(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024083004
(43)【公開日】2024-06-20
(54)【発明の名称】皮膚外用組成物、
(51)【国際特許分類】
A61K 8/60 20060101AFI20240613BHJP
A61K 8/55 20060101ALI20240613BHJP
A61K 8/73 20060101ALI20240613BHJP
A61Q 19/00 20060101ALI20240613BHJP
A61Q 19/10 20060101ALI20240613BHJP
A61K 8/49 20060101ALI20240613BHJP
【FI】
A61K8/60
A61K8/55
A61K8/73
A61Q19/00
A61Q19/10
A61K8/49
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022197275
(22)【出願日】2022-12-09
(71)【出願人】
【識別番号】000214272
【氏名又は名称】長瀬産業株式会社
(71)【出願人】
【識別番号】517298378
【氏名又は名称】株式会社ナガセビューティケァ
(74)【代理人】
【識別番号】100088155
【弁理士】
【氏名又は名称】長谷川 芳樹
(74)【代理人】
【識別番号】100128381
【弁理士】
【氏名又は名称】清水 義憲
(74)【代理人】
【識別番号】100124062
【弁理士】
【氏名又は名称】三上 敬史
(72)【発明者】
【氏名】末時 隼人
(72)【発明者】
【氏名】肥田野 尚子
(72)【発明者】
【氏名】石原 達也
(72)【発明者】
【氏名】中牟田 謹行
(72)【発明者】
【氏名】コックス 寿暖
【テーマコード(参考)】
4C083
【Fターム(参考)】
4C083AA032
4C083AA112
4C083AB032
4C083AC022
4C083AC072
4C083AC102
4C083AC122
4C083AC172
4C083AC182
4C083AC242
4C083AC372
4C083AC422
4C083AC482
4C083AC642
4C083AC682
4C083AC851
4C083AC852
4C083AC891
4C083AC892
4C083AD092
4C083AD112
4C083AD211
4C083AD212
4C083AD282
4C083AD332
4C083AD492
4C083AD571
4C083AD572
4C083AD642
4C083AD662
4C083CC03
4C083CC05
4C083CC23
4C083DD31
4C083EE06
4C083EE07
4C083EE12
(57)【要約】
【課題】十分な保湿効果等を発揮させることができる皮膚外用組成物を提供する。
【解決手段】皮膚外用組成物は、次の成分(A)及び成分(B)を含む。
(A)トレハンジェリン類
(B)グリコシルトレハロース、加水分解水添デンプン、リゾフォスファチジン酸、リゾレシチン、レシチン、エクトイン、エチドロン酸からなる群から選択される1種以上
【選択図】なし
【特許請求の範囲】
【請求項1】
次の成分(A)及び成分(B)を含む、皮膚外用組成物。
(A)トレハンジェリン類
(B)グリコシルトレハロース、加水分解水添デンプン、リゾフォスファチジン酸、リゾレシチン、レシチン、エクトイン、エチドロン酸からなる群から選択される1種以上
【請求項2】
成分(B)は、グリコシルトレハロース、及び、加水分解水添デンプンを含む、請求項1に記載の皮膚外用組成物。
【請求項3】
成分(A)の含有質量を1としたときに、成分(B)の各成分の配合量が0.01~2000である、請求項1又は2に記載の皮膚外用組成物。
【請求項4】
請求項1又は2に記載の皮膚外用組成物を含む、化粧品。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、皮膚外用組成物に関する。
【背景技術】
【0002】
トレハンジェリン類(Trehangelins)は、トレハロースのアンジェリカ酸ジエステル体の総称である。
【0003】
これまで、トレハンジェリン類の有する機能について、いくつかの文献が知られている(特許文献1~3参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特許6249415号公報
【特許文献2】特許6951702号公報
【特許文献3】特許6406636号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記のように、トレハンジェリン類を配合する化粧品などに関しては基礎研究はなされているものの、トレハンジェリン類と特定の成分と組み合わせた場合の保湿効果や肌状態の改善効果は不明であった。
【0006】
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、十分な保湿効果や肌状態の改善効果を発揮させることができる皮膚外用組成物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らが種々の配合を鋭意検討したところ、トレハンジェリン類と、特定の成分とのを組み合わせた皮膚外用組成物において、皮膚の保湿性能等に優れることを見いだし、本発明に想到するに至った。
【0008】
[1]次の成分(A)及び成分(B)を含む、皮膚外用組成物。
(A)トレハンジェリン類
(B)グリコシルトレハロース、加水分解水添デンプン、リゾフォスファチジン酸、リゾレシチン、レシチン、エクトイン、エチドロン酸からなる群から選択される1種以上
[2]成分(B)は、グリコシルトレハロース、及び、加水分解水添デンプンを含む、[1]に記載の組成物。
[3]成分(B)は、さらに、リゾフォスファチジン酸を含む、[1]又は[2]に記載の外用組成物。
[4]成分(A)の含有質量を1としたときに、成分(B)の各成分の配合量が0.01~2000である、[1]~[3]のいずれか一項に記載の外用組成物。
[5][1]~[4]のいずれか一項に記載の外用組成物を含む、化粧品。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、皮膚の保湿性能等に優れる皮膚外用組成物が提供される。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明のいくつかの実施形態について詳細に説明する。ただし、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。
【0011】
(皮膚外用組成物)
本発明の実施形態に係る皮膚外用組成物は、次の成分(A)及び成分(B)を含む。
(A)トレハンジェリン類
(B)グリコシルトレハロース、加水分解水添デンプン、リゾフォスファチジン酸、リゾレシチン、レシチン、エクトイン、エチドロン酸からなる群から選択される1種以上
【0012】
(成分(A):トレハンジェリン類)
トレハンジェリン類とは、トレハロースのアンジェリカ酸ジエステル体の総称である。
【0013】
トレハンジェリン類の一般式を以下に示す。
【0014】
【化1】
[式中、R
1~R
3のいずれか一つは2-メチルブタ-2-エノイル基であり、残りの二つは水素原子を示し、かつ、R
4~R
6のいずれか一つは2-メチルブタ-2-エノイル基であり、残りの二つは水素原子を示す。
【0015】
トレハンジェリン類の例は、トレハンジェリンA、トレハンジェリンB、及びトレハンジェリンCである。トレハンジェリン類は、トレハンジェリンA、トレハンジェリンB,トレハンジェリンCからなる群の任意の1つのみであってもよく、任意の2つの組み合わせでもよく、3つの組み合わせでもよい。
【0016】
本明細書において、トレハンジェリンAとは、以下の物性を有する化合物である:
(1)性状:透明あるいは白色粉末
(2)分子量:506
(3)分子式:C22H34O13
(4)高分解能質量分析による[M+H]+ 理論値(m/z)507.2078、 実測値(m/z)507.2087
(5)比旋光度:[α]D
25.3=+167.12°(c=0.1、メタノール)
(6)紫外部吸収極大 λmax(メタノール中):216nm
(7)赤外部吸収極大 νmax(KBr錠):=2919cm-1,1033cm-1に極大吸収を有する。
(8)1H NMR(重メタノール中)δ ppm:6.11(1H,m),5.48(1H,dd),5.21(1H,d),3.92(1H,m),3.80(1H,dd),3.73(1H,m),3.71(1H,dd),3.56(1H,dd),2.01(3H,m),1.95(3H,m)
(9)13C NMR(重メタノール中)δ ppm:169.6,138.2,129.6,95.1,76.5,73.9,71.6,70.0,62.2,20.8,16.0
(10)溶剤に対する溶解性:エタノール、メタノール及び水に易溶。クロロホルムに難溶。
【0017】
あるいは、トレハンジェリンAは下記式Iで表される化合物である。トレハンジェリンAでは、アンジェリカ酸がトレハロースの3, 3′位に結合している。
【0018】
【0019】
本明細書において、トレハンジェリンBとは、以下の物性を有する化合物である:
(1)性状:透明あるいは白色粉末
(2)分子量:506
(3)分子式:C22H34O13
(4)高分解能質量分析による[M+H]+ 理論値(m/z)507.2078、実測値(m/z)507.2074
(5)比旋光度:[α]D
25.3=+13.5°(c=0.1、メタノール)
(6)紫外部吸収極大 λmax(メタノール中):218nm
(7)赤外部吸収極大 νmax(KBr錠):=2942cm-1,1147cm-1に極大吸収を有する。
(8)1H NMR(重メタノール中)δ ppm:6.22(1H,m),6.12(1H,m),5.37(1H,d),5.30(1H,dd),5.16(1H,d),4.76(1H,dd),4.13(1H,dd),3.93(1H,ddd),3.82(1H,dd),3.72(1H,dd),3.68(1H,dd),3.67(1H,dd),3.64(1H,dd),3.60(1H,m),3.59(1H,m),3.44(1H,dd),2.08(3H,qd),2.00(3H,qd),1.96(3H,dd),1.94(3H,dq)
(9)13C NMR(重メタノール中)δ ppm:169.6,168.8,141.2,138.5,129.6,128.5,95.6,92.8,76.4,74.3,74.0,73.9,72.1,72.0,71.5,69.0,62.5,61.6,20.9,20.8,16.5,16.0
(10)溶剤に対する溶解性:エタノール、メタノール及び水に易溶。クロロホルムに難溶。
【0020】
又は、トレハンジェリンBは下記式IIで表される化合物である。トレハンジェリンBでは、アンジェリカ酸がトレハロースの3, 2′位に結合している。
【0021】
【0022】
本明細書において、トレハンジェリンCとは、以下の物性を有する化合物である:
(1)性状:透明あるいは白色粉末
(2)分子量:506
(3)分子式:C22H34O13
(4)高分解能質量分析による[M+H]+ 理論値(m/z)507.2078、実測値(m/z)507.2074
(5)比旋光度:[α]D
25.3=+11.4°(c=0.1、メタノール)
(6)紫外部吸収極大 λmax(メタノール中):218nm
(7)赤外部吸収極大 νmax(KBr錠):=2927cm-1,1149cm-1に極大吸収を有する。
(8)1H NMR(重メタノール中)δ ppm:6.15(1H,m),5.20(1H,d),4.91(1H,dd),4.07(1H,ddd),4.02(1H,dd),3.61(1H,dd),3.59(1H,dd)3.51(1H,dd),1.99(3H,m),1.91(3H,m)
(9)13C NMR(重メタノール中)δ ppm:168.8,139.5,129.0,95.1,73.4,72.4,72.3,72.0,62.3,20.7,16.1
(10)溶剤に対する溶解性:エタノール、メタノール及び水に易溶。クロロホルムに難溶。
【0023】
又は、トレハンジェリンCは下記式IIIで表される化合物である。トレハンジェリンCでは、アンジェリカ酸がトレハロースの4, 4′位に結合している。
【0024】
【0025】
(トレハンジェリンの誘導体)
トレハンジェリン類は水酸基を有することから、当業者に一般的に知られたアシル化反応を利用することによりエステル化合物であるプロドラッグを得ることができる。本発明のトレハンジェリン類はこのようなトレハンジェリンのエステル化合物をも包含する。
【0026】
具体的には、本明細書のトレハンジェリン類は、トレハンジェリンの水酸基と飽和又は不飽和の低級脂肪酸又は高級脂肪酸とがエステル結合したエステル化合物を包含する。
【0027】
本発明のトレハンジェリンのエステル化合物を与える酸としては、クロトン酸、酢酸、ペンタン酸などの脂肪族カルボン酸;安息香酸などのアリールカルボン酸;モノ又はジアルキルカルバミン酸;プロパンスルホン酸などの脂肪族スルホン酸;ベンゼンスルホン酸などのアリールスルホン酸;モルホリニルカルボン酸、オキサゾリジニルカルボン酸、アゼチジンカルボン酸などの複素環カルボン酸などを挙げることができる。
【0028】
また、本発明のトレハンジェリン類は、トレハンジェリンの水和物及び溶媒和物をも含むものである。
【0029】
トレハンジェリンは、放線菌に分類されるポリモーフォスポラ ルブラ(Polymorphosporarubra)K07-0510株(受託番号NITEBP-01411)の脱脂コムギ胚芽培地で培養した培養液を各種の有機溶媒で抽出することにより得ることができる。具体的な生産方法については、例えば、特許6406636号に記載されている。
【0030】
また、本発明のトレハンジェリン類はこのように放線菌培養物から抽出したものであってもよいし、他の植物、微生物など自然界に存在するものから抽出したものであってもよいし、化学的に合成したものであってもよい。なお、自然界に存在するものから抽出する場合、その精製度は本発明の化粧品等としての効果を示す程度であればよく、その限度において不純物を含む粗精製の抽出物であってもよい。
【0031】
トレハンジェリン類に占める、各トレハンジェリンの種類は濃度に特に限定はない。トレハンジェリンAが、トレハンジェリン類の50質量%以上(主成分)であることができ、60質量%以上、70質量%以上、80質量%以上、90質量%以上であってもよい。上述の放線菌を用いると、トレハンジェリンAを主成分として含むトレハンジェリン類混合物を得られやすい。なお、トレハンジェリン類の化粧品表示名称はトレハンゲリンス(Trehangelins)である。
【0032】
(成分(A)の配合量)
本発明の皮膚外用組成物に含まれるトレハンジェリン類の配合量としては、0.0001~10質量%程度が好ましい例としてあげられるが、用いる剤型、使用対象等の様々の条件に応じて、100質量%未満までの広範囲でその配合量を適宜設定できる。このうちでも、皮膚外用組成物に含まれるトレハンジェリン類の配合量は、0.0001から1質量%が好ましく、0.001~0.1質量%がより好ましい。
【0033】
(成分(B))
成分(B)は、グリコシルトレハロース、加水分解水添デンプン、リゾフォスファチジン酸、リゾレシチン、レシチン、エクトイン、エチドロン酸からなる群から選択される1種以上である。成分(B)は、この群から選択される任意の2以上の組み合わせでもよく、3以上の組み合わせでもよい。成分(B)は、グリコシルトレハロースと加水分解水添デンプンの組み合わせであることが特に好ましい。
【0034】
(グリコシルトレハロース)
本発明のグリコシルトレハロースは、トレハロース骨格に数個(例えば、1~3個)のグルコースがα1位と4位で結合(α1,4結合)した構造を有するトレハロース誘導体(非還元糖)の混合物であり、例えば、グルコシルトレハロース、マルトシルトレハロース、マルトトリオシルトレハロースが挙げられる(下式参照)。
【0035】
【0036】
グリコシルトレハロースは通常、上記のトレハロース誘導体の混合物であり、その製造方法は特に制限はないが、例えば、国際公開WO2004/071472号記載の方法により得ることができる。グリコシルトレハロースを含む市販製品としては、株式会社林原製の『ハローデックス』(登録商標)や『トルナーレ』(登録商標)などを挙げることができる。グリコシルトレハロースは、マルトシルトレハロースを最大成分とすることができ、例えばマルトシルトレハロースを50質量%以上、60%質量以上含むことができる。
【0037】
(加水分解水添デンプン)
加水分解水添デンプンとは、デンプンを工業的に酸あるいは酵素によって分解して、更に水素添加することによって得られる糖アルコールである。デンプンの起源としては、特に限定されるものではないが、例えばジャガイモの塊茎、サツマイモの塊根、トウモロコシ、小麦の種子、キャッサバの根茎等が挙げられる。
加水分解水添デンプンを構成する糖アルコールの例を以下に示す。
【化6】
【0038】
グリコシルトレハロース及び加水分解水添デンプンを含む具体的な製品としては、グリコシルトレハロースと加水分解水添デンプンの混合溶液である株式会社林原製の「トルナーレ」が挙げられる。
【0039】
(レシチン)
レシチンとは、植物や動物原料から得られるリン脂質、特にグリセロリン脂質を主成分とする材料であり、大豆レシチン、ヒマワリレシチン、卵黄レシチン等の油分を含む液状レシチン、該液状レシチンから油分を除き乾燥した粉末レシチン、液状レシチンを分別精製した分別レシチンが挙げられる。
【0040】
レシチンに含まれるリン脂質としては、例えば、フォスファチジルコリン、フォスファチジルエタノールアミン、フォスファチジルイノシトール、フォスファチジルセリン、フォスファチジルグリセロールが挙げられる。
【0041】
(リゾレシチン)
リゾレシチンとは、レシチンの疎水性基の内の1つを加水分解し、親水化したものをいい、酵素分解レシチンとも呼ばれる。
【0042】
リゾレシチンの製造に用いられるレシチン由来原料は特に制限されず、例えば、大豆レシチン、卵黄レシチン、ヒマワリレシチンが挙げられる。
【0043】
また、加水分解方法も特に制限されないが、例えば、酵素処理が挙げられる。酵素処理に用いる酵素は特に制限されず、例えば、ホスホリパーゼA1、ホスホリパーゼA2、ホスホリパーゼB、ホスホリパーゼC、ホスホリパーゼDが挙げられる。中でも、ホスホリパーゼA1やホスホリパーゼA2が好ましい。
【0044】
例えば、リゾレシチンは、レシチンの2位の脂肪酸エステル結合をホスホリパーゼにより加水分解したものであってよい。
【0045】
リゾレシチンに含まれるリゾリン脂質は、特に制限されず、例えば、リゾフォスファチジルコリン、リゾフォスファチジルエタノールアミン、リゾフォスファチジルイノシトール、リゾフォスファチジルセリン、リゾフォスファチジルグリセロールが挙げられる。
【0046】
特にレシチンの2位の脂肪酸をホスホリパーゼA2によって切断した液状リゾレシチンを、さらに分別精製して脱油させた25℃環境で固体のリゾレシチン(酵素分解分別レシチン)が好ましい。リゾレシチン中のリゾフォスファチジルコリン濃度は、15質量%以上が好ましく、65質量%以上がより好ましい。
【0047】
リゾレシチンの製造は、例えば、酵素分解、減圧乾燥、加圧ろ過、精製、分別の従来公知の方法で行うことができ、特に制限されない。リゾレシチンの性状は、酵素分解後、脱油工程を行っていない液状酵素分解レシチン、脱油を行った粉末酵素分解レシチン、粉末酵素分解レシチンのうち、特定の成分を高濃度化させた酵素分解分別レシチン等が挙げられる。
中でも、脱油を行った粉末酵素分解レシチンが好ましく、分別工程でリゾフォスファチジルコリン濃度を高めた酵素分解分別レシチンがより好ましい。また、リゾレシチンは、市販品であってもよい。市販品としては、例えば、SLP-ホワイトリゾ(辻製油社製)、SLP-LPC70(辻製油社製)が挙げられる。
【0048】
(リゾフォスファチジン酸)
リゾフォスファチジン酸は、以下の式で表される化合物である。
【0049】
【化7】
Rは、脂肪酸から-COOHを除いた残基である。脂肪酸の例は、パルミチン酸、ステアリン酸などの飽和脂肪酸、オレイン酸、リノール酸、パルミトレイン酸などの不飽和脂肪酸である。
【0050】
リゾフォスファチジン酸は、リン脂質にホスホリパーゼDを添加・処理することによりフォスファチジン酸を生成させた後、該フォスファチジン酸にホスホリパーゼA2を添加し処理して得ることができる。詳細については、特開2005-245235号公報に開示がある。
また、リゾフォスファチジン酸については、ナガセケムテックス製のLPAなどが市販されており、これは、リゾフォスファチジン酸、レシチン、リゾレシチンの混合物である。
【0051】
皮膚外用組成物における成分(B)の各成分の配合量に特に限定はないが、成分(A)の1質量部あたり、0.01質量部以上2000質量部以下であってよく、0.05質量部以上1000質量部以下であってよく、0.1質量部以上500質量部以下であってよく1.0質量部以上100質量部以下であってよい。
【0052】
具体的には、成分(B)は、グリコシルトレハロース、及び、加水分解水添デンプンを含むことが好適である。
成分(B)は、さらに、リゾフォスファチジン酸を含むことも好適である。
【0053】
(他の成分)
本発明で用いる成分(A)及び成分(B)の組み合わせは、皮膚における保湿性能等を向上させる作用を発揮するので、それ単独で本発明の皮膚外用組成物の有効成分として有利に利用できる。しかしながら、本発明の皮膚外用組成物は、必要に応じて、後述する他の成分(各種作用効果を奏する植物抽出物又は化合物など)を配合することができる。
【0054】
(肌のターンオーバー改善作用を有する植物抽出物又は化合物)
例えば、肌のターンオーバー改善作用を有する植物抽出物又は化合物として、ゴマ、ジオウ、モモ、甘草、サボテン、小麦胚芽、ワイルドストロベリー、セージ、ミント、ペパーミント、ドクダミ、キャッツクロー、シソ、ビワ、ツバキ、タイソウ、アイ、アケビ、アシタバ、アスナロ、アセロラ、アルテア、アロエ、イチョウ、オウバク、オトギリソウ、オリーブ、オレンジ、カミツレ、クインスシード、グレープフルーツ、ケイヒ、月桃、ジユ、シラカバ、スターフルーツ、センブリ、ソウハクヒ、チャ、チョウジ、ニンジン、ハマメリス、バラ、ヒマラヤンラズベリー、ブッチャーブルーム、プルーン、ボタンピ、マロニエ、メマツヨイグサ、ヤグルマソウ、ユーカリ、ユキノシタ、ユズ、ヨクイニン、ラン、レモン、レンゲ草、ローズヒップ、ローズマリー、サクラ、ヒバマタ、ロウドク、キンカラン、ジャショウシ、ボルド、ヒマ、サッサフラスノキ、アンジェリカ、ズイコウロウドク、カシニュウコウジュ、カンズイ、ホウセンカ、レンギョウ、ムラサキウマゴヤシ、モツヤクジュ、クィーンズ・ディライト、ヒカゲノカズラ、トキンソウ、ジャショウ、イチジク、モクレン、ハクモクレン、シラカンバ、ウスバアカザ、スイカズラ、クチナシ、トウニン、タイソウなどの植物の抽出物、海藻、クロレラ、ローヤルゼリー、チンピ、カルニチン、ニコチン酸アミド、ピリドキシン塩酸塩、ヒアルロン酸、グリコール酸、クエン酸、乳酸、リンゴ酸、酒石酸、2-ヒドロキシ酪酸、3-ヒドロキシ酪酸、タルトロン酸、ビタミンA類、グリチルリチン酸誘導体、アラントイン、ジクロフェナク、フェルビナク、イブプロフェン、ケトプロフェン、ロキソプロフェン及びそれらの塩などを配合でき、それらの1種又は2種以上を適宜組み合わせて配合することができる。
【0055】
前記肌のターンオーバー改善作用を有する植物抽出物又は化合物それぞれの好適な配合量としては、本発明の皮膚外用組成物に対し、通常、0.001質量%以上、好適には、0.01~10質量%、より好適には、0.001~5質量%以上、さらに好適には、0.01~1質量%の範囲で配合される。
【0056】
(糖化反応抑制作用を有する植物抽出物又は化合物)
