(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024086597
(43)【公開日】2024-06-27
(54)【発明の名称】ディスプレイ装置及びディスプレイパネル
(51)【国際特許分類】
G09F 9/30 20060101AFI20240620BHJP
H05B 33/14 20060101ALI20240620BHJP
H10K 59/123 20230101ALI20240620BHJP
H10K 59/131 20230101ALI20240620BHJP
H10K 59/35 20230101ALI20240620BHJP
【FI】
G09F9/30 338
G09F9/30 365
H05B33/14 Z
H10K59/123
H10K59/131
H10K59/35
【審査請求】有
【請求項の数】23
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023192794
(22)【出願日】2023-11-13
(31)【優先権主張番号】10-2022-0175821
(32)【優先日】2022-12-15
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】501426046
【氏名又は名称】エルジー ディスプレイ カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100094112
【弁理士】
【氏名又は名称】岡部 讓
(74)【代理人】
【識別番号】100106183
【弁理士】
【氏名又は名称】吉澤 弘司
(74)【代理人】
【識別番号】100114915
【弁理士】
【氏名又は名称】三村 治彦
(74)【代理人】
【識別番号】100125139
【弁理士】
【氏名又は名称】岡部 洋
(74)【代理人】
【識別番号】100209808
【弁理士】
【氏名又は名称】三宅 高志
(72)【発明者】
【氏名】韓 ▲ミン▼ 志
(72)【発明者】
【氏名】咸 秀 勳
【テーマコード(参考)】
3K107
5C094
【Fターム(参考)】
3K107AA01
3K107AA05
3K107BB01
3K107CC33
3K107CC36
3K107DD39
3K107EE03
3K107HH05
5C094AA02
5C094AA15
5C094BA03
5C094BA23
5C094BA27
5C094CA19
5C094DB01
5C094FA01
5C094FA04
(57)【要約】
【課題】ナローベゼルを実現しながら映像品質を改善することができるタッチディスプレイ装置及びディスプレイパネルを提供する。
【解決手段】本実施例のディスプレイ装置は、複数のサブピクセルと、データ駆動回路に対応される第1領域に配置された第1データライングループ及び前記データ駆動回路の外側に対応する第2領域に配置された第2データライングループが列方向に配置された複数のデータラインと、行方向に配置された複数のゲートラインと、ベゼル領域で前記第1データライングループに連結される直線構造の第1データリンクライングループと、同一長さの水平の第2データリンクラインが表示領域を通じて前記第2データライングループに連結される折曲構造の第2データリンクライングループを含む。
【選択図】
図6
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のサブピクセル、列方向に配置された複数のデータライン、及び行方向に配置された複数のゲートラインを含むディスプレイパネルと、
前記複数のデータラインを通じて前記ディスプレイパネルにデータ電圧を供給するデータ駆動回路と、
前記複数のゲートラインを通じて前記ディスプレイパネルにゲート信号を供給するゲート駆動回路と、
前記データ駆動回路と前記ゲート駆動回路を制御するタイミングコントローラーを含み、
前記ディスプレイパネルは、
前記複数のデータラインのうちで前記データ駆動回路に対応される第1領域に配置された第1データライングループを連結する直線構造の第1データリンクライングループと、
前記複数のデータラインのうちで前記第1領域の外側に位置する第2領域に配置された第2データライングループを同一長さの第2-3データリンクラインに連結する折曲構造の第2データリンクライングループとを含むディスプレイ装置。
【請求項2】
前記第1データリンクライングループは、
前記データ駆動回路と前記第1データライングループを直線で連結する請求項1に記載のディスプレイ装置。
【請求項3】
前記折曲構造の第2データリンクライングループは、
前記データ駆動回路で延長される第2-1データリンクラインと、
前記第1領域に配置される第2-2データリンクラインと、
前記第2-2データリンクラインと前記第2データライングループを連結する前記第2-3データリンクラインとを含む請求項1に記載のディスプレイ装置。
【請求項4】
前記第2-1データリンクラインは、ベゼル領域に配置される請求項3に記載のディスプレイ装置。
【請求項5】
前記第2-2データリンクラインは、前記第1領域で前記第1データライングループと平行に配置される請求項3に記載のディスプレイ装置。
【請求項6】
前記第2-3データリンクラインは、前記データ駆動回路から遠くなるほど前記ディスプレイパネルの外側方向に配列される請求項1に記載のディスプレイ装置。
【請求項7】
前記第2-3データリンクラインは、前記データ駆動回路から遠くなるほど前記ディスプレイパネルの中央方向に配列される請求項1に記載のディスプレイ装置。
【請求項8】
前記第2-3データリンクラインは、
前記ディスプレイパネルの左側第2領域に配置される第2-3データリンクラインの一部と前記ディスプレイパネルの右側第2領域に配置される第2-3データリンクラインの一部が前記ディスプレイパネルの中央を基準に対称となるように形成される請求項1に記載のディスプレイ装置。
【請求項9】
前記第2-3データリンクラインは、前記第2データライングループと異なる層に形成される請求項1に記載のディスプレイ装置。
【請求項10】
前記第2領域の前記第2データライングループの間にそれぞれ配置されるドミデータリンクラインをさらに含む請求項1に記載のディスプレイ装置。
【請求項11】
前記第2-2データリンクラインは、前記第1領域で前記第1データライングループと相互に配置される請求項3に記載のディスプレイ装置。
【請求項12】
複数のサブピクセルと、
データ駆動回路に対応される第1領域に配置された第1データライングループ及び前記第1領域の外側に位置する第2領域に配置された第2データライングループを含む複数のデータラインと、
複数のゲートラインと、
ベゼル領域で前記第1データライングループに連結される直線構造の第1データリンクライングループと、
同一長さの第2-3データリンクラインが表示領域を通じて前記第2データライングループに連結される折曲構造の第2データリンクライングループとを含むディスプレイパネル。
【請求項13】
前記第1データリンクライングループは、前記データ駆動回路と前記第1データライングループを直線で連結する請求項12に記載のディスプレイパネル。
【請求項14】
前記折曲構造の第2データリンクライングループは、
前記データ駆動回路で延長される第2-1データリンクラインと、
前記第1領域に配置される第2-2データリンクラインと、
前記第2-2データリンクラインと前記第2データライングループを連結する前記第2-3データリンクラインとを含む請求項12に記載のディスプレイパネル。
【請求項15】
前記第2-1データリンクラインは、ベゼル領域に配置される請求項14に記載のディスプレイパネル。
【請求項16】
前記第2-2データリンクラインは、前記第1領域で前記第1データライングループと平行に配置される請求項14に記載のディスプレイパネル。
【請求項17】
前記第2-3データリンクラインは、前記データ駆動回路から遠くなるほど前記ディスプレイパネルの外側方向に配列される請求項12に記載のディスプレイパネル。
【請求項18】
前記第2-3データリンクラインは、前記データ駆動回路から遠くなるほど前記ディスプレイパネルの中央方向に配列される請求項12に記載のディスプレイパネル。
【請求項19】
前記第2-3データリンクラインは、
前記ディスプレイパネルの左側第2領域に配置される第2-3データリンクラインの一部と前記ディスプレイパネルの右側第2領域に配置される第2-3データリンクラインの一部が前記ディスプレイパネルの中央を基準に対称となるように形成される請求項12に記載のディスプレイパネル。
【請求項20】
前記第2-3データリンクラインは、前記第2データライングループと異なる層に形成される請求項12に記載のディスプレイパネル。
【請求項21】
前記第2領域の前記第2データライングループの間に配置されるドミデータリンクラインをさらに含む請求項12に記載のディスプレイパネル。
【請求項22】
前記第2-2データリンクラインは、前記第1領域で前記第1データライングループと相互に配置される請求項14に記載のディスプレイパネル
【請求項23】
複数のサブピクセル、複数のデータライン及び複数のゲートラインを含むディスプレイパネルと、
前記複数のデータラインに複数のデータ電圧を供給するデータ駆動回路と、
前記複数のゲートラインに複数のゲート信号を供給するゲート駆動回路と、
前記データ駆動回路と前記ゲート駆動回路を制御するタイミングコントローラーを含み、
前記ディスプレイパネルは、
前記複数のデータラインのうちで前記データ駆動回路に対応される第1領域に配置された第1データライングループに連結される線形構造の第1データリンクライングループと、
前記複数のデータラインのうちで前記第1領域の外側に位置する第2領域に配置された第2データライングループに連結され、前記第1領域で第1方向に配置されるデータリンクラインと前記第1方向に直交する第2方向に延長されるデータリンクラインが等しい長さを有する第2データリンクライングループとを含むディスプレイ装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示の実施例は、ディスプレイ装置及びディスプレイパネルに関するものであり、より具体的には、ディスプレイパネルの表示領域に配置されるデータリンクラインの長さを等しく形成することで、ナローベゼルを実現して映像品質を改善することができるディスプレイ装置及びディスプレイパネルに関する。
