(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024087515
(43)【公開日】2024-07-01
(54)【発明の名称】表示装置
(51)【国際特許分類】
G06F 3/01 20060101AFI20240624BHJP
G06T 7/00 20170101ALI20240624BHJP
B60R 16/02 20060101ALI20240624BHJP
G06F 3/14 20060101ALI20240624BHJP
G06F 3/048 20130101ALI20240624BHJP
【FI】
G06F3/01 510
G06T7/00 130
B60R16/02 640K
G06F3/14 320A
G06F3/048
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022202370
(22)【出願日】2022-12-19
(71)【出願人】
【識別番号】000004260
【氏名又は名称】株式会社デンソー
(74)【代理人】
【氏名又は名称】矢作 和行
(74)【代理人】
【識別番号】100121991
【弁理士】
【氏名又は名称】野々部 泰平
(74)【代理人】
【識別番号】100145595
【弁理士】
【氏名又は名称】久保 貴則
(72)【発明者】
【氏名】落合 勝也
(72)【発明者】
【氏名】森下 肇
(72)【発明者】
【氏名】鈴木 隆二
【テーマコード(参考)】
5B069
5E555
5L096
【Fターム(参考)】
5B069AA12
5B069BA04
5E555AA72
5E555BA23
5E555BB04
5E555BB23
5E555CC03
5E555DA01
5E555DB04
5E555DB56
5E555DD06
5E555EA19
5E555EA27
5E555FA00
5L096DA04
5L096KA04
(57)【要約】
【課題】カスタマイズのための操作を簡単にすると共に、多様なユーザの嗜好に合ったカスタマイズを可能とする表示装置を提供する。
【解決手段】画像10を表示する表示部110と、画像の表示状態を制御する表示制御部111と、を備え、画像を、ユーザの嗜好に合うようにカスタマイズする表示装置であって、インターネット上のクラウド120に設けられ、ユーザの嗜好に対応するための多数の嗜好画像のデータをビッグデータとして記憶する記憶部121と、クラウドに設けられ、ユーザが携帯する携帯端末機130から入力されたユーザの嗜好情報を基に、嗜好画像のデータから、嗜好情報に合うように画像の全体をカスタマイズしたカスタマイズ画像として学習、設定して、表示制御部に提供するAI学習部122と、を備える。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像(10)を表示する表示部(110)と、
前記画像の表示状態を制御する表示制御部(111)と、を備え、
前記画像を、ユーザの嗜好に合うようにカスタマイズする表示装置であって、
インターネット上のクラウド(120)に設けられ、前記ユーザの嗜好に対応するための多数の嗜好画像のデータをビッグデータとして記憶する記憶部(121)と、
前記クラウドに設けられ、前記ユーザが携帯する携帯端末機(130)から入力された前記ユーザの嗜好情報を基に、前記嗜好画像のデータから、前記嗜好情報に合うように前記画像の全体をカスタマイズしたカスタマイズ画像として学習、設定して、前記表示制御部に提供する学習部(122)と、を備える表示装置。
【請求項2】
前記学習部は、前記カスタマイズ画像を前記携帯端末機に出力して、前記ユーザの承認を得た後に、前記表示制御部に提供する請求項1に記載の表示装置。
【請求項3】
前記学習部は、複数の前記カスタマイズ画像を学習、設定し、複数の前記カスタマイズ画像を前記携帯端末機に出力して、選択に基づく前記ユーザの承認を得る請求項2に記載の表示装置。
【請求項4】
前記表示制御部は、車両センサ(6)から得られる車両の走行状況の情報を基に、前記画像を前記表示部に表示するようになっており、