また、例えば糖化反応抑制作用を有する植物抽出物又は化合物として、アーティチョーク、アイブライト、アオミズ、アキグミ、アグリモニー、アグニ果実、アケビ、アサイ果実、アシュワガンダ、アスナロ、アセンヤクノキ、アベマキ、アマチャヅル、アニス、アメリカンマンサク、アリスチン、イカリソウ、イタドリ、イチョウ、イチヤクソウ、イチゴ、イトハユリ、イトフノリ、イヌビワ、イペ樹皮、イロハモミジ、イワトユリ、ウイキョウ、ウイッチヘーゼル、ウインターグリーン、ウコン、ウメ、ウラジロガシ、エピメジウム・ブレビコルヌム、エイジツ、エキナセア、エゾウコギ、エニシダ、エルカンプーレ、エルダー、エルバ・マテ、オウギヤシ、オウバク、オウレン、オオアザミ、オート麦、オオバタネツケバナ、オカヒジキ、オトメユリ、オニタ、オニユリ、オレガノ、オレンジ、カボチャ種子、カツアバ樹皮、カノコユリ、ガラナ、カルカデ、カンアオイ、カントウ、キキョウ、ギシギシ、クサギ、クスノハガシワ、クルマユリ、クルミ、コケモモ、コナギ、サガラメ、ザクロ、サツマイモ、サルサパリラ、サンザシ、サンショウソウ、シソ、シカクマメ、シモツケソウ、シャクヤク、ショウヨウダイオウ、シラヤマギク、シロザ、シロヨメナ、セイヨウオオバコ、セキセツソウ、ソバ、タカサゴユリ、タネツケバナ、ダビラ・ルゴサ、タモトユリ、チャデブグレ、チョウジ、チンネベリーセンナ、ツボクサ、デイジー、ディル、デビルスクロウ、ツワブキ、テッポウユリ、デビルスクロー根、テンチャ、トウニン、ドクダミ、トゲナシ、トチュウ茶葉、トマト、トルメンチラ、ナガバギシギシ、ニワトコ、ノウゼンハレン、ノコンギク、ハッカ、ハカタユリ、ハギ、ハスイモ、パッションフラワー、パッションフルーツ、パフィア根、パラミツ、ヒカンザクラ、ヒマワリ、ヒメウワバミソウ、ヒメユリ、ビラコ、ビンロウジュ、フキ、フジマメ、ブラックコホシュ、ベニバナボロギク、マタタビ、マチルス、マツ、マテバシイ、マテ茶、マドンナ・リリー、マリアアザミのソウ果、ミツバウツギ、ムベ、モズク、ヤナギ、ヤブカンゾウ、ヤマトゲバンレイシ、ヤマユリ、ヨウサイ、ヨメナ、ライチ種子、リーガル・リリー、リュウキュウチク、リュウキュウバライチゴ、リンゴ未熟果、リンデン花、ルイボス、レタス、レモン、レモングラス、レモンタイム、レモンバーベナ、レモンバーム、ローズヒップ、ローズピンクバッツ、ローズマリー、ローズレッド、ローレル、ロゼア、ロッグウッド、ワレモコウ、レンゲ草、柿葉、甘草葉、黒大豆種皮、黒米種子、月桃葉、細葉百合、西洋ヤナギ、杜仲葉、明日葉の葉などの植物の抽出物、ハナフノリ、フクロフノリ、マフノリなどの海藻の抽出物、生コーヒー豆、甘藷焼酎粕、アガリクス菌糸体などの抽出物、及びエクオール、イソフラボン、1,4-アントラキノン、1-アミノ-2-ヒドロキシメチルアントラキノン、4-アミノフェノール、1,3,5-トリヒドロキシベンゼン、コウジ酸、3,4-ジヒドロキシフェニル酢酸、カフェイン酸、イフェンプロジル、6-ヒドロキシ-2,5,7,8-テトラメチルクロマン-2-カルボン酸、6-ヒドロキシインドール、7-ヒドロキシ-4,6-ジメチルフタリド、α-リポ酸、4-ヒドロキシカルコン、真珠タンパク質加水分解物、アミノグアニジン、エリスロシンナトリウム、エルゴチオネイン、レスベラトロール、3,3´,5,5´-テトラヒドロキシスチルベンなどのヒドロキシスチルベン類、オキシインドール、カルノシン、サリチル酸、サルソリノール臭化水素酸塩、シナピン酸、トコフェリルニコチネート、ニコチン酸アミド、ノルジヒドログアイアレチン酸、プロアントシアニン、マンニトール、加水分解カゼイン、加水分解性タンニン、カテコール、クロロゲン酸、イソクロロゲン酸、ネオクロロゲン酸、クリプトクロロゲン酸、フェルリルカフェオイルキナ酸などのクロロゲン酸類、ロイコシアニジン、プルニン、プロシアニドール・オリゴマー、グルコシルルチンなどが配合でき、これらのうち1種又は2種以上を適宜組み合わせて配合してもよい。
【0057】
前記糖化反応抑制作用を有する植物抽出物又は化合物それぞれの好適な配合量としては、本発明の皮膚外用組成物に対し、通常、0.0001質量%以上、好適には、0.001~10質量%、より好適には、0.01~5質量%、さらに好適には、0.1~1質量%の範囲で配合される。
【0058】
また、本発明の皮膚外用組成物に、前記肌のターンオーバー改善作用を有する植物抽出物又は化合物とともに、前記糖化反応抑制作用を有する植物抽出物又は化合物を、通常、略等量(質量比で25:75~75:25)ずつ、皮膚外用組成物当たり、合計で、0.01~1質量%を配合したときには、成分(A)及び(B)の組み合わせによる保湿性の向上とともに、肌のターンオーバー改善作用を有する植物抽出物又は化合物と、糖化反応抑制作用を有する植物抽出物又は化合物の作用が相まって、肌の保湿性を相加効果を超えるまで著しく高めることができる。
【0059】
(L-アスコルビン酸、その誘導体、及びそれらの塩)
本発明の皮膚外用組成物は、L-アスコルビン酸、その誘導体、及びそれらの塩から選ばれる1種又は2種以上を含有していてもよい。
L-アスコルビン酸は、ビタミンCとして生体において重要な生理機能を果たす一方、酸化防止剤及び抗炎症剤としても用いられ、また、美白作用やコラーゲン産生増強作用を有するので、化粧品分野においても従来から有用な成分として汎用されている化合物である。L- アスコルビン酸は、皮膚外用組成物に配合して、シワ、小ジワ、シミ、弛みを有効に予防又は改善することができるので、本発明の皮膚外用組成物において有効成分として用いることができる。
【0060】
本発明の皮膚外用組成物の有効成分として好適なL-アスコルビン酸の誘導体は、誘導体それ自体がL-アスコルビン酸よりも安定であり、生体内でL-アスコルビン酸を遊離して、L-アスコルビン酸本来の機能が発揮されるものである限り特に限定されるものではない。
本発明の皮膚外用組成物の有効成分として用いることができるL-アスコルビン酸の誘導体としては、例えば、L-アスコルビン酸のグリコシル誘導体、L-アスコルビン酸のアシル化誘導体、及びリン酸化誘導体を挙げることができる。
【0061】
L-アスコルビン酸のグリコシル誘導体としては、L-アスコルビン酸の2位の位置にグルコシル基が結合した誘導体(アスコルビン酸2-グルコシド)が安定性が高いので好ましく用いられる。
【0062】
L-アスコルビン酸、その誘導体、及びそれらの塩の好適な配合量としては、本発明の皮膚外用組成物に対し、通常、0.0001質量%以上、好適には、0.001~50質量%、より好適には、0.001~10質量%、さらに好適には、0.01~1質量%の範囲で配合される。
【0063】
(化粧品)
本発明の皮膚外用組成物は、基礎化粧品、メークアップ化粧品などの化粧品でることができ、とりわけ、皮膚に直接適用する化粧水、洗顔料、美容液、乳液、クリームなどの基礎化粧品である場合にその優れた保湿効果や肌状態の改善効果が期待できる。
以下、本発明の皮膚外用組成物を用いることができる代表的な基礎化粧品について説明する。
【0064】
<化粧水>
本発明の皮膚外用組成物に、エタノール、水、及び、保湿剤からなる群から選択される少なくとも1種をさらに配合することにより化粧水とすることができる。化粧水は、皮膚の角質層に水分や保湿成分を補給するとともに皮膚の生理作用を助けるために用いられる。化粧水としては、具体的には、清浄用化粧水、収れん性化粧水、柔軟性化粧水、多層状化粧水などが挙げられ、スキンローション、ボディローション、ハンドローション、エモリエントローションなども含まれる。
【0065】
(保湿剤)
本発明の化粧水に用いられる保湿剤としては以下のものが挙げられる。すなわち、グリセリン、エチレングリコール、プロピレングリコール、1,3-ブチレングリコール、3-メチル-1,3-ブタンジオール、1,3-プロパンジオール、2-メチル-1,3-プロパンジオール、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、ジグリセリン、ポリグリセリン、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、1,2-ペンタンジオール、1,2-ヘキサンジオール、1,2-ヘプタンジオール、イソプレングリコール、イソペンチルジオール、ヘキシレングリコール、トリグリセリン、2-メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン、テトラヒドロフルフリルアルコール、ポリオキシエチレン(POE)テトラヒドロフルフリルアルコール、ポリオキシプロピレン(POP)ブチルエーテル、POP・POEブチルエーテル、トリポリオキシプロピレングリセリンエーテル、POPグリセリンエーテル、POPグリセリンエーテルリン酸、POP・POEペンタエリスリトールエーテル、エチレングリコール・プロピレングリコール共重合体、フィタントリオール、エリスルロースなどの多価アルコール類、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノフェニルエーテル、エチレングリコールモノヘキシルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリコールモノエチルエーテル、モノオレイルグリセルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールジブチルエーテル等のグリコールアルキルエーテル類、ソルビトール、キシリトール、エリスリトール、マンニトール、マルチトール、マルトトリイトール、マルトテトライトール、澱粉加水分解物の水素添加物などの糖アルコール類、スクロース、ラムノース、グルコース、フラクトース、ガラクトース、マンノース、トレオース、キシロース、アラビノース、フコース、リボース、デオキシリボース、マルトース、マルトトリオース、マルトテトラオース、トレハロース、ラクトース、ラフィノース、グルコン酸、グルクロン酸、硫酸化トレハロース、デキストリン、サイクロデキストリン、国際公開第WO02/10361号パンフレットで開示したサイクロ{→6)-α-D-グルコピラノシル-(1→3)-α-D-グルコピラノシル-(1→6)-α-D-グルコピラノシル-(1→3)-α-D-グルコピラノシル-(1→}の構造を有する環状四糖(シクロニゲロシルニゲロース:Cyclonigerosylnigelose)、特開平2005-95148号公報に記載したサイクロ{→6)-α-D-グルコピラノシル-(1→4)-α-D-グルコピラノシル-(1→6)-α-D-グルコピラノシル-(1→4)-α-D-グルコピラノシル-(1→}の構造を有する環状四糖(シクロマルトシルマルトース:Cyclomaltosylmaltose)、プルラン、異性化糖、キシリチルグルコシドなどの糖類、バリン、ロイシン、イソロイシン、トレオニン、メチオニン、フェニルアラニン、トリプトファン、リジン、グリシン、アラニン、アスパラギン、グルタミン、セリン、システイン、シスチン、チロシン、プロリン、ヒドロキシプロリン、アスパラギン酸、グルタミン酸、グルタミン酸ナトリウム、ヒドロキシリジン、アルギニン、オルニチン、ヒスチジン、ピロリドンカルボン酸などのアミノ酸、乳酸ナトリウム、尿酸、ピロリドンカルボン酸ナトリウムなどのNMF成分(天然保湿成分)、グリコーゲン、デキストラン、ローカストビーンガム、キシログルカン、クインスシード、カラギーナン、ペクチン、マンナン、カードラン、サクシノグルカン、ガラクタン、アラビノガラクタン、デルマタン硫酸、ケラタン硫酸、コンドロイチン、コンドロイチン硫酸、ムコイチン硫酸、ケラト硫酸、キチン、キトサン、ヘパリン、ヘパラン硫酸、ヒアルロン酸などのムコ多糖類やこれらムコ多糖類の加水分解物、大豆蛋白分解ペプチド、小麦蛋白分解ペプチド、加水分解小麦蛋白、カゼイン分解ペプチド、パルミトイルオリゴペプチド等のアシル化ペプチド類、シリル化ペプチド類、コンキオリン分解ペプチド、加水分解コンキオリン、シルクやコラーゲンなどの蛋白質・ペプチドやこれらの加水分解物、加水分解ヒアルロン酸、加水分解卵殻膜などの水溶性高分子物質、これらの塩類、大豆由来、卵黄由来などのレシチン、フォスファチジルグリセロール、フォスファチジルイノシトール、フォスファチジルセリン、フォスファチジルエタノールアミン、フォスファチジン酸、スフィンゴミエリンなどのリン脂質、スフィンゴ脂質、オリーブ油、ホホバ油、スクワランなどの油脂類、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルシロキサンなどのシリコン類、乳酸菌・ビフィズス菌などの培養上清、ローヤルゼリーエキス、酵母抽出液、卵殻膜タンパク、牛顎下腺ムチン、ヒポタウリン、ガラクトアラビナン、ゴマリグナン配糖体、アルブミン、乳清、塩化コリン、ホスホリルコリン、胎盤抽出液、ヨクイニンエキス、ボタンエキス、海藻エキス、ゲンチアナエキス、ユキノシタエキス、シソエキス、加水分解コメヌカエキス、プルーン酵素分解物、トリメチルグリシン、N-メチル-L-セリン、ニコチン酸アミド、オウゴンエキス、チャエキス、ツボクサエキス、クワエキス、ハクガイシ加水分解エキス、アセチルヒアルロン酸ナトリウム、アルテアエキス、トウキエキス、アロエエキス、デオキシリボ核酸ナトリウム、メロスリアエキス、ニンジンエキス、ドクダミエキス、ウーロン茶エキス、コムギ胚芽エキス、キシロビオース混合物、モクツウエキス、オウバクエキス、オトギリソウエキス、カッコンエキス、ホエイ、サクラ葉抽出液、シャクヤクエキス、ワレモコウエキス、アセロラエキス、ヒオウギ抽出液、エーデルワイスエキス、アルモンドエキス、グルコシルヘスペリジン、イエローヒマラヤンラズベリー根エキス、セイヨウハッカエキス、ジオウエキス、メバロノラクトン、アシタバエキス、イチョウエキス、スギナエキス、加水分解黒豆エキス、タイムエキス、オウレンエキス、アデノシン一リン酸、アデノシン三リン酸二ナトリウム、dl-α-トコフェロール、DL-リンゴ酸ナトリウム、γ-アミノ-β-ヒドロキシ酪酸、アスナロ抽出液、アスパラガスエキス、アスパラサスリネアリスエキス、アボカドエキス、アンズ果汁、イガイグリコーゲン、イノシット、イブキトラノオ抽出液、イラクサエキス、ウコンエキス、ウワウルシ流エキス、エイジツエキス、エチナシ葉エキス、エチルグルコシド、オオバナサルスベリエキス、オタネニンジンエキス、オノニスエキス、オリーブ葉エキス、カキエキス、ガマエキス、カムカムエキス、カムカム種子エキス、カロットエキス、キイチゴエキス、キウイエキス、グアバエキス、クチナシエキス、クマザサエキス、クララエキス、グリコール酸、グレープフルーツエキス、クレマティスエキス、クロレラエキス、ケープアロエエキス、ゲンノショウコエキス、コーヒーエキス、コハク酸2-(2-ヒドロキシエトキシ)エチルグアニジン、コメヌカ抽出物加水分解液、コラーゲン・トリペプチド、サイシンエキス、サクシニルアテロコラーゲン、サンザシエキス、サンペンズエキス、シアノコバラミン、シーグラスエキス、シナノキエキス、ジメチルシラノール・ヒアルロン酸縮合液、シモツケソウエキス、ショウブ根エキス、シラカバエキス、シルク抽出液、シルク末、スイカズラエキス、スターフルーツ葉エキス、ストロベリー果汁、セイヨウキズタエキス、セイヨウサンザシエキス、センプクカエキス、センブリエキス、ソウハクヒエキス、ソルビトール発酵多糖液、ダイズエキス、タイソウエキス、ツバキエキス、デイジー抽出液、テルミナリアエキス、テンチャエキス、トウニンエキス、トウヒエキス、トウモロコシエキス、トマト果汁、ノバラエキス、ハイビスカスエキス、ハウチワマメエキス、バクガ根エキス、ハゴロモグサエキス、ハス種子乳酸菌発酵液、パセリエキス、ハマナスエキス、ハマメリスエキス、バラエキス、パリエタリアエキス、パンクラチウムマリチムムエキス、ヒオウギ抽出液、ビワ葉エキス、フィトグリコーゲン、ブッチャーブルームエキス、ホウセンカエキス、ポリアスパラギン酸ナトリウム液、マヨラナエキス、ユリエキス、藍水抽出液、マロニエ抽出物、エラスチン、天然型セラミド(タイプ1、2、3、4、5、6、9)、カプロオイルフィトスフィンゴシン、カプロオイルスフィンゴシン、ヒドロキシセラミド、疑似セラミド、スフィンゴ糖脂質、セラミド及び糖セラミド含有エキス等のセラミド類、海洋深層水、アルカリ単純温泉水、ポリオキシエチレンメチルグルコシド、dl-ピロリドンカルボン酸ナトリウム、L-オキシプロリン、アセチルグルコサミン、タウリンなどを例示することができる。
【0066】
とりわけ、本発明の皮膚外用組成物を配合した化粧水の場合には、保湿効果や肌状態の改善効果に優れ、成分(A)及び(B)と組み合わせることにより、肌荒れ改善効果をより効果的に発揮することのできる以下の保湿剤を用いるのが好ましい。
【0067】
すなわち、グリセリン、エチレングリコール、プロピレングリコール、1,3-ブチレングリコール、3-メチル-1,3-ブタンジオール、ペンタエリスリトール、ジグリセリン、ポリグリセリン、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール、ジプロピレングリコール、トレハロース、スクワラン、セラミド類、2-メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン、ヒアルロン酸、コンドロイチン硫酸、加水分解ヒアルロン酸、酵母抽出液、ヨクイニンエキス、ボタンエキス、海藻エキス、ゲンチアナエキス、トリメチルグリシン、N-メチル-L-セリン、ニコチン酸アミド、ローヤルゼリーエキスから選ばれる1種又は2種以上を保湿剤として使用するのが望ましい。
【0068】
前記保湿剤はそれぞれ、通常、本発明の化粧水質量当たり、0.0001質量%以上、好適には、0.001~50質量%、より好適には、0.01~25質量%、さらに好適には、0.1~10質量%の範囲で配合される。
【0069】
また、本発明の化粧水には、その目的と機能に応じて、下記に記載の収れん剤、角質軟化剤、エモリエント(柔軟)剤及び界面活性剤から選ばれる1種又は2種以上を配合することができる。
【0070】
(収れん剤)
収れん剤としては、クエン酸、タンニン酸、アセトキシプロピオン酸、イソ吉草酸、アミノ吉草酸、エトキシ酢酸、エトキシプロピオン酸、イソアミノ吉草酸、エポキシオレイン酸、エライジン酸、アミノ酪酸、エルカ酸、オキサロ酢酸、ギ酸、イコサン酸、グルクロン酸、イズロン酸、クロトン酸、クロロイソクロトン酸、イソクロトン酸、酢酸、ジヒドロリポ酸、酒石酸、エチルクロトン酸、ジフェニル酢酸、ジメトキシフタル酸、エチルヒドロキシ酪酸、スクシンアミド酸、ステアリン酸、ステアロル酸、ソルビン酸、チグリン酸、チロキシン、デカン酸、トロパ酸、乳酸、ヒドロキシイソ酪酸、ヒドロキシ吉草酸、ピルビン酸、ブチル酢酸、ブチルヒドロペルオキシド、ブラシジン酸、プロピオル酸、ピロピオン酸、ブロモイソ吉草酸、ブロモイソ酪酸、ブロモプロピオン酸、ヘキサン酸、ヘキセン酸、ペトロセリン酸、ヘプタデカン酸、ヘプタン酸、アレアニル酸、マレアミド酸、ミコール酸、ミリスチン酸、メタクリル酸、メチル吉草酸、メチルチオ酢酸、メチル酪酸、メバロン酸、メリシン酸、メルカプト酢酸、ヨード酢酸、ラウリン酸、リシネライジン酸、リシノール酸、リノール酸、リノレン酸、アコニット酸、オキサロコハク酸、オキソグルタル酸、アジピン酸、カルセイン、カルボキシフェニル酢酸、アセトキシコハク酸、カルボキシコメロン酸、カンホロン酸、イソカンホロン酸、グルタコン酸、グルタル酸、イソクエン酸、クロセチン、コハク酸、フタル酸、フマル酸、イソシンコメロン酸、ジエチレントリアミン五酢酸、イソフタル酸、シトラマル酸、ジニコチン酸、イタコン酸、ジブロモコハク酸、ジクロロコハク酸、エチルマロン酸、ジメチルコハク酸、シュウ酸、シンコメロン酸、ヘミメリト酸、ペラルゴン酸、ベルベロン酸、ベンゼンヘキサカルボン酸、ベンゼンペンタカルボン酸、マレイン酸、マロン酸、メサコン酸、メソ酒石酸、メソシュウ酸、メチルイソフタル酸、メチルコハク酸、メチルマロン酸、メルカプトコハク酸、メロファン酸、ペルオキシフタル酸、リンゴ酸、ルチジン酸、ロイコトリエンブロモアントラニル酸、アミノケイ皮酸、イソプロピルケイ皮酸、オキサニル酸、アレカイジン、カルボキシケイ皮酸、ケイ皮酸、ガロイル没食子酸、トラネキサム酸、ニトロケイ皮酸、ヒドロキシケイ皮酸、メトキシケイ皮酸、ヒドロキシヒドロケイ皮酸、フェニルケイ皮酸、エラグ酸、オロト酸、カンファン酸、キナ酸、ヒドロキシプロリン、エチオコラン酸、カウルモオグル酸、カルノシン、カルバゾール酢酸、キノリンカルボン酸、キノリン酸、キノリンジカルボン酸、クマリン酸、クロロフェノキシ酢酸、ケノデオキシコール酸、コラン酸、コール酸、サントニン酸、ジヒドロオルト酸、スクシニナル酸、チオフェンカルボン酸、テトラヒドロ葉酸、デヒドロコール酸、テルペニル酸、ヒドロキシピロンカルボン酸、ヒドロキシピロンジカルボン酸、ヒドロキシフェニル酢酸、ヒドロキシフェニルプロピオン酸、ビフェニルジカルボン酸、ホモゲンチシン酸、マンデル酸、ムリコール酸、メチルドーパ、メチルフェニル酢酸、メチルフランカルボン酸、メチルレッド、メフェナム酸、リセルグ酸、リトコール酸、リポ酸、レセルピン酸、レチノイン酸、レボピマル酸、グリコール酸、サルチル酸、パラフェノールスルホン酸亜鉛、アルテア、アルニカ、イブキトラノオ、イリス、ウイキョウ、オオバナサルスベリ、オレンジ、キイチゴ、グアバ、クロフサスグリ、ゲンノショウコ、サンザシ、シモツケソウ、シャクヤク、シラカバ、スイカズラ、スギナ、セイヨウキズタ、タイム、チャ、パセリ、ハマメリス、ブドウ、ヤグルマギク、レモン、レンゲソウ、ワレモコウ、キナ、サルビア、ボダイジュ、オタネニンジン、トショウ、マンネンロウ、オトギリソウ、イチョウ、メリッサ、オノニス、マロニエ、センブリ、ニンニク、カミツレ、サイム、ハッカ、イラクサ、トウガラシ、ショウガ、ホップ、西洋トチノキ、ラベンダー、ニンジン、カラシナ、ケイ、マツ、センキュウ、ニワトコ、ヤマゼリ、ハシリドコロ、ボタン、ヤマモモ、ドクダミ、コウホネ、シブガキ、トウキンセンカ、グビジンソウ、リンドウ、ハマボウフウ、ダイダイ、ユズ、ショウブ、ナツミカン、メリーロート、サンショウ、ユーカリ、ヨモギ、エンメイソウ、コメ、クララ、ショウキョウ、チョウジ、クルミの葉、オウゴン、セージ、ローズマリー、何首鳥、黄連、黄柏、黄苓、重薬、陳皮、人参、トウシン、タクシア、タンニン、樺木タールなどの植物の抽出物、プロポリス、ローヤルゼリー、コウボエキス、チューベロースポリサッカライド液、ウーロン茶、ミョウバン、塩化亜鉛、硫酸亜鉛、硫酸アルミニウム、塩化アルミニウム、アラントインクロルヒドロキシアルミニウム、アラントインジヒドロキシアルミニウム、クロルヒドロキシアルミニウム、酸化亜鉛、硫化亜鉛、スルホ石炭酸亜鉛、スルホ石炭酸ナトリム、アルミニウム、ジルコニウムの有機複合塩類などが挙げられる。
【0071】
前記収れん剤はそれぞれ、通常、本発明の化粧水質量当たり、0.0001質量%以上、好適には、0.001~50質量%、より好適には、0.01~25質量%、さらに好適には、0.1~10質量%の範囲で配合される。
【0072】
とりわけ、本発明の皮膚外用組成物を配合した化粧水の場合には、収れん効果に優れる、クエン酸、コハク酸、酒石酸、レチノイン酸、リンゴ酸などの酸剤、レチノール、塩化亜鉛、アルミニウム末、硫酸アルミニウムなどのアルミニウム化合物、ミョウバン及び変性アルコール、エタノール、アルテアエキス、アルニカエキス、イブキトラノオ抽出液、イラクサエキス、イリス根エキス、ウイキョウエキス、ウーロン茶エキス、エタノール、オオバナサルスベリエキス、オトギリソウエキス、オレンジフラワー水、オレンジ果汁、カワラヨモギエキス、キイチゴエキス、グアバエキス、クロフサスグリ果実エキス、ゲラニオール、ゲンノショウコエキス、サンザシエキス、シモツケソウエキス、シャクヤクエキス、シラカバエキス、スイカズラエキス、スギナエキス、セイヨウキズタエキス、セイヨウサンザシエキス、タイムエキス、チャエキス、ドクダミエキス、パセリエキス、ハマメリスエキス、ブドウ葉エキス、マツエキス、メリッサエキス、ヤグルマギクエキス、ヨモギエキス、レモン果汁、レンゲソウエキス、ワレモコウエキスから選ばれる1種又は2種以上の収れん剤を使用するのが望ましい。
【0073】
(角質軟化剤)
