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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024083619
(43)【公開日】2024-06-21
(54)【発明の名称】ボトム装置
(51)【国際特許分類】
   A47C 19/04 20060101AFI20240614BHJP
   A47C 19/12 20060101ALI20240614BHJP
   A47C 20/08 20060101ALI20240614BHJP
【FI】
A47C19/04 Z
A47C19/12 Z
A47C20/08
【審査請求】有
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2024068255
(22)【出願日】2024-04-19
(62)【分割の表示】P 2020039049の分割
【原出願日】2020-03-06
(71)【出願人】
【識別番号】390039985
【氏名又は名称】パラマウントベッド株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110004026
【氏名又は名称】弁理士法人iX
(72)【発明者】
【氏名】櫻井 誠太郎
(72)【発明者】
【氏名】堀澤 里奈
(72)【発明者】
【氏名】舟越 敬介
(72)【発明者】
【氏名】石本 昭雄
(72)【発明者】
【氏名】松本 孝樹
(57)【要約】
【課題】より便利なボトム装置及びベッド装置を提供する。
【解決手段】ボトム装置は、第1部分と第2部分とを含む第1ボトムと、前記第1部分と前記第2部分を固定する固定部材と、を備える。前記第1ボトムは、前記第1部分に対して前記第2部分の位置を変更し、第1方向における長さを変更可能である。前記固定部材は第1部材と複数のねじ部材を含む。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1部分と第2部分とを含む第1ボトムと、
前記第1部分と前記第2部分を固定する固定部材と、
を備え、
前記第1ボトムは、前記第1部分に対して前記第2部分の位置を変更し、第1方向における長さを変更可能であり、
前記固定部材は第1部材と複数のねじ部材を含むボトム装置。
【請求項2】
前記第2部分が前記第1部分に対して前記第1方向に配列された第1状態と、前記第2部分が前記第1部分に重なる第2状態と、を選択可能である、
請求項1に記載のボトム装置。
【請求項3】
前記第1部材は板状部材であり、
前記複数のねじ部材は、
前記板状部材の第1端部に結合可能な第1ねじ部材と、
前記板状部材の第2端部に結合可能な第2ねじ部材と、
を有し、
前記第1状態においては、前記第1ねじ部材が前記第1部分に結合され、前記第2ねじ部材が前記第2部分に結合され、
前記第2状態においては、前記第1ねじ部材及び前記第2ねじ部材の双方が前記第1部
分に結合される、
請求項2に記載のボトム装置。
【請求項4】
前記第1部分は、前記ボトム装置の上面側に前記第2部分と互いにかみ合うことが可能な領域を含む、
請求項3に記載のボトム装置。
【請求項5】
前記第1部分は、前記第1凹凸部を含む第1領域と、前記第1領域と異なる第2領域を含み、
前記第1状態において、前記第2領域の上面の位置と前記第2部分の上面の位置が略同一であり、
前記第1領域の上面の位置は前記第2部分の上面の位置よりも低い、
請求項4に記載のボトム装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、ボトム装置に関する。
【背景技術】
【0002】
ベッド装置において、フレームの上にボトム装置が設けられる。より便利なボトム装置及びベッド装置が望まれる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2000-166697号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の実施形態は、より便利なボトム装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
実施形態によれば、ボトム装置は、第1部分と第2部分とを含む第1ボトムを含む。前記第2部分は第1接続部を介して前記第1部分に接続する。前記第2部分は前記第1部分に重なる。
【発明の効果】
【0006】
本発明の実施形態は、より便利なボトム装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1図1は、第1実施形態に係るボトム装置及びベッド装置を例示する模式的斜視図である。
図2図2(a)及び図2(b)は、第1実施形態に係るボトム装置及びベッド装置を例示する模式的側面図である。
図3図3は、第1実施形態に係るボトム装置の一部を例示する模式的斜視図である。
図4図4(a)及び図4(b)は、第1実施形態に係るボトム装置及びベッド装置を例示する模式的断面図である。
図5図5(a)及び図5(b)は、第1実施形態に係るボトム装置の一部を例示する模式的断面図である。
図6図6は、第1実施形態に係るボトム装置の一部を例示する模式的斜視図である。
図7図7(a)及び図7(b)は、第1実施形態に係るボトム装置及びベッド装置を例示する模式的断面図である。
図8図8(a)及び図8(b)は、第1実施形態に係るボトム装置の一部を例示する模式的断面図である。
図9図9(a)~図9(e)は、第1実施形態に係るボトム装置の一部を例示する模式図である。
図10図10(a)~図10(c)は、第1実施形態に係るボトム装置の一部を例示する模式図である。
