一方の端末20から送信されたコンテンツを他方の端末20Bに送信するコンテンツ送信処理を実行する。
【0072】
(2)端末の機能構成
図5は、本実施形態における端末20Aの通信部22により実現される機能の一例を示す図である。通信部22は、限定ではなく例として、通信メイン処理部221と、コンテンツ送信処理部222とを有する。
【0073】
通信メイン処理部221は、制御部21の制御の下、サーバ10との間で通信する処理である通信メイン処理を実行する機能を有する。
【0074】
コンテンツ送信処理部222は、制御部21の制御の下、プレイヤAが入力したコンテンツをオペレータBの端末20Bにサーバ10を介して送信するコンテンツ送信処理を実行する機能を有する。
【0075】
図6は、本実施形態における端末20Aの記憶部28に記憶される情報の一例を示す図である。記憶部28には、限定ではなく例として、制御部21により読み出されて、端末メイン処理として実行される端末メイン処理プログラム281が記憶される。
【0076】
また、端末メイン処理プログラム281は、限定ではなく例として、制御部21により読み出されて、入力受付処理として実行される入力受付処理プログラム2811をサブルーチンプログラムとして含む。
【0077】
図7は、本実施形態における端末20Aの制御部21により実現される機能の一例を示す図である。制御部21は、限定ではなく例として、端末メイン処理部211と、入力受付処理部212とを有する。
【0078】
端末メイン処理部211は、記憶部28に記憶されている端末メイン処理プログラム281に従って、端末20Aを統括的に制御するための処理である端末メイン処理を実行する機能を有している。
【0079】
入力受付処理部212は、記憶部28に記憶されている入力受付処理プログラム2811に従って、チャット開始条件に基づいて、オペレータBの端末20Bに送信するコンテンツの入力を受け付ける入力受付処理を実行する機能を有している。
【0080】
<装置構成>
(1)景品獲得装置40の装置構成
図8は、本実施形態における景品獲得装置40の構成の一例を示す図である。景品獲得装置40は、限定ではなく例として、筐体48と、クレーン49と、落とし口50と、取出口51を有する。また、筐体48の外側には、カメラ45が配置、例えばカメラ45aおよび45bが配置されている。なお、クレーン49、カメラ45aおよび45bは、制御部41に電気的に接続されている。
【0081】
筐体48は、内部に景品室Rが形成され、その景品室Rには景品Pを載置する載置部52が配置されている。載置部52は、例えば、平面状の台、階段状の台、または複数の棒状部材などから構成されてもよい。これにより、載置部52には、例えば、複数の景品Pが載置される。
【0082】
また、景品室Rは、例えば、外側から視認可能に透明な板部材で囲むように形成されてもよい。景品室Rの外側には、制御部41の制御の下、クレーン49が操作される撮影画像を撮影するカメラ45aおよび45bが配置されている。例えば、カメラ45aは、景品室Rの正面から撮影画像を撮影するように筐体48の前方に配置されてもよい。また、カメラ45bは、景品室Rの側方から撮影画像を撮影するように筐体48の側方に配置されてもよい。カメラ45aおよび45bの撮影範囲は、例えば、クレーン49と載置部52を含むように設定してもよい。
【0083】
クレーン49は、制御部41の制御の下、景品室Rを移動するように筐体48に配置されている。クレーン49は、例えば、筐体48に対して前後方向、左右方向および上下方向に移動するように筐体48に配置されている。また、クレーン49は、アームを有し、このアームが先端部を開閉するように動作される。これにより、クレーン49は、景品Pを把持することができる。
【0084】
落とし口50は、景品室Rの景品Pを落とすためのもので、筐体48の景品室Rに形成されている。落とし口50は、例えば、景品室Rの底面に形成されてもよい。また、落とし口50の近傍には、落とし口50に落ちた景品Pを検出するセンサーを配置してもよい。これにより、制御部41は、センサーの検出信号に基づいて、景品Pの獲得を検出することができる。ここで、景品Pに景品識別情報を取り付けてもよい。これにより、制御部41は、景品識別情報に基づいて、景品Pの獲得を検出すると共に、景品Pの種類を検出することができる。なお、景品識別情報としては、例えば、RFID(Radio Frequency Identification)タグ、ICタグ、コード情報などが上げられる。また、センサーは、カメラから構成されてもよい。制御部41は、カメラで撮影された映像に基づいて、景品Pの獲得を検出してもよい。また、制御部41は、カメラで撮影された映像に基づいて、景品Pの種類を検出してもよい。
【0085】
取出口51は、落とし口50に連通し、落とし口50に落とされた景品Pを取り出すものである。取出口51は、例えば、筐体48の全面に形成されてもよい。
【0086】
<情報処理>
図9は、本実施形態における各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。左側から順に、端末20Aの制御部21が実行する処理、端末20Bの制御部21が実行する処理、サーバ10の制御部11が実行する処理の一例をそれぞれ示している。
【0087】
