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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024087096
(43)【公開日】2024-07-01
(54)【発明の名称】エンジン
(51)【国際特許分類】
   F02B 75/22 20060101AFI20240624BHJP
   F02B 77/11 20060101ALI20240624BHJP
   F01N 13/08 20100101ALI20240624BHJP
   F02M 35/04 20060101ALI20240624BHJP
   F01N 13/10 20100101ALI20240624BHJP
   F01P 3/02 20060101ALI20240624BHJP
   F01M 13/00 20060101ALI20240624BHJP
【FI】
F02B75/22 E
F02B75/22 C
F02B77/11 D
F01N13/08 F
F02M35/04 B
F01N13/10
F01P3/02 A
F01M13/00 E
【審査請求】未請求
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022201694
(22)【出願日】2022-12-19
(71)【出願人】
【識別番号】720001060
【氏名又は名称】ヤンマーホールディングス株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001933
【氏名又は名称】弁理士法人 佐野特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】野田 武宏
(72)【発明者】
【氏名】松浦 芳充
(72)【発明者】
【氏名】柏原 浩
【テーマコード(参考)】
3G004
3G015
【Fターム(参考)】
3G004AA05
3G004AA06
3G004AA08
3G004AA09
3G004EA03
3G004EA05
3G015AA07
3G015AA08
3G015BD00
3G015DA02
3G015EA02
(57)【要約】
【課題】V型のエンジンにおいて、排気通路からの熱が周辺に及ぼす影響を抑制することができる技術を提供する。
【解決手段】例示的なエンジンは、左右方向に並ぶ第1バンクおよび第2バンクを備えるV型エンジンであって、前記第1バンクと前記第2バンクとの間に配置され、前後方向に延びる第1冷却液通路および第2冷却液通路と、前記第1バンクと前記第2バンクとの間に前後方向に延びて配置され、前記第1冷却液通路および前記第2冷却液通路よりも下方に配置される排気通路と、を備える。
【選択図】図6
【特許請求の範囲】
【請求項1】
左右方向に並ぶ第1バンクおよび第2バンクを備えるV型エンジンであって、
前記第1バンクと前記第2バンクとの間に配置され、前後方向に延びる第1冷却液通路および第2冷却液通路と、
前記第1バンクと前記第2バンクとの間に前後方向に延びて配置され、前記第1冷却液通路および前記第2冷却液通路よりも下方に配置される排気通路と、
を備える、エンジン。
【請求項2】
左右方向の一方側から他方側に向かって、前記第1バンク、前記第1冷却液通路、前記排気通路、前記第2冷却液通路、前記第2バンクの順に配置される、請求項1に記載のエンジン。
【請求項3】
前記第1冷却液通路と前記第2冷却液通路とのうち少なくとも一方は、下方に向けて延びる第1壁部を有する、請求項2に記載のエンジン。
【請求項4】
前記第1壁部を備える冷却液通路は、前記第1壁部の下端部から前記第1バンクと前記第2バンクとのうち近い側のバンクに向けて延びる第2壁部を有する、請求項3に記載のエンジン。
【請求項5】
前記排気通路は、左右方向に並ぶ第1排気通路および第2排気通路を含み、
前記第1排気通路および前記第2排気通路は、複数の通路部を連結部により連結して構成され、
前記第1排気通路と前記第2排気通路とは、前記連結部の前後方向の位置がずれて配置される、請求項1に記載のエンジン。
【請求項6】
前記第1冷却液通路よりも上方に配置される給気フィルタを備え、
前記給気フィルタは、上方からの平面視において前記第1冷却液通路と重なるか、又は、前記第1冷却液通路を挟んで前記排気通路の反対側に
配置される、請求項1に記載のエンジン。
【請求項7】
前記第1冷却液通路よりも上方に配置されるブローバイガス通路を備え、
前記ブローバイガス通路の少なくとも一部は、上方からの平面視において前記第1冷却液通路と重なるか、又は、前記第1冷却液通路を挟んで前記排気通路の反対側に配置される、請求項1に記載のエンジン。
【請求項8】
