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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024008778
(43)【公開日】2024-01-19
(54)【発明の名称】カートリッジアセンブリ
(51)【国際特許分類】
   H01M 8/249 20160101AFI20240112BHJP
   H01M 8/2475 20160101ALI20240112BHJP
   H01M 8/247 20160101ALI20240112BHJP
【FI】
H01M8/249
H01M8/2475
H01M8/247
【審査請求】未請求
【請求項の数】16
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022173056
(22)【出願日】2022-10-28
(31)【優先権主張番号】10-2022-0083386
(32)【優先日】2022-07-06
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】507098483
【氏名又は名称】ヒュンダイ・モービス・カンパニー・リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110000154
【氏名又は名称】弁理士法人はるか国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】キム チャン ギ
(72)【発明者】
【氏名】チョイ ヒュン キュ
(72)【発明者】
【氏名】キム バエ ジュン
(72)【発明者】
【氏名】キム ヒュン ジョン
(72)【発明者】
【氏名】キム ソン フィ
【テーマコード(参考)】
5H126
【Fターム(参考)】
5H126AA22
5H126AA25
5H126AA28
5H126JJ03
(57)【要約】
【課題】本発明は、カートリッジアセンブリに関する。
【解決手段】カートリッジアセンブリは、上下に開口される上部ボディーと、上下に開口され、前記上部ボディーと結合し、前記上部ボディーとともに内部にセルが上下に積層可能な内部空間を定義する下部ボディーを有するボディー部、および、前記上部ボディーの上側に形成された上部開口をカバーする上部カバーと、前記下部ボディーの下側に形成された下部開口をカバーする下部カバーを有するカバー部を含むカートリッジを含み、前記カートリッジは、複数で備えられて上下方向に積層され、前記カートリッジは、上側または下側に隣接して配置された他のカートリッジと固定結合するための連結部を含むことができる。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
上下に開口される上部ボディーと、上下に開口され、前記上部ボディーと結合し、前記上部ボディーとともに内部にセルが上下に積層可能な内部空間を定義する下部ボディーを有するボディー部、および、前記上部ボディーの上側に形成された上部開口をカバーする上部カバーと、前記下部ボディーの下側に形成された下部開口をカバーする下部カバーを有するカバー部を含むカートリッジを含み、
前記カートリッジは、複数で備えられて上下方向に積層され、
前記カートリッジは、
上側または下側に隣接して配置された他のカートリッジと固定結合するための連結部を含む、カートリッジアセンブリ。
【請求項2】
前記連結部は、
前記上部ボディーの上側から上方に突出した形状を有する上部凸領域と、
前記下部ボディーの下側から下方に突出した形状を有する下部凸領域とを含み、
前記上部凸領域は、
前記上部ボディーの上面から前記上部開口側に向かって突出し、
前記下部凸領域は、
前記下部ボディーの下面から前記下部開口側に向かって突出する、請求項1に記載のカートリッジアセンブリ。
【請求項3】
前記連結部は、
前記上部凸領域の位置に対応する前記下部ボディーおよび前記下部カバーの位置に陥没形成され、前記上部凸領域が挿入されるように設けられる下部凹領域と、
前記下部凸領域の位置に対応する前記上部ボディーおよび前記上部カバーの位置に陥没形成され、前記下部凸領域が挿入されるように設けられる上部凹領域とを含む、請求項2に記載のカートリッジアセンブリ。
【請求項4】
前記上部凸領域および前記上部凹領域は、複数個で形成され、前記上部ボディーの上側の周縁に沿って交互に配列される、請求項3に記載のカートリッジアセンブリ。
【請求項5】
前記上部ボディーは、前記下部ボディーの側面のうち上側を囲むように配置され、
前記ボディー部は、
前記下部ボディーの上側から下方に陥没形成される結合凹部と、前記上部ボディーのうち前記結合凹部に対応する位置から内側に向かって突出し、前記結合凹部に挿入されるように設けられる結合凸部材とを含む、請求項1に記載のカートリッジアセンブリ。
【請求項6】
前記ボディー部は、
前記下部ボディーから内側に向かって突出形成され、且つ前記セルが陥没した領域に対応する形状を有する整列部材をさらに含む、請求項1に記載のカートリッジアセンブリ。
【請求項7】
前記整列部材は、
上側に延びる形状を有し、互いに離隔する一対の延長部分と、
一対の前記延長部分の間に形成される挿入凹部と、
下方に配置された他のカートリッジの整列部材の挿入凹部に挿入されるために、前記挿入凹部に対応する形状を有し、前記挿入凹部に対応する位置から下側に突出する第1挿入部分とを含む、請求項6に記載のカートリッジアセンブリ。
【請求項8】
前記ボディー部は、
前記上部ボディーの上側から内側に向かって突出し、且つ前記挿入凹部に対応する形状を有する第2挿入部分をさらに含み、
前記第2挿入部分は、
