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特開2024-84229インストルメントパネルにおける照明装置の配置構造
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  • 特開-インストルメントパネルにおける照明装置の配置構造 図1
  • 特開-インストルメントパネルにおける照明装置の配置構造 図2
  • 特開-インストルメントパネルにおける照明装置の配置構造 図3
  • 特開-インストルメントパネルにおける照明装置の配置構造 図4
  • 特開-インストルメントパネルにおける照明装置の配置構造 図5
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024084229
(43)【公開日】2024-06-25
(54)【発明の名称】インストルメントパネルにおける照明装置の配置構造
(51)【国際特許分類】
   B60Q 3/12 20170101AFI20240618BHJP
   B60Q 3/54 20170101ALI20240618BHJP
   B60Q 3/62 20170101ALI20240618BHJP
【FI】
B60Q3/12
B60Q3/54
B60Q3/62
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022198388
(22)【出願日】2022-12-13
(71)【出願人】
【識別番号】000110321
【氏名又は名称】トヨタ車体株式会社
(71)【出願人】
【識別番号】000003207
【氏名又は名称】トヨタ自動車株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100105957
【弁理士】
【氏名又は名称】恩田 誠
(74)【代理人】
【識別番号】100068755
【弁理士】
【氏名又は名称】恩田 博宣
(72)【発明者】
【氏名】湯浅 光平
【テーマコード(参考)】
3K040
【Fターム(参考)】
3K040AA02
3K040CA01
3K040CA05
3K040EA01
3K040EA05
3K040GA05
3K040GB00
3K040GC04
3K040HB02
(57)【要約】
【課題】照明によるインストルメントパネルの奥行き感等の造形的なメリハリ感を出すことができるインストルメントパネルにおける照明装置の配置構造を提供する。
【解決手段】インストルメントパネル12には、後方を向く溝部前壁32と、溝部前壁32に連結されて下方へ凹設されるとともに車幅方向に延在して上方を開口する溝部30を有する。照明装置40は、溝部30内において車幅方向に延在配置されるとともに、溝部前壁32に照明光が照射されるように指向して配置されている。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
インストルメントパネルに設けられた照明装置の配置構造であって、
前記インストルメントパネルには、後方を向く立ち下がり面と、前記立ち下がり面に連結されて下方へ凹設されるとともに車幅方向に延在して上方を開口する溝部を有し、
前記照明装置が、前記溝部内において前記車幅方向に延在配置されるとともに、前記立ち下がり面に照明光が照射されるように指向して配置された、インストルメントパネルにおける照明装置の配置構造。
【請求項2】
前記照明装置の前記照明光は、前記立ち下がり面に反射されて、車室内へ間接光として照射される請求項1に記載のインストルメントパネルにおける照明装置の配置構造。
【請求項3】
前記溝部の上方を開口する部位において、前記立ち下がり面と対抗して離間する縁部には、前記照明装置を覆うとともに前記車幅方向に延在する庇部が設けられている請求項2に記載のインストルメントパネルにおける照明装置の配置構造。
【請求項4】
前記庇部には、前記立ち下がり面と対向する対向面を有していて、前記立ち下がり面にて反射された前記照明光が、前記対向面にて反射されて、再び前記立ち下がり面に照射されることにより、前記立ち下がり面には、前記照明装置の直射光と、前記対向面からの反射光による明暗差によるグラデーションが生ずる請求項3に記載のインストルメントパネルにおける照明装置の配置構造。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、インストルメントパネルにおける照明装置の配置構造に関する。
【背景技術】
【0002】
図5に示すように、従来、車室内において、助手席側のインストルメントパネル100の上面102の内部には、例えばトップマウントタイプのエアバッグ装置104が配置されている。また、インストルメントパネル100の後面の下方には、グローブボックス106が配置されている。
【0003】
このような構造にあっては、エアバッグ展開や、或いは他の構造物の配置の制約があるため、インストルメントパネル100に奥行き感等の造形的なメリハリを表現することが難しい。このため、インストルメントパネルのデザインの自由度に制約がある。
【0004】
