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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024083147
(43)【公開日】2024-06-20
(54)【発明の名称】配線器具
(51)【国際特許分類】
   H02G 3/12 20060101AFI20240613BHJP
   H01R 4/48 20060101ALI20240613BHJP
   H01R 12/58 20110101ALI20240613BHJP
   H02G 3/02 20060101ALI20240613BHJP
   H05K 7/14 20060101ALI20240613BHJP
   H05K 7/20 20060101ALI20240613BHJP
   H05K 7/00 20060101ALI20240613BHJP
【FI】
H02G3/12
H01R4/48 A
H01R12/58
H02G3/02
H05K7/14 A
H05K7/20 B
H05K7/00 G
【審査請求】未請求
【請求項の数】13
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022197501
(22)【出願日】2022-12-09
(71)【出願人】
【識別番号】000208477
【氏名又は名称】大和電器株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100143546
【弁理士】
【氏名又は名称】押久保 政彦
(74)【代理人】
【識別番号】100207561
【弁理士】
【氏名又は名称】柳元 八大
(72)【発明者】
【氏名】花 俊埼
(72)【発明者】
【氏名】大島 聡
【テーマコード(参考)】
4E352
5E223
5E322
5E348
5G357
5G361
【Fターム(参考)】
4E352AA02
4E352BB05
4E352CC14
4E352GG17
5E223AA11
5E223AC23
5E223BA06
5E223BA07
5E223BB01
5E223CB63
5E322AA03
5E322AA11
5E322FA04
5E348AA03
5E348AA08
5E348AA14
5E348AA21
5E348AA25
5E348AA31
5G357CB04
5G357CC02
5G357CC05
5G357CD01
5G357CE03
5G361AA02
5G361AC02
5G361AC04
5G361AD01
(57)【要約】
【課題】高い組立性を有するコンパクトな配線器具を提供する。
【解決手段】配線器具100は、電子部品を搭載する主基板と、外部電子機器に接続されるコネクタと、AC電源配線に接続される電源端子と、コネクタ及び電源端子を搭載した主基板を収容する筐体Cと、を備えている。筐体Cは、主基板を覆う第1ケースC1と、第1ケースC1と係合して主基板を支持する第2ケースと、を有している。第1ケースC1は、電源端子を囲む囲壁41を含んでいる。囲壁41は、電源端子の異極間に配置される絶縁部材50を収容する収容空間Aを形成している。第1ケースC1は、収容空間Aに、絶縁部材50をスライド自在に支持する絶縁部材ガイド42を有している。
【選択図】図8

【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子部品を搭載する主基板と、
外部電子機器に接続されるコネクタと、
AC電源配線に接続される電源端子と、
前記コネクタ及び前記電源端子を搭載した前記主基板を収容する筐体と、を備え、
前記筐体は、前記主基板を覆う第1ケースと、
前記第1ケースと係合して前記主基板を支持する第2ケースと、を有し、
前記第1ケースは、前記電源端子を囲む囲壁を含み、
前記囲壁は、前記電源端子の異極間に配置される絶縁部材を収容する収容空間を形成し、
前記第1ケースは、前記収容空間に、前記絶縁部材をスライド自在に支持する絶縁部材ガイドを有する
配線器具。
【請求項2】
前記収容空間は、前記電源端子に作用して前記電源端子に接続された前記AC電源配線を前記電源端子から離脱させることが可能なリリースボタンを収容し、
前記第1ケースは、前記収容空間に、前記リリースボタンの横移動を規制して縦移動自在にガイドするリリースボタンガイドを有し、
前記リリースボタンは、前記第1ケースと前記絶縁部材との間に配置される
請求項1に記載の配線器具。
【請求項3】
電子部品を搭載する主基板と、
外部電子機器に接続されるコネクタと、
AC電源配線に接続される電源端子と、
前記コネクタ及び前記電源端子を搭載した前記主基板を収容する筐体と、を備え、
前記筐体は、前記電源端子と直流回路部とを絶縁して区画する区画壁を有する
配線器具。
【請求項4】
前記区画壁は、前記主基板に設けられたスリットに挿通されている
請求項3に記載の配線器具。