上側に配置された他のカートリッジの第1挿入部分に比べて下側に配置され、
前記挿入凹部の上下方向の長さは、前記第2挿入部分の上下方向の長さおよび前記第1挿入部分の上下方向の長さの和に比べて長く形成される、請求項7に記載のカートリッジアセンブリ。
【請求項9】
前記ボディー部は、
前記下部ボディーから側方に向かって突出し、中央に上下に貫通する締結孔が形成される下部締結部材と、
前記上部ボディーから突出し、且つ下方に向かって延び、前記締結孔にスナップフィット結合するように設けられる上部締結部材とをさらに含む、請求項1に記載のカートリッジアセンブリ。
【請求項10】
前記連結部は、
前記上部ボディーの上側に突出するボルトヘッドと、
前記ボルトヘッドから下側に延び、前記上部ボディーおよび前記下部ボディーを貫通するボルト挿入孔に挿入されるように設けられるボルトボディーとを含み、
前記ボルトヘッドは、前記ボルト挿入孔より面積が大きく形成され、
前記ボルト挿入孔の上下方向の長さは、前記ボルトボディーの上下方向の長さより長く形成される、請求項1に記載のカートリッジアセンブリ。
【請求項11】
前記カートリッジは、
前記ボディー部の周縁を囲むように設けられるテンションバーをさらに含み、
前記テンションバーは、
前記上部ボディーの上面に接触する上部接触部分と、
前記下部ボディーの下面に接触する下部接触部分と、
前記上部接触部分と前記下部接触部分を互いに弾性的に連結する弾性部分とを含む、請求項1に記載のカートリッジアセンブリ。
【請求項12】
前記連結部は、
前記上部ボディーから上方に突出する連結凸部と、
前記下部ボディーのうち前記連結凸部に対応する位置に前記連結凸部に対応する形状に形成される連結凹部とを含み、
前記連結凸部は、前記上部ボディーのうち前記上部接触部分に接触していない領域である上部未接触領域に形成され、
前記連結凹部は、前記下部ボディーのうち前記下部接触部分に接触していない領域である下部未接触領域に形成される、請求項11に記載のカートリッジアセンブリ。
【請求項13】
前記上部ボディーおよび前記下部ボディーの側面には、上下方向に貫通形成される貫通孔が形成され、
前記連結部は、
前記貫通孔を上方に貫通してスナップフィット結合するスナップフィット部材を含み、
前記スナップフィット部材は、前記上部ボディーの上方に突出する突出領域を含む、請求項1に記載のカートリッジアセンブリ。
【請求項14】
前記連結部は、
前記スナップフィット部材の下側に形成され、下方に開口される連結開口をさらに含み、
前記連結開口は、下方に隣接して配置された他のカートリッジの突出領域が挿入されるように設けられる、請求項13に記載のカートリッジアセンブリ。
【請求項15】
前記連結開口の上下方向の長さは、前記突出領域の上下方向の長さに対応する、請求項14に記載のカートリッジアセンブリ。
【請求項16】
前記貫通孔の上下方向の長さは、
前記スナップフィット部材の上下方向の長さより短く形成される、請求項13に記載のカートリッジアセンブリ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、カートリッジアセンブリに関する。
【背景技術】
【0002】
燃料電池単位セルは、バイポーラプレート(空気極と水素極)およびMEA(Membrane Electrode Assembly)から構成され、単位セルの内部は、水素部、空気部、冷却部の三つの区画に分けられる。それぞれの流体(水素、空気、冷却水)は、互いの気密の構造によって独立して流れる。
【0003】
一方、単位セルだけでは、目標とする出力を達成することができないため、このような複数の単位セルを繰り返して積層および締結して目標出力を満たすことができる燃料電池スタックを作製する。
【0004】
従来の燃料電池スタックは、その修理過程が非常に複雑であり、特定のセルを入れ替えるために、全体のスタックを分離しなければならない不都合があった。また、その過程で、バイポーラプレートの変形やMEAの損傷などを引き起こし、機能の消失とコストアップをもたらす場合が発生した。また、特殊な環境でスタックを入れ替えなければならないため、スタックの全体を入れ替えることが、かえって合理的な場合も発生していた。
【0005】
また、従来の燃料電池スタックは、スタックを締結する前までに単位セルの気密の確保が不可能であり、AS過程で分解する時に、MEAが外部に露出して性能の低下を引き起こす問題があった。
【0006】
また、従来の燃料電池スタックは、多数の単位セルが積層される過程で座屈が発生しやすく、座屈による性能の不均衡と気密性能の不足が発生する問題があった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明の課題は、スタックの修理が容易なカートリッジアセンブリを提供することである。
【0008】
また、本発明の課題は、スタック締結の前に単位セルの気密が確保されることができるカートリッジアセンブリを提供することである。
【0009】
また、本発明の課題は、カートリッジ間の整列が容易なカートリッジアセンブリを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
一例において、カートリッジアセンブリは、上下に開口される上部ボディーと、上下に開口され、前記上部ボディーと結合し、前記上部ボディーとともに内部にセルが上下に積層可能な内部空間を定義する下部ボディーを有するボディー部、および、前記上部ボディーの上側に形成された上部開口をカバーする上部カバーと、前記下部ボディーの下側に形成された下部開口をカバーする下部カバーを有するカバー部を含むカートリッジを含み、前記カートリッジは、複数で備えられて上下方向に積層され、前記カートリッジは、上側または下側に隣接して配置された他のカートリッジと固定結合するための連結部を含むことができる。
