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特開2024-8842インクジェットヘッドパックアライナ、それを含むインクジェットプリント装置、及びそれを利用するインクジェットプリント方法
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  • 特開-インクジェットヘッドパックアライナ、それを含むインクジェットプリント装置、及びそれを利用するインクジェットプリント方法 図1
  • 特開-インクジェットヘッドパックアライナ、それを含むインクジェットプリント装置、及びそれを利用するインクジェットプリント方法 図2
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024008842
(43)【公開日】2024-01-19
(54)【発明の名称】インクジェットヘッドパックアライナ、それを含むインクジェットプリント装置、及びそれを利用するインクジェットプリント方法
(51)【国際特許分類】
   B05C 5/00 20060101AFI20240112BHJP
   B05C 11/10 20060101ALI20240112BHJP
   B05C 11/00 20060101ALI20240112BHJP
   H05K 3/00 20060101ALN20240112BHJP
【FI】
B05C5/00 101
B05C11/10
B05C11/00
H05K3/00 P
【審査請求】未請求
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023086945
(22)【出願日】2023-05-26
(31)【優先権主張番号】10-2022-0082960
(32)【優先日】2022-07-06
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】512187343
【氏名又は名称】三星ディスプレイ株式會社
【氏名又は名称原語表記】Samsung Display Co.,Ltd.
【住所又は居所原語表記】1, Samsung-ro, Giheung-gu, Yongin-si, Gyeonggi-do, Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】110002619
【氏名又は名称】弁理士法人PORT
(72)【発明者】
【氏名】鈴木 俊成
(72)【発明者】
【氏名】キム ウンソク
(72)【発明者】
【氏名】イ ジョンホ
(72)【発明者】
【氏名】ジョン ホソン
【テーマコード(参考)】
4F041
4F042
【Fターム(参考)】
4F041AA05
4F041AB01
4F041BA01
4F041BA10
4F041BA13
4F041BA22
4F041BA34
4F042AA06
4F042AB00
4F042BA08
4F042BA10
4F042CA01
4F042CB19
4F042DF29
(57)【要約】
【課題】インクジェットヘッドパックを容易に整列させ、体積を減らすことができるインクジェットヘッドパックアライナを提供する。
【解決手段】本発明のインクジェットヘッドパックアライナは、インクジェットヘッドパックが固定結合されるアラインステージと、少なくとも一部がアラインステージと重畳する第1ベースと、少なくとも一部がアラインステージと重畳する第2ベースと、第1ベースとアラインステージのそれぞれに連結されるように上下に延長され、第1ベースとアラインステージとの間の距離を調節する2つの第1調節装置と、第2ベースとアラインステージのそれぞれに連結されるように上下に延長され、第2ベースとアラインステージとの間の距離を調節する第2調節装置と、を含み、第1ベースと第2ベースは第1方向に離隔配置され、2つの第1調節装置は互いに第1方向に交差する第2方向に離隔される。
【選択図】図9
【特許請求の範囲】
【請求項1】
インクジェットヘッドパックが固定結合されるアラインステージと、
少なくとも一部が前記アラインステージと重畳する第1ベースと、
少なくとも一部が前記アラインステージと重畳する第2ベースと、
前記第1ベースと前記アラインステージのそれぞれに連結されるように上下に延長され、前記第1ベースと前記アラインステージとの間の距離を調節する2つの第1調節装置と、
前記第2ベースと前記アラインステージのそれぞれに連結されるように上下に延長され、前記第2ベースと前記アラインステージとの間の距離を調節する第2調節装置と、を含み、
前記第1ベースと前記第2ベースは第1方向D1に離隔配置され、
前記2つの第1調節装置は互いに前記第1方向D1に交差する第2方向D2に離隔されるインクジェットヘッドパックアライナ。
【請求項2】
前記第2調節装置は2つが提供され、
前記2つの第2調節装置は前記第2方向に離隔される、請求項1に記載のインクジェットヘッドパックアライナ。
【請求項3】
前記第1ベースは前記アラインステージより下に位置し、
前記第2ベースは前記アラインステージより上に配置される請求項1に記載のインクジェットヘッドパックアライナ。
【請求項4】
前記2つの第1調節装置それぞれは回転ハンドルを含み、