前記第1冷却液通路、前記第2冷却液通路、および、前記排気通路の少なくとも一部を覆うカバー部材を備える、請求項1に記載のエンジン。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、エンジンに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、エンジンの上部に排気通路が配置されたV型エンジンが知られる(例えば特許文献1参照)。特許文献1においては、エンジンの上部に配置される左右の排気管が、上方からの平面視において、左右のバンク間に配置される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特表2020-522646号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、エンジンの上部には、インジェクタ等の電子制御部品や、給気の吸い込み口が配置されることがある。エンジンの上部に排気通路が配置されると、排気通路からの熱が電子制御部品や給気の吸い込み部分等に伝わり、部品自体やエンジンの動作に影響を及ぼす可能性がある。
【0005】
本発明は、V型のエンジンにおいて、排気通路からの熱が周辺に及ぼす影響を抑制することができる技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の例示的なエンジンは、左右方向に並ぶ第1バンクおよび第2バンクを備えるV型エンジンであって、前記第1バンクと前記第2バンクとの間に配置され、前後方向に延びる第1冷却液通路および第2冷却液通路と、前記第1バンクと前記第2バンクとの間に前後方向に延びて配置され、前記第1冷却液通路および前記第2冷却液通路よりも下方に配置される排気通路と、を備える。
【発明の効果】
【0007】
例示的な本発明によれば、V型のエンジンにおいて、排気通路からの熱が周辺に及ぼす影響を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】エンジンの概略の構成を示す左側面図
図2】エンジンの概略の構成を示す正面図
図3】エンジンの概略の構成を示す平面図
図4】冷却システムの概略の構成を示す模式図
図5】エンジンが備える左右の排気マニホールドの概略の構成を示す平面図
図6】排気マニホールドと冷却液管との関係を示す模式図
図7】左冷却液管および右冷却液管の概略の構成を示す斜視図
図8】排気マニホールドと、第1壁部および第2壁部との関係を示す模式図
図9A】冷却液管に設けられる壁部の変形例を示す模式図
図9B】冷却液管に設けられる壁部の変形例を示す模式図
図10】排気マニホールドとフィルタとの関係を示す模式図
図11】エンジンの好ましい形態を説明するための模式図
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の例示的な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。図面においては、適宜、3次元直交座標系としてXYZ座標系を示す。以下の説明においては、X方向を前後方向、Y方向を左右方向、Z方向を上下方向とする。なお、+X側が前側、-X側が後側とする。+Y側を左側、-Y側を右側とする。+Z側を上側、-Z側を下側とする。詳細には、図1に示すクランク軸(出力軸)の中心線Jが延びる方向を前後方向とする。フライホイールハウジング3に収容されるフライホイール(不図示)に対してシリンダブロック11が配置される側を前側とする。また、シリンダブロック11に対してオイルパン2が配置される側を下側として上下方向を定義する。前後方向および上下方向に直交する方向を左右方向と定義し、前方から後方に向かって見た場合に左となる側を左側、右となる側を右側とする。なお、これらの方向は単に説明のために用いられる名称であって、実際の位置関係及び方向を限定する意図はない。
【0010】
<1.エンジンの概要>
図1は、本発明の実施形態に係るエンジン100の概略の構成を示す左側面図である。図2は、本発明の実施形態に係るエンジン100の概略の構成を示す正面図である。図3は、本発明の実施形態に係るエンジン100の概略の構成を示す平面図である。図1から図3を参照して、エンジン100の概要を説明する。
【0011】
エンジン100は、特に限定する意図はないが、例えば、発電のために使用するエンジンや、船舶推進用に使用する船舶推進用エンジンであってよい。エンジン100は、ディーゼルエンジンである。エンジン100は、大きくは、エンジン本体1とオイルパン2とを備える。エンジン本体1は、シリンダブロック11と、ヘッドブロック12と、ヘッドカバー13とを備える。
【0012】
シリンダブロック11の内部には、複数のピストン(不図示)と、各ピストンに連結され、前後方向に延びるクランク軸(不図示)とが配置される。クランク軸は、ピストンの往復運動を回転運動に変換する。クランク軸の後端には、フライホイールハウジング3に収容されるフライホイール(不図示)が取り付けられる。フライホイールは、クランク軸と一体的に回転し、エンジン100の動力を取り出すために利用される。
