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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024083146
(43)【公開日】2024-06-20
(54)【発明の名称】配線器具
(51)【国際特許分類】
   H02G 3/12 20060101AFI20240613BHJP
   H02G 3/02 20060101ALI20240613BHJP
   H05K 7/14 20060101ALI20240613BHJP
【FI】
H02G3/12
H02G3/02
H05K7/14 A
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022197500
(22)【出願日】2022-12-09
(71)【出願人】
【識別番号】000208477
【氏名又は名称】大和電器株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100143546
【弁理士】
【氏名又は名称】押久保 政彦
(74)【代理人】
【識別番号】100207561
【弁理士】
【氏名又は名称】柳元 八大
(72)【発明者】
【氏名】花 俊埼
(72)【発明者】
【氏名】大島 聡
【テーマコード(参考)】
5E348
5G357
5G361
【Fターム(参考)】
5E348AA03
5E348AA21
5E348AA25
5E348AA31
5G357CB04
5G357CC02
5G357CC05
5G357CD01
5G361AA02
5G361AC02
5G361AD01
(57)【要約】
【課題】コネクタの規格に依存することなくコネクタを適切に配置できる配線器具を提供する。
【解決手段】配線器具100は、主基板10と、主基板10から立設する支持ピン20と、支持ピン20に貫通されて支持されるコネクタ搭載基板30と、コネクタ搭載基板30に搭載されるコネクタ40と、を備える。主基板10とコネクタ搭載基板30とは、離れている。配線器具100は、主基板10と支持ピン20の支持部22との間に挟まれるスペーサ50を備える。
【選択図】図2

【特許請求の範囲】
【請求項1】
主基板と、
前記主基板から立設する支持ピンと、
前記支持ピンに貫通されて支持されるコネクタ搭載基板と、
前記コネクタ搭載基板に搭載されるコネクタと、を備え、
前記主基板と前記コネクタ搭載基板とは、離れている
配線器具。
【請求項2】
前記支持ピンは、前記主基板に嵌装された状態で前記主基板に取り付けられる脚部と、前記主基板から離れて配置されて前記脚部に固定される支持部と、前記支持部から前記主基板とは離れる方向に延びる貫通部と、を有し、
前記コネクタ搭載基板は、前記支持部に支持されて前記貫通部に嵌装された状態で前記支持ピンに取り付けられる
請求項1に記載の配線器具。
【請求項3】
前記コネクタ搭載基板は、一端を複数の前記支持ピンに支持され、他端を複数の前記支持ピンに支持される
請求項1又は請求項2に記載の配線器具。
【請求項4】
前記コネクタ搭載基板の一端における複数の前記支持ピン及び前記コネクタ搭載基板の他端における複数の前記支持ピンは、それぞれ、前記コネクタにおけるプラグ差込方向に沿って並ぶ
請求項3に記載の配線器具。
【請求項5】
前記主基板と前記支持部との間に挟まれるスペーサを備える
請求項2に記載の配線器具。
【請求項6】
前記スペーサは、中空筒状の第1スペーサと、中空筒状の第2スペーサと、を含み、
前記第1スペーサは、前記コネクタ搭載基板の一端における複数の前記支持ピンを囲んで支持し、
前記第2スペーサは、前記コネクタ搭載基板の他端における複数の前記支持ピンを囲んで支持する
請求項5に記載の配線器具。
【請求項7】
前記コネクタは、前記コネクタを収容する筐体の外方に一部を露出した状態で、前記筐体の内方に収容され、
前記筐体を構成する外面のうち前記コネクタが露出する平面において、前記コネクタから一方の周縁までの第1距離と、前記コネクタから他方の周縁までの第2距離とは、同じである
請求項1又は請求項2に記載の配線器具。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、配線器具に関する。
【背景技術】
【0002】
屋内配線に接続されて壁に埋め込まれた状態で使用される、単一のコネクタを有する1口タイプのUSBコンセントがあった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2021-180610号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来のUSBコンセントは、コネクタの規格(例えば、USBタイプC)に応じて設計された構造の基板及び筐体に、屋内配線に接続するターミナル、トランス、USBコネクタ等を収容したものであった。USBコネクタは、プラグが挿通される差込口を有するレセプタクルである場合、筐体を構成する外面のうちの一平面の中心で開口するように配置されていた。そのため、コネクタの規格と筐体の形状が対応していない場合、コネクタが一平面の中心からずれた状態で開口するように配置されるものであった。そこで、コネクタの規格に依存することなくコネクタを適切に配置できる配線器具が望まれていた。
