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特開2024-83461代金回収を支援する方法、システム、プログラム、記録媒体およびサーバー
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024083461
(43)【公開日】2024-06-21
(54)【発明の名称】代金回収を支援する方法、システム、プログラム、記録媒体およびサーバー
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/04 20120101AFI20240614BHJP
   G06Q 50/06 20240101ALI20240614BHJP
   G06Q 20/10 20120101ALI20240614BHJP
【FI】
G06Q30/04
G06Q50/06
G06Q20/10 300
【審査請求】有
【請求項の数】9
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2024060820
(22)【出願日】2024-04-04
(62)【分割の表示】P 2020031161の分割
【原出願日】2020-02-27
(71)【出願人】
【識別番号】000170130
【氏名又は名称】パーパス株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100083725
【弁理士】
【氏名又は名称】畝本 正一
(74)【代理人】
【識別番号】100140349
【弁理士】
【氏名又は名称】畝本 継立
(74)【代理人】
【識別番号】100153305
【弁理士】
【氏名又は名称】畝本 卓弥
(74)【代理人】
【識別番号】100206933
【弁理士】
【氏名又は名称】沖田 正樹
(72)【発明者】
【氏名】井出 圭一
(72)【発明者】
【氏名】上坂 剛士
(72)【発明者】
【氏名】鈴木 邦裕
(72)【発明者】
【氏名】伊藤 龍一
(72)【発明者】
【氏名】佐藤 淳
(57)【要約】
【課題】管理サーバーと顧客端末との対話を基軸に代金回収を促進させる。
【解決手段】コンピュータが実行する、支払い期限日に関係付けられた代金請求情報を取得する工程と、顧客情報から前記代金請求情報に関係付けられた顧客情報を抽出する工程と、前記顧客情報に関係づけられた前記支払い期限日を契機に、請求日から前記支払い期限日までの支払い期限または報奨期間の到来を確認し、前記支払い期限日から任意の待機期間の到来を確認し、この待機期間の経過の後、メッセージ期間の到来を確認し、このメッセージ期間の経過の後、アラート期間の到来を確認する工程と、顧客端末(6)に対して前記報奨期間で報奨情報の提示、前記待機期間で待機、前記メッセージ期間でメッセージ情報の提示、前記アラート期間でアラートの提示のいずれかを行う工程とを含む。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピュータが実行する、
支払い期限日に関係付けられた代金請求情報を取得する工程と、
顧客情報から前記代金請求情報に関係付けられた顧客情報を抽出する工程と、
前記顧客情報に関係づけられた前記支払い期限日を契機に、請求日から前記支払い期限日までの支払い期限または報奨期間の到来を確認し、前記支払い期限日から任意の待機期間の到来を確認し、この待機期間の経過の後、メッセージ期間の到来を確認し、このメッセージ期間の経過の後、アラート期間の到来を確認する工程と、
顧客端末に対して前記報奨期間で報奨情報の提示、前記待機期間で待機、前記メッセージ期間でメッセージ情報の提示、前記アラート期間でアラートの提示のいずれかを行う工程と、
を含む、代金回収支援方法。
【請求項2】
前記コンピュータが実行する、
管理サーバーから前記顧客端末に提示する提示情報に情報提示画面を含み、この情報提示画面に問い合わせボタンを提示する工程を含む、請求項1に記載の代金回収支援方法。
【請求項3】
顧客端末と、
支払い期限日に関係付けられた代金請求情報を含む顧客情報を格納する記憶部と、
前記顧客情報から前記代金請求情報に関係付けられた顧客情報を抽出し、前記顧客情報に関係づけられた前記支払い期限日を契機に、請求日から前記支払い期限日までの支払い期限または報奨期間の到来を確認し、前記支払い期限日から任意の待機期間の到来を確認し、この待機期間の経過の後、メッセージ期間の到来を確認し、このメッセージ期間の経過の後、アラート期間の到来を確認する処理部と、
前記顧客端末に対して前記報奨期間で報奨情報の通知、前記待機期間で待機、前記メッセージ期間でメッセージ情報の通知、前記アラート期間でアラートの通知のいずれかを行う通信部と、
を含む、代金回収支援システム。
【請求項4】
前記処理部から前記顧客端末に掲示する提示情報に情報提示画面を含み、この情報提示画面に問い合わせボタンを含む、請求項3に記載の代金回収支援システム。
【請求項5】
コンピュータに実行させるプログラムであって、
支払い期限日に関係付けられた代金請求情報を取得する機能と、