【背景技術】
【0002】
情報化社会が発展することによって画像を表示するディスプレイ装置に対する多様な要求が増加しているし、液晶ディスプレイ装置(Liquid Crystal Display:LCD)、有機発光ディスプレイ装置(Organic Light Emitting Display)などのような多様な類型のディスプレイ装置が活用されている。
【0003】
このようなディスプレイ装置のうちで有機発光ディスプレイ装置は、自ら発光する有機発光ダイオードを利用することで、高速な応答速度、高コントラスト、発光効率、輝度及び視野角などにおいて長所を有する。
【0004】
このような有機発光ディスプレイ装置は、ディスプレイパネルに配列された複数のサブピクセル(Subpixel)それぞれに配置された有機発光ダイオードを含み、有機発光ダイオードに流れる電流制御を通じて有機発光ダイオードを発光させることで、それぞれのサブピクセルが示す輝度を制御してイメージを表示することができる。
【0005】
このようなディスプレイ装置は表示領域の外殻に形成されるベゼル領域を最小化することで、ディスプレイ装置の全体重さと大きさを減少させてディスプレイ装置の外観を美麗にさせるため、ベゼル領域の幅を最小化するための研究が活発に進められている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本開示の発明者らはナローベゼルを実現しながら映像品質を改善することができるディスプレイ装置及びディスプレイパネルを発明した。
【0007】
本開示の実施例は、ディスプレイパネルの表示領域に位置するデータリンクラインを等しい長さで形成することで、ナローベゼルを具現して映像品質を改善することができるディスプレイ装置及びディスプレイパネルを提供することができる。
【0008】
本開示の実施例は、データ駆動回路に対応される第1領域のデータラインを直線構造の第1データリンクライングループで連結し、データ駆動回路の外殻に対応される第2領域のデータラインを等しい長さを有する折曲構造の第2データリンクライングループで連結することで、ナローベゼルを実現して映像品質を改善することができるディスプレイ装置及びディスプレイパネルを提供することができる。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示の実施例は、複数のサブピクセル、列方向に配置された複数のデータライン、及び行方向に配置された複数のゲートラインを含むディスプレイパネルと、前記複数のデータラインを通じて前記ディスプレイパネルにデータ電圧を供給するデータ駆動回路と、前記複数のゲートラインを通じて前記ディスプレイパネルにゲート信号を供給するゲート駆動回路と、前記データ駆動回路と前記ゲート駆動回路を制御するタイミングコントローラーを含むが、前記ディスプレイパネルは前記データ駆動回路に対応される第1領域に配置された第1データライングループを連結する直線構造の第1データリンクライングループと、前記データ駆動回路の外殻に対応される第2領域に配置された第2データライングループを同一長さの水平の第2データリンクラインで連結する折曲構造の第2データリンクライングループを含むディスプレイ装置を提供することができる。
【0010】
本開示の実施例は、複数のサブピクセルと、データ駆動回路に対応される第1領域に配置された第1データライングループ及び前記データ駆動回路の外殻に対応される第2領域に配置された第2データライングループが列方向に配置された複数のデータラインと、行方向に配置された複数のゲートラインと、ベゼル領域で前記第1データライングループに連結される直線構造の第1データリンクライングループと、同一長さの水平の第2データリンクラインが表示領域を通じて前記第2データライングループに連結される折曲構造の第2データリンクライングループを含むディスプレイパネルを提供することができる。
【発明の効果】
【0011】
本開示の実施例によれば、ナローベゼルを実現しながら映像品質を改善することができるディスプレイ装置及びディスプレイパネルを提供することができる。
【0012】
また、本開示の実施例によれば、ディスプレイパネルの表示領域に位置するデータリンクラインを等しい長さで配列することで、ナローベゼルを具現して映像品質を改善することができる。
【0013】
また、本開示の実施によれば、データ駆動回路に対応される第1領域のデータラインを直線構造の第1データリンクライングループで連結し、データ駆動回路の外殻に対応される第2領域のデータラインを等しい長さを有する折曲構造の第2データリンクライングループで連結することで、ナローベゼルを具現して映像品質を改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【
図1】本開示の実施例によるディスプレイ装置を概略的に示した図面である。
【
図2】本開示の実施例によるディスプレイ装置のシステム例示図である。
【
図3】本開示の実施例によるディスプレイ装置のサブピクセル回路を例示で示した図面である。
【
図4】ディスプレイパネルを例示で示した平面図である。
【
図6】本開示の実施例によるディスプレイパネルの構造を例示で示した平面図である。
【
図7】本開示の実施例によるディスプレイ装置でデータ駆動回路に対応される第1領域に配置されたデータラインの連結構造のみを別に示した図面である。
【
図8】本開示の実施例によるディスプレイ装置でデータ駆動回路の外殻に対応される第2領域に配置されたデータラインの連結構造のみを別に示した図面である。
【
図9】本開示の実施例によるディスプレイ装置で、水平の第2データリンクラインの長さが相異な場合に一部領域に染みが発生する現象を例示で示した図面である。
【
図10】本開示の実施例によるディスプレイ装置で、折曲構造の第2データリンクライングループによって染みが現われる現象を回路的に示した図面である。
【
図11】本開示の実施例によるディスプレイ装置で、水平の第2データリンクラインの形状による染みを示した図面である。
【
図12】本開示の実施例によるディスプレイ装置で、水平の第2データリンクラインの配列構造を異にしたディスプレイパネルの構造を例示で示した平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明の一実施例を例示的な図面を参照して詳細に説明する。各図面の構成要素に参照符号を付け加えるにおいて、同一の構成要素に対してはたとえ他の図面上に表示されてもできるだけ同一の符号が付され得る。また、本発明を説明するにおいて、関連される公知構成または機能に対する具体的な説明が本発明の要旨から外れると判断される場合には、その詳細な説明は省略され得る。本明細書上で言及された「含む」、「有する」、「なされる」などが使用される場合、「~だけ」が使用されない以上、他の要素が加えられ得る。構成要素を単数で表現した場合に特別な明示的な記載事項がない限り、複数を含み得る。
【0016】
また、本発明の構成要素を説明するにおいて、第1、第2、A、B、(a)、(b)などの用語を使用することができる。このような用語はその構成要素を他の構成要素と区別するためのものであるだけで、その用語によって該当構成要素の本質、順番、順序でまたは個数などが限定されない。
【0017】
構成要素の位置関係に対する説明において、ふたつ以上の構成要素が「連結」、「結合」または「接続」などであると記載された場合、ふたつ以上の構成要素が直接的に「連結」、「結合」または「接続」され得るが、ふたつ以上の構成要素と異なる構成要素がさらに「介在」、「連結」、「結合」または「接続」され得ることもあると理解されるべきである。ここで、他の構成要素はお互いに「連結」、「結合」または「接続」されるふたつ以上の構成要素中の一つ以上に含まれ得る。
【0018】
構成要素や、動作方法、製作方法などと関連された時間的流れ関係に対する説明において、例えば、「~後に」、「~に続いて」、「~次に」、「~前に」などで時間的先後関係または流れ的先後関係が説明される場合、「直ちに」または「直接」が使用されない限り、連続的ではない場合も含まれ得る。
【0019】
一方、構成要素に対する数値またはその対応情報(例:レベルなど)が言及された場合、別途の明示上記載がなくても、数値またはその対応情報は各種要因(例:工程上の要因、内部または外部衝撃、ノイズなど)によって発生することがある誤差範囲を含むと解釈され得る。
【0020】
以下、添付された図面を参照しながら開示の多様な実施例を詳細に説明する。
【0021】
図1は、本開示の実施例によるディスプレイ装置を概略的に示した図面である。
【0022】
図1を参照すれば、本開示の実施例によるディスプレイ装置100は、ディスプレイパネル110及びディスプレイパネル110を駆動するための駆動回路を含むことができる。
【0023】
ディスプレイパネル110は映像が表示される表示領域(DA)と映像が表示されないベゼル領域(BA)を含むことができる。ベゼル領域(BA)は非表示領域とも称される。
【0024】
ディスプレイパネル110は映像表示のために複数のサブピクセル(SP)を含むことができる。例えば、複数のサブピクセル(SP)は表示領域(DA)に配置され得る。場合によって、ベゼル領域(BA)に少なくとも一つのサブピクセル(SP)が配置され得る。ベゼル領域(BA)に配置される少なくとも一つのサブピクセル(SP)はドミサブピクセルとも称される。
【0025】
ディスプレイパネル110は複数のサブピクセル(SP)を駆動するための複数の信号配線を含み得る。例えば、複数信号配線は複数のデータライン(DL)及び複数のゲートライン(GL)を含み得る。信号配線はサブピクセル(SP)の構造によって、複数のデータライン(DL)及び複数のゲートライン(GL)と異なる信号配線をさらに含み得る。例えば、他の信号配線は駆動電圧ライン及び基準電圧ラインなどを含み得る。
【0026】
複数のデータライン(DL)及び複数のゲートライン(GL)はお互いに交差し得る。複数のデータライン(DL)それぞれは第1方向に延在しながら配置され得る。複数のゲートライン(GL)それぞれは第2方向に延在しながら配置され得る。ここで、第1方向は列(Column)方向であり、第2方向は行(Row)方向であり得る。本明細書で、列(Column)方向と行(Row)方向は相対的なものである。例えば、列方向は縦方向であり、行方向は横方向であり得る。他の例を挙げると、列方向は横方向であり、行方向は縦方向であってもよい。
