(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024083226
(43)【公開日】2024-06-20
(54)【発明の名称】パター支持具
(51)【国際特許分類】
A63B 55/50 20150101AFI20240613BHJP
A63B 102/32 20150101ALN20240613BHJP
【FI】
A63B55/50
A63B102:32
【審査請求】有
【請求項の数】9
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023118295
(22)【出願日】2023-07-20
(31)【優先権主張番号】10-2022-0170511
(32)【優先日】2022-12-08
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】523089265
【氏名又は名称】朴 忠烈
(74)【代理人】
【識別番号】100103207
【弁理士】
【氏名又は名称】尾崎 隆弘
(72)【発明者】
【氏名】朴 忠烈
(57)【要約】 (修正有)
【課題】安全にパターを保管できるようになるだけでなく、移動も容易になるパター支持具を提供する。
【解決手段】本発明は、パター支持具に関し、床面に密着され、上面にパターのパターヘッドが置かれるベースプレート10と、ベースプレート10の一側と一端部とが連結され、他端部が上向きに延長される上向き延長プレート20と、ならびに上向き延長プレート20の上端部と一端部とが連結され、他方にパターのパターシャフトが支持される支持溝31を有するシャフトホルダー30とを含む。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
床面に密着され、上面にパターのパターヘッドが置かれるベースプレートと、
前記ベースプレートの一側と一端部とが連結され、他端部が前記ベースプレート側に向かって傾斜されて上向きに延長される上向き延長プレートと、
前記上向き延長プレートの上端部と一端部とが連結され、他方に前記パターのパターシャフトが支持される支持溝を有するシャフトホルダーとを含み、
前記ベースプレートと前記上向き延長プレートとが連結される連結部位には、弧状に丸められた曲面部がさらに設けられ、
前記曲面部には、一側にゴルフボールが置かれた状態で動きを抑制できるようにするボールストップスリットがさらに設けられ、
前記ボールストップスリットは、ヘッド支持パッドの後方である前記曲面部の一側から貫通されて、前記ゴルフボールの外周面の一部が前記曲面部後方に突出されて引っ掛かるようにする貫通孔構造となることを特徴とする、パター支持具。
【請求項2】
前記ベースプレートには、上面に前記パターヘッドが支持されるようにする前記ヘッド支持パッドがさらに設けられ、
前記ヘッド支持パッドの上面に支持傾斜面が設けられ、前記ヘッド支持パッドには、一側に前記ヘッド支持パッドの支持傾斜面に支持されている前記パターヘッドが前記ヘッド支持パッドの外部に離脱されるのを遮断するための離脱防止壁がさらに設けられ、
前記支持傾斜面は、前記離脱防止壁から前記支持溝に向かい、後方に向かうにつれて上向きに傾斜した傾斜面構造となることを特徴とする、
請求項1に記載のパター支持具。
【請求項3】
前記支持傾斜面の上面には、ゴルフボールが前記ヘッド支持パッドの側方に離脱されるのを防止するために、前記ヘッド支持パッドの前後方向に長く延長され、幅方向に所定間隔隔離されて、上向きに突出された複数のパターヘッド支持突起が設けられることを特徴とする、
請求項2に記載のパター支持具。
【請求項4】
前記支持溝および前記離脱防止壁は、所定距離隔離された上下方から互いに対向するとともに、前記支持溝が前記離脱防止壁より後方に位置され、前記パターヘッドが前記離脱防止壁に掛かった状態で前記パターシャフトが後方に傾斜されて掛かるようにすることを特徴とする、
請求項2または3に記載のパター支持具。
【請求項5】
前記曲面部には、表面一側に前記上向き延長プレートが前記ベースプレートに対して弾性的な動きを有するようにするための弾性誘発溝がさらに設けられ、
前記弾性誘発溝は、前記曲面部の横方向に沿って凹状に凹んだ凹溝構造となり、
前記弾性誘発溝は、前記曲面部の上下方向に沿って所定間隔隔離されて複数個からなり、
前記上向き延長プレートと前記シャフトホルダーとが連結される連結部位には、弧状に丸められた補助曲面部がさらに設けられ、
