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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024088441
(43)【公開日】2024-07-02
(54)【発明の名称】情報処理装置及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   G07G 1/01 20060101AFI20240625BHJP
   G07G 1/12 20060101ALI20240625BHJP
【FI】
G07G1/01 301E
G07G1/12 321E
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022203606
(22)【出願日】2022-12-20
(71)【出願人】
【識別番号】000003562
【氏名又は名称】東芝テック株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】弁理士法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】大熊 裕美子
【テーマコード(参考)】
3E142
【Fターム(参考)】
3E142AA01
3E142AA07
3E142DA07
3E142EA02
3E142EA18
3E142FA22
(57)【要約】
【課題】商品を選択するための操作子の表示に係る設定編集を容易に行うことが可能な情報処理装置及びプログラムを提供する。
【解決手段】複数の商品のそれぞれに対応する操作子を配置した操作画面を表示部に表示する表示制御手段と、前記操作画面に表示された前記操作子を介して、当該操作子に対応する商品の選択操作を受け付ける第1の受付手段と、第1の動作モードで動作している場合に、前記操作子を介して選択された商品に基づき所定の処理を実行する処理手段と、第2の動作モードで動作している場合に、前記操作子を介して選択された商品の状態に係る設定の編集操作を受け付ける第2の受付手段と、を備え、前記表示制御手段は、前記第2の受付手段が受け付けた編集操作の内容に応じて前記操作子の表示形態を変更する。
【選択図】図7
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の商品のそれぞれに対応する操作子を配置した操作画面を表示部に表示する表示制御手段と、
前記操作画面に表示された前記操作子を介して、当該操作子に対応する商品の選択操作を受け付ける第1の受付手段と、
第1の動作モードで動作している場合に、前記操作子を介して選択された商品に基づき所定の処理を実行する処理手段と、
第2の動作モードで動作している場合に、前記操作子を介して選択された商品の状態に係る設定の編集操作を受け付ける第2の受付手段と、
を備え、
前記表示制御手段は、前記第2の受付手段が受け付けた編集操作の内容に応じて前記操作子の表示形態を変更する、情報処理装置。
【請求項2】
前記操作画面に対する所定の操作により、前記第1の動作モードと前記第2の動作モードとを切り替える切替手段を更に備える、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記表示制御手段は、前記第1の動作モードと前記第2の動作モードとの何れで動作中であるかを識別可能に前記操作画面に表示させる、
請求項1又は2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記第2の受付手段が受け付けた編集操作の内容を、外部装置を介して他の情報処理装置に間接的に通知する、又は他の情報処理装置に直接通知することで、前記他の情報処理装置に反映する反映手段を更に備える、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記反映手段は、前記操作画面を介したユーザ操作により、前記他の情報処理装置に反映することが指示された場合に、前記編集操作の内容を前記他の情報処理装置に反映する、
請求項4に記載の情報処理装置。
【請求項6】
情報処理装置のコンピュータを、
複数の商品のそれぞれに対応する操作子を配置した操作画面を表示部に表示する表示制御手段と、
前記操作画面に表示された前記操作子を介して、当該操作子に対応する商品の選択操作を受け付ける第1の受付手段と、
第1の動作モードで動作している場合に、前記操作子を介して選択された商品に基づき所定の処理を実行する処理手段と、
第2の動作モードで動作している場合に、前記操作子を介して選択された商品の状態に係る設定の編集操作を受け付ける第2の受付手段と、
して機能させ、
前記表示制御手段は、前記第2の受付手段が受け付けた編集操作の内容に応じて前記操作子の表示形態を変更する、プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、情報処理装置及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
飲食店で用いられるオーダ端末や、量販店で用いられるPOS端末等の情報処理装置では、表示画面に表示した操作子を介して商品を選択することが可能なユーザインタフェースが使用されている。例えば、従来、互いに異なる商品のそれぞれに対応する複数のボタンをタッチパネルに表示し、当該ボタンをタッチ操作することで、ボタンに割り当てられた商品を選択することが可能なPOS端末が知られている。このような情報処理装置では、商品と操作子との割り当てを設定した設定ファイルを保持しており、当該設定ファイルに基づいて商品選択用の操作子を画面表示する。
【0003】
ところで、販売対象となる商品の状態を、商品選択用の操作子に反映したいという要望がある。例えば、商品が品切れとなった場合には、設定ファイルを編集することで、該当する商品の操作子に品切れ等の情報を表示させ、当該操作子が操作されないよう促すことが好ましい。
【0004】
しかしながら、設定ファイルの編集は、専用のアプリケーションや専用の装置を用いて行うことになるため操作が煩雑であり、編集内容が反映されるまで時間を要する可能性がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明が解決しようとする課題は、商品を選択するための操作子の表示に係る設定編集を容易に行うことが可能な情報処理装置及びプログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
実施形態の情報処理装置は、表示制御手段と、第1の受付手段と、処理手段と、第2の受付手段とを備える。表示制御手段は、複数の商品のそれぞれに対応する操作子を配置した操作画面を表示部に表示する。第1の受付手段は、前記操作画面に表示された前記操作子を介して、当該操作子に対応する商品の選択操作を受け付ける。処理手段は、第1の動作モードで動作している場合に、前記操作子を介して選択された商品に基づき所定の処理を実行する。第2の受付手段は、第2の動作モードで動作している場合に、前記操作子を介して選択された商品の状態に係る設定の編集操作を受け付ける。また、表示制御手段は、前記第2の受付手段が受け付けた編集操作の内容に応じて前記操作子の表示形態を変更する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1図1は、第1の実施形態に係るオーダ端末のハードウェア構成の一例を示す図である。
図2図2は、第1の実施形態に係る商品管理ファイルのデータ構成の一例を示す図である。
図3図3は、第1の実施形態に係る表示設定ファイルのデータ構成の一例を示す図である。