図11図11(a)~図11(c)は、第1実施形態に係るボトム装置の一部を例示する模式図である。
図12図12(a)~図12(d)は、第1実施形態に係るボトム装置の一部を例示する模式図である。
図13図13(a)及び図13(b)は、第1実施形態に係るボトム装置の一部を例示する模式図である。
図14図14(a)及び図14(b)は、第1実施形態に係るボトム装置の一部を例示する模式的斜視図である。
図15図15(a)~図15(c)は、第1実施形態に係るボトム装置の一部を例示する模式的斜視図である。
図16図16(a)及び図16(b)は、第1実施形態に係るボトム装置の一部を例示する模式的側面図である。
図17図17は、第1実施形態に係るボトム装置の一部を例示する模式的側面図である。
図18図18は、第1実施形態に係るボトム装置の一部を例示する模式的側面図である。
図19図19は、第1実施形態に係るボトム装置の一部を例示する模式的斜視図である。
図20図20(a)及び図20(b)は、第1実施形態に係るボトム装置の一部を例示する模式図である。
図21図21は、第1実施形態に係るボトム装置の一部を例示する模式図である。
図22図22は、第1実施形態に係るボトム装置の一部を例示する模式図である。
図23図23は、第1実施形態に係るボトム装置の一部を例示する模式図である。
図24図24は、第2実施形態に係るベッド装置を例示する模式的斜視図である。
図25図25は、第2実施形態に係るベッド装置を例示する模式的斜視図である。
図26図26は、第2実施形態に係るベッド装置を例示する模式的側面図である。
図27図27は、第2実施形態に係るベッド装置を例示する模式的側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下に、本発明の実施形態について図面を参照しつつ説明する。
図面は模式的または概念的なものである。本願明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
【0009】
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係るボトム装置及びベッド装置を例示する模式的斜視図である。
図1に示すように、実施形態に係るボトム装置170は、ベッド装置310に用いられる。例えば、ベッド装置310は、ボトム装置170及びフレーム70Fを含む。
【0010】
例えば、ボトム装置170は、フレーム70Fの上に設けられる。ボトム装置170は、フレーム70Fに固定される。
【0011】
ボトム装置170は、例えば、第1ボトム10を含む。ボトム装置170は、第2ボトム20を含んでも良い。第1ボトム10及び第2ボトム20は、フレーム70Fに固定される。
【0012】
第1ボトム10は、例えば、背ボトムの少なくとも一部である。第2ボトム20は、足ボトムの少なくとも一部である。第2ボトム20は、例えば、膝ボトムをさらに含んでも良い。第2ボトム20は、例えば、腰ボトムをさらに含んでも良い。
【0013】
第2ボトム20は、第1ボトム10と連結可能である。この例では、第1ボトム10の一部の上に、第2ボトム20の変形可能部25が設けられる。第1ボトム10の一部と、変形可能部25と、が互いに連結される。
【0014】
ベッド70Bの頭から足への方向をX軸方向とする。ベッド70Bの左右方向をY軸方向とする。ベッド70Bの高さ方向をZ軸方向とする。例えば、第1ボトム10から第2ボトム20への方向は、X軸方向に沿う。
【0015】
図1に示すように、第1ボトム10は、第1部分11及び第2部分12を含む。第2ボトム20は、第3部分23及び第4部分24を含む。
【0016】
1つの状態において、第2部分12から第1部分11への方向は、第1方向に沿う。第1方向は、X軸方向に対応する。例えば、第1方向は、ベッド70Bの上下方向に沿う。1つの状態において、第3部分23から第4部分24への方向は、第1方向(X軸方向)に沿う。
【0017】
以下に説明するように、第1ボトム10は、複数の状態を有する。異なる状態において、第1部分11及び第2部分12の相対的な位置が変化する。これにより、第1ボトム10の長さが変化する。第2ボトム20は、複数の状態を有する。異なる状態において、第3部分23及び第4部分24の互いの位置が変化する。これにより、第2ボトム20の長さが変化する。以下、これらの状態の例について説明する。
【0018】
図2(a)及び図2(b)は、第1実施形態に係るボトム装置及びベッド装置を例示する模式的側面図である。
図2(a)に示すように、第1ボトム10は、第1状態ST1である。図2(b)に示すように、第1ボトム10は、第2状態ST2である。図2(a)に示すように、第2ボトム20は、第3状態ST3である。図2(b)に示すように、第2ボトム20は、第4状態ST4である。
【0019】
第1状態ST1において、第2部分12から第1部分11への方向は、X軸方向に沿う。第1状態ST1において、第1部分11は、第1方向(X軸方向)において、第2部分12と第2ボトム20との間にある。
【0020】
図2(b)に示すように、第2状態ST2において、第1部分11から第2部分12への方向は、Z軸方向に沿う。第2状態ST2における第1ボトム10の長さは、第1状態ST1における第1ボトム10の長さよりも短くなる。
【0021】
第3状態ST3において、第3部分23から第4部分24への方向は、X軸方向に沿う。図2(b)に示すように、第4状態ST4において、第3部分23から第4部分24への方向は、Z軸方向に沿う。第4状態ST4における第2ボトム20の長さは、第3状態ST3における第2ボトム20の長さよりも短くなる。
【0022】
