(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024087965
(43)【公開日】2024-07-02
(54)【発明の名称】肩掛けバッグ
(51)【国際特許分類】
A45C 3/00 20060101AFI20240625BHJP
【FI】
A45C3/00 P
【審査請求】有
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022202889
(22)【出願日】2022-12-20
(71)【出願人】
【識別番号】595016314
【氏名又は名称】株式会社三栄コーポレーション
(74)【代理人】
【識別番号】100110722
【弁理士】
【氏名又は名称】齊藤 誠一
(74)【代理人】
【識別番号】100213540
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 恵庭
(72)【発明者】
【氏名】小田和 大貴
【テーマコード(参考)】
3B045
【Fターム(参考)】
3B045AA06
3B045EA02
3B045GA02
3B045GB01
3B045GB02
(57)【要約】
【課題】ベルトの構成がシンプルであるにもかかわらず使い勝手に優れた肩掛けバッグを提供する。
【解決手段】本発明に係る肩掛けバッグ1は、肩に掛けて使用することができる肩掛けバッグであって、バッグ本体10の正面部10F及び背面部10Bにそれぞれ逆U字状に取り付けられた一対のベルト11F,11Bを備え、一対の前記ベルトのそれぞれの頂部である持ち手12F,11Bは、肩掛け時に使用者の首から腕の付け根に至る部位の表面に沿った立体形状となるように、二重円弧状に縫製された一定幅の帯状の生地で構成されている。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
肩に掛けて使用することができる肩掛けバッグであって、
バッグ本体の正面部及び背面部にそれぞれ逆U字状に取り付けられた一対のベルトを備え、
一対の前記ベルトのそれぞれの頂部である持ち手は、肩掛け時に使用者の首から腕の付け根に至る部位の表面に沿った立体形状となるように、二重円弧状の一定幅の帯状の生地で構成されている
ことを特徴とする肩掛けバッグ。
【請求項2】
請求項1に記載の肩掛けバッグにおいて、
前記立体形状は、前記使用者の首側から腕の付け根側に向かって次第に低くなるような傾斜した曲面である
ことを特徴とする肩掛けバッグ。
【請求項3】
請求項1に記載の肩掛けバッグにおいて、
一対の前記ベルトは、それぞれの前記持ち手を互いに重ね合わせた状態で肩掛けが可能である
ことを特徴とする肩掛けバッグ。
【請求項4】
請求項1に記載の肩掛けバッグにおいて、
一対の前記ベルトは、それぞれの前記持ち手を重ね合わせた状態で互いに固定するための固定部材を備えている
ことを特徴とする肩掛けバッグ。
【請求項5】
請求項1に記載の肩掛けバッグにおいて、
一対の前記持ち手は、正面側と背面側とで対称な形状である
ことを特徴とする肩掛けバッグ。
【請求項6】
請求項1に記載の肩掛けバッグにおいて、
一対の前記ベルトの各々は、前記正面部又は前記背面部の表面に沿って底面部にまで延在された左右の胴帯部を有しており、当該胴帯部を含むベルト全体が一定幅の帯状の生地で構成されている
ことを特徴とする肩掛けバッグ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、肩掛けバッグに関する。
【背景技術】
【0002】
肩掛けバッグとしても手提げバッグとしても使用可能であり、大きな開け口を有した布製のトートバッグが知られている(特許文献1の
図1等を参照)。トートバッグは、持ち方の自由度が高く用途が広いという利点があるので、流行に左右されず長く使用され続けている。但し、肩掛けでの使用時には、2本のうち1本又は双方のベルトが肩から浮き上がって脱落することがあるため、これを掛け直すという煩わしさが生じていた。この煩わしさを軽減するために、特許文献1の
