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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024083309
(43)【公開日】2024-06-20
(54)【発明の名称】位置決めのためのメッセージ復号
(51)【国際特許分類】
   H04W 64/00 20090101AFI20240613BHJP
   G01S 5/02 20100101ALI20240613BHJP
【FI】
H04W64/00 110
G01S5/02 Z
H04W64/00 160
H04W64/00 171
【審査請求】有
【請求項の数】15
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2023207814
(22)【出願日】2023-12-08
(31)【優先権主張番号】18/077,818
(32)【優先日】2022-12-08
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(71)【出願人】
【識別番号】517222096
【氏名又は名称】ヘーレ グローバル ベスローテン フェンノートシャップ
(74)【代理人】
【識別番号】100095614
【弁理士】
【氏名又は名称】越川 隆夫
(72)【発明者】
【氏名】ラウリ アールネ ヨハネス ウィローラ
(72)【発明者】
【氏名】ミカ ヴィータラ
【テーマコード(参考)】
5J062
5K067
【Fターム(参考)】
5J062AA08
5J062CC18
5K067AA13
5K067DD11
5K067EE02
5K067EE10
5K067JJ52
5K067JJ54
(57)【要約】      (修正有)
【課題】位置決めのために使用可能な最適化されたメッセージフォーマットを復号するシステム、装置及び方法を提供する。
【解決手段】方法は、少なくとも1つの符号化されたサンプル測定値を取得することを含む。少なくとも1つの符号化されたサンプル測定値は、それぞれの無線ノードの最大2つの全識別子情報、それぞれの無線ノードのそれぞれの全識別子情報の一部が含まれ、最大3つの部分識別子情報およびそれぞれの無線ノードの少なくとも1つの信号強度情報を含む。方法はまた、それぞれの無線ノードの最大3つの部分識別子情報のそれぞれの部分識別子情報を解像して、それぞれの全識別子情報を決定することを含む。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも1つのプロセッサと、コンピュータプログラムコードを含む少なくとも1つのメモリとを含む装置であって、前記少なくとも1つのメモリおよび前記コンピュータプログラムコードが、前記少なくとも1つのプロセッサと共に、前記装置に、
- 少なくとも1つの符号化されたサンプル測定値を取得することであって、前記少なくとも1つの符号化されたサンプル測定値が、
- それぞれの無線ノードの最大2つの全識別子情報、
- それぞれの無線ノードの最大3つの部分識別子情報であって、そこに前記それぞれの無線ノードのそれぞれの全識別子情報の一部が含まれる、最大3つの部分識別子情報、および
- 前記それぞれの無線ノードの少なくとも1つの信号強度情報を含む、
取得することと、
- それぞれの無線ノードの前記最大3つの部分識別子情報のそれぞれの部分識別子情報を解像してそれぞれの全識別子情報を決定することと
を少なくとも実行させるように構成される、装置。
【請求項2】
前記少なくとも1つのメモリおよび前記コンピュータプログラムコードが、前記少なくとも1つのプロセッサと共に、前記装置に、
- 前記取得された符号化された少なくとも1つのサンプル測定値に少なくとも部分的に基づいて位置情報を決定することと、
- 前記位置情報を提供することと
をさらに実行させるように構成される、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記少なくとも1つのメモリおよび前記コンピュータプログラムコードが、前記少なくとも1つのプロセッサと共に、前記装置に、
- 前記少なくとも1つの符号化されたサンプル測定値が1つではなく2つの控えめなメッセージとして取得された場合に、第1の控えめなメッセージおよび第2の控えめなメッセージを組み合わせることをさらに実行させるように構成される、請求項2に記載の装置。
【請求項4】
前記少なくとも1つのメモリおよび前記コンピュータプログラムコードが、前記少なくとも1つのプロセッサと共に、前記装置に、
- それぞれの線形値に対してマッピングされた、予め定められた信号強度値または予め定められた信号強度範囲の少なくとも1つに基づいて、前記線形値によって表されるそれぞれの信号強度情報を解像することをさらに実行させるように構成される、請求項1に記載の装置。
【請求項5】
前記位置推定が、前記それぞれの無線ノードの最大5つの全識別子情報と、それらの対応する信号強度情報とに基づいて決定される、請求項1に記載の装置。
【請求項6】
それぞれの全識別子情報が6オクテットによって表され、それぞれの部分識別子情報が1オクテットによって表され、前記それぞれの全識別子情報の前記一部が前記それぞれの取得された識別子情報の最後のオクテットである、請求項1に記載の装置。
【請求項7】
前記符号化された少なくとも1つのサンプル測定値の前記少なくとも1つの信号強度情報が4ビットによって表される、請求項1に記載の装置。
【請求項9】
- 少なくとも1つの符号化されたサンプル測定値を取得することであって、前記少なくとも1つの符号化されたサンプル測定値が、
- それぞれの無線ノードの最大2つの全識別子情報、
- それぞれの無線ノードの最大3つの部分識別子情報であって、そこに前記それぞれの無線ノードのそれぞれの全識別子情報の一部が含まれる、最大3つの部分識別子情報、および
- 前記それぞれの無線ノードの少なくとも1つの信号強度情報を含む、
取得することと、
- それぞれの無線ノードの前記最大3つの部分識別子情報のそれぞれの部分識別子情報を解像してそれぞれの全識別子情報を決定することと
を含む方法。
【請求項10】
- 前記取得された符号化された少なくとも1つのサンプル測定値に少なくとも部分的に基づいて位置情報を決定することと、
- 前記位置情報を提供することと
をさらに含む、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記少なくとも1つの符号化されたサンプル測定値が1つではなく2つの控えめなメッセージとして取得された場合に、第1の控えめなメッセージおよび第2の控えめなメッセージを組み合わせることをさらに含む、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
それぞれの線形値に対してマッピングされた、予め定められた信号強度値または予め定められた信号強度範囲の少なくとも1つに基づいて、前記線形値によって表されるそれぞれの信号強度情報を解像することをさらに含む、請求項9に記載の方法。
【請求項13】
それぞれの全識別子情報が6オクテットによって表され、それぞれの部分識別子情報が1オクテットによって表され、前記それぞれの全識別子情報の前記一部が前記それぞれの取得された識別子情報の最後のオクテットである、請求項9に記載の方法。
【請求項14】
前記符号化された少なくとも1つのサンプル測定値の前記少なくとも1つの信号強度情報が4ビットによって表される、請求項9に記載の方法。
【請求項15】
コンピュータプログラムコードを記憶する有形のコンピュータ可読媒体であって、前記コンピュータプログラムコードがプロセッサによって実行されるときに、装置に、
- 少なくとも1つの符号化されたサンプル測定値を取得することであって、前記少なくとも1つの符号化されたサンプル測定値が、
- それぞれの無線ノードの最大2つの全識別子情報、
- それぞれの無線ノードの最大3つの部分識別子情報であって、そこに前記それぞれの無線ノードのそれぞれの全識別子情報の一部が含まれる、最大3つの部分識別子情報、および
- 前記それぞれの無線ノードの少なくとも1つの信号強度情報を含む、取得することと、
- それぞれの無線ノードの前記最大3つの部分識別子情報のそれぞれの部分識別子情報を解像してそれぞれの全識別子情報を決定することと
を実行および/または制御させる、有形のコンピュータ可読媒体。
【請求項16】
- 前記取得された符号化された少なくとも1つのサンプル測定値に少なくとも部分的に基づいて位置情報を決定することと、
- 前記位置情報を提供することと
をさらに含む、請求項15に記載の有形のコンピュータ可読媒体。
【請求項17】
前記少なくとも1つの符号化されたサンプル測定値が1つではなく2つの控えめなメッセージとして取得された場合に、第1の控えめなメッセージおよび第2の控えめなメッセージを組み合わせることをさらに含む、請求項16に記載の有形のコンピュータ可読媒体。
【請求項18】
それぞれの線形値に対してマッピングされた、予め定められた信号強度値または予め定められた信号強度範囲の少なくとも1つに基づいて、前記線形値によって表されるそれぞれの信号強度情報を解像することをさらに含む、請求項15に記載の有形のコンピュータ可読媒体。
【請求項19】
それぞれの全識別子情報が6オクテットによって表され、それぞれの部分識別子情報が1オクテットによって表され、前記それぞれの全識別子情報の前記一部が前記それぞれの取得された識別子情報の最後のオクテットである、請求項15に記載の有形のコンピュータ可読媒体。
【請求項20】
前記符号化された少なくとも1つのサンプル測定値の前記少なくとも1つの信号強度情報が4ビットによって表される、請求項15に記載の有形のコンピュータ可読媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
以下の開示は位置決めの分野に関し、より具体的には、たとえばモノのインターネット(IoT)デバイスなどの電子デバイスの(例、Wi-Fi)位置決めのために使用可能な最適化されたメッセージフォーマットを復号するためのシステム、装置、および方法に関する。
【背景技術】
【0002】
低電力広域ネットワーク(LPWAN)技術は、コストおよびバッテリ消費が低いため、特にいくつかのIoTソリューションにとって一般的な接続性のオプションである。多くの場合の課題の1つは、ネットワーク帯域幅が制限されることであり、これはそれぞれのデバイスとバックエンドサーバとの間で伝達され得るデータの量を制限する。ネットワーク位置決めアプリケーションの場合、メッセージサイズに対する帯域幅の制限は位置決めの精度および可用性を大きく低減させる可能性があり、場合によっては重要なデータを欠くために特定の技術の使用を排除し得る。
【0003】
既存の実装の具体例は、Sigfox(登録商標)によるサービスとして提供されるSigfoxアトラス位置決めサービス、たとえばそのデータ通信のためのメッセージプロトコルなどであり、それはたとえば、信号強度測定値(例、受信信号強度(RSS))を伴わない2つの近隣の識別子情報(例、媒体アクセス制御(MAC)アドレス)の報告(例、のみ)をサポートする標準的な位置決めメッセージなどを可能にする。これは不正確な位置決め結果を容易にもたらすことがあり、最悪の場合には、たとえば提供されたWi-Fiサンプルなどに基づいて任意の位置情報(例、位置推定)を計算できないことによる非常に不正確なセルの位置決めへのフォールバックをもたらすことがある。加えて、RSS測定値がないことは、たとえばWi-Fiおよび/または屋内位置決め方法などの、はるかにより正確な位置決めを使用する可能性を排除する。2つのMACアドレスのサイズの一例を与えると、それらは全体が各々6バイト(それぞれオクテット)のバイトアレイに符号化される。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
こうしたメッセージにより多くの情報を含ませることを可能にするためにロッシー符号化が用いられ得る場合に対するソリューションを可能にすることが有用であり得ることを、発明者らは認識した。
【課題を解決するための手段】
【0005】
第1の例示的態様によると、方法が開示され、この方法は、
- 複数の無線ノードの識別子情報または信号強度情報の少なくとも1つを含む少なくとも1つのサンプル測定値を収集することであって、装置がその少なくとも1つのサンプル測定値の収集を行う位置において、それぞれの無線ノードによって送信される1つ以上の信号が観測可能である、収集すること、
- 以下の条件に基づいて、少なくとも1つのサンプル測定値を符号化することであって、その条件が、
- 符号化された少なくとも1つのサンプル測定値(および/または提供されるメッセージ)がそれぞれの無線ノードの最大2つの全識別子情報を含むことを可能にすること、
- 符号化された少なくとも1つのサンプル測定値(および/または提供されるメッセージ)が最大3つの部分識別子情報を含むことを可能にすることであって、そこにそれぞれの無線ノードのそれぞれの全識別子情報の一部が含まれ得る、最大3つの部分識別子情報を含むことを可能にすること、および
- 符号化された少なくとも1つのサンプル測定値(および/または提供されるメッセージ)がそれぞれの無線ノードの少なくとも1つの信号強度情報を含むことを可能にすることである、符号化すること、
- 符号化された少なくとも1つのサンプル測定値(および/またはメッセージ)を提供することを含む。
【0006】
たとえばこの方法は、たとえばモバイル端末、モバイルデバイス、ユーザ機器(UE)、ユーザデバイス、スマートフォン、タブレット、ポータブルナビゲーションデバイス、IoT(モノのインターネット)デバイス、IIoT(インダストリアルIoT)デバイス、またはその組み合わせなどの電子デバイスなどの装置によって実行および/または制御されてもよい。これにより、以下においてこの装置は第1の装置とも呼ばれる。代替的に、たとえばこの方法は、たとえばWi-Fiアクセスポイント、ビーコンデバイス、またはその組み合わせなどの無線ノードなどによって実行および/または制御されてもよい。たとえばこの方法は、電子デバイスおよび/または無線ノードの少なくとも1つのプロセッサを用いることによって実行および/または制御されてもよい。前述のエンティティの1つ以上は、たとえば現場などに含まれ(例、設置および/または配置され)てもよい。
【0007】
第2の例示的態様によると、方法が開示され、この方法は、
- 少なくとも1つの符号化されたサンプル測定値(および/またはメッセージ)を取得することであって、この少なくとも1つの符号化されたサンプル測定値(および/またはメッセージ)が、
- それぞれの無線ノードの最大2つの全識別子情報、
- それぞれの無線ノードの最大3つの部分識別子情報であって、そこにそれぞれの無線ノードのそれぞれの全識別子情報の一部が含まれる、最大3つの部分識別子情報、および
- それぞれの無線ノードの少なくとも1つの信号強度情報
を含む、取得することと、
- (例、少なくとも1つのサンプル測定値および/またはメッセージに含まれる)それぞれの無線ノードの最大3つの部分識別子情報のそれぞれの部分識別子情報を解像してそれぞれの全識別子情報を決定することとを含む。
【0008】
