(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024085803
(43)【公開日】2024-06-27
(54)【発明の名称】ディスプレイスタンド
(51)【国際特許分類】
A47G 1/14 20060101AFI20240620BHJP
【FI】
A47G1/14 B
A47G1/14 D
【審査請求】未請求
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022200542
(22)【出願日】2022-12-15
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り ・ウェブサイトの掲載日:令和4年5月1日 ・ウェブサイトのアドレス:https://twitter.com/?lang=ja https://twitter.com/tetsuoadgj ・公開者:河田 哲雄
(71)【出願人】
【識別番号】522489048
【氏名又は名称】河田 哲雄
(74)【代理人】
【識別番号】110002435
【氏名又は名称】弁理士法人井上国際特許商標事務所
(74)【代理人】
【識別番号】100077919
【弁理士】
【氏名又は名称】井上 義雄
(74)【代理人】
【識別番号】100172638
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 隆治
(74)【代理人】
【識別番号】100153899
【弁理士】
【氏名又は名称】相原 健一
(74)【代理人】
【識別番号】100159363
【弁理士】
【氏名又は名称】井上 淳子
(72)【発明者】
【氏名】河田 哲雄
【テーマコード(参考)】
3B111
【Fターム(参考)】
3B111BA02
3B111BA05
3B111BC02
3B111BD04
3B111BE02
3B111CA02
3B111CC03
3B111CD04
(57)【要約】
【課題】コレクターカードや写真の展示に供されるディスプレイスタンドにおいて、エフェクトの自由度を向上させる技術に関する。
【解決手段】ディスプレイスタンド1は、アクリル等の透明樹脂板を素材とする四角形状のフロントパネル2と、フロントパネル2に対向配置されたリアパネル3と、フロントパネル2とリアパネル3との間のエフェクト空間4に設置されたエフェクトパネル5とを主要構成要素としている。リアパネル3は、フロントパネル2と外形寸法が同一であるが、厚みが比較的大きい樹脂板を素材としている。エフェクトパネル5も、フロントパネル2と外形寸法が同一であるが、樹脂素材の立体造形品であり、中央にコレクターカード7が嵌め込まれている。フロントパネル2とリアパネル3とは、エフェクトパネル5を挟んだ状態で四隅が連結されている。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
透明素材からなるフロントパネルと、
前記フロントパネルに対向配置されたリアパネルと、
前記フロントパネルと前記リアパネルを結合する結合手段と、
前記フロントパネルと前記リアパネルとの間にエフェクト空間を画成すべく、当該フロントパネルと当該リアパネルとの距離を規制するスペーサ手段と、
前記エフェクト空間内に配置され、前記フロントパネル側に立体的な造形部を有し、前記コレクターカードを保持するエフェクトパネルと
を備えることを特徴とするディスプレイスタンド。
【請求項2】
前記エフェクトパネルが樹脂素材から形成されていることを特徴とする、請求項1記載のディスプレイスタンド。
【請求項3】
前記結合手段は、一端側が前記リアパネルに締結され、他端側が前記フロントパネルに締結または係止されるコラムを有することを特徴とする、請求項1または請求項2に記載のディスプレイスタンド。
【請求項4】
前記コラムの端部または段部が前記フロントパネルおよび前記リアパネルに圧接し、もって当該コラムが前記スペーサ手段を構成することを特徴とする、請求項3記載のディスプレイスタンド。
【請求項5】
