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特開2024-85403ハイダイナミックレンジを有するイメージセンサー
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024085403
(43)【公開日】2024-06-26
(54)【発明の名称】ハイダイナミックレンジを有するイメージセンサー
(51)【国際特許分類】
   H04N 25/70 20230101AFI20240619BHJP
   H04N 25/57 20230101ALI20240619BHJP
   H04N 25/59 20230101ALI20240619BHJP
   H04N 25/771 20230101ALI20240619BHJP
【FI】
H04N25/70
H04N25/57
H04N25/59
H04N25/771
【審査請求】未請求
【請求項の数】20
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023209957
(22)【出願日】2023-12-13
(31)【優先権主張番号】10-2022-0175225
(32)【優先日】2022-12-14
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】390019839
【氏名又は名称】三星電子株式会社
【氏名又は名称原語表記】Samsung Electronics Co.,Ltd.
【住所又は居所原語表記】129,Samsung-ro,Yeongtong-gu,Suwon-si,Gyeonggi-do,Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【弁理士】
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】沈 喜成
(72)【発明者】
【氏名】李 宰圭
(72)【発明者】
【氏名】金 昇埴
(72)【発明者】
【氏名】白 寅圭
【テーマコード(参考)】
5C024
【Fターム(参考)】
5C024CX06
5C024CX43
5C024EX52
5C024GX03
5C024GX16
5C024GX18
5C024GY31
5C024GY39
5C024HX17
5C024HX23
5C024HX35
5C024HX50
(57)【要約】
【課題】ハイダイナミックレンジを有するイメージセンサーを提供する。
【解決手段】本発明はイメージセンサーに関するものである。本発明の実施形態によるイメージセンサーはグローバルシャッターモードで動作することができ、各ピクセル回路はHDRを有するようにHCGモード及びLCGモードをサポートすることができる。したがって、本発明によるイメージセンサーはハイダイナミックレンジHDRを有することができ、高画質のイメージを生成することができる。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のローと複数のカラムに配置された複数のピクセルを含むイメージセンサーにおいて、
前記複数のピクセルの各々は、
入射される光に反応して電荷を生成するフォトダイオードと、
前記フォトダイオードで生成された電荷を格納する第1フローティング拡散ノードと、
前記第1フローティング拡散ノードに選択的に連結され、前記フォトダイオードで生成された電荷を格納する第2フローティング拡散ノードと、
出力ノードに選択的に連結され、前記第1フローティング拡散ノードと前記第2フローティング拡散ノードが電気的に遮断された状態での前記第1フローティング拡散ノードの第1リセット電圧レベルに対応する電荷を格納する第1キャパシタと、
前記出力ノードに選択的に連結され、前記第1フローティング拡散ノードと前記第2フローティング拡散ノードが電気的に遮断された状態での前記第1フローティング拡散ノードの第1信号電圧レベルに対応する電荷を格納する第2キャパシタと、
前記出力ノードに選択的に連結され、前記第1フローティング拡散ノードと前記第2フローティング拡散ノードが電気的に連結された状態での前記第1フローティング拡散ノードの第2リセット電圧レベルに対応する電荷を格納する第3キャパシタと、
前記出力ノードに選択的に連結され、前記第1フローティング拡散ノードと前記第2フローティング拡散ノードが電気的に連結された状態での前記第1フローティング拡散ノードの第2信号電圧レベルに対応する電荷を格納する第4キャパシタと、
前記第2フローティング拡散ノードに連結され、前記第1フローティング拡散ノード及び前記出力ノードをリセットさせるリセットトランジスタと、を含む、イメージセンサー。
【請求項2】
前記第1フローティング拡散ノードの電圧レベルを増幅して出力するソースフォロワーと、
前記ソースフォロワー及び前記出力ノードの間に連結されたプリチャージ選択トランジスタと、をさらに含み、
前記出力ノードのリセットの時に、前記リセットトランジスタ及び前記プリチャージ選択トランジスタは、ターンオンされる、請求項1に記載のイメージセンサー。
【請求項3】
前記第2フローティング拡散ノード及び前記第1フローティング拡散ノードの間に連結されたデュアルコンバージョンゲイントランジスタをさらに含み、
前記出力ノードのリセットの時に、前記デュアルコンバージョンゲイントランジスタは、ターンオンされる、請求項2に記載のイメージセンサー。
【請求項4】
前記ソースフォロワーとプリチャージ電圧端子との間に配置され、前記ソースフォロワーに直列連結されたプリチャージトランジスタ及び追加的なプリチャージ選択トランジスタをさらに含み、
前記出力ノードのリセットの時に、前記プリチャージトランジスタ及び前記追加的なプリチャージ選択トランジスタは、ターンオンされる、請求項2に記載のイメージセンサー。
【請求項5】
前記第1フローティング拡散ノードの電圧レベルを増幅して出力するソースフォロワーと、
前記ソースフォロワー及び前記出力ノードの間に連結されたプリチャージ選択トランジスタと、をさらに含み、
前記出力ノードのプリチャージの間に、前記リセットトランジスタは、ターンオフされ、前記プリチャージ選択トランジスタは、ターンオンされる、請求項1に記載のイメージセンサー。
【請求項6】
前記ソースフォロワーとプリチャージ電圧端子との間に配置され、前記ソースフォロワーに直列連結されたプリチャージトランジスタ及び追加的なプリチャージ選択トランジスタをさらに含み、
前記出力ノードのプリチャージの間に、前記プリチャージトランジスタ及び前記追加的なプリチャージ選択トランジスタは、ターンオンされる、請求項5に記載のイメージセンサー。
【請求項7】
前記第1キャパシタの容量は、前記第3キャパシタの容量より大きく、前記第2キャパシタの容量は、前記第4キャパシタの容量より大きい、請求項1に記載のイメージセンサー。
【請求項8】
前記第2フローティング拡散ノードに選択的に連結され、前記フォトダイオードで生成された電荷を格納するULCGキャパシタと、
前記第2フローティング拡散ノードと前記ULCGキャパシタとの間に配置され、前記ULCGキャパシタを前記第2フローティング拡散ノードに選択的に連結するトリプルコンバージョンゲイントランジスタと、
前記出力ノードに選択的に連結され、前記ULCGキャパシタが前記第1フローティング拡散ノード及び前記第2フローティング拡散ノードに電気的に連結された状態での前記第1フローティング拡散ノードの第3リセット電圧レベルに対応する電荷を格納する第5キャパシタと、
前記出力ノードに選択的に連結され、前記ULCGキャパシタが前記第1フローティング拡散ノード及び前記第2フローティング拡散ノードに電気的に連結された状態での前記第1フローティング拡散ノードの第3信号電圧レベルに対応する電荷を格納する第6キャパシタと、を含む、請求項1に記載のイメージセンサー。
【請求項9】
前記第3キャパシタの容量は、前記第5キャパシタの容量より大きく、前記第4キャパシタの容量は、前記第6キャパシタの容量より大きい、請求項8に記載のイメージセンサー。
【請求項10】
複数のピクセルが配列されたピクセルアレイを含むイメージセンサーにおいて、
前記複数のピクセルの各々は、
入射される光に反応して電荷を生成するフォトダイオードと、
第1フローティング拡散ノードに対応し、前記フォトダイオードで生成された電荷を蓄積するHCGキャパシタと、
前記第1フローティング拡散ノードと離隔された第2フローティング拡散ノードに対応し、前記フォトダイオードで生成された電荷を蓄積するLCGキャパシタと、
前記第1フローティング拡散ノードと前記第2フローティング拡散ノードを互いに電気的に連結させるか、或いは遮断させるデュアルコンバージョンゲイントランジスタと、
前記第1フローティング拡散ノードの電圧レベルを増幅して第1出力ノードに出力するソースフォロワーと、
前記第1出力ノードと離隔された第2出力ノードに対応し、前記デュアルコンバージョンゲイントランジスタがターンオフされた状態で、前記第1フローティング拡散ノードのリセットレベルに対応する電荷を格納する第1リセットキャパシタと、
前記第1リセットキャパシタと前記第2出力ノードとの間に連結され、前記第1リセットキャパシタに電荷をサンプリングする第1サンプリングトランジスタと、
前記第2出力ノードに対応し、前記デュアルコンバージョンゲイントランジスタがターンオフされた状態で、前記第1フローティング拡散ノードの信号レベルに対応する電荷を格納する第1信号キャパシタと、
前記第1信号キャパシタと前記第2出力ノードとの間に連結され、前記第1信号キャパシタに電荷をサンプリングする第2サンプリングトランジスタと、
前記第2出力ノードに対応し、前記デュアルコンバージョンゲイントランジスタがターンオンされた状態で、前記第1フローティング拡散ノードのリセットレベルに対応する電荷を格納する第2リセットキャパシタと、
前記第2リセットキャパシタと前記第2出力ノードとの間に連結され、前記第2リセットキャパシタに電荷をサンプリングする第3サンプリングトランジスタと、
前記第2出力ノードに対応し、前記デュアルコンバージョンゲイントランジスタがターンオンされた状態で、前記第1フローティング拡散ノードの信号レベルに対応する電荷を格納する第2信号キャパシタと、
前記第2信号キャパシタと前記第2出力ノードとの間に連結され、前記第2信号キャパシタに電荷をサンプリングする第4サンプリングトランジスタと、
前記第1出力ノードと前記第2出力ノードを互いに電気的に連結させるか、或いは遮断させるプリチャージ選択トランジスタと、を含む、イメージセンサー。
【請求項11】
前記第2フローティング拡散ノードとピクセル電圧端子との間に連結され、前記第1フローティング拡散ノード及び前記第2出力ノードをリセットさせるリセットトランジスタをさらに含む、請求項10に記載のイメージセンサー。
【請求項12】
グローバル信号ダンピング区間の中でリセット時間の間に、前記リセットトランジスタ及び前記デュアルコンバージョンゲイントランジスタは、ターンオンされる、請求項11に記載のイメージセンサー。
【請求項13】
グローバル信号ダンピング区間の中で第2リセットセトリング時間の間に、前記リセットトランジスタと前記デュアルコンバージョンゲイントランジスタがそれぞれターンオフ及びターンオンされた状態で前記第3サンプリングトランジスタは、ターンオンされる、請求項11に記載のイメージセンサー。
【請求項14】
グローバル信号ダンピング区間の中で第1リセットセトリング時間の間に、前記リセットトランジスタと前記デュアルコンバージョンゲイントランジスタが各々ターンオフされた状態で前記第1サンプリングトランジスタは、ターンオンされる、請求項11に記載のイメージセンサー。
【請求項15】
グローバル信号ダンピング区間の中で第1信号セトリング時間の間に、前記リセットトランジスタと前記デュアルコンバージョンゲイントランジスタが各々ターンオフされた状態で前記第2サンプリングトランジスタは、ターンオンされる、請求項11に記載のイメージセンサー。
【請求項16】
グローバル信号ダンピング区間の中で第2信号セトリング時間の間に、前記リセットトランジスタと前記デュアルコンバージョンゲイントランジスタがそれぞれターンオフ及びターンオンされた状態で前記第4サンプリングトランジスタは、ターンオンされる、請求項11に記載のイメージセンサー。
【請求項17】
読出し区間の中で第1プリチャージ時間の間に、前記リセットトランジスタと前記デュアルコンバージョンゲイントランジスタが各々ターンオンされた状態で前記プリチャージ選択トランジスタは、ターンオンされる、請求項11に記載のイメージセンサー。
【請求項18】
読出し区間の中で第1リセット読出し時間の間に、前記リセットトランジスタ又は前記デュアルコンバージョンゲイントランジスタの中で少なくとも1つは、ターンオフ状態であり、前記プリチャージ選択トランジスタは、ターンオフされた状態で、前記第1サンプリングトランジスタは、ターンオンされ、