顧客情報から前記代金請求情報に関係付けられた顧客情報を抽出する機能と、
前記顧客情報に関係づけられた前記支払い期限日を契機に、請求日から前記支払い期限日までの支払い期限または報奨期間の到来を確認し、前記支払い期限日から任意の待機期間の到来を確認し、この待機期間の経過の後、メッセージ期間の到来を確認し、このメッセージ期間の経過の後、アラート期間の到来を確認する機能と、
顧客端末に対して前記報奨期間で報奨情報の提示、前記待機期間で待機、前記メッセージ期間でメッセージ情報の提示、前記アラート期間でアラートの提示のいずれかを行う機能と、
を前記コンピュータに実行させるプログラム。
【請求項6】
管理サーバーから前記顧客端末に提示する提示情報に情報提示画面を含み、この情報提示画面に問い合わせボタンを提示する機能を前記コンピュータに実行させる請求項5に記載のプログラム。
【請求項7】
請求項5または請求項6に記載のプログラムを格納した記録媒体。
【請求項8】
支払い期限日に関係付けられた代金請求情報を含む顧客情報を格納する記憶部と、
前記顧客情報から前記代金請求情報に関係付けられた顧客情報を抽出し、前記顧客情報に関係づけられた前記支払い期限日を契機に、請求日から前記支払い期限日までの支払い期限または報奨期間の到来を確認し、前記支払い期限日から任意の待機期間の到来を確認し、この待機期間の経過の後、メッセージ期間の到来を確認し、このメッセージ期間の経過の後、アラート期間の到来を確認する処理部と、
顧客端末に対して前記報奨期間で報奨情報の提示、前記待機期間で待機、前記メッセージ期間でメッセージ情報の提示、前記アラート期間でアラートの提示のいずれかを行う通信部と、
を含む、サーバー。
【請求項9】
前記処理部から前記顧客端末に提示する提示情報に情報提示画面を含み、この情報提示画面に問い合わせボタンを含む、請求項8に記載のサーバー。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はたとえば、LPG(Liquefied Petroleum Gas :液化石油ガス)などのガス供給先に対する代金請求などの代金回収の支援技術に関する。
【背景技術】
【0002】
販売店からの燃料ガスやガス器具などの購入に関し、ガスユーザーは請求期限日までに代金の支払いが求められる。販売店は代金請求の管理を行い、ガスユーザーに対して定期的に請求することが行われている。
斯かる代金の回収に関し、サービスを提供する事業者に代わってユーザーから代金回収を行う代金回収システムに適用されるサーバー装置が、金融機関からの代金引き落としができなかった場合のデータ受信を受けた際、ユーザーの端末装置に対し、代金支払い督促を示すデータを電子メール送信するなどの処理を行うことが知られている(たとえば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2011-108221号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、燃料ガスやガス器具などを販売する販売店では、ガスユーザーに対し、ガス使用料に対して定期的に請求を行っており、ガス器具などの購入代金も同様の扱いとすることが伝統的に行われてきた。
このような代金の請求に対し、支払いが遅延する場合には、支払い督促をしなければならない。従来、支払い督促は督促状を発行し、郵送によってきた。この督促状の発行には印刷代、封かん作業、郵送代などを負担しなければならないという課題がある。
発明者は、代金回収に関し、支払いを促して支払いの遅延を防止して督促案件を削減する一方、督促の対応を効率化することが不可欠であるとの知見を得た。
そこで、本発明の目的は、上記課題または上記知見に基づき、管理サーバーと顧客端末との対話を基軸に代金回収を促進させることにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するため、本発明の代金回収支援方法の一側面によれば、コンピュータが実行する、支払い期限日に関係付けられた代金請求情報を取得する工程と、顧客情報から前記代金請求情報に関係付けられた顧客情報を抽出する工程と、前記顧客情報に関係づけられた前記支払い期限日を契機に、請求日から前記支払い期限日までの支払い期限または報奨期間の到来を確認し、前記支払い期限日から任意の待機期間の到来を確認し、この待機期間の経過の後、メッセージ期間の到来を確認し、このメッセージ期間の経過の後、アラート期間の到来を確認する工程と、顧客端末に対して前記報奨期間で報奨情報の提示、前記待機期間で待機、前記メッセージ期間でメッセージ情報の提示、前
記アラート期間でアラートの提示のいずれかを行う工程とを含む。
【0006】
この代金回収支援方法において、前記コンピュータが実行する、管理サーバーから前記顧客端末に提示する提示情報に情報提示画面を含み、この情報提示画面に問い合わせボタンを提示する工程を含んでもよい。
【0007】