図4図4は、第1の実施形態に係るオーダ端末の機能構成の一例を示す図である。
図5図5は、第1の実施形態の表示制御部が表示する操作画面の一例を示す図である。
図6図6は、第1の実施形態の表示制御部が表示する操作画面の一例を示す図である。
図7図7は、第1の実施形態の表示制御部が表示する操作画面の一例を示す図である。
図8図8は、第1の実施形態の表示制御部が表示する操作画面の一例を示す図である。
図9図9は、第1の実施形態の表示制御部が表示する操作画面の一例を示す図である。
図10図10は、第1の実施形態の表示制御部が表示する操作画面の一例を示す図である。
図11図11は、第1の実施形態の表示制御部が表示する操作画面の一例を示す図である。
図12図12は、第1の実施形態のオーダ端末が行う処理の一例を示すフローチャートである。
図13図13は、第2の実施形態に係る情報処理システムの構成の一例を示す図である。
図14図14は、第2の実施形態に係るオーダ端末の機能構成の一例を示す図である。
図15図15は、第2の実施形態の表示制御部が表示する操作画面の一例を示す図である。
図16図16は、第2の実施形態のオーダ端末が行う処理の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照して実施形態の情報処理装置及びプログラムについて説明する。以下に説明する実施形態では、飲食店等の店舗で使用されるオーダ端末に適用した例について説明するが、この実施形態に限定されるものではない。
【0009】
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係るオーダ端末のハードウェア構成の一例を示す図である。オーダ端末10は、情報処理装置の一例である。オーダ端末10は、飲食店等の店舗において商品(飲食物)の注文を行う際に使用される端末装置である。オーダ端末10は、例えば、店舗の従業員が操作する店員操作タイプのオーダ端末10他、顧客自身が操作するセルフ操作タイプのオーダ端末10が挙げられる。以下では、各タイプを区別しない場合、「オーダ端末10」と言う。
【0010】
なお、オーダ端末10の外観構成は特に問わず、例えばスマートフォンやタブレット端末等の携帯可能な構成であってもよいし、据え置き型の構成であってもよい。
【0011】
図1に示すように、オーダ端末10は、CPU(Central Processing Unit)11と、ROM(Read Only Memory)12と、RAM(Random Access Memory)13とを備える。
【0012】
CPU11は、プロセッサの一例であり、オーダ端末10の各部を統括的に制御する。ROM12は、各種プログラムを記憶する。RAM13は、プログラムや各種データを展開するワークスペースである。
【0013】
CPU11、ROM12、及びRAM13は、バス等を介して接続され、コンピュータ構成の制御部100を構成する。制御部100は、CPU11が記憶部18に記憶されRAM13に展開されたプログラムに従って動作することによって、各種の処理を実行する。
【0014】
また、オーダ端末10は、表示部14、操作部15、通信部16、及び記憶部17等を備える。
【0015】
表示部14は、LCD(Liquid Crystal Display)等の表示デバイスである。表示部14は、CPU11の制御の下、各種の情報を表示する。例えば、表示部14は、商品の注文操作を支援するための操作画面(図5等参照)等を表示する。
【0016】
操作部15は、操作者の操作を受け付けるための入力デバイスである。操作部15は、操作者から受け付けた操作内容をCPU11に出力する。なお、本実施形態では、操作部15は、表示部14の表示画面に設けられたタッチパネルであるとするが、これに限らず、ボタンやキーボード等のハードウェアキーや、ポインティングデバイス等を含んでもよい。
【0017】
通信部16は、店舗内に設けられたネットワークに接続することが可能な有線又は無線の通信インタフェースである。通信部16は、CPU11の制御の下、ネットワークに接続し、当該ネットワークに接続された他の装置(例えば、他のオーダ端末10や店舗サーバ等)との間で各種データの送受信を行う。
【0018】
記憶部17は、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)等の補助記憶装置である。記憶部17は、CPU11が実行可能な各種のプログラムや各種の設定情報を記憶する。また、記憶部17は、商品管理ファイル171と、表示設定ファイル172とを記憶する。
【0019】
商品管理ファイル171は、商品に関する情報を記憶するファイルである。商品管理ファイル171は、各商品の商品名や価格等、商品に関する情報(以下、商品情報ともいう)を記憶する。
【0020】
図2は、商品管理ファイル171のデータ構成の一例を示す図である。図2に示すように、商品管理ファイル171は、各商品を識別可能な商品コードに関連付けて、当該商品コードに対応する商品に関する商品情報を記憶する。商品コードは、商品を識別可能な商品識別情報の一例である。
【0021】
商品情報は、例えば、商品名、価格、商品画像等を含む。商品名は、商品コードに対応する商品の名称を示す情報である。価格は、商品コードに対応する商品の価格を示す情報である。商品画像は、商品コードに対応する商品を表す画像データである。
【0022】
なお、本実施形態では、オーダ端末10が商品管理ファイル171を保持する形態としたが、これに限らず、オーダ端末10がアクセス可能な他の装置(例えば、店舗サーバ)が商品管理ファイル171を保持する構成としてもよい。
【0023】
表示設定ファイル172は、後述する操作画面(図5等参照)の表示に係る設定を記憶するファイルである。具体的には、表示設定ファイル172は、操作画面に表示する商品を選択するための操作子(後述する商品選択ボタンBb)と、当該操作子の操作によって選択される商品との関係を定義するための情報を記憶する。
【0024】
図3は、表示設定ファイル172のデータ構成の一例を示す図である。図3に示すように、表示設定ファイル172は、カテゴリと、商品コードと、商品画像と、付加情報と、ステータス情報とを対応付けて記憶する。
【0025】
カテゴリは、操作画面に表示するメニューのカテゴリを示す情報である。カテゴリは、例えば「日替わり」、「おすすめ」、「メイン」、「サイドメニュー」、「ドリンク」、「デザート」等、商品の種別や任意の指標で設定することが可能である。
【0026】
商品コードは、商品管理ファイル171に登録された商品コードに対応し、カテゴリに関連付けて登録される。また、表示設定ファイル172の商品コードは、操作子の表示を規定するものであり、後述する操作画面において、商品コード毎に当該商品コードに対応する商品を選択するための操作子が表示される。また、表示設定ファイル172に登録された商品コードの登録順序は操作子の配列順序に対応しており、後述する操作画面において、表示設定ファイル172に登録された商品コードの順に操作子が配列される。なお、操作子の配列順序等、表示レイアウトに関する情報は別データとして記憶してもよい。
【0027】
付加情報には、商品コードに対応する商品の操作子に付加して表示するための情報が記憶される。例えば、付加情報には、商品に係るロゴマーク等の情報が記憶される。
【0028】
ステータス情報には、商品コードに対応する商品の状態を示す情報(状態情報)が記憶される。例えば、ステータス情報には、品切れか否かを示す設定情報や、焼きたてや出来立て等の鮮度を示す設定情報、商品の提供に要する時間等が記憶される。なお、ステータス情報には、例えば、品切れ「否」、鮮度「未設定」、商品の提供に要する標準時間等の設定が、デフォルトの状態として記憶される。
