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特開2024-87198情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024087198
(43)【公開日】2024-07-01
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/0601 20230101AFI20240624BHJP
   G06Q 30/02 20230101ALI20240624BHJP
【FI】
G06Q30/0601
G06Q30/02
【審査請求】未請求
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022201854
(22)【出願日】2022-12-19
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.TENSORFLOW
(71)【出願人】
【識別番号】506372070
【氏名又は名称】サイジニア株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100115749
【弁理士】
【氏名又は名称】谷川 英和
(72)【発明者】
【氏名】吉井 伸一郎
【テーマコード(参考)】
5L030
5L049
【Fターム(参考)】
5L030BB07
5L030BB08
5L049BB07
5L049BB08
(57)【要約】      (修正有)
【課題】ユーザからのクチコミを販売に生かすためのウェブページ構成技術を実現する情報処理装置、情報処理方法およびプログラムを提供する。
【解決手段】情報処理装置1は、商品識別子に対応付くクチコミ情報を受信するクチコミ受信部123と、クチコミ情報に対応づくユーザインターフェイス部品であり、商品識別子で識別される商品の購入を支援するためのユーザインターフェイス部品である購入支援UIを構成するための購入支援UI情報と、クチコミ情報とを含むウェブページを構成するページ構成部135と、ページ構成部135が構成したウェブページを送信するページ送信部141と、を具備する。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
商品識別子に対応付くクチコミ情報を受信するクチコミ受信部と、
前記クチコミ情報に対応づくユーザインターフェイス部品であり、前記商品識別子で識別される商品の購入を支援するためのユーザインターフェイス部品である購入支援UIを構成するための購入支援UI情報と、前記クチコミ情報とを含むウェブページを構成するページ構成部と、
前記ページ構成部が構成した前記ウェブページを送信するページ送信部とを具備する情報処理装置。
【請求項2】
前記クチコミ情報に対する前記購入支援UI情報を前記ウェブページに含めるか否かを判断するための付加条件を用いて、前記購入支援UI情報を含めるか否かを判断する判断部をさらに具備し、
前記ページ構成部は、
前記判断部が前記購入支援UI情報を含めると判断した場合には、前記クチコミ情報に対しては前記購入支援UI情報を対応付け、前記判断部が前記購入支援UI情報を含めないと判断した場合には、前記クチコミ情報に対して前記購入支援UI情報を対応付けずに、前記ウェブページを構成する、請求項1記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記付加条件は、クチコミ情報に基づく条件である、請求項2記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記付加条件は、クチコミ情報の内容に基づく条件である、請求項3記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記クチコミ情報に対応付けて、当該クチコミ情報に対するリアクション情報を受信するリアクション受信部をさらに具備し、
前記付加条件は、前記リアクション情報に基づく条件である、請求項2記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記クチコミ受信部が受信したクチコミ情報を投稿したユーザのユーザ属性値を取得するユーザ属性値取得部をさらに具備し、
前記付加条件は、前記ユーザ属性値に基づく条件である、請求項2記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記付加条件は、前記クチコミ受信部が前記クチコミ情報を受信したタイミングに基づく条件である、請求項2記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記クチコミ情報は、当該クチコミ情報を投稿したユーザのユーザ識別子に対応付き、
前記ウェブページに対するユーザの操作を特定する操作情報を受信する操作受信部と、
前記操作情報が、購入支援UIに対する操作を含む操作を特定する操作情報であり、報酬条件に合致する操作情報である場合に、当該購入支援UIの購入支援UI情報に対応する前記クチコミ情報に対応付くユーザ識別子で識別されるユーザに対して、報酬を与える報酬処理を行う報酬部をさらに具備する請求項1から請求項7いずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項9】
クチコミ受信部と、ページ構成部と、ページ送信部とにより実現される情報処理方法であって、
前記クチコミ受信部が、商品識別子に対応付くクチコミ情報を受信するクチコミ受信ステップと、
前記ページ構成部が、前記クチコミ情報に対応づくユーザインターフェイス部品であり、前記商品識別子で識別される商品の購入を支援するためのユーザインターフェイス部品である購入支援UIを構成するための購入支援UI情報と、前記クチコミ情報とを含むウェブページを構成するページ構成ステップと、
前記ページ送信部が、前記ページ構成ステップで構成された前記ウェブページを送信するページ送信ステップとを具備する情報処理方法。
【請求項10】
コンピュータを、
商品識別子に対応付くクチコミ情報を受信するクチコミ受信部と、
前記クチコミ情報に対応づくユーザインターフェイス部品であり、前記商品識別子で識別される商品の購入を支援するためのユーザインターフェイス部品である購入支援UIを構成するための購入支援UI情報と、前記クチコミ情報とを含むウェブページを構成するページ構成部と、
前記ページ構成部が構成した前記ウェブページを送信するページ送信部として機能させるためのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、クチコミを販売に生かすためのウェブページ構成技術を有する情報処理装置等に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、宿泊施設のユーザからの評価情報を有効活用し、客室販売の機会増大、収益性の改善を図るための情報提供装置があった(特許文献1参照)。かかる情報提供装置は、宿泊施設の顧客による口コミ情報を保持する記憶装置と、前記口コミ情報が含む語彙に基づき、前記宿泊施設に関する所定事象の評価属性を判定し、前記評価属性が所定基準を下回る事象の改善策を予め定めた所定ルールで特定し、当該改善策の情報を所定の端末に出力する演算装置を含む構成である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2020-107293号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来、ユーザからのクチコミを販売に生かすためのウェブページ構成技術がなかった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本第一の発明の情報処理装置は、商品識別子に対応付くクチコミ情報を受信するクチコミ受信部と、クチコミ情報に対応づくユーザインターフェイス部品であり、商品識別子で識別される商品の購入を支援するためのユーザインターフェイス部品である購入支援UIを構成するための購入支援UI情報と、クチコミ情報とを含むウェブページを構成するページ構成部と、ページ構成部が構成したウェブページを送信するページ送信部とを具備する情報処理装置である。