【0013】
シリンダブロック11は、左右のそれぞれに、前後方向に並ぶ複数のシリンダ(不図示)を有する。複数のピストンのそれぞれは、各シリンダ内に配置される。なお、エンジン100は、一例としてV型12気筒エンジンであり、左右のそれぞれにおいて前後方向に並ぶシリンダの数は6個である。
【0014】
ヘッドブロック12は、各シリンダの上方に重ねて配置される。すなわち、エンジン本体1は、左右のそれぞれに、前後方向に並ぶ6つのヘッドブロック12を有する。各ヘッドブロック12は、シリンダ、ヘッドブロック12、および、ピストンで構成される燃焼室にガスを供給するための吸気ポート(不図示)と、燃焼室からガスを排気する排気ポート(不図示)とを有する。
【0015】
ヘッドカバー13は、各ヘッドブロック12の上方に配置される。すなわち、エンジン本体1は、左右のそれぞれに、前後方向に並ぶ6つのヘッドカバー13を有する。各ヘッドカバー13は、ヘッドブロック12に配置される吸気弁および排気弁(不図示)を覆う。各ヘッドカバー13には、インジェクタ(不図示)が取り付けられる。インジェクタの、燃料を噴射する噴射口が設けられる一端部(下端部)は、燃焼室に臨む。各インジェクタは、燃料を高圧として吐出する燃料ポンプ4から供給される燃料を、適宜のタイミングで燃焼室に噴射する。燃焼室に噴射された燃料の燃焼により生じる力によって、ピストンが往復運動を行う。なお、本実施形態では、燃料ポンプ4は、エンジン100の左側面の後方に配置される。
【0016】
エンジン100の左側において前後方向に並ぶシリンダの列と、エンジン100の左側に配置されるヘッドブロック12およびヘッドカバー13とは、左バンクLBを構成する。エンジン100の右側において前後方向に並ぶシリンダの列と、エンジン100の右側に配置されるヘッドブロック12およびヘッドカバー13とは、右バンクRBを構成する。すなわち、エンジン100は、左右方向に並ぶ第1バンクおよび第2バンクを備えるV型エンジンである。左バンクLBと右バンクRBとのうち、一方が第1バンクで、他方が第2バンクである。
【0017】
また、エンジン100は、給気マニホールド5および排気マニホールド6を備える。
【0018】
給気マニホールド5は、詳細は後述する過給機7から供給された空気または混合気である給気を各シリンダ(燃焼室)に分配する。詳細には、給気マニホールド5は、左右のそれぞれに配置されるシリンダ列に対応して、エンジン本体1の左右の側面に1つずつ配置される。左右に配置される給気マニホールド5は、いずれも前後方向に延びる。以下、左側のシリンダ列に対応してエンジン100の左側に設けられる給気マニホールド5を、左給気マニホールド5Lと表現する。右側のシリンダ列に対応してエンジン100の右側に設けられる給気マニホールド5を、右給気マニホールド5Rと表現する。左給気マニホールド5Lおよび右給気マニホールド5Rは、左バンクLBと右バンクRBとで構成されるVバンクの外側に配置される。
【0019】
排気マニホールド6は、各シリンダ(燃焼室)からの排気を集約する。排気マニホールド6は、左バンクLBと右バンクRBとの間に前後方向に延びて配置される。排気マニホールド6は、排気通路を構成する。すなわち、エンジン100は、第1バンクと第2バンクとの間に前後方向に延びて配置される排気通路を備える。詳細には、排気マニホールド6は、左右のそれぞれに配置されるシリンダ列に対応して2つ配置される。2つの排気マニホールド6は、いずれも前後方向に延びる。2つの排気マニホールド6は、左バンクLBと右バンクRBとで構成されるVバンクの内側に左右に並んで配置される。以下、左側のシリンダ列に対応してVバンク内の左側に配置される排気マニホールド6を、左排気マニホールド6Lと表現する。右側のシリンダ列に対応してVバンク内の右側に配置される排気マニホールド6を、右排気マニホールド6Rと表現する。
【0020】
過給機7は、エンジン100の後方上部に配置される。過給機7は、エンジン100の外部から供給された空気や混合気を加圧圧縮してインタークーラ8を介して給気マニホールド5に供給する。本実施形態では、過給機7へは、図1および図3に破線で示すフィルタ9で浄化された空気が供給される。過給機7は、排気マニホールド6から供給される排ガスを駆動源とするターボチャージャである。
【0021】
なお、給気マニホールド5と接続されるインタークーラ8は、低温水用の冷却水ポンプ10の駆動により冷却水を供給され、給気を冷却する。過給機7から供給される給気は、加圧圧縮されることにより圧縮熱が発生して温度が上昇する。インタークーラ8は、冷却水と、加圧圧縮された給気との間で熱交換を行うことで給気を冷却する。すなわち、インタークーラ8が設けられることにより、給気マニホールド5に供給される給気の温度を所望の温度に調整することができる。
【0022】
