(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024008479
(43)【公開日】2024-01-19
(54)【発明の名称】飲み物及び化粧水
(51)【国際特許分類】
A23L 2/52 20060101AFI20240112BHJP
A61K 8/34 20060101ALI20240112BHJP
A61K 8/9794 20170101ALI20240112BHJP
A61K 8/9789 20170101ALI20240112BHJP
A61Q 19/00 20060101ALI20240112BHJP
A23L 33/105 20160101ALN20240112BHJP
【FI】
A23L2/52
A61K8/34
A61K8/9794
A61K8/9789
A61Q19/00
A23L2/00 F
A23L33/105
【審査請求】未請求
【請求項の数】2
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022110392
(22)【出願日】2022-07-08
(71)【出願人】
【識別番号】522275278
【氏名又は名称】株式会社CBD
(74)【代理人】
【識別番号】100137394
【弁理士】
【氏名又は名称】横井 敏弘
(72)【発明者】
【氏名】河野 浩司
【テーマコード(参考)】
4B018
4B117
4C083
【Fターム(参考)】
4B018LB08
4B018LE05
4B018MD01
4B018MD07
4B018MD61
4B018MD93
4B018ME14
4B018MF01
4B117LC04
4B117LG18
4B117LK01
4B117LK06
4B117LK20
4B117LK25
4B117LK27
4B117LP01
4C083AA031
4C083AA032
4C083AA111
4C083AA112
4C083AC151
4C083AC152
4C083CC04
4C083EE12
4C083FF01
(57)【要約】
【課題】 健康又は美容に良い飲み物又は化粧水を提供することを目的とする。
【解決手段】 CBD飲料は、カンナビジオールと、塩と、コメ発酵液と、高野槇又は橘の抽出物とを含む。CBD飲料に含まれるカンナビジオールは、例えば、テトラヒドロカンナビノール(THC)が完全に除去されたカンナビジオール抽出液であり、水2000mlに対して、4ml~20ml配合される。CBD飲料に含まれるコメ発酵液は、例えば、清酒であり、水2000mlに対して、10ml~20ml配合される。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
カンナビジオールと、
塩と、
コメ発酵液と
を含む飲み物。
【請求項2】
カンナビジオールと、
塩と、
コメ発酵液と、
高野槇又は橘の抽出物と
を含む化粧水。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、飲み物及び化粧水に関する。
【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、テトラヒドロカンナビノール(THC)、カンナビジオール(CBD)、カンナビジバリン(CBDV)、テトラヒドロカンナビバリン(THCV)から選択される1種のカンナビノイド化合物又はその医薬的に許容される塩の、神経皮膚炎を治療するための医薬組成物の単独製造における用途が開示されている。
【0003】
また、特許文献2には、カンナビジオール(CBD);カンナビゲロール(CBG)である、第1の微量カンナビノイド;少なくとも第1の選択されたテルペン;及び、場合により、少なくとも第2の微量カンナビノイドを含む薬学的活性成分が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特表2022-509008
【特許文献2】特表2020-505417
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
健康又は美容に良い飲み物又は化粧水を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る飲み物は、カンナビジオールと、塩と、コメ発酵液とを含む。
【0007】
また、本発明に係る化粧水は、カンナビジオールと、塩と、コメ発酵液と、高野槇又は橘の抽出物とを含む。
【発明の効果】
【0008】
健康又は美容に良い飲み物又は化粧水を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の第1の実施形態を説明する。
本実施形態のCBD飲料は、カンナビジオールと、塩と、コメ発酵液とが含まれた飲み物である。
CBD飲料に含まれるカンナビジオールは、大麻の抽出物であり、例えば、テトラヒドロカンナビノール(THC)が完全に除去されたカンナビジオール抽出液である。カンナビジオール抽出液は、水2000mlに対して、4ml~20ml配合される。
CBD飲料に含まれる塩は、精製塩であってもよいし、海塩等の自然塩であってもよい。塩は、水2000mlに対して、6g~14g配合される。
CBD飲料に含まれるコメ発酵液は、例えば、清酒である。清酒は、水2000mlに対して、10ml~20ml配合される。
さらに、本例のCBD飲料には、ハチミツが適量含まれている。
【0011】
本例のCBD飲料は、水2000mlに対して、カンナビジオール抽出液8ml~12mlと、食塩8g~10gと、清酒14ml~16mlと、ハチミツ80g~100gとを投入して、よくかき混ぜることにより製造される。
【0012】
次に、第2の実施形態を説明する。
本実施形態のCBD化粧水は、カンナビジオールと、塩と、コメ発酵液と、高野槇又は橘の抽出物とが含まれた化粧水である。すなわち、本例のCBD化粧水は、上記CBD飲料に、高野槇又は橘の抽出物を添加したものである。
高野槇又は橘の抽出物の添加量は、CBD飲料100mlに対して、2滴又は3滴である。
さらに、CBD化粧水には、ベンチレングリコールやグリセリン等が添加されてもよい。
【0013】
図1は、CBD化粧水の効果を示す図である。
40名の被験者について、CBD化粧水の使用前後におけるスキンチェッカーによる肌状態の測定と、CBD化粧水の使用前後における首の前後運動の角度の測定を行った。
図1の値は、その一部である。
スキンチェッカーによる肌変化の平均は、水分量(SMC)が36.9増加し、弾性(SE)は15.16増加し、油分量(SOC)は13.38減少し、肌年齢は8歳若返った。
首の前後運動の角度は、平均で16.61度より大きく曲げられるようになった。
これらのデータからわかるのは、本例のCBD化粧水によって皮膚の弾力を取り戻し、収縮性の柔軟度が向上していることがわかる。