【0006】
かかる構成により、ユーザからのクチコミを販売に生かすためのウェブページ構成技術を提供できる。
【0007】
また、本第二の発明の情報処理装置は、第一の発明に対して、クチコミ情報に対する購入支援UI情報をウェブページに含めるか否かを判断するための付加条件を用いて、購入支援UI情報を含めるか否かを判断する判断部をさらに具備し、ページ構成部は、判断部が購入支援UI情報を含めると判断した場合には、クチコミ情報に対しては購入支援UI情報を対応付け、判断部が購入支援UI情報を含めないと判断した場合には、クチコミ情報に対して購入支援UI情報を対応付けずに、ウェブページを構成する、情報処理装置である。
【0008】
かかる構成により、ユーザからのクチコミを販売により生かすためのウェブページ構成技術を提供できる。
【0009】
また、本第三の発明の情報処理装置は、第二の発明に対して、付加条件は、クチコミ情報に基づく条件である、情報処理装置である。
【0010】
かかる構成により、ユーザからのクチコミを販売により生かすためのウェブページ構成技術を提供できる。
【0011】
また、本第四の発明の情報処理装置は、第三の発明に対して、付加条件は、クチコミ情報の内容に基づく条件である、情報処理装置である。
【0012】
かかる構成により、ユーザからのクチコミを販売により生かすためのウェブページ構成技術を提供できる。
【0013】
また、本第五の発明の情報処理装置は、第二の発明に対して、クチコミ情報に対応付けて、クチコミ情報に対するリアクション情報を受信するリアクション受信部をさらに具備し、付加条件は、リアクション情報に基づく条件である、情報処理装置である。
【0014】
かかる構成により、ユーザからのクチコミを販売により生かすためのウェブページ構成技術を提供できる。
【0015】
また、本第六の発明の情報処理装置は、第二の発明に対して、クチコミ受信部が受信したクチコミ情報を投稿したユーザのユーザ属性値を取得するユーザ属性値取得部をさらに具備し、付加条件は、ユーザ属性値に基づく条件である、情報処理装置である。
【0016】
かかる構成により、ユーザからのクチコミを販売により生かすためのウェブページ構成技術を提供できる。
【0017】
また、本第七の発明の情報処理装置は、第二の発明に対して、付加条件は、クチコミ受信部がクチコミ情報を受信したタイミングに基づく条件である、情報処理装置である。
【0018】
かかる構成により、ユーザからのクチコミを販売により生かすためのウェブページ構成技術を提供できる。
【0019】
また、本第八の発明の情報処理装置は、第一から第七いずれか1つの発明に対して、クチコミ情報は、クチコミ情報を投稿したユーザのユーザ識別子に対応付き、ウェブページに対するユーザの操作を特定する操作情報を受信する操作受信部と、操作情報が、購入支援UIに対する操作を含む操作を特定する操作情報であり、報酬条件に合致する操作情報である場合に、購入支援UIの購入支援UI情報に対応するクチコミ情報に対応付くユーザ識別子で識別されるユーザに対して、報酬を与える報酬処理を行う報酬部をさらに具備する情報処理装置である。
【0020】
かかる構成により、ユーザからのクチコミを販売により生かすためのウェブページ構成技術を提供できる。
【発明の効果】
【0021】
本発明による情報処理装置によれば、ユーザからのクチコミを販売に生かすためのウェブページ構成技術を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
図1】実施の形態1における情報システムAの概念図
図2】同情報システムAのブロック図
図3】同情報処理装置1のブロック図
図4】同情報処理装置1の第一の処理例について説明するフローチャート
図5】同ウェブページ構成処理の例について説明するフローチャート
図6】同情報処理装置1の第二の処理例について説明するフローチャート
図7】同情報処理装置1の第三の処理例について説明するフローチャート
図8】同端末装置2の処理例について説明するフローチャート
図9】同商品管理表を示す図
図10】同ユーザ管理表を示す図
図11】同クチコミ管理表を示す図
図12】同付加条件管理表を示す図
図13】同ウェブページの画面例を示す図
図14】同構成されたウェブページの画面例を示す図
図15】同画面例を示す図
図16】同コンピュータシステムの概観図
図17】同コンピュータシステムのブロック図
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下、情報処理装置等の実施形態について図面を参照して説明する。なお、実施の形態において同じ符号を付した構成要素は同様の動作を行うので、再度の説明を省略する場合がある。
【0024】
(実施の形態1)
本実施の形態において、受信したクチコミ情報に、購入支援UI情報を対応付け、ウェブページを構成し、送信する情報処理装置を具備する情報システムについて説明する。
【0025】
また、本実施の形態において、付加条件に合致するクチコミ情報のみに、購入支援UIを付加する情報処理装置を具備する情報システムについて説明する。
【0026】
さらに、本実施の形態において、購入支援UIに対する操作を含む操作により、報酬条件に合致する操作が行われた場合に、クチコミ情報を送信したユーザに対して報酬を与える情報処理装置を具備する情報システムについて説明する。
【0027】
なお、本実施の形態において、情報Xが情報Yに対応付いていることは、情報Xから情報Yを取得できること、または情報Yから情報Xを取得できることであり、その対応付けの方法は問わない。情報Xと情報Yとがリンク付いていても良いし、同じバッファに存在していても良いし、情報Xが情報Yに含まれていても良いし、情報Yが情報Xに含まれている等でも良い。
【0028】
図1は、本実施の形態における情報システムAの概念図である。情報システムAは、情報処理装置1、および1または2以上の端末装置2を備える。
【0029】
情報処理装置1は、クチコミ情報に購入支援UIを対応付けて、ウェブページを構成する装置である。情報処理装置1は、通常、いわゆるサーバである。情報処理装置1は、例えば、クラウドサーバ、ASPサーバであるが、その種類は問わない。
【0030】
端末装置2は、ユーザが使用する端末である。端末装置2は、例えば、情報処理装置1にクチコミ情報やリアクション情報を送信する装置、ウェブページを受信し、出力する装置である。端末装置2は、いわゆるパソコン、スマートフォン、タブレット端末であるが、その種類は問わない。
【0031】
図2は、本実施の形態における情報システムAのブロック図である。図3は、情報処理装置1のブロック図である。
【0032】
情報処理装置1は、格納部11、受信部12、処理部13、および送信部14を備える。格納部11は、ページ管理部111、ユーザ管理部112、クチコミ管理部113、付加条件管理部114、および報酬条件管理部115を備える。受信部12は、指示受信部121、操作受信部122、クチコミ受信部123、およびリアクション受信部124を備える。処理部13は、クチコミ属性値取得部131、ユーザ属性値取得部132、タイミング取得部133、判断部134、ページ構成部135、および報酬部136を備える。送信部14は、ページ送信部141を備える。
【0033】
端末装置2は、端末格納部21、端末受付部22、端末処理部23、端末送信部24、端末受信部25、および端末出力部26を備える。
【0034】
情報処理装置1を構成する格納部11には、各種の情報が格納される。各種の情報は、例えば、ウェブページ、ユーザ情報、クチコミ情報、付加条件、報酬条件、商品情報、購入支援UI情報である。
【0035】
商品情報とは、商品に関する情報である。商品情報は、例えば、商品識別子、1以上の商品属性値を有する。商品識別子とは、商品を識別する情報であり、例えば、ID、商品名である。商品属性値は、例えば、価格、対象ユーザのユーザ識別子、商品名、商品の種類である。
【0036】