【0011】
他の例において、前記連結部は、前記上部ボディーの上側から上方に突出した形状を有する上部凸領域と、前記下部ボディーの下側から下方に突出した形状を有する下部凸領域とを含み、前記上部凸領域は、前記上部ボディーの上面から前記上部開口側に向かって突出し、前記下部凸領域は、前記下部ボディーの下面から前記下部開口側に向かって突出することができる。
【0012】
さらに他の例において、前記連結部は、前記上部凸領域の位置に対応する前記下部ボディーおよび前記下部カバーの位置に陥没形成され、前記上部凸領域が挿入されるように設けられる下部凹領域と、前記下部凸領域の位置に対応する前記上部ボディーおよび前記上部カバーの位置に陥没形成され、前記下部凸領域が挿入されるように設けられる上部凹領域とを含むことができる。
【0013】
さらに他の例において、前記上部凸領域および前記上部凹領域は、複数個で形成され、前記上部ボディーの上側の周縁に沿って交互に配列されることができる。
【0014】
さらに他の例において、前記上部ボディーは、前記下部ボディーの側面のうち上側を囲むように配置され、前記ボディー部は、前記下部ボディーの上側から下方に陥没形成される結合凹部と、前記上部ボディーのうち前記結合凹部に対応する位置から内側に向かって突出し、前記結合凹部に挿入されるように設けられる結合凸部材とを含むことができる。
【0015】
さらに他の例において、前記ボディー部は、前記下部ボディーから内側に向かって突出形成され、且つ前記セルが陥没した領域に対応する形状を有する整列部材をさらに含むことができる。
【0016】
さらに他の例において、前記整列部材は、上側に延びる形状を有し、互いに離隔する一対の延長部分と、一対の前記延長部分の間に形成される挿入凹部と、下方に配置された他のカートリッジの整列部材の挿入凹部に挿入されるために、前記挿入凹部に対応する形状を有し、前記挿入凹部に対応する位置から下側に突出する第1挿入部分とを含むことができる。
【0017】
さらに他の例において、前記ボディー部は、前記上部ボディーの上側から内側に向かって突出し、且つ前記挿入凹部に対応する形状を有する第2挿入部分をさらに含み、前記第2挿入部分は、上側に配置された他のカートリッジの第1挿入部分に比べて下側に配置され、前記挿入凹部の上下方向の長さは、前記第2挿入部分の上下方向の長さおよび前記第1挿入部分の上下方向の長さの和に比べて長く形成されることができる。
【0018】
さらに他の例において、ボディー部は、前記下部ボディーから側方に向かって突出し、中央に上下に貫通する締結孔が形成される下部締結部材と、前記上部ボディーから突出し、且つ下方に向かって延び、前記締結孔にスナップフィット(snap fit)結合するように設けられる上部締結部材とをさらに含むことができる。
【0019】
さらに他の例において、前記連結部は、前記上部ボディーの上側に突出するボルトヘッドと、前記ボルトヘッドから下側に延び、前記上部ボディーおよび前記下部ボディーを貫通するボルト挿入孔に挿入されるように設けられるボルトボディーとを含み、前記ボルトヘッドは、前記ボルト挿入孔より面積が大きく形成され、前記ボルト挿入孔の上下方向の長さは、前記ボルトボディーの上下方向の長さより長く形成されることができる。
【0020】
さらに他の例において、前記カートリッジは、前記ボディー部の周縁を囲むように設けられるテンションバーをさらに含み、前記テンションバーは、前記上部ボディーの上面に接触する上部接触部分と、前記下部ボディーの下面に接触する下部接触部分と、前記上部接触部分と前記下部接触部分を互いに弾性的に連結する弾性部分とを含むことができる。
【0021】
さらに他の例において、前記連結部は、前記上部ボディーから上方に突出する連結凸部と、前記下部ボディーのうち前記連結凸部に対応する位置に前記連結凸部に対応する形状に形成される連結凹部とを含み、前記連結凸部は、前記上部ボディーのうち前記上部接触部分に接触していない領域である上部未接触領域に形成され、前記連結凹部は、前記下部ボディーのうち前記下部接触部分に接触していない領域である下部未接触領域に形成されることができる。
【0022】
さらに他の例において、前記上部ボディーおよび前記下部ボディーの側面には、上下方向に貫通形成される貫通孔が形成され、前記連結部は、前記貫通孔を上方に貫通してスナップフィット(snap-fit)結合するスナップフィット部材を含み、前記スナップフィット部材は、前記上部ボディーの上方に突出する突出領域を含むことができる。
【0023】
さらに他の例において、前記連結部は、前記スナップフィット部材の下側に形成され、下方に開口される連結開口をさらに含み、前記連結開口は、下方に隣接して配置された他のカートリッジの突出領域が挿入されるように設けられることができる。
【0024】
さらに他の例において、前記連結開口の上下方向の長さは、前記突出領域の上下方向の長さに対応することができる。
【0025】
さらに他の例において、前記貫通孔の上下方向の長さは、前記スナップフィット部材の上下方向の長さより短いことができる。
【発明の効果】
【0026】
本発明によると、5個~10個の単位セルを一つのカートリッジに保管するようになることから、カートリッジ別に入れ替えおよび検査を行うことができ、スタックの修理が容易になることができ、スタックの締結前にもセルの気密を確保することができる。
【0027】
また、本発明によると、カートリッジを互いに整列させて連結する連結部を含むことから、カートリッジの積層が容易になり、座屈の発生が減少することができる。
【図面の簡単な説明】
【0028】
