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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024087786
(43)【公開日】2024-07-01
(54)【発明の名称】記録装置
(51)【国際特許分類】
   B41J 29/13 20060101AFI20240624BHJP
   B41J 29/18 20060101ALI20240624BHJP
   B41J 2/01 20060101ALI20240624BHJP
   B41J 2/17 20060101ALI20240624BHJP
【FI】
B41J29/13
B41J29/18
B41J2/01 301
B41J2/17 103
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023207534
(22)【出願日】2023-12-08
(31)【優先権主張番号】P 2022201929
(32)【優先日】2022-12-19
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(71)【出願人】
【識別番号】000002369
【氏名又は名称】セイコーエプソン株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100179475
【弁理士】
【氏名又は名称】仲井 智至
(74)【代理人】
【識別番号】100216253
【弁理士】
【氏名又は名称】松岡 宏紀
(74)【代理人】
【識別番号】100225901
【弁理士】
【氏名又は名称】今村 真之
(72)【発明者】
【氏名】保科 誠
【テーマコード(参考)】
2C056
2C061
【Fターム(参考)】
2C056EA16
2C056EA20
2C056EC12
2C056EC35
2C056FA15
2C056FC02
2C056HA12
2C056HA37
2C056HA38
2C056HA44
2C056HA60
2C056JB18
2C056JC17
2C061AQ05
2C061AS02
2C061AS11
2C061CD07
2C061CD26
2C061EE04
(57)【要約】
【課題】筐体内部に付着した汚れを目立たなくすることが可能な記録装置。
【解決手段】記録装置は、媒体を支持する支持部と、支持された前記媒体に記録を行う記録部と、前記支持部と、前記記録部と、を覆う筐体と、を備え、前記筐体を構成する正面、天面、左側面、及び右側面には、透明または透光性を有する透過部材が配置され、前記天面に配置された前記透過部材における背面側には凹凸部が形成される。
【選択図】図1B
【特許請求の範囲】
【請求項1】
媒体を支持する支持部と、
支持された前記媒体に記録を行う記録部と、
前記支持部と、前記記録部と、を覆う筐体と、を備え、
前記筐体を構成する正面、天面、左側面、及び右側面には、透明または透光性を有する透過部材が配置され、
前記天面に配置された前記透過部材における背面側には凹凸部が形成される、記録装置。
【請求項2】
請求項1に記載の記録装置であって、
前記左側面及び前記右側面の各前記透過部材における背面側には前記凹凸部が形成される、記録装置。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載の記録装置であって、
前記凹凸部はメッシュ柄である、記録装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、記録装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、特許文献1に示すように、記録部等を囲う筐体を備えた記録装置が知られている。記録装置の正面側の筐体には、透明部材によって形成されたフロントカバーが設けられ、当該フロントカバーを介して筐体内を視認可能に構成される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2021-187046号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記の記録装置は、正面および天面の透明部材のみから筐体内を視認可能な構成なので、記録中における記録状態を十分に確認することが難しい、という課題がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
記録装置は、媒体を支持する支持部と、支持された前記媒体に記録を行う記録部と、前記支持部と、前記記録部と、を覆う筐体と、を備え、前記筐体を構成する正面、天面、左側面、及び右側面には、透明または透光性を有する透過部材が配置され、前記天面に配置された前記透過部材における背面側には凹凸部が形成される。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1A】第1実施形態にかかる記録装置の内部構成を示す模式図。
図1B】第1実施形態にかかる記録装置の正面、平面、右側面側からの斜視図。
図1C】第1実施形態にかかる記録装置の背面、底面、左側面側からの斜視図。
図1D】第1実施形態にかかる記録装置の正面図。
図1E】第1実施形態にかかる記録装置の背面図。
図1F】第1実施形態にかかる記録装置の左側面図。
図1G】第1実施形態にかかる記録装置の右側面図。
図1H】第1実施形態にかかる記録装置の平面図。
図1J】第1実施形態にかかる記録装置の底面図。
図1K】第1実施形態にかかる操作部の拡大図。
図1L】第1実施形態にかかる操作部の拡大図。
図1M】第1実施形態にかかる凹凸部の構成を示す模式図。
図1N】第1実施形態にかかる記録装置における透過部材、不透過部材、及び凹凸部を有する部分を示す斜視図。
図1P】第1実施形態にかかる記録装置における透過部材、不透過部材、及び凹凸部を有する部分を示す斜視図。
図2A】第2実施形態にかかる記録装置の正面、平面、右側面側からの斜視図。
図2B】第2実施形態にかかる記録装置の背面、底面、左側面側からの斜視図。
図2C】第2実施形態にかかる記録装置における透過部材、不透過部材、及び凹凸部を有する部分を示す斜視図。
図2D】第2実施形態にかかる記録装置における透過部材、不透過部材、及び凹凸部を有する部分を示す斜視図。
図3A】第3実施形態にかかる記録装置の正面、平面、右側面側からの斜視図。
図3B】第3実施形態にかかる記録装置の背面、底面、左側面側からの斜視図。
図4A】第4実施形態にかかる記録装置の正面、平面、右側面側からの斜視図。
図4B】第4実施形態にかかる記録装置の背面、底面、左側面側からの斜視図。
図5A】第5実施形態にかかる記録装置の正面、平面、右側面側からの斜視図。
図5B】第5実施形態にかかる記録装置の背面、底面、左側面側からの斜視図。
図6A】第6実施形態にかかる記録装置の正面、平面、右側面側からの斜視図。
図6B】第6実施形態にかかる記録装置の背面、底面、左側面側からの斜視図。
図7A】第7実施形態にかかる記録装置の正面、平面、右側面側からの斜視図。
図7B】第7実施形態にかかる記録装置の背面、底面、左側面側からの斜視図。
図8A】第8実施形態にかかる記録装置の正面、平面、右側面側からの斜視図。
図8B】第8実施形態にかかる記録装置の背面、底面、左側面側からの斜視図。
図9A】第9実施形態にかかる記録装置の正面、平面、右側面側からの斜視図。
図9B】第9実施形態にかかる記録装置の背面、底面、左側面側からの斜視図。
図10A】第10実施形態にかかる記録装置の正面、平面、右側面側からの斜視図。
図10B】第10実施形態にかかる記録装置の背面、底面、左側面側からの斜視図。
図11A】第11実施形態にかかる記録装置の正面、平面、右側面側からの斜視図。
図11B】第11実施形態にかかる記録装置の背面、底面、左側面側からの斜視図。
図12A】第12実施形態にかかる記録装置の正面、平面、右側面側からの斜視図。
図12B】第12実施形態にかかる記録装置の背面、底面、左側面側からの斜視図。
図13A】第13実施形態にかかる記録装置の正面、平面、右側面側からの斜視図。
図13B】第13実施形態にかかる記録装置の背面、底面、左側面側からの斜視図。
図14A】第14実施形態にかかる記録装置の正面、平面、右側面側からの斜視図。
図14B】第14実施形態にかかる記録装置の背面、底面、左側面側からの斜視図。
図15A】第15実施形態にかかる記録装置の正面、平面、右側面側からの斜視図。
図15B】第15実施形態にかかる記録装置の背面、底面、左側面側からの斜視図。
図16】第16実施形態にかかる記録装置の背面、底面、左側面側からの斜視図。
図17A】第17実施形態にかかるラベルの構成を示す模式図。
図17B】第17実施形態にかかるラベルが付けられた記録装置の模式図。
図17C】第17実施形態にかかるラベルが付けられたインクカートリッジの模式図。
図17D】第17実施形態にかかるラベルが付けられたインクパックの模式図。
図17E】第17実施形態にかかるラベルが付けられたインクボトルの模式図。
図18A】第1の空間の縮小斜視図。
図18B】第1の空間の平面図。
図18C】第1の空間の正面図。
図18D】第1の空間の背面図。
図18E】第1の空間の左側面図。
図18F】第1の空間の右側面図。
図18G】記録装置の斜視図。
図19A】第2の空間の縮小斜視図。
図19B】第2の空間の平面図。
図19C】第2の空間の正面図。
図19D】第2の空間の背面図。
図19E】第2の空間の左側面図。
図19F】第2の空間の右側面図。
図19G】第2の空間の平面図中央断面図。
図20A】第3の空間の縮小斜視図。
図20B】第3の空間の平面図。
図20C】第3の空間の正面図。
図20D】第3の空間の背面図。
図20E】第3の空間の左側面図。
図20F】第3の空間の右側面図。
図21A】第4の空間の縮小斜視図。
図21B】第4の空間の平面図。
図21C】第4の空間の正面図。
図21D】第4の空間の背面図。
図21E】第4の空間の左側面図。
図21F】第4の空間の右側面図。
図22A】第5の空間の縮小斜視図。
図22B】第5の空間の平面図。
図22C】第5の空間の正面図。
図22D】第5の空間の背面図。
図22E】第5の空間の左側面図。
図22F】第5の空間の右側面図。
図23A】第6の空間の縮小斜視図。
図23B】第6の空間の平面図。
図23C】第6の空間の正面図。
図23D】第6の空間の背面図。
図23E】第6の空間の左側面図。
図23F】作業台を透過させた第6の空間の左側面図。
図23G】第6の空間の右側面図。
図24A】第7の空間の縮小斜視図。
図24B】第7の空間の平面図。
図24C】第7の空間の正面図。
図24D】第7の空間の背面図。
図24E】第7の空間の左側面図。
図24F】第7の空間の右側面図。
図25A】第8の空間の縮小斜視図。
図25B】第8の空間の平面図。
図25C】第8の空間の正面図。
図25D】第8の空間の背面図。
図25E】第8の空間の左側面図。
図25F】第8の空間の右側面図。
図26A】第9の空間の縮小斜視図。
図26B】第9の空間の平面図。
図26C】第9の空間の正面図。
図26D】第9の空間の背面図。
図26E】第9の空間の左側面図。
図26F】第9の空間の右側面図。
図26G】棚を透過させた第9の空間の左側面図。
図26H】棚を透過させた第9の空間の右側面図。
図27A】第10の空間の縮小斜視図。
図27B】第10の空間の平面図。
図27C】第10の空間の正面図。
図27D】第10の空間の背面図。
図27E】第10の空間の左側面図。
図27F】第10の空間の右側面図。
【発明を実施するための形態】
【0007】
1.第1実施形態
まず、記録装置110の構成について説明する。記録装置110は、媒体Mに記録を行うプリンターである。媒体Mは、シート、布、或いは立体物である。シートは、例えば、紙、合成樹脂製のシート等である。布は、例えば、不織布、ニット、布帛等である。立体物は、例えば、衣服や靴などの装飾品、日用品、機械部品等である。
【0008】
図1Aから図1Pでは、記録装置110が水平面上に載置された状態とし、水平面に沿う方向として、記録装置110の前後方向をY軸に沿った方向とし、Y軸に直交する左右方向(又は幅方向)をX軸に沿った方向とする。また、水平面に対して鉛直方向(上下方向)をZ軸に沿った方向とする。前方向は+Y方向、後(背面)方向は-Y方向、左方向は+X方向、右方向は-X方向、上方向は+Z方向、下方向は-Z方向である。
【0009】
図1Aは、記録装置110の内部構成を示す模式図である。図1B及び図1Cは、記録装置110の斜視図である。図1Dは、記録装置110を-Y方向に見た正面図であり、図1Eは、記録装置110を+Y方向に見た背面図である。図1Fは、記録装置110を-X方向に見た左側面図であり、図1Gは、記録装置110を+X方向に見た右側面図である。図1Hは、記録装置110を-Z方向に見た平面図であり、図1Jは、記録装置110を+Z方向に見た底面図である。図1K及び図1Lは、操作部5の拡大図である。図1Mは、凹凸部22の構成を示す模式図である。図1N及び図1Pは、記録装置110における透過部材21、不透過部材23、及び凹凸部22を有する部分を示す斜視図である。
【0010】
図1Aに示すように、記録装置110は、本体部30、及び、移動部70を備える。本体部30は、記録装置110の設置面に設置される台座である。移動部70は、本体部30に対してY軸に沿って移動する。記録装置110は、本体部30及び移動部70を覆う筐体2(図1B)を備える。図1Aは筐体2を省略した図である。なお、筐体2の構成は後述する。