角質軟化剤としては、エタノール、イソプロピルアルコール、プロパノール、ブタノール、ポリエチレングリコール、ベンジルアルコール、フェニルエチルアルコール、炭酸プロピレン、ヘキシルドデカノール、ジメチルスルホキシド、ジメチルアセトアミド、ジメチルホルムアミド、トリエタノールアミン、ジイソプロピルアジペート、エチルラウリレート、ラノリン、脂肪酸ジアルキロールアミド、尿素、イオウ、レゾルシン、フィチン酸、乳酸、乳酸塩、グリコール酸、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどが挙げられる。
とりわけ、本発明のアンチエイジング用皮膚外用組成物を配合した化粧水の場合には、角質軟化効果に優れる、尿素、イオウ、エタノール、乳酸、グリコール酸、サリチル酸、硫酸ナトリウムなどから選ばれる1種又は2種以上を使用するのが望ましい。
【0074】
(エモリエント剤)
エモリエント(柔軟)剤としては、主として皮脂に近い油性成分が望ましく、油性成分としては、例えば、アサ種子油、アストロカリウムムルムル脂、アブラナ種子油、アフリカマンゴノキ核脂、アマナズナ種子油、アルガニアスピノサ核油、アンズ核油、ウミクロウメモドキ油、エチウムプランタギネウム種子油、エミュー油、オレンジラフィー油、カノラ油、カヤ種子油、ガルシニアインディカ種子油、キャラウェー種子油、キョウニン油、ククイナッツ油、クランベアビニシカ種子油、クランベリー種子油、クルミ種子油、クロフサスグリ種子油、コケモモ種子油、コメ胚芽油、ゴヨウマツ種子油、サザンカ油、サラソウジュ種子脂、酸化コーン油、シア脂油、ショレアステノプテラ脂、シロバナルーピン種子油、水添アボガド油、水添オリーブ油、水添牛脂、水添ダイズ油、水添ナタネ種子油、水添乳脂、水添パーム核油、水添パーム油、水添ヒマシ油、水添ホホバ油、水添野菜油、水添ヤシ油、スクレロカリアビレア油、ダチョウ油、チャボトケイソウ種子油、チャ実油、ツバキ油、ツルコケモモ種子油、テオブロマグランジフロルム種子脂、豚脂、乳脂、ハトムギ油、ババス油、ピーナッツ油、ピスタシオ種子油、ヒポファエラムノイデス油、ヒマワリ種子油、ビルベリー種子油、ブドウ種子油、部分水添エゴマ油、部分水添馬油、プルーン種子油、ブロッコリー種子油、ヘチマ種子油、ペポカボチャ種子油、トマトコッカスプルビアリス油、ホロムイイチゴ種子油、マツ種子油、マンゴー種子脂、マンゴー種子油、ミンク油、メリアアザジラクタ種子油、モモ核油、野菜油、ユチャ油、ヨーロッパキイチゴ種子油、リンゴ種子油、ルリジサ種子油、ローズヒップ油、ワサビノキ種子油、マカデミアナッツ油、ヒマシ油、オリーブ油、アルモンド油、カカオ油、椿油、ヤシ油、パーム油、木ロウ、ホホバ油、グレープシード油、アボガド油、サフラワー油、ゴマ油、茶油、月見草油、小麦胚芽油、ヘーゼルナッツ油、メドウフォーム油、パーシック油、ハッカ油、ティートリー油、トウモロコシ油、ナタネ油、ヒマワリ油、アマニ油、綿実油、大豆油、落花生油、米ぬか油、カカオ脂、シア脂、ウイキョウ油、エゴマ油、カミツレ油、カロット油、キューカンバー油、卵黄油、牛脂、馬脂、魚油、タートル油、オレンジラフィー油などの植物油脂類又は動物油脂類、ウルシ果皮ロウ、オオバナソケイ花ロウ、オレンジ果皮ロウ、オレンジ花ロウ、加水分解ホホバエステル、カルナウバロウ、キャンデリラロウ、クチベニスイセン花ロウ、コメヌカロウ、シロヤマモモ果実ロウ、スイートアカシア花ロウ、チューベロース花ロウ、蜜ロウ、鯨ロウ、オレンジラッフィーオイル、ラノリン、ライスワックス、モンタンワックス、オゾケライトなどのロウ類、イソエイコサン、イソドデカン、イソヘキサデカン、ジエチルヘキシルシクロヘキサン、ペンタヒドロスクワレン、ミネラルオイル、流動パラフィン、ポリイソブテン、水添ポリイソブテン、ポリブテン、スクワラン、スクワレン、マイクロクリスタリンワックス、セレシンワックス、パラフィンワックス、ワセリン、オゾケライト、α-オレフィンオリゴマー、テトラデセンなどの炭化水素類、異性化リノール酸、牛脂脂肪酸、脂肪酸(C14-28)、脂肪酸(C20-40)、水添ヤシ脂肪酸、パーム核脂肪酸、10-ヒドロキシデカン酸、分岐脂肪酸(C14-28)、分岐脂肪酸(C12-31)、ベへン酸、カプリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘニン酸、ラノリン脂肪酸、リノール酸、リノレン酸、ラウリン酸、オレイン酸、イソステアリン酸、ウンデシレン酸、1,2-ヒドロキシステアリン酸、パルミトオレイン酸、エルカ酸、ドコサヘキサエン酸、エイコサペンタエン酸、イソヘキサデカン酸、アンテイソヘンイコサン酸、イソノナン酸、2-エチルヘキサン酸、などの天然及び合成脂肪酸類並びにそれらの塩類、(C12-16)アルコール、(C14-22)アルコール、(C20-22)アルコール、(C20-40)アルコール、(C30-50)アルコール、アブラナ種子ステロール、イソセチルアルコール、イソプロパノール、カプリリルグリコール、コメヌカステロール、水添ナタネ油アルコール、セタノール、ステアリルアルコール、ヘキシルデカノール、オクチルドデカノール、ラウリルアルコール、カプリルアルコール、ミリスチルアルコール、オレイルアルコール、セトステアリルアルコール、アラキルアルコール、ベヘニルアルコール、ホホバアルコール、キミルアルコール、セラキルアルコール、バチルアルコール、イソステアリルアルコール、セチルアルコール、コレステロール、フィトステロール、ラノリンアルコール、水添ラノリンアルコール、パルミチルアルコール、2-デシルテトラデシノールなどの天然及び合成高級アルコール類、(C12-15)パレス-9カルボン酸イソプロピル、ピロリドンカルボン酸オクチルドデシル、ピロリドンカルボン酸メンチル、ピロリドンカルボン酸ラウリル、PEG-2イソデセス-7カルボン酸セチル、アジピン酸ジPPG-3ミリスチル、アジピン酸ジPPG-2ミレス-10、アジピン酸ジイソプロピル、アジピン酸ジヘプチルウンデシル、アボガド脂肪酸エチル、アボガド油脂肪酸ブチル、安息香酸メチルグルセス-20、イソステアリン酸エチル、(イソステアリン酸/コハク酸)ヒマシ油、イソステアリン酸水添ヒマシ油、イソステアリン酸バチル、イソステアリン酸ヘキシルデシル、(イソステアリン酸/ミツロウ/コハク酸)ヒマシ油、イソノナン酸イソデシル、イソノナン酸イソトリデシル、イソノナン酸イソノニル、イソノナン酸オクチル、イソノナン酸セテアリル、イソ酪酸酢酸スクロース、エイコセン酸カプリリル、エチルヘキサン酸ブチルエチルプロパンジオール、エルカ酸オクチルドデシル、エルカ酸オレイル、オクタン酸アルキル(C14,16,18)、(オクタン酸/ステアリン酸/アジピン酸)グリセリル、オクタン酸セチル、オクタン酸セテアリル、オクタン酸ヘキシルデシル、オリーブ脂肪酸エチル、オレイン酸オレイル、(カプリル/カプリン酸)グリセリズ、(カプリル/カプリン/ヤシ脂肪酸)グリセリル、(カプリル酸/カプリン酸/コハク酸)トリグリセリル、カプリン酸セチル、クエン酸トリイソステアリル、クエン酸トリイソオクチルドデシル、(クエン酸/乳酸/リノール酸/オレイン酸)グリセリル、コハク酸イソステアリルジグリセリル、コハク酸ジエトキシエチル、コハク酸ジオクチル、コメヌカ油脂肪酸フィトステリル、酢酸セチル、酢酸ファルネシル、酢酸ラノリンアルコール、酢酸リナリル、ジイソステアリン酸プロピレングリコール、ジイソステアリン酸ダイマージリノレイル、ジイソステアリン酸ネオペンチルグリコール、ジエチルヘキサネン酸ネオペンチルグリコール、ジオレイン酸PEG-18ヒマシ油、ジ(カプリル・カプリン酸)ブチレングリコール、ジカプリン酸イソソルバイド、ジ(カプリル酸・カプリン酸)ポリエチレングリコール、ジステアリルクエン酸ジココイルペンタエリスリチル、ジステアリン酸ポリエチレングリコール、ジステアリン酸PG-20メチルグルコース、ジステアリン酸ペンタエリスリチル、ジネオペンタン酸ジエチルペンタンジオール、ジネオペンタン酸メチルペンタンジオール、ジノナン酸ポリエチレングリコール、脂肪酸(C10-30)(コレステリル/ラノステリル)、脂肪酸(C12-18)セチル、ジラウリン酸グリコール、ジリノール酸ジイソプロピル、水添ロジン酸ペンタエリスリチル、水添ロジン酸メチル、(水添ロジン/ジイソステアリン酸)グリセリル、ステアリン酸エチルヘキシル、ステアロイルオキシステアリン酸イソセチル、ステアロイルオキシステアリン酸オクチルドデシル、セバシン酸ジブチルオクチル、ダイマージリノール酸オクチルドデシル/PPG-3ミリスチルエーテル、ダイマージリノール酸ジ(イソステアリル/フィトフィトリル)、ダイマージリノール酸ジセテアリル、ダイマージリノール酸水添ヒマシ油、ダイマージリノール酸ステアリル/PPG-3ミリスチルエーテル、ダイマージリノール酸ダイマージリノレイル、ダイマージリノール酸ダイマージリノレイルビス(ベヘニル/イソステアリル/フィトフィトステリル)、ダイマージリノール酸(フィトフィトステリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル)、ダイマージリノレイル水添ロジン縮合物、炭酸ジアルキル(C14,15)、炭酸ジエチルヘキシル、炭酸ジカプリリル、テトライソステアリン酸ペンタエリスリチル、テトラオクタン酸ペンタエリスリチル、ドデカ(カプリル酸/カプリン酸)ポリグリセリル-10、ドデカン二酸ジイソセチル、ドデカン二酸ジオクチルドデシル、トリイソステアリン、トリエチルヘキサン酸エリスリチル、トリエチルヘキサン酸ジトリメチロールプロパン、トリオクタノイン、トリオクタン酸トリメチロールプロパン、トリカプリリン、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル、トリ(カプリル酸/カプリン酸/ステアリン酸)グリセリル、トリ(カプリル酸/カプリン酸/ミリスチン酸/ステアリン酸)グリセリル、トリ脂肪酸(C8-12)グリセリド、トリステアリン、トリパルミチン、トリパルミトレイン、トリヒドロキシステアリン、トリベヘニン、トリポリヒドロキシステアリン酸ジペンタエリスリチル、トリミリスチン、乳酸アルキル(C12-15)、乳酸エチル、乳酸オクチルドデシル、乳酸ブチル、乳酸メンチル、ネオペンタン酸イソデシル、ネオペンタン酸ミリスチル、ノナン酸オクチル、ノナン酸コレステリル、パルミチン酸エチルヘキシル、パルミチン酸セチル、ビスジグリセリルポリアシルアジペート-1、ビスジグリセリルポリアシルアジペート-2、(ヒドロキシステアリン酸/イソステアリン酸)ジペンタエリスリチル、ヒドロキシステアリン酸エチルヘキシル、ヒドロキシステアリン酸オクチル、ヒドロキシステアリン酸水添ヒマシ油、(ヒドロキシステアリン酸/ステアリン酸/ロジン酸)ジペンタエリスリチル、ヒドロキシステアリン酸フィトステリル、ヒマシ脂肪酸PPG-5.5、ヒマシ脂肪酸メチル、プロピオン酸ミリスチル、分岐脂肪酸(C12-31)コレステリル、ヘキサヒドロキシステアリン酸ジペンタエリスリチル、ヘキサ(ヒドロキシステアリン酸/ステアリン酸/ロジン酸)ジペンタエリスリチル、ヘプタン酸ステアリル、(ベへン酸/エイコサン二酸)グリセリル、ホホバエステル、ホホバ脂肪酸イソプロピル、マカデミアナッツ脂肪酸エチル、マカデミアナッツ脂肪酸コレステリル、マカデミアナッツ脂肪酸フィトステリル、マレイン酸ジオクチル、マロン酸ジエチルヘキシルシリンギリデン、ミリストイルメチルアミノプロピオン酸ヘキシルデシル、メチルクロトン酸シトロネリル、メドウフォームエストリド、メドウフォーム油脂肪酸オクチルドデシル、(ヤシ油脂肪酸/クエン酸/乳酸)グリセリル、ヤシ油脂肪酸デシル、酪酸コレステリル、酪酸ジヒドロコレステリル、ラノリン脂肪酸オクチルドデシル、ラノリン脂肪酸コレステリル、リシノレイン酸オクチルドデシル、リンゴ酸ジエチルヘキシル、リン酸トリオレイル、リン酸トリセチル、トリ2-エチルヘキサン酸グリセリル(トリエチルヘキサノイン)、2-エチルヘキサン酸セチル、ジ2-エチルヘキサン酸ネオペンチルグリコール、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸ブチル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸エチル、パルミチン酸オクチル、イソステアリン酸イソセチル、ステアリン酸ブチル、リノール酸エチル、リノール酸イソプロピル、オレイン酸エチル、ミリスチン酸イソセチル、ミリスチン酸イソステアリル、パルミチン酸イソステアリル、ミリスチン酸オクチルドデシル、セバシン酸ジエチル、ジピン酸ジイソプロピル、ネオペンタン酸イソアラキル、トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリル、トリ2-エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、テトラ2-エチルヘキサン酸ペンタエリスリトール、カプリル酸セチル、ラウリン酸デシル、ラウリン酸ヘキシル、ミリスチン酸デシル、ミリスチン酸ミリスチル、ミリスチン酸セチル、トリミリスチン酸グリセリン、ス
テアリン酸ステアリル、オレイン酸デシル、リシノレイン酸セチル、ラウリン酸イソステアリル、ミリスチン酸イソトリデシル、パルミチン酸イソセチル、ステアリン酸オクチル、ステアリン酸イソセチル、オレイン酸イソデシル、オレイン酸オクチルドデシル、リノール酸オクチルドデシル、イソステアリン酸イソプロピル、2-エチルヘキサン酸セトステアリル、2-エチルヘキサン酸ステアリル、イソステアリン酸ヘキシル、ジオクタン酸エチレングリコール、ジオレイン酸エチレングリコール、ジオレイン酸プロピレングリコール、ジカプリン酸プロピレングリコール、ジ(カプリル・カプリン酸)プロピレングリコール、トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリン、ジカプリル酸プロピレングリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、ジオクタン酸ネオペンチルグリコール、トリカプリル酸グリセリル、トリウンデシル酸グリセリル、トリイソパルミチン酸グリセリル、トリイソステアリン酸グリセリル、ネオペンタン酸オクチルドデシル、オクタン酸イソステアリル、ネオデカン酸ヘキシルデシル、ネオデカン酸オクチルドデシル、イソステアリン酸イソステアリル、イソステアリン酸オクチルデシル、ポリグリセリンオレイン酸エステル、ポリグリセリンイソステアリン酸エステル、炭酸ジプロピル、炭酸ジアルキル(C12-18)、クエン酸トリイソセチル、クエン酸トリイソアラキル、クエン酸トリイソオクチル、乳酸ラウリル、乳酸ミリスチル、乳酸セチル、乳酸オクチルデシル、乳酸ラノリン、クエン酸トリエチル、クエン酸アセチルトリエチル、クエン酸アセチルトリブチル、クエン酸トリオクチル、リンゴ酸ジイソステアリル、ヒドロキシステアリン酸2-エチルヘキシル、コハク酸ジ2-エチルヘキシル、アジピン酸ジイソブチル、セバシン酸ジイソプロピル、セバシン酸ジオクチル、ステアリン酸コレステリル、イソステアリン酸コレステリル、ヒドロキシステアリン酸コレステリル、オレイン酸コレステリル、オレイン酸ジヒドロコレステリル、イソステアリン酸フィトステリル、オレイン酸フィトステリル、12-ステアロイルヒドロキシステアリン酸イソセチル、12-ステアロイルヒドロキシステアリン酸ステアリル、12-ステアロイルヒドロキシステアリン酸イソステアリル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、ラノリン脂肪酸イソプロピルなどのエステル類、液状ラノリン、還元ラノリン、吸着精製ラノリン、酢酸ラノリン、酢酸液状ラノリン、ヒドロキシラノリン、ポリオキシエチレンラノリン、硬質ラノリン脂肪酸、酢酸(セチル・ラノリル)エステル等のラノリン類、スフィンゴミエリン等のスフィンゴリン脂質、水素添加大豆リン脂質、部分水素添加大豆リン脂質、水素添加卵黄リン脂質、部分水素添加卵黄リン脂質等のリン脂質誘導体類、ジヒドロコレステロール、ラノステロール、ジヒドロラノステロール、コール酸等のステロール類、メチルフェニルポリシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、ステアロキシシリコーン、デカメチルシクロペンタシロキサン、テトラメチルテトラハイドロジェンシクロテトラシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサンなどのシリコーン系油剤、サポゲニン類、サポニン類、パーフルオロポリエーテル、パーフルオロデカリン、パーフルオロオクタンなどのフッ素系油剤などを例示することができる。
【0075】
とりわけ、本発明の皮膚外用組成物を配合した化粧水の場合には、エモリエント効果に優れ、化粧品分野で汎用されている、セタノール、ラウリルアルコール、セトステアリルアルコール、ステアリルアルコール、オレイルアルコール、ベヘニルアルコール、ラノリンアルコール、水添ラノリンアルコール、ヘキシルデカノール及びオクチルドデカノール、スクワラン、植物性スクワラン、2-エチルヘキサン酸セチル、α-オレフィンオリゴマー、イソノナン酸イソトリデシル、イソノナン酸イソノニル、イソノナン酸セテアリル、オレイン酸エチル、オレイン酸オレイル、パルミチン酸エチルヘキシル、カプリリルグリコール、水素添加大豆リン脂質から選ばれる1種又は2種以上のエモリエント剤を組み合わせて使用するのが望ましい。
【0076】
(界面活性剤)
界面活性剤としては、モノラウリン酸ソルビタン、ヤシ油脂肪酸ソルビタン、ジステアリン酸ソルビタン、モノステアリン酸ソルビタン、トリステアリン酸ソルビタン、モノイソステアリン酸ソルビタン、モノオレイン酸ソルビタン、トリオレイン酸ソルビタン、ソルビタン脂肪酸エステル、モノパルミチン酸ソルビタン、セスキオレイン酸ソルビタン、セスキステアリン酸ソルビタン、モノラウリン酸ポリオキシエチレンソルビタン、モノステアリン酸ポリオキセチレンソルビタン、モノステアリン酸エチレングリコール、ジステアリン酸エチレングリコール、ジステアリン酸ジエチレングリコール、エチレングリコール脂肪酸エステル、モノステアリン酸グリセリド、ジステアリン酸グリセリル、イソステアリン酸グリセリル、イソステアリン酸ポリオキシエチレングリセリル、トリイソステアリン酸ポリオキシエチレングリセリル、イソステアリン酸ジグリセリル、ジイソステアリン酸グリセリル、トリイソステアリン酸グリセリル、トリイソステアリン酸ジグリセリル、モノステアリン酸プロピレングリコール、自己乳化型ステアリン酸プロピレングリコール、リシノレイン酸グリセリル、リシノレイン酸プロピレングリコール、プロピレングリコール脂肪酸エステル、ジオレイン酸プロピレングリコール、ラウリン酸プロピレングリコール、リノール酸グリセリル、ジイソパルミチン酸グリセリル、セスキオレイン酸グリセリル、モノオレイン酸グリセリル、トリミリスチン酸グリセリン、ラノリン脂肪酸イソプロピル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、アセトグリセリル、トリイソオクタン酸グリセリル、ジ2-ヘプチルウンデカン酸グリセリル、ピログルタミン酸オレイン酸グリセリル、デカオレイン酸デカグリセリル、ジペンタエリスリット脂肪酸エステル、ステアリン酸リンゴ酸グリセリル、ラウリン酸ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンアルキル(12-14)エーテル(7E.O.)、ポリオキシエチレンアルキル(12-14)エーテル(12E.O.)ポリオキシエチレンアルキルエーテル(20E.O.)、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンミリスチルエーテル、ポリオキシエチレンセチルエーテル、ポリオキシエチレンセトステアリルエーテル(セテアレス-25)、ポリオキシエチルステアリルエーテル、ポリオキシエチレンオレイルエーテル、ポリオキシエチレンオレイルセチルエーテル、ポリオキシエチレンベヘニルエーテル、ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンアルキル(12,13)エーテル(10E.O.)、ポリオキシエチレンオクチルドデシルエーテル、ポリオキシエチレンセチルステアリルジエーテル、セスキステアリン酸ポリオキシエチチレンメチルグルコシド、カルボキシル化ポリオキシエチレントレデシルエーテル、オクタン酸ポリエチレングリコール(4)ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル(14E.O.)混合物、ポリオキシエチレンラノリンアルコール、ポリオキシエチレン(5)ラノリンアルコール、ポリオキシエチレン(10)ラノリンアルコール、ポリオキシエチレン(15)ラノリンアルコール、ポリオキシエチレン(20)ラノリンアルコール、ポリオキシエチレン(25)ラノリンアルコール、ポリオキシエチレン(40)ラノリンアルコール、ポリオキシエチレン(アルキロール・ラノリンアルコール)エーテル(16E.O.)、酢酸ポリオキシエチレンラノリンアルコール、ポリオキシエチレンラノリン、ポリオキシエチレン・還元ラノリン、ポリオキシエチレンソルビトールラノリン(40E.O.)、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン還元ラノリン、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンラノリン、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン液状ラノリン、ポリオキシエチレンステアリン酸アミド、ポリオキシエチレンフィトステロール、ポリオキシエチレンジノニルフェニルエーテル、モノラウリン酸ポリエチレングリコール、ジラウリン酸ポリエチレングリコール、パルミン酸ポリエチレングリコール、ジパルミチン酸ポリエチレングリコール、ジパルミチン酸ポリエチレングリコール、モノオレイン酸ポリエチレングリコール、ジオレイン酸ポリエチレングリコール150、モノステアリン酸ポリエチレングリコール、ジステアリン酸ポリエチレングリコール、トリステアリン酸ポリオキシエチレングリセリル、ラノリン脂肪酸ポリエチレングリコール300、ラノリン脂肪酸ポリエチレングリコール600、ラノリン脂肪酸ポリエチレングリコール1000、モノオレイン酸ポリプロピレングリコール(36)、モノラウリン酸ポリオキシエチレンソルビタン(20E.O.)、ポリオキシエチレンヤシ油脂肪酸ソルビタン(20E.O.)、モノパルミチン酸ポリオキシエチレンソルビタン(20O.E.)、オレイン酸ポリオキシエチレンソルビット(40E.O.)、モノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン(6E.O.)、モノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン(20E.O.)、モノラウリン酸ポリオキシエチレンソルビット、テトラオレイン酸ポリオキシエチレンソルビット、トリオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン(20E.O.)、モノステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン(6E.O.)、モノステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン(20E.O.)、トリステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン(6E.O.)、ヘキサステアリン酸ポリオキシエチレンソルビット、イソステアリン酸ポリオキシエチレンソルビット(3E.O.)