図1】本発明の実施例1によるカートリッジアセンブリを図示した図である。
図2】本発明の実施例1によるカートリッジアセンブリのカートリッジを図示した図である。
図3図2から上部カバーを除去した様子を図示した図である。
図4】本発明の実施例1によるカートリッジアセンブリの上部ボディーを図示した図である。
図5】本発明の実施例1によるカートリッジアセンブリの下部ボディーおよび下部カバーを図示した図である。
図6】上下に配置された二つのカートリッジが互いに連結される前の状態である時の連結部を図示した図である。
図7】上下に配置された二つのカートリッジが互いに連結された後の状態である時の連結部を図示した図である。
図8】整列部材およびセルを上側から見た様子を図示した図である。
図9】上部ボディーおよび下部ボディーが圧着される前の状態である整列部材および第2挿入部分を図示した図である。
図10】上下に配置された二つのカートリッジの整列部材が互いに連結される前の状態を図示した図である。
図11】上下に配置された二つのカートリッジの整列部材が互いに連結された後の状態を図示した図である。
図12】本発明の実施例2によるカートリッジアセンブリを図示した概念図である。
図13】本発明の実施例2によるカートリッジアセンブリのカートリッジを図示した図である。
図14】本発明の実施例3によるカートリッジアセンブリを図示した概念図である。
図15】本発明の実施例3によるカートリッジアセンブリのカートリッジを図示した図である。
図16】本発明の実施例3によるカートリッジアセンブリのカートリッジから上部カバーおよび下部カバーを除去した様子を図示した図である。
図17】本発明の実施例4によるカートリッジアセンブリを図示した概念図である。
図18】本発明の実施例4によるカートリッジアセンブリのカートリッジを図示した図である。
図19図18を上下反転させた図である。
図20図18から連結部を除去した図である。
図21】本発明の実施例4によるカートリッジアセンブリの連結部を図示した図である。
図22図21を上下反転させた図である。
【発明を実施するための形態】
【0029】
以下、本発明の一部の実施例について例示的な図面により詳細に説明する。各図面の構成要素に参照符号を付けるに際し、同じ構成要素に対しては、異なる図面に表示されていても、できるだけ同じ符号を有するようにしている。また、本発明の実施例を説明するに際し、関連する公知の構成または機能に関する具体的な説明が本発明の実施例に関する理解を妨害すると判断した場合、その詳細な説明は省略する。
【0030】
以下では、本発明によるカートリッジアセンブリは、内部に燃料電池セルを含むカートリッジを複数個組み立てたカートリッジアセンブリである。本発明によるカートリッジアセンブリの実施例は、内部にセルが積層可能な内部空間を含み、隣り合うカートリッジの間に整列が可能な構造を有することを共通の特徴として有する。
【0031】
本発明によるとカートリッジ単位でカートリッジアセンブリを形成してスタックを製造することができ、燃料電池セルのみを積層してスタックを製造する場合に比べて剛性が確保されることができる。また、燃料電池セルを外部に露出させないこともでき、MEAの露出によって発生し得る電池性能の低下が減少することができる。
【0032】
また、本発明によると、隣り合うカートリッジの間に整列が可能な構造を有することから、セルの積層過程で発生する座屈による性能の不均衡および気密性能の不足を解消することができる。
【0033】
以下では、実施例1~4によるカートリッジアセンブリについて詳述する。
【0034】
<実施例1によるカートリッジアセンブリ>
本発明の実施例1によるカートリッジアセンブリは、燃料電池セルを内部に含むことができるカートリッジを積層組み立てたカートリッジアセンブリに関する。図1は本発明の実施例1によるカートリッジアセンブリを図示した図である。
【0035】
本発明の実施例1によるカートリッジアセンブリは、カートリッジ100を含むことができる。図2は本発明の実施例1によるカートリッジアセンブリのカートリッジ100を図示した図である。
【0036】
カートリッジ100は、複数で備えられて上下方向に沿って積層されることができる。すなわち、カートリッジ100は、上下に整列および積層されてカートリッジアセンブリを形成することができる。
【0037】
カートリッジ100は、ボディー部110と、カバー部120と、連結部130とを含むことができる。
【0038】
ボディー部110
図3図2から後述する上部カバーを除去した様子を図示した図である。図4は本発明の実施例1によるカートリッジアセンブリの上部ボディーを図示した図である。図5は本発明の実施例1によるカートリッジアセンブリの下部ボディー112および下部カバー122を図示した図である。
【0039】
ボディー部110は、上部ボディー111および下部ボディー112を含むことができる。上部ボディー111は、上下に開口される形状を有することができる。下部ボディー112は、上下に開口される形状を有することができる。
【0040】
図3に図示されているように、下部ボディー112は、上部ボディー111と結合し、上部ボディー111とともに内部にセルC(図8)が上下に積層可能な内部空間Sを定義することができる。セルCは、内部空間Sの形状に対応する形状を有することができる。セルCは、燃料電池セルであることができる。
【0041】
一例として、内部空間Sには、5個~10個のセルが積層されることができるが、これに限定されるものではなく、ユーザの必要に応じて、積層されることができるセルの個数は変更可能である。
【0042】
一方、上部ボディー111は、下部ボディー112の側面のうち上側を囲むように配置されることができる。これは、上部ボディー111が下部ボディー112を側部から囲む形状を有することを意味し得る。