ボトム装置170は、長状態ST01と、短状態ST02と、を有する。例えば、長状態ST01において、第1ボトム10は第1状態ST1であり、第2ボトム20は第3状態ST3である。短状態ST02において、第1ボトム10は第2状態ST2であり、第2ボトム20は第4状態ST4である。
【0023】
第1ボトム10の長さ及び第2ボトム20の長さの変化に応じて、ボトム装置170の長さが変化する。例えば、長状態ST01におけるボトム装置170の長さL01は、短状態ST02におけるボトム装置170の長さL02よりも長い。これらの長さは、例えば、X軸方向に沿う長さである。
【0024】
実施形態によれば、長さを簡単に変更できるボトム装置を提供できる。ボトム装置の適切なサイズ(長さ)は、ベッド70Bの使用者の身長などに依存する。ボトム装置の適切なサイズ(長さ)は、部屋のサイズに依存する場合もある。実施形態においては、使用状況に応じて、ボトム装置の長さを簡単に変更できる。実施形態によれば、より便利なボトム装置及びベッド装置を提供できる。
【0025】
以下、第1ボトム10の例について説明する。
図3は、第1実施形態に係るボトム装置の一部を例示する模式的斜視図である。
図4(a)及び図4(b)は、第1実施形態に係るボトム装置及びベッド装置を例示する模式的断面図である。
図4(a)及び図4(b)は、X-Z平面による断面図である。
【0026】
図3は、第1状態ST1における第1ボトム10を例示している。第1状態ST1においては、第2部分12は、X軸方向において第1部分11と並ぶ。この状態において、第1ボトム10の長さ(第1長さL1)は、第1ボトム10の両端(端10E及び端10F)の間のX軸方向に沿う長さに対応する。端10Fから端10Eへの方向は、X軸方向に沿う。
【0027】
この例では、第2部分12は、第1接続部10cにより第1部分11と接続されている。第1接続部10cを実質的な軸として、第2部分12は回動可能である。第2部分12の回動により、第2部分12は、第1部分11の上に位置するようになる。この状態が、第2状態ST2に対応する。
【0028】
図4(a)に示すように、第1部分11は、第1面11a及び第2面11bを含む。第1面11aは、例えば、下面である。第2面11bは、上面である。第2部分12は、第3面12c及び第4面12dを含む。第1状態ST1において、第3面12cは、例えば、下面に対応する。第1状態ST1において、第4面12dは、上面に対応する。
【0029】
例えば、第1状態ST1において、第1面11aは、フレーム70Fの第1フレーム部分70Faと対向する。第1面11aは、第1フレーム部分70Faと第2面11bとの間にある。
【0030】
第1状態ST1において、第3面12cは、フレーム70Fの第2フレーム部分70Fbと対向する。第3面12cは、第2フレーム部分70Fbと第4面12dとの間にある。
【0031】
図4(b)に示すように、第2状態ST2において、第1面11aはフレーム70Fと第3面12cとの間にある。第2面11bは、第1面11aと第3面12cとの間にある。第4面12dは、第2面11bと第3面12cとの間にある。第2状態ST2においては、第3面12cが上面となり、第4面12dが下面となる。
【0032】
第1状態ST1において、第2部分12から第1部分11への方向は、第1方向(X軸方向)に沿う。第1状態ST1における第1方向に沿う第1ボトム10の第1長さL1は、第2状態ST2における第1ボトム10の第2長さL2よりも長い。
【0033】
第2部分12を折りたたむことで、第2部分12は、第1部分11の上に位置するようになる。これにより、第1状態ST1から第2状態ST2へ、容易に移行できる。第2部分12を回動部させることで、第2部分12は、第1部分11の上の位置から移動する。これにより、第2状態ST2から第1状態ST1へ、容易に移行できる。長さを簡単に変更できる。
【0034】
このように、第1ボトム10の第1状態ST1において、第2部分12から第1部分11への方向は、第1方向に沿う。第1状態ST1における、第3面12cから第1面11aへの方向は、第1方向に沿う。第1状態ST1における、第4面12dから第2面11bへの方向は、第1方向に沿う。例えば、第1方向は、X軸方向である。
【0035】
第1状態ST1における第3面12cから第4面12dへの方向は、第1方向と交差する第2方向に沿う。例えば、第2方向は、第1方向に対して垂直である。第2方向は、例えば、Z軸方向である。第2方向は、例えば、ベッド70Bの高さ方向である。第1状態ST1における第1面11aから第2面11bへの方向は、第2方向に沿う。
【0036】
第1ボトム10の第2状態ST2において、第2面11bは第1面11aと第3面12cとの間にある。第2状態ST2において、第4面12dは第2面11bと第3面12cとの間にある。
【0037】
例えば、第2部分12は、第1部分11と連続している。この例では、第1接続部10cにより、第1部分11及び第2部分12が互いに繋がる。第1接続部10cは、第1部分11の一部と見なされても良い。第1接続部10cは、第2部分12の一部と見なされても良い。第1部分11、第2部分12及び第1接続部10cは、一体成型により形成されても良い。
【0038】
例えば、第2状態ST2において、第2部分12は、第2方向(ベッド70Bの高さ方向でありZ軸方向)において、第1部分11と重なる。第1状態ST1において、第2部分12は、第2方向において、第1部分11と重ならない。第1部分11と第2部分12との相対的な位置関係が回動により変化する。第1ボトム10の長さを簡単に変更できる。
【0039】
図4(a)及び図4(b)に示すように、フレーム70Fの第1方向(X軸方向)の長さが変更可能でも良い。例えば、第2フレーム部分70Fbは、第1フレーム部分70Fbに対してスライド可能である。これにより、第1フレーム部分70Faを基準にした、第2フレーム部分70Fbの位置が変化する。