前記回転ハンドルは前記第1ベース及び前記アラインステージのそれぞれより下に配置される、請求項1に記載のインクジェットヘッドパックアライナ。
【請求項5】
前記アラインステージを前記第2方向に移動するシータ駆動装置を更に含み、
前記シータ駆動装置の一側は前記第2ベースに結合され、前記シータ駆動装置の他側は前記アラインステージに結合される、請求項1に記載のインクジェットヘッドパックアライナ。
【請求項6】
インクジェットヘッドパックアライナと、
前記インクジェットヘッドパックアライナを支持する第1支持バーと、
前記第1支持バーから第1方向D1に離隔される第2支持バーと、を含み、
インクジェットヘッドパックアライナは、
アラインステージと、
少なくとも一部が前記アラインステージと重畳する第1ベースと、
少なくとも一部が前記アラインステージと重畳する第2ベースと、
前記第1ベースと前記アラインステージのそれぞれに連結されるように上下に延長され、前記第1ベースと前記アラインステージとの間の距離を調節する第1調節装置と、
前記第2ベースと前記アラインステージのそれぞれに連結されるように上下に延長され、前記第2ベースと前記アラインステージとの間の距離を調節する第2調節装置と、を含み、
前記第1ベースは前記第1支持バーに結合され、
前記第2ベースは前記第2支持バーに結合されるインクジェットプリント装置。
【請求項7】
前記インクジェットヘッドパックアライナに結合されるインクジェットヘッドパックを更に含み、
前記アラインステージは、前記アラインステージを上下に貫通してインクジェットヘッドパックを収容する配置孔を定義する、請求項6に記載のインクジェットプリント装置。
【請求項8】
一方の側が前記アラインステージに結合され、他方の側が前記第1のベースに結合されたチルト制御装置をさらに含み、
前記チルト制御装置は、ブーメラン状である、請求項6に記載のインクジェット印刷装置。
【請求項9】
インクジェットヘッドパックアライナに結合されるインクジェットヘッドパックHPを整列するステップと、
前記インクジェットヘッドパックHPを利用してステージ上の基板SBにプリント工程を行うステップと、を含み、
インクジェットヘッドパックアライナは、
アラインステージと、
少なくとも一部が前記アラインステージと重畳する第1ベースと、
少なくとも一部が前記アラインステージと重畳する第2ベースと、
前記第1ベースと前記アラインステージのそれぞれに連結されるように上下に延長される第1調節装置と、
前記第2ベースと前記アラインステージのそれぞれに連結されるように上下に延長される第2調節装置と、を含み、
前記インクジェットヘッドパックHPを整列するステップは、前記アラインステージを水平整列するステップを含み、
前記アラインステージを水平整列するステップは、
前記第1調節装置を利用して前記第1ベースと前記アラインステージとの間の距離を調節するステップと、
前記第2調節装置を利用して前記第2ベースと前記アラインステージとの間の距離を調節するステップと、を含むインクジェットプリント方法。
【請求項10】
前記第1調節装置は回転ハンドルを含み、
前記回転ハンドルは前記第1ベース及び前記アラインステージのそれぞれより下に位置し、
前記第1調節装置を利用して前記第1ベースと前記アラインステージとの間の距離を調節するステップは、前記回転ハンドルを回転させる、請求項9に記載のインクジェットプリント方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はインクジェットヘッドパックアライナ、それを含むインクジェットプリント装置、及びそれを利用するインクジェットプリント方法に関する。
【背景技術】
【0002】
ユーザに映像を提供するスマートフォン、デジタルカメラ、ノートパソコン、ナビゲーション、及びスマートテレビなどの電子機器は、映像を表示するための表示装置を含む。表示装置は映像を生成し、生成された映像を表示画面を介してユーザに提供する。表示装置は多様な工程を経て製造される。例えば、表示装置の製造の途中にインクジェットプリント工程が使用される。インクジェットプリント工程において、インクジェットヘッドを介してインクが吐出される。インクを正確に吐出するために、インクヘッドの配置を調節する必要がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は、インクジェットヘッドパックを容易に整列することができ、体積を減らすことができるインクジェットヘッドパックアライナ、それを含むインクジェットプリント装置、及びそれを利用するインクジェットプリント方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明の例示的な実施例によるインクジェットヘッドパックアライナは、インクジェットヘッドパックが固定結合されるアラインステージと、少なくとも一部が前記アラインステージと重畳する第1ベースと、少なくとも一部が前記アラインステージと重畳する第2ベースと、前記第1ベースと前記アラインステージのそれぞれに連結されるように上下に延長され、前記第1ベースと前記アラインステージとの間の距離を調節する2つの第1調節装置と、前記第2ベースと前記アラインステージのそれぞれに連結されるように上下に延長され、前記第2ベースと前記アラインステージとの間の距離を調節する第2調節装置と、を含み、前記第1ベースと前記第2ベースは第1方向に離隔配置され、前記2つの第1調節装置は互いに前記第1方向に交差する第2方向に離隔される。