前記学習部は、前記走行状況の情報を入手し、前記嗜好情報に加えて、前記走行状況の情報も加味して、前記カスタマイズ画像を学習、設定する請求項1~請求項3のいずれか1つに記載の表示装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、表示画像のカスタマイズ化を可能とする表示装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
表示装置として、例えば、特許文献1に記載されたものが知られている。特許文献1の表示装置(画面カスタマイズ方法)では、例えば、各種メータ部(速度計、水温計、燃料計等)を画像として表示する液晶表示器と、液晶表示器の表示状態を制御するマイクロコンピュータおよびグラフィックコントローラと、各種メータ部の表示形態を変更するためのユーザの入力操作を受け付ける操作端末と、を備えている。
【0003】
マイクロコンピュータには、カスタマイズ用のデータが予め記憶されたカスタマイズ用データメモリと、カスタマイズ後の最新情報を記憶するメモリ領域とが設けられている。また、マイクロコンピュータと操作端末とは、通信可能となっている。
【0004】
ユーザは、各種メータ部の表示形態をカスタマイズするにあたって、操作端末にて、カスタマイズ用のデータから好みのデータを選択入力する。選択された好みのデータは、マイクロコンピュータに送信される。そして、マイクロコンピュータおよびグラフィックコントローラは、送信された好みのデータを基に、各種メータ部の表示形態を変更して、液晶表示器に表示する。変更された各種データは、最新情報として更新されて、メモリ領域に保存される。
【0005】
これにより、特許文献1では、画面カスタマイズをユーザ側の簡単な操作で手軽に実現すると共に、画面カスタマイズに伴うデータ処理の負担を減らす、としている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、特許文献1では、表示画面のカスタマイズをユーザ側の簡単な操作で手軽に実現すると言いつつも、実際には、ユーザは、好みのデータを選択して、1つずつ手作業で入力していく必要があり、煩わしさを伴う。また、表示画面のカスタマイズにあたっては、カスタマイズ用データメモリに予め記憶されたデータを基に行うため、カスタマイズの変更パターンには限りがあり、多様なユーザ嗜好に対応することができない。
【0008】
本開示の目的は、上記問題に鑑み、カスタマイズのための操作を簡単にすると共に、多様なユーザの嗜好に合ったカスタマイズを可能とする表示装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示は上記目的を達成するために、以下の技術的手段を採用する。
【0010】
本開示では、画像(10)を表示する表示部(110)と、
画像の表示状態を制御する表示制御部(111)と、を備え、
画像を、ユーザの嗜好に合うようにカスタマイズする表示装置であって、
インターネット上のクラウド(120)に設けられ、ユーザの嗜好に対応するための多数の嗜好画像のデータをビッグデータとして記憶する記憶部(121)と、
クラウドに設けられ、ユーザが携帯する携帯端末機(130)から入力されたユーザの嗜好情報を基に、嗜好画像のデータから、嗜好情報に合うように画像の全体をカスタマイズしたカスタマイズ画像として学習、設定して、表示制御部に提供する学習部(122)と、を備える。
【0011】
本開示によれば、ユーザの嗜好情報から学習部の学習によって、表示画像の全体がカスタマイズ設定され、表示制御部に提供されて表示部での表示が可能となるので、カスタマイズのための操作を簡単にすることができる。
【0012】
また、ユーザの嗜好に対応するための嗜好画像のデータは、クラウド上の記憶部にビッグデータとして記憶されており、この嗜好画像のデータを用いることで、多様なユーザの嗜好に合ったカスタマイズが可能となる。
【0013】
尚、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【
図1】第1実施形態における表示装置の全体の構成を示す説明図である。
【
図2】ノーマルの表示パターンの例を示す説明図である。
【
図3】安全運転の嗜好に対応するパターン画像の例を示す説明図である。
【
図4】スポーツ運転の嗜好に対応するパターン画像の例を示す説明図である。
【
図5】エコ運転の嗜好に対応するパターン画像の例を示す説明図である。
【