【0043】
一方、図5に図示されているように、下部ボディー112の上側には、下方に陥没形成される結合凹部113が形成されることができる。結合凹部113は、下部ボディー112の上側の周縁に沿って複数個が形成されることができる。
【0044】
また、図4に図示されているように、上部ボディー111には、結合凸部材114が形成されることができる。結合凸部材114は、上部ボディー111の内側面のうち下部ボディー112に形成される結合凹部113に対応する位置から内側に向かって突出することができる。
【0045】
結合凸部材114は、結合凹部113に挿入されるように設けられることができる。結合凸部材114が結合凹部113に挿入されることにより、カートリッジ100内で上部ボディー111および下部ボディー112は噛み合うように結合することができる。
【0046】
上部ボディー111と下部ボディー112は、上下方向に沿って圧着されることができる。内部空間にセルが完全に配置される前には、セルの配置を安定的にするために、上下に圧着されていない状態を維持することができる。次に、内部空間にセルが完全に配置された後には、圧着を行って、上部ボディー111と下部ボディー112との距離を縮めることができる。それにより、セルを保管するカートリッジの密封性が増大することができる。
【0047】
ボディー部110は、下部締結部材115および上部締結部材116を含むことができる。下部締結部材115は、下部ボディー112から側方に向かって突出することができ、下部締結部材115の中央には、上下に貫通する締結孔115’が形成されることができる。上部締結部材116は、上部ボディー111から突出し、且つ下方に向かって延び、締結孔115’にスナップフィット(snap fit)結合するように設けられることができる。すなわち、上部締結部材116が締結孔115’に向かって上方から近づき、所定の部分が締結孔115’を通過すると、上部締結部材116が上方に移動することが制限されることができる。一例として、上部締結部材が弾性を有することにより、締結孔115’を通過した後、形状が元に戻り、上方への移動が制限されることもでき、上部締結部材が進退可能な突起を有し、突起が進退方向に沿って弾性的に支持される形態を有することもできる。
【0048】
上述の下部締結部材115に向かった上部締結部材116の接近は、上部ボディー111および下部ボディー112の圧着とともに行われることができる。下部締結部材115および上部締結部材116は、上部ボディー111と下部ボディー112の圧着を維持する機能を果たすことができる。
【0049】
下部締結部材115と上部締結部材116は、互いに対応する個数で形成されることができる。一例として、図2に図示されているように、下部締結部材115と上部締結部材116は、それぞれ、4個で形成されることができる。
【0050】
カバー部120
カバー部120は、内部空間Sに位置したセルの気密を維持する役割および電気伝導のための役割を果たすことができる。カバー部120は、上部カバー121および下部カバー122を含むことができる。上部カバー121は、上部開口をカバーすることができる。上部開口は、上部ボディー111の上側に形成されることができる。上部カバー121には、上部孔が形成されることができる。上部孔を介して燃料電池に空気および水素が供給される経路を確保することができ、反応後の水が排出される経路を確保することができる。
【0051】
下部カバー122は、下部開口をカバーすることができる。下部開口は、下部ボディー112の下側に形成されることができる。下部カバー122には、下部孔が形成されることができる。下部孔は、上部孔と同一の役割を果たすことができる。
【0052】
連結部130
図6は上下に配置された二つのカートリッジが互いに連結される前の状態である時の連結部を図示した図である。図7は上下に配置された二つのカートリッジが互いに連結された後の状態である時の連結部を図示した図である。連結部130は、カートリッジ100と上側または下側に隣接して配置された他のカートリッジ100’を互いに固定結合するための構成であることができる。
【0053】
連結部130は、様々な形態を有することができる。すなわち、連結部130は、ある一つのカートリッジ100と上側または下側に隣接して配置された他のカートリッジ100’を互いに固定結合するための構成であれば良く、必ずしもボディー部110またはカバー部120と別の物である必要はない。すなわち、連結部130は、ボディー部110またはカバー部120の一部であり得る。
【0054】
以下では、実施例1によるカートリッジアセンブリの連結部130について詳述する。
【0055】
凸領域、凹領域
連結部130は、上部凸領域131および下部凸領域132を含むことができる。上部凸領域131は、上部ボディー111の上側から上方に突出した形状を有することができる。また、上部凸領域131は、上部ボディー111の上面から上部開口側に向かって突出することができる。これは、上部凸領域131の一部が上部カバー121の上側に位置することを意味し得る。上部凸領域131の一部が上部カバー121の上側に位置することにより、上部カバー121が上方に離脱することを防止することができる。
【0056】
下部凸領域132、132’は、下部ボディー112の下側から下方に突出した形状を有することができる。また、下部凸領域132、132’は、下部ボディー112の下面から下部開口側に向かって突出することができる。これは、下部凸領域132、132’の一部が下部カバー122の下側に位置することを意味し得る。下部凸領域132、132’の一部が下部カバー122の下側に位置することにより、上部カバー121が下方に離脱することを防止することができる。
