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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024087391
(43)【公開日】2024-07-01
(54)【発明の名称】印刷装置
(51)【国際特許分類】
   B41J 2/01 20060101AFI20240624BHJP
【FI】
B41J2/01 125
B41J2/01 305
B41J2/01 301
【審査請求】未請求
【請求項の数】9
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022202192
(22)【出願日】2022-12-19
(71)【出願人】
【識別番号】000002369
【氏名又は名称】セイコーエプソン株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100105957
【弁理士】
【氏名又は名称】恩田 誠
(74)【代理人】
【識別番号】100068755
【弁理士】
【氏名又は名称】恩田 博宣
(72)【発明者】
【氏名】大谷 基文
(72)【発明者】
【氏名】金子 健一郎
(72)【発明者】
【氏名】柴田 洋平
【テーマコード(参考)】
2C056
【Fターム(参考)】
2C056EA22
2C056FA10
2C056HA29
2C056HA46
(57)【要約】
【課題】ユーザビリティの低下を抑制できる印刷装置を提供する。
【解決手段】印刷装置11は、搬送される媒体に液体を吐出することによって印刷する印刷部16と、印刷部と対向する支持部21であって、媒体を支持する支持面22を有する支持部と、媒体の搬送方向Y1において支持部よりも下流に位置する下流支持部28であって、支持面に対して斜めに延びる下流支持面29を有する下流支持部と、下流支持部と対向する加熱ユニット41と、を備え、加熱ユニットは、媒体を加熱する加熱部42と、前記加熱部を収容する加熱ケース44と、を有し、加熱ケースは、加熱ケースにおいて最も上方に位置する加熱頂上部分45を有し、加熱頂上部分は、支持面以下となる位置に位置する。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
搬送される媒体に液体を吐出することによって印刷する印刷部と、
前記印刷部と対向する支持部であって、媒体を支持する支持面を有する前記支持部と、
媒体の搬送方向において前記支持部よりも下流に位置する下流支持部であって、前記支持面に対して斜めに延びる下流支持面を有する前記下流支持部と、
前記下流支持部と対向する加熱ユニットと、を備え、
前記加熱ユニットは、
媒体を加熱する加熱部と、
前記加熱部を収容する加熱ケースと、を有し、
前記加熱ケースは、前記加熱ケースにおいて最も上方に位置する加熱頂上部分を有し、
前記加熱頂上部分は、前記支持面以下となる位置に位置することを特徴とする印刷装置。
【請求項2】
前記加熱頂上部分は、前記支持面と同じ高さに位置することを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
【請求項3】
前記加熱頂上部分は、前記支持面と同じ高さに位置する加熱頂上面を有することを特徴とする請求項2に記載の印刷装置。
【請求項4】
前記加熱ケースは、前記加熱頂上部分を延長する加熱延長部分を有し、
前記加熱延長部分は、前記加熱頂上部分を延長する加熱延長位置と、前記加熱ケースに収納される加熱収納位置とに変位するように構成されることを特徴とする請求項3に記載の印刷装置。
【請求項5】
前記搬送方向において前記支持部よりも上流に位置する上流支持部であって、前記支持面に対して斜めに延びる上流支持面を有する前記上流支持部と、
前記上流支持部と対向する送風ユニットと、を備え、
前記送風ユニットは、
媒体に送風する送風部と、
前記送風部を収容する送風ケースと、を有し、
前記送風ケースは、前記送風ケースにおいて最も上方に位置する送風頂上部分を有し、
前記送風頂上部分は、前記支持面以下となる位置に位置することを特徴とする請求項1から請求項4の何れか一項に記載の印刷装置。
【請求項6】
前記送風頂上部分は、前記支持面と同じ高さに位置することを特徴とする請求項5に記載の印刷装置。
【請求項7】
前記送風頂上部分は、前記支持面と同じ高さに位置する送風頂上面を有することを特徴とする請求項6に記載の印刷装置。
【請求項8】
前記送風ケースは、前記送風頂上部分を延長する送風延長部分を有し、
前記送風延長部分は、前記送風頂上部分を延長する送風延長位置と、前記送風ケースに収納される送風収納位置とに変位するように構成されることを特徴とする請求項7に記載の印刷装置。