図6】第2実施形態における表示装置の全体の構成を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下に、図面を参照しながら本開示を実施するための複数の形態を説明する。各形態において先行する形態で説明した事項に対応する部分には同一の参照符号を付して重複する説明を省略する場合がある。各形態において構成の一部のみを説明している場合は、構成の他の部分については先行して説明した他の形態を適用することができる。各実施形態で具体的に組み合わせが可能であることを明示している部分同士の組み合わせばかりではなく、特に組み合わせに支障が生じなければ、明示していなくても実施形態同士を部分的に組み合せることも可能である。
【0016】
(第1実施形態)
第1実施形態の表示装置100を
図1~
図5に示す。表示装置100は、例えば、車両に搭載されている。表示装置100は、例えば、各種車両情報を画像10によって、ユーザ(運転者)に表示するコンビネーションメータに適用したものとなっている。表示装置100は、ユーザの嗜好に合うように、画像10のカスタマイズが可能となっている。
【0017】
表示装置100は、
図1に示すように、表示部110、および表示制御部111を備えている。そして、表示装置100においては、ユーザの携帯する携帯端末機130から入力されるユーザの嗜好情報に基づき、インターネット上のクラウド120に設けられた記憶部121の嗜好画像のデータ、およびAI学習部122の学習機能によって、画像10の全体をカスタマイズした画像10(カスタマイズ画像)として設定され、表示制御部111に提供されるようになっている。
【0018】
表示部110は、車両のダッシュボードの上に設けられて、ユーザと対向する位置、あるいは、ダッシュボードの左右方向の中央位置等に配置されている。表示部110の表示面110aは、立ち姿勢(垂直方向姿勢)となるように配置されている。表示部110は、ユーザに対して、各種車両情報を表示する部位であり、例えば、バックライトを光源として、薄膜状のトランジスタを利用したTFT(Thin Film Transistor)液晶ディスプレイが使用されている。尚、表示部110としては、TFT液晶ディスプレイに限らず、有機化合物を用いた層状の構造体から成る有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等の他の型式のディスプレイとしてもよい。
【0019】
表示部110は、例えば、
図2に示すように、表示面110aに、各種車両報を示す画像10を表示する。各種車両情報としては、例えば、速度計11、回転計12、水温計13、燃料残量計14、燃費計15、シフト位置16、エコ表示計17(
図5)、車両機能部(自動ブレーキ、アンチロック、横滑り防止等)の作動灯18、および警告灯19等による情報がある(ノーマル形態)。
図2では、簡単な説明としたが、実際には、画像10における各種車両情報としては、例えば、数10種(20~30程度)、用意されている。
【0020】
表示制御部111は、表示部110における画像10の表示状態を制御する部位となっている。表示制御部111は、後述するクラウド上のAI学習部122とインターネット上の通信が可能となっている。
【0021】
また、表示制御部111は、車両の各機能部を制御する車両制御部5と、例えば車載LAN等を介して接続されている。表示制御部111には、車両制御部5に設けられた各種の車両センサ6によって得られる車両の走行状況の情報、および車両機能部の作動状態を示す作動信号等が入力されるようになっている。表示制御部111は、走行状況の情報、および作動信号等から、表示すべき各種車両情報を示す画像10を形成して、表示部110における表示状態を制御するようになっている。
【0022】
尚、車両センサ6としては、例えば、車速センサ、回転数センサ、水温センサ、燃料残量センサ、シフトセンサ等があり、車両センサ6によって得られるセンサ信号が、走行状況の情報となる。また、車両機能部の作動状態を示す作動信号は、例えば、自動ブレーキ、アンチロック、横滑り防止等の機能における設定オン信号、あるいは作動中であることを示す信号等である。
【0023】
クラウド120上の記憶部121は、多数のユーザの嗜好に対応するための多数の嗜好画像のデータを、予めビッグデータとして記憶する部位となっている。嗜好画像のデータは、例えば、多数のユーザの嗜好に対応可能する複数のパターン画像として形成されている。
