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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024008444
(43)【公開日】2024-01-19
(54)【発明の名称】マッサージ機
(51)【国際特許分類】
   A61H 7/00 20060101AFI20240112BHJP
【FI】
A61H7/00 322B
【審査請求】未請求
【請求項の数】9
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022110327
(22)【出願日】2022-07-08
(71)【出願人】
【識別番号】000112406
【氏名又は名称】ファミリーイナダ株式会社
(72)【発明者】
【氏名】稲田 二千武
【テーマコード(参考)】
4C100
【Fターム(参考)】
4C100BA03
4C100BA10
4C100BB05
4C100BC14
4C100CA03
4C100CA05
4C100CA06
4C100CA07
4C100CA08
4C100CA09
4C100DA05
4C100DA06
4C100DA08
4C100DA10
(57)【要約】
【課題】マッサージ機に生命感を持たせることで、マッサージ機を使っていない人を視覚的に楽しませ、または、販売現場における演出の一つとして、顧客を誘引させることができるマッサージ機を提供することを目的とする。
【解決手段】座部と、背凭れ部と、マッサージ部と、座部の左右方向外側に位置する第一外殻部と、背凭れ部の左右方向外側に位置する第二外殻部と、第一外殻部と第二外殻部を駆動させるための駆動機構と、制御部と、を有し、制御部は、マッサージモードと、演出モードと、を有し、演出モードは、初期位置である第二形態と、初期位置に対して第一外殻部及び/又は第二外殻部を少なくとも前後方向及び/又は上下方向及び/又は左右方向のいずれか一方向に移動させた第一形態と、の間で移動させる演出動作であり、演出動作は、駆動機構の駆動により実行されることを特徴とする。
【選択図】 図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
使用者が着座する座部と、
使用者が凭れる背凭れ部と、
使用者に対してマッサージを行うマッサージ部と、
前記座部の左右方向外側に位置する第一外殻部と、
前記背凭れ部の左右方向外側に位置する第二外殻部と、
前記第一外殻部及び/又は前記第二外殻部を駆動させるための駆動機構と、
少なくとも前記駆動機構の駆動を制御する制御部と、を有し、
前記制御部は、使用者に対して前記マッサージ部によりマッサージを行うマッサージモードと、マッサージ機の使用を使用者に対して誘引する演出モードと、を有し、
前記演出モードは、初期位置である第二形態と、前記初期位置に対して前記第一外殻部及び/又は前記第二外殻部を少なくとも前後方向及び/又は上下方向及び/又は左右方向のいずれか一方向に移動させた第一形態と、の間で移動させる演出動作であり、
前記演出動作は、前記駆動機構の駆動により実行されることを特徴とするマッサージ機。
【請求項2】
前記駆動機構は、リンク機構であることを特徴とする請求項1に記載のマッサージ機。
【請求項3】
前記駆動機構は、エアセルであることを特徴とする請求項1又は2に記載のマッサージ機。
【請求項4】
前記第一外殻部は、上下方向下側を支点として駆動することを特徴とする請求項1又は2に記載のマッサージ機。
【請求項5】
前記第二外殻部は、前後方向後側を支点として駆動することを特徴とする請求項1又は2に記載のマッサージ機。
【請求項6】
前記第一外殻部と前記第二外殻部は、一体的に形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のマッサージ機。
【請求項7】
前記座部及び/又は前記背凭れ部は、内殻部を有し、
前記第一外殻部及び/又は前記第二外殻部は、前記内殻部より左右方向外側に位置し、前記内殻部に対して移動することを特徴とする請求項1又は2に記載のマッサージ機。
【請求項8】
前記第一外殻部と前記第二外殻部の移動を操作する操作部を有し、
前記制御部は、前記操作部での操作により前記第一外殻部と前記第二外殻部を移動させる制御を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載のマッサージ機。
【請求項9】