前記コラムに筒状のカラーが外嵌するとともに、当該カラーの端部が前記フロントパネルおよび前記リアパネルに圧接し、もって当該カラーが前記スペーサ手段を構成することを特徴とする、請求項3記載のディスプレイスタンド。
【請求項6】
前記カラーと前記エフェクトパネルとが接着されたことを特徴とする、請求項5記載のディスプレイスタンド。
【請求項7】
前記エフェクトパネルの複数部位が前記フロントパネルに圧接し、もって当該複数部位が前記スペーサ手段を構成することを特徴とする、請求項3記載のディスプレイスタンド。
【請求項8】
前記エフェクトパネルが磁力によって前記リアパネルに吸着されることを特徴とする、請求項1記載のディスプレイスタンド。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コレクターカード(トレーディングカード等)や写真の展示に供されるディスプレイスタンドに係り、エフェクト(展示効果)の自由度を向上させる技術に関する。
【背景技術】
【0002】
コレクターカードの収集家は、好みのコレクターカードをディスプレイスタンドに収納し、これを飾り棚等に陳列することがある。写真用のディスプレイスタンド(いわゆる、フォトフレーム)としては、ともに矩形の表板(通常は透明樹脂板)と裏板とにより展示対象物(写真等)を挟み込み、支持台やボルトによって後傾(あるいは、直立)状態で支持されるものが広く用いられている。(特許文献1,2参照)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】実用新案登録第3111363号公報
【特許文献2】実用新案登録第3209870号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来のディスプレイスタンドは、表板と裏板との間隔が狭いため展示対象物の周囲が平面的となり、コレクターカード用としてはエフェクトの自由度が低いものとなっていた。
【0005】
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、エフェクトの自由度を向上させたディスプレイスタンドを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明のディスプレイスタンドは、透明素材からなるフロントパネルと、
前記フロントパネルに対向配置されたリアパネルと、
前記フロントパネルと前記リアパネルを結合する結合手段と、
前記フロントパネルと前記リアパネルとの間にエフェクト空間を画成すべく、当該フロントパネルと当該リアパネルとの距離を規制するスペーサ手段と、
前記エフェクト空間内に配置され、前記フロントパネル側に立体的な造形部を有し、前記コレクターカードを保持するエフェクトパネルと
を備える。
【0007】
好適には、前記エフェクトパネルが樹脂素材から形成されている。
【0008】
好適には、前記結合手段は、一端側が前記リアパネルに締結され、他端側が前記フロントパネルに締結または係止されるコラムを有する。
【0009】
好適には、前記コラムの端部または段部が前記フロントパネルおよび前記リアパネルに圧接し、もって当該コラムが前記スペーサ手段を構成する。
【0010】
好適には、前記コラムに筒状のカラーが外嵌するとともに、当該カラーの端部が前記フロントパネルおよび前記リアパネルに圧接し、もって当該カラーが前記スペーサ手段を構成する。
【0011】
好適には、前記カラーと前記エフェクトパネルとが接着されている。
【0012】
好適には、前記エフェクトパネルの複数部位が前記フロントパネルに圧接し、もって当該複数部位が前記スペーサ手段を構成する。
【0013】
好適には、前記エフェクトパネルが磁力によって前記リアパネルに吸着される。
【発明の効果】
【0014】
本発明のディスプレイスタンドによれば、コレクターカードに対するエフェクトの設計の自由度が向上する。
【0015】
また、エフェクトパネルが樹脂素材から形成されているものでは、コレクターカードに対するエフェクトの設計の自由度が更に向上する。
【0016】
