(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024083280
(43)【公開日】2024-06-20
(54)【発明の名称】プログラム、コンピュータおよび情報処理方法
(51)【国際特許分類】
G06Q 30/0203 20230101AFI20240613BHJP
G06Q 50/00 20240101ALI20240613BHJP
【FI】
G06Q30/0203
G06Q50/00 300
【審査請求】未請求
【請求項の数】21
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023205793
(22)【出願日】2023-12-06
(31)【優先権主張番号】P 2022196677
(32)【優先日】2022-12-08
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(31)【優先権主張番号】P 2023030886
(32)【優先日】2023-03-01
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(71)【出願人】
【識別番号】518352053
【氏名又は名称】株式会社レポハピ
(74)【代理人】
【識別番号】100131842
【弁理士】
【氏名又は名称】加島 広基
(72)【発明者】
【氏名】原 武嗣
(57)【要約】
【課題】SNSでタイアップ企業に関する情報の投稿をユーザが行うにあたり、利便性を向上させることができるプログラム、コンピュータおよび情報処理方法を提供する。
【解決手段】プログラムは、コンピュータ(管理サーバ10)を受付手段22と、送信手段24として機能させる。ユーザ端末50からタイアップの申込情報を受付手段22が受け付けると、送信手段24はSNSの選択画面をユーザ端末50に表示させる第2表示指示信号をユーザ端末50に送信する。ユーザ端末50からSNSの選択情報を受付手段22が受け付けると、送信手段24は選択されたSNSに対応するガイド画面をユーザ端末50に表示させる第3表示指示信号をユーザ端末50に送信する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピュータを受付手段と、送信手段として機能させるプログラムであって、
ユーザ端末からタイアップの申込情報を前記受付手段が受け付けると、前記送信手段はSNSの選択画面を前記ユーザ端末に表示させる第2表示指示信号を前記ユーザ端末に送信し、
前記ユーザ端末からSNSの選択情報を前記受付手段が受け付けると、前記送信手段は選択されたSNSに対応するガイド画面を前記ユーザ端末に表示させる第3表示指示信号を前記ユーザ端末に送信する、プログラム。
【請求項2】
コンピュータを受付手段と、送信手段として機能させるプログラムであって、
ユーザ端末からタイアップの申込情報を前記受付手段が受け付けると、前記送信手段は、SNSの選択画面を前記ユーザ端末に表示させるとともに、SNSの選択が行われると選択されたSNSに対応するガイド画面を前記ユーザ端末に表示させる第4表示指示信号を前記ユーザ端末に送信する、プログラム。
【請求項3】
前記ガイド画面は、選択されたSNSに対応する規約同意画面を含む、請求項1または2記載のプログラム。
【請求項4】
前記コンピュータを記憶手段として更に機能させ、
前記記憶手段は、各種のSNSと、各SNSに対応する規約同意情報とを紐付けて予め記憶部に記憶させ、
前記規約同意画面は、前記記憶部に記憶されている、選択されたSNSに対応する前記規約同意情報に基づいて設定される、請求項3記載のプログラム。
【請求項5】
前記ガイド画面は、選択されたSNSでの投稿を案内する投稿案内画面を含んでいる、請求項1または2記載のプログラム。
【請求項6】
前記受付手段は、タイアップ依頼情報を受け付けるようになっており、
前記送信手段は、前記受付手段が受け付けた前記タイアップ依頼情報に基づいて設定されるタイアップ依頼に関する画面を前記ユーザ端末に表示させる第1表示指示信号を前記ユーザ端末に送信する、請求項1または2記載のプログラム。
【請求項7】
商品またはサービスの紹介を行うウェブサイトにタイアップ依頼ボタンが表示され、前記タイアップ依頼ボタンが押されると、前記送信手段は1または複数のタイアップ依頼に関する画面を前記ユーザ端末に表示させる前記第1表示指示信号を前記ユーザ端末に送信する、請求項6記載のプログラム。
【請求項8】
前記タイアップ依頼情報は、SNS毎に異なる投稿内容を含み、
前記ガイド画面は、選択されたSNSでの投稿を案内する投稿案内画面を含み、前記投稿案内画面は、前記タイアップ依頼情報に含まれる前記投稿内容に基づいて設定される、請求項6記載のプログラム。
【請求項9】
前記タイアップ依頼情報は、ハッシュタグ情報を含み、
前記ガイド画面は、選択されたSNSでの投稿を案内する投稿案内画面を含み、前記投稿案内画面は、前記タイアップ依頼情報に含まれる前記ハッシュタグ情報を含む、請求項6記載のプログラム。
【請求項10】
前記投稿案内画面において、前記受付手段が受け付けた前記タイアップ依頼情報に含まれる前記ハッシュタグ情報の一部または全部を投稿者が変更可能となっている、請求項9記載のプログラム。
【請求項11】
前記投稿案内画面において、前記受付手段が受け付けた前記タイアップ依頼情報に含まれる前記ハッシュタグ情報を投稿者が変更不可となっている、請求項9記載のプログラム。
【請求項12】
前記タイアップ依頼情報は、複数のSNSに関連する基準口コミスコアを含み、
前記送信手段は、口コミスコアが前記基準口コミスコア以上であるユーザの前記ユーザ端末に前記第1表示指示信号を送信する、請求項6記載のプログラム。
【請求項13】
前記受付手段は、前記ユーザ端末からユーザ登録情報を受け付けるようになっており、
ユーザ登録が行われたユーザについて各々のSNSアカウントとの連携の設定を行うことができるようになっている、請求項1または2記載のプログラム。
【請求項14】
前記ユーザ端末からSNSの選択情報を前記受付手段が受け付けると、選択されたSNSが、SNSアカウントの連携の設定が行われているSNSである場合は、前記送信手段は選択されたSNSに対応する前記ガイド画面を前記ユーザ端末に表示させる第3表示指示信号を前記ユーザ端末に送信し、選択されたSNSが、SNSアカウントの連携の設定が行われていないSNSである場合は、前記送信手段は選択されたSNSのアカウントとの連携を設定させる連携設定画面を前記ユーザ端末に表示させる第5表示指示信号を前記ユーザ端末に送信する、請求項13記載のプログラム。
【請求項15】
前記送信手段は、企業端末にタイアップ管理画面を表示させる第6表示指示信号を前記企業端末に送信し、
前記ユーザ端末から投稿完了情報を前記受付手段が受け付けると、前記タイアップ管理画面には、前記受付手段が前記投稿完了情報を受け付けたユーザに関する情報が表示される、請求項1または2記載のプログラム。
【請求項16】
前記タイアップ管理画面においてユーザがSNSに投稿した内容であるSNS投稿内容に関するURLが表示され、当該URLがクリックされると前記企業端末に前記SNS投稿内容が表示される、請求項15記載のプログラム。
【請求項17】
SNSの選択画面で選択されたSNSが対話チャット型のものである場合は、前記コンピュータにより投稿者のユーザ識別情報に紐付けられたURLが生成され、生成されたURLが投稿相手の端末に表示され、投稿相手によりURLがクリックされると情報入力フォームが表示されるとともにURLに紐付けられたトークンが前記コンピュータにより発行され、前記情報入力フォームに入力されたメールアドレスに対し、企業のウェブサイトのURLに加えてトークンパラメータが含まれた専用URLが記載されたメールが送信される、請求項1または2記載のプログラム。
【請求項18】
プログラムを実行することにより受付手段と、送信手段として機能するコンピュータであって、
ユーザ端末からタイアップの申込情報を前記受付手段が受け付けると、前記送信手段はSNSの選択画面を前記ユーザ端末に表示させる第2表示指示信号を前記ユーザ端末に送信し、
前記ユーザ端末からSNSの選択情報を前記受付手段が受け付けると、前記送信手段は選択されたSNSに対応するガイド画面を前記ユーザ端末に表示させる第3表示指示信号を前記ユーザ端末に送信する、コンピュータ。
【請求項19】
プログラムを実行することにより受付手段と、送信手段として機能するコンピュータであって、
ユーザ端末からタイアップの申込情報を前記受付手段が受け付けると、前記送信手段は、SNSの選択画面を前記ユーザ端末に表示させるとともに、SNSの選択が行われると選択されたSNSに対応するガイド画面を前記ユーザ端末に表示させる第4表示指示信号を前記ユーザ端末に送信する、コンピュータ。
【請求項20】
制御部を有するコンピュータにより実行される情報処理方法であって、
ユーザ端末からタイアップ依頼の申込情報を前記制御部が受け付けると、前記制御部がSNSの選択画面を前記ユーザ端末に表示させる第2表示指示信号を前記ユーザ端末に送信する工程と、
前記ユーザ端末からSNSの選択情報を前記制御部が受け付けると、前記制御部が選択されたSNSに対応するガイド画面を前記ユーザ端末に表示させる第3表示指示信号を前記ユーザ端末に送信する工程と、
を備えた、情報処理方法。
【請求項21】
制御部を有するコンピュータにより実行される情報処理方法であって、
