(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024084915
(43)【公開日】2024-06-26
(54)【発明の名称】購入予定の商品と同一又は類似する機能を有する他の推奨商品を比較表示する顧客リコメンド機能を備える販売促進システム及びそれに用いるPOS端末
(51)【国際特許分類】
G06Q 30/0601 20230101AFI20240619BHJP
G07G 1/01 20060101ALI20240619BHJP
【FI】
G06Q30/0601 330
G07G1/01 301D
G07G1/01 301E
【審査請求】有
【請求項の数】11
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022199115
(22)【出願日】2022-12-14
(71)【出願人】
【識別番号】510170198
【氏名又は名称】ゴダイ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100091465
【弁理士】
【氏名又は名称】石井 久夫
(72)【発明者】
【氏名】浦上 卓也
【テーマコード(参考)】
3E142
5L030
5L049
【Fターム(参考)】
3E142AA01
3E142DA07
3E142EA02
3E142EA23
3E142JA01
5L030BB07
5L030BB56
5L049BB07
5L049BB56
(57)【要約】 (修正有)
【課題】多種の商品から顧客に適切な商品購入情報を与えるリコメンド機能を有する販売促進システム、店舗レジスタ及び携帯端末を提供する。
【解決手段】データの授受が可能なPOS端末である店舗レジスタ及び/又は顧客携帯端末とを少なくとも備える商品管理システムにおいて、店舗レジスタ又は顧客携帯端末は、会員ID及び購入予定の商品IDを読み込むと、通信サーバを介してメインサーバに接続し、メインサーバは、購入予定の商品IDに基づいて購入予定の商品と同一又は類似機能を有する商品群を読み出し、購入予定の商品と同一又は類似する機能或いは選択された商品に付加機能を有する1又は2以上のリコメンド商品を検索して、通信サーバを介して店舗レジスタ及び/又は顧客携帯端末と通信し、店舗レジスタ及び/又は顧客携帯端末は、表示画面に選択された購入予定商品に対し、購買者に有利となる推奨事項を表示する顧客リコメンド情報を表示する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
会員情報、商品情報等を記憶蓄積するメインサーバと、会員カードデータの読み込み機能を有するとともにメインサーバと通信サーバを介して接続し、メインサーバとデータの授受が可能な店舗レジスタ及び/又は顧客携帯端末とを少なくとも備える商品管理システムにおいて、
前記店舗レジスタ又は顧客携帯端末に会員IDを読み込ませるとともに、購入予定の商品IDを読み込ませると、通信サーバを介してメインサーバに接続し、購入予定の商品IDに基づいて購入予定の商品と同一又は類似機能を有する商品群を読み出し、通信サーバを介して購入予定の商品と同一又は類似する機能、或いは選択された商品に付加機能を有する1又は2以上のリコメンド商品を検索して店舗レジスタ及び/又は顧客携帯端末に通信し、店舗レジスタ及び/又は顧客携帯端末の表示画面に選択された購入予定商品に対し、購買者に有利となる顧客リコメンド情報として、購入予定の商品と同一又は類似する機能、或いは選択された商品に付加機能を有する1又は2以上のリコメンド商品を表示することを特徴とする販売促進システム。
【請求項2】
前記メインサーバが、会員ID毎に購入商品IDと購入日及び購入個数等の購買履歴を記録蓄積する購買履歴マスタ、会員ID毎に会員名及び会員病歴等の属性を記録蓄積する会員情報マスタ、商品ID毎に商品名、商品規格、商品分類(複数軸)、同一又は類似機能を有するお奨め商品IDを記録蓄積する商品情報マスタ、表示商品分類及び表示期間等を記録蓄積する画面表示管理マスタを備える請求項1記載の販売促進システム。
【請求項3】
顧客リコメンド情報が、購入予定の商品と同一又は類似する機能の商品であって、同一容量比低価格である商品情報を含む請求項1記載の販売促進システム。
【請求項4】
顧客リコメンド情報が、購入予定の商品と同一又は類似する機能の商品であって、同一価格比多容量である商品情報を含む請求項1記載の販売促進システム。