前記補助曲面部には、表面一側に前記シャフトホルダーが前記上向き延長プレートに対して弾性的な動きを有するようにするため第2の弾性誘発溝がさらに設けられ、
前記第2の弾性誘発溝は、前記補助曲面部の横方向に沿って凹状に凹んだ凹溝構造となり、
前記第2の弾性誘発溝は、前記補助曲面部の上下方向に沿って所定間隔隔離されて複数個からなることを特徴とする、
請求項2または3に記載のパター支持具。
【請求項6】
前記離脱防止壁には、先端部上端縁が面切削されて、傾斜面構造を有する面切削部がさらに設けられることを特徴とする
請求項2または3に記載のパター支持具。
【請求項7】
前記上向き延長プレートは、前記離脱防止壁に向かって前方に傾斜した前向傾斜プレート構造となることを特徴とする、
請求項2または3に記載のパター支持具。
【請求項8】
前記シャフトホルダーは、下端から上端に向かうにつれて、上向き前向に傾斜した傾斜構造となり、上端部に前記支持溝が設けられることを特徴とする、
請求項2または3に記載のパター支持具。
【請求項9】
前記支持溝は、入口が広く内側下端部が狭いV字構造となることを特徴とする、
請求項2または3に記載のパター支持具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、パターを掛けることができるパター支持具に関する。
【背景技術】
【0002】
多くの場合、ゴルフ練習場等でゴルファーは、ゴルフクラブをゴルフバッグ(キャディバッグ)に入れずに取り出し、壁またはゴルフバッグに寄せて一時的に立てた状態でゴルフクラブを交換していきながらショットを練習する。
【0003】
このように壁またはゴルフバッグにゴルフクラブを寄せて一時的に立てて練習をしたり、ゲームをする場合、ゴルフクラブの交換に伴う手間を避けることができるが、一時的に立てたゴルフクラブが周辺人の往来に支障をもたらすことができる問題があっただけでなく、やや一時的に立てたゴルフクラブが床に倒れる場合、ゴルフクラブヘッドの打球面に傷が発生する可能性がある問題があった。
【0004】
また、このようなゴルフクラブヘッドの打球面に発生した傷は、今後の実際の試合で競技力低下の原因となる可能性があり、これは、ゴルファーが自分の所有するゴルフクラブのヘッド状態に非常に敏感に反応するため、ゴルフ練習場にはゴルフクラブヘッドを保護するためにヘッドが上部に建てられたままゴルフクラブを支持できるようにするゴルフクラブ支持具が設けられている。
【0005】
このようにゴルフクラブのヘッドを空中に持ち上げて支持できるようにするゴルフクラブ支持具は、ゴルフクラブを壁またはゴルフバッグ等に一時的に立てておくのに比べて、ゴルフクラブが倒れる恐れがないものであるため、ゴルフクラブを比較的安全に保管できるようにするものであるが、このような従来のゴルフクラブ支持具のほとんどは、椅子または壁等に固定型で設置されるものだけでなく、その体積も相当であるため、ゴルファーが個人的に携帯することは、当初不可能であり、また場所移動のために移動することも容易にならなくなる等の困難な問題点があった。
【0006】
特に、パターの場合は、その長さがかなり短いため壁に立てることも不安であり、かつ既存のクラブ支持具でさえその掛かりが容易にならなくなる等の問題点を有していた。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明の目的は、このような問題点を解決するために提案されたものであり、安全にパターを保管できるようになるだけでなく、移動も容易になるパター支持具を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
このような上記目的を達成するための本発明の一実施例によるパター支持具は、床面に密着され、上面にパターのパターヘッドが置かれるベースプレートと、上記ベースプレートの一側と一端部とが連結され、他端部が上記ベースプレート側に向かって傾斜されて上向きに延長される上向き延長プレートと、ならびに上記上向き延長プレートの上端部と一端部とが連結され、他方に上記パターのパターシャフトが支持される支持溝を有するシャフトホルダーとを含む。
【0009】
また、本発明の一実施例によるパター支持具において、上記ベースプレートには、上面に上記パターヘッドが支持されるようにするヘッド支持パッドをさらに設けることができる。
【0010】
また、本発明の一実施例によるパター支持具において、上記ヘッド支持パッドの上面に支持傾斜面が設けられ、上記ヘッド支持パッドには、一側に上記ヘッド支持パッドの支持傾斜面に支持されている上記パターヘッドが上記ヘッド支持パッドの外部に離脱されるのを遮断するための離脱防止壁をさらに設けることができる。