各処理における各ステップをアルファベットの大文字と数字の組み合わせで示し、本明細書では「ステップ」の用語は省略する。また、以下説明するフローチャートは、あくまでも本実施例における処理を例示するものであり、以下説明するフローチャートにおいて、一部のステップを実行しなくてもよいし、追加のステップを挿入してもよい。これらは、本明細書における他のフローチャートについても同様である。
【0088】
まず、端末20Aの制御部21が、プレイヤAの入力操作に基づいて、景品獲得装置40のゲームを開始するゲーム開始要請をサーバ10に送信する(A1)。サーバ10の制御部11は、ゲーム開始要請を受信すると、景品獲得装置40を操作するプレイ画面を端末20Aに送信する(C1)。これにより、例えば図10に示すように、端末20Aの表示部24にプレイ画面62が表示されて、景品獲得ゲームが開始される。
【0089】
ここで、プレイ画面62は、例えば、景品獲得装置40の撮影画像61を含んでもよい。また、プレイ画面62は、カメラ45aで撮影された撮影画像61と、カメラ45bで撮影された撮影画像61とを切り換える切換ボタン63を含んでもよい。また、プレイ画面62は、景品獲得装置40を操作する操作ボタン66を含んでもよい。ここで、プレイヤAの端末20Aと景品獲得装置40を管理するオペレータBの端末20Bは、双方向または一方向にコンテンツ(例えば、文字、画像、音声など)を送信可能なチャット機能を備えてもよい。例えば、プレイ画面62は、端末20Bとの間で双方向または一方向にコンテンツを送信可能なチャット欄81を含んでもよい。また、サーバ10の制御部11は、は、プレイ画面62を端末20Aに送信した段階では、チャット機能を停止状態に制御してもよい。なお、端末20Bは、例えば、オペレータBにより持ち運び可能に構成されてもよいし、景品獲得装置40に備え付けられてもよい。
【0090】
端末20Aの制御部21は、プレイ画面62の操作ボタン66に対するプレイヤAの入力操作に基づいて、景品獲得装置40の操作指示をサーバ10に送信する(A2)。そして、サーバ10の制御部11は、端末20Aから操作指示を受信すると、その操作指示に基づいて、景品獲得装置40を制御する(C2)。例えば、景品獲得装置40の制御部41は、サーバ10から送信されるプレイヤAの操作指示に基づいて、図8に示すように、クレーン49を動作させてもよい。また、制御部41は、クレーン49の動作終了後に、景品Pの獲得結果をサーバ10に送信してもよい。サーバ10の制御部11は、景品Pの獲得結果に基づいて景品Pが獲得されたか否かを判定し、景品Pが獲得された場合には、その景品PをプレイヤAに供給するために景品Pの識別情報を記憶部15に記憶すると共に、景品Pの獲得通知を端末20Aに送信してもよい。一方、サーバ10の制御部11は、景品Pが獲得されていない場合には、コンティニュー情報を端末20Aに送信してもよい。これにより、端末20Aの制御部21は、図11に示すように、コンティニュー情報68をプレイ画面62に表示させる。
【0091】
コンティニュー情報68は、例えば、制限時間68aと、開始ボタン68bとを含んでもよい。開始ボタン68bは、端末20AのプレイヤAが景品獲得ゲームを再度プレイすることを選択するボタンである。制限時間68aは、開始ボタン68bを選択する期限を示す時間である。サーバ10の制御部11は、制限時間68a内に開始ボタン68bが操作されない場合には、景品獲得ゲームのプレイ権をプレイヤAの次の予約者に移してもよい。一方、サーバ10の制御部11は、制限時間68a内に開始ボタン68bが操作された場合には、プレイ画面62の操作ボタン66を操作可能に表示し、再度、景品獲得ゲームを開始してもよい。これにより、プレイヤAは、景品獲得ゲームを繰り返しプレイすることができる。このようにして、サーバ10の制御部11は、端末20Aから送信されるプレイヤAの操作指示に基づいて、景品獲得装置40を制御する。
【0092】
ここで、サーバ10の制御部11は、上記のように景品獲得装置40を制御する間、プレイヤAの端末20AとオペレータBの端末20Bとの間でチャットを開始するチャット開始条件が満たされたか否かを判定する(C3)。例えば、チャット開始条件は、景品獲得装置40における景品Pの獲得をオペレータBがアシストするアシスト発生条件が充足されたことを含んでもよい。例えば、サーバ10の制御部11は、景品獲得ゲームがプレイヤAにより連続的に繰り返しプレイされたプレイ回数をカウントし、そのプレイ回数が所定値に達した場合に、アシスト発生条件が充足されたと判定してもよい。このとき、所定値は、それぞれの景品獲得装置40に対して設定、例えば異なる値に設定されてもよい。
【0093】
また、所定値は、プレイヤAのプレイ履歴に基づいて変化するように設定されてもよい。例えば、所定期間内(例えば、過去1ヶ月間など)にアシスト発生条件を充足してオペレータBによるアシストを受けている場合、サーバ10の制御部11は、所定値を基準より小さく設定してもよい。また、サーバ10の制御部11は、景品獲得ゲームに対する対価の支払い量(例えば、使用チケットの数など)の履歴、景品獲得ゲームで獲得した景品Pの履歴などに基づいて、所定値が変化するように設定してもよい。例えば、サーバ10の制御部11は、対価の支払い量が多いほど、所定値を基準より小さく設定してもよい。また、サーバ10の制御部11は、景品Pの獲得数が少ないほど、所定値を基準より小さく設定してもよい。