たとえばこの方法は、たとえばサーバなどの装置などによって実行および/または制御されてもよい。これにより、以下においてこの装置は第2の装置とも呼ばれる。代替的にこの方法は、たとえば少なくとも2つのサーバを含むサーバクラウドなどの2つ以上の装置によって実行および/または制御されてもよい。たとえばこの方法は、サーバまたはサーバクラウドの少なくとも1つのプロセッサを用いることによって実行および/または制御されてもよい。第2の装置は、たとえばサーバクラウドなどによって表されてもよい。このサーバまたはサーバクラウドは、たとえば(例、現場における)1つ以上の無線マップならびに/または屋内位置決めおよび/もしくはフロア検出サービスなどを提供するように構成されてもよい。
【0009】
第1の例示的態様および/または第2の例示的態様の方法は、たとえばSigfoxプロトコルなどの低帯域幅無線プロトコルを通じて送信されたこうした位置決めメッセージに対する1つ以上の受信信号強度情報(例、RSSインジケーター(RSSI)測定値)と共により多くの識別子情報(例、MACアドレスまたはMAC)を含ませることなどを可能にするためにロッシー符号化を用いることを可能にしてもよい。Sigfoxは、(例、低帯域幅)メッセージプロトコルを示す。Sigfoxは、Sigfoxアトラスという名称のネットワーク位置決めサービスを提供する。SigfoxはLPWANの一例である。他のLPWAN規格は、「フル解像度」無線スキャンを楽々と包含する、Sigfoxよりもかなり大きなメッセージを提供するため、このLPWANのフォーマットは特にSigfoxにとって有用である。しかし、Sigfoxはこうした他のLPWANと比較して、非常に低い電力要件のそれぞれ非常に低い電力消費、長距離および屋内性能をそれぞれ可能にする。Sigfoxでは「フル解像度」無線スキャンを包含することはできないかもしれないが、モバイル通信、特にIoTモバイル通信に使用する場合、前述の利益はSigfoxを適切な選択肢とする。
【0010】
さらなる例示的態様によると、コンピュータプログラムが開示され、このコンピュータプログラムはプロセッサによって実行されるときに、たとえばサーバなどの装置に、第1の例示的態様および/または第2の例示的態様による方法の動作を実行および/または制御させる。
【0011】
コンピュータプログラムは、コンピュータ可読記憶媒体、特に有形および/または非一時的媒体に記憶されてもよい。コンピュータ可読記憶媒体は、たとえばディスクまたはメモリなどであり得る。コンピュータプログラムは、コンピュータ可読記憶媒体を符号化する命令の形態でコンピュータ可読記憶媒体に記憶され得る。コンピュータ可読記憶媒体は、たとえばリードオンリーメモリ(ROM)またはコンピュータのハードディスクなどの内部メモリもしくは外部メモリなど、デバイスの動作に参加するためのものであってもよいし、たとえば光ディスクなど、プログラムの分配のためのものであってもよい。
【0012】
さらなる例示的態様によると、装置が開示され、この装置は、第1の例示的態様および/または第2の例示的態様による方法を実行および/または制御するように構成されるか、あるいは実行および/または制御するためのそれぞれの手段を含む。
【0013】
この装置の手段は、ハードウェアおよび/またはソフトウェアにおいて実装され得る。それらの手段は、たとえば必要な機能を行うためのコンピュータプログラムコードを実行するための少なくとも1つのプロセッサ、プログラムコードを記憶する少なくとも1つのメモリ、またはその両方などを含んでもよい。代替的に、それらの手段は、たとえば集積回路など、チップセットまたはチップなどにおいて実装される、必要な機能を実装するように設計された回路などを含み得る。一般的に、それらの手段は、たとえば1つ以上の処理手段またはプロセッサなどを含んでもよい。
【0014】
さらなる例示的態様によると、装置が開示され、この装置は少なくとも1つのプロセッサと、コンピュータプログラムコードを含む少なくとも1つのメモリとを含み、この少なくとも1つのメモリおよびコンピュータプログラムコードは少なくとも1つのプロセッサと共に、たとえばこの装置などの装置に、第1の例示的態様および/または第2の例示的態様による方法を少なくとも実行および/または制御させるように構成される。
【0015】
任意の態様による上記に開示される装置は、たとえばチップなどのデバイスに対するモジュールまたはコンポーネントであってもよい。代替的に、任意の態様による開示される装置は、たとえばサーバまたはサーバクラウドなどのデバイスであってもよい。任意の態様による開示される装置は、たとえば手段、プロセッサ、メモリなど、開示されるコンポーネントのみを含んでもよいし、1つ以上の追加のコンポーネントをさらに含んでもよい。
【0016】
さらなる例示的態様によると、システムが開示され、このシステムは、上記に開示される第1の例示的態様による少なくとも1つの装置と、上記に開示される第2の例示的態様による少なくとも1つの装置とを含む。
【0017】
任意の例示的態様に関する本明細書の任意の開示は、たとえば装置、方法、コンピュータプログラム、およびコンピュータ可読媒体などに関するそれぞれの例示的態様による任意の主題に関して同等に開示されるものと理解されるべきである。よって、たとえば方法ステップの開示は、それぞれの方法ステップを実行するための手段および/またはそれを実行するように構成された手段の開示ともみなされるだろう。同様に、方法ステップを実行するための手段および/または実行するように構成された手段の開示は、方法ステップ自体の開示ともみなされるだろう。少なくとも1つのプロセッサと、コンピュータプログラムコードを含む少なくとも1つのメモリとを記載し、この少なくとも1つのメモリおよびコンピュータプログラムコードが少なくとも1つのプロセッサと共に、装置にあるステップを少なくとも実行させるように構成されることを記載する任意の語句についても同じことが当てはまる。
【0018】
以下において、すべての態様の例示的特徴および例示的実施形態をさらに詳細に説明することとする。
【0019】
たとえば第1の装置は、上記に開示されるIoTデバイスなどであってもよい。たとえばこうしたIoTデバイスは、たとえばワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)、Bluetooth(登録商標)(BT)またはBluetoothローエナジー(BLE)またはLPWAN通信規格などに従う送信機を含むか、またはそれに接続可能であってもよい。こうしたIoTデバイスは、(例、標準)信号の存在を認識および/または公表するために、たとえばそれらの信号を観測(例、取得)および/または提供(例、送信)してもよい。こうしたIoTデバイスは、たとえば低性能のことがあり(低性能デバイスとも呼ばれる)、たとえばユーザ入力デバイス(例、いくつかの非限定的な例を挙げると、キーパッドまたはタッチパッドなど)および/またはたとえばユーザなどにたとえば情報を表示するためのディスプレイを含まないか、あるいはそれに接続できないことがある。
【0020】
たとえば第1の装置は、ポータブル(例、5、4、3、2、または1kg未満の重量)であってもよい。たとえば第1の装置は、ユーザに対して案内/ナビゲートされる経路を表示するためのディスプレイを含むか、またはそれに接続可能であってもよい。たとえば第1の装置は、たとえば音声のコマンドまたは情報などの形態のサウンドを出力するための手段を含むか、またはそれに接続可能であってもよい。たとえば第1の装置は、たとえばグローバルポジショニングシステム(GPS)受信機などの形態の、たとえばグローバルナビゲーションサテライトシステム(GNSS)受信機などの、デバイスの位置を決定するための1つ以上のセンサを含むか、またはそれに接続可能であってもよい。たとえば第1の装置は、たとえば情報を取得するための加速度計および/またはジャイロスコープなどの形態の1つ以上のセンサを含むか、またはそれに接続可能であってもよい。たとえば第1の装置は、たとえば無線ノード(例、Wi-Fiアクセスポイント)によって一斉送信されるものなどの情報を受信および/または送信するための受信機および/または送信機(例、トランシーバ)を含むか、またはそれに接続可能であってもよい。たとえば、送信の性能を有さない(例、単純な)Wi-Fi信号検出器/スキャナも、(例、それぞれの1つ以上の識別子情報によって表される)たとえばWi-Fi MACアドレスを拾うことなどによって少なくとも1つのサンプル測定値を収集すること、および付加的または代替的に(例、1つ以上の受信信号強度情報によって表される)RSS読み取り値を収集することのためにおそらく十分であり、それは第1の装置に接続可能である。取得された情報に基づいて、第1の装置の少なくとも1つの位置(例、その装置から一斉送信情報が取得(例、受信)されたもの)が決定され得る。たとえば第1の装置は、屋外および/または屋内ナビゲーションのそれぞれの位置決めのために好適であってもよい。
【0021】
たとえば1つ以上の無線ノードは、たとえば現場(例、建物)のインフラストラクチャなどによって、現場に含まれてもよい。たとえばこうした無線ノードは、たとえばBT(Bluetooth)、BLE(Bluetoothローエナジー)などによる屋内位置決めおよび/またはフロア検出などに用いられてもよいし、たとえばWLAN(ワイヤレスローカルエリアネットワーク)仕様などによる屋内位置決めおよび/またはフロア検出のためのWi-Fiアクセスポイントなどであってもよい。こうした無線ノードは、Sigfox規格に従ってもよい。Sigfox規格に従うこうした無線ノードの1つ以上の信号が観測可能なセルはかなり大きい(例、数十キロメートルほどの範囲をカバーする)ことがあるため、位置決め精度が制限され得ることが言及される。場合によっては、1つ以上の無線ノードがこのやり方で、たとえば一斉送信信号などを介して、接続を探し求める電子デバイス(例、1つ以上の第1の装置)に対して可用性を公表してもよい。信号はこうした情報を予め定められたフォーマットのパケットの形態で伝達してもよく、付加的または代替的に、こうした情報はそれぞれの無線ノードの少なくとも識別子情報を含んでもよい。それぞれの無線ノードは、それらがIoTデバイスに既知であるか否かにかかわらず、好適な無線インターフェースによって任意のIoTデバイス(例、第1の装置)に対して可視であってもよい。
【0022】
たとえば現場などの1つ以上の無線ノードのこうした無線ノードは、たとえばワイヤレスベースの通信を提供するためのBT、BLE、Sigfox、および/またはWLAN仕様などに従うトランシーバを含むか、またはそれに接続可能であってもよい。たとえば現場などの1つ以上の無線ノードのそれぞれの無線ノードは、たとえば1つ以上の情報などを含む1つ以上の信号を送信および/または一斉送信するためにこうしたトランシーバを用いてもよい。
【0023】
たとえば、第1の装置は、Wi-Fi/BT/BLE通信規格に従う1つ以上の無線ノードが送信する1つ以上の信号に基づいて少なくとも1つのサンプル測定値を収集してもよく、次いでSigfox通信規格を介してそれぞれの符号化された少なくとも1つのサンプル測定値を提供(例、送信)してもよい。第1の装置(例、トラッカ)が複数(例、少なくとも2つ)のデータ接続オプションを有し得る(例、異なる通信規格を介して1つ以上の信号を送信および/または受信し得る)とき、次いで第1の装置は、いくつかの非限定的な例を挙げるとたとえばデータ伝達の必要性または電力消費の制約などに依存して、どの通信規格を使用するかを選択してもよい。
【0024】
代替的または付加的に、第1の装置は少なくとも1つのサンプル測定値を収集するときに、1つ以上のグローバルナビゲーションサテライト信号(英:Signal)(GNSS)の信号も収集(例、観測および/または測定)してもよい。GNSSに基づくこうした位置が第1のデバイスの側で入手可能であるとき、この位置は、たとえば同様にSigfox通信規格を介して、たとえば第2の装置などに提供(例、送信)されてもよい。たとえば、Sigfox通信規格を介して提供されるそれぞれのメッセージは12バイトを有し得てもよく、12バイトはGNSS位置のそれぞれの位置(例、緯度/経度座標)を伝えるために十分である。
【0025】
現場は、いくつかの非限定的な例を挙げるとたとえば建物、ショッピングモール、オフィスビル、公的アクセスの可能な場所(例、駅、空港、または大学など)などであってもよい。
【0026】
1つ以上の信号は、たとえば第1の装置によって観測可能であってもよい。1つ以上の無線ノードによって提供された信号に基づいて、識別子情報または受信信号強度情報の少なくとも1つを収集(例、測定)することによって、第1の装置は少なくとも1つのサンプル測定値を収集(例、測定)する。代替的または付加的に、少なくともサンプル測定値は、たとえばそれぞれの1つ以上の信号を送信した少なくとも1つのそれぞれの無線ノードデバイスの識別子情報を取得すること、および任意選択で信号の(例、たとえばRSSまたはRSSI値などの値としての)受信信号強度をたとえばそれぞれの受信信号強度情報などとして収集(例、測定)することなどによって収集される。
【0027】
それぞれの識別子情報は、たとえば1つ以上の無線ノードのうちの1つが識別されることなどを可能にしてもよい。たとえば1つ以上の無線ノードの1つ以上の識別子情報は、たとえば1つ以上の無線ノードから1つ以上の識別子情報を受信することなどによって決定されてもよい。付加的または代替的に、たとえば1つ以上の無線ノードの1つ以上の識別子情報は、たとえば1つ以上の無線ノードのそれぞれの無線ノードの1つ以上の識別子情報の少なくとも1つなどを含む、1つ以上の無線ノードの受信された1つ以上の信号から、1つ以上の識別子情報を抽出することなどによって決定されてもよい。それぞれの識別子情報は、たとえばそれぞれの無線ノードの媒体アクセス制御(MAC)アドレスなどであってもよい。
【0028】
それぞれの信号強度情報は、それぞれのRSS値を含むか、またはそれによって表されてもよい。こうしたRSS値は、たとえば1つ以上の無線ノードの送信信号に基づく1つ以上の信号強度値を測定することなどによって収集されてもよい。こうしたそれぞれの信号強度情報は、たとえば(例、第1の装置の位置で観測可能な)受信無線信号の電力などを表してもよく、こうした無線信号は、たとえば1つ以上の無線ノードのそれぞれの無線ノードなどから(例、周期的に)送信されてもよい。それぞれの信号強度情報に含まれ得る受信信号強度パラメータの例は、RSSか、またはたとえばdBmなどでの物理的受信電力レベル値(例、Rx電力レベル値)の表現である。それぞれの信号強度情報は、たとえば測定位置における観測可能な信号強度の信号強度測定値などを表してもよい。
【0029】
少なくとも1つのサンプル測定値は、それぞれの識別子情報またはそれぞれの信号強度情報の少なくとも1つを含んでもよい。少なくとも1つのサンプル測定値は、第1の装置が少なくとも1つのサンプル測定値を収集するそれぞれの位置において観測可能な1つ以上の無線ノードの両方(それぞれの識別子情報およびそれぞれの信号強度情報)を含んでもよい。たとえば、少なくとも1つのサンプル測定値は、複数(例、少なくとも2つ)の無線ノードのそれぞれの識別子情報またはそれぞれの信号強度情報の少なくとも1つを含んでもよい。たとえば、収集された少なくとも1つのサンプル測定値は5、6、7、8、9、10、またはそれ以上の識別子情報、および任意選択で対応する数の無線ノードの受信信号強度情報を含んでもよく、たとえば5つの異なる無線ノードの信号が収集される場合は、5つの識別子情報および任意選択で5つの受信信号強度情報を含んでもよい。