【0027】
駆動回路は複数のデータライン(DL)を駆動するためのデータ駆動回路130及び複数のゲートライン(GL)を駆動するためのゲート駆動回路120を含み得る。駆動回路はデータ駆動回路130及びゲート駆動回路120を制御するためのタイミングコントローラー140をさらに含み得る。
【0028】
データ駆動回路130は複数のデータライン(DL)を駆動するための回路であり、複数のデータライン(DL)で映像信号に該当するデータ信号(データ電圧とも称する)を出力することができる。ゲート駆動回路120は複数のゲートライン(GL)を駆動するための回路であり、ゲート信号を生成して複数のゲートライン(GL)にゲート信号を出力することができる。ゲート信号は一つ以上のスキャン信号と発光信号を含み得る。
【0029】
タイミングコントローラー140は、各フレームで具現するタイミングによってスキャンを始めて、スキャンに合わせて適当な時間にデータ駆動を制御することができる。タイミングコントローラー140は、外部で入力される入力映像データをデータ駆動回路130で使用するデータ信号形式に該当するように切り替え、変換された映像データ(DATA)をデータ駆動回路130に供給することができる。
【0030】
タイミングコントローラー140は、入力映像データと共に、ディスプレイ駆動制御信号を外部のホストシステム200から受信することができる。例えば、ディスプレイ駆動制御信号らは垂直同期信号、水平同期信号、入力データイネーブル信号、クロック信号などを含み得る。
【0031】
タイミングコントローラー140は、ホストシステム200で入力されたディスプレイ駆動制御信号らに基づき、データ駆動制御信号(DCS)及びゲート駆動制御信号(GCS)を生成することができる。タイミングコントローラー140は、データ駆動制御信号(DCS)をデータ駆動回路130に供給することで、データ駆動回路130の駆動動作及び駆動タイミングを制御することができる。タイミングコントローラー140は、ゲート駆動制御信号(GCS)をゲート駆動回路120に供給することで、ゲート駆動回路120の駆動動作及び駆動タイミングを制御することができる。
【0032】
データ駆動回路130は一つ以上のソース駆動集積回路(Source Driving Integrated Circuit:SDIC)を含み得る。各ソース駆動集積回路はシフトレジスター(Shift Register)、ラッチ回路(Latch Circuit)、デジタルアナログコンバータ(Digital to Analog Converter:DAC)、出力バッファーなどを含むことができる。各ソース駆動集積回路は、場合によって、アナログデジタルコンバータ(Analog to Digital Converter:ADC)をさらに含み得る。
【0033】
例えば、各ソース駆動集積回路はテープ自動ボンディング(Tape Automated Bonding:TAB)方式でディスプレイパネル110と連結されるか、またはチップオンガラス(Chip On Glass:COG)またはチップオンパネル(Chip On Panel:COP)方式でディスプレイパネル110のボンディングパッドに連結されるか、またはチップオンフィルム(Chip On Film:COF)方式で構成され、ディスプレイパネル110と連結されることができる。
【0034】
ゲート駆動回路120はタイミングコントローラー140の制御によって、ターンオンレベル電圧のゲート信号、またはターンオフレベル電圧のゲート信号を出力することができる。ゲート駆動回路120は複数のゲートライン(GL)でターンオンレベル電圧のゲート信号を順次に供給することで、複数のゲートライン(GL)を順次に駆動することができる。
【0035】
ゲート駆動回路120は一つ以上のゲート駆動集積回路(Gate Driving Integrated Circuit:GDIC)を含むことができる。
【0036】
ゲート駆動回路120はテープ自動ボンディング(TAB)方式でディスプレイパネル110と連結されるか、またはチップオンガラス(COG)またはチップオンパネル(COP)方式でディスプレイパネル110のボンディングパッド(Bonding Pad)に連結されるか、またはチップオンフィルム(COF)方式に従ってディスプレイパネル110と連結されることができる。または、ゲート駆動回路120はゲートインパネル(Gate In Panel:GIP)タイプでディスプレイパネル110のベゼル領域(BA)に形成されることができる。ゲート駆動回路120は基板上に配置されるか、または基板に連結されることができる。すなわち、ゲート駆動回路120はゲートインパネル(GIP)タイプの場合基板のベゼル領域(BA)に配置されることができる。ゲート駆動回路120はチップオンガラス(COG)タイプ、チップオンフィルム(COF)タイプなどの場合基板に連結されることができる。
【0037】
一方、データ駆動回路130及びゲート駆動回路120のうちで少なくとも一つの駆動回路は、表示領域(DA)に配置されることもできる。例えば、データ駆動回路130及びゲート駆動回路120のうちで少なくとも一つの駆動回路はサブピクセル(SP)と重畳されないように配置されてもよく、サブピクセル(SP)と一部または全体が重畳されるように配置されてもよい。
【0038】
データ駆動回路130はディスプレイパネル110の一側(例:上側または下側)に連結され得る。駆動方式、パネル設計方式などによって、データ駆動回路130はディスプレイパネル110の両側(例:上側下側)にすべて連結されてもよく、またはディスプレイパネル110の4側面のうちでふたつ以上の側面に連結されてもよい。
【0039】
ゲート駆動回路120はディスプレイパネル110の一側(例:左側または右側)に連結され得る。駆動方式、パネル設計方式などによって、ゲート駆動回路120はディスプレイパネル110の両側(例:左側と右側)にすべて連結されてもよく、またはディスプレイパネル110の4側面のうちでふたつ以上の側面に連結されてもよい。
【0040】
タイミングコントローラー140は、データ駆動回路130と別途の部品で構成されてもよく、またはデータ駆動回路130と共に統合されて集積回路で構成されてもよい。タイミングコントローラー140は通常のディスプレイ技術で利用されるコントローラー(Controller)や、タイミングコントローラーを含んで他の制御機能もさらに遂行することができる制御装置であってもよく、または制御装置内回路であってもよい。タイミングコントローラー140は、IC(Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、またはプロセッサ(Processor)などの多様な回路や電子部品で構成され得る。
【0041】
タイミングコントローラー140は印刷回路基板、軟性印刷回路などに実装され、印刷回路基板、軟性印刷回路などを通じてデータ駆動回路130及びゲート駆動回路120と電気的に連結されることができる。タイミングコントローラー140は、あらかじめ決まった一つ以上のインターフェースによってデータ駆動回路130と信号を送受信することができる。ここで、例えば、インターフェースはLVDS(Low Voltage Differential Signaling)インターフェース、EPIインターフェース、SP(Serial Peripheral Interface)などを含み得る。
【0042】
本開示の実施例によるディスプレイ装置100はディスプレイパネル110が自体的に発光する自体発光ディスプレイ装置であることがある。本開示の実施例によるディスプレイ装置100が自体発光ディスプレイ装置の場合、複数のサブピクセル(SP)それぞれは発光素子を含むことができる。例えば、本開示の実施例によるディスプレイ装置100は、発光素子が有機発光ダイオード(Organic Light Emitting Diode:OLED)で構成された有機発光ディスプレイ装置であり得る。他の例を挙げると、本開示の実施例によるディスプレイ装置100は発光素子が無機物基盤の発光ダイオードで具現された無機発光ディスプレイ装置であってもよい。また他の例を挙げると、本開示の実施例によるディスプレイ装置100は発光素子が自ら光を出す半導体結晶である量子ドット(Quantum Dot)で構成された量子ドットディスプレイ装置であってもよい。
【0043】
図2は、本開示の実施例によるディスプレイ装置のシステム例示図である。
【0044】
図2を参照すれば、本開示の実施例によるディスプレイ装置100はデータ駆動回路130が多様な方式(TAB、COG、COFなど)のうちでCOF(Chip On Film)方式で構成され、ゲート駆動回路120が多様な方式(TAB、COG、COF、GIPなど)のうちでGIP(Gate In Panel)形態で構成された場合を示したものである。
【0045】
ゲート駆動回路120がGIP形態で構成される場合、ゲート駆動回路120に含まれた複数のゲート駆動集積回路(GDIC)はディスプレイパネル110のベゼル領域に直接形成されることができる。この時、ゲート駆動集積回路(GDIC)はベゼル領域に配置されたゲート駆動関連信号配線を通じて、スキャン信号の生成に必要な各種信号(クロック、ゲートハイ信号、ゲートロー信号など)の供給を受けることができる。
【0046】
同じく、データ駆動回路130に含まれた一つ以上のソース駆動集積回路(SDIC)はそれぞれソースフィルム(SF)上に実装されることができ、ソースフィルム(SF)の一側はディスプレイパネル110と電気的に連結され得る。また、ソースフィルム(SF)の上部にはソース駆動集積回路(SDIC)とディスプレイパネル110を電気的に連結するための配線が配置され得る。
【0047】
このようなディスプレイ装置100は複数のソース駆動集積回路(SDIC)と異なる装置の間の回路的な連結のため、少なくとも一つのソース印刷回路基板(Source Printed Circuit Board:SPCB)と、制御部品及び各種電気装置を実装するためのコントロール印刷回路基板(Control Printed Circuit Board:CPCB)を含み得る。
【0048】