【0094】
サーバ10の制御部11は、チャット開始条件が満たされたと判定されるまで、ステップC3の処理を繰り返す。そして、サーバ10の制御部11は、プレイヤAが操作する景品獲得装置40のチャット開始条件が満たされたと判定すると、プレイヤAの端末20AとオペレータBの端末20Bに対して、チャット機能の有効化を要求する(C4)。例えば、サーバ10の制御部11は、チャット開始条件としてアシスト発生条件が充足された場合に、端末20Aおよび20Bにチャット機能の有効化を要求してもよい。
【0095】
そして、景品獲得装置40のアシスト発生条件が充足されると、サーバ10の制御部11は、端末20Aのプレイ画面62を待機状態とし、オペレータBが景品獲得をアシストすることを示すアシスト通知を端末20Aに送信してもよい。例えば、サーバ10の制御部11は、図12に示すように、プレイ画面62にコンティニュー情報68が表示されるタイミング、すなわちアシスト発生条件が充足したゲーム(例えばプレイ回数が所定値に達したゲーム)が終了したタイミングで、アシスト通知68cを端末20Aに送信してもよい。このとき、サーバ10の制御部11は、コンティニュー情報68の機能を停止して、プレイ画面62を待機状態としてもよい。例えば、サーバ10の制御部11は、制限時間68aの進行(例えばカウントダウン)を停止してもよい。また、サーバ10の制御部11は、開始ボタン68bの機能を停止してもよい。
【0096】
また、サーバ10の制御部11は、オペレータBに対して景品獲得装置40のアシスト作業を指示する指示通知をオペレータBの端末20Bに送信してもよい。これにより、端末20Bの制御部21は、例えば図13に示すように、サーバ10から送信された指示通知86を景品獲得装置40の管理画面87に表示させる。また、管理画面87は、プレイヤの端末20との間で双方向または一方向にコンテンツを送信可能なチャット欄88を含んでもよい。ここで、指示通知86は、景品獲得装置40の識別情報86aと、アシスト開始ボタン86bと、アシスト完了ボタン86cとを含んでもよい。識別情報86aは、例えば、景品獲得装置40の名称、種類または場所などを示すように構成されてもよい。また、アシスト開始ボタン86bは、オペレータBの入力に応じて、アシスト作業の開始をサーバ10に通知するように構成されてもよい。また、アシスト完了ボタン86cは、オペレータBの入力に応じて、アシスト作業の完了をサーバ10に通知するように構成されてもよい。この指示通知86により、オペレータBは、景品獲得装置40がアシスト対象であることを速やかに把握することができる。また、オペレータBは、識別情報86aに基づいて、対応する景品獲得装置40の場所に確実に移動することができる。
【0097】
続いて、端末20Bの制御部21は、景品獲得装置40の場所に到着したオペレータBによりアシスト開始ボタン86bが入力操作されると、アシスト作業を開始することを示すアシスト開始通知をサーバ10に送信する。そして、オペレータBは、例えば、景品獲得装置40の景品Pをクレーン49で獲得しやすい位置に移動させるアシスト作業を実施する。
【0098】
ここで、サーバ10の制御部11は、アシスト開始通知を受信すると、端末20Aおよび20Bにチャット機能の有効化を要求してもよい。例えば、サーバ10の制御部11は、チャット欄81を有効化したプレイ画面62を端末20Aに送信すると共に、チャット欄88を有効化した管理画面87を端末20Bに送信することで、端末20Aおよび20Bにチャット機能の有効化を要求してもよい。また、サーバ10の制御部11は、プレイ画面62のチャット欄81を有効化する制御信号を端末20Aに送信すると共に、管理画面87のチャット欄88を有効化する制御信号を端末20Bに送信することで、端末20Aおよび20Bにチャット機能の有効化を要求してもよい。
【0099】
このように、チャット開始条件に基づいてチャット機能の有効化がサーバ10から要求されると、端末20Aの制御部21は、プレイ画面62のチャット欄81に対するコンテンツの入力をプレイヤAから受け付ける(A3)。また、端末20Bの制御部21は、管理画面87のチャット欄88に対するコンテンツの入力をオペレータBから受け付ける(B1)。例えば、端末20Bの制御部21は、チャット欄88にコンテンツが入力されると、そのコンテンツをサーバ10に送信するように通信部22を制御する(B2)。オペレータBは、例えば、アシストの意図またはアドバイスなどのコンテンツを送信してもよい。ここで、チャット欄88は、コンテンツを自由入力可能に構成されてもよい。また、チャット欄88は、予め設定された定型文またはスタンプなどから選択されるコンテンツのみ入力可能に構成されてもよい。
【0100】
サーバ10の制御部11は、端末20Bからコンテンツを受信すると、そのコンテンツを端末20Aおよび20Bに送信するように通信部14を制御する(C5)。これにより、端末20Aの制御部21は、図14に示すように、サーバ10から送信されたコンテンツC1をプレイ画面62のチャット欄81に出力する(A4)。また、端末20Bの制御部21は、サーバ10から送信されたコンテンツC1を管理画面87のチャット欄88に出力する(B3)。
【0101】