【0030】
たとえば(例、たとえば第2の装置などの別のエンティティへの)少なくとも1つのサンプル測定値の提供などに用いられ得るメッセージのサイズを低減させるために、少なくとも1つのサンプル測定値および/または少なくとも1つのサンプル測定値の提供に加えて提供されるかもしくは代替的に提供されるそれぞれのメッセージは、以下の条件の1つ以上に基づいて符号化されてもよい。
- 符号化された少なくとも1つのサンプル測定値(および/またはそれぞれのメッセージ)がそれぞれの無線ノードの最大2つの全識別子情報(例、6オクテット/バイトによって表されるそれぞれの無線ノードのそれぞれの識別子情報)を含むことを可能にすること、
- 符号化された少なくとも1つのサンプル測定値(および/またはそれぞれのメッセージ)が最大3つの部分識別子情報を含むことを可能にすることであって、そこにそれぞれの無線ノードのそれぞれの全識別子情報の一部(よって、6オクテット/バイトによって表される全識別子情報ではない)が含まれ得る、最大3つの部分識別子情報を含むことを可能にすること、および
- 符号化された少なくとも1つのサンプル測定値(および/またはそれぞれのメッセージ)がそれぞれの無線ノードの少なくとも1つの信号強度(例、および任意選択で、符号化されたサンプル測定値が2つ以上の(例、控えめな(英:discreet))メッセージに分割される場合(例、以下にさらなる詳細が開示される)は、最大すべて、たとえば収集された5つ、または8つ以上のすべての受信信号強度情報を含むことを可能にすること。
【0031】
これによって、特にいくつかの収集された識別子情報がすべて含まれるのではなく、たとえばそれぞれの識別子情報の最後のオクテットのみが含まれるため、少なくとも1つのサンプル測定値および/またはメッセージのサイズを低減させることが可能にされてもよい。これに対して「部分識別子情報」という用語が用いられる。
【0032】
これによって、「識別子情報」および「全識別子情報」という用語は同義語として用いられる。
【0033】
符号化された少なくとも1つのサンプル測定値(および/またはそれぞれのメッセージ)は、たとえば少なくとも1つの符号化されたサンプル測定値を送信または伝送することなどによって提供される。1つの非限定的な例を挙げると、少なくとも1つの符号化されたサンプル測定値は、たとえば第2の装置などの、第1の装置とは異なるエンティティなどに提供されてもよい。付加的または代替的に、1つのさらなる非限定的な例を挙げると、少なくとも1つの符号化されたサンプル測定値は、複数または1つ以上の無線ノードのそれぞれの無線ノードに提供されてもよく、次いでその無線ノードが少なくとも1つの符号化されたサンプル測定値を第2の装置に転送してもよい。
【0034】
すべての例示的態様の例示的実施形態によると、それぞれの全識別子情報は6オクテットによって表され、それぞれの部分識別子情報は1オクテットによって表され、これはそれぞれの全識別子情報の一部であり、たとえばそれぞれの収集された識別子情報の最後のオクテットなどである。
【0035】
それぞれの部分識別子情報は、それぞれの(全)識別子情報の少なくとも第1、第2、第3、第4、第5、もしくは第6(例、最後)のオクテット/バイト、またはその組み合わせによって表されてもよい。たとえば、それぞれの無線ノードのそれぞれの全識別子情報は、6バイトからなる特定のMACアドレスであってもよい。次いで、この全識別子情報のそれぞれの部分識別子情報は、全識別子情報の6バイトの最後のバイト(例、のみ)によって表されてもよい。
【0036】
すべての例示的態様の例示的実施形態によると、符号化された少なくとも1つのサンプル測定値の少なくとも1つの信号強度情報は、4ビット(例、1バイトの半分、それぞれ1オクテットの半分)によって表される。
【0037】
符号化された少なくとも1つのサンプル測定値のそれぞれの信号強度情報を4ビットによって表すことができ、4ビットより多くで表されないことを可能にするために、それぞれの信号強度情報が符号化されてもよい。
【0038】
それぞれの信号強度情報は、対数スケールの値として収集(例、測定)されてもよい。こうした値を符号化するために、収集された信号強度情報が符号化(例、変換または圧縮)されて、たとえば線形値などにされてもよい。それぞれの線形値は、符号化(例、変換または圧縮)されるそれぞれの信号強度情報に基づいていてもよい。
【0039】
これは、少なくとも1つのサンプル測定値のロッシー符号化を可能にしてもよい。これによって、符号化された少なくとも1つのサンプル測定値が、2つ以上の識別子情報(例、MACアドレス)を、任意選択でたとえば低帯域幅無線プロトコルを通じて送信される位置決めメッセージに対する2つ以上の信号強度情報(例、RSSI測定値)と共に含み(例、含有し)得ることが可能にされてもよい。
【0040】
たとえば、2つ以上の識別子情報と、任意選択で2つ以上の受信信号強度情報とが、収集されたサンプル測定値に含まれてもよい。それぞれのサンプル測定値は(例、次いで)符号化されることによって、符号化されたサンプル測定値が2つの全識別子情報(例、それぞれのMACアドレス、各6オクテット/バイト)を含むようにされてもよい。さらに、サンプル測定値は、たとえばそれぞれの部分識別子情報などとして、収集されたサンプル測定値の追加(例、すべて)の識別子情報の最後のオクテット/バイト(例、のみ)を含むように符号化されてもよい。
【0041】
符号化されたサンプル測定値のそれぞれの部分識別子情報に関して、たとえば符号化されたサンプル測定値を提供された第2の装置は(例、次いで)、符号化されたサンプル測定値のそれぞれの部分識別子情報によって表されるたとえば最後のオクテット/バイトなどに基づいて全識別子情報を解像することを担ってもよい。符号化されたサンプル測定値は、2つの全識別子情報と、たとえばその2つの全識別子情報によって識別される無線ノードに近接する(よって、それぞれの信号が観測可能である)複数の無線ノードの(例、すべての)識別子情報(例、MACアドレス)からの、残りの数の部分識別子情報とを含んでもよい。
【0042】
任意選択で、サンプル測定値は、こうしたロッシー符号化された1つ以上の信号強度情報を含むように符号化されてもよい。
【0043】
一般的な注記として、たとえば屋内位置決めに使用する場合の受信信号強度情報(例、RSS値)に対して有効に使用可能な範囲は、-40dBmから-80dBmである。無線エミッタ(例、それぞれの無線ノードの送信機)までの距離が増加するとき、(第1の装置によって測定可能な)受信信号強度値は対数スケールで減少するため、-40dBmより大きい受信信号強度値は通常測定されないかもしれず、一方で-80dBmより小さい受信信号強度値は位置決めの精度の改善に(例、あまり)関係しないかもしれない。よって、1)測定値は-40dBmから-80dBmの所与の範囲に限定されてもよく、2)受信信号強度値は高い範囲で強調されてもよい(すなわち、小さい受信信号強度値よりも(より)大きい受信信号強度値に対してより高い解像度を維持する)。これは、十分な精度の(例、収集(例、測定)されたサンプル測定値に含まれる)受信信号強度情報を符号化してたとえば4ビット(半バイト)などにすることを可能にしてもよい。こうした半バイトは、16の固有の(例、線形)信号強度値を記憶することを可能にする。
【0044】
すべての例示的態様の例示的実施形態によると、少なくとも1つの符号化されたサンプル測定値の少なくとも1つの信号強度情報が線形値に変換され、この変換は、(例、ルックアップテーブルに含まれる)それぞれの線形値に対してマッピングされた、収集(例、測定)された信号強度情報の予め定められた信号強度値または予め定められた信号強度範囲の少なくとも1つに基づく。
【0045】
収集(例、測定)された信号強度情報を表すこうした線形値は、1~40の値であってもよい。上記に開示されるとおり、1~40dBmのこれらの値は関連性が低いため、これらの値は予め定められた整数値に対応してもよい。40dBmより高い受信信号強度値は、予め定められた、より量子化された整数値に対応してもよい。最後に、測定された受信信号強度値≧80dBmのすべてが特定の予め定められた値に符号化されてもよく、なぜならこれらの値も関連性が高くないからである。この想定線形値は、たとえば次の一般的な対数関数を適用することなどによって、別の対数スケールに変換されてもよい。f(n)=k log n+c、ここでkおよびcは範囲を0~15に限定するために用いられる定数である[c=0,k=16log(40)]。
【0046】
たとえば、対数スケールに変換された受信信号強度値は、以下の表1に示されるとおり、整数値0~15の全範囲に符号化(例、拡張)されてもよい。
【0047】
【表1】
【0048】
これは、受信信号強度情報をロッシー符号化して、少なくとも1つの符号化されたサンプル測定値に含まれる4ビット値にすることを可能にしてもよい。
【0049】
すべての例示的態様の例示的実施形態によると、(例、符号化された)少なくとも1つのサンプル測定値は、最大で5つの変換された(例、上記の表を参照)信号強度情報を含むことが可能にされる。
【0050】
これは、多数(例、複数)の無線ノード(例、Wi-Fiアクセスポイント)の識別子情報(例、MACアドレス)および/または受信信号強度情報(例、RSS測定値)を圧縮して、(例、Sigfox通信プロトコルを介した)制限された帯域幅を通じたそれらの送信を可能にするために十分に小さいサイズにする一方で、たとえばバックエンドサーバ(例、第2の装置)などにおいてより正確な位置を解像するための進歩した位置決め方法を使用する能力をなおも維持することを可能にしてもよい。たとえばこうしたロッシー符号化を伴わない標準的なSigfoxアトラスプロトコルなどと比較したとき、第1の例示的態様による方法は、たとえば符号化された少なくとも1つのサンプル測定値の提供に用いられるそれぞれのメッセージのペイロードデータのサイズを6バイト(例、のみ)増加させることなどによって、たとえば3つの追加の識別子情報(例、MACアドレス)と、5つすべての無線ノード(例、Wi-Fiアクセスポイント)の受信信号強度情報(例、RSS値のそれぞれの測定値)とを含ませることを可能にしてもよい。
【0051】
すべての例示的態様の例示的実施形態によると、(例、提供および符号化された)少なくとも1つのサンプル測定値は、単一のメッセージ(例、1つの非限定的な例を挙げると、そのサイズはたとえば18バイト以上のバイトに限定されてもよい)において提供(または取得)される。たとえば、それぞれのメッセージが18バイト以上を有し得る場合、たとえば符号化された少なくとも1つのサンプル測定値は単一のメッセージにおいて提供されてもよい。それぞれのメッセージが18バイト未満を有し得る場合、たとえば符号化された少なくとも1つのサンプル測定値を2つ以上のそれぞれの(例、控えめな)メッセージに分割し、たとえば両方のメッセージを(例、別々に)提供することなどが有益であってもよい。
【0052】
上記に開示されるとおり、符号化された少なくとも1つのサンプル測定値が単一のメッセージを介して提供される場合、たとえば最大で5つの識別子情報および/または最大で5つの受信信号強度情報が提供され得る。よって、少なくとも1つの符号化されたサンプル測定値は1つの全識別子情報(例、のみ)を含んでもよく、これは(例、こうしたペイロードを有するために)たとえば12バイトなどの制限されたサイズを有する単一のメッセージによって伝えられてもよい。
【0053】
すべての例示的態様の例示的実施形態によると、(例、符号化された)少なくとも1つのサンプル測定値は、2つ以上の控えめなメッセージとして提供(または取得)される。たとえば、2つ以上の控えめなメッセージは、1つの非限定的な例を挙げるとデータ通信のためのSigfox通信規格を介して提供(例、伝送または送信)されてもよい。
【0054】
符号化された少なくとも1つのサンプル測定値が2つ以上の控えめなメッセージを介して提供される場合、たとえば最大で6、7、8、9、10、もしくはそれ以上の識別子情報、および/または最大で6、7、8、9、10、もしくはそれ以上の受信信号強度情報、少なくとも1つのサンプル測定値が少なくとも2つ(よって、2つまたは3つ以上)の控えめなメッセージに符号化される場合。
【0055】
すべての例示的態様の例示的実施形態によると、2つの控えめなメッセージの第1の控えめなメッセージは、それぞれの無線ノードの最大2つの全識別子情報の1つを含み、最大3つの部分識別子情報を含むことが可能にされ、自身の識別子情報またはその一部が第1の控えめなメッセージに含まれるそれぞれの無線ノードのそれぞれの信号強度情報を含むことが可能にされる。
【0056】
すべての例示的態様の例示的実施形態によると、2つの控えめなメッセージの第2の控えめなメッセージは、それぞれの無線ノードの最大2つの全識別子情報の別の1つを含み、第1の控えめなメッセージに含まれていない最大3つのさらなる部分識別子情報を含むことが可能にされ、自身の識別子情報またはその一部が第2の控えめなメッセージに含まれるそれぞれの無線ノードのそれぞれの信号強度情報を含むことが可能にされる。
【0057】
なお、「第1の控えめなメッセージ」および「第2の控えめなメッセージ」という用語は、第1の控えめなメッセージおよび第2の控えめなメッセージが第1の装置によって提供され得る(それぞれたとえば第2の装置などに受信される)順序を指定するものではない。これは、たとえば第1の控えめなメッセージおよび第2の控えめなメッセージを送信するために用いられるプロトコルなどによって対処されてもよい。しかし、第1の控えめなメッセージおよび第2の控えめなメッセージのそれぞれのバイトは、それぞれのメッセージのそれぞれの内容(例、ペイロード、たとえば符号化された少なくとも1つのサンプル測定値など)が正しく解釈され得るように、正しい順序で受信されるか、または受信後に正しい順序にされる必要がある。第1の控えめなメッセージが最初に提供されてもよく、第2の控えめなメッセージがその後に提供されてもよく、またはその逆であってもよい。第1の控えめなメッセージおよび第2の控えめなメッセージは、これに関して交換可能であってもよい。しかし、別の控えめなメッセージの後に受信されるそれぞれの控えめなメッセージが(例、含まれる巡回冗長検査(CRC)チェックサムを介して)最初に受信された控えめなメッセージを指し示し得ること、すなわち、たとえば第2の控えめなメッセージがたとえば第1の控えめなメッセージを指し示すたとえばCRC8チェックサムなどを含むことなどがより合理的であってもよい。加えてそれは他方のやり方であってもよく、よって第1の控えめなメッセージが(例、含まれるCRCチェックサムを介して)第2の控えめなメッセージを指し示してもよく、これはたとえばそれぞれの第1の控えめなメッセージの合計サイズの最後のオクテットがこうしたCRCチェックサムを含むために利用可能であり得るためである。原則として、たとえば8つの識別子情報および/または8つの受信信号強度情報(例、8つのWi-Fiサンプル)よりもさらに多くを報告する必要があるときなどには、少なくとも1つの(例、符号化された)サンプル測定値が3つ以上のメッセージに分割されてもよい。追加のメッセージを提供(例、送信)する意図を示すことは有益であってもよい。なぜなら、たとえばそれぞれのメッセージを組み合わせ得る(例、第2の装置によって提供/ホストされる)バックエンドサービスなどは、たとえば位置決めにおける付加的な待ち時間を回避するなどのために、その後のメッセージを待つ必要があるかどうかを知る必要があり得るからである。Wi-Fiスキャン(例、収集された少なくとも1つのサンプル測定値)が2~4の無線ノード(例、アクセスポイント)(例、のみ)を含有するかまたは含み得る場合、第1の装置は、符号化された少なくとも1つのサンプル測定値をなおも2つのメッセージにおいて/によって提供してもよい。これは、それぞれの部分識別子情報(例、部分MAC)の解像の可能性を改善するために全識別子情報(例、全MACまたはMACアドレス)を回転させることを可能にしてもよい。