前記読出し区間の中で第2リセット読出し時間の間に、前記プリチャージ選択トランジスタは、ターンオフされた状態で、前記第3サンプリングトランジスタは、ターンオンされる、請求項11に記載のイメージセンサー。
【請求項19】
前記第1出力ノードに連結されたプリチャージトランジスタをさらに含み、
読出し区間の中で第2プリチャージ時間の間に、前記リセットトランジスタ又は前記デュアルコンバージョンゲイントランジスタの中で少なくとも1つは、ターンオフされた状態で、前記プリチャージ選択トランジスタ及び前記プリチャージトランジスタは、各々ターンオンされる、請求項11に記載のイメージセンサー。
【請求項20】
読出し区間の中で第1信号読出し時間の間に、前記プリチャージ選択トランジスタは、ターンオフされた状態で、前記第2サンプリングトランジスタは、ターンオンされ、
前記読出し区間の中で第2信号読出し時間の間に、前記プリチャージ選択トランジスタは、ターンオフされた状態で、前記第4サンプリングトランジスタは、ターンオンされる、請求項11に記載のイメージセンサー。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はイメージセンサーに関するものである。
【背景技術】
【0002】
イメージセンサー(image sensor)は光学映像を電気信号に変換する素子である。最近になって、コンピュータ産業と通信産業の発達につれてデジタルカメラ、ビデオカメラ、PCS(Personal Communication System)、ゲーム機器、警備用カメラ、医療用マイクロカメラ、ロボット等の様々な分野で性能が向上されたイメージセンサーの需要が増大している。一方、イメージセンサーが狭いダイナミックレンジ(narrow dynamic range)を有する場合、イメージセンサーによって獲得した映像のイメージが歪曲されるか、或いは被写体の実際カラーが正確に表現できない可能性がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】米国特許11,094,726 B2号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的はハイダイナミックレンジ(High Dynamic Range、以下、‘HDR’)を有するイメージセンサーを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一実施形態による複数のローと複数のカラムに配置された複数のピクセルを含むイメージセンサーは、前記複数のピクセルの各々が、入射される光に反応して電荷を生成するフォトダイオード、前記フォトダイオードで生成された電荷を格納する第1フローティング拡散ノード、前記第1フローティング拡散ノードに選択的に連結され、前記フォトダイオードで生成された電荷を格納する第2フローティング拡散ノード、出力ノードに選択的に連結され、前記第1フローティング拡散ノードと前記第2フローティング拡散ノードが電気的に遮断された状態での前記第1フローティング拡散ノードの第1リセット電圧レベルに対応する電荷を格納する第1キャパシタ、前記出力ノードに選択的に連結され、前記第1フローティング拡散ノードと前記第2フローティング拡散ノードが電気的に遮断された状態での前記第1フローティング拡散ノードの第1信号電圧レベルに対応する電荷を格納する第2キャパシタ、前記出力ノードに選択的に連結され、前記第1フローティング拡散ノードと前記第2フローティング拡散ノードが電気的に連結された状態での前記第1フローティング拡散ノードの第2リセット電圧レベルに対応する電荷を格納する第3キャパシタ、前記出力ノードに選択的に連結され、前記第1フローティング拡散ノードと前記第2フローティング拡散ノードが電気的に連結された状態での前記第1フローティング拡散ノードの第2信号電圧レベルに対応する電荷を格納する第4キャパシタ、及び前記第2フローティング拡散ノードに連結され、前記第1フローティング拡散ノード及び前記出力ノードをリセットさせるリセットトランジスタを含むことができる。
【0006】
本発明の一実施形態において、前記第1フローティング拡散ノードの電圧レベルを増幅して出力するソースフォロワー、及び前記ソースフォロワー及び前記出力ノードの間に連結されたプリチャージ選択トランジスタをさらに含み、前記出力ノードのリセットの時に、前記リセットトランジスタ及び前記プリチャージ選択トランジスタは、ターンオンされることができる。
【0007】
本発明の一実施形態において、前記第2フローティング拡散ノード及び前記第1フローティング拡散ノードの間に連結されたデュアルコンバージョンゲイントランジスタをさらに含み、前記出力ノードのリセットの時に、前記デュアルコンバージョンゲイントランジスタは、ターンオンされることができる。
【0008】
本発明の一実施形態において、前記ソースフォロワーとプリチャージ電圧端子との間に配置され、前記ソースフォロワーに直列連結されたプリチャージトランジスタ及び追加的なプリチャージ選択トランジスタをさらに含み、前記出力ノードのリセットの時に、前記プリチャージトランジスタ及び前記追加的なプリチャージ選択トランジスタは、ターンオンされることができる。
【0009】
本発明の一実施形態において、前記第1フローティング拡散ノードの電圧レベルを増幅して出力するソースフォロワー、及び前記ソースフォロワー及び前記出力ノード間に連結されたプリチャージ選択トランジスタをさらに含み、前記出力ノードのプリチャージの間に、前記リセットトランジスタは、ターンオフされ、前記プリチャージ選択トランジスタは、ターンオンされることができる。
【0010】
本発明の一実施形態において、前記ソースフォロワーとプリチャージ電圧端子との間に配置され、前記ソースフォロワーに直列連結されたプリチャージトランジスタ及び追加的なプリチャージ選択トランジスタをさらに含み、前記出力ノードのプリチャージの間に、前記プリチャージトランジスタ及び前記追加的なプリチャージ選択トランジスタは、ターンオンされることができる。
【0011】
本発明の一実施形態において、前記第1キャパシタの容量は、前記第3キャパシタの容量より大きく、前記第2キャパシタの容量は、前記第4キャパシタの容量より大きいことができる。
【0012】
本発明の一実施形態において、前記第2フローティング拡散ノードに選択的に連結され、前記フォトダイオードで生成された電荷を格納するULCGキャパシタ、前記第2フローティング拡散ノードと前記ULCGキャパシタとの間に配置され、前記ULCGキャパシタを前記第2フローティング拡散ノードに選択的に連結するトリプルコンバージョンゲイントランジスタ、前記出力ノードに選択的に連結され、前記ULCGキャパシタが前記第1フローティング拡散ノード及び前記第2フローティング拡散ノードに電気的に連結された状態での前記第1フローティング拡散ノードの第3リセット電圧レベルに対応する電荷を格納する第5キャパシタ、及び前記出力ノードに選択的に連結され、前記ULCGキャパシタが前記第1フローティング拡散ノード及び前記第2フローティング拡散ノードに電気的に連結された状態での前記第1フローティング拡散ノードの第3信号電圧レベルに対応する電荷を格納する第6キャパシタと、を含むことができる。
【0013】
本発明の一実施形態において、前記第3キャパシタの容量は、前記第5キャパシタの容量より大きく、前記第4キャパシタの容量は、前記第6キャパシタの容量より大きいことができる。
【0014】
本発明の一実施形態による複数のピクセルが配列されたピクセルアレイを含むイメージセンサーは、前記複数のピクセルの各々が、入射される光に反応して電荷を生成するフォトダイオード、第1フローティング拡散ノードに対応し、前記フォトダイオードで生成された電荷を蓄積するHCGキャパシタ、前記第1フローティング拡散ノードと離隔された第2フローティング拡散ノードに対応し、前記フォトダイオードで生成された電荷を蓄積するLCGキャパシタ、前記第1フローティング拡散ノードと前記第2フローティング拡散ノードを互いに電気的に連結させるか、或いは遮断させるデュアルコンバージョンゲイントランジスタ、前記第1フローティング拡散ノードの電圧レベルを増幅して第1出力ノードに出力するソースフォロワー、前記第1出力ノードと離隔された第2出力ノードに対応し、前記デュアルコンバージョンゲイントランジスタがターンオフされた状態で、前記第1フローティング拡散ノードのリセットレベルに対応する電荷を格納する第1リセットキャパシタ、前記第1キャパシタと前記第2出力ノードとの間に連結され、前記第1リセットキャパシタに電荷をサンプリングする第1サンプリングトランジスタ、前記第2出力ノードに対応し、前記デュアルコンバージョンゲイントランジスタがターンオフされた状態で、前記第1フローティング拡散ノードの信号レベルに対応する電荷を格納する第1信号キャパシタ、前記第1信号キャパシタと前記第2出力ノードとの間に連結され、前記第1信号キャパシタに電荷をサンプリングする第2サンプリングトランジスタ、前記第2出力ノードに対応し、前記デュアルコンバージョンゲイントランジスタがターンオンされた状態で、前記第1フローティング拡散ノードのリセットレベルに対応する電荷を格納する第2リセットキャパシタ、前記第2リセットキャパシタと前記第2出力ノードとの間に連結され、前記第2リセットキャパシタに電荷をサンプリングする第3サンプリングトランジスタ、前記第2出力ノードに対応し、前記デュアルコンバージョンゲイントランジスタがターンオンされた状態で、前記第1フローティング拡散ノードの信号レベルに対応する電荷を格納する第2信号キャパシタ、前記第2信号キャパシタと前記第2出力ノードとの間に連結され、前記第2信号キャパシタに電荷をサンプリングする第4サンプリングトランジスタ、及び前記第1出力ノードと前記第2出力ノードを互いに電気的に連結させるか、或いは遮断させるプリチャージ選択トランジスタ、を含むことができる。
【0015】
本発明の一実施形態において、前記第2フローティング拡散ノードとピクセル電圧端子との間に連結され、前記第1フローティング拡散ノード及び前記第2出力ノードをリセットさせるリセットトランジスタをさらに含むことができる。
【0016】
本発明の一実施形態において、グローバル信号ダンピング区間の中でリセット時間の間に、前記リセットトランジスタ及び前記デュアルコンバージョンゲイントランジスタは、ターンオンされることができる。
【0017】
本発明の一実施形態において、グローバル信号ダンピング区間の中で第2リセットセトリング時間の間に、前記リセットトランジスタと前記デュアルコンバージョンゲイントランジスタが各々ターンオン及びターンオフされた状態で前記第3サンプリングトランジスタは、ターンオンされることができる。
【0018】
本発明の一実施形態において、グローバル信号ダンピング区間の中で第1リセットセトリング時間の間に、前記リセットトランジスタと前記デュアルコンバージョンゲイントランジスタが各々ターンオフされた状態で前記第1サンプリングトランジスタは、ターンオンされることができる。
【0019】
本発明の一実施形態において、グローバル信号ダンピング区間の中で第1信号セトリング時間の間に、前記リセットトランジスタと前記デュアルコンバージョンゲイントランジスタが各々ターンオフされた状態で前記第2サンプリングトランジスタは、ターンオンされることができる。
【0020】
本発明の一実施形態において、グローバル信号ダンピング区間の中で第2信号セトリング時間の間に、前記リセットトランジスタと前記デュアルコンバージョンゲイントランジスタが各々ターンオフ及びターンオンされた状態で前記第4サンプリングトランジスタは、ターンオンされることができる。
【0021】
本発明の一実施形態において、読出し区間の中で第1プリチャージ時間の間に、前記リセットトランジスタと前記デュアルコンバージョンゲイントランジスタが各々ターンオンされた状態で前記プリチャージ選択トランジスタは、ターンオンされることができる。
【0022】
本発明の一実施形態において、読出し区間の中で第1リセット読出し時間の間に、前記リセットトランジスタ又は前記デュアルコンバージョンゲイントランジスタの中で少なくとも1つは、ターンオフ状態であり、前記プリチャージ選択トランジスタは、ターンオフされた状態で、前記第1サンプリングトランジスタは、ターンオンされ、前記読出し区間の中で第2リセット読出し時間の間に、前記プリチャージ選択トランジスタは、ターンオフされた状態で、前記第3サンプリングトランジスタは、ターンオンされることができる。
【0023】
本発明の一実施形態において、前記第1出力ノードに連結されたプリチャージトランジスタをさらに含み、読出し区間の中で第2プリチャージ時間の間に、前記リセットトランジスタ又は前記デュアルコンバージョンゲイントランジスタの中で少なくとも1つは、ターンオフされた状態で、前記プリチャージ選択トランジスタ及び前記プリチャージトランジスタは、各々ターンオンされることができる。
