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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024088205
(43)【公開日】2024-07-02
(54)【発明の名称】島設備
(51)【国際特許分類】
   A63F 7/02 20060101AFI20240625BHJP
【FI】
A63F7/02 349Z
【審査請求】有
【請求項の数】3
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022203266
(22)【出願日】2022-12-20
(71)【出願人】
【識別番号】000135210
【氏名又は名称】株式会社ニューギン
(74)【代理人】
【識別番号】100105957
【弁理士】
【氏名又は名称】恩田 誠
(74)【代理人】
【識別番号】100068755
【弁理士】
【氏名又は名称】恩田 博宣
(74)【代理人】
【識別番号】100148563
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 実
(72)【発明者】
【氏名】大島 雄一郎
(72)【発明者】
【氏名】加賀屋 太郎
【テーマコード(参考)】
2C088
【Fターム(参考)】
2C088EA22
2C088EA45
(57)【要約】
【課題】メンテナンスを行い易い島設備を提供する。
【解決手段】島設備10は、第1部材34と、第2部材35と、第3部材36と、を備え、第1部材34及び第2部材35のうち、少なくとも第1部材34は、遊技機11が載せられる部分として載置部30aを有し、第1部材34と第2部材35とは、垂直方向と交差する所定方向に沿って並ぶとともに、第1部材34と第2部材35との間に隙間S1が形成され、島設備10の内部空間SAは、隙間S1を介して外部空間と連通しており、第3部材36は、隙間S1を埋めるように取付け、及び取外しができるように構成される。内部空間SAは、搬送装置60等を設置可能である。
【選択図】図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
遊技機を設置するための島設備において、
第1部材と、第2部材と、第3部材と、を備え、
前記第1部材及び前記第2部材のうち、少なくとも前記第1部材は、前記遊技機が載せられる部分を有し、
前記第1部材と前記第2部材とは、垂直方向と交差する所定方向に沿って並ぶとともに、前記第1部材と前記第2部材との間に隙間が形成され、前記島設備の内部空間は、前記隙間を介して外部空間と連通しており、
前記第3部材は、前記隙間を埋めるように取付け、及び取外しができるように構成されることを特徴とする島設備。
【請求項2】
前記第2部材は、前記遊技機が載せられる部分を有する請求項1に記載の島設備。
【請求項3】
前記第3部材は、前記遊技機が載せられる部分を有する請求項1又は請求項2に記載の島設備。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、島設備に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、パチンコ遊技機などの遊技機は、島設備に設置される(例えば、特許文献1)。島設備において、遊技機は、水平方向に沿って延びる部材に載せられた状態で、当該部材に対して釘等を用いて固定される。島設備において、遊技機を支持するための部材は、膳板とも呼ばれる。また、一般的に、島設備は、遊技球といった遊技媒体の搬送装置、各種の配線、パイプ、その他の機器類など、遊技機の稼働に必要なものを収容する。これらの機器及び部品は、島設備の内部に収容されるから、遊技者等から視認され難く、遊技機の設置場所の美観が保たれる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2013-118881号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の島設備において、その内部に対するメンテナンス作業は、遊技機を支持するための部材越しに行わざるを得ない状況も生じ得る。このような場合には、遊技機を支持するための部材が、メンテナンス作業の邪魔となってしまう。したがって、従来の島設備では、メンテナンスを行い易いとは言い難い。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決する島設備は、遊技機を設置するための島設備において、第1部材と、第2部材と、第3部材と、を備え、前記第1部材及び前記第2部材のうち、少なくとも前記第1部材は、前記遊技機が載せられる部分を有し、前記第1部材と前記第2部材とは、垂直方向と交差する所定方向に沿って並ぶとともに、前記第1部材と前記第2部材との間に隙間が形成され、前記島設備の内部空間は、前記隙間を介して外部空間と連通しており、前記第3部材は、前記隙間を埋めるように取付け、及び取外しができるように構成されることを要旨とする。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、メンテナンスを行い易い。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】正面視において、島設備を模式的に示す図である。
