IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 株式会社ルルアークの特許一覧

<>
  • 特開-カプセル機械固定構造 図1
  • 特開-カプセル機械固定構造 図2
  • 特開-カプセル機械固定構造 図3
  • 特開-カプセル機械固定構造 図4
  • 特開-カプセル機械固定構造 図5
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024008660
(43)【公開日】2024-01-19
(54)【発明の名称】カプセル機械固定構造
(51)【国際特許分類】
   G07F 9/10 20060101AFI20240112BHJP
   G07F 11/44 20060101ALI20240112BHJP
【FI】
G07F9/10 A
G07F11/44
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022110700
(22)【出願日】2022-07-08
(71)【出願人】
【識別番号】520247604
【氏名又は名称】株式会社ルルアーク
(74)【代理人】
【識別番号】110001601
【氏名又は名称】弁理士法人英和特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】田嶋 二郎
(72)【発明者】
【氏名】松井 一平
(72)【発明者】
【氏名】長友 伸二
【テーマコード(参考)】
3E044
3E046
【Fターム(参考)】
3E044AA01
3E044FB02
3E046AA02
3E046BA01
3E046BB07
3E046CA15
3E046CC03
3E046EB05
3E046HA01
(57)【要約】
【課題】 カプセル機械を多数配置する際に、地震等による倒壊や落下の危険性を低くして安全性を高めること、カプセル機械を配置できる位置の自由度を高め、立体的かつ自由な売り場演出を可能にすること及び日常の清掃やレイアウト変更等のメインテナンスを容易にすること。
【解決手段】 カプセル機械群2の横幅以上の長さを有する上側幕板4及び下側幕板5、幕板固定ネジ6、背面板固定ネジ9、目隠し板10、L字アングル12等を備え、上側幕板4及び下側幕板5を幕板固定ネジ6で壁面3に床面と平行に固定し、目隠し板10でカプセル機械1の底面を塞ぎ、2本のL字アングル12を下側幕板5の下辺部に固定し、商品バケツを取り外したカプセル機械1を2本のL字アングル12の上に載せ、背面板7を背面板固定ネジ9で上側幕板4及び下側幕板5に固定したカプセル機械固定構造。
【選択図】 図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数台の同一形状のカプセル機械を横方向に並設し、それぞれ独立して壁面に固定するカプセル機械固定構造であって、
前記カプセル機械の横幅以上の長さを有する1枚以上の幕板と、
前記幕板を前記壁面に固定するための幕板固定部材と、
前記カプセル機械の背面板を前記幕板に固定するためのカプセル機械固定部材を備え、
前記幕板は、長手方向が床面と平行に配置され、前記幕板固定部材によって前記壁面に固定されており、
複数台の前記カプセル機械は、前記幕板の前面側に配置され、それぞれの背面板が前記カプセル機械固定部材によって前記幕板に固定されている
ことを特徴とするカプセル機械固定構造。
【請求項2】
前記幕板は複数台の前記カプセル機械を配置する横幅以上の長さを有し、
複数台の前記カプセル機械は、いずれも前記床面から同じ高さに配置されている
ことを特徴とする請求項1に記載のカプセル機械固定構造。
【請求項3】
前記幕板の下辺部に、前記カプセル機械の底面を支えるL字アングルが固定され、
前記カプセル機械は、前記L字アングルの上に配置されている
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のカプセル機械固定構造。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、地震等による倒壊や落下の危険性を低くすることができ、かつ、配置位置の自由度を高めることができるカプセル機械固定構造に関するものである。
