(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024086152
(43)【公開日】2024-06-27
(54)【発明の名称】車両用灯具
(51)【国際特許分類】
F21S 45/40 20180101AFI20240620BHJP
F21S 45/47 20180101ALI20240620BHJP
F21S 45/42 20180101ALI20240620BHJP
F21W 102/00 20180101ALN20240620BHJP
【FI】
F21S45/40
F21S45/47
F21S45/42
F21W102:00
【審査請求】未請求
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022201137
(22)【出願日】2022-12-16
(71)【出願人】
【識別番号】000001133
【氏名又は名称】株式会社小糸製作所
(74)【代理人】
【識別番号】110001416
【氏名又は名称】弁理士法人信栄事務所
(72)【発明者】
【氏名】小林 正知
(72)【発明者】
【氏名】原 弘明
(72)【発明者】
【氏名】松井 洸樹
(72)【発明者】
【氏名】杉山 智彦
(57)【要約】
【課題】灯室内の空気を簡易な構成により効率的に冷却できる車両用灯具を提供する。
【解決手段】車両100に設けられる車両用灯具1であって、車両用灯具1は、アウタレンズ2とハウジング3で形成された灯室7に設けられた光源ユニット4を有し、ハウジング3は、灯室7と外部とを連通させる通気口を有し、通気口は、車両100の走行風Wを取込む第一通気口6aと、灯室7内の空気の流出を許容する第二通気口6bを有する。
【選択図】
図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両に設けられる車両用灯具であって、
前記車両用灯具は、アウタレンズとハウジングで形成された灯室に設けられた光源ユニットを有し、
前記ハウジングは、前記灯室と外部とを連通させる通気口を有し、
前記通気口は、前記車両の走行風を取込む第一通気口と、前記灯室内の空気の流出を許容する第二通気口を有する、車両用灯具。
【請求項2】
前記第一通気口は前記ハウジングの下面に設けられ、前記第二通気口は前記ハウジングの上面に設けられる、請求項1に記載の車両用灯具。
【請求項3】
前記光源ユニットはヒートシンクを有し、
前記第一通気口から前記第二通気口に至る空気の流路上に前記ヒートシンクが設けられる、請求項1に記載の車両用灯具。
【請求項4】
前記第一通気口は前記灯室の外の空気を前記灯室に導く取込部を有する、請求項1から3のいずれか一項に記載の車両用灯具。
【請求項5】
前記ハウジングの少なくとも一部は放熱材で構成される、請求項1から3のいずれか一項に記載の車両用灯具。
【請求項6】
前記灯室内に、前記第一通気口から流入した走行風を前記第二通気口に向けて導くガイド部が設けられている、請求項1または2に記載の車両用灯具。
【請求項7】
前記光源ユニットはヒートシンクを有し、
前記ガイド部による空気の流路上に前記ヒートシンクが設けられる、請求項6に記載の車両用灯具。
【請求項8】
前記灯室内に前記ヒートシンクに向けた気流を作り出すファンが設けられている、請求項7に記載の車両用灯具。
【請求項9】
前記第一通気口と前記第二通気口はそれぞれ一方向弁を有する、請求項1から3のいずれか一項に記載の車両用灯具。
【請求項10】
車両に設けられる車両用灯具であって、
前記車両用灯具は、アウタレンズとハウジングで形成された灯室内に設けられた光源ユニットを有し、
前記ハウジングは、ベンチュリ効果を利用して前記車両の走行時に灯室内の空気を流出させ、停車時に空気の取り込みを許容する通気口を有する、車両用灯具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、車両用灯具に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、ヘッドライト内の光空間変調器型の部品類の温度を限界作動温度より低く保つことができる換気装置構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