【0011】
本体部30は、ベース部31と、媒体支持機構40と、駆動機構50と、を備える。ベース部31は、記録装置110の設置面に設置され、記録装置110の各部を支持する。
媒体支持機構40は、媒体Mを支持する支持部としてのテーブル41と、高さ移動機構42と、を備える。
テーブル41は、矩形の平板と、平板の四隅に配置された4本のテーブル脚部41nとを有する。本実施形態のテーブル41は、X軸に沿った方向、及びY軸に沿った方向に移動しない台である。テーブル41の上面には、媒体Mを載置する媒体支持部41mが形成される。媒体支持部41mは、平面を有する。媒体Mの形状及びサイズは、媒体支持部41mからはみ出さない範囲において制限されない。なお、媒体Mの端部が媒体支持部41mからはみ出してもよい。媒体Mの高さは、+Z方向における媒体Mのサイズに相当する。
【0012】
高さ移動機構42は、昇降モーター43と、昇降ベルト47と、昇降機構49と、を備え、テーブル41をZ軸に沿う方向に移動させる。昇降機構49は、4本のテーブル脚部41nの各々に設けられる。昇降機構49は、Z軸に沿って配置されたボールねじと、ボールねじに螺合するナットと、プーリーとを有する。昇降機構49のボールねじはベース部31に回転可能に支持される。昇降機構49のナットはテーブル脚部41nに固定される。昇降機構49のプーリーはボールねじの上部に固定される。昇降機構49のプーリーが回転すると、ボールねじが回転し、ボールねじの回転に伴いナットとともにテーブル脚部41nがZ軸に沿って移動する。
【0013】
昇降ベルト47は、昇降モーター43の出力軸、及び、4つの昇降機構49のプーリーに掛け渡される環状のベルトである。昇降モーター43の回転方向、及び、回転量が制御され、昇降モーター43が回転することによって昇降ベルト47が循環駆動される。昇降ベルト47は、昇降モーター43の回転を4つの昇降機構49のプーリーに伝達する。これにより、昇降機構49のボールねじが回転し、テーブル41(媒体支持部41m)をZ軸に沿って移動させる。
【0014】
昇降モーター43の回転方向は、テーブル41を上方(+Z方向)に移動させる正方向、及び、テーブル41を下方(-Z方向)に移動させる逆方向に切り替え可能である。記録装置110は、昇降モーター43を動作させることによって、媒体Mの高さサイズに対応してテーブル41を上昇及び下降させる。
【0015】
駆動機構50は、第1ガイド軸51a、第2ガイド軸51b、及び、フレーム駆動部60を有する。第1ガイド軸51a、及び、第2ガイド軸51bは、それぞれベース部31にY軸に沿って配置される。第1ガイド軸51aはベース部31の-X方向端部に固定され、第2ガイド軸51bはベース部31の+X方向端部に固定される。
【0016】
移動部70は、メインフレーム71と、第1脚部73aと、第2脚部73bと、記録ユニット80と、を備える。
【0017】
メインフレーム71は、X軸に沿う方向に長い板状部材である。メインフレーム71の左右方向のサイズはベース部31よりも大きい。第1脚部73aは第1ガイド軸51aに嵌合し、Z軸に沿った方向に延在する。第1脚部73aは第1ガイド軸51aに沿って移動可能である。第2脚部73bは第2ガイド軸51bに嵌合し、Z軸に沿った方向に延在する。第2脚部73bは第2ガイド軸51bに沿って移動可能である。メインフレーム71は、第1脚部73a、及び、第2脚部73bの上部に固定され、第1脚部73a及び第2脚部73bによって下方から支持される。メインフレーム71は、第1脚部73a及び第2脚部73bとともに、第1ガイド軸51a及び第2ガイド軸51bによってガイドされて、Y軸に沿って移動する。
【0018】
フレーム駆動部60は、フレーム移動モーター61と、伝達ベルト63と、変速機構65と、伝達ベルト67と、を備える。
【0019】
伝達ベルト63は、フレーム移動モーター61の出力軸と変速機構65との間に掛け渡される環状のベルトであり、フレーム移動モーター61の駆動力を変速機構65に伝達する。変速機構65は、第1のプーリーと、第2のプーリーとを有し、第1のプーリーには伝達ベルト63が巻き掛けられ、第2のプーリーには伝達ベルト67が巻き掛けられる。変速機構65は、伝達ベルト63から第1のプーリーに伝達される駆動力によって、第2のプーリーを回転させることにより、伝達ベルト67を駆動する。変速機構65は、第1のプーリーと第2のプーリーの径の比に対応する減速比で、フレーム移動モーター61の駆動力を伝達ベルト67に伝達する。
【0020】
伝達ベルト67は、変速機構65と、ベース部31の-Y方向の端部に配置されるプーリー33とに掛け渡される環状のベルトである。プーリー33は、ベース部31に対し回転自在に設置される。伝達ベルト67は第1ガイド軸51aに沿って配置される。伝達ベルト67は、ベルト接続部79aを介して第1脚部73aに固定される。このため、伝達ベルト67が循環駆動されることによって、第1脚部73aに対し、第1脚部73aをY軸に沿って移動させる動力が作用する。これにより、移動部70は、Y軸に沿って移動する。
【0021】
フレーム移動モーター61の回転方向は、メインフレーム71を+Y方向に移動させる正方向、及び、メインフレーム71を-Y方向に移動させる逆方向に切り替え可能である。記録装置110は、フレーム移動モーター61を動作させることによって、メインフレーム71を前方及び後方に移動させる。
【0022】
移動部70が有する第2脚部73bは、第2ガイド軸51bによってガイドされる。このため、メインフレーム71は、第1ガイド軸51a及び第2ガイド軸51bに沿って、+Y方向及び-Y方向に平行移動する。
【0023】
メインフレーム71には、キャリッジ支持フレーム81、伝達機構82、キャリッジガイド軸83、及び、キャリッジ駆動モーター87が設置される。
記録ユニット80は、キャリッジ88、記録部としての記録ヘッド89、及び照射部90を備える。
【0024】
キャリッジ支持フレーム81は、X軸に沿う方向に長い板状部材である。キャリッジ支持フレーム81には、X軸に沿ってキャリッジガイド軸83が固定される。キャリッジ88は、キャリッジ支持フレーム81及びキャリッジガイド軸83によって支持され、キャリッジガイド軸83に沿って移動可能である。キャリッジ88がX軸に沿って移動する範囲において、一方端(例えば、-X方向端部)の位置をホームポジションとする。ホームポジションには、例えば、記録ヘッド89のフラッシングやクリーニング等のメンテナンスを行うための機構が配置される。
【0025】
キャリッジ駆動ベルト85は、キャリッジ支持フレーム81の一方端部に配置された伝達機構82と、キャリッジ支持フレーム81の他方端部に配置された不図示のプーリーとに掛け渡される環状のベルトである。キャリッジ駆動ベルト85は、キャリッジガイド軸83に沿って配置される。
【0026】
伝達機構82は、プーリー82a、2段プーリー82b、及び、ベルト82cを有する。プーリー82aは、キャリッジ駆動モーター87の出力軸に固定される。ベルト82cは、プーリー82aと2段プーリー82bとに掛け渡される環状のベルトである。2段プーリー82bは、小プーリーと、小プーリーより径が大きい大プーリーとを有する。大プーリーにはベルト82cが巻き掛けられ、小プーリーにはキャリッジ駆動ベルト85が巻き掛けられる。ベルト82cは、キャリッジ駆動モーター87の回転に伴い循環駆動して、2段プーリー82bの大プーリーを回転させる。2段プーリー82bの小プーリーは、大プーリーとともに回転し、キャリッジ駆動ベルト85を循環駆動させる。このように、キャリッジ駆動モーター87の回転は、2段プーリー82bにおける大プーリーと小プーリーとの径の比に相当する減速比で、キャリッジ駆動ベルト85に伝達される。
【0027】
キャリッジ駆動ベルト85にはキャリッジ88が連結される。このため、キャリッジ駆動ベルト85が循環駆動されると、キャリッジ88はX軸に沿って移動する。キャリッジ88は、記録ヘッド89及び照射部90を搭載する。キャリッジ88がX軸に沿って移動することにより、記録ヘッド89及び照射部90は、左右方向、すなわち+X方向及び-X方向に移動する。また、メインフレーム71がY軸に沿って移動することにより、記録ヘッド89及び照射部90は前後方向、すなわち+Y方向及び-Y方向に移動する。従って、記録装置110は、記録ヘッド89及び照射部90を、テーブル41に対し、前後方向及び左右方向に移動させることができる。そのため、テーブル41に支持される媒体Mの全体に、液体としてのインクを吐出できる。
【0028】
記録ヘッド89は、インクを吐出する不図示の複数のノズルを有する。これらのノズルは、記録ヘッド89の下端面において開口し、当該ノズルからインクが吐出される。記録ヘッド89から吐出されたインクは、記録ヘッド89の下端面と、テーブル41に載置された媒体Mとの間を飛行し、媒体Mに着弾する。記録ヘッド89の下端と媒体Mとの間の距離を、記録ギャップと呼ぶ。媒体Mに対して高品位の記録を行うため、記録装置110は、記録ギャップの大きさを調整する機能を有する。詳細には、記録装置110は、昇降モーター43を動作させてテーブル41を上昇または下降させることにより、記録ギャップが適切な大きさになるよう調整を行う。
【0029】
本実施形態のインクは、光硬化性を有するインク(光硬化性インク)である。光硬化性インクは、例えば紫外線硬化インクであり、紫外線を含む光が照射されると硬化する性質を有する。光硬化性インクは、顔料等の着色剤と光重合性モノマーと光重合開始剤系とを含み、必要に応じてその他の各種添加剤、例えば、光増感剤、重合禁止剤、捕捉剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、可塑剤、界面活性剤、レベリング剤、増粘剤、分散剤、消泡剤、防腐剤、溶剤等を含む。
【0030】
照射部90は、記録された媒体M(塗布された光硬化性インク)に光を照射する。照射部90はUVランプを備え、照射部90の-Z方向端部の照射面90aから下方に向けて紫外線を含む光が照射される。媒体Mに塗布された光硬化性インクは、紫外線が照射されることによって硬化して、媒体M上にインク層が形成される。本実施形態の照射部90は、記録ヘッド89の-X方向側に搭載される。これにより、記録ヘッド89を走査させてインクを吐出するとともに、照射部90から光を照射して、媒体Mに塗布されたインクを硬化させることができる。
【0031】
また、筐体2内部には、媒体Mを載置する媒体支持部41mを照らす照明部(図示せず)が配置される。照明部は、例えば、発光ダイオード(LED)を用いた照明具である。照明部によって記録ヘッド89によって記録される記録領域が照らされるので、筐体2(透過部材21)を介して媒体Mの記録状態を確認することができる。
【0032】
次に、筐体2の構成について説明する。
記録装置110には、記録ヘッド89からインクを吐出した際に発生するミスト等の拡散を防止するため、テーブル41や記録ヘッド89を含む本体部30及び移動部70を覆う筐体2が設けられる。また、筐体2を設けることで、記録処理に使用される光硬化性インクの臭気の拡散抑制、媒体M等への塵等の付着防止、また、外光の透過抑制等の環境・作業性の向上を図ることができる。
【0033】
図1B及び図1C等に示すように、筐体2は、箱状を成し、+Z方向端部の第1面11(天面)と、+X方向端部の第2面12(左側面)と、-X方向端部の第3面13(右側面)と、+Y方向端部の第4面14(正面)と、-Y方向端部の第5面15(背面)と、-Z方向端部の第6面16(底面)を有する。なお、本実施形態の第6面16(底面)は、ベース部31の-Z方向端面である。本実施形態の筐体2は、平面視において、X軸に沿った寸法とY軸に沿った寸法とがほぼ同じである(図1H)。
【0034】
第1面11全面は、水平方向にほぼ平坦な面である。これにより、第1面11上に記録された媒体Mを載置することが可能となり、容易に画像内容を確認することができる。また、第1面11上に、例えばパーソナルコンピューター等の電子機器の載置が可能となり、作業性を向上させることができる。
【0035】
第1面11には、操作部5が配置される。操作部5を介して、ユーザーは記録装置110の操作を行うことができる。操作部5には、電源ボタンや、記録装置110の稼働状態を示すLED等の点灯ランプや、記録条件等を入力するための入力ボタンや各種情報を表示する表示パネル5aを備える。表示パネル5aは、例えば、タッチパネルを備える。
【0036】
操作部5は、第1面11の+Y方向端部であり、-X方向端部である位置に配置される。これにより、記録装置110の正面側から容易に操作することができる。また、表示パネル5aは、+Y方向に向けて-Z方向に傾斜する(図1K及び図1L)。これより、表示パネル5aの+Y方向端部には、第1面11に対して-Z方向に凹んだ凹部6が形成される。当該凹部6には、タッチペン等の入力部材を置くことができ、タッチペンの落下を防止し、作業性を向上させることができる。
なお、操作部5の配置位置は、第1面11に限らず、例えば、第4面14(正面)であってもよい。このようにしても操作しやすい。
【0037】
第1面11、第2面12、第3面13及び第4面14の各面には、透明または透光性を有する透過部材21が配置される。ここで、「透明」とは、光が通過する物質の性質において、透過率が極めて高く、物質を通してその向こう側が透けて見える状態の性質であり、「透光性を有する」とは、「透明」と同様に光が透過する性質を有しているが、透過する光が拡散されるため、又は透過率が低いために、「透明」と違ってその材質を通して向こう側の形状等を明確に認識しにくい性質を示す。