【0005】
本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであって、コネクタの規格に依存することなくコネクタを適切に配置できる配線器具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述の課題を解決する手段は、次のとおりである。
(1)本発明の一態様に係る配線器具は、主基板と、前記主基板から立設する支持ピンと、前記支持ピンに貫通されて支持されるコネクタ搭載基板と、前記コネクタ搭載基板に搭載されるコネクタと、を備え、前記主基板と前記コネクタ搭載基板とは、離れている。
(2)上記(1)において、前記支持ピンは、前記主基板に嵌装された状態で前記主基板に取り付けられる脚部と、前記主基板から離れて配置されて前記脚部に固定される支持部と、前記支持部から前記主基板とは離れる方向に延びる貫通部と、を有し、前記コネクタ搭載基板は、前記支持部に支持されて前記貫通部に嵌装された状態で前記支持ピンに取り付けられてよい。
(3)上記(1)又は(2)において、前記コネクタ搭載基板は、一端を複数の前記支持ピンに支持され、他端を複数の前記支持ピンに支持されてよい。
(4)上記(3)において、前記コネクタ搭載基板の一端における複数の前記支持ピン及び前記コネクタ搭載基板の他端における複数の前記支持ピンは、それぞれ、前記コネクタにおけるプラグ差込方向に沿って並んでよい。
(5)上記(2)において、前記主基板と前記支持部との間に挟まれるスペーサを備えてよい。
(6)上記(5)において、前記スペーサは、中空筒状の第1スペーサと、中空筒状の第2スペーサと、を含み、前記第1スペーサは、前記コネクタ搭載基板の一端における複数の前記支持ピンを囲んで支持し、前記第2スペーサは、前記コネクタ搭載基板の他端における複数の前記支持ピンを囲んで支持してよい。
(7)上記(1)又は(2)において、前記コネクタは、前記コネクタを収容する筐体の外方に一部を露出した状態で、前記筐体の内方に収容され、前記筐体を構成する外面のうち前記コネクタが露出する平面において、前記コネクタから一方の周縁までの第1距離と、前記コネクタから他方の周縁までの第2距離とは、同じであってよい。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、コネクタの規格に依存することなくコネクタを適切に配置できる配線器具を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】配線器具の斜視図である。
図2】筐体の一部の図示が省略された配線器具の斜視図である。
図3】配線器具の正面図である。
図4】筐体の一部の図示が省略された配線器具の正面図である。
図5】主基板と支持ピンとコネクタ搭載基板との関係を示す斜視図である。
図6】(A)は、コネクタが搭載されたコネクタ搭載基板を下から見上げた状態を示す斜視図である。(B)は、支持ピンを上から見下ろした状態を示す斜視図である。(C)は、スペーサを上から見下ろした状態を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
(実施形態)
以下、図面を参照し、実施形態に係る配線器具100を説明する。
図1は、配線器具100の斜視図である。図2は、筐体Cの一部(第3ケースC3)の図示が省略された配線器具100の斜視図である。図3は、配線器具100の正面図である。図4は、筐体Cの一部(第3ケースC3)の図示が省略された配線器具100の正面図である。なお、図1から図5において、X、Y、Zは、それぞれ、正面視方向、側面視方向、平面視方向を示している。また、正面視方向において、正面側を前、背面側を後という場合がある。また、平面視方向において、上面側を上、底面側を下という場合がある。
【0010】
(配線器具)
実施形態に係る配線器具100は、例えば、屋内配線に接続されて壁に埋め込まれた状態で使用される、単一のコネクタ40を有する1口タイプのUSBコンセントである。
【0011】
配線器具100は、主に、屋内配線に接続するターミナル、トランス等の電子部品が搭載された主基板10と、コネクタ40とを、筐体Cに収容したものである。
【0012】
配線器具100の背面(不図示)には、屋内配線を筐体Cに収容されたターミナルに接続するための穴が設けられている。これにより、居室の壁面と配線器具100の正面fとが同一平面上になるように保った状態で、正面fにコネクタ40が露出した配線器具100を居室の壁等に埋め込んで設置できる。
【0013】
配線器具100の正面fには、コネクタ40が露出している。これにより、コネクタ40がレセプタクルである場合、配線器具100の外方から、コネクタ40にUSBプラグを差し込むことで、USBプラグをコネクタ40に接続することができる。
【0014】
主基板10は、トランス等の電子部品が取り付けられ、導体が配線された、板状の絶縁体である。