、モノステアリン酸ポリオキシエチレングリセリル、ポリオキシエチレンソルビットミツロウ、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブチルエーテル、ポリオキシエチレン(20)ポリオキシプロピレン(15)ブチルエーテル、ポリオキシエチレン(35)ポリオキシプロピレン(28)ブチルエーテル、ポリオキシエチレン(36)ポリオキシプロピレン(36)ブチルエーテル、ポリオキシエチレン(37)ポリオキシプロピレン(38)ブチルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンセチルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンデシルテトラデシルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンオリゴサクシネート(3E.O.)(20P.O.)、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンヘキシレングリコールエーテル(300E.O.)(75P.O.)、トリ(ポリオキシエチレンイソステアリン酸)トリメチロールプロパン(3E.O.)、ポリオキシエチレンオレイン酸グリセリル、ポリオキシエチレン(10)ポリオキシプロピレングリコール(30)、ポリオキシエチレン(16)ポリオキシプロピレングリコール(30)、ポリオキシエチレン(25)ポリオキシプロピレングリコール(30)、ポリオキシエチレン(160)ポリオキシプロピレングリコール(30)、ポリオキシエチレン(30)ポリオキシプロピレングリコール(35)、ポリオキシエチレン(200)ポリオキシプロピレングリコール(40)、ポリオキシエチレン(200)ポリオキシプロピレングリコール(70)、ポリオキシエチレン(20)ポリオキシプロピレングリコール(15)ブチルエーテル、ポリオキシエチレン(6)ポリオキシプロピレングリコール(30)、ポリオキシエチレン(1)ポリオキシプロピレン(4)セチルエーテル、ポリオキシエチレン(1)ポリオキシプロピレン(8)セチルエーテル、ポリオキシエチレン(20)ポリオキシプロピレン(4)セチルエーテル、ポリオキシエチレン(20)ポリオキシプロピレン(8)セチルエーテル、ポリオキシプロピレン(9)ジグリセリルエーテル、ポリオキシプロピレンステアリルエーテル、エチレンジアミンテトラポリオキシエチレンポリオキシプロピレン、ポリオキシエチレン(6E.O.)カプリル/カプリン酸グリセリン、ラウリン酸ポリオキシエチレングリセリル、ヤシ油脂肪酸ポリオキシエチレングリセリル、ポリオキシエチレンジエタノールアミンラウリン酸エステル(4E.O.)、ラウロイルグルタミン酸ジオクチルドデシル、ラウロイルグルタミン酸ジポリオキシエチレンステアリルエーテルジエステル、ラウロイルグルタミン酸ポリオキシエチレンオクチルドデシルエーテルジエステル、ピログルタミン酸イソステアリン酸ポリオキシエチレングリセリル、ピログルタミン酸イソステアリン酸ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、カプリン酸ジエタノールアミド、ウンデシレン酸モノエタノールアミド、ヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド(1:2型)、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド、ラウリン酸エタノールアミド、ラウリン酸ジエタノールアミド、ラウリン酸イソプロパノールアミド、ラウリン酸ミリスチン酸ジエタノールアミド、ラウリン酸ミリスチン酸トリエタノールアミン、ミリスチン酸ジエタノールアミド、パルミチン酸エタノールアミド、ステアリン酸モノエタノールアミド、ステアリン酸ジエタノールアミド、ステアリン酸ジエチルアミノエチルアミド、イソステアリン酸ジエタノールアミド、オレイン酸ジエタノールアミド、リノール酸ジエタノールアミド、牛脂脂肪酸モノエタノールアミド、牛脂脂肪酸ジエタノールアミド、硬化牛脂脂肪酸ジエタノールアミド、ラノリン脂肪酸ジエタノールアミド、ポリオキシエチレンヤシ油脂肪酸アミド(5E.O.)、ポリオキシエチレン(2)ヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド、ポリオキシエチレン(5)ヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド、ポリオキシエチレン(10)ヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド、ポリオキシエチレンヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド、ポリオキシエチレン牛脂アルキルジエタノールアミン(2E.O.)、ポリオキシエチレンヤシ油アルキルジメチルアミンオキシド、ヤシ油脂アルキルジメチルアミンオキシド液、ステアリルジメチルアミンオキシド、オレイルジメチルアミンオキシド、ジヒドロキシエチルラウリルアミンオキシド液、ロジン酸ペンタエリスリット、オレイン酸ヘキサグリセリル、セスキステアリン酸メチルグルコシド、ポリエチレングリコールモノオレート、ポリエチレングリコールアルキレート、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリグリコールジエーテル、ラウロイルジエタノールアマイド、脂肪酸イソプロパノールアマイド、マルチトールヒドロキシ脂肪酸エーテル、アルキル化多糖、アルキルグルコシド、モノミリスチン酸トレハロース、モノイソステアリン酸トレハロース、モノウンデシレン酸トレハロースなどのトレハロースモノ脂肪酸エステル類、ポリオキシエチレンジオレイン酸メチルグルコシド(120E.O.)、ショ糖脂肪酸エステル、ヤシ油脂肪酸グリセリルなどのシュガーエステル、親油型グリセリンモノステアレート、自己乳化型グリセリンモノステアレート、ポリグリセリンモノステアレート、ポリグリセリンアルキレート、ソルビタンモノオレート、ポリエチレングリコールモノステアレート、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレート、ポリオキシエチレン化ステロール、ポリオキシエチレン化ラノリン、ポリオキシエチレン化蜜ロウ、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル(ステアリン酸ポリグリセリル-10、ペンタステアリン酸ポリグリセリル-6)、POEソルビタン脂肪酸エステル、POEソルビット脂肪酸エステル、POEグリセリン脂肪酸エステル、POEアルキルエーテル、POE脂肪酸エステル、POE硬化ヒマシ油、POEヒマシ油、POE・POP共重合体、POE・POPアルキルエーテル、ポリエーテル変性シリコーンラウリン酸アルカノールアミド、アルキルアミンオキシド、水素添加大豆リン脂質、カプリリルグルコシド、クエン酸脂肪酸グリセリル、クエン酸ステアリン酸グリセリル、コーン油PEG-8エステルズ、コカミドDEA、コカミドMEA、コカミドMIPA、酢酸ステアリン酸スクロース、水添パーム核油脂肪酸グリセリズ、水添パーム油脂肪酸PEG-200グリセリル、水添パーム油脂肪酸グリセリズ、セスキイソステアリン酸ソルビタン、セスキイソステアリン酸
ポリグリセリル-2、セスキカプリル酸ポリグリセリル-2、セスキステアリン酸PEG-20メチルグルコースなどの非イオン界面活性剤、ステアリン酸ナトリウム、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸アルミニウム、イソステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸トリエタノールアミン、パルミチン酸カリウム、セチル硫酸ナトリウム、ラウリルリン酸ナトリウム、ラウリルリン酸2ナトリウム、パルミチン酸トリエタノールアミン、ポリオキシエチレンラウリルリン酸ナトリウム、N-アシルグルタミン酸ナトリウム、パルミチン酸ナトリウム、ラウリン酸ナトリウム、ラウリン酸カリウム、ラウリン酸亜鉛、ラウリン酸トリエタノールアミン、ラウリル酸ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸カリウム、ラウリル硫酸アンモニウム、ラウリル硫酸モノエタノールアミン、ラウリル硫酸ジエタノールアミン、ラウリル硫酸トリエタノールアミン、ラウリルジアミノエチルグリシンナトリウム、アルキル硫酸トリエタノールアミンエーテル、ロート油、リニアドデシルベンゼン硫酸、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油マレイン酸、アシルメチルタウリン、脂肪酸セッケン、α-アシルスルホン酸塩、アルキルスルホン酸塩、アルキルアリルスルホン酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩、アルキル硫酸塩、POEアルキルエーテル硫酸塩、アルキルアミド硫酸塩、アルキルリン酸塩、POEアルキルリン酸塩、アルキルアミドリン酸塩、アルキロイルアルキルタウリン塩、N-アシルアミノ酸塩、POEアルキルエーテルカルボン酸塩、アルキルスルホコハク酸塩、アルキルスルホ酢酸ナトリウム、アシルイセチオン酸塩、アシル化加水分解コラーゲンペプチド塩、パーフルオロアルキルリン酸エステル、石けん用素地、カリ石けん、ウンデシレン酸亜鉛、カリウム含有石けん用素地、ヤシ油脂肪酸カリウム、硫酸化ヒマシ油、ミリスチン酸ナトリウム、ミリスチン酸カリウム、ミリスチン酸亜鉛、ミリスチン酸マグネシウム、オレイン酸ナトリウム、オレイン酸カリウム、N-アシル-L-グルタミン酸トリエタノールアミン、N-アシル-L-グルタミン酸ナトリウム、N-ヤシ油脂肪酸アシル-L-グルタミン酸ナトリウム、N-ヤシ油脂肪酸・硬化牛脂脂肪酸アシル-L-グルタミン酸ナトリウム、N-ヤシ油脂肪酸アシル-L-グルタミン酸トリエタノールアミン、ステアロイル-L-グルタミン酸二ナトリウム、N-硬化牛脂脂肪酸アシル-L-グルタミン酸ナトリウム、N-ラウロイル-L-グルタミン酸ナトリウム、N-ステアロイル-L-グルタミン酸、N-ラウロイル-L-リジン、ラウロイル-L-グルタミン酸トリエタノールアミン、L-アルギニンエチル・DL-ピロリドンカルボン酸塩、N-ヤシ油脂肪酸アシル-L-アルギニンエチル・DL-ピロリドンカルボン酸塩、ヤシ油脂肪酸サルコシン、ヤシ油脂肪酸サルコシンナトリウム、ヤシ油脂肪酸サルコシントリエタノールアミン、ラウロイルサルコシン、ラウロイルサルコシンナトリウム、ラウロイルサルコシントリエタノールアミン、カルボキシル化ポリオキシエチレントリデシルエーテルナトリウム塩(3E.O.)、β-ラウリルアミノプロピオン酸ナトリウム、ラウリルアミノプロピオン酸液、ヤシ油脂肪酸メチルタウリンカリウム、ヤシ油脂肪酸メチルタウリンナトリウム、ラウロイルメチルタウリンナトリウム、ラウリルスルホ酢酸ナトリウム、ヤシ油脂肪酸メチルアラニンナトリウム液、ヤシ油脂肪酸トリエタノールアミン液、ラウロイルメチル-β-アラニンナトリウム液、ラウリル-N-カルボキシメトキシエチル-N-カルボキシメチルイミダゾリニウムジナトリウムドデカノイルサルコシン、ヤシ油アルキル-N-カルボキシエチル-N-ヒドロキシイミダゾリニウムベタインナトリウム、ヤシ油アルキル-N-カルボキシエトキシエチル-N-カルボキシエチルイミダゾリニウムジナトリウムヒドロキシド、ヤシ油アルキル-N-カルボキシメトキシエチル-N-カルボキシメチルイミダゾリニウムジナトリウムヒドロキシド、ヤシ油アルキル-N-カルボキシメトキシエチル-N-カルボキシメチルイミダゾリニウムジナトリウムラウリル硫酸、ミリストイルメチル-β-アラニンナトリウム液、ステアロイルメチルタウリンナトリウム、テトラデセンスルホン酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸トリエタノールアミン、アルカンスルホン酸ナトリウム、アルキル硫酸アンモニウム、オクチルフェノキシジエトキシエチルスルホン酸ナトリウム、ヤシ油アルキル硫酸マグネシウム・トリエタノールアミン、ミリスチル硫酸ナトリウム、セトステアリル硫酸ナトリウム、オレイル硫酸ナトリウム、オレイル硫酸トリエタノールアミン、ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸アンモニウム(2E.O.)、ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸トリエタノールアミン、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸アンモニウム(3E.O.)液、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸ジエタノールアミン(3E.O.)液、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸トリエタノールアミン(3E.O.)液、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸ナトリウム(3E.O.)液、硬化ヤシ油脂肪酸グリセリル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレン(5)ヤシ油脂肪酸モノエタノールアミドリン酸エステル、ポリオキシエチレンアルキル(12-14)エーテルリン酸(2E.O.),(8E.O.),(10E.O)、ポリオキシエチレンラウリルエーテルリン酸、ポリオキシエチレンラウリルエーテルリン酸ナトリウム、ポリオキシエチレンセチルエーテルリン酸、ポリオキシエチレンセチルエーテルリン酸ナトリウム、ポリオキシエチレンステアリルエーテル、ポリオキシエチレンコレステリルエーテル、ポリオキシエチレンステアリルエーテルリン酸、ポリオキシエチレンオレイルエーテルリン酸、ポリオキシエチレンオレイルエーテルリン酸ナトリウム、ポリオキシエチレンオレイルエーテルリン酸ジエタノールアミン、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテルリン酸、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテルリン酸トリエタノールアミン、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンセチルエーテルリン酸、ポリオキシプロピレングリセリルエーテルリン酸、ポリオキシプロピレンブチルエーテルリン酸、ポリオキシエチレンスルホコハク酸ラウリル二ナトリウム、ヤシ油脂肪酸エチルエステルスルホン酸ナトリウム、スルホコハク酸ジオクチルナトリウム、オクチルフェノキシジエトキシエチルスルフォン酸ナトリウム、スルホコハク酸ラウリル二ナトリウム、オレイン酸アミドスルホコハク酸二ナトリウム、ポリオキシエチレンアルキル(C12-15)エーテルリン酸、ポリオキシエチレンアルキル(C12-14)スルホコハク酸二ナトリウム(7E.O.)、スルホコハク酸ポリオキシエチレンラウロイルエタノールアミド二ナトリウム(5E.O.)、イソステアロイル乳酸ナトリウム、ウンデシレノイル加水分解コラーゲンナトリウム、ウンデシレノイル加水分解コラーゲンカリウム、ウンデシルヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタインナトリウム、ラウリン酸加水分解コラーゲンナトリウム、ヤシ油脂肪酸加水分解コラーゲンナトリウム、ヤシ油脂肪酸加水分解コラーゲンカリウム、ヤシ油脂肪酸加水分解コラーゲンカリウム液、ヤシ油脂肪酸加水分解コラーゲントリエタノールアミン、イソステアロイル加水分解コラーゲン、イソステアロイル加水分解シルク、イソステアロイル加水分解コラーゲンアミノメチルプロパンジオール塩、エチレンジアミン-N,N,N´,N´-テトラキス(2-ヒドロキシプロピル)ジオレイン酸塩、ドデカノイルサルコシン、ラウリルアミノジプロピオン酸ナトリウム液(30%)、オレオイルサルコシン、ミリストイル-β-アラニンナトリウム液、ウンデシルヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタインナトリウム、アルキル(C12,13,16)硫酸アンモニウム、アルキル(C11,13,15)硫酸トリエタノールアミン(1)、アルキル(C11,13,15)硫酸トリエタノールアミン(2)、アルキル(C12-15)硫酸トリエタノールアミン、アルキル(C12-14)硫酸トリエタノールアミン、アルキル(12,13)硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸トリエタノールアミン(3E.O.)液、(C11-15)パレス-3硫酸ナトリウム、(C12,13)パレス-3硫酸ナトリウム、(C12-15)パレス-3硫酸ナトリウム、(C12,13)パレス-3硫酸TEA、(C12,13)パレス-3硫酸(TEA/Na)、PEG-3ヤシ脂肪酸アミドMEA硫酸Na、PEG-5ヤシ脂肪酸アミドMEAリン酸、PEG-5ラウリルクエン酸スルホコハク酸2Na、PEG-5セテス-10リン酸、PEG-25ブチルリン酸、アルキル(C14-18)スルホン酸ナトリウム、アルキル(C20-22)リン酸、イソラウレス-4リン酸、ウンデシレノイルグリシン、オリーブ脂肪酸カリウム、オレイルサルコシン、オレイルメチルタウリンナトリウム、オレス-3リン酸、オレス-4リン酸、オレス-5リン酸、オレス-10リン酸、オレス-20リン酸、オレス-7リン酸ナトリウム、オレス-8リン酸ナトリウム、オレフィン(C14-16)スルホン酸ナトリウム、カプリロイルグリシン、ココイルアミノ酸ナトリウム、ココイルアラニントリエタノールアミン、ココイルイセチオン酸ナトリウム、ココイルイセチオン酸アンモニウム、ココイルグリシンカリウム、ココイルグリシンナトリウム、ココイルグルタミントリエタノールアミン、ココイルグルタミン酸、ココイルグルタミン酸2ナトリウム、ココイルグルタミン酸カリウムなどのココイルグルタミン酸塩類、ココイルサルコシン、ココイルサルコシンナトリウム、ココイルサルコシントリエタノールアミン、ココイルタウリンナトリウム、ココイルメチルアラニン、ココイルメチルアラニンナトリウム、ココイルメチルタウリン、ココイルメチルタウリンカリウム、ココイルメチルタウリンマグネシウム、ココイルメチルタウリンナトリウム、ココイルリンゴアミノ酸ナトリウム、コセス硫酸ナトリウム、ジ(C11-15)パレス-2リン酸、ジ(C12-15)パレス-4リン酸、ジ(C12-15)パレス-8リン酸、ジ(C12-15)パレス-10リン酸、ジオレイルリン酸、ジオレス-8リン酸ナトリウム、ジオレス-8リン酸ナトリウム、ジココイルエチレンジアミンPEG-15硫酸ナトリウム、ジラウレス-10リン酸ナトリウム、ステアレス-2リン酸、ステアレス-3リン酸、ステアロイル乳酸カルシウム、ステアロイル乳酸ナトリウム、スルホコハク酸ウンデシレナミドMEA-2Na、スルホコハク酸ラウラミドMEA-2Na、スルホコハク酸ラウレス2ナトリウム、セチルリン酸DEA、セチルリン酸カリウム、セテアリル硫酸ナトリウム、セテス-10リン酸、セテス-20リン酸、トリセテアレス-4リン酸、トリセデス-4カルボン酸、トリセデス-8カルボン酸、トリセデス-4カルボン酸ナトリウム、トリセデス-7カルボン酸ナトリウム、トリセデス-3酢酸ナトリウム、トリセデス-7リン酸カリウム、トリラウレス-4リン酸、乳酸オレイル、パーム脂肪酸グルタミン酸ナトリウム、パルミトイルグルタミン酸マグネシウム、パルミトイルサルコシンナトリウム、パルミトイルプロリン、パルミトイルプロリンナトリウム、パルミトイルメチルタウリンナトリウム、ミリストイルグルタミン酸カリウム、ミリストイルグルタミン酸ナトリウム、ミリストイルサルコシンナトリウム、ミリストイルメチルタウリンナトリウム、ヤシ脂肪酸カリウム、ヤシ脂肪酸トリエタノールアミン、ヤシ脂肪酸アルギニン、ラウラミノジ酢酸ナトリウム、ラウリルグリコール酢酸ナトリウム、ラウレス-5カルボン酸、ラウレス-6カルボン酸、ラウレス-11カルボン酸、ラウレス-5カルボン酸ナトリウム、ラウレス-6カルボン酸ナトリウム、ラウレス-11カルボン酸ナトリウム、ラウレス-5酢酸、ラウレス-6
酢酸、ラウレス-4,5酢酸カリウム、ラウレス-3酢酸ナトリウム、ラウレス-4酢酸ナトリウム、ラウレス-5酢酸ナトリウム、ラウレス-6酢酸ナトリウム、ラウレス-11酢酸ナトリウム、ラウレス硫酸MIPA、ラウレス硫酸ナトリウム、ラウレス硫酸トリエタノールアミン、ラウレス-2硫酸アンモニウム、ラウレス-3硫酸アンモニウム、ラウレス-1リン酸、ラウレス-2リン酸、ラウレス-4リン酸、ラウロイルアスパラギン酸ナトリウム、ラウロイルカラスムギアミノ酸ナトリウム、ラウロイル乳酸ナトリウム、ラウロイルメチルアラニンカリウム、ラウロイルメチルアラニントリエタノールアミン、リン酸ジセチル、リン酸セチルなどのアニオン界面活性剤、塩化ラウリルトリメチルアンモニウム、塩化ジココイルジメチルアンモニウム、塩化ミリスチルジメチルベンジルアンモニウム、塩化セチルトリメチルアンモニウム、塩化ラウリルピリジニウム、塩化セチルピリジニウム、塩化ベンゼトニウム、ステアリルトリメチルアンモニウムクロライド、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンザルコニウム液、ラウリルアミンオキサイド、塩化アルキルトリメチルアンモニウム、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ステアリルジメチルベンジルアンモニウム、塩化ジメチルステアリルアンモニウム処理ヘクトライト、塩化ベンジルジメチルステアリルアンモニウム処理ヘクトライト、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム処理ベントナイト、塩化ジアルキルジメチルアンモニウム、塩化トリ(ポリオキシエチレン)ステアリルアンモニウム(5E.O.)、塩化ジ(ポリオキシエチレン)オレイルメチルアンモニウム(2E.O.)