【請求項5】
電子部品を搭載する主基板と、
外部電子機器に接続されるコネクタと、
AC電源配線に接続される電源端子と、
前記コネクタ及び前記電源端子を搭載した前記主基板を収容する筐体と、を備え、
前記主基板に立設され、トランスを搭載するトランス基板を備える
配線器具。
【請求項6】
前記筐体は、前記トランスに対向する位置に、放熱を促す凹凸を有する
請求項5に記載の配線器具。
【請求項7】
前記凹凸は、グリッド状に形成される
請求項6に記載の配線器具。
【請求項8】
前記トランスは、シート状の放熱体を表面に有し、
前記凹凸は、前記放熱体に対向する
請求項6又は請求項7に記載の配線器具。
【請求項9】
電子部品を搭載する主基板と、
外部電子機器に接続されるコネクタと、
AC電源配線に接続される電源端子と、
前記コネクタ及び前記電源端子を搭載した前記主基板を収容する筐体と、を備え、
前記電源端子は、端子ばねと、前記主基板に挿入されて取り付けられる端子足を含み、前記端子ばねを保持する端子ケースと、前記端子ばねと前記端子ケースとの間に形成されて前記AC電源配線を挿通する配線スロットと、を有し、
前記配線スロットは、前記主基板への前記端子足の挿入方向と交差する配線方向に向けて開口する
配線器具。
【請求項10】
前記端子足は、前記主基板に対してスナップフィットにより取り付けられるばね構造を有する
請求項9に記載の配線器具。
【請求項11】
前記端子ケースは、前記AC電源配線が挿通される配線方向に沿う形状の底面を有する
請求項9又は請求項10に記載の配線器具。
【請求項12】
電子部品を搭載する主基板と、外部電子機器に接続されるコネクタと、AC電源配線に接続される電源端子と、前記コネクタ及び前記電源端子を搭載した前記主基板を収容する筐体と、を備え、
前記筐体は、前記AC電源配線における接地側配線が挿通される接地側挿通口と、前記AC電源配線の非接地側配線が挿通される非接地側挿通口と、を有し、
前記接地側挿通口と非接地側挿通口とは、前記主基板に対して略平行に並ぶ
配線器具。
【請求項13】
電子部品を搭載する主基板と、
外部電子機器に接続されるコネクタと、
AC電源配線に接続される電源端子と、
前記コネクタ及び前記電源端子を搭載した前記主基板を収容する筐体と、を備え、
前記主基板は、4層以上の構造を有する多層基板である
配線器具。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、配線器具に関する。
【背景技術】
【0002】
屋内配線に接続されて壁に埋め込まれた状態で使用されるコンセントがあった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2021-180610号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来のコンセントでは、電子部品が、製品規格によって規定された大きさの筐体の収容空間に合わせて配置されていた。しかしながら、昨今の急速充電に対応して、高出力化した代わりに巨大化したトランスを含む電子部品を、規定された筐体の収容空間に配置することは、耐熱性、絶縁性等の性能を確保しつつ組立性を考慮すると、困難な場合があった。
【0005】
本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであって、高い組立性を有するコンパクトな配線器具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述の課題を解決する手段は、次のとおりである。
(1)本発明の一態様に係る配線器具は、電子部品を搭載する主基板と、外部電子機器に接続されるコネクタと、AC電源配線に接続される電源端子と、前記コネクタ及び前記電源端子を搭載した前記主基板を収容する筐体と、を備え、前記筐体は、前記主基板を覆う第1ケースと、前記第1ケースと係合して前記主基板を支持する第2ケースと、を有し、前記第1ケースは、前記電源端子を囲む囲壁を含み、前記囲壁は、前記電源端子の異極間に配置される絶縁部材を収容する収容空間を形成し、前記第1ケースは、前記収容空間に、前記絶縁部材をスライド自在に支持する絶縁部材ガイドを有する。
(2)上記(1)において、前記収容空間は、前記電源端子に作用して前記電源端子に接続された前記AC電源配線を前記電源端子から離脱させることが可能なリリースボタンを収容し、前記第1ケースは、前記収容空間に、前記リリースボタンの横移動を規制して縦移動自在にガイドするリリースボタンガイドを有し、前記リリースボタンは、前記第1ケースと前記絶縁部材との間に配置されてよい。
(3)本発明の一態様に係る配線器具は、電子部品を搭載する主基板と、外部電子機器に接続されるコネクタと、AC電源配線に接続される電源端子と、前記コネクタ及び前記電源端子を搭載した前記主基板を収容する筐体と、を備え、前記筐体は、前記電源端子と直流回路部とを絶縁して区画する区画壁を有する。
