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▶ 株式会社イミテックの特許一覧

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  • 特開-遊戯店の賞品交換システム 図1
  • 特開-遊戯店の賞品交換システム 図2
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  • 特開-遊戯店の賞品交換システム 図4
  • 特開-遊戯店の賞品交換システム 図5
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024008755
(43)【公開日】2024-01-19
(54)【発明の名称】遊戯店の賞品交換システム
(51)【国際特許分類】
   A63F 7/02 20060101AFI20240112BHJP
   A63F 5/04 20060101ALI20240112BHJP
【FI】
A63F7/02 329
A63F5/04 685
【審査請求】未請求
【請求項の数】2
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2022120985
(22)【出願日】2022-07-08
(71)【出願人】
【識別番号】519073656
【氏名又は名称】株式会社イミテック
(72)【発明者】
【氏名】峰晴 正行
【テーマコード(参考)】
2C088
2C182
【Fターム(参考)】
2C088BC80
2C088CA02
2C088CA27
2C182EA27
(57)【要約】      (修正有)
【課題】従来は有人で行なわれていた賞品交換業務を、セルフサービス方式に変えた賞品管理システムを提供する。
【解決手段】賞品交換カウンターで賞品に交換する遊戯客と、統括部のガイド者とを、インターネット回線でリモートアクセスサービスにアクセスできるようにして、賞品交換カウンター部の案内表示部にガイド者の撮影画像もしくはアニメ画像を表示して、賞品交換の手順をリモートで案内する。また、リモートによる案内によって、統轄部のガイド者が複数の遊戯店の案内ができるようにして一層の合理化を計った。
【選択図】図5
【特許請求の範囲】
【請求項1】
遊戯店において、遊戯客が獲得したパチンコ玉またはスロットルメタルの獲得数を磁気記録したカードまたは印字されたレシートの読み取り機と、前記読み取り機に対応して賞品を払い出す賞品払い出し機とが、設置された賞品交換カウンター部に、賞品の交換手順を案内する案内表示部が設けられており、
該案内表示部にコンピュータを接続するともに、遊戯店の統括部に統括コンピュータを設け、
前記案内表示部の前記コンピュータと、前記統括部の前記統括コンピュータとを、インターネット回線を経由してリモートアクセスサービスに接続し、
前記案内表示部および、前記統括部の前記コンピュータは、カメラとマイクおよびリモートアクセスソフトを内臓もしくは外付けしており、
遊戯客が、前記遊戯店で獲得したパチンコ玉またはスロットルメタルの数に対応した賞 品と交換する交換手順がわからない時に、前記賞品交換カウンター部に設けられている 前記コンピュータにアクセスすることで、
前記統括部の前記統括コンピュータに待機しているガイド者の撮影動画または、該ガイド者のアニメ動画を前記案内表示部に表示するとともに、前記遊戯客と前記ガイド者との双方向の通話によって、
前記遊戯客に、リモートで賞品交換の手順を案内するようにしたことを特徴する遊戯店の賞品交換システム。
【請求項2】
前記遊戯店は複数店であり、該複数の遊戯店の夫々における前記賞品交換カウンター部に前記案内表示部および、該案内表示部に接続して前記コンピュータが設けられており、
前記複数の案内表示部の前記コンピュータと、前記統括部の前記統括コンピュータとを、
インターネット回線を経由してリモートアクセスサービスに接続して、
遊戯客が、前記遊戯店で獲得したパチンコ玉またはメタルの数に対応した賞品と交換する交換手順がわからない時に、前記複数の賞品交換カウンター部に設けられている前記コンピュータにアクセスすることで、
前記統括部の前記統括コンピュータに待機しているガイド者の撮影動画または、該ガイド者のアニメ動画を、前記案内表示部に表示するとともに前記遊戯客と前記ガイド者との双方向の通話によって、