【0005】
本発明の実施形態におけるインクジェットプリント装置は、インクジェットヘッドパックアライナと、前記インクジェットヘッドパックアライナを支持する第1支持バーと、前記第1支持バーから第1方向に離隔される第2支持バーと、を含み、前記インクジェットヘッドパックアライナは、アラインステージと、少なくとも一部が前記アラインステージと重畳する第1ベースと、少なくとも一部が前記アラインステージと重畳する第2ベースと、前記第1ベースと前記アラインステージのそれぞれに連結されるように上下に延長され、前記第1ベースと前記アラインステージとの間の距離を調節する第1調節装置と、前記第2ベースと前記アラインステージのそれぞれに連結されるように上下に延長され、前記第2ベースと前記アラインステージとの間の距離を調節する第2調節装置と、を含み、前記第1ベースは前記第1支持バーに結合され、前記第2ベースは前記第2支持バーに結合される。
【0006】
本発明の実施形態におけるインクジェットプリント方法は、インクジェットヘッドパックアライナに結合されるインクジェットヘッドパックを整列するステップと、前記インクジェットヘッドパックを利用してステージ上の基板にプリント工程を行うステップと、を含み、前記インクジェットヘッドパックアライナは、アラインステージと、少なくとも一部が前記アラインステージと重畳する第1ベースと、少なくとも一部が前記アラインステージと重畳する第2ベースと、前記第1ベースと前記アラインステージのそれぞれに連結されるように上下に延長される第1調節装置と、前記第2ベースと前記アラインステージのそれぞれに連結されるように上下に延長される第2調節装置と、を含み、前記インクジェットヘッドパックを整列するステップは、前記アラインステージを水平整列するステップを含み、前記アラインステージを水平整列するステップは、前記第1調節装置を利用して前記第1ベースと前記アラインステージとの間の距離を調節するステップと、前記第2調節装置を利用して前記第2ベースと前記アラインステージとの間の距離を調節するステップと、を含む。
【発明の効果】
【0007】
本発明の一実施形態におけるインクジェットヘッドパックアライナ、それを含むインクジェットプリント装置、及びそれを利用するインクジェットプリント方法によると、インクジェットヘッドパックの配置を調節することができる。
【0008】
本発明の一実施形態におけるインクジェットヘッドパックアライナ、それを含むインクジェットプリント装置、及びそれを利用するインクジェットプリント方法によると、複数個のインクジェットヘッドパックが互いに隣接して配列されていても、インクジェットヘッドパックの整列作業を容易に行うことができる。
【0009】
本発明の一実施形態におけるインクジェットヘッドパックアライナ、それを含むインクジェットプリント装置、及びそれを利用するインクジェットプリント方法によると、インクジェットヘッドパックアライナの角度整列を自動的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】本発明の一実施形態におけるインクジェットプリント装置を示す斜視図である。
図2】本発明の一実施形態におけるインク吐出装置を示す斜視図である。
図3】本発明の一実施形態におけるインク吐出装置を示す拡大斜視図である。
図4】本発明の一実施形態におけるインク吐出装置を示す部分分解斜視図である。
図5】本発明の一実施形態におけるインクジェットヘッドパックアライナを示す斜視図である。
図6】本発明の一実施形態におけるインクジェットヘッドパックアライナを示す分解斜視図である。
図7】本発明の一実施形態におけるインクジェットプリント方法を示すフローチャートである。
図8図7のフローチャート順序図によるインクジェットプリント方法を順次に示す斜視図である。
図9図7のフローチャートによるインクジェットプリント方法を順次に示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
本明細書において、ある構成要素(または領域、層、部分など)が他の構成要素の「上にある」、「結合される」、または「結合される」と言及されれば、それは他の構成要素の上に直接配置・連結・結合され得るか、またはそれらの間に第3の構成要素が配置され得ることを意味する。
【0012】
同じ図面符号は同じ構成要素を指す。また、図面において、構成要素の厚さ、割合、及び寸法は技術的内容の効果的な説明のために誇張されている。「及び/または」は、関連する構成要素が定義する一つ以上の組み合わせを全て含む。
【0013】
第1、第2などの用語は多様な構成要素を説明するのに使用されるが、前記構成要素は前記用語に限らない。前記用語は一つの構成要素を他の構成要素から区別する目的にのみ使用される。例えば、本発明の権利範囲を逸脱せずに第1構成要素は第2構成要素と命名されてもよく、類似して第2構成要素も第1構成要素と命名されてもよい。単数の表現は、文脈上明白に異なるように意味しない限り、複数の表現を含む。
【0014】