上記目的を達成するため、本発明の代金回収支援システムの一側面によれば、顧客端末と、支払い期限日に関係付けられた代金請求情報を含む顧客情報を格納する記憶部と、前記顧客情報から前記代金請求情報に関係付けられた顧客情報を抽出し、前記顧客情報に関係づけられた前記支払い期限日を契機に、請求日から前記支払い期限日までの支払い期限または報奨期間の到来を確認し、前記支払い期限日から任意の待機期間の到来を確認し、この待機期間の経過の後、メッセージ期間の到来を確認し、このメッセージ期間の経過の後、アラート期間の到来を確認する処理部と、前記顧客端末に対して前記報奨期間で報奨情報の通知、前記待機期間で待機、前記メッセージ期間でメッセージ情報の通知、前記アラート期間でアラートの通知のいずれかを行う通信部とを含む。
【0008】
この代金回収支援システムにおいて、前記処理部から前記顧客端末に掲示する提示情報に情報提示画面を含み、この情報提示画面に問い合わせボタンを含んでもよい。
【0009】
上記目的を達成するため、本発明のプログラムの一側面によれば、コンピュータに実行させるプログラムであって、支払い期限日に関係付けられた代金請求情報を取得する機能と、顧客情報から前記代金請求情報に関係付けられた顧客情報を抽出する機能と、前記顧客情報に関係づけられた前記支払い期限日を契機に、請求日から前記支払い期限日までの支払い期限または報奨期間の到来を確認し、前記支払い期限日から任意の待機期間の到来を確認し、この待機期間の経過の後、メッセージ期間の到来を確認し、このメッセージ期間の経過の後、アラート期間の到来を確認する機能と、顧客端末に対して前記報奨期間で報奨情報の提示、前記待機期間で待機、前記メッセージ期間でメッセージ情報の提示、前記アラート期間でアラートの提示のいずれかを行う機能とを前記コンピュータに実行させる。
【0010】
このプログラムにおいて、管理サーバーから前記顧客端末に提示する提示情報に情報提示画面を含み、この情報提示画面に問い合わせボタンを提示する機能を前記コンピュータに実行させてもよい。
【0011】
上記目的を達成するため、本発明の記録媒体の一側面によれば、前記プログラムを格納した記録媒体である。
【0012】
上記目的を達成するため、本発明のサーバーの一側面によれば、支払い期限日に関係付けられた代金請求情報を含む顧客情報を格納する記憶部と、前記顧客情報から前記代金請求情報に関係付けられた顧客情報を抽出し、前記顧客情報に関係づけられた前記支払い期限日を契機に、請求日から前記支払い期限日までの支払い期限または報奨期間の到来を確認し、前記支払い期限日から任意の待機期間の到来を確認し、この待機期間の経過の後、メッセージ期間の到来を確認し、このメッセージ期間の経過の後、アラート期間の到来を確認する処理部と、顧客端末に対して前記報奨期間で報奨情報の提示、前記待機期間で待機、前記メッセージ期間でメッセージ情報の提示、前記アラート期間でアラートの提示のいずれかを行う通信部とを含む。
このサーバーにおいて、前記処理部から前記顧客端末に提示する提示情報に情報提示画面を含み、この情報提示画面に問い合わせボタンを含んでもよい。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、次の何れかの効果が得られる。
(1) 代金請求に対し、支払い期限日までに代金支払いがあれば報奨情報を生成し、支払い期限日から待機期間を経ても代金支払いがなければ督促情報を生成することを顧客端末に通知することでユーザーとの意志疎通を図って代金支払いを促し、代金回収を効率化できる。
(2) 代金回収の手続きの自動化を実現でき、人的な処理の簡素化を実現できる。
(3) 従来の督促状の印刷、封かん、郵送などの作業を省略でき、郵送代などの費用を削減できる。
(4) この代金回収支援に情報配信を含む情報交換にはSNS(Social Networking Service )のたとえば、LINE(登録商標)の通信サービスを活用できる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】第1の実施の形態に係る代金回収支援工程を示すフローチャートである。
図2】代金の請求日からアラート期間に至る計時情報を示す図である。
図3】第1の実施の形態に係る代金回収支援システムを示す図である。
図4】顧客データベースを示す図である。
図5】代金請求データベースを示す図である。
図6】代金回収履歴データベースを示す図である。
図7】第2の実施の形態に係る代金回収支援システムを示す図である。
図8】管理サーバーおよび管理端末のハードウェアを示す図である。
図9】顧客請求情報画面を示す図である。
図10】督促顧客抽出処理画面を示す図である。
図11】督促状出力処理画面を示す図である。
図12】顧客端末の督促情報提示画面を示す図である。
図13】代金回収支援シーケンスを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
〔第1の実施の形態〕
図1は、第1の実施の形態に係る代金回収支援工程を示している。図1に示す構成は一例であり、斯かる構成に本発明が限定されるものではない。
