(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024086196
(43)【公開日】2024-06-27
(54)【発明の名称】情報処理方法、プログラム、及び情報処理システム
(51)【国際特許分類】
H04L 67/55 20220101AFI20240620BHJP
【FI】
H04L67/55
【審査請求】有
【請求項の数】9
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022201209
(22)【出願日】2022-12-16
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2023-09-06
(71)【出願人】
【識別番号】519446126
【氏名又は名称】株式会社なんでもドラフト
(74)【代理人】
【識別番号】100079108
【弁理士】
【氏名又は名称】稲葉 良幸
(74)【代理人】
【識別番号】100109346
【弁理士】
【氏名又は名称】大貫 敏史
(74)【代理人】
【識別番号】100117189
【弁理士】
【氏名又は名称】江口 昭彦
(74)【代理人】
【識別番号】100134120
【弁理士】
【氏名又は名称】内藤 和彦
(72)【発明者】
【氏名】森井 啓允
(72)【発明者】
【氏名】並木 啓梧
(72)【発明者】
【氏名】糸山 雄貴
(72)【発明者】
【氏名】醍醐 辰彦
(57)【要約】
【課題】プッシュ通知の利用可能性を広げ、ユーザの利便性を向上させる。
【解決手段】情報処理方法であって、情報処理装置が、実行サーバにより配信されたプッシュ通知であって、所定イベントの選択肢に関する通知を含むプッシュ通知に対する第1ユーザ操作を受け付けること、第1ユーザ操作に応じて所定アプリケーションを起動すること、所定アプリケーションの起動により所定イベントの選択肢を表示画面に表示すること、選択肢に対する第2ユーザ操作を受け付けること、第2ユーザ操作に応じて、選択された選択肢に対応する選択肢情報を、所定アプリケーションを管理するアプリ管理サーバに出力すること、第2ユーザ操作に応じて、選択された選択肢に関連付けられたハイパーリンクのリンク先にアクセスすること、リンク先のコンテンツを表示画面に表示すること、を実行する情報処理方法。
【選択図】
図12
【特許請求の範囲】
【請求項1】
情報処理装置が、
実行サーバにより配信されたプッシュ通知であって、所定イベントの選択肢に関する通知を含む前記プッシュ通知に対する第1ユーザ操作を受け付けること、
前記第1ユーザ操作に応じて所定アプリケーションを起動すること、
前記所定アプリケーションの起動により前記所定イベントの選択肢を表示画面に表示すること、
前記選択肢に対する第2ユーザ操作を受け付けること、
前記第2ユーザ操作に応じて、選択された前記選択肢に対応する選択肢情報を、前記所定アプリケーションを管理するアプリ管理サーバに出力すること、
前記第2ユーザ操作に応じて、選択された前記選択肢に関連付けられたハイパーリンクのリンク先にアクセスすること、
前記リンク先のコンテンツを前記表示画面に表示すること、
を実行する情報処理方法。
【請求項2】
前記リンク先は、前記所定アプリケーションの運営組織とは異なる組織が管理するサーバにより管理されるURLを含む、請求項1に記載の情報処理方法。
【請求項3】
前記アクセスすることは、
複数の選択肢のうち、少なくとも2つの選択肢にそれぞれ異なるハイパーリンクが関連付けられる場合、選択された前記選択肢に応じて異なりうるハイパーリンクのリンク先にアクセスすることを含む、請求項1に記載の情報処理方法。
【請求項4】
前記プッシュ通知に含まれる前記選択肢は、前記コンテンツに関する選択肢を含む、請求項1に記載の情報処理方法。
【請求項5】
前記プッシュ通知は、前記所定イベントの状況に応じて通知され、
前記コンテンツは、前記所定イベントの状況を表示する動画を含む、請求項1に記載の情報処理方法。
【請求項6】
前記コンテンツは、ライブ動画を含む請求項5に記載の情報処理方法。
【請求項7】
前記アクセスすることは、
前記第2ユーザ操作により複数の選択肢が選択された場合、所定ルールに従って決定された一の選択肢に関連付けられたハイパーリンクのリンク先にアクセスすることを含む、請求項1に記載の情報処理方法。
【請求項8】
情報処理装置に、
実行サーバにより配信されたプッシュ通知であって、所定イベントの選択肢に関する通知を含む前記プッシュ通知に対する第1ユーザ操作を受け付けること、
前記第1ユーザ操作に応じて所定アプリケーションを起動すること、
前記所定アプリケーションの起動により前記所定イベントの選択肢を表示画面に表示すること、
前記選択肢に対する第2ユーザ操作を受け付けること、
前記第2ユーザ操作に応じて、選択された前記選択肢に対応する選択肢情報を、前記所定アプリケーションを管理するアプリ管理サーバに出力すること、
前記第2ユーザ操作に応じて、選択された前記選択肢に関連付けられたハイパーリンクにより他のコンテンツに遷移すること、
を実行させるプログラム。
【請求項9】
プッシュ通知を介してコンテンツを提供する情報処理システムであって、
所定イベントの選択肢に関する通知を含むプッシュ通知を情報処理装置に配信するよう実行サーバに要求する要求部と、
前記実行サーバから配信されたプッシュ通知に対する第1ユーザ操作に応じて前記情報処理装置で起動する所定アプリケーションから、前記所定イベントの選択肢に対する第2ユーザ操作により選択された前記選択肢に対応する選択肢情報を取得する取得部と、
前記第2ユーザ操作により選択された前記選択肢に関連付けられたハイパーリンクに対応するコンテンツを前記情報処理装置に出力する出力部と、
を備える情報処理システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
開示の技術は、情報処理方法、プログラム、及び情報処理システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、サーバからユーザが利用する情報処理装置に対してメッセージを送信するプッシュ通知が知られている(例えば特許文献1参照)。例えば、スマートフォンにプッシュ通知を行うクラウド上のサービスとして、FCM(Firebase Cloud Messaging)やAPNs(Apple Push Notification service)などがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来のプッシュ通知は、アプリケーションを運営する運営組織が自らのアプリケーションにユーザを誘導するために主に利用されており、その利用方法が限定的であった。
【0005】
そこで、開示技術は、プッシュ通知の利用可能性を広げ、ユーザの利便性を向上させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