前記遊戯客に、リモートで賞品交換の手順を案内するようにしたことを特徴する前記請求項1に記載の遊戯店の賞品交換システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、パチンコ店やスロットル店において、遊戯客が獲得したパチンコ玉またはスロットルメタルを賞品に交換する賞品交換システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、パチンコ店またはスロットル店で遊戯客が獲得したパチンコ玉またはスロットルメタルは、遊戯客が賞品交換カウンター部でセルフサービス方式で賞品に交換するようにしている。
【0003】
図1で示したように前記賞品交換カウンター部1は、読み取り機2と、賞品払い出し機3および端玉の賞品交換部4とで構成されている。
遊戯客は、獲得したパチンコ玉またはスロットルメタルを、一旦、磁気記録カードまたは印字レシートに替えて、当該磁気記録カードまたは印字レシートを、前記読み取り機2に読み込ませることで、前記パチンコ玉数またはスロットルメタル数に対応した賞品が払い出し機3から払い出され、賞品数で割り切れなかった端数玉または端数メタルに相当する賞品は、端玉の賞品交換部4で端玉賞品と交換するようにしている。
【発明の概要】
【発明が解決する課題】
【0004】
然しながら、前記賞品の交換がセルフサービスで行われているケースでは、遊戯客が前記賞品の交換手順が理解できない場合が多く、当該賞品交換カウンター部を完全に無人化することができず、本来の合理化の目的に齟齬が生じていた。
また、前述の問題は特に複数店舗を経営している当該企業において一層顕著であった。
一方、前述の遊戯客からの問い合わせの対応は、賞品交換カウンター部に専従者を配置せずに、店内管理者に兼務させているケースが多く、顧客サービスおよび保安上の面で問題があった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
この発明の賞品交換システムは、遊戯店において、遊戯客が獲得したパチンコ玉またはスロットルメタルの獲得数を磁気記録したカードまたは印字されたレシートの読み取り機と、前記読み取り機に対応して賞品を払い出す賞品払い出し機とが、設置された賞品交換カウンター部に、賞品の交換手順を案内する案内表示部が設けられており、該案内表示部にコンピュータを接続するともに、遊戯店の統括部に統括コンピュータを設け、前記案内表示部の前記コンピュータと、前記統括部の前記統括コンピュータとを、インターネット回線を経由してリモートアクセスサービスに接続し、前記案内表示部および、前記統括部の前記コンピュータは、カメラとマイクおよびリモートアクセスソフトを内臓もしくは外付けしており、遊戯客が、前記遊戯店で獲得したパチンコ玉またはスロットルメタルの数に対応した賞品と交換する交換手順がわからない時に、前記賞品交換カウンター部に設けられている前記コンピュータにアクセスすることで、前記統括部の前記統括コンピュータに待機しているガイド者の撮影動画または、該ガイド者のアニメ動画を前記案内表示部に表示するとともに、前記遊戯客と前記ガイド者との双方向の通話によって、前記遊戯客に、リモートで賞品交換の手順を案内するようにした。
【0006】
前記遊戯店は複数店であり、該複数の遊戯店の夫々における前記賞品交換カウンター部に前記案内表示部および、該案内表示部に接続して前記コンピュータが設けられており、前記複数の案内表示部の前記コンピュータと、前記統括部の前記統括コンピュータとを、インターネット回線を経由してリモートアクセスサービスに接続して、遊戯客が、前記遊戯店で獲得したパチンコ玉またはメタルの数に対応した賞品と交換する交換手順がわからない時に、前記複数の賞品交換カウンター部に設けられている前記コンピュータにアクセスすることで、前記統括部の前記統括コンピュータに待機しているガイド者の撮影動画または、該ガイド者のアニメ動画を、前記案内表示部に表示するとともに前記遊戯客と前記ガイド者との双方向の通話によって、前記遊戯客に、リモートで賞品交換の手順を案内するようにした。
【発明の効果】
【0007】
この発明の賞品交換システムは前述の構成であり、遊戯客が獲得したパチンコ玉またはスロットルメタルを賞品交換カウンターで交換するにあたり、当該交換の手順が理解できない場合は、遊戯客が案内表示部を介して統括部のガイド者とリモートによる直接通話によって賞品の交換することができる。
また、前記のガイド者を賞品交換カウンター部に配置する必要がなく、統括部の統括コンピューで対応できるので、ガイド者は他業務と兼務しながら必要に応じて賞品の交換の案内をすれば良いものであり、賞品交換をセルフサービスとした本来の合理化の主旨に叶ったサービスを提供できる。
また、遊戯店を複数店舗運営する企業においては、企業の統括部に前記ガイド者を配置することで、複数店に対してリモートで案内できるので前述の合理化が顕著となる。