この時、少なくとも一つのソース印刷回路基板(SPCB)にはソース駆動集積回路(SDIC)が実装されたソースフィルム(SF)の他側が連結され得る。すなわち、ソース駆動集積回路(SDIC)が実装されたソースフィルム(SF)は一側がディスプレイパネル110と電気的に連結され、他側がソース印刷回路基板(SPCB)と電気的に連結され得る。
【0049】
コントロール印刷回路基板(CPCB)にはタイミングコントローラー140とパワー管理回路150が実装され得る。タイミングコントローラー140はデータ駆動回路130及びゲート駆動回路120の動作を制御することができる。パワー管理回路150はディスプレイパネル110、データ駆動回路130、及びゲート駆動回路120などで駆動電圧や電流を供給でき、供給される電圧や電流を制御することができる。
【0050】
少なくとも一つのソース印刷回路基板(SPCB)とコントロール印刷回路基板(CPCB)は少なくとも一つの連結部材を通じて回路的に連結され、連結部材は例えば、フレキシブル印刷回路(Flexible Printed Circuit:FPC)、フレキシブルフラットケーブル(Flexible Flat Cable:FFC)などで構成され得る。また、少なくとも一つのソース印刷回路基板(SPCB)とコントロール印刷回路基板(CPCB)は一つの印刷回路基板に統合されて構成されてもよい。
【0051】
ディスプレイ装置100はコントロール印刷回路基板(CPCB)と電気的に連結されたセットボード(Set Board)170をさらに含むことができる。この時、セットボード170はパワーボード(Power Board)とすることもできる。このようなセットボード170にはディスプレイ装置100の全体パワーを管理するメインパワー管理回路160が存在することができる。メインパワー管理回路160はパワー管理回路150と連動されることができる。
【0052】
上のような構成でなされたディスプレイ装置100の場合、駆動電圧はセットボード170で発生されてコントロール印刷回路基板(CPCB)内のパワー管理回路150に伝達される。パワー管理回路150はディスプレイ駆動または特性値センシングに必要な駆動電圧をフレキシブル印刷回路(FPC)、またはフレキシブルフラットケーブル(FFC)を通じてソース印刷回路基板(SPCB)に伝達する。ソース印刷回路基板(SPCB)に伝達された駆動電圧はソース駆動集積回路(SDIC)を通じてディスプレイパネル110内の特定サブピクセル(SP)を発光するとかセンシングするために供給される。
【0053】
この時、ディスプレイ装置100内のディスプレイパネル110に配列された各サブピクセル(SP)は発光素子と、これを駆動するための駆動トランジスタなどの回路素子で構成されることができる。
【0054】
各サブピクセル(SP)を構成する回路素子の種類及び個数は、提供機能及び設計方式などによって多様に定まり得る
【0055】
図3は、本開示の実施例によるディスプレイ装置のサブピクセル回路を例示で示した図面である。
【0056】
図3を参照すれば、本開示の実施例によるディスプレイ装置100のサブピクセル(SP)は第1乃至第7スイッチングトランジスタ(T1-T7)、駆動トランジスタ(DRT)、ストレージコンデンサ(Cst)、及び発光素子(ED)を含むことができる。
【0057】
ここで、発光素子(ED)は一例で、有機発光ダイオード(OLED:Organic Light Emitting Diode)などのように自ら光を出すことができる自発光素子であり得る。
【0058】
本明細書の一実施例によるサブピクセル(SP)で、第2乃至第4スイッチングトランジスタ(T2-T4)、第6スイッチングトランジスタ(T6)、第7スイッチングトランジスタ(T7)及び駆動トランジスタ(DRT)はP型トランジスタであり得る。また、第1スイッチングトランジスタ(T1)と第5スイッチングトランジスタ(T5)はN型トランジスタであり得る。
【0059】
P型トランジスタはN型トランジスタに比べて比較的信頼性が高い。P型トランジスタの場合、発光時ソース電極を高電位駆動電圧(VDD)で固定させることができるために発光素子(ED)に流れる電流がコンデンサ(Cst)によって変動し難いという長所がある。したがって、電流を安定的に供給しやすい。
【0060】
P型トランジスタは、発光素子(ED)のアノード電極と連結されて飽和(Saturation)領域で動作する場合しきい電圧の変化に依らずに一定の電流を流すことができるので、信頼性が比較的高い。
【0061】
このようなサブピクセル(SP)構造で、N型トランジスタ(T1、T5)は酸化物半導体を利用して形成される酸化物トランジスタ(例えば、インジウム、ガリウム、亜鉛酸化物またはIGZOのような酸化物半導体から形成されたチャンネルを有するトランジスタ)で構成され得る。その他のP型トランジスタ(DRT、T2-T4、T6、T7)はシリコンのような半導体から形成されたシリコントランジスタ(例えば、LTPSまたは低温ポリシリコンで指称される低温プロセスを利用して形成されたポリシリコンチャンネルを有するトランジスタ)で構成されてもよい。
【0062】
酸化物トランジスタはシリコントランジスタより相対的に漏洩電流が低い特徴を有するので、酸化物トランジスタを利用してトランジスタを構成する場合、駆動トランジスタ(DRT)のゲート電極から電流が漏洩することを防止することでフリッカーのような映像品質の不良を減少させることができる効果がある。
【0063】
一方、N型トランジスタに該当する第1スイッチングトランジスタ(T1)と第5スイッチングトランジスタ(T5)を除いた残りのP型トランジスタ(DRT、T2-T4、T6、T7)は低温ポリシリコンで構成され得る。
【0064】
この時、スイチングトランジスタのソース電極及びドレイン電極は入力される電圧によってドレイン電極とソース電極の名称が変わり得る。
【0065】
第1スイッチングトランジスタ(T1)のゲート電極は、第1スキャン信号(SCAN1)の供給を受ける。第1スイッチングトランジスタ(T1)のドレイン電極は駆動トランジスタ(DRT)のゲート電極と連結される。また、第1スイッチングトランジスタ(T1)のソース電極は駆動トランジスタ(DRT)のドレイン電極と連結される。
【0066】
第1スイッチングトランジスタ(T1)は第1スキャン信号(SCAN1)によってターンオンされ、一端子が高電位駆動電圧(VDD)で固定されたストレージコンデンサ(Cst)によって駆動トランジスタ(DRT)のゲート電圧を一定に維持させる。
【0067】
第1スイッチングトランジスタ(T1)は酸化物トランジスタを構成するため、N型MOSトランジスタでなされることができる。N型MOSトランジスタは正孔ではない電子をキャリアで使用するために、P型MOSトランジスタに比べて移動度が速いので、スイチング速度も速いことがある。
【0068】
第2スイッチングトランジスタ(T2)のゲート電極は第2スキャン信号(SCAN2)の供給を受ける。第2スイッチングトランジスタ(T2)のソース電極はデータ電圧(Vdata)の供給を受けることができる。第2スイッチングトランジスタ(T2)のドレイン電極は駆動トランジスタ(DRT)のソース電極と連結される。
【0069】
第2スイッチングトランジスタ(T2)は第2スキャン信号(SCAN2)によってターンオンされ、データ電圧(Vdata)を駆動トランジスタ(DRT)のソース電極に供給する。
【0070】
第3スイッチングトランジスタ(T3)のゲート電極は発光信号(EM)の供給を受ける。第3スイッチングトランジスタ(T3)のソース電極は高電位駆動電圧(VDD)の供給を受ける。第3スイッチングトランジスタ(T3)のドレイン電極は駆動トランジスタ(DRT)のソース電極と連結される。
【0071】
第3スイッチングトランジスタ(T3)は発光信号(EM)によってターンオンされ、高電位駆動電圧(VDD)を駆動トランジスタ(DRT)のソース電極に供給する。
【0072】
第4スイッチングトランジスタ(T4)のゲート電極は発光信号(EM)の供給を受ける。第4スイッチングトランジスタ(T4)のソース電極は駆動トランジスタ(DRT)のドレイン電極と連結される。第4スイッチングトランジスタ(T4)のドレイン電極は発光素子(ED)のアノード電極と連結される。
【0073】
第4スイッチングトランジスタ(T4)は発光信号(EM)によってターンオンされ、発光素子(ED)のアノード電極に駆動電流を供給する。
【0074】
第5スイッチングトランジスタ(T5)のゲート電極は第4スキャン信号(SCAN4)の供給を受ける。
【0075】
ここで、第4スキャン信号(SCAN4)は他の位置のサブピクセル(SP)に供給される第1スキャン信号(SCAN1)と位相が異なる信号であり得る。例えば、第1スキャン信号(SCAN1)がn番目ゲートラインに印加される場合、第4スキャン信号(SCAN4)はn-1番目ゲートラインに印加される第1スキャン信号(SCAN1[00n-1])を利用することができる。すなわち、第4スキャン信号(SCAN4)はディスプレイパネル110が駆動される位相によってゲートライン(GL)を異にする第1スキャン信号(SCAN1)を利用することができる。
【0076】
第5スイッチングトランジスタ(T5)のドレイン電極は安定化電圧(Vini)の供給を受ける。第5スイッチングトランジスタ(T5)のソース電極は駆動トランジスタ(DRT)のゲート電極とストレージコンデンサ(Cst)に連結される。
【0077】
第5スイッチングトランジスタ(T5)は第4スキャン信号(SCAN4)によってターンオンされ、駆動トランジスタ(DRT)のゲート電極に安定化電圧(Vini)を供給する。
【0078】
第6スイッチングトランジスタ(T6)のゲート電極には、第3スキャン信号(SCAN3)が供給される。
【0079】
第6スイッチングトランジスタ(T6)のソース電極には、リセット電圧(VAR)が供給される。第6スイッチングトランジスタ(T6)のドレイン電極は発光素子(ED)のアノード電極と連結される。
【0080】
第6スイッチングトランジスタ(T6)は第3スキャン信号(SCAN3)によってターン-オンされ、発光素子(ED)のアノード電極にリセット電圧(VAR)を供給する。
【0081】
第7スイッチングトランジスタ(T7)のゲート電極には、第5スキャン信号(SCAN5)が供給される。
【0082】