また、「下に」、「下側に」、「上に」、「上側に」などの用語は、図面に示した構成要素の連関関係を説明するために使用される。前記用語は相対的な概念であって、図面に示した方向を基準に説明される。
【0015】
「含む」または「有する」などの用語は明細書の上に記載された特徴、数字、ステップ、動作、構成要素、部品またはこれらを組み合わせたものが存在することを指定するものであって、一つまたはそれ以上の他の特徴や数字、ステップ、動作、構成要素、部品またはこれらを組み合わせたものの存在または付加可能性を予め排除しないと理解すべきである。
【0016】
異なるように定義されない限り、本明細書で使用された全ての用語(技術的及び科学的用語を含む)は、本発明の属する技術分野の当業者によって一般的に理解されるものと同じ意味を有する。また、一般的に使用される辞書で定義された用語のような用語は、関連技術の脈絡で有する意味と一致する意味を有すると解釈すべきであって、ここで明示的に定義されない限り、過度に理想的であるか形式的な意味で解釈してはならない。
【0017】
以下、図面を参照して、本発明の一実施例によるインクジェットヘッドパックアライナ、それを含むインクジェットプリント装置、及びそれを利用するインクジェットプリント方法について説明する。
【0018】
図1は、本発明の一実施例によるインクジェットプリント装置を示す斜視図である。
以下、図1のD1を第1方向、第1方向D1に交差するD2を第2方向、第1方向D1及び第2方向D2のそれぞれに交差するD3を第3方向と称する。第1方向D1及び第2方向D2それぞれは水平方向と称されてもよい。また、第3方向D3は垂直方向と称されてもよい。
【0019】
図1を参照すると、インクジェットプリント装置Aが提供される。インクジェットプリント装置Aは、基板SBの上にインクや溶液を噴射する。基板SBは表示装置に含まれる有機物層を含む。インクジェットプリント装置Aによって基板SBの上に吐出されたインクは、後処理工程によって有機物層を形成する。そのために、インクジェットプリント装置Aはステージ9及びインク吐出装置IKを含む。
【0020】
ステージ9は基板SBを支持する。ステージ9は基板SBを移動する。例えば、ステージ9は基板SBを第1方向D1に移動する。そのために、ステージ9は固定板91と移動板93とを含む。固定板91は一定位置に固定される。移動板93は固定板91の上に配置される。移動板93は固定板91に対して相対的に移動する。そのために、固定板91と移動板93との間に移動レール(符号なし)などが配置される。移動板93の上に配置される基板SBは、移動板93に沿って第1方向D1に移動する。
【0021】
インク吐出装置IKはステージ9の上に配置される。より詳しくは、インク吐出装置IKはステージ9から上に離隔される位置に配置される。インク吐出装置IKはステージ9上の基板SBに向かってインクを吐出する。それによって、基板SBに対するインクジェットプリント工程が行われる。インク吐出装置IKは移動可能である。例えば、インク吐出装置IKは第2方向D2に移動する。インク吐出装置IKに対するより詳細な説明は後述する。
【0022】
図2は本発明の一実施形態におけるインク吐出装置を示す斜視図であり、図3は本発明の一実施形態におけるインク吐出装置を示す拡大斜視図である。
【0023】
図2及び図3を参照すると、インク吐出装置IKは、インクジェットヘッドパックアライナ1と、第1支持バー3と、第2支持バー5と、インク供給装置7と、インクジェットヘッドパックHPと、インクチューブ8と、を含む。
【0024】
インクジェットヘッドパックアライナ1はインクジェットヘッドパックHP(図3を参照)と結合する。インクジェットヘッドパックアライナ1はインクジェットヘッドパックHPを整列する。例えば、インクジェットヘッドパックアライナ1はインクジェットヘッドパックHPの水平を調節する。また、インクジェットヘッドパックアライナ1はインクジェットヘッドパックHPの高さを調節する。或いは、インクジェットヘッドパックアライナ1はインクジェットヘッドパックHPの角度を調節する。それに関する詳細な内容は後述する。インクジェットヘッドパックアライナ1は複数個が提供される。複数個のインクジェットヘッドパックアライナ1は第1支持バー3及び第2支持バー5に沿って配置される。つまり、複数個のインクジェットヘッドパックアライナ1は第2方向D2に配置される。しかし、以下では、便宜上、インクジェットヘッドパックアライナ1は単数に記述する。
【0025】
第1支持バー3は第2方向D2に延長される。第1支持バー3はインクジェットヘッドパックアライナ1を支持する。そのために、第1支持バー3の一側にインクジェットヘッドパックアライナ1が結合される。例えば、インクジェットヘッドパックアライナ1の第2ベース15(図4を参照)が第1支持バー3に結合される。より詳しくは、第2ベース15は第1支持バー3に固定結合される。それに関する詳細な内容は図3及び図4を参照して後述する。インクジェットヘッドパックアライナ1が複数個提供されれば、一つの第1支持バー3は複数個のインクジェットヘッドパックアライナ1をいずれも支持する。つまり、複数個のインクジェットヘッドパックアライナ1が一つの第1支持バー3に結合される。
【0026】
