(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024085273
(43)【公開日】2024-06-26
(54)【発明の名称】車輪用軸受装置
(51)【国際特許分類】
F16C 19/18 20060101AFI20240619BHJP
F16C 33/58 20060101ALI20240619BHJP
B21D 39/00 20060101ALI20240619BHJP
B60B 35/02 20060101ALI20240619BHJP
B60B 35/18 20060101ALI20240619BHJP
【FI】
F16C19/18
F16C33/58
B21D39/00 D
B60B35/02 L
B60B35/18 A
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022199717
(22)【出願日】2022-12-14
(71)【出願人】
【識別番号】000102692
【氏名又は名称】NTN株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002217
【氏名又は名称】弁理士法人矢野内外国特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】高 智紀
【テーマコード(参考)】
3J701
【Fターム(参考)】
3J701AA03
3J701AA32
3J701AA43
3J701AA54
3J701AA62
3J701BA80
3J701DA16
3J701DA20
3J701FA15
3J701GA03
3J701XB03
3J701XB11
3J701XB16
(57)【要約】
【課題】かしめ部の強度および疲労寿命を向上することができる車輪用軸受装置を提供する。
【解決手段】車輪用軸受装置1は、外側軌道面2c、2dを有する外輪2と、小径段部3aを有したハブ輪3、および小径段部3aに圧入された内輪4からなり、外側軌道面2c、2dに対向する内側軌道面3c、4aを有する内方部材と、外輪2と内方部材との両軌道面間に収容された複列のボール列5、6と、小径段部3aの軸方向における一端部を外径側に塑性変形させて形成したかしめ部3hにより、内輪4が軸方向に固定された車輪用軸受装置1であって、内輪4は、内周面4dと、インナー側端面4bと、円弧形状の面取り部4eとを有し、小径段部3aは、内輪4の内周面4dから離間する環状溝31と、環状溝31のインナー側端部P2と面取り部4eのアウター側端部P3との間において、内輪4の内周面4dと軸方向に沿って直線的に接触する第3接触面34とを有する。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
内周に複列の外側軌道面を有する外方部材と、
外周に軸方向に延びる小径段部を有したハブ輪、および前記ハブ輪の小径段部に圧入された少なくとも一つの内輪からなり、前記複列の外側軌道面に対向する複列の内側軌道面を有する内方部材と、
前記外方部材と前記内方部材との両軌道面間に転動自在に収容された複列の転動体と、
前記小径段部の軸方向における一端部を外径側に塑性変形させて形成したかしめ部により、前記内輪が軸方向に固定された車輪用軸受装置であって、
前記内輪は、内周面と、軸方向の一端面と、前記内周面と軸方向の前記一端面とをつなぐ円弧形状の面取り部とを有し、
前記小径段部は、
外周面から内径側に凹陥し、径方向において前記内輪の前記内周面から離間する環状溝と、
前記環状溝の軸方向における一端部と前記面取り部の軸方向における他端部との間において、前記内輪の前記内周面と軸方向に沿って直線的に接触する接触面と、を有する車輪用軸受装置。
【請求項2】
前記環状溝の軸方向における前記一端部は、
前記内輪の前記内側軌道面に対する前記転動体の接触点と前記転動体の中心とを結んだ直線の、前記小径段部の前記外周面との交差点よりも、軸方向における一側に位置する請求項1に記載の車輪用軸受装置。
【請求項3】
前記面取り部における円弧形状の半径は、1mm以上、かつ5mm以下である請求項1または請求項2に記載の車輪用軸受装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は車輪用軸受装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、自動車等の懸架装置において車輪を回転自在に支持する車輪用軸受装置が知られている。車輪用軸受装置においては、内方部材であるハブ輪の小径段部に内輪が圧入され、小径段部の軸方向における一端部を外径側に塑性変形させて形成したかしめ部により、内輪が軸方向に固定された構成のものがある。
【0003】