【0024】
本発明の一実施形態において、読出し区間の中で第1信号読出し時間の間に、前記プリチャージ選択トランジスタは、ターンオフされた状態で、前記第2サンプリングトランジスタは、ターンオンされ、前記読出し区間の中で第2信号読出し時間の間に、前記プリチャージ選択トランジスタは、ターンオフされた状態で、前記第3サンプリングトランジスタは、ターンオンされることができる。
【発明の効果】
【0025】
本発明によるイメージセンサーはハイダイナミックレンジHDRを有することができる。したがって、高画質のイメージが生成されることができる。
【図面の簡単な説明】
【0026】
図1】本発明の実施形態によるイメージセンサー100を示すブロック図である。
図2】本発明の一実施形態によるイメージセンサー100のグローバルシャッターモードの動作を説明するための図面である。
図3図1のピクセルPXの一例を説明するための回路図である。
図4A】グローバル信号ダンピング区間GSDPでピクセルPXに提供される制御信号の一例を示すタイミング図である。
図4B】読出し区間ROPでピクセルPXに提供される制御信号の一例を示すタイミング図である。
図5A図5A乃至図5Dは、図4Aのグローバル信号ダンピング区間GSDPでのピクセルPXの動作の一例を示す図面である。
図5B図5A乃至図5Dは、図4Aのグローバル信号ダンピング区間GSDPでのピクセルPXの動作の一例を示す図面である。
図5C図5A乃至図5Dは、図4Aのグローバル信号ダンピング区間GSDPでのピクセルPXの動作の一例を示す図面である。
図5D図5A乃至図5Dは、図4Aのグローバル信号ダンピング区間GSDPでのピクセルPXの動作の一例を示す図面である。
図6A図6A乃至図6Fは、図4Bの読出し区間ROPでのピクセルPXの動作の一例を示す図面である。
図6B図6A乃至図6Fは、図4Bの読出し区間ROPでのピクセルPXの動作の一例を示す図面である。
図6C図6A乃至図6Fは、図4Bの読出し区間ROPでのピクセルPXの動作の一例を示す図面である。
図6D図6A乃至図6Fは、図4Bの読出し区間ROPでのピクセルPXの動作の一例を示す図面である。
図6E図6A乃至図6Fは、図4Bの読出し区間ROPでのピクセルPXの動作の一例を示す図面である。
図6F図6A乃至図6Fは、図4Bの読出し区間ROPでのピクセルPXの動作の一例を示す図面である。
図7図1のピクセルPX_Bの他の一例を説明するための回路図である。
図8A図8A及び図8Bは、グローバル信号ダンピング区間GSDPでの図7のピクセルPX_Bの動作の一例を示す図面である。
図8B図8A及び図8Bは、グローバル信号ダンピング区間GSDPでの図7のピクセルPX_Bの動作の一例を示す図面である。
図9A図9A及び図9Bは、読出し区間ROPでの図7のピクセルPX_Bの動作の一例を示す図面である。
図9B図9A及び図9Bは、読出し区間ROPでの図7のピクセルPX_Bの動作の一例を示す図面である。
図10図10乃至図13は、本発明の一実施形態によるピクセルの一例を示す図面である。
図11図10乃至図13は、本発明の一実施形態によるピクセルの一例を示す図面である。
図12図10乃至図13は、本発明の一実施形態によるピクセルの一例を示す図面である。
図13図10乃至図13は、本発明の一実施形態によるピクセルの一例を示す図面である。
【発明を実施するための形態】
【0027】
以下では、本発明の技術分野で通常の知識を有する者が本発明を容易に実施できる程度に、本発明の実施形態が明確且つ詳細に記載される。
【0028】
図1は本発明の実施形態によるイメージセンサー100を示すブロック図である。
【0029】
本発明の実施形態によるイメージセンサー100はグローバルシャッターモード(global shutter mode)に駆動することができる。特に、本発明の実施形態によるイメージセンサー100はグローバルシャッターモードのグローバル信号ダンプ区間(Global Signal Dump Period、以下、‘GSDP’)でHCG(High Conversion Gain、以下、‘HCG’)モード及びLCG(Low Conversion Gain、以下、‘LCG’)モードで動作し、HCGモードでの情報を第1リセットキャパシタ及び第1信号キャパシタにサンプリング(sampling)及びホールド(hold)し、LCGモードでの情報を第2リセットキャパシタ及び第2信号キャパシタにサンプリング及びホールドすることができる。したがって、本発明の実施形態によるイメージセンサー100はハイダイナミックレンジHDRを有することができ、高画質のイメージを生成することができる。
【0030】
図1を参照すれば、イメージセンサー100はピクセルアレイ110、ロードライバー120、読出し回路130、及びタイミングコントローラ140を含むことができる。
【0031】
ピクセルアレイ110は複数のピクセルPXを含むことができる。複数のピクセルPXの各々は光電変換素子を含むことができる。例えば、光電変換素子はフォトダイオード、フォトトランジスタ、フォトゲート、又はピンドフォトダイオード(pinned photodiode)等を含むことができる。光電変換素子によって感知された光が電気信号に変換されることによって、被写体に対応するピクセル信号が生成されることができる。複数のピクセルPXの各々は複数のカラムラインCLsの中で対応するカラムラインを通じてピクセル信号を読出し回路130に出力することができる。
【0032】
ピクセルアレイ110で複数のピクセルPXは複数のロー及び複数のカラムに配置されるマトリックス(matrix)形状に配列されることができる。複数のピクセルPXはAPS(active pixel sensor)であり得る。
【0033】
一実施形態において、複数のピクセルPXの各々はレッド(red)波長領域の光を通過させるレッドフィルター、グリーン(green)波長領域の光を通過させるグリーンフィルター、及びブルー(blue)波長領域の光を通過させるブルーフィルターの中で1つを含むことができる。しかし、本発明はこれに限定されず、複数のピクセルPXの各々は様々な色に対応する波長領域の光を通過させるカラーフィルターを含むか、又は透明フィルターを含んでもよい。例えば、複数のピクセルPXの各々はホワイト(white)カラーフィルター、シアン(cyan)カラーフィルター、マゼンタ(magenta)カラーフィルター、及びイエロー(yellow)カラーフィルターの中で1つを含むことができる。
【0034】
本発明の一実施形態において、各ピクセルPXは光電変換素子で生成された電荷を蓄積するHCGキャパシタ及びLCGキャパシタを含むことができる。光の強さが弱い環境で、光電変換素子で生成された電荷を効果的に蓄積するように、HCGキャパシタは相対的に小さい容量を有することができる。光の強さが強い環境で、光電変換素子で生成された電荷を効果的に蓄積するように、LCGキャパシタは相対的に大きい容量を有することができる。例えば、HCGキャパシタ及びLCGキャパシタは各々フローティング拡散ノード(floating diffusion node、以下、‘FD’)に対応することができる。
【0035】
本発明の一実施形態において、各ピクセルPXはHCGキャパシタに蓄積された電荷に対応する情報をサンプリング及びホールドする第1リセットキャパシタ及び第1信号キャパシタを含むことができる。また、各ピクセルPXはLCGキャパシタに蓄積された電荷に対応する情報をサンプリング及びホールドする第2リセットキャパシタ及び第2信号キャパシタを含むことができる。例えば、第1リセットキャパシタ及び第1信号キャパシタ、そして第2リセットキャパシタ及び第2信号キャパシタは出力ノード(output node、以下、‘NO’)に対応することができる。
【0036】
本発明の実施形態によるイメージセンサー100は1つのグローバル信号ダンプ区間GSDPの間に各ピクセルPXがHCGモード及びLCGモードで動作するデュアルコンバージョンゲイン(以下、‘DCG’)モードをサポートすることができる。
【0037】
例えば、グローバル信号ダンプ区間GSDPでのHCGモードで、フローティング拡散ノードFD側のHCGキャパシタに対応するリセットレベルの情報及び信号レベルの情報は各々出力ノードNO側の第1リセットキャパシタ及び第1信号キャパシタにサンプリング及びホールドされることができる。また、グローバル信号ダンプ区間GSDPでのLCGモードで、フローティング拡散ノードFD側のLCGキャパシタに対応するリセットレベルの情報及び信号レベルの情報は各々出力ノードNO側の第2リセットキャパシタ及び第2信号キャパシタにサンプリング及びホールドされることができる。
【0038】
その後、読出し区間(Read Out Period、以下、‘ROP’)の間に、出力ノードNO側の第1リセットキャパシタ及び第1信号キャパシタにホールドされた情報は各々HCGリセット信号及びHCGイメージ信号に出力されることができる。また、出力ノードNO側の第2リセットキャパシタ及び第2信号キャパシタにホールドされた情報は各々LCGリセット信号及びLCGイメージ信号に出力されることができる。
【0039】
このように、1つのグローバル信号ダンプ区間GSDPの間に、HCGモード及びLCGモードで動作するデュアルコンバージョンゲインDCGモードをサポートすることによって、本発明の実施形態によるイメージセンサー100はハイダイナミックレンジHDRを有することができる。
【0040】
続いて、図1を参照すれば、ロードライバー120はタイミングコントローラ140の制御に応じてピクセルアレイ110を制御するための制御信号を生成し、複数のピクセルPXの各々に制御信号を提供することができる。例えば、ロードライバー120はグローバルシャッターモードで動作するために、複数のピクセルPXの各々に制御信号の活性化及び非活性化タイミングを決定することができる。例えば、ロードライバー120はピクセルアレイ110がロー(row)毎に制御されるように制御信号を定められた順番に従って活性化させることができる。その後、選択されたローのピクセルPIXの各々から生成されたリセット信号及びイメージ信号等が読出し回路130に伝達されることができる。
【0041】
読出し回路130はピクセルアレイ110からリセット信号及びイメージ信号を受信することができる。例えば、イメージセンサー100がDCGモードで動作する場合、読出し回路130はピクセルアレイ110からHCGリセット信号及びHCGイメージ信号を受信し、これを利用してHCGモードでのイメージデータIDを出力することができ、ピクセルアレイ110からLCGリセット信号及びLCGイメージ信号を受信し、これを利用してLCGモードでのイメージデータIDを出力することができる。読出し回路130は相関二重サンプリング(CDS)回路131、アナログ-デジタルコンバータ(ADC)132、及びバッファ133を含むことができる。
【0042】
相関二重サンプリング回路131はピクセルアレイ110で提供したピクセル信号をサンプリング及びホールドすることができる。例えば、イメージセンサー100がDCGモードで動作する場合、相関二重サンプリング回路131はHCGリセット信号とHCGイメージ信号を二重にサンプリングした後に、その差に該当するレベルを出力し、LCGリセット信号とLCGイメージ信号を二重にサンプリングした後に、その差に該当するレベルを出力することができる。
【0043】
アナログ-デジタルコンバータ132は相関二重サンプリング回路131から受信されるレベルに対応するアナログ信号をデジタル信号に変換することができる。
【0044】
バッファ133はデジタル信号をラッチ(latch)することができ、ラッチされたイメージデータIDを順次的に出力することができる。
【0045】
タイミングコントローラ140はピクセルアレイ110、ロードライバー120、読出し回路130等を制御することができる。タイミングコントローラ140はピクセルアレイ110、ロードライバー120、読出し回路130等の動作のためにクロック信号(clock signal)、タイミングコントロール信号(timing control signal)等のような制御信号を供給することができる。タイミングコントローラ140はロジック制御回路(logic control circuit)、位相ロックループ(phase lock loop:PLL)回路、タイミングコントロール回路(timing control circuit)、及び通信インターフェイス回路(communication interface circuit)等を含むことができる。
【0046】