【0040】
例えば、第2フレーム部分70Fbは長孔70Fhを有する。長孔70Fhは、X軸方向に延びる。長孔70Fhを介して、ピン70Fpにより、第2フレーム部分70Fbが第1フレーム部分70Faに固定される。ピン70Fpが挿入される長孔70Fhの位置を変更することで、フレーム70FのX軸方向に沿う長さを変更できる。第1フレーム部分70Faに長孔70Fhが設けられ、長孔70Fhを介して、ピン70Fpにより、第1フレーム部分70Fa及び第2フレーム部分70Fbが互いに固定されても良い。
【0041】
図3に示すように、第1状態ST1において、第2部分12の幅W12は、第1部分11から第2部分12への向きにおいて減少する。幅W12は、第3方向における第2部分12の長さに対応する。第3方向は、第1方向及び第2方向を含む平面と交差する。第3方向は、例えば、Y軸方向である。
【0042】
例えば、第1状態ST1において、幅W12は、第1部分11から第2部分12の端部に向かって、減少する。これにより、第1ボトム10の端部の辺は、X-Y平面内で傾斜する。このような形状により、第1状態ST1における第1ボトム10のコーナー部が傾斜する。これにより、ベッド装置310の使用者または介護者などがコーナー部などに当たることが抑制できる。
【0043】
図5(a)及び図5(b)は、第1実施形態に係るボトム装置の一部を例示する模式的断面図である。
これらの図は、X-Z平面による断面図である。これらの図は、図4(a)及び図4(b)とは異なる断面を例示している。
【0044】
図5(a)及び図3に示すように、例えば、第1部分11は、凹領域11Dを含んでも良い。第2部分12は、凸領域12Pを含んでも良い。図5(b)に示すように、第2状態ST2において、凸領域12Pは、凹領域11Dに入る。例えば、第2部分12が、第1部分11に安定してはめ込まれる。
【0045】
図5(a)に示すように、第1部分11の少なくとも一部の第2方向(高さ方向でありZ軸方向)に沿う第1厚さd1は、第2部分12の少なくとも一部の第2方向(高さ方向でありZ軸方向)に沿う第2厚さd2よりも薄くても良い。例えば、第1状態ST2において、第1部分11の薄い部分が、第2部分12の厚い部分と重なっても良い。
【0046】
例えば、第1状態ST1において、第2部分12に凸領域12Pが設けられることで、第2部分12の上にマットレスが設けられたときに、凸領域12Pによりマットレスが支持される。マットレスが平坦になり易くなる。
【0047】
図5(a)に示すように、第1部分11は、第1凹凸部11Aを含む。第2部分12は、第2凹凸部12Aを含む。この例では、第1凹凸部11Aは、凸部であり、第2凹凸部12Aは、凹部である。
【0048】
図5(b)に示すように、第2状態ST2において、第1凹凸部11Aと、第2凹凸部12Aと、は互いにかみ合う。これにより、第2状態ST2において、第1部分11に対する第2部分12の位置が安定になる。例えば、第2状態ST2において、第2部分12の上面(第3面12c)の高さが、第1部分11の上面の高さと実質的に同じになる状態が安定になる。フラットな上面が得易くなる。
【0049】
以下、第2ボトム20の例について説明する。
図6は、第1実施形態に係るボトム装置の一部を例示する模式的斜視図である。
図7(a)及び図7(b)は、第1実施形態に係るボトム装置及びベッド装置を例示する模式的断面図である。
図7(a)及び図7(b)は、X-Z平面による断面図である。
【0050】
図6は、第4状態ST4における第2ボトム20を例示している。第4状態ST4においては、第4部分24は、X軸方向において、第3部分23と並ぶ。この状態において、第2ボトム20の長さ(第4長さL4)は、第2ボトム20の両端(端20E及び端20F)の間のX軸方向に沿う長さに対応する。端20Eから端20Fへの方向は、X軸方向に沿う。
【0051】
この例では、第4部分24は、第2接続部20cにより第3部分23と接続されている(図7(a)及び図7(b)参照)。第2接続部20cを実質的な軸として、第4部分24は回動可能である。第4部分24の回動により、第4部分24は、第3部分23の上に位置する。この状態が、第4状態ST4に対応する。
【0052】
図7(a)に示すように、第3部分23は、第5面23e及び第6面23fを含む。第5面23eは、例えば、下面である。第6面23fは、上面である。第4部分24は、第7面24g及び第8面24hを含む。第3状態ST3において、第7面24gは、例えば、下面に対応する。第3状態ST3において、第8面24hは、上面に対応する。
【0053】
例えば、第3状態ST3において、第5面23eは、フレーム70Fの第3フレーム部分70Fcと対向する。第3状態ST3において、第5面23eは、第3フレーム部分70Fcと第6面23fとの間にある。
【0054】
第3状態ST3において、第7面24gは、フレーム70Fの第4フレーム部分70Fdと対向する。第3状態ST3において、第7面24gは、第4フレーム部分70Fdと第8面24hとの間にある。
【0055】
図7(b)に示すように、第4状態ST4において、第5面23eはフレーム70Fと第7面24gとの間にある。第6面23fは、第5面23eと第7面24gとの間にある。第8面24hは、第6面23fと第7面24gとの間にある。第4状態ST4においては、第7面24gが上面となり、第8面24hが下面となる。
【0056】
第3状態ST3において、第3部分23から第4部分24への方向は、第1方向(X軸方向)に沿う。第3状態ST3における第1方向(X軸方向)に沿う第2ボトム20の第3長さL3は、第4状態ST4における第2ボトム20の第4長さL4よりも長い。