【請求項9】
搬送される媒体に液体を吐出することによって印刷する印刷部と、
前記印刷部と対向する支持部であって、媒体を支持する支持面を有する前記支持部と、
媒体の搬送方向において前記支持部よりも上流に位置する上流支持部であって、前記支持面に対して斜めに延びる上流支持面を有する前記上流支持部と、
前記上流支持部と対向する送風ユニットと、を備え、
前記送風ユニットは、
前記上流支持面に向けて送風する送風部と、
前記送風部を収容する送風ケースと、を有し、
前記送風ケースは、前記送風ケースにおいて最も上方に位置する送風頂上部分を有し、
前記送風頂上部分は、前記支持面以下となる位置に位置することを特徴とする印刷装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、印刷装置に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、媒体に液体を吐出することによって印刷する印刷部と、印刷部と対向する支持部と、印刷された媒体を加熱する加熱ユニットと、加熱ユニットと対向する下流支持部とを備える印刷装置が記載されている。支持部は、媒体を支持する支持面を有する。媒体は、印刷された後、支持部から下流支持部に向けて下方に搬送される。加熱ユニットは、支持面よりも上方に位置する部分を有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2020-104320号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載される印刷装置においては、支持部から下流支持部に向けて媒体が湾曲しながら下方に搬送される。そのため、印刷装置は、主に、布帛、ロール紙などの柔軟性のある媒体に対して印刷する。その一方で、印刷装置では、柔軟性のある媒体に印刷することに限らず、厚紙、ボード紙などの剛性のある媒体に印刷することがある。この場合、剛性のある媒体は、湾曲しないため、支持面に沿ってまっすぐ搬送される。剛性のある媒体は、支持面に沿って搬送されることによって、加熱ユニットや送風ユニットなどと干渉するおそれがある。したがって、剛性のある媒体に印刷する場合には、加熱ユニットや送風ユニットなどを取り外す必要があるが、取り外しに手間がかかるため、ユーザビリティが低下するという課題がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決する印刷装置は、搬送される媒体に液体を吐出することによって印刷する印刷部と、前記印刷部と対向する支持部であって、媒体を支持する支持面を有する前記支持部と、媒体の搬送方向において前記支持部よりも下流に位置する下流支持部であって、前記支持面に対して斜めに延びる下流支持面を有する前記下流支持部と、前記下流支持部と対向する加熱ユニットと、を備え、前記加熱ユニットは、媒体を加熱する加熱部と、前記加熱部を収容する加熱ケースと、を有し、前記加熱ケースは、前記加熱ケースにおいて最も上方に位置する加熱頂上部分を有し、前記加熱頂上部分は、前記支持面以下となる位置に位置する。
【0006】
上記課題を解決する印刷装置は、搬送される媒体に液体を吐出することによって印刷する印刷部と、前記印刷部と対向する支持部であって、媒体を支持する支持面を有する前記支持部と、媒体の搬送方向において前記支持部よりも上流に位置する上流支持部であって、前記支持面に対して斜めに延びる上流支持面を有する前記上流支持部と、前記上流支持部と対向する送風ユニットと、を備え、前記送風ユニットは、前記上流支持面に向けて送風する送風部と、前記送風部を収容する送風ケースと、を有し、前記送風ケースは、前記送風ケースにおいて最も上方に位置する送風頂上部分を有し、前記送風頂上部分は、前記支持面以下となる位置に位置する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】印刷装置の一実施例を示す側面図である。
図2】剛性のある媒体に印刷するときの側面図である。
図3】加熱延長部分が加熱延長位置に位置し、送風延長部分が送風延長位置に位置するときの側面図である。
図4】印刷装置の変更例を示す側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、印刷装置の一実施例について図を参照しながら説明する。印刷装置は、例えば、布帛、用紙などの媒体に液体の一例であるインクを吐出することによって、文字、写真、図形などの画像を記録するインクジェット式のプリンターである。印刷装置は、媒体として、柔軟媒体と、剛性媒体とに印刷する。
【0009】
<印刷装置>