また、結合手段が、一端側がリアパネルに締結され、他端側がフロントパネルに締結または係止されるコラムを有するものでは、ディスプレイスタンドの強度や剛性を高めることができる他、コレクターカードやエフェクトパネルの交換も容易となる。
【0017】
また、コラムの端部または段部がフロントパネルおよびリアパネルに圧接し、もってコラムがスペーサ手段を構成するものでは、構成部品の点数が削減される。
【0018】
また、コラムに筒状のカラーが外嵌するとともに、カラーの端部がフロントパネルおよびリアパネルに圧接し、もってカラーがスペーサ手段を構成するものでは、例えばカラーを樹脂製とすることで軽量化が実現される。
【0019】
また、カラーとエフェクトパネルとが接着されたものでは、エフェクト空間内でのエフェクトパネルの移動やガタ付きが防止される。
【0020】
また、エフェクトパネルの複数部位がフロントパネルに圧接し、もって当該複数部位がスペーサ手段を構成するものでは、構成部品の点数が削減されるとともに、エフェクト空間内でのエフェクトパネルの移動やガタ付きが防止される。
【0021】
また、エフェクトパネルが磁力によってリアパネルに吸着されるものでは、エフェクトパネルの交換等が容易になり、エフェクト空間内でのエフェクトパネルの移動やガタ付きも防止される。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【
図1】実施形態に係るディスプレイスタンドの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下、本発明の実施形態といくつかの変形例とを、
図1~
図9を用いて詳細に説明する。
【0024】
[実施形態]
<実施形態の構成>
図1に示す実施形態のディスプレイスタンド1は、アクリル等の透明樹脂板を素材とする四角形状のフロントパネル2と、フロントパネル2に対向配置されたリアパネル3と、フロントパネル2とリアパネル3との間のエフェクト空間4に設置されたエフェクトパネル5とを主要構成要素としている。リアパネル3は、フロントパネル2と外形寸法が同一であるが、厚みが比較的大きい樹脂板を素材としている。リアパネル3の後方下部には支持部6が設けられている。エフェクトパネル5も、フロントパネル2と外形寸法が同一であるが、岩をモチーフとした樹脂素材の立体造形品であり、コレクターカード7を露出するための長方形状の穴が中央に形成されている。フロントパネル2とリアパネル3とは、エフェクトパネル5を挟んだ状態で四隅が結合されている。本実施形態において、コレクターカード7は、リアパネル3に形成された凹部に嵌め込まれる。なお、コレクターカード7の固定方法はこれに限らず、エフェクトパネル5とリアパネル3の間で、リアパネル3側に中央にコレクターカード7を入れる長方形状の穴が形成されたパネルを配置し、エフェクトパネル5側にコレクターカード7を押さえる透明パネルを配置しても良い。
【0025】
図2に示すように、フロントパネル2とリアパネル3との間には円柱状のコラム10と、コラム10に外嵌する円筒状のカラー11とが介装されている。コラム10は、金属(ステンレススチール等)の丸棒を加工したもので、フロントパネル2側の端面からねじ軸10aが突設され、リアパネル3側の端部にねじ穴10bが穿設されている。一方、カラー11は金属管あるいは樹脂管を素材としており、ディスプレイスタンド1の組立状態ではコラム10よりもフロントパネル2側に突き出している。
【0026】
フロントパネル2には、コラム10と同軸に貫通穴2aが穿設されており、この貫通穴2aにコラム10のねじ軸10aに螺合するナット13が嵌入している。また、リアパネル3には、コラム10と同軸に底付き穴3aと小径の貫通穴3cとが穿設されており、底付き穴3aにはコラム10の端部が嵌入し、貫通穴3cにはスクリュー14が挿通されている。なお、ナット13やスクリュー14は、それぞれ扁平な頭部13a,14aを有しており、これら頭部13a,14aには6角穴や摺り割り等のドライブ部(図示せず)が形成されている。
【0027】
<実施形態の作用>
ディスプレイスタンド1の組み立てにあたり、作業者は、先ずリアパネル3の底付き穴3aにコラム10を嵌入させ、スクリュードライバーを用いてスクリュー14をねじ穴10bにねじ込む。すると、スクリュー14の頭部14aがリアパネル3に圧接し、コラム10が