【0011】
また、本発明の一実施例によるパター支持具において、上記支持溝および上記離脱防止壁は、所定距離隔離された上下方から互いに対向するとともに、上記支持溝が上記離脱防止壁より後方に位置されて、上記パターヘッドが上記離脱防止壁に掛かった状態で上記パターシャフトが後方に傾斜されて掛かるようにすることができる。
【0012】
また、本発明の一実施例によるパター支持具において、上記支持傾斜面は、上記離脱防止壁から上記支持溝に向かい、後方に向かうにつれて上向きに傾斜した傾斜面構造となることができる。
【0013】
また、本発明の一実施例によるパター支持具において、上記離脱防止壁には、先端部上端縁が面切削されて、傾斜面構造を有する面切削部をさらに設けることができる。
【0014】
また、本発明の一実施例によるパター支持具において、上記上向き延長プレートは、上記離脱防止壁に向かって前方に傾斜した前向傾斜プレート構造となることができる。
【0015】
また、本発明の一実施例によるパター支持具において、上記ベースプレートと上記上向き延長プレートとが連結される連結部位には、弧状に丸められた曲面部をさらに設けることができる。
【0016】
また、本発明の一実施例によるパター支持具において、上記曲面部には、一側にゴルフボールが置かれた状態で動きを抑制できるようにするボールストップスリットをさらに設けることができる。
【0017】
また、本発明の一実施例によるパター支持具において、上記ボールストップスリットは、上記ヘッド支持パッドの後方である上記曲面部の一側から貫通されて、上記ゴルフボールの外周面の一部が上記曲面部後方に突出されて引っ掛かるようにする貫通孔構造となることができる。
【0018】
また、本発明の一実施例によるパター支持具において、上記シャフトホルダーは、下端から上端に向かうにつれて、上向き前向に傾斜した傾斜構造となり、上端部に上記支持溝が設けられることができる。
【0019】
また、本発明の一実施例によるパター支持具において、上記支持溝は、入口が広く内側下端部が狭いV字構造となることができる。
【0020】
また、本発明の一実施例によるパター支持具において、上記シャフトホルダーには、一側に上記支持溝の内側下端部に流入された上記パターシャフトが上記内側下端部と直接接触するのを防止するために、上記内側下端部を包むクッションパッドをさらに設けることができる。
【0021】
また、本発明の一実施例によるパター支持具において、上記クッションパッドには、上記シャフトホルダーの上面に配置され、これに対応する上記シャフトホルダーの底面に上記クッションパッドと同じ構造を有する補助クッションパッドをさらに設けることができる。
【0022】
また、本発明の一実施例によるパター支持具において、上記曲面部には、表面一側に上記上向き延長プレートが上記ベースプレートに対して弾性的な動きを有するようにするための弾性誘発溝をさらに設けることができる。
【0023】
また、本発明の一実施例によるパター支持具において、上記弾性誘発溝は、上記曲面部の横方向に沿って凹状に凹んだ凹溝構造となることができる。
【0024】
また、本発明の一実施例によるパター支持具において、上記弾性誘発溝は、上記曲面部の上下方向に沿って所定間隔隔離されて複数個からなることができる。
【0025】
また、本発明の一実施例によるパター支持具において、上記上向き延長プレートと上記シャフトホルダーとが連結される連結部位には、弧状に丸められた補助曲面部をさらに設けることができる。
【0026】
また、本発明の一実施例によるパター支持具において、上記補助曲面部には、表面一側に上記シャフトホルダーが上記上向き延長プレートに対して弾性的な動きを有するようにするための弾性誘発溝をさらに設けることができる。
【0027】
また、本発明の一実施例によるパター支持具において、上記弾性誘発溝は、上記補助曲面部の横方向に沿って凹状に凹んだ凹溝構造となることができる。
【0028】
また、本発明の一実施例によるパター支持具において、上記弾性誘発溝は、上記補助曲面部の上下方向に沿って所定間隔隔離されて複数個からなることができる。
【0029】
また、本発明の一実施例によるパター支持具において、上記支持傾斜面の上面には、ゴルフボールが上記ヘッド支持パッドの側方に離脱されるのを防止するために、上記ヘッド支持パッドの前後方向に長く延長され、幅方向に所定間隔隔離されて、上向きに突出された複数のパターヘッド支持突起が設けられることができる。
【発明の効果】
【0030】