ユーザ端末からタイアップの申込情報を前記制御部が受け付けると、前記制御部が、SNSの選択画面を前記ユーザ端末に表示させるとともに、SNSの選択が行われると選択されたSNSに対応するガイド画面を前記ユーザ端末に表示させる第4表示指示信号を前記ユーザ端末に送信する工程を備えた、情報処理方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、プログラム、コンピュータおよび情報処理方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、インターネット上のコミュニティサイトとして、SNS(ソーシャルネットワーキングサービス、Social Networking Service)が広く用いられている。このようなSNSでは、あるユーザから発信された情報は多数のユーザに興味を持って受信され、その情報が口コミとなって更に拡散されるという現象が自然発生する。ここで、特許文献1には、口コミを作り出すためのマーケティングメッセージの有効性を予測するために、インフルエンサー調査によってインフルエンサーからのフィードバックデータを使用するシステムが開示されている。また、特許文献2には、SNSを利用したキャンペーンにおいて、インフルエンサーからの発言を受ける一般会員からもキャンペーンに関する発言を引き出すことによって大きな口コミを生じさせるシステムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2012-048735号公報
【特許文献2】特開2014-038547号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
SNSでタイアップ企業に関する情報の投稿をユーザが行うようなSNSにおける口コミを活用したマーケティングにおいて、利便性の向上を図ることが求められている。
【0005】
本発明はこのような点を考慮してなされたものであり、SNSでタイアップ企業に関する情報の投稿をユーザが行うにあたり、利便性を向上させることができるプログラム、コンピュータおよび情報処理方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明のプログラムは、
コンピュータを受付手段と、送信手段として機能させるプログラムであって、
ユーザ端末からタイアップの申込情報を前記受付手段が受け付けると、前記送信手段はSNSの選択画面を前記ユーザ端末に表示させる第2表示指示信号を前記ユーザ端末に送信し、
前記ユーザ端末からSNSの選択情報を前記受付手段が受け付けると、前記送信手段は選択されたSNSに対応するガイド画面を前記ユーザ端末に表示させる第3表示指示信号を前記ユーザ端末に送信することを特徴とする。
【0007】
本発明のプログラムは、
コンピュータを受付手段と、送信手段として機能させるプログラムであって、
ユーザ端末からタイアップの申込情報を前記受付手段が受け付けると、前記送信手段は、SNSの選択画面を前記ユーザ端末に表示させるとともに、SNSの選択が行われると選択されたSNSに対応するガイド画面を前記ユーザ端末に表示させる第4表示指示信号を前記ユーザ端末に送信することを特徴とする。
【0008】
本発明のプログラムにおいては、
前記ガイド画面は、選択されたSNSに対応する規約同意画面を含んでいてもよい。
【0009】
本発明のプログラムは、
前記コンピュータを記憶手段として更に機能させ、
前記記憶手段は、各種のSNSと、各SNSに対応する規約同意情報とを紐付けて予め記憶部に記憶させ、
前記規約同意画面は、前記記憶部に記憶されている、選択されたSNSに対応する前記規約同意情報に基づいて設定されてもよい。
【0010】
本発明のプログラムにおいては、
前記ガイド画面は、選択されたSNSでの投稿を案内する投稿案内画面を含んでいてもよい。
【0011】
本発明のプログラムにおいては、
前記受付手段は、タイアップ依頼情報を受け付けるようになっており、
前記送信手段は、前記受付手段が受け付けた前記タイアップ依頼情報に基づいて設定されるタイアップ依頼に関する画面を前記ユーザ端末に表示させる第1表示指示信号を前記ユーザ端末に送信するものであってもよい。
【0012】
また、本発明のプログラムにおいては、
商品またはサービスの紹介を行うウェブサイトにタイアップ依頼ボタンが表示され、タイアップ依頼ボタンが押されると、前記送信手段は1または複数のタイアップ依頼に関する画面を前記ユーザ端末に表示させる前記第1表示指示信号を前記ユーザ端末に送信するようになっていてもよい。
【0013】
本発明のプログラムにおいては、
前記タイアップ依頼情報は、SNS毎に異なる投稿内容を含み、
前記ガイド画面は、選択されたSNSでの投稿を案内する投稿案内画面を含み、前記投稿案内画面は、前記タイアップ依頼情報に含まれる前記投稿内容に基づいて設定されてもよい。
【0014】
本発明のプログラムにおいては、
前記タイアップ依頼情報は、ハッシュタグ情報を含み、
前記ガイド画面は、選択されたSNSでの投稿を案内する投稿案内画面を含み、前記投稿案内画面は、前記タイアップ依頼情報に含まれる前記ハッシュタグ情報を含んでいてもよい。
【0015】
この際に、前記投稿案内画面において、前記受付手段が受け付けた前記タイアップ依頼情報に含まれる前記ハッシュタグ情報の一部または全部を投稿者が変更可能となっていてもよい。
【0016】
あるいは、前記投稿案内画面において、前記受付手段が受け付けた前記タイアップ依頼情報に含まれる前記ハッシュタグ情報を投稿者が変更不可となっていてもよい。
【0017】
本発明のプログラムにおいては、
前記タイアップ依頼情報は、複数のSNSに関連する基準口コミスコアを含み、
前記送信手段は、口コミスコアが前記基準口コミスコア以上であるユーザの前記ユーザ端末に前記第1表示指示信号を送信してもよい。
【0018】
本発明のプログラムにおいては、
前記受付手段は、前記ユーザ端末からユーザ登録情報を受け付けるようになっており、
ユーザ登録が行われたユーザについて各々のSNSアカウントとの連携の設定を行うことができるようになっていてもよい。
【0019】
本発明のプログラムにおいては、
前記ユーザ端末からSNSの選択情報を前記受付手段が受け付けると、選択されたSNSが、SNSアカウントの連携の設定が行われているSNSである場合は、前記送信手段は選択されたSNSに対応する前記ガイド画面を前記ユーザ端末に表示させる第3表示指示信号を前記ユーザ端末に送信し、選択されたSNSが、SNSアカウントの連携の設定が行われていないSNSである場合は、前記送信手段は選択されたSNSのアカウントとの連携を設定させる連携設定画面を前記ユーザ端末に表示させる第5表示指示信号を前記ユーザ端末に送信してもよい。
【0020】
本発明のプログラムにおいては、
前記送信手段は、企業端末にタイアップ管理画面を表示させる第6表示指示信号を前記企業端末に送信し、
前記ユーザ端末から投稿完了情報を前記受付手段が受け付けると、前記タイアップ管理画面には、前記受付手段が前記投稿完了情報を受け付けたユーザに関する情報が表示されてもよい。
【0021】
本発明のプログラムにおいては、
前記タイアップ管理画面においてユーザがSNSに投稿した内容であるSNS投稿内容に関するURLが表示され、当該URLがクリックされると前記企業端末に前記SNS投稿内容が表示されてもよい。
【0022】
本発明のプログラムにおいては、SNSの選択画面で選択されたSNSが対話チャット型のものである場合は、前記コンピュータにより投稿者のユーザ識別情報に紐付けられたURLが生成され、生成されたURLが投稿相手の端末に表示され、投稿相手によりURLがクリックされると情報入力フォームが表示されるとともにURLに紐付けられたトークンが前記コンピュータにより発行され、前記情報入力フォームに入力されたメールアドレスに対し、企業のウェブサイトのURLに加えてトークンパラメータが含まれた専用URLが記載されたメールが送信されてもよい。
【0023】
本発明のコンピュータは、
プログラムを実行することにより受付手段と、送信手段として機能するコンピュータであって、
ユーザ端末からタイアップの申込情報を前記受付手段が受け付けると、前記送信手段はSNSの選択画面を前記ユーザ端末に表示させる第2表示指示信号を前記ユーザ端末に送信し、
前記ユーザ端末からSNSの選択情報を前記受付手段が受け付けると、前記送信手段は選択されたSNSに対応するガイド画面を前記ユーザ端末に表示させる第3表示指示信号を前記ユーザ端末に送信することを特徴とする。
【0024】
本発明のコンピュータは、
プログラムを実行することにより受付手段と、送信手段として機能するコンピュータであって、
ユーザ端末からタイアップの申込情報を前記受付手段が受け付けると、前記送信手段は、SNSの選択画面を前記ユーザ端末に表示させるとともに、SNSの選択が行われると選択されたSNSに対応するガイド画面を前記ユーザ端末に表示させる第4表示指示信号を前記ユーザ端末に送信することを特徴とする。
【0025】
本発明の情報処理方法は、
制御部を有するコンピュータにより実行される情報処理方法であって、
ユーザ端末からタイアップ依頼の申込情報を前記制御部が受け付けると、前記制御部がSNSの選択画面を前記ユーザ端末に表示させる第2表示指示信号を前記ユーザ端末に送信する工程と、
前記ユーザ端末からSNSの選択情報を前記制御部が受け付けると、前記制御部が選択されたSNSに対応するガイド画面を前記ユーザ端末に表示させる第3表示指示信号を前記ユーザ端末に送信する工程と、
を備えたことを特徴とする。
【0026】
本発明の情報処理方法は、
制御部を有するコンピュータにより実行される情報処理方法であって、
ユーザ端末からタイアップの申込情報を前記制御部が受け付けると、前記制御部が、SNSの選択画面を前記ユーザ端末に表示させるとともに、SNSの選択が行われると選択されたSNSに対応するガイド画面を前記ユーザ端末に表示させる第4表示指示信号を前記ユーザ端末に送信する工程を備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0027】
本発明のプログラム、コンピュータおよび情報処理方法によれば、SNSでタイアップ企業に関する情報の投稿をユーザが行うにあたり、利便性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0028】
【
図1】本発明の実施の形態による情報処理システムの構成を示すブロック図である。
【
図2】
図1に示す情報処理システムにおいてユーザがユーザ端末によりユーザの登録を行うときのユーザ端末および管理サーバの間での情報の送受信を示すチャート図である。
【
図3】
図1に示す情報処理システムにおいて企業の社員が企業端末により企業の登録を行うときの企業端末および管理サーバの間での情報の送受信を示すチャート図である。