前記第一外殻部を移動させる制御と前記第二外殻部を移動させる制御は、同期されることを特徴とする請求項8のいずれかに記載のマッサージ機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はマッサージ機に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、座部や背凭れ部にマッサージ部(マッサージユニット)を設け、座部に着座した人に対してマッサージを行うマッサージ機が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2011-115657号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1に記載のマッサージ機は、マッサージ機を使っている人しか楽しむことができない無機質で機械的な製品というイメージを持たれているという問題がある。
そこで、本発明は、上述した問題を解消するためになされたものであり、マッサージ機に生命感を持たせることで、マッサージ機を使っていない人を視覚的に楽しませ、または、販売現場における演出の一つとして、顧客を誘引させることができるマッサージ機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、使用者が着座する座部と、使用者が凭れる背凭れ部と、使用者に対してマッサージを行うマッサージ部と、前記座部の左右方向外側に位置する第一外殻部と、前記背凭れ部の左右方向外側に位置する第二外殻部と、前記第一外殻部と前記第二外殻部を駆動させるための駆動機構と、少なくとも前記駆動機構の駆動を制御する制御部と、を有し、前記制御部は、使用者に対して前記マッサージ部によりマッサージを行うマッサージモードと、マッサージ機の使用を使用者に対して誘引する演出モードと、を有し、前記演出モードは、初期位置である第二形態と、前記初期位置に対して前記第一外殻部及び/又は前記第二外殻部を少なくとも前後方向及び/又は上下方向及び/又は左右方向のいずれか一方向に移動させた第一形態と、の間で移動させる演出動作であり、前記演出動作は、前記駆動機構の駆動により実行されることを特徴とする。
このような構成とすることにより、マッサージ機に生命感を持たせることができる。
【0006】
また、前記駆動機構は、リンク機構であることが好ましい。
このような構成とすることにより、第一形態と第二形態との間の移動を簡単な構造で実現することができる。
【0007】
また、前記駆動機構は、エアセルであることが好ましい。
このような構成とすることにより、第一形態と第二形態へとの間の移動を簡単な構造で実現することができる。
【0008】
また、前記第一外殻部は、上下方向下側を支点として駆動することが好ましい。
このような構成とすることにより、花弁が開くような演出をすることができる。
【0009】
また、前記第二外殻部は、前後方向後側を支点として駆動することが好ましい。
このような構成とすることにより、花弁が開くような演出をすることができる。
【0010】
また、前記第一外殻部と前記第二外殻部は、一体的に形成されていることが好ましい。
このような構成とすることにより、第一外殻部と第二外殻部を同時に移動させることができる。
【0011】
また、前記座部及び/又は前記背凭れ部は、内殻部を有し、前記第一外殻部及び/又は前記第二外殻部は、前記内殻部より左右方向外側に位置し、前記内殻部に対して移動することが好ましい。
このような構成とすることにより、使用者に与えるマッサージの体感を変えることなく、第一外殻部及び/又は第二外殻部を第一形態と第二形態との間で移動させることができる。
【0012】
また、前記第一外殻部と前記第二外殻部の移動を操作する操作部を有し、前記制御部は、前記操作部での操作により前記第一外殻部と前記第二外殻部を移動させる制御を行うことが好ましい。
このような構成とすることにより、操作部の操作により自動的に第一外殻部と第二外殻部を移動させることができる。
【0013】
また、前記第一外殻部を移動させる制御と前記第二外殻部を移動させる制御は、同期されることが好ましい。
このような構成とすることにより、マッサージ機に生命感を持たせることができる。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、マッサージ機に生命感を持たせることができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】本発明の一実施形態に係るマッサージ機の斜視図である。
図2】本発明の一実施形態に係るマッサージ機の模式図である。
図3】マッサージ機のブロック図である。
図4】本発明の一実施形態に係るマッサージ機の第一外殻部を示す図であり、(a)は斜視図であり、(b)は第一外殻部を取り外した状態の斜視図であり、(c)は駆動機構を取り外した状態の斜視図であり、(d)は(c)の状態を右から見た図である。
図5】本発明の一実施形態に係る第一外殻部を示す図であり、(a)は正面図であり、(b)は第一外殻部を取り外した状態の正面図であり、(c)は(b)の状態から駆動機構を駆動させた状態を示す正面図である。
図6】第一外殻部の駆動機構の分解図である。
図7】本発明の一実施形態に係る第二外殻部を示す図であり、(a)は斜視図であり、(b)は第二外殻部を取り外した状態の斜視図であり、(c)は駆動機構を取り外した状態の斜視図である。