【0057】
例えば、第4部分24を折りたたむことで、第4部分24は、第3部分23の上に位置するようになる。これにより、第3状態ST3から第4状態ST4へ、容易に移行できる。第4部分24を回動部させることで、第4部分24は、第3部分23上の位置から移動する。これにより、第4状態ST4から第3状態ST3へ、容易に移行できる。長さを簡単に変更できる。
【0058】
上記のように、第2ボトム20の第3状態ST3において、第3部分23から第4部分24への方向は、第1方向(例えば、X軸方向)に沿う。第3状態ST3における第5面23eから第7面24gへの方向、及び、第3状態ST3における第6面23fから第8面24hへの方向は、第1方向に沿う。第3状態ST3における第5面23eから第6面23fへの方向、及び、第3状態ST3における第7面24gから第8面24hへの方向は、第2方向(例えばZ軸方向)に沿う。第2ボトム20の第4状態ST4において、第3部分23から第4部分24への方向は、第2方向に沿う。第4状態ST4において第6面23fは第5面23eと第7面24gとの間にある。第4状態ST4において第8面24hは第6面23fと第7面24gとの間にある。
【0059】
例えば、第4部分24は、第3部分23と連続する。この例では、第2接続部20c(図7(a)及び図7(b)参照)により、第3部分23及び第4部分24が互いに繋がる。第2接続部20cは、第3部分23の一部と見なされても良い。第2接続部20cは、第4部分24の一部と見なされても良い。第3部分23、第4部分24及び第2接続部20cは、一体成型により形成されても良い。
【0060】
図7(b)に示すように、第4状態ST4において、第4部分24は、第2方向(高さ方向でありZ軸方向)において、第3部分23と重なる。図7(a)に示すように、第3状態ST3において、第4部分24は、第2方向において、第3部分23と重ならない。
【0061】
例えば、第4フレーム部分70Fdは、第3フレーム部分に対してスライド可能である。これにより、第3フレーム部分70Fcを基準にした、第4フレーム部分70Fdの位置が変化する。
【0062】
例えば、第4フレーム部分70Fdは長孔70Fiを有する。長孔70Fiは、X軸方向に延びる。長孔70Fiを介して、ピン70Fqにより、第4フレーム部分70Fdが第3フレーム部分70Fcに固定される。ピン70Fqが挿入される長孔70Fiの位置を変更することで、フレーム70FのX軸方向に沿う長さが変更できる。第3フレーム部分70Fcに長孔70Fiが設けられ、長孔70Fiを介して、ピン70Fqにより、第3フレーム部分70Fc及び第4フレーム部分70Fdが互いに固定されても良い。
【0063】
図6図7(a)及び図7(b)に示すように、第3部分23は、後退部23Rを含んでも良い。後退部23Rは、第1方向(X軸方向)に沿って後退する。図7(b)に示すように、第4状態ST4において、後退部23Rと第4部分24との間に間隙23Gが形成される。間隙23Gの第1方向(X軸方向)に沿う長さは、例えば、2mm以上である。間隙23Gに工具などを挿入して操作することで、第4部分24を第3部分23に重なる位置から回動部させることが容易になる。間隙23Gの間隙23Gの第1方向(X軸方向)に沿う長さは、8mm以上でも良い。例えば、このような間隙23Gが設けされることで、作業者などは手を間隙23Gに入れて第4部分24を第3部分23に重なる位置から回動部させることが容易になる。第4状態ST4から第3状態ST3への移行がより容易になる。第1ボトム10(例えば、背ボトムの少なくとも一部)において、第2ボトム20(例えば、足ボトムの少なくとも一部)と同様に、後退部が設けられても良い。
【0064】
図8(a)及び図8(b)は、第1実施形態に係るボトム装置の一部を例示する模式的断面図である。
図8(a)及び図8(b)は、X-Z平面による断面図である。図8(a)及び図8(b)は、図7(a)及び図7(b)とは異なる断面を例示している。
【0065】
図8(a)に示すように、例えば、第3部分23は、凹領域23Dを含んでも良い。第4部分24は、凸領域24Pを含んでも良い。図8(b)に示すように、第4状態ST4において、凸領域24Pは、凹領域23Dに入る。例えば、第4部分24が、第3部分23に安定してはめ込まれる。
【0066】
図8(a)に示すように、第3部分23は、第3凹凸部23Aを含む。第4部分24は、第4凹凸部24Aを含む。この例では、第3凹凸部23Aは、凸部であり、第4凹凸部24Aは、凹部である。
【0067】
図8(b)に示すように、第4状態ST4において、第3凹凸部23Aと、第4凹凸部24Aと、は互いにかみ合う。これにより、第4状態ST4において、第3部分23に対する第4部分24の位置が安定になる。例えば、第4状態ST4において、第4部分24の上面(第7面24g)の高さが、第3部分23の上面の高さと実質的に同じになる状態が安定になる。フラットな上面が得易くなる。
【0068】
図9(a)~図9(e)は、第1実施形態に係るボトム装置の一部を例示する模式図である。
図9(a)~図9(d)は、第1ボトム10を裏面側(例えば第1面11aの側)から見た斜視図である。
【0069】
図9(b)に示すように、第1ボトム10は、固定部材15を含んでも良い。第1状態ST1において、固定部材15は、第1部分11と第2部分12とを固定する。例えば、固定部材15は、裏面側から、第1部分11と第2部分12とを固定する。この例では、固定部材15の1つの端部が、第1ねじ部材15aにより第1部分11に固定される。固定部材15の別の端部が、第2ねじ部材15bにより、第2部分12に固定される。固定部材15により、第1部分11及び第2部分12の互いの位置が固定される。これにより、第1状態ST1において、第1部分11及び第2部分12は、フラットになる。
