(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024085790
(43)【公開日】2024-06-27
(54)【発明の名称】ゴルフ上達システム、ゴルフ上達方法、およびゴルフ上達プログラム
(51)【国際特許分類】
A63B 71/06 20060101AFI20240620BHJP
A63B 69/00 20060101ALI20240620BHJP
【FI】
A63B71/06 U
A63B69/00 A
【審査請求】有
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022200522
(22)【出願日】2022-12-15
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2023-08-09
(71)【出願人】
【識別番号】515215494
【氏名又は名称】株式会社ゴルフパフォーマンス
(74)【代理人】
【識別番号】100135781
【弁理士】
【氏名又は名称】西原 広徳
(74)【代理人】
【識別番号】100217227
【弁理士】
【氏名又は名称】野呂 亮仁
(72)【発明者】
【氏名】小原 大二郎
(57)【要約】
【課題】過去の練習記録を十分に活用できるゴルフ上達システム、ゴルフ上達方法、およびゴルフ上達プログラムを提供すること。
【解決手段】ゴルフの練習を行うプレイヤーの情報を示すプレイヤーデータと、練習の記録である練習データとを記憶する記憶部23と、練習データを記憶部23から抽出し、抽出した練習データを表示させる制御部21とを備え、練習データは、練習カテゴリを示す練習カテゴリデータおよびプレイヤーの問題点を示す問題点情報データの少なくとも一方と、練習の時の動画である練習動画データとを含み、制御部21は、検索の条件として、練習カテゴリおよび問題点情報の少なくとも一方の入力を受け付けて、該当する練習カテゴリデータまたは問題点情報データを含む練習データを抽出し、抽出した複数の練習データに含まれる練習動画データを動画の再生が可能なように並べて表示するゴルフ上達システム1とした。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ゴルフの練習を行うプレイヤーの情報を示すプレイヤーデータと、前記練習の記録である練習データとを記憶する記憶手段と、
前記練習データを前記記憶手段から抽出する練習データ検索手段と、
前記練習データ検索手段によって抽出した前記練習データを表示させる表示手段とを備え、
前記練習は、指導を受けながら行う指導練習と、自主的に行う自主練習とが含まれており、
前記練習データは、前記練習の詳細である練習カテゴリを示す練習カテゴリデータおよび前記練習の時に判明した前記プレイヤーの問題点である問題点情報を示す問題点情報データの少なくとも一方と、前記練習の時の動画である練習動画データとを含み、
前記練習データ検索手段は、
検索の条件として、前記練習カテゴリおよび前記問題点情報の少なくとも一方の入力を受け付ける検索条件入力受付部を備え、
前記検索条件入力受付部で受け付けた前記練習カテゴリまたは前記問題点情報に対応する前記練習カテゴリデータ、または前記問題点情報データを含む前記練習データを抽出し、
前記表示手段は、
抽出した複数の前記練習データに含まれる前記練習動画データを動画の再生が可能なように並べて表示する
ゴルフ上達システム。
【請求項2】
前記表示手段は、抽出した複数の前記練習データに含まれる前記練習動画データを撮影日順で並べて一覧表示し、任意の撮影日の前記練習動画データの選択を受け付けて動画の再生が可能なように並べて表示する
請求項1記載のゴルフ上達システム。
【請求項3】
前記表示手段は、複数の前記練習動画データの同時再生を行う複数動画同時再生機能を有する
請求項1または2記載のゴルフ上達システム。
【請求項4】
前記記憶手段は、前記練習の手本となる練習手本データを記憶し、
前記練習手本データを前記記憶手段から抽出する練習手本データ検索手段を備え、
前記練習手本データは、前記練習カテゴリデータおよび前記問題点情報データの少なくとも一方を含み、
前記練習手本データ検索手段は、前記検索条件入力受付部で受け付けた前記練習カテゴリまたは前記問題点情報に対応する前記練習カテゴリデータまたは前記問題点情報データを含む前記練習手本データを前記記憶手段から抽出し、
前記表示手段は、前記練習データと、抽出した前記練習手本データとを表示する
請求項1または2記載のゴルフ上達システム。
【請求項5】
前記練習手本データは、前記練習の手本となる動画である練習手本動画データを含み、
前記表示手段は、前記練習手本動画データの動画と、1以上の前記練習動画データの動画とを同時に再生する手本動画同時再生機能を有する
請求項4記載のゴルフ上達システム。
【請求項6】
前記練習データは、前記問題点の詳細を示す問題点詳細データと、当該問題点に対する解決策を示す解決策データとを含み、
前記表示手段は、複数の前記練習データについて、前記問題点詳細データと、前記解決策データとをそれぞれ並べて表示する
請求項1記載のゴルフ上達システム。
【請求項7】
ゴルフの練習を行うプレイヤーの情報を示すプレイヤーデータと、前記練習の記録である練習データとを記憶手段によって記憶し、
前記練習データを練習データ検索手段によって前記記憶手段から抽出し、
前記練習データ検索手段によって抽出した前記練習データを表示手段によって表示させ、
前記練習は、指導を受けながら行う指導練習と、自主的に行う自主練習とが含まれており、
前記練習データは、前記練習の詳細である練習カテゴリを示す練習カテゴリデータおよび前記練習の時に判明した前記プレイヤーの問題点である問題点情報を示す問題点情報データの少なくとも一方と、前記練習の時の動画である練習動画データとを含み、
検索の条件として、前記練習カテゴリおよび前記問題点情報の少なくとも一方の入力を前記練習データ検索手段が備える検索条件入力受付部によって受け付け、
前記検索条件入力受付部で受け付けた前記練習カテゴリまたは前記問題点情報に対応する前記練習カテゴリデータ、または前記問題点情報データを含む前記練習データを前記練習データ検索手段によって抽出し、
前記表示手段によって抽出した複数の前記練習データに含まれる前記練習動画データを動画の再生が可能なように並べて表示する
ゴルフ上達方法。
【請求項8】
コンピュータを、
ゴルフの練習を行うプレイヤーの情報を示すプレイヤーデータと、前記練習の記録である練習データとを記憶する記憶手段と、
前記練習データを前記記憶手段から抽出する練習データ検索手段と、
前記練習データ検索手段によって抽出した前記練習データを表示させる表示手段として機能させ、
前記練習は、指導を受けながら行う指導練習と、自主的に行う自主練習とが含まれており、
前記練習データは、前記練習の詳細である練習カテゴリを示す練習カテゴリデータおよび前記練習の時に判明した前記プレイヤーの問題点である問題点情報を示す問題点情報データの少なくとも一方と、前記練習の時の動画である練習動画データとを含み、
検索の条件として、前記練習カテゴリおよび前記問題点情報の少なくとも一方の入力を受け付ける検索条件入力受付部を備えた前記練習データ検索手段を、
前記検索条件入力受付部で受け付けた前記練習カテゴリまたは前記問題点情報に対応する前記練習カテゴリデータ、または前記問題点情報データを含む前記練習データを抽出するように機能させ、
前記表示手段を、
抽出した複数の前記練習データに含まれる前記練習動画データを動画の再生が可能なように並べて表示するように機能させる
ゴルフ上達プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、例えば、ゴルフの練習内容を記録、表示するゴルフ上達システム、ゴルフ上達方法、およびゴルフ上達プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、ゴルフプレイヤーは、ゴルフの上達のために、専門の講師などから指導を受けたり、自主練習を行ったりといった方法がとられてきた。また、指導内容や練習内容を記録し、都度閲覧して振り返ることは、ゴルフの上達のために非常に有効な方法である。
このようなゴルフの練習内容を記録する方法として、例えば、模範写真または図形の欄、チェックポイント欄、ポイント欄、五体分類欄、その位置状態欄、採点欄、サイン欄、アドバイス欄を備えた紙せんより成るゴルフレッスン用カルテが開示されている(特許文献1参照)。
【0003】
しかしながら、このようなゴルフレッスン用カルテでは、長期的な練習において過去の練習内容を振り返ることが難しかった。すなわち、例えば、数カ月前の練習内容について振り返りを行おうとした際に、問題点に対してどのように解決したのかについて、細かい体の動きや感覚を思い出すことが困難であり、現在の練習やフォーム・感覚と比較することが困難であった。そのため、より過去の練習記録を十分に活用できる方法が望まれていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
この発明は、上述の問題に鑑みて、過去の練習記録を十分に活用できるゴルフ上達システム、ゴルフ上達方法、およびゴルフ上達プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明は、ゴルフの練習を行うプレイヤーの情報を示すプレイヤーデータと、前記練習の記録である練習データとを記憶する記憶手段と、前記練習データを前記記憶手段から抽出する練習データ検索手段と、前記練習データ検索手段によって抽出した前記練習データを表示させる表示手段とを備え、前記練習は、指導を受けながら練習を行う指導練習と、自主的な練習を行う自主練習とが含まれており、前記練習データは、前記練習の詳細である練習カテゴリを示す練習カテゴリデータおよび前記練習の時に判明した前記プレイヤーの問題点を示す問題点情報データの少なくとも一方と、前記練習の時の動画である練習動画データとを含み、前記練習データ検索手段は、検索の条件として、前記練習カテゴリおよび前記問題点情報の少なくとも一方の入力を受け付ける検索条件入力受付部を備え、前記検索条件入力受付部で受け付けた前記練習カテゴリまたは前記問題点情報に対応する前記練習カテゴリデータ、または前記問題点情報データを含む前記練習データを抽出し、前記表示手段は、抽出した複数の前記練習データに含まれる前記練習動画データを動画の再生が可能なように並べて表示するゴルフ上達システムであることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
この発明により、過去の練習記録を十分に活用できるゴルフ上達システム、ゴルフ上達方法、およびゴルフ上達プログラムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】ゴルフ上達システムの構成の一例を示すブロック図。
【
図2】プレイヤーデータ、練習データ、および練習手本データのデータ構成図。
【
図4】メソッド画面のページ送り後の一例を示す画面構成図。
【
図5】練習内容の記録を行う場合における練習記録フロー図。
【
図6】目標設定画面の最終目標の設定を行う画面構成図。
【
図7】目標設定画面の中間目標の設定を行う画面構成図。
【
図8】ギア画面のフィッティング前の記録を行う画面構成図。
【
図9】ギア画面のフィッティング後の記録を行う画面構成図。
【
図10】指導練習一覧画面の一例を示す画面構成図。
【
図11】自主練習一覧画面の一例を示す画面構成図。
【
図14】指導練習検索画面の一例を示す画面構成図。
【