過給機7は、詳細には、エンジン100の左側に設けられる左過給機7Lと、エンジン100の右側に設けられる右過給機7Rとを有する。左過給機7Lは、インタークーラ8を介して左給気マニホールド5Lに空気等(給気)を供給する。右過給機7Rは、インタークーラ8を介して右給気マニホールド5Rに空気等(給気)を供給する。左排気マニホールド6Lで集約された排ガスは、左過給機7Lを介して外部に排気される。右排気マニホールド6Rで集約された排ガスは、右過給機7Rを介して外部に排気される。
【0023】
オイルパン2は、シリンダブロック11の下方に配置され、潤滑油を貯留する。オイルパン2に貯留される潤滑油は、エンジン100の潤滑が必要な各部に供給される。
【0024】
<2.冷却システムの概要>
次に、エンジン100が備える冷却システム110の概要について説明する。ここで説明する冷却システム110は、エンジン本体1を冷却する冷却システムである。図4は、冷却システム110の概略の構成を示す模式図である。
【0025】
図4に示すように、冷却システム110は、冷却液ポンプ21と、冷却液通路22と、サーモスタットケース23と、冷却液クーラ24とを備える。なお、本実施形態においては、冷却液は冷却水である。ただし、冷却液は、例えば不凍液等の水以外の液体であってもよい。不凍液は、例えば、純水とエチレングリコールとを所定割合で混合した液体である。
【0026】
冷却液ポンプ21は、冷却液を循環させるためのポンプである。冷却液ポンプ21の駆動により、冷却液が冷却液通路22に送り出される。冷却液ポンプ21は、クランク軸からギヤ(不図示)を介して伝達される回転動力により駆動される。本実施形態においては、冷却液ポンプ21は冷却水ポンプである。冷却液ポンプ21は、高温水用の冷却水ポンプである。
【0027】
冷却液通路22は、冷却液が通る通路である。本実施形態では、冷却液通路22は、左バンク冷却液通路22Lと右バンク冷却液通路22Rとを含む。すなわち、冷却液ポンプ21から、左バンク冷却液通路22Lと右バンク冷却液通路22Rとに冷却液が送り出される。左バンク冷却液通路22Lは、左バンクLBを構成するシリンダブロック11およびヘッドブロック12を冷却する通路と、各ブロック11、12を冷却した後の冷却液を冷却液ポンプ21へと戻す通路とを含む。右バンク冷却液通路22Rは、右バンクRBを構成するシリンダブロック11およびヘッドブロック12を冷却する通路と、各ブロック11、12を冷却した後の冷却液を冷却液ポンプ21へと戻す通路とを含む。
【0028】
サーモスタットケース23は、サーモスタット23aを収容する。サーモスタット23aは、冷却液の温度を設定された温度の付近に保つ機能を有する。サーモスタット23aの作用により、サーモスタットケース23に送り込まれた冷却液は、冷却が必要とされる場合には冷却液クーラ24に送られ、冷却が不要な場合には直接冷却液ポンプ21に戻される。なお、サーモスタットケース23には、左バンク冷却液通路22Lを通った冷却液と、右バンク冷却液通路22Rを通った冷却液とが送り込まれる。
【0029】
冷却液クーラ24は、冷却液通路22を循環する冷却液の冷却を行う。冷却液クーラ24は、熱交換を利用して冷却液の冷却を行う熱交換器である。冷却液クーラ24で冷却された冷却液は、冷却液ポンプ21に戻される。
【0030】
以上のように構成される冷却システム110は、左バンクLBと右バンクRBとの間に配置され、前後方向に延びる2つの冷却液管221を含む(図3参照)。冷却液管221は、冷却液の通路を構成する。換言すると、エンジン100は、第1バンクと第2バンクとの間に配置され、前後方向に延びる第1冷却液通路と第2冷却液通路とを備える。2つの冷却液管221のうち、一方が第1冷却液通路を構成し、他方が第2冷却液通路を構成する。詳細には、2つの冷却液管221は、左バンクLBと右バンクRBとの間に左右方向に並んで配置される。2つの冷却液管221は、Vバンク内の左側に配置される左冷却液管221Lと、右側に配置される右冷却液管221Rとで構成される。左冷却液管221Lと右冷却液管221Rとは、上下方向の高さ位置が同じである。
【0031】
<3.排気通路の配置>
以下、エンジン100が備える排気通路の配置について、詳細に説明する。なお、排気通路は、排気マニホールド6により構成される。本実施形態においては、排気通路は、左右方向に並ぶ第1排気通路および第2排気通路を含む。左排気マニホールド6Lと右排気マニホールド6Rとのうち、いずれか一方が第1排気通路を構成し、他方が第2排気通路を構成する。なお、左排気マニホールド6Lと、右排気マニホールド6Rとは、上下方向の高さ位置が同じである。
【0032】
図5は、本発明の実施形態に係るエンジン100が備える左右の排気マニホールド6L、6Rの概略の構成を示す平面図である。左右の排気マニホールド6L、6Rのそれぞれは、複数のパイプ61と、複数のベローズ62とを有する。前後方向に隣り合うパイプ61同士がベローズ62を介して連結される。各パイプ61は、排気の通路を構成する。また、ベローズ62は、パイプ61同士を連結する連結部の一例である。すなわち、第1排気通路および第2排気通路のそれぞれは、複数の通路部を連結部により連結して構成される。