【0070】
図9(c)に示すように、第2状態ST2においては、固定部材15の2つの端部は、第1部分11と固定される。
【0071】
例えば、図9(d)に示すように、第1状態ST1と第2状態ST2とにおいて、第2ねじ部材15bの固定される位置が異なる。第2状態ST2においては、第2ねじ部材15bは、第1部分11の孔11hに挿入される。第1状態ST1においては、第2ねじ部材15bは、第2部分12の孔12hに挿入される。
【0072】
図9(e)に示すように、第1部分11と第2部分12との間の角度が、固定部材15により固定できる。
【0073】
実施形態において、ボトム装置170の上にマットレスが置かれる。マットレスが置かれたときに、マットレスの位置を固定するための部材が設けられても良い。以下、このような部材の例について説明する。
【0074】
図1及び図6に示すように、第2ボトム20は、突出部材20Mを含んでも良い。突出部材20Mは、第3部分23または第4部分24から上方に突出する。突出部材20Mは、第3部分23または第4部分24に設けられた孔に挿入されて、第3部分23または第4部分24に固定される。例えば、突出部材20Mは、サイド側と、フット側と、に共通して使用できる。
【0075】
図10(a)~図10(c)は、第1実施形態に係るボトム装置の一部を例示する模式図である。
図11(a)~図11(c)は、第1実施形態に係るボトム装置の一部を例示する模式図である。
図10(a)及び図11(a)に示すように、第3部分23は、第3孔23Hを含む。第4部分24は、第4孔24Hを含む。図10(b)及び図11(a)に示すように、第3状態ST3においては、突出部材20Mの下部が、第4孔24Hに挿入されて固定される。
【0076】
図10(c)に示すように、第4状態ST4においては、突出部材20Mの下部は、第4孔24Hを介して第3孔23Hに到達する。例えば、第4状態ST4において、第3孔23Hの少なくとも一部は第4孔24Hと重なる。第4状態ST4において、突出部材20Mは、第4孔24Hを通過して第3孔23Hに挿入されて第3部分23及び第4部分24に固定可能である。
【0077】
図10(b)及び図11(a)に示すように、第3状態ST3において、突出部材20Mは、第4孔24Hに挿入されて第4部分24に固定可能である。1つの突出部材20Mが、第3状態ST3及び第4状態ST4の両方に適用できる。
【0078】
図11(b)に示すように、第3状態ST3において、第4孔24Hは、第3部分23と重ならない。図10(c)に示すように、第4状態ST4において、第4孔24Hは、第3部分23と重なり、第4孔24Hの少なくとも一部は、第3孔23Hと重なる。
【0079】
図11(c)に示すように、第4部分24の第7面24gは、凸部24gpを含んでも良い。凸部24gpが設けられることで、第4状態ST4において孔に挿入される突出部材20Mの長さが、第3状態ST3において孔に挿入される突出部材20Mの長さと実質的に同じになる(図10(b)及び図10(c)参照)。フット側のマットレス止取付孔は、上下(表裏)のどちらからも差し込むことができる。フット側のマットレス止取付孔は、樹脂成型品であるため、抜き勾配の影響で片側がきつくなるか、緩くなってしまうことがある。マットレス止取付孔の勾配を0度とすることで、表裏のどちらから差し込んでも安定した固定状態が得られる。勾配を0度とする部分は、マットレス止取付孔の一部に設けられれば良い。マットレス止取付孔に挿入されるの突出部材20Mの側面の一部にリブが設けられても良い。
【0080】
図12(a)~図12(d)は、第1実施形態に係るボトム装置の一部を例示する模式図である。
図13(a)及び図13(b)は、第1実施形態に係るボトム装置の一部を例示する模式的斜視図である。
図13(b)は、図13(a)のA1-A2線断面図である。
【0081】
図12(a)に示すように、第3部分23及び第4部分24は、互いに平行(水平)に形成されても良い。この場合、第3部分23と第4部分24との間の距離が長くなり、第4部分24が下方に過度に回動し易くなる場合がある。これにより、逆向きの傾斜が生じる場合がある。このときに、図12(d)に示すように、挿入部材20Xにより第4部分24の回動が制限されても良い。
【0082】
例えば、図12(b)に示すように、第3部分23の一部と、第4部分24の一部と、の間に、間隙20Gが設けられる。図12(c)、図13(a)及び図13(b)に示すように、第3状態ST3において、間隙20Gに挿入部材20Xを挿入する。
【0083】
図12(d)及び図13(b)に示すように、挿入部材20Xは、間隙20Gにかみ合うように固定される。挿入部材20Xにより、第4部分24の回動が制限され、逆向きの傾斜が生じることが抑制される。
【0084】
図14(a)及び図14(b)は、第1実施形態に係るボトム装置の一部を例示する模式的斜視図である。
図14(a)に示すように、第3部分23の第6面23fに印23Mが設けられても良い。この例では、印23Mは、「R」の文字である。「R」の文字は、例えば、「regular」を意味する。第3状態ST3において、第6面23fは露出する。露出した面に印23Mが設けられることで、「regular」の状態であることが容易に分かる。
【0085】
図14(b)に示すように、第4部分24の第7面24gに印24Mが設けられても良い。この例では、印24Mは、「M」の文字である。「M」の文字は、例えば、「mini」を意味する。第4状態ST4において、第7面24gは上面となる。上面に印24Mが設けられることで、「mini」の状態であることが容易に分かる。