図8】本発明の一実施形態に係る第二外殻部を示す図であり、(a)は平面図であり、(b)は第二外殻部を取り外した状態の平面図であり、(c)は(b)の状態から駆動機構を駆動させた状態を示す平面図である。
図9】第二外殻部の駆動機構の分解図である。
図10】第一外殻部と第二外殻部を一体的に形成した状態を示す斜視図である。
図11】フードの構造を示す図であり、(a)は平面図であり、(b)は左から見た図であり(c)は斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
[マッサージ機の全体構成]
以下、本発明のマッサージ機1の全体構成について説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るマッサージ機1の斜視図である。図2は、本発明の一実施形態に係るマッサージ機1の模式図である。図3は、マッサージ機1のブロック図である。
なお、以下の説明で用いる方向の概念は、図1に示す使用状態のマッサージ機1に着座した使用者から見たときの方向の概念と一致するものとし、その他の場合は適宜説明するものとする。
【0017】
図1図3に示すとおり、本発明のマッサージ機1は、主として、使用者が着座する座部2と、座部2の後部にリクライニング可能に設けられた使用者の上半身を支持する背凭れ部3と、座部2の前部に上下揺動可能に設けられた使用者の脚及び/又は足を支持するフットレスト部4と、座部2の左右両側には、使用者の腕を載置する肘掛部5と、背凭れ部3の側方に取り付けられた肩部ユニット6と、を有している。座部2の下側には、マッサージ機1を支持する脚フレーム7が設けられている。座部2、背凭れ部3、フットレスト部4、肘掛部5、肩部ユニット6は、使用者の身体を支持する身体支持部として機能する。マッサージ機1の各所には、使用者の身体を押圧することでマッサージを行うエアセルで構成された各マッサージ部a1~a5(図3参照)が設けられている。また、背凭れ部3には、揉みマッサージ及び/又は叩きマッサージを行うマッサージ部としてのマッサージユニット8が設けられている。
【0018】
図1図3に示すとおり、背凭れ部3は、座部2の下方に設けられた第一アクチュエータ11により、座部2に対して前後にリクライニング可能に構成されており、図1に示す起立姿勢から背凭れ面が床面と略水平となるリクライニング姿勢までの間の任意の位置で停止できるようになっている。フットレスト部4は、座部2の下方に設けられた第二アクチュエータ12により、座部2に対して上下に揺動可能に構成されており、図1に示す垂下姿勢から膝を伸ばした状態で脚又は足が支持される上昇姿勢までの間の任意の位置で停止できるようになっている。
【0019】
図1図3に示すとおり、座部2の下方には、後述するエアセルよりなる各マッサージ部a1~a5に対してエアを給排気するポンプ10a及びバルブ10bを有する給排気装置10と、マッサージ機1の各種動作を制御する制御部9と、が設けられている。制御部9は、プログラマブルなマイコン等を有しており、第一アクチュエータ11、第二アクチュエータ12、マッサージユニット8、給排気装置10、駆動機構50を駆動制御する。制御部9には、使用者が操作する操作部13が電気的に接続されている。マッサージ機1は、記憶部14に予め記憶されたプログラム(マッサージコース)に従って動作する他、使用者による操作部13からの指示に従って動作する。
【0020】
制御部9には、複数のモードが搭載されている。ひとつは、マッサージ部a1~a5、マッサージユニット8により、使用者に対してマッサージを行うマッサージモードである。マッサージモードは、記憶部14に予め記憶されたプログラム(マッサージコース)を実行するモードである。もうひとつは、マッサージ機1の使用を使用者に対して誘引する演出モードである。演出モードは、第一外殻部30Aと第二外殻部30Bを移動させることにより、使用者に対してマッサージ機1の使用を誘引する演出動作である。演出動作は、駆動機構50の駆動により実行される。演出モードの詳細については、後述する。
【0021】
図4は、本発明の一実施形態に係るマッサージ機1の第一外殻部30Aを示す図であり、(a)は斜視図であり、(b)は第一外殻部30Aを取り外した状態の斜視図であり、(c)は駆動機構50を取り外した状態の斜視図であり、(d)は(c)の状態を右から見た図である。図5は、本発明の一実施形態に係る第一外殻部30Aを示す図であり、(a)は正面図であり、(b)は第一外殻部30Aを取り外した状態の正面図であり、(c)は(b)の状態から駆動機構50を駆動させた状態を示す正面図である。図6は、第一外殻部30Aの駆動機構50の分解図である。なお、図10に示すように第一外殻部30Aと第二外殻部30Bを一体的に形成したものや図1に示すように身体支持部の側部に取り付けられたものを外殻部30としている。