開示の一態様における情報処理方法は、情報処理装置が、実行サーバにより配信されたプッシュ通知であって、所定イベントの選択肢に関する通知を含む前記プッシュ通知に対する第1ユーザ操作を受け付けること、前記第1ユーザ操作に応じて所定アプリケーションを起動すること、前記所定アプリケーションの起動により前記所定イベントの選択肢を表示画面に表示すること、前記選択肢に対する第2ユーザ操作を受け付けること、前記第2ユーザ操作に応じて、選択された前記選択肢に対応する選択肢情報を、前記所定アプリケーションを管理するアプリ管理サーバに出力すること、前記第2ユーザ操作に応じて、選択された前記選択肢に関連付けられたハイパーリンクのリンク先にアクセスすること、前記リンク先のコンテンツを前記表示画面に表示すること、を実行する。
【発明の効果】
【0007】
開示技術によれば、プッシュ通知の利用可能性を広げ、ユーザの利便性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】一実施形態に係る情報処理システムの構成の一例を示す図である。
【
図2】一実施形態に係るアプリ管理サーバの一例を示すブロック図である。
【
図3】一実施形態に係るユーザ装置の一例を示すブロック図である。
【
図4】一実施形態に係る実行サーバの一例を示すブロック図である。
【
図5】一実施形態に係るコンテンツ管理サーバの一例を示すブロック図である。
【
図6】一実施形態に係るユーザデータの一例を示す図である。
【
図7】一実施形態に係るイベントデータの一例を示す図である。
【
図8】一実施形態に係るプッシュ通知の一例を示す図である。
【
図9】一実施形態に係るデバイスID情報の一例を示す図である。
【
図10】一実施形態に係るプッシュ通知の管理情報の一例を示す図である。
【
図11】一実施形態に係るユーザ装置に表示される画面の遷移例を示す図である。
【
図12】一実施形態に係る情報処理システム1に関する処理の一例を示すシーケンス図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
添付図面を参照して、本開示の好適な実施形態について説明する。なお、各図において、同一の符号を付したものは、同一又は同様の構成を有する。
【0010】
[実施形態]
<システム構成>
図1は、開示の一実施形態に係る情報処理システム1の構成の一例を示す図である。
図1に示すとおり、情報処理システム1は、第1サーバ10と、1又は複数のユーザ装置20A、20B、20Cと、第2サーバ30と、第3サーバ40とを含む。第1サーバ10と、1又は複数のユーザ装置20と、第2サーバ30と、第3サーバ40とは、ネットワークNを介して相互にデータの送受信が可能である。第1乃至第3サーバは、複数の処理装置により構成されてもよい。ユーザ装置20A、20B、20Cは、その数は任意の数でもよく、個々に区別しない場合はユーザ装置20と称する。
【0011】
第1サーバ10は、所定アプリケーション(以下、「アプリA」ともいう)を管理するサーバであり、以下、アプリ管理サーバとも称する。例えば、アプリ管理サーバ10は、所定アプリケーションを作成、管理する運営組織により利用される。所定アプリケーションは、所定イベントに関する選択肢をユーザに提示し、ユーザに能動的に検討して選択肢を選択してもらう機能を実装したアプリケーションを含む。所定イベントは、例えば、スポーツ、エンターテインメント、番組、進学実績、商品の販売実績、e-sports、選挙、コンクール/コンテスト等のあらゆるイベントを含む。また、選択肢は、クイズ形式で、クイズの選択肢として表現されてもよい。
【0012】
アプリ管理サーバ10は、プッシュ通知のメッセージとともに、送信先であるユーザ装置20のデバイスIDを指定し、第2サーバ30にプッシュ通知を要求する。なお、このプッシュ通知を要求する機能は、アプリAを管理するサーバとは別のサーバに実装されてもよい。
【0013】
ユーザ装置20は、アプリ管理サーバ10が提供するアプリAを実行する情報処理装置(又は処理端末)である。ユーザ装置20として、例えばパーソナルコンピュータ、タブレット端末、スマートフォン等の携帯端末等が用いられる。
【0014】
ユーザ装置20は、サーバ10が提供するアプリAのプログラムがインストールされてもよい。このアプリAは、サーバ10とデータ通信を行うことで以下に開示する処理をユーザ装置20に実行させる。
【0015】
また、ユーザ装置20は、アプリAをウェブアプリとし、ウェブブラウザを用いてサーバ10が提供するウェブページにアクセスし、このウェブページにおいて制御される以下に開示する処理を実行してもよい。
【0016】
第2サーバ30は、プッシュ通知を実行するサーバであり、以下、実行サーバとも称する。例えば、実行サーバ30は、FCM、APNsなどのサーバであり、プッシュ通知用サービスを実行するためのサーバである。
【0017】
第3サーバ40は、所定コンテンツを管理するサーバであり、以下、コンテンツ管理サーバとも称する。コンテンツ管理サーバ40は、動画配信サービスなどにより提供される動画(ライブ動画を含む)、Webサイト、音楽、特典情報などのコンテンツを管理し、ユーザ装置20からのアクセスに応じて所定コンテンツをユーザ装置20に出力する。例えば、コンテンツ管理サーバ40は、ハイパーリンクのリンク先のURLを管理し、ユーザ装置20がハイパーリンクのリンク先にアクセスしてきたときに、リンク先のURLに対応する(格納される)コンテンツをユーザ装置20に出力する。
【0018】
情報処理システム1において、実行サーバ30から配信される、所定イベントの選択肢に関するプッシュ通知をユーザ装置20が表示画面に表示する。ユーザ装置20は、ユーザがプッシュ通知をタップするなどしてプッシュ通知に対するユーザ操作を受け付けた場合、プッシュ通知に対応する所定アプリケーションを起動する。
【0019】
このとき、ユーザ装置20でアプリAが起動したとする。アプリAの実行により、プッシュ通知に関する選択肢を含む画面がユーザ装置20に表示される。ユーザ装置20は、ユーザが所定の選択肢をタップするなどして選択肢に対するユーザ操作を受け付けた場合、選択された選択肢に応じて、次の処理を行う。なお、選択肢に対するユーザ操作は、選択肢を選択して仮選択状態にし、最終的な送信ボタンが押下されるまでの一連のユーザ操作を含んでもよい。
【0020】
ユーザ装置20は、選択された選択肢に対応する選択肢情報をアプリ管理サーバ10に出力し、かつ、選択された選択肢に関連付けられたハイパーリンクのリンク先であるコンテンツ管理サーバ40にアクセスする。ユーザ装置20は、コンテンツ管理サーバ40から、ハイパーリンクに対応するコンテンツを取得し、表示画面に表示する。なお、ユーザ装置20は、リンク先にアクセスする際に、直接的又は間接的にアクセスしてもよい。例えば、ユーザ装置20は、リンク先にアクセスする際に、ユーザに対してリンク先にアクセスするかの問い合わせを行ってもよい。
【0021】
以上の情報処理システム1によれば、プッシュ通知を要求するアプリAを介して他のコンテンツに遷移させることが可能になり、プッシュ通知を利用してユーザの利便性を向上させることが可能になる。例えば、アプリAは、本来の目的である所定イベントの選択肢を受け付けるとともに、選択肢に関連付けられたハイパーリンクのリンク先に遷移させることが可能になる。
【0022】
一例として、ハイパーリンクのリンク先がスポーツのライブ動画である場合、アプリAは、プッシュ通知を介してスポーツに関する選択肢をユーザに選択させ、さらに、そのスポーツのライブ動画をユーザに視聴させることが可能になる。以下、上述した処理を実行可能にする情報処理システム1の各構成等について詳細に説明する。
【0023】
<構成>
《アプリ管理サーバ》