第7スイッチングトランジスタ(T7)のソース電極には、バイアス電圧(VOBS)が供給される。第7スイッチングトランジスタ(T7)のドレイン電極は駆動トランジスタ(DRT)のソース電極と連結される。
【0083】
ここで、第5スキャン信号(SCAN5)は他の位置のサブピクセル(SP)に供給される第3スキャン信号(SCAN3)と位相が異なる信号であり得る。例えば、第3スキャン信号(SCAN3)がn番目ゲートラインに印加される場合、第5スキャン信号(SCAN5)はn-1番目ゲートラインに印加される第3スキャン信号(SCAN3)であり得る。すなわち、第5スキャン信号(SCAN5)はディスプレイパネル110が駆動される位相によってゲートライン(GL)を異にする第3スキャン信号(SCAN3)を利用することができる。
【0084】
一方、第5スキャン信号(SCAN5)は駆動トランジスタ(DRT)にバイアス電圧(VOBS)を印加するための信号であるので、データ電圧(Vdata)を印加するための第2スキャン信号(SCAN2)とは区分されることが望ましい。
【0085】
駆動トランジスタ(DRT)のゲート電極は第1スイッチングトランジスタ(T1)のドレイン電極に連結されている。駆動トランジスタ(DRT)のソース電極は第2スイッチングトランジスタ(T2)のドレイン電極に連結されている。駆動トランジスタ(DRT)のドレイン電極は第1スイッチングトランジスタ(T1)のソース電極に連結されている。
【0086】
駆動トランジスタ(DRT)はゲート電極とソース電極の電圧差によってターンオンされ、発光素子(ED)で駆動電流が印加される。
【0087】
第1スイッチングトランジスタ(T1)のソース電極とドレイン電極はそれぞれ駆動トランジスタ(DRT)のドレイン電極とゲート電極に連結され、第1スイッチングトランジスタ(T1)がターンオンされた状態で駆動トランジスタ(DRT)のソース電極に印加されるデータ電圧(Vdata)によって駆動トランジスタ(DRT)のしきい電圧をサンプリングし、補償動作を行うことができる。
【0088】
ストレージコンデンサ(Cst)の一電極は高電位駆動電圧(VDD)が印加され、他の電極は駆動トランジスタ(DRT)のゲート電極と連結されている。ストレージコンデンサ(Cst)は駆動トランジスタ(DRT)のゲート電極の電圧を保存する。
【0089】
発光素子(ED)のアノード電極は第4スイッチングトランジスタ(T4)のドレイン電極及び第6スイッチングトランジスタ(T6)のドレイン電極と連結されている。発光素子(ED)のカソード電極には低電位駆動電圧(VSS)が印加される。
【0090】
発光素子(ED)は駆動トランジスタ(DRT)によって流れる駆動電流によって所定の明るさで発光する。
【0091】
この時、安定化電圧(Vini)は駆動トランジスタ(DRT)のゲート電極に形成されるキャパシタの変化を安定化させるために供給され、リセット電圧(VAR)は発光素子(ED)のアノード電極をリセットさせるために供給される。
【0092】
発光素子(ED)のアノード電極と駆動トランジスタ(DRT)との間に位置して発光信号(EM)に制御される第4スイッチングトランジスタ(T4)をターンオフさせた状態で発光素子(ED)のアノード電極にリセット電圧(VAR)を供給する場合、発光素子(ED)のアノード電極はリセットされることができる。
【0093】
リセット電圧(VAR)を供給する第6スイッチングトランジスタ(T6)は発光素子(ED)のアノード電極と連結される。
【0094】
駆動トランジスタ(DRT)の駆動動作と発光素子(ED)のアノード電極をリセットさせる動作が別に実行され得るように、駆動トランジスタ(DRT)を駆動し、または駆動トランジスタ(DRT)を安定化させるための第4スキャン信号(SCAN4)と発光素子(ED)のアノード電極でリセット電圧(VAR)の供給を制御するための第3スキャン信号(SCAN3)はお互いに分離され得る。
【0095】
この時、安定化電圧(Vini)及びリセット電圧(VAR)を供給するスイチングトランジスタ(T5、T6)をターンオンさせる時、駆動トランジスタ(DRT)のドレイン電極と発光素子(ED)のアノード電極を連結する第4スイッチングトランジスタ(T4)をターンオフさせて駆動トランジスタ(DRT)の駆動電流が発光素子(ED)のアノード電極に流れないように遮断し、アノード電極にリセット電圧(VAR)以外の他の電圧による影響を受けないようにサブピクセル(SP)を構成することができる。
【0096】
このように、8個のトランジスタ(DRT、T1、T2、T3、T4、T5、T6、T7)と1個のストレージコンデンサ(Cst)でなされるサブピクセル(SP)は8T1C構造であると称され得る。
【0097】
ここでは、多様な構造のサブピクセル(SP)回路のうちで8T1C構造を例示で示したが、サブピクセル(SP)を構成するトランジスタとコンデンサの構造及び個数は多様に変更され得る。一方、複数のサブピクセル(SP)それぞれが等しい構造であってもよく、複数のサブピクセル(SP)のうちで一部は他の構造であってもよい。
【0098】
図4は、ディスプレイパネルを例示で示した平面図である。
【0099】
図4を参照すれば、ディスプレイパネル110は映像を表示する表示領域(DA)と表示領域(DA)の外側で映像が表示されないベゼル領域(BA)で区分され得る。
【0100】
表示領域(DA)には一方向にゲート信号の印加を受ける第1乃至第mゲートライン(GL1乃至GLm)と、第1乃至第mゲートライン(GL1乃至GLm)と交差して複数のサブピクセル(SP)を定義し、データ信号の印加を受ける第1乃至第nデータライン(DL1乃至DLn)がマトリックス形態で配置され得る。
【0101】
第1乃至第mゲートライン(GL1乃至GLm)と第1乃至第nデータライン(DL1乃至DLn)の交差支点にはサブピクセル(SP)を駆動するための複数のトランジスタ(TR)が構成され、トランジスタ(TR)と接触されたピクセル電極(PE)はサブピクセル(SP)に一対一で対応されるように構成される。
【0102】
第1乃至第mゲートライン(GL1乃至GLm)と第1乃至第nデータライン(DL1乃至DLn)はベゼル領域(BA)に形成された第1乃至第mゲートリンクライン(GLL1乃至GLLm)及び第1乃至第nデータリンクライン(DLL1乃至DLLn)を通じて第1乃至第mゲートパッド(GP1乃至GPm)と第1乃至第nデータパッド(DP1乃至DPn)にそれぞれ連結される。
【0103】
この時、第1乃至第mゲートパッド(GP1乃至GPm)はゲート駆動回路120に電気的に連結され、第1乃至第mゲートパッド(GP1乃至GPm)が形成される領域がゲート駆動回路120の領域に対応し得る。
【0104】
また、第1乃至第nデータパッド(DP1乃至DPn)はデータ駆動回路230に電気的に連結され、第1乃至第nデータパッド(DP1乃至DPn)が形成される領域がデータ駆動回路130の領域に対応し得る。
【0105】
【0106】
図5を参照すれば、データ駆動回路130に隣接したベゼル領域(BA)は複数のデータリンクライン(DLL1-DLLn)が形成されるデータリンク領域(DLA)と、複数のデータパッド(DP1-DPn)が形成されるデータパッド領域(DPA)を含むことができる。
【0107】
データパッド領域(DPA)に形成される第1乃至第nデータパッド(DP1乃至DPn)は一定な間隔のパッドピッチ(P1)を有して離隔される。
【0108】
第1乃至第nデータパッド(DP1乃至DPn)に一対一で対応する第1乃至第nデータリンクライン(DLL1乃至DLLn)は第1乃至第nデータライン(DL1乃至DLn)にデータ信号を印加する役割をする。
【0109】
水平方向に第1乃至第nデータパッド(DP1乃至DPn)が配列されるデータパッドの幅(WDP)はデータ駆動回路130の幅に対応する。データ駆動回路130は表示領域の幅(WDA)より小さく形成されるため、データパッドの幅(WDP)は表示領域の幅(WDA)より小さく形成される。
【0110】
よって、従来のディスプレイパネル110において、第1乃至第nデータリンクライン(DLL1乃至DLLn)は第1乃至第nデータパッド(DP1乃至DPn)でディスプレイパネル110方向に斜線形態で延長された斜線構造を有し得る。
【0111】
この時、第1乃至第nデータリンクライン(DLL1乃至DLLn)を等しい幅で設計することができ、第1乃至第nデータリンクライン(DLL1乃至DLLn)の間の離隔距離は一定なリンクピッチ(P2)を有し得る。
【0112】
このような斜線構造は第n/2データリンクライン(DLLn/2)を基準で第n/2-1データリンクライン(DLLn/2-1)で第1データリンクライン(DLL1)にいくほどデータリンクラインの長さが長くなって、第n/2+1データリンクライン(DLLn/2+1)で第nデータリンクライン(DLLn)にいくほどデータリンクラインの長さが長くなるようになる。
【0113】
この時、データパッドの幅(WDP)と表示領域の幅(WDA)の差、及びデータリンクライン(DLL1乃至DLLn)の間のリンクピッチ(P2)を考慮し、データリンク領域(DLA)の厚さを定め得る。
【0114】
例えば、データパッドの幅(WDP)と表示領域との幅(WDA)の差が大きいほど最外側に位置するデータリンクライン(DLL1とDLLn)が水平に近くなるため、データリンクライン(DLL1乃至DLLn)の間のリンクピッチ(P2)を考慮してデータパッドと表示領域(DA)の間の距離を大きくすることが好ましい。
【0115】
特に、ディスプレイ装置100が大画面で構成されるか、または解像度が増加するほどデータライン(DL)及びデータリンクライン(DLL)の個数が増加するようになる。その結果、データリンク領域(DLA)の幅が増加するようになって、ベゼル領域(BA)の大きさも増加するようになる。
【0116】
本開示のディスプレイ装置100はディスプレイパネル110の表示領域(DA)に配置されるデータリンクライン(DLL)を等しい長さで形成することで、ナローベゼルを具現して映像品質の劣化を低減または防止できる。
【0117】
図6は、本開示の実施例によるディスプレイパネルの構造を例示で示した平面図である。
【0118】
図6を参照すれば、本開示の実施例によるディスプレイパネル110は映像を表示する表示領域(DA)と表示領域(DA)の外側で映像が表示されないベゼル領域(BA)に区分され得る。