同様に、端末20Aの制御部21は、プレイ画面62のチャット欄81にコンテンツC2が入力されると、そのコンテンツC2をサーバ10に送信するように通信部22を制御する(A5)。プレイヤAは、例えば、コンテンツC1に対する返答またはオペレータBに対する質問などのコンテンツC2を送信してもよい。ここで、チャット欄81は、コンテンツC2を自由入力可能に構成されてもよい。また、チャット欄81は、予め設定された定型文またはスタンプなどから選択されるコンテンツC2のみ入力可能に構成されてもよい。
【0102】
サーバ10の制御部11は、端末20AからコンテンツC2を受信すると、そのコンテンツC2を端末20Aおよび20Bに送信するように通信部14を制御する(C6)。これにより、端末20Aの制御部21は、サーバ10から送信されたコンテンツC2をプレイ画面62のチャット欄81に出力する(A6)。また、端末20Bの制御部21は、サーバ10から送信されたコンテンツC2を管理画面87のチャット欄88に出力する(B4)。
【0103】
このように、サーバ10の制御部11は、チャット開始条件に基づいて、プレイヤAの端末20AおよびオペレータBの端末20Bのうち、一方の端末20から送信されたコンテンツを他方の端末20に送信するように通信部14を制御する。また、サーバ10の制御部11は、上記のように端末20Aおよび20Bのチャット機能を有効化すると、そのチャット機能を終了するチャット終了条件が満たされたか否かを判定する(C7)。例えば、チャット終了条件は、アシスト作業の完了を示すアシスト完了条件が充足されたことを含んでもよい。例えば、端末20Bの制御部21は、図13に示すアシスト完了ボタン86cがオペレータBにより入力操作されると、アシスト作業の完了を示すアシスト完了通知をサーバ10に送信する。そして、サーバ10の制御部11は、アシスト完了通知を端末20Bから受信した場合に、アシスト完了条件が充足されたと判定してもよい。
【0104】
サーバ10の制御部11は、チャット終了条件が満たされたと判定されるまで、ステップC7の処理を繰り返す。そして、サーバ10の制御部11は、チャット終了条件が満たされたと判定されると、プレイヤAの端末20AとオペレータBの端末20Bに対して、チャット機能の無効化を要求する(C8)。
【0105】
これにより、端末20Aの制御部21は、プレイ画面62のチャット欄81に対するコンテンツの入力受け付けを停止する(A7)。また、端末20Bの制御部21は、管理画面87のチャット欄88に対するコンテンツの入力受け付けを停止する(B5)。
【0106】
また、サーバ10の制御部11は、アシスト発生条件の充足時にコンティニュー情報68の機能を停止している場合、そのコンティニュー情報68の機能を再開してもよい。例えば、サーバ10の制御部11は、制限時間68aの進行を再開してもよい。また、サーバ10の制御部11は、開始ボタン68bの機能を再開してもよい。
【0107】
そして、端末20Aの制御部21は、コンティニュー情報68の開始ボタン68bに対するプレイヤAの入力操作に基づいて、プレイヤAが景品獲得ゲームを終了するか否かを判定する(A8)。端末20Aの制御部21は、開始ボタン68bが操作された場合には、プレイヤAが景品獲得ゲームを再度プレイすると判定し、ステップA1に戻って、ゲーム開始要請をサーバ10に送信する。一方、端末20Aの制御部21は、制限時間68a内に開始ボタン68bが操作されない場合には、プレイヤAが景品獲得ゲームを終了すると判定し、景品獲得ゲームを終了する。
【0108】
なお、本実施形態では、サーバ10の制御部11は、アシスト開始ボタン86bに対するオペレータBの入力操作に基づいて、端末20Aおよび20Bのチャット機能を有効化したが、チャット開始条件に基づいてチャット機能を有効化すればよく、これに限定されない。例えば、サーバ10の制御部11は、端末20Aのプレイ画面62を待機状態とした段階(アシスト発生条件が充足された段階)で端末20Aおよび20Bのチャット機能を有効化してもよい。また、サーバ10の制御部11は、景品獲得ゲームが開始された段階で端末20Aおよび20Bのチャット機能を有効化してもよい。
【0109】
また、本実施形態では、サーバ10の制御部11は、アシスト完了ボタン86cに対するオペレータBの入力操作に基づいて、端末20Aおよび20Bのチャット機能を無効化したが、チャット終了条件に基づいてチャット機能を無効化すればよく、これに限定されない。例えば、サーバ10の制御部11は、コンティニュー情報68の開始ボタン68bに対するオペレータBの入力操作に基づいて、端末20Aおよび20Bのチャット機能を無効化してもよい。また、プレイ画面62および管理画面87にチャット終了ボタンを設けてもよい。これにより、サーバ10の制御部11は、チャット終了ボタンに対するプレイヤAまたはオペレータBの入力操作に基づいて、端末20Aおよび20Bのチャット機能を無効化してもよい。また、サーバ10の制御部11は、景品獲得ゲームが終了された段階で端末20Aおよび20Bのチャット機能を無効化してもよい。
【0110】