特許文献1では、インストルメントパネルの表面において、車幅方向へ照明装置を組み込み配置した構成が開示されていて、インストルメントパネルを部分的に照明することにより、造形的な変化を出すようにしている。詳しくは、前記インストルメントパネルに対して上下に区分する段差部が車幅方向に延在して設けられている。段差部では、その上側に位置する段差上部面の後端部が、下側に位置する段差下部面の前端部よりも車両後方側へ張り出すように設定されている。前記段差下部面の前端部の近傍には、照明装置が配置されることにより、照明装置の照明光が前記段差部の近傍に設けられた装備部に対しては直接光で照射するようにしている。
【0005】
また、照明装置からの照明光は段差部の奥まった箇所から照射されるため、段差下部面及び/または段差上面部の折り返し面からの反射光は間接照明となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2008-230608号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかし、特許文献1では、段差部内に配置した照明装置のインストルメントパネルに対する照射範囲が照明装置の光源の近傍となっていることにより前記照射範囲が狭くなるため、該照射範囲における明暗の差を出すことが困難となる。この結果、明暗の差が小さいことから、照明によるインストルメントパネルの奥行き感等の造形的なメリハリ感を出しにくい。
【0008】
本発明の目的は、照明によるインストルメントパネルの奥行き感等の造形的なメリハリ感を出すことができるインストルメントパネルにおける照明装置の配置構造を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記問題点を解決するために、本発明のインストルメントパネルにおける照明装置の配置構造は、前記インストルメントパネルには、後方を向く立ち下がり面と、前記立ち下がり面に連結されて下方へ凹設されるとともに車幅方向に延在して上方を開口する溝部を有し、前記照明装置が、前記溝部内において前記車幅方向に延在配置されるとともに、前記立ち下がり面に照明光が照射されるように指向して配置される(請求項1)。
【0010】
上記構成により、立ち下がり面に対して照明装置の照明光が照射される。この場合、立ち下がり面の照射された部位は、照明装置に近いほど明るくなるとともに、照明装置から遠い部位は、暗くなる。この結果、立ち下がり面には、明暗差が出ることにより、奥行き感等の造形的なメリハリ感を得ることが可能となる。
【0011】
また、インストルメントパネルにおける照明装置の配置構造では、前記照明装置の前記照明光は、前記立ち下がり面に反射されて、車室内へ間接光として照射されることが好ましい(請求項2)。
【0012】
上記構成により、車室内に照射された間接光により、車室内を和らいだ雰囲気にすることができる。
また、インストルメントパネルにおける照明装置の配置構造では、前記溝部の上方を開口する部位において、前記立ち下がり面と対抗して離間する縁部には、前記照明装置を覆うとともに前記車幅方向に延在する庇部が設けられていてもよい(請求項3)。
【0013】
上記構成によれば、前記照明装置が庇部により、覆われていることにより、照明装置の直射光が、運転者や、助手席の乗員の目に入ることがない。
また、インストルメントパネルにおける照明装置の配置構造では、前記庇部には、前記立ち下がり面と対向する対向面を有していて、前記立ち下がり面にて反射された前記照明光が、前記対向面にて反射されて、再び前記立ち下がり面に照射されることにより、前記立ち下がり面には、前記照明装置の直射光と、前記対向面からの反射光による明暗差によるグラデーションが生ずることが好ましい(請求項4)。
【0014】
上記構成によれば、立ち下がり面に照射された照明光は、立ち下がり面で反射する。その反射光の一部は、再び前記立ち下がり面に照射される。このことにより、立ち下がり面には、照明装置からの直射光と、対向面から反射された反射光に照射された領域が存在する。ここで、立ち下がり面において、直射光のみで照射された領域と、前記反射光のみで照射された領域では、その領域間における照度の相違から、明暗差によるグラデーションを得ることができる。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、照明によるインストルメントパネルの奥行き感等の造形的なメリハリ感を出すことができる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】一実施形態のインストルメントパネルにおける照明装置の配置構造が適用される車両の車室前部を示す正面図である。
図2】一実施形態の助手席側のインストルメントパネルの上面及び後面の斜視図である。
図3】一実施形態のインストルメントパネルの断面図である。
図4】一実施形態の照明装置の略体説明図である。
図5】従来のインストルメントパネルの断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
(実施形態)