【0024】
パターン画像は、表示部110の画像10における全体のデザイン(画像形態)を定めたものであり、例えば、
図2のノーマル形態に対して、ユーザの嗜好を基にした、「安全運転」、「スポーツ運転」、「エコ運転」等の嗜好に応じたパターンが準備されている。更に、各パターン画像は、各種車両情報の表示形状、大きさ、配置、色等の異なるパターンが準備されている。
【0025】
例えば、「安全運転」の画像10のパターンは、
図3に示すように、ノーマル形態に対して、速度計11を比較的、目立つ色にして、安全走行にかかる車両機能部(自動ブレーキ、アンチロック、横滑り防止等)の作動灯18を常時オン状態にし、全体の背景色を落ち着いた色合いにしたパターンが準備されている。
【0026】
また、例えば、「スポーツ運転」の画像10のパターンは、
図4に示すように、ノーマル形態に対して、回転計12を大型にして中央に配置し、比較的、オレンジ色等の目立つ色にして、速度計11を小型(デジタル表示)にして右側に配置したパターンが準備されている。
【0027】
また、例えば、「エコ運転」の画像10のパターンは、
図5に示すように、ノーマル形態に対して、大型のエコ表示計17を中央に配置し、全体的にエコをイメージする緑色等の色にして、速度計11を小型(デジタル表示)にして右側に配置したパターンが準備されている。エコ表示計17は、例えば、燃費計15(瞬間燃費、平均燃費等)、エコ運転レベル(緑の葉の枚数)等が表示される。
【0028】
更に、上記各パターンに対して、各部の詳細な形状、大きさ、配置、色等をアレンジしたサブパターンもそれぞれ準備されている。各種パターン、およびサブパターンには、予め優先順位が設けられている。
【0029】
クラウド120上のAI学習部122は、ユーザが携帯する携帯端末機130から入力されたユーザの嗜好情報を基に、嗜好画像のデータ(各種パターン、サブパターン)から、嗜好情報に合うように全体をカスタマイズした画像10を学習、設定して、表示制御部111に提供する部位となっている。AI学習部122は、本開示の学習部に対応する。
【0030】
携帯端末機130は、ユーザが携帯する通信機器であり、スマートフォン、タブレット端末、あるいはパーソナルコンピュータ等である。携帯端末機130は、ここでは、スマートフォンが使用されている。携帯端末機130には、予め、表示部110における画像10のカスタマイズのためのアプリケーションがインストールされており、クラウド120上のAI学習部122との通信(インターネットによるアクセス)が可能となっている。
【0031】
携帯端末機130では、画像10のカスタマイズにかかる嗜好情報の入力、および、AI学習部122にてカスタマイズ(学習)された画像10の各種パターン、サブパターンの選択入力(承認)等が可能となっている。
【0032】
表示装置100の構成は上記のようになっており、以下、表示装置100の作動、および作用効果について説明する。
【0033】
まず、ユーザは、携帯端末機130のカスタマイズのためのアプリケーションを立ち上げ、本人の属性(年齢、性別等)、および嗜好情報を入力する。嗜好情報は、例えば、「安全」、「スポーツ」、「エコ」といった、簡単な単語表現で画像10のデザインに対する本人の嗜好を示すものとなっている。あるいは、嗜好情報として、上記簡単な単語表現に加えて、「落ち着いた」、「派手な」、「おしゃれ」、「かわいい」等の付加表現を追加するようにしてもよい。
【0034】
ユーザの嗜好情報は、携帯端末機130からクラウド120上のAI学習部122に送信される。AI学習部122では、ユーザが入力した嗜好情報を基に、記憶部121の嗜好画像のデータから、嗜好情報に合うように全体をカスタマイズした画像10(例えば、
図3~
図5等のいずれかのパターン画像)を学習、設定する。このとき、AI学習部122は、カスタマイズした画像10として、パターン画像に加えて、いくつかの別の(複数の)サブパターン画像も優先順位を付けて学習、設定するとよい。
【0035】