【0022】
[第一外殻部の構成]
図4図6に示すとおり、第一外殻部30Aは、略卵型の板状の部材で構成されている。より詳しくは、第一外殻部30Aは、正面視で中央から上方及び下方に向かって中央付近が凸となるようになだらかに傾斜している(図5(a)参照)。第一外殻部30Aの左右方向内側(使用者に対向する側の面)は平面状になっている。第一外殻部30Aは、内殻部40より左右方向外側に位置しており、内殻部40に対して移動することができるようになっている。
【0023】
第一外殻部30Aは、駆動機構50を介してマッサージ機1の内殻部40に取り付けられている。より詳しくは、本実施例においては、内殻部40は、座部2の側部に対して取り付けられている。第一外殻部30Aは、内殻部40より左右方向外側に位置するように駆動機構50を介して、内殻部40に対して取り付けられている。内殻部40より左右方向外側に位置するように取り付けることで、第一外殻部30Aを内殻部40に対して移動させることができる。
また、第一外殻部30Aは、座部2の左右方向外側に位置するように駆動機構50を介して、座部2の側部に取り付けてもよい。座部2の左右方向外側に位置するように取り付けることで、内殻部40を備えていないマッサージ機であっても、第一外殻部30Aを第一形態から第二形態へ、または、第二形態から第一形態へと移動させることができるため、マッサージ機に生命感を与えることができる。
【0024】
なお、第一形態とは、制御部9により、第一外殻部30Aを初期位置から少なくとも前後方向及び/又は上下方向及び/又は左右方向のいずれか一方向に移動させた状態のことであり、第二形態とは、第一外殻部30Aを第一形態から初期位置に移動させた状態のことである。
【0025】
[内殻部の構成]
図4図6に示すとおり、内殻部40は、板状の部材で構成されている。より詳しくは、前後方向に長手の部材であり、前方下端には切欠きが設けられている。内殻部40には、内殻部40の移動をサポートするための溝E1,E2と、内殻部40を背凭れ部3に対して取り付けるための取付孔E3が設けられている。溝E1は、内殻部40の前端から後方に向かって前後方向に伸びている。溝E2は、内殻部40の中中央付近であって、上方から後方に向かって緩やかなカーブを描きながら上下方向に伸びている。
【0026】
溝E1,E2には、それぞれ座部2の側部から左右方向に延設された軸(図示せず)が挿通されている。取付孔E3には、背凭れ部3の側部から左右方向に延設された軸(図示せず)が取り付けられている。つまり、内殻部40は、座部2側の溝E1,E2と、背凭れ部3側の取付孔E3と、の3点で支持されている。
背凭れ部3が後方へリクライニングすると、内殻部40も追従して後方へ移動することとなる。より詳しくは、内殻部40は、内殻部40の後端に設けられた取付孔E3を介して、背凭れ部3に取り付けられている。そのため、背凭れ部3が後方へリクライニングすると、内殻部40に設けられた取付孔E3も後方へ移動する。このとき、内殻部40に設けられた溝E1,E2により、内殻部40の後方への移動はサポートされる。より詳しくは、溝E1,E2には、それぞれ座部2の側部から左右方向に延設された軸(図示せず)が挿通されているため、溝E1,E2と軸(図示せず)によって、内殻部40はスムーズに後方に移動することができる。
【0027】
内殻部40の中央付近には、取付板受部51と、第一リンク軸52と、が取り付けられている。取付板受部51は、凹型に屈曲された金属製の板状の部材である。取付板受部51の左右両側には、孔H1が設けられている。孔H1に揺動支点軸55が挿通される。
内殻部40の中央付近には、空間が設けられており、当該空間には、孔H2が設けられた金属製の部材が嵌め込まれている。孔H2には、リンク部材56の一端を揺動自在に支持するための第一リンク軸52が挿通される。揺動支点軸55、第一リンク軸52は、前後方向に伸びている。
駆動機構50は、第一外殻部30Aを上下方向下側を支点として駆動させるためのものである。駆動機構50については、後述する。
【0028】
[駆動機構の構成]
駆動機構50について説明する。駆動機構50は、内殻部40に取り付けられている。駆動機構50は、第一外殻部30Aと第二外殻部30Bを駆動させるための機構である。図4図6に示すとおり、駆動機構50は、複数の部材からなるリンク機構Tで構成されており、リンク機構Tは、リンク機構Tの内側に取り付けられたエアセル59により駆動する。駆動機構50は、エアセル59を膨張させることで、第一外殻部30Aを第二形態(初期位置)から第一形態へと移動させ、エアセル59を収縮させることで、第一外殻部30Aを第一形態から第二形態(初期位置)へと移動させることができる。
駆動機構50をリンク機構Tとエアセル59とで構成することにより、第一形態と第二形態との間の移動を簡単な構造で実現することができる。
【0029】