このように、ハブ輪にかしめ部を形成して内輪を固定する構成の車輪用軸受装置においては、かしめ部を形成する前の小径段部の外周面における、内輪と対向する部分から内輪の軸方向における一端側端面を超えた部分までの範囲に環状溝を形成することによって、内輪に生じるフープ応力を抑制することが行われている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、ハブ輪の外周面におけるかしめ部が形成される部分の近傍に環状溝を形成した構成では、ハブ輪のかしめ部に応力が集中して、かしめ部の強度および疲労寿命に影響を与えるおそれがある。
【0006】
本発明は以上の如き状況に鑑みてなされたものであり、かしめ部が形成されたハブ輪の小径段部に環状溝が存在する構成において、かしめ部の強度および疲労寿命を向上することができる車輪用軸受装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
即ち、車輪用軸受装置は、内周に複列の外側軌道面を有する外方部材と、外周に軸方向に延びる小径段部を有したハブ輪、および前記ハブ輪の小径段部に圧入された少なくとも一つの内輪からなり、前記複列の外側軌道面に対向する複列の内側軌道面を有する内方部材と、前記外方部材と前記内方部材との両軌道面間に転動自在に収容された複列の転動体と、前記小径段部の軸方向における一端部を外径側に塑性変形させて形成したかしめ部により、前記内輪が軸方向に固定された車輪用軸受装置であって、前記内輪は、内周面と、軸方向の一端面と、前記内周面と軸方向の前記一端面とをつなぐ円弧形状の面取り部とを有し、前記小径段部は、外周面から内径側に凹陥し、径方向において前記内輪の前記内周面から離間する環状溝と、前記環状溝の軸方向における一端部と前記面取り部の軸方向における他端部との間において、前記内輪の前記内周面と軸方向に沿って直線的に接触する接触面と、を有する。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、車輪用軸受装置におけるかしめ部の強度および疲労寿命を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図2】車輪用軸受装置におけるハブ輪のかしめ部近傍を示す側面断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、本発明を実施するための形態を、添付の図面を用いて説明する。
【0011】
[車輪用軸受装置]
図1に示す車輪用軸受装置1は、本発明に係る車輪用軸受装置の一実施形態であり、自動車等の車両の懸架装置において車輪を回転自在に支持するものである。
【0012】
以下の説明において、軸方向とは車輪用軸受装置1の回転軸心Xに沿った方向を表す。また、インナー側とは、軸方向の一側であって車体に取り付けた際の車輪用軸受装置1の車体側を表し、アウター側とは、軸方向の他側であって車体に取り付けた際の車輪用軸受装置1の車輪側を表す。
【0013】
車輪用軸受装置1は第3世代と称呼される構成を備えており、外方部材である外輪2と、内方部材であるハブ輪3および内輪4と、転動列である二列のインナー側ボール列5およびアウター側ボール列6と、アウター側シール部材9と、キャップ12とを具備する。
【0014】
外輪2のインナー側端部には、キャップ12が嵌合可能なインナー側開口部2aが形成されている。外輪2のアウター側端部には、アウター側シール部材9が嵌合可能なアウター側開口部2bが形成されている。
【0015】
外輪2とハブ輪3とによって形成された環状空間Sのアウター側開口端となるアウター側開口部2bにアウター側シール部材9を嵌合するとともに、環状空間Sのインナー側開口端となるインナー側開口部2aにキャップ12を嵌合することで、軸受内部となる環状空間Sを密封している。
【0016】
外輪2の内周面には、インナー側の外側軌道面2cと、アウター側の外側軌道面2dとが形成されている。外輪2の外周面には、外輪2を車体側部材に取り付けるための車体取り付けフランジ2eが一体的に形成されている。車体取り付けフランジ2eには、車体側部材と外輪2とを締結する締結部材(ここでは、ボルト)が挿入されるボルト孔2gが設けられている。
【0017】
ハブ輪3のインナー側端部には、外周面にアウター側端部よりも縮径された小径段部3aが形成されている。ハブ輪3における小径段部3aのアウター側端部には肩部3eが形成されている。ハブ輪3のアウター側端部には、車輪を取り付けるための車輪取り付けフランジ3bが一体的に形成されている。車輪取り付けフランジ3bには、複数のボルト孔3fが形成されている。ボルト孔3fには、ハブ輪3と車輪又はブレーキ部品とを締結するためのハブボルト3iを圧入可能である。
【0018】
ハブ輪3の外周面には、外輪2のアウター側の外側軌道面2dに対向するようにアウター側の内側軌道面3cが設けられている。つまり、内方部材のアウター側には、ハブ輪3によって内側軌道面3cが構成されている。ハブ輪3における車輪取り付けフランジ3bの基部側には、アウター側シール部材9のシールリップ9aが摺接する摺接面3dが形成されている。
【0019】