【0033】
詳細には、左排気マニホールド6Lは、3つの左パイプ61Lと、2つのベローズ62とを有する。各左パイプ61Lには、エンジン100の左側に配置されるヘッドブロック12と接続される排気用接続部63が2つずつ設けられる。各ヘッドブロック12からの排気が排気用接続部63を介して左パイプ61Lに入る。右排気マニホールド6Rは、4つの右パイプ61Rと、3つのベローズ62とを有する。前端と後端の右パイプ61Rには、エンジン100の右側に配置されるヘッドブロック12と接続される排気用接続部63が1つずつ設けられる。前端と後端の右パイプ61Rに挟まれる2つの右パイプ61Rには、エンジン100の右側に配置されるヘッドブロック12と接続される排気用接続部63が2つずつ設けられる。各ヘッドブロック12からの排気が、排気用接続部63を介して右パイプ61Rに入る。
【0034】
本実施形態では、左排気マニホールド(左排気通路)6Lと右排気マニホールド(右排気通路)6Rとで、パイプ61およびベローズ62の数が異なるが、これは例示にすぎない。左排気マニホールド6Lと右排気マニホールド6Rとで。パイプ61およびベローズ62の数が同じであってもよい。
【0035】
図5に示すように、左排気マニホールド6Lと右排気マニホールド6Rとは、ベローズ62の前後方向の位置がずれて配置される。すなわち、第1排気通路と第2排気通路とは、連結部の前後方向の位置がずれて配置される。ベローズ62は、通常、バンド等の連結具を用いてパイプ61に接続されるために、パイプ61とベローズ62との接続箇所は外径が大きくなる。この点、本実施形態のように、左右の排気マニホールド6L、6Rの間でベローズ62の前後方向の位置をずらすと、バンド等の連結具同士の接触を避けて、左右の排気マニホールド6L、6Rの間の間隔を狭くすることができる。この結果、左右の排気マニホールド6L、6Rを、左バンクLBと右バンクRBとの左右方向間に形成されるVバンクの上端部から下がった位置(深い位置)に配置することができる。熱源となる排気マニホールド6を、エンジン100の上部に配置されるインジェクタやフィルタ9から離して配置することができる。また、左バンクLBと右バンクRBとの間の空間に排気マニホールド6が配置されると、作業者が排気マニホールド6に接近することを抑制することができる。
【0036】
なお、本実施形態では、左右の排気マニホールド6L、6Rの上下方向の高さ位置は、ヘッドブロック12の高さ位置と同等である。
【0037】
図6は、エンジン100における排気マニホールド6と冷却液管221との関係を示す模式図である。図6に示すように、排気マニホールド6は、左冷却液管221Lおよび右冷却液管221Rよりも下方に配置される。すなわち、排気通路は、第1冷却液通路および第2冷却液通路よりも下方に配置される。排気通路の上に冷却液通路が配置されるために、排気通路からエンジン100の上方に流れる熱気の少なくとも一部を、冷却液通路を構成する部材(冷却液管221)と接触させることができる。排気通路からの熱気を、冷却液通路を利用して冷却することができる。
【0038】
なお、排気マニホールド6よりも上方に配置される左冷却液管221Lおよび右冷却液管221Rは、左バンクLBおよび右バンクRBで構成されるVバンクの上部に配置される。左冷却液管221Lおよび右冷却液管221Rの上下方向の高さ位置は、ヘッドカバー13の高さ位置と同等である。
【0039】
図6に示すように、エンジン100においては、左側から右側に向かって、左バンクLB、左冷却液管221L、排気マニホールド6、右冷却液管221R、右バンクRBの順に配置される。すなわち、左右方向の一方側から他方側に向かって、第1バンク、第1冷却液通路、排気通路、第2冷却液通路、第2バンクの順に配置される。排気通路の左右方向の両側に冷却液通路が配置されるために、排気通路からの熱気がエンジン100の左右方向に漏れ出すことを抑制することができる。
【0040】
詳細には、左排気マニホールド6Lおよび右排気マニホールド6Rは、左冷却液管221Lおよび右冷却液管221Rよりも下方に配置される。左側から右側に向かって、左バンクLB、左冷却液管221L、左排気マニホールド6L、右排気マニホールド6R、右冷却液管221R、右バンクRBの順に配置される。
【0041】
なお、本実施形態では、排気マニホールド6が、左排気マニホールド6Lと右排気マニホールド6Rとを含むが、これは例示である。排気マニホールド6は、1つとされ、当該1つの排気マニホールドで、左右のバンクLB、RBのシリンダからの排気を集約する構成としてもよい。
【0042】