【0058】
(例、提供および符号化される)少なくとも1つのサンプル測定値が単一のメッセージにおいて提供(または取得)される場合について、もし利用可能であれば、その単一のメッセージの1バイトを用いて、もしあればその後のメッセージの数(最後のバイトが除外されるときは0)を通知してもよいことが理解されるだろう。このために、たとえばこうした単一のメッセージの最後のバイトなどが用いられてもよい。
【0059】
すべての例示的態様の例示的実施形態によると、第2の控えめなメッセージは、第1の控えめなメッセージのチェックサム(例、たとえば1バイトなどによって表されるCRC8チェックサム)を含むことが可能にされる。
【0060】
すべての例示的態様の例示的実施形態によると、第1の控えめなメッセージは、第2の控えめなメッセージのチェックサム(例、たとえば1バイトなどによって表されるCRC8チェックサム)を含むことが可能にされる。
【0061】
たとえば、それぞれのCRC8コードを有する第1の控えめなメッセージまたは第2の控えめなメッセージに基づいて、第1の控えめなメッセージおよび第2の控えめなメッセージをそれぞれ組み合わせて接合することが可能にされてもよい。それぞれのチェックサム(例、CRC8コード)はどちらのメッセージに存在してもよく、それは他方の控えめなメッセージを指し示す必要があるだけである。
【0062】
よって、同じ原理に基づいて、たとえば控えめなメッセージの総数引く1がそれぞれのチェックサムを含むことによって、全体としてすべての控えめなメッセージが指し示されるために控えめなメッセージの組み合わせが可能になることなどによって、符号化された少なくとも1つのサンプル測定値が3つ以上の控えめなメッセージとして提供されることが可能になることも開示されると考えられる。たとえば、3つの控えめなメッセージの場合は、第2の控えめなメッセージおよび第3の控えめなメッセージがそれぞれのチェックサムを含んでもよい。第3の控えめなメッセージのチェックサムは第2の控えめなメッセージを指し示してもよく、第2の控えめなメッセージのチェックサムは第1の控えめなメッセージを指し示してもよい。
【0063】
1つのさらなる非限定的な例を挙げると、バックエンドサーバ(例、第2の装置)における実装は、第1の控えめなメッセージを受信すると、過去に受信したメッセージを振り返って正しいものを見出さなければならない代わりに、どのメッセージを組み合わせるために待つべきかをすでに知っていてもよい。
【0064】
第1の例示的態様の例示的実施形態によると、この方法は、
- 提供された符号化された少なくとも1つのサンプル測定値に少なくとも部分的に基づいて決定された位置情報を取得することをさらに含む。
【0065】
位置情報は、たとえば提供された符号化された少なくとも1つのサンプル測定値などに少なくとも部分的に基づいて決定(例、推定)された位置を示してもよい。1つの非限定的な例を挙げると、位置情報はたとえば緯度、経度、および任意選択で高度の値などの座標などによって表されてもよい。
【0066】
位置情報は、たとえばバックエンドサーバ(例、第2の装置)から位置情報を受信することなどによって取得されてもよい。
【0067】
第1の例示的態様の例示的実施形態によると、この方法は、
- 少なくとも1つのサンプル測定値を装置が収集した位置の決定に対する要求を示す位置要求を提供することをさらに含む。
【0068】
位置要求は、たとえば第1の装置から第2の装置に提供されてもよい。上記に開示された位置情報を取得することの前に、位置要求が提供されてもよい。
【0069】
第2の装置は、符号化された少なくとも1つのサンプル測定値を取得してもよい。第2の装置が符号化された少なくとも1つのサンプル測定値を2つの控えめなメッセージとして取得(例、受信)する場合、第1の控えめなメッセージ単独でも位置決めの目的のため、よって(例、第2の装置による)位置情報の決定のために十分であり得るが、たとえば無線モデルデータベースにおいて全識別子情報(例、特定の無線ノードのMACアドレス)が入手できないために、位置決めに失敗するリスクが高くなる。たとえばもし第1の装置の前の位置が既知であれば、第2の装置はなおも解像ができてもよい。たとえば、それぞれの全識別子情報がたとえばデータベースなどにおいて見出されないことがあるとき、第2の装置は部分識別子情報に基づいてそれぞれの無線モデルをなおも検索してもよい。この結果、多くのヒットがもたらされてもよい。第2の装置はこれらの無線モデルの位置を調査して、たとえばクラスタなどを見出してもよいが、これはまだ結論ではないかもしれない。ここで第2の装置が十分に新鮮な(例、たとえば1、2、3、4、5、10分、またはそれ以上よりも古くない)第1の装置の最後の既知の位置を知っている/有するとき、それぞれの部分識別子情報のみに基づいて正しいモデルを決定(例、識別)するために有益であってもよい。
【0070】
第1の例示的態様の例示的実施形態によると、この方法は、
- 少なくとも1つのサンプル測定値が符号化されるメッセージの数を示す構成を取得することをさらに含み、この構成は所与の時間フレームにおいて可能なメッセージの数(例、1日当たりのベース、1つの非限定的な例を挙げると、たとえばSigfoxは1日当たり約140メッセージに制限されることがある)に基づいて決定され、少なくとも1つのサンプル測定値はこの構成に基づいてさらに符号化される。
【0071】
現在のところ、Sigfoxの仕様は、たとえば1日当たり最大で140のメッセージを送信可能であると規定する。よって、この制限またはこうした制限を考慮して、符号化された少なくとも1つのサンプル測定値の送信に用いられる控えめなメッセージの(例、第1の装置による)分割および(例、第2の装置による)組み合わせ、または(例、符号化された少なくとも1つのサンプル測定値を送信するために単一のメッセージを用いること、または2つの控えめなメッセージを用いることからの)モードの変更さえもが行われてもよい。
【0072】
第2の装置は、たとえば少なくとも1つの符号化されたサンプル測定値を提供する第1の装置から少なくとも1つの符号化されたサンプル測定値を受信することなどによって、少なくとも1つの符号化されたサンプル測定値を取得する。よって、第2の装置が取得する少なくとも1つの符号化されたサンプル測定値は、第1の装置によって提供される少なくとも1つの符号化されたサンプル測定値であってもよい。第1の例示的態様に関して上記に開示されるとおり、提供される少なくとも1つの符号化されたサンプル測定値またはそれぞれのメッセージは、
- それぞれの無線ノードの最大2つの(例、6オクテット/バイトによって表される)全識別子情報と、
- それぞれの無線ノードの最大3つの部分識別子情報であって、そこにそれぞれの無線ノードのそれぞれの全識別子情報の一部(例、最後のオクテット)(全識別子情報ではない)が含まれる、最大3つの部分識別子情報と、
- それぞれの無線ノードの(例、適用対数スケールに符号化/変換された)少なくとも1つの信号強度情報とを含んでもよい。
【0073】
この上記に与えられた例は、1つの非限定的な例を挙げると、たとえば提供される少なくとも1つの符号化されたサンプル測定値またはそれぞれのメッセージが最大で12バイトのペイロードを有し得る場合などに適用されてもよい。
【0074】
それぞれのメッセージが有し得るそれぞれのサイズ(例、データの量)に依存して、それぞれの無線ノードの(例、6オクテット/バイトによって表される)全識別子情報の数、および/またはそれぞれの無線ノードの部分識別子情報の数、および/または信号強度情報の数が変動可能であってもよい。
【0075】
第1の例示的態様による特徴および/または実施形態に関する開示は、第2の例示的態様による同じ/同等の/類似の特徴および/または実施形態に対して同等に開示されるものとみなされる。
【0076】
それぞれの部分識別子情報が解像される。それぞれの部分識別子情報は、取得された少なくとも1つの符号化されたサンプル測定値が1つ以上のそれぞれの部分識別子情報を含む場合に解像されてもよい。
【0077】
第2の例示的態様の例示的実施形態によると、この方法は、
- 取得された少なくとも1つの符号化されたサンプル測定値に少なくとも部分的に基づいて位置情報を決定することと、
- その位置情報を提供することとをさらに含む。
【0078】
第2の例示的態様の例示的実施形態によると、この方法は、
- 取得された少なくとも1つのサンプル測定値を装置(例、第1の装置)が収集した位置が決定(例、推定)されるべきであることを示す位置要求を取得(例、受信)することをさらに含む。
【0079】
たとえば位置要求は、たとえばサーバまたはIoTデバイス(例、第1の装置)などのエンティティから要求を受信することなどによって取得されてもよい。
【0080】
第2の例示的態様の例示的実施形態によると、この方法は、
- 少なくとも1つの符号化されたサンプル測定値が1つではなく2つの控えめなメッセージとして取得された場合に、第1の控えめなメッセージおよび第2の控えめなメッセージを組み合わせることをさらに含む。
【0081】
少なくとも1つの符号化されたサンプル測定値は、単一のメッセージとして取得されてもよい。代替策において、少なくとも1つの符号化されたサンプル測定値は、2つ以上の控えめなメッセージとして取得されてもよい。後者の場合に、こうした第1の控えめなメッセージおよび第2の控えめなメッセージは、たとえば第1の控えめなメッセージおよび第2の控えめなメッセージを接合することなどによって組み合わされてもよく、3つ以上の控えめなメッセージが取得された場合には任意選択で追加の控えめなメッセージが接合される。組み合わせることは、2つ以上の控えめなメッセージの少なくとも1つに含まれるチェックサム(例、CRCチェックサム)情報に少なくとも部分的に基づいて行われてもよい。
【0082】
第2の例示的態様の例示的実施形態によると、第1の控えめなメッセージおよび第2の控えめなメッセージは、第2の控えめなメッセージに含まれるチェックサムに基づいて組み合わされる。
【0083】
第2の例示的態様の例示的実施形態によると、この方法は、
- それぞれの線形値に対してマッピングされた、予め定められた信号強度値または予め定められた信号強度範囲の少なくとも1つに基づいて、線形値によって表されるそれぞれの信号強度情報を解像することをさらに含む。
【0084】
1つ以上の信号強度値は、たとえば本発明の第1の例示的態様による方法の例示的実施形態によって使用される1つ以上の信号強度値に関して上述されたものと同じであってもよい。
【0085】
それぞれの信号強度情報を解像することは、取得された少なくとも1つの符号化されたサンプル測定値に含まれる4ビット(例、2進)値を整数値に変換し、次いでdBm(負)値に変換することに基づいて実行および/または制御されてもよい。このたとえば2段階の変換は、dBm(負)、変換、2進数の見出しを有する列を有する表を示して上記に開示されるとおりに行われてもよい。
【0086】
第2の例示的態様の例示的実施形態によると、位置推定は、それぞれの無線ノードの最大5つの全識別子情報(例、部分識別子情報に基づいて一部が解像されてもよい)と、それらの対応する信号強度情報(例、少なくとも1つの符号化されたサンプル測定値が単一の(例、控えめな)メッセージとして取得された場合)とに基づいて決定される。
【0087】
第2の例示的態様の例示的実施形態によると、位置推定は、それぞれの無線ノードの最大8つの全識別子情報(例、部分識別子情報に基づいて一部が解像されてもよい)と、それらの対応する信号強度情報(例、少なくとも1つの符号化されたサンプル測定値が単一の(例、控えめな)メッセージとして取得された場合)とに基づいて決定される。
【0088】
第2の例示的態様の例示的実施形態によると、この方法は、
- 少なくとも1つのサンプル測定値が符号化されるメッセージの数を示す構成を決定することであって、この構成は所与の時間フレームにおいて可能なメッセージの数(例、1日当たりのベース、140メッセージSigfox)に基づいて決定される、決定することと、
- その構成を(例、たとえばIoTデバイスなどの第1の装置に)提供することとをさらに含む。
【0089】
第1の装置は、この構成を第2の装置から取得(例、受信)してもよい。次いで、第1の装置はこの構成を適用することによって、第1の装置が少なくとも1つの収集されたサンプル測定値を符号化するときに、この符号化がこの構成に少なくとも部分的に基づいて実行および/または制御され得るようにしてもよい。少なくとも1つのサンプル測定値が符号化されるメッセージの数は、それぞれの移送プロトコル(例、Sigfox)が、符号化されたサンプル測定値をたとえば第1の装置から第2の装置などに送信できるようなやり方で、この構成によって設定されてもよい。
【0090】
上述の特徴および実施形態例は、異なる態様に同等に関連してもよい。
【0091】
このセクションにおける提示は単なる例であり、非限定的であることが理解されるべきである。
【0092】
以下の詳細な説明を添付の図面と共に考慮することによって、他の特徴が明らかになるだろう。しかし、図面は例示の目的のみのために設計されたものであり、限定の定義として設計されたものではなく、限定の定義については添付の請求項が参照されるべきであることが理解されるべきである。さらに、図面は縮尺どおりに描かれておらず、図面は単に本明細書に記載される構造および手順を概念的に例示することが意図されたものであることが理解されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【0093】
図1】例示的態様によるシステムを示す概略ブロック図である。
図2】第1の例示的態様による方法の実施形態例を示す流れ図である。
図3】第2の例示的態様による方法の実施形態例を示す流れ図である。
図4】第1の例示的態様による方法を実行するように構成された装置を示す概略ブロック図である。
図5】第2の例示的態様による方法を実行するように構成された装置を示す概略ブロック図である。
図6】記憶媒体の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0094】