なお、オペレータBの管理画面87は、プレイヤにより操作されていない特定の景品獲得装置40について、プレイヤからゲーム開始要請を受け付けないようにサーバ10に指示する、図示しない受付不可ボタンを含んでもよい。例えば、オペレータBが景品獲得装置40を見回りしているときに、問題が生じた景品獲得装置40、具体的にはクレーン49で獲得できない位置に景品Pが移動した景品獲得装置40、故障などによりメンテナンスが必要な景品獲得装置40などをオペレータBが発見することがある。端末20Bの制御部21は、受付不可ボタンがオペレータBにより入力操作されて、問題が生じた景品獲得装置40が指定されると、その景品獲得装置40に対する受付不可指示をサーバ10に送信する。そして、サーバ10の制御部11は、受付不可指示を端末20Bから受信すると、その指示に対応する景品獲得装置40について新たなゲーム開始要請を受け付けないように景品獲得ゲームのアプリケーションなどを制御してもよい。
【0111】
<第1実施形態の効果>
第1実施形態では、サーバ10の通信部14が、景品獲得装置40を操作するプレイヤAの端末20Aおよび景品獲得装置40のオペレータBの端末20Bと通信する。そして、サーバ10の制御部11は、チャット開始条件に基づいて、プレイヤAの端末20AおよびオペレータBの端末20Bのうち、一方の端末20から送信されたコンテンツを他方の端末20に送信するように通信部14を制御する。
【0112】
このような構成による効果の一例として、プレイヤAは、景品獲得装置40のオペレータBと容易に交流することができる。これにより、プレイヤAは、オペレータBと交流してアシストの意図などを確認することができる。また、オペレータBは、各プレイヤに対して適切にサービスを提供することができる。
【0113】
また、第1実施形態では、チャット開始条件は、景品獲得装置40における景品Pの獲得をオペレータBがアシストするアシスト発生条件が充足されたことを含む。
【0114】
このような構成による効果の一例として、プレイヤAは、景品Pのアシスト作業についてオペレータBと容易に交流することができる。
【0115】
また、第1実施形態では、端末20Aの通信部22は、景品獲得装置40のオペレータBの端末20Bとサーバ10を介して通信する。そして、端末20Aの制御部21は、チャット開始条件に基づいて、オペレータBの端末20Bに送信するコンテンツC2の入力を受け付ける。
【0116】
このような構成による効果の一例として、プレイヤAは、景品獲得装置40のオペレータBと容易に交流することができる。
【0117】
<第1変形例(1)>
第1実施形態では、端末20Aおよび20Bは、文字を含むコンテンツを送信したが、コンテンツを送信すればよく、これに限定されない。
【0118】
第1変形例(1)では、端末20Aおよび20Bは、音を含むコンテンツを送受信するチャット機能を有する。
【0119】
まず、第1実施形態と同様に、サーバ10の制御部11は、チャット開始条件に基づいて、端末20Aおよび20Bに対してチャット機能の有効化を要求する(C4)。これにより、端末20Aの制御部21は、マイク25に対する音を含むコンテンツの入力をプレイヤAから受け付ける(A3)。同様に、端末20Bの制御部21は、マイク25に対する音を含むコンテンツの入力をオペレータBから受け付ける(B1)。例えば、端末20Bの制御部21は、マイク25に対して音からなるコンテンツが入力されると、コンテンツをサーバ10に送信する(B2)。そして、サーバ10の制御部11は、端末20Bからコンテンツを受信すると、そのコンテンツを端末20Aに送信する(C5)。
【0120】
これにより、端末20Aの制御部21は、図15に示すように、音からなるコンテンツC1をスピーカ26から出力する(A4)。このとき、サーバ10の制御部11は、音からなるコンテンツC1と共に文字からなるコンテンツC1を端末20Aに送信してもよい。例えば、サーバ10の制御部11は、端末20Bから受信した音からなるコンテンツC1を文字に変換し、その文字からなるコンテンツC1を、音からなるコンテンツC1と共に端末20Aに送信してもよい。これにより、端末20Aの制御部21は、音からなるコンテンツC1をスピーカ26から出力すると共に、文字からなるコンテンツC1をプレイ画面62のチャット欄81に出力する。
【0121】
また、サーバ10の制御部11は、端末20Aおよび20Bのうち、文字からなるコンテンツを一方の端末20から受信すると、そのコンテンツを音からなるコンテンツに変換し、音からなるコンテンツを他方の端末20に送信してもよい。これにより、他方の端末20の制御部21は、音からなるコンテンツを出力することになる。また、端末20Aおよび20Bの制御部21は、文字からなるコンテンツをサーバ10から受信すると、そのコンテンツを音からなるコンテンツに自身で変換して出力してもよい。
【0122】
なお、本実施形態では、端末20Aおよび20Bは、音からなるコンテンツと文字からなるコンテンツを送受信する同じチャット機能を備えたが、端末20Aと端末20Bの間でコンテンツを送信できればよく、これに限定されない。例えば、端末20Aは、文字からなるコンテンツを送受信するチャット機能を備え、端末20Bは、音からなるコンテンツを送受信するチャット機能を備えてもよい。このとき、サーバ10の制御部11は、端末20Bから送信された音からなるコンテンツを文字からなるコンテンツに変換して端末20Aに送信し、端末20Aから送信された文字からなるコンテンツを音からなるコンテンツに変換して端末20Bに送信してもよい。
【0123】
<第1変形例(1)の効果>