上記のように、本発明の一実施例であるパター支持具は、パター練習の間の休憩時間等に安全にパター保管できるようになり、基本的に安全なパター保管を通じてパターが損傷することを未然に防止できるようになることはもちろん、所望の位置への移動も簡単かつ容易になり、結果的に所望の位置で安定したパター掛かりが可能になることはもちろん、これにより製品競争力向上等を図ることができるようになる等の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【
図1】本発明の一実施例によるパター支持具を前方から見た正面斜視図である。
【
図2】本発明の一実施例によるパター支持具を後方から見た背面斜視図である。
【
図3】本発明の一実施例によるパター支持具を下方から見た底面斜視図である。
【
図4】本発明の一実施例によるパター支持具が床面に置かれた状態を示す側面図である。
【
図5】本発明の一実施例によるパター支持具にパターが掛けられた状態を示す概略斜視図である。
【
図6】本発明の他の実施例によるパター支持具を前方から見た正面斜視図である。
【
図7】本発明のさらに他の実施例によるパター支持具を前方から見た正面斜視図である。
【
図8】本発明のさらに他の実施例によるパター支持具にパターおよびゴルフボールが掛けられた状態を示す概略斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0032】
以下、添付された図面に基づいて本発明を説明すると次のとおりである。
【0033】
図1ないし
図5に示されるように、本発明の一実施例によるパター支持具は、ベースプレート10と、上向き延長プレート20と、シャフトホルダー30とを含む。
【0034】
上記ベースプレート10は、練習場等の床面5に密着され、上面にパター7のパターヘッド7aを置けるようにする平板構造となっている。
【0035】
上記上向き延長プレート20には、上記ベースプレート10の一側と一端部とが連結され、他端部が上向きに延長される板状に上記パター7を支持するための胴体機能を有する。
【0036】
上記シャフトホルダー30には、上記上向き延長プレート20の上端部と一端部とが連結され、他方に上記パター7のパターシャフト7bが支持される支持溝31を有する。
【0037】
また、上記ベースプレート10には、上面に上記パターヘッド7aが支持されるようにする多角傾斜ブロック構造を有するヘッド支持パッド40がさらに設けられている。
【0038】
また、上記ヘッド支持パッド40には、先端部に上記ヘッド支持パッド40の支持面41に支持されている上記パターヘッド7aが上記ヘッド支持パッド40の前方外部に離脱されることを遮断するための離脱防止壁42が設けられている。
【0039】
一方、本発明のパター支持具は、上記支持溝31と上記離脱防止壁42とが所定距離隔離された上下方から互いに対向するとともに、上記支持溝31が上記離脱防止壁42よりも後方に位置されて、上記パターヘッド7aが上記離脱防止壁42に掛けられた状態で上記パターシャフト7bが後方に傾斜して掛けられるようにする構造となっている。
【0040】
また、上記支持面41は、上記離脱防止壁42から上記支持溝31に向かい、後方に向かうにつれて、上向きに傾斜した傾斜面構造となり、上記支持面41に置かれる上記パターヘッド7aが自然に傾斜面に乗って滑り落ちて離脱防止壁42に到達できるようになっている。
【0041】
また、上記離脱防止壁42には、先端部上端縁が面切削されて衝突衝撃を緩和することができるようにする傾斜面構造を有する面切削部42aが設けられる。
【0042】
上記上向き延長プレート20は、上記離脱防止壁42を向って前方に傾斜した前向傾斜プレート構造となっている。
【0043】
また、上記ベースプレート10と上記上向き延長プレート20とが連結される連結部位には、弧状に丸められた曲面部15が設けられている。
【0044】
また、上記曲面部15には、一側にゴルフボール9が置かれた状態で動きを抑制できるようにするボールストップスリット17が設けられている。
【0045】
ここで、上記ボールストップスリット17は、上記ヘッド支持パッド40の後方である上記曲面部15の一側から貫通され、上記ゴルフボールの外周面の一部が上記曲面部15の後方に突出して引っ掛かるようにする貫通孔構造となっている。
【0046】
上記シャフトホルダー30には、下端から上端に向かうにつれて、上向き前向に傾斜した傾斜構造となり、上端部に上記支持溝31が設けられている。
【0047】