以下の説明は理解を深める働きをするものであり、この明細書の上記の概要セクションに提供される説明を補足してそれと共に読まれるべきものであることが理解されるだろう。
【0095】
図1は、すべての例示的態様によるシステム100を示す概略高レベルブロック図である。システム100は、複数の無線ノード130-1から130-5と、IoTデバイス140(例、たとえば第1の例示的態様による方法を実行および/または制御するように構成された第1の装置)と、サーバクラウド(バックエンドサーバとも呼ばれる)110(例、たとえば第2の例示的態様による方法を実行および/または制御するように構成された第2の装置)と、任意選択の位置決めサービスサーバクラウド120-1と、任意選択の無線モデルデータベース120-2とを含む。任意選択の位置決めサービスサーバクラウド120-1および任意選択の無線モデルデータベース120-2は、サーバクラウド110に含まれるか、または接続可能であってもよい。サーバクラウド110は追跡サービスの一部であるか、またはそれをホストしてもよい。
【0096】
システム100のエンティティ間の矢印例によって示されるとおり、たとえばエンティティ間のワイヤレス通信または有線通信などの通信が発生してもよい。
【0097】
すべての例示的態様の実施形態例は、以下のうちの1つ以上を可能にしてもよい。IoTデバイス140は、複数の無線ノード130-1から130-5の識別子情報または信号強度情報の少なくとも1つを含む少なくとも1つのサンプル測定値を収集(例、測定)してもよい。それぞれの無線ノード130-1から130-5によって送信される1つ以上の信号は、IoTデバイス140が少なくとも1つのサンプル測定値の収集(例、測定)を行う位置において観測可能である。
【0098】
それぞれの無線ノード130-1から130-5のこうした1つ以上の信号は、複数の無線ノード130-1から130-5のそれぞれの無線ノードのそれぞれの識別子情報(例、MACアドレス)を含むか、または示してもよい。付加的または代替的に、それぞれの無線ノード130-1から130-5のこうした1つ以上の信号は、複数の無線ノード130-1から130-5のそれぞれの無線ノードのそれぞれの受信信号強度情報(例、RSS値またはRSSI)を含むか、または示してもよい。
【0099】
たとえば、無線ノード130-1は、識別子情報(例、MACアドレス)「m11:m12:m13:m14:m15:m16」を含むかまたは示す1つ以上の信号を提供(例、送信または伝送)してもよく、よってそれぞれの識別子情報は6オクテットを有するか、または6バイトによって表される。さらに、無線ノード130-1は、図1において「r1」と呼ばれる受信信号強度情報(例、RSS値)を含むかまたは示す1つ以上の信号を提供(例、送信または伝送)してもよい。
【0100】
同様に、無線ノード130-2は以下を含む1つ以上の信号を提供してもよい。
識別子情報:m21:m22:m23:m24:m25:m26
受信信号強度情報:r2
【0101】
無線ノード130-3は以下を含む1つ以上の信号を提供してもよい。
識別子情報:m31:m32:m33:m34:m35:m36
受信信号強度情報:r3
【0102】
無線ノード130-4は以下を含む1つ以上の信号を提供してもよい。
識別子情報:m41:m42:m43:m44:m45:m46
受信信号強度情報:r4
【0103】
無線ノード130-5は以下を含む1つ以上の信号を提供してもよい。
識別子情報:m51:m52:m53:m54:m55:m56
受信信号強度情報:r5
【0104】
IoTデバイス140は、それぞれの無線ノード130-1から130-5によって送信される1つ以上の信号(例、すべて)が観測可能であるような位置に位置するときは、無線ノード130-1から130-5(例、のすべて)のそれぞれの識別子情報と、任意選択でそれぞれの受信信号強度情報(例、のすべて)とを含むサンプル測定値を収集(例、測定)する。
【0105】
この収集された少なくとも1つのサンプル測定値は、以下の条件に基づいてIoTデバイス140の測定によって(例、ロッシー)符号化されてもよい。
- 符号化された少なくとも1つのサンプル測定値がそれぞれの無線ノード130-1から130-5の最大2つの全識別子情報を含むことを可能にすること、
- 符号化された少なくとも1つのサンプル測定値がそれぞれの無線ノード130-1から130-5の最大3つの部分識別子情報を含むことを可能にすることであって、そこにそれぞれの無線ノード130-1から130-5のそれぞれの全識別子情報の一部が含まれ得る、最大3つの部分識別子情報を含むことを可能にすること、および
- 符号化された少なくとも1つのサンプル測定値がそれぞれの無線ノード130-1から130-5の少なくとも1つの信号強度情報を含むことを可能にすること。
【0106】
収集された少なくとも1つのサンプル測定値は、収集された少なくとも1つのサンプル測定値に含まれる情報がたとえば18バイトなどのメッセージに適合し得るようなやり方で符号化されてもよい。
【0107】
たとえば、上記に開示されるとおりにサンプル測定値がそれぞれの識別子情報およびそれぞれの受信信号強度情報を含む場合、符号化後に、符号化されたサンプル測定値は、図1に示される表に示されるとおりの以下の情報を含んでもよい。
【0108】
【表2】
【0109】
見られるとおり、符号化されたサンプル測定値は以下の情報を含む。
- 無線ノード130-1の全識別子情報(例、6オクテットすべて、6バイトに等しい)、
- 無線ノード130-2の全識別子情報(例、6オクテットすべて、6バイトに等しい)、
- 無線ノード130-3の部分識別子情報(例、最後/第6のオクテット)、
- 無線ノード130-4の部分識別子情報(例、最後/第6のオクテット)、
- 無線ノード130-5の部分識別子情報(例、最後/第6のオクテット)、
- 対数スケールに適用された無線ノード130-1から130-5の受信信号強度情報。3つの部分識別子情報および受信信号強度情報も6オクテットを必要としてもよく、これは送信されるメッセージにおける6バイトに等しい。
【0110】
別の例として、収集された少なくとも1つのサンプル測定値は、収集された少なくとも1つのサンプル測定値に含まれる情報がたとえば12バイトなどのメッセージに適合し得るようなやり方で符号化されてもよい。符号化されたサンプル測定値は、1つの全識別子情報および3つの部分識別子情報、ならびにたとえばその1つの全識別子情報および3つの部分識別子情報に関連する最大で4つのそれぞれの受信信号強度情報などを含んでもよい。符号化後に、符号化されたサンプル測定値は以下の情報を含んでもよい。
【0111】
【表3】
【0112】
少なくとも1つの符号化されたサンプル測定値の提供に用いられるそれぞれのメッセージが、たとえば長距離広域ネットワーク(LoRaWAN)のLoRaなど、たとえば18バイトより多くを有し得るときでも、収集された少なくとも1つのサンプル測定値のそれぞれの符号化が(例、加えて)将来の低帯域幅プロトコルに対して適用されるか、または空間効率的な方法として適用されてもよいことが言及される。LoRaは、最大で256バイトを有し得る単数または複数のそれぞれのメッセージをサポートする。1つの非限定的な例を挙げると、たとえばより複雑な観測(例、たとえば単なる温度などよりも多く)を通信するために、(この例において少なくとも1つの符号化されたサンプル測定値が18バイトを有する場合に)238バイトがなおも利用可能であるときなどに、少なくとも1つの符号化されたサンプル測定値を有する単一の小さいメッセージが有益であってもよい。
【0113】
次いで、それぞれの符号化されたサンプル測定値が、たとえばサーバクラウド110などに提供される。同様に、サーバクラウド110は、以下を含む少なくとも1つの符号化されたサンプル測定値を取得(例、受信)する。
- それぞれの無線ノード、ここでは無線ノード130-1および130-2の最大2つの全識別子情報、
- それぞれの無線ノード、ここでは無線ノード130-3から130-5の最大3つの部分識別子情報であって、そこにそれぞれの無線ノードのそれぞれの全識別子情報の一部が含まれる、最大3つの部分識別子情報、および
- それぞれの無線ノードの少なくとも1つの信号強度情報、ここでは対数スケールに適用された無線ノード130-1から130-5の受信信号強度情報。
【0114】
サーバクラウドは、それぞれの無線ノード、ここでは無線ノード130-3から130-5の最大3つの部分識別子情報のそれぞれの部分識別子情報を解像して、それぞれの全識別子情報を決定する。このために、サーバクラウドは無線モデルデータベース120-2に要求を提供(例、送信)してもよく、たとえばその要求は近隣/適合APを見出す要求であることによって、それぞれの部分識別子情報が解像され得る。こうした要求は、それぞれの部分識別子情報(例、のみ)を含まなくてもよく、それぞれの(例、2つの)全識別子情報も含むことによって、近隣無線ノードの探索が、サーバクラウド110がそれぞれの全識別子情報を得たそれぞれの無線ノードの近傍になる(例、それぞれの全識別子情報がそれぞれの無線ノードの識別を可能にするため、次いでたとえばそれぞれの部分識別子情報によって表されるそれぞれの識別子情報の最後のオクテットなどに基づくことが、正しいそれぞれの無線ノードを識別するために十分である可能性が十分になる(例、エラーは(例、すべての)要求の1%未満である)。
【0115】
サーバクラウド110がそれぞれの部分識別子情報を解像したとき、サーバクラウド110はそれぞれの受信信号強度情報も解像してもよい。さらなる詳細が以下に開示される。
【0116】
任意選択で、サーバクラウドは、たとえば位置決めサービスサーバクラウド120-1などに位置要求を提供(例、送信)してもよい。サーバクラウド110は、こうした位置要求を予めIoTデバイス140から取得(例、受信)していてもよい。位置要求は、(例、解像された部分識別子情報、すなわちそれぞれの全識別子情報を含む)それぞれの識別子情報、および任意選択で(例、解像された受信信号強度情報を含む)受信信号強度情報を含むか、または付随させてもよい。位置決めサービスサーバクラウド120-1は、それぞれの識別子情報および/または受信信号強度情報に基づいて位置情報を決定(例、推定)して、決定された位置情報をたとえばサーバクラウド110に戻すように提供(例、送信)してもよい。サーバクラウド110は、その位置情報をIoTデバイス140に提供(例、送信、中継、または転送)してもよい。
【0117】
符号化されたサンプル測定値が単一のメッセージによって提供される場合に用いられ得る以下のデータフローは、次のとおりであってもよい。
1.IoTデバイス140は、たとえば5つの近隣アクセスポイント(AP、たとえば無線ノード130-1から130-5など)などのMACアドレスおよび/またはRSSを測定することなどによって、(例、Wi-Fi)サンプル(例、サンプル測定値)を集める(例、収集する)。
2.IoTデバイス140はWi-Fiサンプルをロッシーデータフォーマットに符号化して、それをバックエンドサーバ110(例、追跡サービス)に送信する。
- 全6オクテット/バイトからなる2MAC(例、識別子情報)=>12バイト
- 最後のオクテットのみからなる3MAC(例、識別子情報)=>3バイト
- 各4ビットに符号化された、適用対数スケールに変換されたRSS値(例、受信信号強度情報)=>約3バイト
3.バックエンドサーバ110は、全MACを有する2つのAPの近隣の適合APについて無線モデルを検索することによって、不完全なMACを解像する。
4.バックエンドサーバ110は、5つの全MACおよび対応するRSS値によって位置決め要求を行う。
【0118】
いくつかのIoT通信プロトコル(例、Sigfox)は、たとえば12バイトまたは18バイトなどの非常に短いメッセージサイズに抑制され得る。ペイロードが12バイトまたは18バイトよりも大きい代替的なデータフローにおいて、それぞれのメッセージは2つ以上の控えめなメッセージに分割されてもよい。このデータフローは、次のとおりに実装されてもよい。
1.IoTデバイス140は、たとえば5つの近隣アクセスポイント(AP、たとえば無線ノード130-1から130-5など)のMACアドレスおよび/またはRSSを測定することなどによって、(例、Wi-Fi)サンプル(例、測定値)を集める(例、収集する)。
2.IoTデバイス140はWi-Fiサンプルをロッシーデータフォーマットに符号化し、それを2つのメッセージに分割し、それ(例、IoTデバイス140)はその2つのメッセージをバックエンドサーバ110(例、追跡サービス)に送信する。
- 第1のメッセージ
- 全6オクテット/バイトからなる1MAC(例、識別子情報)=>6バイト
- 最後のオクテットのみからなる3MAC(例、識別子情報)=>3バイト
- 4ビットに符号化された、適用対数スケールに変換された4MAC(例、識別子情報)すべてのRSS値(例、受信信号強度情報)=>2バイト
=>すべて合わせて11バイト
- 第2のメッセージ
- 全6オクテット/バイトからなる1MAC(例、識別子情報)=>6バイト
- 最後のオクテットのみからなる3MAC(例、識別子情報)=>3バイト
- 4ビットに符号化された、適用対数スケールに変換された4MAC(例、識別子情報)すべてのRSS値(例、受信信号強度情報)=>2バイト
- バックエンドサーバにおいてメッセージを組み合わせることを可能にするためのメッセージ#1のCRC8チェックサム(例、チェックサム情報)=>1バイト
=>すべて合わせて12バイト
3.バックエンドサーバはメッセージを組み合わせて、全MACを有する2つのAPの近隣の適合APについて無線モデルを検索することによって、不完全なMACを解像する。
4.バックエンドサーバ110は、8つの全MACおよび対応するRSS値によって位置決め要求を行う。
【0119】
第1のメッセージ単独でも位置決めの目的(例、位置情報の決定)に十分であり得るが、無線モデル(例、データベース120-2)において全MAC(例、識別子情報)を入手できないために位置決めに失敗するリスクが高くなる。
【0120】
【表4】
【0121】
RSS値(例、受信信号強度情報)の適用対数スケールへの変換は、すべての例示的態様の実施形態例によって次のとおりに実行および/または制御されてもよい。
RSS値(例、受信信号強度情報)は対数スケールを用いてすでに測定されている。RSS値をさらに圧縮するために、それらのRSS値を1~40の線形値に想定することができ、ここで1は1~40dBmの値に対応し、40は≧80dBmの値に対応する。この想定線形値は、次の一般的な対数関数を適用することによって、別の対数スケールにさらに変換される。f(n)=k log n+c、ここでkおよびcは範囲を0~15に限定するために用いられる定数である[c=0,k=16log(40)]。こうしたマッピングの例は、この明細書の概要セクションの表1に示される。
【0122】
図2は、第1の例示的態様による方法の実施形態例を示す流れ図200である。この流れ図200は、たとえば図1のIoTデバイス140などのIoTデバイス(例、第1の装置)などによって実行されてもよい。
【0123】