この代金回収支援工程には顧客情報の生成(S101)、顧客情報の抽出(S102)、提示情報の生成および通知(S103)、支払い管理(S104)、支払いの判定(S105)、支払い日の判定(S106)、提示情報の生成および通知(S107)、支払い情報の記録(S108)、未払いの経過判定(S109)、延滞日数の算出(S110)、待機期間の経過判定(S111)、代金回収履歴の検索(S112)、メッセージ情報の選択(S113)、提示情報の生成および通知(S114)、支払いの判定(S115)、支払い情報の記録(S116)、応答の確認(S117)、ガス使用の確認(S118)、アラート情報の生成および告知(S119)、提示情報の生成および通知(S120)、経過情報の記録(S121)などが含まれる。
【0016】
顧客情報の生成(S101): 管理サーバー4は、顧客管理データベース(DB)10を生成し、この顧客管理DB10に顧客情報を格納する。この顧客管理DB10には顧客DB10-1、代金請求DB10-2、代金回収履歴DB10-3などが含まれる。代金請求に係る支払い期限日に関係付けられた代金請求情報が代金請求DB10-2などに格納される。
顧客情報の抽出(S102): 管理サーバー4は、顧客管理DB10から代金請求情報に関係付けられた顧客情報を支払い期限日ごとに抽出する。
提示情報の生成および通知(S103): 管理サーバー4は、代金請求情報に関係付けられた提示情報を生成し、この提示情報を代金請求情報に関係付けられた顧客端末6に通知する。つまり、管理サーバー4は、代金請求情報に関係付けられた顧客に対し、顧客端末6を通して情報提示を行う。この情報提示には支払い期限日までに支払いを行えば、報奨が付与される旨の報奨情報が含まれる。
【0017】
支払い管理(S104): 管理サーバー4は、請求代金の支払いがあったかを判定し、支払いを促すための情報処理としてたとえば、支払い期限日から現時点までの延滞日数の計数、督促などの処理を行う。
支払いの判定(S105): この支払い管理として、管理サーバー4は支払い情報により支払いの判定、未払い情報により未払い状態を判定する。
支払い日の判定(S106): 管理サーバー4は、支払い情報を取得し、支払い日が支払い期限日以前か、支払い期限日を過ぎているかを判定する。
提示情報の生成および通知(S107): 管理サーバー4は、支払い期限日までに支払い情報を取得した顧客に対し、提示情報を生成し、この提示情報を通知する。管理サーバー4は、早期支払いを完了した顧客の顧客情報に関係付けられた報奨情報を生成する。この報奨情報が提示情報に含まれ、該当する顧客端末6に通知される。
支払い情報の記録(S108): 管理サーバー4は、現時点で取得している支払い情報として、早期支払いの有無を顧客管理DB10に記録する。
【0018】
未払いの経過判定(S109): 管理サーバー4は、支払い期限日を過ぎたかを判定する。支払い期限日を過ぎていなければ、S105に戻り、支払いの確認を継続する。
延滞日数の算出(S110): 支払い期限日を過ぎていれば(S109のYES)、管理サーバー4は、支払い期限日から現時点までの延滞日数を算出する。
待機期間の経過判定(S111): 管理サーバー4は、延滞日数が待機期間を超えたかを判定する。待機期間は、延滞が生じた日から支払いを促すメッセージ情報の送信までの間に設定される猶予期間であり、たとえば、1週間程度の日数が設定される。
代金回収履歴の検索(S112): 管理サーバー4は、代金回収履歴DB10-3を検索し、過去の延滞履歴の有無などの履歴情報を取得する。
メッセージ情報の選択(S113): 管理サーバー4は、過去の延滞履歴などの履歴情報などを参酌し、複数のメッセージ情報から適合するメッセージ情報を選択する。
提示情報の生成および通知(S114): 管理サーバー4は、延滞情報、支払いを促すメッセージ情報を含む提示情報を生成し、該当する顧客端末6に通知する。
【0019】
支払いの判定(S115): 提示情報の通知の後、管理サーバー4は、支払いを受けたかを判定する。この判定には支払い情報または未払い情報を用いればよい。
支払い情報の記録(S116): 管理サーバー4は、支払いがあれば(S115のYES)、支払い日を含む支払い情報を顧客管理DB10に格納し、この処理を終了する。
応答の確認(S117): 提示情報を通知しても支払いがなければ(S115のNO)、該当する顧客端末6からの応答があったかを確認する。
ガスの使用確認(S118): 通知した顧客端末6からの応答がなければ(S117のNO)、管理サーバー4は、ガスの使用があるかを確認する。
【0020】
アラート情報の生成および告知(S119): ガスの使用がなければ(S118のNO)、管理サーバー4は、該当する顧客宅への見回り訪問をすべきアラート情報を生成し、このアラート情報を管理サーバー4側の情報提示部78(図7)に提示する。このアラート情報の告知が販売店などの管理者が顧客宅に赴く契機となる。
提示情報の生成および通知(S120): アラート情報の生成および告知とともに、管理サーバー4は、訪問情報を含む提示情報を生成し、該当する顧客端末6に通知する。