図15】自主練習検索画面の一例を示す画面構成図。
【
図16】練習データの検索を行う場合における練習検索フロー図。
【
図17】指導練習動画再生画面の一例を示す画面構成図。
【
図18】自主練習動画再生画面の一例を示す画面構成図。
【
図19】練習動画の再生を行う場合における練習動画再生フロー図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、この発明の一実施形態を図面と共に説明する。
【0010】
図1は、本実施例における本発明のゴルフ上達システム1の構成の一例を示すブロック図である。ゴルフ上達システム1は、管理サーバ2および複数のユーザ端末3を含み、管理サーバ2および複数のユーザ端末3のそれぞれは、インターネットのような公衆回線等のネットワーク4に接続される。本実施形態では、管理サーバ2および複数のユーザ端末3のそれぞれは、ネットワーク4を介して相互に通信可能である。ユーザ端末3は、例えば、ゴルフの練習を行うプレイヤー、ゴルフの練習機会を提供しているゴルフスクール、またはゴルフの指導をプレイヤーに行うコーチが管理または使用する端末である。なお、ここでいう練習とは、プレイヤーがコーチから受ける指導練習と、プレイヤーが自主的に行う自主練習とを含む。
【0011】
管理サーバ2は、汎用のサーバコンピュータで構成されており、ユーザ端末3は、タブレットPC、ウェアラブルコンピュータ、スマートフォン、フィーチャーフォンおよび携帯型ゲーム機等の可搬型のコンピュータ(携帯端末)で構成される。管理サーバ2および/またはユーザ端末3は、本発明のコンピュータとして機能する。
【0012】
管理サーバ2は、制御部21、通信部22、および記憶部23を備えている。通信部22、および記憶部23のそれぞれは、制御部21に接続されている。
【0013】
ユーザ端末3は、制御部31、入力部32、表示部33、撮像部34、通信部35、および記憶部36を備えている。入力部32、表示部33、撮像部34、通信部35、および記憶部36のそれぞれは、制御部31に接続されている。
【0014】
制御部21は、演算部24を含み、管理サーバ2における各種演算および制御動作を実行する。制御部31は、演算部37を含み、ユーザ端末3における各種演算および制御動作を実行する。演算部(24、37)は、CPUまたはMPUなどを含む演算処理部である。
【0015】
入力部32は、ユーザの操作入力を受け付ける入力部品、および入力部品と演算部37との間に介在する入力検出回路を含む。入力部品は、たとえばタッチパネルまたは/およびハードウェアのマウスや操作キーである。タッチパネルとしては、静電容量方式、電磁誘導方式、抵抗膜方式、赤外線方式など、任意の方式のものを用いることができる。入力検出回路は、各入力部品の操作に応じた操作信号ないし操作データを演算部37に出力する。
【0016】
表示部33は、表示装置(ディスプレイ)、および表示装置と演算部37との間に介在する表示制御回路を含む。表示装置としては、たとえばLCD(液晶ディスプレイ)または有機ELディスプレイなどを用いることができる。表示制御回路は、GPUおよびVRAMなどを含む。演算部37の指示の下、GPUは、RAMに記憶された画像生成用のデータを用いて表示装置に種々の画面を表示するための表示画像データをVRAMに生成し、生成した表示画像データを表示装置に出力する。
【0017】
撮像部34は、撮像素子(イメージセンサ)およびフォーカスレンズ等を有し、撮像素子から取り込んだ可視光としての撮像光を、電気信号へと変換することによって撮像を行う。撮像素子の例としては、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサ、またはCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサ等の固体撮像素子が挙げられる。撮像部34から出力された撮像画像データは、記憶部36に記憶される。
【0018】
通信部(22、35)は、ネットワーク5に接続するための通信回路を含む。通信回路は、有線通信回路または無線通信回路であり、演算部(24、37)からの指示に従って、ネットワーク5を介して、外部コンピュータと通信する。また、通信部35は、無線通信で相互に直接通信することもできる。
【0019】
記憶部(23、36)は、HDD、SSD、フラッシュメモリ、EEPROMなどの他の不揮発性メモリで構成され、演算部(24、37)が管理サーバ2またはユーザ端末3の動作を制御するための各種プログラムおよび各種データなどを記憶する。
【0020】
管理サーバ2の記憶部23は、ユーザ端末3からの操作入力およびアクセスに応じて、本システムにおける管理サーバ2の各種動作を実行するための練習記録プログラム234と、練習検索プログラム235と、動画再生プログラム236と、本システムの利用に必要となるプレイヤーデータ231と、練習データ232と、練習手本データ233とを記憶している。
【0021】
練習記録プログラム234と、練習検索プログラム235と、動画再生プログラム236は、制御部21によって実行される。練習記録プログラム234は、ユーザによって練習内容の記録が行われる場合に実行される。練習検索プログラム235は、ユーザによって練習データ232の検索が行われる場合に実行される。動画再生プログラム236は、ユーザによって選択された動画が再生される場合に実行される。
【0022】
図2は、記憶部23に記憶されているプレイヤーデータ231、練習データ232、および練習手本データ233のデータ構成図である。
プレイヤーデータ231は、複数のプレイヤーデータ231にそれぞれ振り分けられた固有のプレイヤーIDを示すプレイヤーIDデータ231aと、プレイヤー名を示すプレイヤー名データ231bと、プレイヤーの身体的情報を示すプレイヤー身体情報データ231cと、プレイヤーの練習の履歴を示す練習履歴データ231dと、プレイヤーのメソッドのデータを示すメソッドデータ231eと、プレイヤーの目標のデータを示す目標データ231fと、プレイヤーのギアのデータを示すギアデータ231gとを含む。
【0023】
プレイヤー身体情報データ231cは、例えば、プレイヤーの身長、体重、腕の長さ、手のひらの大きさ、体の柔らかさといったプレイヤーの身体的情報のデータを含む。
【0024】
練習履歴データ231dは、例えば、ユーザが過去に行った指導練習および自主練習の練習データ232に対応する練習IDデータ232aを含む。
【0025】
メソッドデータ231eは、ゴルフ上達の指標やコツといったゴルフの上達に必要な内容を示すデータである。メソッドデータ231eは、例えば、ゴルフ上達の指標やコツが記載されている画像データである。また、メソッドデータ231eには、ユーザがユーザ端末3の入力部32で入力したゴルフ上達に向けたメモ等の文章データを含んでいてもよい。
【0026】
目標データ231fは、プレイヤーがゴルフの練習を行うにあたって目指す目標を示すデータである。目標データ231fは、例えば、目標を入力するためのフォーマット画面のデータと、プレイヤー自身がユーザ端末3の入力部32で入力した文章データとを含む。目標としては、例えば、最終的に目指す目標である最終目標と、中期的な目標である中期目標とを含む。
【0027】
ギアデータ231gは、プレイヤーが使用するゴルフクラブのフィッティング情報を示すデータである。ギアデータ231gは、例えば、プレイヤーが使用するゴルフクラブの情報(ドライバー、フェアウェイウッド、ユーティリティ、アイアン、ウェッジ、パター、またそれぞれのグリップ、シャフトの長さ、重さ、素材、製品名など)、プレイヤーが使用感を試したゴルフクラブの情報、およびフィッティング前後のプレイヤーおよびゴルフクラブの情報を含む。
【0028】
練習データ232は、複数の練習データ232にそれぞれ振り分けられた固有の練習IDを示す練習IDデータ232aと、例えば、プレイヤーIDデータ231aのようなプレイヤーを識別できる情報を含むプレイヤー識別データ232bと、指導練習、自主練習、および実際にコースを回るラウンド練習の練習種別の内、少なくとも1つ以上を示すデータを含む練習種別データ232cと、指導練習または自主練習の場合に含まれる練習カテゴリデータ232d、問題点情報データ232e、問題点詳細データ232f、解決策データ232g、練習動画データ232h、練習日データ232i、および練習量データ232jと、ラウンド練習の場合に含まれるラウンドデータ232kと、指導練習、自主練習、またはラウンド練習における振り返り内容を示す振り返りデータ232lとを含む。
【0029】
練習カテゴリデータ232dは、練習内容の詳細を示すデータである。練習カテゴリデータ232dは、例えば、練習のおおまかな内容を示す大カテゴリの大カテゴリデータと、詳細な内容を示す小カテゴリの小カテゴリデータとで構成され、1つの大カテゴリと、1以上の小カテゴリデータとを含む。そして、1つの大カテゴリに対して複数の小カテゴリが設定されている。大カテゴリデータとしては、例えば、「ギア」、「スイングスキル」、「メンタル」、「コースマネジメント」、および「フィジカル」を含む。小カテゴリとしては、例えば、「スイングスキル」の大カテゴリについて、「ビジネスゾーン」、「肩から肩」、「フルスイング」といったスイングの範囲を示すような詳細な内容を含む。
【0030】
本実施例で大カテゴリの例とした「ギア」は、例えば、練習におけるゴルフクラブのフィッティング、ゴルフクラブの選択を示す。「スイングスキル」は、例えば、ゴルフクラブのスイングを、振り幅を変更しながら行う練習を示す。「メンタル」は、例えば、これまでの練習の振り返りを行う練習を示す。「コースマネジメント」は、例えば、コースを回る際にスコアを良くするための練習(例えば、風向きやコース形状に対応した考え方)を示す。「フィジカル」はゴルフのための体づくりや姿勢の矯正練習を示す。
【0031】
また、本実施例で小カテゴリの例とした「ビジネスゾーン」は、スタンス幅が拳1つで、バックスイング、フィニッシュともにクラブが地面と平行な振り幅の範囲である。
【0032】
問題点情報データ232eは、練習中に判明したプレイヤーの問題点の種類を示す。問題点情報データ232eは、練習カテゴリデータ232dの大カテゴリデータ毎に複数設定されている。例えば、スイングの練習であれば、「ミスヒット」、「方向性」、「距離感」といったスイングにおける問題点の内容を示す問題点情報が設定され、問題点情報データ232eは、1以上の問題点情報を含む。
【0033】
問題点詳細データ232fは、問題点情報で設定された問題点の詳細な原因を記憶している。例えば、「ミスヒット」の問題点情報に対して、「左右の軸のブレ」といった問題点の原因が問題点詳細データ232fに記憶されている。問題点詳細データ232fは、1つの問題点情報に対して選択肢として複数設定されている形態とする、あるいは選択肢としてではなく文章として自由に入力される文章データの形態とするなど、適宜の形態とすることができる。
【0034】
解決策データ232gは、問題点詳細データ232fで設定された問題点の詳細な原因に対してどのように解決したかを示す解決策情報を記憶している。例えば、「左右の軸のブレ」の詳細な原因に対して、「土踏まずで重心を受け止める」といった解決策が解決策データ232gとして記憶されている。解決策データ232gは、問題点詳細データ232fに対して選択肢として複数設定されている形態とする、あるいは選択肢としてではなく文章として自由に入力される文章データの形態とするなど、適宜の形態とすることができる。
【0035】