主基板10は、配線器具100の底面(又は上面)、すなわち、筐体Cの第2ケースC2の底面(又は第1ケースの上面)に対して略平行に配置されている。
主基板10は、配線器具100の底面を形成する第2ケースC2に支持されている。
【0015】
コネクタ40は、コンピュータと周辺機器を接続するための装置である。コネクタ40は、例えば、コンピュータと周辺機器との間で情報通信又は電源供給可能なシリアルバス規格であってよい。コネクタ40は、例えば、USBタイプCのプラグを差し込める差込口を有するUSBタイプCのレセプタクルであってよい。コネクタ40は、USBタイプCに限らず、Lightning、USBタイプA、USBタイプB、USB-PD等の規格であってもよい。コネクタ40は、レセプタクル(ソケット)であってもプラグであってもよい。
コネクタ40は、レセプタクルの場合、コネクタ40におけるプラグ差込方向P(図5参照)に沿う仮想軸を中心とする扁平な中空筒状体である。
コネクタ40は、コネクタ搭載基板30に搭載されている。
【0016】
図1から図4に示すように、配線器具100は、略直方体状の外面と、略直方体状の内方の収容空間を有する筐体Cを備えている。筐体Cは、適宜、配線器具100の上面を形成する第1ケースC1と、配線器具100の底面を形成するする第2ケースC2と、後述のコネクタ40が露出する開口C3Wを有して配線器具100の正面fを形成する第3ケースC3と、を備えている。
【0017】
第1ケースC1の下端部と第2ケースC2の上端部とは、係合している。第1ケースC1及び第2ケースC2のそれぞれの前部と、第3ケースC3とは、係合している。これにより、筐体Cは、筐体Cに収容される電子部品群を覆い、収容している。
【0018】
第1ケースC1は、配線器具100における上面、背面の上部及び両側面の上部、を形成している。第1ケースC1は、配線器具100に収容された主基板10を含む電子部品群の前部を除く上部を覆っている。
【0019】
第2ケースC2は、配線器具100における下面、背面の下部及び両側面の下部、を形成している。第2ケースC2は、配線器具100に収容された主基板10を含む電子部品群の前部を除く上部を覆っている。
【0020】
第3ケースC3は、配線器具100における正面f、上面の前部、底面の前部及び両側面の前部を形成してる。第3ケースC3は、配線器具100に収容された主基板10を含む電子部品群の前部を覆っている。第3ケースC3は、コネクタ40の一部を配線器具100の外方に露出させるための開口C3Wを有している。開口C3Wは、筐体Cの正面fの中心に配置されていることが好ましい。
【0021】
また、配線器具100は、適宜、第1ケースC1、第2ケースC2及び第3ケースC3を組み立てられた状態を保持するためのクリップC4を備えてよい。
クリップC4は、第1ケースC1、第2ケースC2及び第3ケースC3のそれぞれの外面に亘って配置されて、第1ケースC1及び第2ケースC2に留められる。クリップC4は、略U字形状であってよい。クリップC4は、筐体Cの両側部に設けられてよい。
【0022】
(主基板と支持ピンとコネクタ搭載基板とコネクタとスペーサとの関係)
次に、主基板10と支持ピン20とコネクタ搭載基板30とコネクタ40とスペーサ50との関係を説明する。
図5は、主基板10と支持ピン20とコネクタ搭載基板30との関係を示す斜視図である。図6(A)は、コネクタ40が搭載されたコネクタ搭載基板30を下から見上げた状態を示す斜視図である。図6(B)は、支持ピン20を上から見下ろした状態を示す斜視図である。図6(C)は、スペーサ50を上から見下ろした状態を示す斜視図である。
【0023】
配線器具100は、主基板10と、主基板10から立設する支持ピン20と、支持ピン20に貫通されるコネクタ搭載基板30と、コネクタ搭載基板30に搭載されるコネクタ40と、を備えている。ここで、主基板10とコネクタ搭載基板30とは、離れている。これにより、主基板10とコネクタ搭載基板30との間に、コネクタ搭載基板30に搭載されるコネクタ40を配置する空間を確保できるとともに、主基板10に搭載される電子部品及びコネクタ搭載基板30に搭載される電子部品を配置する空間を確保できる。また、主基板10とコネクタ搭載基板30との離間距離を調節できる。よって、コネクタ40の規格に依存することなくコネクタ40を適切に配置できる。主基板10とコネクタ搭載基板30との間に形成される空間を電子部品の配置に利用できるため、配線器具100をコンパクトにできる。配線器具100におけるコネクタ40以外の部品を共通にできる。
【0024】
詳細には、図4から図6に示すように、支持ピン20は、主基板10に嵌装された状態で主基板10に取り付けられる脚部21と、主基板10から離れて配置されて脚部21に固定される支持部22と、支持部22から主基板10とは離れる方向(上方向)に延びる貫通部23と、を有している。そして、コネクタ搭載基板30は、支持部22に支持されて貫通部23に嵌装された状態で支持ピン20に取り付けられている。これにより、主基板10に対する脚部21の取り付け位置を調節することで、主基板10に対する支持部22の位置を調節できる。よって、コネクタ40の規格に依存することなくコネクタ40を適切に配置できる配線器具100を提供できる。