【0038】
透過部材21は、板状部材である。本実施形態の透過部材21は、ポリカーボネートで形成される。透過部材21は、例えば、厚み寸法が数mmであり、所定の透過率を有する。本実施形態の透過部材21の外観色はグレー系色である。なお、透過部材21の外観色はグレー系色以外であってもよい。
各透過部材21は、フレーム部材によって保持される。フレーム部材は、例えば、プラスチック部材や板金で形成された枠体である。これにより、透過部材21の損傷や歪み等を抑制することができる。なお、フレーム部材を省略した構成であってもよい。
【0039】
また、各第2面12、第3面13及び第4面14において、Z軸に沿った方向の上部に透過部材21が配置され、当該透過部材21の下部に不透過部材23が配置される。不透過部材23は、光を透過させない部材である。不透過部材23は、板状を成し、例えば、板金やプラスチック部材で形成される。
第2面12及び第3面13の各透過部材21は、Y軸に沿って延在する。第4面14の透過部材21は、X軸に沿って延在する。
本実施形態では、各第2面12、第3面13及び第4面14のZ軸に沿った方向における中央部分より上部に透過部材21が配置され、Z軸に沿った方向における中央部分より下部に不透過部材23が配置される。各第2面12、第3面13及び第4面14に配置された透過部材21のZ軸に沿った方向における寸法と、各第2面12、第3面13及び第4面14に配置された不透過部材23のZ軸に沿った方向における寸法と、はほぼ同じである。
【0040】
第1面11のほぼ全面には透過部材21が配置される。なお、本実施形態では、第1面11の操作部5が設置される部分には、不透過部材23が用いられるが、透過部材21であってもよい。また、第5面15の全面には不透過部材23が配置される。
また、第6面16は、ベース部31の端面であり、板金等による不透光な部材で構成される。
【0041】
以上、筐体2の第1面11、第2面12、第3面13、及び第4面14に透過部材21を配置することで、筐体2の外から透過部材21を介して記録ユニット80による記録状態等を確認することができる。また、本実施形態では、照射部90による照射光が筐体2の外部に透過される際の眩しさが抑制され、筐体2内への視認性を向上できる。
【0042】
また、本実施形態の筐体2は、フロントカバー8を含む。フロントカバー8は、筐体2の第4面14(正面)の一部及び第1面11(天面)の一部を開閉可能に設けられる(図1N)。フロントカバー8を開状態に移行することにより、テーブル41への媒体Mのセットや、記録後の媒体Mの取り出し等を行うことができる。
【0043】
本実施形態のフロントカバー8は、第1面11のうち、+Y方向側に配置された透過部材21aと、第4面14のうち、+Z方向側に配置された透過部材21bと、第4面14のうち、透過部材21bの下方に配置された不透過部材23aと、で一体化される。
【0044】
フロントカバー8の透過部材21aの-Y方向端部には、X軸に沿って延在する回転軸9が設けられ、当該回転軸9を中心にフロントカバー8の上方への移動が可能となる。閉状態のフロントカバー8において、不透過部材23aに切り欠き部7が形成される。ユーザーは、切り欠き部7に手指を掛けた状態で、フロントカバー8を上方に向けて押し上げることで、フロントカバー8を、閉状態から開状態に円滑に移行させることができる。
【0045】
ここで、記録装置110では、記録ヘッド89からインクを吐出した際にミストが発生する。このようなミストは、筐体2内を浮遊し、筐体2の内面に付着する場合がある。そして、ミストが透過部材21の内面に付着した場合、ミストが付着した状態を筐体2の外部から視認可能となり、ミストの付着汚れが目立ってしまう。
そこで、本実施形態では、透過部材21に凹凸部22を設ける。以下、具体的に説明する。
【0046】
本実施形態の記録装置110では、第1面11(天面)に配置された透過部材21における背面側(-Y方向側)に凹凸部22が形成される。さらに、第2面12(左側面)及び第3面13(右側面)の各透過部材21における背面側(-Y方向側)に凹凸部22が形成される。本実施形態では、第1面11において、フロントカバー8を構成する透過部材21aの-Y方向に配置された透過部材21全面に凹凸部22が形成される。すなわち、第1面11の-Y方向端部に凹凸部22が形成される。また、第2面12及び第3面13の各透過部材21における-Y方向端部に凹凸部22が形成される。
【0047】
凹凸部22は透過部材21の外面(筐体2の外面)のみに形成され、内面には形成されない。これにより、透過部材21の滑り止め効果や、透過部材21に傷が付きにくくなる効果がある。なお、内面側に凹凸部22を形成した場合、透過部材21の内面を拭き難くなるため、透過部材21の内面は平坦面の状態とする。
図1N及び図1Pにおいて、透過部材21において凹凸部22が形成された領域は斜線によるハッチングで示している。また、不透過部材23及び第6面16をドットによるハッチングで示している。
【0048】
第1面11において、フロントカバー8を構成する透過部材21aにおけるY軸に沿った寸法は、凹凸部22が形成された透過部材21におけるY軸に沿った寸法よりも長い。本実施形態では、透過部材21aのY軸に沿った寸法は、第1面11のY軸に沿った寸法の約3/4である。凹凸部22が形成された透過部材21のY軸に沿った寸法は、第1面11のY軸に沿った寸法の約1/4である。また、透過部材21aにおけるY軸に沿った寸法は、凹凸部22が形成された透過部材21におけるY軸に沿った寸法の約3倍である。
【0049】
第2面12の透過部材21において凹凸部22が形成された領域のY軸に沿った寸法は、第2面12の透過部材21のY軸に沿った寸法の約1/4である。また、第3面13の透過部材21において凹凸部22が形成された領域のY軸に沿った寸法は、第3面13の透過部材21のY軸に沿った寸法の約1/4である。
第1面11に形成された凹凸部22のY軸に沿った寸法と、第2面12に形成された凹凸部22のY軸に沿った寸法と、第3面13に形成された凹凸部22のY軸に沿った寸法と、はほぼ同じであり、一連の帯状を成す。これにより、凹凸部22の一体感を得ることができる。
【0050】
図1Mに示すように、本実施形態の凹凸部22はメッシュ柄を成す。凹凸部22は、例えば、格子状の単純な模様を連続して配列させたものである。凹凸部22は、例えば、ブラスト加工やエッチング加工によって形成される。凹凸部22は、透過部材21の素地となる透過部分22a(凸部)と、ブラスト加工等によって形成される不透過部分22b(凹部)と、が規則性を有して配置される。凹凸部22における不透過部分22bの底部と透過部分22aの頂部との高さ寸法は、0.01mm程度である。
【0051】
凹凸部22の形成により、透過部材21において視認可能な領域が減少するので、ミスト等が付着した透過部材21の汚れを目立たなくすることができる。凹凸部22が形成された領域において不透過部分22bにより透過部分22aが減少することでミストの付着汚れを見えにくくすることができる。また、凹凸部22には透過部分22aが存在することで透過部材21との統一感や調和を図ることができる。また、凹凸部22のメッシュ柄に注視されることで、ミスト等の付着汚れを目立たせなくすることができる。
【0052】
なお、透過部材21において凹凸部22が形成されない領域におけるミスト等の汚れは、フロントカバー8を開状態として筐体2内側から拭き取ることにより除去できる。透過部材21において凹凸部22が形成されない領域は、正面側(+Y方向側)なので、容易に拭き取ることができる。一方、筐体2内から透過部材21の背面側を拭き取ることは困難であるので、拭き取り清掃を行わない場合でも凹凸部22の形成によりミスト等の汚れを、外観から目立たないようにできる。
【0053】
また、筐体2内部の記録領域を照らす照明部の点灯状態では、凹凸部22によって光が拡散・乱反射するので、照明による装飾性が向上する。
【0054】
なお、凹凸部22は、細かい複数の凸形状または凹形状が形成されていればよく、例えば、ドットシボでもよい。
また、第1面11の背面側に加え、正面側の透過部材21aにも凹凸部22を形成してもよい。さらに、第4面14の透過部材21bにも凹凸部22を形成してもよい。
また、透過部材21の凹凸部22が形成された領域以外の領域に不透過となる領域を設けてもよい。
【0055】
本実施形態の記録装置110では、光硬化性インクを用いた構成を例に説明したが、これに限定されない。光硬化性インク以外のインクを用いて記録を行う構成であってもよい。この場合、照射部90は省略される。このようにしても上記同様の効果を得ることができる。
【0056】
2.第2実施形態
次に、本実施形態にかかる記録装置120の構成について説明する。
図2A及び図2Bは、記録装置120の斜視図である。図2C及び図2Dは、記録装置120における透過部材21、不透過部材23、及び凹凸部22を有する部分を示す斜視図である。図2C及び図2Dにおいて、透過部材21において凹凸部22が形成された領域は斜線によるハッチングで示している。また、不透過部材23及び第6面16をドットによるハッチングで示している。なお、第1実施形態と同一の構成については、同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
【0057】
記録装置120の第1面11、第2面12、第3面13及び第4面14の4面には、透明または透光性を有する透過部材21が配置される。各第2面12、第3面13及び第4面14において、Z軸に沿った方向の上部に透過部材21が配置され、当該透過部材21の下部に不透過部材23が配置される。
第1面11のほぼ全面には透過部材21が配置される。なお、本実施形態では、第1面11の操作部5が設置される部分には、不透過部材23が用いられるが、透過部材21であってもよい。また、第5面15の全面には不透過部材23が配置される。
【0058】
また、記録装置120では、第1面11(天面)に配置された透過部材21における背面側の-Y方向端部に凹凸部22が形成される。さらに、第2面12(左側面)及び第3面13(右側面)の各透過部材21における背面側の-Y方向端部に凹凸部22が形成される。第1面11において、フロントカバー8を構成する透過部材21aの-Y方向に配置された透過部材21全面に凹凸部22が形成される。
【0059】
本実施形態では、透過部材21aのY軸に沿った寸法は、第1面11のY軸に沿った寸法の約3/4である。凹凸部22が形成された透過部材21のY軸に沿った寸法は、第1面11のY軸に沿った寸法の約1/4である。また、透過部材21aにおけるY軸に沿った寸法は、凹凸部22が形成された透過部材21におけるY軸に沿った寸法の約3倍である。
【0060】
第2面12の透過部材21において凹凸部22が形成された領域のY軸に沿った寸法は、第2面12の透過部材21のY軸に沿った寸法の約1/4である。また、第3面13の透過部材21において凹凸部22が形成された領域のY軸に沿った寸法は、第3面13の透過部材21のY軸に沿った寸法の約1/4である。
第1面11に形成された凹凸部22のY軸に沿った寸法と、第2面12に形成された凹凸部22のY軸に沿った寸法と、第3面13に形成された凹凸部22のY軸に沿った寸法と、はほぼ同じであり、一連の帯状を成す。これにより、凹凸部22の一体感を得ることができる。
【0061】
さらに、本実施形態の記録装置120は、第1面11においてフロントカバー8を構成する透過部材21aの+X方向に透過部材21を備える。また、第4面14においてフロントカバー8を構成する透過部材21bの+X方向に透過部材21を備える。
【0062】
透過部材21aの+X方向に配置された透過部材21のY軸に沿った寸法は、透過部材21aのY軸に沿った寸法と同じである。透過部材21aの+X方向に配置された透過部材21のX軸に沿った寸法は、透過部材21aの-X方向に配置された不透過部材23のX軸に沿った寸法よりも短い。
【0063】
透過部材21bの+X方向に配置された透過部材21のZ軸に沿った寸法は、透過部材21bのZ軸に沿った寸法と同じである。透過部材21bの+X方向に配置された透過部材21のX軸に沿った寸法は、透過部材21bの-X方向に配置された透過部材21のX軸に沿った寸法よりも短い。
透過部材21aの+X方向に配置された透過部材21のX軸に沿った寸法と、透過部材21bの+X方向に配置された透過部材21のX軸に沿った寸法とは同じである。
本実施形態では、透過部材21aの+X方向に配置された透過部材21及び透過部材21bの+X方向に配置された透過部材21からも筐体2内部における記録状態を確認できる。
【0064】
3.第3実施形態
次に、本実施形態にかかる記録装置130の構成について説明する。
図3A及び図3Bは、記録装置130の斜視図である。なお、第1及び第2実施形態と同一の構成については、同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
【0065】
記録装置130の第1面11、第2面12、第3面13及び第4面14の4面には、透明または透光性を有する透過部材21が配置される。各第2面12、第3面13及び第4面14において、Z軸に沿った方向の上部に透過部材21が配置され、当該透過部材21の下部に不透過部材23が配置される。
第1面11のほぼ全面には透過部材21が配置される。なお、本実施形態では、第1面11の操作部5が設置される部分には、不透過部材23が用いられるが、透過部材21であってもよい。また、第5面15の全面には不透過部材23が配置される。