第2支持バー5は第2方向D2に延長される。第2支持バー5は第1支持バー3から第1方向D1に離隔される。第2支持バー5はインクジェットヘッドパックアライナ1を支持する。そのために、第2支持バー5の一側にインクジェットヘッドパックアライナ1が結合される。例えば、インクジェットヘッドパックアライナ1の第1ベース13(図4を参照)が第2支持バー5に結合される。より詳しくは、第1ベース13は第2支持バー5に固定結合される。それに関する詳細な内容は図4を参照して後述する。インクジェットヘッドパックアライナ1が複数個提供されれば、一つの第2支持バー5は複数個のインクジェットヘッドパックアライナ1をいずれも支持する。つまり、複数個のインクジェットヘッドパックアライナ1が一つの第2支持バー5に結合される。
【0027】
インク供給装置7はインクジェットヘッドパックアライナ1から上に離隔される。インク供給装置7はインクジェットヘッドパックHPに連結される。例えば、インク供給装置7はインクチューブ8を介してインクジェットヘッドパックHPに連結される。インク供給装置7はインクチューブ8を介してインクジェットヘッドパックHPにインクを供給する。インク供給装置7は外部のインク貯蔵部(図示せず)からインクを供給されてインクジェットヘッドパックHPに送る。以上ではインク供給装置7がインクジェットヘッドパックHPに直接連結されてインクを伝達すると図示し記述したが、これに限らない。つまり、インク供給装置7はインクジェットヘッドパックアライナ1を介してインクジェットヘッドパックHPにインクを供給してもよい。この場合、インクチューブ8はインクジェットヘッドパックHPではなくインクジェットヘッドパックアライナ1に結合される。
【0028】
インクジェットヘッドパックHPは複数個のインクジェットヘッド(図示せず)を含む。つまり、インクジェットヘッドパックHPは複数個のインクジェットヘッドの集合体である。インクジェットヘッドパックHPはインクジェットヘッドパックアライナ1に結合される。例えば、インクジェットヘッドパックHPはインクジェットヘッドパックアライナ1の下に結合される。より詳しくは、インクジェットヘッドパックHPはインクジェットヘッドパックアライナ1の一側に固定結合される。それに関する詳細な内容は後述する。インクジェットヘッドパックアライナ1に結合されたインクジェットヘッドパックHPは、インク供給装置7からインクを供給される。インクジェットヘッドパックHPはステージ9(図1を参照)上の基板SB(図1を参照)に向かってインクを吐出する。
【0029】
インクチューブ8はインク供給装置7に連結される。インクチューブ8はインク供給装置7とインクジェットヘッドパックHPを連結する。インク供給装置7から供給されたインクは、インクチューブ8を介してインクジェットヘッドパックHPに伝達される。しかし、これに限らず、インクチューブ8はインクジェットヘッドパックアライナ1に結合されてもよい。
【0030】
図4は本発明の一実施形態におけるインク吐出装置を示す部分分解斜視図であり、図5は本発明の一実施形態におけるインクジェットヘッドパックアライナを示す斜視図であり、図6は本発明の一実施形態におけるインクジェットヘッドパックアライナを示す分解斜視図である。
【0031】
図4乃至図6を参照すると、インクジェットヘッドパックアライナ1は、アラインステージ11と、第1ベース13と、第2ベース15と、第1調節装置12と、第2調節装置14と、シータ駆動装置17と、チルト制御装置19と、を含む。
【0032】
アラインステージ11はインクジェットヘッドパックHPを一定位置に固定する。つまり、インクジェットヘッドパックHPはアラインステージ11に固定結合される。例えば、インクジェットヘッドパックHPはアラインステージ11の下面に固定結合される。或いは、インクジェットヘッドパックHPはアラインステージ11が提供する配置孔111h内に挿入された状態で固定される。そのために、インクジェットヘッドパックHPとアラインステージ11のそれぞれに相互間の固定結合のための構造体(図示せず)が提供される。アラインステージ11は、ステージ本体111と、第1結合部113と、第2結合部115とを含む。
【0033】
ステージ本体111は第1方向D1及び第2方向D2に展開される板状を有する。ステージ本体111は配置孔111hを定義する。配置孔111hはステージ本体111を上下に貫通する。インクジェットヘッドパックHPの一部分は配置孔111hに収容される。インクチューブ8(図3を参照)は配置孔111hを通ってインク供給装置7(図3を参照)とインクジェットヘッドパックHPを連結する。或いは、インクジェットヘッドパックHPの一部分が配置孔111hの上に突出されていれば、インクチューブ8は配置孔111hを通らなくてもよい。ステージ本体111は移動可能である。より詳しくは、ステージ本体111は第1ベース113及び/または第2ベース15に対して移動する。それに関する詳細な内容は後述する。
【0034】