練習動画データ232hは、練習の際に撮影された動画のデータである。練習動画データ233hの動画には、少なくとも練習をしたプレイヤーのスイングが映っている。
【0036】
練習日データ232iは、練習がいつ行われたかを示すデータであって、練習動画データ232hの撮影日でもある。練習日データ232iとしては、例えば、西暦、月、および日の情報を示すデータとすることができる。
【0037】
練習量データ232jは、練習を行った量のデータである。練習量データ232jとしては、例えば、スイングスキルの練習によって打った球の数のデータや、練習した時間のデータとすることができる。
【0038】
ラウンドデータ232kは、実際にコースを回るラウンド練習を行った場合に記録されるデータである。ラウンドデータ232kとしては、例えば、ゴルフ場の名称を示すゴルフ場データ、目標スコアを示す目標スコアデータ、目標パット数を示す目標パット数データ、スイングとメンタルおよびコースマネジメントとの意識する比率の目標を示す意識比率目標データ、「距離」「風」「天気」「傾斜」「ライ」の内どの状況判断を徹底するかを示す状況判断データ、実際のスコア結果を示すスコア結果データ、実際のパット数の結果を示すパット数結果データ、および実際にスイングとメンタルおよびコースマネジメントとの意識した比率を示す意識比率結果データとを含む。
【0039】
振り返りデータ232lは、指導練習、自主練習、ラウンド練習を行った振り返り(自己評価)のデータである。振り返りデータ232lとしては、例えば、練習中に良かったと思った点を示す文章データと、さらに良くなると思った点を示す文章データとを含む。
【0040】
練習手本データ233は、練習カテゴリデータ233aと、問題点情報データ233bと、練習手本動画データ233cとを含む。
練習カテゴリデータ233aは、練習データ232に含まれている練習カテゴリデータ232dと同様、大カテゴリおよび小カテゴリの両方で構成されていてもよく、小カテゴリのみで構成されていてもよい。練習カテゴリデータ233aのカテゴリの項目は、練習データ232に含まれている練習カテゴリデータ232dのカテゴリの項目と同じか、少なくとも1つが共通している。
【0041】
問題点情報データ233bは、練習データ232に含まれている問題点情報データ232eと同様、問題点の内容を示す複数の問題点情報が設定されている。問題点情報データ233bのカテゴリの項目は、練習データ232に含まれている問題点情報データ232eのカテゴリの項目と同じか、少なくとも1つが共通している。
【0042】
練習手本動画データ233cは、練習の手本として撮影された動画のデータである。練習手本動画データ233cの動画には、手本となるプレイヤーのスイング等が映っている。
【0043】
図3は、メソッド画面100の一例を示す画面構成図であり、
図4は、メソッド画面100のページ送り後の一例を示す画面構成図である。
プレイヤーまたはユーザがユーザ端末3でアプリを起動し、認証などを行ってログインし、プレイヤー名やプレイヤーIDといったプレイヤーを特定する情報の入力した場合、制御部21は、該当するプレイヤーデータ231を記憶部23から抽出する。その後、抽出したプレイヤーデータ231に含まれるメソッドデータ231eをメソッド画面100としてユーザ端末3に表示させる。
【0044】
メソッド画面100は、ゴルフの練習を行うにあたって、ゴルフ上達の指標やコツであるメソッド101(101a、101b)と、ページ送りマーク102とを有する。メソッドとしては、例えば、ゴルフの練習を行うにあたっての心構え、上達のためのステップ、上達のための練習ルール、上達するための習慣、ボールを打つ練習の種類、最短で上達するためのボールを打つ練習比率、パッティングのコツ等が記載されている。また、制御部21は、ページ送りマーク102の選択を受け付けると、別のメソッド101を表示させる。例えば、
図3に示すようなゴルフの練習を行うにあたっての心構えのメソッドが表示されているときにユーザによってページ送りマーク102が選択された場合は、
図4に示すようなボールを打つ練習の種類のメソッドが表示された画面に切り替わる。また、ユーザは、ユーザ端末3の入力部32でメソッド画面内にゴルフ上達に向けたメモを入力することができる。入力されたメモのテキストデータは、メソッドデータ231eに記憶され、次に制御部21がメソッド画面100を表示する際に一緒に表示される。
【0045】
また、メソッド画面100のみならず、本実施例で説明する画面は、メソッド項目を示すメソッドアイコン11、目標項目を示す目標アイコン12、ギア項目を示すギアアイコン13、指導練習を表す指導練習アイコン14、自主練習を表す自主練習アイコン15、ラウンド練習を表すラウンドアイコン16、振り返り項目を表す振り返りアイコン17の各メニューアイコンと、現在選択されている項目を示す項目カーソル10とを有する。本実施例の項目カーソル10は、長方形の線であり、現在選択および表示されている画面に対応したメニューアイコンを囲むように画面上に配置されている。すなわち、メソッド画面100では、項目カーソル10がメソッドアイコン11を囲むように表示されている。
【0046】
図5は、管理サーバ2の制御部21がユーザ端末3と通信して実行する練習記録プログラム234の練習記録フロー図である。
練習記録プログラム234は、目標アイコン12、ギアアイコン13、指導練習アイコン14、自主練習アイコン15、ラウンドアイコン16、振り返りアイコン17の内、いずれかの選択を受け付けた場合に実行される。
【0047】
制御部21は、選択を受け付けたアイコンに対応した画面を表示させる(ステップS1)。参照するデータおよび表示させる画面の構成は、選択を受け付けたアイコンごとに異なる。メニューアイコンごとの画面構成の例および詳細については、アイコンごとの画面構成の例を示しながら後述する。
【0048】
制御部21は、表示させた画面においてユーザ端末3から記録内容の入力を受け付ける(ステップS2)。入力項目は、選択を受け付けたメニューアイコンごとに異なる。アイコンごとの入力項目の詳細については、メニューアイコンごとの画面構成の例を示しながら後述する。
【0049】
制御部21は、入力を受け付けた記録項目について練習データ232の対応するデータに記憶する(ステップS3)。入力項目に対応するデータの詳細については、メニューアイコンごとの画面構成の例を示しながら後述する。
【0050】
ここで、制御部21が各メニューアイコンの選択を受け付けた場合にユーザ端末3に表示させる画面の構成と、受け付ける記録内容について詳細に説明する。
【0051】
図6は、目標設定画面200の最終目標の設定を行う画面構成図であり、
図7は、目標設定画面200の中間目標の設定を行う画面構成図である。
【0052】
目標設定画面200は、最終目標入力部201と、ページ送りマーク202と、中間目標入力部203とを有する。本実施例の目標設定画面200は、最終目標の入力を受け付ける最終目標入力部201を有するページと、中間目標の入力を受け付ける中間目標入力部203を有するページとが別のページとして表示され、ページ送りマーク202を選択することで表示されるページが切り替わる構成である。なお、本実施例では、最終目標を設定するページと、中間目標を設定するページとを別のページとしたが、最終目標入力部201を表示する画面においてスクロールすることで中間目標入力部203を表示させるような構成であってもよい。また、中間目標入力部203は複数設けられていてもよい。また、それぞれの入力部において入力する例が表示されていてもよい。さらに、目標を設定した日付と署名の入力を受け付ける署名入力部が設けられていてもよい。
【0053】
制御部21は、目標アイコン12の選択を受け付けた場合、目標データ231fを参照し、目標設定画面200を表示させる(
図5内ステップS1)。そして、ユーザ端末3から最終目標入力部201および中間目標入力部203の少なくとも一方にテキストデータの入力を受け付ける(
図5内ステップS2)。制御部21は、保存ボタン(図示せず)が押されるか、別のメニューアイコンが選択された場合、入力されたテキストデータを目標データ231fとして保存する(
図5内ステップS3)。そして、次に目標設定画面200を表示する際に、最終目標入力部201および中間目標入力部203に入力されたテキストデータを反映して表示させる。
【0054】
図8は、ギア画面300のギアフィッティング前の記録を行う画面構成図であり、
図9は、ギア画面300のギアフィッティング後の記録を行う画面構成図である。
【0055】
ギア画面300は、フィッティング前データ入力部301と、ページ送りマーク302と、フィッティング後データ入力部303とを有する。本実施例のギア画面300は、フィッティング前のゴルフクラブの情報の入力を受け付けるフィッティング前データ入力部301を有するページと、フィッティング後のゴルフクラブの情報の入力を受け付けるフィッティング後データ入力部303を有するページとが別のページとして表示され、ページ送りマーク302を選択することで表示されるページが切り替わる構成である。なお、本実施例では、フィッティング前のゴルフクラブの情報の入力を受け付けるページと、フィッティング後のゴルフクラブの情報の入力を受け付けるページとを別のページとしたが、フィッティング前データ入力部301を表示する画面においてスクロールすることでフィッティング後データ入力部303を表示させるような構成であってもよい。また、フィッティング前データ入力部301およびフィッティング後データ入力部303は複数設けられていてもよい。また、それぞれの入力部において入力する例が表示されていてもよい。さらに、ゴルフクラブのフィッティングを行った日付の入力を受け付ける日付入力部が設けられていてもよい。
【0056】
制御部21は、ギアアイコン13の選択を受け付けた場合、ギアデータ231gを参照し、ギア画面300を表示させる(
図5内ステップS1)。そして、ユーザ端末3からフィッティング前データ入力部301およびフィッティング後データ入力部303に画像データおよびテキストデータの少なくとも一方の入力を受け付ける(
図5内ステップS2)。制御部21は、保存ボタン(図示せず)が押されるか、別のメニューアイコンが選択された場合、入力された画像データおよびテキストデータをギアデータ231gとして保存する(
図5内ステップS3)。そして、次にギア画面300を表示する際に、フィッティング前データ入力部301およびフィッティング後データ入力部303に入力された画像データおよびテキストデータを反映して表示させる。
【0057】
図10は、指導練習一覧画面400の一例を示す画面構成図である。
指導練習一覧画面400は、複数の指導練習情報部401と、動画有無マーク402と、検索画面表示アイコン403とを有する。本実施例では、複数の指導練習情報部401が縦に並べて表示され、指導練習一覧画面400を下方向にスクロールすることで新たな指導練習情報部401が順に表示される構成である。また、複数の指導練習情報部401は、その指導練習日情報表示部401a(後述)の日付が古いものが上から順番に表示され、情報が全く表示されていない空欄の指導練習情報部401がさらにその下に表示されている。なお、本実施例では、指導練習の大カテゴリが「スイング」の場合における例を示す。
【0058】
指導練習情報部401は、指導練習日情報表示部401aと、練習カテゴリ情報表示部401bと、問題点情報表示部401cと、問題点詳細情報表示部401dと、解決策情報表示部401eとを含む。本実施例では、指導練習情報部401は、横一列に各表示部を並べた構成である。
【0059】