、塩化ステアロイルコラミノホルミルメチルピリジニウム、塩化ポリオキシプロピレンメチルジエチルアンモニウム、塩酸アルキルジアミノエチルグリシン液、臭化アルキルイソキノリニウム液、臭化ラウリルトリメチルアンモニウム、臭化セチルトリメチルアンモニウム、臭化ステアリルトリメチルアンモニウム、セチルトリメチルアンモニウムサッカリン、ステアリルトリメチルアンモニウムサッカリン、ポリエチレングリコール・エピクルルヒドリン・ヤシ油アルキルアミン・ジプロピレントリアミン縮合物、ポリエチレングリコール・エピクロロヒドリン・牛脂アルキルアミンジプロピレントリアミン縮合物、エチル硫酸ラノリン脂肪酸アミノプロピルエチルジメチルアンモニウム(1),(2)、臭化ベヘニルトリメチルアンモニウム、塩化ベヘニン酸アミドプロピルジメチルヒドロキシプロピルアンモニウム、ステアリン酸ジエチルアミノエチルアミド、ステアリン酸ジメチルアミノプロピルアミド、ラノリン誘導体第四級アンモニウム塩、PEG-5オレアミン、PEG-2オレアンモニウムクロリド、PEG-2コカミン、PEG-3コカミン、PEG-5コカミン、PEG-10コカミン、PEG-15コカミン、PEG-2ジメドウフォームアミドエチルモニウムメトサルフェート、アルキル(C12,14)オキシヒドロキシプロピルアルギニン塩酸塩、アルキル(C16,18)トリモニウムクロリド、イソアルキル(C10-40)アミドプロピルエチルジモニウムエトサルフェート、イソステアリルエチルイミダゾリニウムエトサルフェート、カエサルピニアスピノサヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド、クオタニウム-33、クオタニウム-91、コカミドプロピルPGジモニウムクロリドン酸、コカミドプロピルベタインアミドMEAクロリド、ココイルアルギニンエチルPCA、ココトリモニウムメト硫酸、コロハヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド、酢酸(ミリスタミド/パルミタミド)ブチルグアニジン、ジアルキル(C12-18)ジモニウムクロリド、ジココイルエチルヒドロキシエチルモニウムメトサルフェート、ジココジモニウムクロリド、ジステアリルジモニウムクロリド、ジステアロイルエチルヒドロキシエチルモニウムメトサルフェート、ジセチルジモニウムクロリド、ジパルミトイルエチルヒドロキシエチルモニウムメトサルフェート、ジヒドロキシプロピルPEG-5リノールアンモニウムクロリド、ジメチルPABAアミドプロピルラウルジモニウムトシル酸、ジメチルステアラミン、ステアラミドエチルジエチルアミン、ステアラミドプロピルジメチルアミン、ステアラルコニウムクロリド、ステアリルトリモニウムサッカリン、ステアルトリモニウムクロリド、ステアルトリモニウムブロミド、ステアロキシプロピルトリモニウムクロリド、セタルコニウムクロリド、セチルピリジニウムクロリド、セトリモニウムクロリド、セトリモニウムブロミド、セトリモニウムメトサルフェート、ソイトリモニウムクロリド、パルミタミドプロピルトリモニウムクロリド、パンテニルヒドロキシプロピルステアルジモニウムクロリド、ヒドロキシエチルセチルジモニウムリン酸、ヒドロキシプロピルトリモニウムハニー、ヒドロキシプロピルビスヒドロキシエチルジモニウムクロリド、ベヘナミドプロピルジメチルアミン、ベヘナミドプロピルジメチルアミン、ベへントリモニウムクロリド、ベへントリモニウムメトサルフェート、ポロキサミン701、ポロキサミン702、ポロキサミン704、マロン酸ビスヒドロキシエチルセチルアミド、ヤシ油アルキルPGジモニウムクロリドリン酸ナトリウム、ラウリルトリモニウムクロリド、ラウリルピリジニウムクロリド、リノールアミドプロピルPGジモニウムクロリドリン酸などのカチオン界面活性剤、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、2-アルキル-N-カルボキシメチル-N-ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、ウンデシル-N-ヒドロキシエチル-N-カルボキシメチルイミダゾリウムベタイン、ヤシ油アルキルベタイン、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン、ステアリルジヒドロキシエチルベタイン、ステアリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ビス(ステアリル-N-ヒドロキシエチルイミダゾリン)クロル酢酸錯体、ヤシ油脂肪酸加水分解コラーゲン、オレオイル加水分解コラーゲン、加水分解コラーゲンヘキサデシル、ラウリン酸アミドプロピルベタイン液、ミリストイル加水分解コラーゲン液、塩酸アルキルアミノエチルグリシン液、レシチンなどのカルボキシベタイン型、アミドベタイン型、スルホベタイン型、ヒドロキシスルホベタイン型、アミドスルホベタイン型、ホスホベタイン型、アミノカルボン酸塩型、イミダゾリン誘導体型、アミドアミン型、PEG-3ラウラミンオキシド、オレアミンオキシド、オレイルベタイン、(カプリル/カプラミド)プロピルベタイン、ココアミンオキシド、ココアンホ酢酸ナトリウム、ココアンホジ酢酸ナトリウム、ココアンホジ酢酸2ナトリウム、ココアンホプロピオン酸ナトリウム、ジヒドロキシエチルラウラミンオキシド、ステアラミンオキシド、ステアリルベタイン、パーム核脂肪酸アミドエチルヒドロキシエチルアミノプロピオン酸ナトリウム、パーム核脂肪酸アミドプロピルベタイン、ヒドロキシアルキル(C12,14)ヒドロキシエチルアラニン、ヘプタデシルヒドロキシエチルカルボキシラートメチルイミダゾリニウムクロリド/ヘプタデシルビスヒドロキシエチルイミダゾリニウム、ミリスタミドプロピルベタイン、ミリスタミンオキシド、ミリスチルベタイン、ラウラミドプロピルアミンオキシド、ラウラミドプロピルヒドロキシスルタイン、ラウラミドプロピルベタイン、ラウラミノプロピオン酸ナトリウム、ラウラミンオキシド、ラウリミノジプロピオン酸ナトリウム、ラウリルヒドロキシスルタイン、ラウリルベタイン、ラウロアンホ酢酸ナトリウム、ラウロイルリシンなどの両性界面活性剤、エスシン、サーファクチンナトリウム、サポニン、水酸化レシチン、水添リゾレシチン、水添レシチン、セファリン、フォスファチジルセリン、水溶性コラーゲンなどを例示することができる。
【0077】
これら界面活性剤の内、非イオン界面活性剤が好ましく、例えばポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステル等の非イオン性界面活性剤はより好ましい。
【0078】
とりわけ、本発明の皮膚外用組成物を配合した化粧水の場合には、化粧品の経時的な濁り、沈殿を抑制する効果が高く、化粧品分野で汎用されている下記の界面活性剤を使用するのが好ましい。すなわち、L-アルギニンエチル・DL-ピロリドンカルボン酸塩、ピログルタミン酸イソステアリン酸ポリオキシエチレングリセリル、PEG-9ポリジメチルシロキシエチルジメチコン、ヤシ油脂肪酸ソルビタン、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンデシルテトラデシルエーテル、ポリオキシエチレンソセチルエーテル、ポリオキシエチレンステアリルエーテル、ポリオキシエチレンメチルグルコシド、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレン水添ヒマシ油、イソステアリン酸ソルビタン、イソステアリン酸ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、グリセリン脂肪酸エステル、ジイソステアリン酸ポリグリセリル、ショ糖脂肪酸エステル、ステアロイルグルタミン酸ナトリウム、ステアロイル乳酸ナトリウム、セスキイソステアリン酸ソルビタン、セスキオレイン酸ソルビタン、ポリオキシエチレンアルキル(C12-15)エーテルリン酸、ポリオキシエチレンコレステリルエーテル、ポリオキシエチレンセチルエーテルリン酸、ポリオキシエチレンセトステアリルエーテル、ポリオキシエチレンフィトステロール、ポリオキシエチレンベヘニルエーテル、モノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン(20E.O)、モノステアリン酸グリセリン、モノステアリン酸ポリエチレングリコール、モノステアリン酸ポリオキシエチレングリセリル、モノラウリン酸ポリオキシエチレンソルビタン、ラウロイルグルタミン酸ジオクチルドデシル、加水分解コラーゲン液、モノステアリン酸グリセリル、水素添加大豆リゾリン脂質、水素添加大豆リン脂質、及び水溶性コラーゲンから選ばれる界面活性剤の1種又は2種以上を単独で又は組み合わせて使用するのが望ましい。
【0079】
さらに、化粧水には、その品質と安定性向上のために、下記に記載の香料、色素、防腐剤、殺菌剤、紫外線吸収剤、金属封鎖剤及び緩衝剤から選ばれる1種又は2種以上を配合することができ、それらはそれぞれ、通常、本発明の化粧水質量当たり、0.0001質量%以上、好適には、0.001~50質量%、より好適には、0.01~25質量%、さらに好適には、0.1~10質量%の範囲で配合される。
【0080】
(香料)
香料としては、ベンズアルデヒド、シンナミックアルデヒド、シクラメンアルデヒド、シトラール、シトロネラール、2-メチル-3-(4-メチルフェニル)-プロパナール、ウンデセナール、メチルノニルアセトアルデヒド、3,7-ジメチル-1-オクタナール、ヒドロキシシトロネラール、メトキシシトロネラール、ペリラアルデヒド、ミルテナール、カリオフィレンアルデヒド、n-ヘキサール、2-メチルブタナール、イソバレルアルデヒド、n-バレルアルデヒド、アセトアルデヒド、n-ヘプタナール、n-オクタナール、n-ノナナール、2-メチルオクタナール、3,5,5-トリメチルヘキサナール、1-デカナール、ウンデカナール、ドデカナール、2-メチルデカナール、2-メチルウンデカナール、トリデカナール、テトラデカナール、2-ペンテナール、cis-3-ヘキセナール、trans-2-ヘキセナール、trans-2-ヘプテナール、4-ヘプテナール、trans-2-オクテナール、trans-2-ノネナール、cis-6-ノネナール、2,6-ジメチル-5-ヘプテナール、trans-4-デセナール、cis-4-デセナール、trans-2-デセナール、2,5,6-トリメチル-4-ヘプテナール、10-ウンデセナール、trans-2-ウンデセナール、trans-2-ドデセナール、3-ドデセナール、trans-2-トリデセナール、2,6,10-トリメチル-9-ウンデセン-1-アール、2,4-ヘキサジエナール、2,4-ヘプタジエナール、2,4-オクタジエナール、2,4-ノナジエナール、2,6-ノナジエナール、2,4-デカジエナール、2,4-ウンデカジエナール、2,4-ドデカジエナール、5,9-ジメチル-4,8-デカジエナール、3,7,9-トリメチル-2,6-デカジエン-1-アール、2,6,10-トリメチル-5,9-ウンデカジエナール、α-メチレンシトロネラール、カンフォレンアルデヒド、シクロシトラール、イソシクロシトラール、2,6,6-トリメチル-1,3-シクロヘキサジエン-1-カルボキシアルデヒド、6,10-ジメチル-3-オキサ-9-ウンデセナール、ゲラニルオキシアセトアルデヒド、ジメチルテトラヒドロベンズアルデヒド、3-プロピルビシクロ[2,2,1]-5-ヘプテン-2-カルボキシアルデヒド、メトキシジシクロペンタジエンカルボキシアルデヒド、4-トリシクロデシリデンブタナール、4-(4-メチル-3-シクロヘキセニリデン-1)ペンタナール、4(3)-(4-メチル-3-ペンテン-1-イル)-3-シクロヘキセン-1-カルボキシアルデヒド、セトナール、イノナール、テレストラール、p-トリルアルデヒド、フェニルアセトアルデヒド、3-フェニルブタナール、クミンアルデヒド、p-メチルフェニルアセトアルデヒド、p-イソプロピルフェニルアセトアルデヒド、ヒドラトロパアルデヒド、p-メチルヒドラトロパアルデヒド、p-イソプロピルヒドラトロパアルデヒド、フェニルプロピオンアルデヒド、β-メチルヒドロシンナミックアルデヒド、ジャスモランジ、ブルジェオナール、フロラロゾン、スザラール、サリチルアルデヒド、アニスアルデヒド、o-メトキシベンズアルデヒド、o-メトキシシンナミックアルデヒド、カントキサール、バニリン、エチルバニリン、メチルバニリン(3,4-ジメトキシベンズアルデヒド)、ヘリオナール、フェノキシアセトアルデヒド、p-メチルフェノキシアセトアルデヒド、フルフラール、5-メチルフルフラール、5-ヒドロキシメチル-2-フルフラール、フリルアクロレイン、リラール、ベルンアルデヒド、ホモマイラックアルデヒド、ジュニパール、ヴェルトラール、リリアール、メフラナール、エグランタール、コカール、α-メチルシンナミックアルデヒド、α-ブチルシンナミックアルデヒド、α-アミルシンナミックアルデヒド、α-ヘキシルシンナミックアルデヒド、ホルミルエチルテトラメチルテトラリンなどのアルデヒド類、酢酸テレピネル、酢酸ベチベリル、酢酸ベンジル、酢酸リナリル、サリチル酸イソペンチル、サリチル酸ベンジル、ヘキシルサリシレート、シス-3-ヘキセニルサリシレート、ギ酸エチル、ギ酸シス-3-ヘキセニル、ギ酸リナリル、ギ酸シトロネリル、ギ酸ゲラニル、ギ酸ベンジル、ギ酸フェニルエチル、酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸イソアミル、シクロペンチリデン酢酸メチル、酢酸ヘキシル、酢酸シス-3-ヘキセニル、酢酸トランス-2-ヘキセニル、酢酸イソノニル、酢酸シトロネリル、酢酸ラバンジュリル、酢酸ゲラニル、酢酸ミルセニル、酢酸ターピニル、酢酸メンチル、酢酸メンタニル、酢酸ノピル、酢酸n-ボルニル、酢酸イソボルニル、酢酸p-t-ブチルシクロヘキシル、酢酸o-t-ブチルシクロヘキシル、酢酸トリシクロデセニル、酢酸2,4-ジメチル-3-シクロヘキセン-1-メタニル、酢酸フェニルエチル、酢酸スチラリル、酢酸ジメチルベンジルカルビニル、酢酸シンナミル、酢酸アニシル、酢酸パラクレジル、酢酸ヘリオトロピル、アセチルオイゲノール、アセチルイソオイゲノール、酢酸グアイル、酢酸セドリル、プロピオン酸エチル、プロピオン酸イソアミル、プロピオン酸シトロネリル、プロピオン酸ゲラニル、プロピオン酸リナリル、プロピオン酸ターピニル、プロピオン酸ベンジル、プロピオン酸シンナミル、シクロヘキシルプロピオン酸アリル、プロピオン酸トリシクロデセニル、酪酸エチル、2-メチル酪酸エチル、酪酸ブチル、酪酸イソアミル、酪酸ヘキシル、酪酸リナリル、酪酸ゲラニル、酪酸シトロネリル、酪酸ベンジル、イソ酪酸シス-3-ヘキセニル、イソ酪酸シトロネリル、イソ酪酸ゲラニル、イソ酪酸リナリル、イソ酪酸ベンジル、イソ酪酸フェニルエチル、イソ酪酸トリシクロデセニル、イソ吉草酸エチル、吉草酸プロピル、イソ吉草酸シトロネリル、イソ吉草酸ゲラニル、イソ吉草酸ベンジル、イソ吉草酸シンナミル、イソ吉草酸フェニルエチル、カプロン酸エチル、カプロン酸アリル、エナント酸エチル、エナント酸アリル、カプリン酸エチル、チグリン酸シトロネリル、安息香酸メチル、安息香酸エチル、安息香酸イソブチル、安息香酸イソアミル、安息香酸ゲラニル、安息香酸リナリル、安息香酸ベンジル、安息香酸フェニルエチル、フェニル酢酸メチル、フェニル酢酸エチル、フェニル酢酸イソブチル、フェニル酢酸イソアミル、フェニル酢酸ゲラニル、フェニル酢酸ベンジル、フェニル酢酸フェニルエチル、フェニル酢酸p-クレジル、桂皮酸メチル、桂皮酸エチル、桂皮酸ベンジル、桂皮酸シンナミル、桂皮酸フェニルエチル、サリチル酸メチル、サリチル酸エチル、サリチル酸イソブチル、サリチル酸アミル、サリチル酸ヘキシル、サリチル酸シス-3-ヘキセニル、サリチル酸フェニルエチル、ジャスモン酸メチル、ジヒドロジャスモン酸メチル、フルテート、2-ペンチルオキシグリコール酸アリル、3-メチル-3-フェニルグリシド酸エチル、エチル2-ペンタノエ-ト、4-アセトキシ-3-アミルテトラヒドロピラン、シクロヘキシルサリシレート、2-シクロヘキシルプロピオン酸エチル、エチルトリシクロ[5.2.1.02,6]デカン-2-カルボキシレート、2-メチルペンチル 2-メチルペンチレートなどのエステル類、γ-ウンデカラクトン、ペンタリド(シクロペンタデカノリド)、ハバノリド(オキサシクロヘキサデセン-2-オン)、アンブレットリド、シクロヘキサデカノリド、10-オキサヘキサデカノリド、11-オキサヘキサデカノリド、12-オキサヘキサデカノリド、エチレンドデカンジオエート、γ-ブチロラクトン、γ-バレロラクトン、アンゲリカラクトン、γ-ヘキサラクトン、γ-ヘプタラクトン、γ-オクタラクトン、γ-ノナラクトン、3-メチル-4-オクタノリド、γ-デカラクトン、γ-ドデカラクトン、γ-ジャスモラクトン、ジャスミンラクトン、シスジャスモンラクトン、ラクトジャスモン、ジャスモラクトン、メンタラクトン、n-ブチルフタリド、プロピリデンフタリド、ブチリデンフタリド、δ-ヘキサラクトン、δ-オクタラクトン、トリバロン、δ-ノナラクトン、δ-デカラクトン、δ-2-デセノラクトン、δ-ウンデカラクトン、δ-ドデカラクトン、δ-トリデカラクトン、δ-テトラデカラクトン、ラクトスカトン(デカヒドロ-4,α-ヒドロキシ-2,8,8-トリメチルナフタリン-2-カルボキシアシッド-δ-ラクトン)、クマリン、ジヒドロクマリン、シクロヘキシルラクトン、6-メチルクマリン、ε-デカラクトン、ε-ドデカラクトンなどのラクトン類、アセチルカリオフィレン、カルボン、プレゴン、ピペリテノン、ピペリトン、ショウ脳、イソロンギフォラノン、ヌートカトン、2-ヘプタノン、2-ペンタノン、3-ヘキサノン、3-ヘプタノン、4-ヘプタノン、2-オクタノン、3-オクタノン、2-ノナノン、3-ノナノン、2-ウンデカノン、2-トリデカノン、メチルイソプロピルケトン、エチルイソアミルケトン、メシチルオキサイド、ブチリデンアセトン、メチルヘプタジエノン、メチルヘプテノン、ジメチルオクテノン、4-メチレン-3,5,6,6-テトラメチル-2-ヘプタノン、ゲラニルアセトン、ファルネシルアセトン、アセトイン、5-ヒドロキシ-4-オクタノン、メチルラベンダーケトン、ジアセチル、2,3-ペンタジオン、2,3-ヘキサジオン、3,4-ヘキサジオン、2,3-ヘプタジオン、アセチルイソバレリル、アミルシクロペンタノン、アミルシクロペンテノン、2-シクロペンチルシクロペンタノン、ヘキシルシクロペンタノン、2-n-ヘプチルシクロペンタノン、cis-ジャスモン、ジヒドロジャスモン、イソジャスモン、トリメチルペンチルシクロペンタノン、セダモン(2-ブチリデン-3,5,5(3,3,5)-トリメチルシクロペンタノン)、サンデックス、シクロテン、3,5-ジメチル-1,2-シクロペンタジオン、メチルコリロン、2-tert-ブチルシクロヘキサノン、p-tert-ブチルシクロヘキサノン、3,3-ジメチルシクロヘキシルメチルケトン、2-sec-ブチルシクロヘキサノン、アルテモン、セルリーケトン、クリプトン、p-tert-ペンチルシクロヘキサノン、メチルシクロシトロン、ネロン、4-シクロヘキシル-4-メチル-2-ペンタノン、ハバノール、マルトール、エチルマルトール、オキサイドケトン、エモキシフロン、ホモフロール、ソトロン、フラネオール、アセチルジメチルフラン、フルフラールアセトン、2-アセチル-5-メチルフラン、2-アセチルフラン、メチルテトラヒドロフラノン、ジベンジルケトン、ベンゾフェノン、メチルナフチルケトン、4-ダマスコール、4-メチル-4-フェニル-2-ペンタノン)、α-メチルアニサルアセトン、ヘリオトロピルアセトン、アニシリデンアセトン、アニシルアセトン、p-メトキシフェニルアセトン、ラズベリーケトン、ラバンドゾン、ベンジリデンアセトン、p-メトキシアセトフェノン、p-メチルアセトフェノン、プロピオフェノン、アセトフェノン、イソダマスコン、α-ダイナスコン、イリトン、ヨノン、プソイドヨノン、メチルヨノン、メチルイリトン、2,4-ジ-tert-ブチルシクロヘキサノン、アリルヨノン、2,6,6-トリメチル-2-シクロヘキセン-1,4-ジオン、2-アセチル-3,3-ジメチルノルボルナン、フロレックス、プリカトン、オキソセドラン、ベルトフィックス、ベルベノン、フェンコン、カロン、トリモフィックスO、エピトン、アトリノン、カシュメラン、3-メチルシクロペンタデカノン-1、シクロヘプタデカ-9-エン-1-オン、シクロペンタデカノン、シクロヘキサデセノン、ファントリド、4-アセチル-6-tert-ブチル-1,1-ジメチルインダン、トラセオライド、トナリド、ビタライド、ジヒドロカルボン、ジオスフェノール、ジンゲロン、イソEスーパーなどのケトン類、フェニル酢酸、サンダロール、リナロール、ムスクケトン、メチルイオノン、イリス油、イロン、インドール、イランイラン油、エストラゴール、オークモス、オポポナックスレジノイド、オイゲノール、オーランチオール、ガラクソリッド、カルバクロール、L-カルボン、カ
ンファー、キャノン、キャロットシード油、クローブ油、ゲラニオール、ゲラニルニトリル、サンダルウッド油、シクロペンタデカノリド、ジヒドロミルセノール、ジャスミンアブソリュート、シナモンバーク油、1,8-シネオール、スチラックスレジノイド、セダーウッド油、セドレン、セドロール、セロリシード油、タイム油、ダマスコン、ダマセノン、チモール、チュベローズアブソリュート、デカラクトン、テルピネオール、γ-テルピネン、トリプラール、2,6-ノナジエノール、ノナラクトン、パチョリアルコール、パチョリ油、フェネチルアルコール、プチグレン油、cis-3-ヘキセノール、ペルーバルサム、ベチバー油、ベチベロール、ペパーミント油、ペパー油、ヘリオトロピン、ベルガモット油、ボルネオール、ミルレジノイド、メントール、L-メントール、L-メントン、ユーカリ油、β-ヨノン、ライム油、ラベンダー油、D-リモネン、レモン油、ローズアブソリュート、ローズオキシド、ローズ油、ローズマリー油、アサフェチダレジノイド、アジョワン油、スターアニス油、アビエス油、アミリス油、アンブレットシード油、アンバーグリスチンキ、イランイランアブソリュート、イリスレジノイド、イリスアブソリュート、ウィンターグリーン油、エレミオレオレジン、エレミレジノイドアブソリュート、エレミチンキ、オークモスコンクリート、オークモスアブソリュート、オークモスレジン、オークモスレジノイド、オコティア油、オスマンサスアブソリュート、オスマンサスコンクリート、オポパナックスレジノイド、オポパナックスアブソリュート、オポパナックス油、オリバナムレジノイド、オリバナムアブソリュート、オリバナム油、オールスパイス油、オレガノ油、オレガノオレジン、オレンジフラワーアブソリュート、オレンジフラワーコンクリート、カナンガ油、ガージュンバルサム、ガージュンバルサム油、カスカリラバーク油、カストリウムアブソリュート、カッシーアブソリュート、カッシーフラワー油、カッシア油、ガーデニアアブソリュート、カーネションアブソリュート、カブリューバ油、カモミル油、カルダモン油、ガルバナム油、ガルバナムレジン、ガルバナムレジノイド、キャラウェーシード油、グァヤックウッド油、グァヤックレジン、グァヤックコンクリート、クスノキ油、クベバ油、クミン油、クミンアブソリュート、クミンオレオレジン、クラリセージ油、グレープフルーツ油、コスタス油、コパイババルサム、コパイババルサム油、コパイババルサムレジン、コリアンダー油、サッサフラス油、ジュネアブソリュート、シソ油、シトロネラ油、ジャスミンコンクリート、ジュニパーベリー油、シベットアブソリュート、シベットチンキ、ジョンキルアブソリュート、アガーウッド油、ジンジャー油、シナモン油、シナモンリーフ油、スギ油、スチラックス油、スペアミント油、セイボリー油、セージ油、セダー油、セダーリーフ油、タゲット油、タラゴン油、ディル油、ティーツリー油、トリーモスアブソリュート、トルーバルサム、ナツメッグ油、ナルシサスアブソリュート、ネロリ油、バイオレットリーフアブソリュート、パイン油、バジル油、パセリリーフ油、パセリシード油、パセリハーブ油、ハッカ油、バニラアブソリュート、ハネーサックルアブソリュート、パルマローザ油、バレリアン油、ビターオレンジ油、ヒソップ油、ヒバ油、ヒヤシンスアブソリュート、フェンネル油、フィグアブソリュート、ブチュ油、ペニーロイヤル油、ペパーミント油、ベンゾインチンキ、ベンゾインレジノイド、ボアドローズ油、ホウショウ油、ホップ油、ホップコンクリート、ホップアブソリュート、マージョラム油、マンダリン油、オレンジ油、ミモザコンクリート、ミモザアブソリュート、ミモザ油、ミルアブソリュート、ミルオイル、ムスクアブソリュート、ムスクチンキ、ユズオイル、ヨモギ油、ラブダナム油、ラブダナムレジノイド、ラベンダーアブソリュート、ラバンジン油、ラバンジンアブソリュート、リナロエ油、レモングラス油、ローズコンクリート、ロベージ油、ローレル油、ローレルリーフ油、ワームウッド油、麝香、霊猫香、竜ぜん香、海狸香、ムスク・チバタ、α-ピネン、β-ピネン、カンフェン、ミルセン、ターピネオール、ターピノレン、オシメン、γ-ターピネン、α-フェランドレン、p-サイメン、β-カリオフィレン、β-ファルネセン、1,3,5-ウンデカトリエン、ジフェニルメタンなどの炭化水素、アニスアルコール、シンナミックアルコール、フェニルプロピルアルコール、ジメチルベンジルカルビノール、フェニルエチルメチルエチルカルビノール、3-メチル-5-フェニルペンタノール、オルシノールモノメチルエーテル、イソオイゲノール、サンタロール、イソボルニルシクロヘキサノール、サンダロア、バグダノール、サンダルマイソルコア、ブラマノール、エバノール、ポリサントール、2-エトキシ-4-メトキシメチルフェノール、トランス-2-ヘキセノール、シス-3-ヘキセノール、3-オクタノール、1-オクテン-3-オール、2,6-ジメチル-2-ヘプタノール、9-デセノール、4-メチル-3-デセン-5-オール、10-ウンデセノール、トランス-2-シス-6-ノナジエノール、ネロール、シトロネロール、ロジノール、ミルセノール、ラバンジュロール、テトラヒドロゲラニオール、テトラヒドロリナロール、ヒドロキシシトロネロール、アロオシメノール、ターピネン-4-オール、イソプレゴール、ノポール、ファルネソール、ネロリドール、ビサボロール、パチュリアルコール、2,4-ジメチル-3-シクロヘキセン-1-メタノール、4-イソプロピルシクロヘキサノール、4-イソプロピルシクロヘキサンメタノール1-(4-イソプロピルシクロヘキシル)-エタノール、2,2-ジメチル-3-(3-メチルフェニル)-プロパノール、p-t-ブチルシクロヘキサノール、o-t-ブチルシクロヘキサノール、アンブリノール、ベンジルアルコール、フェニルエチルアルコール、フェノキシエタノール、スチラリルアルコールなどのアルコール類、メチルジヒドロジャスモネート、テトラヒドロフルフリル3-メルカプトプロピオネート、コバノール、ゼラニウムオイル、バーチオイル、アルモイゼオイルアセチルセドレン、アミルシンナムアルデヒド、アリルアミルグリコレート、β-イオノン、イソブチルキノリン、ネロールオキサイド、ミロキサイド、ローズオキサイド、リメトール、メントフラン、リナロールオキサイド、ブチルジメチルジヒドロピラン、アセトキシアミルテトラヒドロピラン、セドリルメチルエーテル、メトキシシクロドデカン、1-メチル-1-メトキシシクロドデカン、エトキシメチルシクロドデシルエーテル、トリシクロデセニルメチルエーテル、ルボフィックス、セドロキサイド、アンブロキサン、グリサルバ、ボワジリス、アニソール、ジメチルハイドロキノン、パラクレジルメチルエーテル、アセトアニソール、アネトール、ジヒドロアネトール、ジフェニルオキサイド、メチルオイゲノール、メチルイソオイゲノール、ベンジルイソオイゲノール、フェニルエチルイソアミルエーテル、δ-ナフチルメチルエーテル、δ-ナフチルエチルエーテル、δ-ナフチルイソブチルエーテル、2,4-ジメチル-4-フェニルテトラヒドロフラン、ガラクソライド、2,2,5,5-テトラメチル-4-イソプロピル-1,3-ジオキサンなどのエーテル類など、各種精油等の合成香料及び天然香料並びに各種調合香料を例示することができる。