(4)上記(3)において、前記区画壁は、前記主基板に設けられたスリットに挿通されていてよい。
(5)本発明の一態様に係る配線器具は、電子部品を搭載する主基板と、外部電子機器に接続されるコネクタと、AC電源配線に接続される電源端子と、前記コネクタ及び前記電源端子を搭載した前記主基板を収容する筐体と、を備え、前記主基板に立設され、トランスを搭載するトランス基板を備える。
(6)上記(5)において、前記筐体は、前記トランスに対向する位置に、放熱を促す凹凸を有してよい。
(7)上記(6)において、前記凹凸は、グリッド状に形成されてよい。
(8)上記(6)又は(7)において、前記トランスは、シート状の放熱体を表面に有し、前記凹凸は、前記放熱体に対向してよい。
(9)本発明の一態様に係る配線器具は、電子部品を搭載する主基板と、外部電子機器に接続されるコネクタと、AC電源配線に接続される電源端子と、前記コネクタ及び前記電源端子を搭載した前記主基板を収容する筐体と、を備え、前記電源端子は、端子ばねと、前記主基板に挿入されて取り付けられる端子足を含み、前記端子ばねを保持する端子ケースと、前記端子ばねと前記端子ケースとの間に形成されて前記AC電源配線を挿通する配線スロットと、を有し、前記配線スロットは、前記主基板への前記端子足の挿入方向と交差する配線方向に向けて開口してよい。
(10)上記(9)において、前記端子足は、前記主基板に対してスナップフィットにより取り付けられるばね構造を有してよい。
(11)上記(9)又は(10)において、前記端子ケースは、前記AC電源配線が挿通される配線方向に沿う形状の底面を有してよい。
(12)本発明の一態様に係る配線器具は、電子部品を搭載する主基板と、外部電子機器に接続されるコネクタと、AC電源配線に接続される電源端子と、前記コネクタ及び前記電源端子を搭載した前記主基板を収容する筐体と、を備え、前記筐体は、前記AC電源配線における接地側配線が挿通される接地側挿通口と、前記AC電源配線の非接地側配線が挿通される非接地側挿通口と、を有し、前記接地側挿通口と非接地側挿通口とは、前記主基板に対して略平行に並ぶ。
(13)本発明の一態様に係る配線器具は、電子部品を搭載する主基板と、外部電子機器に接続されるコネクタと、AC電源配線に接続される電源端子と、前記コネクタ及び前記電源端子を搭載した前記主基板を収容する筐体と、を備え、前記主基板は、4層以上の構造を有する多層基板である。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、高い組立性を有するコンパクトな配線器具を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】配線器具を前方から見た斜視図である。
図2】配線器具を後方から見た斜視図である。
図3】筐体の一部の図示を省略した配線器具を後方から見た斜視図である。
図4】第2ケースを上方から見た斜視図である。
図5】第1ケースを下方から見た斜視図である。
図6】リリースボタンが収容された収容空間を下方から見た底面図である。
図7】第1ケース及び絶縁部材を下方から見た斜視図である。
図8】囲壁の絶縁部材ガイドに係合している状態の絶縁部材を下方から見た斜視図である。
図9】囲壁の絶縁部材ガイドに係合して収容空間に収容されている状態の絶縁部材を下方から見た斜視図である。
図10】電源端子が搭載された主基板を支持している第2ケースを上方から見た斜視図である。
図11】主基板に搭載された電源端子と絶縁部材を上方から見た斜視図である。
図12】電源端子を下方から見た斜視図である。
図13】主基板を上方から見た斜視図である。
図14】接続状態の電源端子及びAC電源配線を上から見た斜視図である。
図15】接続状態の電源端子及びAC電源配線を横から見た断面図である。
図16】トランスを搭載したトランス基板及び主基板を上から見た斜視図である。
図17】筐体の凹凸とトランスとの位置関係を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
(実施形態)
以下、図面を参照し、実施形態に係る配線器具100を説明する。各図において、X、Y、Zは、それぞれ、正面視方向、側面視方向、平面視方向を示している。正面視方向において、正面側を前、背面側を後という場合がある。平面視方向において、上面側を上、底面側を下という場合がある。平面視方向を縦、側面視方向を横という場合がある。
図1は、配線器具100を前方から見た斜視図である。図2は、配線器具100を後方から見た斜視図である。図3は、筐体Cの一部(第1ケースC1)の図示を省略した配線器具100を後方から見た斜視図である。図4は、第2ケースC2を上方から見た斜視図である。
【0010】
(配線器具)
実施形態に係る配線器具100は、交流電圧を直流電圧に変換して、スマートフォン等の外部電子機器(不図示)に接続する機能を有している。配線器具100は、例えば、屋内配線となるAC電源配線q(図2参照)に接続されて壁に埋め込まれた状態で使用される、単一のコネクタ40を有する1口タイプのUSBコンセント(アダプタ)である。配線器具100は、いわゆる、急速充電器であってよい。