ハブ輪3の小径段部3aには、内輪4が設けられている。内輪4は、圧入およびかしめ加工によりハブ輪3の小径段部3aに固定されている。内輪4は、転動列であるインナー側ボール列5およびアウター側ボール列6に予圧を付与している。内輪4は、インナー側端部にインナー側端面4bを有しており、アウター側端部にアウター側端面4cを有している。
【0020】
ハブ輪3のインナー側端部には、内輪4のインナー側端面4bにかしめられたかしめ部3hが形成されている。内輪4は、かしめ部3hにより軸方向に固定されている。かしめ部3hは、小径段部3aのインナー側端部を外径側に塑性変形させることにより形成されている。ハブ輪3のかしめ部3hと、内輪4のインナー側端面4bとは、軸方向において平面的に接触している。
【0021】
内輪4の外周面には、外輪2のインナー側の外側軌道面2cと対向するようにインナー側の内側軌道面4aが設けられている。つまり、内方部材のインナー側には、内輪4によって内側軌道面4aが構成されている。
【0022】
転動列であるインナー側ボール列5とアウター側ボール列6とは、転動体である複数のボール7が保持器8によって保持されることにより構成されている。インナー側ボール列5は、内輪4の内側軌道面4aと、外輪2のインナー側の外側軌道面2cとの間に転動自在に挟まれている。アウター側ボール列6は、ハブ輪3の内側軌道面3cと、外輪2のアウター側の外側軌道面2dとの間に転動自在に挟まれている。つまり、インナー側ボール列5とアウター側ボール列6とは、外方部材と内方部材との両軌道面間に転動自在に収容されている。
【0023】
車輪用軸受装置1においては、外輪2と、ハブ輪3および内輪4と、インナー側ボール列5と、アウター側ボール列6とによって複列アンギュラ玉軸受が構成されている。なお、車輪用軸受装置1は複列アンギュラ玉軸受に替えて複列円錐ころ軸受を構成していてもよい。
【0024】
内輪4のインナー側端部には、断面L字形に形成された支持環10が嵌合されている。支持環10は、内輪4の外径に圧入される円筒部10aと、この円筒部10aから径方向外方に延びる立板部10bとを備え、立板部10bのインナー側の側面に磁気エンコーダ11が加硫接着によって一体的に接合されている。磁気エンコーダ11は、合成ゴムにフェライト等の磁性体粉が混入され、周方向に交互に等ピッチで磁極Nと磁極Sとが着磁されている。
【0025】
支持環10は、強磁性体の鋼板、例えばフェライト系のステンレス鋼板(JIS規格のSUS430系等)や防錆処理された冷間圧延鋼板をプレス加工することにより形成されている。これにより、磁気エンコーダ11の磁気出力が強くなり安定した検出精度を確保することができる。
【0026】
外輪2のインナー側開口部2aに嵌合されるキャップ12は、非磁性のオーステナイト系ステンレス鋼板(JIS規格のSUS304系等)をプレス加工することによりカップ状に形成されている。
【0027】
キャップ12のインナー側における磁気エンコーダ11と対向する位置には、回転速度センサ14が配置されている。回転速度センサ14と磁気エンコーダ11とは、軸方向において、キャップ12を介して所定のエアギャップ(軸方向すきま)を有した状態で対向配置されている。そして、回転速度センサ14により磁気エンコーダ11の変位を検出することで、内輪4の回転速度を検出することが可能となっている。
【0028】
キャップ12よりもインナー側に位置する外輪2のインナー側端部には、センサホルダ15が嵌合されている。センサホルダ15は、耐食性を有する、例えばオーステナイト系ステンレス鋼板(JIS規格のSUS304系等)や防錆処理された冷間圧延鋼板(JIS規格のSPCC系等)をプレス加工することによってカップ状に形成されている。
【0029】
センサホルダ15は、回転速度センサ14が嵌装される支持孔15aを有している。回転速度センサ14が支持孔15aに嵌装されることによって、回転速度センサ14がセンサホルダ15に支持されている。
【0030】
[ハブ輪の小径段部における内輪の圧入部の構成]
図2に示すように、内輪4は、ハブ輪3における小径段部3aの外周面と対向する内周面4dと、内周面4dとインナー側端面4bとをつなぐ円弧形状の面取り部4eとを有している。内輪4の内周面4dは、軸方向において同径に形成されている。つまり、内輪4の内周面4dは軸方向と平行に形成されている。
【0031】
内輪4が圧入されたハブ輪3における小径段部3aの外周面は、環状溝31と、第1接触面32と、第2接触面33と、第3接触面34とを有している。環状溝31は、小径段部3aの外周面から内径側に凹陥し、径方向において内輪4の内周面4dから離間した面である。
【0032】
環状溝31は、周方向に沿って形成されており、小径段部3aの外周面における全周にわたって形成されている。環状溝31は、軸方向におけるアウター側端部P1とインナー側端部P2とを有している。
【0033】
第1接触面32は、小径段部3aの外周面において環状溝31のアウター側端部P1よりもアウター側に位置する面であり、内輪4の内周面4dと接触している。第1接触面32は、軸方向に沿って内輪4の内周面4dと直線的に接触している。