購入支援UI情報とは、購入支援UIを構成するための情報である。購入支援UIとは、商品の購入を支援するためのユーザインターフェイス部品である。購入支援UIは、例えば、ボタン、チェックボックス、メニュー項目である。購入支援UIは、例えば、購入ボタン、カートに入れるボタン、商品を購入するためのパネルである購入パネルである。ただし、購入支援UIとは、商品の購入を支援するためのユーザインターフェイス部品であれば良く、その種類は問わない。
【0037】
購入支援UI情報は、例えば、購入パネルを構成するための情報と購入パネルにジャンプするためのボタンの情報である。購入支援UI情報は、例えば、商品を購入するための購入ボタンの情報である。
【0038】
ページ管理部111には、1または2以上のウェブページが格納される。ここでのウェブページは、通常、商品を販売するためのウェブページである。ただし、ウェブページは、例えば、商品情報を閲覧するためのウェブページ等でも良く、ウェブページの内容は問わない。ただし、ウェブページは、後述するクチコミ情報が投稿される対象の商品に関するページである。ウェブページは、例えば、1または2以上のクチコミ情報を有する。ウェブページは、例えば、1または2以上の商品情報を有する。ウェブページは、例えば、HTML、XML等で実現されるが、その実現手段は問わない。また、ウェブページは、通常、URLまたはURN等のURIに対応付いている。
【0039】
なお、商品とは、販売対象である。商品は、物品だけではなく、サービスも含むと考えても良い。
【0040】
ユーザ管理部112には、1または2以上のユーザ情報が格納される。ユーザ情報とは、ユーザに関する情報である。ユーザは、クチコミ情報を投稿するユーザである。ユーザは、例えば、ウェブページを閲覧するユーザである。ユーザ情報は、1以上のユーザ属性値を有する。ユーザ情報は、例えば、ユーザ識別子を有する。
【0041】
ユーザ属性値は、例えば、性別、年齢、ランク、ポイントである。ユーザ識別子とは、ユーザを識別する情報であり、例えば、ID、メールアドレス、電話番号、氏名である。ポイントとは、ユーザへの報酬である。ポイントは、通常、ユーザが使用可能な価値を有する情報である。
【0042】
クチコミ管理部113には、1または2以上のクチコミ情報が格納される。クチコミ管理部113のクチコミ情報には、当該クチコミ情報を投稿したユーザのユーザ識別子が対応付いていることは好適である。クチコミ情報には、通常、クチコミ識別子が対応付いている。クチコミ識別子とは、クチコミ情報を識別する情報であり、例えば、IDである。
【0043】
クチコミ情報とは、クチコミの情報であり、ユーザが商品に対して入力した情報である。クチコミは、レビュー、ユーザレビュー、口コミ、コメント等と言っても良く、その表現は問わない。クチコミは、Q&Aを含んでも良い。Q&Aについて、ユーザからのリアクションを受け付けるものでも良い。ユーザからのリアクションは、例えば、「参考になった」または「いいね」のボタン等の押下である。クチコミの意味は広く解する。クチコミのデータは、例えば、文字列であるが、スコア等を含んでも良い。スコアは、評価値、評価等と言っても良い。クチコミのデータタイプやデータ構造は、問わないことは言うまでない。
【0044】
クチコミ管理部113の1以上の各クチコミ情報には、1または2以上のリアクション情報が対応付いていることは好適である。
【0045】
リアクション情報とは、クチコミ情報に対する反応を示す情報である。反応は、通常、当該クチコミ情報を投稿したユーザ以外の第三者の反応である。リアクション情報は、例えば、「参考になった」というUI部品が指示された結果を示す情報、「いいね」というUI部品が指示された結果を示す情報、「参考になった」または「いいね」等のUI部品が指示された回数、文字列である。リアクション情報には、当該リアクション情報の元になる操作を行ったユーザのユーザ識別子が対応付いていても良い。なお、UI部品とは、画面を構成するユーザインターフェイスの部品であり、例えば、ボタン、アイコン、チェックボックス、メニューを構成するメニュー項目であるが、その種類は問わない。
【0046】
リアクション情報には、通常、リアクション識別子が対応付いている。リアクション識別子とは、リアクションを識別する情報であり、例えば、IDである。
【0047】
付加条件管理部114には、1または2以上の付加条件が格納される。付加条件とは、クチコミ情報に対して、購入支援UIを対応付けるか否かを判断するための条件である。なお、付加条件は、プログラム中に埋め込まれていても良いことは言うまでもない。
【0048】
付加条件は、例えば、クチコミ情報に基づく条件である。付加条件は、例えば、クチコミ情報の内容に基づく条件である。付加条件は、例えば、1または2以上のクチコミ属性値に基づく条件である。
【0049】
クチコミ属性値とは、クチコミの属性値である。クチコミ属性値は、例えば、クチコミ情報の文字数、クチコミ情報に含まれるスコア、クチコミ情報の分類(例えば、「ポジティブ」または「ネガティブ」)、Q&A等のクチコミの「参考になった」数、Q&A等のクチコミの「いいね」の数である。スコアは、例えば、ランク、評価値等の同等の用語でも良い。分類は、クラス等と言っても良い。
【0050】
付加条件は、例えば、「クチコミ情報の文字数が閾値以上または閾値より多いこと」「クチコミ情報に含まれるスコアが閾値以上または閾値より大きいこと」「クチコミ情報の分類が「ポジティブ」(「ネガティブ」ではなく)であること」である。
【0051】
なお、クチコミ情報が文字列を含む場合に、当該文字列がポジティブかネガティブかを判断する技術は公知技術である。
【0052】
付加条件は、例えば、リアクション情報に基づく条件である。付加条件は、例えば、「リアクション情報である「参考になった」や「いいね」等のUI部品の指示の数が、閾値以上または閾値より多いこと」、「リアクション情報の数が閾値以上または閾値より多いこと」である。
【0053】
付加条件は、例えば、1または2以上のユーザ属性値に基づく条件である。付加条件は、例えば、「ユーザ属性値である性別=女性」、「ユーザ属性値である年齢が20歳代」、「ユーザ属性値であるランクが閾値以上または閾値より大きいこと」である。ユーザ属性値は、例えば、有益なクチコミや有益なQ&A対応をしているユーザであることを示す情報、有益なクチコミや有益なQ&A対応をしたことに応じて値が向上するユーザランク等でも良い。
【0054】
付加条件は、例えば、クチコミ受信部123がクチコミ情報を受信したタイミングに基づく条件である。付加条件は、例えば、「一の商品に対する最初に投稿されたクチコミ情報であること」、「一の商品に対して、N番目以内に投稿されたクチコミ情報であること(Nは1または2以上の自然数)」、「特定の期間に投稿されたクチコミ情報であること」である。「特定の期間に投稿されたクチコミ情報であること」は、例えば、「一の商品の商品情報がウェブページに掲載されてから、閾値以内の期間に投稿されたクチコミ情報であること」、「セール期間に投稿されたクチコミ情報であること」である。
【0055】
報酬条件管理部115は、1または2以上の報酬条件が格納される。報酬条件とは、クチコミ情報に対応付くユーザ識別子で識別されるユーザに対して報酬を与えるための条件である。なお、報酬条件は、プログラム中に埋め込まれていても良いことは言うまでもない。
【0056】
報酬条件は、例えば、「購入支援UIが指示された後、商品の購入まで至ったこと」、「購入支援UIが指示された後、商品がカートに入れられたこと」、「購入支援UIが指示されたこと」である。
【0057】
受信部12は、各種の指示や情報を受信する。なお、各種の指示や情報は、例えば、アクセス指示、操作情報、クチコミ情報、リアクション情報、ウェブページである。
【0058】
受信部12は、例えば、端末装置2から各種の指示や情報を受信する。ただし、受信部12は、図示しないサーバから各種の指示や情報を受信しても良い。図示しないサーバは、例えば、ウェブページを端末装置2に提供する装置である。受信部12は、例えば、図示しないサーバからウェブページを受信する。