【0119】
ここでは、データ駆動回路130に連結されるデータパッド(DP)とデータパッド(DP)でディスプレイパネル110方向に延長されるデータリンクライン(DLL)のみをベゼル領域(BA)に表示した。
【0120】
表示領域(DA)には、第1方向(例えば、列方向)に延長されてデータ駆動回路130に出力されるデータ電圧(Vdata)が印加される複数のデータライン(DL)が配置され得る。また、第2方向(例えば、行方向)に延長されてゲート駆動回路120に出力されるゲート信号が印加される複数のゲートライン(
図4のGL)が配置され得る。ゲートライン(
図4のGL)とデータライン(DL)が交差する領域には、複数のサブピクセル(
図4のSP)が形成され得る。
【0121】
ここでは説明の便宜のため、ゲートライン(
図4のGL)を略してデータリンクライン(DLL)とデータライン(DL)のみを表示した。
【0122】
複数のデータライン(DL)はデータ駆動回路130でディスプレイパネル110の第1方向(列方向)に配列され得る。
【0123】
複数のデータライン(DL)はデータ駆動回路130に対応する第1領域(Area1)に配置された第1データライングループ(DLG1)と、データ駆動回路130の外側に対応する第2領域(Area2)に配置された第2データライングループ(DLG2)を含み得る。
【0124】
本開示のディスプレイ装置100は、データ駆動回路130が位置する領域をナローベゼルで構成するために、データ駆動回路130に対応する第1領域(Area1)に配置された第1データライングループ(DLG1)を直線構造の第1データリンクライングループ(DLLG1)に連結し、データ駆動回路130の外側に対応する第2領域(Area2)に配置された第2データライングループ(DLG2)を折曲構造の第2データリンクライングループ(DLLG2)に連結する。
【0125】
データ駆動回路130に対応する第1領域(Area1)はディスプレイパネル110の表示領域(DA)のうちでデータ駆動回路130の幅に対応する領域である。第1領域(Area1)はデータ駆動回路130と第1方向(列方向)に対応する領域であるので、第1領域(Area1)に配置された第1データライングループ(DLG1)は直線構造の第1データリンクライングループ(DLLG1)を利用してデータ駆動回路130と連結されることができる。
【0126】
第1データリンクライングループ(DLLG1)はデータ駆動回路130に延長されてデータ駆動回路130に対応する第1領域(Area1)の第1データライングループ(DLG1)にそれぞれ連結される。よって、第1データリンクライングループ(DLLG1)はデータリンク領域(DLA)に位置することができる。
【0127】
データ駆動回路130の外側に対応する第2領域(Area2)はディスプレイパネル110の表示領域(DA)のうちでデータ駆動回路130の幅から外れた外側領域に該当する。本開示のディスプレイ装置100はデータ駆動回路130と第2領域(Area2)に配置された第2データライングループ(DLG2)を連結する折曲構造の第2データリンクライングループ(DLLG2)を含む。
【0128】
第2データリンクライングループ(DLLG2)はデータ駆動回路130の外側に対応する第2領域(Area2)の第2データライングループ(DLG2)を連結するために、直線の第2データリンクライン(DLLG2_S)、垂直の第2データリンクライン(DLLG2_V)、及び水平の第2データリンクライン(DLLG2_H)を含み得る。
【0129】
直線の第2データリンクライン(DLLG2_S)はデータパッド(DP)からデータ駆動回路130に対応する第1領域(Area1)で直線に延長される。
【0130】
垂直の第2データリンクライン(DLLG2_V)はデータ駆動回路130に対応する第1領域(Area1)の第1データライングループ(DLG1)と平行に第1方向(列方向)に配置される。垂直の第2データリンクライン(DLLG2_V)は表示領域(DA)に形成される。この時、垂直の第2データリンクライン(DLLG2_V)は第1データライングループ(DLG1)の間の空間に一つずつ配置され得る。
【0131】
直線の第2データリンクライン(DLLG2_S)は第1方向(列方向)に延長されてデータ駆動回路130に対応される第1領域(Area1)で垂直の第2データリンクライン(DLLG2_V)に連結される。
【0132】
水平の第2データリンクライン(DLLG2_H)は第2方向(行方向)に延長されてデータ駆動回路130の外側に対応する第2領域(Area2)に配置された第2データライングループ(DLG2)に連結される。水平の第2データリンクライン(DLLG2_H)は表示領域(DA)に形成され得る。
【0133】
よって、データ駆動回路130の外側に対応される第2領域(Area2)に配置された第2データライングループ(DLG2)はデータパッド(DP)から延長される直線の第2データリンクライン(DLLG2_S)、第1データライングループ(DLG1)と平行に第1方向(列方向)に配置される垂直の第2データリンクライン(DLLG2_V)、及び第2方向(行方向)に延長される直線の第2データリンクライン(DLLG2_S)を通じてデータ駆動回路130に連結され得る。
【0134】
本開示のディスプレイ装置100は水平の第2データリンクライン(DLLG2_H)と異なる信号配線の間に形成される寄生キャパシタンスを減少させるために、水平の第2データリンクライン(DLLG2_H)を等しい長さで形成することができる。
【0135】
例えば、第2領域(Area)に配置される第2データライングループ(DLG2)のうちで左側最外側に配置されるデータライン(DL1)は第1領域(Area1)に配置される垂直の第2データリンクライン(DLLG2_V)のうちで一番左側に位置するデータリンクライン(DLLG2_V1)と連結される。
【0136】
また、第2領域(Area)に配置される第2データライングループ(DLG2)のうちで左側から2番目に配置されるデータライン(DL2)は第1領域(Area1)に位置する垂直の第2データリンクライン(DLLG2_V)のうちで左側から2番目に配置されるデータリンクライン(DLLG2_V2)と連結される。
【0137】
このように、第2領域(Area)に配置される第2データライングループ(DLG2)と第1領域(Area1)に位置する垂直の第2データリンクライン(DLLG2_V)を連結する水平の第2データリンクライン(DLLG2_H)を等しい長さで形成することで、水平の第2データリンクライン(DLLG2_H)と異なる信号配線との間に形成される寄生キャパシタンスを減少させることができる。
【0138】
ここでは、データ駆動回路130から遠くなるほど水平の第2データリンクライン(DLLG2_H)がディスプレイパネル110の外側に配置される構造を例示で示している。
【0139】
また、水平の第2データリンクライン(DLLG2_H)を等しい長さで形成する構造は、ディスプレイパネル110の左側第2領域(Area2)だけでなくディスプレイパネル110の右側第2領域(Area2)にも等しく適用することができる。
【0140】
この時、ディスプレイパネル110の左側第2領域(Area2)に配置される水平の第2データリンクライン(DLLG2_H1)構造とディスプレイパネル110の右側第2領域(Area2)に配置される水平の第2データリンクライン(DLLG2_H2)構造はディスプレイパネル110の中央を基準に対称となるように形成されることが望ましい。
【0141】
水平の第2データリンクライン(DLLG2_H)はコンタクトホール(CNT)を通じて垂直の第2データリンクライン(DLLG2_V)と第2データライングループ(DLG2)に連結されることができる。また、水平の第2データリンクライン(DLLG2_H)は垂直の第2データリンクライン(DLLG2_V)及び第2データライングループ(DLG2)と異なる層に形成され得る。
【0142】
一方、データ駆動回路130に対応される第1領域(Area1)に配置される垂直の第2データリンクライン(DLLG2_V)によるキャパシタンスを考慮し、データ駆動回路130の外側に対応する第2領域(Area2)の第2データライングループ(DLG2)の間にはドミデータリンクライン(DDLL)が追加に配置され得る。
【0143】
このように、データパッド(DP)から延長される直線の第2データリンクライン(DLLG2_S)、第1データライングループ(DLG1)と平行に配置される垂直の第2データリンクライン(DLLG2_V)、及び第2方向(水平方向)に延長される直線の第2データリンクライン(DLLG2_S)を利用してデータ駆動回路130の外側に対応する第2領域(Area2)の第2データライングループ(DLG2)を連結する場合、データパッド(DP)と表示領域(DA)との間の距離を小さくしてもデータリンクラインの間のリンクピッチを確保できる。
【0144】
よって、データリンク領域(DLA)の幅を減らすことができてナローベゼルを構成できる。
【0145】
図7は、本開示の実施例によるディスプレイ装置でデータ駆動回路に対応する第1領域に配置されたデータラインの連結構造のみを別に示した図面であり、
図8は本開示の実施例によるディスプレイ装置でデータ駆動回路の外側に対応する第2領域に配置されたデータラインの連結構造のみを別に示した図面である。
【0146】
図7及び
図8は、理解の便宜のため、データ駆動回路130に対応する第1領域(Area1)とデータ駆動回路130との外側に対応する第2領域(Area2)を分離して示した図面である。
【0147】
先ず、
図7を参照すれば、本開示の実施例によるディスプレイ装置100で、データ駆動回路130に対応する第1領域(Area1)はディスプレイパネル110の表示領域(DA)のうちでデータ駆動回路130の幅に対応する領域である。第1領域(Area1)はデータ駆動回路130と第1方向(列方向)に対応する領域であるので、第1領域(Area1)に配置された第1データライングループ(DLG1)は直線構造の第1データリンクライングループ(DLLG1)を通じてデータパッド(DP)に連結され得る。
【0148】