【0066】
また、記録装置130では、第1面11(天面)に配置された透過部材21における背面側の-Y方向端部に凹凸部22が形成される。さらに、第2面12(左側面)及び第3面13(右側面)の各透過部材21における背面側の-Y方向端部に凹凸部22が形成される。第1面11において、フロントカバー8を構成する透過部材21aの-Y方向に配置された透過部材21全面に凹凸部22が形成される。
【0067】
本実施形態では、透過部材21aのY軸に沿った寸法は、第1面11のY軸に沿った寸法の約3/4である。凹凸部22が形成された透過部材21のY軸に沿った寸法は、第1面11のY軸に沿った寸法の約1/4である。また、透過部材21aにおけるY軸に沿った寸法は、凹凸部22が形成された透過部材21におけるY軸に沿った寸法の約3倍である。
【0068】
第2面12の透過部材21において凹凸部22が形成された領域のY軸に沿った寸法は、第2面12の透過部材21のY軸に沿った寸法の約1/4である。また、第3面13の透過部材21において凹凸部22が形成された領域のY軸に沿った寸法は、第3面13の透過部材21のY軸に沿った寸法の約1/4である。
第1面11に形成された凹凸部22のY軸に沿った寸法と、第2面12に形成された凹凸部22のY軸に沿った寸法と、第3面13に形成された凹凸部22のY軸に沿った寸法と、はほぼ同じであり、一連の帯状を成す。これにより、凹凸部22の一体感を得ることができる。
【0069】
さらに、本実施形態の記録装置130は、第1面11においてフロントカバー8を構成する透過部材21aの+X方向に透過部材21を備える。また、第4面14においてフロントカバー8を構成する透過部材21bの+X方向に透過部材21を備える。
【0070】
透過部材21aの+X方向に配置された透過部材21のY軸に沿った寸法は、透過部材21aのY軸に沿った寸法と同じである。透過部材21aの+X方向に配置された透過部材21のX軸に沿った寸法は、透過部材21aの-X方向に配置された不透過部材23のX軸に沿った寸法と同じである。
【0071】
透過部材21bの+X方向に配置された透過部材21のZ軸に沿った寸法は、透過部材21bのZ軸に沿った寸法と同じである。透過部材21bの+X方向に配置された透過部材21のX軸に沿った寸法は、透過部材21bの-X方向に配置された透過部材21のX軸に沿った寸法と同じである。
透過部材21aの+X方向に配置された透過部材21のX軸に沿った寸法と、透過部材21bの+X方向に配置された透過部材21のX軸に沿った寸法とは同じである。
本実施形態では、透過部材21aの+X方向に配置された透過部材21及び透過部材21bの+X方向に配置された透過部材21からも筐体2内部における記録状態を確認できる。
【0072】
4.第4実施形態
次に、本実施形態にかかる記録装置140の構成について説明する。
図4A及び図4Bは、記録装置140の斜視図である。なお、第1実施形態と同一の構成については、同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
【0073】
記録装置140の第1面11、第2面12、第3面13及び第4面14の4面には、透明または透光性を有する透過部材21が配置される。各第2面12、第3面13及び第4面14において、Z軸に沿った方向の上部に透過部材21が配置され、当該透過部材21の下部に不透過部材23が配置される。
第1面11のほぼ全面には透過部材21が配置される。なお、本実施形態では、第1面11の操作部5が設置される部分には、不透過部材23が用いられるが、透過部材21であってもよい。また、第5面15の全面には不透過部材23が配置される。
【0074】
また、記録装置140では、第1面11(天面)に配置された透過部材21における背面側の-Y方向端部に凹凸部22が形成される。さらに、第2面12(左側面)及び第3面13(右側面)の各透過部材21における背面側の-Y方向端部に凹凸部22が形成される。第1面11において、フロントカバー8を構成する透過部材21aの-Y方向に配置された透過部材21全面に凹凸部22が形成される。
【0075】
本実施形態では、透過部材21aのY軸に沿った寸法は、第1面11のY軸に沿った寸法の約1/2である。凹凸部22が形成された透過部材21のY軸に沿った寸法は、第1面11のY軸に沿った寸法の約1/2である。また、透過部材21aにおけるY軸に沿った寸法は、凹凸部22が形成された透過部材21におけるY軸に沿った寸法とほぼ同じである。
【0076】
第2面12の透過部材21において凹凸部22が形成された領域のY軸に沿った寸法は、第2面12の透過部材21のY軸に沿った寸法の約1/2である。また、第3面13の透過部材21において凹凸部22が形成された領域のY軸に沿った寸法は、第3面13の透過部材21のY軸に沿った寸法の約1/2である。
第1面11に形成された凹凸部22のY軸に沿った寸法と、第2面12に形成された凹凸部22のY軸に沿った寸法と、第3面13に形成された凹凸部22のY軸に沿った寸法と、はほぼ同じであり、一連の帯状を成す。これにより、凹凸部22の一体感を得ることができる。また、上記同様の効果を得ることができる。
【0077】
5.第5実施形態
次に、本実施形態にかかる記録装置150の構成について説明する。
図5A及び図5Bは、記録装置150の斜視図である。なお、第1実施形態と同一の構成については、同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
【0078】
本実施形態の筐体2は、平面視において、X軸に沿った寸法が、Y軸に沿った寸法よりも長い。
記録装置150の第1面11、第2面12、第3面13及び第4面14の4面には、透明または透光性を有する透過部材21が配置される。各第2面12、第3面13及び第4面14において、Z軸に沿った方向の上部に透過部材21が配置され、当該透過部材21の下部に不透過部材23が配置される。
第1面11のほぼ全面には透過部材21が配置される。なお、本実施形態では、第1面11の操作部5が設置される部分には、不透過部材23が用いられるが、透過部材21であってもよい。また、第5面15の全面には不透過部材23が配置される。
【0079】
また、記録装置150では、第1面11(天面)に配置された透過部材21における背面側の-Y方向端部に凹凸部22が形成される。さらに、第2面12(左側面)及び第3面13(右側面)の各透過部材21における背面側の-Y方向端部に凹凸部22が形成される。第1面11において、フロントカバー8を構成する透過部材21aの-Y方向に配置された透過部材21全面に凹凸部22が形成される。
【0080】
本実施形態では、透過部材21aのY軸に沿った寸法は、第1面11のY軸に沿った寸法の約3/4である。凹凸部22が形成された透過部材21のY軸に沿った寸法は、第1面11のY軸に沿った寸法の約1/4である。また、透過部材21aにおけるY軸に沿った寸法は、凹凸部22が形成された透過部材21におけるY軸に沿った寸法の約3倍である。
【0081】
第2面12の透過部材21において凹凸部22が形成された領域のY軸に沿った寸法は、第2面12の透過部材21のY軸に沿った寸法の約1/4である。また、第3面13の透過部材21において凹凸部22が形成された領域のY軸に沿った寸法は、第3面13の透過部材21のY軸に沿った寸法の約1/4である。
第1面11に形成された凹凸部22のY軸に沿った寸法と、第2面12に形成された凹凸部22のY軸に沿った寸法と、第3面13に形成された凹凸部22のY軸に沿った寸法と、はほぼ同じであり、一連の帯状を成す。これにより、凹凸部22の一体感を得ることができる。また、上記同様の効果を得ることができる。
【0082】
6.第6実施形態
次に、本実施形態にかかる記録装置160の構成について説明する。
図6A及び図6Bは、記録装置160の斜視図である。なお、第1及び第2実施形態と同一の構成については、同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
【0083】
記録装置160の第1面11、第2面12、第3面13及び第4面14の4面には、透明または透光性を有する透過部材21が配置される。各第2面12、第3面13及び第4面14において、Z軸に沿った方向の上部に透過部材21が配置され、当該透過部材21の下部に不透過部材23が配置される。
第1面11のほぼ全面には透過部材21が配置される。なお、本実施形態では、第1面11の操作部5が設置される部分には、不透過部材23が用いられるが、透過部材21であってもよい。また、第5面15の全面には不透過部材23が配置される。
【0084】
また、記録装置160では、第1面11(天面)に配置された透過部材21における背面側の-Y方向端部に凹凸部22が形成される。さらに、第2面12(左側面)及び第3面13(右側面)の各透過部材21における背面側の-Y方向端部に凹凸部22が形成される。第1面11において、フロントカバー8を構成する透過部材21aの-Y方向に配置された透過部材21全面に凹凸部22が形成される。
【0085】
本実施形態では、透過部材21aのY軸に沿った寸法は、第1面11のY軸に沿った寸法の約1/2である。凹凸部22が形成された透過部材21のY軸に沿った寸法は、第1面11のY軸に沿った寸法の約1/2である。また、透過部材21aにおけるY軸に沿った寸法は、凹凸部22が形成された透過部材21におけるY軸に沿った寸法とほぼ同じである。
【0086】
第2面12の透過部材21において凹凸部22が形成された領域のY軸に沿った寸法は、第2面12の透過部材21のY軸に沿った寸法の約1/2である。また、第3面13の透過部材21において凹凸部22が形成された領域のY軸に沿った寸法は、第3面13の透過部材21のY軸に沿った寸法の約1/2である。
第1面11に形成された凹凸部22のY軸に沿った寸法と、第2面12に形成された凹凸部22のY軸に沿った寸法と、第3面13に形成された凹凸部22のY軸に沿った寸法と、はほぼ同じであり、一連の帯状を成す。これにより、凹凸部22の一体感を得ることができる。
【0087】
さらに、本実施形態の記録装置160は、第1面11においてフロントカバー8を構成する透過部材21aの+X方向に透過部材21を備える。また、第4面14においてフロントカバー8を構成する透過部材21bの+X方向に透過部材21を備える。
【0088】
透過部材21aの+X方向に配置された透過部材21のY軸に沿った寸法は、透過部材21aのY軸に沿った寸法と同じである。透過部材21aの+X方向に配置された透過部材21のX軸に沿った寸法は、透過部材21aの-X方向に配置された不透過部材23のX軸に沿った寸法よりも短い。
【0089】
透過部材21bの+X方向に配置された透過部材21のZ軸に沿った寸法は、透過部材21bのZ軸に沿った寸法と同じである。透過部材21bの+X方向に配置された透過部材21のX軸に沿った寸法は、透過部材21bの-X方向に配置された透過部材21のX軸に沿った寸法よりも短い。
透過部材21aの+X方向に配置された透過部材21のX軸に沿った寸法と、透過部材21bの+X方向に配置された透過部材21のX軸に沿った寸法とは同じである。
本実施形態では、透過部材21aの+X方向に配置された透過部材21及び透過部材21bの+X方向に配置された透過部材21からも筐体2内部における記録状態を確認できる。
【0090】
7.第7実施形態
次に、本実施形態にかかる記録装置170の構成について説明する。
図7A及び図7Bは、記録装置170の斜視図である。なお、第1及び第2実施形態と同一の構成については、同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
【0091】
本実施形態の筐体2は、平面視において、X軸に沿った寸法が、Y軸に沿った寸法よりも長い。
記録装置170の第1面11、第2面12、第3面13及び第4面14の4面には、透明または透光性を有する透過部材21が配置される。各第2面12、第3面13及び第4面14において、Z軸に沿った方向の上部に透過部材21が配置され、当該透過部材21の下部に不透過部材23が配置される。
第1面11のほぼ全面には透過部材21が配置される。なお、本実施形態では、第1面11の操作部5が設置される部分には、不透過部材23が用いられるが、透過部材21であってもよい。また、第5面15の全面には不透過部材23が配置される。
【0092】
また、記録装置170では、第1面11(天面)に配置された透過部材21における背面側の-Y方向端部に凹凸部22が形成される。さらに、第2面12(左側面)及び第3面13(右側面)の各透過部材21における背面側の-Y方向端部に凹凸部22が形成される。第1面11において、フロントカバー8を構成する透過部材21aの-Y方向に配置された透過部材21全面に凹凸部22が形成される。
【0093】
本実施形態では、透過部材21aのY軸に沿った寸法は、第1面11のY軸に沿った寸法の約3/4である。凹凸部22が形成された透過部材21のY軸に沿った寸法は、第1面11のY軸に沿った寸法の約1/4である。また、透過部材21aにおけるY軸に沿った寸法は、凹凸部22が形成された透過部材21におけるY軸に沿った寸法の約3倍である。
【0094】
第2面12の透過部材21において凹凸部22が形成された領域のY軸に沿った寸法は、第2面12の透過部材21のY軸に沿った寸法の約1/4である。また、第3面13の透過部材21において凹凸部22が形成された領域のY軸に沿った寸法は、第3面13の透過部材21のY軸に沿った寸法の約1/4である。