第1のステップ201において、少なくとも1つのサンプル測定値が収集される。少なくとも1つのサンプル測定値は、たとえば図1の無線ノード130-1から130-5などの複数の無線ノードによって送信(例、発生)された1つ以上の信号に基づいて収集(例、測定)される。
【0124】
第2のステップ202において、少なくとも1つのサンプル測定値は符号化される。上記の概要セクションに開示されるとおり、少なくとも1つのサンプル測定値は特定の1つ以上の条件に基づく。これは符号化された少なくとも1つのサンプル測定値のサイズを低減して、この少なくとも1つのサンプル測定値を含むメッセージの提供(例、送信)を促進することを可能にしてもよい。
【0125】
第3のステップ203において、たとえば符号化された少なくとも1つのサンプル測定値を送信することなどによって、符号化された少なくとも1つのサンプル測定値が提供される。符号化された少なくとも1つのサンプル測定値は、たとえば図1のサーバクラウド110などのサーバクラウド(例、第2の装置)に提供されてもよい。符号化された少なくとも1つのサンプル測定値は、サーバクラウドとは異なるエンティティに提供されてもよく、たとえば通信ネットワークの別のエンティティ(例、図1に示さず)に提供されて、次いでそのエンティティが符号化された少なくとも1つのサンプル測定値をそれぞれ中継してサーバクラウドに転送してもよい。
【0126】
任意選択の第4のステップ204において、たとえばサーバクラウド(例、第2の装置)に位置要求を送信することなどによって、位置要求が提供される。サーバクラウドは、ステップ203において符号化された少なくとも1つのサンプル測定値が提供されたものと同じであってもよい。位置要求によって、流れ図200を実行および/または制御する装置は、この装置がステップ201において少なくとも1つのサンプル測定値を収集したそれぞれの位置である自身の位置が決定(例、推定)されることを要求してもよい。
【0127】
任意選択の第5のステップ205において、たとえば任意選択のステップ204において位置要求が提供(例、送信)されたエンティティなどから、位置情報が取得される。位置情報は、流れ図200を実行および/または制御する装置が少なくとも1つのサンプル測定値を収集した位置を示してもよい(ステップ201を参照)。
【0128】
任意選択の第6のステップ206において、(例、ステップ205の)位置情報がマップユーザインターフェース(UI)に重ね合わされる。
【0129】
任意選択の第7のステップ207において、位置情報はナビゲーションのために用いられ、いくつかの非限定的な例を挙げると、たとえば流れ図200を実行および/または制御する装置(例、図1のトラッカ140)のユーザを経路に沿って、たとえば(入力されてもよい)目的地へ、および/または位置情報によって表される位置から位置へとナビゲートするためなどに用いられる。
【0130】
任意選択の第8のステップ208において、通知がもたらされてもよく、いくつかの非限定的な例を挙げると、たとえば流れ図200を実行および/または制御する装置(例、図1のトラッカ140)が特定の位置Xに到達したこと、移動中であること、見つからないこと、流れ図200を実行および/または制御する装置(例、図1のトラッカ140)の位置への経路を計算していることなどの通知がもたらされてもよい。
【0131】
特にステップ206~208の何れかが、ステップ201~205の何れかの前に、それと並行して、および/またはその後に実行および/または制御されてもよいことが理解されるだろう。
【0132】
図3は、第2の例示的態様による方法の実施形態例を示す流れ図300である。この流れ図300は、たとえば図1のサーバクラウド110などのサーバクラウド(例、第2の装置)などによって実行されてもよい。
【0133】
第1のステップ301において、少なくとも1つの符号化されたサンプル測定値が取得される。少なくとも1つの符号化されたサンプル測定値は、図2の流れ図200を実行および/または制御する装置を表し得るたとえばIoTデバイス140などのIoTデバイス(例、第1の装置)などから少なくとも1つの符号化されたサンプル測定値を受信することによって取得される。
【0134】
任意選択の第2のステップ302において、たとえばステップ301において少なくとも1つの符号化されたサンプル測定値が2つ以上の控えめなメッセージとして取得された場合などに、少なくとも1つの符号化されたサンプル測定値が組み合わされる。このために、一例としてたとえば、ステップ301において取得された少なくとも1つの符号化されたサンプル測定値を形成する第1の控えめなメッセージまたは第2の控えめなメッセージに含まれるチェックサム情報が、そのチェックサム情報を含むそれぞれの控えめなメッセージと組み合わされる(例、接合される)べきそれぞれの控えめなメッセージを(例、チェックサム情報を介して)指し示してもよい。
【0135】
第3のステップ303において、ステップ301の少なくとも1つの符号化されたサンプル測定値に含まれるそれぞれの無線ノードの最大3つの部分識別子情報のそれぞれの部分識別子情報が解像される。これは、部分識別子情報の代わりにそれぞれの全識別子情報を決定または取得することを可能にしてもよい。このために、流れ図300を実行および/または制御する装置は、たとえば前記装置に含まれるかまたは接続可能なデータベースなどのメモリから、さらなる情報(例、概要セクションに開示されたとおりの構造を有するルックアップテーブル)を読み出してもよい。
【0136】
任意選択の第4のステップ304において、たとえば位置要求を受信することなどによって、こうした位置要求が取得される。位置要求は、図2の流れ図200を実行および/または制御する装置から取得されてもよい。図2の流れ図200を実行および/または制御する装置は、この装置が少なくとも1つのサンプル測定値を収集した(図2のステップ201を参照)それぞれの位置である自身の位置が決定(例、推定)されることを要求してもよい。
【0137】
第5のステップ305において、位置情報が決定される。位置情報は、位置要求を取得したこと(ステップ304を参照)に応答して決定されてもよい。位置情報は、少なくとも1つの符号化されたサンプル測定値に少なくとも部分的に基づいて決定されてもよく、より正確には、少なくとも1つの符号化されたサンプル測定値に含まれる1つ以上の全識別子情報および/もしくは部分識別子情報、ならびに/または1つ以上の受信信号強度情報に基づいて決定されてもよい。
【0138】
任意選択の第6のステップ306において、たとえば(例、ステップ305において決定された)位置情報を、たとえばステップ304において位置要求が取得され得たエンティティ形態、たとえば図2の流れ図200を実行および/または制御する装置などに送信することなどによって、位置情報が提供される。
【0139】
任意選択の第7のステップ307において、たとえば位置情報によって表される位置への経路またはそこからの経路などが決定(例、算出)される。
【0140】
任意選択の第8のステップ308において、たとえば図2の流れ図200を実行および/または制御する装置などに経路を送信することなどによって、(例、ステップ307の)経路が提供されてもよい。
【0141】
特にステップ307、308の何れかが、ステップ301~306の何れかの前に、それと並行して、および/またはその後に実行および/または制御されてもよいことが理解されるだろう。
【0142】
図4は例示的態様による装置400の概略ブロック図であり、これはたとえば図1のIoTデバイス140を表してもよい。
【0143】
装置400はプロセッサ410と、ワーキングメモリ420と、プログラムメモリ430と、データメモリ440と、通信インターフェース450と、任意選択のユーザインターフェース460と、任意選択のセンサ470とを含む。
【0144】
装置400はたとえば、第1の例示的態様による方法を実行および/または制御するか、あるいはその方法を実行および/または制御するためのそれぞれの手段(410~470の少なくとも1つ)を含むように構成されてもよい。加えて装置400は、少なくとも1つのプロセッサ(410)と、コンピュータプログラムコードを含む少なくとも1つのメモリ(420)とを含む装置を構成してもよく、この少なくとも1つのメモリおよびコンピュータプログラムコードは、少なくとも1つのプロセッサと共に、たとえば装置400などの装置に、第1の例示的態様による方法を少なくとも実行および/または制御させるように構成される。
【0145】
プロセッサ410はたとえば、機能および/または構造ユニットとしてサンプル測定値収集器411などを含んでもよい。たとえばサンプル測定値収集器411は、たとえば図1の無線ノード130-1から130-5などの無線ノードが発生させる1つ以上の信号などに基づいて、1つ以上の識別子情報および/または1つ以上の受信信号強度情報などを収集(例、測定)してもよい。
【0146】
プロセッサ410はたとえば、機能および/または構造ユニットとしてエンコーダ412などを含んでもよい。エンコーダ412は、たとえば収集されたサンプル測定値などを符号化してもよい。
【0147】
プロセッサ410はたとえば、メモリ420~440と、通信インターフェース450と、任意選択のユーザインターフェース460と、任意選択のセンサ470とをさらに制御してもよい。
【0148】
プロセッサ410はたとえば、プログラムメモリ430に記憶されるコンピュータプログラムコードを実行してもよく、プログラムメモリ430はたとえば、プロセッサ410によって実行されるときに第1の例示的態様による方法をプロセッサ410に実行させるプログラムコードを含むコンピュータ可読記憶媒体を表してもよい。
【0149】
プロセッサ410(およびこの明細書において言及される任意の他のプロセッサ)は、任意の好適なタイプのプロセッサであってもよい。プロセッサ410は、1つ以上のマイクロプロセッサ、1つ以上のデジタル信号プロセッサが付随する1つ以上のプロセッサ、デジタル信号プロセッサが付随しない1つ以上のプロセッサ、1つ以上の特定目的のコンピュータチップ、1つ以上のフィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、1つ以上のコントローラ、1つ以上の特定用途向け集積回路(ASIC)、または1つ以上のコンピュータを含んでもよいが、それに限定されない。関連の構造/ハードウェアは、記載される機能を実行するようなやり方でプログラムされている。プロセッサ410はたとえば、オペレーティングシステムを実行するアプリケーションプロセッサなどであってもよい。
【0150】
プロセッサ410にはプログラムメモリ430も含まれてもよい。このメモリはたとえばプロセッサ410に固定的に接続されてもよいし、たとえばメモリカードまたはスティックなどの形態でプロセッサ410から少なくとも部分的に取り外し可能であってもよい。プログラムメモリ430はたとえば不揮発性メモリなどであってもよい。いくつかの例を挙げると、プログラムメモリ430はたとえばフラッシュメモリ(またはその一部)か、ROM、PROM、EPROM、およびEEPROMメモリ(またはその一部)のうちの何れかか、またはハードディスク(またはその一部)などであってもよい。プログラムメモリ430は、プロセッサ410に対するオペレーティングシステムも含んでもよい。プログラムメモリ430は、装置400に対するファームウェアも含んでもよい。
【0151】
装置400は、たとえば揮発性メモリなどの形態のワーキングメモリ420を含む。いくつかの非限定的な例を挙げると、ワーキングメモリ420はたとえばランダムアクセスメモリ(RAM)またはダイナミックRAM(DRAM)などであってもよい。ワーキングメモリ420は、たとえばオペレーティングシステムおよび/またはコンピュータプログラムを実行するときなどにプロセッサ410によって使用されてもよい。
【0152】
データメモリ440はたとえば不揮発性メモリなどであってもよい。いくつかの例を挙げると、データメモリ440はたとえばフラッシュメモリ(またはその一部)か、ROM、PROM、EPROM、およびEEPROMメモリ(またはその一部)のうちの何れかか、またはハードディスク(またはその一部)などであってもよい。データメモリ440はたとえば、1つ以上のサンプル測定値、1つ以上の識別子情報、1つ以上の部分識別子情報、1つ以上の受信信号強度情報、1つ以上の符号化されたサンプル測定値、1つ以上のメッセージ、1つ以上の控えめなメッセージ、1つ以上の位置要求、1つ以上の位置情報、またはその組み合わせなどを記憶してもよい。
【0153】
通信インターフェース450は、装置400がたとえば図1のサーバクラウド110などの他のエンティティと通信することを可能にする。たとえば通信インターフェース450は、たとえばインターネットを介してエンティティと通信するための、たとえばセルラ無線通信インターフェースおよび/もしくはWLANインターフェースなどのワイヤレスインターフェース、ならびに/またはたとえばIPベースのインターフェースなどのワイヤ結合インターフェースなどを含んでもよい。通信インターフェースは、装置400がたとえば図1の無線ノード130-1から130-5の1つ以上などの他のエンティティと通信することを可能にしてもよい。
【0154】
ユーザインターフェース460は任意選択であり、ユーザに情報を表示するためのディスプレイ、および/またはユーザから情報を受信するための入力デバイス(例、キーボード、キーパッド、タッチパッド、マウスなど)を含んでもよい。
【0155】
センサ470は任意選択であり、たとえば圧力情報などを収集するための気圧センサなどを含んでもよい。
【0156】
装置400のいくつかまたはすべてのコンポーネントは、たとえばバスなどを介して接続されてもよい。装置400のいくつかまたはすべてのコンポーネントは、たとえば組み合わされて1つ以上のモジュールにされてもよい。
【0157】
図5は例示的態様による装置500の概略ブロック図であり、これはたとえば図1のサーバクラウド110を表してもよい。
【0158】
装置500はプロセッサ510と、ワーキングメモリ520と、プログラムメモリ530と、データメモリ540と、通信インターフェース550と、任意選択のユーザインターフェース560とを含む。
【0159】
装置500はたとえば、第2の例示的態様による方法を実行および/または制御するか、あるいはその方法を実行および/または制御するためのそれぞれの手段(510~560の少なくとも1つ)を含むように構成されてもよい。加えて装置500は、少なくとも1つのプロセッサ(510)と、コンピュータプログラムコードを含む少なくとも1つのメモリ(520)とを含む装置を構成してもよく、この少なくとも1つのメモリおよびコンピュータプログラムコードは、少なくとも1つのプロセッサと共に、たとえば装置500などの装置に、第2の例示的態様による方法を少なくとも実行および/または制御させるように構成される。
【0160】
プロセッサ510はたとえば、機能および/または構造ユニットとして、識別子情報および/または受信信号強度情報リゾルバ511などを含んでもよい。識別子情報および/または受信信号強度情報リゾルバ511はたとえば、1つ以上の部分識別子情報を解像して全識別子情報にすること、および/または1つ以上の信号強度情報を解像してdBm値にすることなどを行ってもよい。