【0029】
オーダ端末10の制御部100は、商品管理ファイル171及び表示設定ファイル172に基づいて、商品の注文を行うことが可能な操作画面を表示部14に表示させる。オーダ端末10の操作者は、表示部14に表示される操作画面を操作することで、複数の商品の中から注文対象の商品を選択しながら、商品の注文を行うことができる。
【0030】
次に、図4を参照して、オーダ端末10が有する機能構成について説明する。図4は、第1の実施形態に係るオーダ端末10の機能構成の一例を示す図である。
【0031】
図4に示すように、オーダ端末10は、表示制御部101と、操作受付部102と、オーダ処理部103と、設定編集部104とを機能部として備える。
【0032】
具体的には、10の制御部100(CPU11)は、ROM12や記憶部17に記憶されたプログラムを実行することで上述した機能構成を実現する。なお、本実施形態では、オーダ端末10の機能構成は、オーダ端末10のプロセッサとプログラムとの協働により実現されるソフトウェア構成とするが、これに限らず、機能構成の一部又は全てを専用回路等で実現するハードウェア構成としてもよい。
【0033】
表示制御部101は、表示制御手段の一例である。表示制御部101は、表示部14を制御して、当該表示部14に各種の画面を表示させる。例えば、表示制御部101は、商品管理ファイル171及び表示設定ファイル172に基づき、後述する操作画面を表示部14に表示させる。
【0034】
操作受付部102は、第1の受付手段及び第2の受付手段の一例である。操作受付部102は、操作部15と協働することで、操作者からの操作を受け付ける。例えば、操作受付部102は、表示部14に表示された操作画面に対する操作を受け付ける。
【0035】
オーダ処理部103は、処理手段の一例である。オーダ処理部103は、操作画面に対する操作により、注文対象の商品が決定されると、当該商品を指示したオーダ情報を外部装置に送信する。具体的には、オーダ処理部103は、注文された商品の商品コードや点数、自己のオーダ端末10を識別する識別コード等を含んだオーダ情報を生成する。そして、オーダ処理部103は、生成したオーダ情報を、厨房に設定されるオーダ管理用の装置や店舗サーバ等の外部装置に送信する。
【0036】
ここで、表示制御部101が表示する操作画面を参照しながら、上述した表示制御部101、操作受付部102及びオーダ処理部103の動作例について説明する。
【0037】
図5は、第1の実施形態の表示制御部101が表示する操作画面Gの一例を示す図である。図5に示すように、操作画面Gは、第1領域Gaと、第2領域Gbと、第3領域Gcと、第4領域Gdとを有する。
【0038】
第1領域Gaは、例えば操作画面Gの上方に設けられる。第1領域Gaには、オーダ端末10の動作モードや現在日時、オーダ端末10を識別可能な識別コード等の情報の他、ドロアメニューDR等の操作子が表示される。また、オーダ端末10が商品の注文を行うことが可能な動作モード(以下、注文モードともいう)にあることを示す「注文」が第1領域Gaに表示される。なお、注文モードは、第1の動作モードの一例である。
【0039】
第2領域Gbは、例えば第1領域Gaの下方で且つ操作画面Gの左方に設けられる。第2領域Gbには、カテゴリを選択可能な操作ボタンが表示される。具体的には、表示制御部101は、表示設定ファイル172に登録されたカテゴリ毎に、当該カテゴリの名称を表した操作ボタンを第2領域Gbに表示させる。図5では、「日替わり」、「おすすめ」、「メイン」、「サイドメニュー」、「ドリンク」及び「デザート」の6つのカテゴリに係るカテゴリボタンBaを第2領域Gbに表示した例を示している。
【0040】
第3領域Gcは、例えば第1領域Gaの下方で且つ第2領域Gbの右方に隣接して設けられる。第3領域Gcには、第2領域Gbで選択されたカテゴリに関連付けられている商品コードの各々に対応する商品選択ボタンBbが表示される。ここで、商品選択ボタンBbは、商品を選択するための操作子の一例である。
【0041】
具体的には、表示制御部101は、表示設定ファイル172を参照し、第2領域Gbで選択されたカテゴリに関連付けられている商品コードの各々を特定する。次いで、表示制御部101は、特定した商品コードの商品情報(商品名、価格、商品画像等)を商品管理ファイル171から読み出し、商品名や価格、商品画像等を表した商品選択ボタンBbを商品コード毎に生成する。また、表示制御部101は、商品コードに関連付けて記憶された付加情報及びステータス情報に基づき、当該付加情報やステータス情報に応じた情報や画像を付加した商品選択ボタンBbを生成する。そして、表示制御部101は、生成した商品選択ボタンBbを、表示設定ファイル172に設定された配列順序で第3領域Gcに表示させる。
【0042】
図5では、第2領域Gbでカテゴリ「おすすめ」が選択された例を示しており、このカテゴリに関連付けられた商品の各々を表す商品選択ボタンBbが、予め定められた配置順序で配置されている。
【0043】
オーダ端末10の操作者は、第3領域Gcに表示された商品選択ボタンBbを操作(例えばタッチ操作)することで、この商品選択ボタンBbに対応する商品を注文対象として選択することができる。なお、操作者の操作により、第2領域Gbから他のカテゴリが選択された場合には、選択されたカテゴリに係る各商品の商品選択ボタンBbが第3領域Gcに表示される。つまり、操作画面Gでは、カテゴリの選択操作に応じて、選択されたカテゴリに属する商品の商品選択ボタンBbが第3領域Gcに表示される。
【0044】
第4領域Gdは、例えば、第2領域Gb及び第3領域Gcの下方に表示される。第4領域Gdには、第3領域Gcで注文対象とされた商品の合計点数、合計金額等が表示される。また、第4領域Gdには、注文の決定を指示する決定ボタンBcが表示される。オーダ端末10の操作者は、第4領域Gdに表示された情報を確認し、第3領域Gcで選択した商品の注文を決定する場合には、決定ボタンBcのタッチ操作を行う。
【0045】
オーダ処理部103は、決定ボタンBcが操作されると、第3領域Gcで選択された商品選択ボタンBbの商品コード、点数、自端末の識別コード等を含んだオーダ情報を外部装置に送信する。
【0046】
このように、オーダ端末10では、表示部14に表示された商品を表す操作子(商品選択ボタンBb)を選択操作することで注文対象の商品を指定して、注文することが可能となっている。
【0047】
ところで、上述の操作画面Gで選択可能な商品の状態は動的に変化することが一般的である。例えば、商品の在庫や顧客の注文状況によって、商品が品切れの状態になる場合がある。また、例えば、調理や加工が必要な商品については、焼きたてや出来立ての状態等、所定の鮮度を表す状態が存在する。
【0048】
上述した商品の状態は、操作画面G(例えば第3領域Gc)に表示させることで、商品選択の際の利便性を向上させることができる。例えば、在庫切れの商品を明示的に表すことで、在庫切れの商品が選択されてしまう事態を防ぐことができる。また、例えば、焼きたてや出来立ての商品を明示的に表すことで、焼きたてや出来立て状態の商品の選択を促すことができる。
【0049】
しかしながら、従来の構成では、上記した商品の状態を操作画面Gに反映するためには、専用のアプリケーションや端末を用いて、表示設定ファイル172を直接編集することが一般的である。そのため、従来の構成では、商品の状態を示す情報(状態情報)の編集に時間を要するため、例えば品切れの状態を迅速に反映することができず、オーダ端末10において在庫切れの商品が選択されてしまう等の不都合が発生する可能性があった。