第1面11に形成された凹凸部22のY軸に沿った寸法と、第2面12に形成された凹凸部22のY軸に沿った寸法と、第3面13に形成された凹凸部22のY軸に沿った寸法と、はほぼ同じであり、一連の帯状を成す。これにより、凹凸部22の一体感を得ることができる。
【0095】
さらに、本実施形態の記録装置170は、第1面11においてフロントカバー8を構成する透過部材21aの+X方向に透過部材21を備える。また、第4面14においてフロントカバー8を構成する透過部材21bの+X方向に透過部材21を備える。
【0096】
透過部材21aの+X方向に配置された透過部材21のY軸に沿った寸法は、透過部材21aのY軸に沿った寸法と同じである。透過部材21aの+X方向に配置された透過部材21のX軸に沿った寸法は、透過部材21aの-X方向に配置された不透過部材23のX軸に沿った寸法よりも短い。
【0097】
透過部材21bの+X方向に配置された透過部材21のZ軸に沿った寸法は、透過部材21bのZ軸に沿った寸法と同じである。透過部材21bの+X方向に配置された透過部材21のX軸に沿った寸法は、透過部材21bの-X方向に配置された透過部材21のX軸に沿った寸法よりも短い。
透過部材21aの+X方向に配置された透過部材21のX軸に沿った寸法と、透過部材21bの+X方向に配置された透過部材21のX軸に沿った寸法とは同じである。
本実施形態では、透過部材21aの+X方向に配置された透過部材21及び透過部材21bの+X方向に配置された透過部材21からも筐体2内部における記録状態を確認できる。
【0098】
8.第8実施形態
次に、本実施形態にかかる記録装置180の構成について説明する。
図8A及び図8Bは、記録装置180の斜視図である。なお、第1及び第3実施形態と同一の構成については、同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
【0099】
本実施形態の筐体2は、平面視において、X軸に沿った寸法が、Y軸に沿った寸法よりも長い。
記録装置180の第1面11、第2面12、第3面13及び第4面14の4面には、透明または透光性を有する透過部材21が配置される。各第2面12、第3面13及び第4面14において、Z軸に沿った方向の上部に透過部材21が配置され、当該透過部材21の下部に不透過部材23が配置される。
第1面11のほぼ全面には透過部材21が配置される。なお、本実施形態では、第1面11の操作部5が設置される部分には、不透過部材23が用いられるが、透過部材21であってもよい。また、第5面15の全面には不透過部材23が配置される。
【0100】
また、記録装置180では、第1面11(天面)に配置された透過部材21における背面側の-Y方向端部に凹凸部22が形成される。さらに、第2面12(左側面)及び第3面13(右側面)の各透過部材21における背面側の-Y方向端部に凹凸部22が形成される。第1面11において、フロントカバー8を構成する透過部材21aの-Y方向に配置された透過部材21全面に凹凸部22が形成される。
【0101】
本実施形態では、透過部材21aのY軸に沿った寸法は、第1面11のY軸に沿った寸法の約1/2である。凹凸部22が形成された透過部材21のY軸に沿った寸法は、第1面11のY軸に沿った寸法の約1/2である。また、透過部材21aにおけるY軸に沿った寸法は、凹凸部22が形成された透過部材21におけるY軸に沿った寸法とほぼ同じである。
【0102】
第2面12の透過部材21において凹凸部22が形成された領域のY軸に沿った寸法は、第2面12の透過部材21のY軸に沿った寸法の約1/2である。また、第3面13の透過部材21において凹凸部22が形成された領域のY軸に沿った寸法は、第3面13の透過部材21のY軸に沿った寸法の約1/2である。
第1面11に形成された凹凸部22のY軸に沿った寸法と、第2面12に形成された凹凸部22のY軸に沿った寸法と、第3面13に形成された凹凸部22のY軸に沿った寸法と、はほぼ同じであり、一連の帯状を成す。これにより、凹凸部22の一体感を得ることができる。
【0103】
さらに、本実施形態の記録装置180は、第1面11においてフロントカバー8を構成する透過部材21aの+X方向に透過部材21を備える。また、第4面14においてフロントカバー8を構成する透過部材21bの+X方向に透過部材21を備える。
【0104】
透過部材21aの+X方向に配置された透過部材21のY軸に沿った寸法は、透過部材21aのY軸に沿った寸法と同じである。透過部材21aの+X方向に配置された透過部材21のX軸に沿った寸法は、透過部材21aの-X方向に配置された不透過部材23のX軸に沿った寸法と同じである。
【0105】
透過部材21bの+X方向に配置された透過部材21のZ軸に沿った寸法は、透過部材21bのZ軸に沿った寸法と同じである。透過部材21bの+X方向に配置された透過部材21のX軸に沿った寸法は、透過部材21bの-X方向に配置された透過部材21のX軸に沿った寸法と同じである。
透過部材21aの+X方向に配置された透過部材21のX軸に沿った寸法と、透過部材21bの+X方向に配置された透過部材21のX軸に沿った寸法とは同じである。
本実施形態では、透過部材21aの+X方向に配置された透過部材21及び透過部材21bの+X方向に配置された透過部材21からも筐体2内部における記録状態を確認できる。
【0106】
9.第9実施形態
次に、本実施形態にかかる記録装置190の構成について説明する。
図9A及び図9Bは、記録装置190の斜視図である。なお、第1及び第3実施形態と同一の構成については、同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
【0107】
本実施形態の筐体2は、平面視において、X軸に沿った寸法が、Y軸に沿った寸法よりも長い。
記録装置190の第1面11、第2面12、第3面13及び第4面14の4面には、透明または透光性を有する透過部材21が配置される。各第2面12、第3面13及び第4面14において、Z軸に沿った方向の上部に透過部材21が配置され、当該透過部材21の下部に不透過部材23が配置される。
第1面11のほぼ全面には透過部材21が配置される。なお、本実施形態では、第1面11の操作部5が設置される部分には、不透過部材23が用いられるが、透過部材21であってもよい。また、第5面15の全面には不透過部材23が配置される。
【0108】
また、記録装置190では、第1面11(天面)に配置された透過部材21における背面側の-Y方向端部に凹凸部22が形成される。さらに、第2面12(左側面)及び第3面13(右側面)の各透過部材21における背面側の-Y方向端部に凹凸部22が形成される。第1面11において、フロントカバー8を構成する透過部材21aの-Y方向に配置された透過部材21全面に凹凸部22が形成される。
【0109】
本実施形態では、透過部材21aのY軸に沿った寸法は、第1面11のY軸に沿った寸法の約3/4である。凹凸部22が形成された透過部材21のY軸に沿った寸法は、第1面11のY軸に沿った寸法の約1/4である。また、透過部材21aにおけるY軸に沿った寸法は、凹凸部22が形成された透過部材21におけるY軸に沿った寸法の約3倍である。
【0110】
第2面12の透過部材21において凹凸部22が形成された領域のY軸に沿った寸法は、第2面12の透過部材21のY軸に沿った寸法の約1/4である。また、第3面13の透過部材21において凹凸部22が形成された領域のY軸に沿った寸法は、第3面13の透過部材21のY軸に沿った寸法の約1/4である。
第1面11に形成された凹凸部22のY軸に沿った寸法と、第2面12に形成された凹凸部22のY軸に沿った寸法と、第3面13に形成された凹凸部22のY軸に沿った寸法と、はほぼ同じであり、一連の帯状を成す。これにより、凹凸部22の一体感を得ることができる。
【0111】
さらに、本実施形態の記録装置190は、第1面11においてフロントカバー8を構成する透過部材21aの+X方向に透過部材21を備える。また、第4面14においてフロントカバー8を構成する透過部材21bの+X方向に透過部材21を備える。
【0112】
透過部材21aの+X方向に配置された透過部材21のY軸に沿った寸法は、透過部材21aのY軸に沿った寸法と同じである。透過部材21aの+X方向に配置された透過部材21のX軸に沿った寸法は、透過部材21aの-X方向に配置された不透過部材23のX軸に沿った寸法と同じである。
【0113】
透過部材21bの+X方向に配置された透過部材21のZ軸に沿った寸法は、透過部材21bのZ軸に沿った寸法と同じである。透過部材21bの+X方向に配置された透過部材21のX軸に沿った寸法は、透過部材21bの-X方向に配置された透過部材21のX軸に沿った寸法と同じである。
透過部材21aの+X方向に配置された透過部材21のX軸に沿った寸法と、透過部材21bの+X方向に配置された透過部材21のX軸に沿った寸法とは同じである。
本実施形態では、透過部材21aの+X方向に配置された透過部材21及び透過部材21bの+X方向に配置された透過部材21からも筐体2内部における記録状態を確認できる。
【0114】
10.第10実施形態
次に、本実施形態にかかる記録装置200の構成について説明する。
図10A及び図10Bは、記録装置200の斜視図である。なお、第1実施形態と同一の構成については、同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
【0115】
本実施形態の筐体2は、平面視において、X軸に沿った寸法とY軸に沿った寸法とがほぼ同じである。
記録装置200の第1面11、第2面12、第3面13及び第4面14の4面には、透明または透光性を有する透過部材21が配置される。各第2面12、第3面13及び第4面14において、Z軸に沿った方向の上部に透過部材21が配置され、当該透過部材21の下部に不透過部材23が配置される。
本実施形態では、各第2面12、第3面13及び第4面14に配置された透過部材21のZ軸に沿った方向における寸法は、各第2面12、第3面13及び第4面14のZ軸に沿った寸法の約1/4である。各第2面12、第3面13及び第4面14に配置された透過部材21のZ軸に沿った方向における寸法は、各第2面12、第3面13及び第4面14に配置された不透過部材23のZ軸に沿った方向における寸法の約1/3である。
【0116】
第1面11のほぼ全面には透過部材21が配置される。なお、本実施形態では、第1面11の操作部5が設置される部分には、不透過部材23が用いられるが、透過部材21であってもよい。また、第5面15の全面には不透過部材23が配置される。
【0117】
また、記録装置200では、第1面11(天面)に配置された透過部材21における背面側の-Y方向端部に凹凸部22が形成される。さらに、第2面12(左側面)及び第3面13(右側面)の各透過部材21における背面側の-Y方向端部に凹凸部22が形成される。第1面11において、フロントカバー8を構成する透過部材21aの-Y方向に配置された透過部材21全面に凹凸部22が形成される。
【0118】
本実施形態では、透過部材21aのY軸に沿った寸法は、第1面11のY軸に沿った寸法の約3/4である。凹凸部22が形成された透過部材21のY軸に沿った寸法は、第1面11のY軸に沿った寸法の約1/4である。また、透過部材21aにおけるY軸に沿った寸法は、凹凸部22が形成された透過部材21におけるY軸に沿った寸法の約3倍である。
【0119】
第2面12の透過部材21において凹凸部22が形成された領域のY軸に沿った寸法は、第2面12の透過部材21のY軸に沿った寸法の約1/4である。また、第3面13の透過部材21において凹凸部22が形成された領域のY軸に沿った寸法は、第3面13の透過部材21のY軸に沿った寸法の約1/4である。
第1面11に形成された凹凸部22のY軸に沿った寸法と、第2面12に形成された凹凸部22のY軸に沿った寸法と、第3面13に形成された凹凸部22のY軸に沿った寸法と、はほぼ同じであり、一連の帯状を成す。これにより、凹凸部22の一体感を得ることができる。また、上記同様の効果を得ることができる。
【0120】
11.第11実施形態
次に、本実施形態にかかる記録装置210の構成について説明する。
図11A及び図11Bは、記録装置210の斜視図である。なお、第1実施形態と同一の構成については、同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
【0121】
本実施形態の筐体2は、平面視において、X軸に沿った寸法とY軸に沿った寸法とがほぼ同じである。
記録装置210の第1面11、第2面12、第3面13及び第4面14の4面には、透明または透光性を有する透過部材21が配置される。各第2面12、第3面13及び第4面14において、Z軸に沿った方向の上部に透過部材21が配置され、当該透過部材21の下部に不透過部材23が配置される。
本実施形態では、各第2面12、第3面13及び第4面14に配置された透過部材21のZ軸に沿った方向における寸法は、各第2面12、第3面13及び第4面14のZ軸に沿った寸法の約3/4である。各第2面12、第3面13及び第4面14に配置された透過部材21のZ軸に沿った方向における寸法は、各第2面12、第3面13及び第4面14に配置された不透過部材23のZ軸に沿った方向における寸法の約3倍である。
【0122】
第1面11のほぼ全面には透過部材21が配置される。なお、本実施形態では、第1面11の操作部5が設置される部分には、不透過部材23が用いられるが、透過部材21であってもよい。また、第5面15の全面には不透過部材23が配置される。