第1データリンクライングループ(DLLG1)はデータパッド(DP)から延長され、データ駆動回路130に対応される第1領域(Area1)に配置された第1データライングループ(DLG1)に直接連結される。よって、第1データリンクライングループ(DLLG1)はデータリンク領域(DLA)に位置することができる。
【0149】
図8を参照すれば、本開示の実施例によるディスプレイ装置100で、データ駆動回路130の外側に対応する第2領域(Area2)はディスプレイパネル110の表示領域(DA)のうちでデータ駆動回路130の幅を脱した外側領域に該当する。
【0150】
第2領域(Area2)に配置された第2データライングループ(DLG2)は折曲構造の第2データリンクライングループ(DLLG2)によってデータパッド(DP)に連結される。
【0151】
第2データリンクライングループ(DLLG2)は直線の第2データリンクライン(DLLG2_S)、垂直の第2データリンクライン(DLLG2_V)、及び水平の第2データリンクライン(DLLG2_H)を含むことができる。
【0152】
直線の第2データリンクライン(DLLG2_S)はデータパッド(DP)からデータ駆動回路130に対応する第1領域(Area1)で延長される。
【0153】
垂直の第2データリンクライン(DLLG2_V)は第1領域(Area1)で第1データライングループ(DLG1)と平行に配置される。
【0154】
直線の第2データリンクライン(DLLG2_S)は第1領域(Area1)で垂直の第2データリンクライン(DLLG2_V)に連結される。
【0155】
水平の第2データリンクライン(DLLG2_H)は第2方向(行方向)に延長されてデータ駆動回路130の外側に対応する第2領域(Area2)に配置された第2データライングループ(DLG2)に連結される。
【0156】
本開示のディスプレイ装置100は水平の第2データリンクライン(DLLG2_H)と異なる信号配線との間に形成される寄生キャパシタンスを減少させるために、水平の第2データリンクライン(DLLG2_H)の長さ(LH)を等しく形成することができる。
【0157】
例えば、第2領域(Area)に配置される第2データライングループ(DLG2)のうちで左側最外側に配置されるデータライン(DL1)は第1領域(Area1)に配置される垂直の第2データリンクライン(DLLG2_V)のうちで一番左側に位置するデータリンクライン(DLLG2_V1)と連結される。
【0158】
また、第2領域(Area)に配置される第2データライングループ(DLG2)のうちで左側から2番目に配置されるデータライン(DL2)は第1領域(Area1)に位置する垂直の第2データリンクライン(DLLG2_V)のうちで左側から2番目に配置されるデータリンクライン(DLLG2_V2)と連結される。
【0159】
このように、ディスプレイパネル110の左側第2領域(Area2)に形成される水平の第2データリンクライン(DLLG2_H1)の長さ(LH)をすべて等しく形成することで、水平の第2データリンクライン(DLLG2_H)と異なる信号配線の間に形成される寄生キャパシタンスを減少させることができる。
【0160】
同じく、ディスプレイパネル110の右側第2領域(Area2)に形成される水平の第2データリンクライン(DLLG2_H2)の長さ(LH)もすべて等しく形成することで、水平の第2データリンクライン(DLLG2_H)と異なる信号配線との間に形成される寄生キャパシタンスを減少させることができる。
【0161】
この時、ディスプレイパネル110の左側第2領域(Area2)に配置される水平の第2データリンクライン(DLLG2_H1)構造とディスプレイパネル110の右側第2領域(Area2)に配置される水平の第2データリンクライン(DLLG2_H2)構造はディスプレイパネル110の中央を基準に対称となるように形成することが望ましい。
【0162】
図9は、本開示の実施例によるディスプレイ装置であり、水平の第2データリンクラインの長さが相異な場合に一部領域に染みが発生する現象を例示で示した図面である。
【0163】
図9を参照すれば、本開示の実施例によるディスプレイ装置100はデータ駆動回路130に対応する第1領域(Area1)に配置された第1データライングループ(DLG1)を直線構造の第1データリンクライングループ(DLLG1)に連結し、データ駆動回路130の外側に対応する第2領域(Area2)に配置された第2データライングループ(DLG2)を折曲構造の第2データリンクライングループ(DLLG2)に連結することができる。
【0164】
第2データリンクライングループ(DLLG2)はデータ駆動回路130の外側に対応する第2領域(Area2)の第2データライングループ(DLG2)を連結するために、直線の第2データリンクライン(DLLG2_S)、垂直の第2データリンクライン(DLLG2_V)、及び水平の第2データリンクライン(DLLG2_H)を含むことができる。
【0165】
この時、第1領域(Area1)に配置される垂直の第2データリンクライン(DLLG2_V)と第2領域(Area2)に配置される第2データライングループ(DLG2)を連結する水平の第2データリンクライン(DLLG2_H)の長さ(LH1-LH3)が位置によって変わる場合、第2データライングループ(DLG2)と水平の第2データリンクライン(DLLG2_H)が連結される折曲点(VH)に沿って輝度が異なる染み(Stain)が現われ得る。
【0166】
図10は、本開示の実施例によるディスプレイ装置であり、折曲構造の第2データリンクライングループによって染みが現われる現象を回路的に示した図面である。
【0167】
図10を参照すれば、本開示の実施例によるディスプレイ装置100であり、第2データライングループ(DLG2)と水平の第2データリンクライン(DLLG2_H)が連結される折曲点(
図9のVH)に沿って輝度が異なる染み(Stain)が現われ得る。このような現象は実験結果、水平の第2データリンクライン(DLLG2_H)とスキャン信号(SCAN)が印加されるゲートラインとの間に形成される寄生キャパシタンス(Cp)が重要な原因であることで確認された。
【0168】
特に、駆動トランジスタ(DRT)のゲート電圧を一定なように維持するために第1スイッチングトランジスタ(T1)に印加される第1スキャン信号(SCAN1)と、駆動トランジスタ(DRT)のゲート電極に安定化電圧(Vini)を印加するために第5スイッチングトランジスタ(T5)を制御する第4スキャン信号(SCAN4)が水平の第2データリンクライン(DLLG2_H)に寄生キャパシタンス(Cp)を大きく形成することで確認された。
【0169】
その結果、第2データライングループ(DLG2)と水平の第2データリンクライン(DLLG2_H)が連結される折曲点(
図9のVH)に沿って輝度差が発生し、染み(Stain)が現われることがある。
【0170】
よって、本開示のディスプレイ装置100は第2領域(Area)に配置される第2データライングループ(DLG2)と第1領域(Area1)に位置する垂直の第2データリンクライン(DLLG2_V)を連結する水平の第2データリンクライン(DLLG2_H)を等しい長さで形成することで、水平の第2データリンクライン(DLLG2_H)と異なる信号配線の間に形成される寄生キャパシタンスを減少させ、映像品質を改善することができる。
【0171】
図11は、本開示の実施例によるディスプレイ装置であり、水平の第2データリンクラインの形状による染みを示した図面である。
【0172】
図11を参照すれば、本開示の実施例によるディスプレイ装置100は第1領域(Area1)に配置される垂直の第2データリンクライン(DLLG2_V)と第2領域(Area2)に配置される第2データライングループ(DLG2)を連結する水平の第2データリンクライン(DLLG2_H)の長さが位置によって変わる場合、第2データライングループ(DLG2)と水平の第2データリンクライン(DLLG2_H)が連結される折曲点(VH)に沿って輝度が異なる染み(Stain)が現われ得る((a)の場合)。
【0173】
一方、第2領域(Area)に配置される第2データライングループ(DLG2)と第1領域(Area1)に位置する垂直の第2データリンクライン(DLLG2_V)を連結する水平の第2データリンクライン(DLLG2_H)を等しい長さで形成する場合には、水平の第2データリンクライン(DLLG2_H)と異なる信号配線の間に形成される寄生キャパシタンスが減少される。その結果、第2データライングループ(DLG2)と水平の第2データリンクライン(DLLG2_H)が連結される折曲点(VH)に沿って発生する染み(Stain)が減少され得る((b)の場合)。
【0174】
図12は、本開示の実施例によるディスプレイ装置で、水平の第2データリンクラインの配列構造を異にしたディスプレイパネルの構造を例示で示した平面図である。
【0175】
図12を参照すれば、本開示の実施例によるディスプレイパネル110は映像を表示する表示領域(DA)と表示領域(DA)の外側で映像が表示されないベゼル領域(BA)で区分され得る。
【0176】
表示領域(DA)には第1方向(例えば、列方向)に延長されてデータ駆動回路130から出力されるデータ電圧(Vdata)が印加される複数のデータライン(DL)が配置され得る。また、第2方向(例えば、行方向)に延長されてゲート駆動回路(
図1の120)から出力されるゲート信号が印加される複数のゲートライン(
図4のGL)が配置され得る。ゲートライン(
図4のGL)とデータライン(DL)が交差する領域には複数のサブピクセル(
図4のSP)が形成され得る。
【0177】
複数のデータライン(DL)はデータ駆動回路130に対応する第1領域(Area1)に配置された第1データライングループ(DLG1)と、データ駆動回路130の外側に対応する第2領域(Area2)に配置された第2データライングループ(DLG2)を含み得る。
【0178】
本開示のディスプレイ装置100はデータ駆動回路130が位置する領域をナローベゼルで構成するために、データ駆動回路130に対応される第1領域(Area1)に配置された第1データライングループ(DLG1)を直線構造の第1データリンクライングループ(DLLG1)に連結し、データ駆動回路130の外側に対応する第2領域(Area2)に配置された第2データライングループ(DLG2)を折曲構造の第2データリンクライングループ(DLLG2)に連結する。