【0011】
配線器具100は、図1から図3に示すように、電子部品Bを搭載する主基板10と、外部電子機器(不図示)に接続されるコネクタ20と、屋内配線であるAC電源配線qに接続される電源端子30と、コネクタ20及び電源端子30を搭載した主基板10を収容する筐体Cと、を備えている。これにより、電子部品B、コネクタ20、電源端子30及び主基板10を、筐体Cに簡単に収容して配線器具100を組み立てることができる。そして、配線器具100を介して、AC電源配線qと外部電子機器とを接続できる。
【0012】
図1に示すように、配線器具100の正面fには、コネクタ20が筐体Cに設けられた開口Kから露出している。これにより、コネクタ20がレセプタクル(雌側)である場合、配線器具100の外方から、コネクタ20に外部電子機器(スマートフォン等)に繋がるプラグ(雄側)を差し込むことで、コネクタ20を介して外部電子機器を配線器具100に接続できる。
【0013】
図2に示すように、配線器具100の背面rには、屋内配線となるAC電源配線qを筐体Cに収容された電源端子30(不図示)に接続するための挿通口Wが設けられている。これにより、配線器具100の外方から、挿通口WにAC電源配線qを差し込むことで、図14に示すように、電源端子30を介してAC電源配線qを配線器具100に接続できる。そして、居室の壁面と配線器具100の正面fとが同一平面上になるように保った状態で、正面fにコネクタ20が露出した配線器具100を居室の壁等に埋め込んで設置できる。
【0014】
図3に示すように、主基板10は、電子部品Bを搭載している。主基板10は、導体が配線された、板状の絶縁体である。
主基板10は、配線器具100の底面(又は上面)、すなわち、筐体Cの第2ケースC2の底面(又は第1ケースの上面)に対して略平行になるように配置されている。
主基板10は、配線器具100の底面を形成する第2ケースC2に支持されている。
【0015】
主基板10は、4層以上の構造を有する多層基板であることが好ましい。なお、層数は、1層、2層、16層又は32層であってもよい。これにより、電子部品Bを高密度で配置できる。よって、配線器具100をコンパクトにできる。
【0016】
コネクタ20は、コンピュータと周辺機器を接続するための装置である。コネクタ20は、例えば、コンピュータと周辺機器との間で情報通信又は電源供給可能なシリアルバス規格であってよい。コネクタ20は、例えば、USBタイプCのプラグを差し込める差込口を有するUSBタイプCのレセプタクルであってよい。コネクタ20は、USBタイプCに限らず、Lightning、USBタイプA、USBタイプB、USB-PD等の規格であってもよい。コネクタ20は、レセプタクル(ソケット)であってもプラグであってもよい。
コネクタ20は、レセプタクルの場合、コネクタ20におけるプラグ差込方向P(図1参照)に沿う仮想軸を中心とする扁平な中空筒状体である。
コネクタ20は、主基板10に搭載されていてよく、主基板10とは別のコネクタ搭載基板に搭載されていてもよい。
【0017】
図1から図3に示すように、筐体Cは、略直方体状の外面と、略直方体状の内方の空間を形成する内面を有している。
【0018】
筐体Cは、主基板10を覆う第1ケースC1と、第1ケースC1と係合して主基板10を支持する第2ケースC2と、を有している。このように、筐体Cが複数部品に分割されていて、そのうちの一つに主基板10が支持されているので、配線器具100の組立性を高めることができる。
【0019】
筐体Cは、コネクタ20が露出する開口Kを有して配線器具100の正面fを形成する第3ケースC3を備えていてよい。
【0020】
第1ケースC1の下端部と第2ケースC2の上端部とは、係合している。第1ケースC1及び第2ケースC2のそれぞれの前部と第3ケースC3とは、係合している。これにより、筐体Cは、電子部品B群を覆い、収容している。なお、係合の構造は、例えば、スナップフィットであってよい。
【0021】
第1ケースC1は、図5に示すように、配線器具100における上面、背面rの上部及び両側面Sの上部、を形成している。第1ケースC1は、配線器具100に収容された主基板10を含む電子部品B群の上部を覆っている。
【0022】
第2ケースC2は、図4に示すように、配線器具100における下面、背面rの下部及び両側面Sの下部、を形成している。第2ケースC2は、配線器具100に収容された主基板10を含む電子部品B群の下部を覆っている。
【0023】
第3ケースC3は、配線器具100における正面f、上面の前部、底面の前部及び両側面Sの前部を形成してる。第3ケースC3は、配線器具100に収容された主基板10を含む電子部品B群の前部を覆っている。第3ケースC3は、コネクタ20の一部を配線器具100の外方に露出させるための開口Kを有している。開口Kは、筐体Cの正面fの中心に配置されていることが好ましい。