図1及び図2に示すように、印刷装置11は、繰出部12を備える。繰出部12は、繰出部12は、柔軟性のある柔軟媒体S1を繰り出すように構成される。繰出部12は、未使用の柔軟媒体S1を繰り出す。
【0010】
柔軟媒体S1は、例えば、布帛、薄紙などの媒体である。そのため、柔軟媒体S1は、搬送される過程で屈曲したり湾曲したりできる。柔軟媒体S1は、例えば、柔軟媒体S1が巻き重ねられるロール体R1から繰り出される。
【0011】
繰出部12は、繰出軸13を有する。繰出軸13は、未使用のロール体R1を保持する。繰出軸13に保持されるロール体R1が回転することによって、繰出部12から未使用の柔軟媒体S1が繰り出される。繰出部12から繰り出される柔軟媒体S1に、画像が印刷される。
【0012】
印刷装置11は、巻取部14を備える。巻取部14は、柔軟媒体S1を巻き取るように構成される。詳しくは、巻取部14は、繰出部12から繰り出された柔軟媒体S1を巻き取る。巻取部14は、使用済みの柔軟媒体S1を巻き取る。すなわち、柔軟媒体S1が繰出部12から繰り出されてから巻取部14に巻き取られるまでの過程で、柔軟媒体S1に画像が印刷される。
【0013】
巻取部14は、巻取軸15を有する。巻取軸15は、使用済みのロール体R1を保持する。巻取軸15に保持されるロール体R1が回転することによって、巻取部14に使用済みの柔軟媒体S1が巻き取られる。
【0014】
印刷装置11は、印刷部16を備える。印刷部16は、液体を吐出することによって媒体に画像を印刷するように構成される。印刷部16は、例えば、柔軟媒体S1に画像を印刷する。印刷部16は、柔軟媒体S1に限らず、剛性媒体H1に画像を印刷することもある。剛性媒体H1は、厚紙、ボード紙などである。剛性媒体H1は、搬送される過程で屈曲したり湾曲したりしない。そのため、剛性媒体H1は、繰出部12から繰り出されたり、巻取部14に巻き取られたりしない。剛性媒体H1は、柔軟媒体S1とは別に、印刷部16に別途供給される。
【0015】
印刷部16は、ヘッド17を有する。ヘッド17は、1以上のノズル18が開口するノズル面19を有する。ヘッド17は、ノズル18から液体を吐出する。
印刷部16は、キャリッジ20を有する。キャリッジ20は、ヘッド17を搭載する。キャリッジ20は、媒体に対して走査する。キャリッジ20が走査することによって、ヘッド17は、媒体の全幅に液体を吐出できる。このように、印刷装置11は、いわゆるシリアルプリンターである。印刷装置11は、ヘッド17が媒体の幅にわたって一斉に液体を吐出可能なラインプリンターでもよい。
【0016】
印刷装置11は、支持部21を備える。支持部21は、媒体を支持する。詳しくは、支持部21は、搬送される媒体を支持する。支持部21は、媒体を下方から支持する。支持部21は、印刷部16と対向する。したがって、媒体のうち、支持部21に支持される領域に、印刷部16から液体が吐出される。
【0017】
支持部21は、媒体を支持する支持面22を有する。支持面22は、印刷部16と対向する面である。詳しくは、支持面22は、ノズル面19と対向する。支持面22は、媒体と接触する。支持面22は、例えば、上方を向く。鉛直方向Z1における支持面22の位置は、基準位置A1である。すなわち、基準位置A1は、支持面22の高さを示す。
【0018】
支持部21は、繰出部12よりも上方に位置する。支持部21は、巻取部14よりも上方に位置する。そのため、支持部21には、繰出部12から巻取部14にかけて延びる柔軟媒体S1が掛け渡される。
【0019】
印刷装置11は、搬送部23を備える。搬送部23は、媒体を搬送するように構成される。搬送部23は、支持面22上において媒体を搬送方向Y1に搬送する。そのため、搬送方向Y1は、支持面22に沿う方向である。搬送部23は、支持面22上において柔軟媒体S1を搬送方向Y1に搬送する。搬送部23は、支持面22上において剛性媒体H1を搬送方向Y1に搬送する。一例では、搬送部23は、搬送方向Y1において、支持部21よりも上流に位置する。搬送部23は、搬送方向Y1において、支持部21よりも下流に位置してもよい。
【0020】
搬送部23は、第1ローラー24と、第2ローラー25とを含む。第1ローラー24及び第2ローラー25は、媒体を挟み込む状態で回転することによって媒体を搬送する。第1ローラー24及び第2ローラー25のニップ点は、基準位置A1と同じ高さである。そのため、第1ローラー24及び第2ローラー25は、基準位置A1で媒体を挟み込む。
【0021】
第1ローラー24及び第2ローラー25が媒体を挟み込むことによって、印刷装置11に媒体がセットされる。柔軟媒体S1は、繰出部12から巻取部14にかけて支持部21に掛け渡されることによって、印刷装置11にセットされる。剛性媒体H1は、第1ローラー24と第2ローラー25との間に差し込まれることによって、印刷装置11にセットされる。このとき、剛性媒体H1は、支持部21上から搬送方向Y1の上流にはみ出るようにセットされる。