駆動機構50は、リンク機構Tである。リンク機構Tは、左右方向外側から内側に向かって、孔H5,H6を有する外殻部取付板54、孔H5に挿通される第二リンク軸57、前後一対設けられた孔H3,孔H4を有するリンク部材56、第一リンク軸52と第二リンク軸57とに亘って取り付けられたバネ58、揺動支点軸55、孔H1を有する取付板受部51、第一リンク軸52、の順に並んでいる。
【0030】
リンク機構Tについて説明する。リンク機構Tは、第一外殻部30Aを第一形態と第二形態との間で移動させるための機構である。第一外殻部30Aは、外殻部取付板54に対して取り付けられている。外殻部取付板54は、コの字型の板状の部材である。外殻部取付板54の前側の面と後側の面には、2つの孔H5,H6が設けられている。孔H5には、第二リンク軸57が挿通される。孔H6には、揺動支点軸55が挿通される。つまり、外殻部取付板54は、2つの軸(揺動支点軸55、第二リンク軸57)を介して取り付けられている。外殻部取付板54の前側の面と後側の面には、左右の側面にそれぞれリンク部材56が取り付けられている。
【0031】
リンク部材56には、2つの孔H3,H4が設けられている。孔H3は、円弧状に傾斜した長孔である。孔H3には、第二リンク軸57が、円弧に沿って移動可能となるように挿通されている。孔H4には、第一リンク軸52が挿通される。つまり、第二リンク軸57は、孔H3と孔H5の2つの孔に対して挿通されている。そして、第一リンク軸52と第二リンク軸57との間には、バネ58が取り付けられている。
【0032】
内殻部40には、外殻部取付板54を取り付けるための取付板受部51が設けられている。取付板受部51は、コの字型に形成された板状の金属である。取付板受部51の前側の面と後側の面には、孔H1が設けられている。孔H1には、揺動支点軸55が挿通される。つまり、揺動支点軸55は、孔H1と孔H6の2つの孔に対して挿通されている。また、内殻部40には、エアセル59が設けられている。より詳しくは、外殻部取付板54と対向する位置であって、対のリンク部材56の間に設けられている。外殻部取付板54は、第一リンク軸52と第二リンク軸57との間に亘って取り付けられたバネ58によって、内殻部40に対して接近する方向(第二形態/初期位置)に付勢されている。
【0033】
エアセル59が膨張すると、外殻部30Aは揺動支点軸55を支点として、初期位置(第二形態)から第一形態へと移動(内殻部40に対して離反する方向に移動)する。そして、エアセル59が収縮すると、外殻部30Aはバネ58の付勢力により、揺動支点軸55を支点として、第一形態から第二形態(初期位置)へと移動(内殻部40に対して接近する方向に移動)する。
【0034】
なお、本実施例においては、座部2と背凭れ部3に設けられた内殻部40に対して駆動機構50を取り付けた場合について説明しているが、一例であり、この限りではない。例えば、内殻部40ではなく、座部2や背凭れ部3、肘掛部5などの側部に直接取り付けるようにしてもよい。座部2や背凭れ部3、肘掛部5などの側部に直接取り付けるようにすることで、部品点数を削減することができる。
【0035】
図7は、本発明の一実施形態に係る第二外殻部30Bを示す図であり、(a)は斜視図であり、(b)は第二外殻部30Bを取り外した状態の斜視図であり、(c)は駆動機構50を取り外した状態の斜視図である。図8は、本発明の一実施形態に係る第二外殻部30Bを示す図であり、(a)は平面図であり、(b)は第二外殻部30Bを取り外した状態の平面図であり、(c)は(b)の状態から駆動機構50を駆動させた状態を示す平面図である。図9は、第二外殻部30Bの駆動機構50の分解図である。
【0036】
[第二外殻部の構成]
図7図9に示すとおり、第二外殻部30Bは、略卵型の板状の部材で構成されている。より詳しくは、第二外殻部30Bは、平面視で中央から前方及び後方に向かって中央付近が凸となるようになだらかに傾斜している(図7(a)、図8(a)参照)。第二外殻部30Bの左右方向内側(使用者に対向する側の面)は平面状になっている。第二外殻部30Bは、内殻部40より左右方向外側に位置しており、内殻部40に対して移動することができるようになっている。
【0037】
第二外殻部30Bは、駆動機構50を介してマッサージ機1の内殻部40に取り付けられている。より詳しくは、本実施例においては、内殻部40は、背凭れ部3の側部に対して取り付けられている。第二外殻部30Bは、内殻部40より左右方向外側に位置するように駆動機構50を介して、内殻部40に対して取り付けられている。内殻部40より左右方向外側に位置するように取り付けることで、第二外殻部30Bを内殻部40に対して移動させることができる。
また、第二外殻部30Bは、背凭れ部3の左右方向外側に位置するように駆動機構50を介して、背凭れ部3の側部に取り付けてもよい。背凭れ部3の左右方向外側に位置するように取り付けることで、内殻部40を備えていないマッサージ機であっても、第二外殻部30Bを第一形態から第二形態、または、第二形態から第一形態へと移動させることができるため、マッサージ機に生命感を与えることができる。