図7は、本発明の実施形態に係るエンジン100が備える左冷却液管221Lおよび右冷却液管221Rの概略の構成を示す斜視図である。図7に示すように、左冷却液管221Lおよび右冷却液管221Rは、前後方向に延びる管本体部2211を有する。管本体部2211は、詳細には、複数の管状部材2211aを接続して構成される。本実施形態では、左冷却液管221Lおよび右冷却液管221Rの各管本体部2211は、いずれも3つの管状部材2211aを接続して構成される。ただし、管本体部2211は、この構成に限らず、単一の管状部材や、3つとは異なる複数の管状部材で構成されてもよい。
【0043】
また、左冷却液管221Lおよび右冷却液管221Rは、最寄りのバンクLB、RBに含まれる各ヘッドブロック12に管本体部2211を接続する接続部2212を有する。接続部2212はL字状である。接続部2212は、各ヘッドブロック12に対応して1つずつ設けられる。すなわち、左冷却液管221Lおよび右冷却液管221Rは、それぞれ、6つの接続部2212を有する。
【0044】
なお、左冷却液管221Lの最寄りのバンクは左バンクLBである。右冷却液管221Rの最寄りのバンクは右バンクRBである。また、接続部2212は、内部が空洞となっており、各ヘッドブロック12を冷却した冷却液は、接続部2212の内部を通って管本体部2211内に入る。
【0045】
また、左冷却液管221Lおよび右冷却液管221Rは、下方に向けて延びる第1壁部2213を有する。なお、左冷却液管221Lおよび右冷却液管221Rは、必ずしも第1壁部2213を有さなくてもよい。ただし、左冷却液管221Lおよび右冷却液管221Rのうち、少なくとも一方が第1壁部2213を有することが好ましい。すなわち、第1冷却液通路と第2冷却液通路とのうち少なくとも一方は、下方に向けて延びる第1壁部2213を有することが好ましい。
【0046】
詳細には、第1壁部2213は、斜め下方に延びる。左冷却液管221Lが有する第1壁部2213は、前方からの平面視において、下方に向かうにつれて右側に向かう。右冷却液管221Rが有する第1壁部2213は、前方からの平面視において、下方に向かうにつれて左側に向かう。左冷却液管221Lが有する第1壁部2213と、右冷却液管221Rが有する第1壁部2213とは、下方に向かうにつれて接近する。また、左冷却液管221Lおよび右冷却液管221Rが有する各第1壁部2213は、概ね管本体部2211の前端から後端まで延びる。なお、本実施形態では、管状部材2211a同士を接続する接続箇所において、第1壁部2213は切り欠かれた形状となっている。当該切欠き部分は、なるべく狭くされ、実質的に存在しない構成とされてもよい。
【0047】
また、左冷却液管221Lおよび右冷却液管221Rは、第1壁部2213の下端部から左バンクLBと右バンクRBとのうち近い側のバンクに向けて延びる第2壁部2214を有する。なお、第2壁部2214は、第1壁部2213が設けられない場合には、設けられなくてよい。また、左冷却液管221Lおよび右冷却液管221Rのうち、いずれか一方にのみ第1壁部2213が設けられる場合、当該第1壁部2213が設けられる冷却液管にのみ第2壁部2214が設けられてもよい。すなわち、第1壁部を備える冷却液通路は、第1壁部2213の下端部から左バンクLBと右バンクRBとのうち近い側のバンクに向けて延びる第2壁部2214を有してよい。
【0048】
詳細には、左冷却液管221Lが有する第2壁部2214は、左バンクLBに向けて延びる。左冷却液管221Lが有する第2壁部2214は、左斜め下方に延びる。右冷却液管221Rが有する第2壁部2214は、右バンクRBに向けて延びる。右冷却液管221Rが有する第2壁部2214は、右斜め下方に延びる。すなわち、左冷却液管221Lが有する第2壁部2214と、右冷却液管221Rが有する第2壁部2214とは、左右方向の反対向きに延びる。左冷却液管221Lおよび右冷却液管221Rが有する各第2壁部2214は、前後方向において、第1壁部2213が設けられる範囲と同じ範囲に設けられる。すなわち、左冷却液管221Lおよび右冷却液管221Rが有する各第2壁部2214は、概ね管本体部2211の前端から後端まで延びる。
【0049】
図8は、排気マニホールド6と、第1壁部2213および第2壁部2214との関係を示す模式図である。図8に示すように、第1壁部2213が設けられたことにより、排気マニホールド(排気通路)6からの熱気が、左右のバンクLB、RBに向けて流れ難くすることができる。また、第2壁部2214が設けられることにより、排気マニホールド6からの熱気が、左右の冷却液管221L、221Rと、左右のバンクLB、RBとの間を通ることを抑制することができる。第1壁部2213および第2壁部2214が設けられたことにより、排気マニホールド6からの熱気が、第2壁部2214より上方において左右のバンクLB、RBに向けて流れ難くすることができる。
【0050】