【背景技術】
【0002】
ゲームセンター、遊園地やホテルのゲームコーナー、デパートやスーパーマーケットの玩具売り場等に設置されているカプセル機械(通称ガチャガチャ又はガチャポン)は、各種の商品(玩具等)を封入したプラスチック製カプセル等の容器を多数格納しておき、硬貨投入後にハンドルを回すことによって内部の回転ドラムを回転させ、容器を開口の上部に移動することで商品排出口に排出させるものであり、多数のカプセル機械を上下方向に積み重ねるとともに、左右方向に並設して設置されるのが通常である。
そして、特許文献1(特許第4446885号公報)に記載されるように、上下に重畳可能、かつ、横方向に並設可能な箱型のフレーム(20)を用意し、このフレーム(20)にカプセル商品排出機(10)(カプセル機械)、商品収納ボックス(40)等を前方から嵌込んで、適宜上下方向及び横方向に組み合わせ、隣接するフレーム(20)の裏面側の間に連結板(21)を掛け渡し、ねじ止めすることで、複数台のカプセル機械を固定する構造が知られている(特に、段落0020~0022及び図1、5を参照)。
また、特許文献2(特開2010-039787号公報)には、カプセル機械ではないが、汚物入れ(10)の上部に自動販売ユニット(20)(30)を連設した自動販売装置(100)において、自動販売ユニット(20)(30)ごとに固定部材(40)及び固定具(41)を設けて壁面(W1)(W2)に固定することもできる旨記載されている(特に、段落0022及び図1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許第4446885号公報(国際公開2004/003859号)
【特許文献2】特開2010-039787号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、多数のカプセル機械を上下方向に積み重ね、左右方向に並設して設置する通常の方法や特許文献1記載の固定構造では、カプセル機械を下から積み上げて並べているため平板な空間演出しかできず、4段組、5段組と積み重ねていくことは技術的には可能であるが、震災時等に全体が倒壊してしまう危険性もあることから望ましくない。
また、特許文献2における自動販売装置(100)は、上下に連接されている自動販売ユニット(20)(30)を別々に壁面(W1)(W2)へ固定することもできるというだけであって、配置位置の自由度を高める、多数の自動販売ユニットによる空間演出を行うというものではない。
本発明のカプセル機械固定構造は、これらの問題を解決し、地震等による倒壊や落下の危険性を低くして安全性を高めることを第1の目的とする。
さらに、本発明は、多数設置されるカプセル機械を配置できる位置の自由度を高め、立体的かつ自由な売り場演出を可能にすること及び日常の清掃やレイアウト変更等のメインテナンスを容易にすることを第2の目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
請求項1に係る発明は、複数台の同一形状のカプセル機械を横方向に並設し、それぞれ独立して壁面に固定するカプセル機械固定構造であって、
前記カプセル機械の横幅以上の長さを有する1枚以上の幕板と、
前記幕板を前記壁面に固定するための幕板固定部材と、
前記カプセル機械の背面板を前記幕板に固定するためのカプセル機械固定部材を備え、
前記幕板は、長手方向が床面と平行に配置され、前記幕板固定部材によって前記壁面に固定されており、
複数台の前記カプセル機械は、前記幕板の前面側に配置され、それぞれの背面板が前記カプセル機械固定部材によって前記幕板に固定されていることを特徴とする。
【0006】
請求項2に係る発明は、請求項1に記載のカプセル機械固定構造において、
前記幕板は複数台の前記カプセル機械を配置する横幅以上の長さを有し、
複数台の前記カプセル機械は、いずれも前記床面から同じ高さに配置されていることを特徴とする。
【0007】
請求項3に係る発明は、請求項1又は2に記載のカプセル機械固定構造において、