【請求項5】
顧客リコメンド情報が、購入予定の商品と同一又は類似する機能の商品であって、同一容量で高価格であるが作用効能が高い商品情報を含む請求項1記載の販売促進システム。
【請求項6】
顧客リコメンド情報が、購入予定の商品と同一又は類似する商品の機能であって、同一価格及び同一容量であるが、付与ポイント率が2倍以上である商品情報を含む請求項1記載の販売促進システム。
【請求項7】
顧客リコメンド情報が、購入予定の商品と同時に使用するのが好ましい商品情報を含む請求項1記載の販売促進システム。
【請求項8】
顧客リコメンド情報がリコメンドキャッチコピーであって、POS画面に表示し、販売員が顧客に購入予定商品とは別の商品の推奨をしやする情報である請求項1ないし7のいずれかに1つに記載の販売促進システム。
【請求項9】
顧客リコメンド情報がリコメンドキャッチコピーであって、客受けするリコメンド事項をカスタマー画面に表示し、顧客にアピールする情報である請求項1ないし7のいずれかに1つに記載の販売促進システム。
【請求項10】
請求項1で使用される店舗レジスタであって、会員ID及び購入予定の商品IDを読み込む機能と、入力された購入予定の商品IDを前記通信サーバを介して前記メインサーバに送信する機能と、この送信情報に基づき、前記通信サーバを介して前記メインサーバから同一又は類似機能を有する商品群及びその商品群と同時に購入すべき商品を読み出す機能と、読み出した1又は2以上の推奨商品を表示するPOS画面及びカスタマーDP画面機能を有してなり、POS画面とカスタマーDP画面に表示される商品比較により、購入予定の商品に対し、購買者に有利となる顧客リコメンド情報を表示する顧客リコメンド機能を備えることを特徴とする店舗レジスタ。
【請求項11】
請求項1で使用される携帯端末であって、会員ID及び購入予定の商品IDを読み込む機能と、入力された購入予定の商品IDを前記通信サーバを介して前記メインサーバに送信する機能と、この送信情報に基づき、前記通信サーバを介して前記メインサーバから同一又は類似機能を有する商品群及びその商品群と同時に購入すべき商品を読み出す機能と、1又は2以上の推奨商品を表示するカスタマーDP画面機能を有してなり、カスタマーDP画面に表示される商品比較により、購入予定の商品に対し、購買者に有利となる顧客リコメンド情報を表示する顧客リコメンド機能を備えることを特徴とする携帯端末。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は商品管理システムにおいて、商品選択又は購入時に商品購入者に選択した購入予定商品と同一又は類似機能を有する他の推奨商品をデータ検索し、顧客に購入予定の商品と同一又は類似機能を有する商品とを比較する商品情報を提供し、顧客に他商品の選択余地を与える推奨情報を提供する機能(以下、顧客リコメンド機能という)を備える販売促進システム及びそのシステムで使用するPOS端末である店舗レジスタ及び携帯端末に関する。
【背景技術】
【0002】
通販の盛んとなっている今日、インターネット網を介して商品をオンラインで購入するシステムが多数提案されている(例えば、特許文献1)。他方、会員登録をして会員購入者にポイントを付与して商品販売を促進するシステムも提供されている(例えば、特許文献2)。また、店舗での薬品購入においては、販売員の顧客対応を支援する情報を教示することが重要であるため、在庫等を検索する商品情報管理システムも提案されている(特許文献3)。しかしながら、各種薬品の用途機能に詳しくない顧客にとっては、現状の自分に適切な又は必要な薬品の購入は極めて難しく、店舗の薬剤師に相談したいところであるが、難しい場合が多い。そのため、同一及び類似機能の薬品については、同一陳列場所に多数多用の商品を並列配置し、個別の推薦の情報を同時に紙媒体等で通知するに留まっている。
【0003】
商品の選択又は購入時に、薬剤師に代わって、販売員が顧客に対し、商品の購入について、個別に推薦の情報を口述対応することにより販売の促進を図るのが望ましいものの、数多い商品に対する適切な商品購入情報を間違いなく、的確に教示することは難しい。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2002-269198号公報
【特許文献2】特開2013-20465号公報
【特許文献3】特開2021-47790号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