図2は、開示の一実施形態に係るアプリ管理サーバ10の一例を示すブロック図である。例えば、アプリ管理サーバ10は、1つ又は複数の処理装置(CPU:Central Processing Unit)110、1つ又は複数のネットワーク通信インタフェース120、メモリ130、及びこれらの構成要素を相互接続するための1つ又は複数の通信バス170を含む。
【0024】
アプリ管理サーバ10は、場合によりユーザインタフェース150を含んでもよい。ユーザインタフェース150は、ディスプレイ、及び入力装置(キーボード及び/又はマウス、又は他の何らかのポインティングデバイス等)などを含む。
【0025】
メモリ130は、例えば、DRAM、SRAM、他のランダムアクセス固体記憶装置などの高速ランダムアクセスメモリであり、また、1つ又は複数の磁気ディスク記憶装置、光ディスク記憶装置、フラッシュメモリデバイス、又は他の不揮発性固体記憶装置などの不揮発性メモリでもよく、コンピュータに読み取り可能な非一時的な記録媒体でもよい。
【0026】
メモリ130は、情報処理システム1により用いられるデータを記憶する。例えば、メモリ130は、ユーザデータ、イベントの選択肢情報、プッシュ通知に用いられる通知情報などを記憶する。なお、各データの詳細は、
図6乃至8を用いて後述される。
【0027】
また、メモリ130の他の例として、CPU110から遠隔に設置される1つ又は複数の記憶装置でもよい。ある実施形態において、メモリ130は、CPU110により実行されるプログラム、モジュール及びデータ構造、又はそれらのサブセットを格納する。
【0028】
CPU110は、メモリ130に記憶されるプログラムを実行することで、アプリ制御部112、要求部113、取得部114、条件判定部115を構成する。
【0029】
アプリ制御部112は、アプリAの処理を制御する。例えば、アプリ制御部112は、アプリAをインストールしたユーザ装置20とのデータ通信を行ったり、プッシュ通知を行うために実行サーバ30とのデータ通信を行ったりする。
【0030】
また、アプリ制御部112は、所定イベントに関する処理を制御する。例えば、アプリ制御部112は、所定イベントに関するクイズを提供し、各ユーザからの回答を集計し、回答結果又は回答結果の累積結果に応じた特典を付与するなどの処理を制御する。各ユーザの回答の集計結果は、外部の所定イベントの運営組織に提供されてもよい。
【0031】
要求部113は、所定イベントの選択肢に関する通知を含むプッシュ通知をユーザ装置20に配信するよう実行サーバ30に要求する。例えば、要求部113は、プッシュ通知の送信先を示すユーザ装置20のデバイスIDや、選択肢などを含むプッシュ通知のメッセージ内容等を指定して、プッシュ通知を行うように実行サーバ30に要求する。
【0032】
プッシュ通知に用いられるデバイスIDは、ユーザ装置20からのリクエストにより実行サーバ30により発行される。デバイスIDの発行方法は、FCMやAPNsなどの公知技術が用いられてもよい。ユーザ装置20は、実行サーバ30により発行されたデバイスIDを取得し、アプリ管理サーバ10に送信する。アプリ管理サーバ10は、ユーザ装置20から取得したデバイスIDをユーザデータに関連付けて管理する。なお、デバイスIDは、ユーザ装置20を識別する識別情報であり、デバイストークンとも称される。
【0033】
また、要求部113は、プッシュ通知を送る条件情報を実行サーバ30に送信してもよい。条件情報は、例えば、少なくとも送信先のデバイスIDと、通知条件とを含む。通知条件は、例えば通知日時等を含む。
【0034】
取得部114は、実行サーバ30から配信されたプッシュ通知に対するユーザ操作に応じてユーザ装置20で起動するアプリAから、所定イベントの選択肢に対するユーザ操作により選択された選択肢に対応する選択肢情報を取得する。例えば、プッシュ通知の通知先のユーザ装置20でプッシュ通知が操作されると、ユーザ装置20でアプリAが起動する。ユーザ装置20は、アプリAにより選択肢を含む画面を表示し、一つの又は一連のユーザ操作を受け付けて選択肢を選択する。取得部114は、選択された選択肢を示す選択肢情報を、ネットワーク通信インタフェース120を介してアプリAから取得する。
【0035】
条件判定部115は、プッシュ通知に関する通知条件を満たすか否かを判定する。通知条件は、例えば、ユーザが設定したスポーツ、テレビ番組、趣味、好きな食べ物などのカテゴリを含み、このカテゴリに対応するイベントが行われる場合に、プッシュ通知が行われてもよい。
【0036】
また、通知条件は、イベントの開始、進行状況、又は終了を通知条件に含めてもよい。通知条件は、例えば、野球の場合は最終回になること、制限時間のあるスポーツの場合は残り所定時間になること、所定時刻に始まるイベントの場合は開始時間の所定時間前になること等を含む。なお、通知条件は、実行サーバ30に送信する通知条件と異なってもよい。
【0037】
アプリ制御部112は、プッシュ通知により表示された画面を介してユーザに選択された選択肢を示す選択肢情報を取得し、この選択肢情報をユーザに関連付けて管理する。また、選択肢情報にハイパーリンクが関連付けられている場合があり、この場合は、ユーザ装置20は、アプリAからハイパーリンクのリンク先に直接的又は間接的に遷移するように制御する。
【0038】
以上、アプリ管理サーバ10は、アプリAを管理し、例えば、プッシュ通知を実行サーバ30に要求したり、ユーザにより選択された選択肢の選択肢情報を取得しつつ、選択肢にハイパーリンクが関連付けられている場合、このハイパーリンクのリンク先に遷移させるように制御したりする。
【0039】
《ユーザ装置》
図3は、開示の一実施形態に係るユーザ装置20の一例を示すブロック図である。例えば、ユーザ装置20は、1つ又は複数の処理装置(CPU)210、1つ又は複数のネットワーク通信インタフェース220、メモリ230、及びこれらの構成要素を相互接続するための1つ又は複数の通信バス270を含む。
【0040】
ユーザインタフェース250は、ディスプレイ251、及び入力装置(キーボード及び/又はマウス、又は他の何らかのポインティングデバイス等)252を含む。
【0041】
メモリ230は、例えば、DRAM、SRAM、他のランダムアクセス固体記憶装置などの高速ランダムアクセスメモリであり、また、1つ又は複数の磁気ディスク記憶装置、光ディスク記憶装置、フラッシュメモリデバイス、又は他の不揮発性固体記憶装置などの不揮発性メモリでもよく、コンピュータに読み取り可能な非一時的な記録媒体でもよい。
【0042】
メモリ230は、情報処理システム1により用いられるデータを記憶する。例えば、メモリ230は、アプリAのプログラムなどを記憶する。
【0043】
また、メモリ230の他の例として、CPU210から遠隔に設置される1つ又は複数の記憶装置でもよい。ある実施形態において、メモリ230は、CPU210により実行されるプログラム、モジュール及びデータ構造、又はそれらのサブセットを格納する。
【0044】
CPU210は、メモリ230に記憶されるプログラムを実行することで、クライアントアプリケーション212を構成する。クライアントアプリケーション212は、例えば、インストールされたアプリケーション(例、アプリA)や、ウェブブラウザや、メールアプリケーションなどを含む。ウェブブラウザは、アプリ管理サーバ10により提供される所定イベント関連のウェブページの閲覧を可能にする。