【0022】
印刷装置11は、上流支持部26を備える。上流支持部26は、搬送方向Y1において支持部21よりも上流に位置する。上流支持部26は、基準位置A1以下となる位置に位置する。上流支持部26は、柔軟媒体S1を支持する。詳しくは、上流支持部26は、繰出部12に繰り出されてから第1ローラー24及び第2ローラー25に挟み込まれるまでの間で、柔軟媒体S1を支持する。その一方で、上流支持部26は、剛性媒体H1を支持しない。
【0023】
上流支持部26は、柔軟媒体S1を支持する上流支持面27を有する。上流支持面27は、支持面22に対して斜めに延びる面である。一例では、上流支持面27は、繰出部12から支持部21に向けて斜め上方に傾斜する面である。
【0024】
印刷装置11は、下流支持部28を備える。下流支持部28は、搬送方向Y1において支持部21よりも下流に位置する。下流支持部28は、基準位置A1以下となる位置に位置する。下流支持部28は、柔軟媒体S1を支持する。詳しくは、下流支持部28は、支持部21に支持されてから巻取部14に巻き取られるまでの間で、柔軟媒体S1を支持する。その一方で、下流支持部28は、剛性媒体H1を支持しない。
【0025】
下流支持部28は、柔軟媒体S1を支持する下流支持面29を有する。下流支持面29は、支持面22に対して斜めに延びる面である。一例では、下流支持面29は、支持部21から巻取部14に向けて斜め下方に傾斜する面である。
【0026】
<送風ユニット>
印刷装置11は、送風ユニット31を備えてもよい。送風ユニット31は、上流支持部26と対向する。詳しくは、送風ユニット31は、上流支持面27と対向する。送風ユニット31は、柔軟媒体S1に送風するように構成される。送風ユニット31は、柔軟媒体S1に送風することによって、柔軟媒体S1から異物を除去する。すなわち、送風ユニット31は、印刷前の柔軟媒体S1から異物を除去する。これにより、柔軟媒体S1の印刷品質が向上する。
【0027】
送風ユニット31は、送風部32を有する。送風部32は、上流支持部26に支持される柔軟媒体S1に送風する。詳しくは、送風部32は、柔軟媒体S1のうち上流支持面27上に位置する部分に送風する。送風部32は、例えば、ファンである。
【0028】
送風ユニット31は、送風ケース33を有する。送風ケース33は、送風部32を収容する。送風ケース33は、上流支持部26に向かって開口する。
送風ケース33は、送風頂上部分34を有する。送風頂上部分34は、送風ケース33において最も上方に位置する部分である。送風頂上部分34は、基準位置A1以下となる位置に位置する。すなわち、支持面22よりも上方に送風ユニット31が位置しない。これにより、剛性媒体H1のセット時に、送風ユニット31が剛性媒体H1に干渉しない。そのため、剛性媒体H1は、支持部21上から搬送方向Y1の上流にまっすぐ延びる状態でセットされる。したがって、送風ユニット31が取り外されることなく、印刷装置11が剛性媒体H1に印刷できる。また、送風ユニット31を取り外す必要がないため、取り外された送風ユニット31の収納スペースを確保する必要がない。
【0029】
送風頂上部分34は、基準位置A1に位置する。すなわち、送風頂上部分34は、支持面22と同じ高さに位置する。これにより、剛性媒体H1のセット時に、送風頂上部分34が支持部21とともに剛性媒体H1を支持できる。送風頂上部分34が剛性媒体H1を支持することによって、剛性媒体H1の姿勢が安定する。
【0030】
送風頂上部分34は、送風頂上面35を有してもよい。送風頂上面35は、送風ケース33の外面である。一例では、送風頂上面35は、送風ケース33において上方を向く面である。送風頂上面35は、基準位置A1に位置する。すなわち、送風頂上面35は、支持面22と同じ高さに位置する。送風頂上面35は、剛性媒体H1を支持する。これにより、剛性媒体H1の姿勢が安定しやすい。
【0031】
送風ケース33は、送風頂上面35と連なる送風連続面36を有してもよい。一例では、送風連続面36は、送風頂上面35から斜め下方に延びる。詳しくは、送風連続面36は、上流支持面27と平行に延びる。
【0032】
図3に示すように、送風ケース33は、送風延長部分37を有する。送風延長部分37は、送風頂上部分34を延長する部分である。送風延長部分37は、送風延長面38を有する。送風延長面38は、送風頂上面35を延長する面である。送風延長面38は、送風頂上面35と平行に延びる。送風延長面38は、送風頂上面35に連なる。送風延長面38は、送風頂上面35と同様に、基準位置A1に位置する。送風延長部分37が送風頂上部分34を延長することによって、送風頂上面35及び送風延長面38が剛性媒体H1を支持する。これにより、剛性媒体H1の姿勢が安定しやすくなる。