経過情報の記録(S121): 提示情報を顧客端末6に通知した後、管理サーバー4は、現時点までの取得情報を代金回収履歴DB10-3に記録し、S115に戻る。このとき、督促のためのメッセージや督促回数が記録される。そして、顧客端末6からの応答があれば(S117のYES)、または、ガス使用があれば(S118のYES)、S119およびS120をスキップし、経過情報の記録(S121)の後、S115に戻る。
【0021】
<支払い期限、報奨期間、待機期間、メッセージ期間およびアラート期間>
管理サーバー4は、支払い期限(図2のA)、報奨期間(図2のB)、待機期間(図2のC)、メッセージ期間(図2のD)、アラート期間(図2のE)を設定し、各期間を管理する。
支払い期限: 支払い期限は、図2のAに示すように、通常、代金請求に係る請求日から支払い期限日までの期間である。管理サーバー4は、代金請求の請求日および支払い期限日を含む代金請求情報を取得する。
【0022】
報奨期間: 報奨期間は図2のBに示すように、支払いに対して報奨を受ける期間を設定する。管理サーバー4は代金請求情報を取得すると、請求日から支払い期限日までの期間に対し、報奨情報の生成および通知を行う報奨期間に設定する。つまり、請求日から支払い期限日までの期間に支払い情報を取得すれば、この支払い情報に関係付けられた顧客に対し、ポイント還元などの報奨情報を生成する。この報奨情報は、インセンティブ情報の一例である。
【0023】
待機期間: 支払い情報が得られなければ、待機期間が設定される。この待機期間は図2のCに示すように、支払い期限日の翌日から起算し、メッセージ情報の生成および通知を行うメッセージ期間の開始日までの期間である。管理サーバー4は待機期間において支払い情報の取得を待ち、メッセージ情報の生成を行わない。
メッセージ期間: メッセージ期間は図2のDに示すように、待機期間の後、支払いを促すメッセージ情報を生成し、通知する期間である。支払い情報が得られなければ、管理サーバー4は待機期間の経過後の一定期間をメッセージ期間に設定し、この期間でメッセージ情報の生成および通知を行う。
アラート期間: アラート期間は図2のEに示すように、メッセージ期間の後、支払い督促のためのアラート情報を生成して告知するとともに、顧客端末6にアラートを含む提示情報を生成し、通知する期間である。
支払い情報が得られなければ、管理サーバー4はアラート情報を含む提示情報を生成し、該当する顧客端末6に通知する。このアラート情報には顧客宅の訪問を指示する訪問情報が含まれる。
【0024】
<提示情報、報奨情報、メッセージおよびアラート>
提示情報: 管理サーバー4は、代金請求情報に関係付けられた顧客情報を抽出した際、該顧客情報に関係付けられた顧客端末6に代金請求情報を含む提示情報を通知する。この提示情報には、
a)支払い期限日以前に支払いを行えば、報奨を付与する旨の報奨情報
b)支払いが延滞した場合には、支払いを促すメッセージ情報
c)メッセージ情報を通知しても支払いが延滞した場合には、訪問を含むアラート情報
などが含まれる。
【0025】
報奨情報: 管理サーバー4は報奨情報の取得条件を充足した顧客に係る顧客端末6に対して報奨情報を含む提示情報を通知する。報奨内容はたとえば、請求金額に応じたポイント還元などである。
メッセージおよびメッセージパターン: メッセージは支払いが遅延していること、その支払いを促すメッセージ情報である。
【0026】
メッセージパターンは、支払いの延滞状況や代金回収履歴を参酌し、
d)請求代金の金額
e)督促
f)見守り訪問
のパターンを選択する。
アラート: メッセージ通知によっても支払いが行われない場合には、管理サーバー4はアラート情報の生成および通知を行う。このアラート情報には見守り訪問の実行を指示する情報が含まれる。
【0027】
<代金回収支援システム2>
図3は、代金回収支援システム2を示している。図3に示す構成は一例であり、斯かる構成に本発明が限定されるものではない。
この代金回収支援システム2は管理サーバー4、複数の顧客端末6(=6-1、6-2、・・・、6-N)を含み、管理サーバー4と各顧客端末6がネットワーク8に有線接続または無線接続により連携されている。
管理サーバー4には顧客管理DB10が備えられる。この顧客管理DB10には顧客DB10-1、代金請求DB10-2、代金回収履歴DB10-3などが含まれる。
顧客端末6は固定電話機、携帯電話機、スマートフォンなどの情報端末である。ネットワーク8はたとえば、公衆回線網である。
【0028】
<管理サーバー4の情報処理>
管理サーバー4の情報処理には
ア)顧客情報、代金請求情報、代金回収履歴情報の生成および記録
イ)支払い期限に関係付けられた顧客情報の抽出
ウ)支払い期限管理、支払い管理
エ)各種提示情報の生成および通知
オ)支払い情報の記録、代金回収履歴の記録
カ)顧客端末6からの応答確認
キ)アラート生成および告知
などの処理が含まれる。
【0029】
<顧客DB10-1>
図4は、顧客DB10-1の一例を示している。この顧客DB10-1は顧客情報の情報源であり、顧客に関する登録情報が格納される。