指導練習日情報表示部401aは、練習日データ232iに対応したデータを表示している。本実施例では、指導練習を行った日付として2022年1月1日の日付が表示されている。練習カテゴリ情報表示部401bは、練習カテゴリデータ232dに対応したデータを表示し、大カテゴリおよび小カテゴリの少なくとも一方が表示されている。本実施例では、練習カテゴリ情報表示部401bに選択可能な小カテゴリがすべて表示され、その指導練習に該当する小カテゴリが楕円で囲まれており、「ビジネスゾーン」「肩から肩」「フルスイング」の内、「ビジネスゾーン」および「肩から肩」が指導練習の内容に該当する。問題点情報表示部401cは、問題点情報データ232eに対応したデータを表示している。本実施例では、問題点情報表示部401cに選択可能な問題点情報がすべて表示され、その指導練習に該当する問題点情報が楕円で囲まれており、「ミスヒット」「方向性」「距離感」の内、「ミスヒット」が問題点に該当する。問題点詳細情報表示部401dは、問題点詳細データ232fに対応したデータを表示している。本実施例では、問題点詳細情報表示部401dは、問題点の原因となる問題点詳細情報として「左右の軸のブレ」「上下動(頭が下がる)」「肩が下がりダフる」の3点を、テキスト形式の箇条書きで表示している。解決策情報表示部401eは、解決策データ232gに対応したデータを表示している。本実施例では、解決策情報表示部401eは、問題点の原因に対する解決策となる解決策情報として「土踏まずで重心を受け止める」「膝の高さをキープ」「レベル回転」の3点を、テキスト形式の箇条書きで表示している。
【0060】
また、指導練習日情報表示部401a、練習カテゴリ情報表示部401b、問題点情報表示部401c、問題点詳細情報表示部401d、および解決策情報表示部401eは、各情報の入力をユーザ端末3から受け付ける入力部としても機能する。すなわち、指導練習日情報表示部401aは、練習日の入力を受け付ける指導練習日入力受付部としても機能し、練習カテゴリ情報表示部401bは、練習カテゴリの入力を受け付ける練習カテゴリ入力受付部としても機能し、問題点情報表示部401cは、問題点情報の入力を受け付ける問題点情報入力受付部としても機能し、問題点詳細情報表示部401dは、問題点詳細情報の入力を受け付ける問題点詳細情報入力受付部としても機能し、解決策情報表示部401eは、解決策の入力を受け付ける解決策入力受付部としても機能する。このとき、複数の指導練習情報部401については、すでに各表示部が表示されている(練習データ232が記憶されている)指導練習について、表示内容(記憶しているデータ内容)の変更を受け付け、空欄で表示されている(練習データ232が記憶されていない)指導練習については、新たな記録(練習データ232)の入力を受け付ける。
【0061】
動画有無マーク402は、指導練習情報部401で表示された指導練習に対応する練習データ232に、練習動画データ232hが含まれているかを示す。本実施例では、練習動画データ232hが含まれている指導練習では動画有無マーク402が実線で表示され、練習動画データ232hが含まれていない指導練習では動画有無マーク402が破線で表示されている。また、動画有無マーク402は、動画再生アイコンおよび動画登録アイコンとしても機能する。すなわち、ユーザ端末3から実線の動画有無マーク402の選択を受け付けると、練習動画データ232hの練習動画を再生するか、新たな練習動画データ232hの登録を受け付けるかのさらなる選択を要求する。また、破線の動画有無マーク402の選択を受け付けると、新たな練習動画データ232hの登録を受け付ける。
【0062】
なお、動画有無マーク402が選択されて新たな練習動画データ232hの登録を受け付ける場合、その動画に紐づけてテキストデータの入力を受け付ける。このテキストデータには、その動画の前にあった問題点(ミスヒット、方向性、距離感、および左右の軸のブレ等)、その動画におけるショットで意識した注意点などの解決策(例えば、土踏まずで重心を受け止める、膝の高さをキープ、レベル回転、等)、およびそれによって得られた改善点(例えば、ミスヒットが無くなった、または方向性が安定した等)を記録することができる。また、1つの動画有無マーク402に対して複数の動画およびテキストデータを登録することができ、1ショットを1動画として複数登録することができる。これにより後日にショット毎に見直すことができる。
【0063】
検索画面表示アイコン403は、ユーザ端末3に指導練習を検索するための指導練習検索画面(後述)を表示させるためのアイコンであり、ユーザ端末3からの選択を受け付けるとユーザ端末3に指導練習検索画面が表示される。
【0064】
制御部21は、指導練習アイコン14の選択を受け付けた場合、練習データ232を参照し、指導練習一覧画面400を表示させる(
図5内ステップS1)。より詳細には、制御部21は、指導練習アイコン14の選択を受け付けた場合、アプリ起動時に抽出したプレイヤーデータ231を参照し、該当するプレイヤー識別データ232bを有し、かつ、練習種別データ232cに指導練習を含む練習データ232をすべて抽出する。そして、抽出した練習データ232に含まれている練習カテゴリデータ232d、問題点情報データ232e、問題点詳細データ232f、解決策データ232g、練習日データ232iを参照し、対応する各表示部に表示して指導練習情報部401を表示する。また、練習動画データ232hを有するかどうかを参照し、動画有無マーク402を表示させる。このとき、制御部21は、抽出した各練習データ232の練習日データ232iを参照し、複数の指導練習情報部401が時系列で並ぶように表示させる。
【0065】
そして、ユーザ端末3から指導練習日情報表示部401a(指導練習日入力受付部)、練習カテゴリ情報表示部401b(練習カテゴリ入力受付部)、問題点情報表示部401c(問題点情報入力受付部)、問題点詳細情報表示部401d(問題点詳細情報入力受付部)、解決策情報表示部401e(解決策入力受付部)に入力を受け付ける(
図5内ステップS2)。また、動画有無マーク402(動画登録アイコン)の選択を受け付けて、新たな練習の動画データの登録を受け付ける。
【0066】
制御部21は、保存ボタン(図示せず)が押されるか、別のメニューアイコンが選択された場合、入力された各データを練習データ232に含まれる対応したデータとしてそれぞれ保存する(
図5内ステップS3)。
【0067】
図11は、自主練習一覧画面500の一例を示す画面構成図である。
自主練習一覧画面500は、複数の自主練習情報部501と、動画有無マーク502と、検索画面表示アイコン503とを有する。本実施例では、複数の自主練習情報部501は縦に並べて表示され、自主練習一覧画面500を下方向にスクロールすることで新たな自主練習情報部501が順に表示される構成である。また、複数の自主練習情報部501は、その自主練習日情報表示部501a(後述)の日付が古いものから上から順番に表示され、情報が全く表示されていない空欄の自主練習情報部501がさらにその下に表示されている。
【0068】
自主練習情報部501は、自主練習日情報表示部501aと、練習カテゴリ情報表示部501bと、練習量情報表示部501cとを含む。本実施例では、自主練習情報部501は、横一列に各表示部を並べた構成である。なお、自主練習情報部501は、
図11には図示していない、指導練習一覧画面400と同様の問題点情報表示部、問題点詳細情報表示部、および解決策情報表示部を含んでもよい。
【0069】
自主練習日情報表示部501aは、練習日データ232iに対応したデータを表示している。本実施例では、自主練習を行った日付として2022年1月1日の日付が表示されている。練習カテゴリ情報表示部501bは、練習カテゴリデータ232dに対応したデータを表示し、大カテゴリおよび小カテゴリの少なくとも一方が表示されている。本実施例では、練習カテゴリ情報表示部501bに選択可能な大カテゴリがすべて表示され、その指導練習に該当する大カテゴリが楕円で囲まれており、「G(ギア)」「S(スイングスキル)」「M(メンタル)」「CM(コースマネジメント)」「P(フィジカル)」の内、「S(スイングスキル)」が自主練習の内容に該当する。練習量情報表示部501cは、練習量データ232jに対応したデータを表示している。本実施例では、練習量として「100球(1時間)」と表示されており、自主練習としてスイングスキルを100球分、1時間行ったことを示している。
【0070】
また、自主練習日情報表示部501a、練習カテゴリ情報表示部501b、および練習量情報表示部501cは、各情報の入力をユーザ端末3から受け付ける入力部としても機能する。すなわち、自主練習日情報表示部501aは、練習日の入力を受け付ける自主練習日入力受付部としても機能し、練習カテゴリ情報表示部501bは、練習カテゴリの入力を受け付ける練習カテゴリ入力受付部としても機能し、練習量情報表示部501cは、練習量の入力を受け付ける練習量情報入力受付部としても機能する。このとき、複数の自主練習情報部501については、すでに各表示部が表示されている(練習データ232が記憶されている)自主練習について、表示内容(記憶している各データ内容)の変更を受け付け、空欄で表示されている(練習データ232が記憶されていない)自主練習については、新たな記録(練習データ232)の入力を受け付ける。
【0071】
動画有無マーク502は、自主練習情報部501で表示された自主練習に対応する練習データ232に、練習動画データ232hが含まれているかを示す。本実施例では、練習動画データ232hが含まれている自主練習では動画有無マーク502が実線で表示され、練習動画データ232hが含まれていない自主練習では動画有無マーク502が破線で表示されている。また、動画有無マーク502は、動画再生アイコンおよび動画登録アイコンとしても機能する。すなわち、ユーザ端末3から実線の動画有無マーク502の選択を受け付けると、練習動画データ232hの練習動画を再生するか、新たな練習動画データ232hの登録を受け付けるかのさらなる選択を要求する。また、破線の動画有無マーク502の選択を受け付けると、新たな練習動画データ232hの登録を受け付ける。
【0072】
検索画面表示アイコン503は、ユーザ端末3に自主練習を検索するための指導練習検索画面(後述)を表示させるためのアイコンであり、ユーザ端末3からの選択を受け付けるとユーザ端末3に指導練習検索画面が表示される。
【0073】
制御部21は、自主練習アイコン15の選択を受け付けた場合、練習データ232を参照し、自主練習一覧画面500を表示させる(
図5内ステップS1)。より詳細には、制御部21は、自主練習アイコン15の選択を受け付けた場合、アプリ起動時に抽出したプレイヤーデータ231を参照し、該当するプレイヤー識別データ232bを有し、かつ、練習種別データ232cに自主練習を含む練習データ232をすべて抽出する。そして、抽出した練習データ232に含まれている練習カテゴリデータ232d、練習量データ232j、および練習日データ232iを参照し、対応する各表示部に表示して自主練習情報部501を表示する。なお、指導練習情報部401のように、問題点情報データ232e、問題点詳細データ232f、および解決策データ232gを参照して、問題点情報表示部、問題点詳細情報表示部、および解決策情報表示部を表示してもよい。また、練習動画データ232hを有するかどうかを参照し、動画有無マーク502を表示させる。このとき、制御部21は、抽出した各練習データ232の練習日データ232iを参照し、複数の自主練習情報部501が時系列で並ぶように表示させる。
【0074】