図2中下方に引き寄せられて底付き穴3aの底部に密着する。
【0028】
次に、作業者は、各コラム10にそれぞれカラー11を外嵌させた後、位置を合せながらエフェクトパネル5をリアパネル3に被せる。これにより、カラー11はエフェクトパネル5に形成された貫通穴5aに嵌入され、エフェクトパネル5はカラー11との絞り嵌めによって
図2の上下方向の位置が保たれる。作業者は、コレクターカード7をリアパネル3に形成された凹部に嵌め込む。
【0029】
次に、作業者は、位置を合せながらフロントパネル2をエフェクトパネル5に被せた後、コラム10のねじ軸10aにナット13をねじ込む。すると、ナット13の頭部13aがフロントパネル2の表面に圧接し、フロントパネル2が
図2中下方に押圧されてその下面がカラー11と密着する。これにより、リアパネル3、フロントパネル2、エフェクトパネル5が一体化され、ディスプレイスタンド1の組み立てが完了する。
【0030】
[第1変形例]
図3は第1変形例の要部拡大縦断面図であり、実施形態の
図2に対応する。
第1変形例のディスプレイスタンド1もその全体構成は実施形態と略同様であるが、
図3に示すように、コラム10の形状や固定方法が異なっている。すなわち、本変形例では、コラム10のフロントパネル2側の端部は、フロントパネル2に穿設された貫通穴2aに嵌入するとともに、スクリュー15が螺合するねじ穴10cをその軸心に有している。
【0031】
本変形例における組み立ての手順も実施形態と略同様であるが、フロントパネル2をエフェクトパネル5に被せてコラム10を貫通穴2aに嵌入させた状態では、コラム10の端部がフロントパネル2の表面に届かない位置にある。スクリュー15をねじ穴10cにねじ込むと、スクリュー15の頭部15aがフロントパネル2に圧接し、コラム10とともに
図3中上方に引き寄せられたカラー11がフロントパネル2の裏面に密着する。これにより、リアパネル3、フロントパネル2、エフェクトパネル5が一体化され、ディスプレイスタンド1の組み立てが完了する。
【0032】
[第2変形例]
図4は第2変形例の要部拡大縦断面図であり、実施形態の
図2に対応する。
本変形例のディスプレイスタンド1は、第1変形例(
図3)と略同様であるが、
図4に示すように、コラム10の形状が異なっている。すなわち、本変形例では、第1変形例のカラー11に相当する大径部10dがコラム10に形成されている。
【0033】
本変形例における組み立ての手順も第1変形例と略同様である。すなわち、フロントパネル2側のスクリュー14をねじ穴10cにねじ込むと、
図4中上方に引き寄せられたコラム10の大径部10dがフロントパネル2の裏面に密着し、第1変形例と同様にリアパネル3、フロントパネル2、エフェクトパネル5が一体化されてディスプレイスタンド1の組み立てが完了する。
【0034】
[第3変形例]
図5は第3変形例の要部拡大縦断面図であり、実施形態の
図2に対応する。
第3変形例のディスプレイスタンド1は、その全体構成は実施形態と略同様であるが、
図5に示すように、コラム10は単純な円柱であり、カラー11もコラム10と同寸の円筒となっている。本変形例のコラム10は、その端部がフロントパネル2やリアパネル3に嵌入しておらず、両端部の軸心にはスクリュー16,17が螺合するねじ穴10e,10fをその軸心に有している。また、フロントパネル2には、スクリュー16が挿通される小径の貫通穴2dが穿設されている。
【0035】
本変形例では、スクリュー17によってリアパネル3にコラム10を締結した後、カラー11およびエフェクトパネル5をコラム10に取り付ける。その後、位置を合せながらフロントパネル2をエフェクトパネル5に被せ、スクリュー16によってエフェクトパネル5をコラム10に締結する。本変形例の場合、コラム10をはじめ、フロントパネル2やリアパネル3が単純な形状となり、加工コストが低減される。
【0036】
[第4変形例]
図6は第4変形例の要部拡大縦断面図であり、実施形態の
図2に対応する。