図2図1に示すI-I線で切断したと仮定したときの断面を示す図である。
図3】島設備の一部を拡大して示す図である。
図4】正面視において、第3部材を取り付けた状態の隙間を示す図である。
図5】平面視において、第3部材を取り付けた状態の隙間を示す図である。
図6】正面視において、第3部材を取り外した状態の隙間を示す図である。
図7】平面視において、第3部材を取り外した状態の隙間を示す図である。
図8】正面視において、島設備を模式的に示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、島設備の一実施形態について説明する。
図1及び図2に示すように、島設備10は、遊技施設等に設置される。島設備10は、遊技機11を設置するための設備である。島設備10は、複数の遊技機11を設置できる。一例として、各遊技機11は、パチンコ遊技機12である。島設備10は、複数の管理ユニット14を設置できる。各遊技機11に、1つの管理ユニット14が設置される。一例として、1つの遊技機11と、1つの管理ユニット14とは、隙間なく並ぶ。島設備10において、複数の遊技機11は、垂直方向と交差する所定方向に沿って並ぶ。
【0009】
パチンコ遊技機12は、四角枠状の枠体、遊技領域を有する遊技盤、及び発射ハンドルを備える。パチンコ遊技機12は、遊技球を機内部で循環させる循環式の遊技機であってもよく、機外部と遊技球の授受を行う非循環式の遊技機であってもよい。管理ユニット14は、ICカード等に記憶された投入金の残額、及び遊技施設に預けた遊技媒体数を管理する。各管理ユニット14は、1つの遊技機11と通信可能に接続される。
【0010】
以下、島設備10の構造について詳細について説明する。
本明細書では、説明の便宜のため、島設備10の各方向を次の通り定義する。複数の遊技機11が並ぶ方向は、島設備10の幅方向Dwと定義される。幅方向Dwのうち1つの方向は、第1方向D1と定義され、その反対方向は、第2方向D2と定義される。垂直方向は、島設備10の高さ方向Dhと定義される。幅方向Dw及び高さ方向Dhと直交する方向は、島設備10の奥行方向Ddと定義される。遊技を行う際に遊技者と正対する面は、島設備10の正面と定義される。
【0011】
一例として、島設備10の構造は、奥行方向Ddに直交する平面を基準として対称であるから、奥行方向Ddにおける一方側の構造について詳しく説明し、反対側の構造についての説明は、省略又は簡略化する。島設備10は、幅方向Dwにおける第1方向D1側の第1端部e1と、第2方向D2側の第2端部e2と、を有する。
【0012】
図1図7に示すように、島設備10は、設置面Gに立設された複数の島柱20a~20dを備える。島柱20a~20dは、第1端部e1から第2端部e2に向かって、島柱20a、島柱20b、島柱20c、及び島柱20dの順に並ぶ。島柱20aは、第1端部e1にある。島柱20dは、第2端部e2にある。島柱20a~20dは、互いに平行に並ぶ板状の部材であってもよく、単一の枠状の部材であってもよく、複数の枠を組み合わせた部材であってもよい。
【0013】
島設備10は、1以上の遊技機11が載せられる複数の膳板30を備える。複数の膳板30には、遊技機11の枠体の下辺部が固定される。複数の膳板30は、それぞれ、隣り合う2つの島柱を掛け渡すように配設される。複数の膳板30は、幅方向Dwに沿って並ぶ。つまり、複数の膳板30は、島設備10の全幅又は略全幅にわたって延びる1つの膳板を構成するともいえる。
【0014】
複数の膳板30は、1つの部材によって構成される一体型の膳板と、2つ以上の部材によって構成される分割型の膳板と、を含む。一体型の膳板30は、分離が予定されないともいえる。分割型の膳板30は、分離が予定されるともいえる。一例として、島柱20a,20bに掛け渡される膳板30は、一体型の膳板31である。幅方向Dwにおける膳板31の両端部のうち、第1方向D1側の端部が、島柱20aに固定されるとともに、第2方向D2側の端部が、島柱20bに固定される。一例として、島柱20c,20dに掛け渡される膳板30は、一体型の膳板32である。幅方向Dwにおける膳板32の両端部のうち、第1方向D1側の端部が、島柱20cに固定されるとともに、第2方向D2側の端部が、島柱20dに固定される。
【0015】
一例として、島柱20b,20cに掛け渡される膳板30は、分割型の膳板33である。一例として、分割型の膳板33は、第1部材34、第2部材35、及び第3部材36の3つを組み合わせて構成される。第1部材34、第2部材35、及び第3部材36は、この順番で、第1方向D1側から第2方向D2側に並ぶ。第1部材34、第2部材35、及び第3部材36は、所定方向の一例である幅方向Dwに沿って並ぶ。
【0016】