第1結合部113はステージ本体111の一側に結合される。例えば、第1結合部113はステージ本体111の下面の一側に結合される。平面的な観点において、第1結合部113は配置孔111hと重畳しない。第1結合部113は図6に示したように板状を有するが、これに限らない。第1結合部113は第1ベース13に連結される。つまり、第1ベース13は第1結合部113を介してステージ本体111に連結される。第1結合部113と第1ベース13との間の距離は変わり得る。また、第1結合部113とステージ本体111との間の相対位置は変わり得る。例えば、ステージ本体111が第1結合部113に対して水平方向に回転する。より詳しくは、ステージ本体111は第1結合部113の突出部113aを通って第3方向D3に平行な軸を中心に回転する。それに関する詳細な内容は後述する。
【0035】
第2結合部115はステージ本体111の他側に結合される。例えば、第2結合部115はステージ本体111を基準に、第1結合部113の反対側でステージ本体111に結合される。第2結合部115は図6に示したように中央部分が下に凹んだ構造を有するが、これに限らない。第2結合部115は第2ベース15に連結される。つまり、第2ベース15は第2結合部115を介してステージ本体111に連結される。第2結合部115と第2ベース15との間の距離は変わり得る。それに関する詳細な内容は後述する。
【0036】
第1ベース13はアラインステージ11と重畳する。より詳しくは、平面的な観点において、第1ベース13の少なくとも一部がアラインステージ11と重畳する。例えば、第1ベース13は第1結合部113と平面的な観点で重畳する。第1ベース13はアラインステージ11より下に配置される。第1ベース13は第1調節装置12及び/またはチルト制御装置19によってアラインステージ11に連結される。第1調節装置12及び/またはチルト制御装置19によって第1ベース13とアラインステージ11との間の相対位置が調節される。第1ベース13は第2支持バー5(図3を参照)に結合される。より詳しくは、第1ベース13は第2支持バー4に固定され、第1ベース13と第1支持バー3との間の相対位置は一定である。それに対し、アラインステージ11は第1ベース13に対して移動可能であるため、アラインステージ11と第1支持バー3との間の相対位置は変わり得る。
【0037】
第2ベース15はアラインステージ11と重畳する。より詳しくは、平面的な観点において、第2ベース15の少なくとも一部がアラインステージ11と重畳する。例えば、例えば、第2ベース15は第2結合部115の少なくとも一部と平面的な観点で重畳する。第2ベース15はアラインステージ11より下に配置される。第2ベース15は第2調節装置14及び/またはシータ駆動装置17によってアラインステージ11に連結される。第2調節装置14及び/またはシータ駆動装置17によって第2ベース15とアラインステージ11との間の相対位置が調節される。第2ベース15は第1支持バー3(図3を参照)に結合される。より詳しくは、第2ベース15は第1支持バー3に固定され、第2ベース15と第1支持バー3との間の相対位置は一定である。それに対し、アラインステージ11は第2ベース15に対して移動可能であるため、アラインステージ11と第2支持バー5との間の相対位置は変わり得る。
【0038】
第1調節装置12は第1ベース13とアラインステージ11のそれぞれに連結される。例えば、第1調節装置12は上下に延長されて第1ベース13及びアラインステージ11を連結する。第1調節装置12は第1ベース13とアラインステージ11との間の距離を調節する。より詳しくは、第1調節装置12は第1ベース13とアラインステージ11のとの間の高さを調節する。例えば、第1調節装置12を回転させたら、第1ベース13とアラインステージ11のとの間の距離が変わる。そのために、第1調節装置12は、第1調節バー123と、第1回転ハンドル121と、第1軸受125とを含む。第1調節装置123は上下に延長されて第1ベース13及び第1軸受125を連結する。第1回転ハンドル121は第1調節バー123の下に結合される。第1回転ハンドル121は第1ベース13より下に配置される。第1回転ハンドル121は作業者が手で取って回転できるように溝(groove)構造を含む。第1軸受125は第1結合部113の下に結合される。第1軸受125は第1調節バー123と第1結合部113とを連結する。第1軸受125は、例えば玉軸受である。第1調節装置12は2つが提供される。2つの第1調節装置12は互いに第2方向D2に離隔される。しかし、以下では、便宜上、第1調節装置12は単数に記述する。
【0039】
第2調節装置14は第2ベース15とアラインステージ11のそれぞれに連結される。例えば、第2調節装置14は上下に延長されて第2ベース15及びアラインステージ11を連結する。第2調節装置14は第2ベース15とアラインステージ11との間の距離を調節する。より詳しくは、第2調節装置14は第2ベース15とアラインステージ11のとの間の高さを調節する。例えば、第2調節装置14を回転させたら、第2ベース15とアラインステージ11のとの間の距離が変わる。そのために、第2調節装置14は、第2調節バー143と、第2回転ハンドル141と、第2軸受145とを含む。第2調節装置143は上下に延長されて第2ベース15及び第2軸受145を連結する。第2回転ハンドル141は第2調節バー143の下に結合される。第2回転ハンドル141は第2ベース15より下に配置される。第2回転ハンドル141は作業者が手で取って回転できるように溝構造を含む。第2軸受145は第2結合部115の下に結合される。第2軸受145は第2調節バー143と第2結合部115とを連結する。第2軸受145は、例えば玉軸受である。第2調節装置14は2つが提供される。2つの第2調節装置14は互いに第2方向D2に離隔される。この場合、合計4つの調節装置が提供される。しかし、これに限らず、合計3つの調節装置のみが提供されてもよい。例えば、2つの第1調節装置12と一つの第2調節装置14が提供されてもよい。或いは、一つの第1調節装置12と2つの第2調節装置14が提供されてもよい。以下では、便宜上、第2調節装置14は単数に記述する。