【0050】
そこで、本願発明のオーダ端末10は、商品の状態編集に係る設定編集部104を備えている。設定編集部104は、第1の受付手段、第2の受付手段、及び切替手段の一例である。設定編集部104は、表示制御部101及び操作受付部102等と協働することで、商品の状態を示す情報(状態情報)等を編集可能なユーザインタフェースを提供する。
【0051】
具体的には、設定編集部104は、操作画面Gが表示された状態において、所定の操作が行われると、オーダ端末10の動作モードを注文モードから商品の状態を示す情報(状態情報)等を編集可能な動作モード(以下、編集モードともいう)に切り替える。そして、設定編集部104は、編集モードにおいて、表示制御部101及び操作受付部102等と協働することで、状態情報等を編集することが可能なユーザインタフェース(GUI)を操作画面Gに表示させる。なお、編集モードは第2の動作モードの一例である。
【0052】
以下、操作画面Gを参照しながら、設定編集部104の動作例について説明する。例えば、図5に示した操作画面Gにおいて、所定の操作が行われると、設定編集部104は、オーダ端末10の動作モードを編集モードに切り替える。
【0053】
注文モードから編集モードに切り替えるための操作方法は特に問わず、任意に設定することが可能である。例えば、設定編集部104は、カテゴリボタンBaや商品選択ボタンBb等の操作子が所定時間長押しされたことを条件に、編集モードに切り替えてもよい。また、例えば、設定編集部104は、第1領域GaのドロアメニューDRから編集モードに切り替えるための操作が行われたことを条件に、編集モードに切り替えてもよい。
【0054】
なお、オーダ端末10がセルフ操作タイプである場合、顧客の操作により編集モードに不用意に切り替えられてしまうことを防ぐため、店舗の従業員だけが編集モードに切り替えることができるよう制限することが好ましい。例えば、複数の手順を経て編集モードに切り替える等、操作方法を複雑化してもよい。また、例えば、編集モードに切り替える際に、所定のパスワードや従業員のID等の照合用情報を入力させてもよい。この場合、設定編集部104は、入力された照合用情報と、記憶部118等に予め記憶しておいた被照合用情報とを比較し、一致した場合に編集モードに切り替える。また、例えば、オーダ端末10の起動時等に照合用情報を入力することで、セルフ操作タイプと店員操作タイプとを切り変えて使用することができるオーダ端末10の場合には、設定編集部104は、店員操作タイプで動作している場合にのみ編集モードに切り替えてもよい。
【0055】
設定編集部104は、編集モードに切り替えると、表示制御部101と協働することで、編集モードで動作中であることを操作画面Gに明示する。
【0056】
図6は、第1の実施形態の表示制御部101が表示する操作画面Gの一例を示す図である。ここで図6は、編集モード時に表示される操作画面Gの一例を示している。
【0057】
図6に示すように、オーダ端末10が編集モードに切り替えられると、操作画面Gに編集モードであることが表される。例えば操作画面Gの第1領域Gaに、編集モードであることを示す「編集中」が表示される。また、例えば、第3領域Gcに表示される商品選択ボタンBbの表示形態が変更される。図6では、商品選択ボタンBbが傾斜した状態で表示されるとともに、商品選択ボタンBbの枠線の表示色を変化させている。
【0058】
これにより、オーダ端末10の操作者は、操作画面Gを見ることで、オーダ端末10が編集モードに移行したことを容易に認識することができる。なお、編集モードであることを示す表示形態は図6の例に限らないものとする。例えば、商品選択ボタンBbの形状を変化させたり、商品選択ボタンBbの枠線を点滅(ブリンク)させたりしてもよい。
【0059】
図6の状態において、操作画面Gでは、編集の対象となる商品の商品選択ボタンBbを選択することが可能となっている。また、カテゴリボタンBaの操作によりカテゴリが変更された場合には、注文モード時と同様に、第3領域Gcに表示される商品選択ボタンBbが変更後のカテゴリに応じて更新されるものとする。すなわち、編集モードの操作画面Gでは、注文モード時と同様の操作方法で、編集対象の商品を選択することが可能となっている。
【0060】
商品選択ボタンBbの操作により、編集対象の商品が選択されると、設定編集部104は表示制御部101と協働することで、図7に示すように、編集操作を支援するための編集画面Geを表示させる。
【0061】
図7は、第1の実施形態の表示制御部101が表示する操作画面Gの一例を示す図である。ここで図7は、編集対象の商品が選択された場合に表示される編集画面Geの一例を示している。
【0062】
図7に示すように、編集画面Geは、例えば、編集の対象となる商品の商品選択ボタンBbに関連付けて操作画面Gに重ねて表示(重畳表示、ポップアップ表示ともいう)される。図7では、商品名「CCC」の商品選択ボタンBbが選択された例を示しており、この商品選択ボタンBbに関連付けて編集画面Geが表示されている。また、選択された、商品名「CCC」の商品選択ボタンBbは、他の商品選択ボタンBbと識別可能に強調して表示されている。
【0063】
編集画面Geには、商品の状態を示す情報(状態情報)等を変更することが可能な操作子が表示される。図7では、編集画面Geに、第1切替ボタンBd、第2切替ボタンBe、スピンボタンBfを表示した例を示している。第1切替ボタンBdは、品切れ状態であるか否かを設定するための操作子である。第2切替ボタンBeは、焼きたての状態であるか否かを設定するための操作子である。スピンボタンBfは、提供までに要する時間を設定するための操作子であり、設定された時間が画面内の領域Aに表示されるよう構成されている。
【0064】
オーダ端末10の操作者は、編集画面Geを操作することで、選択した商品の状態を示す情報(状態情報)を変更することができる。例えば、図7では、商品名「CCC」を品切れの状態に変更した例を示している。
【0065】
なお、編集画面Geに表示される設定項目は状態情報に規定されているものとするが、図7の例に限らないものとする。例えば、選択された商品の種別や特性に応じて、編集可能な設定項目を変化させてもよい。また、編集画面Geの表示に係る設定項目は状態情報以外の別ファイルに記憶されてもよい。また、設定項目以外の任意の文字列を入力できるように構成してもよい。この場合、例えば、入力された文字列を商品選択ボタンBbに重ねて表示(重畳表示)するようにしてもよい。
【0066】
また、編集画面Geには、編集内容の決定を指示するための決定ボタンBgが設けられている。決定ボタンBgが操作されると、設定編集部104は、編集画面Geで設定された編集内容を、表示設定ファイル172の該当する商品の状態情報に反映する。具体的には、設定編集部104は、表示中のカテゴリに関連付けられた商品コードの中から、選択された商品選択ボタンBbに対応する商品コードを表示設定ファイル172から検索し、検索した商品コードの状態情報に編集内容を設定する。例えば、図7の場合には、カテゴリ「おすすめ」に関連付けて記憶された商品名「CCC」の状態情報に、「品切れ」を示す状態が設定される。
【0067】
そして、設定編集部104は、表示制御部101と協働することで、変更後の状態情報に応じた表示形態で、選択された商品選択ボタンBbを表示させる。例えば、状態情報に「品切れ」が設定された場合、図8に示すように、商品選択ボタンBb上に「品切れ」を示す情報が表示される。
【0068】