【0033】
図2及び図3に示すように、送風延長部分37は、送風収納位置P1と、送風延長位置P2とに変位するように構成される。一例では、送風延長部分37は、回転することによって変位する。例えば、送風延長部分37は、一端部分を軸に回転することによって変位する。送風延長部分37は、ヒンジ39によって回転する。送風延長部分37は、回転に限らず、例えばスライドすることによって変位してもよい。
【0034】
送風収納位置P1は、送風延長部分37が送風ケース33において収納される位置である。一例では、送風収納位置P1は、送風延長部分37が送風連続面36に沿う位置である。図2に示す送風延長部分37は、送風収納位置P1に位置する。
【0035】
送風延長位置P2は、送風延長部分37が送風頂上部分34を延長する位置である。一例では、送風延長位置P2は、送風延長面38が送風頂上面35に連なる位置である。図3に示す送風延長部分37は、送風延長位置P2に位置する。
【0036】
<加熱ユニット>
図1及び図2に示すように、印刷装置11は、加熱ユニット41を備えてもよい。加熱ユニット41は、下流支持部28と対向する。詳しくは、加熱ユニット41は、下流支持面29と対向する。そのため、加熱ユニット41は、柔軟媒体S1を加熱するように構成される。加熱ユニット41は、柔軟媒体S1を加熱することによって、柔軟媒体S1を乾燥させる。すなわち、加熱ユニット41は、印刷後の柔軟媒体S1を乾燥させる。これにより、柔軟媒体S1の印刷品質が向上する。
【0037】
加熱ユニット41は、加熱部42を有する。加熱部42は、下流支持部28に支持される柔軟媒体S1を加熱する。詳しくは、加熱部42は、柔軟媒体S1のうち下流支持面29上に位置する部分を加熱する。加熱部42は、例えば、赤外線ヒーターである。
【0038】
加熱ユニット41は、反射板43を有してもよい。反射板43は、加熱部42から放射される赤外線を下流支持面29に向けて反射する。これにより、加熱部42による加熱効率が向上する。
【0039】
加熱ユニット41は、加熱ケース44を有する。加熱ケース44は、加熱部42を収容する。加熱ケース44は、反射板43を収容する。加熱ケース44は、下流支持部28に向かって開口する。
【0040】
加熱ケース44は、加熱頂上部分45を有する。加熱頂上部分45は、加熱ケース44において、最も上方に位置する部分である。加熱頂上部分45は、基準位置A1以下となる位置に位置する。すなわち、支持面22よりも上方に加熱ユニット41が位置しない。これにより、剛性媒体H1の排出時に、加熱ユニット41が剛性媒体H1に干渉しない。したがって、加熱ユニット41が取り外されることなく、印刷装置11が剛性媒体H1に印刷できる。また、加熱ユニット41を取り外す必要がないため、取り外された加熱ユニット41の収納スペースを確保する必要がない。
【0041】
加熱頂上部分45は、基準位置A1に位置する。すなわち、加熱頂上部分45は、支持面22と同じ高さに位置する。これにより、剛性媒体H1の排出時に、加熱頂上部分45が支持部21とともに剛性媒体H1を支持できる。したがって、剛性媒体H1の姿勢が安定する。
【0042】
加熱頂上部分45は、加熱頂上面46を有してもよい。加熱頂上面46は、加熱ケース44の外面である。一例では、加熱頂上面46は、加熱ケース44において上方を向く面である。加熱頂上面46は、基準位置A1に位置する。すなわち、加熱頂上面46は、支持面22と同じ高さに位置する。加熱頂上面46は、剛性媒体H1を支持する。これにより、剛性媒体H1の姿勢が安定しやすい。
【0043】
加熱ケース44は、加熱頂上面46と連なる加熱連続面47を有してもよい。一例では、加熱連続面47は、加熱頂上面46から斜め下方に延びる。詳しくは、加熱連続面47は、下流支持面29と平行に延びる。
【0044】
図3に示すように、加熱ケース44は、加熱延長部分48を有する。加熱延長部分48は、加熱頂上部分45を延長する部分である。加熱延長部分48は、加熱延長面49を有する。加熱延長面49は、加熱頂上面46を延長する面である。加熱延長面49は、加熱頂上面46と平行に延びる。加熱延長面49は、加熱頂上面46に連なる。加熱延長面49は、加熱頂上面46と同様に、基準位置A1に位置する。加熱延長部分48が加熱頂上部分45を延長することによって、加熱頂上面46及び加熱延長面49が剛性媒体H1を支持する。これにより、剛性媒体H1の姿勢が安定しやすくなる。
【0045】