この顧客DB10-1は、複数の顧客情報ファイル12(=12-1、12-2、・・・、12-N)で編成される。各顧客情報ファイル12には、顧客情報部14、消費情報部16、器具情報部18、履歴情報部20が設定されている。
顧客情報部14には、顧客名部14-1、住所部14-2、端末情報部14-3などが設定される。顧客名部14-1には顧客を特定するための氏名などの識別情報が格納される。住所部14-2には顧客の所在地、住所、居所などの情報が格納される。端末情報部14-3には顧客情報に関係付けられた顧客端末6の情報が格納される。
【0030】
消費情報部16には、種別部16-1、請求情報部16-2、支払い情報部16-3などが設定される。種別部16-1にはガス使用料、器具代金などの請求種別が格納される。請求情報部16-2には購入代金、購入日などの請求情報が格納される。支払い情報部16-3には支払い金額および支払い日などの支払いに関する情報が格納される。
器具情報部18には、顧客宅で使用されている器具、その購入日などの器具情報が格納される。
履歴情報部20には、各種購入履歴、メンテナンス履歴など、顧客情報に関係付けられた履歴情報が格納される。
【0031】
<代金請求DB10-2>
図5は、代金請求DB10-2の一例を示している。この代金請求DB10-2は顧客ごとの代金請求の情報源であり、顧客ごとの代金請求に関する登録情報が格納される。
この代金請求DB10-2は、複数の代金請求情報ファイル22(=22-1、22-2、・・・、22-N)で編成される。各代金請求情報ファイル22には、顧客情報部24、点検日情報部26、請求日情報部28、支払い期限日情報部30、代金情報部32、支払い情報部34が設定されている。
【0032】
顧客情報部24には、顧客情報ファイル12と同様に顧客情報が格納される。点検日情報部26には、顧客宅に設置されたガス器具などの点検日情報が格納される。請求日情報部28には、顧客情報に関係付けられた代金支払いに関する請求日を表す請求日情報が格納される。支払い期限日情報部30には、請求日ごとに支払い期限日を表す支払い期限日情報が格納される。代金情報部32には、代金請求の根拠となるガス使用料や器具代金などの代金情報が格納される。支払い情報部34には、請求代金の支払い日、未払いなど、支払いに関する情報が格納される。
【0033】
<代金回収履歴DB10-3>
図6は、代金回収履歴DB10-3の一例を示している。この代金回収履歴DB10-3はたとえば、未払いの代金請求情報に関係付けられた顧客情報ごとに作成された代金回収の情報源であり、顧客ごとの代金回収に関する登録情報が格納される。
この代金回収履歴DB10-3は、複数の代金回収履歴情報ファイル36(=36-1、36-2、・・・、36-N)で編成される。各代金回収履歴情報ファイル36には、顧客情報部38、請求日情報部40、支払い期限日情報部42、支払い情報部44、未払い情報部46、履歴情報部48が設定されている。
【0034】
顧客情報部38には、顧客情報ファイル12または代金請求情報ファイル22と同様に顧客情報が格納されている。請求日情報部40には、代金請求の請求日に関する情報が格納される。支払い期限日情報部42には請求日に対応する支払い期限日を表す情報が格納される。
支払い情報部44には、期限日前情報部44-1、待機期間部44-2、メッセージ通知後情報部44-3、アラート通知後情報部44-4が設定されている。期限日前情報部44-1には、支払い期限日以前の支払いの有無、支払い日などの情報が格納される。待機期間部44-2には、未収状態で待機期間に入った場合の情報や支払いなどの情報が格納される。メッセージ通知後情報部44-3には、メッセージ通知、該通知後の支払いなどの情報が格納される。アラート通知後情報部44-4には、アラート通知、該通知後の支払いなどの情報が格納される。
未払い情報部46には、未払いを表す情報が格納される。履歴情報部48には、顧客情報に関係付けられた代金請求に対する支払いなどの履歴情報が格納される。
【0035】
<第1の実施の形態の効果>
この第1の実施の形態によれば、次の何れかの効果が得られる。
(1) 請求日後の報奨情報を含む情報提示により、支払いを促すことができ、代金回収を促進させることができる。
(2) 支払いが遅延した場合には、メッセージ通知、督促通知、訪問情報などの情報提示など、顧客との意思疎通を基軸に支払いを促すことができる。
(3) 管理者は管理サーバー4による情報処理および情報提示やアラート告知などにより、代金回収処理を迅速に行うことができ、回収段階を機械的に認識することができる。
【0036】
〔第2の実施の形態〕
図7は、第2の実施の形態に係る代金回収支援システム2を示している。図7に示す構成は一例であり、斯かる構成に本発明が限定されるものではない。図7において、図3と共通部分には共通符号を付してある。
この代金回収支援システム2はコンピュータを支援手段とし、情報処理を以てガス事業者やガス販売会社などの管理者における代金回収管理を支援する。
この実施の形態の代金回収支援システム2には、ガス管理システム50、ネットワークシステム52、複数の顧客端末6が含まれる。