幅方向Dwにおける第1部材34の両端部のうち、第1方向D1側の端部は、島柱20bに固定されるとともに、第2方向D2側の端部は、島柱に固定されていない。つまり、第1部材34は、島柱20bに固定された固定端と、反対側の自由端とを有する。幅方向Dwにおける第2部材35の両端部のうち、第2方向D2側の端部は、島柱20cに固定されるとともに、第1方向D1側の端部は、島柱に固定されていない。つまり、第2部材35は、島柱20cに固定された固定端と、反対側の自由端とを有する。第1部材34の第2方向D2側の端部と、第2部材35の第1方向D1側の端部とは、幅方向Dwにおいて離間しており、かつ、互いに向かい合う。つまり、第1部材34と第2部材35との間には、隙間S1が形成される。島設備10の内部空間SAは、隙間S1を介して外部空間と連通する。
【0017】
島設備10において、第3部材36は、第1部材34の第2方向D2側の端部と、第2部材35の第1方向D1側の端部とで挟まれるように保持され得る。第3部材36は、隙間S1を埋めるように取付け、及び取外しができるように構成される。第3部材36を保持するための構成については後述する。
【0018】
各膳板31,32、及び膳板33を構成する部材34~36は、それぞれ幅方向Dwに沿って延びる四角板状の基部30bを備える。奥行方向Ddにおける基部30bの両端部のうち先端部は、島設備10の前面から突出する自由端である。つまり、基部30bのうち、遊技者側に向かって突出する部分は、遊技者が遊技中に飲み物や鍵といった所有物を置くことができるテーブル状の部分となる。
【0019】
各膳板31,32、及び膳板33を構成する部材34~36は、それぞれ幅方向Dwに沿って延びる四角板状の載置部30aを備える。載置部30aは、基部30bのうち基端部に沿って延びるように配設される。島設備10において、各遊技機11は、載置部30aに載せられる。島設備10において、各遊技機11は、載置部30aに対して釘等を用いて固定される。このように、第1部材34は、遊技機11が載せられる部分を有する。第2部材35は、遊技機11が載せられる部分を有する。第3部材36は、遊技機11が載せられる部分を有する。一例として、第3部材36には、第1部材34に跨るように、遊技機11の一部が載せられる。
【0020】
島設備10は、複数の膳板30を下側から支持するように設置される複数の腰枠40を備える。複数の腰枠40は、それぞれ、隣り合う2つの島柱を掛け渡すように配設される。複数の腰枠40は、幅方向Dwに沿って並ぶ。つまり、複数の腰枠40は、島設備10の全幅又は略全幅にわたって延びる1つの腰枠を構成するともいえる。
【0021】
複数の腰枠40は、1つの腰枠によって構成される一体型の腰枠と、2つ以上の腰枠によって構成される分割型の腰枠と、を含む。一例として、島柱20a,20bに掛け渡される腰枠40は、一体型の腰枠41である。幅方向Dwにおける腰枠41の両端部のうち、第1方向D1側の端部が、島柱20aに固定されるとともに、第2方向D2側の端部が、島柱20bに固定される。膳板31と腰枠41とは、膳板31を腰枠41に載せた状態で互いに固定されてもよい。一例として、島柱20c,20dに掛け渡される腰枠40は、一体型の腰枠42である。幅方向Dwにおける腰枠42の両端部のうち、第1方向D1側の端部が、島柱20cに固定されるとともに、第2方向D2側の端部が、島柱20dに固定される。膳板32と腰枠42とは、膳板32を腰枠42に載せた状態で互いに固定されてもよい。
【0022】
一例として、島柱20b,20cに掛け渡される腰枠40は、分割型の腰枠43である。一例として、分割型の腰枠43は、第1腰枠44、第2腰枠45、及び第3腰枠46の3つを組み合わせて構成される。第1腰枠44、第2腰枠45、及び第3腰枠46は、この順番で、第1方向D1側から第2方向D2側に並ぶ。第1腰枠44、第2腰枠45、及び第3腰枠46は、幅方向Dwに沿って並ぶ。
【0023】
幅方向Dwにおける第1腰枠44の両端部のうち、第1方向D1側の端部は、島柱20bに固定されるとともに、第2方向D2側の端部は、島柱に固定されていない。つまり、第1腰枠44は、島柱20bに固定された固定端と、反対側の自由端とを有する。幅方向Dwに沿った第1腰枠44の長さは、第1部材34と比べて長い。よって、第1腰枠44の自由端は、第1部材34の自由端から第2方向D2に突出して段部44aを形成する。第1部材34と第1腰枠44とは、第1部材34を第1腰枠44に載せた状態で互いに固定されてもよい。
【0024】
幅方向Dwにおける第2腰枠45の両端部のうち、第2方向D2側の端部は、島柱20cに固定されるとともに、第1方向D1側の端部は、島柱に固定されていない。つまり、第2腰枠45は、島柱20cに固定された固定端と、反対側の自由端とを有する。幅方向Dwに沿った第2腰枠45の長さは、第2部材35と比べて長い。よって、第2腰枠45の自由端は、第2部材35の自由端から第2方向D2に突出して段部45aを形成する。第2部材35と第2腰枠45とは、第2部材35を第2腰枠45に載せた状態で互いに固定されてもよい。第1腰枠44の第2方向D2側の端部と、第2腰枠45の第1方向D1側の端部とは、幅方向Dwにおいて離間しており、かつ、互いに向かい合う。つまり、第1腰枠44と第2腰枠45との間には、隙間S2が形成される。島設備10の内部空間SAは、隙間S2を介して外部空間と連通する。
【0025】