ここで、図8は、第1の実施形態の表示制御部101が表示する操作画面Gの一例を示す図である。ここで図8は、「品切れ」の状態が設定された場合の編集画面Geの一例を示している。図8に示すように、商品名「CCC」に「品切れ」が設定されると、この商品の商品選択ボタンBbに「品切れ」を示す文字や画像が重畳表示される。また、商品選択ボタンBbがグレーアウトされた状態で表示される。この場合、設定編集部104は、操作受付部102と協働し、注文モード時における商品名「CCC」の商品選択ボタンBbに対する選択操作を無効化することで、品切れ状態の商品が注文されてしまうことを抑制してもよい。
【0069】
また、図8の状態において、更に別の商品の状態を編集することも可能である。例えば、商品名「AAA」の商品が変更対象に選択されると、設定編集部104は、図9に示すように、商品名「AAA」の商品に関連付けて編集画面Geを表示させる。
【0070】
図9は、第1の実施形態の表示制御部101が表示する操作画面Gの一例を示す図である。ここで図9は、編集対象の商品が選択された場合に表示される編集画面Geの一例を示している。
【0071】
図9に示すように、商品名「AAA」の商品選択ボタンBbが選択されると、この商品選択ボタンBbに関連付けて、編集画面Geが表示される。ここで、図9の編集画面Geの「出来立て」の設定項目は、図7に示した編集画面Geの「焼きたて」と同様の設定項目であり、選択された商品の種別又は特性に応じて文言を変更して定められている。
【0072】
ここで、第2切替ボタンBeの操作により「出来立て」の状態に設定された後、決定ボタンBgが操作されると、設定編集部104は、変更後の状態を該当する商品の状態情報に反映する。そして、設定編集部104は、図10に示すように、変更後の状態情報に応じた表示形態で、選択された商品選択ボタンBbを表示させる。
【0073】
図10は、第1の実施形態の表示制御部101が表示する操作画面Gの一例を示す図である。ここで図10は、「出来立て」の状態が設定された場合の編集画面Geの一例を示している。図10に示すように、商品名「AAA」に「出来立て」の状態が設定されると、この商品の商品選択ボタンBbに「出来立て」を示す情報が追加される。
【0074】
また、商品選択ボタンBbに追加された「出来立て」等を示す情報の表示が、時間の経過に伴い自動的に解除されるよう構成してもよい。例えば、「出来立て」が表示されるようになってからの経過時間を自動で計り、所定時間(例えば20分)経過した時点で、操作者の操作によらず表示を解除する。これにより、出来立てと言えない状態となったにもかかわらず解除操作がなかったために出来立てと表示され続けてしまうような不都合を、回避することができる。
【0075】
なお、上述の自動解除までの時間としての20分は一例であって、商品ごとに、時間経過に伴う変化を勘案した値が定められるのが望ましい。自動解除までの時間の設定は、固定の値を予め定めることによってもよいし、或いは図7図9に示す編集画面Ge或いは別画面にて値の設定を受け付けるようにしてもよい。前者の場合は、例えば、上述の文言「焼きたて」や「出来立て」の設定と併せて定める手法が考えられる。後者の場合は、例えば、図9に示す編集画面Geで「出来立て」の設定項目にかかる第2切替ボタンBeが操作されるに伴い、解除までの時間の入力を受け付けるポップアップウィンドウをさらに表示させる手法が考えられる。もちろん、上述と異なる手法によって自動解除までの時間の設定が行われても構わない。
【0076】
さらに、自動解除に関連する他の例として、個数の限定が伴う商品の場合を説明する。例えば「限定50個」等のように販売可能な数量が限定された商品の場合、注文を受ける都度、受けた注文数を限定数(上記例で言う「50」)から減算するカウントダウン処理を行い、限定数が「0」になった時点で商品を「品切れ」に切り替えるようにしてもよい。
【0077】
上述の場合についてより詳細に説明する。まず、販売可能な数量が限定された商品の場合、当該情報を商品選択ボタンBbに表示する。つまり、表示制御部101は、商品選択ボタンBbに重ねて、「限定50個」等の文言を、表示追加する。この文言は、上述の「出来立て」等の例と同様に、商品の種別又は特性に応じて定められる。また、当該文言を表示させる処理は、次の通りである。
【0078】
まず、図9の編集画面Geにおける「出来立て」の設定項目の場合と同様に、「限定n個」が、第2切替ボタンBeの操作で設定可能な選択項目として編集画面Geに表示される。第2切替ボタンBeの操作により「限定n個」の状態に設定されると、次に、例えば上述のようなポップアップウィンドウにより「n」に当てはめる数値の入力が受け付けられる。当該数値の入力は、例えば、上下キーでの値変更や、或いは選択肢からの選択によって行ってもよい。
【0079】
次に、決定ボタンBgが操作されると、設定編集部104は、変更後の状態を該当する商品の状態情報に反映する。そして、設定編集部104は、変更後の状態情報に応じた表示形態で、選択された商品選択ボタンBbを表示させる。
【0080】
その後、オーダ端末10の制御部100は、当該商品の注文を受ける都度、受けた注文数を限定数から減算するカウントダウン処理を行う。カウントダウン処理により限定数が「0」になると、制御部100は、設定編集部104に、「品切れ」の状態を該当する商品の状態情報に反映させる。そして、設定編集部104は、変更後の状態情報に応じた表示形態で、選択された商品選択ボタンBbを表示させる。
【0081】
また、編集モードでは、第4領域Gdに編集決定ボタンBhが表示される。編集決定ボタンBhは、編集モードの終了を指示するための操作子である。編集決定ボタンBhが操作されると、設定編集部104は、編集モードから注文モードに切り替える。例えば、図10の状態で編集決定ボタンBhが操作されると、図11に示すように、第1領域Gaの動作モードの表示や、商品選択ボタンBbの傾き等が戻された注文モードの操作画面Gが表示される。
【0082】
図11は、第1の実施形態の表示制御部101が表示する操作画面Gの一例を示す図である。ここで図11は、編集モードから注文モードに戻った状態の編集画面Geの一例を示している。図11に示すように、編集モードで編集された商品名「AAA」、「CCC」の商品に係る商品選択ボタンBbは、図10と同様に、編集後の設定内容に応じた表示形態で表示される。つまり、編集モードで編集された商品の状態は、注文モードに移行した後も維持される。
【0083】
このように、本実施形態のオーダ端末10は、商品の注文に使用する操作画面Gをそのまま利用して、商品選択ボタンBbの表示に係る設定編集を容易に行うことが可能なインタフェースを提供する。これにより、オーダ端末10の操作者は、品切れ等の状態が発生した場合、その状態を該当する商品の商品選択ボタンBbに速やかに反映させることができる。また、オーダ端末10の操作者は、商品の注文に使用する操作画面Gをそのまま用いて、商品選択ボタンBbの表示に係る設定編集を行うことができるため、商品の注文と状態編集とをシームレスに行うことができる。したがって、オーダ端末10の操作者は、商品選択ボタンBbの表示に係る設定編集を容易に行うことができる。
【0084】
なお、本実施形態では、編集画面Geの決定ボタンBgが操作されたことを条件に、表示設定ファイル172に編集内容を反映する構成としたが、これに限らないものとする。例えば、設定編集部104は、編集決定ボタンBhが操作されたことを条件に、それまでの操作で編集された各商品の編集内容を、一度に表示設定ファイル172に反映する構成としてもよい。
【0085】
以下、図12を参照して、オーダ端末10が行う処理の一例について説明する。図12は、第1の実施形態のオーダ端末10が行う処理の一例を示すフローチャートである。