【0038】
なお、第一形態とは、制御部9により、第二外殻部30Bを初期位置から少なくとも前後方向及び/又は上下方向及び/又は左右方向のいずれか一方向に移動させた状態のことであり、第二形態とは、第二外殻部30Bを第一形態から初期位置に移動させた状態のことである。
【0039】
なお、駆動機構50の構造については、第一外殻部30Aに取り付けられた駆動機構50と同じ構造であるため、基本的な構造に関しては、説明を省略する。
駆動機構50は、前後方向後側を支点として第二外殻部30Bを第一形態から第二形態へ、または、第二形態から第一形態へ移動させるためのものである。より詳しくは、駆動機構50の軸方向が上下方向となるように、第一外殻部30Aに取り付けられた駆動機構50を90度回転させて、内殻部40に対して取り付けている。駆動機構50を駆動させることで、第二外殻部30Bは、駆動機構50の前後方向後側を支点として(より詳しくは、揺動支点軸55を支点として)揺動する。
本実施例においては、内殻部40に対して駆動機構50と第二外殻部30Bを取り付けた場合について説明しているが、この限りではない。例えば、駆動機構50と第二外殻部30Bを背凭れ部3の側部に対して直接取り付けてもよい。要するに、第二外殻部30Bを第一形態と第二形態とに移動させることができる構成であれば、どのような構成であってもよい。
【0040】
また、第二外殻部30Bの取付位置も一例であり、この限りではない。例えば、背凭れ部3の側部の下方に取り付けてもよいし、背凭れ部3の側部の中央に取り付けてもよい。また、これらを複数取り付けてもよい。
そうすることで、マッサージ機1に対して、複数の第二外殻部30Bが第一形態から第二形態へ、または、第二形態から第一形態へ移動することができ、マッサージ機1に対して、生命感を与えることができる。
【0041】
図10は、第一外殻部30Aと第二外殻部30Bを一体的に形成した状態を示す斜視図である。
図10に示すとおり、外殻部30は、第一外殻部30Aと第二外殻部30Bが1つの外殻部30として、一体的に形成されたものである。外殻部30は、側面視で角の丸い略三角形となっている。なお、形状については一例であり、この限りではない。一体的に形成することで、例えば、ハイビスカスの花のように、1つ1つの花弁が大きな花を再現することができる。外殻部30を第一形態から第二形態に、または、第二形態から第一形態に、移動させることで、少なくともマッサージ機に生命感をあたえることができれば、どのような形状であってもよい。
【0042】
外殻部30は、内殻部40対して駆動機構を介して取り付けられている。駆動機構は、図示されていないが、駆動機構50と同じ構造のものを採用している。駆動機構を駆動させることにより、外殻部30を内殻部40に対して移動させることができる。より詳しくは、外殻部30を第一形態と第二形態との間で移動させることができる。
なお、本実施例においては、内殻部40に外殻部30を取り付けた場合について説明しているが、内殻部40は必須の構成ではない。例えば、駆動機構を身体支持部(座部2、背凭れ部3、フットレスト部4、肘掛部5)の側部に直接取り付けることで、外殻部30の移動(第一形態から第二形態と第二形態から第一形態との間の移動)を実現することができる。
【0043】
駆動機構は、内殻部40に対して取り付けられていればよく、取付位置は限定されない。
例えば、上下方向下側を支点として駆動するように駆動機構を内殻部40の下方に取り付けた場合には、外殻部30は、上下方向下側を支点として、第一形態から第二形態、または、第二形態から第一形態へと移動させることができる。また、前後方向後側を支点として駆動するように駆動機構を内殻部40の前後方向後方に取り付けた場合には、外殻部30は、前後方向後側を支点として、第一形態から第二形態、または、第二形態から第一形態へと移動させることができる。
なお、内殻部40に取り付ける駆動機構の数は、1個であってもよいし、複数個であってもよい。複数個取り付ける場合には、駆動機構の駆動の方向が同方向となるように、所定間隔を空けて取り付けることで、外殻部30を安定して支持することができる。
【0044】
制御部9は、使用者が操作部13を操作することで、第一外殻部30Aと第二外殻部30Bを移動させる制御を行うことができる。なお、移動させる制御には、第一外殻部30Aと第二外殻部30Bを同期して移動させることを含む。ここでいう同期とは、「同時」や「タイムラグ」を含む。
【0045】
[第一外殻部と第二外殻部の移動制御1]
第一外殻部30Aと第二外殻部30Bの移動制御(移動制御1)について説明する。移動制御1は、演出モードのひとつであり、初期位置である第二形態と、初期位置に対して第一外殻部及び/又は第二外殻部を少なくとも方向及び/又は上下方向及び/又は左右方向のいずれか一方向に移動させた第一形態と、の間で移動させる演出動作である。また、移動制御1は、第一外殻部30Aと第二外殻部30Bを同時に移動させるパターンである。なお、このときの第一外殻部30Aと第二外殻部30Bは、初期位置(第二形態の状態)にあるものとする。