島設備10において、第3腰枠46は、第1腰枠44の第2方向D2側の端部と、第2腰枠45の第1方向D1側の端部とで挟まれるように保持され得る。一例として、第3腰枠46の第1方向D1側の端部は、第1腰枠44の第2方向D2側の端部と、ボルト等を用いて着脱自在に固定される。一例として、第3腰枠46の第2方向D2側の端部は、第2腰枠45の第1方向D1側の端部と、ボルト等を用いて着脱自在に固定される。つまり、第3腰枠46は、隙間S2を埋めるように取付け、及び取外しができるように構成される。一例として、幅方向Dwにおける第3腰枠46の両端と、各腰枠44,45の自由端とは、何れも面である。第3腰枠46が隙間S2に取り付けられた状態において、第3腰枠46の両端面と、各腰枠44,45の自由端面とは、互いに面接触する。
【0026】
幅方向Dwにおいて、第3部材36は、第3腰枠46と比較して、第1部材34及び第2部材35がそれぞれ腰枠44,45より短い分だけ長い。第3部材36は、第1腰枠44の段部44aと、第2腰枠45の段部45aとに嵌り込むようにして保持される。つまり、第3部材36は、第1腰枠44の自由端と第2腰枠45の自由端とを掛け渡すように取り付けられる。第3部材36は、平面視において、隙間S1,S2を埋めるように取り付けられる。第3部材36と第3腰枠46とは、第3部材36を第3腰枠46に載せた状態で、ボルト等を用いて互いに固定されてもよい。
【0027】
島設備10は、分割型の膳板33を支持するための補助部材48を備える。補助部材48は、高さ方向Dhに沿って延びる柱状部材である。一例として、補助部材48は、分割型の腰枠43を介して、膳板33を支持する。補助部材48は、第1補助部材48aと、第2補助部材48bと、を含む。第1補助部材48aは、第1部材34及び第1腰枠44における第2方向D2側の端部の下方に配設される。第1補助部材48aは、第1部材34及び第1腰枠44の自由端を支持する。第2補助部材48bは、第2部材35及び第2腰枠45における第1方向D1側の端部の下方に配設される。第2補助部材48bは、第2部材35及び第2腰枠45の自由端を支持する。
【0028】
各補助部材48a,48bは、下端部が設置面Gに接する。各補助部材48a,48bは、上端部がそれぞれ腰枠44,45の下面に接する。各補助部材48a,48bは、高さ調節機構を備える。一例として、高さ調節機構は、柱状部材の端部に固定されたナットと、当該ナットに螺合されたボルトであるとよい。第1補助部材48aは、開口部52に対応する位置において、第1部材34を支持するように取付け、及び取外しができるように構成される。第2補助部材48bは、開口部52に対応する位置において、第2部材35を支持するように取付け、及び取外しができるように構成される。
【0029】
島設備10は、複数の腰板50を備える。複数の腰板50は、それぞれ、隣り合う2つの島柱を掛け渡すように配設される。複数の腰板50は、幅方向Dwに沿って並ぶ。つまり、複数の腰板50は、島設備10の全幅又は略全幅にわたって延びる1つの腰板を構成するともいえる。
【0030】
一例として、複数の腰板50のうち、島柱20b,20cの間に固定される腰板51には、下部点検口として、開口部52が形成される。一例として、開口部52は、幅方向Dwに沿って延びる四角形の開口部である。開口部52の下縁部は、設置面Gである。このように、島設備10には、膳板33の下端部よりも低い位置に、島設備10の内部空間SAを開放する開口部52が形成されている。
【0031】
腰板51は、開口部52を覆う下部扉53を備える。一例として、下部扉53は、複数の下扉部材54を組み合わせて構成される。各下扉部材54は、上縁部又は下縁部を中心として回動可能に支持されていてもよく、取付け及び取外しが自在に組み付けられていてもよい。島設備10の管理者等は、各下扉部材54を開放することによって、開口部52を介して島設備10の内部空間SAにアクセスできる。
【0032】
島設備10は、点検用の扉部材58を備える。扉部材58は、点検扉枠58aと、点検扉枠58aの一側縁部に軸支された点検扉58bと、を備える。点検扉枠58aは、第3部材36の載置部30aに載せられた状態で、当該載置部30aに対して釘やネジ等を用いて固定される。扉部材58を開放することによって、扉部材58を介して島設備10の内部空間SAにアクセスできる。このように、第3部材36のうち、遊技機11が載せられる部分は、当該部分に遊技機11が載せられていない場合に、扉部材58を取り付けることができる取付部58cの下縁部を構成する。
【0033】
島設備10は、複数の天板55を備える。複数の天板55は、遊技機11の枠体の上辺部が固定される。各天板55の下面と、各膳板30における載置部30aの上面とは、遊技機11における枠体を固定する面として互いに向かい合う。複数の天板55は、それぞれ、隣り合う2つの島柱を掛け渡すように配設される。複数の天板55は、幅方向Dwに沿って並ぶ。つまり、複数の天板55は、島設備10の全幅又は略全幅にわたって延びる1つの天板を構成するともいえる。一例として、複数の天板55は、何れも1つの天板によって構成される一体型である。
【0034】