前記幕板の下辺部に、前記カプセル機械の底面を支えるL字アングルが固定され、
前記カプセル機械は、前記L字アングルの上に配置されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
請求項1に係る発明のカプセル機械固定構造は、カプセル機械の横幅以上の長さを有する1枚以上の幕板と、幕板を壁面に固定するための幕板固定部材と、カプセル機械の背面板を幕板に固定するためのカプセル機械固定部材を備え、
幕板は長手方向が床面と平行に配置され、幕板固定部材によって壁面に固定されており、複数台のカプセル機械は幕板の前面側に配置され、それぞれの背面板がカプセル機械固定部材によって幕板に固定されているので、複数台のカプセル機械が地震等によって倒壊することがなく、各カプセル機械が落下する危険性を低くすることができる。
また、多数設置されるカプセル機械を配置できる位置の自由度が高まるため、立体的かつ自由な売り場演出が可能となる。さらに、床面に設置されるカプセル機械群は、従来のものより低く軽量化することができるので、配置換えや移動を行い易くなり、日常の清掃やレイアウト変更等のメインテナンスも容易になる。
【0009】
請求項2に係る発明のカプセル機械固定構造によれば、請求項1に係る発明による効果に加え、幕板は複数台のカプセル機械を配置する横幅以上の長さを有し、複数台のカプセル機械は、いずれも床面から同じ高さに配置されているので、複数台のカプセル機械と幕板との固定作業を容易に行うことができる。
【0010】
請求項3に係る発明のカプセル機械固定構造によれば、請求項1又は2に係る発明による効果に加え、幕板の下辺部にカプセル機械の底面を支えるL字アングルが固定され、カプセル機械はL字アングルの上に配置されているので、カプセル機械が落下する危険性をより低くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】実施例1に係るカプセル機械の配置を示す斜視図。
図2】実施例1に係るカプセル機械固定構造の説明用断面図。
図3】実施例1に係るカプセル機械固定構造の説明用側面図。
図4】実施例2に係るカプセル機械固定構造の説明用断面図。
図5】実施例3に係るカプセル機械固定構造の説明用断面図。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、実施例によって本発明の実施形態を説明する。
【実施例0013】
図1は、実施例1に係るカプセル機械の配置を示す斜視図であり、図2は、実施例1に係るカプセル機械固定構造の説明用断面図である。
図1及び図2に示すように、実施例1に係るカプセル機械固定構造においては、カプセル機械1が、左右方向に適宜の間隔をあけて複数台(図1ではカプセル機械1の幅に相当する間隔をあけて3台)配置されている。
そして、下方のスペースには多数のカプセル機械1を複数段及び複数列(図1では18台を3段及び6列)に積み重ねたカプセル機械群2を設置することができる。
複数台のカプセル機械1を壁面3の上方に固定するため、カプセル機械群2の横幅以上の長さを有する直方体状の上側幕板4及び下側幕板5が壁面3に固定されている。
上側幕板4及び下側幕板5は、それぞれ複数の幕板固定部材(図2では8本の幕板固定ネジ6)で壁面3に固定されており、下側幕板5は下辺がカプセル機械群2の上面より1~5cm高い位置となるように床面と平行に固定され、上側幕板4は上辺が下側幕板5の下辺よりカプセル機械1の全高分高い位置となるように床面と平行に固定されている。
また、図2に示すように、各カプセル機械1の背面板7は、カプセル機械固定部材(図2では長方形の金属板8と4本の背面板固定ネジ9及び2本の背面板固定ネジ9)で上側幕板4及び下側幕板5に固定されている。
【0014】
図3は、実施例1に係るカプセル機械固定構造の説明用側面図である。
次に、図2及び図3を用いて、カプセル機械1を上側幕板4及び下側幕板5に固定する際の手順1~手順6について説明する。
(手順1)カプセル機械1の底面に目隠し板10を目隠し板固定ネジ11で固定する。