【0081】
(色素)
色素としては、アナトー、クロシン、カプサンチン、シソニン、ハイビスカス色素、グレープスキンエキストラクト、サフロールイエロー、カカオ色素、ラッカイン酸、カルミン酸、クルクミン、ベタニン、モナスコルブリン、ブラジリン、カラメル、ベニバナ色素、クチナシ色素、シコン色素、コチニール色素をはじめとする、アントラキノン系、アントシアニン系、カルコン系、カロテノイド系、フラボノイド系、フラビン系、キノン系、ポルフィリン系、ジケトン系、ペンタシアニジン系の色素などの天然着色料、感光素101号、感光素201号、感光素301号、感光素401号などの感光素、赤色2号、赤色3号、赤色102号、赤色104号、赤色105号、赤色106号、赤色201号、赤色202号、赤色203号、赤色204号、赤色205号、赤色206号、赤色207号、赤色208号、赤色213号、赤色214号、赤色215号、赤色218号、赤色219号、赤色220号、赤色221号、赤色223号、赤色225号、赤色226号、赤色227号、赤色228号、赤色230号、赤色231号、赤色232号、橙色201号、橙色203号、橙色204号、橙色205号、橙色206号、橙色207号、黄色4号、黄色5号、緑色3号、緑色201号、緑色202号、緑色204号、緑色205号、黄色201号、黄色202号、黄色203号、黄色204号、黄色205号、黄色401号、黄色402号、黄色403号、黄色404号、黄色405号、黄色406号、黄色407号、緑色401号、緑色402号、青色403号、紫色401号、黒色401号、青色404号、赤色401号、赤色404号、赤色405号、赤色501号、赤色502号、赤色503号、赤色504号、赤色506号、橙色401号、橙色402号、橙色403号、赤色505号、及び青色1号、青色2号、青色201号、青色202号、青色203号、青色204号、青色205号、褐色201号、紫色201号のジルコニウム、バリウム又はアルミニウムレーキなどの有機顔料粉末、上記有機粉末にシコン色素、ベニバナ色素などの天然色素や有機合成色素などを配合した色素が例示できる。
【0082】
(防腐剤又は殺菌剤)
防腐剤又は殺菌剤としては、フェノール、パラクロロフェノール、パラクロロメタクレゾール、パラクロロメタキシレノール、レゾルシン、レゾルシンモノアセテート、オルトフェニルフェノール、イソブチルパラベン、エチルパラベン、エチルパラベンナトリウム、ブチルパラベン、ブチルパラベンナトリウム、プロピルパラベン、プロピルパラベンナトリウム、メチルパラベン、メチルパラベンナトリウムなどのパラオキシ安息香酸アルキルエステル、フェノキシエタノール、チモール、クレゾール、ヒノキチオール、ヒドロキシベンザチオールなどのフェノール類、安息香酸及びその塩類、サリチル酸及びその塩類、ソルビン酸及びその塩類、デヒドロ酢酸及びその塩類、2,4,4´-トリクロロ-2´-ヒドロキシジフェニルエーテル、ヘキサクロロフェン、ビチオノール、ジクロロフェンなどのハロゲン化ビスフェノール類、3,4,4´-トリクロロカルバニリド、3-トリフルオロメチル4,4´-ジクロロカルバニリド、3,4´,5-トリブロモサリチルアニリド、p-アミノベンゼンスルホンアミド、ウンデシレン酸モノエタノールアミドなどのアミド類、塩化ベンザルコニウム、臭化アルキルイソキノリニウム、塩化ベンゼトニウム、塩化セチルピリジニウム、塩化デカリニウム、塩化アルキルトリメチルアンモニウムなどの4級アンモニウム化合物類、塩化アルキルアミノエチルグリシン、塩化ステアリルヒドロキシエチルベタインナトリウムなどの両イオン性界面活性剤、グルコン酸クロルヘキシジン、テトラメチルチウラムジサルファイド、感光素101号、感光素201号、感光素301号、感光素401号、感光素NK-143などの感光素類、1-ハイドロキシピリジン-2-チオン(ジンクピリチオン)、イミダゾリジニルウレア、N-トリクロロメチル・メルカプト-4-シクロヘキセン1,2-ジカルボキシイミド、塩化リゾチーム、クロルフェネシン、クロロブタノール、2-ブロム-2-ニトロ-1,3-プロパンジオール、アニスオイル、アシカオイル、シトロネロール、オイゲノール、ベンジルアルコール、エタノール、1,3-ブチレングリコール、ヘキシレングリコール、ジプロピレングリコール、グリセリン、1,2-プロパンジオール、1,2-ブタンジオール、1,2-ペンタンジオール(ペンチレングリコール)、1,2-ヘキサンジオール、1,2-ヘプタンジオール、1,2-オクタンジオール、1,2-ノナンジオール、1,2-デカンジオールなどのアルコール類、パラクロルメタクレゾール、塩化クロルヘキシジン、ビス(2-ピリジルチオ-1-オキシド)亜鉛、チアントール、イソプロピルメチルフェノール、6-アセトキシ-2,4-ジメチル-m-ジオキサン、5-クロロ-2-メチル-4-イソチアゾリン-3-オン、2-メチル-4-イソチアゾリン-3-オン、塩素、次亜塩素酸ナトリウム、サラシ粉、ヨード、ホルムアルデヒド、グルタールアルデヒド、ピロ炭酸ジエチル、エチレンオキサイド、β-プロピオラクトン、過酸化水素水、イオウ、グルコン酸カリウム、DMDMヒダントイン、アルキル(C12-14)ジエチルアミノエチルグリシン塩酸塩、クオタニウム-80、クオタニウム-87、クロラミンT、シメン-5-オール、ブチルカルバミン酸ヨウ化プロピル、ポリアミノプロピルビグアニド、メチルイソチアゾリノン、メチルクロロイソチアゾリノン、ヨウ化ジメチルアミノスチリルヘプチルメチルチアゾリウムなどを例示することができる。
また、エチナシ葉エキス、オウバクエキス、オリーブ葉エキス、オレンジ果汁、カワラヨモギエキス、カンゾウフラボノイド、クマザサエキス、グレープフルーツエキス、クロルフェネシン、スイカズラエキス、フェノキシエタノール、ユキノシタエキス、ワレモコウエキスなどの植物抽出物も抗菌剤として有利に使用できる。
【0083】
上記抗菌剤の内、とりわけ1,2-アルカンジオールや1,3-ブチレングリコールなどの非パラオキシ安息香酸エステル系の抗菌剤は、皮膚への刺激性の低さ、防腐効果の高さ及び保湿性の点から好ましい。
【0084】
(紫外線吸収剤)
紫外線吸収剤としては、パラアミノ安息香酸、パラアミノ安息香酸モノグリセリンエステル、N,N-ジプロポキシパラアミノ安息香酸エチルエステル、N,N-ジエトキシパラアミノ安息香酸エチルエステル、N,N-ジメチルパラアミノ安息香酸エチルエステル、N,N-ジメチルパラアミノ安息香酸ブチルエステル等のパラアミノ安息香酸系紫外線吸収剤、ホモメンチル-N-アセチルアントラニレートなどのアントラニル酸系紫外線吸収剤、桂皮酸、オキシベンゾン-3、オキシベンゾン-4、オキシベンゾン-5、オキシベンゾン-9などのベンゾフェノン誘導体、1,3-プロパンジオン誘導体に糖または糖アルコールが結合した糖系紫外線吸収剤、サリチル酸及びそのナトリウム塩、アミルサリシレート、メンチルサリシレート、ホモメンチルサリシレート、オクチルサリシレート、フェニルサリシレート、ベンジルサリシレート、p-イソプロパノールフェニルサリシレート、サリチル酸ジプロピレングリコール等のサリチル酸系紫外線吸収剤、オクチルシンナメート、エチル-4-イソプロピルシンナメート、メチル-2,5-ジイソプロピルシンナメート、エチル-2,4-ジイソプロピルシンナメート、メチル-2,4-ジイソプロピルシンナメート、プロピル-p-メトキシシンナメート、イソプロピル-p-メトキシシンナメート、イソアミル-p-メトキシシンナメート、2-エチルヘキシルp-メトキシシンナメート、2-エトキシエチル-p-メトキシシンナメート(シノキサート)、シクロヘキシル-p-メトキシシンナメート、エチル-α-シアノ-β-フェニルシンナメート、2-エチルヘキシルα-シアノ-β-フェニルシンナメート(オクトクリン)、グリセリルモノ-2-エチルヘキサノイル-ジパラメトキシシンナメート、フェルラ酸及びその誘導体等の桂皮酸系紫外線吸収剤、2,4-ジヒドロキシベンゾフェノン、2,2´-ジヒドロキシ-4-メトキシベンゾフェノン、2,2´-ジヒドロキシ-4,4´-ジメトキシベンゾフェノン、2,2´,4,4´-テトラヒドロキシベンゾフェノン、2-ヒドロキシ-4-メトキシベンゾフェノン、2-ヒドロキシ-4-メトキシ-4´-メチルベンゾフェノン、2-ヒドロキシ-4-メトキシベンゾフェノン-5-スルホン酸塩、4-フェニルベンゾフェノン、2-エチルヘキシル-4´-フェニル-ベンゾフェノン-2-カルボキシレート、2-ヒドロキシ-4-n-オクトキシベンゾフェノン、4-ヒドロキシ-3-カルボキシベンゾフェノン等のベンゾフェノン系紫外線吸収剤、3-(4´-メチルベンジリデン)-d,l-カンファー、3-ベンジリデン-d,l-カンファー、2-フェニル-5-メチルベンゾキサゾール、2,2´-ヒドロキシ-5-メチルフェニルベンゾトリアゾール、2-(2´-ヒドロキシ-5´-t-オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2-(2´-ヒドロキシ-5´-メチルフェニルベンゾトリアゾール、ジベンザラジン、ジアニソイルメタン、5-(3,3-ジメチル-2-ノルボルニリデン)-3-ペンタン-2-オン、4-メトキシ-4´-t-ブチルジベンゾイルメタン、4-t-ブチルメトキシジベンゾイルメタン等のジベンゾイルメタン誘導体、オクチルトリアゾン、ウロカニン酸及びウロカニン酸エチル等のウロカニン酸誘導体、2-(2´-ヒドロキシ-5´-メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、1-(3,4-ジメトキシフェニル)-4,4-ジメチル-1,3-ペンタンジオン、ジメトキシベンジリデンジオキソイミダゾリジンプロピオン酸オクチル、ジメトキシベンジリデンジオキソイミダゾリジンプロピオン酸2-エチルヘキシル等のヒダントイン誘導体、フェニルベンズイミダソゾールスルホン酸、テレフタリリデンジカンフルスルホン酸、ドロメトリゾールトリシロキサン、アントラニル酸メチル、ルチン及びその誘導体、オリザノール及びその誘導体、オクチルジメチルパラアミノベンゾエート、酸化チタン、酸化亜鉛、カオリン、タルク、エチルヘキシルトリアゾン、オクトクリレン、ジメチルPABAオクチル、ホモサレート、メチレンビスベンゾトリアゾリルテトラメチルブチルフェノール、メトキシケイヒ酸エチルヘキシル、メトキシケイヒ酸オクチルなどを例示することができる。
【0085】
(金属封鎖剤)
金属封鎖剤としては、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)、EDTA2Na、EDTA3Na、EDTA4Naなどのエチレンジアミン四酢酸塩類、ヒドロキシエチルエチレンジアミン三酢酸三ナトリウム塩などのヒドロキシエチルエチレンジアミン三酢酸塩、トリポリリン酸、ジエチレントリアミン五酢酸塩類、フィチン酸等のホスホン酸及びそのナトリウム塩等の塩類、シュウ酸ナトリウム、ポリアスパラギン酸、ポリグルタミン酸等のポリポリアミノ酸類、ポリリン酸ナトリウム、メタリン酸ナトリウム、リン酸、ピロリン酸塩、ヘキサメタリン酸塩、クエン酸ナトリウム、クエン酸、アラニン、ジヒドロキシエチルグリシン、グルコン酸、コハク酸、酒石酸などを例示することができる。
【0086】
(緩衝剤)
緩衝剤(pH調整剤)としては、クエン酸、クエン酸ナトリウム、乳酸、乳酸ナトリウム、グリコール酸、コハク酸、酢酸、酢酸ナトリウム、酢酸カリウム、リンゴ酸、酒石酸、フマル酸、リン酸、塩酸、硫酸、ホウ酸、ホウ砂、ニトリロトリエタノール、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、イソプロパノールアミン、トリイソプロパノールアミン、2-アミノ-2-メチル-1,3ープロパンジオール、2-アミノ-2-ヒドロキシメチル-1,3ープロパンジオール、アルギニン、水酸化アンモニウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム、リン酸水素カリウムアンモニア水、炭酸グアニジン、炭酸アンモニウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、重炭酸カリウム、重炭酸ナトリウム、酸化マグネシウム、酸化カルシウム、リン酸アンモニウム、リン酸一水素ナトリウム、リン酸二水素ナトリウムリン酸ナトリウム、リン酸カリウム、リン酸マグネシウム、リン酸カルシウム、ホウ酸ナトリウム、メタホウ酸ナトリウム、クエン酸カリウムなどを例示することができる。
【0087】
とりわけ、本発明の皮膚外用組成物を含む化粧水には、化粧品分野で汎用されているクエン酸ナトリウム、グリコール酸、コハク酸、リン酸一水素ナトリウム、リン酸二水素ナトリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムから選ばれる緩衝剤の1種又は2種以上を組み合わせて、本発明の化粧水のpHを、通常、pH5~9、好ましくは、pH6~8、より好ましくは、pH6.5~7.5の範囲に調整し得る量、使用するのが特に望ましい。
【0088】
<洗顔料>
本発明の皮膚外用組成物は、洗浄作用を有する成分を配合することにより、洗顔料とすることができる。皮膚上の汚れには、皮膚本来の生理作用による垢(あか)、すなわち、皮脂膜が酸敗、変質したものと角質層が剥離したものの他に空気中のほこりなどの汚れが混然一体となったものと、日常使用している化粧品があり、洗顔料はこれらを洗い流し皮膚を清浄に保つためにほぼ毎日使用される。
洗顔料の具体例としては、石鹸、ボディシャンプー、洗顔クリーム、メークアップリムーバーなどが挙げられる。洗浄作用を有する成分としては、高級脂肪酸のアルカリ塩(石鹸)が挙げられ、高級脂肪酸のアルカリ塩は、主としてC10~C18脂肪酸のナトリウム塩、カリウム塩、アミン塩である。
【0089】
洗顔料には、品質の向上、安定化のために、さらに香料、色素、酸化防止剤及び金属封鎖剤から選ばれる1種又は2種以上を配合することができ、それらはそれぞれ、通常、本発明の洗顔料質量当たり、0.0001質量%以上、好適には、0.001~50質量%、より好適には、0.01~25質量%、さらに好適には、0.1~10質量%の範囲で配合される。香料、色素及び金属封鎖剤としては、前記化粧水の項で詳述したものを適宜用いることができる。酸化防止剤としては、例えば、下記に記載の酸化防止剤を適宜用いることができる。
【0090】
(酸化防止剤)
酸化防止剤としては、レチノール、デヒドロレチノール、酢酸レチノール、パルミチン酸レチノール、レチナール、レチノイン酸、ビタミンA油などのビタミンA類及びそれらの誘導体及びそれらの塩、α-カロテン、β-カロテン、γ-カロテン、クリプトキサンチン、アスタキサンチン、フコキサンチンなどのカロテノイド類及びその誘導体、ピリドキシン、ピリドキサール、ピリドキサール-5-リン酸エステル、ピリドキサミンなどのビタミンB類、それらの誘導体及びそれらの塩、エルゴカルシフェロール、コレカルシフェロール、1、2、5-ジヒドロキシ-コレカルシフェロールなどのビタミンD類、それらの誘導体及びそれらの塩、α-トコフェロール、β-トコフェロール、γ-トコフェロール、δ-トコフェロール、α-トコトリエノール、β-トコトリエノール、γ-トコトリエノール、δ-トコトリエノール、酢酸トコフェロール、ニコチン酸トコフェロールなどのビタミンE類、それらの誘導体及びそれらの塩、トロロックス、その誘導体及びそれらの塩、ジヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソール、ジブチルヒドロキシトルエン、α-リポ酸、デヒドロリポ酸、グルタチオン、その誘導体及びそれらの塩、尿酸、エリソルビン酸、エリソルビン酸ナトリウム等のエリソルビン酸、その誘導体及びそれらの塩、没食子酸、没食子酸プロピルなどの没食子酸、その誘導体及びそれらの塩、ルチン、α-グリコシル-ルチンなどのルチン、その誘導体及びそれらの塩、トリプトファン、その誘導体及びそれらの塩、ヒスチジン、その誘導体及びそれらの塩、N-アセチルシステイン、N-アセチルホモシステイン、N-オクタノイルシステイン、N-アセチルシステインメチルエステル等のシステイン誘導体及びそれらの塩、N、N´-ジアセチルシスチンジメチルエステル、N、N´-ジオクタノイルシスチンジメチルエステル、N、N´-ジオクタノイルホモシスチンジメチルエステルなどのシスチン誘導体及びそれらの塩、カルノシン及びその誘導体及びそれらの塩、ホモカルノシン及びその誘導体及びそれらの塩、アンセリン及びその誘導体及びそれらの塩、カルシニン及びその誘導体及びそれらの塩、ヒスチジン及び/又はトリプトファン及び/又はヒスタミンを含むジペプチド又はトリペプチド誘導体及びそれらの塩、フラバノン、フラボン、アントシアニン、アントシアニジン、フラボノール、クエルセチン、ケルシトリン、ミリセチン、フィセチン、ハマメリタンニン、カテキン、エピカテキン、ガロカテキン、エピガロカテキン、エピカテキンガレート、エピガロカテキンガレートなどのフラボノイド類、タンニン酸、カフェ酸、フェルラ酸、プロトカテク酸、カルコン、オリザノール、カルノソール、セサモール、セサミン、セサモリン、ジンゲロン、クルクミン、テトラヒドロクルクミン、クロバミド、デオキシクロバミド、ショウガオール、カプサイシン、バニリルアミド、エラグ酸、ブロムフェノール、フラボグラシン、メラノイジン、リボフラビン、リボフラビン酪酸エステル、フラビンモノヌクレオチド、フラビンアデニンヌクレオチド、ユビキノン、ユビキノール、マンニトール、ビリルビン、コレステロール、エブセレン、セレノメチオニン、セルロプラスミン、トランスフェリン、ラクトフェリン、アルブミン、スーパーオキシドジスムターゼ、カタラーゼ、グルタチオンペルオキシダーゼ、メタロチオネイン、チオレドキシン、チオタウリン、O-ホスホノ-ピリドキシリデンローダミン、及びN-(2-ヒドロキシベンジル)アミノ酸、その誘導体及びそれらの塩、及びN-(4-ピリドキシルメチレン)アミノ酸、並びにその誘導体及びそれらの塩、リシン、1-メチオニン、プロリン、シリマリン、茶抽出物、ブドウ樹皮/種子抽出物、メラニン、ローズマリー抽出物などを例示することができる。
【0091】
(その他の成分)
洗顔料には、さらに、グリセリン、エタノール、砂糖、多価アルコール及び殺菌剤から選ばれる1種又は2種以上を配合することができる。殺菌剤としては、前記化粧水の項で詳述した防腐剤、殺菌剤を適宜用いることができるが、洗顔料など石鹸系の洗浄剤の場合には、消毒、殺菌、防臭の目的で、塩酸クロルヘキシジン、イソプロピルメチルフェノール、感光素101号、クレゾール、クロルキシレノール、チリクロロカルバニリド、ハロカルバン、フェノール、クロルクレゾール、フェノキシエタノール、トリクロルヒドロキシジフェニルエーテルなどを用いるのが好ましい。
【0092】
<美容液>
本発明の皮膚外用組成物は、保湿剤及びエモリエント剤を配合することにより、美容液とすることができる。一般に、美容液とは、化粧水とは異なり、粘度があって使用感及び保湿性に優れたタイプの化粧品であり、保湿機能とエモリエント機能を持つものとされている。
【0093】
保湿剤及びエモリエント剤としては、化粧水の項で前述したものを適宜用いることができる。剤型では、可溶化型、O/W乳化型、油液型が知られている。
【0094】
一般に、美容液は、さらに香料、紫外線吸収剤、美白剤、抗炎症剤、防腐剤及び殺菌剤から選ばれる1種又は2種以上を配合することにより、保湿機能とエモリエント機能以外の機能を謳うものが大半である。上記配合成分のうち、香料、紫外線防止剤、防腐剤及び殺菌剤については前記化粧水の項で詳述したそれぞれの成分を適宜使用することができる。美白剤及び抗炎症剤としては、例えば、下記に記載の美白剤及び抗炎症剤を適宜使用することができる。
【0095】
(美白剤)