【0086】
まず、本処理の前提として、オーダ端末10の表示部14には操作画面Gが表示されているものとする(ステップS11)。また、オーダ端末10は注文モードで動作しているものとする(ステップS12)。
【0087】
操作受付部102は、編集モードに切り替えるための切り替え操作を受け付けたか否かを判定する(ステップS13)。ステップS13で切り替え操作を受け付けない場合には(ステップS13;No)、操作受付部102は、ステップS14に移行する。
【0088】
ステップS14において、操作受付部102は、商品選択ボタンBbを介して商品の選択操作を受け付けたか否かを判定する(ステップS14)。操作受付部102が選択操作を受け付けない場合には(ステップS14;No)、ステップS16に移行する。また、操作受付部102が商品の選択操作を受け付けた場合には(ステップS14;Yes)、オーダ処理部103は、選択された商品を注文対象に設定する(ステップS15)。
【0089】
続いて、操作受付部102は、注文を決定する決定操作が行われたか否かを判定する(ステップS16)。操作受付部102が注文の決定操作を受け付けない場合には(ステップS16;No)、ステップS13に処理を戻す。
【0090】
また、操作受付部102が注文の決定操作を受け付けた場合(ステップS16;Yes)、オーダ処理部103は、これまでの処理で注文対象に設定した商品の商品コード等に基づいてオーダ情報を生成する(ステップS17)。そして、オーダ処理部103は、生成したオーダ情報を外部装置に送信し(ステップS18)、ステップS13に処理を戻す。なお、注文の決定操作を受け付けた時点で注文対象の商品が一品も設定されていない場合には、オーダ処理部103はステップS17に移行することなく、ステップS13に処理を戻す。
【0091】
一方、ステップS13において、操作受付部102が編集モードへの切り替えを受け付けた場合(ステップS13;Yes)、設定編集部104は、オーダ端末10を編集モードに切り替える(ステップS19)。
【0092】
続いて、操作受付部102は、商品選択ボタンBbを介して商品の選択操作を受け付けたか否かを判定する(ステップS20)。操作受付部102が商品の選択操作を受け付けない場合(ステップS20;No)、ステップS24に移行する。また、操作受付部102が商品の選択操作を受け付けた場合(ステップS20;Yes)、設定編集部104は、選択された商品に関連付けて編集画面Geを表示させる(ステップS21)。
【0093】
ここで、オーダ端末10の操作者は、ステップS21で表示された編集画面Geを介して、商品の状態等の設定を変更することができる。設定編集部104は、操作受付部102が設定変更の決定を指示する決定操作を受け付けるまで待機する(ステップS22;No)。設定編集部104は、操作受付部102が決定操作を受け付けると(ステップS22;Yes)、変更された設定内容を表示設定ファイル172に反映する(ステップS23)。これに伴い、操作画面Gに編集後の設定内容を反映した商品選択ボタンBbが表示される。
【0094】
続いて、設定編集部104は、操作受付部102が編集モードの終了を指示するモードモード切替操作を受け付けたか否かを判定する(ステップS24)。ここで、操作受付部102がモード切替操作を受け付けない場合には(ステップS24;No)、設定編集部104は、ステップS20に処理を戻す。また、操作受付部102がモード切替操作を受け付けた場合には(ステップS24;Yes)、設定編集部104は、ステップS12に処理を戻すことで、オーダ端末10の動作モードを注文モードに戻す。
【0095】
以上のように、本実施形態のオーダ端末10は、複数の商品のそれぞれに対応する商品選択ボタンBbを配置した操作画面Gを表示部14に表示し、当該商品選択ボタンBbを介して商品の選択操作を受け付ける。オーダ端末10は、注文モードで動作している場合に、商品選択ボタンBbを介して選択された商品に基づき当該商品の注文に係る処理を実行し、編集モードで動作している場合に、商品選択ボタンBbを介して選択された商品の状態に係る設定の編集操作を受け付ける。そして、オーダ端末10は、編集操作の内容に応じて操作画面Gに表示する商品選択ボタンBbの表示形態を変更する。
【0096】
これにより、オーダ端末10の操作者は、商品の状態を変更するような事態が発生した場合、商品の注文に使用する操作画面G及び商品選択ボタンBbをそのまま用いて、当該商品選択ボタンBbの表示に係る設定を編集することができる。したがって、本実施形態のオーダ端末10では、商品選択ボタンBbの表示に係る設定編集を容易に行うことができ、編集後の状態を商品選択ボタンBbに速やかに反映させることができる。
【0097】
以上、本実施形態によれば、商品を選択するための操作子の表示に係る設定編集を、容易に行うことが可能な情報処理装置及びプログラムを提供することができる。本実施形態が提供する情報処理装置によれば、例えば、在庫切れの商品を明示的に表すことができ、これにより、在庫切れの商品が選択されてしまう事態を防ぐことができる。また、例えば、焼きたてや出来立ての商品を明示的に表すことができ、これにより、焼きたてや出来立て状態の商品の選択を促し、販売促進に寄与することができる。
【0098】
(第2の実施形態)
上述の実施形態では、オーダ端末10の単体で商品の状態を編集可能な構成を説明した。しかしながら、例えば同一の店舗で複数のオーダ端末10を使用する形態では、1台のオーダ端末10で編集した商品の状態を、他のオーダ端末10にも適用することが好適な場合がある。例えば、商品が品切れとなった場合には、当該商品の注文を全てのオーダ端末10でできないようにすることが適切である。
【0099】
そこで、第2の実施形態では、一のオーダ端末10で設定された商品の状態を他のオーダ端末10に反映することが可能な構成について説明する。なお、第1の実施形態と同様の構成要素については、同一の符号を付与し説明を省略する。
【0100】
図13は、第2の実施形態に係る情報処理システムの構成の一例を示す図である。図13に示すように、情報処理システム1は、複数台のオーダ端末20と、サーバ装置30とを有する。オーダ端末20及びサーバ装置30は、LAN(Local Area Network)等のネットワークNを介して相互に通信可能に接続される。
【0101】
オーダ端末20は、上述した実施形態のオーダ端末10に対応するものであり、オーダ端末10と同様のハードウェア構成を備える。
【0102】
サーバ装置30は、例えば店舗サーバ等のサーバ装置であり、上述したオーダ端末10と同様のコンピュータ構成を備える。また、サーバ装置30は、HDD等の記憶装置に商品管理ファイル171及び表示設定ファイル172を記憶し管理する。
【0103】
サーバ装置30が記憶する商品管理ファイル171及び表示設定ファイル172は、例えば、オーダ端末20の各々が保持する商品管理ファイル171及び表示設定ファイル172の基礎情報であり、ネットワークNを介してオーダ端末20の各々に配信される。この場合、オーダ端末20の制御部100は、サーバ装置30から配信される商品管理ファイル171及び表示設定ファイル172を受信し記憶部17に記憶する。以下、サーバ装置30が記憶する表示設定ファイル172を「マスタ」ともいう。
【0104】
図14は、第2の実施形態に係るオーダ端末20の機能構成の一例を示す図である。図14に示すように、オーダ端末20は、表示制御部101と、操作受付部102と、オーダ処理部103と、設定編集部201とを機能部として備える。
【0105】