(手順2)L字アングル12を、その曲折部と下側幕板5の下辺とを揃えた上で、その突出部が床面と平行になるように、L字アングル固定ネジ13で下側幕板5に固定する。
そして、もう1本のL字アングル12を、同様に下側幕板5に固定し、2本のL字アングル12の間隔がカプセル機械1の幅より若干小さくなるようにする。
(手順3)目隠し板10を固定したカプセル機械1から商品バケツを取り外す。
(手順4)商品バケツを取り外したカプセル機械1を、2本のL字アングル12の突出部の上に載せ、背面板7を上側幕板4及び下側幕板5の前面に配置する。
(手順5)背面板7の上部に設けてある4つのネジ穴と長方形の金属板8に設けてある4つのネジ穴を合致させ、4本の背面板固定ネジ9で背面板7を上側幕板4に固定する。
さらに、背面板7の下部に設けてある2つのネジ穴に背面板固定ネジ9をねじ込み、背面板7を下側幕板5に固定する。なお、商品バケツを取り外した状態では、カプセル機械1の内部側において、背面板7の上部のみならず下部にも手や工具を挿入できるので、電動ドライバ等を用いることによって背面板固定ネジ9を容易にねじ込むことができる。
(手順6)取り外した商品バケツをカプセル機械1にセットする。
【実施例0015】
図4は、実施例2に係るカプセル機械固定構造の説明用断面図である。
図4に示すように、実施例2に係るカプセル機械固定構造においては、実施例1の上側幕板4及び下側幕板5に代えて、第1上側幕板4a、第2上側幕板4b、第3上側幕板4c、第1下側幕板5a、第2下側幕板5b及び第3下側幕板5cを用いる。
そして、第1上側幕板4aと第1下側幕板5a、第2上側幕板4bと第2下側幕板5b及び第3上側幕板4cと第3下側幕板5cは、それぞれ実施例1の上側幕板4及び下側幕板5と同様の位置関係で、カプセル機械群2の上面より高い任意の位置(図4では第1下側幕板5aの下辺と第3下側幕板5cの下辺がカプセル機械群2の直上、第2下側幕板5bの下辺がカプセル機械群2の上面より25cm上方)に床面と平行に固定される。
また、第1~第3上側幕板4a~4c及び第1~第3下側幕板5a~5cは、いずれもカプセル機械1の横幅以上の長さを有しており、第1上側幕板4aと第1下側幕板5a、第2上側幕板4bと第2下側幕板5b及び第3上側幕板4cと第3下側幕板5cに、それぞれ1台のカプセル機械1が固定される。
そのため、実施例2に係るカプセル機械固定構造によれば、カプセル機械1を配置できる位置の自由度がより高まるため、立体的かつ自由な売り場演出が可能となる。
なお、カプセル機械1を固定する際の手順は、実施例1における手順1~手順6と同じなので説明を省略する。
【実施例0016】
図5は、実施例3に係るカプセル機械固定構造の説明用断面図である。
図5に示すように、実施例3に係るカプセル機械固定構造においては、実施例1の上側幕板4及び下側幕板5に加え、上段用上側幕板14及び上段用下側幕板15を用いる。
そして、上段用上側幕板14及び上段用下側幕板15は、上側幕板4及び下側幕板5と同様の位置関係で、上側幕板4の上辺より高い任意の位置(図5では上段用下側幕板15の下辺が上側幕板4の上辺より1~5cm高い位置)に床面と平行に固定される。
また、上段用上側幕板14及び上段用下側幕板15の長さは、カプセル機械1の横幅以上の長さを有していれば良く(図5ではカプセル機械1の横幅の約4倍)、上段用上側幕板14及び上段用下側幕板15に、1台以上のカプセル機械1が固定される。
そのため、実施例3に係るカプセル機械固定構造によれば、これまで利用できなかった壁面にもカプセル機械1を設置できるので、壁面空間を最大限活用することができる。
なお、カプセル機械1を固定する際の手順は、実施例1における手順1~手順6と同じなので説明を省略する。
【0017】
実施例1~3のカプセル機械固定構造に関する変形例を列記する。
(1)実施例1~3においては、カプセル機械1が、左右方向に適宜の間隔をあけて複数台配置されていたが、間隔をあけずに複数台配置しても良い。
(2)実施例1~3においては、カプセル機械群2について、多数のカプセル機械1を複数段及び複数列に積み重ねたものと説明したが、通常は3段又は2段に積み重ねたものとし、左右に隣接するカプセル機械1の裏面同士を左右連結部材で連結固定するとともに、上下に隣接するカプセル機械1の裏面同士を上下連結部材で連結固定することが多い。