第一外殻部30Aは上下方向下側を支点として駆動するように駆動機構50を介して内殻部40に対して取り付けられており、第二外殻部30Bは、前後方向後側を支点として駆動するように駆動機構50を介して内殻部40に対して取り付けられている。各駆動機構50には、それぞれエアセル59が設けられているため、使用者が操作部13に設けられた切替ボタン(図示せず)を押すと、第一外殻部30A側の駆動機構50のエアセル59が膨張を開始する。エアセル59の膨張に伴って、第一外殻部30Aは、初期位置(第二形態)から上下方向下側を支点として内殻部40から離れる方向に移動を開始する(第二形態から第一形態に向かう)。このとき、第二外殻部30B側の駆動機構50のエアセル59を膨張させることで、エアセル59の膨張に伴って、第二外殻部30Bは、第一外殻部30Aの移動開始のタイミングと同時に、初期位置(第二形態)から前後方向後側を支点として内殻部40から離れる方向に移動を開始する(第二形態から第一形態に向かう)。なお、第二外殻部30B側の駆動機構50のエアセル59を膨脹させるタイミングは、第一外殻部30Aの移動開始よりも前であってもよいし、第一外殻部30Aの移動開始よりも後であってもよい。つまり、タイムラグが生じる程度にタイミングをずらしていてもよい。
【0046】
このように、第一外殻部30Aの移動開始のタイミングと、第二外殻部30Bの移動開始のタイミングと、を同時にすることで、正面からマッサージ機1を見たときに、第一外殻部30Aと第二外殻部30Bが蕾のように花弁が閉じた状態から一斉に左右方向外側に向かって花弁が開いていくかのように移動する(第二形態から第一形態へ移動させる)ことで、マッサージ機1に生命感を与えることができ、マッサージ機1を使っていない人に対しても視覚的に楽しませることができる。また、家電量販店などの販売現場にマッサージ機1が置かれている場合には、販売現場における演出の一つとして、顧客を誘引させることができる。なお、マッサージ機1を使っている人から見れば、第一外殻部30Aと第二外殻部30Bにより、包み込まれているような安心感を得ることができる。
【0047】
[第一外殻部と第二外殻部の移動制御2]
第一外殻部30Aと第二外殻部30Bの移動制御(移動制御2)について説明する。移動制御2は、演出モードのひとつであり、初期位置である第二形態と、初期位置に対して第一外殻部及び/又は第二外殻部を少なくとも方向及び/又は上下方向及び/又は左右方向のいずれか一方向に移動させた第一形態と、の間で移動させる演出動作である。また、移動制御2は、第一外殻部30Aの移動開始のタイミングと第二外殻部30Bの移動開始のタイミングについて、タイムラグを生じさせるパターンである。なお、タイムラグには、オーバーラップを含む。
なお、このときの第一外殻部30Aと第二外殻部30Bは、初期位置(第二形態の状態)にあるものとする。
【0048】
第一外殻部30Aは上下方向下側を支点として駆動するように駆動機構50を介して内殻部40に対して取り付けられており、第二外殻部30Bは、前後方向後側を支点として駆動するように駆動機構50を介して内殻部40に対して取り付けられている。各駆動機構50には、それぞれエアセル59が設けられているため、使用者が操作部13に設けられた切替ボタン(図示せず)を押すと、第一外殻部30A側の駆動機構50のエアセル59が膨張を開始する。エアセル59の膨張に伴って、第一外殻部30Aは、初期位置(第二形態)から上下方向下側を支点として内殻部40から離れる方向に移動を開始する(第二形態から第一形態に向かう)。このとき、第二外殻部30B側の駆動機構50のエアセル59を膨張させることで、エアセル59の膨張に伴って、初期位置(第二形態)から前後方向後側を支点として内殻部40から離れる方向に移動を開始する(第二形態から第一形態に向かう)。なお、第二外殻部30B側の駆動機構50のエアセル59を膨脹させるタイミングは、第一外殻部30Aの移動開始よりも前であってもよいし、第一外殻部30Aの移動開始よりも後であってもよい。つまり、タイムラグが生じる程度にタイミングをずらしていてもよい。
【0049】
このように、第一外殻部30Aの移動開始のタイミングと、第二外殻部30Bの移動開始のタイミングと、にタイムラグを生じさせる(第一外殻部30Aを先に移動させる、または、第二外殻部30Bを先に移動させる)ことで、正面からマッサージ機1を見たときに、第一外殻部30Aと第二外殻部30Bが蕾ように花弁が閉じた状態から時間差で左右方向外側に向かって花弁が開いていくかのように移動する(第一形態から第二形態へ移動させる)ことで、マッサージ機1に生命感を与えることができ、マッサージ機1を使っていない人に対しても視覚的に楽しませることができる。また、家電量販店などの販売現場にマッサージ機1が置かれている場合には、販売現場における演出の一つとして、顧客を誘引させることができる。なお、マッサージ機1を使っている人から見れば、第一外殻部30Aと第二外殻部30Bにより、包み込まれているような安心感を得ることができる。