【0086】
図15(a)~図15(c)は、第1実施形態に係るボトム装置の一部を例示する模式的斜視図である。
図15(a)に示すように、第1ボトム10において、第1部分11と第2部分12とが互いに対向する部分に、接触可能部分10Xが設けられる。接触可能部分10Xにおいて、例えば、第1部分11の側面及び第2部分12の側面が接触する。
【0087】
図15(b)に示すように、第1部分11は、第1側面11sを含む。第2部分12は、第2側面12sを含む。第1側面11sは、第1方向(X軸方向)と交差する。例えば、第1側面11sの少なくとも一部は、Y軸方向に延びる。第2側面12sは、第1方向(X軸方向)と交差する。例えば、第2側面12sの少なくとも一部は、Y軸方向に延びる。
【0088】
図15(c)に示すように、第1状態ST1において、第2側面12sの少なくとも一部は、第1側面11sと接する。
【0089】
例えば、図15(b)及び図15(c)に示すように、第2部分12は、回動可能である。図15(c)に示すように、1つの状態(第1状態ST1)において、第2側面12sの少なくとも一部が、第1側面11sに当たる。これにより、第2部分12が過度に回動することが抑制できる。これにより、例えば、第1状態ST1において、第2部分12の第4面12dは、第1部分11の第2面11bに対して実質的に平行になる。逆向きの傾斜になることが抑制できる。
【0090】
第2部分12が折りたたまれておらず、第1ボトム10(例えば、背ボトム)がフラットなとき(図4(a)参照)、第2部分12に加わる荷重は、例えば、フレーム70F(例えば第2フレーム部分70F)に加わる。図4(a)に例示した状態において、フレーム70F(例えば第2フレーム部分70F)により、第2部分12が支持される。
【0091】
第2部分12が折りたたまれておらず、第1ボトム10(例えば、背ボトム)が背上げ状態のとき、第2部分12に加わる荷重は、例えば、第1側面11s及び第2側面12sが接することで、第1部分11に加わる(図15(c)参照)。第2部分12に加わる荷重は、固定部材15に加わっても良い。
【0092】
図16(a)及び図16(b)は、第1実施形態に係るボトム装置の一部を例示する模式的側面図である。
これらの図は、第2ボトム20(例えば足ボトム)の1つの状態を例示している。1つの例において、第2ボトム20は、膝ボトム20A及び足ボトム20Bを含む。この例では、第2ボトム20は、腰ボトム20C、及び、足側湾曲ボトム20D(下側湾曲ボトム)を含む。腰ボトム20Cと足ボトム20Bとの間に膝ボトム20Aがある。膝ボトム20Aと足ボトム20Bとの間に足側湾曲ボトム20Dがある。これらのボトムの互いの角度が変更である。第3部分23及び第4部分24は、足ボトム20Bに含まれる。
【0093】
図16(a)に示す状態は、足上げ状態である。この状態において、第3部分23及び第4部分24は、フレーム70Fから離れている。この状態において、第4部分24に加わる荷重は、例えば、挿入部材20Xを介して、第3部分23に加わる(図16(b))参照)。
【0094】
図17は、第1実施形態に係るボトム装置の一部を例示する模式的側面図である。
図17は、第2ボトム20(例えば足ボトム)の1つの状態を例示している。図17に示す状態において、膝上げ状態であり、足部(第4部分24)の少なくとも一部は、フレーム70Fと接する。この状態において、第4部分24に加わる荷重は、例えば、フレーム70Fに加わる。
【0095】
図18は、第1実施形態に係るボトム装置の一部を例示する模式的側面図である。
図18は、第2ボトム20(例えば足ボトム)の1つの状態を例示している。図18に示す状態において、第2ボトム20はフラットである。この状態において、第4部分24に加わる荷重は、例えば、フレーム70F(例えば、第4フレーム部分70Fd)に加わる。
【0096】
図19は、第1実施形態に係るボトム装置の一部を例示する模式的斜視図である。
実施形態に係るボトム装置170は、図19に例示する延長部材35を含んでも良い。例えば、延長部材35の端部35a及び35bが、フレーム70Fの2つの部分に接続される。延長部材35の上にマットレスの一部が置かれる。延長部材35が設けられることで、ボトム装置170がさらに長くできる。
【0097】
例えば、第1ボトム10及び第2ボトム20の少なくともいずれかの裏面に、延長部材35の端部35a及び35bが挿入される凹部(または孔)が設けられる。この凹部(または孔)に端部35a及び端部35bが挿入されることで、延長部材35が固定される。
【0098】
図20(a)及び図20(b)は、第1実施形態に係るボトム装置の一部を例示する模式図である。
図20(a)に示すように、例えば、第1ボトム10の裏面に配線固定部分10Pが設けられても良い。図20(b)に示すように、配線固定部分10Pは凹部10PDを含む。凹部10PDに、各種の配線(電源ケーブル、または、センサの信号線など)を固定できる。第2ボトム20の裏面に、各種の配線や部品を固定できる凹部が設けられても良い。
【0099】
第1ボトム10の裏面には、各種の凹凸が設けられても良い。ベッド70Bの使用者の生体情報などを検出するセンサが設けられる場合がある。例えば、センサのための配線が、第1ボトム10の裏面に設けられた各種の凹凸に固定されても良い。
【0100】
図21は、第1実施形態に係るボトム装置の一部を例示する模式図である。
図21に示すように、例えば、第1ボトム10の裏面に固定用部材10Jが設けられても良い。固定用部材10Jにより、第1ボトム10とフレーム70Fとの相対的な位置が固定される。固定用部材10Jは、例えば金属製である。
【0101】