【0024】
配線器具100は、適宜、第1ケースC1、第2ケースC2及び第3ケースC3を組み立てられた状態を保持するためのクリップC4を備えてよい。
クリップC4は、第1ケースC1、第2ケースC2及び第3ケースC3のそれぞれの外面に亘って配置されて、第1ケースC1及び第2ケースC2に留められる。クリップC4は、略U字形状であってよい。クリップC4は、筐体Cの両側部に設けられてよい。
【0025】
次に、第1ケースC1について説明する。
図5は、第1ケースC1を下方から見た斜視図である。図6は、リリースボタン60が収容された収容空間Aを下方から見た底面図である。なお、図6では、主基板10及び絶縁部材50の図示が省略されている。図7は、第1ケースC1及び絶縁部材50を下方から見た斜視図である。図8は、囲壁41の絶縁部材ガイド42に係合している状態の絶縁部材50を下方から見た斜視図である。図9は、囲壁41の絶縁部材ガイド42に係合して収容空間Aに収容されている状態の絶縁部材50を下方から見た斜視図である。
【0026】
図5から図9に示すように、第1ケースC1は、電源端子30を囲む囲壁41を含んでいる。囲壁41は、電源端子30の異極間に配置される絶縁部材50を収容する収容空間Aを形成している。そして、第1ケースC1は、収容空間Aに、絶縁部材50をスライド自在に支持する絶縁部材ガイド42を有している。
【0027】
絶縁部材50は、図7に示すように、略T字状の全体形状を有している。
絶縁部材50は、第1ケースC1の収容空間Aに形成された絶縁部材ガイド42に対してスライド自在に係止されるレール51と、電源端子30の異極間に配置される絶縁部52と、AC電源配線qを挿通可能な通穴53と、を有している。
レール51は、直線状の軌条である。レール51は、絶縁部52の一端部から横方向に延在する部分に形成されてよい。レール51は、絶縁部材50に、横方向に離れて一対設けられている。
絶縁部52は、例えば、棒状であり、電源端子30の異極間の距離より僅かに小さな大きさ(横方向の幅)を有している。
通穴53は、例えば、円形状であり、絶縁部材50に、横方向に離れて一対設けられている。通穴53は、絶縁部52の一端部から横方向に延在する部分に形成されてよい。
絶縁部材50は、図3に示すように、レール51を絶縁部材ガイド42に係止させて、絶縁部52を正面方向に延在させて、通穴53を正面方向に向けた状態で、収容空間Aに収容されている。これにより、絶縁部材50の絶縁部52を電源端子30の異極間に適切に配置できる。
【0028】
囲壁41は、図6に示すように、第1ケースC1の側面Sに対して略平行に第1ケースC1の上面から下方に延びる第1囲壁411と、第1ケースC1の背面rに対して略平行に第2ケースC2の上面から下方に延びる第2囲壁412とを含んでよい。第1ケースC1の上壁の内面iと第1囲壁411と第2囲壁412と側面Sを有する側壁と背面rを有する後壁と主基板10との六面で囲まれる収容空間Aは、電源端子30と絶縁部材50とリリースボタン60を収容できる大きさとなっている。収容空間Aは、例えば、直方体状となっている。
【0029】
絶縁部材ガイド42は、第1ケースC1の上下方向(Z方向)に沿う直線状の溝である。絶縁部材ガイド42は、絶縁部材50のレール51の数に応じて、例えば、レール51が2条であれば収容空間Aにおいて2箇所に設けられる。絶縁部材ガイド42は、第1囲壁411及び側面Sを有する側壁のそれぞれに、絶縁部材50に形成された一対のレール51の間隔に応じた位置に、向かい合って設けられている。
【0030】
絶縁部材ガイド42は、絶縁部材50のレール51を係止して、絶縁部材50をスライド自在に支持している。これにより、図6及び図7に示すように、リリースボタン60をリリースボタンガイド43に嵌め込んだ状態で囲壁41の内方に形成された収容空間Aに収容してから、図8に示すように、絶縁部材ガイド42の溝に絶縁部材50のレール51を嵌め込んで、絶縁部材50を上方(収容空間Aの内方)に押すことで、図9に示すように、絶縁部材50を収容空間Aに収容できる。そして、リリースボタン60及び絶縁部材50を、それらの姿勢を保持した状態で、収容空間Aに収容できる。
【0031】