【0050】
なお、家電量販店の店頭にマッサージ機1を展示する場合には、マッサージ機1を誰も使用していないときには自動的に演出モードが実行されるように予めプログラムされていてもよい。演出モードを実行することで、販売現場に販売スタッフがいなくても、マッサージ機1の販売現場における演出の一つとして、顧客を誘引させることができる。
【0051】
図11は、フード90の構造を示す図であり、(a)は平面図であり、(b)は左から見た図であり(c)は斜視図である。
図1に示すとおり、フード90は、マッサージ機1に着座した使用者の前方の視界を遮ることができるように、背凭れ部3の上方に取り付けられている。また、図11に示すとおり、フード90は、本体部93と、本体部93を支持する左右対の第一フレーム91と、左右対の第一フレーム91の間に設けられた第二フレーム92と、から構成されている。
【0052】
本体部93は、薄い板状の部材で構成されており、マッサージ機1に着座した使用者の前方の視界を遮ることができる程度の大きさを有している。なお、本体部93の材質については、どのようなものであってもよい。具体的には、第一フレーム91で本体部93を支持した際に、その形状が維持できる程度の硬度を有するもの(例えば、アクリルやポリカーボネードなど)であればよい。
また、本体部93は、外部からの光を一部遮ることができるような半透明の部材であってもよいし、外部からの光を完全に遮ることができるような不透明の部材であってもよい。
【0053】
本体部93は、正面視で上方が凸となる円弧状に湾曲しており、平面視で略三角形の形状をなしている(図11(a)(c)参照)。また、図11に示すとおり、本体部93の周縁や本体部93の表面及び/又は裏面に、発光装置99(例えば、LEDなど)を設けてもよい(本実施例においては、本体部93の裏面に設置している。)。発光装置99を設けることで、使用者に対して光による刺激(リラックス効果・活性効果)を与えることができる。
【0054】
第一フレーム91は、金属製の棒状の部材で構成されており、側面視で上方に凸となる円弧状に湾曲している(図11(b)参照)。第一フレーム91は、本体部93の上方に所定間隔を空けて、左右で対となるように取り付けられている。
第二フレーム92は、金属製の棒状の部材で構成されている(図11(a)参照)。第二フレーム92は、左右対となるように所定間隔を空けて取り付けられた第一フレーム91の間に設けられている。第二フレーム92は、第一フレーム91の左右方向の強度を確保するためのものである。第二フレーム92の両端が左右の第一フレーム91に対してそれぞれ取り付けられている。そのため、第一フレーム91は、左右方向の強度を確保しつつ、本体部93を安定して支持することができる。
【0055】
なお、本体部93の形状は一例であり、この限りではない。例えば、マッサージ機1に着座した使用者の側方の視界を遮ることができるように左右方向の長さを延長してもよいし、使用者の全身を覆うように前後方向の長さを延長してもよい。また、使用者の頭部周辺を覆うことができるようなカプセル状にしてもよい。
また、第一フレーム91の形状も一例であり、この限りではない。例えば、第一フレーム91を前後方向において2本に分割し、分割した第一フレーム91どうしをヒンジ(図示せず)を介して取り付けてもよい。ヒンジ(図示せず)を介して取り付けることで、ヒンジ(図示せず)を支点として、フード90を使用者の任意の位置に調整することができる。
【0056】
その他、フード90に駆動機構50を取り付けてもよい。駆動機構50を上下方向に駆動するように取り付けることで、フード90を上下方向に揺動させることができる。また、フード90を左右2分割し、2分割したフード90それぞれに駆動機構50を取り付けてもよい。そして、駆動機構50を左右方向に駆動するように取り付けることで、フード90を左右方向に揺動させることができる。
つまり、フード90も第一外殻部30Aや第二外殻部30Bと同じように、花弁のような構造とすることができ、演出のひとつにすることができる。
【産業上の利用可能性】
【0057】
本発明は、マッサージ機に生命感を持たせることで、マッサージ機を使っていない人を視覚的に楽しませ、または、販売現場における演出の一つとして、顧客を誘引させることができるマッサージ機に適用することができる。
【符号の説明】
【0058】
座部 2
背凭れ部 3
制御部 9
第一外殻部 30A
第二外殻部 30B
駆動機構 50
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11