以上で、本発明の実施形態によるイメージセンサー100の構成を簡略に説明した。本発明の実施形態によれば、イメージセンサー100はグローバルシャッターモードのグローバル信号ダンプ区間GSDPで、DCGモードで動作することができ、HCGモードでの情報を第1リセットキャパシタ及び第1信号キャパシタにサンプリング及びホールドし、LCGモードでの情報を第2リセットキャパシタ及び第2信号キャパシタにサンプリング及びホールドすることができる。したがって、ハイダイナミックレンジHDRの具現が可能であり、高画質のイメージが生成されることができる。
【0047】
図2は本発明の一実施形態によるイメージセンサー100のグローバルシャッターモードの動作を説明するための図面である。
【0048】
図1及び図2を参照すれば、イメージセンサー100はグローバルシャッターモードで駆動することができる。イメージセンサー100はグローバルシャッターモードで、グローバル信号ダンピング区間GSDPの間に遂行されるグローバル信号ダンピング動作及び読出し区間ROPの間に遂行される読出し動作を遂行することができる。グローバル信号ダンピング動作は、フローティング拡散ノードに蓄積された電荷をリセットするリセット動作及び光電変換素子で生成された光電荷を蓄積する蓄積動作を含むことができる。
【0049】
グローバル信号ダンピング区間GSDPで、イメージセンサー100は互いに異なるロー、例えば第1乃至第iローR1~Riに対してリセット動作が遂行される時間であるリセット時間(reset time)及び蓄積動作が遂行される電荷蓄積時間(integration time)が同一であるように制御することができる。蓄積時間は複数のピクセルPXの各々に含まれた光電変換素子、例えばフォトダイオードで生成された光電荷を実質的に蓄積する時間を意味することができる。
【0050】
読出し区間ROPで、ロー毎に読出し動作が順次的に遂行されるローリング(rolling)読出し動作が遂行されることができる。例えば、読出し区間ROPの間に、イメージセンサー100は順次的に第1ローR1から第iローRiまで読出し動作を遂行するように制御することができる。読出し時間は、例えば複数のピクセルPXの各々で生成された光電荷に対応するピクセル信号が複数のピクセルPXの各々から出力される時間を意味することができる。
【0051】
本発明の一実施形態において、イメージセンサー100はグローバルシャッターモードで動作することができる。特に、本発明の実施形態によるイメージセンサー100はグローバル信号ダンプ区間GSDPでHCGモード及びLCGモードで動作することができる。したがって、ハイダイナミックレンジHDRの具現が可能であり、高画質のイメージが生成されることができる。
【0052】
図3図1のピクセルPXの一例を説明するための回路図である。
【0053】
図3を参照すれば、ピクセルPXはフォトダイオードPD、フローティング拡散ノードFD1、FD2に対応する複数のトランジスタTX、RX、DCGX、出力ノードNO1、NO2に対応する複数のトランジスタPCX、PSC1、PSX2、SMP1、SMP2、SMP3、SMP4、SF2、SX、そして複数のキャパシタC_HCG、C_LCG、C_RST1、C_SIG1、C_RST2、C_SIG2を含むことができる。複数のキャパシタの中で一部は寄生キャパシタとして具現されることができる。
【0054】
フォトダイオードPDは光の強さに応じて可変される光電荷を生成することができる。例えば、フォトダイオードPDは入射された光の強さに比例して電荷を生成することができる。フォトダイオードPDは光電変換素子の例として、フォトトランジスタ(photo transistor)、フォトゲート(photo gate)、ピンドフォトダイオード(pinned photo diode:PPD)、及びこれらの組合せの中で少なくとも1つであり得る。
【0055】
転送トランジスタTXはフォトダイオードPDと第1フローティング拡散ノードFD1との間に配置されることができる。例えば、転送トランジスタTXの一端はフォトダイオードPDに連結され、転送トランジスタTXの他端は第1フローティング拡散ノードFD1に連結されることができる。転送トランジスタTXはロードライバー120から受信された転送制御信号TSに応答してターンオン(turn-on)又はターンオフ(turn-off)され、フォトダイオードPDで生成された電荷を第1フローティング拡散ノードFD1に転送することができる。第1フローティング拡散ノードFD1はHCGキャパシタC_HCGに連結され、フォトダイオードPDで生成された電荷はHCGキャパシタC_HCGに蓄積されることができる。
【0056】
リセットトランジスタRXはピクセル電圧端子VPIXと第2フローティング拡散ノードFD2との間に配置されることができる。例えば、リセットトランジスタRXの一端はピクセル電圧端子VPIXに連結され、リセットトランジスタRXの他端は第2フローティング拡散ノードFD2に連結されることができる。リセットトランジスタRXはロードライバー120から受信されたリセット制御信号RGに応答してターンオン又はターンオフされることができる。
【0057】
リセットトランジスタRXは第1フローティング拡散ノードFD1及び/又は第2フローティング拡散ノードFD2の電圧レベルをリセットさせることができる。例えば、デュアルコンバージョンゲイントランジスタDCGXがターンオンされた状態で、リセットトランジスタRXがターンオンされることができる。この場合、第1フローティング拡散ノードFD1に連結されたHCGキャパシタC_HCGにピクセル電圧端子VPIXが連結され、HCGキャパシタC_HCGに蓄積された電荷はピクセル電圧端子VPIX方向にドレーン(drain)されることができる。したがって、第1フローティング拡散ノードFD1の電圧レベルがリセットされることができる。
【0058】
これと類似に、デュアルコンバージョンゲイントランジスタDCGXがターンオン又はターンオフされた状態で、リセットトランジスタRXがターンオンされることができる。この場合、第2フローティング拡散ノードFD2に連結されたLCGキャパシタC_LCGにピクセル電圧端子VPIXが連結され、LCGキャパシタC_LCGに蓄積された電荷はピクセル電圧端子VPIX方向にドレーンされることができる。したがって、第2フローティング拡散ノードFD2の電圧レベルがリセットされることができる。
【0059】
デュアルコンバージョンゲイントランジスタDCGXは第1フローティング拡散ノードFD1及び第2フローティング拡散ノードFD2の間に配置されることができる。デュアルコンバージョンゲイントランジスタDCGXはロードライバー120から受信されたデュアルコンバージョン制御信号DCGに応答してターンオン又はターンオフされ、第1フローティング拡散ノードFD1及び第2フローティング拡散ノードFD2を電気的に互いに連結させるか、或いは遮断させることができる。
【0060】
一実施形態において、HCGモードで、デュアルコンバージョンゲイントランジスタDCGXはターンオフされることができる。この場合、第1フローティング拡散ノードFD1は第2フローティング拡散ノードFD2と電気的に遮断され、したがってフォトダイオードPDで生成された電荷はHCGキャパシタC_HCGのみに蓄積されることができる。
【0061】
一実施形態において、LCGモードで、デュアルコンバージョンゲイントランジスタDCGXはターンオンされることができる。この場合、第1フローティング拡散ノードFD1は第2フローティング拡散ノードFD2と電気的に連結され、したがってフローティング拡散ノードFD1、FD2の容量がHCGキャパシタC_HCGの容量及びLCGキャパシタC_LCGの容量の和に増加することができる。したがって、光の強さが強い場合にも、フォトダイオードPDで生成された電荷がHCGキャパシタC_HCG及びLCGキャパシタC_LCGに十分に収容されることができる。
【0062】
HCGキャパシタC_HCGは第1フローティング拡散ノードFD1に連結されることができる。HCGキャパシタC_HCGは、例えば寄生キャパシタンスを利用して定義されることができる。但し、これは例示的なものであり、HCGキャパシタC_HCGは別の導電性電極を使用して具現されてもよい。
【0063】
LCGキャパシタC_LCGは第2フローティング拡散ノードFD2に連結されることができる。LCGキャパシタC_LCGはHCGキャパシタC_HCGに比べて相対的に大きい容量を有することができる。例えば、LCGキャパシタC_LCGは別の導電性電極を使用して具現されることができる。但し、これは例示的なものであり、LCGキャパシタC_LCGは寄生キャパシタンスを利用して定義されてもよい。
【0064】
フローティング拡散ノードFD1、FD2の電圧レベルはHCGキャパシタC_HCG及び/又はLCGキャパシタC_LCGに蓄積された電荷量に応じて決定されることができる。即ち、フローティング拡散ノードFDに連結されたキャパシタに格納される電荷量が電圧に変換(conversion)されることができる。コンバージョンゲインはフローティング拡散ノードFDのキャパシタンスによって決定され、キャパシタンスのサイズに反比例することができる。フローティング拡散ノードFDのキャパシタンスが増加すれば、コンバージョンゲインが減少され、キャパシタンスが減少すれば、コンバージョンゲインが増加するようになる。
【0065】
一実施形態において、HCGモードで、デュアルコンバージョンゲイントランジスタDCGXはターンオフされ、フォトダイオードPDで生成された電荷は第1フローティング拡散ノードFD1に伝達されることができる。この場合、第1フローティング拡散ノードFD1の電圧レベルはHCGキャパシタC_HCGに蓄積された電荷量に応じて決定されることができる。
【0066】
一実施形態において、LCGモードで、デュアルコンバージョンゲイントランジスタDCGXはターンオンされ、フォトダイオードPDで生成された電荷は第1及び第2フローティング拡散ノードFD1、FD2に伝達されることができる。この場合、第1及び第2フローティング拡散ノードFD1、FD2の電圧レベルはHCGキャパシタC_HCG及びLCGキャパシタC_LCGに蓄積された電荷量に応じて決定されることができる。
【0067】
引き続き図3を参照すれば、第1ソースフォロワーSF1はピクセル電圧端子VPIXと第2出力ノードNO2との間に配置されることができる。例えば、第1ソースフォロワーSF1の一端はピクセル電圧端子VPIXに連結され、第1ソースフォロワーSF1の他端は第2出力ノードNO2に連結されることができる。
【0068】
第1ソースフォロワーSF1はバッファ増幅器(buffer amplifier)としてフローティング拡散ノードFD1、FD2の電圧レベルに応じる情報をバッファリングすることができる。例えば、フローティング拡散ノードFD1、FD2に連結されたHCGキャパシタC_HCG及び/又はLCGキャパシタC_LCGに蓄積された電荷量に応じてフローティング拡散ノードFDの電圧レベルが変化し、フローティング拡散ノードFD1、FD2の電圧レベルが変化することにしたがって、第1ソースフォロワーSF1はフローティング拡散ノードFD1、FD2での電圧レベルの変化を増幅し、増幅された結果を第2出力ノードNO2に出力することができる。
【0069】
プリチャージトランジスタPCXは第2出力ノードNO2及び第2プリチャージ選択トランジスタPSX2の間に配置されることができる。例えば、プリチャージトランジスタPCXの一端は第2出力ノードNO2に連結され、プリチャージトランジスタPCXの他端は第2プリチャージ選択トランジスタPSX2と連結されることができる。プリチャージトランジスタPCXはロードライバー120から受信されたプリチャージ制御信号PCにしたがって電流源として動作することができる。
【0070】
第1プリチャージ選択トランジスタPSX1は第1出力ノードNO1と第2出力ノードNO2との間に配置されることができる。第1プリチャージ選択トランジスタPSX1はロードライバー120から受信された第1プリチャージ選択制御信号PSEL1に応答してターンオン又はターンオフされることができる。第1プリチャージ選択トランジスタPSX1は第1出力ノードNO1をプリチャージするのに使用されることができる。
【0071】
一実施形態において、第2プリチャージ選択トランジスタPSX2及びプリチャージトランジスタPCXがターンオンされた状態で、第1プリチャージ選択トランジスタPSX1がターンオンされることができる。したがって、出力ノードNO1、NO2がプリチャージ端子VPCに電気的に連結されることができる。したがって、出力ノードNO1、NO2がプリチャージされ、出力ノードNO1、NO2に残留する電荷によるノイズが除去されることができる。
【0072】