【0059】
指示受信部121は、各種の指示を受信する。各種の指示は、例えば、アクセス指示である。アクセス指示とは、ウェブページへのアクセスの指示である。アクセス指示は、通常、URIまたはURN等のURLを含む。アクセス指示は、例えば、ユーザ識別子に対応付いている。
【0060】
操作受信部122は、1または2以上の操作情報を受信する。操作情報とは、ウェブページに対するユーザの操作を特定する情報である。ユーザの操作には、端末装置2が用いられる。操作情報は、例えば、「push_button(購入ボタン(buttonID=103))」「push_button(カートボタン(buttonID=215))」「buy(商品識別子=G001,数量=2)」である。ただし、操作情報の構造、操作情報に対応する操作の内容等は問わない。操作情報は、ユーザの操作を特定する情報であれば足り、ユーザの操作の結果、端末装置2または情報処理装置1で発生したイベントの情報でも良い。
【0061】
クチコミ受信部123は、1または2以上のクチコミ情報を受信する。クチコミ受信部123は、例えば、端末装置2から受信するが、端末装置2から受信した図示しないサーバから受信しても良い。なお、クチコミ受信部123が受信するクチコミ情報は、当該クチコミ情報の対象の商品の商品識別子に対応付く。また、クチコミ情報は、通常、当該クチコミ情報を投稿したユーザのユーザ識別子に対応付く。
【0062】
リアクション受信部124は、1または2以上のリアクション情報を受信する。リアクション情報は、リアクション情報の対象であるクチコミ情報に対応付く。リアクション情報は、例えば、クチコミ情報を識別するクチコミ識別子に対応付く。
【0063】
処理部13は、各種の処理を行う。各種の処理とは、例えば、クチコミ属性値取得部131、ユーザ属性値取得部132、タイミング取得部133、判断部134、ページ構成部135、報酬部136が行う処理である。
【0064】
クチコミ属性値取得部131は、1または2以上のクチコミ属性値を取得する。クチコミ属性値取得部131は、通常、クチコミ情報から1以上のクチコミ属性値を取得する。
【0065】
クチコミ属性値取得部131は、例えば、クチコミ情報の文字数を取得する。クチコミ属性値取得部131は、例えば、クチコミ情報に含まれるスコアを取得する。クチコミ属性値取得部131は、例えば、クチコミ情報が示す内容がポジティブかネガティブかを取得する。なお、クチコミ属性値取得部131は、例えば、機械学習の予測処理のモジュールに、クチコミ情報と学習モデルとを与え、当該モジュールを実行し、クチコミ情報が示す内容がポジティブかネガティブかを取得する。
【0066】
なお、学習モデルは、クチコミ情報と分類(「ポジティブ」または「ネガティブ」)とを有する2以上の教師データを用いて、機械学習の学習処理を行った結果、取得された情報である。学習モデル機械学習の予測処理に使用される情報である。学習モデルは、学習器、分類器、分類モデル等と言っても良い。機械学習のアルゴリズムは、深層学習、ランダムフォレスト、決定木、SVM等、問わない。また、機械学習には、例えば、TensorFlowのライブラリ、R言語のrandom forestのモジュール、fastText、TinySVM等の各種の機械学習の関数や、種々の既存のライブラリを用いることができる。
【0067】
ユーザ属性値取得部132は、クチコミ受信部123が受信したクチコミ情報を投稿したユーザのユーザ属性値を取得する。
【0068】
ユーザ属性値取得部132は、例えば、クチコミ受信部123が受信したクチコミ情報と対になるユーザ識別子と対になる1以上のユーザ属性値を、ユーザ管理部112から取得する。
【0069】
ユーザ属性値取得部132は、例えば、クチコミ受信部123が受信したクチコミ情報に対応付いている1以上のユーザ属性値を取得する。
【0070】
タイミング取得部133は、クチコミ受信部123がクチコミ情報を受信したタイミングに関するタイミング情報を取得する。タイミング情報は、例えば、クチコミ情報が受信された日または日時に関する情報、他のクチコミ情報が受信された時に対する比較結果に関する情報である。他のクチコミ情報が受信された時に対する比較結果に関する情報は、例えば、当該クチコミ情報と対になる商品識別子に対応するクチコミ情報の数(クチコミ情報が受信された順番)である。
【0071】
タイミング情報は、例えば、「クチコミ情報が受信された日時が、予め決められた期間内の日時であるか否かを示す情報」、「クチコミ情報が受信された日時」、「商品に対するクチコミ情報が、当該商品にとって最初のクチコミ情報であるか否かを示す情報」、「商品に対するクチコミ情報が、当該商品にとってN(Nは1以上の自然数)番目以内のクチコミ情報であるか否かを示す情報」である。
【0072】
タイミング取得部133は、例えば、クチコミ管理部113を参照し、クチコミ受信部123がクチコミ情報に対応する商品識別子と対になる他のクチコミ情報が存在するか否かを判断し、「商品に対するクチコミ情報が、当該商品にとって最初のクチコミ情報であるか否かを示す情報」を取得する。
【0073】
タイミング取得部133は、例えば、クチコミ管理部113を参照し、クチコミ受信部123がクチコミ情報に対応する商品識別子と対になる他のクチコミ情報の存在を検査し、「商品に対するクチコミ情報が、当該商品にとってN(Nは1以上の自然数)番目以内のクチコミ情報であるか否かを示す情報」を取得する。
【0074】
タイミング取得部133は、例えば、クチコミ受信部123がクチコミ情報を受信した時に、図示しない時計から日時を取得し、「クチコミ情報が受信された日時が、予め決められた期間内の日時であるか否かを示す情報」を取得する。なお、予め決められた期間を特定する情報は、例えば、格納部11に格納されている。
【0075】
タイミング取得部133は、例えば、クチコミ受信部123がクチコミ情報を受信した時に、図示しない時計から日時を取得する。
【0076】
判断部134は、クチコミ情報に対する購入支援UI情報をウェブページに含めるか否かを、付加条件を用いて判断する。
【0077】
判断部134は、例えば、クチコミ情報に対して購入支援UI情報を対応付けるか否かを判断するための付加条件を用いて、1以上の各クチコミ情報に対して購入支援UIを対応付けるか否かを判断する。
【0078】
判断部134は、例えば、クチコミ情報に対して、付加条件に合致するか否かを判断する。判断部134は、例えば、付加条件管理部114に格納されている1または2以上の各付加条件に合致するか否かを判断する。なお、判断部134は、通常、判断結果を取得する。
【0079】
ページ構成部135は、クチコミ受信部123が受信したクチコミ情報と、購入支援UI情報とを含むウェブページを構成する。
【0080】
ページ構成部135は、例えば、クチコミ受信部123が受信したクチコミ情報と、当該クチコミ情報に対応付く購入支援UI情報とを含むウェブページを構成する。なお、クチコミ情報と購入支援UI情報とが対応付くことは、ウェブページを閲覧するユーザが、クチコミ情報と購入支援UIとが対応付いているように見える態様で、クチコミ情報と購入支援UI情報とがウェブページに含まれることである。クチコミ情報と購入支援UI情報との対応は、通常、1対1であるが、n対1(nは2以上の自然数)でも良い。
【0081】
ページ構成部135は、例えば、ページ管理部111のウェブページを取得し、当該ウェブページに含まれるクチコミ情報に、購入支援UIを対応付けて、送信するウェブページを構成する。
【0082】
ページ構成部135は、例えば、クチコミ受信部123が受信した1または2以上のクチコミ情報と、各クチコミ情報に対応付く購入支援UIとを含むウェブページを構成する。
【0083】
ページ構成部135は、例えば、判断部134が購入支援UI情報を含めると判断した場合には、クチコミ情報に対しては購入支援UI情報を対応付け、判断部134が購入支援UI情報を含めないと判断した場合には、クチコミ情報に対して購入支援UI情報を対応付けずに、ウェブページを構成する。
【0084】
