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特開2024-88550プログラム、情報処理方法、情報処理装置、サーバ
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024088550
(43)【公開日】2024-07-02
(54)【発明の名称】プログラム、情報処理方法、情報処理装置、サーバ
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/0601 20230101AFI20240625BHJP
【FI】
G06Q30/0601
【審査請求】未請求
【請求項の数】15
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022203790
(22)【出願日】2022-12-20
(71)【出願人】
【識別番号】500257300
【氏名又は名称】LINEヤフー株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001759
【氏名又は名称】弁理士法人よつ葉国際特許事務所
(74)【代理人】
【識別番号】100093687
【弁理士】
【氏名又は名称】富崎 元成
(74)【代理人】
【識別番号】100168468
【弁理士】
【氏名又は名称】富崎 曜
(74)【代理人】
【識別番号】100166176
【弁理士】
【氏名又は名称】加美山 豊
(72)【発明者】
【氏名】梶山 隼
(72)【発明者】
【氏名】林田 憲昌
【テーマコード(参考)】
5L030
5L049
【Fターム(参考)】
5L030BB22
5L049BB22
(57)【要約】
【課題】配信ユーザによる映像を視聴する視聴ユーザが商品に関する情報を確認できるようにする。
【解決手段】情報処理装置によって実行されるプログラムは、配信ユーザによる映像に含まれる商品を特定する第1処理を情報処理装置の制御部によって行うことと、映像と、第1処理の結果に基づく商品に関する情報とを、映像を視聴する視聴ユーザの端末に表示させることに関する第2処理を制御部によって行うこととが情報処理装置によって実行される。
【選択図】図1-1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
情報処理装置によって実行されるプログラムであって、
配信ユーザによる映像に含まれる商品を特定する第1処理を前記情報処理装置の制御部によって行うことと、
前記映像と、前記第1処理の結果に基づく前記商品に関する情報とを、前記映像を視聴する視聴ユーザの端末に表示させることに関する第2処理を前記制御部によって行うこととが前記情報処理装置によって実行される。
【請求項2】
請求項1に記載のプログラムであって、
前記第1処理は、前記映像と、あらかじめ登録された商品に関する登録データとに基づいて、前記商品を特定する処理を含む。
【請求項3】
請求項1に記載のプログラムであって、
前記第1処理は、前記映像に付随する音声に基づいて、前記商品を特定する処理を含む。
【請求項4】
請求項1に記載のプログラムであって、
前記商品に関する情報は、所定情報に基づいて前記端末の表示部の所定領域に表示させることが可能な第1情報である。
【請求項5】
請求項4に記載のプログラムであって、
前記所定情報は、前記映像の受信中に前記配信ユーザによる入力に基づき前記配信ユーザの第1端末から送信される、商品を指定する情報である。
【請求項6】
請求項5に記載のプログラムであって、
前記第2処理は、前記第1情報を、前記第1処理の結果に基づいて更新する処理を含む。
【請求項7】
請求項1に記載のプログラムであって、
前記第1処理は、前記映像において前記商品が含まれる画像領域を特定する処理を含み、
前記第2処理は、前記端末に表示された前記映像のうち、特定された前記画像領域に対する前記視聴ユーザによる入力に基づいて、前記第1処理の結果に基づく前記商品に関する情報を前記端末に表示させることに関する処理を含む。
【請求項8】
請求項7に記載のプログラムであって、
前記商品に関する情報は、前記端末の表示部のうち、前記映像が表示される第1領域とは異なる第2領域に表示される。
【請求項9】
請求項8に記載のプログラムであって、
前記第2領域は、前記第1領域の一部に重畳して表示される領域である。
【請求項10】
請求項8に記載のプログラムであって、
前記商品に関する情報は、前記商品を購入するための操作情報、前記商品の購入者の数に関する情報、前記購入者による前記商品に対する評価に関する情報、前記商品の在庫に関する情報、前記商品に関する情報の閲覧に関する情報、のうちの少なくともいずれか1つの情報を含む。
【請求項11】
請求項7に記載のプログラムであって、
前記第1処理は、前記画像領域を特定した後、前記商品を特定する処理であり、前記画像領域の面積が一定以上である場合に、前記商品を特定する処理である。
【請求項12】
情報処理装置の情報処理方法であって、
配信ユーザによる映像に含まれる商品を特定する第1処理を前記情報処理装置の制御部によって行うことと、