そして、ユーザ端末3から自主練習日情報表示部501a(自主練習日入力受付部)、練習カテゴリ情報表示部501b(練習カテゴリ入力受付部)、および練習量情報表示部501c(練習量情報入力受付部)と、問題点情報表示部(問題点情報入力受付部)、問題点詳細情報表示部(問題点詳細情報入力受付部)、および解決策情報表示部(解決策入力受付部)を表示している場合はそれぞれの表示部に入力を受け付ける(
図5内ステップS2)。また、動画有無マーク502(動画登録アイコン)の選択を受け付けて、新たな練習の動画データの登録を受け付ける。
【0075】
制御部21は、保存ボタン(図示せず)が押されるか、別のメニューアイコンが選択された場合、入力された各データを練習データ232に含まれる対応したデータとしてそれぞれ保存する(
図5内ステップS3)。
【0076】
図12は、ラウンド画面600の一例を示す画面構成図である。
ラウンド画面600は、ラウンド記録表示部601と、ページ送りマーク602とを有する。本実施例のラウンド画面600は、複数のラウンド記録表示部601を有し、ページ送りマーク602を選択することで表示されるページが切り替わり、表示していたラウンド記録表示部601とは異なるラウンド記録表示部601が表示される構成である。なお、本実施例では、1つのページに2つのラウンド記録表示部601が表示されているが、ラウンド画面600をスクロールすることで新たなラウンド記録表示部601を表示させるような構成であってもよい。
【0077】
ラウンド記録表示部601には、プレイヤーが実際にコースを回って練習を行った際の記録が表示される。表示される内容としては、例えば、日時、ゴルフ場の名称、目標スコア、目標パット数、スイングとメンタルとコースマネジメントのうちどれを重視するかという意識する比率、「距離」「風」「傾斜」「ライ」の内どの状況判断に対する練習を徹底するか、実際のスコア結果、実際のパット数の結果、および実際にスイングとメンタルとコースマネジメントに対する意識した比率とを含む。
【0078】
また、ラウンド記録表示部601は、各表示内容について、新たな記録の内容を受け付けるラウンド記録入力受付部としても機能する。すなわち、本実施例では、ラウンド記録表示部601は、ゴルフ場の名称(ゴルフ場データ)、目標スコア(目標スコアデータ)、目標パット数(目標パット数データ)、スイングとメンタルおよびコースマネジメントとの意識する比率(意識比率目標データ)、「距離」「風」「傾斜」「ライ」の内どの状況判断を徹底するか(状況判断データ)、実際のスコア結果(スコア結果データ)、実際のパット数の結果(パット数結果データ)、および実際にスイングとメンタルおよびコースマネジメントとの意識した比率(意識比率結果データ)の各データの入力を受け付ける。
【0079】
制御部21は、ラウンドアイコン16の選択を受け付けた場合、練習データ232を参照し、ラウンド画面600を表示させる(
図5内ステップS1)。より詳細には、制御部21は、ラウンドアイコン16の選択を受け付けた場合、アプリ起動時に抽出したプレイヤーデータ231を参照し、該当するプレイヤー識別データ232bを有し、かつ、練習種別データ232cにラウンド練習を含む練習データ232をすべて抽出する。そして、抽出した練習データ232に含まれているラウンドデータ232kを参照し、対応する各表示部に表示してラウンド記録表示部601を表示する。
【0080】
そして、ユーザ端末3からラウンド記録表示部601(ラウンド記録入力受付部)に入力を受け付ける(
図5内ステップS2)。制御部21は、保存ボタン(図示せず)が押されるか、別のメニューアイコンが選択された場合、入力された各データを練習データ232に含まれるラウンドデータ232kとして保存する(
図5内ステップS3)。
【0081】
図13は、振り返り画面700の一例を示す画面構成図である。
振り返り画面700は、振り返り記録表示部701と、ページ送りマーク702とを有する。本実施例の振り返り画面700は、複数の振り返り記録表示部701を有し、ページ送りマーク702が選択されることで表示されるページが切り替わり、表示していた振り返り記録表示部701とは異なる振り返り記録表示部701が表示される構成である。なお、本実施例では、1つのページに3つの振り返り記録表示部701が表示されているが、振り返り画面700をスクロールすることで新たな振り返り記録表示部701を表示させるような構成であってもよい。
【0082】
振り返り記録表示部701には、プレイヤーが指導練習、自主練習、ラウンド練習を行ったあとの振り返り(自己評価)の記録が表示される。本実施例では、練習中に良かったと思った点を示す文章3つと、さらに良くなると思った点を示す文章2つとが箇条書きで表示されている。
【0083】
また、振り返り記録表示部701は、各表示内容について、新たな記録の内容を受け付ける振り返り記録入力受付部としても機能する。すなわち、本実施例では、振り返り記録表示部701は、練習中に良かったと思った点を示す文章と、さらに良くなると思った点を示す文章の入力を受け付ける。
【0084】
制御部21は、振り返りアイコン16の選択を受け付けた場合、練習データ232を参照し、振り返り画面700を表示させる(
図5内ステップS1)。より詳細には、制御部21は、ラウンドアイコン16の選択を受け付けた場合、アプリ起動時に抽出したプレイヤーデータ231を参照し、該当するプレイヤー識別データ232bを有する練習データ232をすべて抽出する。そして、抽出した練習データ232に含まれている振り返りデータ232lを参照し、対応する各表示部に表示して振り返り記録表示部701を表示する。
【0085】
そして、ユーザ端末3から振り返り記録表示部701(ラウンド記録入力受付部)に入力を受け付ける(
図5内ステップS2)。制御部21は、保存ボタン(図示せず)が押されるか、別のメニューアイコンが選択された場合、入力された各データを練習データ232に含まれる振り返りデータ232lとして保存する(
図5内ステップS3)。
【0086】
図14は、指導練習検索画面410の一例を示す画面構成図である。
制御部21は、検索画面表示アイコン403が選択されると、指導練習検索画面410をユーザ端末3に表示させる。指導練習検索画面410は、検索条件入力部411と、検索開始アイコン412と、検索結果指導練習情報表示部413と、練習情報選択部414と、練習手本情報表示部415とを有する。
【0087】
検索条件入力部411は、練習カテゴリおよび問題点情報の少なくとも一方について検索条件の入力を受け付ける。入力の形態としては、例えば、練習データ232に設定されている大カテゴリ、小カテゴリ、および問題点情報を表示し、それらの中から1つ以上の選択を受け付ける形態や、入力欄を設けてテキストデータとして入力を受け付ける形態とすることができる。
【0088】
検索開始アイコン412は、選択されると、制御部21が検索条件入力部411で受け付けた検索条件に該当する練習データ232および練習手本データ233の抽出を開始する。
【0089】
なお、検索条件入力部411はテキストデータを入力可能とし、テキストデータの入力後に検索開始アイコン412が選択されて検索する場合には、練習データ232および練習手本データ233の両方から該当するテキストデータが含まれるデータを抽出することが好ましい。これにより、練習データ232および練習手本データ233の両方から必要なデータを抽出することができる。
【0090】
検索結果指導練習情報表示部413には、検索結果として指導練習情報部401と同じ情報(指導練習日情報表示部401a、練習カテゴリ情報表示部401bと、問題点情報表示部401c、問題点詳細情報表示部401d、解決策情報表示部401e、および動画有無マーク402)が表示される。このとき、抽出された検索結果指導練習情報表示部413は、練習日データの日付が古いものから順に時系列で表示される。
【0091】
練習手本情報表示部415は、練習カテゴリ情報表示部415bと、問題点情報表示部415cとを有する。練習手本情報表示部415は、同時に表示されているすべての検索結果指導練習情報表示部413より前か後ろに表示される。
【0092】
練習情報選択部414は、複数表示されている検索結果指導練習情報表示部413および練習手本情報表示部415のそれぞれに対応するように表示されている。そして、複数表示されている検索結果指導練習情報表示部413および練習手本情報表示部415の内、動画有無マーク402が動画有りの状態の表示部から任意の数の表示部の選択を受け付ける。本実施例では、表示されている検索結果指導練習情報表示部413および練習手本情報表示部415に対応するチェックボックスが表示され、空欄のチェックボックスを選択することでチェックボックス内にチェックが入って選択状態となり、チェックが入っているチェックボックスを選択することでチェックボックス内のチェックが消滅して非選択状態となる。
【0093】
なお、動画有無マーク402が選択されて新たな練習データ232の登録を受け付ける場合、その動画に紐づけてテキストデータの入力を受け付ける。このテキストデータには、その動画の前にあった問題点(ミスヒット、方向性、距離感、および左右の軸のブレ等)、その動画におけるショットで意識した注意点などの解決策(例えば、土踏まずで重心を受け止める、膝の高さをキープ、レベル回転、等)、およびそれによって得られた改善点(例えば、ミスヒットが無くなった、または方向性が安定した等)を記録することができる。また、1つの動画有無マーク402に対して複数の動画およびテキストデータを登録することができ、1ショットを1動画として複数登録することができる。これにより後日にショット毎に見直すことができる。
【0094】
図15は、自主練習検索画面510の一例を示す画面構成図である。
制御部21は、検索画面表示アイコン503が選択されると、自主練習検索画面510をユーザ端末3に表示させる。自主練習検索画面510は、検索条件入力部511と、検索開始アイコン512と、検索結果自主練習情報表示部513と、練習情報選択部514と、練習手本情報表示部515とを有する。
【0095】
検索条件入力部511は、練習カテゴリ(練習カテゴリデータ232d)および問題点情報(問題点情報データ232e)の少なくとも一方についての検索条件の入力を受け付ける。入力の形態としては、例えば、練習データ232に設定されている大カテゴリ、小カテゴリ、および問題点情報を表示し、それらの中から1つ以上の選択を受け付ける形態や、入力欄を設けてテキストデータとして入力を受け付ける形態とすることができる。
【0096】
検索開始アイコン512は、選択されると、制御部21が検索条件入力部(411、511)で受け付けた検索条件に付いて制御部21が該当する練習データ232および練習手本データ233の抽出を開始する。なお、検索条件入力部511はテキストデータを入力可能とし、テキストデータの入力後に検索開始アイコン512が選択されて検索する場合には、練習データ232および練習手本データ233の両方から該当するテキストデータが含まれるデータを抽出することが好ましい。これにより、練習データ232および練習手本データ233の両方から必要なデータを抽出することができる。
【0097】
検索結果自主練習情報表示部513には、検索結果として自主練習情報部501と同じ情報(自主練習日情報表示部501a、練習カテゴリ情報表示部501b、および練習量情報表示部501c、および動画有無マーク502)が表示される。このとき、抽出された検索結果自主練習情報表示部513は、練習日データの日付が古いものから順に時系列で表示される。
【0098】