また、特許文献1(特許第4446885号公報、特に段落0037を参照)に記載されているように、カプセル機械群2を構成しているカプセル機械1の一部を、商品収納ボックス、商品ディスプレイ又はクリーンボックス等に置換し、任意に組み合せても良い。
(3)実施例1においては上側幕板4及び下側幕板5、実施例2においては第1~第3上側幕板4a~4c及び第1~第3下側幕板5a~5c、実施例3においては上側幕板4及び下側幕板5並びに上段用上側幕板14及び上段用下側幕板15を用いて複数台のカプセル機械1を固定したが、背面板7の上部に設けてある4つのネジ穴と下部に設けてある2つのネジ穴全部を覆うことのできる大きさの幕板1枚を用いて複数台のカプセル機械1を固定しても良い。また、背面板7の上部に設けてある4つのネジ穴全部を覆うことのできる大きさの幕板1枚と、背面板7の下部に設けてある2つのネジ穴全部を覆うことのできる大きさの幕板1枚を含んでいれば、3枚以上の幕板を用いても良い。
【0018】
(4)実施例1~3においては、幕板固定部材として幕板固定ネジ6を用いたが、幕板固定ネジ6に代えて、幕板の裏面を壁面に接着する接着剤、幕板の端部を押さえる金具と金具を幕板及び壁面に固定するネジの組合せ、壁面又は床面と天井面に固定可能で幕板を固定できる縦桟又は壁面又は左右の柱に固定可能で幕板を固定できる横桟を用いても良い。
(5)実施例1~3においては、金属板8はカプセル機械1と分離しており、背面板7の上部に設けてある4つのネジ穴と金属板8に設けてある4つのネジ穴を合致させた上で背面板7を固定したが、金属板8は予め背面板7に接着剤等で固定しておいても良い。
また、金属板8を使用せず、背面板7の上部に設けてある4つのネジ穴に直接背面板固定ネジ9をねじ込んで、背面板7を幕板に固定しても良い。
(6)実施例1~3においては、カプセル機械固定部材として背面板固定ネジ9を用いたが、背面板固定ネジ9に代えて、背面板7の外側を上側幕板4や下側幕板5等(以下「幕板等」という。)の表面に接着する接着剤、背面板7から延びる突出部とその突出部を幕板等の側面に固定するネジ又は釘の組合せ、カプセル機械1の上面や側面に固定可能でカプセル機械1の裏面側に突出する部材を幕板等の側面に固定するネジ又は釘の組合せを用いても良い。
【0019】
(7)実施例1においては、背面板7を4本の背面板固定ネジ9で上側幕板4に固定し、さらに、2本の背面板固定ネジ9で下側幕板5に固定しており、実施例2及び3でも背面板7を同様に固定したが、2本の背面板固定ネジ9による背面板7の下側幕板5への固定は不要である。要するに背面板7がいずれかの幕板にしっかり固定されていれば良い。
(8)実施例1~3においては、カプセル機械1の底面に目隠し板10を固定したが、目隠し板10は、底面を塞ぎいたずら等を防止するためのものであるため、場合によっては設けなくても良い。特に、実施例1及び3のように、カプセル機械1の底面とカプセル機械群2の上面が非常に近い場合には不要である。
(9)実施例1においては、2本のL字アングル12を下側幕板5に固定し、実施例2及び3でも2本のL字アングル12を同様に固定したが、カプセル機械1の幕板への固定は主として背面板固定ネジ9で行っているため、L字アングル12は用いなくても良い。
逆に、2本又は3本以上のL字アングル12を下側幕板5等に固定するとともに、L字アングル12の下方側からネジ等をねじ込み、L字アングル12と目隠し板10又はカプセル機械1の底部を固定しても良い。
【符号の説明】
【0020】
1 カプセル機械 2 カプセル機械群 3 壁面 4 上側幕板
4a 第1上側幕板 4b 第2上側幕板 4c 第3上側幕板
5 下側幕板 5a 第1下側幕板 5b 第2下側幕板
5c 第3下側幕板 6 幕板固定ネジ 7 背面板 8 金属板
9 背面板固定ネジ 10 目隠し板 11 目隠し板固定ネジ
12 L字アングル 13 L字アングル固定ネジ
14 上段用上側幕板 15 上段用下側幕板
図1
図2
図3
図4
図5