すなわち、店舗内で商品を選択する顧客にとっては自己の商品選択が適切であったか否かが大切であって、種々雑多の商品情報から、顧客の欲しい商品を選択するための情報を適切に開示することは店舗にとっても顧客にとっても重要であるものの、十分に対応できていないという問題がある。そこで、本発明は、多種の商品から顧客に適切な商品購入情報を与えるリコメンド機能を有する販売促進システムおよびそのシステムで用いるPOS端末、すなわち、販売員が使用する店舗レジスタ並びに顧客が商品選択時に使用する携帯端末を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、会員情報、商品情報を記憶蓄積するメインサーバと、会員カードデータの読み込み機能を有するとともにメインサーバと通信サーバを介して接続し、データの授受が可能な店舗レジスタ及び/又は顧客携帯端末とを少なくとも備える商品管理システムにおいて、
前記店舗レジスタ又は顧客携帯端末に会員IDを読み込ませるとともに、購入予定の商品IDを読み込ませると、通信サーバを介してメインサーバに接続し、購入予定の商品IDに基づいて購入予定の商品と同一又は類似機能を有する商品群を読み出し、通信サーバを介して購入予定の商品と同一又は類似する機能、或いは選択された商品に付加機能を有する1又は2以上のリコメンド商品を検索して通信サーバを介して店舗レジスタ及び/又は顧客携帯端末と通信し、店舗レジスタ及び/又は顧客携帯端末の表示画面に選択された購入予定商品に対し、購買者に有利となる推奨事項を表示する顧客リコメンド情報を表示する、顧客リコメンド機能を有することを特徴とする販売促進システムを提供するものである。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、顧客は商品選択時に店舗から貸与された携帯端末を利用してリコメンド機能により、購入予定の選択した商品と同一商品、類似商品及び付加機能商品が教示又は表示され、多種の商品を比較して推奨情報を確認することができるので、商品購入の手助けにすることができ、適切な商品購入を実行できる。
また、販売員は顧客の商品購入時に購入予定の選択した商品と同一商品、類似商品及び付加機能商品が教示され、多種の商品を比較しての推奨情報を確認して顧客に教示し、再考する機会を与えるので、商品購入の手助けにすることができ、適切な商品購入を実行できる。
【0008】
他方、販売側はオリジナルの対応商品を有する場合、リコメンド機能により他社製品に対して容量的に、価格的に、効能的にそしてその他同時に使用するのが好ましいオリジナル商品の推奨情報を示し、オリジナル商品の宣伝を兼ね、商品販売を促進することができる。
【0009】
本発明における推奨情報は、顧客の適切な商品選択を支援できるもので、選択した商品との容量比価格、価格当りの作用、及び/又は付与ポイントが挙げられる。すなわち、推奨情報が購入予定の商品と同一又は類似する機能の商品であって、同一容量比低価格である商品情報である場合がある。また、推奨情報が、購入予定の商品と同一又は類似する機能の商品であって、同一価格比多容量である商品情報である場合がある。さらに、推奨情報が、購入予定の商品と同一又は類似する機能の商品であって、同一容量で高価格であるが作用効能が高い商品の情報である場合がある。さらにまた、推奨情報が、購入予定の商品と同一又は類似する商品の機能であって、同一価格及び同一容量であるが、付与ポイント率が2倍以上である商品の情報である場合がある。また、推奨情報が選択した商品と同時に使用するのが好ましい商品の情報である場合がある。
【0010】
本発明においては、推奨情報を教示するにあたり、販売員にリコメンドキャッチコピーをPOS画面に表示すると、販売員が推奨できる商品の説明をし易くする。
【0011】
また、本発明においては、推奨事項のうち、客受けするリコメンド事項をカスタマー画面に表示することにより、顧客の関心を高め、販売促進を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【
図1】本発明の販売促進システム全体の構成図である。
【
図2】顧客リコメンド機能を有するレジスタの処理をフロー図である。
【
図3】本発明の顧客購買履歴参照機能の説明図である。
【
図4】本発明のPOSリコメンド機能の説明図である。
【
図5】本発明のPOSリコメンド機能の従業員側表示の説明図である。