【0040】
シータ駆動装置17は第2ベース15に結合される。例えば、シータ駆動装置17は第2ベース15の上面の上に配置される。シータ駆動装置17はアラインステージ11に連結される。例えば、シータ駆動装置17は別途の部材(図示せず)を媒介に第2結合部115に連結される。シータ駆動装置17はステージ本体111の一側を第2方向D2に移動する。より詳しくは、シータ駆動装置17はステージ本体111を第1結合部113の突出部113aを中心に回転させる。それによって、ステージ本体111は第3方向D3に平行な軸を中心に回転する。ステージ本体111の一側は第1ベース13に対して回転する。つまり、シータ駆動装置17によってステージ本体111の一側が第2方向D2に移動したら、ステージ本体111は突出部113aを基準に回転する。そのために、シータ駆動装置17は多様なアクチュエータを含む。例えば、シータ駆動装置17はピエゾモータを含む。しかし、これに限らない。
【0041】
チルト制御装置19はアラインステージ11と第1ベース13を連結する。例えば、チルト制御装置19の一側は第1結合部113に結合され、チルト制御装置10の他側は第1ベース13の上に結合される。チルト制御装置19はブーメラン状を有する。ブーメラン状のチルト制御装置19は第1結合部113と第1ベース13との間に配置される。ブーメラン状のチルト制御装置19によって、アラインステージ11と第1ベース13との間の相対位置が過度にねじれることが防止される。そのために、チルト制御装置19は弾性変形可能な物質を含む。例えば、チルト制御装置19は金属を含む。しかし、これに限らない。
【0042】
図7は、本発明の一実施例によるインクジェットプリント方法を示すフローチャートである。
図7を参照すると、インクジェットプリント方法Sが提供される。インクジェットプリント方法Sは、図1乃至図6を参照して説明したインクジェットプリント装置Aを利用し、基板上にインクを吐出してプリントする方法である。
【0043】
インクジェットプリント方法Sは、インクジェットヘッドパックアライナにインクジェットヘッドパックを結合するステップS1と、インクジェットヘッドパックを整列するステップS2と、インクジェットヘッドパックを利用してプリント工程を行うステップS3と、を含む。
【0044】
インクジェットヘッドパックを整列するステップS2は、アラインステージを水平整列するステップS21と、アラインステージの角度を調節するステップS22と、を含む。
【0045】
アラインステージを水平整列するステップS21は、第1ベースとアラインステージとの間の距離を調節するステップS211と、第2ベースとアラインステージとの間の距離を調節するステップS212と、を含む。
【0046】
以下、図8乃至図9を参照して図7のインクジェットプリント方法Sを順次に説明する。
【0047】
図8乃至図9は、図7のフローチャートによるインクジェットプリント方法を順次に示す斜視図である。
【0048】
図8図4及び図7を参照すると、インクジェットヘッドパックアライナにインクジェットヘッドパックを結合するステップS1は、インクジェットヘッドパックHPを移動してアラインステージ11に結合させることを含む。まず、インクジェットヘッドパックHPを第1方向D1に移動し、インクジェットヘッドパックHPをアラインステージ11の下に配置する。この過程で、別途のガイド器具が使用されてもよい。より詳しくは、別途の水平移動ガイド構造体(図示せず)が提供されて、インクジェットヘッドパックHPの第1方向D1の反対方向への移動をガイドする。次に、インクジェットヘッドパックHPを第3方向D3に移動し、インクジェットヘッドパックHPをアラインステージ11に固定結合させる。例えば、インクジェットヘッドパックHPは配置孔111hに挿入された状態でアラインステージ11に固定される。インクジェットヘッドパックHPはインクチューブ8と結合する。インクジェットヘッドパックHPはインクチューブ8によってインク供給装置7に連結される。
【0049】
図9図4及び図7を参照すると、第1ベースとアラインステージとの間の距離を調節するステップS211は、第1調節装置12を回転させることを含む。より詳しくは、作業者が第1回転ハンドル121を取って回転させると、第1ベース13とアラインステージ11との間の距離が変わる。例えば、第1回転ハンドル121を時計回りに回転させると、第1調節装置12が上昇し、第1ベース13とアラインステージ11との間の距離が遠くなる。つまり、アラインステージ11が第1ベース13に対して相対的に上昇する。この場合、アラインステージ11は第2支持バー4から離れる。
【0050】