また、第1壁部2213および第2壁部2214は、冷却液管221から延びている。このために、排気マニホールド6からの熱気の少なくとも一部は、第1壁部2213、或いは、第2壁部2214および第1壁部2213を介して、冷却液管(冷却液通路)221を流れる冷却液に回収される。このために、冷却液管付近が異常に高温となることを抑制することができる。すなわち、冷却液管221の周辺部品に熱害が及ぶことを抑制することができる。
【0051】
なお、本実施形態では、冷却液管221に設けられる壁部が、第1壁部2213および第2壁部2214を有するL字状である構成としたが、これは例示にすぎない。図9Aおよび図9Bは、冷却液管221に設けられる壁部の変形例を示す模式図である。例えば、図9Aに示すように、冷却液管221に設けられる壁部は、下方に延びる第1壁部2213Aのみで構成されてもよい。また、例えば、図9Bに示すように、冷却液管221に設けられる壁部は、左バンクLBと右バンクRBとのうち最寄りのバンクに向けて延びる第2壁部2214Aのみで構成されてもよい。
【0052】
上述のように、本実施形態のエンジン100は、給気を浄化するフィルタ(給気フィルタ)9を備える(図1又は図3参照)。フィルタ9は、詳細には外形円筒状のエアフィルタである。フィルタ9は、詳細には、左バンクLB用の左フィルタ9Lと、右バンクRB用の右フィルタ9Rとを含む。左フィルタ9Lは、左過給機7Lの前方に配置され、浄化した空気を左過給機7Lに供給する。右フィルタ9Rは、右過給機7Rの前方に配置され、浄化した空気を右過給機7Rに供給する。左右のフィルタ9L、9Rは、左右の冷却液管221L、221Rよりも上方に配置される。すなわち、フィルタ9は、第1冷却液通路よりも上方に配置される。
【0053】
フィルタ9は、上方からの平面視において第1冷却液通路と重なるか、又は、第1冷却液通路を挟んで排気通路の反対側に配置されることが好ましい。図10は、本実施形態の排気マニホールド6とフィルタ9との関係を示す模式図である。
【0054】
図3および図10に示すように、本実施形態では、左フィルタ9Lは、左冷却液管221Lを挟んで左排気マニホールド6Lの反対側に配置される。ただし、左フィルタ9Lは、上方からの平面視おいて左冷却液管221Lと重なる位置に配置されてもよい。また、右フィルタ9Rは、右冷却液管221Rを挟んで右排気マニホールド6Rの反対側に配置される。ただし、右フィルタ9Rは、上方からの平面視において右冷却液管221Rと重なる位置に配置されてもよい。
【0055】
以上のような構成では、排気マニホールド(排気通路)6からの熱気は、冷却液管(冷却液通路)221部分で冷やされた後にフィルタ9に至る可能性が高くなる。このために、フィルタ9の空気の取り込み口から熱い空気が取り込まれることを抑制することができる。すなわち、給気効率の低下を抑制することができる。
【0056】
また、本実施形態において、図1および図3に示すように、エンジン100はブローバイガス管50を備える。すなわち、エンジン100は、ブローバイガスが通るブローバイガス通路を備える。詳細には、燃焼室から漏れ出たブローバイガスは、エンジン100の前方側上部に配置されるオイルセパレータ51(図1等参照)を介してブローバイガス管50に入る。オイルセパレータ51は、ブローバイガスからオイル成分を除去する。すなわち、ブローバイガス管50を通るブローバイガスは、オイル成分を除去され、浄化されたガスである。ブローバイガス管50を通ったガスは、過給機7に送り込まれ、給気として利用される。すなわち、ブローバイガス管50により構成されるブローバイガス通路は、ブローバイガス戻し通路である。過給機7は、上述のように左過給機7Lと右過給機7Rとを含む。このために、ブローバイガス管50は、ブローバイガスを左過給機7Lと右過給機7Rとに振り分ける分岐部50a(図3参照)を有する。ブローバイガス通路は、分岐部50aより下流にて、2つの通路に分れる。
【0057】
ブローバイガス管50は、左右の冷却液管221L、221Rよりも上方に配置される。すなわち、ブローバイガス通路は、第1冷却液通路よりも上方に配置される。ブローバイガス通路の少なくとも一部は、上方からの平面視において第1冷却液通路と重なるか、又は、第1冷却液通路を挟んで排気通路の反対側に配置されることが好ましい。
【0058】
図3に示すように、本実施形態では、ブローバイガス管(ブローバイガス通路)50の一部は、上方からの平面視において左冷却液管221Lと重なる。また、ブローバイガス管(ブローバイガス通路)50の他の一部は、上方からの平面視において右冷却液管221Rと重なる。ただし、ブローバイガス管(ブローバイガス通路)50の少なくとも一部は、フィルタ9と同様に、冷却液管221を挟んで排気マニホールド6と反対側に配置されてもよい。
【0059】
以上のような構成では、排気マニホールド(排気通路)6からの熱気は、冷却液管(冷却液通路)221部分で冷やされた後にブローバイガス通路に至る可能性が高くなる。このために、ブローバイガス通路を通るガスが温められて過給機7に供給されることを抑制することができる。すなわち、給気効率の低下を抑制することができる。