このように、第1ケースC1は、電源端子30を囲む囲壁41を含んでいる。囲壁41は、電源端子30の異極間に配置される絶縁部材50を収容する収容空間Aを形成している。そして、第1ケースC1は、収容空間Aに、絶縁部材50をスライド自在に支持する絶縁部材ガイド42を有している。これにより、第1ケースC1と供に、リリースボタン60及び絶縁部材50の姿勢を保持した状態でセットできるので、第1ケースC1にリリースボタン60及び絶縁部材50を組み込みしやすくできる。そして、リリースボタン60を、囲壁41の上壁の内面iと絶縁部材50との間に留めた状態にしつつ、絶縁部材ガイド42に支持された状態の絶縁部材50の姿勢を保持できる。このため、電源端子30を搭載した主基板10を含む第2ケースC2と絶縁部材50を収容した第1ケースC1とを組み立てることで、自然に、囲壁41の上壁の内面iと絶縁部材50との間に留めた状態にでき、絶縁部材50を電源端子30の異極間に配置でき、異極間の安全距離を確実に確保して絶縁できる。よって、組み立て時にリリースボタン60及び絶縁部材50が脱落しないようにする高精度な作業を要することなく、リリースボタン60及び絶縁部材50をそれぞれ個別に電源端子30の異極間に配置するために筐体Cの姿勢保持を要することがなく、配線器具100の組立作業性と品質を向上できる。したがって、構成部品を合理的に配置して筐体Cに収容でき、高い組立性を有するコンパクトな配線器具100を提供できる。
【0032】
詳細には、図6に示すように、収容空間Aは、電源端子30に作用して電源端子30に接続されたAC電源配線qを電源端子30から離脱させることが可能なリリースボタン60を収容している。第1ケースC1は、収容空間Aに、リリースボタン60の横移動を規制して縦移動自在にガイドするリリースボタンガイド43を有している。そして、リリースボタン60は、第1ケースC1と絶縁部材50(図6では不図示)との間に配置されている。
【0033】
リリースボタン60は、電源端子30の端子ばね32(図10参照)を押して変形又は移動させることでAC電源配線qと端子ばね32との接続を解除する機能を有する端子作用部61と、配線器具100の外部から工具等で押される工具作用部62と、を有している。
端子作用部61は、端子ばね32の上方に重なる位置に配置されている。
工具作用部62は、端子ばね32の上方に重ならない位置に配置されている。工具作用部62は、リリースボタンガイド43に横移動を規制されて縦移動自在に支持されている。
【0034】
次に、リリースボタン60の作用を説明する。図2に示すように、配線器具100が組み立てられた状態で、配線器具100の外部から、背面rに形成された配線着脱用穴Hを通して工具等で工具作用部62を押されると、リリースボタン60の傾動又は並進により、リリースボタン60の端子作用部61は、下方に移動する。すると、端子ばね32は、端子作用部61によって下方に押されて下方に変形又は移動する。これにより、配線スロットSL(図10図14及び図15参照)が大きくなり、端子ばね32がAC電源配線qから離れる。このように、リリースボタン60は、端子ばね32と端子ケース31との間に挟持されたAC電源配線qを、電源端子30から離脱させることができるように配置されている。
【0035】
このように、リリースボタン60は、第1ケースC1の収容空間Aに形成されるリリースボタンガイド43に、横移動を規制されて縦移動を自由な状態で支持されている。これにより、筐体Cの組み立て前において、リリースボタン60を第1ケースC1の収容空間Aに適切に配置して収容できる。また、筐体Cの組み立て後において、リリースボタン60により、配線器具100の外部から作用させることで、縦方向に移動して、端子ばね32を押下して、AC電源配線qを電源端子30から的確に離脱させることができる。
【0036】
(電源端子)
次に、電源端子30について説明する。
図12は、電源端子30を下方から見た斜視図である。図13は、主基板10を上方から見た斜視図である。図14は、接続状態の電源端子30及びAC電源配線qを上から見た斜視図である。図15は、接続状態の電源端子30及びAC電源配線qを横から見た断面図である。
図12及び図15に示すように、電源端子30は、端子ばね32と、主基板10に挿入されて取り付けられる端子足33を含み、端子ばね32を保持する端子ケース31と、端子ばね32と端子ケース31との間に形成されてAC電源配線qを挿通する配線スロットSLと、を有している。そして、配線スロットSLは、主基板10への端子足33の挿入方向aと交差する配線方向Eに向けて開口している。このように、AC電源配線qを挿通する配線スロットSLは、主基板10への端子足33の挿入方向aと交差するAC電源配線qの配線方向Eに向けて開口しているので、端子足33の挿入方向aとAC電源配線qの軸芯方向とが交差する。このため、仮に、AC電源配線qが配線方向Eに沿って引っ張られた場合であっても、AC電源配線qを介して電源端子30に作用する引張力の方向と端子足33が抜ける方向が一致しないため、端子足33を主基板10から抜けにくくできる。また、AC電源配線qの配線方向Eを端子足33の挿入方向aに沿わせた場合に比べて、主基板10と端子足33との接続位置からAC電源配線qに作用する引張力の作用点までの距離Mを短くでき、電源端子30に作用するモーメントを小さくできる。よって、電源端子30を主基板10に対してねじで留めて搭載する必要がなくなり、半田付け等で搭載しても電源端子30が主基板10から離脱しにくくできる。
【0037】