第2ベースとアラインステージとの間の距離を調節するステップS212は、第2調節装置14を回転させることを含む。より詳しくは、作業者が第2回転ハンドル141を取って回転させると、第2ベース15とアラインステージ11との間の距離が変わる。例えば、第2回転ハンドル141を反時計回りに回転させると、第2調節装置14が下降し、第2ベース15とアラインステージ11との間の距離が近くなる。つまり、アラインステージ11が第2ベース15に向かって相対的に下降する。この場合、アラインステージ11は第1支持バー3に近づく。同時に、2つの第2回転ハンドル141のうち一つは時計回りに回転させる。この場合、時計回りに回転する第2調節装置14が位置した部分で、アラインステージ11と第2ベース15は離れる。このように、4つの調節装置を利用してアラインステージ11の4つの頂点における高さを調節する。それによって、アラインステージ11を水平整列する。また、それによって、アラインステージ11の高さを調節する。
【0051】
図9図4及び図7を参照すると、アラインステージの角度を調節するステップS22は、シータ駆動装置17を利用してアラインステージ11を第1ベース13に対して回転させることを含む。より詳しくは、シータ駆動装置17によってステージ本体111の一側が第2方向D2に移動する。この場合、ステージ本体111は突出部113a(図6を参照)を中心に回転する。それによって、アラインステージ11のシータ方向の角度を調節する。つまり、第3方向D3に平行な軸を中心にアラインステージ11を回転させる。
【0052】
図1及び図7を参照すると、インクジェットヘッドパックを利用してプリント工程を行うステップS3は、ステージ9上の基板SBにインクを吐出することを含む。より詳しくは、インクジェットヘッドパックHP(図3を参照)が基板SBに向かってインクを吐出する。この過程で、基板SBは第1方向D1及び第1方向D1の反対方向に移動する。また、インク吐出装置IKが第2方向D2及び第2方向D2の反対方向に移動する。それによって、基板SBに対するインクジェットプリント工程が行われる。
【0053】
本発明の実施形態におけるインクジェットヘッドパックアライナ、それを含むインクジェットプリント装置、及びそれを利用するインクジェットプリント方法によると、インクジェットヘッドパックを容易に整列することができる。例えば、インクジェットヘッドパックの下に位置する回転ハンドルを回転させる方式でインクジェットヘッドパックの高さを調節することができる。調節装置が3つ以上提供されれば、インクジェットヘッドパックの水平度を調節することができる。つまり、アラインステージの3つの地点における高さを個別に制御して、アラインステージの勾配を制御することができる。それによって、インクジェットヘッドパックの勾配も調節することができる。このような調節装置を利用して簡単で迅速な整列作業が可能となる。
【0054】
本発明の実施形態におけるインクジェットヘッドパックアライナ、それを含むインクジェットプリント装置、及びそれを利用するインクジェットプリント方法によると、インクジェットヘッドパックの下に手を入れてインクジェットヘッドパックを整列することができる。よって、複数個のインクジェットヘッドパックが互いに隣接して配置される場合であっても、他のインクジェットヘッドパックの干渉なしにそのうち一つのインクジェットヘッドパックを容易に整列することができる。この場合、複数個のインクジェットヘッドパックを隣接して配置することができ、省スペース化を図ることができる。つまり、インクジェットヘッドパックの間のピッチを減らすことができる。
【0055】
本発明の実施形態におけるインクジェットヘッドパックアライナ、それを含むインクジェットプリント装置、及びそれを利用するインクジェットプリント方法によると、インクジェットヘッドパックのシータ方向の整列を行うことができる。特に、ピエゾモータを使用すれば、インクジェットヘッドパックのシータ方向の整列を自動的に行うことができる。それによって精密で迅速な整列が可能となる。
【0056】
これまで本発明の好ましい実施例を参照して説明したが、該当技術分野における熟練した当業者または該当技術分野における通常の知識を有する者であれば、後述する請求の範囲に記載の本発明の思想及び技術領域から逸脱しない範囲内で本発明を多様に修正及び変更し得ることを理解できるであろう。よって、本発明の技術的範囲は明細書の詳細な説明に記載の内容に限らず、特許請求の範囲によって決められるべきである。
【符号の説明】
【0057】
A:インクジェットプリント装置 IK:インク吐出装置
9:ステージ 91:固定板
93:移動板 SB:基板
1:インクジェットヘッドパックアライナ 11:アラインステージ
111:ステージ本体 111h:配置孔
113:第1結合部 115:第2結合部
13:第1ベース 15:第2ベース
12:第1調節装置 121:第1回転ハンドル
123:第1調節バー 125:第1軸受
14:第2調節装置 141:第2回転ハンドル
143:第2調節バー 145:第2軸受
17:シータ駆動装置 19:チルト制御装置
3:第1支持バー 5:第2支持バー
7:インク供給装置 8:インクチューブ
HP:インクジェットヘッドパック
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9