第4変形例のディスプレイスタンド1は、第3変形例(
図5)と略同様であるが、
図6に示すように、コラム10が異なっている。すなわち、本変形例では、第3変形例のカラー11に相当するものが無く、コラム10の径がカラー11に相当する大径となっている。本実施形態の作用は第3変形例と同様であるが、部品点数が削減される。
【0037】
[第5変形例]
図7は第5変形例の要部拡大縦断面図であり、実施形態の
図2に対応する。
本変形例のディスプレイスタンド1は、第3変形例(
図5)と略同様であるが、
図7に示すように、コラム10の形状が異なっている。すなわち、本変形例では、コラム10のフロントパネル2側の端部に扁平な頭部10gが設けられている。また、ディスプレイスタンド1が組み立てられた状態において、コラム10の端部とリアパネル3の底付き穴3aの底部との間に間隙sが存在する。
【0038】
本変形例の場合、コラム10の頭部10gがフロントパネル2の貫通穴2aを通過できないことから、他の変形例とは組み立ての手順が異なる。すなわち、作業者は、フロントパネル2にコラム10やカラー11、エフェクトパネル5を組み付けた後、位置を合せながらコラム10をリアパネル3の底付き穴3aに嵌入させ、スクリュードライバーを用いてスクリュー14をねじ穴10bにねじ込む。すると、スクリュー14の螺進によってコラム10が
図7中下方に引き寄せられ、コラム10の頭部10gがフロントパネル2の表面を押圧する。これにより、カラー11の端部がフロントパネル2の裏面に圧着し、リアパネル3、フロントパネル2、エフェクトパネル5が一体化されてディスプレイスタンド1の組み立てが完了する。
【0039】
[第6変形例]
図8は第6変形例の要部拡大縦断面図であり、実施形態の
図2に対応する。
本変形例のディスプレイスタンド1は、第4変形例(
図6)と略同様であるが、
図8に示すように、エフェクトパネル5から
図8中上方にストッパ部5bが突き出しており、ディスプレイスタンド1の組立状態でフロントパネル2の裏面にこのストッパ部5bが圧接している。なお、ストッパ部5bは、コラム10の近傍にそれぞれ形成されている。本変形例では、エフェクトパネル5の一部が第3変形例のカラー11と同様の機能を果たすため、ディスプレイスタンド1の部品点数が削減される。
【0040】
[第7変形例]
図9は第7変形例の要部拡大縦断面図であり、実施形態の
図2に対応する。
本変形例のディスプレイスタンド1は、第2変形例(
図4)と略同様であるが、
図9に示すように、リアパネル3とエフェクトパネル5とに磁石21,22が対峙するかたちで埋め込まれており、これら磁石21,22の磁力によってエフェクトパネル5がリアパネル3に吸着される。その結果、コラム10やカラー11との摩擦に頼ることなく、エフェクトパネル5が確実に固定されるようになる。
【0041】
[第8変形例]
第8変形例は、実施形態(
図2)、第1変形例(
図3)~第5変形例(
図7)において、コラム10やカラー11とエフェクトパネル5とを接着したものである。本変形例によれば、コラム10やカラー11との摩擦に頼ることなく、エフェクトパネル5が確実に固定されるようになる。
【0042】
以上で具体的な実施形態の説明を終えるが、本発明の態様はこれに限られるものではない。例えば、上記実施形態のディスプレイスタンドでは、フロントパネルの素材を透明樹脂板としたが、スクラッチに強いガラス等を用いてもよい。また、エフェクトパネルやコレクターカードへの埃等の付着を防止すべく、エフェクト空間4を樹脂板等によって密閉するようにしてもよい。その他、ディスプレイスタンドやコラム等の具体的構造や形状等についても、本発明の主旨を逸脱しない範囲であれば適宜変更可能である。
【産業上の利用可能性】
【0043】
本発明は、コレクターカード展示用のディスプレイスタンドに効果的に利用できる。
【符号の説明】
【0044】
1 ディスプレイスタンド
2 フロントパネル
3 リアパネル
4 エフェクト空間
5 エフェクトパネル
5b ストッパ部
7 コレクターカード
10 コラム
11 カラー
13 ナット
14~17 スクリュー
21,22 磁石