練習手本情報表示部515は、練習カテゴリ情報表示部515bと、練習量情報表示部515cとを有する。練習手本情報表示部515は、同時に表示されているすべての検索結果自主練習情報表示部513より前か後ろに表示される。
【0099】
練習情報選択部514は、複数表示されている検索結果自主練習情報表示部513および練習手本情報表示部515のそれぞれに対応するように表示されている。そして、複数表示されている検索結果自主練習情報表示部513および練習手本情報表示部515の内、動画有無マーク402が動画有りの状態の表示部から任意の数の表示部の選択を受け付ける。本実施例では、表示されている検索結果自主練習情報表示部513および練習手本情報表示部515に対応するチェックボックスが表示され、空欄のチェックボックスを選択することでチェックボックス内にチェックが入って選択状態となり、チェックが入っているチェックボックスを選択することでチェックボックス内のチェックが消滅して非選択状態となる。
【0100】
図16は、管理サーバ2の制御部21がユーザ端末3と通信して実行する練習検索プログラム235の練習検索フロー図である。
練習検索プログラム235は、指導練習一覧画面400の検索画面表示アイコンと、自主練習一覧画面500の検索画面表示アイコン503の内、いずれかの選択を受け付けた場合に実行される。
【0101】
制御部21は、検索条件入力部(411、511)から検索条件の入力を受け付ける(ステップS11)。検索条件としては、例えば、練習データ232に設定されている大カテゴリ、小カテゴリ、および問題点情報が特定できる条件である。
【0102】
制御部21は、検索開始アイコン(412、512)が選択されると、記憶部23を参照し、検索条件入力部(411、511)で受け付けた検索条件に該当する練習データ232を抽出する(ステップS12)。詳細には、指導練習検索画面410から検索を受け付けた場合は、練習種別データ232cに指導練習を示すデータを含み、かつ、検索条件入力部411で受け付けた検索条件に対応するデータを含む練習データ232を抽出する。また、自主練習検索画面510から検索を受け付けた場合は、練習種別データ232cに自主練習を示すデータを含み、かつ、検索条件入力部511で受け付けた検索条件に対応するデータを含む練習データ232を抽出する。
【0103】
制御部21は、記憶部23を参照し、検索条件入力部(411、511)で受け付けた検索条件に該当する練習手本データ233を抽出する(ステップS13)。
【0104】
制御部21は、抽出した練習データ232について、表示する内容に対応したデータを参照し、ユーザ端末3に検索結果指導練習情報表示部413または検索結果自主練習情報表示部513を練習データ232に含まれる練習日データ232iの日付が古いものから順番に時系列で並べて表示し、表示する検索結果指導練習情報表示部413または検索結果自主練習情報表示部513の前か後ろに練習手本情報表示部(415、515)を表示する(ステップS14)。また、制御部21は、抽出した練習データ232および練習手本データ233について、練習動画データ232hまたは練習手本動画データ233cが含まれているかを判定し、表示する検索結果指導練習情報表示部413、検索結果自主練習情報表示部513、および練習手本情報表示部(415、515)の各表示部に対応して動画有無マーク(402、502)を表示する。
【0105】
図17は、指導練習動画再生画面420の一例を示す画面構成図である。
制御部21は、練習情報選択部414で任意の数の表示部の選択と所定の操作を受け付けた場合、指導練習動画再生画面420をユーザ端末3に表示させる。所定の操作としては、例えば、図示しない動画表示アイコンを選択する操作や、動画有無マーク402のいずれかを選択する操作とすることができる。指導練習動画再生画面420は、再生動画選択受付部421と、動画表示部422と、同時再生アイコン423とを有する。
【0106】
再生動画選択受付部421は、練習情報選択部414で選択を受け付けた検索結果指導練習情報表示部413および練習手本情報表示部415について、抽出時に参照した練習データ232および練習手本データ233に含まれている練習動画データ232hおよび練習手本動画データ233cの各動画の選択を受け付ける。本実施例では、複数の練習動画データ232hおよび練習手本動画データ233cから2つの選択を受け付ける。このとき、各練習動画データ232hの動画には、それぞれの動画が特定できるような情報が一緒に表示されている。このような情報として、本実施例では、各練習動画データ232hの練習データ232に含まれている練習日データ232iの日付が表示されている。
【0107】
動画表示部422は、再生動画選択受付部421で選択を受け付けた動画データを動画の再生が可能なように並べて表示する。本実施例では、再生動画選択受付部421で受け付けた2つの動画データの動画を、比較動画データ(422a、422b)として、それぞれ再生が可能なように並べて表示する。
【0108】
同時再生アイコン423は、選択されると動画表示部422で表示している動画データがすべて同時に再生される。本実施例では、同時再生アイコン423が選択されると、動画表示部422で表示している2つの比較動画データ(422a、422b)が同時に再生される。
【0109】
図18は、自主練習動画再生画面520の一例を示す画面構成図である。
制御部21は、練習情報選択部514で任意の数の表示部の選択と所定の操作を受け付けた場合、自主練習動画再生画面520をユーザ端末3に表示させる。所定の操作としては、例えば、図示しない動画表示アイコンを選択する操作や、動画有無マーク502のいずれかを選択する操作とすることができる。自主練習動画再生画面520は、再生動画選択受付部521と、動画表示部522と、同時再生アイコン523とを有する。
【0110】
再生動画選択受付部521は、練習情報選択部514で選択を受け付けた検索結果自主練習情報表示部513および練習手本情報表示部415について、抽出時に参照した練習データ232および練習手本データ233に含まれている練習動画データ232hおよび練習手本動画データ233cの各動画の選択を受け付ける。本実施例では、複数の練習動画データ232hおよび練習手本動画データ233cから2つの選択を受け付ける。このとき、各練習動画データ232hの動画には、それぞれの動画が特定できるような情報が一緒に表示されている。このような情報として、本実施例では、各練習動画データ232hの練習データ232に含まれている練習日データ232iの日付が表示されている。
【0111】
動画表示部522は、再生動画選択受付部521で選択を受け付けた動画データを動画の再生が可能なように並べて表示する。本実施例では、再生動画選択受付部521で受け付けた2つの動画データの動画を、比較動画データ(522a、522b)として、それぞれ再生が可能なように並べて表示する。
【0112】
同時再生アイコン523は、選択されると動画表示部522で表示している動画データがすべて同時に再生される。本実施例では、同時再生アイコン523が選択されると、動画表示部522で表示している2つの比較動画データ(522a、522b)が同時に再生される。
【0113】
図19は、管理サーバ2の制御部21がユーザ端末3と通信して実行する動画再生プログラム236の練習検索フロー図である。
動画再生プログラム236は、練習情報選択部(414、514)で任意の数の表示部の選択と所定の操作を受け付けた場合に実行される。
【0114】
制御部21は、練習情報選択部(414、514)で選択された検索結果指導練習情報表示部413、検索結果自主練習情報表示部513、および練習手本情報表示部415について、ステップS12およびステップS13の時に参照した練習データ232および練習手本データ233に含まれている練習動画データ232hおよび練習手本動画データ233cを抽出し、ユーザ端末3に再生動画選択受付部521として選択可能に表示する(ステップS21)。
【0115】
制御部21は、再生動画選択受付部521に表示している動画データから任意の数の選択を受け付ける(ステップS22)。
【0116】
制御部21は、ステップS22で選択を受け付けた動画データを、動画表示部522として動画の再生が可能なように表示する(ステップS23)。このとき、複数の動画データが選択されている場合は、比較動画データ(522a、522b)として並べて表示する。
【0117】
制御部21は、動画表示部522に表示している動画を再生する(ステップS24)。制御部21は、動画表示部522に表示している各動画の選択を受け付けるか、同時再生アイコン523の選択を受け付けることで動画の再生を実行する。このとき、制御部21は、同時再生アイコン523の選択を受け付けた場合は、動画表示部522に表示しているすべての動画を同時に再生する。
【0118】
以上の構成により、過去の練習記録を十分に活用できるゴルフ上達システムを提供できる。
自主練習検索画面510は、練習データ232の検索の条件として、練習カテゴリおよび問題点情報の少なくとも一方の入力を受け付ける検索条件入力受付部(411、511)を有する。また、制御部21は、検索条件入力受付部(411、511)で受け付けた検索条件に該当する練習データ232を抽出し、抽出した複数の練習データ232に含まれている練習動画データ232hを動画表示部522として動画の再生が可能なように表示する。この構成により、ユーザは記憶が曖昧な過去のプレイヤーのスイングフォーム等の練習記録をいつでも動画で見ることができる。また、撮影日の異なる複数の動画を見比べて比較することができ、現在のスイングと比較して現在の練習に反映することができる。また、現在行っている練習と同じ練習カテゴリ同士の動画や、同じ問題点情報同士の動画を見比べることができる。すなわち、より過去の練習記録を十分に活用し、プレイヤーが上達するための効率的な練習を行うことができる。
【0119】
また、制御部21は、抽出した複数の練習データ232に含まれる練習動画データ232hを撮影日順で並べて一覧表示し、任意の撮影日の練習動画データ232hの選択を受け付けて動画の再生が可能なように並べて表示する。この構成により、ユーザはプレイヤーの古い練習記録から振り返る、あるいはある程度期間が空いた練習動画データ232hをピックアップして比較するといったことができ、プレイヤーの上達度合いを容易に視覚的に判断することができる。
【0120】
制御部21は、複数の練習動画データ232hを再生可能に表示し、同時再生アイコン(423、523)の選択を受け付けて、表示している複数の動画の同時再生を行う。この構成により、ユーザは複数の動画を同時に見比べ、プレイヤーの練習に活用することができる。この同時再生においては、同時に再生する複数の動画におけるスイングの開始タイミングを合わせて再生することにより、スイングの違いをスイングスピードも含めて確認するとができる。
【0121】
制御部21は、検索条件入力受付部(411、511)で受け付けた練習カテゴリまたは問題点に対応する練習カテゴリデータ233aまたは問題点情報データ233bを含む練習手本データ233を抽出し、抽出した練習データ232および練習手本データ233を検索結果指導練習情報表示部413、検索結果自主練習情報表示部513、および練習手本情報表示部(415、515)として並べて表示する。この構成により、ユーザはプレイヤーの練習内容や問題点(課題)に沿った手本の情報を確認することができる。
【0122】