通常、車両用灯具においては、光源の点灯時に発生する熱はヒートシンクに伝達され、ファンによってヒートシンクが冷却される。これにより、車両用灯具が高温になった際の光源の発光効率低下や樹脂部品の変形を防止している。しかし、ファンを用いると、車両用灯具の大型化を招いていた。
【0005】
そこで本発明は灯室内の空気を簡易な構成により効率的に冷却できる車両用灯具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様に係る車両用灯具は、
車両に設けられる車両用灯具であって、
前記車両用灯具は、アウタレンズとハウジングで形成された灯室に設けられた光源ユニットを有し、
前記ハウジングは、前記灯室と外部とを連通させる通気口を有し、
前記通気口は、前記車両の走行風を取込む第一通気口と、前記灯室内の空気の流出を許容する第二通気口を有する。
【発明の効果】
【0007】
上記によれば、灯室内の空気を簡易な構成により効率的に冷却できる車両用灯具を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】
図1は、本開示の実施形態に係る車両用灯具の一例を示す正面図である。
【
図4】
図4は、本開示の実施形態の第一変形例に係る車両用灯具を示す図である。
【
図5】
図5は、
図4に示した弁の動作を説明するための図である。
【
図6】
図6は、本開示の実施形態の第二変形例に係る車両用灯具を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[本開示の実施形態の詳細]
本開示の実施形態に係る車両用灯具の具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本開示はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【0010】
なお、
図1等に示すU、D、F、B、R、Lは車両用灯具1における方向を示すものであり、Uは上方、Dは下方、Fは前方、Bは後方、Rは右方、Lは左方である。
【0011】
図1は、本開示の実施形態に係る車両用灯具1の一例を示す正面図である。
【0012】
本実施形態においては、車両用灯具1として、車両の右前部に搭載される右前照灯を説明する。
図1に示したように、車両用灯具1は車両100に搭載され、車両用灯具1と車両100の間には間隙が存在する。本開示において、車両用灯具1と車両100との間隙の一部には第一開口101と、第二開口102(
図3参照)と、第三開口(
図1において不図示)と、が設けられる。第一開口101は車両100の進行方向に対して開口しているので、車両100の走行時に、走行風Wを取り込むことができる。なお、第二開口102は車両100の側面に設けられ、第三開口は車両100の上部に設けられる。
【0013】
図1は本開示の実施形態に係る車両用灯具1を示す正面図である。
図2は
図1のII-II線断面図である。
図1および
図2を用いて車両用灯具1について説明する。
図2に示すように、車両用灯具1は、車両100の灯具取付部110に設けられている。灯具取付部110は、車両用灯具1が収容される内部空間を形成する部位である。
図2に示すように本開示に係る車両用灯具1は、アウタレンズ2と、ハウジング3と、光源ユニット4と、エクステンション5と、ヒートシンク20と、を有している。アウタレンズ2とハウジング3により灯室7が構成されている。灯室7の内部に光源ユニット4と、エクステンション5と、ヒートシンク20が設けられている。光源ユニット4は光源4aとリフレクタ4bを有する。光源4aから出射された光はリフレクタ4bで反射された後、アウタレンズ2を介して車両用灯具1の前方に出射される。ヒートシンク20は光源ユニット4に隣接して設けられ、光源ユニット4が発する熱を放出することができる。
【0014】