図2及び図3に示すように、加熱延長部分48は、加熱収納位置Q1と、加熱延長位置Q2とに変位するように構成される。一例では、加熱延長部分48は、回転することによって変位する。例えば、加熱延長部分48は、一端部分を軸に回転することによって変位する。加熱延長部分48は、ヒンジ50によって回転する。加熱延長部分48は、回転に限らず、例えばスライドすることによって変位してもよい。
【0046】
加熱収納位置Q1は、加熱延長部分48が加熱ケース44において収納される位置である。一例では、加熱収納位置Q1は、加熱延長部分48が加熱連続面47に沿う位置である。図2に示す加熱延長部分48は、加熱収納位置Q1に位置する。
【0047】
加熱延長位置Q2は、加熱延長部分48が加熱頂上部分45を延長する位置である。一例では、加熱延長位置Q2は、加熱延長面49が加熱頂上面46に連なる位置である。図3に示す加熱延長部分48は、加熱延長位置Q2に位置する。
【0048】
印刷装置11は、操作部61を備えてもよい。操作部61は、例えば、タッチパネルである。操作部61は、ボタン、レバー、スイッチなどでもよい。操作部61が操作されることによって、印刷が開始される。すなわち、操作部61が操作されることによって、印刷部16、搬送部23などが駆動を開始する。
【0049】
ユーザーは、操作部61を通じて、柔軟媒体S1に印刷するか、剛性媒体H1に印刷するか、を選択してもよい。操作部61が操作されることによって柔軟媒体S1への印刷が開始される場合、繰出部12、巻取部14、送風ユニット31、加熱ユニット41なども併せて駆動を開始する。操作部61が操作されることによって剛性媒体H1への印刷が開始される場合、送風延長部分37及び加熱延長部分48が変位してもよい。詳しくは、送風延長部分37が送風延長位置P2に変位し、加熱延長部分48が加熱延長位置Q2に変位してもよい。この場合、支持面22、送風延長面38、及び、加熱延長面49が、基準位置A1に位置し、一直線上に並ぶ。これにより、剛性媒体H1が安定した姿勢で搬送される。
【0050】
剛性媒体H1の印刷が終了した後に、送風延長部分37が送風収納位置P1に変位し、加熱延長部分48が加熱収納位置Q1に変位してもよい。これにより、送風延長部分37及び加熱延長部分48が作業の邪魔になるおそれが低減される。また、印刷の開始及び終了によらず、操作部61が操作されることによって送風延長部分37及び加熱延長部分48が変位してもよい。また、操作部61によらず、ユーザーは、送風延長部分37及び加熱延長部分48を手動で変位させてもよい。
【0051】
<作用及び効果>
次に、上記実施形態の作用及び効果について説明する。
(1)加熱頂上部分45は、支持面22以下となる位置に位置する。上記構成によれば、支持面22に沿ってまっすぐ媒体が搬送される場合に、すなわち剛性媒体H1が搬送される場合に、剛性媒体H1が加熱ユニット41と干渉しない。そのため、剛性媒体H1に印刷する場合でも、加熱ユニット41を取り外す必要がない。したがって、ユーザビリティの低下が抑制される。
【0052】
(2)加熱頂上部分45は、支持面22と同じ高さに位置する。上記構成によれば、支持面22に沿ってまっすぐ媒体が搬送される場合に、すなわち剛性媒体H1が搬送される場合に、加熱頂上部分45が剛性媒体H1を支持できる。加熱頂上部分45が剛性媒体H1を支持することによって、剛性媒体H1の姿勢が安定する。
【0053】
(3)加熱頂上部分45は、支持面22と同じ高さに位置する加熱頂上面46を有する。上記構成によれば、支持面22に沿ってまっすぐ媒体が搬送される場合に、すなわち剛性媒体H1が搬送される場合に、加熱頂上面46が剛性媒体H1を支持できる。よって、加熱頂上部分45が小さい面積で剛性媒体H1を支持する場合と比べて、剛性媒体H1の姿勢が安定する。
【0054】
(4)加熱延長部分48は、加熱頂上部分45を延長する加熱延長位置Q2と、加熱ケース44に収納される加熱収納位置Q1とに変位するように構成される。上記構成によれば、加熱延長部分48が加熱延長位置Q2に位置することによって、支持面22に沿ってまっすぐ媒体が搬送される場合に、すなわち剛性媒体H1が搬送される場合に、加熱頂上部分45と加熱延長部分48とが剛性媒体H1を支持できる。加熱延長部分48が加熱収納位置Q1に位置することによって、支持部21から下流支持部28に柔軟媒体S1が搬送される場合に、加熱延長部分48が作業の邪魔になるおそれが低減される。
【0055】
(5)送風頂上部分34は、支持面22以下となる位置に位置する。上記構成によれば、支持面22に沿ってまっすぐ媒体が搬送される場合に、すなわち剛性媒体H1が搬送される場合に、剛性媒体H1が送風ユニット31と干渉しない。そのため、剛性媒体H1に印刷する場合でも、送風ユニット31を取り外す必要がない。したがって、ユーザビリティの低下が抑制される。