【
図4】
図1に示す情報処理システムにおいてSNSでタイアップ企業に関する情報の投稿をユーザが行うときの各端末および各サーバの間での情報の送受信を示すチャート図である。
【
図5】
図1に示す情報処理システムにおいて企業のウェブサイトにおいて一般ユーザにより所定のアクションが行われたときの各端末および各サーバの間での情報の送受信を示すチャート図である。
【
図6】
図1に示す情報処理システムにおいてSNSでタイアップ企業に関する情報の投稿をユーザが行うときの管理サーバにおける一連の動作を示すフローチャートである。
【
図7】
図1に示す情報処理システムにおいて企業のウェブサイトにおいて一般ユーザにより所定のアクションが行われたときの管理サーバにおける一連の動作を示すフローチャートである。
【
図8】ユーザ端末のモニタに表示される画面を示す図である。
【
図9】ユーザ端末のモニタに表示される画面を示す図である。
【
図10】ユーザ端末のモニタに表示される画面を示す図である。
【
図11】ユーザ端末のモニタに表示される画面を示す図である。
【
図12】ユーザ端末のモニタに表示される画面を示す図である。
【
図13】ユーザ端末のモニタに表示される画面を示す図である。
【
図14】ユーザ端末のモニタに表示される画面を示す図である。
【
図15】ユーザ端末のモニタに表示される画面を示す図である。
【
図16】企業端末のモニタに表示される画面を示す図である。
【
図17】企業端末のモニタに表示される画面を示す図である。
【
図18】企業端末のモニタに表示される画面を示す図である。
【
図19】企業端末のモニタに表示される画面を示す図である。
【
図20】ユーザ端末のモニタに表示される画面を示す図である。
【
図21】企業端末のモニタに表示される画面を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0029】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、本明細書では、タイアップとは、企業の製品やサービスの宣伝を行うにあたりインフルエンサー等のユーザが企業の代わりに企業のウェブサイトに誘導するような記事をSNSに投稿する行為のことをいう。また、タイアップ企業とは、ユーザにタイアップの依頼を行う企業のことをいう。また、タイアップ依頼とは、タイアップ企業がユーザに対してSNSへの記事の投稿を依頼する行為のことをいう。また、SNSは、X(旧Twitter(登録商標))、Instagram(登録商標)、Facebook(登録商標)、Tiktok(登録商標)等の記事投稿型のもの、およびLINE(登録商標)等のユーザ間の対話チャット型のものを含む。
【0030】
図1は、本実施の形態による情報処理システムの構成を示すブロック図である。本実施の形態による情報処理システムは、管理サーバ10と、SNSサーバ40と、ユーザ端末50と、企業端末60と、企業サーバ70とを備えている。これらの管理サーバ10、SNSサーバ40、ユーザ端末50、企業端末60および企業サーバ70はインターネット回線等の通信ネットワーク80により互いに通信可能に接続されている。
【0031】
管理サーバ10は、例えばインターネット回線等の通信ネットワーク80を通じて利用できるサーバである。管理サーバ10は、インターネットでアクセスできる物理サーバ内に仮想的な専用サーバを構築した状態で提供されるものであってもよい。SNSサーバ40は、例えばインターネット回線等の通信ネットワーク80を通じて利用できるサーバである。SNSサーバ40は、インターネットでアクセスできる物理サーバ内に仮想的な専用サーバを構築した状態で提供されるものであってもよい。ユーザ端末50は、SNSに記事の投稿を行うユーザが所持する端末である。ユーザ端末50は、具体的には、例えばスマートフォン、PCタブレットまたはパーソナルコンピュータ等を含む。企業端末60は、企業の事務所に設置されており企業の社員が操作する端末である。企業端末60は、具体的には、例えばパーソナルコンピュータ等を含む。企業サーバ70は、例えばインターネット回線等の通信ネットワーク80を通じて利用できるサーバである。企業サーバ70上に企業のウェブサイトが構築され、構築されたウェブサイトはインターネット回線等の通信ネットワーク80により一般ユーザまたは特定のユーザが閲覧可能となっている。
【0032】
管理サーバ10は、制御部20と、記憶部30と、通信インターフェース部32とを有している。制御部20は、CPUおよび半導体メモリを含むマイクロコンピュータで構成され、管理サーバ10の動作を制御する。より詳細には、制御部20は、記憶部30に記憶されているプログラムを実行することにより、受付手段22、送信手段24、ポイント付与手段26および記憶手段28として機能する。受付手段22は、外部装置(例えば、ユーザ端末50、企業端末60、企業サーバ70等)から様々な情報を受け付ける。送信手段24は、外部装置(例えば、ユーザ端末50、企業端末60、企業サーバ70等)に対して様々な情報を送信する。ポイント付与手段26は、ユーザ端末50によりSNSに記事の投稿を行ったユーザに対して選択的にポイントを付与する。記憶手段28は、様々な情報を記憶部30に記憶させるようになっている。このような各手段22、24、26、28の機能の詳細については後述する。
【0033】
記憶部30は、HDD(Hard Disk Drive)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)またはSSD(Solid State Drive)等から構成されている。記憶部30には、制御部20により実行されるプログラムを含む各種プログラムが記憶されている。また、記憶部30には、ユーザ登録が行われたユーザに関する様々な情報、および企業登録が行われた企業に関する様々な情報がそれぞれ記憶されるようになっている。また、記憶部30には、各種のSNSと、各SNSに対応する規約同意情報とが紐付けられた状態で記憶されるようになっている。また、記憶部30には、ポイント付与手段26によりユーザに付与されたポイントに関する情報が記憶されるようになっている。また、記憶部30にはその他の様々な情報が記憶されるようになっている。記憶部30に記憶される情報の詳細については後述する。
【0034】
なお、制御部20により実行されるプログラムは記憶部30に記憶されているものに限定されない。外部装置から管理サーバ10に送信されるプログラム等を制御部20が実行することによって当該制御部20が各手段22、24、26、28として機能するようになっていてもよい。
【0035】
通信インターフェース部32は、インターネット回線等の通信ネットワーク80を介してユーザ端末50、企業端末60、企業サーバ70等に対して信号の送受信を行う。
【0036】
次に、本実施の形態の情報処理システムによる情報処理方法について
図2乃至
図19を用いて説明する。
図2は、
図1に示す情報処理システムにおいてユーザがユーザ端末50によりユーザの登録を行うときのユーザ端末50および管理サーバ10の間での情報の送受信を示すチャート図であり、
図3は、
図1に示す情報処理システムにおいて企業の社員が企業端末60により企業の登録を行うときの企業端末60および管理サーバ10の間での情報の送受信を示すチャート図である。また、
図4は、
図1に示す情報処理システムにおいてSNSでタイアップ企業に関する情報の投稿をユーザが行うときの各端末50、60および各サーバ10、40の間での情報の送受信を示すチャート図であり、
図5は、
図1に示す情報処理システムにおいて企業のウェブサイトにおいて一般ユーザにより所定のアクションが行われたときの各端末50、60および各サーバ10、70の間での情報の送受信を示すチャート図である。また、
図6は、
図1に示す情報処理システムにおいてSNSでタイアップ企業に関する情報の投稿をユーザが行うときの管理サーバ10における一連の動作を示すフローチャートであり、
図7は、
図1に示す情報処理システムにおいて企業のウェブサイトにおいて一般ユーザにより所定のアクションが行われたときの管理サーバ10における一連の動作を示すフローチャートである。また、
図8乃至
図15は、それぞれ、ユーザ端末50のモニタに表示される画面を示す図であり、
図16乃至
図19は、それぞれ、企業端末60のモニタに表示される画面を示す図である。なお、以下に示す動作は、管理サーバ10において記憶部30に記憶されているプログラムを制御部20が実行することにより行われる。
【0037】
まず、ユーザが本実施の形態に係るサービスに登録するときの動作について
図2および
図8を用いて説明する。ユーザがユーザ端末50によって本実施の形態に係るサービスを提供するウェブサイトにアクセスし、例えばユーザ登録ボタンをクリックすると、ユーザ端末50のモニタには
図8に示す画面が表示される。具体的には、ユーザ端末50に表示される本実施の形態に係るサービスを提供するウェブサイトにおいてユーザによりユーザ登録ボタンがクリックされると、メールアドレスおよび認証コードの入力画面が表示される。このような入力画面においてユーザによりメールアドレスが入力されると、認証コードが記載された登録案内メールがユーザのメール管理ソフトに送付される。そして、送付されたメールに記載されている認証コードを入力画面で入力すると、ユーザ端末50には
図8に示すユーザ登録画面が表示される。このようなユーザ登録画面において、ユーザはユーザ端末50により名前、性別、お気に入りのジャンル、利用頻度を入力する。なお、
図8では図示されていないが、これらの情報の他にも、ユーザはユーザ端末50により住んでいる都道府県、年齢、趣味、嗜好等の情報を入力することができるようになっていてもよい。
【0038】