島設備10は、膳板30と天板55との間において、遊技機11、管理ユニット14、及び扉部材58が配設されていない部分を覆う複数の化粧板59を備える。一例として、化粧板59は、上端部が天板55に固定されるとともに、下端部が膳板30に固定されるとよい。
【0035】
図2及び図3に示すように、島設備10の内部空間SAは、遊技媒体の一例である遊技球を搬送する搬送装置60を収容できる大きさである。なお、図1図7は、説明の便宜のため、搬送装置60が設置された状態の島設備10を示す。搬送装置60は、島設備10の内部空間SAに収容される。搬送装置60は、互いに分離可能な複数のユニットとして、下部ユニット61と、上部ユニット65と、を備える。
【0036】
下部ユニット61は、遊技球を取り込む取込部62と、遊技球の搬送路を形成する第1搬送路部材63と、を備える。島設備10において、搬送装置60(ユニット61,65)は、スライド板64に載せられた状態で設置面Gに固定される。取込部62は、回収樋(不図示)を流下してきた遊技球を取り込む。回収樋は、各遊技機11から排出された遊技球を受け入れるように、内部空間SAに配設される。第1搬送路部材63は、第2方向D2に向かうほど、上方に向かって立ち上がるように、弧状に湾曲する筒状部材である。第1搬送路部材63の先端部(上端部)は、上方に向かって延びる部分となる。
【0037】
下部ユニット61は、奥行方向Ddから見たときに、全体として、幅方向Dwに沿って延びる。下部ユニット61は、第1搬送路部材63の先端部分を除いて、その全体が、腰枠40の下面よりも下方にある。つまり、下部ユニット61は、一部を除いて、膳板30より下方にある。下部ユニット61は、一部を除いて、腰枠40よりも下方にある。奥行方向Ddから見たときに、開口部52の大きさは、下部ユニット61のうち腰枠40の下面より下方にある部分よりも大きい。奥行方向Ddから見たときに、開口部52は、下部ユニット61が配設される部分と重なる。つまり、島設備10は、内部空間SAのうち、開口部52に対応する位置には、搬送装置60を設置可能である。奥行方向Ddから見たときに、各補助部材48a,48bは、下部ユニット61が配設される部分と重なる。
【0038】
一方、第1搬送路部材63の先端部分は、腰枠40の下面よりも上方にある。奥行方向Ddから見たときに、隙間S1及び隙間S2は、第1搬送路部材63の先端部分が配設される部分と重なる。つまり、島設備10は、内部空間SAのうち、隙間S1及び隙間S2に対応する位置には、搬送装置60を設置可能である。そして、第1搬送路部材63の先端部分の太さは、隙間S1及び隙間S2よりも細い。
【0039】
上部ユニット65は、遊技球の搬送路を形成する第2搬送路部材66と、遊技球のタンク67と、搬送モータ68と、を備える。第2搬送路部材66は、高さ方向Dhに沿って延びる筒状部材である。第2搬送路部材66の下端部は、第1搬送路部材63の上端部と接続されている。つまり、第1搬送路部材63によって形成される搬送路と、第2搬送路部材66によって形成される搬送路とは、連通されて連続した1つの搬送路を形成する。各搬送路部材63,66が形成する搬送路には、搬送スクリュー(不図示)が収容されている。
【0040】
第2搬送路部材66の上端部は、タンク67に接続されている。搬送モータ68の出力軸は、搬送スクリューと接続される。搬送モータ68は、搬送スクリューを回転させる。搬送スクリューが回転すると、搬送路内にある遊技球がタンク67に向けて搬送される。タンク67に貯留された遊技球は、供給樋(不図示)によって各遊技機11に分配される。下部ユニット61と、上部ユニット65とは、第1搬送路部材63と第2搬送路部材66との接続を解除することによって、分離できる。
【0041】
島設備10のメンテナンスを行う手順について、作用とともに説明する。
なお、島設備10の内部空間SAには、搬送装置60が設置されているものとする。この場合に、各遊技機11は、非循環式のパチンコ遊技機12であるとよい。
【0042】
まず、通常のメンテナンス手順について説明する。
遊技施設の管理者等は、扉部材58を開放することによって、内部空間SAにアクセスできる。扉部材58は、搬送装置60を構成する各搬送路部材63,66に対応した位置に設けられる。よって、管理者等は、各搬送路部材63,66に対するメンテナンスを行い易い。メンテナンスが終了したら、扉部材58を閉じる。また、遊技施設の管理者等は、開口部52を開放することによって、内部空間SAにアクセスできる。開口部52は、搬送装置60を構成する下部ユニット61に対応した位置に設けられる。よって、管理者等は、下部ユニット61に対するメンテナンスを行い易い。メンテナンスが終了したら、開口部52を閉じる。
【0043】
次に、特別なメンテナンス手順について説明する。
図4及び図5に示すように、第3部材36に載せられた状態で固定されている遊技機11及び扉部材58を取り外す。さらに、1以上の化粧板59を取り外してもよい。
【0044】
図6及び図7に示すように、第3部材36を隙間S1から取り外す。第3部材36と第3腰枠46とが固定される構成の場合には、第3部材36と第3腰枠46との固定を解除してから取り外すとよい。次に、第3腰枠46と、第1腰枠44及び第2腰枠45との固定を解除する。第3腰枠46を、隙間S2から取り外す。これにより、隙間S1及び隙間S2が開放され、内部空間SAへのアクセスが容易になる。よって、管理者等は、下部ユニット61の全体についてメンテナンスを行い易い。