【0161】
プロセッサ510はたとえば、メモリ520~540と、通信インターフェース550と、任意選択のユーザインターフェース560とをさらに制御してもよい。
【0162】
プロセッサ510はたとえば、プログラムメモリ530に記憶されるコンピュータプログラムコードを実行してもよく、プログラムメモリ530はたとえば、プロセッサ510によって実行されるときに第2の例示的態様による方法をプロセッサ510に実行させるプログラムコードを含むコンピュータ可読記憶媒体を表してもよい。
【0163】
プロセッサ510(およびこの明細書において言及される任意の他のプロセッサ)は、任意の好適なタイプのプロセッサであってもよい。プロセッサ510は、1つ以上のマイクロプロセッサ、1つ以上のデジタル信号プロセッサが付随する1つ以上のプロセッサ、デジタル信号プロセッサが付随しない1つ以上のプロセッサ、1つ以上の特定目的のコンピュータチップ、1つ以上のフィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、1つ以上のコントローラ、1つ以上の特定用途向け集積回路(ASIC)、または1つ以上のコンピュータを含んでもよいが、それに限定されない。関連の構造/ハードウェアは、記載される機能を実行するようなやり方でプログラムされている。プロセッサ510はたとえば、オペレーティングシステムを実行するアプリケーションプロセッサなどであってもよい。
【0164】
プロセッサ510にはプログラムメモリ530も含まれてもよい。このメモリはたとえばプロセッサ510に固定的に接続されてもよいし、たとえばメモリカードまたはスティックなどの形態でプロセッサ510から少なくとも部分的に取り外し可能であってもよい。プログラムメモリ530はたとえば不揮発性メモリなどであってもよい。いくつかの例を挙げると、プログラムメモリ530はたとえばフラッシュメモリ(またはその一部)か、ROM、PROM、EPROM、およびEEPROMメモリ(またはその一部)のうちの何れかか、またはハードディスク(またはその一部)などであってもよい。プログラムメモリ530は、プロセッサ510に対するオペレーティングシステムも含んでもよい。プログラムメモリ530は、装置500に対するファームウェアも含んでもよい。
【0165】
装置500は、たとえば揮発性メモリなどの形態のワーキングメモリ520を含む。いくつかの非限定的な例を挙げると、ワーキングメモリ520はたとえばランダムアクセスメモリ(RAM)またはダイナミックRAM(DRAM)などであってもよい。ワーキングメモリ520は、たとえばオペレーティングシステムおよび/またはコンピュータプログラムを実行するときなどにプロセッサ510によって使用されてもよい。
【0166】
データメモリ540はたとえば不揮発性メモリなどであってもよい。いくつかの例を挙げると、データメモリ540はたとえばフラッシュメモリ(またはその一部)か、ROM、PROM、EPROM、およびEEPROMメモリ(またはその一部)のうちの何れかか、またはハードディスク(またはその一部)などであってもよい。データメモリ540はたとえば、1つ以上のサンプル測定値、1つ以上の識別子情報、1つ以上の部分識別子情報、1つ以上の受信信号強度情報、1つ以上の符号化されたサンプル測定値、1つ以上のメッセージ、1つ以上の控えめなメッセージ、1つ以上の位置要求、1つ以上の位置情報、またはその組み合わせなどを記憶してもよい。
【0167】
通信インターフェース550は、装置500がたとえば図1の無線ノード130-1から130-5などの他のエンティティと通信することを可能にする。たとえば通信インターフェース550は、たとえばインターネットを介してエンティティと通信するための、たとえばセルラ無線通信インターフェースおよび/もしくはWLANインターフェースなどのワイヤレスインターフェース、ならびに/またはたとえばIPベースのインターフェースなどのワイヤ結合インターフェースなどを含んでもよい。通信インターフェースは、装置500がたとえば図1のIoTデバイス140の1つ以上などの他のエンティティと通信することを可能にしてもよい。
【0168】
ユーザインターフェース560は任意選択であり、ユーザに情報を表示するためのディスプレイ、および/またはユーザから情報を受信するための入力デバイス(例、キーボード、キーパッド、タッチパッド、マウスなど)を含んでもよい。
【0169】
装置500のいくつかまたはすべてのコンポーネントは、たとえばバスなどを介して接続されてもよい。装置500のいくつかまたはすべてのコンポーネントは、たとえば組み合わされて1つ以上のモジュールにされてもよい。
【0170】
図6は、たとえば図4または図5の装置400および/または装置500のプログラムおよび/またはメインメモリ430、530もしくはワーキングメモリ420、520もしくはプログラムもしくはデータメモリ440、540などを実装するために用いられ得る、本発明による有形の非一時的なコンピュータ可読記憶媒体の例の概略図である。図6は、たとえばプリント回路基板にはんだ付けまたは結合され得るフラッシュメモリ600と、複数のメモリチップ(例、フラッシュメモリチップ)を含むソリッドステートドライブ601と、磁気ハードドライブ602と、セキュアデジタル(SD)カード603と、ユニバーサルシリアルバス(USB)メモリスティック604と、光記憶媒体605(たとえばCD-ROMまたはDVDなど)と、磁気記憶媒体606とを示す。
【0171】
以下の実施形態も開示されたものとみなされるだろう。
【0172】
<実施形態1>
- 複数の無線ノードの識別子情報または信号強度情報の少なくとも1つを含む少なくとも1つのサンプル測定値を収集することであって、装置がその少なくとも1つのサンプル測定値の収集を行う位置において、それぞれの無線ノードによって送信される1つ以上の信号が観測可能である、収集すること、
- 以下の条件に基づいて、少なくとも1つのサンプル測定値を符号化することであって、その条件が、
- 符号化された少なくとも1つのサンプル測定値がそれぞれの無線ノードの最大2つの全識別子情報を含むことを可能にすること、
- 符号化された少なくとも1つのサンプル測定値が最大3つの部分識別子情報を含むことを可能にすることであって、そこにそれぞれの無線ノードのそれぞれの全識別子情報の一部が含まれ得る、最大3つの部分識別子情報を含むことを可能にすること、および
- 符号化された少なくとも1つのサンプル測定値がそれぞれの無線ノードの少なくとも1つの信号強度情報を含むことを可能にすることである、符号化すること、
- 符号化された少なくとも1つのサンプル測定値を提供すること
を含む方法。
【0173】
<実施形態2>
それぞれの全識別子情報が6オクテットによって表され、それぞれの部分識別子情報が1オクテットによって表され、それぞれの全識別子情報の一部がそれぞれの取得された識別子情報の最後のオクテットである、実施形態1による方法。
【0174】
<実施形態3>
符号化された少なくとも1つのサンプル測定値の少なくとも1つの信号強度情報が4ビットによって表される、実施形態1または2による方法。
【0175】
<実施形態4>
符号化された少なくとも1つのサンプル測定値の少なくとも1つの信号強度情報が線形値に変換され、この変換が、それぞれの線形値に対してマッピングされた、収集された信号強度情報の予め定められた信号強度値または予め定められた信号強度範囲の少なくとも1つに基づく、実施形態1~3の何れかによる方法。
【0176】
<実施形態5>
符号化された少なくとも1つのサンプル測定値が、最大で5つの変換された信号強度情報を含むことが可能にされる、実施形態1~4の何れかによる方法。
【0177】
<実施形態6>
提供される符号化された少なくとも1つのサンプル測定値が、単一のメッセージにおいて提供される、実施形態1~5の何れかによる方法。
【0178】
<実施形態7>
符号化された少なくとも1つのサンプル測定値が、2つの控えめなメッセージとして提供される、実施形態1~6の何れかによる方法。
【0179】
<実施形態8>
2つの控えめなメッセージの第1の控えめなメッセージが、それぞれの無線ノードの最大2つの全識別子情報の1つを含み、最大3つの部分識別子情報を含むことが可能にされ、自身の識別子情報またはその一部が第1の控えめなメッセージに含まれるそれぞれの無線ノードのそれぞれの信号強度情報を含むことが可能にされる、実施形態1~7の何れかによる方法。
【0180】
<実施形態9>
2つの控えめなメッセージの第2の控えめなメッセージが、それぞれの無線ノードの最大2つの全識別子情報の別の1つを含み、第1の控えめなメッセージに含まれていない最大3つのさらなる部分識別子情報を含むことが可能にされ、自身の識別子情報またはその一部が第2の控えめなメッセージに含まれるそれぞれの無線ノードのそれぞれの信号強度情報を含むことが可能にされる、実施形態1~8の何れかによる方法。
【0181】
<実施形態10>
第2の控えめなメッセージが第1の控えめなメッセージのチェックサムを含むことが可能にされる、実施形態1~9の何れかによる方法。
【0182】
<実施形態11>
提供された符号化された少なくとも1つのサンプル測定値に少なくとも部分的に基づいて決定された位置情報を取得することをさらに含む、実施形態1~10の何れかによる方法。
【0183】
<実施形態12>
少なくとも1つのサンプル測定値を装置が収集した位置が決定されるべきであることを示す位置要求を提供することをさらに含む、実施形態1~11の何れかによる方法。
【0184】
<実施形態13>
- 少なくとも1つのサンプル測定値が符号化されるメッセージの数を示す構成を取得することをさらに含み、この構成が所与の時間フレームにおいて可能なメッセージの数に基づいて決定され、
- 少なくとも1つのサンプル測定値がこの構成に基づいてさらに符号化される、
実施形態1~12の何れかによる方法。
【0185】
<実施形態14>
- 少なくとも1つの符号化されたサンプル測定値を取得することであって、この少なくとも1つの符号化されたサンプル測定値が、
- それぞれの無線ノードの最大2つの全識別子情報、
- それぞれの無線ノードの最大3つの部分識別子情報であって、そこにそれぞれの無線ノードのそれぞれの全識別子情報の一部が含まれる、最大3つの部分識別子情報、および
- それぞれの無線ノードの少なくとも1つの信号強度情報を含む、取得することと、
- それぞれの無線ノードの最大3つの部分識別子情報のそれぞれの部分識別子情報を解像してそれぞれの全識別子情報を決定することと
を含む方法。
【0186】
<実施形態15>
- 取得された符号化された少なくとも1つのサンプル測定値に少なくとも部分的に基づいて位置推定を決定することと、
- その位置推定を提供することと
をさらに含む、実施形態14の方法。
【0187】
<実施形態16>
取得された少なくとも1つのサンプル測定値を装置が収集した位置が決定されるべきであることを示す位置要求を取得することをさらに含む、実施形態14または15の何れかによる方法。
【0188】
<実施形態17>
少なくとも1つの符号化されたサンプル測定値が1つではなく2つの控えめなメッセージとして取得された場合に、第1の控えめなメッセージおよび第2の控えめなメッセージを組み合わせることをさらに含む、実施形態14~16の何れかによる方法。
【0189】
<実施形態18>
第1の控えめなメッセージおよび第2の控えめなメッセージが、第2の控えめなメッセージに含まれるチェックサムに基づいて組み合わされる、実施形態14~17の何れかによる方法。
【0190】
<実施形態19>
それぞれの線形値に対してマップされた、予め定められた信号強度値または予め定められた信号強度範囲の少なくとも1つに基づいて、線形値によって表されるそれぞれの信号強度情報を解像することをさらに含む、実施形態14~18の何れかによる方法。
【0191】
<実施形態20>
位置推定が、それぞれの無線ノードの最大5つの全識別子情報と、それらの対応する信号強度情報とに基づいて決定される、実施形態14~19の何れかによる方法。
【0192】
<実施形態21>
位置推定が、それぞれの無線ノードの最大8つの全識別子情報と、それらの対応する信号強度情報とに基づいて決定される、実施形態14~20の何れかによる方法。
【0193】
<実施形態22>
- 少なくとも1つのサンプル測定値が符号化されるメッセージの数を示す構成を決定することであって、この構成が所与の時間フレームにおいて可能なメッセージの数に基づいて決定される、決定することと、
- その構成を提供することと
をさらに含む、実施形態14~21の何れかによる方法。
【0194】
<実施形態23>
それぞれの全識別子情報が6オクテットによって表され、それぞれの部分識別子情報が1オクテットによって表され、それぞれの全識別子情報の一部がそれぞれの取得された識別子情報の最後のオクテットである、実施形態14~22の何れかによる方法。
【0195】
<実施形態24>
符号化された少なくとも1つのサンプル測定値の少なくとも1つの信号強度情報が4ビットによって表される、実施形態14~23の何れかによる方法。
【0196】
<実施形態25>
符号化された少なくとも1つのサンプル測定値が、最大で5つの変換された信号強度情報を含むことが可能にされる、実施形態14~24の何れかによる方法。
【0197】
<実施形態26>
提供される符号化された少なくとも1つのサンプル測定値が、単一のメッセージにおいて提供される、実施形態14~25の何れかによる方法。
【0198】
<実施形態27>
符号化された少なくとも1つのサンプル測定値が、2つの控えめなメッセージとして提供される、実施形態14~26の何れかによる方法。
【0199】
<実施形態28>
2つの控えめなメッセージの第1の控えめなメッセージが、それぞれの無線ノードの最大2つの全識別子情報の1つを含み、最大3つの部分識別子情報を含むことが可能にされ、自身の識別子情報またはその一部が第1の控えめなメッセージに含まれるそれぞれの無線ノードのそれぞれの信号強度情報を含むことが可能にされる、実施形態14~27の何れかによる方法。
【0200】
<実施形態29>
2つの控えめなメッセージの第2の控えめなメッセージが、それぞれの無線ノードの最大2つの全識別子情報の別の1つを含み、第1の控えめなメッセージに含まれていない最大3つのさらなる部分識別子情報を含むことが可能にされ、自身の識別子情報またはその一部が第2の控えめなメッセージに含まれるそれぞれの無線ノードのそれぞれの信号強度情報を含むことが可能にされる、実施形態14~28の何れかによる方法。
【0201】
<実施形態30>
第2の控えめなメッセージが第1の控えめなメッセージのチェックサムを含むことが可能にされる、実施形態14~29の何れかによる方法。
【0202】
<実施形態31>
実施形態1~13の何れかの方法を実行するためのそれぞれの手段を含む装置。
【0203】
<実施形態32>
少なくとも1つのプロセッサと、命令を記憶する少なくとも1つのメモリとを含む装置であって、この命令が少なくとも1つのプロセッサによって実行されるときに、装置に実施形態1~13の何れかによる方法を少なくとも実行および/または制御させる、装置。
【0204】
<実施形態33>