具体的には、オーダ端末20の制御部100は、ROM12又は記憶部17に記憶されたプログラムを実行することで上述した機能構成を実現する。なお、本実施形態では、オーダ端末20の機能構成は、オーダ端末20のプロセッサとプログラムとの協働により実現されるソフトウェア構成とするが、これに限らず、機能構成の一部又は全てを専用回路等で実現するハードウェア構成としてもよい。
【0106】
設定編集部201は、上述した実施形態の設定編集部104に対応する機能部であり、設定編集部104と同様の機能を有する。また、設定編集部201は、反映手段の一例であって、操作画面Gから商品の状態が編集された場合に、その編集内容をサーバ装置30のマスタに反映するための処理を実行する。
【0107】
具体的には、設定編集部201は、編集モードにおいて商品の状態が変更され、その編集内容をサーバ装置30のマスタに反映することが指示された場合に、編集された商品のカテゴリ及び商品コードと、編集された項目の設定内容とをサーバ装置30に通知する。
【0108】
サーバ装置30のコンピュータ構成によって実現されるサーバ装置30の制御部は、オーダ端末20から編集内容が通知されると、当該編集内容で指示されたカテゴリ及び商品コードの商品を表示設定ファイル172から検索する。また、サーバ装置30の制御部は、検索した商品の状態情報に、編集内容で指示された項目の設定内容を反映する。
【0109】
そして、サーバ装置30の制御部は、表示設定ファイル172を更新すると、更新後の表示設定ファイル172をオーダ端末20の各々に配信する。なお、サーバ装置30の制御部は、編集内容を通知したオーダ端末20を除いた残りのオーダ端末20宛に更新後の表示設定ファイル172を配信してもよい。また、サーバ装置30の制御部は、表示設定ファイル172のうち、更新部分に対応する差分データのみを配信してもよい。この場合、差分データを受信するオーダ端末20では、設定編集部201(又は制御部100)が差分データに基づき表示設定ファイル172を更新することで、他のオーダ端末20で編集された商品の状態を自己のオーダ端末20に反映する。
【0110】
このように、本実施形態の情報処理システム1では、1台のオーダ端末20で編集された商品の状態が、他のオーダ端末20に反映される。これにより、例えば、商品が品切れとなったような場合に、1台のオーダ端末20で該当する商品を品切れの状態に設定変更すると、その編集内容が他のオーダ端末20に反映されるため、全てのオーダ端末20で操作画面Gの同期を図ることができる。
【0111】
なお、設定編集部201は、マスタに反映することが指示された場合に、編集された商品の編集内容をマスタに反映する構成としてもよい。この場合、例えば、図15に示す操作画面Gを用いて、マスタに編集内容を反映するか否かを操作者に確認してもよい。
【0112】
図15は、第2の実施形態の表示制御部101が表示する操作画面Gの一例を示す図である。ここで図15は、編集モード時に表示される操作画面Gの一例を示している。
【0113】
図15に示すように、操作画面Gは、上述した実施形態と同様に、第1領域Ga、第2領域Gb、第3領域Gc、第4領域Gdを有する。また、編集モード時の操作画面Gでは、第3領域Gcに表示された商品選択ボタンBbを選択することで、編集画面Geが上述した実施形態と同様に表示される。なお、図15では、商品名「CCC」の商品選択ボタンが選択された状態を示している。
【0114】
一方、第4領域Gdには、編集画面Geで設定された編集内容を、この端末のみに反映することを指示するための第1ボタンBiと、マスタに反映することを指示するための第2ボタンBjとが表示される。
【0115】
ここで、第1ボタンBiが操作されると、設定編集部201は、オーダ端末10の動作モードを注文モードに切り替える。つまり、第1ボタンBiが操作された場合には、設定編集部201はサーバ装置30に編集内容を通知しないため、編集内容は自己のオーダ端末20に限定した設定となる。
【0116】
一方、設定編集部201は、第2ボタンBjが操作された場合、編集内容をサーバ装置30に通知した後、オーダ端末10の動作モードを注文モードに切り替える。つまり、第2ボタンBjが操作された場合には、設定編集部201は編集内容をサーバ装置30に通知するため、自己のオーダ端末20で設定された編集内容が他のオーダ端末20にも反映されることになる。
【0117】
このように、オーダ端末20で設定された編集内容をマスタに反映、つまり他のオーダ端末20に反映させるか否かを選択可能とすることで、利便性の向上を図ることができる。
【0118】
なお、本実施形態では、1のオーダ端末20で行われた編集内容を、サーバ装置30を介して他のオーダ端末20に反映する構成としたが、これに限らないものとする。例えば、商品の編集操作が行われたオーダ端末20の設定編集部201が、その編集内容を他のオーダ端末20に通知することで、他のオーダ端末20に直接反映する構成としてもよい。
【0119】
この場合、編集内容の通知を受ける他のオーダ端末20側の設定編集部201は、通知された編集内容に基づき、自端末の記憶部17に記憶された表示設定ファイル172を更新する。これにより、1台のオーダ端末20で編集された商品の状態を、他のオーダ端末20に反映することができる。
【0120】
次に、図16を参照して、本実施形態のオーダ端末20が行う処理の一例について説明する。図16は、第2の実施形態のオーダ端末20が行う処理の一例を示すフローチャートである。なお、図16のステップS31~S44は、図12で説明したステップS11~S23と同様であるため説明を省略する。
【0121】
設定編集部201は、ステップS44で操作受付部102がモード切替操作を受け付けた場合(ステップS44;Yes)、操作受付部102が更に編集内容を他のオーダ端末20に反映させる指示を受け付けたか否かを判定する(ステップS45)。ここで、操作受付部102が他のオーダ端末20に反映させる指示を受けていない場合には(ステップS45;No)、設定編集部201は、ステップS32に処理を戻す。
【0122】
一方、操作受付部102が他のオーダ端末20に反映させる指示を受けた場合には(ステップS45;Yes)、設定編集部201は、編集内容をサーバ装置30又は他のオーダ端末20に通知し、他のオーダ端末20に編集内容を反映させる(ステップS46)。そして、設定編集部201は、ステップS32に処理を戻す。
【0123】
以上のように、本実施形態のオーダ端末20は、上述した実施形態のオーダ端末10と同様の構成を備えるとともに、操作画面Gで受け付けた編集操作の内容を、サーバ装置30を介して他のオーダ端末20に間接的に通知する、又は他のオーダ端末20に直接通知することで、他のオーダ端末20に反映することができる。
【0124】
これにより、複数台のオーダ端末20を使用する店舗では、上述した実施形態の効果を奏することができるとともに、一台のオーダ端末20で行った編集操作の内容を、他のオーダ端末20に反映することができるため、利便性の向上を図ることができる。
【0125】
以上、本実施形態によれば、一のオーダ端末10で設定された商品の状態を、他のオーダ端末10にも、反映させることができる。例えば同一の店舗で複数のオーダ端末10を使用する形態において、1台のオーダ端末10で編集した商品の状態を、他のオーダ端末10にも適用する構成とすることができる。これにより、例えば、商品が品切れとなった場合に、当該品切れの商品の注文を、全オーダ端末10で不可とするための注文画面への反映にかかる処理を、従来の構成に比べて極めて少ない手数により行うことができる。よって、オーダ端末10における品切れ商品の注文受付の停止を、迅速に完了することができる。したがって、品切れ商品の注文が入力されることによる不都合の発生を防ぐことができる。