本開示の車両用灯具1は、光源ユニット4によって温められた灯室7の空気を外部に放出できるように構成されている。より詳しくは、ハウジング3に灯室7の内部と外部とを連通させる通気口6a,6bを設け、灯室7内の温められた空気と灯室7外の冷たい空気とを換気することにより、灯室7内を冷却し、光源ユニット4の冷却を促進する。以下に具体的に説明する。
【0015】
まず、
図1から
図3を用いて空気が灯室7の外を流れる流路Aについて説明する。
図3は、
図1のIII-III線断面図である。
図3は、ハウジング3の底面3aと車両100の灯具取付部110の上面111との間に形成される流路Aを示している。
図2および
図3に示したように、ハウジング3の底面3aの一部には下方に向かって突出する流路形成部3bが設けられており、車両100の灯具取付部110の平坦な上面111との間に流路Aが形成されている。
【0016】
図3に示したように、この流路形成部3bはハウジング3の底面3aの右前部に設けられ、ハウジング3の底面3aの左部および後部には流路形成部3bが設けられていない。このため流路Aは、車両用灯具1の前方に向かって開口する第一開口101から右斜め後方に延びる第一流路A1と、第一流路A1から右方に延びて車両100の右方に開口する第二開口102に至る第二流路A2とで構成されている。
なお、第一流路A1は、ハウジング3の底面3a、流路形成部3bの左面3b1、灯具取付部110の上面111、灯具取付部110の左面112によって形成されている。第二流路A2は、ハウジング3の底面3a、流路形成部3bの後面3b2、灯具取付部110の上面111、灯具取付部110の後面113によって形成されている。
車両100が走行すると、走行風Wが第一開口101から入り込んで第一流路A1および第二流路A2を流れ、第二開口102から流れ出る。
【0017】
このようにして構成された流路Aに臨む位置に、灯室7に走行風Wを取込む第一通気口6aおよび第三通気口6cがハウジング3の底面3aに設けられている。第一通気口6aおよび第三通気口6cは、ハウジング3を貫通して灯室7の内部と外部とを連通させる孔である。
【0018】
また
図2に示すように、ハウジング3の上面にも、ハウジング3を貫通して灯室7の内部と外部とを連通させる第二通気口6bが設けられている。この第二通気口6bは、灯室7内の空気の流出を許容する孔である。このため、流路Aを流れる冷たい空気の一部が第一通気口6aおよび第三通気口6cを介して灯室7の内部に入り込み、灯室7内の温かい空気が第二通気口6bから押し出される。このようにして灯室7内が換気されるため、光源ユニット4の冷却が促進される。
【0019】
従来、車両用灯具内の冷却は、自然対流によって行われるか、ファンを用いてヒートシンクを冷却する方法が取られていた。しかし、自然対流による冷却には限界があり、ファンを用いると装置の大型化を招いてしまう。
そこで発明者は、通気口を設け、走行風を取り込むことにより、上記課題を解決できることを見出した。
本開示の車両用灯具1においては、第一通気口6aから車両100の走行風Wを取り込み、第二通気口6bから外部に流出させる空気の流れを灯室7内に作り出すことができるため、灯室7内の冷却を簡易な構成により行うことができる。また、本開示の車両用灯具1においては第一通気口6aから第二通気口6bに至る空気の流路上にヒートシンク20が設けられるので、ヒートシンク20の冷却をより促進させることができる。
【0020】
次に
図4を用いて本開示に係る車両用灯具の第一変形例について説明する。
図4は第一変形例に係る車両用灯具1Aの断面図である。上述した実施形態と同じ部材については同じ参照符号を付し、その説明は省略する。
図4に示す第一変形例において、ハウジング3は取込部11を有する。取込部11はハウジング3の下部に設けられる板状の部材である。取込部11は、流路Aを流れる気流に対して第一通気口6aの下流側に取り付けられており、下方に向かって上流側に向かうように傾斜している。これにより、流路A内を流れる空気は取込部11の上面を伝って第一通気口6aへ導かれ、第一開口101から侵入する走行風Wをより車両用灯具1の内部に取り込みやすくすることができる。
【0021】