以下、本発明を具体化した一実施形態を図1図4を参照して説明する。
図1に示すように、車室10内の前部には、車幅方向(図1の左右方向)において略全幅に渡って延びる態様で、インストルメントパネル12が配置されている。このインストルメントパネル12において、運転席側には電気機器としてコンビネーションメータ13が取り付けられるとともにセンターには、ナビゲーションシステム14及びシフト装置15が取り付けられている。
【0018】
また、インストルメントパネル12の助手席側においては、図3に示すようにパネル上面12aの裏面側にはエアバッグ装置16が取り付けられるとともに、助手席と対向する下部には、グローブボックス20が取り付けられている。
【0019】
図1図2及び図3に示すように、インストルメントパネル12の助手席側において、パネル上面12aと前記グローブボックス20との間の後壁12bには、車幅方向に延在するとともに上方を開口する溝部30が形成されている。
【0020】
溝部30は、溝部前壁32、溝部底壁34、及び溝部後壁36を有する。溝部前壁32は、立ち下がり面に相当する。溝部前壁32は、後方を向くように平面状に形成されているとともに、図3に示すように、上部が下部よりも後方側に位置するように傾いていて、助手席に対向するように配置されている。
【0021】
溝部底壁34は、前端部が溝部前壁32の下端に連結されるとともに後端部が溝部後壁36の下端に連結されている。溝部底壁34は、図3に示すように略平板状に形成されている。
【0022】
溝部後壁36は、下部に照明部材収納部36aと、庇部36bを有する。照明部材収納部36aは、図3に示すように溝部前壁32側を開放したチャンネル状に形成されている。
【0023】
図3に示すように庇部36bは、照明部材収納部36aの上部に連結されている。すなわち、庇部36bは、溝部30の上方を開口する部位に設けられている。庇部36bの先端部は、照明部材収納部36aよりも前方へ、かつ、溝部前壁32と対向するように張り出し形成されている。庇部36bの高さ位置は溝部前壁32の上下方向の中央部の高さ位置と同じとなるように配置されている。
【0024】
庇部36bにより、照明装置40を覆うことにより、照明装置40の直射光が、運転者や、助手席の乗員の目に入ることがないようにされている。
庇部36bの張り出した先端部は、凸状の湾曲面38を有する。凸状の湾曲面38は、照明部材42の直射光が溝部前壁32で反射されて湾曲面38に照射された際、再反射することにより、溝部前壁32における直射光が照射された領域、及び直射光が照射されていない領域に分散して照射するように形成されている。湾曲面38は、対向面に相当する。
【0025】
照明部材収納部36aには、照明装置40の照明部材42が収納されている。本実施形態では、照明部材42は、導光性を有する材料から形成されている。導光性を有する材料としては、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ガラス、ポリスチレン、ウレタン等を挙げることができる。照明部材42は、車幅方向へ延びるように、繊維状、棒状、または柱状に形成されている。
【0026】
図4に示すように、照明装置40は、照明部材42と照明部材42の一端に連結された光源44を含む。光源44は、たとえば、LED(発光ダイオード)からなるが、LEDに限定するものではなく、白熱灯等の他の光学素子であってもよい。光源44の照明色は、白色、青色、黄色等、赤色等があるため、限定するものではない。また、照明色は、単一色に限定するものではなく、複数種の色を照明色としてもよい。或いは、色フィルターを使用してもよい。また、溝部前壁32の色は、前記照明色の色が映える色で好ましいが、限定するものではない。
【0027】
光源44からの光は、照明部材42の端面から内部に進入して照明部材42の側面から照明光として溝部30内へ出射される。
照明部材収納部36aの上前方が庇部36bにて覆われていることにより、照明部材42は、溝部前壁32に対して最上部までは直射不能になっている。このように、照明部材42の照明光による直射範囲は制限されている。
【0028】
本実施形態では、図3に示すように、照明部材42から延びる点線で囲まれた範囲が、照明部材42の照明光の直射範囲を示している。一方、図3に示すように、照明部材42の直射範囲の下限は、照明部材42の照明の向きにより溝部前壁32の下部の最下限よりも若干上方の位置となっている。
【0029】
なお、この照明部材42の直射範囲は、例示であって、この範囲に限定するものではないが、少なくとも、直射範囲の上限は、溝部前壁32の最上部までが好ましい。
(実施形態の作用)
上記の構成により、溝部前壁32に対して照明装置40の照明光が照射される場合、溝部前壁32の照射された部位は、照明装置に近いほど明るくなるとともに、照明装置40から遠い部位は、暗くなる。
【0030】
また、本実施形態では、図3に示す溝部前壁32で照明部材42からの直接光が反射した光は、庇部36bの先端部において反射されて、一部の光は、溝部前壁32にて再反射された間接光になる。また、前記先端部において反射された一部の光は、溝部前壁32において、直射光が照射されていない領域において、再反射される間接光となる。