図3等には、一対のハンドル部14b,14aの頂部の高さに予め差異を設けておくことにより、ハンドル部14b,14aを使用者の肩の相対的に高い位置と低い位置とにそれぞれフィットさせ、これによってハンドル部の浮き上りを防ぐ技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このような従来のトートバックは、左右の肩の何れにも掛けることが可能であるものの、ハンドル部が正面側と背面側とで非対称なので、例えばバッグ本体の正面のみにポケットや絵柄が付いている場合などには、そのポケットや絵柄を身体側に向けて肩に掛けるという使い方ができないという不便があった。また、特許文献1に記載のバッグでは、一対のハンドル部14b,14aは生地の寸法が異なるため製造コストが若干高くなるという問題もあった。また、特許文献1に記載のバッグでは、一対のハンドル部14b,14aが互いに重ならないよう個々の幅が狭くなっているので、収容物の重量が大きい場合に肩に食い込んでしまって重さを感じやすいという問題もあった。
【0005】
そこで、本発明は、かかる問題点に鑑みなされたもので、ベルトの構成がシンプルであるにもかかわらず使い勝手に優れた肩掛けバッグを提供することを目的とする。
【0006】
ここで言う「使い勝手に優れた肩掛けバッグ」とは、具体的には、以下の利点(1)~(5)を兼ね備えた肩掛けバッグのことを指す。(1)ベルトが肩から滑り落ちにくいこと、(2)ベルトの構成がシンプルであること、(3)バッグ本体の正面と背面の何れを身体側に向けても肩掛け可能であること、(4)製造コストが抑えやすいこと、(5)収容物の重量を感じにくいこと。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために本発明に係る肩掛けバッグは、肩に掛けて使用することができる肩掛けバッグであって、バッグ本体の正面部及び背面部にそれぞれ逆U字状に取り付けられた一対のベルトを備え、一対の前記ベルトのそれぞれの頂部である持ち手は、肩掛け時に使用者の首から腕の付け根に至る部位の表面に沿った立体形状となるように、二重円弧状の一定幅の帯状の生地で構成されていることを特徴とする。
【0008】
上記課題を解決するために本発明に係る何れかの肩掛けバッグにおいて、前記立体形状は、使用者の首側から腕の付け根側に向かって次第に低くなるような傾斜した曲面である。
【0009】
上記課題を解決するために本発明に係る何れかの肩掛けバッグにおいて、一対の前記ベルトは、それぞれの前記持ち手を互いに重ね合わせた状態で肩掛けが可能である。
【0010】
上記課題を解決するために本発明に係る何れかの肩掛けバッグにおいて、一対の前記ベルトは、それぞれの前記持ち手を重ね合わせた状態で互いに固定するための固定部材を備えている。
【0011】
上記課題を解決するために本発明に係る何れかの肩掛けバッグにおいて、一対の前記持ち手は、正面側と背面側とで対称な形状(前記正面部及び前記背面部と平行な前記バッグ本体の中心面に関して対称な形状)である。
【0012】
上記課題を解決するために本発明に係る何れかの肩掛けバッグにおいて、一対の前記ベルトの各々は、前記正面部又は前記背面部の表面に沿って底面部にまで延在された左右の胴帯部を有しており、当該胴帯部を含むベルト全体が一定幅の帯状の生地で構成されている。
【発明の効果】
【0013】
本発明に係る肩掛けバッグによれば、一対のベルトのそれぞれの持ち手が二重円弧状の一定幅の帯状の生地で構成されているので、これら帯状の持ち手を立体形状として、使用者の首から腕の付け根に至る部位の表面(略鞍型の曲面)に沿わせることができる。
【0014】
このため、帯状の持ち手同士を重ねて肩に掛けた際には、持ち手同士の接触面、持ち手と使用者の肩との接触面で生ずる摩擦力によってベルトが肩から滑り落ちにくくなるという利点(1)があり、しかもベルトの構成がシンプルという利点(2)もある。
【0015】
また、一対の持ち手を肩掛けバッグの正面側と背面側とで対称な形状としたので、バッグ本体の背面を使用者の身体側に向けた状態で肩に掛けることも可能という利点(3)がある。また、一対の持ち手の間で生地のパターンを共通化できるので、製造コストが抑えられるという利点(4)もある。
【0016】
また、帯状の持ち手同士を重ねて肩に掛けるという使用態様であるから、これら持ち手のそれぞれの幅を狭くする必要がなく、むしろ摩擦力を大きくするために幅を十分に確保することが望ましいので、収容物の重量を感じにくくすることが可能という利点(5)もある。