ここで、上記支持溝31は、上記パターシャフト7bが支持溝31の内側に容易に流入されるように入口が広く内側下端部32が狭いV字構造となっている。
【0048】
また、上記シャフトホルダー30には、一側に上記支持溝31の内側下端部32に流入された上記パターシャフト7bが上記内側下端部32と直接接触して損傷等を受けることを防止するために、上記内側下端部32の先端面を包む柔軟な材質(ゴム、シリコン等)のクッションパッド50が設けられている。
【0049】
また、上記クッションパッド50には、上記シャフトホルダー30の上面に配置され、これに対応する上記シャフトホルダー30の底面に上記クッションパッド50と同じ構造となり、一例として本発明のパター支持具を手で持って移動したりするときにハンドルとして機能することを可能にするようにする補助クッションパッド60が設けられている。
【0050】
一方、
図6は、本発明の他の実施例であり、上記曲面部15には、表面一側に上記上向き延長プレート20が上記ベースプレート10に対して柔軟で弾性的な動きを有するようにするための弾性誘発溝15aが設けられている。
【0051】
ここで、上記弾性誘発溝15aは、上記曲面部15の横方向に沿って凹状に凹んだ凹溝構造であり、上記弾性誘発溝15aは、上記曲面部15の上下方向に沿って所定間隔隔離されて複数個からなる。
【0052】
これに加えて、上記上向き延長プレート20と上記シャフトホルダー30とが連結される連結部位には、弧状に丸められた補助曲面部25が設けられている。
【0053】
また、上記補助曲面部25には、表面一側に上記シャフトホルダー30が上記上向き延長プレート20に対して柔軟で弾性的な動きを有するようにするための弾性誘発溝25aが設けられている。
【0054】
ここで、上記弾性誘発溝25aも、上記補助曲面部25の横方向に沿って凹状に凹んだ凹溝構造であり、上記弾性誘発溝25aは、上記補助曲面部25の上下方向に沿って所定間隔隔離されて複数個からなる。
【0055】
一方、
図7および
図8は、本発明のさらに他の実施例であり、上記ゴルフボール9が置かれるボールストップスリット19が曲面部15に沿って折り曲げられた楕円形状になっており、また、ヘッド支持パッド40の支持傾斜面41の上面には、パターヘッド7aはもちろんゴルフボール9がヘッド支持パッド40の側方に離脱されることを防止するためにヘッド支持パッド40の前後方向に長く延長され、幅方向に所定間隔隔離されて上向きに突出された複数のパターヘッド支持突起45が設けられている。
【0056】
このような構成を有する本発明の一実施例によるパター支持具の使用例を見ると、次のとおりである。
【0057】
まず、本発明のパター支持具を練習場の所望の位置に置く。
【0058】
この時、ユーザは、手でクッションパッド50と補助クッションパッド60とを持って移動が可能になる。
【0059】
また、パター練習をしてから、しばらく休憩中に当該パターをパター支持具に掛ける。
【0060】
パター掛け過程は、パターヘッド7aをヘッド支持パッド40の支持傾斜面41に置き、パターシャフト7bをシャフトホルダー30の支持溝31に引き込ませる。
【0061】
ここで、上記パターヘッド7aの支持傾斜面41の傾斜面に乗って先端部の離脱防止壁42まで滑り落ちて、引っ掛かけられる。
【0062】
また、ゴルフボール9は、ヘッド支持パッド40後方のボールストップスリット19に置くと、ゴルフボール9の外周面の一部が上記貫通孔構造であるボールストップスリット17を介して曲面部15の後方に一部突出されながら引っ掛かけられ、ゴルフボール9の動きを抑制して保管できるようになる(
図8参照)。
【0063】
このようにパター7とゴルフボール9とを掛かけてから、ユーザは、休憩を取り、休憩が終われば、再び、掛けられていたパター7を拾い上げてパター練習を行うことができるようになるのである。
【0064】
このように、本発明の一実施例によるパター支持具は、ベースプレートのヘッド支持パッドとシャフトホルダーおよびこれらを連結する上向き延長プレートを含んで、ヘッド支持パッド上にはパターヘッドが支持されるようにし、シャフトホルダーには、パターシャフトが引っ掛かれるようにしてパターを掛けることができるようにすることで、パター練習間の休憩時間等に安全にパターを保管できるようにして、基本的に、安全なパター保管を通じてパターが損傷することを未然に防止できるようにすることはもちろん、所望の位置への移動も簡単で容易になりながら、結果的に所望の位置で安定したパター掛けが可能になることはもちろん、これにより製品競争力向上等を図ることができるようになる。