【0045】
図4及び図5に示すように、内部空間SAに対するメンテナンスが終了したら、第3腰枠46を隙間S2に嵌め込む。第3腰枠46と、第1腰枠44及び第2腰枠45とをボルト等を用いて固定する。次に、第3部材36を、第1腰枠44及び第2腰枠45の自由端(段部44a,45a)、及び第3腰枠46に載せるようにして、隙間S1に嵌め込む。第3部材36と第3腰枠46とが固定される構成の場合には、第3部材36と第3腰枠46とを固定する。遊技機11及び扉部材58を取り付ける。取り外した化粧板59がある場合は、当該化粧板59を取り付ける。
【0046】
次に、メンテナンスのために、搬送装置60を取り出す手順について説明する。
図4図7に示すように、第3部材36及び第3腰枠46を取り外すまでの手順は、膳板33に載せられた状態で固定された遊技機11、管理ユニット14、扉部材58、及び化粧板59を全て取り外す点を除いて、特別なメンテナンス手順と同様である。次に、下部扉53(複数の下扉部材54)を取り外す。これにより、開口部52が開放される。さらに、各補助部材48a,48bを取り外す。次に、下部ユニット61の第1搬送路部材63と、上部ユニット65の第2搬送路部材66との連結を解除する。上部ユニット65を、島設備10の上方へ引き上げるようにして取り出す。
【0047】
次に、奥行方向Ddに沿って、下部ユニット61を開口部52から引き出す。下部ユニット61を構成する各要素は、スライド板64に載せられている。したがって、スライド板64を滑らせることによって、下部ユニット61を島設備10の内部空間SAから楽に取り出すことができる。このとき、第1搬送路部材63の先端部(上端部)は、隙間S1及び隙間S2を通過するから、膳板33と干渉しない。
【0048】
管理者等は、搬送装置60が取り出された内部空間SAを利用して、当該内部空間SAに対するメンテナンスを行い易い。管理者等は、島設備10から取り出した搬送装置60に対してメンテナンスを施すことができる。また、搬送装置60を製造者の作業場へ移送することによって、より適切なメンテナンスを施すこともできる。メンテナンスの終了後、搬送装置60の下部ユニット61を、開口部52から内部空間SAへ挿入する。このときも、第1搬送路部材63の先端部(上端部)は、隙間S1及び隙間S2を通過するから、膳板33と干渉しない。
【0049】
次に、島設備10の上方から上部ユニット65を下すようにして、上部ユニット65を下部ユニット61に組み付ける。下部ユニット61の第1搬送路部材63と上部ユニット65の第2搬送路部材66とを連結する。次に、各補助部材48a,48b、及び下部扉53の順に組み付ける。その後の手順は、特別なメンテナンス手順と同様である。
【0050】
以下、本実施形態の効果について説明する。
(1)遊技機11が載せられる第1部材34と、これとは異なる第2部材35との間にある隙間S1は、第3部材36によって埋められる。よって、第1部材34と第2部材35の隙間S1による美観の低下、又は機能の低下が抑制され得る。そして、この隙間S1から、第3部材36を取り外すことによって、島設備10の内部空間SAへのアクセスが容易になる。よって、島設備10の内部に対するメンテナンスを行い易い。
【0051】
(2)第1部材34及び第2部材35は、垂直方向と交差する所定方向に沿って並び、かつ何れも遊技機11が載せられる部材である。つまり、島設備10において、複数の遊技機11は、所定方向に沿って並設される。仮に、第1部材34と第2部材35との間に隙間S1がない構成では、これらの部材が妨げとなって、島設備10の内部空間SAに対するメンテナンスが行い難くなる。これに対し、第1部材34と第2部材35との間には、隙間S1が形成されているから、島設備10の内部に対するメンテナンスを行い易い。
【0052】
(3)隙間S1を埋める第3部材36も、遊技機11を載せることができる。よって、島設備10に設置可能な遊技機11の台数を増やすことができる。
(4)第3部材36に遊技機11を載せない場合に、その遊技機11が載せられる部分を利用した取付部58cに対して、扉部材58を取り付けることができる。このため、第3部材36に遊技機11を載せない場合であっても、扉部材58によって、内部が視認できてしまうことが抑制される。また、扉部材58を開放することによって、メンテナンスの行い易さも確保できる。
【0053】
(5)遊技機11が載せられる第1部材34と、これとは異なる第2部材35との間には、隙間S1が形成される。遊技機11の管理者等は、この隙間S1から、島設備10の内部空間SAへのアクセスが容易になる。よって、島設備10の内部空間SAに、搬送装置60が設置されていても、当該装置に対するメンテナンスを行い易い。
【0054】
(6)第1部材34と第2部材35の隙間S1は、上方に向かって延びる第1搬送路部材63の太さよりも広い。よって、上記隙間S1から、第1搬送路部材63を取り出すことができる。よって、島設備10の内部に対するメンテナンスを行い易い。
【0055】