【0017】
以上の結果、本発明に係る肩掛けバッグはベルトの構成がシンプルであるにもかかわらず使い勝手に優れているという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【
図1】
図1は本実施形態に係るトートバッグの一実施形態の正面図である。
【
図3】
図3は一対のベルトの生地のパターン及びスナップボタンの取り付け先を示す図である。
【
図4】
図4は一対の持ち手を互いに固定したまま裏返すことが可能であることを説明する斜視図である。
【
図5】
図5は持ち手が身体にフィットする様子を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、本発明に係る肩掛けバッグについて好ましい幾つかの実施形態に基づいて詳細に説明する。ここでは、肩掛けバッグの一例としてトートバッグを説明する。トートバッグは、手に提げて使用する手提げバッグとしても肩に掛けて使用する肩掛けバッグとしても使用することができる開け口の広いバッグである。但し、本発明はトートバッグに限定されることはなく、肩掛け専用のショルダーバッグなどにも適用可能である。
【0020】
図1は本実施形態に係るトートバッグの正面図、
図2はトートバッグの側面図である。これら
図1,
図2に示すとおり、本実施形態のトートバッグ1は、バッグ本体10と、一対のベルト11F,11Bとを備えている。バッグ本体10は、正面部10F、背面部10B、底面部20を縫い合わせたものであって、その開け口はファスナー10Gなどの開閉式留め具によって開閉可能になっている。
なお、正面部10F、背面部10B、ベルト11F,11B、底面部20の生地の素材は特に限定されるものではないが、例えば、綿、絹、麻などの天然繊維や、ナイロン、ポリエステル、アクリル、レーヨン等の合成繊維、又はこれらの混紡を採用することができ、織物生地としては平織生地(※亜麻糸又は綿糸の場合には特に「キャンバス生地」又は「帆布」とも呼ばれることもある。)、繻子織り生地、綾織り生地等のいわゆる布地の他、ニット生地、タオル生地、ぬいぐるみ生地など柔らかな手触りの生地を用いることもできる。更には、織物生地以外の生地、例えばレザー生地、ビニール生地などを用いることも可能である。但し、ベルト11F,11Bの少なくとも後述する持ち手12F,12Bについては、例えば上述した各種の生地の中から、使用者が上半身に着る衣服の表面を滑らないよう適度な表面粗さを有し、且つ後述する立体形状を保持できるよう適度な張りを有した生地(例えば、天然繊維又は合成繊維地の適当な織物生地など)が選択されることが望ましい。また、持ち手12F,12Bに用いた生地自体の張りが弱い場合には、持ち手12F,12Bの裏表面の間へ芯材を配置(貼付)するなどの処理を施すことで適度な張りをもたせてもよい。
【0021】
一対のベルト11F,11Bは、正面部10F及び背面部10Bにそれぞれ逆U字状に取り付けられると共に、正面部10F又は背面部10Bの表面に沿って底面部20にまで延在された左右の胴帯部14L,14Rを有しており(
図1)、当該胴帯部14L,14Rを含むベルト全体が一定幅の帯状の生地で構成されている。このような一対のベルト11F,11Bは、それぞれの持ち手12F,12Bを互いに重ね合わせた状態で肩に掛けること(
図5)が可能である。なお、ベルト11F,11Bの全体を同一幅としないデザインにすることも可能であるが、その場合においても、少なくとも持ち手12F,12Bの部分については、肩に掛けたときに安定するような所定幅(持ち手12F,12Bの間で同一の幅)を有していることが望ましい。
【0022】
図3は一対のベルトの生地のパターン及びスナップボタンの取り付け先を示す図である。
図3に示すとおり一対のベルト11F,11Bのそれぞれの頂部である持ち手12F,12Bは、二重円弧状に縫製された一定幅の帯状の生地で構成されており、このような持ち手12F,12Bは、肩掛け時(
図5)に使用者の首から腕の付け根に至る部位(以下、この部位を適宜「肩」と称す。)の表面に沿った立体形状となる。この立体形状は、使用者の首側から腕の付け根側に向かって次第に低くなるような傾斜した曲面である(
図2の白抜き矢印を参照)。