図4に示した車両用灯具1Aはさらに灯室7に設けられ、灯室7内の空気を導くガイド部22を有する。ガイド部22は樹脂や金属等で構成される。ガイド部22は、車両用灯具1Aの上下方向に延びる隔壁であり、ヒートシンク20の周囲に設けられる。ガイド部22は第一通気口6aから流入した走行風Wを第二通気口6bに向けて導くように構成されている。
また、ガイド部22はヒートシンク20の側方の少なくとも一部を覆うように設けられている。これにより、ガイド部22の内側(ヒートシンク20が設けられる空間)に暖かい空気が集まることにより、いわゆる煙突効果が生じ、第一通気口6aから第二通気口6b方向への空気の強い流れを発生させることができる。つまり、ガイド部22の内側の空気はヒートシンク20によって温められ、密度が低下し、圧力差が生じる。これにより第一通気口6aから圧力の低い灯室7に向けて走行風Wが供給され、上方Uへの空気の流れが発生する。このような煙突効果を発生させることによって、第一通気口6aから車両100の走行風Wを取り込み、第二通気口6bから外部に流出させる空気の強い流れを灯室7内に作り出すことができる。これにより、灯室7の冷却を簡易な構成によって行うことができる。
【0022】
図4に示す第一変形例において、車両用灯具1Aはさらにファン21を有する。ファン21はヒートシンク20に設けられ、ヒートシンク20に向かう方向の空気の流れを作り出すことができる。これにより、第一通気口6aから第二通気口6bへの空気の流れをさらに作り出しやすくすることができる。既に走行風Wによって灯室7内に空気の流れが生じているため、用いるファン21の大きさを抑制できる。
【0023】
また、
図4に示す第一変形例において、ハウジング3の少なくとも一部は放熱材で構成されていてもよい。ハウジング3の一部が放熱材で構成されることにより、放熱材付近に位置する空気は冷却される。これにより灯室7において放熱材付近と放熱材から遠い箇所とにおいて、空気の温度差を発生させることができる。これにより、灯室7の内部において対流及び前述した煙突効果が発生しやすくすることができる。以上のようにハウジング3の一部を放熱材とすることによって灯室7内に空気の流れを作り出すことができるため、灯室7の内部の冷却を簡易な構成によって行うことができる。なお、放熱材はハウジング3の底面3aの少なくとも一部に設けられていることが好ましい。放熱材としては、ハウジング3を構成する樹脂よりも熱伝導率の高い銅やアルミニウム等の金属板や、樹脂にカーボンやアルミナ等の熱伝導フィラーを添加した熱伝導樹脂などを用いることができる。
【0024】
図4に示すように、第一変形例において、車両用灯具1Aはさらに第一通気口6aと第二通気口6bに一方向弁50を有してもよい。一方向弁50は空気の流れを一方通行とすることができる空気弁である。一方向弁50は第一一方向弁51と第二一方向弁52を有し、第一一方向弁51は第一通気口6aに設けられ、第二一方向弁52は第二通気口6bに設けられる。
第二一方向弁52の断面図を
図5に示す。第二一方向弁52は第一部材52aと、第二部材52bと、カバーゴム52cを有する。第一部材52aはハウジング3の第二通気口6bに取り付けられた円筒部材である。第一部材52aは、灯室7の内部と外部を連通させることができる孔を有している。第二部材52bは第一部材52aより小径の部材であり、孔が設けられていない中実の円柱部材である。カバーゴム52cは無負荷状態で円筒状の部材であり、下部で第一部材52aを覆い、上部で第二部材52bを覆っている。第一部材52aが第二部材52bよりも大径であるので、カバーゴム52cの第一部材52aとの密着強さは、カバーゴム52cの第二部材52bとの密着強さよりも大きい。
【0025】
図5を用いて第二一方向弁52の動作態様について説明する。灯室7の内部からの空気の流れも灯室7の外部からの空気の流れもない場合、カバーゴム52cは第一部材52a及び第二部材52bに密着し、第一通気口6aを封止する(
図5の(a))。
第一部材52aの孔において灯室7の内部から灯室7の外部への空気の流れXが生じた場合、空気の流れXは密着した第二部材52bとカバーゴム52cを引きはがし、空気の流れXは、引きはがされたことによって第二部材52bとカバーゴム52cの間にできた隙間から外部に向かって流出することができる(