一実施形態において、フローティング拡散ノードFD1、FD2がピクセル電圧端子VPIXに電気的に連結された状態で、第1プリチャージ選択トランジスタPSX1がターンオンされることができる。この場合、リセットレベルであるフローティング拡散ノードFD1、FD2の電圧レベルは第1ソースフォロワーSF1及び第1プリチャージ選択トランジスタPSX1を通じて出力ノードNO1、NO2に伝達されることができる。したがって、出力ノードNO1、NO2がピクセル電圧にリセットされることができ、第1出力ノードNO1に残留する電荷によるノイズが安定的に除去されることができる。
【0073】
このように、第1プリチャージ選択トランジスタPSX1を通じて出力ノードNO1、NO2をプリチャージ又はリセットすることによって、出力ノードNO1、NO2に残存する電荷、又は意図しない電荷注入(charge injection)等による電圧レベルの変動が防止されることができる。特に、リセットレベルであるフローティング拡散ノードFD1、FD2の電圧レベルを利用して出力ノードNO1、NO2をリセットすることによって、出力ノードNO1、NO2に残留する電荷を除去するための別のリセットトランジスタ又はクリアトランジスタを必要としなく、結果的に本発明によるピクセルPXを具現するために必要である面積が減少されることができる。
【0074】
第2プリチャージ選択トランジスタPSX2はプリチャージトランジスタPCX及びプリチャージ電圧端子VPCの間に配置されることができる。例えば、第2プリチャージ選択トランジスタPSX2の一端はプリチャージトランジスタPCXに連結されることができ、第2プリチャージ選択トランジスタPSX2の他端にはプリチャージ電圧端子VPCが連結されることができる。プリチャージ電圧は、例えば接地電圧GNDであり得る。但し、これは例示的なものであり、プリチャージ電圧は電源電圧より高い電圧、例えば電源電圧VDDであってもよい。第2プリチャージ選択トランジスタPSX2はロードライバー120から受信された第2プリチャージ選択制御信号PSEL2に応答してターンオン又はターンオフされることができる。第2プリチャージ選択トランジスタPSX2は第2出力ノードNO2をプリチャージするのに使用されることができる。
【0075】
一実施形態において、プリチャージトランジスタPCXがターンオンされた状態で、第2プリチャージ選択トランジスタPSX2がターンオンされることができる。したがって、第2出力ノードNO2がプリチャージ端子VPCに電気的に連結され、第2出力ノードNO2がプリチャージされることができる。仮に、第2プリチャージ選択トランジスタPSX2なしでプリチャージトランジスタPCXだけで第2出力ノードNO2をプリチャージするとすれば、プリチャージトランジスタPCXは相対的に大きいサイズで製作されなければならず、これにより比較的多くの電力を消費することになる。本発明の実施形態によれば、このように、プリチャージトランジスタPCXがターンオン状態を維持して電流源として動作する状態で第2プリチャージ選択トランジスタPSX2のオン/オフを制御することによって、プリチャージトランジスタPCXだけで第2出力ノードNO2をプリチャージする場合に比べて、相対的に少ない電力のみを消費することができる。
【0076】
第1サンプリングトランジスタSMP1は第1出力ノードNO1と第1リセットキャパシタC_RST1との間に配置されることができる。第1サンプリングトランジスタSMP1はロードライバー120から受信された第1サンプリング制御信号SMPS1に応答してターンオン又はターンオフされて、第1リセットキャパシタC_RST1と第1出力ノードNO1を互いに電気的に連結するか、又は遮断することができる。
【0077】
第1リセットキャパシタC_RST1は第1サンプリングトランジスタSMP1とピクセル電圧端子VPIXとの間に配置されることができる。例えば、第1リセットキャパシタC_RST1の一端はピクセル電圧端子VPIXに連結され、第1リセットキャパシタC_RST1の他端は第1サンプリングトランジスタSMP1に連結されることができる。
【0078】
第1サンプリングトランジスタSMP1のスイッチング動作に応じて、第1リセットキャパシタC_RST1に電荷が蓄積されることができる。例えば、HCGモードでフローティング拡散ノードFD1の電圧レベルがリセットされることができる。この場合、第1リセットキャパシタC_RST1にはフローティング拡散ノードFD1のリセットレベルの情報に対応する電荷が蓄積されることができる。
【0079】
第2サンプリングトランジスタSMP2は第1出力ノードNO1と第1信号キャパシタC_SIG1との間に配置されることができる。第2サンプリングトランジスタSMP2はロードライバー120から受信された第2サンプリング制御信号SMPS2に応答してターンオン又はターンオフされて、第1信号キャパシタC_SIG1と第1出力ノードNO1を互いに電気的に連結するか、又は遮断することができる。
【0080】
第1信号キャパシタC_SIG1は第2サンプリングトランジスタSMP2とピクセル電圧端子VPIXとの間に配置されることができる。例えば、第1信号キャパシタC_SIG1の一端はピクセル電圧端子VPIXに連結され、第1信号キャパシタC_SIG1の他端は第2サンプリングトランジスタSMP2に連結されることができる。
【0081】
第2サンプリングトランジスタSMP2のスイッチング動作に応じて、第1信号キャパシタC_SIG1に電荷が蓄積されることができる。例えば、HCGモードでフローティング拡散ノードFD1のHCGキャパシタC_HCGにフォトダイオードPDで生成された電荷が蓄積されることができる。この場合、第1信号キャパシタC_SIG1にはフローティング拡散ノードFD1の信号レベルの情報に対応する電荷が蓄積されることができる。
【0082】
第3サンプリングトランジスタSMP3は第1出力ノードNO1と第2リセットキャパシタC_RST2との間に配置されることができる。第3サンプリングトランジスタSMP3はロードライバー120から受信された第3サンプリング制御信号SMPS3に応答してターンオン又はターンオフされて、第2リセットキャパシタC_RST2と第1出力ノードNO1を互いに電気的に連結するか、又は遮断することができる。
【0083】
第2リセットキャパシタC_RST2は第3サンプリングトランジスタSMP3とピクセル電圧端子VPIXとの間に配置されることができる。例えば、第2リセットキャパシタC_RST2の一端はピクセル電圧端子VPIXに連結され、第2リセットキャパシタC_RST2の他端は第3サンプリングトランジスタSMP3に連結されることができる。
【0084】
第3サンプリングトランジスタSMP3のスイッチング動作に応じて、第2リセットキャパシタC_RST2に電荷が蓄積されることができる。例えば、LCGモードで第1及び第2フローティング拡散ノードFD1、FD2の電圧レベルがリセットされることができる。この場合、第2リセットキャパシタC_RST2には第1及び第2フローティング拡散ノードFD1、FD2のリセットレベルの情報に対応する電荷が蓄積されることができる。
【0085】
第4サンプリングトランジスタSMP4は第1出力ノードNO1と第2信号キャパシタC_SIG2との間に配置されることができる。第4サンプリングトランジスタSMP4はロードライバー120から受信された第4サンプリング制御信号SMPS4に応答してターンオン又はターンオフされて、第2信号キャパシタC_SIG2と第1出力ノードNO1を互いに電気的に連結するか、又は遮断することができる。
【0086】
第2信号キャパシタC_SIG2は第4サンプリングトランジスタSMP4とピクセル電圧端子VPIXとの間に配置されることができる。例えば、第2信号キャパシタC_SIG2の一端はピクセル電圧端子VPIXに連結され、第2信号キャパシタC_SIG2の他端は第4サンプリングトランジスタSMP4に連結されることができる。
【0087】
第4サンプリングトランジスタSMP4のスイッチング動作に応じて、第2信号キャパシタC_SIG2に電荷が蓄積されることができる。例えば、LCGモードで第1及び第2フローティング拡散ノードFD1、FD2のHCGキャパシタC_HCG及びLCGキャパシタC_LCGにフォトダイオードPDで生成された電荷が蓄積されることができる。この場合、第2信号キャパシタC_SIG2には第1及び第2フローティング拡散ノードFD1、FD2の信号レベルの情報に対応する電荷が蓄積されることができる。
【0088】
本発明の一実施形態において、HCGモードに対応する第1リセットキャパシタC_RST1及び第1信号キャパシタC_SIG1の容量は、LCGモードに対応する第2リセットキャパシタC_RST2及び第2信号キャパシタC_SIG2の容量と異なることができる。
【0089】
例えば、HCGモードでフローティング拡散ノードFD1の電圧レベルの変化は相対的に大きいことができる。したがって、HCGモードでのフローティング拡散ノードFD1の電圧レベルの変化を効果的に反映し、ノイズを減少させるために、HCGモードに対応する第1リセットキャパシタC_RST1及び第1信号キャパシタC_SIG1の容量は相対的に大きいことができる。
【0090】
また、例えばLCGモードでフローティング拡散ノードFD1、FD2の電圧レベルの変化は相対的に小さいことができる。したがって、LCGモードでのフローティング拡散ノードFD1、FD2の電圧レベルの変化を効果的に反映し、小さい面積に製作するために、LCGモードに対応する第2リセットキャパシタC_RST2及び第2信号キャパシタC_SIG2の容量は相対的に小さいことができる。
【0091】
但し、これは例示的なものであり、実施形態によって、HCGモードに対応する第1リセットキャパシタC_RST1及び第1信号キャパシタC_SIG1の容量は、LCGモードに対応する第2リセットキャパシタC_RST2及び第2信号キャパシタC_SIG2の容量と同一であってもよい。
【0092】
第2ソースフォロワーSF2はピクセル電圧端子VPIX及び選択トランジスタSXの間に配置されることができる。例えば、第2ソースフォロワーSF2の一端はピクセル電圧端子VPIXに連結され、第2ソースフォロワーSF2の他端は選択トランジスタSXに連結されることができる。第2ソースフォロワーSF2は第1出力ノードNO1での電圧レベルの変化を増幅して出力することができる。
【0093】
選択トランジスタSXの一端は第2ソースフォロワーSF2に連結され、選択トランジスタSXの他端はカラムラインCLに連結されることができる。カラムラインCLは図1のカラムラインCLsの中の1つであり得る。
【0094】
選択トランジスタSXはロードライバー120から受信された選択制御信号SELに応答して、ターンオン又はターンオフされることができる。選択トランジスタSXがターンオンされる時、第1出力ノードNO1での電圧レベルの変化に応じるピクセル信号PXSがカラムラインCLに出力されることができる。
【0095】
例えば、ピクセル信号PXSにHCGリセット信号RST_Hが出力されることができ、HCGリセット信号RST_Hは第1リセットキャパシタC_RST1に蓄積された電荷に対応するピクセル信号とし得る。また、ピクセル信号PXSにHCGイメージ信号SIG_Hが出力されることができ、HCGイメージ信号SIG_Hは第1信号キャパシタC_SIG1に蓄積された電荷に対応するピクセル信号とし得る。HCGリセット信号RST_H及びHCGイメージ信号SIG_Hを利用して、光の強さが弱い環境に適合したイメージデータIDが生成されることができる。
【0096】
これと類似に、ピクセル信号PXSにLCGリセット信号RST_L又はLCGイメージ信号SIG_Lが出力されることができ、LCGリセット信号RST_Lは第2リセットキャパシタC_RST2に蓄積された電荷に対応するピクセル信号であり、LCGイメージ信号SIG_Lは第2信号キャパシタC_SIG2に蓄積された電荷に対応するピクセル信号であるとし得る。LCGリセット信号RST_L及びLCGイメージ信号SIG_Lを利用して、光の強さが強い環境に適合したイメージデータIDが生成されることができる。その後、光の強さが弱い環境に適合したイメージデータと光の強さが強い環境に適合したイメージデータを合成することによって、高画質のイメージデータが生成されることができる。
【0097】
以上で、本発明の実施形態によるピクセルPXの構成が簡略に説明された。本発明の実施形態によれば、ピクセルPXはフローティング拡散ノードFD側に配置されたHCGキャパシタC_HCG及びLCGキャパシタC_LCGを含み、出力ノードNO側に配置された第1リセットキャパシタC_RST1、第1信号キャパシタC_SIG1、第2リセットキャパシタC_RST2、及び第2信号キャパシタC_SIG2を含むことができる。また、HCGモードでのフローティング拡散ノードFD1の電圧レベルは第1リセットキャパシタC_RST1及び第1信号キャパシタC_SIG1にサンプリング及びホールドされ、LCGモードでのフローティング拡散ノードFD1、FD2の電圧レベルは第2リセットキャパシタC_RST2及び第2信号キャパシタC_SIG2にサンプリング及びホールドされることができる。したがって、ハイダイナミックレンジHDRの具現が可能であり、高画質のイメージが生成されることができる。