ユーザによってユーザ端末50にユーザ登録情報が入力されると、入力されたユーザ登録情報がユーザ端末50から管理サーバ10に送信され、受付手段22によりユーザ登録情報が受け付けられる。受付手段22によりユーザ登録情報が受け付けられると、ユーザ識別情報(ユーザIDともいう)が制御部20により発行され、ユーザ登録情報はこの発行されたユーザ識別情報に紐付けられた状態で記憶手段28により記憶部30に記憶される。また、受付手段22によりユーザ登録情報が受け付けられ、記憶部30にユーザ登録情報が記憶されると、ユーザ登録完了情報が管理サーバ10からユーザ端末50に送信され、ユーザ端末50のモニタにはユーザ登録が完了した旨の情報が表示される。ユーザ登録が完了した後、ユーザ端末50に表示される本実施の形態に係るサービスを提供するウェブサイトにおいてユーザがマイページのボタンをクリックするとユーザ端末50には
図9に示すプロフィール画面が表示される。プロフィール画面には、ユーザ登録情報に加えて、口コミスコア、口コミランク(
図9ではランクと表示)、ユーザのアカウントが連携しているSNSに関する情報、利用頻度等の情報が表示される。
【0039】
口コミスコアは、ユーザのアカウントが連携している1または複数のSNSにおけるフォロワー数等から算出されるそのユーザの情報拡散力の指標となる値である。口コミスコアは、例えば、SNS毎のフォロワー数に、SNS毎の重み付け係数をかけ算した値を合計したものである。口コミランクは、口コミスコア等に基づいて算出されるユーザの情報拡散力の指標となるランクである。口コミランクとして、例えばS、A、B、C、D、Eからなる6つのランクがある。ユーザのアカウントが連携しているSNSに関する情報として、各種のSNSについて本実施の形態に係るサービスとユーザのアカウントが連携しているか否かの情報、および連携している場合はそのSNSについてのフォロワー数が表示される。また、ユーザのアカウントが連携していないSNSについては「編集する」のボタンが表示され、このボタンをユーザがユーザ端末50によってクリックすることにより当該SNSのアカウントとの連携が可能となる。利用頻度は、ユーザが本実施の形態に係るサービスを利用する頻度を示す情報である。
【0040】
次に、企業が本実施の形態に係るサービスに登録するときの動作について
図3を用いて説明する。企業の社員が企業端末60によって本実施の形態に係るサービスを提供するウェブサイトにアクセスし、例えば企業登録ボタンをクリックすると、企業端末60のモニタにはメールアドレスおよび認証コードの入力画面が表示される。このような入力画面において企業の社員によりメールアドレスが入力されると、認証コードが記載された登録案内メールが企業の社員のメール管理ソフトに送付される。そして、送付されたメールに記載されている認証コードを入力画面で入力すると、企業端末60のモニタには企業登録画面が表示される。企業登録画面において、企業の社員は企業端末60により会社名、担当者の氏名、担当者の電話番号、担当者のメールアドレス、企業のウェブサイト名、企業のウェブサイトのURL、等の情報を入力する。企業の社員によって企業端末60に企業登録情報が入力されると、入力された企業登録情報が企業端末60から管理サーバ10に送信され、受付手段22により企業登録情報が受け付けられる。受付手段22により企業登録情報が受け付けられると、企業識別情報が制御部20により発行され、企業登録情報はこの発行された企業識別情報に紐付けられた状態で記憶手段28により記憶部30に記憶される。また、受付手段22により企業登録情報が受け付けられ、記憶部30に企業登録情報が記憶されると、企業登録完了情報が管理サーバ10から企業端末60に送信され、企業端末60のモニタには企業登録が完了した旨の情報が表示される。
【0041】
企業登録が完了した後、企業端末60のモニタに表示される本実施の形態に係るサービスを提供するウェブサイトにおいて企業がマイページのボタンをクリックすると企業端末60には
図16に示す管理画面が表示される。管理画面には、タイアップ依頼一覧が表示される。具体的には、各タイアップ依頼の情報として、タイアップ依頼ID、作成日、タイアップ依頼タイトル、参加者数、CV数、貢献イベント、ステータス、操作ボタンが表示される。参加者数は、ユーザによってユーザ端末50によりタイアップを行うことが入力された人数である。このようなユーザによるタイアップへの参加の具体的な内容については後述する。CV(コンバージョン)数は、一般ユーザにより所定の貢献イベントが行われた数である。貢献イベントは、SNSに投稿された内容に基づいて一般ユーザが企業のウェブサイトにアクセスして行うアクションのことをいう。貢献イベントとしては、例えば、企業のウェブサイトへのアクセス、企業のウェブサイトにおけるユーザ登録、企業のウェブサイトからの資料のダウンロード、企業のウェブサイトにおける商品の購入等、様々な種類のものがある。また、所定のアクション(貢献イベント)が行われたときには、ユーザに対してポイント付与手段26によりポイントが付与される。なお、ポイント付与手段26により付与されるポイントは、所定のアクション(貢献イベント)によって異なる。ステータスは、タイアップ依頼をユーザ端末50に配信しているか否かの情報である。操作ボタンには編集ボタンおよびプレビューボタンがあり、編集ボタンがクリックされるタイアップ依頼の内容を企業端末60で編集することができるようになる。また、プレビューボタンがクリックされると各タイアップ依頼の内容の詳細が企業端末60に表示される。
【0042】
また、企業端末60のモニタに表示される
図16に示す管理画面において「タイアップ依頼を新規作成する」というボタンがクリックされると、企業端末60のモニタにはタイアップ依頼の入力情報が表示される。タイアップ依頼の入力情報には、タイアップ依頼タイトル、タイアップ依頼内容、タイアップ依頼画像、Instagram(登録商標)のストーリーズ用画像、貢献イベント、獲得ポイント、配信開始日、配信終了日、コンバージョン可能数、タイアップ依頼対象となるウェブサイト名、タイアップ依頼対象となるウェブサイトのURL、設定時のデフォルトのハッシュタグ(具体的には、例えば「タイアップ」「PR」というハッシュタグ)、投稿時設定ハッシュタグ、配信条件、タイアップ依頼が配信されるユーザの性別、タイアップ依頼が配信されるユーザのお気に入りのジャンル、タイアップ依頼が配信されるユーザの利用頻度、等の情報が含まれる。タイアップ依頼画像は、ユーザがSNSにタイアップ依頼に関する投稿を行ったときに当該SNSの投稿記事に表示される画像である。また、Instagram(登録商標)のストーリーズ用画像は、ユーザがSNSとしてInstagram(登録商標)のストーリーズにタイアップ依頼に関する投稿を行ったときに当該SNSの投稿記事に表示される画像である。また、設定時のデフォルトのハッシュタグおよび投稿時設定ハッシュタグは、ユーザが特定のSNS(例えば、X(旧Twitter(登録商標)))にタイアップ依頼に関する投稿を行ったときに当該SNSの投稿記事に表示されるハッシュタグであり、設定時のデフォルトのハッシュタグは変更することができず必ず投稿記事に投稿される。一方、投稿時設定ハッシュタグは、企業の社員がタイアップ依頼の情報の入力時に自由に設定することができるようになっている。また、設定時のデフォルトのハッシュタグおよび投稿時設定ハッシュタグという二種類のハッシュタグが設けられる代わりに、ユーザ端末50に表示される規約同意画面でハッシュタグの情報も表示されるが投稿案内画面でユーザがハッシュタグの情報を自由に変更できるようになっていてもよい。更に別の例として、ユーザ端末50に表示される規約同意画面でハッシュタグの情報が表示され、投稿案内画面でユーザがハッシュタグの情報を変更できないようになっていてもよい。また、配信条件は、例えば口コミスコアが所定の値(基準口コミスコア)以上であったり、口コミスコアの全登録者数に対するランキング順位の割合が所定の値以上であったり、口コミランクが所定のランク以上であったりする等、様々な条件が含まれる。
【0043】
企業の社員によって企業端末60に入力されたタイアップ依頼情報は企業端末60から管理サーバ10に送信され、受付手段22によりタイアップ依頼情報が受け付けられる。受付手段22によりタイアップ依頼情報が受け付けられると、制御部20はタイアップ識別情報を発行する。また、記憶手段28は、受付手段22が受け付けたタイアップ依頼情報をタイアップ識別情報に紐付けて記憶部30に記憶させる。また、受付手段22によりタイアップ依頼情報が受け付けられ、記憶部30にタイアップ依頼情報が記憶されると、タイアップ依頼受付情報が管理サーバ10から企業端末60に送信され、企業端末60のモニタにはタイアップ依頼の受付が完了した旨の情報が表示される。
【0044】
次に、ユーザ登録を行ったユーザがSNSでタイアップ企業に関する情報の投稿を行うときの動作について
図4および
図6を用いて説明する。
【0045】
まず、ユーザがユーザ端末50により本実施の形態に係るサービスを提供するウェブサイトにおいてユーザアカウント(例えば、メールアドレス)およびパスワードを入力することによりログインを行うと、ログイン情報(例えば、メールアドレスおよびパスワード)がユーザ端末50から管理サーバ10に送信される。管理サーバ10の受付手段22がユーザ端末50からログイン情報を受け付けると(
図6のステップSt1の「YES」)、送信手段24は、複数のタイアップ依頼をユーザ端末50に表示させる表示指示信号(第1表示指示信号)をユーザ端末50に送信する(
図6のステップSt2)。このことにより、ユーザ端末50のモニタには
図10に示すような複数のタイアップ依頼が表示される。各々のタイアップ依頼として、タイアップ依頼タイトル、タイアップ依頼内容、タイアップ依頼画像、ポイント上限回数、獲得ポイント数、配信開始日、配信終了日等が表示される。
【0046】