【0123】
また、記録装置210では、第1面11(天面)に配置された透過部材21における背面側の-Y方向端部に凹凸部22が形成される。さらに、第2面12(左側面)及び第3面13(右側面)の各透過部材21における背面側の-Y方向端部に凹凸部22が形成される。第1面11において、フロントカバー8を構成する透過部材21aの-Y方向に配置された透過部材21全面に凹凸部22が形成される。
【0124】
本実施形態では、透過部材21aのY軸に沿った寸法は、第1面11のY軸に沿った寸法の約3/4である。凹凸部22が形成された透過部材21のY軸に沿った寸法は、第1面11のY軸に沿った寸法の約1/4である。また、透過部材21aにおけるY軸に沿った寸法は、凹凸部22が形成された透過部材21におけるY軸に沿った寸法の約3倍である。
【0125】
第2面12の透過部材21において凹凸部22が形成された領域のY軸に沿った寸法は、第2面12の透過部材21のY軸に沿った寸法の約1/4である。また、第3面13の透過部材21において凹凸部22が形成された領域のY軸に沿った寸法は、第3面13の透過部材21のY軸に沿った寸法の約1/4である。
第1面11に形成された凹凸部22のY軸に沿った寸法と、第2面12に形成された凹凸部22のY軸に沿った寸法と、第3面13に形成された凹凸部22のY軸に沿った寸法と、はほぼ同じであり、一連の帯状を成す。これにより、凹凸部22の一体感を得ることができる。また、上記同様の効果を得ることができる。
【0126】
12.第12実施形態
次に、本実施形態にかかる記録装置220の構成について説明する。
図12A及び図12Bは、記録装置220の斜視図である。なお、第1及び第2実施形態と同一の構成については、同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
【0127】
記録装置220の第1面11、第2面12、第3面13及び第4面14の4面には、透明または透光性を有する透過部材21が配置される。各第2面12、第3面13及び第4面14において、Z軸に沿った方向の上部に透過部材21が配置され、当該透過部材21の下部に不透過部材23が配置される。
本実施形態では、各第2面12、第3面13及び第4面14に配置された透過部材21のZ軸に沿った方向における寸法は、各第2面12、第3面13及び第4面14のZ軸に沿った寸法の約1/4である。各第2面12、第3面13及び第4面14に配置された透過部材21のZ軸に沿った方向における寸法は、各第2面12、第3面13及び第4面14に配置された不透過部材23のZ軸に沿った方向における寸法の約1/3である。
【0128】
第1面11のほぼ全面には透過部材21が配置される。なお、本実施形態では、第1面11の操作部5が設置される部分には、不透過部材23が用いられるが、透過部材21であってもよい。また、第5面15の全面には不透過部材23が配置される。
【0129】
また、記録装置220では、第1面11(天面)に配置された透過部材21における背面側の-Y方向端部に凹凸部22が形成される。さらに、第2面12(左側面)及び第3面13(右側面)の各透過部材21における背面側の-Y方向端部に凹凸部22が形成される。第1面11において、フロントカバー8を構成する透過部材21aの-Y方向に配置された透過部材21全面に凹凸部22が形成される。
【0130】
本実施形態では、透過部材21aのY軸に沿った寸法は、第1面11のY軸に沿った寸法の約3/4である。凹凸部22が形成された透過部材21のY軸に沿った寸法は、第1面11のY軸に沿った寸法の約1/4である。また、透過部材21aにおけるY軸に沿った寸法は、凹凸部22が形成された透過部材21におけるY軸に沿った寸法の約3倍である。
【0131】
第2面12の透過部材21において凹凸部22が形成された領域のY軸に沿った寸法は、第2面12の透過部材21のY軸に沿った寸法の約1/4である。また、第3面13の透過部材21において凹凸部22が形成された領域のY軸に沿った寸法は、第3面13の透過部材21のY軸に沿った寸法の約1/4である。
第1面11に形成された凹凸部22のY軸に沿った寸法と、第2面12に形成された凹凸部22のY軸に沿った寸法と、第3面13に形成された凹凸部22のY軸に沿った寸法と、はほぼ同じであり、一連の帯状を成す。これにより、凹凸部22の一体感を得ることができる。
【0132】
さらに、本実施形態の記録装置220は、第1面11においてフロントカバー8を構成する透過部材21aの+X方向に透過部材21を備える。また、第4面14においてフロントカバー8を構成する透過部材21bの+X方向に透過部材21を備える。
【0133】
透過部材21aの+X方向に配置された透過部材21のY軸に沿った寸法は、透過部材21aのY軸に沿った寸法と同じである。透過部材21aの+X方向に配置された透過部材21のX軸に沿った寸法は、透過部材21aの-X方向に配置された不透過部材23のX軸に沿った寸法よりも短い。
【0134】
透過部材21bの+X方向に配置された透過部材21のZ軸に沿った寸法は、透過部材21bのZ軸に沿った寸法と同じである。透過部材21bの+X方向に配置された透過部材21のX軸に沿った寸法は、透過部材21bの-X方向に配置された透過部材21のX軸に沿った寸法よりも短い。
透過部材21aの+X方向に配置された透過部材21のX軸に沿った寸法と、透過部材21bの+X方向に配置された透過部材21のX軸に沿った寸法とは同じである。
本実施形態では、透過部材21aの+X方向に配置された透過部材21及び透過部材21bの+X方向に配置された透過部材21からも筐体2内部における記録状態を確認できる。
【0135】
13.第13実施形態
次に、本実施形態にかかる記録装置230の構成について説明する。
図13A及び図13Bは、記録装置230の斜視図である。なお、第1及び第2実施形態と同一の構成については、同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
【0136】
記録装置230の第1面11、第2面12、第3面13及び第4面14の4面には、透明または透光性を有する透過部材21が配置される。各第2面12、第3面13及び第4面14において、Z軸に沿った方向の上部に透過部材21が配置され、当該透過部材21の下部に不透過部材23が配置される。
本実施形態では、各第2面12、第3面13及び第4面14に配置された透過部材21のZ軸に沿った方向における寸法は、各第2面12、第3面13及び第4面14のZ軸に沿った寸法の約3/4である。各第2面12、第3面13及び第4面14に配置された透過部材21のZ軸に沿った方向における寸法は、各第2面12、第3面13及び第4面14に配置された不透過部材23のZ軸に沿った方向における寸法の約3倍である。
【0137】
第1面11のほぼ全面には透過部材21が配置される。なお、本実施形態では、第1面11の操作部5が設置される部分には、不透過部材23が用いられるが、透過部材21であってもよい。また、第5面15の全面には不透過部材23が配置される。
【0138】
また、記録装置230では、第1面11(天面)に配置された透過部材21における背面側の-Y方向端部には凹凸部22が形成される。さらに、第2面12(左側面)及び第3面13(右側面)の各透過部材21における背面側の-Y方向端部に凹凸部22が形成される。第1面11において、フロントカバー8を構成する透過部材21aの-Y方向に配置された透過部材21全面に凹凸部22が形成される。
【0139】
本実施形態では、透過部材21aのY軸に沿った寸法は、第1面11のY軸に沿った寸法の約3/4である。凹凸部22が形成された透過部材21のY軸に沿った寸法は、第1面11のY軸に沿った寸法の約1/4である。また、透過部材21aにおけるY軸に沿った寸法は、凹凸部22が形成された透過部材21におけるY軸に沿った寸法の約3倍である。
【0140】
第2面12の透過部材21において凹凸部22が形成された領域のY軸に沿った寸法は、第2面12の透過部材21のY軸に沿った寸法の約1/4である。また、第3面13の透過部材21において凹凸部22が形成された領域のY軸に沿った寸法は、第3面13の透過部材21のY軸に沿った寸法の約1/4である。
第1面11に形成された凹凸部22のY軸に沿った寸法と、第2面12に形成された凹凸部22のY軸に沿った寸法と、第3面13に形成された凹凸部22のY軸に沿った寸法と、はほぼ同じであり、一連の帯状を成す。これにより、凹凸部22の一体感を得ることができる。
【0141】
さらに、本実施形態の記録装置230は、第1面11においてフロントカバー8を構成する透過部材21aの+X方向に透過部材21を備える。また、第4面14においてフロントカバー8を構成する透過部材21bの+X方向に透過部材21を備える。
【0142】
透過部材21aの+X方向に配置された透過部材21のY軸に沿った寸法は、透過部材21aのY軸に沿った寸法と同じである。透過部材21aの+X方向に配置された透過部材21のX軸に沿った寸法は、透過部材21aの-X方向に配置された不透過部材23のX軸に沿った寸法よりも短い。
【0143】
透過部材21bの+X方向に配置された透過部材21のZ軸に沿った寸法は、透過部材21bのZ軸に沿った寸法と同じである。透過部材21bの+X方向に配置された透過部材21のX軸に沿った寸法は、透過部材21bの-X方向に配置された透過部材21のX軸に沿った寸法よりも短い。
透過部材21aの+X方向に配置された透過部材21のX軸に沿った寸法と、透過部材21bの+X方向に配置された透過部材21のX軸に沿った寸法とは同じである。
本実施形態では、透過部材21aの+X方向に配置された透過部材21及び透過部材21bの+X方向に配置された透過部材21からも筐体2内部における記録状態を確認できる。
【0144】
14.第14実施形態
次に、本実施形態にかかる記録装置240の構成について説明する。
図14A及び図14Bは、記録装置240の斜視図である。なお、第1及び第3実施形態と同一の構成については、同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
【0145】
記録装置240の第1面11、第2面12、第3面13及び第4面14の4面には、透明または透光性を有する透過部材21が配置される。各第2面12、第3面13及び第4面14において、Z軸に沿った方向の上部に透過部材21が配置され、当該透過部材21の下部に不透過部材23が配置される。
本実施形態では、各第2面12、第3面13及び第4面14に配置された透過部材21のZ軸に沿った方向における寸法は、各第2面12、第3面13及び第4面14のZ軸に沿った寸法の約1/4である。各第2面12、第3面13及び第4面14に配置された透過部材21のZ軸に沿った方向における寸法は、各第2面12、第3面13及び第4面14に配置された不透過部材23のZ軸に沿った方向における寸法の約1/3である。
【0146】
第1面11のほぼ全面には透過部材21が配置される。なお、本実施形態では、第1面11の操作部5が設置される部分には、不透過部材23が用いられるが、透過部材21であってもよい。また、第5面15の全面には不透過部材23が配置される。
【0147】
また、記録装置240では、第1面11(天面)に配置された透過部材21における背面側の-Y方向端部に凹凸部22が形成される。さらに、第2面12(左側面)及び第3面13(右側面)の各透過部材21における背面側の-Y方向端部に凹凸部22が形成される。第1面11において、フロントカバー8を構成する透過部材21aの-Y方向に配置された透過部材21全面に凹凸部22が形成される。
【0148】
本実施形態では、透過部材21aのY軸に沿った寸法は、第1面11のY軸に沿った寸法の約3/4である。凹凸部22が形成された透過部材21のY軸に沿った寸法は、第1面11のY軸に沿った寸法の約1/4である。また、透過部材21aにおけるY軸に沿った寸法は、凹凸部22が形成された透過部材21におけるY軸に沿った寸法の約3倍である。
【0149】
第2面12の透過部材21において凹凸部22が形成された領域のY軸に沿った寸法は、第2面12の透過部材21のY軸に沿った寸法の約1/4である。また、第3面13の透過部材21において凹凸部22が形成された領域のY軸に沿った寸法は、第3面13の透過部材21のY軸に沿った寸法の約1/4である。
第1面11に形成された凹凸部22のY軸に沿った寸法と、第2面12に形成された凹凸部22のY軸に沿った寸法と、第3面13に形成された凹凸部22のY軸に沿った寸法と、はほぼ同じであり、一連の帯状を成す。これにより、凹凸部22の一体感を得ることができる。
【0150】
さらに、本実施形態の記録装置240は、第1面11においてフロントカバー8を構成する透過部材21aの+X方向に透過部材21を備える。また、第4面14においてフロントカバー8を構成する透過部材21bの+X方向に透過部材21を備える。
【0151】
透過部材21aの+X方向に配置された透過部材21のY軸に沿った寸法は、透過部材21aのY軸に沿った寸法と同じである。透過部材21aの+X方向に配置された透過部材21のX軸に沿った寸法は、透過部材21aの-X方向に配置された不透過部材23のX軸に沿った寸法と同じである。
【0152】
透過部材21bの+X方向に配置された透過部材21のZ軸に沿った寸法は、透過部材21bのZ軸に沿った寸法と同じである。透過部材21bの+X方向に配置された透過部材21のX軸に沿った寸法は、透過部材21bの-X方向に配置された透過部材21のX軸に沿った寸法と同じである。