(7)第1部材34よりも低い位置に開口部52が形成されているから、島設備10の内部空間SAに対してアクセスし易い。また、搬送装置60は、島設備10の内部空間SAにおいてスライド板64に載せられるから、開口部52から外部へと搬送装置60を引き出し易い。よって、島設備10の内部に対するメンテナンスを行い易い。
【0056】
(8)第1部材34及び第2部材35は、それぞれ補助部材48a,48bによって支持されるから、隙間S1及び開口部52があったとしても、遊技機11を載せられるだけの強度を確保できる。
【0057】
(9)膳板33を構成する部材34~36は、それぞれ腰枠44~46によって補強される。よって、遊技機11を載せる部分の高さを、パチンコ遊技機12に適した高さに調整しつつ、強度を増すことができる。そして、第1腰枠44と第2腰枠45との間に隙間S2が形成されているから、内部空間SAに対するメンテナンスを行い易い。
【0058】
(10)隙間S2は、第3腰枠46を用いて埋めることができる。よって、膳板33を支持する腰枠43としての強度を増すことができる。
(11)第3部材36は、腰枠44,45がそれぞれ有する段部44a,45aに掛け渡される。よって、第3部材36の幅が第3腰枠46の幅と同じである構成に比べて、隙間S1,S2を埋める部分の強度を増すことができる。
【0059】
上記実施形態は、以下のように変更して実施することができる。上記実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
図8に示すように、島設備10は、扉部材58に代えて、遊技機11を設置してもよい。本変更例によれば、遊技機11の設置台数を更に増やすことができる。
【0060】
・1以上の遊技機11は、他の部材34,35に跨らず、第3部材36に載せられた状態で固定されてもよい。
・上記実施形態において説明したような、隙間S1,S2、及び開口部52を開放させる手順は、搬送装置60を撤去する場面に使用してもよい。例えば、島設備10に非循環式のパチンコ遊技機12と、搬送装置60とが設置されているとする。この場合に、非循環式のパチンコ遊技機12と搬送装置60とを撤去した後、搬送装置60を設置せずに、循環式のパチンコ遊技機12を設置するとよい。この場合に、設置台数を増やす観点から、扉部材58に代えて、パチンコ遊技機12を設置することが好ましい。
【0061】
・隙間S1,S2及び開口部52を開放させる手順は、搬送装置60を設置する場面に使用してもよい。例えば、島設備10に循環式のパチンコ遊技機12が設置されているとする。この場合に、循環式のパチンコ遊技機12を撤去したあと、非循環式のパチンコ遊技機12と共に搬送装置60を設置すればよい。この場合に、搬送装置60のメンテナンス性を向上させる観点から、扉部材58を設置することが好ましい。
【0062】
・島設備10は、腰枠41~43を備えない構成であってもよい。
・島柱20b,20cの間にある天板55は、膳板33と同様に、第1~第3部材を組み合わせて構成されてもよい。天板55において、第1部材と第2部材との間にある天板隙間は、第3部材を取り外すことによって、内部空間SAと連通するように開放できるとよい。天板隙間の幅は、第2搬送路部材66の太さよりも広くする。これによれば、上部ユニット65を組み付けた状態のまま、搬送装置60を引き出すことができる。なお、第2搬送路部材66は、天板隙間を通過する。
【0063】
・搬送装置60は、遊技媒体を搬送しながら洗浄できる構成であってもよい。搬送装置60は、ポリカーボネートといった樹脂のペレットとともに遊技媒体を搬送することによって、遊技媒体を研磨する構成であってもよい。第1搬送路部材63は、全体が垂直方向に沿って延びていてもよい。第1搬送路部材63の先端部(上端部)は、垂直方向に沿って延びておればよく、垂直に立設されることに限定されない。例えば、斜め上方向に向かって傾斜するように延びていてもよい。つまり、第1搬送路部材63は、その全部又は一部が上方に向かって延びる部分であるとよい。
【0064】
・搬送装置60のうち、内部空間SAから取り出す際に隙間S1及び隙間S2を通過する部分は、第1搬送路部材63に加えて、又は代えて、第1搬送路部材63とは異なる部材を含んでもよい。例えば、タンク67を支持する柱、又は搬送モータ68の配線などを含んでもよい。
【0065】
・隙間S1、隙間S2、又は開口部52に「対応する位置」とは、奥行方向Ddから見て、これらと重なる位置であることに限定されない。例えば、隙間S1に対応する位置(以下、対応位置と示す)とは、高さ方向Dh及び幅方向Dwに交差する方向から見たときに、隙間S1と対応位置とが互いに重なるなど、外部空間と対応位置とが繋がるように配置されておればよい。隙間S2、及び開口部52についても同様である。
【0066】
・搬送装置60は、スライド板64に載せられる構成に限定されず、他の部材を介在せずに、直接、設置面Gに固定されていてもよい。