【0045】
また、CPU210は、インストールされたアプリAの実行により、所定イベント関連処理が可能になる。また、CPU210は、本開示技術の処理を実行するため、表示制御部213、受付部214、出力部215、アクセス部216を有する。
【0046】
表示制御部213は、ディスプレイ251に表示される画面を制御したりする。例えば、アプリAの実行画面の表示を制御したり、プッシュ通知を画面の所定位置に表示制御したりする。
【0047】
受付部214は、実行サーバ30により配信されたプッシュ通知であって、所定イベントの選択肢に関する通知を含むプッシュ通知に対するユーザ操作(「第1操作」ともいう。)を受け付ける。例えば、受付部214は、表示画面(ディスプレイ251)にプッシュ通知を表示し、このプッシュ通知に対するユーザのタップ操作又はクリック操作(まとめて第1ユーザ操作)を受け付ける。プッシュ通知は、所定イベントの選択肢を選択させたくなる文字や図形などの情報(選択肢そのものでもよい)を含んでもよい。
【0048】
受付部214により第1ユーザ操作が受け付けられると、CPU210は、プッシュ通知に対応する所定アプリケーション(この場合アプリA)を起動する。このとき、プッシュ通知にディープリンクが含まれる場合、表示制御部213は、アプリAの特定の画面が直接表示されるようにする。
【0049】
例えば、表示制御部213は、所定アプリケーション(アプリA)の起動により所定イベントの選択肢を表示画面に表示する。具体例として、表示制御部213は、スポーツイベントなどのスタッツに関するクイズ形式の選択肢を表示画面に表示してもよい。
【0050】
受付部214は、表示画面に表示された選択肢に対するユーザ操作(「第2ユーザ操作」ともいう。)を受け付ける。例えば、受付部214は、表示画面に表示された複数の選択肢のうち、少なくとも1つの選択肢に対するユーザによるタップ操作又はクリック操作(まとめて第2ユーザ操作)などを受け付ける。第2ユーザ操作は、選択肢を確定するまでのユーザ操作、例えば、選択肢を選択してから所定イベントに関するクイズに参加するまで(選択肢が確定するまで)の一連のユーザ操作を含んでもよい。また、第2ユーザ操作は、項目ごとに複数の選択肢がある場合、項目ごとに一の選択肢を選択する操作を含んでもよい。
【0051】
出力部215は、第2ユーザ操作に応じて、選択された選択肢に対応する選択肢情報を、所定アプリケーション(例、アプリA)を管理するアプリ管理サーバ10に出力する。例えば、出力部215は、ユーザにより選択された選択肢を示す選択肢情報を、ネットワーク通信インタフェース220を介して、アプリ管理サーバ10に出力する。
【0052】
アクセス部216は、第2ユーザ操作に応じて、選択された選択肢に関連付けられたハイパーリンクのリンク先にアクセスする。例えば、選択肢にハイパーリンクが埋め込まれており、この選択肢が選択されたときに、アクセス部216は、ハイパーリンクのリンク先に遷移し、リンク先の他のコンテンツを取得する。ハイパーリンクは、表示又は非表示どちらでもよい。また、第2ユーザ操作により、複数の選択肢が選択された場合、所定ルールに従って決定された一の選択肢に関連付けられたハイパーリンクのリンク先にアクセスされてもよい。所定ルールは、例えば、最初に選択された選択肢や、最後に選択された選択肢などを含む。なお、選択された複数の選択肢の中に、ハイパーリンクが関連付けられた選択肢が1つしかなければ、その選択肢に関連付けられたハイパーリンクのリンク先にアクセスされる。なお、全ての選択肢にハイパーリンクが関連付けられなくてもよい。
【0053】
表示制御部213は、ハイパーリンクのリンク先のコンテンツを表示画面に表示する。例えば、リンク先のコンテンツがライブ動画であれば、表示制御部213は、動画をライブでストリーミング再生し、リンク先のコンテンツがWebページであれば、表示制御部213は、Webページを画面に表示する。
【0054】
以上の処理により、プッシュ通知からアプリケーションの起動を介して、ユーザに所定イベントの選択肢を選択させつつ、所定イベントに関する他のコンテンツを提供することができ、プッシュ通知の利用可能性を広げることができる。
【0055】
例えば、ライブのスポーツイベントが開催される場合、スポーツイベントの開催前に、このスポーツイベントのクイズに関するプッシュ通知が行われ、ユーザは、プッシュ通知を介してクイズに回答するとともに、クイズの選択肢に関連付けられたライブ動画に遷移することができるようになる。
【0056】
また、所定イベントが、ある飲料会社の人気飲料あてクイズの場合、選択肢の飲料が選択されると、この飲料を説明するWebページに遷移したり、この飲料会社のWebページに遷移したり、この飲料のクーポンを表示するWebページに遷移したりしてもよい。
【0057】
また、ハイパーリンクのリンク先は、所定アプリケーション(アプリA)の運営組織とは異なる組織が管理するサーバにより管理されるURLを含んでもよい。例えば、あるスポーツAの試合動画を配信するURLをリンク先とする場合、アプリAの運営組織と、スポーツAの配信を管理する運営組織とは異なる。
【0058】
これにより、アプリAがプッシュ通知を要求したにもかかわらず、アプリAの起動を介して選択肢情報が取得された場合、ユーザの利便性を考慮して、ユーザが興味のある他の組織のコンテンツに遷移し、アプリAに留まらずに他のコンテンツをユーザに提供することができる。プッシュ通知における通常の使用方法は、ユーザを自アプリに誘導して自アプリに留まらせることであるが、開示技術の場合、プッシュ通知を用いて、ユーザにとって興味ある他のコンテンツに遷移させることが可能になる。
【0059】
また、アクセス部216は、複数の選択肢のうち、少なくとも2つの選択肢にそれぞれ異なるハイパーリンクが関連付けられる場合、選択された選択肢に応じて異なりうるハイパーリンクのリンク先にアクセスすることを含んでもよい。アクセス部216は、例えば4つの選択肢それぞれに異なるハイパーリンクが関連付けられる場合、ユーザが選択した選択肢Aに対応するハイパーリンクAのリンク先にアクセスする。また、アクセス部216は、複数の選択肢が選択され、これらの選択肢に異なるハイパーリンクが関連付けられていた場合、どのリンク先に遷移するかをユーザに確認する確認画面を表示してもよい。アクセス部216は、ユーザに選択されたリンク先にアクセスしてもよい。
【0060】
これにより、ユーザは、選択肢毎に異なるリンク先のコンテンツを取得、閲覧、又は視聴等することができ、ユーザの利便性が向上する。
【0061】
また、プッシュ通知に含まれる選択肢は、コンテンツに関する選択肢を含んでもよい。例えば、コンテンツが野球の試合動画である場合、プッシュ通知は、試合中の選手Aの次の打席の結果を選択肢として含めてもよい。
【0062】
以上の処理により、アプリAは、アプリAを介して最終的に他のコンテンツにユーザを促すためのプッシュ通知を利用することができる。さらに、アプリAは、本来の目的である選択肢の回答を取得することも可能である。
【0063】