【0057】
また、上部凸領域131は、上部ボディー111と一体に形成されることができ、下部凸領域132は、下部ボディー112と一体に形成されることができる。
【0058】
連結部130は、下部凹領域133、133’および上部凹領域134を含むことができる。下部凹領域133、133’は、上部凸領域131の位置に対応する下部ボディー112および下部カバー122の位置に陥没形成されることができる。図6および図7を基準にすると、ある一つのカートリッジ100’の下部凹領域133’には、上部凸領域131が挿入されることができる。ここで、上部凸領域131は、ある一つのカートリッジ100’の下方に隣接して位置するカートリッジ100の上部凸領域131であることができる。
【0059】
上部凹領域134は、下部凸領域132の位置に対応する上部ボディー111および上部カバー121の位置に陥没形成されることができる。図6および図7を基準にすると、上部凹領域134には、下部凸領域132’が挿入されることができる。ここで、下部凸領域132’は、図6図7に図示されているように、上方に隣接して位置する他のカートリッジ100’の下部凸領域132’であることができる。
【0060】
上部凸領域131および上部凹領域134は、複数個で形成されることができる。また、上部凸領域131および上部凹領域134は、上部ボディー111の上側の周縁に沿って交互に配列されることができる。
【0061】
下部凸領域132および下部凹領域133は、複数個で形成されることができる。また、下部凸領域132および下部凹領域133は、下部ボディー112の下側の周縁に沿って交互に配列されることができる。
【0062】
整列部材117
図8は整列部材およびセルを上側から見た様子を図示した図である。
【0063】
ボディー部110は、整列部材117をさらに含むことができる。整列部材117は、下部ボディー112から内側に向かって突出形成され、セルCが側方に陥没した領域に対応する形状を有することができる。例えば、セルが前方左右側の角が内側に陥没した形状であるとしたときに、整列部材117は、陥没した領域に対応する形状に突出することができる。整列部材117は、内部空間SにセルCを整列して積層させるための構造であることができる。図8には整列部材117によってセルCが整列された様子が図示されている。
【0064】
一例として、図3に図示されているように、整列部材117は、3個で形成されることができるが、これに限定されるものではなく、セルCの形状に応じて相違することができる。図3に図示されているように、二つの整列部材は、下部ボディー112の側部周縁の角に一つずつ備えられ、残りの一つの整列部材は、下部ボディー112の側部周縁の角から離隔した位置に備えられることができる。
【0065】
一方、整列部材117も連結部の役割を果たすことができる。図9は上部ボディーおよび下部ボディーが圧着される前の状態である整列部材および第2挿入部分を図示した図である。図10は上下に配置された二つのカートリッジの整列部材が互いに連結される前の状態を図示した図である。図11は上下に配置された二つのカートリッジの整列部材が互いに連結された後の状態を図示した図である。以下、整列部材117が連結部の役割を果たすようにする具体的な構造について詳述する。
【0066】
整列部材117は、延長部分117aと、挿入凹部117bと、第1挿入部分117cとを含むことができる。延長部分117aは、上側に延びる形状を有することができる。延長部分117aは、一体に備えられ、互いに水平方向に離隔することができる。離隔した一対の延長部分117aの間には、挿入凹部117bが形成されることができる。第1挿入部分117cは、下方に隣接して配置された他のカートリッジ100の整列部材117の挿入凹部117bに挿入されるための構造であることができる。第1挿入部分117cは、挿入凹部117bに対応する形状を有し、挿入凹部117bに対応する位置から下側に突出することができる。全体的に見ると、整列部材117は、Y字と類似する形状を有することができる。
【0067】
一方、ボディー部110は、第2挿入部分118をさらに含むことができる。第2挿入部分118は、上部ボディー111の上側から内側に向かって突出し、且つ挿入凹部117bに対応する形状を有する部分であることができる。
【0068】
図11に図示されているように、第2挿入部分118は、上側に配置された他のカートリッジ100’の第1挿入部分117c'に比べて下側に配置されることができる。すなわち、挿入凹部117bには、第2挿入部分118が挿入された後、上側に配置された他のカートリッジ100’の第1挿入部分117c’が第2挿入部分118の上側に載置されることができる。第2挿入部分118と第1挿入部分117c’がいずれも挿入凹部117bに挿入されるために、挿入凹部117bの上下方向の長さは、第2挿入部分118の上下方向の長さおよび第1挿入部分117cの上下方向の長さの和に比べて長く形成されることができる。
【0069】
まとめると、本発明の実施例1によるカートリッジアセンブリのカートリッジ100の上部凸領域131は、上側に隣接して配置された他のカートリッジ100’の下部凹領域133'(図6)に挿入される一方、整列部材117の挿入凹部117bには、上側に隣接して配置された他のカートリッジ100’の第1挿入部分117c’が挿入される。この際、上側に隣接して配置された他のカートリッジ100’の下部凸領域132’は、上部凹領域134に挿入されることができる。
【0070】