詳細には、端子足33は、主基板10に対してスナップフィットにより取り付けられるばね構造を有することが好ましい。具体的には、図12に示すように、端子足33は、主基板10に形成された端子スロット11(図13参照)に挿入する際に弾性的にたわむように、例えば、先端が二股に分かれている。端子足33は、主基板10に形成された端子スロット11(図13参照)に挿入する際に内側にたわみ、挿入後に弾性復帰して端子スロット11に係止される。これにより、ねじ留め又は半田付けを要することなく、電源端子30を主基板10に対して精度よく簡単に取り付けることができる。なお、端子足33は、主基板10に対して、スナップフィットにより取り付けられるばね構造を主基板10に対して挿通させた状態で、半田付けにより取り付けられてよい。なお、端子足33は、主基板10に対してスナップフィットにより取り付けられるばね構造を有していなくてもよい。なお、スナップフィットにより取り付けられるばね構造を有さない端子足33は、主基板10に対して挿通させた状態で、半田付けにより取り付けられてよい。
【0038】
端子ケース31は、図12に示すように、AC電源配線qが挿通される配線方向Eに沿う形状の底面34を有している。端子ケース31の底面34は、図12に示すように、たとえば、略長方形状であり、主基板10の接触面12(図13参照)に対して面接触している。これにより、電源端子30に生じる熱を、主基板10を通じて効率よく排熱できるとともに、電源端子30を主基板10に対して傾かないように精度よく強固に固定できる。
【0039】
(筐体C)
次に、筐体Cについて説明する。
図10は、電源端子30が搭載された主基板10を支持している第2ケースC2を上方から見た斜視図である。図11は、主基板10に搭載された電源端子30と絶縁部材50を上方から見た斜視図である。
【0040】
筐体Cは、図2に示すように、AC電源配線qにおける接地側配線q1が挿通される接地側挿通口W1と、AC電源配線qの非接地側配線q2が挿通される非接地側挿通口W2と、を有している。そして、接地側挿通口W1と非接地側挿通口W2とは、主基板10に対して略平行に並んでいる。これにより、接地側挿通口W1と非接地側挿通口W2とを、水平方向に並べて配置できる。よって、配線器具100を一般住宅の壁体に設置されているコンセントボックスへ組み込む際に、コンセントボックス内のAC電源配線qを捻ったりせずに引き回して配線器具100に接続できる。また、電源端子30の異極も、接地側挿通口W1及び非接地側挿通口W2も、いずれも主基板10に対して略平行に並んでいるので、配線器具100の外部から内部に挿入されたAC電源配線qを、長く引き回すことなく、電源端子30に接続できる。
【0041】
筐体Cは、図4及び図10に示すように、電源端子30(1次側)と直流回路部(2次側)とを絶縁して区画する区画壁CWを有している。区画壁CWにより、電源端子30(1次側)と直流回路部(2次側)との間の安全距離を保ち、絶縁することができる。また、区画壁CWにより、筐体Cの剛性を高めることができる。区画壁CWは、第2ケースC2の底壁の内面から上方に向けて略垂直に延在していることが好ましい。区画壁CWは、筐体Cに設けられているので、組み立ての際に、自然に適切な位置に配置することができる。そして、区画壁CWは、筐体Cに設けられているので、電源端子30と直流回路部との間に絶縁シール等の絶縁体を配置する場合に生じる、絶縁体を配置し忘れるリスクをなくすことができる。
【0042】
区画壁CWは、図10及び図11に示すように、主基板10に設けられたスリット10Sに挿通されている。これにより、主基板10の下方から主基板10を支持する第2ケースC2に形成された区画壁CWを、主基板10より上方に延在させることができる。よって、区画壁CWの剛性を高めることができ、倒れにくくできる。また、第2ケースC2に主基板10を組み込む際に、区画壁CWがガイドになるので、主基板10を位置決めしやすくできる。そして、電源端子30と直流回路部との間の安全距離を保ち、確実に絶縁できる。
【0043】
(筐体と主基板とトランス基板との関係)
次に、筐体Cと主基板10とトランス基板70について説明する。
図15は、接続状態の電源端子30及びAC電源配線qを横から見た断面図である。図16は、トランスBtを搭載したトランス基板70及び主基板10を上から見た斜視図である。
【0044】
配線器具100は、図15及び図16に示すように、主基板10に立設され、トランスBtを搭載するトランス基板70を備えていてよい。トランス基板70は、主基板10の表面に対して略垂直な方向に延在するように、例えば、半田付けによって主基板10に取り付けられている。トランスBtは、トランス基板70の表面に対して略垂直な方向に延在するように設けられている。したがって、主基板10の表面とトランス基板70の延在方向とを略平行にできる。これにより、トランスBtの延在方向を横方向にでき、筐体Cに収容される電子部品Bの中でも比較的大きな寸法を有するトランスBtの高さを抑えることができ、筐体Cをコンパクトにできる。