前記映像と、前記第1処理の結果に基づく前記商品に関する情報とを、前記映像を視聴する視聴ユーザの端末に表示させることに関する第2処理を前記制御部によって行うこととを含む。
【請求項13】
情報処理装置であって、
配信ユーザによる映像に含まれる商品を特定する第1処理を行い、前記映像と、前記第1処理の結果に基づく前記商品に関する情報とを、前記映像を視聴する視聴ユーザの端末に表示させることに関する第2処理を行う制御部を備える。
【請求項14】
サーバによって実行されるプログラムであって、
配信ユーザの第1端末から送信される映像を前記サーバの通信部によって受信することと、
受信された前記映像に含まれる商品を特定する第1処理を前記サーバの制御部によって行うことと、
前記映像と、前記第1処理の結果に基づく前記商品に関する情報とを、前記映像を視聴する視聴ユーザの第2端末に前記通信部によって送信することとが前記サーバによって実行される。
【請求項15】
端末によって実行されるプログラムであって、
配信ユーザの第1端末から送信される映像に含まれる商品を特定する第1処理を前記端末の制御部によって行うことと、
前記映像と、前記第1処理の結果に基づく前記商品に関する情報とを、前記端末の表示部に表示することとが前記端末によって実行される。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、プログラム等に関する。
【背景技術】
【0002】
ライブ配信に関して、例えば、電子商取引(EC)とライブストリーミング配信を組み合わせた、ユーザがコミュニケーションを取りながら商品を販売することを可能にするライブコマースというサービスがある(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2019-197427号公報
【発明の概要】
【0004】
本発明の第1の態様によると、配信ユーザによる映像に含まれる商品を特定する第1処理を情報処理装置の制御部によって行うことと、映像と、第1処理の結果に基づく商品に関する情報とを、映像を視聴する視聴ユーザの端末に表示させることに関する第2処理を制御部によって行うこととが情報処理装置によって実行される。
本発明の第2の態様によると、配信ユーザによる映像に含まれる商品を特定する第1処理を情報処理装置の制御部によって行うことと、映像と、第1処理の結果に基づく商品に関する情報とを、映像を視聴する視聴ユーザの端末に表示させることに関する第2処理を制御部によって行うこととを含む。
本発明の第3の態様によると、配信ユーザによる映像に含まれる商品を特定する第1処理を行い、映像と、第1処理の結果に基づく商品に関する情報とを、映像を視聴する視聴ユーザの端末に表示させることに関する第2処理を行う制御部を備える。
本発明の第4の態様によると、サーバによって実行されるプログラムは、配信ユーザの第1端末から送信される映像をサーバの通信部によって受信することと、受信された映像に含まれる商品を特定する第1処理をサーバの制御部によって行うことと、映像と、第1処理の結果に基づく商品に関する情報とを、映像を視聴する視聴ユーザの第2端末に通信部によって送信することとがサーバによって実行される。
本発明の第5の態様によると、端末によって実行されるプログラムは、配信ユーザの第1端末から送信される映像に含まれる商品を特定する第1処理を端末の制御部によって行うことと、映像と、第1処理の結果に基づく商品に関する情報とを端末の表示部に表示することとが端末によって実行される。
【図面の簡単な説明】
【0005】
図1-1】通信システムのシステム構成の一例を示す図。
図1-2】第1実施例に係るサーバの制御部によって実現される機能の一例を示す図。
図1-3】第1実施例に係るサーバの記憶部に記憶される情報の一例を示す図。
図1-4】第1実施例に係るアカウント登録データのデータ構成の一例を示す図。
図1-5】第1実施例に係るライブコマース配信管理データベースのデータ構成の一例を示す図。
図1-6】第1実施例係る端末の制御部によって実現される機能の一例を示す図。
図1-7】第1実施例に係る端末の記憶部に記憶される情報の一例を示す図。
図1-8】第1実施例に係る端末の表示画面の一例を示す図。
図1-9】第1実施例に係る各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャート。
図1-10】第1実施例に係る各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャート。
図1-11】第1実施例に係る各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャート。
図1-12】第1実施例に係る端末の表示画面の一例を示す図。
図1-13】第1実施例に係る端末の表示画面の一例を示す図。
図1-14】第1実施例に係る端末の表示画面の一例を示す図。
図1-15】第1実施例に係る各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャート。