ここで、送信手段24によりユーザ端末50に送信される表示指示信号における複数のタイアップ依頼は、企業端末60から管理サーバ10に送信され、受付手段22により受け付けられることにより記憶部30に記憶されたタイアップ依頼情報に基づいて設定される。具体的には、ユーザ登録情報におけるユーザの属性と、タイアップ依頼情報におけるユーザの属性とが一致する場合に、このタイアップ依頼情報に対応するタイアップ依頼がユーザのユーザ端末50のモニタに表示される。具体的には、ユーザ登録情報における性別、お気に入りのジャンルおよび利用頻度のうち一部または全部と、タイアップ依頼情報における性別、お気に入りのジャンルおよび利用頻度のうち一部または全部とが一致する場合に、このタイアップ依頼情報に対応するタイアップ依頼がユーザのユーザ端末50のモニタに表示される。なお、ユーザの属性には、性別、お気に入りのジャンル、利用頻度以外にも、ユーザが住んでいる都道府県、年齢、趣味、嗜好等の情報が用いられてもよい。また、ユーザ登録情報における口コミスコアまたは口コミランクが、タイアップ依頼情報における配信条件(例えば、例えば口コミスコアが所定の値以上であったり、口コミスコアの全登録者数に対するランキング順位の割合が所定の値以上であったり、口コミランクが所定のランク以上であったりする等)に一致するようなタイアップ依頼情報に対応するタイアップ依頼がユーザのユーザ端末50のモニタに表示される。また、配信終了日が経過したタイアップ依頼については「終了」の文字が表示され、ユーザはこのタイアップ依頼をクリックすることができないようになっている。なお、
図10ではこのような配信終了日が経過したタイアップ依頼が実線で示されているが、配信終了日が経過したタイアップ依頼がユーザ端末50のモニタに薄く表示されるようになっていてもよい。
【0047】
ユーザ端末50のモニタに表示される
図10に示す複数のタイアップ依頼のうちあるタイアップ依頼がクリックされると、ユーザ端末50のモニタに表示される画面が
図10に示す画面から
図11に示す画面に切り替わる。
図11に示す画面では、ある一つのタイアップ依頼についてタイアップ依頼の詳細内容が表示されるとともに紹介の対象となる企業のウェブサイト名およびこのウェブサイトのURLが表示される。また、ユーザ端末50のモニタに表示される
図11に示す画面では、「このコンテンツはお友達に紹介したい内容ですか?」というメッセージが表示されるとともに「はい、お友達に紹介したい内容です」というメッセージおよびチェックボックスが表示される。そして、ユーザ端末50のモニタにおいてこのチェックボックスにチェックを入れると、「タイアップ投稿依頼(投稿型)に参加する」というボタンが表示され、このボタンをクリックすることができるようになる。このような仕組みにより、ユーザは自発的にSNSにタイアップ投稿を行っていることが確認される。
【0048】
なお、本実施の形態では、企業の商品やサービスの紹介を行うウェブサイト(具体的には、オンラインショップ等のECサイトや記事掲載サイト等のコンテンツサイト)において、タイアップ依頼ボタンが表示されるようになっていてもよい。ここで、オンラインショップ等のECサイトの場合は、商品詳細ページ、検索ページ、検索結果ページ、特殊ページ、購入完了ページ等のあらゆるページのうち少なくともいずれかのページにタイアップ依頼ボタンが表示される。また、記事掲載サイト等のコンテンツサイトの場合は、記事ページ、検索ページ、検索結果ページ、会員登録完了ページ、キャンペーン応募完了ページ等のあらゆるページのうち少なくともいずれかのページにタイアップ依頼ボタンが表示される。そして、このウェブサイトをユーザ端末50で閲覧しているユーザがタイアップ依頼ボタンを押すと、本サービスのログイン画面がユーザ端末50に表示され、ユーザがユーザアカウント(例えば、メールアドレス)およびパスワードを入力することによりログインを行うと、
図10に示すような複数のタイアップ依頼の画面が表示される。なお、
図10に示すような複数のタイアップ依頼が表示される代わりに、タイアップ依頼ボタンが押されると、このタイアップ依頼ボタンが画面に表示されていた商品またはサービスに対応する1つのタイアップ依頼の画面(すなわち、
図11に示す画面)が表示されてもよい。また、ユーザがユーザアカウントおよびパスワードを入力することによりログインを行うタイミングは、オンラインショップ等のECサイトや記事掲載サイト等のコンテンツサイトに表示されているタイアップ依頼ボタンが押されたタイミングに限定されない。タイアップ依頼ボタンが押された後に行われるタイアップ登録処理(後述)の間の任意のタイミングでユーザによるログインが行われるようになっていてもよい。また、オンラインショップ等のECサイトや記事掲載サイト等のコンテンツサイトに表示されているタイアップ依頼ボタンが押された後、ユーザがログインを行わなくても、後述するタイアップ登録処理が行われてもよい。
【0049】
図11に示す画面において「はい、お友達に紹介したい内容です」というメッセージに対応するチェックボックスにチェックが入れられた後、「タイアップ投稿依頼(投稿型)に参加する」というボタンがクリックされると、タイアップ依頼の選択情報がユーザ端末50から管理サーバ10に送信される。管理サーバ10の受付手段22がタイアップ依頼の選択情報を受け付けると(
図6のステップSt3の「YES」)、送信手段24は、SNSの選択画面をユーザ端末50に表示させる表示指示信号(第2表示指示信号)をユーザ端末50に送信する(
図6のステップSt4)。このことにより、ユーザ端末50には
図12に示すようなSNSの選択画面が表示される。ユーザ端末50のモニタに表示される
図12に示す画面では、SNSとして、例えばX(旧Twitter(登録商標))、Instagram(登録商標)、Facebook(登録商標)、Tiktok(登録商標)等の様々なSNSをユーザはプルダウン方式、スライド方式、選択肢のタップ等により選択することができるようになっている。そして、複数のSNSのうちあるSNSが選択されると、SNSの選択情報がユーザ端末50から管理サーバ10に送信される。管理サーバ10の受付手段22がSNSの選択情報を受け付けると(
図6のステップSt5の「YES」)、送信手段24は、選択されたSNSに対応するガイド画面をユーザ端末50に表示させる表示指示信号(第3表示指示信号)をユーザ端末50に送信する。ここで、ガイド画面は、選択されたSNSに対応する規約同意画面および選択されたSNSでの投稿を案内する投稿案内画面のうち少なくともいずれかまたは両方を含んでいる。
【0050】
より詳細には、管理サーバ10の受付手段22がSNSの選択情報を受け付けると(
図6のステップSt5の「YES」)、送信手段24は、まず、選択されたSNSに対応する規約同意画面をユーザ端末50に表示させる表示指示信号をユーザ端末50に送信する(
図6のステップSt6)。このことにより、
図12に示すように、ユーザ端末50のモニタにはプルダウン方式、スライド方式、選択肢のタップ等により選択されたSNSに対応する規約同意画面が表示される。具体的には、複数の同意事項および各同意事項に対応するチェックボックスがユーザ端末50のモニタに表示される。なお、本実施の形態では、記憶手段28は、各種のSNSと、各SNSに対応する規約同意情報とを紐付けて予め記憶部30に記憶させている。そして、ユーザ端末50に表示される規約同意画面は、記憶部30に記憶されている、選択されたSNSに対応する規約同意情報に基づいて設定される。
【0051】
図12は、投稿するSNSとしてX(旧Twitter(登録商標))が選択されたときにユーザ端末50のモニタに表示される各同意事項の内容が示されている。SNSとしてX(旧Twitter(登録商標))が選択されたときには、ハッシュタグにタイアップ表記をすることが同意事項に含まれる。ここで、同意事項に含まれるハッシュタグは、企業端末60から管理サーバ10に送信されるタイアップ依頼情報に含まれる設定時のデフォルトハッシュタグおよび投稿時設定ハッシュタグを含む。一方、
図15は、投稿するSNSとしてInstagram(登録商標)が選択されたときにユーザ端末50のモニタに表示される各同意事項の内容が示されている。また、
図20は、投稿するSNSとしてLINE(登録商標)が選択されたときにユーザ端末50のモニタに表示される各同意事項の内容が示されている。このように、SNSによって投稿の際の規約が異なるが、本実施の形態ではユーザにより選択されたSNSに対応する規約同意画面をユーザ端末50に表示させることにより、SNSでタイアップ企業に関する情報の投稿をユーザが行うにあたり、SNS毎に異なる規約に対応することができる。
【0052】
ユーザ端末50のモニタに表示される
図12に示す画面において各同意事項のチェックボックスが全てクリックされると、「URLを表示する」というボタンがユーザ端末50のモニタに表示される。そして、ユーザにより「URLを表示する」というボタンがクリックされると、SNSの規約同意情報がユーザ端末50から管理サーバ10に送信される。管理サーバ10の受付手段22が規約同意情報を受け付けると(
図6のステップSt7の「YES」)、送信手段24は、投稿案内画面をユーザ端末50に表示させる表示指示信号をユーザ端末50に送信する(
図6のステップSt8)。このことにより、ユーザ端末50には
図13に示すような投稿案内画面が表示される。そして、ユーザ端末50に表示される
図13に示す画面において「X(旧Twitter(登録商標))で紹介する」というボタンがクリックされると、このユーザのX(旧Twitter(登録商標))のアカウントが連携している場合は、ユーザ端末50のモニタに表示される画面がX(旧Twitter(登録商標))の投稿画面に切り替えられる。この際に、X(旧Twitter(登録商標))のコメント欄には、タイアップ依頼情報に含まれるタイアップ依頼対象となるウェブサイト名、タイアップ依頼対象となるウェブサイトのURL、設定時のデフォルトハッシュタグおよび投稿時設定ハッシュタグが記載された状態となる。なお、X(旧Twitter(登録商標))のコメント欄に記載されるウェブサイトのURLには、企業のウェブサイトのURLに加えて、トークンパラメータが含まれたものとなる。このようなトークンパラメータは投稿毎に割り当てられる。このため、一般ユーザがSNSに投稿されている企業のウェブサイトのURLをクリックしたときに、どの投稿であるかを追跡することが可能となる。そして、ユーザがX(旧Twitter(登録商標))で投稿を行った後、
図13に示す画面に戻り、「同意事項を守って投稿できましたか?」というメッセージに対して「はい」のチェックボックスにチェックして「同意事項を守って投稿しました」というボタンをクリックすると、ユーザ端末50から管理サーバ10に投稿完了情報が送信される。
【0053】