第1変形例(1)では、端末20Aおよび20Bは、音を含むコンテンツを送受信するチャット機能を有する。
【0124】
このような構成による効果の一例として、オペレータBは、コンテンツの入力によりアシスト作業に影響することを抑制することができる。
【0125】
また、第1変形例(1)では、端末20Aおよび20Bは、音を含むコンテンツと共に文字を含むコンテンツを出力する。
【0126】
このような構成による効果の一例として、プレイヤAおよびオペレータBは、音を含むコンテンツを聞き逃した場合でも、文字を含むコンテンツにより、その内容を確認することができる。
【0127】
<第2実施形態>
第1実施形態では、サーバ10の制御部11は、アシスト発生条件が充足されたことに基づいて、端末20Aおよび20Bに対してチャット機能の有効化を要求したが、チャット開始条件に基づいてチャット機能を有効化できればよく、これに限定されない。
【0128】
第2実施形態では、サーバ10の制御部11は、プレイヤAがオペレータBとのチャットを要求したことをチャット開始条件として、端末20Aおよび20Bに対してチャット機能の有効化を要求する。
【0129】
なお、第1実施形態と同一の構成については同一の符号を付して再度の説明を省略する。第4実施形態に記載の内容は、他の各実施形態のいずれにも適用可能である。
【0130】
まず、第1実施形態と同様に、サーバ10の制御部11が、端末20Aから送信される操作指示に基づいて景品獲得装置40を制御しつつ(C2)、チャット開始条件が満たされたか否かを判定する(C3)。ここで、チャット開始条件は、プレイヤAがオペレータBとのチャットを要求したことを含んでもよい。
【0131】
例えば、クレーン49が届かない位置に景品Pが移動するなど、景品獲得ゲームに問題が生じると、オペレータBの補助が必要となる場合がある。そこで、端末20Aの制御部21は、図16に示すように、サーバ10に対してオペレータBとのチャットを要求する呼出ボタン89をプレイ画面62に表示してもよい。端末20Aの制御部21は、呼出ボタン89に対するプレイヤAの入力操作に応じて、チャット要求通知をサーバ10に送信する。
【0132】
サーバ10の制御部11は、チャット要求通知を端末20Aから受信すると、端末20Aのプレイ画面62を待機状態とし、オペレータBを呼び出し中であることを示す呼び出し通知を端末20Aに送信してもよい。例えば、サーバ10の制御部11は、撮影画像61に重畳して、「呼び出し中」との文字を表示するように呼び出し通知を端末20Aに送信してもよい。また、サーバ10の制御部11は、撮影画像61に換えて、呼び出し中を示す待機画面を表示するように呼び出し通知を端末20Aに送信してもよい。
【0133】
そして、サーバ10の制御部11は、端末20Aから送信されたチャット要求通知に基づいてチャット開始条件が満たされたと判定し、プレイヤAの端末20AとオペレータBの端末20Bに対して、チャット機能の有効化を要求する(C4)。例えば、サーバ10の制御部11は、チャット要求通知の受信によりチャット開始条件が満たされたと判定し、端末20Aおよび20Bにチャット機能の有効化を要求してもよい。
【0134】
また、サーバ10の制御部11は、チャット要求通知に基づいてオペレータBが景品獲得装置40の場所に到着したときに、チャット開始条件が満たされたと判定し、端末20Aおよび20Bにチャット機能の有効化を要求してもよい。具体的には、サーバ10の制御部11は、チャット要求通知に基づいて、オペレータBに対してプレイヤAからの呼び出しを通知する呼び出し通知をオペレータBの端末20Bに送信してもよい。これにより、端末20Bの制御部21は、例えば図17に示すように、サーバ10から送信された呼び出し通知90を景品獲得装置40の管理画面87に表示させる。ここで、呼び出し通知90は、景品獲得装置40の識別情報90aと、応対開始ボタン90bと、応対完了ボタン90cとを含んでもよい。識別情報90aは、例えば、景品獲得装置40の名称、種類または場所などを示すように構成されてもよい。また、応対開始ボタン90bは、オペレータBの入力に応じて、プレイヤAの応対開始をサーバ10に通知するように構成されてもよい。また、応対完了ボタン90cは、オペレータBの入力に応じて、プレイヤAの応対完了をサーバ10に通知するように構成されてもよい。
【0135】
この呼び出し通知90により、オペレータBは、景品獲得装置40を操作するプレイヤAからの呼び出しを速やかに把握することができる。また、オペレータBは、識別情報90aに基づいて、対応する景品獲得装置40の場所に確実に移動することができる。続いて、端末20Bの制御部21は、景品獲得装置40の場所に到着したオペレータBにより応対開始ボタン90bが入力操作されると、プレイヤAの応対を開始することを示す応対開始通知をサーバ10に送信する。そして、サーバ10の制御部11は、応対開始通知の受信によりチャット開始条件が満たされたと判定し、端末20Aおよび20Bにチャット機能の有効化を要求してもよい。
【0136】