【0037】
ガス管理システム50は、ガス事業者、ガス販売などの管理者に属するコンピュータシステムであり、管理サーバー4および管理端末54が含まれる。
管理サーバー4には、顧客DB10-1、代金請求DB10-2、代金回収履歴DB10-3が格納されている。管理端末54は、管理サーバー4の情報提示手段であるとともに、情報入力手段に用いられる。
ネットワークシステム52は通信機能を備えたコンピュータを媒介として公的な情報通信を担うシステムであり、既述のネットワーク8(図3)と連係される。このネットワークシステム52には管理サーバー56が備えられる。
【0038】
<管理サーバー4および管理端末54のハードウェア>
図8は、管理サーバー4および管理端末54のハードウェアの一例を示している。管理サーバー4は通信機能を備えるコンピュータであり、プロセッサ58、記憶部60、情報入出力部(I/O)62、通信部64およびタイマー66を備える。
プロセッサ58は、記憶部60にあるOS(Operating System)や代金回収支援プログラムを実行する処理部の一例である。
記憶部60は、代金回収支援に用いられる各種プログラムを格納する記録媒体の一例である。この記憶部60にはROM(Read-Only Memory)やRAM(Random-Access Memory)などの記憶素子が用いられる。
【0039】
I/O62はプロセッサ58の制御により各種情報の出力や取得を行う。
通信部64は管理端末54との無線または有線による通信を確立する一方、各種情報機器やネットワークシステム52と有線接続または無線接続を媒介としてプロセッサ58の制御により各種情報の送受を行う。
タイマー66は、プロセッサ58の制御により、請求代金の請求日から請求期限日までの計時、待機期間などの計時を行う。このタイマー66は、ハードウェアで構成してもよく、ソフトウェアで時間管理を行う構成でもよい。
【0040】
管理端末54は管理サーバー4と同様に通信機能を備えるコンピュータであり、プロセッサ68、記憶部70、I/O72、通信部74、情報入力部76および情報提示部78を備える。プロセッサ68、記憶部70、I/O72、通信部74は、管理サーバー4と同様の機能を備えており、その説明を割愛する。
情報入力部76は、管理サーバー4に対する情報入力に用いられる。情報提示部78は、管理サーバー4からの情報提示や、アラート情報の告知に用いられる。
【0041】
<顧客請求情報画面80>
図9は、顧客請求情報の画面を示している。この顧客請求情報画面80は、管理端末54の情報提示部78に提示され、顧客請求情報登録の際に用いられる。
この顧客請求情報画面80にはタイトル部82、識別情報部84、顧客請求情報部86が含まれる。
タイトル部82には顧客請求情報を表すタイトル情報が提示される。
識別情報部84には顧客を特定するためのコードや氏名などの識別情報が格納されて提示される。
顧客請求情報部86には顧客締切日、集金予定日などの支払い請求に関する情報が格納されて提示される。
【0042】
<督促顧客の抽出処理画面90>
図10は、督促顧客の抽出処理画面90を示している。この抽出処理画面90は管理端末54の情報提示部78に提示される。
この抽出処理画面90にはタイトル部92の他、抽出条件や抽出される対象顧客を提示するための抽出条件部94、対象顧客部96、印刷指定部98などが含まれる。
タイトル部92には督促顧客の抽出処理を表すタイトル情報が提示される。
抽出条件部94には督促条件情報部100などが含まれる。督促条件情報部100には処理月、締日などの抽出条件情報が格納されて提示される。
【0043】
<督促状の出力処理画面102>
図11は、督促状の出力処理画面102を示している。この出力処理画面102は管理サーバー4から管理端末54に提示される出力情報である。この出力処理画面102には、タイトル部104、処理情報部106などが含まれる。
【0044】
<顧客端末6に対する情報提示>
図12は、顧客端末6に対する情報提示を示している。この情報提示画面108は、管理サーバー4から該当する顧客端末6に提示された提示情報である。
【0045】
この情報提示画面108には、配信日情報部110、提示情報部112などが含まれる。
配信日情報部110には配信日情報が格納されて提示され、配信日情報を表す「今日」は、通知当日に配信された情報であることを表している。
提示情報部112には、提示情報の一例として、
ク)請求日
ケ)未払い
コ)未払い金額
サ)未払いリスク
などが提示される。
顧客との迅速な意思疎通を図るために、情報提示画面108の最下部にお問合せボタン114を設けて、顧客端末6によりガス事業者やガス販売会社などの管理者への電話連絡を促すガイド情報が提示される。
【0046】
<代金回収支援シーケンス>
図13は、代金回収支援シーケンスを示している。この代金回収支援シーケンスは、管理サーバー4および管理端末54と顧客端末6との間で情報交換が行われる。