一方、ユーザ端末50に表示される
図13に示す画面において「X(旧Twitter(登録商標))で紹介する」というボタンがクリックされたときに、このユーザのX(旧Twitter(登録商標))のアカウントが連携していない場合は、ユーザ端末50のモニタには
図14に示すようなユーザのX(旧Twitter(登録商標))のアカウントの連携画面が表示される。
図14に示す画面で「連携アプリを認証」というボタンがユーザによりクリックされると、ユーザのX(旧Twitter(登録商標))のアカウントが連携され、ユーザ端末50のモニタに表示される画面がX(旧Twitter(登録商標))の投稿画面に切り替えられる。
【0054】
また、上述したように、ユーザがユーザ端末50により投稿するSNSとしてInstagram(登録商標)を選択した場合には、ユーザ端末50のモニタには、
図15に示すような各同意事項の内容が表示される。ユーザ端末50のモニタに表示される
図15に示す画面において各同意事項のチェックボックスが全てクリックされると、「URLを表示する」というボタンがユーザ端末50のモニタに表示される。そして、ユーザにより「URLを表示する」というボタンがクリックされると、SNSの規約同意情報がユーザ端末50から管理サーバ10に送信される。管理サーバ10の受付手段22が規約同意情報を受け付けると、送信手段24は、投稿案内画面をユーザ端末50に表示させる表示指示信号をユーザ端末50に送信する。このことにより、ユーザ端末50にはInstagram(登録商標)の投稿案内画面が表示される。そして、ユーザ端末50に表示される画面において「Instagram(登録商標)で紹介する」というボタンがクリックされると、このユーザのInstagram(登録商標)のアカウントが連携している場合は、ユーザ端末50のモニタに表示される画面がInstagram(登録商標)の投稿画面に切り替えられる。一方、ユーザ端末50に表示される投稿案内画面において「Instagram(登録商標)で紹介する」というボタンがクリックされたときに、このユーザのInstagram(登録商標)のアカウントが連携していない場合は、ユーザ端末50のモニタにはユーザのInstagram(登録商標)のアカウントの連携画面が表示される。この際に、フォロワー数の入力画面もユーザ端末50のモニタに表示される。Instagram(登録商標)ではフォロワー数は自己申告となる。そして、ユーザがInstagram(登録商標)で投稿を行った後、「同意事項を守って投稿できましたか?」というメッセージに対して「はい」のチェックボックスにチェックして「同意事項を守って投稿しました」というボタンをクリックすると、ユーザ端末50から管理サーバ10に投稿完了情報が送信される。
【0055】
また、受付手段22がユーザ端末50から投稿完了情報を受け付けると(
図6のステップSt9の「YES」)、制御部20はこの投稿に対応する投稿識別情報(投稿IDともいう)を発行する。また、記憶手段28は、ユーザによりSNSにタイアップ依頼に関する投稿が行われた旨の情報を投稿識別情報に紐付けて記憶部30に記憶させる。
【0056】
なお、他の態様として、管理サーバ10の受付手段22がタイアップ依頼の選択情報を受け付けたときに、送信手段24は、SNSの選択画面をユーザ端末50に表示させるとともに、SNSの選択が行われると選択されたSNSに対応するガイド画面をユーザ端末50に表示させる表示指示信号(第4表示指示信号)をユーザ端末50に送信してもよい。この場合は、ユーザ端末50に表示指示信号(第4表示指示信号)が送られたときに、このユーザ端末50には
図12に示すようなSNSの選択画面が表示されるが、複数のSNSのうちあるSNSが選択されたときに、ユーザ端末50と管理サーバ10との間で情報の送受信を行うことなくユーザ端末50にガイド画面(具体的には、規約同意画面およびその後に引き続き投稿案内画面)がユーザ端末50に表示されるようになる。
【0057】
企業の社員が企業端末60により本実施の形態のサービスに関連する管理ウェブサイトにアクセスしたときに、受付手段22がユーザ端末50から投稿完了情報を受け付けている場合は(
図6のステップSt9の「YES」)、送信手段24はSNS投稿情報を企業端末60に送信する(
図6のステップSt10)。SNS投稿情報には、ユーザ識別情報、ユーザの氏名、登録日時、ユーザの口コミスコア、ユーザの口コミランク、ステータス等が含まれる。このことにより、企業端末60のモニタには、ユーザによりSNSにタイアップ依頼に関する投稿が行われた旨の情報が表示される。具体的には、企業端末60のモニタに表示される管理ウェブサイトの管理画面における
図17に示すようなユーザ管理情報において、管理サーバ10から企業端末60に送信されたSNS投稿情報に基づいて、タイアップ依頼に関する投稿を行ったユーザの情報(具体的には、タイアップ受付情報には、ユーザ識別情報、ユーザの氏名、登録日時、ユーザの口コミスコア、ユーザの口コミランク、ステータス等)が表示される。また、企業端末60のモニタに表示される管理画面において
図18に示すようなタイアップ一覧の情報を表示させることができるようになっている。
図18に示す画面では、ユーザ毎のタイアップ投稿毎の情報を確認することができるようになっている。具体的には、ユーザ毎のタイアップ投稿毎の情報として、投稿識別情報、タイアップ依頼内容、ユーザ識別情報、投稿日時、SNSの種類、リーチ数、コンバージョン数、投稿URL等が含まれる。企業の社員があるユーザについてのあるタイアップ依頼に関する投稿を確認したい場合は、企業端末60のモニタに表示される
図18に示す画面において「投稿を見る」のボタンをクリックする。このことにより、企業端末60からSNSサーバ40に投稿確認情報が送信され、SNSサーバ40から企業端末60に投稿結果が戻される。このことにより、企業端末60のモニタには投稿結果が表示される。この場合は、ユーザがSNSにより投稿したタイアップ依頼に関する投稿内容についてハッシュタグの意図的な削除等の問題はないかを、企業の社員は企業端末60により確認することができる。
【0058】
次に、
図1に示す情報処理システムにおいて企業のウェブサイトにおいて一般ユーザにより所定のアクションが行われたときの動作について
図5および
図7を用いて説明する。ユーザがユーザ端末50によりSNSに投稿したタイアップ依頼の投稿について、一般ユーザがこの投稿に記載されている企業のウェブサイトのURLをクリックして企業のウェブサイトにアクセスしたり、企業のウェブサイトにおいてユーザ登録を行ったり、企業のウェブサイトから資料をダウンロードしたり、企業のウェブサイトにおいて商品を購入したりすると、企業サーバ70から管理サーバ10に所定のアクション情報が送信される。より詳細には、上述したように、SNSの投稿に記載される企業のウェブサイトのURLには、企業のウェブサイトのURLに加えて、トークンパラメータが含まれたものとなる。このようなトークンパラメータは投稿毎に割り当てられる。このため、一般ユーザがSNSに投稿されている企業のウェブサイトのURLをクリックしたときに、どの投稿であるかを追跡することが可能となるため、企業サーバ70から管理サーバ10に送信される所定のアクション情報には、どのタイアップ投稿であるかという情報も含めることができる。なお、企業サーバ70から管理サーバ10に所定のアクション情報が送信される代わりに、企業サーバ70から企業端末60に所定のアクション情報が送信されてもよい。この場合は、企業サーバ70から企業端末60に所定のアクション情報が送信された後、企業端末60から管理サーバ10に所定のアクション情報が送信される。また、一般ユーザがSNSに投稿されている企業のウェブサイトのURLをクリックしたときに、このSNS上に企業のウェブサイトが仮想構築される場合があるが、この場合には仮想構築された企業のウェブサイトにおいて所定のアクションが行われたときに所定のアクション情報がSNSサーバ40から管理サーバ10に送信される。
【0059】
管理サーバ10の受付手段22が企業サーバ70または企業端末60から所定のアクション情報を受け付けると(
図7のステップSt11の「YES」)、制御部20は所定のアクションに対応する貢献識別情報を発行する。記憶手段28は、受け付けた所定のアクション情報および貢献識別情報を紐付けて記憶部30に記憶させる。ポイント付与手段26は、所定のアクションに関連する投稿を行ったユーザに対してポイントを付与する(
図7のステップSt12)。上述したように、ユーザに付与されるポイントは、貢献イベントの種類によって異なるものである。ポイント付与手段26によりユーザにポイントが付与されると、記憶手段28により、ユーザに付与されたポイントがユーザ識別情報に紐付けられて記憶部30に記憶される。また、送信手段24は、ポイント付与手段26によりユーザに付与されたポイントに関する情報であるポイント付与情報をユーザ端末50および企業端末60にそれぞれ送信する(
図7のステップSt13)。このことにより、ユーザ端末50および企業端末60においてそれぞれユーザに付与されたポイントを確認することができるようになる。
【0060】
図19は、企業端末60のモニタに表示される管理画面におけるコンバージョン情報を示す図である。
図19に示すように、コンバージョン情報として、所定のアクションが行われた日時、貢献識別情報、貢献イベント、所定のアクションに関連する投稿を行ったユーザ識別情報、投稿識別情報、タイアップ依頼識別情報、SNSの種類、発行ポイント等が記憶される。ポイント付与手段26は、所定のアクションに関連する投稿を行ったユーザに対してポイントの仮付与を行う。そして、
図19に示す管理画面で企業の社員により承認されると、ユーザに仮付与されたポイントが有効化される。
【0061】
ユーザは付与されたポイントをユーザ端末50により様々なプレゼントに交換することができるようになっている。ユーザ端末50のモニタに表示される様々なプレゼントからあるプレゼントを選択すると、ユーザ端末50から管理サーバ10にプレゼント交換申請情報が送信される。受付手段22がユーザ端末50からプレゼント交換申請情報を受け付けると(