一方、美白剤としては、3-メトキシサリチル酸、3-エトキシサリチル酸、4-メトキシサリチル酸、4-エトキシサリチル酸、4-プロポキシサリチル酸、4-イソプロポキシサリチル酸、4-ブトキシサリチル酸、5-メトキシサリチル酸、5-エトキシサリチル酸、5-プロポキシサリチル酸などのアルコキシサリチル酸類及びその塩類、ハイドロキノン、アルブチン、α-アルブチン、ハイドロキノンα-L-グルコース、ハイドロキノンβ-L-グルコース、ハイドロキノンα-D-ガラクトース、ハイドロキノンβ-D-ガラクトース、ハイドロキノンα-L-ガラクトース、ハイドロキノンβ-L-ガラクトース、ハイドロキノンα-D-リボース、ハイドロキノンβ-D-リボース、ハイドロキノンα-L-リボース、ハイドロキノンβ-L-リボース、ハイドロキノンα-D-アラビノース、ハイドロキノンβ-D-アラビノース、ハイドロキノンα-L-アラビノース、ハイドロキノンβ-L-アラビノース、ハイドロキノンα-D-グルコサミン、ハイドロキノンβ-D-グルコサミン、ハイドロキノンα-L-グルコサミン、ハイドロキノンβ-L-グルコサミン、ハイドロキノンα-D-ガラクトサミン、ハイドロキノンβ-D-ガラクトサミン、ハイドロキノンα-L-ガラクトサミン、ハイドロキノンβ-L-ガラクトサミン、ハイドロキノンα-D-グルクロン酸、ハイドロキノンβ-D-グルクロン酸、ハイドロキノンα-L-グルクロン酸、ハイドロキノンβ-L-グルクロン酸、ハイドロキノンα-D-ガラクツロン酸、ハイドロキノンβ-D-ガラクツロン酸、ハイドロキノンα-L-ガラクツロン酸、ハイドロキノンβ-L-ガラクツロン酸等のウロン酸配糖体等のハイドロキノンやその配糖体などのハイドロキノンの誘導体、トラネキサム酸やその誘導体及びそれらの塩類、レゾルシンまたは4-n-ブチルレゾルシノールなどのレゾルシン誘導体、コウジ酸やその誘導体及びそれらの塩類、エラグ酸やリノール酸及びそれらの塩類、アニス抽出物、イタドリ(虎杖根)抽出物、オニバシリ抽出物、エビスグサ抽出物、ケツメイシ(決明子)抽出物、オウギ(黄耆)抽出物、キバナオウギ抽出物、オオカラスウリ(カロコン)抽出物、オナモミ(蒼耳子)抽出物、オニノヤガラ(天麻)抽出物、カキョク抽出物、オオイタドリ抽出物、ウヤク抽出物、カボチャ抽出物、ガマ(蒲黄)抽出物、カンスイ(甘遂)抽出物、キンミズヒキ(仙鶴草)抽出物、クロモジ抽出物、クロクモソウ抽出物、サイザル(サイザルアサ)抽出物、サキシマボタンヅル抽出物、シナボタンヅル抽出物、シナセンニンソウ(威霊仙)抽出物、オオシマザクラ抽出物、オオヤマザクラ抽出物、マメザクラ抽出物、タカネザクラ抽出物、コヒガン抽出物、サトザクラ抽出物、シオン(紫苑)抽出物、シュロ抽出物、シロバナイリス抽出物、センニンソウ(大蓼)抽出物、タムシバ(辛夷)抽出物、ダイモンジソウ抽出物、ツキミソウ抽出物、トシシ抽出物、マメダオシ抽出物、ネナシカズラ抽出物、ニガヨモギ抽出物、ノコギリソウ抽出物、ハクセン(白癬皮)抽出物、ディル抽出物、ハチジョウイタドリ抽出物、ハマビシ抽出物、ヒトツバ(石葦)抽出物、ヒメガマ(香蒲)抽出物、ビャクシ抽出物、フローラルブランカ抽出物、ハミュラ抽出物、ハマヨモギ抽出物、セイヨウヒルガオ抽出物、ビャクダン抽出物、マンネンタケ(霊芝)抽出物、メハジキ(益母草)抽出物、カワヤナギ抽出物、アカメヤナギ抽出物、ネコヤナギ抽出物、イヌコリヤナギ抽出物、キヌヤナギ抽出物、コリヤナギ抽出物、ウンリュウヤナギ抽出物、ミヤマヤナギ抽出物、ヤマヤナギ抽出物、オオバヤナギ抽出物、タイリクキヌヤナギ抽出物、キツネヤナギ抽出物、ドロノキ抽出物、ヤマモモ(楊梅皮)抽出物、リュウゼツラン中秋物、アオノリュウゼツラン抽出物、フクリンリュウゼツラン抽出物、ミツマタ抽出物、アオノリ抽出物、ウスバアオノリ抽出物、スジアオノリ抽出物、ヒラアオノリ抽出物、ボウアオノリ抽出物、ホソエダアオノリ抽出物、コンブ抽出物、マコンブ抽出物、リシリコンブ抽出物、ホソメコンブ抽出物、ミツイシコンブ抽出物、ワカメ抽出物、ヒロメ抽出物、アオワカメ抽出物、ヒジキ抽出物、ヒバマタ抽出物、ウミウチワ抽出物、ウスバウミウチワ抽出物、キレバノウミウチワ抽出物、アカバウミウチワ抽出物、コナウミウチワ抽出物、オキナウチワ抽出物、ウスユキウチワ抽出物、エツキウミウチワ抽出物、トゲキリンサイ抽出物、アマクサキリンサイ抽出物、キリンサイ抽出物、ビャクシンキリンサイ抽出物、ツノマタ抽出物、イボツノマタ抽出物、マルバツノマタ抽出物、ヒラコトジ抽出物、スギノリ抽出物、シキンノリ抽出物、カイノリ抽出物、ヤハズグサ抽出物、ウラボシヤハズ抽出物、イシモズク抽出物、ミスジコンブ抽出物、アツバミスジコンブ抽出物、イソモク抽出物、ナガシマモク抽出物、シダモク抽出物、ネジモク抽出物、ナラサモ抽出物、マメタワラ抽出物、タツクリ抽出物、ヤツマタモク抽出物、ウミトラノオ抽出物、オオバモク抽出物、ムカデノリ抽出物、ヌラクサ抽出物、クロヌラクサ抽出物、オオムカデノリ抽出物、マツノリ抽出物、オオオゴノリ抽出物、カイメンソウ抽出物、フシツナギ抽出物、ヒメフシツナギ抽出物、ヒロハフシツナギ抽出物、クロソゾ抽出物、コブソゾ抽出物、ハネソゾ抽出物、ソゾノハナ抽出物、ハケサキノコギリヒバ抽出物、ティラ抽出物、カモーテデアザフラン抽出物、ハマイカ抽出物、ポレオベルデ抽出物、ナボネグロ抽出物フシスジモク抽出物、ハハキモク抽出物、ヨレモク抽出物、ノコギリモク抽出物、オオバ抽出物、胎盤抽出物、ルシノール、シルク抽出物、アカシア抽出物、アセロラ抽出物、イチビ(冬葵位)抽出物、シダレカンバ抽出物、クェルス(没食子)抽出物、クリ抽出物、カメバヒキオコシ抽出物、クロバナヒキオコシ抽出物、ヒキオコシ(延命草)抽出物、セリ抽出物、ソバ抽出物、ダービリア抽出物、ナズナ抽出物、フジバカマ(蘭草)抽出物、クワ抽出物、クチナシ抽出物、トウキ抽出物、ワレモコウ抽出物、クララ抽出物、ヨモギ抽出物、スイカズラ抽出物、キハダ抽出物、ドクダミ抽出物、マツホド抽出物、ハトムギ抽出物、オドリコソウ抽出物、ホップ抽出物、サンザシ抽出物、ユーカリ抽出物、セイヨウノコギリソウ抽出物、アルテア抽出物、ケイヒ抽出物、マンケイシ抽出物、ハマメリス抽出物、ヤマグワ抽出物、桔梗抽出物、続随子抽出物、射干抽出物、麻黄抽出物、センキュウ抽出物、ドッカツ抽出物、サイコ抽出物、ボウフウ抽出物、ハマボウフウ抽出物、オウゴン抽出物、牡丹皮抽出物、シャクヤク抽出物、ゲンノショウコ抽出物、葛根抽出物、甘草抽出物、五倍子抽出物、アロエ抽出物、ショウマ抽出物、紅花抽出物、緑茶抽出物、紅茶抽出物、阿仙薬抽出物、カミツレ抽出物、藍草抽出物、油溶性カンゾウエキス、西河柳エキス、ユキノシタエキスなどの植物エキス、フェニル水銀ヘキサクロロフェン、酸化第二水銀、塩化第一水銀、過酸化水素水素、過酸化亜鉛、2-アミノフェノール及びその誘導体、フェルラ酸及びその誘導体、プラセンタエキス、グルタチオン、オリザノール、ブチルレゾルシノールなど例示することができる。
【0096】
(抗炎症剤)
また、本発明の美容液に配合することのできる抗炎症剤としては、ジプロピオン酸ベタメタゾン、プロピオン酸クロベタゾール、プロピオン酸フルチカゾン、ヒドロコルチゾン-21-プロピオネート、ヒドロコルチゾンシクロペンチルプロピオネート、ジプロピオン酸ベクロメタゾンなどのプロピオン酸誘導体、アラントイン、アラントインアセチル-dl-メチオニン、アラントインクロルヒドロキシアルミニウム、アラントインジヒドロキシアルミニウム、アラントインポリガラクツロン酸などのアラントイン又はその誘導体、グリチルレチン酸、グリチルリチン酸、グリチルレチン酸アラントイン、グリチルレチン酸グリセリン、グリチルレチン酸ステアリル、ステアリン酸グリチルレチニル、3-サクシニルオキシグリチルレチン酸二ナトリウム、グリチルリチン酸ジカリウム、グリチルリチン酸モノアンモニウムなどのグリチルレチン又はその誘導体、パントテン酸、パントテニルアルコール(う)、パントテニルエチルエーテル、ベンゾイルパントテニルエチルエーテル、パントテン酸カルシウム、パントテン酸ナトリウム、アセチルパントテニルエチルエーテル、安息香酸パントテニルエチルエーテルエステル、パンテチンなどのパントテン酸の誘導体、α-トコフェロール、β-トコフェロール、γ-トコフェロール、ニコチン酸トコフェロール、酢酸トコフェロール、リノール酸トコフェロール、フェルラ酸トコフェロール、トコフェロールリン酸エステルなどのトコフェロール誘導体、トコトリエノール、ビタミンEアセテート、コハク酸トコフェロールなどのビタミンE又はその誘導体、2-アミノフェノール及びその誘導体、スリンダク、ジクロフェナック、フェンブフェンなどの酢酸誘導体、塩酸ピリドキシン、メントール、ビオチン、カンフル、テレピン油、酸化亜鉛、アズレン、グアイアズレン及びその誘導体、メフェナム酸及びその誘導体、フェナム酸及びその誘導体、フェニルブタゾン及びその誘導体、インドメタシン及びその誘導体、イブプロフェン及びその誘導体、ビフェニルカルボン酸誘導体、オキシカム、サリチル酸、アセチルサリチル酸、ナプロキセン、ベノキサプロフェン、フルルビプロフェン、フェノプロフェン、インドプロフェン、ピルプロフェン、カルプロフェン、オキサプロジン、プラノプロフェン、ミクロプロフェン、チオキサプロフェン、スプロフェン、アルミノプロフェン、チアプロフェン酸、フルプロフェン、ケトプロフェン及びその誘導体、ε-アミノカプロン酸、ジクロフェナクナトリウム、ジフェンヒドラミン、トラネキサム酸及びその誘導体、コルチゾン及びそのエステル、ヒドロコルチゾン及びそのエステル、プレドニゾン、プレドニゾロンなどの副腎皮質ホルモン、抗ヒスタミン剤、ブクロクシックアシッド、アパゾン、ブロムフェナク、セレコキシブ、ジフェンピラミド、ジフルニサール、エトドラク、フルフェナミン酸、ケトロラク、メクロフェナメート、メフェナミン酸、メロキシカム、ナブメトン、ピロキシカム、ブチブフェン、ロフェコキシブ、トルメチン、ケトロラクトロメタミン、クロルフェニラミン、ジフェンヒドラミン塩酸塩、マレイン酸クロルフェニラミン、コルチコステロイド、アルクロメタゾン、デキサメタゾン、フルメタゾン、ヒドロコルチゾン、ヒドロコルチゾン-21-モノエステル、ヒドロコルチゾン-21-アセテート、ヒドロコルチゾン-21-ブチレート、ヒドロコルチゾン-21-バレエート、ヒドロコルチゾン-17,21-ジエステル、ヒドロコルチゾン-17,21-ジアセテート、ヒドロコルチゾン-17-アセテート-21-ブチレート、ヒドロコルチゾン-17,21-ジブチレート、メチルプレドニゾロン、安息香酸ベタメタゾン、二酢酸ジフルオラゾン、フルオシノニド、フロン酸モメタゾン、局所用コルチコステロイド、ヒドロキシトリアムシノロン、アルファ-メチルデキサメタゾン、デキサメタゾンホスフェート、吉草酸クロベタゾール、デソニド、デソキシメタゾン、デソキシコルチコステロンアセテート、ジクロリゾン、二酢酸ジフロラゾン、吉草酸ジフルコルトロン、フルアドレノロン、フルクロロロンアセトニド、フルドロコルチゾン、ピバル酸フルメタゾン、フルオシノロンアセトニド、フルコルチンブチルエステル、フルオコルトロン、酢酸フルプレドニデン(フルプレドニリデン)、フルランドレノロン、ハルシノニド、酢酸ヒドロコルチゾン、酪酸ヒドロコルチゾン、トリアムシノロンアセトニド、コルトドキソン、フルセトニド、メドリゾン、アムシアフェル、アムシナフィド、ベタメタゾン、クロロプレドニゾン、酢酸クロロプレドニゾン、クロコルテロン、クレシノロン、ジフルプレドネート、フルクロロニド、フルニゾリド、フルオロメタゾン、フルペロロン、フルプレドニゾロン、吉草酸ヒドロコルチゾン、ヒドロコルタメート、メプレドニゾン、パラメタゾン、トリアムシノロン、イソキシカム、テノキシカム、スドキシカム、CP-14,304、真性アロエ、植物ステロール、フィトステロール、藍草、アセンヤク、アマチャ、アルテア、アルニカ、アロエ、イブトラノオ、イラクサ、エイジツ、エチナシ、エンメイソウ、ウコン、オウゴン、オオムギ、オトギリソウ、オレンジ、カノコソウ、カバ、カミツレ、カロット、カワラヨモギ、カンゾウ、キュウリ、キンギンカ、グッガル(Guggal)、クチナシ、クマザサ、クレソン、ゲンチアナ、ゲンノショウコウ、コーラ、ゴボウ、コンフリー、ゴカヒ、ゴマノハグサ抽出物、サルビア、サンショウ、シアントロ、シコン、シソ、シャクヤク、シラカバ、セージ、セイヨウオトギリソウ、セイヨウキズタ、セイヨウネズ、セイヨウノコギリソウ、セイヨウハッカ、センキュウ、センブリ、ソハクヒ、タイソウ、タイム、チャイニーズパセリ、ツボクサ、トウガシ、トウニン、ドクダミ、トルメンチラ、タデアイ、チャ、トウキ、トウキンセンカ、ニワトコ、ニンジン、パセリ、ハッカ、ビャクダン、ビワ、ブッチャーブルーム、ブドウ、ブロッコリー、ベニバナ、ホオウ、ボダイジュ、ボタン、マンジスタ、マロニエ、ムクロジ、ムチヤギ抽出物、ムラサキツユクサ、メマツヨイグサ、モモ、ヤグルマソウ、ユーカリ、ヨモギ、ヨウバイヒ、ラベンダー、ローマカミツレ、ローズマリーなどの植物又は植物に由来する抽出物などの成分及びそれら混合物を例示することができる。
【0097】
とりわけ、本発明の皮膚皮膚外用組成物を配合した美容液の場合には、天然成分由来のグリチルレチン酸ステアリル、グリチルリチン酸ジカリウムなどのグリチルレチン又はその誘導体、ゲンチアナエキス、シソエキス、セージエキス、セイヨウニワトコエキス、ツボクサエキス、ドクダミエキス、トウキエキス、ボタンエキス、メマツヨイグサエキス、ムクロジエキス、ユキノシタエキス、ヨモギエキス、リンゴエキスの1種又は2種以上を単独で又は組み合わせて抗炎症剤として使用するのが望ましい。それらはそれぞれ、通常、本発明の美容液質量当たり、0.0001質量%以上、好適には、0.001~50質量%、より好適には、0.01~25質量%、さらに好適には、0.1~10質量%の範囲で配合される。
【0098】
<乳液>
本発明の皮膚外用組成物は、水、油性成分及び界面活性剤を配合することにより、乳液とすることができる。乳液の使用目的は、皮膚の清浄、化粧落とし、皮膚の保護、保湿及び柔軟、及び、皮膚の血行促進にある。
【0099】
乳液は、特別の場合を除いてクリームに比べ油相量が少なく、流動性のあるエマルジョンであるため、別名「液体クリーム」とも呼ばれている。乳化のタイプはO/W型及びW/O型の両者があるが、一般的にはO/W型であり、水相の比率が多いので皮膚に塗布した場合、薄く伸び、しっとりとした感触を与える。油性成分及び界面活性剤としては、前記の化粧水の項で詳述したそれぞれの成分を適宜用いることができる。
【0100】
本発明の乳液には、さらに目的と機能に応じて、保湿剤、エモリエント剤、血行促進剤及び高分子物質から選ばれる1種又は2種以上を配合することができ、それらはそれぞれ、通常、本発明の乳液質量当たり、0.0001質量%以上、好適には、0.001~50質量%、より好適には、0.01~25質量%、さらに好適には、0.1~10質量%の範囲で配合される。保湿剤及びエモリエント剤としては、前記化粧水の項で詳述したそれぞれの成分を適宜配合することができる。血行促進剤及び高分子物質としては、例えば、下記に記載の血行促進剤及び高分子物質を適宜配合することができる。
【0101】
(血行促進剤)
血行促進剤としては、センブリ、ニンジン(オタネニンジン)、イチョウ、イラクサ、ショウガ、ニンニク、アシタバ、アルニカ、アンズ、ウイキョウ、エンメイソウ、オトギリソウ、オノニス、オランダカシ、カラナシ、カミツレ、ローマカミツレ、キイチゴ、キナ、グビジンソウ、クララ、ゲンチアナ、ケイ、コウホネ、ゴボウ、コメ、サルビア、サンショウ、サンザシ、シイタケ、ジオウ、シブガキ、シャクヤク、ショウキョウ、ショウブ、セイヨウサンザシ、西洋トチノキ、セイヨウネズ、センキュウ、タイダイ、タイム、チョウジ、トウガラシ、トウキ、トウキンセンカ、トウニン、トウヒ、ドクダミ、トショウ、ハッカ、ハマボウフウ、ハマメリス、ブッチャーブルーム、ブドウ、ボダイジュ、ホップ、ボタン、マツ、マロニエ、マンネンロウ、メリッサ、メリロート、ユズ、ビワ、ヨクイニン、ラベンダー、リンドウ、ローズマリー、ローズヒップ、チンピ、モモ、クルミ、スギナ、ショウブ根、アロエ、ヤマモモ、ユーカリ、ヨモギなどの植物に由来する物質、ヘスペリジン、糖転移ヘスペリジン、ルチン、糖転移ルチン、アセチルコリン、塩化カルプロニウム、塩酸ジフェンヒドラミン、γ-オリザノール、l-メントール、セファランチン、ビタミンE、δ-トコフェロール、α-トコフェロール、酢酸トコフェロール、リノール酸トコフェロール、ニコチン酸メチル、ニコチン酸トコフェロール、コハク酸トコフェロール、ビタミンEニコチネートなどのビタミンE誘導体、ミノキシジル、ニコチン酸アミド、ノニル酸バニリルアミド、炭酸ガスなどを例示することができる。
【0102】
(高分子物質)
また、乳液の場合には、一般に、水相に予め高分子物質を保護コロイドの目的で添加する場合が多く、高分子物質としては、カルボキシビニルポリマー、キサンタンガム、アクリルポリマー、カルボキシメチルセルロースナトリウム(CMC)などが挙げられる。
【0103】
<クリーム>
本発明の外用組成物は、水、油性成分及び界面活性剤を配合することにより、クリームとすることができる。乳化のタイプは乳液の場合と同様に、O/W型及びW/O型の両者があるものの、クリームは、一般に乳液に比べ油相量が多いため、流動性のないエマルジョンである。クリームの使用目的は、乳液と同様に、皮膚の清浄、化粧落とし、皮膚の保護、保湿及び柔軟、及び、皮膚の血行促進にある。より具体的には、クレンジングクリーム、エモリエントクリーム、ナリシングクリーム、ナイトクリーム、ベースクリーム、バニシングクリーム、モイスチュアクリーム、マッサージクリーム、コールドクリーム、リップクリームなどが挙げられる。
【0104】
クリームに用いる油性成分及び界面活性剤としては、前記化粧水の項に記載したそれぞれの成分を適宜用いることができる。また、クリームには、油性成分の補助成分として、鯨ロウ、セタノール、ラノリン、流動パラフィン、ワセリン、グリセリン及びスクワランから選ばれる1種又は2種以上をさらに配合することができ、それらはそれぞれ、通常、本発明のクリーム質量当たり、0.0001質量%以上、好適には、0.001~50質量%、より好適には、0.01~25質量%、さらに好適には、0.1~10質量%の範囲で配合される。
【0105】
<その他の成分>
本発明の外用組成物、又は、化粧水、洗顔料、美容液、乳液、若しくはクリームには、上述した種々の成分以外にも、これらに一般に用いられる他の成分、例えば、下記に記載の増粘剤、ビタミン類、アミノ酸類、抗シワ剤、海藻抽出物、細胞賦活剤、経皮吸収促進剤、発泡剤、可溶化剤、角質溶解剤、ホルモン類、顔料、可塑剤、無機粉末、有機粉末などを必要に応じて適宜配合することができる。
【0106】
(増粘剤)
増粘剤としては、グアーガム、ローカストビーンガム、クィーンスシード、カラギーナン、ガラクタン、アラビアガム、タラガム、タマリンド、ファーセレラン、カラヤガム、トロロアオイ、キャラガム、トラガントガム、ペクチン、ペクチン酸及びナトリウム塩等の塩、アルギン酸及びナトリウム塩等の塩、マンナン、コメ、トウモロコシ、バレイショ、コムギ等のデンプン、デキストリン、キサンタンガム、デキストラン、サクシノグルカン、カードラン、ヒアルロン酸及びその塩、ザンサンガム、プルラン、ジェランガム、キチン、キトサン、寒天、カッソウエキス、コンドロイチン硫酸塩、カゼイン、コラーゲン、ゼラチン、アルブミン、メチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース及びそのナトリウム等の塩、メチルヒドロキシプロピルセルロース、セルロース硫酸ナトリウム、ジアルキルジメチルアンモニウム硫酸セルロース、結晶セルロース、セルロース末等のセルロース及びその誘導体、可溶性デンプン、カルボキシメチルデンプン、メチルヒドロキシプロピルデンプン、メチルデンプン等のデンプン系高分子、塩化ヒドロキシプロピルトリモニウムデンプン、オクテニルコハク酸トウモロコシデンプンアルミニウム等のデンプン誘導体、アルギン酸プロピレングリコールエステル等アルギン酸誘導体、ポリビニルピドリドン(PVP)、ポリビニルアルコール(PVA)、ビニルピドリドン・ビニルアルコール共重合体、ビニルアルコール・酢酸ビニル共重合体、ポリビニルメチルエーテル、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレン共重合体、(メタクリロイルオキシエチルカルボキシベタイン/メタクリル酸アルキル)コポリマー、(アクリレーツ/アクリル酸ステアリル/メタクリル酸エチルアミンオキシド)コポリマー等の両性メタクリル酸エステル共重合体、(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー、(アクリル酸アルキル/ジアセトンアクリルアミド)コポリマー、(アクリル酸アルキル/ジアセトンアクリルアミド)コポリマーAMP、ポリ酢酸ビニル部分けん化物、マレイン酸共重合体、ポリビニルピロリドン、ビニルピロリドン・メタクリル酸ジアルキルアミノアルキル共重合体;アクリル樹脂アルカノールアミン、ポリエステル、水分散性ポリエステル、ポリアクリルアミド、ポリアクリル酸エチル等のポリアクリル酸エステル共重合体、カルボキシビニルポリマー、ポリアクリル酸及びそのナトリウム塩等の塩、アクリル酸・メタアクリル酸エステル共重合体、アクリル酸・メタアクリル酸アルキル共重合体、ポリクオタニウム-10等のカチオン化セルロース、ポリクオタニウム-7等のジアリルジメチルアンモニウムクロリド・アクリルアミド共重合体、ポリクオタニウム-22等のアクリル酸・ジアリルジメチルアンモニウムクロリド共重合体、ポリクオタニウム-39等のアクリル酸・ジアリルジメチルアンモニウムクロリド・アクリルアミド共重合体、アクリル酸・カチオン化メタアクリル酸エステル共重合体、アクリル酸・カチオン化メタアクリル酸アミド共重合体、ポリクオタニウム-47等のアクリル酸・アクリル酸メチル・塩化メタクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウム共重合体、塩化メタクリル酸コリンエステル重合体、カチオン化オリゴ糖、カチオン化デキストラン、グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド等のカチオン化多糖類、ポリエチレンイミン、カチオンポリマー、ポリクオタニウム-51等の2-メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリンの重合体及びメタクリル酸ブチル共重合体等との共重合体、アクリル樹脂エマルジョン、ポリアクリル酸エチルエマルジョン、ポリアクリルアルキルエステルエマルジョン、ポリ酢酸ビニル樹脂エマルジョン、天然ゴムラテックス、合成ラテックス等の高分子エマルジョン、ニトロセルロース、ポリウレタン類及び各種共重合体、各種シリコーン類、アクリル-シリコーングラフト共重合体等のシリコーン系各種共重合体、各種フッ素系高分子、12-ヒドロキシステアリン酸及びその塩、パルミチン酸デキストリン、ミリスチン酸デキストリン等のデキストリン脂肪酸エステル、ヒドロキシステアリン酸コレステリル、無水ケイ酸、煙霧状シリカ(超微粒子無水ケイ酸)、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、ケイ酸ナトリウムマグネシウム、金属石鹸、ジアルキルリン酸金属塩、ベントナイト、ヘクトライト、有機変性粘土鉱物、ショ糖脂肪酸エステル、フラクトオリゴ糖脂肪酸エステル、マルメロ種子抽出物、ヒドロキシエチルグアガム、カルボキシメチルグアガム、澱粉、カルボキシメチルキチンなどの天然高分子物質、半合成高分子物質或いは合成高分子物質を例示することができる。
【0107】
(ビタミン類)
ビタミン類としては、レチノール、酢酸レチノール、パルミチン酸レチノールなどのビタミンA及びその誘導体、チアミン塩酸塩、チアミン硫酸塩、リボフラビン、酢酸リボフラビン、塩酸ピリドキシン、ピリドキシンジオクタノエート、ピリドキシンジパルミテート、フラビンアデニンジヌクレオチド、シアノコバラミン、葉酸類、ニコチン酸アミド・ニコチン酸ベンジルなどのニコチン酸類、コリン類、ビタミンB6塩酸塩、ビタミンB6トリパルミテート、ビタミンB6ジオクタノエート、ビタミンB12、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB15及びそれらの誘導体などのビタミンB類、α-トコフェロール、β-トコフェロール、γ-トコフェロール、ニコチン酸トコフェロール、酢酸トコフェロール、リノール酸トコフェロール、フェルラ酸トコフェロール、トコフェロールリン酸エステルなどのトコフェロール誘導体、トコトリエノール、ビタミンEアセテート、コハク酸トコフェロールなどのビタミンE類、ビタミンD類、ビタミンH、パントテン酸、パンテチン、ビタミンF、ビタミンK、ビタミンPなどのフラボノイド類やその誘導体、ビタミンU、フェルラ酸、γ-オリザノール、α-リポ酸、オロット酸、コエンザイムQ10、ビオチンなどを例示することができる。
【0108】
(アミノ酸類)
アミノ酸類としては、バリン、ロイシン、イソロイシン、トレオニン、メチオニン、フェニルアラニン、トリプトファン、リジン、グリシン、アラニン、アスパラギン、グルタミン、セリン、システイン、シスチン、チロシン、プロリン、ヒドロキシプロリン、アスパラギン酸、グルタミン酸、ヒドロキシリジン、アルギニン、オルニチン、ヒスチジン、タウリン、カルニチンなどや、それらの硫酸塩、リン酸塩、硝酸塩、クエン酸塩、又はピロリドンカルボン酸及びそれらの誘導体などを例示することができる。
【0109】
(抗シワ剤)
抗シワ剤としては、グリセリン、ビタミンA又はその誘導体、グリコール酸、アシル化グルコサミン、カイネチン、ビタミンE又はその誘導体、アロエ抽出物、コラーゲン、ヒアルロン酸、トリペプチド、テトラペプチドなどのペプチド類、海藻抽出物、マロニエ抽出物、ローズマリー抽出物、ヤグルマソウ抽出物などが例示できる。
【0110】
(海藻抽出物)
海藻抽出物としては、褐藻、紅藻、緑藻、藍藻などからの抽出液があり、具体的にはコンブ、マコンブ、ワカメ、ヒジキ、テングサ、サンゴモ、パルマリア、ツノマタ、ノリ、アオサ、アナアオサ、アスコフィラム、ヒバマタ、モズク、オキナワモズク、ヒマンタリアなどからの抽出物を例示することができる。アマモなどの水性植物からの抽出物もこれに含まれる。
【0111】
(細胞賦活剤)
細胞賦活剤としては、乳清、アルニカ、オウバク、クロレラ、ホップ、スズナなどの植物の抽出物、γ-アミノ酪酸、ε-アミノプロン酸などのアミノ酸類、レチノール、チアミン、リボフラビン、塩酸ピリドキシン、パントテン酸類などのビタミン類、グリコール酸、乳酸などのα-ヒドロキシ酸類、フラボノイド、サポニン、アラントイン、感光素101号、感光素301号、感光素401号、NK-4などが例示できる。
【0112】