同様に、本発明の実施例1によるカートリッジアセンブリのカートリッジ100の下部凸領域132は、下側に隣接して配置された他のカートリッジの上部凹領域に挿入される一方、整列部材117の第1挿入部分117cは、下側に隣接して配置された他のカートリッジの整列部材の挿入凹部に挿入される。
【0071】
<実施例2によるカートリッジアセンブリ>
図12は本発明の実施例2によるカートリッジアセンブリを図示した概念図である。図13は本発明の実施例2によるカートリッジアセンブリのカートリッジを図示した図である。以下、図12および図13を参照して、本発明の実施例2によるカートリッジアセンブリについて説明する。参考までに、図13の場合、理解を容易にするために、上下反転した様子が図示されている。
【0072】
実施例2によるカートリッジアセンブリは、特に、連結部230の形状がボルト形状である点において、実施例1によるカートリッジアセンブリと差がある。実施例1によるカートリッジアセンブリと同一であるか相当な構成に対しては同一であるか相当な図面符号を付与し、具体的な説明は省略する。
【0073】
連結部230は、ボルト構造であることができる。連結部230は、ボルトヘッド231およびボルトボディー232を含むことができる。ボルトヘッド231は、上部ボディー211の上側に突出することができる。ボルトボディー232は、ボルトヘッド231から下側に延びることができる。
【0074】
ボディー部210は、ボルト挿入孔213を含むことができる。ボルト挿入孔213は、上部ボディー211および下部ボディー212を貫通する孔であることができる。ボルトボディー232は、ボルト挿入孔213に挿入されることができる。
【0075】
ボルトヘッド231は、ボルト挿入孔213より面積が大きく形成されることができる。ボルトヘッド231がボルト挿入孔213より面積が大きく形成されることにより、ボルトヘッド231がボルト挿入孔213に挿入されることが防止されることができる。
【0076】
ボルト挿入孔213の上下方向の長さは、ボルトボディー232の上下方向の長さより長く形成されることができる。ボルト挿入孔213の上下方向の長さがボルトボディー232の上下方向の長さより長く形成されることにより、ボルト挿入孔213の下側一部は、空の空間として残る。このボルト挿入孔213の空の空間には、下側に隣接して配置された他のカートリッジのボルトヘッドが挿入されることができる。このような構造により、実施例2によるカートリッジ200が積層されて実施例2によるカートリッジアセンブリを形成することができる。
【0077】
<実施例3によるカートリッジアセンブリ>
図14は本発明の実施例3によるカートリッジアセンブリを図示した概念図である。図15は本発明の実施例3によるカートリッジアセンブリのカートリッジを図示した図である。図16は本発明の実施例3によるカートリッジアセンブリのカートリッジから上部カバーおよび下部カバーを除去した様子を図示した図である。以下では、図14図16を参照して、本発明の実施例3によるカートリッジアセンブリについて説明する。参考までに、図15の場合、理解を容易にするために、上下反転した様子が図示されている。
【0078】
実施例3によるカートリッジアセンブリは、特に、連結部330の形状およびテンションバー340の存在において、実施例1によるカートリッジアセンブリと差がある。実施例1によるカートリッジアセンブリと同一であるか相当な構成に対しては同一であるか相当な図面符号を付与し、具体的な説明は省略する。
【0079】
本発明の実施例3によるカートリッジアセンブリのカートリッジは、テンションバー340をさらに含むことができる。テンションバー340は、ボディー部310の周縁を囲むように設けられることができる。テンションバー340は、ボディー部310の上部ボディー311と下部ボディー312との圧着を維持する部材であることができる。
【0080】
テンションバー340は、上部接触部分341と、下部接触部分342と、弾性部分343とを含むことができる。上部接触部分341は、上部ボディー311の上面に接触する部分であることができる。下部接触部分342は、下部ボディー312の下面に接触する部分であることができる。弾性部分343は、上部接触部分341と下部接触部分342を弾性的に連結することができる。弾性部分343の弾性により、上部ボディー311と下部ボディー312との圧着が維持されることができる。テンションバー340を垂直に切断した時に、テンションバー340の断面形状は、「U」字を90度回転した形状と類似することができる。
【0081】
一方、連結部330は、連結凸部331および連結凹部332を含むことができる。連結凸部331は、上部ボディー311から上方に突出することができる。連結凹部332は、下部ボディー312のうち連結凸部331に対応する位置に連結凸部331に対応する形状に形成されることができる。これは、カートリッジ300の連結凹部332には下側に隣接して配置された他のカートリッジの連結凸部が挿入され得ることを意味し得る。このような構造により、実施例3によるカートリッジ300が積層されて、実施例3によるカートリッジアセンブリを形成することができる。
【0082】
一方、連結凸部331は、上部未接触領域に形成されることができる。上部未接触領域は、上部ボディー311のうち上部接触部分341に接触していない領域を意味し得る。また、連結凹部332は、下部未接触領域に形成されることができる。下部未接触領域は、下部ボディー312のうち下部接触部分342に接触していない領域を意味し得る。
【0083】
<実施例4によるカートリッジアセンブリ>