そして、AI学習部122は、学習、設定したカスタマイズした画像10(パターン画像、あるいは、パターン画像およびサブパターン画像)を、対応サンプルとしてユーザの携帯端末機130に送信する。ユーザは、携帯端末機130上で、対応サンプルを確認して、承認(あるいは、拒絶)の入力を行う。上記のように、AI学習部122は、複数のサブパターン画像を含むように対応サンプルを準備することで、ユーザの選択に基づく承認が得られやすくなる。
【0036】
承認されたパターン画像(あるいはサブパターン画像)は、記憶部121に記憶(蓄積)され、AI学習部122にて、次のカスタマイズの学習に活用されることになる。
【0037】
携帯端末機130にて、ユーザの承認の入力が行われると、表示制御部111は、AI学習部122から、承認の得られた嗜好画像のデータ(パターン画像のデータ)をダウンロードして、カスタマイズされた画像10を表示部110に表示する。
【0038】
以上のように、本実施形態によれば、ユーザの嗜好情報からAI学習部122の学習によって、表示する画像10の全体がカスタマイズ設定され、表示制御部111部に提供されて、表示部110での表示が可能となるので、個々の表示項目画像に対して1つずつ入力設定する場合に比べて、カスタマイズのための操作を簡単にすることができる。
【0039】
また、ユーザの嗜好に対応するための嗜好画像のデータは、クラウド120上の記憶部121にビッグデータとして記憶されており、この嗜好画像のデータを用いることで、多様なユーザの嗜好に合ったカスタマイズが可能となる。
【0040】
また、AI学習部122は、カスタマイズした画像10(対応サンプル)を携帯端末機130に出力して、ユーザの承認を得た後に、表示制御部111に提供するようにしている。これにより、ユーザの納得したカスタマイズが可能となる。
【0041】
また、AI学習部122は、複数のカスタマイズした画像10を学習、設定し、複数のカスタマイズした画像10を携帯端末機130に出力して、選択に基づくユーザの承認を得るようにしている。これにより、ユーザは、容易に、嗜好に合った画像10を設定することができる。
【0042】
(第2実施形態)
第2実施形態の表示装置100Aを
図6に示す。第2実施形態の表示装置100Aは、上記第1実施形態の表示装置100に対して、AI学習部122は、車両制御部5から走行状況の情報を入手し、ユーザの嗜好情報に加えて、走行状況の情報も加味して、カスタマイズした画像10を学習、設定するようにしたものである。
【0043】
例えば、走行状況の情報から、AI学習部122は、このユーザは、急なアクセルやブレーキの操作がなく、落ち着いた運転(安全運転)を常日頃から心がけている、あるいは、急なアクセル操作が多く、スポーツ感覚の運転が多い等、ユーザの運転傾向をある程度把握することが可能となる。
【0044】
よって、AI学習部122は、ユーザの携帯端末機130から入力される嗜好情報に加えて、実際の走行状況の情報も記憶部121に記憶(蓄積)して、カスタマイズに活用していくことで、よりユーザの嗜好に合ったカスタマイズの画像10を形成することが可能となる。
【0045】
(その他の実施形態)
この明細書および図面等における開示は、例示された実施形態に制限されない。開示は、例示された実施形態と、それらに基づく当業者による変形態様を包含する。例えば、開示は、実施形態において示された部品および/または要素の組み合わせに限定されない。開示は、多様な組み合わせによって実施可能である。開示は、実施形態に追加可能な追加的な部分をもつことができる。開示は、実施形態の部品および/または要素が省略されたものを包含する。開示は、1つの実施形態と他の実施形態との間における部品および/または要素の置き換え、または組み合わせを包含する。開示される技術的範囲は、実施形態の記載に限定されない。開示されるいくつかの技術的範囲は、請求の範囲の記載によって示され、更に請求の範囲の記載と均等の意味および範囲内での全ての変更を含むものと解されるべきである。
【0046】
また、上記各実施形態では、表示部110として、車両のコンビネーションメータに適用した例を説明したが、これに限らず、ヘッドアップディスプレイ装置、カーナビゲーション装置、あるいは車両空調装置等の表示部110として適用してもよい。
【符号の説明】
【0047】
6 車両センサ
10 画像
100 表示装置
110 表示部
111 表示制御部
120 クラウド
121 記憶部
122 AI学習部(学習部)
130 携帯端末機