透過部材21aの+X方向に配置された透過部材21のX軸に沿った寸法と、透過部材21bの+X方向に配置された透過部材21のX軸に沿った寸法とは同じである。
本実施形態では、透過部材21aの+X方向に配置された透過部材21及び透過部材21bの+X方向に配置された透過部材21からも筐体2内部における記録状態を確認できる。
【0153】
15.第15実施形態
次に、本実施形態にかかる記録装置250の構成について説明する。
図15A及び図15Bは、記録装置250の斜視図である。なお、第1及び第3実施形態と同一の構成については、同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
【0154】
記録装置250の第1面11、第2面12、第3面13及び第4面14の4面には、透明または透光性を有する透過部材21が配置される。各第2面12、第3面13及び第4面14において、Z軸に沿った方向の上部に透過部材21が配置され、当該透過部材21の下部に不透過部材23が配置される。
本実施形態では、各第2面12、第3面13及び第4面14に配置された透過部材21のZ軸に沿った方向における寸法は、各第2面12、第3面13及び第4面14のZ軸に沿った寸法の約3/4である。各第2面12、第3面13及び第4面14に配置された透過部材21のZ軸に沿った方向における寸法は、各第2面12、第3面13及び第4面14に配置された不透過部材23のZ軸に沿った方向における寸法の約3倍である。
【0155】
第1面11のほぼ全面には透過部材21が配置される。なお、本実施形態では、第1面11の操作部5が設置される部分には、不透過部材23が用いられるが、透過部材21であってもよい。また、第5面15の全面には不透過部材23が配置される。
【0156】
また、記録装置250では、第1面11(天面)に配置された透過部材21における背面側の-Y方向端部に凹凸部22が形成される。さらに、第2面12(左側面)及び第3面13(右側面)の各透過部材21における背面側の-Y方向端部に凹凸部22が形成される。第1面11において、フロントカバー8を構成する透過部材21aの-Y方向に配置された透過部材21全面に凹凸部22が形成される。
【0157】
本実施形態では、透過部材21aのY軸に沿った寸法は、第1面11のY軸に沿った寸法の約3/4である。凹凸部22が形成された透過部材21のY軸に沿った寸法は、第1面11のY軸に沿った寸法の約1/4である。また、透過部材21aにおけるY軸に沿った寸法は、凹凸部22が形成された透過部材21におけるY軸に沿った寸法の約3倍である。
【0158】
第2面12の透過部材21において凹凸部22が形成された領域のY軸に沿った寸法は、第2面12の透過部材21のY軸に沿った寸法の約1/4である。また、第3面13の透過部材21において凹凸部22が形成された領域のY軸に沿った寸法は、第3面13の透過部材21のY軸に沿った寸法の約1/4である。
第1面11に形成された凹凸部22のY軸に沿った寸法と、第2面12に形成された凹凸部22のY軸に沿った寸法と、第3面13に形成された凹凸部22のY軸に沿った寸法と、はほぼ同じであり、一連の帯状を成す。これにより、凹凸部22の一体感を得ることができる。
【0159】
さらに、本実施形態の記録装置250は、第1面11においてフロントカバー8を構成する透過部材21aの+X方向に透過部材21を備える。また、第4面14においてフロントカバー8を構成する透過部材21bの+X方向に透過部材21を備える。
【0160】
透過部材21aの+X方向に配置された透過部材21のY軸に沿った寸法は、透過部材21aのY軸に沿った寸法と同じである。透過部材21aの+X方向に配置された透過部材21のX軸に沿った寸法は、透過部材21aの-X方向に配置された不透過部材23のX軸に沿った寸法と同じである。
【0161】
透過部材21bの+X方向に配置された透過部材21のZ軸に沿った寸法は、透過部材21bのZ軸に沿った寸法と同じである。透過部材21bの+X方向に配置された透過部材21のX軸に沿った寸法は、透過部材21bの-X方向に配置された透過部材21のX軸に沿った寸法と同じである。
透過部材21aの+X方向に配置された透過部材21のX軸に沿った寸法と、透過部材21bの+X方向に配置された透過部材21のX軸に沿った寸法とは同じである。
本実施形態では、透過部材21aの+X方向に配置された透過部材21及び透過部材21bの+X方向に配置された透過部材21からも筐体2内部における記録状態を確認できる。
【0162】
なお、記録装置140,150,160,170,180,190において、各第2面12、第3面13及び第4面14に配置された透過部材21のZ軸に沿った方向における寸法を、各第2面12、第3面13及び第4面14のZ軸に沿った寸法の約1/4としてもよい。すなわち、各第2面12、第3面13及び第4面14に配置された透過部材21のZ軸に沿った方向における寸法を、各第2面12、第3面13及び第4面14に配置された不透過部材23のZ軸に沿った方向における寸法の約1/3としてもよい。
また、記録装置140,150,160,170,180,190において、各第2面12、第3面13及び第4面14に配置された透過部材21のZ軸に沿った方向における寸法を、各第2面12、第3面13及び第4面14のZ軸に沿った寸法の約3/4としてもよい。すなわち、各第2面12、第3面13及び第4面14に配置された透過部材21のZ軸に沿った方向における寸法を、各第2面12、第3面13及び第4面14に配置された不透過部材23のZ軸に沿った方向における寸法の約3倍としてもよい。
【0163】
16.第16実施形態
次に、本実施形態にかかる記録装置110Aの構成について説明する。
図16は、記録装置110Aの斜視図である。なお、第1実施形態と同一の構成については、同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
第1実施形態にかかる記録装置110では、第5面15(背面)全面に不透過部材23が配置された構成としたが、これに限定されない。第5面15に透過部材21を配置してもよい。
図16に示すように、記録装置110Aの第5面15には透過部材21が配置される。本実施形態では、第5面15のZ軸に沿った方向における中央部分より上部に透過部材21が配置され、Z軸に沿った方向における中央部分より下部に不透過部材23が配置される。第5面15の透過部材21は、X軸に沿って延在する。
第5面15に配置された透過部材21のZ軸に沿った方向における寸法と、第5面15に配置された不透過部材23のZ軸に沿った方向における寸法と、はほぼ同じである。
そして、第5面15に配置された透過部材21のZ軸に沿った方向における寸法と、各第2面12、第3面13及び第4面14に配置された透過部材21のZ軸に沿った方向における寸法と、はほぼ同じである。また、第5面15の透過部材21全面には凹凸部22が形成される。
【0164】
上記記録装置120から記録装置250においても上記同様に、第5面15に透過部材21を配置してもよい。
なお、第5面15に配置された透過部材21には、凹凸部22が形成されなくともよい。
【0165】
17.第17実施形態
次に、第17実施形態について説明する。
図17Aは、環境負荷の低減を訴求するためのラベルLBの外観図である。当該ラベルLBには、環境負荷の低減を訴求するための再生・再調整等の文言等が表記される。なお、ラベルLBの表記形態は、英文字に限定されず、各種言語や図形等、またはこれらの組み合わせであってもよい。ラベルLBは、例えば、再生品・再調整品等のリファービュッシュ品の環境訴求を目的とした商品に貼り付けられる。なお、ラベルLBの貼り付け方法は、特に限定されず、粘着剤によって貼り付けてもよいし、溶着等によって貼り付けてもよい。
【0166】
図17Bは、記録装置110に対してラベルLBを貼り付けた例を示す。ラベルLBは、例えば、記録装置110の第1面11に貼り付けられる。さらに詳細には、ラベルLBは、第1面11の不透過部材23上に貼り付けられる。ラベルLBの大きさは、適宜設定可能である。また、ラベルLBの貼り付け方向は限定されない。また、ラベルLBの貼り付け箇所は、1箇所に限らず、複数個所に貼り付けてよい。
【0167】
図17Cは、インクカートリッジ300に対してラベルLBを貼り付けた例を示す。インクカートリッジ300は、インクを収容可能な剛性を有する容器310を備える。ラベルLBは、例えば、容器310の側面に貼り付けられる。なお、ラベルLBは、容器310の複数面に貼り付けてもよい。
【0168】
図17Dは、インクパック400に対してラベルLBを貼り付けた例を示す。インクパック400は、インクを収容可能な可撓性を有する容器410を備える。ラベルLBは、例えば、容器410の側面に貼り付けられる。なお、ラベルLBは、例えば、容器410の複数面に貼り付けてもよい。
【0169】
図17Eは、インクボトル500に対してラベルLBを貼り付けた例を示す。インクボトル500は、インクを収容可能な容器510と、容器510の注入口部分を封止するキャップ部520とを備える。容器510は、略円柱状を成す。ラベルLBは、例えば、容器510の側面に貼り付けられる。なお、例えば、キャップ部520にもラベルLBを貼り付けてよい。
【0170】
第1実施形態から第17実施形態における各構成の一部を適宜組み合わせて、新たな記録装置を構成してもよい。
【0171】
次に、第1実施形態にかかる記録装置110、及び第2実施形態にかかる記録装置120を、空間内に配置した例について説明する。以降で示す第1から第10の空間は、例えば印刷作業室であり、店舗などの内部に設けられる。
【0172】
図18Aから図18Fは、第1の空間に記録装置110、及び記録装置120を配置した例を示す。なお、他の実施形態と同一の構成については、同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
図18Aは第1の空間の縮小斜視図、図18Bは第1の空間の平面図、図18Cは第1の空間の正面図、図18Dは第1の空間の背面図、図18Eは第1の空間の左側面図、図18Fは第1の空間の右側面図である。
【0173】
第1の空間は、床F1を有する。床F1には、棚611、棚611に隣接する作業台612、及び、作業台612に隣接する記録装置710が配置される。棚611の上には、記録装置110及び記録装置120が間隔を空けて配置される。作業台612の内部には、記録装置720及び記録装置730が配置される。記録装置730は、3台が積み重ねられている。
例えば、記録装置710は、ロール紙に印刷可能なプリンターであり、記録装置720、及び記録装置730は、写真用紙に印刷可能なプリンターである。
【0174】
図18Gは、記録装置710の斜視図である。図18Gに示すように、記録装置710は、給紙部711、排紙部712、操作部713を備える。また、記録装置710には、ロール紙714がセットされている。
【0175】
第1の空間において、記録装置110の天面と記録装置120の天面は、略同じ高さである。また、記録装置110の正面、記録装置120の正面、及び棚611の正面は、略揃っている。さらに、記録装置110の背面、記録装置120の背面、及び棚611の背面は、略揃っている。
また、第1の空間において、記録装置710の天面と作業台612の天面は、略同じ高さである。
【0176】
図19Aから図19Gは、第2の空間に記録装置110、及び記録装置120を配置した例を示す。なお、他の実施形態と同一の構成については、同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
図19Aは第2の空間の縮小斜視図、図19Bは第2の空間の平面図、図19Cは第2の空間の正面図、図19Dは第2の空間の背面図、図19Eは第2の空間の左側面図、図19Fは第2の空間の右側面図、図19Gは第2の空間の平面図中央断面図である。
【0177】
第2の空間は、床F2、壁W1、壁W2、及び壁W3を有する。床F2には、作業台621、棚622、棚622に隣接する記録装置710が配置される。棚622の上には、記録装置110及び記録装置120が隣接して配置される。また、棚622の内部には、記録装置720及び記録装置730が配置される。記録装置720は、記録装置730を挟むように2台が配置される。記録装置730は、2台が積み重ねられている。
なお、第2の空間を示す各図において、壁W1、壁W2、及び壁W3を透過させて表している。
【0178】
第2の空間において、記録装置110の天面、記録装置120の天面、記録装置710の天面、及び作業台621の天面は、略同じ高さである。また、記録装置110の正面、記録装置120の正面、及び棚622の正面は、略揃っている。また、記録装置110の左側面は、壁W1と略揃っている。さらに、記録装置110の背面、記録装置120の背面は、壁W2と略揃っている。
【0179】
図20Aから図20Fは、第3の空間に記録装置110、及び記録装置120を配置した例を示す。なお、他の実施形態と同一の構成については、同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
図20Aは第3の空間の縮小斜視図、図20Bは第3の空間の平面図、図20Cは第3の空間の正面図、図20Dは第3の空間の背面図、図20Eは第3の空間の左側面図、図20Fは第3の空間の右側面図である。
【0180】