また、案内表示部にガイド者の臨場感のある撮影動画またはアニメ動画で写しだされるので、遊戯者にたいする防犯面での効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】賞品交換カウンター部の説明図。
図2】賞品交換システムの説明図。
図3】案内表示部に、ガイド者が動画またはアニメ動画で表示されている状態を示す。
図4】単独遊戯店におけるリモートアクセスの接続状態を示す説明図。
図5】複数遊戯店におけるリモートアクセスの接続状態を示す説明図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
この発明は、遊戯店の賞品交換システムに関し、以下、図1図5を参照してこの発明を説明する。
図1で示したように、パチンコ店またはスロットル店の遊戯客が獲得したパチンコ玉またはスロットルメタルは、セルフサービスの賞品交換カウンター部1で賞品に交換される。
前記賞品交換カウンター部1は、読み取り機2、案内表示部5、賞品払い出し機3、および端玉の賞品交換部4とで構成され、カウンター6に配置されている。
遊戯客が獲得したパチンコ玉またはスロットルメタルを当該商品交換カウンター部1で賞品に交換するにあたり、当該パチンコ玉またはスロットルメタルの獲得数を磁気記録したカード7または印字されたレシート8を、読み取り機2に読み込ませると、案内表示部5には獲得したパチンコ玉またはスロットルメタルの数量と、交換される賞品9の種類と数量および、賞品交換数で割り切れない端数に対応した端玉賞品が表示される。
次いで、遊戯客が案内表示部4の内容を了承して実行スイッチ10を押すと、案内表示部5に表示されていた賞品9が賞品払い出し機3から払い出され、同様にして案内表示部5に表示されていた端玉の賞品交換部4で、遊戯客は端玉賞品を受け取るようにしている。
案内表示部5は液晶または有機EL等のモニターであり、画面がタッチパネル式の場合は、前記実行スイッチ10の機能は案内表示部5に備えられている。
【0010】
一方、読み取り機2は、当該遊戯店の会員カードの読み取りと、前記獲得パチンコ玉数またはスロットルメタル数を磁気記録した一般カードの読み取りと、前記獲得パチンコ玉数またはスロットルメタル数を印字したレシートを読み取るための夫々独立した読み取り機2、または前記読み取りを複合的に行なう読み取り機2とするケースもあり遊戯店によって多様である。
而して、案内表示部5には、前述の多様な交換手段が表示されるものであり、遊戯客はセルフサービス方式で、賞品9および端玉賞品に交換する手順が理解できないケースが多々あり、遊戯店内の管理者がその都度に対応せざるを得なかった。
この発明の賞品交換システムは、当該セルフサービス方式本来の無人化を計るものであり、図4および図5に示したように、前記案内表示部5にコンピュータ12を接続して、このコンピーュータ12と、統括部13に設けた統括コンピュータ14とを、インターネット回線を利用してリモートアクセスサービスに接続して、前記遊戯客に対して統括部13のガイド者がリモートで案内できるようにしている。
【0011】
案内表示部5は、カメラとマイクおよびリモートソフト等のリモート機器15が内臓もしくは外付けされ、一方、統括部13の統括コンピュータ14も前記同様にしてリモート機器16が外付けもしくは内臓されている。
図4では、1つの遊戯店の賞品交換カウンター部1に設置されているコンピュータ12と、統括部13の統括コンピュータ14とがリモート接続されており、統括部13で他業務と兼務するガイド者が遊戯客のアクセスに応じて賞品交換の手順を案内する。
図5は、統括部13の統括コンピュータ14が複数の遊戯店の複数のコンピュータ12とリモート接続されており、統括部13のガイド者が、複数遊戯店の賞品交換カウンター部1の案内表示部5によって、個々の遊戯客のアクセスに対応するようにしている。
【0012】
図2で示したコンピュータ12のCPU17と、案内表示メモリーのROM18および案内表示データの作業用RAM19は、夫々、表示部制御回路20、案内表示部5、読み取り機2および賞品払い出し機3と接続している。
図3は、案内表示部5の表示画面の一例を示し、統括部13のガイド者の撮影動画もしくは、事前に設定されているガイド者のアニメ動画が表示されるとともに、ガイド者は遊戯客との直接通話によって賞品の交換手順を案内するようにしている。
【符号の説明】
【0013】
1・・・賞品交換カウンター部
2・・・読み取り機
3・・・賞品払い出し機
4・・・端玉の賞品交換部
5・・・案内表示部
12・・・コンピュータ
13・・・統括部
14・・・統括コンピュータ
図1
図2
図3
図4
図5