図5の(b))。この際、カバーゴム52cの第一部材52aとの密着強さが、カバーゴム52cの第二部材52bとの密着強さよりも大きいので、カバーゴム52cと第一部材52aとの間に隙間は生じない。
空気の流れXが止まった場合、第二部材52bとカバーゴム52cは再び密着する(
図5の(c))。この時、灯室7の外部から灯室7の内部に向かう空気の流れは妨げられる。これにより第二一方向弁52は車両用灯具1Aの外部から灯室7の内部に向かう空気の流れのみを許容する。
なお、第一一方向弁51は灯室7の外部から灯室7の内部に向かう空気の流れを許容し、灯室7の内部から灯室7の外部への空気の流れを妨げる。これにより第一通気口6aから取り込んだ走行風Wが第一通気口6aを介して外部に戻ってしまうことを防ぐことができる。
このように第一通気口6aに第一一方向弁51を、第二通気口6bに第二一方向弁52を設けることにより、第一通気口6aから第二通気口6bに至る空気の流れを作り出しやすくなる。
【0026】
次に
図6を用いて本開示に係る車両用灯具1Bの第二変形例について説明する。
図6は第二変形例の車両用灯具1Bの断面図である。本変形例における第一通気口6aは、ベンチュリ効果を利用して車両100の走行時に灯室7内の空気を流出させ、停車時に空気の取り込みを許容する。なお、本変形例では、上述した実施形態および第一変形例とは異なり、車両100の走行時に、灯室内7に上方から下方へ向かう気流が生じる。
図6に示すように、ハウジング3の底面3aには下方に向かって突き出し、流路Aを狭くする突出し部12が設けられている。図示した例では、突出し部12は、上下方向に延びる孔12aを有する中空の円錐台状の部材である。孔12aは第一通気口6aと連通している。なお、突出し部12は円錐台の形状に限らず、下方に角が突き出して流路と交差する方向に延びる三角柱の形状などであってもよい。
【0027】
突出し部12は流路Aの断面積を小さくしている。これにより流路Aを流れる走行風W1は突出し部12が設けられた部分において流速が速くなる(W2部分)。このとき、孔12aの開口部周辺の圧力は灯室7の内部の圧力よりも低くなる、いわゆるベンチュリ効果がもたらされる。これにより、灯室7内の空気は圧力の低い孔12aの外部へと向かう。つまり、第二通気口6bから第一通気口6a及び孔12aへの空気の流れを生み出すことができる。これによって、第二通気口6bから車両100の走行風Wを取り込み、第一通気口6aから外部に流出させる空気の流れを灯室7内に作り出すことができるため、灯室7の冷却を簡易な構成によって行うことができる。なお、車両100の停車時には、灯室7内の温められた空気はハウジング3の上面に設けられた第二通気口6bから放出され、第一通気口6aから外部の冷たい空気が灯室7内へ導入される。
【0028】
以上、本開示の実施形態について説明をしたが、本実施形態はこれに限られない。例えば、突出し部12は車両100にも設けられていてもよい。
【0029】
以上、本開示の実施形態について説明をしたが、本開示の技術的範囲が本実施形態の説明によって限定的に解釈されるべきではないのは言うまでもない。本実施形態は単なる一例であって、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内において、様々な実施形態の変更が可能であることが当業者によって理解されるところである。本開示の技術的範囲は特許請求の範囲に記載された発明の範囲及びその均等の範囲に基づいて定められるべきである。
【符号の説明】
【0030】
1,1A,1B 車両用灯具
2 アウタレンズ
3 ハウジング
3a 底面
3b 流路形成部
4 光源ユニット
4a 光源
4b リフレクタ
5 エクステンション
6a 第一通気口
6b 第二通気口
6c 第三通気口
7 灯室
11 取込部
12a 孔
20 ヒートシンク
21 ファン
22 ガイド部
50 一方向弁
51 第一一方向弁
52 第二一方向弁
52a 第一部材
52b 第二部材
52c カバーゴム
100 車両
101 第一開口
102 第二開口
110 灯具取付部
111 上面
112 左面
113 後面
A1 第一流路
A2 第二流路
W,W1,W2 走行風