【
図6】本発明のPOSリコメンド機能のお客様側表示の説明図である。
【
図7】風邪薬の選択した対象商品と比較されるレコメンド商品の対比図である。
【
図8】シップ薬の選択した対象商品と比較されるレコメンド商品の対比図である。
【
図9】傷薬の選択した対象商品と比較されるレコメンド商品の対比図である。
【
図10】ドリンク剤の選択した対象商品と比較されるレコメンド商品の対比図である。
【
図11】皮膚薬の選択した対象商品と比較されるレコメンド商品の対比図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
本発明の具体例を添付図面に基づいて具体的に説明する。
本発明の販売促進システムはメインサーバ100と、通信サーバ200と、通信サーバ200を介して接続するPOS端末300とからなる。
メインサーバ100は、会員ID毎に購入商品IDと購入日及び購入個数等の購買履歴を記録蓄積する購買履歴マスタ110と、会員ID毎に会員名及び会員病歴等の属性を記録蓄積する会員情報マスタ120、商品ID毎に商品名、商品規格、商品分類(複数軸)、同一又は類似機能を有するお奨め商品IDを記録蓄積する商品情報マスタ130、表示商品分類及び表示期間等を記録蓄積する画面表示管理マスタ140を備える。
通信サーバ200はデータ読み込み機能を有する店舗レジスタ及び/又は顧客携帯端末であるPOS端末300と、メインサーバ100とを接続する、
本発明においては、前記店舗レジスタ又は顧客携帯端末のPOS端末300に会員IDを読み込ませるとともに購入予定の商品IDを読み込ませると、通信サーバ200を介してメインサーバ100に接続し、購入予定の商品IDに基づいて購入予定の商品と同一又は類似機能を有する商品群を読み出し、購入予定の商品と同一又は類似する機能、或いは選択された商品に付加機能を有する1又は2以上の推奨商品を選択し、選択された商品に対し、購買者に有利となる推奨事項を表示する顧客リコメンド情報を店舗レジスタ及び/又は顧客携帯端末のPOS端末300の表示画面301に表示する。
【0014】
したがって、上記販売促進システムにおいて使用されるPOS画面300Aを有するPOS端末300は店舗の会計時のレジスタであるのが好ましく、会員ID及び購入予定の商品IDを読み込む機能310を有し、通信サーバ200を介してメインサーバ100に送信する。会員IDの登録がある場合(Yes)は購買履歴データ蓄積部110に登録され、会員登録が無い場合(No)は新たに会員登録し、いずれの場合も購入予定の商品IDに基づき、前記通信サーバ200を介してメインサーバ100から同一又は類似機能を有する商品群及びその商品群と同時に購入すべき商品を読み出す。読み出した同一又は類似する機能、或いは選択された商品に付加機能を有する1又は2以上の推奨商品はPOS画面とカスタマーDP画面に表示される。POS画面とカスタマーDP画面とに表示する商品比較により、購入予定の商品に対し、購買者に有利となる推奨事項を表示する顧客リコメンド機能を与える。
【0015】
また、上記販売促進システムにおいて使用されるPOS端末300は顧客に貸与され、店舗内で使用される携帯端末であって、会員ID及び購入予定の商品IDを読み込む機能310を有し、通信サーバ200を介してメインサーバ100に送信し、会員IDが登録がある場合(Yes)は購買履歴データ蓄積部110に登録され、会員登録が無い場合(No)は新たに会員登録し、いずれの場合も購入予定の商品IDに基づき、前記通信サーバを介してメインサーバから同一又は類似機能を有する商品群及びその商品群と同時に購入すべき商品を読み出す。読み出した同一又は類似する機能、或いは選択された商品に付加機能を有する1又は2以上の推奨商品はPOS画面又はカスタマーDP画面に表示される。POS画面とカスタマーDP画面とに表示する商品比較により、購入予定の商品に対し、購買者に有利となる推奨事項を表示する顧客リコメンド機能を与える。
【0016】
以下、POS端末をレジスタに適用した場合を
図2に基づいて具体的に説明する。