制御部21は、練習手本動画データ233cの動画と、練習動画データ232hの動画とを比較動画データ(422a、422b、522a、522b)として再生可能に表示し、同時再生アイコン(423、523)の選択を受け付けて、練習手本動画データ233cの動画と、練習動画データ232hの動画とを同時に再生する。この構成により、ユーザはプレイヤーの練習内容や問題点(課題)に沿った手本の動画と、プレイヤー自身の練習の動画とを見比べることができる。すなわち、ユーザは、プレイヤーの問題点を解決するために最も有効な手本の動画を簡単に確認することができ、プレイヤーの問題点をどのように解決するかを手本の動画から効率的に考えることができる。
【0123】
制御部21は、抽出した練習データ232について、問題点情報の詳細として問題点の原因を示す問題点詳細データ232fと、問題点に対する解決策を示す解決策データ232gとを、問題点詳細情報表示部401dと、解決策情報表示部401eとしてそれぞれ並べて表示する。この構成により、ユーザは、プレイヤーの過去の練習において、どのような問題点があり、その問題をどのように解決したかを確認することができる。また、表示されている複数の問題点詳細データ232fおよび解決策データ232gは、現在行っている練習と共通の問題点情報を有しているため、現在行っている練習における問題点を、過去にどのように解決したかを効率的に確認することができる。したがって、ある問題が生じたときに、過去に生じた同じ問題のときの情報を検索し、そのときにどのような練習をして解決したかを知って、崩れたスイングを早期に良いスイングに戻すことができる。
【0124】
この発明と本実施例について、
この発明の記憶手段は、記憶部23に対応し、以下同様に、
練習データ検索手段は、各練習検索画面(410、510)およびステップS12を実行する制御部21に対応し、
表示手段は、ステップS14を実行する制御部21に対応し、
複数動画同時再生機能および手本動画同時再生機能は、同時再生アイコン(423、523)およびステップS24を実行する制御部21に対応し、
練習手本データ検索手段は、各練習検索画面(410、510)およびステップS13を実行する制御部21に対応し、
コンピュータは、管理サーバ2および/またはユーザ端末3に対応するが、
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
【0125】
例えば、本実施例では、比較動画データ(522a、522b)をわかりやすく2つとしたが、3つ以上の比較動画を同時に再生する形態であってもよい。すなわち、ユーザは練習動画および練習手本動画を複数選択し、それぞれを同時に再生して見比べることができる。
【0126】
また、例えば、本実施例では、指導練習情報部401および検索結果指導練習情報表示部413に、指導練習日情報表示部401a、練習カテゴリ情報表示部401b、問題点情報表示部401c、問題点詳細情報表示部401d、解決策情報表示部401e、および動画有無マーク402を表示したが、表示する項目はこの形態に限られず、練習データ232に含まれている各データに対応する情報から選択して表示させる形態とすることができる。例えば、練習量データ232jに対応する練習量情報表示部を追加で表示してもよい。
【0127】
また、例えば、本実施例では、自主練習情報部501および検索結果自主練習情報表示部513に、自主練習日情報表示部501a、練習カテゴリ情報表示部501b、練習量情報表示部501c、および動画有無マーク402を表示したが、表示する項目はこの形態に限られず、練習データ232に含まれている各データに対応する情報から選択して表示させる形態とすることができる。例えば、問題点情報データ232eに対応する問題点情報表示部、問題点詳細データ232fに対応する問題点詳細情報表示部、および解決策データ232gに対応する解決策情報表示部から選ばれる1つ以上の項目を追加で表示してもよい。
【産業上の利用可能性】
【0128】
この発明は、ゴルフのレッスンや練習機会を提供する産業に利用することができる。
【符号の説明】
【0129】
1…ゴルフ上達システム
2…管理サーバ
21…制御部
22…通信部
23…記憶部
231…プレイヤーデータ
232…練習データ
233…練習手本データ
234…練習記録プログラム
235…練習検索プログラム
236…動画再生プログラム
24…演算部
3…ユーザ端末
31…制御部
32…入力部
33…表示部
34…撮像部
35…通信部
36…記憶部
37…演算部
4…ネットワーク
【手続補正書】
【提出日】2023-05-12
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ゴルフの練習を行うプレイヤーの情報を示すプレイヤーデータと、前記練習の記録である練習データとを記憶する記憶手段と、
前記練習データを前記記憶手段から抽出する練習データ検索手段と、
前記練習データ検索手段によって抽出した前記練習データを表示させる表示手段とを備え、
前記練習は、指導を受けながら行う指導練習と、自主的に行う自主練習とが含まれており、
前記練習データは、前記練習の詳細である練習カテゴリを示す練習カテゴリデータおよび前記練習の時に判明した前記プレイヤーの問題点である問題点情報を示す問題点情報データの少なくとも一方と、前記練習の時の動画である練習動画データとを含み、
前記練習データ検索手段は、
検索の条件として、前記練習カテゴリおよび前記問題点情報の少なくとも一方の入力を受け付ける検索条件入力受付部を備え、
前記検索条件入力受付部で受け付けた前記練習カテゴリまたは前記問題点情報に対応する前記練習カテゴリデータ、または前記問題点情報データを含む前記練習データを抽出し、
前記表示手段は、
指導練習アイコンまたは自主練習アイコンが選択された場合に、抽出した複数の前記練習データに含まれる前記練習動画データを動画の再生が可能なように並べて表示する構成であり、
前記記憶手段は、前記指導練習と前記自主練習に加えて、実際にコースを回るランド練習についてラウンドデータも前記練習データとして記憶する構成であり、
前記ラウンドデータは、
目標スコアを示す目標スコアデータと、
目標パット数を示す目標パット数データと、
「スイング」と「メンタルおよびコースマネジメント」との意識する比率の目標を示す意識比率目標データと、
実際のスコアを示すスコア結果データと、
実際のパット数を示すパット数結果データと、
「スイング」と「メンタルおよびコースマネジメント」との意識した比率を示す意識比率結果データとを有しており、
前記表示手段は、ラウンドアイコンが選択された場合に、前記目標スコアデータと、前記目標パット数データと、前記意識比率目標データと、前記スコア結果データと、前記パット数結果データと、前記意識比率結果データを示すラウンド画面を表示する構成である
ゴルフ上達システム。
【請求項2】
前記ラウンドデータは、「距離」「風」「天気」「傾斜」「ライ」の内どの状況判断を徹底するかを示す状況判断データが含まれており、
前記表示手段は、前記状況判断データに基づいて徹底する状況判断が「距離」「風」「天気」「傾斜」「ライ」の内のどれかを表示する構成である
請求項1記載のゴルフ上達システム。
【請求項3】
前記練習データは、練習の大まかな内容を示す大カテゴリデータと、各大カテゴリデータにおける詳細な内容を示す小カテゴリデータとを有しており、
前記大カテゴリデータは、少なくともスイングスキルの項目が設けられており、
前記スイングスキルにかかる前記小カテゴリデータには、ゴルフクラブのスイングにおいて振り幅を変更しながら練習するビジネスゾーン、肩から肩、フルスイングの項目が少なくとも設けられている
請求項1または2記載のゴルフ上達システム。
【請求項4】
前記練習データは、前記大カテゴリデータの項目としてコースマネジメントが設けられており、
前記コースマネジメントにかかる小カテゴリデータには、風向きやコース形状に対応した考え方の項目が設けられている
請求項3記載のゴルフ上達システム。
【請求項5】
前記記憶手段は、前記問題点情報データに記憶された問題点の詳細な原因を記憶する問題点詳細データを記憶する構成であり、
前記問題点情報データは、問題点として少なくとも「ミスヒット」が記憶されており、
前記問題点詳細データは、前記「ミスヒット」の詳細な原因として少なくとも「左右の軸のブレ」が記憶されている
請求項4記載のゴルフ上達システム。
【請求項6】
前記記憶手段は、前記問題点詳細データに記憶されている詳細な原因の解決策である解決策データを記憶する構成であり、
前記解決策データは、前記問題点の解決策として、「土踏まずで重心を受け止める」、「膝の高さをキープ」、および「レベル回転」の少なくとも一つが記憶されている
請求項5記載のゴルフ上達システム。
【請求項7】
ゴルフの練習を行うプレイヤーの情報を示すプレイヤーデータと、前記練習の記録である練習データとを記憶する記憶手段と、前記練習データを前記記憶手段から抽出する練習データ検索手段と、前記練習データ検索手段によって抽出した前記練習データを表示させる表示手段とを備えたゴルフ上達システムによりゴルフ上達するゴルフ上達システムを制御する方法であって、
前記練習は、指導を受けながら行う指導練習と、自主的に行う自主練習とが含まれており、
前記練習データは、前記練習の詳細である練習カテゴリを示す練習カテゴリデータおよび前記練習の時に判明した前記プレイヤーの問題点である問題点情報を示す問題点情報データの少なくとも一方と、前記練習の時の動画である練習動画データとを含み、
前記練習データ検索手段による検索の条件として、前記練習カテゴリおよび前記問題点情報の少なくとも一方の入力を前記練習データ検索手段が備える検索条件入力受付部によって受け付け、
前記検索条件入力受付部で受け付けた前記練習カテゴリまたは前記問題点情報に対応する前記練習カテゴリデータ、または前記問題点情報データを含む前記練習データを前記練習データ検索手段によって抽出し、
指導練習アイコンまたは自主練習アイコンが選択された場合に、前記表示手段によって抽出した複数の前記練習データに含まれる前記練習動画データを動画の再生が可能なように並べて表示し、
前記記憶手段は、前記指導練習と前記自主練習に加えて、実際にコースを回るランド練習についてラウンドデータも前記練習データとして記憶し、
前記ラウンドデータは、
目標スコアを示す目標スコアデータと、
目標パット数を示す目標パット数データと、
「スイング」と「メンタルおよびコースマネジメント」との意識する比率の目標を示す意識比率目標データと、
実際のスコアを示すスコア結果データと、
実際のパット数を示すパット数結果データと、
「スイング」と「メンタルおよびコースマネジメント」との意識した比率を示す意識比率結果データとを有しており、
前記表示手段は、ラウンドアイコンが選択された場合に、前記目標スコアデータと、前記目標パット数データと、前記意識比率目標データと、前記スコア結果データと、前記パット数結果データと、前記意識比率結果データを示すラウンド画面を表示する
ゴルフ上達システムを制御する方法。
【請求項8】
コンピュータを、
ゴルフの練習を行うプレイヤーの情報を示すプレイヤーデータと、前記練習の記録である練習データとを記憶する記憶手段と、
前記練習データを前記記憶手段から抽出する練習データ検索手段と、
前記練習データ検索手段によって抽出した前記練習データを表示させる表示手段として機能させ、
前記練習は、指導を受けながら行う指導練習と、自主的に行う自主練習とが含まれており、
前記練習データは、前記練習の詳細である練習カテゴリを示す練習カテゴリデータおよび前記練習の時に判明した前記プレイヤーの問題点である問題点情報を示す問題点情報データの少なくとも一方と、前記練習の時の動画である練習動画データとを含み、
検索の条件として、前記練習カテゴリおよび前記問題点情報の少なくとも一方の入力を受け付ける検索条件入力受付部を備えた前記練習データ検索手段を、