報酬部136は、操作受信部122が受信した操作情報が、購入支援UIに対する操作を含む操作を特定する操作情報であり、報酬条件に合致する操作情報である場合に、報酬処理を行う。
【0085】
報酬処理とは、購入支援UI情報に対応するクチコミ情報に対応付くユーザ識別子で識別されるユーザに対して報酬を与えるための処理である。なお、報酬は、ユーザに対する利益であれば良く、その内容は問わない。報酬は、例えば、ポイント、金額、景品、クーポン、割引券、電子マネーである。ポイントは、そのECサイトで使えるポイントでも良いし、第三者が発行するポイント(例えば、Pontaポイントやdポイント(登録商標))等でも良い。
【0086】
報酬処理は、例えば、クチコミ情報に対応付くユーザ識別子と対になるポイントを増加させる処理である。報酬処理は、例えば、クチコミ情報に対応付くユーザ識別子と対になる銀行口座番号で特定される銀行口座に入金する処理である。報酬処理は、例えば、クチコミ情報に対応付くユーザ識別子と対になるクレジットカード番号で特定されるクレジットカードに入金する処理である。報酬処理は、例えば、クチコミ情報に対応付くユーザ識別子と対になる住所と氏名とを出力する処理である。なお、住所と氏名とを出力した後、例えば、当該ユーザに景品が郵送される。
【0087】
送信部14は、各種の情報を送信する。各種の情報は、例えば、ウェブページ、操作結果である。なお、操作結果とは、ユーザのウェブページに対する操作の結果である。
【0088】
ページ送信部141は、ページ構成部135が構成したウェブページを送信する。ページ送信部141は、例えば、ページ構成部135が構成したウェブページを端末装置2に送信する。ページ送信部141は、例えば、受信されたアクセス指示に対応するウェブページを端末装置2に送信する。ページ送信部141は、例えば、図示しないサーバにページ構成部135が構成したウェブページを送信する。図示しないサーバは、例えば、情報処理装置1にウェブページを送信したサーバである。
【0089】
端末装置2を構成する端末格納部21には、各種の情報が格納される。各種の情報とは、例えば、ユーザ識別子である。
【0090】
端末受付部22は、各種の情報や指示等を受け付ける。各種の情報や指示等とは、例えば、アクセス指示、クチコミ情報、リアクション情報、各種の操作である。各種の操作の受け付けにより、操作情報が構成される。
【0091】
ここで、受け付けとは、キーボードやマウス、タッチパネルなどの入力デバイスから入力された情報の受け付け、有線もしくは無線の通信回線を介して送信された情報の受信、光ディスクや磁気ディスク、半導体メモリなどの記録媒体から読み出された情報の受け付けなどを含む概念である。
【0092】
各種の情報や指示等の入力手段は、タッチパネルやキーボードやマウスやメニュー画面によるもの等、何でも良い。
【0093】
端末処理部23は、各種の処理を行う。各種の処理は、例えば、受け付けられた情報や指示等を、送信する構造の情報や指示等にする処理である。各種の処理は、例えば、受信された情報を出力する構造の情報にする処理である。
【0094】
端末処理部23は、例えば、端末受付部22が受け付けた操作に対応した操作情報を構成する。
【0095】
端末送信部24は、各種の情報や指示等を情報処理装置1に送信する。各種の情報や指示等は、例えば、アクセス指示、クチコミ情報、リアクション情報、操作情報である。
【0096】
端末受信部25は、各種の情報を情報処理装置1から受信する。各種の情報は、例えば、アクセス指示に対応するウェブページ、操作結果である。
【0097】
端末出力部26は、各種の情報を出力する。各種の情報は、例えば、ウェブページ、操作結果である。
【0098】
ここで、出力とは、ディスプレイへの表示、プロジェクターを用いた投影、プリンタでの印字、音出力、外部の装置への送信、記録媒体への蓄積、他の処理装置や他のプログラムなどへの処理結果の引渡しなどを含む概念である。
【0099】
格納部11、ページ管理部111、ユーザ管理部112、クチコミ管理部113、付加条件管理部114、報酬条件管理部115、および端末格納部21は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。
【0100】
格納部11等に情報が記憶される過程は問わない。例えば、記録媒体を介して情報が格納部11等で記憶されるようになってもよく、通信回線等を介して送信された情報が格納部11等で記憶されるようになってもよく、あるいは、入力デバイスを介して入力された情報が格納部11等で記憶されるようになってもよい。
【0101】
受信部12、指示受信部121、操作受信部122、クチコミ受信部123、リアクション受信部124、および端末受信部25は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送を受信する手段で実現されても良い。
【0102】
処理部13、クチコミ属性値取得部131、ユーザ属性値取得部132、タイミング取得部133、判断部134、ページ構成部135、報酬部136、および端末処理部23は、通常、プロセッサやメモリ等から実現され得る。処理部13等の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。なお、プロセッサは、CPU、MPU、GPU等であり、その種類は問わない。
【0103】
送信部14、ページ送信部141、および端末送信部24は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送手段で実現さても良い。
【0104】
端末受付部22は、タッチパネルやキーボード等の入力手段のデバイスドライバーや、メニュー画面の制御ソフトウェア等で実現され得る。
【0105】
端末出力部26は、ディスプレイやスピーカー等の出力デバイスを含むと考えても含まないと考えても良い。端末出力部26は、出力デバイスのドライバーソフトまたは、出力デバイスのドライバーソフトと出力デバイス等で実現され得る。
【0106】
次に、情報システムAの動作例について説明する。まず、情報処理装置1の第一の処理例について、図4のフローチャートを用いて説明する。なお、情報処理装置1の第一の処理例は、アクセス指示が受信されたことに応じて、1以上の各クチコミ情報に対応付く販売支援UI情報を付加し、ウェブページを構成する場合である。
【0107】
(ステップS401)指示受信部121は、アクセス指示を受信したか否かを判断する。アクセス指示を受信した場合はステップS402に行き、アクセス指示を受信しなかった場合はステップS407に行く。
【0108】
(ステップS402)処理部13は、ステップS401で受信されたアクセス指示が有するURIを取得する。
【0109】
(ステップS403)処理部13は、ステップS402で取得したURIに対応するウェブページをページ管理部111から取得する。なお、ここでのウェブページは、例えば、販売支援UI情報が付加される対象のウェブページである。また、ここでのウェブページは、例えば、アクセス指示に含まれる検索条件に合致する情報を含むウェブページである。
【0110】
(ステップS404)処理部13は、ステップS403で取得したウェブページの中にクチコミ情報が含まれるか否かを判断する。クチコミ情報が含まれる場合はステップS405に行き、クチコミ情報が含まれない場合はステップS406に行く。
【0111】
(ステップS405)ページ構成部135は、送信するウェブページを構成する処理を行う。ウェブページ構成処理の例について、図5のフローチャートを用いて説明する。
【0112】
(ステップS406)ページ送信部141は、ステップS403で取得されたウェブページ、またはステップS405で構成されたウェブページを送信する。ステップS401に戻る。
【0113】
(ステップS407)クチコミ受信部123は、クチコミ情報を受信したか否かを判断する。クチコミ情報を受信した場合はステップS408に行き、クチコミ情報を受信しなかった場合はステップS409に行く。なお、クチコミ情報は、商品識別子に対応付く。クチコミ情報は、例えば、ユーザ識別子に対応付く。
【0114】