・島設備10は、遊技機11として、パチンコ遊技機12と共に、又はパチンコ遊技機12に代えて、スロットマシンを設置できてもよい。スロットマシンは、四角箱状の筐体、リールユニット、ストップボタン、スタートレバー、及びベットボタンを備える。スロットマシンは、遊技媒体として、遊技メダルを使用しない遊技機であってもよく、遊技メダルを使用する遊技機であってもよい。本変更例において、島設備10は、腰枠40を取り外すことによって、遊技機11を載せる部分の高さを、スロットマシンに適した高さに調節できるように構成されてもよい。搬送装置60は、遊技メダルを搬送する装置であるとよい。
【0067】
・第1部材との間で隙間S1を形成する第2部材は、第2部材35であることに限定されない。例えば、第2部材は、島柱20a~20dの何れかであってもよく、島設備10の側壁であってもよい。本変更例における第2部材は、遊技機11が載せられない部材となる。島設備10は、第1部材及び第2部材のうち、少なくとも第1部材は、遊技機11が載せられる部分を有する構成であればよい。また、第3部材としての第3部材36は、遊技機11が載せられる部分を有さなくてもよい。
【0068】
・島設備10は、奥行方向Ddにおいて面対象に構成されていることに限定されない。例えば、隙間S1及び隙間S2は、奥行方向Ddにおける一方の膳板33に形成される一方、他方の膳板には形成されない構成であってもよい。
【0069】
・島設備10の内部空間SAは、各種の配線、及び換気用の空気や遊技媒体を流通させるパイプを収容してもよい。島設備10の内部空間SAは、搬送装置60に加えて、又は代えて、各種の機器を収容してもよい。例えば、各種の機器は、ホールコンピュータと通信する通信装置、又は、無線LANを構築する中継機器であるとよい。
【0070】
・島設備10は、複数の遊技機11が周方向に沿って並設される円形に構成されてもよく、4辺において遊技機11が並設されるように、四角形に構成されてもよく、奥行方向Ddにおける片面にのみ遊技機11が併設されるように構成されてもよい。
【0071】
次に、上記実施形態及び変更例から把握できる技術的思想について記載する。
(付記1)遊技機を設置するための島設備において、第1部材と、第2部材と、第3部材と、を備え、前記第1部材及び前記第2部材のうち、少なくとも前記第1部材は、前記遊技機が載せられる部分を有し、前記第1部材と前記第2部材とは、垂直方向と交差する所定方向に沿って並ぶとともに、前記第1部材と前記第2部材との間に隙間が形成され、前記島設備の内部空間は、前記隙間を介して外部空間と連通しており、前記第3部材は、前記隙間を埋めるように取付け、及び取外しができるように構成されることを特徴とする島設備。
【0072】
(付記2)前記第2部材は、前記遊技機が載せられる部分を有する付記1に記載の島設備。
(付記3)前記第3部材は、前記遊技機が載せられる部分を有する付記1又は付記2に記載の島設備。
【0073】
(付記4)前記第3部材のうち、前記遊技機が載せられる部分は、当該部分に遊技機が載せられていない場合に、扉部材を取り付けることができる取付部の下縁部を構成する付記1~付記3のうち何れか一項に記載の島設備。
【0074】
(付記5)前記島設備の内部空間は、遊技媒体の搬送装置を収容可能である付記1~付記4のうち何れか一項に記載の島設備。
(付記6)遊技機を設置するための島設備において、第1部材と、第2部材と、を備え、前記第1部材及び前記第2部材のうち、少なくとも前記第1部材は、前記遊技機が載せられる部分を有し、前記第1部材と前記第2部材とは、垂直方向と交差する所定方向に沿って並ぶとともに、前記第1部材と前記第2部材との間には、隙間が形成され、前記島設備の内部空間は、前記隙間を介して外部空間と連通しており、前記内部空間のうち前記隙間に対応する位置には、遊技媒体の搬送装置を設置可能であることを特徴とする島設備。
【0075】
(付記7)第3部材を備え、前記第3部材は、前記隙間を埋めるように取付け、及び取外しができるように構成される付記6に記載の島設備。
(付記8)前記搬送装置は、搬送路部材を備え、前記搬送路部材は、前記遊技媒体が搬送される搬送路を有し、前記搬送路部材は、上方に向かって延びる部分を有し、当該部分の太さは、前記隙間よりも細い付記6又は付記7に記載の島設備。
【0076】
(付記9)前記第1部材の下端部よりも低い位置に、前記島設備の内部空間を開放する開口部が形成されており、前記搬送装置は、前記島設備の内部空間において、スライド板の上に載せられる付記6~付記8のうち何れか一項に記載の島設備。
【0077】
(付記10)前記開口部に対応する位置において、前記第1部材を支持するように取付け、及び取外しができるように構成された第1補助部材と、前記開口部に対応する位置において、前記第2部材を支持するように取付け、及び取外しができるように構成された第2補助部材と、を備える付記9に記載の島設備。
【符号の説明】
【0078】
10…島設備 11…遊技機 12…パチンコ遊技機 30…膳板 30a…載置部 30b…基部 34…第1部材 35…第2部材 36…第3部材 48a…第1補助部材 48b…第2補助部材 52…開口部 58…扉部材 60…搬送装置 63…第1搬送路部材 64…スライド板 Dw…幅方向 Dh…高さ方向 Dd…奥行方向 S1,S2…隙間 SA…内部空間
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8