【0056】
(6)送風頂上部分34は、支持面22と同じ高さに位置する。上記構成によれば、支持面22に沿ってまっすぐ媒体が搬送される場合に、すなわち剛性媒体H1が搬送される場合に、送風頂上部分34が剛性媒体H1を支持できる。送風頂上部分34が剛性媒体H1を支持することによって、剛性媒体H1の姿勢が安定する。
【0057】
(7)送風頂上部分34は、支持面22と同じ高さに位置する送風頂上面35を有する。上記構成によれば、支持面22に沿ってまっすぐ媒体が搬送される場合に、すなわち剛性媒体H1が搬送される場合に、送風頂上面35が剛性媒体H1を支持できる。よって、送風頂上部分34が小さい面積で剛性媒体H1を支持する場合と比べて、剛性媒体H1の姿勢が安定する。
【0058】
(8)送風延長部分37は、送風頂上部分34を延長する送風延長位置P2と、送風ケース33に収納される送風収納位置P1とに変位するように構成される。上記構成によれば、送風延長部分37が送風延長位置P2に位置することによって、支持面22に沿ってまっすぐ媒体が搬送される場合に、すなわち剛性媒体H1が搬送される場合に、送風頂上部分34と送風延長部分37とが剛性媒体H1を支持できる。送風延長部分37が送風収納位置P1に位置することによって、支持部21から下流支持部28に柔軟媒体S1が搬送される場合に、送風延長部分37が作業の邪魔になるおそれが低減される。
【0059】
<変更例>
上記実施例は、以下のように変更して実施できる。上記実施例及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施できる。
【0060】
図4に示すように、送風延長面38は、送風連続面36を兼ねてもよい。すなわち、送風延長部分37は、送風ケース33の外装を構成してもよい。この変更例において、送風延長部分37は、送風延長位置P2に位置する場合に、送風ケース33内を露出させる。剛性媒体H1に印刷する場合、送風ユニット31が使用されない。そのため、送風ケース33内が露出していても問題がない。送風延長部分37が送風収納位置P1に位置することによって、送風部32が送風ケース33に覆われる。
【0061】
図4に示すように、加熱延長面49は、加熱連続面47を兼ねてもよい。すなわち、加熱延長部分48は、加熱ケース44の外装を構成してもよい。この変更例において、加熱延長部分48は、加熱延長位置Q2に位置する場合に、加熱ケース44内を露出させる。剛性媒体H1に印刷する場合、加熱ユニット41が使用されない。そのため、加熱ケース44内が露出していても問題がない。加熱延長部分48が加熱収納位置Q1に位置することによって、加熱部42が加熱ケース44に覆われる。
【0062】
・ヘッド17が吐出する液体はインクに限らず、例えば機能材料の粒子が液体に分散又は混合されてなる液状体などでもよい。例えば、ヘッド17が液晶ディスプレイ、エレクトロルミネッセンスディスプレイ及び面発光ディスプレイの製造などに用いられる電極材又は画素材料などの材料を分散又は溶解のかたちで含む液状体を吐出してもよい。
【0063】
<技術的思想>
以下に、上述した実施例及び変更例から把握される技術的思想及びその作用効果を記載する。
【0064】
(A)印刷装置は、搬送される媒体に液体を吐出することによって印刷する印刷部と、前記印刷部と対向する支持部であって、媒体を支持する支持面を有する前記支持部と、媒体の搬送方向において前記支持部よりも下流に位置する下流支持部であって、前記支持面に対して斜めに延びる下流支持面を有する前記下流支持部と、前記下流支持部と対向する加熱ユニットと、を備え、前記加熱ユニットは、媒体を加熱する加熱部と、前記加熱部を収容する加熱ケースと、を有し、前記加熱ケースは、前記加熱ケースにおいて最も上方に位置する加熱頂上部分を有し、前記加熱頂上部分は、前記支持面以下となる位置に位置する。上記構成によれば、支持面に沿ってまっすぐ媒体が搬送される場合に、媒体が加熱ユニットと干渉しない。そのため、剛性のある媒体に印刷する場合でも、加熱ユニットを取り外す必要がない。したがって、ユーザビリティの低下が抑制される。
【0065】
(B)上記印刷装置において、前記加熱頂上部分は、前記支持面と同じ高さに位置してもよい。上記構成によれば、支持面に沿ってまっすぐ媒体が搬送される場合に、加熱頂上部分が媒体を支持できる。加熱頂上部分が媒体を支持することによって、媒体の姿勢が安定する。
【0066】
(C)上記印刷装置において、前記加熱頂上部分は、前記支持面と同じ高さに位置する加熱頂上面を有してもよい。上記構成によれば、支持面に沿ってまっすぐ媒体が搬送される場合に、加熱頂上面が媒体を支持する。加熱頂上部が小さい面積が媒体を支持する場合と比べて、媒体の姿勢が安定する。