(ステップS408)処理部13は、ステップS407で受信されたクチコミ情報を、商品識別子に対応付けて、クチコミ管理部113に蓄積する。ステップS401に戻る。なお、クチコミ情報を蓄積することは、対応するウェブページに当該クチコミ情報を追記することでも良い。
【0115】
(ステップS409)リアクション受信部124は、リアクション情報を受信したか否かを判断する。リアクション情報を受信した場合はステップS410に行き、リアクション情報を受信しなかった場合はステップS411に行く。なお、リアクション情報は、通常、クチコミ識別子に対応付く。クチコミ識別子とは、クチコミ情報を識別する情報である。リアクション情報は、ユーザ識別子に対応付いても良い。
【0116】
(ステップS410)処理部13は、ステップS409で受信されたリアクション情報を、クチコミ識別子に対応付けて、クチコミ管理部113に蓄積する。ステップS401に戻る。なお、リアクション情報を蓄積することは、対応するウェブページに当該リアクション情報を追記することでも良い。
【0117】
(ステップS411)操作受信部122は、操作情報を受信したか否かを判断する。操作情報を受信した場合はステップS412に行き、操作情報を受信しなかった場合はステップS401に戻る。なお、操作情報は、例えば、セッション識別子、またはユーザ識別子に対応付いている。
【0118】
(ステップS412)処理部13等は、ステップS411で受信された操作情報に応じた処理を行う。
【0119】
(ステップS413)処理部13は、ステップS412で受信された操作情報を、図示しないバッファに一時蓄積する。なお、処理部13は、セッション識別子、またはユーザ識別子に対応付けて、操作情報を追記する。
【0120】
(ステップS414)報酬部136は、バッファに一時蓄積された1または2以上の操作情報が報酬条件に合致するか否かを判断する。報酬条件に合致する場合はステップS415に行き、報酬条件に合致しない場合はステップS401に戻る。
【0121】
(ステップS415)報酬部136は、バッファに一時蓄積された1または2以上の操作情報に含まれる購入支援UIの識別子に対応するクチコミ識別子を取得する。報酬部136は、当該クチコミ識別子と対になるユーザ識別子を、クチコミ管理部113から取得する。
【0122】
(ステップS416)報酬部136は、ステップS415で取得したユーザ識別子で識別されるユーザに対する報酬処理を行う。ステップS401に戻る。
【0123】
なお、図4のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
【0124】
次に、ステップS405のウェブページ構成処理の例について、図5のフローチャートを用いて説明する。
【0125】
(ステップS501)ページ構成部135は、カウンタiに1を代入する。
【0126】
(ステップS502)ページ構成部135は、購入支援UI情報を付加する対象となるウェブページの中に、i番目のクチコミ情報が存在するか否かを判断する。クチコミ情報が存在する場合はステップS503に行き、存在しない場合は上位処理にリターンする。
【0127】
(ステップS503)判断部134は、カウンタjに1を代入する。
【0128】
(ステップS504)判断部134は、付加条件管理部114に、j番目の付加条件が存在するか否かを判断する。j番目の付加条件が存在する場合はステップS505に行き、存在しない場合はステップS509に行く。
【0129】
(ステップS505)クチコミ属性値取得部131、ユーザ属性値取得部132、タイミング取得部133のうちの1または2以上の構成要素は、i番目のクチコミ情報に関する情報であり、j番目の付加条件の判断のために使用する情報を取得する。
【0130】
(ステップS506)判断部134は、ステップS505で取得された1または2以上の情報が、j番目の付加条件を満たすか否かを判断する。j番目の付加条件を満たす場合はステップS507に行き、j番目の付加条件を満たさない場合はステップS510に行く。
【0131】
(ステップS507)ページ構成部135は、購入支援UI情報を格納部11から取得する。
【0132】
(ステップS508)ページ構成部135は、ステップS507で取得した購入支援UI情報を、ウェブページ上のi番目のクチコミ情報に対応付く位置に付加する。
【0133】
なお、格納部11の購入支援UI情報が最終的な購入支援UI情報の雛形であり、ページ構成部135は、当該雛形に対して、i番目のクチコミ情報に対する商品識別子で識別される商品に応じた情報(例えば、1以上の商品属性値)を付加した購入支援UI情報を構成し、当該購入支援UI情報を付加しても良い。
【0134】
(ステップS509)ページ構成部135は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS502に戻る。
【0135】
(ステップS510)判断部134は、カウンタjを1、インクリメントする。ステップS504に戻る。
【0136】
次に、情報処理装置1の第二の処理例について、図6のフローチャートを用いて説明する。図6のフローチャートは、図4のフローチャートの一部、および図5のフローチャートの一部により構成される。情報処理装置1の第二の処理例は、クチコミ情報が受信された時に、当該クチコミ情報に購入支援UI情報を対応付ける場合である。
【0137】
なお、図6のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
【0138】
次に、情報処理装置1の第三の処理例について、図7のフローチャートを用いて説明する。図7のフローチャートにおいて、図4のフローチャートと同一のステップについて説明を省略する。情報処理装置1の第三の処理例は、図示しないサーバからウェブページを受信し、当該サーバまたは端末装置2に、購入支援UI情報を付加したウェブページを送信する場合である。
【0139】
(ステップS701)受信部12は、図示しないサーバからウェブページを受信したか否かを判断する。ウェブページを受信した場合はステップS403に行き、ウェブページを受信しなかった場合はステップS701に戻る。
【0140】
なお、図7のフローチャートにおいて、ステップS406において、S405で構成されたウェブページを、図示しないサーバに送信しても良いし、図示しないサーバにアクセスした端末装置2に送信しても良い。端末装置2に送信する場合、受信部12は、ステップS701で、ウェブページと共に、端末装置2の送信先を示す送信先情報も受信する。
【0141】
また、図7のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
【0142】
次に、端末装置2の処理例について、図8のフローチャートを用いて説明する。
【0143】
(ステップS801)端末受付部22は、アクセス指示を受け付けたか否かを判断する。アクセス指示を受け付けた場合はステップS802に行き、アクセス指示を受け付けなかった場合はステップS805に行く。
【0144】
(ステップS802)端末処理部23は、端末受付部22が受け付けたアクセス指示を用いて、送信するアクセス指示を構成する。端末送信部24は、当該アクセス指示を情報処理装置1に送信する。なお、アクセス指示は、URIを含む。
【0145】
(ステップS803)端末受信部25は、情報処理装置1からウェブページを受信したか否かを判断する。ウェブページを受信した場合はステップS804に行き、ウェブページを受信しなかった場合はステップ803に戻る。
【0146】
(ステップS804)端末処理部23は、ステップS803で受信されたウェブページを用いて、出力するウェブページを構成する。端末出力部26は、当該ウェブページを出力する。ステップS801に戻る。なお、ここでのウェブページは、クチコミ情報に対応付く販売支援UI情報が対応付いているページであることは好適である。
【0147】
(ステップS805)端末受付部22は、クチコミ情報を受け付けたか否かを判断する。クチコミ情報を受け付けた場合はステップS806に行き、クチコミ情報を受け付けなかった場合はステップS807に行く。なお、受け付けられたクチコミ情報は、商品識別子に対応付いている。