また、プッシュ通知は、所定イベントの状況に応じて通知され、他のコンテンツは、所定イベントの状況を表示する動画を含んでもよい。例えば、他のコンテンツがサッカーの試合のライブ動画である場合、試合時間が残り10分でプッシュ通知が行われ、プッシュ通知において、残り5分で逆転はあるか、この点差のままかなどの選択肢を含んでもよい。これにより、サッカーに興味があるユーザにとって、プッシュ通知によりクイズにも参加することができ、さらに、クイズに回答することで、そのサッカーの試合残り5分を視聴することが可能になる。
【0064】
また、他のコンテンツが、ライブ動画である場合、そのライブ動画に興味があるユーザにプッシュ通知を行うことで、ユーザの見逃しを減らすことが可能になる。例えば、ユーザが自身にプッシュ通知をして欲しいカテゴリを事前に設定したとする。この場合、設定されたカテゴリがライブ動画を有するカテゴリを含んでいれば、そのライブ動画が開始される前に、そのライブ動画に関するクイズの選択肢であって、ライブ動画へのハイパーリンクが関連付けられた選択肢を、プッシュ通知を介してユーザに提供することが可能になる。
【0065】
以上、ユーザ装置20は、アプリAをインストールし、例えば、プッシュ通知への操作によりアプリAを起動し、ユーザにより選択された選択肢の選択肢情報をアプリ管理サーバ10に送信しつつ、選択肢にハイパーリンクが関連付けられている場合、このハイパーリンクのリンク先に遷移する。
【0066】
《実行サーバ》
図4は、開示の一実施形態に係る実行サーバ30の一例を示すブロック図である。例えば、実行サーバ30は、1つ又は複数の処理装置(CPU)310、1つ又は複数のネットワーク通信インタフェース320、メモリ330、及びこれらの構成要素を相互接続するための1つ又は複数の通信バス370を含む。
【0067】
実行サーバ30は、場合によりユーザインタフェース350を含んでもよい。ユーザインタフェース350は、ディスプレイ、及び入力装置(キーボード及び/又はマウス、又は他の何らかのポインティングデバイス等)などを含む。
【0068】
メモリ330は、例えば、DRAM、SRAM、他のランダムアクセス固体記憶装置などの高速ランダムアクセスメモリである。また、メモリ330は、1つ又は複数の磁気ディスク記憶装置、光ディスク記憶装置、フラッシュメモリデバイス、又は他の不揮発性固体記憶装置などの不揮発性メモリでもよく、コンピュータに読み取り可能な非一時的な記録媒体でもよい。
【0069】
メモリ330は、情報処理システム1により用いられるデータを記憶する。例えば、メモリ330は、発行したユーザ装置20のデバイスID情報(例、デバイストークン)、実行したプッシュ通知の管理情報などを記憶する。実行サーバ30により管理される情報は、
図9及び
図10を用いて後述する。
【0070】
また、メモリ330の他の例として、CPU310から遠隔に設置される1つ又は複数の記憶装置でもよい。ある実施形態において、メモリ330は、CPU310により実行されるプログラム、モジュール及びデータ構造、又はそれらのサブセットを格納する。
【0071】
CPU310は、メモリ330に記憶されるプログラムを実行することで、通知制御部312、条件管理部313を構成する。
【0072】
通知制御部312は、ユーザ装置20からプッシュ通知に用いるデバイスIDの登録要求を取得した場合、例えば公知技術を用いてデバイスIDを発行する。通知制御部312は、発行したデバイスIDを管理し、登録要求を行ったユーザ装置20に出力する。
【0073】
また、通知制御部312は、アプリ管理サーバ10からプッシュ通知のリクエストを取得した場合、リクエストに含まれる送信先のデバイスIDが示すユーザ装置20に、リクエストに含まれるメッセージをプッシュ通知として送信する。
【0074】
条件管理部313は、プッシュ通知を行うか否の条件が設定された条件情報を管理してもよい。上述したとおり、条件管理部313が管理する条件情報は、アプリ管理サーバ10が管理する条件情報とは異なってもよい。
【0075】
以上、実行サーバ30は、FCM、APNsなどのサーバ機能を有し、プッシュ通知用サービスを実行するサーバである。また、プッシュ通知を実行するための条件を管理するサーバを、デバイスIDを発行したり、プッシュ通知を実行したりするサーバと分けて実装してもよい。
【0076】
《コンテンツ管理サーバ》
図5は、開示の一実施形態に係るコンテンツ管理サーバ40の一例を示すブロック図である。例えば、コンテンツ管理サーバ40は、1つ又は複数の処理装置(CPU)410、1つ又は複数のネットワーク通信インタフェース420、メモリ430、及びこれらの構成要素を相互接続するための1つ又は複数の通信バス470を含む。
【0077】
コンテンツ管理サーバ40は、場合によりユーザインタフェース450を含んでもよい。ユーザインタフェース450は、ディスプレイ、及び入力装置(キーボード及び/又はマウス、又は他の何らかのポインティングデバイス等)などを含む。
【0078】
メモリ430は、例えば、DRAM、SRAM、他のランダムアクセス固体記憶装置などの高速ランダムアクセスメモリであり、また、1つ又は複数の磁気ディスク記憶装置、光ディスク記憶装置、フラッシュメモリデバイス、又は他の不揮発性固体記憶装置などの不揮発性メモリでもよく、コンピュータに読み取り可能な非一時的な記録媒体でもよい。
【0079】
メモリ430は、情報処理システム1により用いられるデータを記憶する。例えば、メモリ430は、動画又は静止画などの画像、Webページ、特典情報などのコンテンツを記憶する。これらのコンテンツの格納先はURLとして指し示される。
【0080】
また、メモリ430の他の例として、CPU410から遠隔に設置される1つ又は複数の記憶装置でもよい。ある実施形態において、メモリ430は、CPU410により実行されるプログラム、モジュール及びデータ構造、又はそれらのサブセットを格納する。
【0081】
CPU410は、メモリ430に記憶されるプログラムを実行することで、コンテンツ管理部412、出力部413を構成する。
【0082】
コンテンツ管理部412は、上述したコンテンツを生成したり、変更したり、メモリ430に書き込んだり、メモリ430から読み出したり、コンテンツの格納先のURLを管理したりしてコンテンツの管理を行う。
【0083】
また、コンテンツ管理部412は、ユーザ装置20で第2ユーザ操作が行われた場合、第2ユーザ操作により選択された選択肢に関連付けられたURLに対するアクセスを受け付ける。コンテンツ管理部412は、このURLが示すメモリ430の格納先からコンテンツを取得する。
【0084】
出力部413は、コンテンツ管理部412により取得されたコンテンツを、このコンテンツに対してアクセスを行ったユーザ装置20に出力する。コンテンツが動画である場合、出力部413は、ストリーミング配信を行う。
【0085】
以上、コンテンツ管理サーバ40は、コンテンツの格納先のURLを管理し、このURLにアクセスがあった場合に、URLに格納されたコンテンツをアクセス元に出力する。なお、コンテンツ管理サーバ40を管理する組織は、アプリ管理サーバ10を運営する組織とは別組織であるが、業務提携等することにより、アプリAを介してコンテンツを提供してもよい。
【0086】
また、各コンテンツは、各組織が利用する各コンテンツ管理サーバにより管理されてもよい。例えば、スポーツなどのコンテンツは、スポーツ運営管理会社などのサーバにより管理され、商品の特典情報や紹介などのコンテンツは、商品を販売等する企業のサーバにより管理され、番組などのコンテンツは、番組を企画、配信するメディア企業のサーバにより管理されてもよい。