図17は本発明の実施例4によるカートリッジアセンブリを図示した概念図である。図18は本発明の実施例4によるカートリッジアセンブリのカートリッジを図示した図である。図19図18を上下反転させた図である。図20図18から連結部を除去した図である。図21は本発明の実施例4によるカートリッジアセンブリの連結部を図示した図である。図22図21を上下反転した図である。
【0084】
以下、図17図22を参照して、本発明の実施例4によるカートリッジアセンブリについて説明する。実施例4によるカートリッジアセンブリは、特に、連結部430の形状において、実施例1によるカートリッジアセンブリと差がある。実施例1によるカートリッジアセンブリと同一であるか相当な構成に対しては同一であるか相当な図面符号を付与し、具体的な説明は省略する。
【0085】
ボディー部410は、貫通孔413を含むことができる。貫通孔413は、上部ボディー411および下部ボディー412の側面に上下方向に貫通形成されることができる。一例として、貫通孔413は、上側から見ると、長空型を有するように形成されることができるが、これは一例に過ぎず、様々な形態を有することができる。貫通孔413は、複数個が形成されることができる。
【0086】
一方、貫通孔413は、カバー部420を貫通するように形成されることもできる。この場合、カバー部420は、ボディー部410と重なる部分を含み、貫通孔413は、ボディー部とカバー部420が重なる部分に形成されることができる。
【0087】
一方、上部カバー421は、両端が下方に段差状に形成されることもできる。上部カバー421の両端の上側には、上部カバー421の高さに対応するように配置されるための支持部材440が配置されることもできる。この場合、貫通孔413は、支持部材440を貫通するように形成されることができる。
【0088】
一方、下部カバー422は、両端が上方に段差状に形成されることもできる。下部カバー421の両端の下側には、連結部430が配置されることができる。
【0089】
連結部430は、スナップフィット部材431を含むことができる。スナップフィット部材431は、貫通孔413を上方に貫通してスナップフィット(snap-fit)結合することができる。一例として、スナップフィット部材431の上端部は、貫通孔413を通過する前には、貫通孔413を定義する上部ボディー411および下部ボディー412によって加圧されており、貫通孔413を通過するにつれて復元力によって復元され、貫通孔413の外側に突出して下方に移動することが制限されることができる。スナップフィット部材431は、貫通孔413の個数に対応する個数を有することができる。
【0090】
スナップフィット部材431は、突出領域431’を含むことができる。突出領域431’は、上部ボディー411の上方に突出する領域であることができる。突出領域431’は、上方に隣接して配置される他のカートリッジの貫通孔413に挿入されるように設けられることができる。
【0091】
一方、貫通孔413の上下方向の長さは、スナップフィット部材431の上下方向の長さより短いことができる。貫通孔413の上下方向の長さがスナップフィット部材431の上下方向の長さより短く形成されることにより、突出領域431’が形成されることができる。一例として、貫通孔413の上下方向の長さは、スナップフィット部材431の上下方向の長さから突出領域431’の上下方向の長さを減算した値に対応することができる。
【0092】
一方、図22に図示されているように、連結部430は、スナップフィット部材431の下側に配置され、下方に向かって開口される連結開口432を含むことができる。連結開口432には、下方に隣接して配置された他のカートリッジの突出領域が挿入されることができる。ここで 、連結開口432の上下方向の長さは、突出領域431’の上下方向の長さに対応することができる。このような構造により、実施例4によるカートリッジ400が積層されて実施例4によるカートリッジアセンブリを形成することができる。
【0093】
以上の説明は、本発明の技術思想を例示的に説明したものに過ぎず、本発明が属する技術分野において通常の知識を有する者であれば、本発明の本質的な特性から逸脱しない範囲で様々な修正および変形が可能である。したがって、本発明に開示されている実施形態は、本発明の技術思想を限定するためのものではなく、説明するためのものであって、このような実施形態によって本発明の技術思想の範囲が限定されるものではない。本発明の保護範囲は、下記の請求の範囲によって解釈すべきであり、それと同等な範囲内にあるすべての技術思想は、本発明の権利範囲に含まれるものと解釈すべきである。
【符号の説明】
【0094】
100、100'、200、300、400 カートリッジ
110、210、310、410 ボディー部
111、211、311、411 上部ボディー
112、212、312、412 下部ボディー
113 結合凹部
114 結合凸部材
115 下部締結部材
115' 締結孔
116 上部締結部材
117 整列部材
117a 延長部分
117b 挿入凹部
117c、117c' 第1挿入部分
118 第2挿入部分
120、420 カバー部
121、421 上部カバー
122、422 下部カバー
130、230、330、430 連結部
131 上部凸領域
132、132' 下部凸領域
133、133' 下部凹領域
134 上部凹領域
213 ボルト挿入孔
231 ボルトヘッド
232 ボルトボディー
331 連結凸部
332 連結凹部
340 テンションバー
341 上部接触部分
342 下部接触部分
343 弾性部分
413 貫通孔
431 スナップフィット部材
431' 突出領域
432 連結開口
440 支持部材
C セル
S 内部空間
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
図21
図22