【0034】
第2接触面33は、小径段部3aにおけるかしめ部3hに位置する面であり、内輪4の面取り部4eと接触している。第2接触面33は、面取り部4eの軸方向におけるアウター側端部P3よりもインナー側に位置している。
【0035】
第3接触面34は、小径段部3aの外周面において、環状溝31のインナー側端部P2と、面取り部4eのアウター側端部P3との間に位置する面であり、内輪4の内周面4dと接触している。環状溝31のインナー側端部P2は、面取り部4eのアウター側端部P3よりもアウター側に位置している。
【0036】
第3接触面34は、軸方向に沿って内輪4の内周面4dと直線的に接触している。第3接触面34と内輪4の内周面4dとは、周方向において全周にわたって接触している。第3接触面34は、軸方向において、環状溝31のインナー側に位置している。
【0037】
第3接触面34は、環状溝の軸方向における一端部と面取り部の軸方向における他端部との間において、内輪の内周面と軸方向に沿って直線的に接触する接触面の一例である。
【0038】
インナー側ボール列5におけるボール7は、接触点41において内輪4の内側軌道面4aと接触しており、インナー側ボール列5におけるボール7の内側軌道面4aに対する接触角はαである。接触角αは、インナー側ボール列5におけるボール7の中心Cと接触点41とを結んだ直線の径方向に対する傾斜角である。
【0039】
内輪4の内側軌道面4aに対するボール7の接触点41とボール7の中心Cとを結んだ直線Lは、交差点P4において小径段部3aの外周面と交差している。交差点P4は、小径段部3aの外周面における環状溝31の部分に位置している。環状溝31のインナー側端部P2は、軸方向において交差点P4よりもインナー側に位置している。
【0040】
車輪用軸受装置1に曲げ応力が加わったときには、内輪4がハブ輪3に押し付けられるが、仮に、小径段部3aが第3接触面34を有しておらず、環状溝31のインナー側端部P2に隣接して第2接触面33が位置していると、ハブ輪3にかかる応力がかしめ部3hに集中するおそれがある。
【0041】
しかし、車輪用軸受装置1においては、ハブ輪3の小径段部3aは、内輪4の内周面4dと軸方向において直線的に接触する第3接触面34を有しているため、ハブ輪3にかかる応力をかしめ部3hだけでなく、かしめ部3hの近傍に位置する第3接触面34で受けることができ、ハブ輪3にかかる応力を分散させて小さくすることが可能となる。
【0042】
これにより、ハブ輪3にかかる局所的な応力を小さくして応力振幅を減少させることができるため、かしめ部3hの強度および疲労寿命を向上することが可能である。
【0043】
特に、環状溝31のインナー側端部P2は、直線Lの小径段部3aの外周面との交差点P4よりもインナー側に位置しているため、ハブ輪3にかかる応力を第3接触面34により効果的に受けることが可能である。
【0044】
また、車輪用軸受装置1においては、内輪4の面取り部4eにおける円弧形状の半径Rは、1mm以上、かつ5mm以下の範囲に設定されている。
仮に、半径Rが1mmよりも小さいと、ハブ輪3のかしめ部3hと接触する内輪4の面取り部4eにおける面圧が大きくなり、かしめ部3hに割れが発生するおそれがある。
【0045】
また、仮に、半径Rが5mmよりも大きいと、ハブ輪3のかしめ部3hと内輪4のインナー側端面4bとの接触面積が小さくなり、かしめ部3hから内輪4に負荷される軸方向の軸力が不足するおそれがある。
【0046】
従って、面取り部4eの半径Rを1mm以上、かつ5mm以下の範囲に設定することで、かしめ部3hの強度および疲労寿命を向上することが可能となっている。
【0047】
なお、本実施形態においては、従動輪用の車輪用軸受装置1について説明したが、本発明は、駆動輪用の車輪用軸受装置に適用することも可能である。
【0048】
以上、本発明の実施の形態について説明を行ったが、本発明はこうした実施の形態に何等限定されるものではなく、あくまで例示であって、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、さらに種々なる形態で実施し得ることは勿論のことであり、本発明の範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲に記載の均等の意味、および範囲内のすべての変更を含む。
【符号の説明】
【0049】
1 車輪用軸受装置
2 外輪
2a インナー側開口部
2b アウター側開口部
2c (インナー側の)外側軌道面
2d (アウター側の)外側軌道面
3 ハブ輪
3a 小径段部
3c (ハブ輪の)内側軌道面
3h かしめ部
4 内輪
4a (内輪の)内側軌道面
4b インナー側端面
4d 内周面
4e 面取り部
5 インナー側ボール列
6 アウター側ボール列
7 ボール
31 環状溝
34 第3接触面
L 直線
C 中心
P2 (環状溝の)インナー側端部
P3 (面取り部の)アウター側端部
P4 交差点
R 面取り部における円弧形状の半径