図22は、第1実施形態に係るボトム装置の一部を例示する模式図である。
図22に示すように、例えば、第1ボトム10に孔10Hが設けられても良い。例えば、固定部材(例えば締結部材)が、孔10Hを通って、フレーム70Fに固定される。これにより、第1ボトム10がフレーム70Fに固定される。第1ボトム10はフレーム70Fの上にあり、固定部材(例えば、締結部材)を孔10Hに挿入して固定する作業は、上方向から行うことができる。作業が容易になる。固定部材(例えば、締結部材)は、例えば、ねじ部材及びリベットなどを含む。
【0102】
図23は、第1実施形態に係るボトム装置の一部を例示する模式図である。
図23に示すように、例えば、第2ボトム20の裏面に凸部20Pが設けられても良い。第2ボトム20を運ぶときなどに、凸部20Pを利用することで、安全に安定して運ぶことができる。
【0103】
(第2実施形態)
第2実施形態は、ベッド装置に係る。ベッド装置は、第1実施形態に係る任意のボトム装置と、フレーム70Fと、を含む。
【0104】
図24は、第2実施形態に係るベッド装置を例示する模式的斜視図である。
図24に示すように、第2実施形態に係るベッド装置310は、第1実施形態に係るボトム装置170を含む。ベッド装置310は、例えば、フレーム70Fを含む。フレーム70Fの上に、ボトム装置170が設けられる。フレーム70Fは、第1ボトム10及び第2ボトム20を支持する。この例では、ベッド装置310は、ベースフレーム70BFを含む。ベースフレーム70BFは、フレーム70Fを支持する。この例では、フレーム70Fにヘッドボード78H及びフットボード78Fが設けられる。
【0105】
図25は、第2実施形態に係るベッド装置を例示する模式的斜視図である。
図26及び図27は、第2実施形態に係るベッド装置を例示する模式的側面図である。
図25図27に示すように、第2実施形態に係るベッド装置320も、ボトム装置170及びフレーム70Fを含む。図26に示すように、ベッド装置320は、駆動機構70vを含む。駆動機構70vは、第1ボトム10の角度を変化させることが可能である。駆動機構70vは、例えば、アクチュエータ70acにより駆動される。
【0106】
第2実施形態によれば、より便利なベッド装置が提供できる。
【0107】
実施形態によれば、より便利なボトム装置及びベッド装置が提供できる。
【0108】
以上、具体例を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明は、これらの具体例に限定されるものではない。例えば、ボトム装置及びベッド装置に含まれるボトム及びフレームなどの各要素の具体的な構成に関しては、当業者が公知の範囲から適宜選択することにより本発明を同様に実施し、同様の効果を得ることができる限り、本発明の範囲に包含される。
【0109】
各具体例のいずれか2つ以上の要素を技術的に可能な範囲で組み合わせたものも、本発明の要旨を包含する限り本発明の範囲に含まれる。
【0110】
その他、本発明の実施形態として上述したボトム装置及びベッド装置を基にして、当業者が適宜設計変更して実施し得る全てのボトム装置及びベッド装置も、本発明の要旨を包含する限り、本発明の範囲に属する。
【0111】
その他、本発明の思想の範疇において、当業者であれば、各種の変更例及び修正例に想到し得るものであり、それら変更例及び修正例についても本発明の範囲に属するものと了解される。
【0112】
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
【符号の説明】
【0113】
10…第1ボトム、 10E、10F…端、 10H…孔、 10J…固定用部材、 10P…配線固定部分、 10PD…凹部、 10X…接触可能部分、 10c…第1接続部、 11…第1部分、 11A…第1凹凸部、 11D…凹領域、 11a、11b…第1、第2面、 11h…孔、 11s…第1側面、 12…第2部分、 12A…第2凹凸部、 12P…凸領域、 12c、12d…第3、第4面、 12h…孔、 12s…第2側面、 15…固定部材、 15a、15b…第1、第2ねじ部材、 20…第2ボトム、 20A…膝ボトム、 20B…足ボトム、 20C…腰ボトム、 20D…足側湾曲ボトム、 20E、20F…端、 20G…間隙、 20M…突出部材、 20P…凸部、 20X…挿入部材、 20c…第2接続部、 23…第3部分、 23A…第3凹凸部、 23D…凹領域、 23G…間隙、 23H…第3孔、 23M…印、 23R…後退部、 23e、23f…第5、第6面、 24…第4部分、 24A…第4凹凸部、 24H…第4孔、 24M…印、 24P…凸領域、 24g、24h…第7、第8面、 24gp…凸部、 25…変形可能部、 35…延長部材、 35a、35b…端部、 70B…ベッド、 70BF…ベースフレーム、 70F…フレーム、 70Fa~70Fd…第1~第4フレーム部分、 70Fh、70Fi…長孔、 70Fp、70Fq…ピン、 70ac…アクチュエータ、 70v…駆動機構、 78F…フットボード、 78H…ヘッドボード、 170…ボトム装置、 310、320…ベッド装置、 L01、L02…長さ、 L1~L4…第1~第4長さ、 ST01…長状態、 ST02…短状態、 ST1~ST4…第1~第4状態、 W12…幅、 d1、d2…第1、第2厚さ
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
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図13
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