これにより、端末20Bの制御部21は、図16に示すように、サーバ10を介して、オペレータBから入力されたコンテンツC1を端末20Aに送信する(B2)。また、端末20Aの制御部21サーバ10を介して、プレイヤAから入力されたコンテンツC2を端末20Bに送信する(A4)。オペレータBは、コンテンツのやり取りに基づいて、プレイヤAの要求を把握、例えばクレーン49が届かない位置に景品Pが移動したことを把握し、景品Pを適切な位置に移動させることができる。また、オペレータBは、コンテンツのやり取りに基づいて、プレイヤAの詳細な要求内容を把握することができる。
【0137】
続いて、サーバ10の制御部11は、第1実施形態と同様に、チャット機能を終了するチャット終了条件が満たされたか否かを判定する(C7)。例えば、端末20Bの制御部21は、図17に示す応対完了ボタン90cがオペレータBにより入力操作されると、応対完了通知をサーバ10に送信する。そして、サーバ10の制御部11は、応対完了通知を端末20Bから受信した場合に、チャット終了条件が充足されたと判定してもよい。これにより、サーバ10の制御部11は、プレイヤAの端末20AとオペレータBの端末20Bに対して、チャット機能の無効化を要求する(C8)。
【0138】
なお、本実施形態では、サーバ10の制御部11は、プレイヤAがオペレータBとのチャットを要求したことのみに基づいてチャット機能を有効化したが、チャット開始条件に基づいてチャット機能を有効化できればよく、これに限定されない。例えば、サーバ10の制御部11は、アシスト発生条件が充足され且つプレイヤAがオペレータBとのチャットを要求したことに基づいて、チャット機能を有効化してもよい。具体的には、サーバ10の制御部11は、アシスト発生条件が充足された状態で、呼出ボタン89に対するプレイヤAの入力操作に応じて端末20Aから送信されたチャット要求通知を受信した場合に、端末20Aおよび20Bにチャット機能の有効化を要求してもよい。
【0139】
<第2実施形態の効果>
第2実施形態では、チャット開始条件は、プレイヤAがオペレータBとのチャットを要求したことを含む。
【0140】
このような構成による効果の一例として、プレイヤAは、景品獲得ゲームに問題が生じた際にオペレータBと容易に交流することができる。
【0141】
<第3実施形態>
第1実施形態および第2実施形態では、サーバ10の制御部11は、チャット開始条件が満たされると、オペレータBの端末20Bへのコンテンツの送信処理またはオペレータBの呼び出し処理を回数の制限なく実施した。しかしながら、オペレータBが、特定のプレイヤAに頻繁に呼び出されると、オペレータBの業務の妨げとなるおそれがある。
【0142】
第3実施形態では、サーバ10の制御部11は、プレイヤAとオペレータBとのチャット履歴に基づいて、オペレータBに対するプレイヤAのチャット量が所定値以上の場合、端末20Aと端末20Bとの間の通信を制限する。
【0143】
なお、第1実施形態および第2実施形態と同一の構成については同一の符号を付して再度の説明を省略する。第3実施形態に記載の内容は、他の各実施形態のいずれにも適用可能である。
【0144】
まず、第2実施形態と同様に、端末20Aの制御部21は、例えば図16に示す呼出ボタン89に対するプレイヤAの入力操作に基づいて、チャット要求通知をサーバ10に送信する。続いて、サーバ10の制御部11は、チャット要求通知に基づいてチャット開始条件が満たされたと判定し、端末20Aおよび20Bにチャット機能の有効化を要求する(C4)。これにより、端末20Aの制御部21は、プレイヤAからのコンテンツの入力を受け付ける(A3)。端末20Aの制御部21は、プレイヤAによりコンテンツが入力されると、サーバ10を介して、そのコンテンツを端末20Bに送信する。また、端末20Bの制御部21は、オペレータBによりコンテンツが入力されると、サーバ10を介して、そのコンテンツを端末20Bに送信する。
【0145】
ここで、サーバ10の制御部11は、プレイヤAとオペレータBとのチャット履歴に基づいて、端末20Aと端末20Bとの通信を制限してもよい。例えば、サーバ10の制御部11は、プレイヤAとオペレータBとのチャット履歴に基づいて、呼出ボタン89によるチャット要求通知の送信を制限してもよい。また、サーバ10の制御部11は、景品獲得装置40においてエラー(例えば、装置の故障、景品Pの引っ掛かり、クレーン49の不具合など)が生じた場合には、端末20Aと端末20Bとの通信の制限を解除してもよい。
【0146】
具体的には、サーバ10の制御部11は、プレイヤAとオペレータBとのチャット履歴に基づいて、オペレータBに対するプレイヤAのチャット量を算出する。例えば、サーバ10の制御部11は、プレイヤAとオペレータBとのチャット履歴に基づいて、オペレータBの呼び出し回数、オペレータBへのコンテンツの送信回数などのチャット回数を算出し、その回数が所定値以上の場合、呼出ボタン89を入力不可に制御してもよい。これにより、プレイヤAによるオペレータBの呼び出し回数が制限されることになる。
【0147】
また、サーバ10の制御部11は、景品獲得装置40においてエラーが検出された場合、呼出ボタン89に対する制限を解除、すなわち呼出ボタン89を入力可能に制御してもよい。これにより、プレイヤAは、景品獲得装置40において問題が生じた場合には、オペレータBを適切に呼び出すことができる。
【0148】