(経皮吸収促進剤)
経皮吸収促進剤としては、尿素、乳酸、フルーツ酸、グリコール酸などのα-ヒドロキシ酸、サリチル酸などのβ-ヒドロキシ酸、オレイン酸、ウンデカノイン酸、オクタノール、ノナノール、メントール、チモール、リモネン、ジメチルスルホキシド、ドデシルメチルスルホキシド、ジメチルアセトアミド、N,N-ジメチルホルムアミド、ラウリル硫酸ナトリウム、N,N-ビス(2ヒドロキシエチル)オレイルアミン、ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノオレート、ドデシルジメチルアンモニオプロパンスルホン酸、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、n,n-ジメチル-m-トルアミド、ジエチル-m-トルアミド、ラウロカプラム、1-ドデシルアザシクロヘプタン-2-オン、イソプロピルミリステート、イソプロピルパルミテート、N-モノ又はジ置換-p-メンタン-3-カルボキシアミド、2-(2-メトキシ-1-メチルエチル)-5-メチルシクロヘキサノ-ル、アザシクロアルカン誘導体、シクロデキストリンなどが例示できる。
【0113】
(発泡剤)
発泡剤としては、アゾジカルボンアミド、バリウムアゾジカルボキシレート、アゾビスイソブチロニトリル、アゾジカルボン酸アミド、N,N´-ジニトロソペンタメチレンテトラミン、N,N´-ジメチル-N,N´-ジニトロソテレフタルアミド、トリニトロトリメチルトリアミン、4,4´-オキシビス(ベンゼンスルホニルヒドラジド)、パラトルエンスルホニルヒドラジド、ジフェニルスルホン-3,3´-ジスルホニルヒドラジド、アリルビス(スルホニルヒドラジド)、p-トルイレンスルホニルセミカルバジド、4,4´-オキシビス(ベンゼンスルホニルセミカルバジド)、トリクロロモノフルオロメタン、ジクロロモノフルオロメタンなどのフッ化アルカン、5-モルホリル-1,2,3,4-チアトリアゾール、炭酸アンモニウム、炭酸水素アンモニウム、炭酸水素ナトリウム、亜硝酸アンモニウム、水素化ホウ素ナトリウム、アジド類などが例示できる。
【0114】
(可塑剤)
可溶化剤としては、エタノール、フェノキシエタノール、イソプロパノール、ブチルアルコール、ベンジルアルコール、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、セチルアルコール、セトステアリルアルコール、ステアリルアルコール、オレイルアルコール、ベヘニルアルコール、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、グリセリン、ジグリセリン、ポリグリセリン、モノステアリン酸グリセリン、イソプレングリコール、1,2-ブタンジオール、1,3-ブタンジオール、1,4-ブタンジオール、2,3-ブタンジオール、1,2-ペンタンジオール、1,5-ペンタンジオール、2,3-ペンタンジオール、2,4-ペンタンジオール、ソルビトール、マルビトール、ラフィノース、ヘキシレングリコール、ラウリン酸ジエタノールアミド、脂肪酸ジエタノールアミド等のポリオール、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレノレイルアルコールエーテル、ポリオキシエチレン多価アルコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、多価アルコール脂肪酸エステル、エチレングリコール脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、蔗糖脂肪酸エステル、テトラアルキルアンモニウム塩等の陽イオン界面活性剤、アルキルトリメチルアンモニウム塩、アルキルピリジニウムクロリド、ステアリルトリメチルアンモニウムクロリド、脂肪酸塩、アルキル硫酸塩、アルキルエーテル硫酸エステル塩、アルキル硫酸トリエタノールアミン、ポリオキシエチレンラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウロイルグルタミン酸ナトリウム等の陰イオン界面活性剤、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン等のベタイン型、スルホベタイン型、スルホアミノ酸型等の両性界面活性剤、ポリエーテル変性シリコーン、アミノ変性シリコーン等のシリコーン系界面活性剤、レシチン、リゾフォスファチジルコリン、セラミド、セレブロシド、サーファクチンナトリウム等の天然界面活性剤などが例示できる。
【0115】
(角質溶解剤)
角質溶解剤としては、グリコール酸、酒石酸、サリチル酸、クエン酸、乳酸、ピルビン酸、グルコン酸、グルクロン酸、リンゴ酸、シュウ酸、マロン酸、コハク酸、酢酸、フェノール、レゾルシン、レチノイン酸、アダパレン、トリクロロ酢酸、5-フルオロウラシル、アゼライン酸などが例示でき、また、ホルモン類としては、エストラジオール、エストロン、エチニルエストラジオール、コルチゾン、ヒドロコルチゾン、プレドニゾロン、コレカルシフェロール、エストロゲン、プレグネノロン、副腎皮質ホルモンなどが例示できる。
【0116】
(顔料)
顔料としては、タルク、カオリン、マイカ、セリサイト、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、ケイ酸マグネシウム、無水ケイ酸などの体質顔料、酸化チタン、酸化亜鉛などの白色顔料、黄酸化鉄、ベンガラ、黒酸化鉄、グンジョウ、コンジョウ、酸化クロム、水酸化クロム、カーボンブラックなどの着色顔料、魚鱗箔、オキシ塩化ビスマス、雲母チタン、着色雲母チタンなどのパール顔料、ステアリン酸のマグネシウム、カルシウム及びアルミニウム塩、ラウリン酸、パルミチン酸、ミリスチン酸の亜鉛塩、澱粉粉、シルクパウダー、ナイロンパウダー、ポリメタアクリル酸メチル末、ポリエチレン末などの粉体顔料を例示できる。
【0117】
また、可塑剤としては、ジブチルフタレート、ジオクチルフタレート、クエン酸アセチルトリブチル、カンファーなどが例示できる。
【0118】
(無機粉末及び有機粉末)
無機粉末としては、リン酸水素カルシウム、有機変性モンモリロナイト、ケイ酸、無水ケイ酸、ケイ酸マグネシウム、雲母、ベントナイト、チタン被覆雲母、オキシ塩化ビスマス、酸化ジルコニウム、酸化マグネシウム、酸化亜鉛、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、酸化鉄、群青、紺青、酸化クロム、カラミン、ゼオライト及びカーボンブラックなどが例示できる。
また、有機粉末としては、ポリアミド、ポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリウレタン、ビニル樹脂、尿素樹脂、フェノール樹脂、フッソ樹脂、ケイ素樹脂、アクリル酸樹脂、メラミン樹脂、エポキシ樹脂、ポリカーボネイト樹脂、ジビニルベンゼン・スチレン共重合体、上記化合物の単量体の二種以上からなる共重合体、セルロースなどが例示できる。
【0119】
(その他の成分)
本発明の皮膚外用組成物、又は、化粧水、洗顔料、美容液、乳液、若しくはクリームには、上記以外にもさらに抗生物質、糖転移グリチルリチン、グリチルリチン、アルペンローゼ抽出物、クロッカス・クリサントゥス抽出物、キビ種子抽出物、ザクロ花抽出物、アルピニアカツマダイ種子抽出物、クロラッパタケ子実体抽出物、ホオノキ抽出物、ナンノクロロプシス抽出物、ターミナリアベリリカ抽出物、ビブリオアルギノリチクス発酵(培養)液、アルテミアエキス、ハイブリッドローズ花エキス、ヒトオリゴペプチド、アウレオバシジウムプルランス培養液、アスペルギルス/クリ渋皮発酵エキス、アルテロモナス発酵エキス、加水分解酵母エキス、酵母エキス、酵母多糖体、コメ発酵液、サーマスサーモフィルス培養物、酒粕エキス、サッカロミセス/Ca培養物、サッカロミセス/K培養物、サッカロミセス/Mg培養物、サッカロミセス/亜鉛培養物、サッカロミセス/海塩培養物、(サッカロミセス/キシリヌム)/紅茶培養物、サッカロミセス/ケイ素培養物、サッカロミセス/ゲルマニウム培養物、サッカロミセスセレビシアエエキス、サッカロミセス/セレン培養物、サッカロミセス/鉄培養物、サッカロミセス/銅培養物、サッカロミセス培養溶解質液、サッカロミセス/マンガン培養物、サッカロミセス溶解質エキス、シュードアルテロモナス発酵エキス、スクレロチウムガム、スフィンゴモナスエキス、ダイズ発酵エキス、豆乳発酵液、乳酸桿菌/エリオジクチオンカリホルニクム発酵エキス、乳酸桿菌/オリーブ葉発酵エキス、乳酸桿菌/カカオ果実発酵液、乳酸桿菌/キノア発酵エキス、乳酸桿菌/コメ発酵エキス、乳酸桿菌/セイヨウナシ果汁発酵液、乳酸桿菌/ダイズ発酵エキス、乳酸桿菌/トマト発酵エキス、乳酸桿菌/ナツメヤシ果実発酵エキス、乳酸桿菌/(乳/Ca/リン/Mg/亜鉛)発酵物、乳酸桿菌/ハイビスカス花発酵液、乳酸桿菌/(ビーン種子エキス/グルタミン酸Na)発酵液、乳酸桿菌/ブドウ果汁発酵液、乳酸桿菌/ペポカボチャ果実発酵エキス、乳酸桿菌/(レイシエキス/シイタケエキス)発酵液、乳酸桿菌/レモン果皮発酵エキス、乳酸桿菌/ワサビ根発酵エキス、乳酸球菌培養液、バチルス/(コメヌカエキス/ダイズエキス)発酵液、バチルス発酵物、ビフィズス菌発酵エキス、ミクロコッカス溶解液、ヨーグルト液、ラネラ/ダイズタンパク発酵物、ワインエキス、β-D-グルクロン酸、α-L-イズロン酸、β-D-グルクロン酸が連結した3糖構造を基本単位として連なった酸性多糖を主成分とするスッポンタケ由来ゼラチン様物質、ヒマワリ芽抽出物、パラミツ(種)抽出物、リュウガン抽出物、キバナオランダセンニチ抽出物、ヒメリンゴ抽出物、フイリソシンカ抽出物、ペラルゴニジン抽出物、キネチン、グリシルプロリン、エチルヘキシルグリセリン、エトキシジグリコール、オレイルグリセリル、グルコノラクトン、ジカプリリルエーテル、ジヒドロキシアセトン、パンテニルエチル、ヒドロキシアルキル(C16-18)ヒドロキシダイマージリノレイルエーテル、ヒドロキシアルキル(C12-14)ヒドロキシダイマージリノレイルエーテル、メトキシエタノールなどのエーテル及びケトン類、アシアチン酸、アリューリット酸、ウルソル酸ナトリウム、オレアノール酸、グアニジン塩酸塩、クエン酸アルミニウム、クエン酸ナトリウム、クエン酸ジアンモニウム、クエン酸トリ(テトラメチルヒドロキシピペリジノール)、サクシニルグリチルレチン酸ナトリウム、ジチオグリコール酸、ジチオグリコール酸MEA、ジチオジグリコール酸ジアンモニウム、セバシン酸、チオグリコール酸、チオグリコール酸MEA、チオグリコール酸アンモニウム、チオ乳酸、チオ乳酸アンモニウム、パンテテインスルホン酸カルシウム、プロピオン酸カルシウム、プロピオン酸ナトリウム、ペンテト酸、ペンテト酸5ナトリウム、マデカシン酸などの有機酸またはその塩、アミノメチルプロパノール、アミノメチルプロパンジオール、ジイソプロパノールアミン、システアミン塩酸塩、テトラヒドロキシプロピルエチレンジアミンなどのアミン類、デオキシリボ核酸(DNA)、デオキシリボ核酸カリウム塩、リボ核酸(RNA)、リボ核酸ナトリウム塩、アーモンドタンパク、アスパルテーム、アデノシンリン酸、アデノシンリン酸2ナトリウム、アラニルグルタミン、(アルギニン/リシン)ポリペプチド、ウンデシレノイルフェニルアラニン、エルゴチオネイン、オリゴペプチド-6、オルニチン塩酸塩、加水分解DNA、加水分解RNA、加水分解アーモンドタンパク、加水分解アクチン、加水分解エラスチン、加水分解カゼイン、加水分解カラスムギタンパク、加水分解ケラチン、加水分解酵母タンパク、加水分解コメタンパク、加水分解コンキオリン、加水分解シルク、加水分解シロバナルーピンタンパク、加水分解ダイズタンパク、加水分解トウモロコシタンパク、加水分解乳タンパク、加水分解ハチミツタンパク、加水分解ヘーゼルナッツタンパク、加水分解ホホバタンパク、加水分解野菜タンパク、加水分解ローヤルゼリータンパク、カラスムギ穀粒タンパク、牛乳糖タンパク、グアニル酸2ナトリウム、クレアチン、ケラチン、コムギグルテン、コムギタンパク、サルコシン、シトルリン、ジパルミトイルヒドロキシプロリン、ジペプチド-2、セリシン、ダイズタンパク、ヘキサペプチド-2、ヘキサペプチド-3、ヘキサペプチド-9、ヘキサペプチド-10、ヘキサペプチド-11、ペンタペプチド-3、ホエイタンパクなどのタンパク及び核酸類、コエンチームA、スチレインズ、パパイン、プロテアーゼ、ブロメライン、リパーゼ、α-グルコシダーゼなどの酵素類、メントングリセリンアセタールなどのテルペン類、(C30-38オレフィン/マレイン酸イソプロピル/マレイン酸)コポリマー、(HDI/PPG/ポリカプロラクトン)クロスポリマー、PEG-4、PEG-6、PEG-8、PEG-12、PEG-16、PEG-20、PEG-30、PEG-32、PEG-40などのポリエチレングリコール類、PPG-3、PPG-7などの酸化プロピレン重合体またはその誘導体、(VA/クロトン酸/ネオデカン酸ビニル)コポリマー、(VP/アクリル酸DMAPA)コポリマー、(VP/ビニルカプロラクタム/アクリル酸DMAPA)コポリマー、(VP/メタクリルアミド/ビニルイミダゾール)コポリマー、(アクリルアミド/アクリル酸アンモニウム)コポリマー、(アクリルアミド/アクリロイルジメチルタウリンナトリウム/アクリル酸)コポリマー、(アクリルアミド/アクリロイルジメチルタウリンナトリウム)コポリマー、(アクリル酸ナトリウム/アクリロイルジメチルタウリンナトリウム)コポリマー、(アクリル酸ナトリウム/アクリロイルジメチルタウリン)コポリマー、(アクリル酸/アクリルアミドメチルプロパンスルホン酸)コポリマー、(アクリル酸/アクリル酸アルキル(C10-30))コポリマー、(アクリル酸アミドプロピルトリモニウムクロリド/アクリル酸アミド)コポリマー、(アクリル酸アルキル/オクチルアクリルアミド)コポリマー、アクリル酸アルキルコポリマーまたはその誘導体、(アクリル酸アルキル/ジアセトンアクリルアミド/アモジメチコン)コポリマーAMP、(アクリル酸アルキル/ジアセトンアクリルアミド)コポリマー、(アクリル酸アルキル/ジアセトンアクリルアミド)コポリマーAMP、(アクリル酸アルキル/ジアセトンアクリルアミド)コポリマーAMPD、(アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリル酸ブチル/アクリル酸メトキシエチル)コポリマー、(アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリル酸メトキシエチル)コポリマー、(アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリロイルジメチルタウリンナトリウム)コポリマー、(アクリレーツ/アクリルアミド)コポリマー、(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマー、(アクリレーツ/アクリル酸アルキルステアリル/メタクリル酸エチルアミンオキシド)コポリマー、(アクリレーツ/アクリル酸ヒドロキシアルキル)コポリマー、アクリレーツコポリマー、カルボマー、(エチレン/プロピレン)コポリマー、(エチレン/プロピレン/スチレン)コポリマー、(オクチルアクリルアミド/アクリル酸ヒドロキシプロピル/メタクリル酸ブチルアミノエチル)コポリマー、合成ワックス、水添C16-14オレフィンポリマー、(ブチレン/エチレン/スチレン)コポリマー、ポリアクリルアミド、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリエチレンイソテレフタレート、ポリオクタニウム-5、ポリオクタニウム-6、ポリオクタニウム-7、ポリオクタニウム-11、ポリオクタニウム-16、ポリオクタニウム-22、ポリオクタニウム-28、ポリオクタニウム-32などのポリオクタニウム類、ポリグルクロン酸、ポリデセン、ポリプロピルシルセスキオキサン、ポリメタクリル酸グリセリル、ポリメタクリロイルエチルベタイン、ポリメタクリロイルエチルベタイン、レパゲルマニウムなどの合成高分子化合物、アセチルジペプチド-1セチル、アセチルテトラペプチド-2、アセチルテトラペプチド-5、アセチルヘキサペプチド-1、アセチルヘキサペプチド-3、イソアルキル(C8-16)コハク酸ラクトグロブリルスルホン酸ナトリウム、などの化粧品をはじめとする皮膚外用組成物に一般に使用可能なものを用いることができ、これらに加え、上記以外にも既存の化粧品原料をさらに使用することもできる。
【0120】
たとえば、『化粧品原料基準第二版注解』、日本公定書協会編、株式会社薬事日報社、1984年発行、『化粧品原料基準外成分規格』、厚生省薬務局審査課監修、株式会社薬事日報社、1993年発行、『化粧品原料基準外成分規格追補』、厚生省薬務局審査課監修、株式会社薬事日報社、1993年発行、『化粧品種別許可基準』、厚生省薬務局審査課監修、株式会社薬事日報社、1993年発行、『化粧品種別配合成分規格』、厚生省薬務局審査課監修、株式会社薬事日報社、1997年発行、『最新化粧品科学-改訂増補II』、日本化粧品技術者会編、株式会社薬事日報社、平成4年発行及び『化粧品事典』、日本化粧品技術者会編、丸善株式会社、2003年発行、『日本化粧品原料集2007』、日本化粧品工業連合会編、株式会社薬事日報、2007年発行などに記載されている全ての化粧品原料を適宜組み合わせて使用することができる。
【0121】
本発明の外用組成物、又は、化粧水、洗顔料、美容液、乳液、若しくはクリームなどの基礎化粧品は、有効成分として、成分(A)及び成分(B)の組み合わせを含有しているので、皮膚の保湿効果や肌状態の改善効果に優れる。したがって、抗シワ、抗小ジワ、抗シミ、抗弛みなどの優れたアンチエイジング効果を奏し得る。
【0122】
なお、本願明細書で言う外用とは、当該組成物をヒト等の所望の皮膚部位に接触させ、組成物中に含まれる有効成分を表皮、真皮、及び/又は皮下組織へ浸透させることを意味する。「外用」の手段は、「内服および注射」以外の手段であれば特に限定がなく、例えば、塗布、散布、噴霧等の手段により、皮膚の表面に好適に適用することができる。
【0123】
本発明の外用組成物は、化粧品に該に、医薬部外品、医薬品などの皮膚外用剤の用途としても利用することが可能である。例えば、外用液剤、外用ゲル剤、クリーム剤、軟膏剤、リニメント剤、ローション剤、ハップ剤、硬膏剤、噴霧剤、エアゾール剤等が挙げられる。またその使用方法は、前記化粧品と同様に挙げることができる。
【0124】
以上のような本発明の外用組成物、又は、化粧水、洗顔料、美容液、乳液、若しくはクリームなどの化粧品における、成分(A)の配合量は特に限定されるものではなく、0.0001~10質量%程度が好ましい例としてあげられるが、用いる剤型、使用対象等の様々な条件に応じて、100質量%未満までの広範囲でその配合量を適宜設定できる。このうちでも、皮膚外用組成物等の製品に含まれるトレハンジェリン類の配合量は、0.0001~1質量%が好ましく、0.001~0.1質量%がより好ましい。
【0125】
本発明の外用組成物、又は、化粧水、洗顔料、美容液、乳液、若しくはクリームなどの化粧品における、成分(B)の各成分の配合量は特に限定されるものではなく、0.0001~10質量%程度が好ましい例としてあげられるが、用いる剤型、使用対象等の様々な条件に応じてその配合量を適宜設定できる。このうちでも、皮膚外用組成物等の製品に含まれる成分(B)の各成分の配合量は、0.0001~10質量%が好ましく、0.001~1質量%がより好ましい。
【0126】
(製造方法)
本発明の外用組成物、又はこれを含む化粧水、洗顔料、美容液、乳液、若しくはクリームなどの基礎化粧品は、例えば、水、成分(A)及び(B)等を混合する工程を経て製造される。
【0127】
より具体的には、基剤としての水に、有効成分としての成分(A)及び(B)を混合し、溶解して後、目的とする製品の種類に応じた適宜の処法に従って、目的の製品が完成するまでの適宜の工程で含有せしめればよい。各成分を配合する方法、順序や、種々の処理を施す時期は、本発明の作用効果を損なわない限り特に限定されず、斯界で汎用されている適宜の方法、順序を採用することができる。
【実施例0128】
(実施例A)
以下の処方のクリームAを常法に従って調製した。成人女性を対象として、クリームAを顔の皮膚に5週間毎日連続使用した場合の、同一被験者のクリーム塗布前と塗布5週後との皮膚を比較した。
【0129】
クリームAの組成
水、グリセリン、BG(1,3-ブチレングリコール)、ジグリセリン、スクワラン、トレハンジェリン類(0.025質量%(株式会社ナガセケムテックス製「トレハンゲリンス」)、エクトイン、ビブリオアルギノリチクス培養液、マタタビ果実エキス、アルテミアエキス、ハイブリッドローズ花エキス、メマツヨイグサ種子エキス、カンゾウ葉エキス、ローズマリー葉エキス、ラベンダー花エキス、セラミドNS、セラミドNP、セラミドAP、セラミドEOP、セラミドEOS、リゾフォスファチジン酸(0.002~0.003質量%)、グリコシルトレハロース(0.94質量%)、アラントイン、パンテノール、ヒアルロン酸Na、カプロオイルフィトスフィンゴシン、カプロオイルスフィンゴシン、コレステロール、トコフェロール、パルミチン酸アスコルビル、レシチン(0.003~0.004質量%)、リゾレシチン(0.001質量%)、ベヘン酸、トリエチルヘキサノイン、ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル)、ステアリン酸ポリグリセリルー10、ペンタステアリン酸ポリグリセリル-6、セテアレスー25、カルボマー、ヒドロキシエチルセルロース、加水分解水添デンプン(0.54質量%)、セタノール、エチドロン酸、エチルヘキシルグリセリン、エタノール、水酸化K、フェノキシエタノール、メチルパラベン、香料
なお、グリコシルトレハロースと加水分解水添デンプンの混合物として、株式会社林原製の「トルナーレ」を2質量%用いた。
【0130】
(クリームAの使用量および使用方法)
クリームの1回あたりの使用量は容器から2プッシュの約0.4gとした。1日1回、朝の洗顔後(入浴後)に、普段使用している化粧水・乳液を使用した後、目安量のクリームAを顔全体に使用した。また、晩の洗顔後(入浴後)にはクリームAは使用せず、普段使用している化粧水・乳液のみの使用とした。
【0131】
(顔の皮膚の評価項目および評価部位)
評価項目は、角層水分量、TEWL、及び、皮膚粘弾性とした。評価部位は、左右どちらかの頬部とした。
【0132】
(試験の方法)
被験者募集は単純無作為法、試験デザインはオープン試験とした。試験実施期間は5週間とした。
【0133】
(解析対象者)
解析対象者は、所定の試験スケジュールと検査内容を完了した被験者のうち、所定の不採用基準に該当する被験者を除く女性18名(37歳~63才、平均年齢51 ± 9歳)とした。
解析方法
有効性の評価は、各評価項目について、0w(試験開始前)と比較した5w(試験終了時、5wは5週目の意味)の測定値の比較(群内比較)により行った。統計学的検定は対応のあるt検定を用いて、それぞれp値を算出した。検定は両側とし、有意水準は5%とした。
【0134】
結果
角層水分量の結果を以下に示した。
【表1】
1):対応のあるt検定
【0135】
TEWL(経表皮水分蒸散量)の結果を以下に示した。
【表2】
1):対応のあるt検定
【0136】
皮膚粘弾性の結果を以下に示した。
【表3】
【表4】
【0137】
まとめ
クリームAの5週間連続使用による、肌状態の改善効果を評価することを目的として試験を実施した。
その結果、使用前と比較した使用5週間後で角層水分量において有意な増加が認められ(p = 0.047)、TEWLにおいては有意な減少が認められた(p = 0.037)。
【0138】
その他
肌の改善を実感した点に関し、18人に対するアンケート結果の1位が「しっとり感」、2位が「なめらかさ」、3位が「ハリ・弾力」であった。また、「しっとりするのにべたつかない」、「肌の弾力が変わってきた」、「肌がやわらかくなり滑らかさが出てきた」、「使い続けたらもっと効果が期待できそう。」との意見が得られた。