図1-16】第1実施例に係る端末の表示画面の一例を示す図。
図2-1】第2実施例に係るサーバの記憶部に記憶される情報の一例を示す図。
図2-2】第2実施例に係る自動回答用データのデータ構成の一例を示す図。
図2-3】第2実施例に係るライブコマース配信管理データベースのデータ構成の一例を示す図。
図2-4】第2実施例に係る端末の表示画面の一例を示す図。
図2-5】第2実施例に係る端末の表示画面の一例を示す図。
図2-6】第2実施例に係る各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャート。
図2-7】第2実施例に係る各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャート。
図2-8】第2変形例に係る端末の表示画面の一例を示す図。
図3-1】第3実施例に係るライブコマース配信管理データベースのデータ構成の一例を示す図。
図3-2】第3実施例に係る端末の表示画面の一例を示す図。
図3-3】第3実施例に係る端末の表示画面の一例を示す図。
図3-4】第3実施例に係る端末の表示画面の一例を示す図。
図3-5】第3実施例に係る各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャート。
図3-6】第3実施例に係る各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャート。
図3-7】第3変形例に係る端末の表示画面の一例を示す図。
図3-8】第3変形例に係る端末の表示画面の一例を示す図。
図4-1】第4実施例に係るライブコマース配信管理データベースのデータ構成の一例を示す図。
図4-2】第4実施例に係る端末の表示画面の一例を示す図。
図4-3】第4実施例に係る端末の表示画面の一例を示す図。
図4-4】第4実施例に係る各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャート。
図4-5】第4実施例に係る各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャート。
図4-6】第4実施例に係る各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャート。
図4-7】第4変形例に係る端末の表示画面の一例を示す図。
図4-8】第4変形例に係る端末の表示画面の一例を示す図。
図4-9】第4変形例に係る各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャート。
図4-10】第4変形例に係る各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0006】
<法的事項の遵守>
本明細書に記載の開示は、通信の秘密など、本開示の実施に必要な実施国の法的事項遵守を前提とすることに留意されたい。
【0007】
<実施形態>
本明細書では、分かり易いように「限定ではなく例として」と記載する箇所があるが、該当箇所ばかりでなく、以下説明する実施形態の全体について、その記載内容に限定されるものではないことに留意されたい。
【0008】
本開示に係るプログラム等を実施するための実施形態について、図面を参照して説明する。
【0009】
本願請求項に係る発明の端末(本願発明の端末)の生産は、限定ではなく例として、ユーザが所有(所持)している端末で、本明細書に記載したプログラム(限定ではなく例として、アプリケーションプログラム)等が受信されることによって(または受信されて端末に記憶されることによって)、本端末において、本願請求項に係る発明の機能が実現可能となる状態が作り出される(本願請求項に係る発明が実行可能になる状態が作り出される)という概念を含んでもよい。
【0010】
また、本願請求項に係る発明のシステム(本願発明のシステム)の生産は、限定ではなく例として、本願システムに含まれるサーバから送信された本明細書に記載されたプログラム(限定ではなく例として、アプリケーションプログラム)等を、本願システムに含まれる端末で受信することによって(または受信されたプログラムが端末に記憶されることによって)、本願請求項に係るシステムの発明の機能が実現可能となる状態が作り出される(本願請求項に係る発明が実行可能になる状態が作り出される)という概念を含んでもよい。
【0011】
また、本明細書において、システムとは、限定ではなく例として、複数の装置を有して構成されるものとすることができる。
複数の装置は、同じ種類の装置の組合せとしてもよいし、異なる種類の装置の組合せとしてもよいし、同じ種類の装置と異なる種類の装置との組合せとしてもよい。
なお、システムとは、限定ではなく例として、複数の装置が協働して何らかの処理を行うもの、と考えることもできる。
【0012】
また、クライアント(クライアント装置)とサーバとに関するシステムとは、限定ではなく例として、少なくとも以下のいずれかと考えることができる。
(1)端末&サーバ
(2)サーバ