【0060】
図11は、エンジン100の好ましい形態を説明するための模式図である。図11に示すように、エンジン100は、左冷却液管221L、右冷却液管221R、および、排気マニホールド6の少なくとも一部を覆うカバー部材70を備えることが好ましい。すなわち、エンジン100は、第1冷却液通路、第2冷却液通路、および、排気通路の少なくとも一部を覆うカバー部材70を備えることが好ましい。排気通路からの熱気が、左バンクLBと右バンクRBとで構成されるVバンクの内部から外部に漏れる可能性を低減することができる。
【0061】
カバー部材70は、詳細には、左バンクLBと右バンクRBとの間の空間(Vバンク内空間)を覆う。本実施形態では、カバー部材70は、フィルタ9およびブローバイガス管50よりも下方に位置する。また、カバー部材70は、ヘッドカバー13の上部から突出するインジェクタの上端部よりも下方に位置する。すなわち、カバー部材70が設けられることによって、排気通路からの熱気が原因となって給気が温められることや、電子部品に熱害が及ぶ可能性を低減することができる。
【0062】
<4.留意事項等>
本明細書中に開示される種々の技術的特徴は、その技術的創作の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えることが可能である。すなわち、上記実施形態は、全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。また、本明細書中に示される複数の実施形態および変形例は可能な範囲で組み合わせて実施されてよい。
【0063】
<5.付記>
本明細書における例示的なエンジンは、左右方向に並ぶ第1バンクおよび第2バンクを備えるV型エンジンであって、前記第1バンクと前記第2バンクとの間に配置され、前後方向に延びる第1冷却液通路および第2冷却液通路と、前記第1バンクと前記第2バンクとの間に前後方向に延びて配置され、前記第1冷却液通路および前記第2冷却液通路よりも下方に配置される排気通路と、を備える構成(第1の構成)であってよい。
【0064】
上記第1の構成のエンジンは、左右方向の一方側から他方側に向かって、前記第1バンク、前記第1冷却液通路、前記排気通路、前記第2冷却液通路、前記第2バンクの順に配置される構成(第2の構成)であってよい。
【0065】
上記第2の構成のエンジンにおいて、前記第1冷却液通路と前記第2冷却液通路とのうち少なくとも一方は、下方に向けて延びる第1壁部を有する構成(第3の構成)であってよい。
【0066】
上記第3の構成のエンジンにおいて、前記第1壁部を備える冷却液通路は、前記第1壁部の下端部から前記第1バンクと前記第2バンクとのうち近い側のバンクに向けて延びる第2壁部を有する構成(第4の構成)であってよい。
【0067】
上記第1から第4のいずれかの構成のエンジンにおいて、前記排気通路は、左右方向に並ぶ第1排気通路および第2排気通路を含み、前記第1排気通路および前記第2排気通路は、複数の通路部を連結部により連結して構成され、前記第1排気通路と前記第2排気通路とは、前記連結部の前後方向の位置がずれて配置される構成(第5の構成)であってよい。
【0068】
上記第1から第5のいずれかの構成のエンジンは、前記第1冷却液通路よりも上方に配置される給気フィルタを備え、前記給気フィルタは、上方からの平面視において前記第1冷却液通路と重なるか、又は、前記第1冷却液通路を挟んで前記排気通路の反対側に配置される構成(第6の構成)であってよい。
【0069】
上記第1から第6のいずれかの構成のエンジンは、前記第1冷却液通路よりも上方に配置されるブローバイガス通路を備え、前記ブローバイガス通路の少なくとも一部は、上方からの平面視において前記第1冷却液通路と重なるか、又は、前記第1冷却液通路を挟んで前記排気通路の反対側に配置される構成(第7の構成)であってよい。
【0070】
上記第1から第7のいずれかの構成のエンジンは、前記第1冷却液通路、前記第2冷却液通路、および、前記排気通路の少なくとも一部を覆うカバー部材を備える構成(第8の構成)であってよい。
【符号の説明】
【0071】
6・・・排気マニホールド(排気通路)
6L・・・左排気マニホールド(第1排気通路又は第2排気通路)
6R・・・右排気マニホールド(第1排気通路又は第2排気通路)
9・・・フィルタ
50・・・ブローバイガス管(ブローバイガス通路)
70・・・カバー部材
100・・・エンジン
221L・・・左冷却液管(第1冷却液通路又は第2冷却液通路)
221R・・・右冷却液管(第1冷却液通路又は第2冷却液通路)
2213、2213A・・・第1壁部
2214、2214A・・・第2壁部
LB・・・左バンク(第1バンク又は第2バンク)
RB・・・右バンク(第1バンク又は第2バンク)
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9A
図9B
図10
図11