【0023】
このようなトートバッグ1において、一対の持ち手12F,12Bは、正面側と背面側とで対称な形状をしている。言い換えると、一対の持ち手12F,12Bは、正面部10F及び背面部10Bと平行なバッグ本体10の中心面S(
図2の一点鎖線)に関して対称な形状をしている(よって、当然ながら一方の持ち手12Fの幅は他方の持ち手12Bの幅と同じである)。なお、
図2では、一対の持ち手12F,12Bが非対称に見えるが、例えば背面側のベルト11Bの持ち手12Bを方向Dにかけて裏返すと、点線で示すとおり一対のベルト11F,11Bは対称な形状になることがわかる。因みに、その反対に、正面側のベルト11Fの持ち手12Fの方を裏返した場合にも、一対のベルト11F,11Bは対称な形状になる。
【0024】
そして、
図3に示すとおり、一対の持ち手12F,12Bには、それら持ち手12F,12Bを重ね合わせた状態で互いに固定するためのスナップボタン13F,13Bがそれぞれ取り付けられている。一方の持ち手12Fに取り付けられたスナップボタン13Fは、持ち手12Fの生地を裏表面から挟むようにしてキャップ13F-1及びバネ13F-2を嵌め合わせたメス形スナップボタンであり、他方の持ち手12Bに取り付けられたスナップボタン13Bは、例えば、持ち手12Bの生地を裏表面から挟むようにしてゲンコ13B-1及びホソ13B-2を嵌め合わせたオス形スナップボタンである。
但し、本実施形態のトートバッグ1においては、スナップボタン13F,13Bの代わりに面ファスナーなどの他の固定部材を用いることも可能である。このようなスナップボタンや面ファスナーなどの固定部材を持ち手12F,12Bに予め設けておけば、一対の持ち手12F,12Bを重ねて使用すること、ひいては、肩にフィットさせた肩掛け使用の態様(
図5)を、何の説明もなしに使用者に促すことができるという効果(いわゆるナッジ効果)がある。
【0025】
図4は一対の持ち手を互いに固定したまま裏返すことが可能であることを説明する斜視図である。
図4(A),(B)に示すとおり、互いに固定された一対の持ち手12F,12Bは、裏返すことが可能である。このため、例えば、一対の持ち手12F,12Bが
図4(A)に示す状態にあるときには、紙面奥から手前に向けて腕を挿入して肩に掛けることができ、一対の持ち手12F,12Bが
図4(B)に示す状態にあるときには、紙面手前から奥に向けて腕を挿入して肩に掛けることができる。したがって、本実施形態のトートバッグ1の使用者は、正面部10Fを身体側に向けてトートバッグ1を肩に掛けるだけでなく、正面部10Fを身体側に向けてトートバッグ1を肩に掛けることもできる。
【0026】
以上説明したとおり、本実施形態に係るトートバッグ1によれば、一対のベルト11F,11Bのそれぞれの持ち手12F,12Bが二重円弧状に縫製された一定幅の帯状の生地で構成されているので(
図3)、これら帯状の持ち手12F,12Bを立体形状として、使用者の肩の表面(略鞍型の曲面)に沿わせることができる(
図5)。
【0027】
このため、帯状の持ち手12F,12B同士を重ねて肩に掛けた際には、持ち手12F,12B同士の接触面、下側の持ち手(12F又は12B)と使用者の肩との接触面で生ずる摩擦力によってベルト11F,11Bが肩から滑り落ちにくくなるという利点(1)があり、しかもベルト11F,11Bの構成がシンプルであるという利点(2)もある。因みに、持ち手12F,12Bをスナップボタン13F,3Bで固定した場合には、スナップボタン13F,3B間の固定力によって一対の持ち手12F,12B同士の位置ずれを防止することができる。
【0028】
また、一対の持ち手12F,12Bをトートバッグ1の正面側と背面側とで対称な形状としたので、トートバッグ1の向きを反転させ、バッグ本体10の背面10Fを使用者の身体側に向けた状態で肩に掛けることも可能という利点(3)がある。また、一対の持ち手12F,12Bの間で生地のパターンを共通化できるので、製造コストが抑えられるという利点(4)もある。
【0029】
また、帯状の持ち手12F,12B同士を重ねて肩に掛けるという使用態様であるから、これら持ち手12F,12Bのそれぞれの幅を狭くする必要がなく、むしろ摩擦力を大きくするために幅を十分に確保することが望ましいので、収容物の重量を感じにくくすることが可能という利点(5)もある。