【0098】
図4乃至図6図3のピクセルPXの動作の一例を説明するための図面である。具体的に、図4Aはグローバル信号ダンピング区間GSDPでピクセルPXに提供される制御信号の一例を示すタイミング図である。図4Bは読出し区間ROPでピクセルPXに提供される制御信号の一例を示すタイミング図である。図5A乃至図5D図4Aのグローバル信号ダンピング区間GSDPでのピクセルPXの動作の一例を示す図面である。図6A乃至図6F図4Bの読出し区間ROPでのピクセルPXの動作の一例を示す図面である。
【0099】
先ず図4Aを参照すれば、t1乃至t2区間で、リセット制御信号RG及びデュアルコンバージョン制御信号DCGがどちらもハイ(high)レベルであり得る。したがって、リセットトランジスタRX及びデュアルコンバージョンゲイントランジスタDCGXが各々ターンオンされ、第1フローティング拡散ノードFD1及び第2フローティング拡散ノードFD2がどちらもピクセル電圧端子VPIXに連結されることができる。したがって、第1及び第2フローティング拡散ノードFD1、FD2の電圧レベルはリセットされることができる。この時、第1及び第2フローティング拡散ノードFD1、FD2の電圧レベルはリセットレベルと称されることができる。また、t1乃至t2区間はリセット時間(Reset Time、以下、‘RT’)と称されることができる。
【0100】
t2乃至t3区間で、リセット制御信号RGはロー(low)レベルであり、デュアルコンバージョン制御信号DCGはハイレベルであり得る。したがって、リセットトランジスタRXはターンオフされ、デュアルコンバージョンゲイントランジスタDCGXはターンオン状態を維持することができる。したがって、第1フローティング拡散ノードFD1及び第2フローティング拡散ノードFD2が電気的に連結された状態であり、第1及び第2フローティング拡散ノードFD1、FD2の容量はHCGキャパシタC_HCG及びLCGキャパシタC_LCGの容量の和に対応することができる。また、第1及び第2フローティング拡散ノードFD1、FD2の電圧レベルはリセットレベルとして、HCGキャパシタC_HCG及びLCGキャパシタC_LCGに残存する電荷量に対応することができる。
【0101】
また、t2乃至t3区間で、第1プリチャージ選択制御信号PSEL1がハイレベルであり得る。したがって、第1プリチャージ選択トランジスタPSX1はターンオン状態であり、第1出力ノードNO1と第2出力ノードNO2が電気的に連結された状態であり得る。したがって、リセットレベルである第1及び第2フローティング拡散ノードFD1、FD2の電圧レベルが第1ソースフォロワーSF1を通じて第1出力ノードNO1に伝達されることができる。
【0102】
t3乃至t4区間で、第3サンプリング制御信号SMPS3がハイレベルであり得る。したがって、第3サンプリングトランジスタSMP3がターンオンされ、第1出力ノードNO1と第2リセットキャパシタC_RST2が電気的に連結されることができる。結果的に、図5Aに図示されたように、リセットレベルである第1及び第2フローティング拡散ノードFD1、FD2の電圧レベルが第2リセットキャパシタC_RST2にサンプリングされることができる。この時、リセットレベルである第1及び第2フローティング拡散ノードFD1、FD2の電圧レベルはリセット状態でHCGキャパシタC_HCG及びLCGキャパシタC_LCGに残存する電荷量に対応することができる。t3乃至t4区間はLCGモードリセットセトリング時間(LCG mode Reset Settling Time、以下、‘LCG RCS’)又は第2リセットセトリング時間(2nd Reset Settling Time、以下、‘RCS2’)と称されることができる。
【0103】
t5時点で、デュアルコンバージョン制御信号DCGがハイレベルからローレベルに遷移されることができる。したがって、デュアルコンバージョンゲイントランジスタDCGXがターンオフされ、第2フローティング拡散ノードFD2と第1フローティング拡散ノードFD1が電気的に分離されることができる。したがって、第1フローティング拡散ノードFD1の容量はHCGキャパシタC_HCGの容量に対応し、第1フローティング拡散ノードFD1の電圧レベルがリセットレベルとして、HCGキャパシタC_HCGに残存する電荷量に対応することができる。
【0104】
t6乃至t7区間で、第1サンプリング制御信号SMPS1がハイレベルであり得る。したがって、第1サンプリングトランジスタSMP1がターンオンされ、第1出力ノードNO1と第1リセットキャパシタC_RST1が電気的に連結されることができる。結果的に、図5Bに図示されたように、リセットレベルである第1フローティング拡散ノードFD1の電圧レベルが第1リセットキャパシタC_RST1にサンプリングされることができる。この時、リセットレベルである第1フローティング拡散ノードFD1の電圧レベルはリセット状態でHCGキャパシタC_HCGに残存する電荷量に対応することができる。t6乃至t7区間はHCGモードリセットセトリング時間(HCG mode Reset Settling Time、以下、‘HCG RCS’)又は第1リセットセトリング時間(1st Reset Settling Time、以下、‘RCS1’)と称されることができる。
【0105】
t8乃至t9区間で、転送制御信号TGがハイレベルであり得る。したがって、転送トランジスタTXはターンオンされることができる。この時、デュアルコンバージョンゲイントランジスタDCGXはターンオフ状態であるので、フォトダイオードPDで生成された電荷は第1フローティング拡散ノードFD1のHCGキャパシタC_HCGに蓄積されることができる。第1フローティング拡散ノードFD1の電圧レベルは信号レベルとして、HCGキャパシタC_HCGに蓄積される電荷量に対応することができる。t8乃至t9区間は第1蓄積時間TT1と称されることができる。
【0106】
また、t8乃至t9区間で、第1プリチャージ選択制御信号PSEL1がハイレベルであり得る。したがって、第1プリチャージ選択トランジスタPSX1はターンオン状態であり、第1出力ノードNO1と第2出力ノードNO2が電気的に連結された状態であり得る。したがって、信号レベルである第1フローティング拡散ノードFD1の電圧レベルが第1ソースフォロワーSF1を通じて第1出力ノードNO1に伝達されることができる。
【0107】
t10乃至t11区間で、第2サンプリング制御信号SMPS2がハイレベルであり得る。したがって、第2サンプリングトランジスタSMP2がターンオンされ、第1出力ノードNO1と第1信号キャパシタC_SIG1が電気的に連結されることができる。結果的に、図5Cに図示されたように、信号レベルである第1フローティング拡散ノードFD1の電圧レベルが第1信号キャパシタC_SIG1にサンプリングされることができる。この時、信号レベルである第1フローティング拡散ノードFD1の電圧レベルはフォトダイオードPDからHCGキャパシタC_HCGに移動して蓄積された電荷量に対応することができる。t10乃至t11区間はHCGモード信号セトリング時間(HCG mode Signal Settling Time、以下、‘HCG SCS’)又は第1信号セトリング時間(1st Signal Settling Time、以下、‘SCS1’)と称されることができる。
【0108】
t12時点で、デュアルコンバージョン制御信号DCGがローレベルからハイレベルに遷移されることができる。したがって、デュアルコンバージョンゲイントランジスタDCGXがターンオンされ、第1フローティング拡散ノードFD1と第2フローティング拡散ノードFD2が電気的に連結されることができる。したがって、第1及び第2フローティング拡散ノードFD1、FD2の容量はHCGキャパシタC_HCG及びLCGキャパシタC_LCGの容量の和に対応することができる。
【0109】
t13乃至t14区間で、転送制御信号TGがハイレベルであり得る。したがって、転送トランジスタTXはターンオンされることができる。この時、デュアルコンバージョンゲイントランジスタDCGXはターンオン状態であるので、フォトダイオードPDで生成された電荷は第1及び第2フローティング拡散ノードFD1、FD2のHCGキャパシタC_HCGに及びLCGキャパシタC_LCGに蓄積されることができる。第1及び第2フローティング拡散ノードFD1、FD2の電圧レベルは信号レベルとして、HCGキャパシタC_HCG及びLCGキャパシタC_LCGに蓄積される電荷量に対応することができる。t13乃至t14区間は第2蓄積時間TT1と称されることができる。
【0110】
また、t13乃至t14区間で、第1プリチャージ選択制御信号PSEL1がハイレベルであり得る。したがって、第1プリチャージ選択トランジスタPSX1はターンオン状態であり、第1出力ノードNO1と第2出力ノードNO2が電気的に連結された状態であり得る。したがって、信号レベルである第1及び第2フローティング拡散ノードFD1、FD2の電圧レベルが第1ソースフォロワーSF1を通じて第1出力ノードNO1に伝達されることができる。
【0111】
t15乃至t16区間で、第4サンプリング制御信号SMPS4がハイレベルであり得る。したがって、第4サンプリングトランジスタSMP4がターンオンされ、第1出力ノードNO1と第2信号キャパシタC_SIG2が電気的に連結されることができる。結果的に、図5Dに図示されたように、信号レベルである第1及び第2フローティング拡散ノードFD1、FD2の電圧レベルが第2信号キャパシタC_SIG2にサンプリングされることができる。t15乃至t16区間はLCGモード信号セトリング時間(HCG mode Signal Settling Time、以下、‘HCG SCS’)又は第2信号セトリング時間(1st Signal Settling Time、以下、‘SCS2’)と称されることができる。
【0112】
このように、グローバル信号ダンピング区間GSDPは第1リセットセトリング時間RCS1、第2リセットセトリング時間RCS2、第1信号セトリング時間SCS1、及び第2信号セトリング時間SCS2を含むことができる。HCGモードで第1フローティング拡散ノードFD1のリセットレベル及び信号レベルが、それぞれ、各々第1リセットトランジスタC_RST1及び第1信号トランジスタC_SIG1にサンプリングされ、LCGモードで電気的に連結された第1及び第2フローティング拡散ノードFD1、FD2のリセットレベル及び信号レベルが、それぞれ、第1リセットトランジスタC_RST1及び第1信号トランジスタC_SIG1にサンプリングされることができる。その後、読出し区間ROPでサンプリング及びホールドされたリセットレベル及び信号レベルに対する読出し動作が遂行されることができる。
【0113】
図4Bを参照すれば、HCGモードでの読出し動作が遂行されることができる。
【0114】
t17乃至t20区間で、第1プリチャージ選択制御信号PSEL1及び第2プリチャージ選択制御信号PSEL2がどちらもハイレベルであり得る。したがって、第1プリチャージ選択トランジスタPSX1及び第2プリチャージ選択トランジスタPSX2がどちらもターンオン状態であり、第1出力ノードNO1と第2出力ノードNO2がプリチャージされることができる。第1及び第2出力ノードNO1、NO2がプリチャージされることにしたがって、第1及び第2出力ノードNO1、NO2に残留する電荷によるノイズが除去されることができる。
【0115】
本発明の一実施形態において、第1プリチャージ時間PC1の間に、リセットトランジスタRX及びデュアルコンバージョンゲイントランジスタDCGXが追加的にターンオンされることができる。即ち、t17乃至t20区間で、リセット制御信号RG及びデュアルコンバージョン制御信号DCGはハイレベルであり、リセットトランジスタRX及びデュアルコンバージョンゲイントランジスタDCGXがどちらもターンオンされて、フローティング拡散ノードFD1、FD2の電圧レベルがリセットされることができる。
【0116】
この場合、図6Aに図示されたように、リセットレベルであるフローティング拡散ノードFD1、FD2の電圧レベルが第1ソースフォロワーSF1を通じて第1及び第2出力ノードNO1、NO2に伝達されることができる。したがって、第1及び第2出力ノードNO1、NO2がピクセル電圧でリセットされることができる。このように、リセットレベルであるフローティング拡散ノードFD1、FD2の電圧レベルを利用して第1及び第2出力ノードNO1、NO2をリセットすることによって、第1及び第2出力ノードNO1、NO2に残留する電荷によるノイズが安定的に除去されることができる。さらに、リセットレベルであるフローティング拡散ノードFD1、FD2の電圧レベルを利用するので、第1及び第2出力ノードNO1、NO2に残留する電荷を除去するための別のリセットトランジスタ又はクリアトランジスタが不要であり、結果的に本発明によるピクセルPXを具現するために必要である面積が減少されることができる。t17乃至t20区間は第1プリチャージ時間(1st Precharging Time、以下、‘PC1’)又はリセット時間(reset time)と称されることができる。