なお、本実施形態では、サーバ10の制御部11は、プレイヤAとオペレータBとのチャット回数に基づいて通信を制限したが、チャット履歴に基づいて通信を制限すればよく、これに限定されない。例えば、サーバ10の制御部11は、景品獲得ゲームがプレイヤAにより連続的に繰り返しプレイされる場合に、あるゲームでプレイヤAがオペレータBを呼び出すと、そのゲームから所定のプレイ回数(例えば10回)の間、端末20Aと端末20Bとの通信を制限してもよい。また、サーバ10の制御部11は、プレイヤAが別の景品獲得ゲームに移る(プレイするゲームの種類を変える)場合、端末20Aと端末20Bとの通信の制限を解除してもよい。また、サーバ10の制御部11は、プレイヤAが別の景品獲得ゲームに移る場合、前のゲームで通信を制限する残りプレイ回数を今回のゲームに継続して適用してもよい。
【0149】
<第3実施形態の効果>
第3実施形態では、サーバ10の制御部11は、プレイヤAとオペレータBとのチャット履歴に基づいて、通信を制限する。
【0150】
このような構成による効果の一例として、サーバ10の制御部11は、プレイヤAとのチャットによるオペレータBの業務への影響を抑制することができる。
【0151】
<第4実施形態>
第1実施形態~第3実施形態では、チャット欄81は、プレイ画面62において操作ボタン66の下側に配置されたが、これに限定されない。例えば、チャット欄81は、プレイ画面62において撮影画像61に重畳して表示されてもよい。
【0152】
第4実施形態では、サーバ10の制御部11は、オペレータBが配置した景品Pの位置に応じて、コンテンツが表示されるチャット欄81の表示領域を制御する。
【0153】
なお、第1実施形態~第3実施形態と同一の構成については同一の符号を付して再度の説明を省略する。第4実施形態に記載の内容は、他の各実施形態のいずれにも適用可能である。
【0154】
まず、第1実施形態と同様に、サーバ10の制御部11は、景品獲得装置40を操作するプレイ画面62を端末20Aに送信する(C1)。これにより、図18Aに示すように、端末20Aの表示部24にプレイ画面62が表示される。このとき、プレイ画面62は、景品獲得装置40の撮影画像61に重畳してチャット欄81が表示されるように構成されてもよい。そして、端末20Aの制御部21は、プレイ画面62の操作ボタン66に対するプレイヤAの入力操作に基づいて、景品獲得装置40の操作指示をサーバ10に送信する(A2)。サーバ10の制御部11は、端末20Aから操作指示を受信すると、その操作指示に基づいて、景品獲得装置40を制御する(C2)。
【0155】
ここで、サーバ10の制御部11は、プレイヤAの端末20AとオペレータBの端末20Bとの間でチャットを開始するチャット開始条件が満たされたか否かを判定する(C3)。例えば、サーバ10の制御部11は、アシスト発生条件の充足によりチャット開始条件が満たされたと判定してもよい。サーバ10の制御部11は、チャット開始条件が満たされたと判定すると、図18Bに示すように、オペレータBが配置した景品Pの位置に応じて、コンテンツが表示されるチャット欄81の表示領域を制御する。
【0156】
例えば、サーバ10の制御部11は、景品獲得装置40に配置される景品Pの位置に応じて予め設定された表示領域に表示されるようにチャット欄81の位置および大きさを変更してもよい。ここで、表示領域は、景品獲得装置40に配置された景品P、クレーン49または落とし口50に重ならない位置または大きさ、例えば景品室Rの背面部に収まるように設定されてもよい。
【0157】
そして、サーバ10の制御部11は、プレイヤAの端末20AとオペレータBの端末20Bに対して、チャット機能の有効化を要求する(C4)。
【0158】
なお、本実施形態では、サーバ10の制御部11は、撮影画像61において景品室Rの背面部に収まるようにチャット欄81の表示領域が変更されたが、景品Pの位置に応じてコンテンツの表示領域を制御すればよく、これに限定されない。例えば、サーバ10の制御部11は、チャット開始条件が満たされたと判定すると、図14に示すように、撮影画像61に重ならないようにコンテンツの表示領域を変更してもよい。
【0159】
<第4実施形態の効果>
第4実施形態では、サーバ10の制御部11は、オペレータBが配置した景品Pの位置に応じてコンテンツの表示領域を制御する。
【0160】
このような構成による効果の一例として、コンテンツの表示領域が、オペレータBのアシスト作業により変更された景品Pの位置に重なるのを抑制することができる。
【0161】
<その他>
本開示の実施形態を諸図面や実施例に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形や修正を行うことが容易であることに注意されたい。従って、これらの変形や修正は本開示の範囲に含まれることに留意されたい。限定でなく例として、各手段、各ステップ等に含まれる機能等は論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の手段やステップ等を1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。また、各実施形態に示す構成を適宜組み合わせることとしてもよい。
【符号の説明】
【0162】
1 システム
10 サーバ
20 端末
30 ネットワーク
40 ゲーム機(景品獲得装置)
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18