【0087】
<各データの例>
次に、アプリ管理サーバ10のメモリ130に格納されるデータの一部については、
図6乃至
図8を用いて説明する。また、実行サーバ30のメモリ330に格納されるデータの一部については、
図9及び
図10を用いて説明する。
【0088】
図6は、一実施形態に係るユーザデータの一例を示す図である。
図6に示す例のユーザデータには、ユーザIDに関連付けて、ユーザ名、メールアドレス、パスワード、デバイスID(例、デバイストークン)などが含まれる。
【0089】
「ユーザID」は、例えば、ユーザを識別するための情報を含む。「ユーザ名」は、例えば、氏名、ニックネームなどのアプリAにおいてユーザを表示する際に用いられるデータを含む。「メールアドレス」は、例えば、ユーザの連絡先である電子メールアドレスを含む。「パスワード」は、ユーザが自身を認証する際に用いられるデータを含む。「デバイスID」は、ユーザがプッシュ通知を許可した場合に、実行サーバ30で発行されたデバイスを識別する識別情報を含む。
【0090】
また、ユーザデータには、住所や、銀行口座番号やクレジットカード番号などの決済情報や、クイズ等で獲得したポイント等が関連付けて管理されてもよい。
【0091】
図7は、一実施形態に係るイベントデータの一例を示す図である。
図7に示す例のイベントデータには、イベントIDに関連付けて、名称、選択肢、URLなどが含まれる。
【0092】
「イベントID」は、例えば、運営側で設定された、又はユーザのリクエストにより設定されたイベントを識別する情報を含む。「名称」は、例えば、イベントの名称を含む。「選択肢」は、例えば、このイベントに関連する選択肢を含む。「URL」は、選択肢に関連付けられるハイパーリンクを表し、コンテンツの格納先を示すURLを含む。
【0093】
図7に示す例では、イベントID「P001」は、スポーツAのイベントであり、複数の選択肢「A1、A2、…」が関連付けられ、さらに、各選択肢には、同じURL「https://abc…」が関連付けられる。この場合、ユーザは、いずれの選択肢を操作しても、同じURLのハイパーリンクが関連付けられているため、同じURLの格納先にあるコンテンツを取得することができる。
【0094】
他方、
図7に示すイベントID「P101」は、複数の商品における所定期間内の売上一位をあてるイベントであり、各商品が選択肢であり、各商品には、各商品の紹介Webページがハイパーリンクとして関連付けられてもよい。すなわち、各商品には、異なるWebページがハイパーリンクとして関連付けられてもよい。
【0095】
図8は、一実施形態に係るプッシュ通知の通知情報の一例を示す図である。
図8に示す例のプッシュ通知には、通知IDに関連付けて、通知内容、通知条件などが含まれる。
【0096】
「通知ID」は、例えば、プッシュ通知を識別する情報を含む。「通知内容」は、プッシュ通知のメッセージを含む。メッセージは、例えばイベントに関連する選択肢を含む。「通知条件」は、例えば、プッシュ通知を行うか否かを判定するための条件を含む。例えば、通知条件は、ユーザが興味ありとして設定したカテゴリ、あるいは、イベントの開始、進行状況、又は終了に関する条件などを含む。
【0097】
例えば、アプリ管理サーバ10の条件判定部115は、ある通知IDの通知条件を満たすと判定した場合に、通知条件に基づいて送信先のデバイスIDを特定し、プッシュ通知の通知ID、プッシュ通知の通知内容、アプリAのアプリID、送信先のデバイスIDを含むプッシュ通知リクエストを実行サーバ30に送信する。
【0098】
図9は、一実施形態に係るデバイスID情報の一例を示す図である。
図9に示す例のデバイスID情報は、アプリIDに関連付けて、ユーザID、デバイスIDなどが含まれる。
【0099】
「アプリID」は、アプリケーションを識別する情報を含む。「ユーザID」は、
図6に示すユーザIDと同じであり、ユーザを識別する情報を含む。「デバイスID」は、ユーザ装置20のデバイスを識別する情報を含む。デイバスIDは、プッシュ通知に用いられるIDである。
【0100】
例えば、実行サーバ30の通知制御部312は、ユーザ装置20から、アプリIDとユーザIDとともにデバイスIDの登録要求を取得する。このとき、通知制御部312は、デバイスIDを発行して、このデバイスIDと、アプリIDとユーザIDとを関連付けてデバイスID情報としてメモリ330に記憶する。
【0101】
図10は、一実施形態に係るプッシュ通知の管理情報の一例を示す図である。
図10に示す例のプッシュ通知管理情報は、通知IDに関連付けて、アプリID、送信先IDなどが含まれる。
【0102】
「通知ID」は、
図8に示す通知IDと同じであり、プッシュ通知を識別する情報を含む。「アプリID」は、アプリケーションを識別する情報を含む。「送信先ID」は、プッシュ通知を送信する先のデバイスIDを含む。プッシュ通知管理情報は、他にも、プッシュ通知の通知内容を関連付けてもよい。
【0103】
例えば、実行サーバ30の通知制御部312は、アプリ管理サーバ10から、通知ID、通知内容、アプリID、送信先IDを含むプッシュ通知要求を取得する。このとき、通知制御部312は、送信先IDに含まれるデバイスIDに対応するユーザ装置20に、通知内容を含むプッシュ通知を実行する。
【0104】
<表示画面例>
次に、情報処理システム1により提供される表示画面の遷移例について説明する。
図11は、一実施形態に係るユーザ装置20に表示される画面の遷移例を示す図である。
図11に示す画面D10は、ユーザ装置20のホーム画面の一例を示す。
【0105】
ユーザ装置20は、実行サーバ30からプッシュ通知P10を取得した場合、表示制御部213は、プッシュ通知P10をホーム画面D10に表示するよう制御する。
図11に示す例では、プッシュ通知P10「なんドラ ○○、間もなく注目の第3打席!」がホーム画面D10に表示される。なお、プッシュ通知P10は、ホーム画面に限らず、他のアプリケーション画面にも表示されてもよい。
【0106】
ユーザは、プッシュ通知P10を選択する操作(第1ユーザ操作)を行うと、ユーザ装置20の受付部214は、第1ユーザ操作を受け付け、CPU210が第1ユーザ操作に応じてアプリAを起動する。このとき、アプリAの起動により、表示制御部213は、アプリA内の画面D11を表示するように制御する。
【0107】
アプリA内の画面D11は、プッシュ通知に含まれるメッセージを含み、プッシュ通知のイベントに関する選択肢S10を含む。選択肢S10は、○○という選手の打席の結果を予想する4つの選択肢([A]ホームラン、[B]三振、[C]ヒット、[D]その他)を含む。ユーザは、4つの選択肢S10から一つを選択する操作(第2ユーザ操作)を行うと、ユーザ装置20の受付部214は、第2ユーザ操作を受け付ける。ここでは、ユーザは[A]ホームランを選択したとする。なお、ユーザが[A]ホームランを選択した後、クイズイベントに参加するための操作を行うことで選択操作が確定する場合、選択操作が確定するまでの一連のユーザ操作を第2ユーザ操作としてもよい。
【0108】
出力部215は、第2ユーザ操作に応じて、ユーザが選択した[A]ホームランを示す選択肢情報をアプリ管理サーバ10に出力する。さらに、アクセス部216は、第2ユーザ操作に応じて、[A]ホームランの選択肢に関連付けられたハイパーリンクのリンク先にアクセスする。ここでは、ハイパーリンクのリンク先として、野球のライブ動画コンテンツが対応付けられているとする。