【0117】
一方、t18時点で、転送制御信号TGはローレベルからハイレベルに遷移されることと図示されている。但し、これは例示的なものであり、転送制御信号はローレベルを続いて維持してもよい。
【0118】
t20乃至t21区間で、第1及び第2プリチャージ選択制御信号PSEL1、PSEL2はどちらもローレベルであり得る。したがって、第1及び第2プリチャージ選択トランジスタPSX1、PSX2がターンオフされ、第1出力ノードNO1が第2出力ノードNO2から電気的に分離されることができる。
【0119】
t21乃至t22区間で、第1サンプリング制御信号SMPS1がハイレベルであり得る。したがって、第1サンプリングトランジスタSMP1がターンオンされ、第1出力ノードNO1と第1リセットキャパシタC_RST1が電気的に連結されることができる。結果的に、図6Bに図示されたように、第1リセットキャパシタC_RST1にサンプリングされた電荷が第1出力ノードNO1を通じて第2ソースフォロワーSF2に伝達され、HCGモードでのリセットレベルに対応する第1リセット信号RST1がカラムラインCLに出力されることができる。第1リセット信号RST1はHCGモードリセット信号(以下、HCG RST)と称されることもあり得る。t21乃至t22区間はHCGモードリセット読出し時間(HCG mode Reset Read Out Time、以下、‘HCG RRO’)又は第1リセット読出し時間(1st Reset Read Out Time、以下、‘RRO1’)と称されることができる。
【0120】
t23乃至t24区間で、第1プリチャージ選択制御信号PSEL1及び第2プリチャージ選択制御信号PSEL2がどちらもハイレベルであり得る。したがって、第1プリチャージ選択トランジスタPSX1及び第2プリチャージ選択トランジスタPSX2がどちらもターンオン状態であり得る。結果的に、図6Cに図示されたように、第1出力ノードNO1と第2出力ノードNO2がプリチャージされ、第1及び第2出力ノードNO1、NO2に残留する電荷によるノイズが除去されることができる。t23乃至t24区間は第2プリチャージ時間(2nd Precharging Time、以下、‘PC2’)と称されることができる。
【0121】
一方、図4B及び図6Cでは、第2プリチャージ時間PC2の間にリセット制御信号RGはローレベルであり、リセットトランジスタRXはターンオフ状態であることと図示された。但し、これは例示的なものであり、本発明はこれに限定されない。実施形態によって、第1プリチャージ時間PC1と類似に、第2プリチャージ時間PC2の間にもリセットトランジスタRX及びデュアルコンバージョンゲイントランジスタDCGXが追加的にターンオンされてもよい。即ち、リセットレベルであるフローティング拡散ノードFD1、FD2の電圧レベルを追加的に利用して第1及び第2出力ノードNO1、NO2がリセットされてもよい。
【0122】
t24乃至t25区間で、第1及び第2プリチャージ選択制御信号PSEL1、PSEL2はどちらもローレベルであり得る。したがって、第1及び第2プリチャージ選択トランジスタPSX1、PSX2がターンオフされ、第1出力ノードNO1が第2出力ノードNO2から電気的に分離されることができる。
【0123】
t25乃至t26区間で、第2サンプリング制御信号SMPS2がハイレベルであり得る。したがって、第2サンプリングトランジスタSMP2がターンオンされ、第1出力ノードNO1と第1信号キャパシタC_SIG1が電気的に連結されることができる。結果的に、図6Dに図示されたように、第1信号キャパシタC_SIG1にサンプリングされた電荷が第1出力ノードNO1を通じて第2ソースフォロワーSF2に伝達され、HCGモードでの信号レベルに対応する第1イメージ信号SIG1がカラムラインCLに出力されることができる。第1イメージ信号SIG1はHCGモードイメージ信号(以下、HCG SIG)と称されることもあり得る。t25乃至t26区間はHCGモード信号読出し時間(HCG mode Signal Read Out Time、以下、‘HCG RRO’)又は第1信号読出し時間(1st Signal Read Out Time、以下、‘SRO1’)と称されることができる。
【0124】
このように、HCGモードでの読出し区間で、第1リセット信号RST1及び第1イメージ信号SIG1がカラムラインCLを通じて出力されることができ、読出し回路130(図1参照)は第1リセット信号RST1及び第1イメージ信号SIG1を使用してHCGモードでのイメージデータIDを生成することができる。
【0125】
続いて、図4Bを参照すれば、LCGモードでの読出し動作が遂行されることができる。
【0126】
t28乃至t29区間で、第1プリチャージ選択制御信号PSEL1及び第2プリチャージ選択制御信号PSEL2がどちらもハイレベルであり得る。したがって、第1プリチャージ選択トランジスタPSX1及び第2プリチャージ選択トランジスタPSX2がどちらもターンオン状態であり、第1出力ノードNO1と第2出力ノードNO2がプリチャージされることができる。第1及び第2出力ノードNO1、NO2がプリチャージされることにしたがって、第1及び第2出力ノードNO1、NO2に残留する電荷によるノイズが除去されることができる。t28乃至t29区間は第3プリチャージ時間(3rd Precharging Time、以下、‘PC3’)と称されることができる。
【0127】
一実施形態において、第1プリチャージ時間PC1と類似に、第3プリチャージ時間PC3の間にもリセットトランジスタRX及びデュアルコンバージョンゲイントランジスタDCGXがターンオン状態であり得る。即ち、フローティング拡散ノードFD1、FD2の電圧レベルがリセットされ、第1及び第2出力ノードNO1、NO2もピクセル電圧にリセットされることができる。但し、これは例示的なものであり、第3プリチャージ時間PC3の間にリセットトランジスタRX又はデュアルコンバージョンゲイントランジスタDCGXの中で少なくとも1つはターンオフ状態であり得る。
【0128】
t29乃至t30区間で、第1及び第2プリチャージ選択制御信号PSEL1、PSEL2はどちらもローレベルであり得る。したがって、第1及び第2プリチャージ選択トランジスタPSX1、PSX2がターンオフされ、第1出力ノードNO1が第2出力ノードNO2から電気的に分離されることができる。
【0129】
t30乃至t31区間で、第3サンプリング制御信号SMPS3がハイレベルであり得る。したがって、第3サンプリングトランジスタSMP3がターンオンされ、第1出力ノードNO1と第2リセットキャパシタC_RST2が電気的に連結されることができる。結果的に、図6Eに図示されたように、第2リセットキャパシタC_RST2にサンプリングされた電荷が第1出力ノードNO1を通じて第2ソースフォロワーSF2に伝達され、LCGモードでのリセットレベルに対応する第2リセット信号RST2がカラムラインCLに出力されることができる。第2リセット信号RST1はLCGモードリセット信号(以下、LCG RST)と称されることもあり得る。t30乃至t31区間はLCGモードリセット読出し時間(LCG mode Reset Read Out Time、以下、‘HCG RRO’)又は第2リセット読出し時間(2nd Reset Read Out Time、以下、‘RRO2’)と称されることができる。
【0130】
t32乃至t33区間で、第1プリチャージ選択制御信号PSEL1及び第2プリチャージ選択制御信号PSEL2がどちらもハイレベルであり得る。したがって、第1プリチャージ選択トランジスタPSX1及び第2プリチャージ選択トランジスタPSX2がどちらもターンオン状態であり得る。したがって、第1出力ノードNO1と第2出力ノードNO2がプリチャージされ、第1及び第2出力ノードNO1、NO2に残留する電荷によるノイズが除去されることができる。t32乃至t33区間は第4プリチャージ時間(4th Precharging Time、以下、‘PC4’)と称されることができる。
【0131】
一方、実施形態によって、第4プリチャージ時間PC4の間にもリセットトランジスタRX及びデュアルコンバージョンゲイントランジスタDCGXが追加的にターンオンされてもよい。
【0132】
t33乃至t34区間で、第1及び第2プリチャージ選択制御信号PSEL1、PSEL2はどちらもローレベルであり得る。したがって、第1及び第2プリチャージ選択トランジスタPSX1、PSX2がターンオフされ、第1出力ノードNO1が第2出力ノードNO2から電気的に分離されることができる。
【0133】
t34乃至t35区間で、第4サンプリング制御信号SMPS4がハイレベルであり得る。したがって、第4サンプリングトランジスタSMP4がターンオンされ、第1出力ノードNO1と第2信号キャパシタC_SIG2が電気的に連結されることができる。結果的に、図6Fに図示されたように、第2信号キャパシタC_SIG2にサンプリングされた電荷が第1出力ノードNO1を通じて第2ソースフォロワーSF2に伝達され、LCGモードでの信号レベルに対応する第2イメージ信号SIG2がカラムラインCLに出力されることができる。第2イメージ信号SIG2はLCGモードイメージ信号(以下、LCG SIG)と称されることもあり得る。t34乃至t35区間はLCGモード信号読出し時間(LCG mode Signal Read Out Time、以下、‘LCG RRO’)又は第2信号読出し時間(2nd Signal Read Out Time、以下、‘SRO2’)と称されることができる。
【0134】
このように、LCGモードでの読出し区間で、第2リセット信号RST2及び第2イメージ信号SIG2がカラムラインCLを通じて出力されることができ、読出し回路130は第2リセット信号RST2及び第2イメージ信号SIG2を使用してLCGモードでのイメージデータIDを生成することができる。
【0135】
その後、HCGモードでのイメージデータ及びLCGモードでのイメージデータを合成することによって、本発明の実施形態によるイメージセンサー100はハイダイナミックレンジHDRを有するイメージを生成することができる。
【0136】
図7図1のピクセルPX_Bの他の一例を説明するための回路図である。図7のピクセルPX_Aは図3のピクセルPXと類似である。したがって、同一であるか、或いは類似な構成は同一であるか、或いは類似な参照符号を使用して表記され、繰り返される説明は以下省略される。
【0137】
DCGモードをサポートする図3のピクセルPX_Aと異なり、図7のピクセルPX_BはTCG(Triple Conversion Gin)モードをサポートすることができる。即ち、図7のピクセルPX_BはHCGモード、LCGモードはもちろんULCG(Ultra Low Conversion Gain)モードをサポートすることができる。このために、図7のピクセルPX_BはトリプルコンバージョンゲイントランジスタTCGX、ULCGキャパシタC_ULCG、第5及び第6サンプリングトランジスタSMP5、SMP6、第3リセットキャパシタC_RST3、そして第3信号キャパシタC_SIG3をさらに含むことができる。
【0138】
トリプルコンバージョンゲイントランジスタTCGXは第2フローティング拡散ノードFD2及び第3フローティング拡散ノードFD3の間に配置されることができる。トリプルコンバージョンゲイントランジスタTCGXはロードライバー120から受信されたトリプルコンバージョン制御信号TCGに応答してターンオン又はターンオフされ、第2フローティング拡散ノードFD2及び第3フローティング拡散ノードFD3を電気的に互いに連結させるか、或いは遮断させることができる。
【0139】
ULCGキャパシタC_UCGの一端は第3フローティング拡散ノードFD3に連結されることができる。ULCGキャパシタC_ULCGはHCGキャパシタC_HCG及びLCGキャパシタC_LCGに比べて相対的に大きい容量を有することができる。例えば、ULCGキャパシタC_ULCGはDRAMのメモリ用キャパシタで具現されることができる。したがって、ULCGキャパシタC_ULCGは画期的に増加された容量を有することができる。但し、これは例示的なものであり、ULCGキャパシタC_ULCGは別の導電性電極を使用して具現されてもよい。
【0140】