【0030】
以上の結果、本実施形態に係るトートバッグ1はベルト11F,11Bの構成がシンプルであるにもかかわらず使い勝手に優れているという効果がある。
【0031】
以上のように、本発明について好ましい実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術思想を逸脱或いは変更しない範囲内で種々変形が可能である。
【符号の説明】
【0032】
1 トートバッグ
10 バッグ本体
11F ベルト
11B ベルト
12F 持ち手
12B 持ち手
10G ファスナー
13F メス形スナップボタン
13B オス形スナップボタン
13F-1 キャップ
13F-2 バネ
13B-1 ゲンコ
13B-2 ホソ
14L 左の胴帯部
14R 右の胴帯部
20 底面部
【手続補正書】
【提出日】2023-12-08
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
肩に掛けて使用することができる肩掛けバッグであって、
バッグ本体の正面部及び背面部にそれぞれ逆U字状に取り付けられた一対のベルトを備え、
一対の前記ベルトのそれぞれの頂部である持ち手の生地のパターンを二重円弧状の一定幅の帯状とすることにより、肩掛け時に前記持ち手が使用者の首から腕の付け根に至る部位の表面に沿った立体形状となるようにした
ことを特徴とする肩掛けバッグ。
【請求項2】
請求項1に記載の肩掛けバッグにおいて、
前記立体形状は、前記使用者の首側から腕の付け根側に向かって次第に低くなるような傾斜した曲面である
ことを特徴とする肩掛けバッグ。
【請求項3】
請求項1に記載の肩掛けバッグにおいて、
一対の前記ベルトは、それぞれの前記持ち手を互いに重ね合わせた状態で肩掛けが可能である
ことを特徴とする肩掛けバッグ。
【請求項4】
請求項1に記載の肩掛けバッグにおいて、
一対の前記ベルトは、それぞれの前記持ち手を重ね合わせた状態で互いに固定するための固定部材を備えている
ことを特徴とする肩掛けバッグ。
【請求項5】
請求項1に記載の肩掛けバッグにおいて、
一対の前記持ち手は、正面側と背面側とで対称な形状である
ことを特徴とする肩掛けバッグ。
【請求項6】
請求項1に記載の肩掛けバッグにおいて、
一対の前記ベルトの各々は、前記正面部又は前記背面部の表面に沿って底面部にまで延在された左右の胴帯部を有しており、当該胴帯部を含むベルト全体が一定幅の帯状の生地で構成されている
ことを特徴とする肩掛けバッグ。
【手続補正書】
【提出日】2024-04-02
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
肩に掛けて使用することができる肩掛けバッグであって、
バッグ本体の正面部及び背面部にそれぞれ逆U字状に取り付けられた一対のベルトを備え、
一対の前記ベルトのそれぞれの頂部である持ち手の生地のパターンを二重円弧状の一定幅の帯状とすることにより、肩掛け時に前記持ち手が使用者の首から腕の付け根に至る部位の表面に沿った立体形状となるようにし、
一対の前記持ち手の一方のうち前記立体形状となった部分の表面と、一対の前記持ち手の他方のうち前記立体形状となった部分の裏面とは、スナップボタン又は面ファスナーによって互いに固定可能であり、一対の前記持ち手は固定された状態のまま裏返し可能である
ことを特徴とする肩掛けバッグ。
【請求項2】
請求項1に記載の肩掛けバッグにおいて、
前記立体形状は、前記使用者の首側から腕の付け根側に向かって次第に低くなるような傾斜した曲面である
ことを特徴とする肩掛けバッグ。
【請求項3】
請求項1に記載の肩掛けバッグにおいて、
一対の前記ベルトは、それぞれの前記持ち手を互いに重ね合わせた状態で肩掛けが可能である
ことを特徴とする肩掛けバッグ。
【請求項4】
請求項1に記載の肩掛けバッグにおいて、
一対の前記持ち手は、正面側と背面側とで対称な形状である
ことを特徴とする肩掛けバッグ。
【請求項5】
請求項1に記載の肩掛けバッグにおいて、
一対の前記ベルトの各々は、前記正面部又は前記背面部の表面に沿って底面部にまで延在された左右の胴帯部を有しており、当該胴帯部を含むベルト全体が一定幅の帯状の生地で構成されている
ことを特徴とする肩掛けバッグ。