【0109】
アプリAは、ハイパーリンクのリンク先である野球のライブ動画コンテンツに遷移する。例えば、ライブ動画コンテンツを表示する他のアプリケーションが起動し、他のアプリケーションに実行権を遷移させてもよく、また、アプリAは、アプリA内の一部の領域にライブ動画コンテンツを表示させてもよい。
【0110】
画面D12は、動画配信サービスを提供する他のアプリケーションに遷移した画面を示す。画面D12は、○○選手の第3打席のライブ動画コンテンツC10を再生中である。これにより、アプリAは、ユーザに対して○○選手の第3打席に関する選択肢を取得するとともに、第3打席のライブ動画の見逃しを防止することが可能になる。
【0111】
<動作説明>
次に、情報処理システム1の各動作について説明する。
図12は、一実施形態に係る情報処理システム1に関する処理の一例を示すシーケンス図である。
図12に示す例では、ユーザ装置20と各サーバ10、30、40とが連携して処理を実行する。
【0112】
ステップS102において、アプリ管理サーバ10の条件判定部115は、
図8に示す通知条件を満たすか否かを判定する。例えば、条件判定部115は、単にカテゴリが設定されている場合、このカテゴリに関するイベントが開催される場合は、条件を満たすと判定する。
【0113】
ステップS104において、アプリ管理サーバ10の要求部113は、条件を満たすと判定されたプッシュ通知に関連付けられた送信先のデバイスIDと、アプリIDと、通知IDと、通知内容とを含むプッシュ通知を、実行サーバ30に要求する。
【0114】
ステップS106において、実行サーバ30の通知制御部312は、アプリ管理サーバ10からプッシュ通知の要求を取得すると、取得した内容に基づいて、ユーザ装置20にプッシュ通知を実行する。
【0115】
ステップS108において、ユーザ装置20の表示制御部213は、プッシュ通知を画面に表示するよう制御する。このとき、ユーザは、プッシュ通知を選択する操作(第1ユーザ操作)を行うと、ユーザ装置20の受付部214は、第1ユーザ操作を受け付ける。
【0116】
ステップS110において、ユーザ装置20のCPU210は、第1ユーザ操作に応じてアプリAを起動する。
【0117】
ステップS112において、表示制御部213は、アプリAの画面に、プッシュ通知のイベントに関する選択肢を表示するように制御する。ユーザは、複数の選択肢から一つの選択肢を確定するまでの操作(第2ユーザ操作)を行うと、ユーザ装置20の受付部214は、第2ユーザ操作を受け付ける。
【0118】
ステップS114において、ユーザ装置20の出力部215は、第2ユーザ操作に応じて、ユーザが選択した選択肢を示す選択肢情報をアプリ管理サーバ10に出力する。
【0119】
ステップS116において、アプリ管理サーバ10の取得部114は、選択肢情報を取得し、選択したユーザのユーザIDに関連付けて選択肢情報をメモリ130に記憶して管理する。
【0120】
ステップS118において、ユーザ装置20のアクセス部216は、第2ユーザ操作に応じて、ユーザに選択された選択肢に関連付けられたハイパーリンクのリンク先にアクセスする。なお、ステップS114とステップS118との処理の順序は問わない。
【0121】
ステップS120において、リンク先のサーバであるコンテンツ管理サーバ40は、リンク先のURLに対応する(格納される)コンテンツを、ユーザ装置20に出力する。
【0122】
ステップS122において、ユーザ装置20の表示制御部213は、取得したコンテンツを画面に表示するよう制御する。
【0123】
以上の処理により、プッシュ通知の利用可能性を広げ、ユーザの利便性を向上させることができる。
【0124】
以上、実施形態について詳述したが、上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された範囲内において、下記に示すように、上記実施形態以外にも種々の変形及び変更が可能である。
【0125】
[変形例]
上述した実施形態の情報処理システム1は、クライアントアプリケーション212としてネイティブアプリのアプリAを例にして説明したが、ウェブブラウザでのWebプッシュ通知にも適用可能である。例えば、ユーザがWebプッシュ通知の表示を許可すると、上述したプッシュ通知と同様のプッシュ通知をウェブブラウザ上でも実装することが可能になる。
【0126】
また、アプリAがSNS(Social Networking Service)のアプリケーションと連携、又はSNSの機能を有する場合、ユーザAが自分のフォロワーに対してプッシュ通知を送信できるようにしてもよい。例えば、ユーザAのフォロワーに対して、事前にプッシュ通知をしてもよいかの確認を行い、許可したフォロワーのデバイスIDを実行サーバ30は管理する。
【0127】
この場合、ユーザAは、ある番組Aを見ているときに、「番組Aは面白い!」と書き込むことで、このメッセージ内容をフォロワーにプッシュ通知するように実行サーバ30に要求してもよい。例えば、アプリ管理サーバ10の要求部113は、フォロワーのデバイスIDと、アプリIDと、ユーザAが書き込んだ通知内容とを含むプッシュ通知を、実行サーバ30に要求する。また、アプリ管理サーバ10は、ユーザAの書き込んだテキストに対応付けて、番組Aを視聴できるURLをハイパーリンクとして管理する。これにより、フォロワーは、プッシュ通知を操作し、ユーザAのテキストを操作すると、テキストに関連付けられたハイパーリンクから番組Aを視聴することが可能になる。
【0128】
また、本開示の情報処理システム1における一適用例として、プッシュ通知を要求する権利を他の組織に販売してもよい。この場合、アプリAの要求部113は、他の組織が利用する装置から、通知条件、通知内容、コンテンツのURLを含む要求情報を取得した場合に、要求情報に基づいて、実行サーバ30にプッシュ通知を要求してもよい。例えば、本開示のプッシュ通知をメディア企業Aに販売した場合、メディア企業Aから、お勧めの番組等を選択肢とし、各選択肢に対する紹介動画のURLを要求情報としてアプリ管理サーバ10が取得した場合、アプリAのユーザに、メディア企業Aからのプッシュ通知を実行サーバ30に要求することが可能になる。
【0129】
以上、実施形態及び変形例は、本発明を説明するための例示であり、本発明をその実施形態及び変形例のみに限定する趣旨ではなく、本開示技術は、その要旨を逸脱しない限り、さまざまな変形が可能である。また、サーバ側、ユーザ装置側の各処理を適宜統合したり、他方の装置に処理を移行したりしてもよい。
【符号の説明】
【0130】
1…情報処理システム、10、30,40…サーバ、20…ユーザ装置、110…CPU、130…メモリ、112…アプリ制御部、113…要求部、114…取得部、115…条件判定部、210…CPU、212…クライアントアプリケーション、213…表示制御部、214…受付部、215…出力部、216…アクセス部、230…メモリ、310…CPU、312…通知制御部、313…条件管理部、330…メモリ、410…CPU、412…コンテンツ管理部、413…出力部、430…メモリ
【手続補正書】
【提出日】2023-03-28
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