【0126】
なお、上述した各実施形態は、上述した各装置が有する構成又は機能の一部を変更することで、適宜に変形して実施することも可能である。そこで、以下では、上述した各実施形態に係るいくつかの変形例を他の実施形態として説明する。なお、以下では、上述した各実施形態と異なる点を主に説明することとし、既に説明した内容と共通する点については詳細な説明を省略する。また、以下で説明する変形例は、個別に実施されてもよいし、適宜組み合わせて実施されてもよい。
【0127】
(変形例1)
上述の実施形態では、商品の注文を行うオーダ端末10に適用した例を説明したが、適用先はこれに限定されるものではない。例えば、スーパーマーケット等の量販店やコンビニエンスストアなどで使用されるPOS端末等の商品販売データ処理装置に適用することも可能である。
【0128】
一般的に、商品販売データ処理装置では、商品に付されたバーコード等のコードシンボルから当該商品を識別可能な商品コードを読み取り、当該商品コードに基づいて顧客が購入する商品を登録する登録処理が行われている。また、商品販売データ処理装置では、店舗で販売される複数の商品に対応する商品選択ボタンを操作画面に配置し、商品選択ボタンを介して選択された商品を登録することも行われている。
【0129】
この場合、操作画面は、例えば上述した商品管理ファイル171や表示設定ファイル172と同様のファイルに基づき表示される。また、商品販売データ処理装置は、少なくとも表示設定ファイル172を自端末に保持する。
【0130】
商品販売データ処理装置に適用する場合、商品販売データ処理装置は、上述した表示制御部101、操作受付部102、及び設定編集部104を機能部として備える。また、この場合、オーダ処理部103の代わりに、商品選択ボタンを介して選択された商品の登録処理を行う商品販売データ処理装置の機能部が、処理手段の一例となる。
【0131】
例えば、量販店では、商品の売れ行きや在庫状況によって、商品が品切れの状態になることがある。また、惣菜等を調理して販売することがあり、「出来立て」等の鮮度を示すことは有用である。またコンビニエンスストアでは、POS端末が載置されるカウンタ付近でファストフードを販売することがある。このような場合、上述の実施形態と同様に、編集モードで操作画面を表示し、該当する商品の状態に係る設定を編集することで、商品の状態を容易に商品選択ボタンに反映することができる。
【0132】
なお、操作画面を用いて商品の登録処理を行う装置であれば、商品販売データ処理装置以外の形態の装置に適用することも可能である。例えば、近時ではスマートフォンやタブレット端末を用いて商品の登録処理が行われており、これらの装置に適用することも可能である。さらには、操作画面を介して選択される商品に、注文や登録処理以外の処理を実行する装置に適用することも可能である。
【0133】
(変形例2)
上述の実施形態では、操作画面Gを用いて商品の状態に係る設定を編集する形態を説明した。しかしながら、編集の対象はこれに限定されるものではない。
【0134】
例えば、付加情報に設定される内容等を編集可能な構成としてもよい。
【0135】
また、操作画面Gに表示される商品選択ボタンBbの表示形態そのものを編集可能な構成としてもよい。具体的には、編集モードの操作画面G上において、商品選択ボタンBbの配列順序を編集(変更)する操作や、商品選択ボタンBbを非表示又は消去する操作等、商品選択ボタンBbの表形形態に係る編集操作を受付可能な構成としてもよい。
【0136】
例えば、商品選択ボタンBbの配列順序を変更する操作が行われた場合、設定編集部104は、変更後の商品選択ボタンBbの配列順序に応じて、表示設定ファイル172に登録された対応する商品コードに係るレコードの登録順序を変更する。ことで、操作画面Gに表示される商品選択ボタンBbのレイアウトを更新する。
【0137】
また、例えば、商品選択ボタンBbを非表示とする編集操作が行われた場合、設定編集部104は、操作の対象となった商品選択ボタンBbの商品コードに係る状態情報に非表示の設定を行うことで、操作の対象となった商品選択ボタンBbが、操作画面Gに表示されないよう制御する。この場合、表示制御部101は、非表示の設定がされた商品コードについて、商品選択ボタンBb自体を表示しないように抑制してもよいし、商品選択ボタンBbの代わりに商品選択ボタンBbと同等の大きさのブランク領域を表示してもよい。なお、編集モードで動作中の場合には、非表示の設定がされた商品コードの商品選択ボタンBbに「非表示設定中」等の情報を表示することで、設定された状態を視認可能とすることが好ましい。これにより、非表示の設定解除を容易に行うことができる。
【0138】
また、例えば、商品選択ボタンBbを削除する編集操作が行われた場合、設定編集部104は、操作の対象となった商品選択ボタンBbの商品コードに係るデータエントリを表示設定ファイル172から削除することで、操作の対象となった商品選択ボタンBbが、操作画面Gに表示されないよう制御する。
【0139】
なお、商品選択ボタンBbの表形形態に係る編集操作が行われた場合等、一のオーダ端末10で行われた編集内容を他のオーダ端末10(又はオーダ端末20)に不用意に反映すると、他のオーダ端末10を操作する操作者が困惑する可能性がある。
【0140】
そのため、編集内容の通知を受ける他のオーダ端末10側の設定編集部104(又は設定編集部201)は、編集内容を反映するか否かを確認するための確認画面を表示部14に表示し、反映することが指示された場合に自端末の表示設定ファイル172に編集内容を反映するようにしてもよい。また、この場合、確認画面には、通知された編集内容を示す情報を表示して、操作者の理解を促すことが好ましい。
【0141】
上述の実施形態の各装置で実行されるプログラムは、ROMや記憶部等に予め組み込まれた状態で提供される。上述の実施形態の各装置で実行されるプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD-ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD-R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。
【0142】
さらに、上述の実施形態の各装置で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよい。また、上述の実施形態の各装置で実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供又は配布するように構成してもよい。
【0143】
以上、本発明の実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これらの新規な実施形態やその変形例は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更、組み合わせを行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0144】
1 情報処理システム
10、20 オーダ端末
30 サーバ装置
101 表示制御部
102 操作受付部
103 オーダ処理部
104、201 設定編集部
171 商品管理ファイル
172 表示設定ファイル
【先行技術文献】
【特許文献】
【0145】
【特許文献1】特開2011-113307号公報
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