(3)端末
【0013】
(1)は、限定ではなく例として、少なくとも1つの端末と、少なくとも1つのサーバとを含むシステムである。この一例は、クライアントサーバシステムである。
【0014】
サーバは、限定ではなく例として、以下の装置によって構成されており、単独の装置であってもよいし、複数の装置の組合せであってもよいものとする。
【0015】
具体的には、サーバは、限定ではなく例として、少なくとも1つのプロセッサー(限定ではなく例として、CPU:Central Processing Unit、GPU:Graphics Processing Unit、APU:Accelerated Processing Unit、DSP:Digital Signal Processor(限定ではなく例として、ASIC:Application Specific Integrated Circuit、FPGA:Field Programmable Gate Array)等)、コンピュータ装置(プロセッサー+メモリ)、制御装置、演算装置、処理装置等のいずれかを有して構成され、いずれか1つの装置の同種を複数備える構成(限定ではなく例として、CPU+CPU、ホモジニアスマルチコアプロセッサー等)や、いずれか1つの装置の異種を複数備える構成(限定ではなく例として、CPU+DSP、ヘテロジニアスマルチコアプロセッサー等)としてもよいし、複数の装置の組み合わせ(限定ではなく例として、プロセッサー+コンピュータ装置、プロセッサー+演算装置、複数の装置をヘテロジニアス化したもの等)であってもよい。
なお、プロセッサーは、仮想プロセッサーとしてもよい。
【0016】
また、サーバによって何らかの処理を実行する場合に、単一の装置で構成される場合は、単一の装置によって実施例に記載されている処理が実行される。また、複数の装置を有して構成されている場合には、一部の処理を一方の装置が実行し、その他の処理を他方の装置が実行するように構成されていてもよい。限定ではなく例として、プロセッサーと、演算装置とを有して構成される場合、第1処理をプロセッサーが実行し、第2処理を演算装置が実行するように構成されていてもよい。
また、複数の装置で構成する場合には、各々の装置が互いに物理的に離れた位置に配置されて構成されてもよい。
【0017】
また、サーバの機能は、限定ではなく例として、クラウドコンピューティングにおけるPaaSやIaaS、SaaSの形態で提供されるようにしてもよい。
【0018】
また、システムの制御部は、端末の制御部とサーバの制御部とのうちの少なくともいずれか一方とすることができる。つまり、限定ではなく例として、(1A)端末の制御部のみ、(1B)サーバの制御部のみ、(1C)端末の制御部とサーバの制御部との両方、のうちのいずれかを、システムの制御部とすることができる。
【0019】
また、システムの制御部が行う制御や処理(以下、包括的に「制御等」と称する。)は、(1A)端末の制御部のみによって行うようにしてもよいし、(1B)サーバの制御部のみによって行うようにしてもよいし、(1C)端末の制御部とサーバの制御部との両方によって行うようにしてもよい。
また、(1C)では、限定ではなく例として、システムが制御部によって行う制御等のうちの一部の制御等を端末の制御部によって行うようにし、残りの制御等をサーバの制御部によって行うようにしてもよい。この場合、制御等の割り当て(割り振り)は、等分であってもよいし、等分ではなく異なる割合で割り当ててもよい。
【0020】
また、サーバの通信部という場合、サーバが単一の装置によって構成されている場合には、単一の装置が備える通信部そのものであってもよい。また、サーバが複数の装置を有して構成されている場合には、サーバの通信部は、各々の装置が備える各々の通信部を含む構成であってもよい。
限定ではなく例として、サーバは、第1装置と第2装置とを備え、第1装置は第1通信部を有し、第2装置は第2通信部を有する場合、サーバの通信部は、第1通信部と第2通信部とを含む概念としてもよい。
【0021】
(2)は、限定ではなく例として、複数のサーバによって構成されるシステム(以下、「サーバシステム」と称する。)とすることができる。この場合、各々のサーバの構成としては、前述した構成を同様に適用することができる。
【0022】
サーバシステムが行う制御等は、複数のサーバのうち、(2A)一のサーバのみによって行うようにしてもよいし、(2B)他のサーバのみによって行うようにしてもよいし、(2C)一のサーバと他のサーバとが行うようにしてもよい。
また、(2C)では、限定ではなく例として、サーバシステムが行う制御等のうちの一部の制御等を一のサーバが行うようにし、残りの制御等を他のサーバが行うようにしてもよい。この場合、制御等の割り当て(割り振り)は、等分であってもよいし、等分ではなく異なる割合で割り当ててもよい。
【0023】
(3)は、限定ではなく例として、複数の端末によって構成されるシステムとすることができる。
このシステムは、限定ではなく例として、以下のようなシステムとすることができる。