本発明の店舗において使用されるレジスタ300は、表示部300Aを備え、POS会員カードの会員ID及び購入予定の商品IDの読み込み機能部310を有し、会員ID及び商品IDは通信サーバ200を介してメインサーバ100に送信される。会員登録が無い場合は、No信号202を送信し、メインサーバ100の購買履歴データ蓄積部110に登録される。会員登録がある場合はYes信号201が送信される。購買履歴が登録されると、追加登録データ203が店舗レジスタ300に送信されるとともにメインサーバ100内で購入予定の商品IDがリコメンド商品データ蓄積部130に送信され(101)、購入予定の商品IDに基づいて購入予定の商品と同一又は類似する機能の商品及び同時に使用するのがよい商品が検索され、推奨される商品.として通信サーバ200を介して推奨データ203が店舗レジスタに送信され、表示部300Aにリコメンド商品が表示される(302)。表示部300Aに表示された商品の中から一定の商品を選択する(401)と、選択指令(204)がメインサーバ100に送信され、メインサーバ100で演算処理され、返信指令(205)により、端末300の表示画面300Aに購買商品は選択表示され(303)、表示画面300Aに決定操作する(402)と清算が行われ、清算(304)されるとともに、清算情報208がメインサーバ100に送信され。登録されることになる。
【0017】
上記機能は顧客に貸与する携帯端末にも設けることにより、選択しようとする購入予定の商品に対し、購買者に有利となる同様の推奨事項を表示するリコメンド機能を、これにより購入の際の手助けになる。その他の機能はレジスタの場合と同様であるので省略する。
【0018】
詳しくは、顧客購買履歴参照機能については
図3に示すように、店舗レジスタにおいて、(1)POS会員カードを読み込み機能部310で読み込むと、(2)購買履歴が表示部300Aに示される。表示部300Aには会員カード番号311と会員氏名312aと性別312bと年齢312cとともに、累計ポイント312dと削除予定ポイント312eが示される一方、役立品タブ313a、支援品タブ313b、特選品タブ313c、化粧品タブ313d、全品表示タブ313eの各タブがあり、各タブを押すと、購買履歴の一覧が表示される。他方、「前頁」314a「次頁」314bのボタンでペイジ移動ができるようになっており、上方の「会員詳細」のボタン315を押すと、(3)会員詳細情報が表示される。
【0019】
次いで、購入予定商品IDがスキャンして読み込まれると、リコメンド商品データ蓄積部130に読み込みデータが送られ、POSリコメンド機能が働き、表示部300Aに
図4の表示が行われる。すなわち、選択商品Eのデータが読み込まれたとすると、(1)リコメンド識別が行われる。
ここでは、選択された商品の機能が予め登録されており、それと同一機能の商品A、類似機能した商品B、付加機能を有する商品Cが予め登録されているので、選択商品Eの商品IDデータが読み込まれると、選択された商品の機能が予め登録されており、これと同一機能の商品A、類似機能した商品B、付加機能を有する商品Cが読み出され、表示される。
【0020】
詳しくは、
図5に示すように、選択された商品Eがマキロンであって、推奨商品がキズシュッシュであるとすると、(1)POS登録行にはPOSに登録した商品の行番号(具体的に)が表示され、次いで(2)NB商品の表示が行われる。例えば、選択商品の商品名マキロン、容量30ml、価格359円、付与ポイント1倍が表示される。これとともに、(3)PB商品の表示が行われる。すなわち、同一機能又は類似機能商品の商品名キズシュッシュ、容量80ml、価格349円(売価差額)、付与ポイント3倍が比較表示される。それに加え、(4)コメントが表示される。例えば、リコメンド商品のキャッチコピー(お得でキズにしみない)。
この表示がレジスタの従業員側に表示されると、販売者の誰もが購買者が選択したNB商品「マキロン」に対しPB商品「キズシュシュ」のリコメンドが容易に行われる。
【0021】
上記リコメンド機能は販売員に対してであるが、顧客に対しては
図6に示すリコメンド表示が行われるのがよい。購買者が選択した「マキロン」よりゴダイおすすめ商品「キズシュシュ」は容量が多く、安価で、同様の機能を有しつつ「お得サイズで傷にしみない」効果を有しているとリコメンドすることができる。
【0022】
以上はリコメンド機能の1例を示したものであるが、以下のリコメンド機能を持たせることができる。
「例2」風邪薬:購入商品と対象商品を選んだ場合のリコメンド商品を
図7に示す。
すなわち、顧客が対象商品として風邪薬A、容量:60錠(10日分)、効能:発熱・咳・鼻水に対し有効、価格:1980円を選んだとすると、レコメンド商品としてゴダイオリジナル風邪薬B、ゴダイオリジナル風邪薬C、ゴダイオリジナル風邪薬D、うがい薬Gが挙げられる。