第3の空間は、床F3を有する。床F3には、台座631、台座631に隣接する作業台632、作業台632に隣接する記録装置710、記録装置710に隣接するカウンター633が配置される。台座631の上には、記録装置110及び記録装置120が隣接して配置される。また、作業台632の内部には、記録装置720及び記録装置730が配置される。記録装置720は、記録装置730を挟むように2台が配置される。記録装置730は、2台が積み重ねられている。例えば、カウンター633は開閉式であり、カウンターを開くことで、第3の空間の中央のスペースに使用者が出入りすることができる。なお、カウンター633が開閉式でない場合でも、使用者は、カウンター633の下をくぐることなどにより、第3の空間の中央のスペースに出入りすることができる。
【0181】
第3の空間において、記録装置110の天面、記録装置120の天面、作業台632の天面、記録装置710の天面、及びカウンター633の天面は、略同じ高さである。また、記録装置710の左側面図と作業台632の正面は、略揃っている。また、記録装置110の正面、記録装置120の正面、及び台座631の正面は、略揃っている。また、記録装置110の背面、記録装置120の背面、及び台座631の背面は、略揃っている。さらに、記録装置110の左側面と台座631の左側面は、略揃っている。
【0182】
図21Aから図21Fは、第4の空間に記録装置110、及び記録装置120を配置した例を示す。なお、他の実施形態と同一の構成については、同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
図21Aは第4の空間の縮小斜視図、図21Bは第4の空間の平面図、図21Cは第4の空間の正面図、図21Dは第4の空間の背面図、図21Eは第4の空間の左側面図、図21Fは第4の空間の右側面図である。
【0183】
第4の空間は、床F4を有する。床F4には、台座641が配置される。台座641の上には、記録装置110及び記録装置120が隣接して配置される。
【0184】
第4の空間において、記録装置110の天面、記録装置120の天面は、略同じ高さである。また、記録装置110の正面、記録装置120の正面、及び台座641の正面は、略揃っている。このとき、記録装置110の正面視右下の角部と、記録装置120の正面視左下の角部と、台座641の正面視中央上側の部分とは、近接して配置されている。さらに、記録装置110の背面、記録装置120の背面、及び台座641の背面は、略揃っている。
【0185】
図22Aから図22Fは、第5の空間に記録装置110、及び記録装置120を配置した例を示す。なお、他の実施形態と同一の構成については、同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
図22Aは第5の空間の縮小斜視図、図22Bは第5の空間の平面図、図22Cは第5の空間の正面図、図22Dは第5の空間の背面図、図22Eは第5の空間の左側面図、図22Fは第5の空間の右側面図である。
【0186】
第5の空間は、床F5、及び壁W4を有する。床F5には、棚651が配置される。棚651の上には、記録装置110及び記録装置120が間隔を空けて配置される。
なお、図22Dにおいて、壁W4を透過させて表している。
【0187】
第5の空間において、記録装置110の天面、記録装置120の天面は、略同じ高さである。また、記録装置110の正面、記録装置120の正面、及び棚651の正面は、略揃っている。さらに、記録装置110の背面、記録装置120の背面、及び棚651の背面は、壁W4と略揃っている。
【0188】
図23Aから図23Fは、第6の空間に記録装置110、及び記録装置120を配置した例を示す。なお、他の実施形態と同一の構成については、同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
図23Aは第6の空間の縮小斜視図、図23Bは第6の空間の平面図、図23Cは第6の空間の正面図、図23Dは第6の空間の背面図、図23Eは第6の空間の左側面図、図23Fは作業台を透過させた第6の空間の左側面図、図23Gは第6の空間の右側面図である。
【0189】
第6の空間は、床F6、及び壁W5を有する。床F6には、台座661及び作業台662が配置される。台座661の上には、記録装置110及び記録装置120が隣接して配置される。
なお、図23Fにおいて、作業台662を透過させて表し、図23Dにおいて、壁W4を透過させて表している。また、図23Fにおいて、作業台662を透過させていることを分かりやすくするため、作業台662を二点鎖線で表している。
【0190】
第6の空間において、記録装置110の天面、記録装置120の天面、及び作業台662の天面は、略同じ高さである。また、記録装置110の正面、記録装置120の正面、及び台座661の正面は、略揃っている。また、記録装置110の左側面、及び台座661の左側面は、作業台662の背面と略揃っている。さらに、記録装置110の背面、記録装置120の背面、台座661の背面、及び作業台662の左側面は、壁W5と略揃っている。
【0191】
図24Aから図24Fは、第7の空間に記録装置110、及び記録装置120を配置した例を示す。なお、他の実施形態と同一の構成については、同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
図24Aは第7の空間の縮小斜視図、図24Bは第7の空間の平面図、図24Cは第7の空間の正面図、図24Dは第7の空間の背面図、図24Eは第7の空間の左側面図、図24Fは第7の空間の右側面図である。
【0192】
第7の空間は、床F7を有する。床F7には、台座671が配置される。台座671の上には、ショーケース672が配置される。ショーケース672の上には、記録装置110及び記録装置120が隣接して配置される。
ショーケース672において、枠に囲まれた部分は透明である。ショーケース672の内部には、例えば、印刷サンプルを配置することが可能である。
【0193】
第7の空間において、記録装置110の天面及び記録装置120の天面は、略同じ高さである。また、記録装置110、記録装置120、ショーケース672、及び台座671は、正面、背面、左側面、及び右側面の各面が、略揃っている。
【0194】
図25Aから図25Fは、第8の空間に記録装置110、及び記録装置120を配置した例を示す。なお、他の実施形態と同一の構成については、同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
図25Aは第8の空間の縮小斜視図、図25Bは第8の空間の平面図、図25Cは第8の空間の正面図、図25Dは第8の空間の背面図、図25Eは第8の空間の左側面図、図25Fは第8の空間の右側面図である。
【0195】
第8の空間は、床F8を有する。床F8には、台座681が配置される。台座681の上には、ショーケース682、ショーケース682と隣接する記録装置110、及び、記録装置110と隣接する記録装置120が配置される。
ショーケース682において、枠に囲まれた部分は透明である。ショーケース682の内部には、例えば、印刷サンプルを配置することが可能である。
【0196】
第8の空間において、ショーケース682の天面、記録装置110の天面、及び記録装置120の天面は、略同じ高さである。また、記録装置110、記録装置120、ショーケース682、及び台座681は、正面及び背面の各面が、略揃っている。また、台座681の左側面とショーケース682の左側面が、略揃っている。さらに、台座681の右側面と記録装置120の右側面が、略揃っている。
【0197】
図26Aから図26Hは、第9の空間に記録装置110、及び記録装置120を配置した例を示す。なお、他の実施形態と同一の構成については、同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
図26Aは第9の空間の縮小斜視図、図26Bは第9の空間の平面図、図26Cは第9の空間の正面図、図26Dは第9の空間の背面図、図26Eは第9の空間の左側面図、図26Fは第9の空間の右側面図、図26Gは棚691を透過させた第9の空間の左側面図、図26Hは棚691を透過させた第9の空間の右側面図である。
【0198】
第9の空間は、床F9を有する。床F9には、棚691が配置される。棚691の内部には、記録装置110が配置され、棚691の上には、記録装置120が配置される。記録装置110の上部には空間が設けられ、フロントカバー8を開状態にした際に、フロントカバー8と棚691が干渉しないようになっている。記録装置110と記録装置120を上下に配置することで、第9の空間に複数の記録装置を設置する際の設置面積を低減することができる。
なお、図26G及び図26Hにおいて、棚691を透過させて表している。また、図26G及び図26Hにおいて、棚691を透過させていることを分かりやすくするため、棚691を二点鎖線で表している。
【0199】
第9の空間において、記録装置110、記録装置120、及び棚691は、正面及び背面の各面が、略揃っている。また、記録装置120及び棚691は、左側面及び右側面の各面が、略揃っている。
【0200】
図27Aから図27Fは、第10の空間に記録装置110、及び記録装置120を配置した例を示す。なお、他の実施形態と同一の構成については、同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
図27Aは第10の空間の縮小斜視図、図27Bは第10の空間の平面図、図27Cは第10の空間の正面図、図27Dは第10の空間の背面図、図27Eは第10の空間の左側面図、図27Fは第10の空間の右側面図である。
【0201】
第10の空間は、床F10を有する。床F10には、棚701が配置される。棚701の内部には、記録装置110が配置され、棚701の上には、記録装置120が配置される。記録装置110と記録装置120を上下に配置することで、第10の空間に複数の記録装置を設置する際の設置面積を低減することができる。
【0202】
棚701は、前後方向にスライドさせることが可能な底板702を備え、底板702を収納した収納状態と、底板702を手前側に引き出した展開状態とに、状態変更させることができる。第10の空間を示す各図において、棚701は収納状態である。棚701を展開状態にすると、底板702と共に記録装置110が手前側に引き出される。そのため、記録装置110の上部が開放され、フロントカバー8を開状態にすることができる。
【0203】
第10の空間において、記録装置110、記録装置120、及び棚701は、正面及び背面の各面が、略揃っている。また、記録装置120及び棚701は、左側面及び右側面の各面が、略揃っている。
【符号の説明】
【0204】
2…筐体、5…操作部、5a…表示パネル、6…凹部、7…切り欠き部、8…フロントカバー、9…回転軸、11…第1面、12…第2面、13…第3面、14…第4面、15…第5面、16…第6面、21…透過部材、21a…透過部材、21b…透過部材、22…凹凸部、22a…透過部分、22b…不透過部分、23…不透過部材、23a…不透過部材、30…本体部、31…ベース部、33…プーリー、40…媒体支持機構、41…テーブル、41m…媒体支持部、41n…テーブル脚部、42…高さ移動機構、43…昇降モーター、47…昇降ベルト、49…昇降機構、50…駆動機構、51a…第1ガイド軸、51b…第2ガイド軸、60…フレーム駆動部、61…フレーム移動モーター、63…伝達ベルト、65…変速機構、67…伝達ベルト、70…移動部、71…メインフレーム、73a…第1脚部、73b…第2脚部、79a…ベルト接続部、80…記録ユニット、81…キャリッジ支持フレーム、82…伝達機構、82a…プーリー、82b…2段プーリー、82c…ベルト、83…キャリッジガイド軸、85…キャリッジ駆動ベルト、87…キャリッジ駆動モーター、88…キャリッジ、89…記録ヘッド、90…照射部、90a…照射面、110,110A,120,130,140,150,160,170,180,190,200,210,220,230,240,250,710,720,730…記録装置、300…インクカートリッジ、310…容器、400…インクパック、410…容器、500…インクボトル、510…容器、520…キャップ部、LB…ラベル、F1,F2,F3,F4,F5,F6,F7,F8,F9,F10…床、W1,W2,W3,W4,W5…壁。
図1A
図1B
図1C
図1D
図1E
図1F
図1G
図1H
図1J
図1K
図1L
図1M
図1N
図1P
図2A
図2B
図2C
図2D
図3A
図3B
図4A
図4B
図5A
図5B
図6A
図6B
図7A
図7B
図8A
図8B
図9A
図9B
図10A
図10B
図11A
図11B
図12A
図12B
図13A
図13B
図14A
図14B
図15A
図15B
図16
図17A
図17B
図17C
図17D
図17E
図18A
図18B
図18C
図18D
図18E
図18F
図18G
図19A
図19B
図19C
図19D
図19E
図19F
図19G
図20A
図20B
図20C
図20D
図20E
図20F
図21A
図21B
図21C
図21D
図21E
図21F
図22A
図22B
図22C
図22D
図22E
図22F
図23A
図23B
図23C
図23D
図23E
図23F
図23G
図24A
図24B
図24C
図24D
図24E
図24F
図25A
図25B
図25C
図25D
図25E
図25F
図26A
図26B
図26C
図26D
図26E
図26F
図26G
図26H
図27A
図27B
図27C
図27D
図27E
図27F