【0148】
(ステップS806)端末処理部23は、端末受付部22が受け付けたクチコミ情報を用いて、送信するクチコミ情報を構成する。端末送信部24は、当該クチコミ情報を情報処理装置1に送信する。ステップS801に戻る。なお、送信されるクチコミ情報は、例えば、商品識別子とユーザ識別子とに対応付いている。
【0149】
(ステップS807)端末受付部22は、リアクション情報を受け付けたか否かを判断するリアクション情報を受け付けた場合はステップS808に行き、リアクション情報を受け付けなかった場合はステップS809に行く。なお、受け付けられたリアクション情報は、クチコミ識別子に対応付いている。
【0150】
(ステップS808)端末処理部23は、端末受付部22が受け付けたリアクション情報を用いて、送信するリアクション情報を構成する。端末送信部24は、当該リアクション情報を情報処理装置1に送信する。ステップS801に戻る。なお、送信されるリアクション情報は、例えば、クチコミ識別子とユーザ識別子とに対応付いている。
【0151】
(ステップS809)端末受付部22は、ユーザからのウェブページに対する操作を受け付けたか否かを判断する。操作を受け付けた場合はステップS810に行き、操作を受け付けなかった場合はステップS801に戻る。
【0152】
(ステップS810)端末処理部23は、端末受付部22が受け付けた操作に対する操作情報を構成する。端末送信部24は、当該操作情報を情報処理装置1に送信する。なお、送信される操作情報は、例えば、セッション識別子、ユーザ識別子に対応付いている。
【0153】
(ステップS811)端末受信部25は、操作情報の送信に応じて、操作結果を受信したか否かを判断する。操作結果を受信した場合はステップS812に行き、操作結果を受信しなかった場合はステップS811に戻る。
【0154】
(ステップS812)端末処理部23は、ステップS811で受信された操作結果を用いて、出力する操作結果を構成する。端末出力部26は、当該操作結果を出力する。ステップS801に戻る。
【0155】
なお、図8のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
【0156】
以下、本実施の形態における情報システムAの具体的な動作例について説明する。今、情報処理装置1は、例えば、洋服を販売するECサイトのサーバである、とする。
【0157】
そして、情報処理装置1の格納部11には、図9に示す商品管理表が格納されている、とする。商品管理表とは、ECサイトで販売する商品の情報を管理する表である。商品管理表は、1以上の商品情報を管理する。商品管理表は、「ID」「商品識別子」「対象性別」「価格」「商品画像」を有する1以上のレコードを有する。「ID」はレコードを識別する情報である。「対象性別」とは、商品が対象とするユーザの性別である。
【0158】
情報処理装置1の格納部11には、図10に示すユーザ管理表が格納されている、とする。ユーザ管理表とは、ユーザ情報を管理する表である。ユーザ管理表は、「ID」「ユーザ識別子」「ニックネーム」「性別」「年齢」「ポイント」を有する1以上のレコードを管理する。「ポイント」は、ユーザが保有するポイントである。「ポイント」は、ここでは、ユーザに与えた報酬の手段である。
【0159】
クチコミ管理部113には、図11に示すクチコミ管理表が格納されている、とする。クチコミ管理表とは、クチコミ情報を管理する表である。クチコミ管理表は、「ID」「クチコミ識別子」「商品識別子」「クチコミ情報」「リアクション数」「ユーザ識別子」を有する1以上のレコードを管理する。「クチコミ情報」は、ここでは「コメント」「評価」「利用シーン」を有する。「商品識別子」は、クチコミ情報の対象の商品の識別子である。「リアクション数」は、クチコミ情報に対するリアクション(ここでは、「参考になった」ボタンの指示)の数である。「ユーザ識別子」は、クチコミ情報を送信したユーザの識別子である。「コメント」は、クチコミ情報を構成する文字列である。「評価」は、ここでは5段階である。「利用シーン」は、ユーザが商品を利用したいシーンを示す。
【0160】
クチコミ管理表のクチコミ情報は、端末装置2から送信され、蓄積された情報である。クチコミ管理表のリアクション数は、端末装置2から送信されたリアクション情報の数である。
【0161】
付加条件管理部114には、図12に示す付加条件管理表が格納されている、とする。付加条件管理表とは、付加条件を管理する表である。付加条件管理表は、「ID」「付加条件」を有する1以上のレコードを管理する。「ID=1」の付加条件は、クチコミ情報の分類結果が「ポジティブ」であるクチコミ情報に、購入支援UI情報が対応付けられることを示す。「ID=2」の付加条件は、リアクション数が3以上のクチコミ情報に、購入支援UI情報が対応付けられることを示す。「ID=3」の付加条件は、ユーザの性別が商品の対象性別に含まれる場合に、当該ユーザが投稿したクチコミ情報に、購入支援UI情報が対応付けられることを示す。「ID=4」の付加条件は、商品に対する最初のクチコミ情報に対するに、購入支援UI情報が対応付けられることを示す。なお、ここでの付加条件管理表の付加条件のいずれかに合致するクチコミ情報に、購入支援UI情報が対応付けられる、とする。なお、2以上の付加条件に合致するクチコミ情報に、購入支援UI情報が対応付けられても良い。
【0162】
以上の状況において、ユーザは、クチコミ情報が掲載されたウェブページ(レビューページ)に対するアクセス指示を端末装置2に入力した、とする。
【0163】
次に、端末装置2は、当該アクセス指示を受け付け、レビューページへのアクセス指示を情報処理装置1に送信する。
【0164】
次に、情報処理装置1の指示受信部121は、アクセス指示を受信する。そして、ページ構成部135は、図11のクチコミ管理表と、図9の商品管理表を参照し、レビューページを構成する。なお、この段階でのレビューページの例は、図13である、とする。図13は、クチコミ情報ごとに、各商品の商品画像、クチコミ情報、ユーザのニックネーム、ユーザの性別、「参考になった」ボタンを含むウェブページである。
【0165】
次に、判断部134は、各クチコミ情報ごとに、図12の付加条件に合致するか否かを判断する。
【0166】
そして、判断部134は、図11の「ID=1」のクチコミ情報は、図12の「ID=1」「ID=2」「ID=3」「ID=4」のいずれの付加条件をも満たす、と判断する。なお、ここで、判断部134は、一つの付加条件に合致した場合、他の付加条件に対する判断を行わないことは好適である。
【0167】
次に、ページ構成部135は、「購入へ」ボタンの情報を含む購入支援UI情報を格納部11から取得する。なお、「購入へ」ボタンの情報は、指示された場合に、当該商品の商品画像を含み、「カートへ入れる」ボタンを有するパネルにジャンプする動作情報を含む。
【0168】
次に、ページ構成部135は、取得した購入支援UI情報を、ウェブページ上の1番目のクチコミ情報に対応付く位置に付加する。
【0169】
また、判断部134は、図11の「ID=2」のクチコミ情報は、図12の「ID=1」「ID=2」「ID=3」「ID=4」のいずれの付加条件をも満たす、と判断する。
【0170】
次に、ページ構成部135は、「購入へ」ボタンの情報を含む購入支援UI情報を格納部11から取得する。
【0171】
次に、ページ構成部135は、取得した購入支援UI情報を、ウェブページ上の2番目のクチコミ情報に対応付く位置に付加する。
【0172】
その後も、判断部134、ページ構成部135は、3番目以降のクチコミ情報に対して、付加条件を満たした場合に、購入支援UI情報を付加する処理を繰り返す。
【0173】
以上により、ページ構成部135は、端末装置2に送信するレビューページを構成した。
【0174】
次に、ページ送信部141は、構成されたレビューページを端末装置2に送信する。
【0175】