図7に示すように、ゴダイオリジナル風邪薬Bは容量60錠(10日分)で効能は同じであるが、1480円と価格的に有利である。次いで、ゴダイオリジナル風邪薬Cは効能、価格は同じであるが、90錠(15日分)と価格的に有利である。ゴダイオリジナル風邪薬Dは容量(10日分)、価格1980円と同じであるが、効能:発熱・咳・鼻水だけでなく、その他の効能としてのどの痛み、痰の症状緩和に有効でもある。そして、うがい薬Gは風邪薬と同時に使用すべき商品として表示する。
【0023】
「例3」シップ薬:購入商品と対象商品を選んだ場合のリコメンド商品を
図8に示す。
すなわち、顧客が対象商品としてシップ薬サンシップA、容量:100枚、効能:打撲、捻挫、筋肉痛、筋肉疲労に対し有効、価格:500円を選んだとすると、レコメンド商品としてゴダイシップB、得々シップC、サンシップスーパーD、飲むビタミンプラスEが挙げられる。
図8に示すように、ゴダイシップBは容量100枚で効能は同じであるが、350円と価格的に有利である。次いで、得々シップCは効能、価格は同じであるが、120枚と価格的に有利である。サンシップスーパーDDは容量100枚と同じであるが、価格1000円と高くなるが、効能:ひどい筋肉疲労有効と効能が高い。そして、飲むビタミンプラスEはシップ薬と同時に使用すべき商品として表示する。
【0024】
「例3」傷薬:購入商品と対象商品を選んだ場合のリコメンド商品を
図9に示す。
すなわち、顧客が対象商品として傷薬:キズ消毒薬A、容量:100ml、効能:傷の消毒に対し有効、価格:500円を選んだとすると、レコメンド商品としてお買い得傷消毒薬B、大容量キズ薬C、強力キズ軟膏D、新大型ばんそうこうEが挙げられる。
図9に示すように、キズ消毒薬Aとお買い得キズ消毒薬Bは容量100mlで効能は同じであるが、お買い得キズ消毒薬Bは400円と価格的に安価である。次いで、大容量キズ薬Cは効能、価格は同じであるが、容量が2倍の200mlと容量価格的に有利である。強力キズ軟膏Dは、価格800円と高くなるが、効能:外傷、火傷等の化膿及び治療有効と効能が高い。そして、新大型ばんそうこうEは容量10枚で同時に使用すべき商品として「治療の促進」を表示する。
【0025】
「例4」ドリンク剤の対象商品を選んだ場合のリコメンド商品を
図10に示す。
すなわち、顧客が対象商品として栄養ドリンク剤A、容量:100ml×10、効能:肉体疲労・栄養補給に対し有効、価格:980円を選んだとすると、レコメンド商品としてゴダイオリジナル栄養ドリンクB、ゴダイオリジナル栄養ドリンク薬C、ゴダイオリジナル栄養ドリンクD、ビタミン剤Aが挙げられる。
図10に示すように、栄養ドリンク剤Aとゴダイオリジナル栄養ドリンクBは容量、効能は同じであるが、ゴダイオリジナル栄養ドリンクBは598円と価格的に有利である。次いで、ゴダイオリジナル栄養ドリンクCは効能、価格は同じであるが、容量が1.5倍と容量価格的に有利である。ゴダイオリジナル栄養ドリンクDは、価格1980円と高くなるが、効能:肉体疲労・栄養補給だけでなく滋養強壮と治療効能が高い。そして、ビタミン剤Aは容量48錠で同時に使用すべき商品として「治療の促進」を広げ、目や肩の疲れに相乗効果を表示する。
【0026】
「例5」皮膚剤の対象商品を選んだ場合のリコメンド商品を
図11に示す。
すなわち、顧客が対象商品として皮膚薬:かゆみ止めクリームA、容量:60グラム、効能:むしさされ、蕁麻疹・湿疹に対し有効、価格:1980円を選んだとすると、レコメンド商品としてゴダイオリジナルかゆみ止めクリームB、ゴダイオリジナルかゆみ止めクリームC、ゴダイオリジナルかゆみ止めクリームD、飲むかゆみ止めAが挙げられる。
図11に示すように、かゆみ止めクリームAとゴダイオリジナルかゆみ止めクリームBは容量60グラムで効能は同じであるが、1480円と価格的に有利である。次いで、ゴダイオリジナルかゆみ止めクリームCは効能、価格は同じであるが、容量が90グラムと多いので容量価格的に有利である。ゴダイオリジナルかゆみ止めクリームDは、価格は同じで容量が少ないが、効能:配合成分が優れ、効き目が高い。そして、飲むかゆみ止めAは張り薬でないが同時に使用すべき商品として「治療の促進」を表示する。
【符号の説明】
【0027】
100 メインサーバ
200 通信サーバ
201~208 通信サーバを介するメインサーバとPOS端末との授受信号
300 POS端末
300A 表示画面
310 カード読み取り部