【0025】
図2及び図5に示すように、コネクタ搭載基板30は、一端を複数の第1支持ピン20Aに支持され、他端を複数の第2支持ピン20Bに支持されることが好ましい。これにより、支持ピン20の剛性が高まるとともに構造的に安定するので、主基板10に対してコネクタ搭載基板30が傾斜しないようにコネクタ搭載基板30をしっかりと保持できる。
【0026】
図2図5及び図6に示すように、一端における複数の第1支持ピン20A及び他端における複数の第2支持ピン20Bは、それぞれ、コネクタ40におけるプラグ差込方向Pに沿って並んでいることが好ましい。本実施形態では、コネクタ搭載基板30の一端及び他端のそれぞれにおいて、3本の支持ピン20がプラグ差込方向Pに沿って並んでいる。これにより、コネクタ40に差し込まれたプラグを通じた外力の作用によってコネクタ40に生じるモーメントに効果的に抵抗できる。そして、コネクタ40におけるプラグ差込方向Pを、正面fに対して、垂直に保持できる。
【0027】
ここで、配線器具100は、主基板10と支持部22との間に挟まれるスペーサ50を備えていることが好ましい。これにより、主基板10に対するコネクタ搭載基板30の位置決めをしやすくできるので、剛性及び精度を高めることができ、製造管理を容易にできる。
スペーサ50は、支持ピン20の脚部21を周囲から囲むことができる内寸法を有する中空筒状体である。スペーサ50の下面と上面は、平行である。スペーサ50は、一律の高さを有している。
そして、コネクタ搭載基板30は、支持部22に支持されて貫通部23に嵌装された状態で支持ピン20に取り付けられている。これにより、主基板10とコネクタ搭載基板30との離間距離を、支持ピン20の支持部22の高さにスペーサ50の高さを加えた寸法と同じにできる。このため、主基板10とコネクタ搭載基板30との離間距離を、支持ピン20やコネクタ搭載基板30の構造又は配置を変更することなく、高さの異なるスペーサ50を採用することで精度よく調節できる。よって、コネクタ40の規格に依存することなくコネクタ40を適切に配置できる配線器具100を提供できる。
【0028】
スペーサ50は、中空筒状の第1スペーサ50Aと、中空筒状の第2スペーサ50Bと、を含んでいることが好ましい。第1スペーサ50Aは、一端における複数の第1支持ピン20Aを囲んで支持している。第2スペーサ50Bは、他端における複数の第2支持ピン20Bを囲んで支持している。これにより、コネクタ搭載基板30を、主基板10に対して、より安定して、より強固に支持できる。また、コネクタ搭載基板30を、主基板10に対して、より精度よく配置できる。
【0029】
コネクタ40は、コネクタ40を収容する筐体Cの外方に一部を露出した状態で、筐体Cの内方に収容されている。ここで、図3に示すように、筐体Cを構成する外面のうちコネクタ40が露出する平面(正面f)において、コネクタ40から一方の周縁までの第1距離D1と、コネクタ40から他方の周縁までの第2距離D2とは、同じであることが好ましい。これにより、正面視において、コネクタ40を配線器具100の中心に配置できる。
【0030】
以上説明したように、実施形態に係る配線器具100は、主基板10と、主基板10から立設する支持ピン20と、支持ピン20に貫通されて支持されるコネクタ搭載基板30と、コネクタ搭載基板30に搭載されるコネクタ40と、を備えている。主基板10とコネクタ搭載基板30とは、離れている。これにより、主基板10とコネクタ搭載基板30との間に、コネクタ搭載基板30に搭載されるコネクタ40を配置する空間を確保できるとともに、主基板10に搭載される電子部品及びコネクタ搭載基板30に搭載される電子部品を配置する空間を確保できる。また、主基板10とコネクタ搭載基板30との離間距離を調節できる。よって、コネクタ40の規格に依存することなくコネクタ40を適切に配置できる。主基板10とコネクタ搭載基板30との間に形成される空間を電子部品の配置に利用できるため、配線器具100をコンパクトにできる。配線器具100におけるコネクタ40以外の部品を共通にできる。
【0031】
なお、本発明の技術的範囲は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
【0032】
その他、本発明の趣旨に逸脱しない範囲で、上述の実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能である。また、本発明の趣旨に逸脱しない範囲で、上述した変形例を適宜組み合わせてもよい。
【符号の説明】
【0033】
100 配線器具
10 主基板
20 支持ピン
20A 第1支持ピン
20B 第2支持ピン
21 脚部
22 支持部
23 貫通部
30 コネクタ搭載基板
40 コネクタ
50 スペーサ
50A 第1スペーサ
50B 第2スペーサ
C 筐体
C1 第1ケース
C2 第2ケース
C3 第3ケース
C3W 開口
C4 クリップ
D1 第1距離
D2 第2距離
P プラグ差込方向
f 正面

図1
図2
図3
図4
図5
図6