【0067】
(D)上記印刷装置において、前記加熱ケースは、前記加熱頂上部分を延長する加熱延長部分を有し、前記加熱延長部分は、前記加熱頂上部分を延長する加熱延長位置と、前記加熱ケースに収納される加熱収納位置とに変位するように構成されてもよい。上記構成によれば、加熱延長部分が加熱延長位置に位置することによって、支持面に沿ってまっすぐ媒体が搬送される場合に、加熱頂上部分と加熱延長部分とが媒体を支持できる。加熱延長部分が加熱収納位置に位置することによって、支持部から下流支持部に媒体が搬送される場合に、加熱延長部分が作業の邪魔になるおそれが低減される。
【0068】
(E)上記印刷装置は、前記搬送方向において前記支持部よりも上流に位置する上流支持部であって、前記支持面に対して斜めに延びる上流支持面を有する前記上流支持部と、前記上流支持部と対向する送風ユニットと、を備え、前記送風ユニットは、媒体に送風する送風部と、前記送風部を収容する送風ケースと、を有し、前記送風ケースは、前記送風ケースにおいて最も上方に位置する送風頂上部分を有し、前記送風頂上部分は、前記支持面以下となる位置に位置してもよい。上記構成によれば、支持面に沿ってまっすぐ媒体が搬送される場合に、媒体が送風ユニットと干渉しない。そのため、剛性のある媒体に印刷する場合でも、送風ユニットを取り外す必要がない。したがって、ユーザビリティの低下が抑制される。
【0069】
(F)上記印刷装置において、前記送風頂上部分は、前記支持面と同じ高さに位置してもよい。上記構成によれば、支持面に沿ってまっすぐ媒体が搬送される場合に、送風頂上部分が媒体を支持できる。送風頂上部分が媒体を支持することによって、媒体の姿勢が安定する。
【0070】
(G)上記印刷装置において、前記送風頂上部分は、前記支持面と同じ高さに位置する送風頂上面を有してもよい。上記構成によれば、支持面に沿ってまっすぐ媒体が搬送される場合に、送風頂上面が媒体を支持する。送風頂上部が小さい面積で媒体を支持する場合と比べて、媒体の姿勢が安定する。
【0071】
(H)上記印刷装置において、前記送風ケースは、前記送風頂上部分を延長する送風延長部分を有し、前記送風延長部分は、前記送風頂上部分を延長する送風延長位置と、前記送風ケースに収納される送風収納位置とに変位するように構成されてもよい。上記構成によれば、送風延長部分が送風延長位置に位置することによって、支持面に沿ってまっすぐ媒体が搬送される場合に、送風頂上部分と送風延長部分とが媒体を支持できる。送風延長部分が送風収納位置に位置することによって、支持部から下流支持部に媒体が搬送される場合に、送風延長部分が作業の邪魔になるおそれが低減される。
【0072】
(I)印刷装置は、搬送される媒体に液体を吐出することによって印刷する印刷部と、前記印刷部と対向する支持部であって、媒体を支持する支持面を有する前記支持部と、媒体の搬送方向において前記支持部よりも上流に位置する上流支持部であって、前記支持面に対して斜めに延びる上流支持面を有する前記上流支持部と、前記上流支持部と対向する送風ユニットと、を備え、前記送風ユニットは、前記上流支持面に向けて送風する送風部と、前記送風部を収容する送風ケースと、を有し、前記送風ケースは、前記送風ケースにおいて最も上方に位置する送風頂上部分を有し、前記送風頂上部分は、前記支持面以下となる位置に位置する。上記構成によれば、支持面に沿ってまっすぐ媒体が搬送される場合に、媒体が送風ユニットと干渉しない。そのため、剛性のある媒体に印刷する場合でも、送風ユニットを取り外す必要がない。したがって、ユーザビリティの低下が抑制される。
【符号の説明】
【0073】
11…印刷装置、12…繰出部、13…繰出軸、14…巻取部、15…巻取軸、16…印刷部、17…ヘッド、18…ノズル、19…ノズル面、20…キャリッジ、21…支持部、22…支持面、23…搬送部、24…第1ローラー、25…第2ローラー、26…上流支持部、27…上流支持面、28…下流支持部、29…下流支持面、31…送風ユニット、32…送風部、33…送風ケース、34…送風頂上部分、35…送風頂上面、36…送風連続面、37…送風延長部分、38…送風延長面、39…ヒンジ、41…加熱ユニット、42…加熱部、43…反射板、44…加熱ケース、45…加熱頂上部分、46…加熱頂上面、47…加熱連続面、48…加熱延長部分、49…加熱延長面、50…ヒンジ、61…操作部、A1…基準位置、H1…剛性媒体、P1…送風収納位置、P2…送風延長位置、Q1…加熱収納位置、Q2…加熱延長位置、R1…ロール体、S1…柔軟媒体、Y1…搬送方向、Z1…鉛直方向。
図1
図2
図3
図4