【0031】
この結果、溝部前壁32において、直接光のみが照射された領域と、直接光及び前記先端部からの反射光が照射された領域と、前記先端部からの反射光のみが照射された領域が存在する。これにより、各領域では、照射量が異なるため、溝部前壁32における間接光は、さまざまな明暗差を有した図2に示すようにグラデーションを取得できる。
【0032】
また、照明装置40が庇部36bにより、覆われていることにより、照明装置40の直射光が、運転者や、助手席の乗員の目に入ることがない。
本実施形態では、下記の特徴を有する。
【0033】
(1)本実施形態では、インストルメントパネル12には、後方を向く溝部前壁32(立ち下がり面)と、溝部前壁32に連結されて下方へ凹設されるとともに車幅方向に延在して上方を開口する溝部30を有する。照明装置40は、溝部30内において車幅方向に延在配置されるとともに、溝部前壁32(立ち下がり面)に照明光が照射されるように指向して配置されている。
【0034】
この結果、溝部前壁32に対して照明装置40の照明光が照射される場合、溝部前壁32の照射された部位は、照明装置に近いほど明るくなるとともに、照明装置40から遠い部位は、暗くなる。この結果、立ち下がり面には、明暗差が出ることにより、奥行き感等の造形的なメリハリ感を得ることが可能となる。
【0035】
また、溝部の深さに関わらず、奥行き感のある造形を表現できることが可能となる。さらには、間接光による間接照明で空気感を延出することになるため、照明美を際立たせる意匠を付与することが可能となる。
【0036】
(2)本実施形態では、照明装置40の照明光は、溝部前壁32に反射されて、車室内へ間接光として照射される。
この結果、車室内に照射された間接光により、車室内を和らいだ雰囲気にすることができる。
【0037】
(3)本実施形態では、溝部30の上方を開口する部位において、溝部前壁32と対抗して離間する縁部には、照明装置40を覆うとともに車幅方向に延在する庇部36bが設けられている。
【0038】
この結果、照明装置40が庇部36bにより、覆われていることにより、照明装置40の直射光が、運転者や、助手席の乗員の目に入ることがない。
(4)本実施形態では、庇部36bには、溝部前壁32と対向する湾曲面38(対向面)を有していて、溝部前壁32にて反射された照明光が、湾曲面38にて反射されて、再び溝部前壁32に照射される。このことにより、溝部前壁32には、照明装置40の直射光と、湾曲面38からの反射光による明暗差によるグラデーションが生ずる。
【0039】
すなわち、湾曲面38に照射された照明光は、湾曲面38で反射する。その一部の反射光は、再び溝部前壁32に照射される。このことにより、溝部前壁32には、照明装置40からの直射光と、湾曲面38から反射された反射光に照射された領域が存在する。ここで、溝部前壁32において、直射光のみで照射された領域と、前記反射光のみで照射された領域では、その領域間における照度の相違から、明暗差によるグラデーションを得ることができる。
【0040】
本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・照明部材42は、前記実施形態の態様に限定するものではない。例えば、線状、或いは点列として配列した光源自体を照明部材として照明部材収納部36aに収納して照明を行うようにしてもよい。この場合、照明部材自体が照明装置に相当する。
【0041】
・前記実施形態では、照明部材収納部36aを車幅方向へ直線状に形成するとともに、それに合わせて照明部材42を直線状に配置した。これに代えて、照明部材収納部36aを車幅方向において、アールを有するように湾曲形成して、この湾曲形状の照明部材収納部36a内に沿うように、照明部材を配置してもよい。
【0042】
・前記実施形態では、溝部前壁32は、平面状に形成したが、溝部後壁36側(後方)に向かって凸状、或いは、逆に前方へ向かうように凹状に形成してもよい。このように形成することにより、溝部前壁32から溝部後壁36側へ反射した光は、庇部36bの先端部で再反射するとともにさらに溝部前壁32にて反射する間接光となる。これにより、溝部前壁32において、直接光のみが照射された領域と、直接光及び反射光が照射された領域と、反射光のみが照射された領域が存在する。これにより、各領域では、照射量が異なるため、溝部前壁32における間接光は、さまざまな明暗差を有したグラデーションを取得できる。
【0043】
・前記実施形態では、庇部36bの先端部に対向面として湾曲面38を有するようにした。これに代えて、対向面として平面部を有するようにしてもよい。
【符号の説明】
【0044】
10…車室
12…インストルメントパネル
12a…パネル上面
13…コンビネーションメータ
14…ナビゲーションシステム
15…シフト装置
16…エアバッグ装置
20…グローブボックス
30…溝部
32…溝部前壁
34…溝部底壁
36…溝部後壁
36a…照明部材収納部
36b…庇部
38…湾曲面
40…照明装置
42…照明部材
44…光源
図1
図2
図3
図4
図5