一実施形態において、ULCGモードで、デュアルコンバージョンゲイントランジスタDCGX及びトリプルコンバージョンゲイントランジスタTCGXはどちらもターンオンされることができる。この場合、第1乃至第3フローティング拡散ノードFD1、FD2、FD3が互いに電気的に連結され、第1乃至第3フローティング拡散ノードFD1、FD2、FD3の容量はHCGキャパシタC_HCGの容量、LCGキャパシタC_LCGの容量及びULCGキャパシタC_ULCGの容量の和に増加することができる。したがって、光の強さが非常に強い場合にも、フォトダイオードPDで生成された電荷がキャパシタC_HCG、C_LCG、C_ULCGに十分に収容されることができる。この場合、フローティング拡散ノードFD1、FD2、FD3の電圧レベルはHCGキャパシタC_HCG、LCGキャパシタC_LCG及びULCGキャパシタC_ULCGに蓄積された電荷量に応じて決定されることができる。
【0141】
引き続き図7を参照すれば、第5サンプリングトランジスタSMP5は第1出力ノードNO1と第3リセットキャパシタC_RST3との間に配置されることができる。第5サンプリングトランジスタSMP5はロードライバー120から受信された第5サンプリング制御信号SMPS5に応答してターンオン又はターンオフされて、第3リセットキャパシタC_RST3と第1出力ノードNO1を互いに電気的に連結するか、又は遮断することができる。
【0142】
第3リセットキャパシタC_RST1は第5サンプリングトランジスタSMP5とピクセル電圧端子VPIXとの間に配置されることができる。第5サンプリングトランジスタSMP5のスイッチング動作に応じて、第3リセットキャパシタC_RST3に電荷が蓄積されることができる。例えば、ULCGモードでフローティング拡散ノードFD1、FD2、FD3の電圧レベルがリセットされることができる。この場合、第3リセットキャパシタC_RST3にはフローティング拡散ノードFD1、FD2、FD3のリセットレベルに対応する電荷が蓄積されることができる。
【0143】
第6サンプリングトランジスタSMP6は第1出力ノードNO1と第3信号キャパシタC_SIG3との間に配置されることができる。第6サンプリングトランジスタSMP6はロードライバー120から受信された第6サンプリング制御信号SMPS6に応答してターンオン又はターンオフされて、第3信号キャパシタC_SIG3と第1出力ノードNO1を互いに電気的に連結するか、又は遮断することができる。
【0144】
第3信号キャパシタC_SIG3は第6サンプリングトランジスタSMP6とピクセル電圧端子VPIXとの間に配置されることができる。第6サンプリングトランジスタSMP6のスイッチング動作に応じて、第3信号キャパシタC_SIG3に電荷が蓄積されることができる。例えば、ULCGモードでフローティング拡散ノードFD1、FD2、FD3のキャパシタC_HCG、C_LCG、C_ULCGにフォトダイオードPDで生成された電荷が蓄積されることができる。この場合、第3信号キャパシタC_SIG3にはフローティング拡散ノードFD1、FD2、FD3の信号レベルに対応する電荷が蓄積されることができる。
【0145】
一実施形態において、ULCGモードに対応する第3リセットキャパシタC_RST3及び第3信号キャパシタC_SIG3の容量は、他のリセットキャパシタC_RST1、C_RST2及び信号キャパシタC_SIG1、C_SIG2の容量と異なることができる。例えば、ULCGモードに対応する第3リセットキャパシタC_RST3及び第3信号キャパシタC_SIG3の容量は、他のリセットキャパシタC_RST1、C_RST2及び信号キャパシタC_SIG1、C_SIG2の容量より小さいことができる。但し、これは例示的なものであり、実施形態によって、ULCGモードに対応する第3リセットキャパシタC_RST3及び第3信号キャパシタC_SIG3の容量は、他のリセットキャパシタC_RST1、C_RST2及び信号キャパシタC_SIG1、C_SIG2の容量と同一であってもよい。
【0146】
図8はグローバル信号ダンピング区間GSDPでの図7のピクセルPX_Bの動作の一例を示す図面である。図8のピクセルPX_Bの動作は図4及び図5でのピクセルPX_Aの動作と類似である。したがって、説明の便宜上、重複される説明は以下省略される。
【0147】
先に図4及び図5で説明されたように、DCGモードをサポートするピクセルPX_Aのグローバル信号ダンピング区間GSDPは第1リセットセトリング時間RCS1、第2リセットセトリング時間RCS2、第1信号セトリング時間SCS1、及び第2信号セトリング時間SCS2を含むことができる。これに加えて、TCGモードをサポートする図7のピクセルPX_Bのグローバル信号ダンピング区間GSDPは第3リセットセトリング時間RCS3及び第3信号セトリング時間SCS3をさらに含むことができる。
【0148】
より詳細に説明すれば、例えば図8Aに図示されたように、第3リセットセトリング時間RCS3の間に、デュアルコンバージョンゲイントランジスタDCGX及びトリプルコンバージョンゲイントランジスタTCGXがターンオンされることができる。したがって、ULCGモードでのリセットレベルであるフローティング拡散ノードFD1、FD2、FD3の電圧レベルが第1ソースフォロワーSF1に提供されることができる。また、第1プリチャージ選択トランジスタPSX1及び第5サンプリングトランジスタSMP5がターンオンされることができる。したがって、ULCGモードでのリセットレベルであるフローティング拡散ノードFD1、FD2、FD3の電圧レベルが第3リセットキャパシタC_RST3にサンプリングされることができる。
【0149】
また、例えば図8Bに図示されたように、第3信号セトリング時間SCS3の間に、デュアルコンバージョンゲイントランジスタDCGX及びトリプルコンバージョンゲイントランジスタTCGXがターンオンされることができる。したがって、ULCGモードでの信号レベルであるフローティング拡散ノードFD1、FD2、FD3の電圧レベルが第1ソースフォロワーSF1に提供されることができる。また、第1プリチャージ選択トランジスタPSX1及び第6サンプリングトランジスタSMP6がターンオンされることができる。したがって、ULCGモードでの信号レベルであるフローティング拡散ノードFD1、FD2、FD3の電圧レベルが第3信号キャパシタC_SIG3にサンプリングされることができる。
【0150】
図9は読出し区間ROPでの図7のピクセルPX_Bの動作の一例を示す図面である。図9のピクセルPX_Bの動作は図4及び図6でのピクセルPX_Aの動作と類似である。したがって、説明の便宜上、重複される説明は以下省略される。
【0151】
先に図4及び図6で説明されたように、DCGモードをサポートするピクセルPX_Aの読出し区間ROPは第1乃至第4プリチャージ時間PC1~PC2、第1及び第2リセット読出し時間RRO1、RRO2、そして第1及び第2信号読出し時間SRO1、SRO2を含むことができる。これに加えて、TCGモードをサポートする図7のピクセルPX_Bの読出し区間ROPは第3リセット読出し時間RRO3及び第3信号読出し時間SRO3をさらに含むことができる。
【0152】
例えば、図9Aに図示されたように、第3リセット読出し時間RRO3の間に、第1プリチャージ選択トランジスタPSX1はターンオフされ、第5サンプリングトランジスタSMP5はターンオンされることができる。したがって、第3リセットキャパシタC_RST3にサンプリングされた電荷が第1出力ノードNO1を通じて第2ソースフォロワーSF2に伝達され、ULCGモードでのリセットレベルに対応する第3リセット信号RST3がカラムラインCLに出力されることができる。
【0153】
また、図9Bに図示されたように、第3信号読出し時間SRO3の間に、第1プリチャージ選択トランジスタPSX1はターンオフされ、第6サンプリングトランジスタSMP5はターンオンされることができる。したがって、第3信号キャパシタC_SIG3にサンプリングされた電荷が第1出力ノードNO1を通じて第2ソースフォロワーSF2に伝達され、ULCGモードでの信号レベルに対応する第3イメージ信号SIG3がカラムラインCLに出力されることができる。
【0154】
図8及び図9で説明されたように、ULCGモードでの読出し区間で、第3リセット信号RST3及び第3イメージ信号SIG3がカラムラインCLを通じて出力されることができ、読出し回路130は第3リセット信号RST3及び第3イメージ信号SIG3を使用してULCGモードでのイメージデータIDを生成することができる。結果的に、本発明の実施形態によるイメージセンサー100はさらに広い範囲のハイダイナミックレンジHDRを有することができる。
【0155】
一方、上述した説明は例示的なものであり、本発明の技術的思想はこれに限定されないことが理解されるべきである。例えば、図3及び図7のピクセル回路のトランジスタ及び/又はキャパシタの配置は多様に変更されることができ、これは全て本発明の範疇に属することができる。以下では、図3及び図7のピクセル回路を利用して変更可能な様々な例の中で一部がより詳細に説明される。
【0156】
図10乃至図13は本発明の一実施形態によるピクセルの一例を示す図面である。図10乃至図13のピクセルPX_C~PC_Fは図3のピクセルPX_Aと類似である。したがって、同一であるか、或いは類似な構成は同一であるか、或いは類似な参照符号で表記され、重複される説明は以下で省略される。
【0157】
本発明の一実施形態において、図3のピクセルPX_Aに含まれた第1プリチャージ選択トランジスタPSX1、第2プリチャージ選択トランジスタPSX2、及びプリチャージトランジスタPCXの配置は多様に変更されることができる。
【0158】
例えば、図10に図示されたように、第2プリチャージ選択トランジスタPSX2は第2出力ノードNO2及びプリチャージトランジスタPCXの間に配置され、プリチャージトランジスタPCXは第2プリチャージ選択トランジスタPSX2及びプリチャージ電圧端子VPCの間に配置されるように変更されることができる。
【0159】
例えば、図11に図示されたように、第2プリチャージ選択トランジスタPSX2は第1ソースフォロワーSF1及び第2出力ノードNO2の間に配置され、プリチャージトランジスタPCXは第2出力ノードNO2及びプリチャージ電圧端子VPCの間に配置されるように変更されることができる。この場合、第2プリチャージ選択トランジスタPSX2は第1ソースフォロワーSF1を通じて伝達されるフローティング拡散ノードFDの電圧レベルを第2出力ノードNO2に選択的に伝達するために使用されることができる。
【0160】
例えば、図12に図示されたように、第1プリチャージ選択トランジスタPSX1、プリチャージトランジスタPCX、及び第2プリチャージ選択トランジスタPSX2は第1ソースフォロワーSF1及びプリチャージ電圧端子VPCの間で直列に連結されることができる。この場合、出力ノードNOは第1プリチャージ選択トランジスタPSX1の一端及びプリチャージトランジスタPCXの一端に連結されることができる。
【0161】
例えば、図13に図示されたように、第1プリチャージ選択トランジスタPSX1、第2プリチャージ選択トランジスタPSX2、及びプリチャージトランジスタPCXは第1ソースフォロワーSF1及びプリチャージ電圧端子VPCの間で直列に連結されることができる。この場合、出力ノードNOは第1プリチャージ選択トランジスタPSX1の一端及び第2プリチャージ選択トランジスタPSX2の一端に連結されることができる。
【0162】
上述した実施形態の外にも、単純に設計変更されるか、或いは容易に変更することができる実施形態も含む。また、本発明は実施形態を利用して容易に変形して実施することができる技術も含む。したがって、本発明の範囲は上述した実施形態に限定されてはならず、後述する特許請求の範囲のみならず、この発明の特許請求の範囲と均等なことによって定められるべきである。
【符号の説明】
【0163】
100 イメージセンサー
110 ピクセルアレイ
120 ロードライバー
130 読出し回路
140 タイミングコントローラ
VPIX ピクセル電圧
RX リセットトランジスタ
RG リセット制御信号
DCGX デュアルコンバージョンゲイントランジスタ
DCG デュアルコンバージョン制御信号
C_LCG LCGキャパシタ
C_HCG HCGキャパシタ
FD1 第1フローティング拡散領域
FD2 第2フローティング拡散領域
TX 転送トランジスタ
TG 転送制御信号
SF ソースフォロワー
PCX プリチャージトランジスタ
PC プリチャージ制御信号
PSX プリチャージ選択トランジスタ
PSE プリチャージ選択制御信号
C_RST1 第1リセットキャパシタ(HCGモード対応)
C_SIG1 第1信号キャパシタ(HCGモード対応)
SMP サンプリングトランジスタ
SMPS サンプリング制御信号
図1
図2
図3
図4A
図4B
図5A
図5B
図5C
図5D
図6A
図6B
図6C
図6D
図6E
図6F
図7
図8A
図8B
図9A
図9B
図10
図11
図12
図13