次に、端末受信部25は、情報処理装置1からレビューページを受信する。次に、端末処理部23は、受信されたレビューページを用いて、出力するレビューページを構成する。端末出力部26は、当該レビューページを出力する。かかるレビューページの例は、図14である。図14において、クチコミ情報に購入支援UI(1401,1402)が付加されたウェブページが端末装置2に表示されている。
【0176】
次に、ユーザは、図14の1401を指示した、とする。すると、当該商品を購入するための画面が出力される。かかる画面例は、図15である。また、その後、ユーザは、当該商品をカートに入れ、購入した、とする。なお、図15を構成するパネル情報も、購入支援UI情報に含まれると考えても良い。
【0177】
すると、端末装置2は、例えば、操作情報の集合「push(「購入へ」ボタン,クチコミ識別子=M001)」・・・「buy(商品識別子=G001)」を構成し、一のセッション識別子およびユーザ識別子「U001」に対応付けて、情報処理装置1に送信した、とする。なお、端末装置2は、ユーザからの操作を受け付けるごとに、操作情報を情報処理装置1に送信しても良い。
【0178】
次に、情報処理装置1の操作受信部122は、操作情報の集合「push(「購入へ」ボタン,クチコミ識別子=M001)」・・・「buy(商品識別子=G001,数量=1)」を受信する。
【0179】
次に、処理部13は、受信された操作情報の集合に応じた処理を行う。つまり、処理部13は、ユーザ識別子「U001」で識別されるユーザが、商品識別子「G001」で識別される商品を1つ購入することに応じた決済処理を行い、配送のための処理(例えば、配送先の端末への情報の送信)を行う。
【0180】
次に、報酬部136は、操作情報の集合「push(「購入へ」ボタン,クチコミ識別子=M001)」・・・「buy(商品識別子=G001,数量=1)」が報酬条件に合致する、と判断した、とする。なお、ここでの報酬条件は、一のセッション識別子に対応付く操作情報の集合の中に、操作情報「push(「購入へ」ボタン,*)」および操作情報「buy(商品識別子=*,数量=*)」を含むことである、とする。なお、「*」は任意の文字が入り得る。
【0181】
次に、報酬部136は、操作情報の集合から、クチコミ識別子「M001」を取得する。報酬部136は、当該クチコミ識別子「M001」と対になるユーザ識別子「U001」を、クチコミ管理表(図11)から取得する。次に、報酬部136は、ユーザ識別子「U001」と対になるポイントに、例えば、商品の価格(ここでは「32530円」)に応じたポイント(例えば、1%の「325」)を加算し、ユーザ管理表(図10)のユーザ識別子「U001」と対になるポイントを「335」に書き換える。
【0182】
以上、本実施の形態によれば、ユーザからのクチコミを販売に生かすためのウェブページ構成技術を提供できる。
【0183】
なお、本実施の形態における処理は、ソフトウェアで実現しても良い。そして、このソフトウェアをソフトウェアダウンロード等により配布しても良い。また、このソフトウェアをCD-ROMなどの記録媒体に記録して流布しても良い。なお、このことは、本明細書における他の実施の形態においても該当する。なお、本実施の形態における情報処理装置1を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、コンピュータを、商品識別子に対応付くクチコミ情報を受信するクチコミ受信部と、前記クチコミ情報に対応づくユーザインターフェイス部品であり、前記商品識別子で識別される商品の購入を支援するためのユーザインターフェイス部品である購入支援UIを構成するための購入支援UI情報と、前記クチコミ情報とを含むウェブページを構成するページ構成部と、前記ページ構成部が構成した前記ウェブページを送信するページ送信部として機能させるためのプログラムである。
【0184】
また、図16は、本明細書で述べたプログラムを実行して、上述した種々の実施の形態の情報処理装置1等を実現するコンピュータの外観を示す。上述の実施の形態は、コンピュータハードウェア及びその上で実行されるコンピュータプログラムで実現され得る。図16は、このコンピュータシステム300の概観図であり、図17は、システム300のブロック図である。
【0185】
図16において、コンピュータシステム300は、CD-ROMドライブを含むコンピュータ301と、キーボード302と、マウス303と、モニタ304とを含む。
【0186】
図17において、コンピュータ301は、CD-ROMドライブ3012に加えて、MPU3013と、CD-ROMドライブ3012等に接続されたバス3014と、ブートアッププログラム等のプログラムを記憶するためのROM3015と、MPU3013に接続され、アプリケーションプログラムの命令を一時的に記憶するとともに一時記憶空間を提供するためのRAM3016と、アプリケーションプログラム、システムプログラム、及びデータを記憶するためのハードディスク3017とを含む。ここでは、図示しないが、コンピュータ301は、さらに、LANへの接続を提供するネットワークカードを含んでも良い。
【0187】
コンピュータシステム300に、上述した実施の形態の情報処理装置1等の機能を実行させるプログラムは、CD-ROM3101に記憶されて、CD-ROMドライブ3012に挿入され、さらにハードディスク3017に転送されても良い。これに代えて、プログラムは、図示しないネットワークを介してコンピュータ301に送信され、ハードディスク3017に記憶されても良い。プログラムは実行の際にRAM3016にロードされる。プログラムは、CD-ROM3101またはネットワークから直接、ロードされても良い。
【0188】
プログラムは、コンピュータ301に、上述した実施の形態の情報処理装置1等の機能を実行させるオペレーティングシステム(OS)、またはサードパーティープログラム等は、必ずしも含まなくても良い。プログラムは、制御された態様で適切な機能(モジュール)を呼び出し、所望の結果が得られるようにする命令の部分のみを含んでいれば良い。コンピュータシステム300がどのように動作するかは周知であり、詳細な説明は省略する。
【0189】
なお、上記プログラムにおいて、情報を送信するステップや、情報を受信するステップなどでは、ハードウェアによって行われる処理、例えば、送信ステップにおけるモデムやインターフェースカードなどで行われる処理(ハードウェアでしか行われない処理)は含まれない。
【0190】
また、上記プログラムを実行するコンピュータは、単数であってもよく、複数であってもよい。すなわち、集中処理を行ってもよく、あるいは分散処理を行ってもよい。
【0191】
また、上記各実施の形態において、一の装置に存在する2以上の通信手段は、物理的に一の媒体で実現されても良いことは言うまでもない。
【0192】
また、上記各実施の形態において、各処理は、単一の装置によって集中処理されることによって実現されてもよく、あるいは、複数の装置によって分散処理されることによって実現されてもよい。
【0193】
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。
【産業上の利用可能性】
【0194】
以上のように、本発明にかかる情報処理装置1は、ユーザからのクチコミを販売に生かすためのウェブページ構成技術を提供できるという効果を有し、ウェブサーバ等として有用である。
【符号の説明】
【0195】
A 情報システム
1 情報処理装置
2 端末装置
11 格納部
12 受信部
13 処理部
14 送信部
21 端末格納部
22 端末受付部
23 端末処理部
24 端末送信部
25 端末受信部
26 端末出力部
111 ページ管理部
112 ユーザ管理部
113 クチコミ管理部
114 付加条件管理部
115 報酬条件管理部
121 指示受信部
122 操作受信部
123 クチコミ受信部
124 リアクション受信部
131 クチコミ属性値取得部
132 ユーザ属性値取得部
133 タイミング取得部
134 判断部
135 ページ構成部
136 報酬部
141 ページ送信部
図1
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