【0045】
(凹凸)
次に、凹凸について説明する。
図17は、筐体Cの凹凸CPとトランスBtとの位置関係を示す斜視図である。
【0046】
筐体Cは、図17に示すように、トランスBtに対向する位置に、放熱を促す凹凸CPを有していることが好ましい。凹凸CPは、第1ケースC1の上壁の内面iに設けられている。なお、凹凸CPは、図4に示すように、第2ケースC2の底壁の内面において、主基板10を挟んでトランスBtの下方に対応する位置に設けられていてもよい。これにより、筐体CにおけるトランスBtに対向する位置の表面積を増すことができるので、トランスBtから生じる熱を、筐体Cを通じて配線器具100の外方に効果的に排出できる。
【0047】
凹凸CPは、図5及び図17に示すように、グリッド状に形成されている。例えば、凹凸CPは、矩形状の窪みを縦横に整列させたものであってよい。これにより、筐体CにおけるトランスBtに対向する内面iに、凹凸CPを高密度に形成して表面積を増すことができるので、トランスBtから生じる熱を、筐体Cを通じて配線器具100の外方により効果的に排出できる。
【0048】
トランスBtは、シート状の放熱体80を表面に有していてよい。そして、凹凸CPは、放熱体80に対向していることが好ましい。放熱体80は、高い熱伝導性を有するものであればよく、例えば、シリコン、アクリル、ウレタン等の樹脂製である。これにより、トランスBtから生じる熱を、放熱体80を介して凹凸CPに放熱することができるので、筐体Cを通じて配線器具100の外方により効果的に排出できる。
【0049】
以上説明したように、実施形態に係る配線器具100は、電子部品Bを搭載する主基板10と、外部電子機器に接続されるコネクタ20と、AC電源配線qに接続される電源端子30と、コネクタ20及び電源端子30を搭載した主基板10を収容する筐体Cと、を備えている。筐体Cは、主基板10を覆う第1ケースC1と、第1ケースC1と係合して主基板10を支持する第2ケースC2と、を有している。第1ケースC1は、電源端子30を囲む囲壁41を含んでいる。囲壁41は、電源端子30の異極間に配置される絶縁部材50を収容する収容空間Aを形成している。そして、第1ケースC1は、収容空間Aに、絶縁部材50をスライド自在に支持する絶縁部材ガイド42を有している。これにより、第1ケースC1にリリースボタン60及び絶縁部材50を組み込みしやすくできる。そして、リリースボタン60を、囲壁41の上壁の内面iと絶縁部材50との間に留めた状態にしつつ、絶縁部材ガイド42に支持された状態の絶縁部材50の姿勢を保持できる。このため、電源端子30を搭載した主基板10を含む第2ケースC2と絶縁部材50を収容した第1ケースC1とを組み立てることで、自然に、囲壁41の上壁の内面iと絶縁部材50との間に留めた状態にでき、絶縁部材50を電源端子30の異極間に配置でき、異極間の安全距離を確実に確保して絶縁できる。よって、組み立て時にリリースボタン60及び絶縁部材50が脱落しないようにする精度な作行を要することなく、リリースボタン60及び絶縁部材50をそれぞれ個別に電源端子30の異極間に配置するために筐体Cの姿勢保持を要することがなく、配線器具100の組立作業性と品質を向上できる。したがって、構成部品を合理的に配置して筐体Cに収容でき、高い組立性を有するコンパクトな配線器具100を提供できる。
【0050】
なお、本発明の技術的範囲は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
【0051】
その他、本発明の趣旨に逸脱しない範囲で、上述の実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能である。また、本発明の趣旨に逸脱しない範囲で、上述した変形例を適宜組み合わせてもよい。
【符号の説明】
【0052】
100 配線器具
10 主基板
10S スリット
11 端子スロット
12 接触面
20 コネクタ
30 電源端子
31 端子ケース
32 端子ばね
33 端子足
34 底面
40 コネクタ
41 囲壁
411 第1囲壁
412 第2囲壁
42 絶縁部材ガイド
43 リリースボタンガイド
50 絶縁部材
51 レール
52 絶縁部
53 通穴
60 リリースボタン
61 端子作用部
62 工具作用部
70 トランス基板
80 放熱体
A 収容空間
B 電子部品
Bt トランス
C 筐体
C1 第1ケース
C2 第2ケース
C3 第3ケース
C4 クリップ
CP 凹凸
CW 区画壁
E 配線方向
H 配線着脱用穴
M 距離
P プラグ差込方向
SL 配線スロット
W 挿通口
W1 接地側挿通口
W2 非接地側挿通口
a 挿入方向
f 正面
i 内面
r 背面
S 側面
q 電源配線
q1 接地側配線
q2 非接地側配線

図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17