管理サーバー4では、顧客情報の生成(S201)、顧客情報の抽出(S202)を実行し、提示情報を生成し、管理端末54を通して該当する顧客端末6に通知する(S203)。顧客端末6は、提供された情報を提示する(S204)。
【0047】
管理サーバー4は、支払い管理(S205)、支払いの判定(S206)、支払い日の判定(S207)を行い、支払い期限日までに支払い情報を取得した顧客に対し、報奨情報などを含む提示情報を生成し、管理端末54および該当する顧客端末6に通知する(S208)。顧客端末6は、管理サーバー4から提供された情報を提示する(S209)。
管理サーバー4は、支払い情報の記録(S210)、未払いの経過判定(S211)、延滞日数の算出(S212)、待機期間の経過判定(S213)、代金回収履歴の検索(S214)、メッセージ情報の選択(S215)を実行する。そして、管理サーバー4は、提示情報を生成し、管理端末54および該当する顧客端末6に通知する(S216)。顧客端末6は、提供された情報を提示する(S217)。管理サーバー4が生成した提示情報は管理端末54を通して顧客端末6に通知してもよい。
【0048】
管理サーバー4は、支払いの判定(S218)、支払い情報の記録(S219)を実行する。この時点で、顧客端末6からの応答通知が到来することが予想される(S220)。
管理サーバー4は、該当する顧客端末6からの応答の確認(S221)を行い、該当する顧客のガス使用の確認(S222)を行う。
管理サーバー4は、応答が無く(S221のNO)、ガス使用も無い(S222のNO)顧客宅への訪問情報を含むアラート情報を生成し、管理端末54に対してアラート情報の告知を行う(S223)。
アラート情報の告知の後、管理サーバー4は、提示情報を生成し、この提示情報を管理端末54および顧客端末6に通知する(S224)。この通知を受けた顧客端末6は訪問情報などの督促情報を含む提示情報を提示する(S225)。この提示情報についても管理端末54から顧客端末6に通知してもよい。
そして、管理サーバー4は、経過情報の記録(S226)を行う。
【0049】
<第2の実施の形態の効果>
(1) 一連の情報処理を媒介として代金回収の効率化など、第1の実施の形態と同様の効果が得られる。
(2) 代金回収支援において、情報配信を含む情報交換にはSNSのたとえば、LINE(登録商標)の通信サービスを活用することができる。
【0050】
以上説明したように、本発明の最も好ましい実施の形態等について説明した。本発明は、上記記載に限定されるものではない。特許請求の範囲に記載され、または発明を実施するための形態に開示された発明の要旨に基づき、当業者において様々な変形や変更が可能である。斯かる変形や変更が、本発明の範囲に含まれることは言うまでもない。
【産業上の利用可能性】
【0051】
本発明によれば、顧客情報に関係付けられた代金回収に関し、支払い期限日前の支払いに対する報奨の他、メッセージ情報の通知、督促情報の通知、訪問情報の通知など、段階的な代金回収処理を機械的に実行でき、処理の迅速化と代金回収の負担を軽減でき、代金回収の効率化を実現できる。
【符号の説明】
【0052】
2 代金回収支援システム
4 管理サーバー
6、6-1、6-2、・・・、6-N 顧客端末
8 ネットワーク
10 顧客管理DB
10-1 顧客DB
10-2 代金請求DB
10-3 代金回収履歴DB
12、12-1、12-2、・・・、12-N 顧客情報ファイル
14 顧客情報部
14-1 顧客名部
14-2 住所部
14-3 端末情報部
16 消費情報部
16-1 種別部
16-2 請求情報部
16-3 支払い情報部
18 器具情報部
20 履歴情報部
22、22-1、22-2、・・・、22-N 代金請求情報ファイル
24 顧客情報部
26 点検日情報部
28 請求日情報部
30 支払い期限日情報部
32 代金情報部
34 支払い情報部
36、36-1、36-2、・・・、36-N 代金回収履歴情報ファイル
38 顧客情報部
40 請求日情報部
42 支払い期限日情報部
44 支払い情報部
44-1 期限日前情報部
44-2 待機期間部
44-3 メッセージ通知後情報部
44-4 アラート通知後情報部
46 未払い情報部
48 履歴情報部
50 ガス管理システム
52 ネットワークシステム
54 管理端末
56 管理サーバー
58 プロセッサ
60 記憶部
62 情報入出力部(I/O)
64 通信部
66 タイマー
68 プロセッサ
70 記憶部
72 I/O
74 通信部
76 情報入力部
78 情報提示部
80 顧客請求情報画面
82 タイトル部
84 識別情報部
86 顧客請求情報部
90 抽出処理画面
92 タイトル部
94 抽出条件部
96 対象顧客部
98 印刷指定部
100 督促条件情報部
102 出力処理画面
104 タイトル部
106 処理情報部
108 情報提示画面
110 配信日情報部
112 提示情報部
114 お問い合わせボタン
図1
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図10
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