情報処理装置が、
実行サーバにより配信されたプッシュ通知であって、所定イベントの選択肢に関する通知を含む前記プッシュ通知に対する第1ユーザ操作を受け付けること、
前記第1ユーザ操作に応じて、前記所定イベントの選択肢に対する回答を取得する所定アプリケーションを起動すること、
前記所定アプリケーションの起動により前記所定イベントの選択肢を表示画面に表示すること、
前記選択肢に対する第2ユーザ操作を受け付けること、
前記第2ユーザ操作に応じて、選択された前記選択肢に対応する選択肢情報を、前記所定アプリケーションを管理するアプリ管理サーバに出力すること、
前記第2ユーザ操作に応じて、選択された前記選択肢に関連付けられたハイパーリンクのリンク先にアクセスすること、
前記リンク先のコンテンツを前記表示画面に表示すること、
を実行する情報処理方法。
【請求項2】
前記リンク先は、前記所定アプリケーションの運営組織とは異なる組織が管理するサーバにより管理されるURLを含む、請求項1に記載の情報処理方法。
【請求項3】
前記アクセスすることは、
複数の選択肢のうち、少なくとも2つの選択肢にそれぞれ異なるハイパーリンクが関連付けられる場合、選択された前記選択肢に応じて異なりうるハイパーリンクのリンク先にアクセスすることを含む、請求項1に記載の情報処理方法。
【請求項4】
前記プッシュ通知に含まれる前記選択肢は、前記コンテンツに関する選択肢を含む、請求項1に記載の情報処理方法。
【請求項5】
前記プッシュ通知は、前記所定イベントの状況に応じて通知され、
前記コンテンツは、前記所定イベントの状況を表示する動画を含む、請求項1に記載の情報処理方法。
【請求項6】
前記コンテンツは、ライブ動画を含む請求項5に記載の情報処理方法。
【請求項7】
前記アクセスすることは、
前記第2ユーザ操作により複数の選択肢が選択された場合、所定ルールに従って決定された一の選択肢に関連付けられたハイパーリンクのリンク先にアクセスすることを含む、請求項1に記載の情報処理方法。
【請求項8】
情報処理装置に、
実行サーバにより配信されたプッシュ通知であって、所定イベントの選択肢に関する通知を含む前記プッシュ通知に対する第1ユーザ操作を受け付けること、
前記第1ユーザ操作に応じて、前記所定イベントの選択肢に対する回答を取得する所定アプリケーションを起動すること、
前記所定アプリケーションの起動により前記所定イベントの選択肢を表示画面に表示すること、
前記選択肢に対する第2ユーザ操作を受け付けること、
前記第2ユーザ操作に応じて、選択された前記選択肢に対応する選択肢情報を、前記所定アプリケーションを管理するアプリ管理サーバに出力すること、
前記第2ユーザ操作に応じて、選択された前記選択肢に関連付けられたハイパーリンクにより他のコンテンツに遷移すること、
を実行させるプログラム。
【請求項9】
プッシュ通知を介してコンテンツを提供する情報処理システムであって、
所定イベントの選択肢に関する通知を含むプッシュ通知を情報処理装置に配信するよう実行サーバに要求する要求部と、
前記実行サーバから配信されたプッシュ通知に対する第1ユーザ操作に応じて前記情報処理装置で起動し、前記所定イベントの選択肢に対する回答を取得する所定アプリケーションから、前記所定イベントの選択肢に対する第2ユーザ操作により選択された前記選択肢に対応する選択肢情報を取得する取得部と、
前記第2ユーザ操作により選択された前記選択肢に関連付けられたハイパーリンクのリンク先から、前記ハイパーリンクに対応するコンテンツを前記情報処理装置に出力する出力部と、
を備える情報処理システム。
【手続補正書】
【提出日】2023-07-03
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
情報処理装置が、
実行サーバにより配信されたプッシュ通知であって、所定イベントの選択肢に関する通知を含む前記プッシュ通知に対する第1ユーザ操作を受け付けること、
前記第1ユーザ操作に応じて、前記所定イベントの選択肢に対する回答を取得する所定アプリケーションを起動すること、
前記所定アプリケーションの起動により前記所定イベントの選択肢を表示画面に表示すること、
前記選択肢に対する第2ユーザ操作を受け付けること、
前記第2ユーザ操作に応じて、選択された前記選択肢に対応する選択肢情報を、前記所定アプリケーションを管理するアプリ管理サーバに出力すること、
前記第2ユーザ操作に応じて、選択された前記選択肢に関連付けられたハイパーリンクのリンク先にアクセスすること、
前記リンク先のコンテンツを前記表示画面に表示すること、
を実行する情報処理方法。
【請求項2】
前記リンク先は、前記所定アプリケーションの運営組織とは異なる組織が管理するサーバにより管理されるURLを含む、請求項1に記載の情報処理方法。
【請求項3】
前記アクセスすることは、
複数の選択肢のうち、少なくとも2つの選択肢にそれぞれ異なるハイパーリンクが関連付けられる場合、選択された前記選択肢に応じて異なりうるハイパーリンクのリンク先にアクセスすることを含む、請求項1に記載の情報処理方法。
【請求項4】
前記プッシュ通知に含まれる前記選択肢は、前記コンテンツに関する選択肢を含む、請求項1に記載の情報処理方法。
【請求項5】
前記プッシュ通知は、前記所定イベントの状況に応じて通知され、
前記コンテンツは、前記所定イベントの状況を表示する動画を含む、請求項1に記載の情報処理方法。
【請求項6】
前記コンテンツは、ライブ動画を含む請求項5に記載の情報処理方法。
【請求項7】
前記アクセスすることは、
前記第2ユーザ操作により複数の選択肢が選択された場合、所定ルールに従って決定された一の選択肢に関連付けられたハイパーリンクのリンク先にアクセスすることを含む、請求項1に記載の情報処理方法。
【請求項8】
情報処理装置に、
実行サーバにより配信されたプッシュ通知であって、所定イベントの選択肢に関する通知を含む前記プッシュ通知に対する第1ユーザ操作を受け付けること、
前記第1ユーザ操作に応じて、前記所定イベントの選択肢に対する回答を取得する所定アプリケーションを起動すること、
前記所定アプリケーションの起動により前記所定イベントの選択肢を表示画面に表示すること、
前記選択肢に対する第2ユーザ操作を受け付けること、
前記第2ユーザ操作に応じて、選択された前記選択肢に対応する選択肢情報を、前記所定アプリケーションを管理するアプリ管理サーバに出力すること、
前記第2ユーザ操作に応じて、選択された前記選択肢に関連付けられたハイパーリンクにより他のコンテンツに遷移すること、
を実行させるプログラム。
【請求項9】
プッシュ通知を介してコンテンツを提供する情報処理システムであって、
所定イベントの選択肢に関する通知を含むプッシュ通知を情報処理装置に配信するよう実行サーバに要求する要求部と、
前記実行サーバから配信されたプッシュ通知に対する第1ユーザ操作に応じて前記情報処理装置で起動し、前記所定イベントの選択肢に対する回答を取得する所定アプリケーションから、前記所定イベントの選択肢に対する第2ユーザ操作により選択された前記選択肢に対応する選択肢情報を取得する取得部と、
前記第2ユーザ操作により選択された前記選択肢に関連付けられたハイパーリンクのリンク先にアクセスした前記情報処理装置に、前記ハイパーリンクに対応するコンテンツを出力する出力部と、
を備える情報処理システム。