図7のステップSt14の「YES」)、送信手段24はプレゼント交換受付情報をユーザ端末50に送信する(
図7のステップSt15)。また、管理サーバ10からプレゼントの提供を行う会社のサーバにプレゼント発送依頼情報が送信される。このことにより、プレゼントの提供を行う会社はユーザに対してプレゼントの発送を行う。また、受付手段22がユーザ端末50からプレゼント交換申請情報を受け付けると(
図7のステップSt14の「YES」)、送信手段24はプレゼント交換受付情報を企業端末60に送信してもよい。この場合は、企業端末60のモニタに表示される管理画面において、ユーザによるプレゼントの交換に関する情報がユーザ毎に表示される。
【0062】
また、ユーザ端末50のモニタに表示される
図10に示す複数のタイアップ依頼のうちあるタイアップ依頼がクリックされた後、ユーザ端末50のモニタにSNSをプルダウン方式、スライド方式、選択肢のタップ等により選択する画面が表示されているときに、ユーザがユーザ端末50により投稿するSNSとしてLINE(登録商標)等の対話チャット型のSNSを選択した場合には、ユーザ端末50のモニタには、
図20に示すような各同意事項の内容が表示される。ユーザ端末50のモニタに表示される
図20に示す画面において各同意事項のチェックボックスが全てクリックされると、「URLを表示する」というボタンがユーザ端末50のモニタに表示される。そして、ユーザにより「URLを表示する」というボタンがクリックされると、SNSの規約同意情報がユーザ端末50から管理サーバ10に送信される。管理サーバ10の受付手段22が規約同意情報を受け付けると、送信手段24は、投稿案内画面をユーザ端末50に表示させる表示指示信号をユーザ端末50に送信する。このことにより、ユーザ端末50にはLINE(登録商標)の投稿画面が表示される。具体的には、投稿画面には、投稿内容として、商品のプロモーションに関する文章、ハッシュタグおよび管理サーバ10により生成されたURLが表示される。また、管理サーバ10により生成されるURLは、LINE(登録商標)のアプリ内のブラウザにおいて情報入力フォームを表示させるものである。また、このURLは、投稿者のユーザ識別情報に紐付けられたものとなっている。このことにより、投稿相手によりURLがクリックされたときに、URLがクリックされた記事がどの投稿者により投稿されたかという情報を管理サーバ10で管理することができる。
【0063】
そして、ユーザ端末50に表示される投稿画面においてユーザにより投稿相手が選択されて投稿ボタンがクリックされると、投稿相手の端末におけるLINEのチャット画面に商品のプロモーションに関する文章、ハッシュタグおよび管理サーバ10により生成されたURLが表示される。その後、この投稿記事を見た投稿相手がURLをクリックすると、この投稿相手の端末にはLINEアプリ内のブラウザにおいて情報入力フォームが表示される。また、管理サーバ10により、URLに紐付けられたトークンが発行される。そして、投稿相手が情報入力フォームで氏名、生年月日、電話番号、メールアドレス等の情報を入力すると、入力された情報が管理サーバ10に送信される。その後、管理サーバ10は商品を紹介するウェブサイトについての専用URLを生成し、生成された専用URLが記載されたメールを投稿相手のメールアドレスに送信する。ここで、管理サーバ10により生成される専用URLには、企業のウェブサイトのURLに加えて、トークンパラメータが含まれたものとなる。このようなトークンパラメータは投稿毎に割り当てられる。そして、投稿相手が、受信したメールに記載されている企業のウェブサイトの専用URLをクリックすると、Chrome(登録商標)やSafari(登録商標)等のブラウザで企業のウェブサイトを閲覧可能となる。
【0064】
ここで、管理サーバ10により生成される専用URLには、企業のウェブサイトのURLに加えて、トークンパラメータが含まれており、このトークンパラメータは、情報入力フォームのURLに関連するトークンと紐付けられている。具体的には、例えば、専用URLは、企業のウェブサイトのURLの文字列の後に、トークンパラメータに関連する文字列が追加されたものとなる。このため、投稿相手が、受信したメールに記載されている企業のウェブサイトの専用URLをクリックしたときに、どの投稿データであるかを追跡することが可能となる。このことにより、投稿相手が企業のウェブサイトを閲覧したり、このウェブサイトでユーザ登録を行ったり商品を購入した場合は、このような投稿相手の行動と、投稿者による投稿データとを管理サーバ10で紐付けることができる。よって、どの投稿者のどのLINE(登録商標)の投稿によって投稿相手が企業のウェブサイトの閲覧や商品の購入等の行動を起こしたかを管理サーバ10で管理することができる。
【0065】
従来では、LINE(登録商標)の投稿記事に企業のウェブサイトのURLが表示されているときに、投稿相手がこのURLをクリックした場合は、LINE(登録商標)のアプリ内のブラウザに企業のウェブサイトが表示されていた。このため、LINE(登録商標)の投稿において企業のウェブサイトのURLにトークンパラメータを含ませていた場合でも、投稿相手がLINE(登録商標)のアプリ内のブラウザで表示される企業のウェブサイトにおいてユーザ登録の際に本人認証を行うためにメールを介在させたり商品を後で購入する際に一旦ブラウザを閉じたりした場合は、Chrome(登録商標)やSafari(登録商標)等のブラウザで企業のウェブサイトを再び閲覧してもこの企業のウェブサイトのURLはトークンパラメータを含まないものとなるため、どの投稿者のどのLINE(登録商標)の投稿によって投稿相手が企業のウェブサイトの閲覧や商品の購入等の行動を起こしたかを管理サーバ10で管理することができなかった。これに対し、上述した本実施の形態の方法によれば、投稿相手の端末におけるLINEのチャット画面で投稿相手がURLをクリックすると、この投稿相手の端末に情報入力フォームが表示され、情報入力フォームで投稿相手のメールアドレス等が入力されると、企業のウェブサイトのURLに加えて、トークンパラメータが含まれている専用URLをメールで投稿相手に送信することにより、投稿相手が企業のウェブサイトを閲覧したり、このウェブサイトでユーザ登録を行ったり商品を購入した場合は、このような投稿相手の行動と、投稿者による投稿データとを管理サーバ10で紐付けることができる。
【0066】
なお、本実施の形態では、他の態様として、ユーザがユーザ端末50により投稿するSNSとしてLINE(登録商標)等の対話チャット型のSNSを選択した場合に、投稿相手の端末におけるLINEのチャット画面で企業のウェブサイトが表示され、投稿相手がURLをクリックすると、LINE(登録商標)のアプリ内のブラウザで企業のウェブサイトが表示されるようになっていてもよい。このような場合でも、投稿相手が企業のウェブサイトにおいてユーザ登録の際に本人認証を行うためにメールを介在させなかったり、商品を後で購入するため一旦ブラウザを閉じたりしなかった場合は、どの投稿者のどのLINE(登録商標)の投稿によって投稿相手が企業のウェブサイトの閲覧や商品の購入等の行動を起こしたかを管理サーバ10で管理することができる。
【0067】
図21は、企業端末60のモニタに表示される管理画面における友達紹介コード受付リストの情報を示す図である。
図21に示すように、友達紹介コード受付リストの情報として、LINE(登録商標)の記事の投稿が行われた日時、紹介者コード(ユーザ識別情報)、紹介者名、被紹介者名、情報入力フォームで入力された投稿相手のメールアドレス、CV(コンバージョン)の内容(図示せず)、CV(コンバージョン)発生日時等が記憶部30に記憶されている。CV(コンバージョン)の内容は、投稿相手が企業のウェブサイトで行った行動の内容(ウェブサイトの閲覧、ユーザ登録、商品の購入等)であり、CV(コンバージョン)発生日時は、投稿相手が企業のウェブサイトで行った行動の日時である。このような
図21に示すような友達紹介コード受付リストにより、どの投稿者のどのLINE(登録商標)の投稿によって投稿相手が企業のウェブサイトの閲覧や商品の購入等の行動を起こしたかを、キャンペーンを行う企業の社員が企業端末60のモニタで確認することができるようになる。
【0068】
以上のような構成からなる本実施の形態のプログラム、コンピュータ(管理サーバ10)および情報処理方法によれば、プログラムは、コンピュータ(管理サーバ10)を受付手段22と、送信手段24として機能させる。ユーザ端末50からタイアップの申込情報を受付手段22が受け付けると、送信手段24はSNSの選択画面をユーザ端末50に表示させる表示指示信号(第2表示指示信号)をユーザ端末50に送信する。また、ユーザ端末50からSNSの選択情報を受付手段22が受け付けると、送信手段24は選択されたSNSに対応するガイド画面をユーザ端末50に表示させる表示指示信号(第3表示指示信号)をユーザ端末50に送信する。このようなプログラム、コンピュータおよび情報処理方法によれば、SNSでタイアップ企業に関する情報の投稿をユーザが行うにあたり、複数のSNSに対応することができるため、利便性を向上させることができる。
【0069】
また、本実施の形態のプログラム、コンピュータ(管理サーバ10)および情報処理方法によれば、プログラムは、コンピュータ(管理サーバ10)を受付手段22と、送信手段24として機能させる。ユーザ端末50からタイアップの申込情報を受付手段22が受け付けると、送信手段24は、SNSの選択画面をユーザ端末50に表示させるとともに、SNSの選択が行われると選択されたSNSに対応するガイド画面をユーザ端末50に表示させる表示指示信号(第4表示指示信号)をユーザ端末50に送信する。このようなプログラム、コンピュータおよび情報処理方法でも、SNSでタイアップ企業に関する情報の投稿をユーザが行うにあたり、複数のSNSに対応することができるため、利便性を向上させることができる。
【0070】