実施形態14~30の何れかの方法を実行するためのそれぞれの手段を含む装置。
【0205】
<実施形態34>
少なくとも1つのプロセッサと、命令を記憶する少なくとも1つのメモリとを含む装置であって、この命令が少なくとも1つのプロセッサによって実行されるときに、装置に実施形態14~30の何れかによる方法を少なくとも実行および/または制御させる、装置。
【0206】
<実施形態35>
コンピュータプログラムであって、このコンピュータプログラムがプロセッサによって実行されるときに、たとえば実施形態31または32による装置などの装置に、実施形態1~13の何れかの方法の動作および/またはステップを実行および/または制御させる、コンピュータプログラム。
【0207】
<実施形態36>
実施形態35によるコンピュータプログラムを含むコンピュータプログラム製品。
【0208】
<実施形態37>
コンピュータプログラムであって、このコンピュータプログラムがプロセッサによって実行されるときに、たとえば実施形態33または34による装置などの装置に、実施形態14~30の何れかの方法の動作および/またはステップを実行および/または制御させる、コンピュータプログラム。
【0209】
<実施形態38>
実施形態37によるコンピュータプログラムを含むコンピュータプログラム製品。
【0210】
<実施形態39>
- 実施形態31または32による少なくとも1つの第1の装置と、
- 実施形態33または34による少なくとも1つの第2の装置と
を含むシステム。
【0211】
本明細書において、記載される実施形態における任意の提示される接続は、関連するコンポーネントが動作的に結合されるものと理解されるべきである。よって、その接続は直接的なものか、または任意の数もしくは組み合わせの介在構成要素を伴う間接的なものであってもよく、コンポーネント間に機能的な関係のみが存在することもある。
【0212】
さらに、本明細書に記載または例示される任意の方法、プロセス、および動作は、汎用目的または特定目的のプロセッサにおいて実行可能な命令を用いて実装されてもよく、その命令はこうしたプロセッサによって実行されるためにコンピュータ可読記憶媒体(例、ディスクまたはメモリなど)に記憶される。「コンピュータ可読記憶媒体」に対する参照は、たとえばFPGA、ASIC、信号処理デバイス、およびその他のデバイスなどの特殊な回路を包含することが理解されるべきである。
【0213】
「Aおよび/またはB」という表現は、以下の3つのシナリオの何れか1つを含むものとみなされる。(i)A、(ii)B、(iii)AおよびB。本明細書においては、「Aおよび/またはB」という表現と同じ意味を有する「AまたはBの少なくとも1つ」という表現が用いられることがある。さらに、冠詞の「a」は「1つ」と理解されるべきではなく、すなわち「構成要素(英:an element)」という表現の使用は、さらなる構成要素も存在することを除外しない。「含む(英:comprising)」という用語は開いた意味で理解されるべきであり、すなわち「構成要素Aを含む」物体は、構成要素Aに加えてさらなる構成要素も含んでもよいと理解されるべきである。
【0214】
すべての提示される実施形態は単なる例示であり、特定の実施形態例に対して提示された任意の特徴が、任意の態様によって単独で用いられるか、あるいは同じもしくは別の特定の実施形態例に対して提示された任意の特徴と組み合わされるか、および/または言及されない任意の他の特徴と組み合わされて用いられてもよいことが理解されるだろう。特に、この明細書において提示された実施形態例は、技術的に妥当である限り互いとのすべての可能な組み合わせでも開示されていると理解されるべきであり、実施形態例は互いに関する代替策ではない。さらに、特定のカテゴリ(方法/装置/コンピュータプログラム/システム)における実施形態例に対して提示された任意の特徴が、任意の他のカテゴリの実施形態例においても対応するやり方で用いられてもよいことが理解されるだろう。加えて、提示された実施形態例にある特徴が存在することは、必ずしもこの特徴が必須の特徴を形成するものであって省略または置換され得ないことを意味しないことが理解されるべきである。
【0215】
後に挙げられる特徴の少なくとも1つを含む特徴の記述は、その特徴が後に挙げられる特徴のすべてか、または複数の後に挙げられる特徴のうちの少なくとも1つの特徴を含むことを強制するものではない。挙げられる特徴の任意の組み合わせでの選択、または挙げられる特徴のただ1つの選択も可能である。後に挙げられる特徴すべての特定の組み合わせも考慮されてもよい。加えて、ただ1つの挙げられる特徴が複数あることも可能であってもよい。
【0216】
上記に提示されたすべての方法ステップの順序は必須ではなく、代替的な順序も可能であってもよい。しかし、図面に例示的に示される方法ステップの特定の順序は、それぞれの図面によって説明されるそれぞれの実施形態に対する方法ステップの1つの可能な順序とみなされるだろう。
【0217】
実施形態例によってこの主題を上述した。当業者にとって自明であり、かつ添付の請求項の範囲から逸脱することなく実装され得る代替的なやり方および変形が存在することが留意されるべきである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
【手続補正書】
【提出日】2024-04-08
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも1つの符号化されたサンプル測定値を取得することであって、前記少なくとも1つの符号化されたサンプル測定値が、
- それぞれの無線ノードの最大2つの全識別子情報、
- それぞれの無線ノードの最大3つの部分識別子情報であって、そこに前記それぞれの無線ノードのそれぞれの全識別子情報の一部が含まれる、最大3つの部分識別子情報、および
- 前記それぞれの無線ノードの少なくとも1つの信号強度情報を含む、取得することと、
- それぞれの無線ノードの前記最大3つの部分識別子情報のそれぞれの部分識別子情報を解像してそれぞれの全識別子情報を決定することと
実行するための手段を含む装置。
【請求項2】
前記実行するための手段が、
- 前記取得された符号化された少なくとも1つのサンプル測定値に少なくとも部分的に基づいて位置情報を決定することと、
- 前記位置情報を提供することと
をさらに実行するための手段である、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記実行するための手段が、
- 前記少なくとも1つの符号化されたサンプル測定値が1つではなく2つの控えめなメッセージとして取得された場合に、第1の控えめなメッセージおよび第2の控えめなメッセージを組み合わせることをさらに実行するための手段である、請求項1または請求項2に記載の装置。
【請求項4】
前記実行するための手段が、
- それぞれの線形値に対してマッピングされた、予め定められた信号強度値または予め定められた信号強度範囲の少なくとも1つに基づいて、前記線形値によって表されるそれぞれの信号強度情報を解像することをさらに実行するための手段である、請求項1~3の何れか一項に記載の装置。
【請求項5】
置推定が、前記それぞれの無線ノードの最大5つの全識別子情報と、それらの対応する信号強度情報とに基づいて決定される、請求項1~4の何れか一項に記載の装置。
【請求項6】
それぞれの全識別子情報が6オクテットによって表され、それぞれの部分識別子情報が1オクテットによって表され、前記それぞれの全識別子情報の前記一部が前記それぞれの取得された識別子情報の最後のオクテットである、請求項1~5の何れか一項に記載の装置。
【請求項7】
前記符号化された少なくとも1つのサンプル測定値の前記少なくとも1つの信号強度情報が4ビットによって表される、請求項1~6の何れか一項に記載の装置。
【請求項8】
- 少なくとも1つの符号化されたサンプル測定値を取得することであって、前記少なくとも1つの符号化されたサンプル測定値が、
- それぞれの無線ノードの最大2つの全識別子情報、
- それぞれの無線ノードの最大3つの部分識別子情報であって、そこに前記それぞれの無線ノードのそれぞれの全識別子情報の一部が含まれる、最大3つの部分識別子情報、および
- 前記それぞれの無線ノードの少なくとも1つの信号強度情報を含む、
取得することと、
- それぞれの無線ノードの前記最大3つの部分識別子情報のそれぞれの部分識別子情報を解像してそれぞれの全識別子情報を決定することと
を含む方法。
【請求項9】
- 前記取得された符号化された少なくとも1つのサンプル測定値に少なくとも部分的に基づいて位置情報を決定することと、
- 前記位置情報を提供することと
をさらに含む、請求項に記載の方法。
【請求項10】
前記少なくとも1つの符号化されたサンプル測定値が1つではなく2つの控えめなメッセージとして取得された場合に、第1の控えめなメッセージおよび第2の控えめなメッセージを組み合わせることをさらに含む、請求項8または請求項9に記載の方法。
【請求項11】
それぞれの線形値に対してマッピングされた、予め定められた信号強度値または予め定められた信号強度範囲の少なくとも1つに基づいて、前記線形値によって表されるそれぞれの信号強度情報を解像することをさらに含む、請求項8~10の何れか一項に記載の方法。
【請求項12】
位置推定が、前記それぞれの無線ノードの最大5つの全識別子情報と、それらの対応する信号強度情報とに基づいて決定される、請求項8~11の何れか一項に記載の方法。
【請求項13】
それぞれの全識別子情報が6オクテットによって表され、それぞれの部分識別子情報が1オクテットによって表され、前記それぞれの全識別子情報の前記一部が前記それぞれの取得された識別子情報の最後のオクテットである、請求項8~12の何れか一項に記載の方法。
【請求項14】
前記符号化された少なくとも1つのサンプル測定値の前記少なくとも1つの信号強度情報が4ビットによって表される、請求項8~13の何れか一項に記載の方法。
【請求項15】
コンピュータプログラムであって、前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されるときに、装置に、請求項8~14の何れか一項に記載の方法の動作および/またはステップを実行および/または制御させる、コンピュータプログラム。
【手続補正書】
【提出日】2024-06-07
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
- 少なくとも1つの符号化されたサンプル測定値を取得することであって、前記少なくとも1つの符号化されたサンプル測定値が、
- それぞれの無線ノードの最大2つの全識別子情報、
- それぞれの無線ノードの最大3つの部分識別子情報であって、そこに前記それぞれの無線ノードのそれぞれの全識別子情報の一部が含まれる、最大3つの部分識別子情報、および
- 前記それぞれの無線ノードの少なくとも1つの信号強度情報を含む、取得することと、
- それぞれの無線ノードの前記最大3つの部分識別子情報のそれぞれの部分識別子情報を解像してそれぞれの全識別子情報を決定することと
を実行するための手段を含む装置。
【請求項2】
前記実行するための手段が、
- 前記取得された符号化された少なくとも1つのサンプル測定値に少なくとも部分的に基づいて位置情報を決定することと、
- 前記位置情報を提供することと
をさらに実行するための手段である、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記実行するための手段が、
- 前記少なくとも1つの符号化されたサンプル測定値が1つではなく2つの控えめなメッセージとして取得された場合に、第1の控えめなメッセージおよび第2の控えめなメッセージを組み合わせることをさらに実行するための手段である、請求項1または請求項2に記載の装置。
【請求項4】
前記実行するための手段が、
- それぞれの線形値に対してマッピングされた、予め定められた信号強度値または予め定められた信号強度範囲の少なくとも1つに基づいて、前記線形値によって表されるそれぞれの信号強度情報を解像することをさらに実行するための手段である、請求項1に記載の装置。
【請求項5】
位置推定が、前記それぞれの無線ノードの最大5つの全識別子情報と、それらの対応する信号強度情報とに基づいて決定される、請求項1に記載の装置。
【請求項6】
それぞれの全識別子情報が6オクテットによって表され、それぞれの部分識別子情報が1オクテットによって表され、前記それぞれの全識別子情報の前記一部が前記それぞれの取得された識別子情報の最後のオクテットである、請求項1に記載の装置。
【請求項7】
前記符号化された少なくとも1つのサンプル測定値の前記少なくとも1つの信号強度情報が4ビットによって表される、請求項1に記載の装置。
【請求項8】
- 少なくとも1つの符号化されたサンプル測定値を取得することであって、前記少なくとも1つの符号化されたサンプル測定値が、
- それぞれの無線ノードの最大2つの全識別子情報、
- それぞれの無線ノードの最大3つの部分識別子情報であって、そこに前記それぞれの無線ノードのそれぞれの全識別子情報の一部が含まれる、最大3つの部分識別子情報、および
- 前記それぞれの無線ノードの少なくとも1つの信号強度情報を含む、
取得することと、
- それぞれの無線ノードの前記最大3つの部分識別子情報のそれぞれの部分識別子情報を解像してそれぞれの全識別子情報を決定することと
を含む方法。
【請求項9】
- 前記取得された符号化された少なくとも1つのサンプル測定値に少なくとも部分的に基づいて位置情報を決定することと、
- 前記位置情報を提供することと
をさらに含む、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記少なくとも1つの符号化されたサンプル測定値が1つではなく2つの控えめなメッセージとして取得された場合に、第1の控えめなメッセージおよび第2の控えめなメッセージを組み合わせることをさらに含む、請求項8または請求項9に記載の方法。
【請求項11】
それぞれの線形値に対してマッピングされた、予め定められた信号強度値または予め定められた信号強度範囲の少なくとも1つに基づいて、前記線形値によって表されるそれぞれの信号強度情報を解像することをさらに含む、請求項8に記載の方法。
【請求項12】
位置推定が、前記それぞれの無線ノードの最大5つの全識別子情報と、それらの対応する信号強度情報とに基づいて決定される、請求項8に記載の方法。
【請求項13】
それぞれの全識別子情報が6オクテットによって表され、それぞれの部分識別子情報が1オクテットによって表され、前記それぞれの全識別子情報の前記一部が前記それぞれの取得された識別子情報の最後のオクテットである、請求項8に記載の方法。
【請求項14】
前記符号化された少なくとも1つのサンプル測定値の前記少なくとも1つの信号強度情報が4ビットによって表される、請求項8に記載の方法。
【請求項15】
コンピュータプログラムであって、前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されるときに、装置に、請求項8に記載の方法の動作および/またはステップを実行および/または制御させる、コンピュータプログラム。
【外国語明細書】