前記検索条件入力受付部で受け付けた前記練習カテゴリまたは前記問題点情報に対応する前記練習カテゴリデータ、または前記問題点情報データを含む前記練習データを抽出するように機能させ、
前記表示手段を、
指導練習アイコンまたは自主練習アイコンが選択された場合に、抽出した複数の前記練習データに含まれる前記練習動画データを動画の再生が可能なように並べて表示するように機能させ、
前記記憶手段は、前記指導練習と前記自主練習に加えて、実際にコースを回るランド練習についてラウンドデータも前記練習データとして記憶する構成であり、
前記ラウンドデータは、
目標スコアを示す目標スコアデータと、
目標パット数を示す目標パット数データと、
「スイング」と「メンタルおよびコースマネジメント」との意識する比率の目標を示す意識比率目標データと、
実際のスコアを示すスコア結果データと、
実際のパット数を示すパット数結果データと、
「スイング」と「メンタルおよびコースマネジメント」との意識した比率を示す意識比率結果データとを有しており、
前記表示手段は、ラウンドアイコンが選択された場合に、前記目標スコアデータと、前記目標パット数データと、前記意識比率目標データと、前記スコア結果データと、前記パット数結果データと、前記意識比率結果データを示すラウンド画面を表示する構成である
ゴルフ上達プログラム。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0006】
この発明は、ゴルフの練習を行うプレイヤーの情報を示すプレイヤーデータと、前記練習の記録である練習データとを記憶する記憶手段と、前記練習データを前記記憶手段から抽出する練習データ検索手段と、前記練習データ検索手段によって抽出した前記練習データを表示させる表示手段とを備え、前記練習は、指導を受けながら行う指導練習と、自主的に行う自主練習とが含まれており、前記練習データは、前記練習の詳細である練習カテゴリを示す練習カテゴリデータおよび前記練習の時に判明した前記プレイヤーの問題点である問題点情報を示す問題点情報データの少なくとも一方と、前記練習の時の動画である練習動画データとを含み、前記練習データ検索手段は、検索の条件として、前記練習カテゴリおよび前記問題点情報の少なくとも一方の入力を受け付ける検索条件入力受付部を備え、前記検索条件入力受付部で受け付けた前記練習カテゴリまたは前記問題点情報に対応する前記練習カテゴリデータ、または前記問題点情報データを含む前記練習データを抽出し、前記表示手段は、指導練習アイコンまたは自主練習アイコンが選択された場合に、抽出した複数の前記練習データに含まれる前記練習動画データを動画の再生が可能なように並べて表示する構成であり、前記記憶手段は、前記指導練習と前記自主練習に加えて、実際にコースを回るランド練習についてラウンドデータも前記練習データとして記憶する構成であり、前記ラウンドデータは、目標スコアを示す目標スコアデータと、目標パット数を示す目標パット数データと、「スイング」と「メンタルおよびコースマネジメント」との意識する比率の目標を示す意識比率目標データと、実際のスコアを示すスコア結果データと、実際のパット数を示すパット数結果データと、「スイング」と「メンタルおよびコースマネジメント」との意識した比率を示す意識比率結果データとを有しており、前記表示手段は、ラウンドアイコンが選択された場合に、前記目標スコアデータと、前記目標パット数データと、前記意識比率目標データと、前記スコア結果データと、前記パット数結果データと、前記意識比率結果データを示すラウンド画面を表示する構成であるゴルフ上達システムであることを特徴とする。
【手続補正書】
【提出日】2023-07-14
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ゴルフの練習を行うプレイヤーの情報を示すプレイヤーデータと、前記練習の記録である練習データとを記憶する記憶手段と、
前記練習データを前記記憶手段から抽出する練習データ検索手段と、
前記練習データ検索手段によって抽出した前記練習データを表示させる表示手段とを備え、
前記練習は、指導を受けながら行う指導練習と、自主的に行う自主練習とが含まれており、
前記練習データは、前記練習の詳細である練習カテゴリを示す練習カテゴリデータおよび前記練習の時に判明した前記プレイヤーの問題点である問題点情報を示す問題点情報データの少なくとも一方と、前記練習の時の動画である練習動画データとを含み、
前記練習データ検索手段は、
検索の条件として、前記練習カテゴリおよび前記問題点情報の少なくとも一方の入力を受け付ける検索条件入力受付部を備え、
前記検索条件入力受付部で受け付けた前記練習カテゴリまたは前記問題点情報に対応する前記練習カテゴリデータ、または前記問題点情報データを含む前記練習データを抽出し、
前記表示手段は、
指導練習アイコンまたは自主練習アイコンが選択された場合に、抽出した複数の前記練習データに含まれる前記練習動画データを動画の再生が可能なように並べて表示する構成であり、
前記記憶手段は、前記指導練習と前記自主練習に加えて、実際にコースを回るランド練習についてラウンドデータも前記練習データとして記憶する構成であり、
前記ラウンドデータは、
目標スコアを示す目標スコアデータと、
目標パット数を示す目標パット数データと、
「スイング」と「メンタルおよびコースマネジメント」との意識する比率の目標を示す意識比率目標データと、
実際のスコアを示すスコア結果データと、
実際のパット数を示すパット数結果データと、
「スイング」と「メンタルおよびコースマネジメント」との意識した比率を示す意識比率結果データとを有しており、
前記表示手段は、ラウンドアイコンが選択された場合に、前記目標スコアデータと、前記目標パット数データと、前記意識比率目標データと、前記スコア結果データと、前記パット数結果データと、前記意識比率結果データを示すラウンド画面を表示する構成である
ゴルフ上達システム。
【請求項2】
前記ラウンドデータは、「距離」「風」「天気」「傾斜」「ライ」の内どの状況判断を徹底するかを示す状況判断データが含まれており、
前記表示手段は、前記ラウンドアイコンが選択された場合に、前記状況判断データに基づいて徹底する状況判断が「距離」「風」「天気」「傾斜」「ライ」の内のどれかを前記ラウンド画面に表示する構成である
請求項1記載のゴルフ上達システム。
【請求項3】
前記練習データは、練習の大まかな内容を示す大カテゴリデータと、各大カテゴリデータにおける詳細な内容を示す小カテゴリデータとを有しており、
前記大カテゴリデータは、少なくともスイングスキルの項目が設けられており、
前記スイングスキルにかかる前記小カテゴリデータには、ゴルフクラブのスイングにおいて振り幅を変更しながら練習するビジネスゾーン、肩から肩、フルスイングの項目が少なくとも設けられている
請求項1または2記載のゴルフ上達システム。
【請求項4】
前記練習データは、前記大カテゴリデータの項目としてコースマネジメントが設けられており、
前記コースマネジメントにかかる小カテゴリデータには、風向きやコース形状に対応した考え方の項目が設けられている
請求項3記載のゴルフ上達システム。
【請求項5】
ゴルフの練習を行うプレイヤーの情報を示すプレイヤーデータと、前記練習の記録である練習データとを記憶する記憶手段と、前記練習データを前記記憶手段から抽出する練習データ検索手段と、前記練習データ検索手段によって抽出した前記練習データを表示させる表示手段とを備えたゴルフ上達システムによりゴルフ上達するゴルフ上達システムを制御する方法であって、
前記練習は、指導を受けながら行う指導練習と、自主的に行う自主練習とが含まれており、
前記練習データは、前記練習の詳細である練習カテゴリを示す練習カテゴリデータおよび前記練習の時に判明した前記プレイヤーの問題点である問題点情報を示す問題点情報データの少なくとも一方と、前記練習の時の動画である練習動画データとを含み、
前記練習データ検索手段による検索の条件として、前記練習カテゴリおよび前記問題点情報の少なくとも一方の入力を前記練習データ検索手段が備える検索条件入力受付部によって受け付け、
前記検索条件入力受付部で受け付けた前記練習カテゴリまたは前記問題点情報に対応する前記練習カテゴリデータ、または前記問題点情報データを含む前記練習データを前記練習データ検索手段によって抽出し、
指導練習アイコンまたは自主練習アイコンが選択された場合に、前記表示手段によって抽出した複数の前記練習データに含まれる前記練習動画データを動画の再生が可能なように並べて表示し、
前記記憶手段は、前記指導練習と前記自主練習に加えて、実際にコースを回るランド練習についてラウンドデータも前記練習データとして記憶し、
前記ラウンドデータは、
目標スコアを示す目標スコアデータと、
目標パット数を示す目標パット数データと、
「スイング」と「メンタルおよびコースマネジメント」との意識する比率の目標を示す意識比率目標データと、
実際のスコアを示すスコア結果データと、
実際のパット数を示すパット数結果データと、
「スイング」と「メンタルおよびコースマネジメント」との意識した比率を示す意識比率結果データとを有しており、
前記表示手段は、ラウンドアイコンが選択された場合に、前記目標スコアデータと、前記目標パット数データと、前記意識比率目標データと、前記スコア結果データと、前記パット数結果データと、前記意識比率結果データを示すラウンド画面を表示する
ゴルフ上達システムを制御する方法。
【請求項6】
コンピュータを、
ゴルフの練習を行うプレイヤーの情報を示すプレイヤーデータと、前記練習の記録である練習データとを記憶する記憶手段と、
前記練習データを前記記憶手段から抽出する練習データ検索手段と、
前記練習データ検索手段によって抽出した前記練習データを表示させる表示手段として機能させ、
前記練習は、指導を受けながら行う指導練習と、自主的に行う自主練習とが含まれており、
前記練習データは、前記練習の詳細である練習カテゴリを示す練習カテゴリデータおよび前記練習の時に判明した前記プレイヤーの問題点である問題点情報を示す問題点情報データの少なくとも一方と、前記練習の時の動画である練習動画データとを含み、
検索の条件として、前記練習カテゴリおよび前記問題点情報の少なくとも一方の入力を受け付ける検索条件入力受付部を備えた前記練習データ検索手段を、
前記検索条件入力受付部で受け付けた前記練習カテゴリまたは前記問題点情報に対応する前記練習カテゴリデータ、または前記問題点情報データを含む前記練習データを抽出するように機能させ、
前記表示手段を、
指導練習アイコンまたは自主練習アイコンが選択された場合に、抽出した複数の前記練習データに含まれる前記練習動画データを動画の再生が可能なように並べて表示するように機能させ、
前記記憶手段は、前記指導練習と前記自主練習に加えて、実際にコースを回るランド練習についてラウンドデータも前記練習データとして記憶する構成であり、
前記ラウンドデータは、
目標スコアを示す目標スコアデータと、
目標パット数を示す目標パット数データと、
「スイング」と「メンタルおよびコースマネジメント」との意識する比率の目標を示す意識比率目標データと、
実際のスコアを示すスコア結果データと、
実際のパット数を示すパット数結果データと、
「スイング」と「メンタルおよびコースマネジメント」との意識した比率を示す意識比率結果データとを有しており、
前記表示手段は、ラウンドアイコンが選択された場合に、前記目標スコアデータと、前記目標パット数データと、前記意識比率目標データと、前記スコア結果データと、前記パット数結果データと、前記意識比率結果データを示すラウンド画面を表示する構成である
ゴルフ上達プログラム。