【0179】
データ駆動回路130に対応する第1領域(Area1)はディスプレイパネル110の表示領域(DA)のうちでデータ駆動回路130の幅に対応する領域である。第1領域(Area1)はデータ駆動回路130と第1方向(列方向)に対応する領域であるので、第1領域(Area1)に配置された第1データライングループ(DLG1)は直線構造の第1データリンクライングループ(DLLG1)を利用してデータ駆動回路130と連結され得る。
【0180】
第1データリンクライングループ(DLLG1)はデータ駆動回路130で延長されてデータ駆動回路130に対応される第1領域(Area1)の第1データライングループ(DLG1)にそれぞれ連結される。よって、第1データリンクライングループ(DLLG1)はデータリンク領域(DLA)に位置し得る。
【0181】
データ駆動回路130の外側に対応する第2領域(Area2)はディスプレイパネル110の表示領域(DA)のうちでデータ駆動回路130の幅から外れた外側領域に該当する。本開示のディスプレイ装置100はデータ駆動回路130と第2領域(Area2)に配置された第2データライングループ(DLG2)を連結する折曲構造の第2データリンクライングループ(DLLG2)を含む。
【0182】
第2データリンクライングループ(DLLG2)はデータ駆動回路130の外側に対応する第2領域(Area2)の第2データライングループ(DLG2)を連結するために、直線の第2データリンクライン(DLLG2_S)、垂直の第2データリンクライン(DLLG2_V)、及び水平の第2データリンクライン(DLLG2_H)を含み得る。
【0183】
直線の第2データリンクライン(DLLG2_S)はデータパッド(DP)からデータ駆動回路130に対応する第1領域(Area1)に直線で延長される。
【0184】
垂直の第2データリンクライン(DLLG2_V)はデータ駆動回路130に対応する第1領域(Area1)の第1データライングループ(DLG1)と平行に第1方向(列方向)に配置される。垂直の第2データリンクライン(DLLG2_V)は表示領域(DA)に形成される。この時、垂直の第2データリンクライン(DLLG2_V)は第1データライングループ(DLG1)の間空間に一つずつ配置され得る。
【0185】
直線の第2データリンクライン(DLLG2_S)は第1方向(列方向)に延長されてデータ駆動回路130に対応する第1領域(Area1)で垂直の第2データリンクライン(DLLG2_V)に連結される。
【0186】
水平の第2データリンクライン(DLLG2_H)は第2方向(行方向)に延長されてデータ駆動回路130の外側に対応する第2領域(Area2)に配置された第2データライングループ(DLG2)に連結される。水平の第2データリンクライン(DLLG2_H)は表示領域(DA)に形成されることができる。
【0187】
よって、データ駆動回路130の外側に対応する第2領域(Area2)に配置された第2データライングループ(DLG2)はデータパッド(DP)から延長される直線の第2データリンクライン(DLLG2_S)、第1データライングループ(DLG1)と平行に第1方向(列方向)に配置される垂直の第2データリンクライン(DLLG2_V)、及び第2方向(行方向)に延長される直線の第2データリンクライン(DLLG2_S)を通じてデータ駆動回路130に連結されることができる。
【0188】
本開示のディスプレイ装置100は水平の第2データリンクライン(DLLG2_H)と異なる信号配線との間に形成される寄生キャパシタンスを減少させるために、水平の第2データリンクライン(DLLG2_H)を等しい長さで形成することができる。
【0189】
例えば、第2領域(Area)に配置される第2データライングループ(DLG2)のうちで左側最外側に配置されるデータライン(DL1)は第1領域(Area1)に配置される垂直の第2データリンクライン(DLLG2_V)のうちで最も左側に位置するデータリンクライン(DLLG2_V1)と連結される。
【0190】
また、第2領域(Area)に配置される第2データライングループ(DLG2)のうちで左側から1番目に配置されるデータライン(DL2)は第1領域(Area1)に位置する垂直の第2データリンクライン(DLLG2_V)のうちで左側から2番目に配置されるデータリンクライン(DLLG2_V2)と連結される。
【0191】
このように、第2領域(Area)に配置される第2データライングループ(DLG2)と第1領域(Area1)に位置する垂直の第2データリンクライン(DLLG2_V)を連結する水平の第2データリンクライン(DLLG2_H)を等しい長さで形成することで、水平の第2データリンクライン(DLLG2_H)と異なる信号配線との間に形成される寄生キャパシタンスを減少させることができる。
【0192】
この時、第2領域(Area)に配置される第2データライングループ(DLG2)と第1領域(Area1)に位置する垂直の第2データリンクライン(DLLG2_V)を連結する水平の第2データリンクライン(DLLG2_H)はデータ駆動回路130から遠くなるほどディスプレイパネル110の中央に配置されることができる。
【0193】
また、水平の第2データリンクライン(DLLG2_H)を等しい長さで形成する構造は、ディスプレイパネル110の左側第2領域(Area2)だけでなく、ディスプレイパネル110の右側第2領域(Area2)にも等しく適用され得る。
【0194】
この時、ディスプレイパネル110の左側第2領域(Area2)に配置される水平の第2データリンクライン(DLLG2_H1)構造とディスプレイパネル110の右側第2領域(Area2)に配置される水平の第2データリンクライン(DLLG2_H2)構造はディスプレイパネル110の中央を基準に対称となるように形成することが望ましい。
【0195】
水平の第2データリンクライン(DLLG2_H)はコンタクトホール(CNT)を通じて垂直の第2データリンクライン(DLLG2_V)と第2データライングループ(DLG2)に連結され得る。また、水平の第2データリンクライン(DLLG2_H)は垂直の第2データリンクライン(DLLG2_V)及び第2データライングループ(DLG2)と異なる層に形成され得る。
【0196】
このように、折曲構造の第2データリンクライングループ(DLLG2)を通じてデータ駆動回路130の外側に対応する第2領域(Area2)の第2データライングループ(DLG2)を連結する時、第2領域(Area)に配置される第2データライングループ(DLG2)と第1領域(Area1)に位置する垂直の第2データリンクライン(DLLG2_V)を連結する水平の第2データリンクライン(DLLG2_H)を等しい長さで形成することで、ナローベゼルを具現しながら寄生キャパシタンス(Cp)による染み(Stain)を減少させることができる。
【0197】
以上で説明した本開示の実施例を簡略に説明すれば下のようである。
【0198】
本開示の実施例によるディスプレイ装置は、複数のサブピクセル、列方向に配置された複数のデータライン、及び行方向に配置された複数のゲートラインを含むディスプレイパネルと、複数のデータラインを通じてディスプレイパネルにデータ電圧を供給するデータ駆動回路と、複数のゲートラインを通じてディスプレイパネルにゲート信号を供給するゲート駆動回路と、データ駆動回路とゲート駆動回路を制御するタイミングコントローラーを含むが、ディスプレイパネルはデータ駆動回路に対応される第1領域に配置された第1データライングループを連結する直線構造の第1データリンクライングループと、データ駆動回路の外側に対応する第2領域に配置された第2データライングループを同一長さの水平の第2データリンクラインに連結する折曲構造の第2データリンクライングループを含み得る。
【0199】
第1データリンクライングループはデータ駆動回路と第1データライングループを直線で連結することができる。
【0200】
折曲構造の第2データリンクライングループはデータ駆動回路に延長される直線の第2データリンクラインと、第1領域に配置される垂直の第2データリンクラインと、垂直の第2データリンクラインと第2データライングループを連結する水平の第2データリンクラインを含み得る。
【0201】
直線の第2データリンクラインはベゼル領域に配置され得る。
【0202】
垂直の第2データリンクラインは第1領域で第1データライングループと平行に配置され得る。
【0203】
水平の第2データリンクラインはデータ駆動回路から遠くなるほどディスプレイパネルの外側に配列され得る。
【0204】
水平の第2データリンクラインはデータ駆動回路から遠くなるほどディスプレイパネルの中央に配列され得る。
【0205】
水平の第2データリンクラインはディスプレイパネルの左側第2領域に配置される水平の第2データリンクラインとディスプレイパネルの右側第2領域に配置される水平の第2データリンクラインがディスプレイパネルの中央を基準に対称となるように形成され得る。
【0206】
水平の第2データリンクラインは第2データライングループと異なる層に形成され得る。
【0207】
ディスプレイ装置は第2領域の第2データライングループの間に配置されるドミデータリンクラインをさらに含み得る。
【0208】
また、本開示の実施例によるディスプレイパネルは複数のサブピクセルと、データ駆動回路に対応される第1領域に配置された第1データライングループ及びデータ駆動回路の外側に対応する第2領域に配置された第2データライングループが列方向に配置された複数のデータラインと、行方向に配置された複数のゲートラインと、ベゼル領域で第1データライングループに連結される直線構造の第1データリンクライングループと、同一長さの水平の第2データリンクラインが表示領域を通じて第2データライングループに連結される折曲構造の第2データリンクライングループを含み得る。
【0209】
以上の説明は本発明の技術思想を例示的に説明したことに過ぎないものであり、本発明が属する技術分野で通常の知識を有した者なら本発明の本質的な特性から脱しない範囲で多様な修正及び変形が可能であろう。また、本発明に開示された実施例は本発明の技術思想を限定するためではなく説明するためのものであるので、このような実施例によって本発明の技術思想の範囲が限定されるものではない。
【符号の説明】
【0210】
100 ディスプレイ装置
110 ディスプレイパネル