また、本実施の形態のプログラム、コンピュータ(管理サーバ10)および情報処理方法においては、ガイド画面は、選択されたSNSに対応する規約同意画面を含んでいてもよい。この場合には、SNS毎に異なる規約をユーザに合意させることが可能となる。より詳細には、SNSにおける口コミを活用したマーケティングにおいて、タイアップ企業に関する情報の投稿を行うユーザは所定の規約に同意することが求められる。このような規約はSNSの仕様に応じてSNSの種類毎に異なるが、SNS毎に異なる規約に対応するシステムは従来は存在しなかった。これに対し、本実施の形態では、ユーザ端末50からSNSの選択情報を受付手段22が受け付けると、送信手段24は選択されたSNSに対応する規約同意画面をユーザ端末50に表示させる表示指示信号をユーザ端末50に送信することにより、SNS毎に異なる規約をユーザに合意させることが可能となる。
【0071】
また、上述したように、プログラムはコンピュータ(管理サーバ10)を記憶手段28として更に機能させ、記憶手段28は、各種のSNSと、各SNSに対応する規約同意情報とを紐付けて予め記憶部30に記憶させ、規約同意画面は、記憶部30に記憶されている、選択されたSNSに対応する規約同意情報に基づいて設定されてもよい。
【0072】
また、ガイド画面は、選択されたSNSでの投稿を案内する投稿案内画面を含んでいてもよい。この場合には、複数のSNSに対応する投稿案内画面でユーザはSNSへの投稿を行うことができるため、利便性を向上させることができる。
【0073】
また、本実施の形態のプログラム、コンピュータ(管理サーバ10)および情報処理方法においては、上述したように、受付手段22は、タイアップ依頼情報を受け付けるようになっており、送信手段24は、受付手段22が受け付けたタイアップ依頼情報に基づいて設定されるタイアップ依頼をユーザ端末50に表示させる第1表示指示信号をユーザ端末50に送信するものであってもよい。
【0074】
また、商品またはサービスの紹介を行うウェブサイトにタイアップ依頼ボタンが表示され、タイアップ依頼ボタンが押されると、送信手段24は1または複数のタイアップ依頼に関する画面をユーザ端末50に表示させる第1表示指示信号をユーザ端末50に送信してもよい。
【0075】
また、タイアップ依頼情報は、SNS毎に異なる投稿内容を含み、ガイド画面は、選択されたSNSでの投稿を案内する投稿案内画面を含み、投稿案内画面は、タイアップ依頼情報に含まれる投稿内容に基づいて設定されるようになっていてもよい。
【0076】
また、タイアップ依頼情報は、ハッシュタグ情報を含み、ガイド画面は、選択されたSNSでの投稿を案内する投稿案内画面を含み、投稿案内画面は、タイアップ依頼情報に含まれるハッシュタグ情報を含んでいてもよい。
【0077】
また、タイアップ依頼情報は、複数のSNSに関連する口コミスコア(基準口コミスコア)を含み、送信手段24は、口コミスコアが基準口コミスコア以上であるユーザのユーザ端末50に第1表示指示信号を送信してもよい。
【0078】
また、本実施の形態のプログラム、コンピュータ(管理サーバ10)および情報処理方法においては、上述したように、受付手段22は、ユーザ端末50からユーザ登録情報を受け付けるようになっており、ユーザ登録が行われたユーザについて各々のSNSアカウントとの連携の設定を行うことができるようになっていてもよい。
【0079】
また、ユーザ端末50からSNSの選択情報を受付手段22が受け付けると、選択されたSNSが、SNSアカウントの連携の設定が行われているSNSである場合は、送信手段24は選択されたSNSに対応するガイド画面をユーザ端末50に表示させる表示指示信号(第3表示指示信号)をユーザ端末50に送信し、選択されたSNSが、SNSアカウントの連携の設定が行われていないSNSである場合は、送信手段24は選択されたSNSのアカウントとの連携を設定させる連携設定画面をユーザ端末50に表示させる表示指示信号(第5表示指示信号)をユーザ端末50に送信してもよい。
【0080】
また、本実施の形態のプログラム、コンピュータ(管理サーバ10)および情報処理方法においては、上述したように、受付手段22が企業端末60からタイアップ管理情報を受け付けると、送信手段24は企業端末60にタイアップ管理画面を表示させる表示指示信号(第6表示指示信号)を企業端末60に送信し、ユーザ端末50から投稿完了情報を受付手段22が受け付けると、タイアップ管理画面には、受付手段22が投稿完了情報を受け付けたユーザに関する情報が表示されるようになっていてもよい。
【0081】
また、タイアップ管理画面においてユーザがSNSに投稿した内容であるSNS投稿内容に関するURLが表示され、当該URLがクリックされると企業端末60にSNS投稿内容が表示されるようになっていてもよい。この場合は、ユーザがSNSにより投稿したタイアップ依頼に関する投稿内容について問題はないかを、企業の社員は企業端末60により確認することができる。
【0082】
なお、特許請求の範囲の記載および上記の説明では送信手段24によりユーザ端末50または企業端末60に送信される表示指示信号について第1~第6表示指示信号という名称が付けられているが、この第1~第6の順に表示指示信号が送信手段24から送信されることに限定されることはない。送信手段24により第1~第6表示指示信号が送信される順番は上述した態様に限定されることはない。また、本実施の形態に係る情報処理方法では、第1~第6の表示指示信号のすべてが網羅される必要はない。
【0083】
なお、本発明によるプログラム、コンピュータおよび情報処理方法は、上述したような態様に限定されることはなく、様々な変更を加えることができる。
【0084】
例えば、各種のSNSと、各SNSに対応する規約同意情報とが予め紐付けられた状態で記憶される記憶部は、管理サーバ10に設けられているものに限定されることはない。管理サーバ10以外の装置やサーバ等の記憶部に、各種のSNSと、各SNSに対応する規約同意情報とが予め紐付けられた状態で記憶されていてもよい。この場合、管理サーバ10は、外部の装置やサーバ等の記憶部に記憶されている情報を読み出しにいくようになる。
【0085】
また、本発明によるプログラム、コンピュータおよび情報処理方法において、ユーザ端末50からログイン情報を受付手段22が受け付けると、送信手段24が複数のタイアップ依頼をユーザ端末50に表示させる表示指示信号(第1表示指示信号)をユーザ端末50に送信する処理は必須ではない。本発明によるプログラム、コンピュータおよび情報処理方法においてこのような処理が行われなくてもよい。
【0086】
また、本発明によるプログラム、コンピュータおよび情報処理方法において、ユーザ端末50から選択されたSNSに対応する規約に同意する旨の規約同意情報を受付手段22が受け付けると、送信手段24がユーザ端末50によるSNSでの投稿を案内する投稿案内画面をユーザ端末50に表示させる表示指示信号をユーザ端末50に送信する処理は必須ではない。本発明によるプログラム、コンピュータおよび情報処理方法においてこのような処理が行われなくてもよい。
【0087】
また、ユーザによりSNSに投稿された内容であるSNS投稿内容について、上述したような企業の社員によって行われる手動による方法ではなく、制御部20がこの投稿内容に関するURLに基づいてSNSの投稿にアクセスすることにより自動でチェックすることができるようになっていてもよい。
【0088】
また、企業端末60のモニタに表示される管理ウェブサイトにおける
図18に示すような管理画面において、企業の社員はユーザによる投稿内容のチェック結果に基づいて各投稿についてトラッキングを有効および無効の何れかに切り替えることできるようになっていてもよい。トラッキングが無効にされた場合は、所定のアクションが行われてもユーザにポイントが付与されない。また、企業端末60のモニタに表示される管理ウェブサイトにおいて企業の社員は特定のユーザをブラックリストに登録することができるようになっていてもよい。ブラックリストに登録されたユーザに対しては、この企業からはタイアップの依頼が行われなくなる。具体的には、管理サーバ10の受付手段22がユーザ端末50からログイン情報を受け付けたときに(
図6のステップSt1の「YES」)、送信手段24からユーザ端末50に送信される表示指示信号(第1表示指示信号)において、このユーザについてブラックリストへの登録を行っている企業に関するタイアップ依頼はユーザ端末50に表示させないようにする。
【0089】
また、上述したように、SNSの投稿に記載される企業のウェブサイトのURLには、企業のウェブサイトのURLに加えて、トークンパラメータが含まれたものとなる。このようなトークンパラメータは投稿毎に割り当てられる。このため、一般ユーザがSNSに投稿されている企業のウェブサイトのURLをクリックしたときに、どの投稿であるかを追跡することが可能となるため、企業サーバ70から管理サーバ10に送信される所定のアクション情報には、どのタイアップ投稿であるかという情報も含めることができる。このことにより、制御部20は、ユーザによるSNSへの投稿の効果(例えば、SNSへの投稿に対する貢献イベントの種類毎の回数や達成率)についてのデータをタイアップ投稿毎やタイアップ依頼毎に取得、測定することができる。このようにして取得されたタイアップ投稿毎やタイアップ依頼毎のSNSへの投稿の効果は送信手段24により企業端末60に送信される。このことにより、企業端末60のモニタに表示される管理画面において、タイアップ投稿毎やタイアップ依頼毎のSNSへの投稿の効果を企業の社員は確認することができるようになる。
【0090】
また、制御部20において、ユーザのSNSへの投稿に対するポイントの獲得の達成率や正常な投稿の割合等の情報が管理されるようになっていてもよい。この場合、送信手段24からユーザ端末50に送信される表示指示信号(第1表示指示信号)において、このようなユーザのSNSへの投稿に対するポイントの獲得の達成率や正常な投稿の割合等の情報に基づいて、ユーザ端末50に表示されるタイアップ依頼が設定されるようになっていてもよい。
【符号の説明】
【0091】
10 管理サーバ
20 制御部
22 受付手段
24 送信手段
26 ポイント付与手段
28 記憶手段
30 記憶部
32 通信インターフェース部
40 SNSサーバ
50 ユーザ端末
60 企業端末
70 企業サーバ
80 通信ネットワーク