・サーバの機能を端末に持たせるシステム(分散システム)。これは、限定ではなく例として、ブロックチェーンの技術を用いて実現することが可能である。
・端末同士が無線通信を行うシステム。これは、限定ではなく例として、ブルートゥース(登録商標)等の近距離無線通信技術を用いてP2P(ピアツーピア)方式等で通信を行うことで実現可能である。
【0024】
なお、上記は、制御部に限らず、システムの構成要素となり得る入出力部、通信部、記憶部、時計部等の各機能部についても同様である。
【0025】
以下の実施形態では、限定ではなく例として、端末とサーバとを含むシステム(限定ではなく例として、クライアントサーバシステム)を例示する。
なお、サーバとして、上記(2)のサーバシステムを適用することも可能である。
【0026】
また、端末とサーバとを含むシステムに代えて、サーバを含まないシステム、限定ではなく例として、上記(3)のシステムを適用することも可能である。
この場合の実施形態は、前述したブロックチェーンの技術等に基づいて構成することが可能である。具体的には、限定ではなく例として、以下の実施形態で説明するサーバに記憶されて管理されるデータを、ブロックチェーン上に保管(格納)する。そして、端末が、ブロックチェーンへのトランザクションを生成し、トランザクションがブロックチェーン上で承認されると、ブロックチェーン上に保管されたデータが更新されるようにすることができる。
【0027】
なお、端末と表現した場合でも、これは、クライアントサーバにおけるクライアントの装置としての端末の意味に限定されるものではない。
つまり、端末は、クライアントサーバにおけるものではない装置の概念を含むこともあり得る。
【0028】
また、本明細書では、適宜「通信I/Fによって」という表現を用いる。これは、限定ではなく例として、装置が、制御部(プロセッサー等)の制御に基づいて、通信I/Fを介して(通信部を介して)、各種の情報やデータを送受信することを示してもよいものとする。
【0029】
また、本明細書において「関する」、「関連する」と記載された用語について、「Aに関するB」や「Aに関連するB」という場合、限定ではなく例として、「A」と何らかの関係性を有する「B」を意味してよいものとする。この具体例については後述する。
【0030】
また、本明細書において、「AとBとを送信する」、「AとBとを受信する」といったように、装置が2以上のものを対象として処理を行うことには、「A」と「B」とをタイミングを合わせて行うもの(以下、「同時」という。)と、「A」と「B」とをタイミングをずらして行うもの(以下、「非同時」という。)とを含めてよいものとする。
限定ではなく例として、第1情報と第2情報とを送信するという場合、第1情報と第2情報とをタイミングを合わせて送信するものと、第1情報と第2情報とをタイミングをずらして送信するものとの両方の概念を含めてよいものとする。
なお、ラグ(タイムラグ)を考慮し、「同時」には「ほぼ同時」を含めてよいものとする。
【0031】
なお、「A」と「B」とをタイミングをずらして行うといっても、これはあくまでも「A」と「B」とを対象として処理を行うものであればよく、その目的は必ずしも同じでなくてもよいものとする。
限定ではなく例として、上記のように第1情報と第2情報とを送信するという場合、第1情報と第2情報とを送信しさえすればよく、同じ目的で第1情報と第2情報とを送信する場合の他、異なる目的で第1情報と第2情報とを送信する場合も含めてよいものとする。
【0032】
本明細書において、コンテンツとは、送信元から送信先に送信される情報であってもよい。また、コンテンツは、1または複数のコンテンツであってもよい。
【0033】
コンテンツには、限定ではなく例として、テキスト形式のテキストコンテンツ、画像(静止画像、映像(動画像)の少なくともいずれか一方を含む。)形式の画像コンテンツ、音(音声を含む。)形式の音コンテンツなどを含めてよいものとする。
なお、この他にも、ユーザの操作に供するボタンやアイコン等の操作コンテンツや、リンク情報(限定ではなく例として、URI(Uniform Resource Identifier)等を含む。)などのリンクコンテンツを含めてもよいものとする。
【0034】
テキストには、限定ではなく例として、文字コードで表される各国の文字、拡張文字、機種依存文字、数字、記号、図形及び符号の少なくともいずれか1つを含めてよいものとする。
なお、テキストは、上記の文字、拡張文字、機種依存文字、数字、記号、図形及び符号の少なくとも1つを含まなくてもよく、その他のテキストを含んでもよい。
【0035】
画像には、限定ではなく例として、アイコン、ボタン、スタンプ、絵文字、バナー画像といった各種の画像の情報のうちの少なくともいずれか1つを含めることができる。
【0036】
以下の実施例では、限定ではなく例として、ユーザが動画像・音声等のライブコンテンツをライブ配信し、ライブ配信されたライブコンテンツを視聴しながら、限定ではなく例として、電子商取引によりライブ配信中に紹介される販売品の購入が可能であるサービスの一例として、ライブコマースサービスを例示する。
また、ライブコマースサービスを実現するためのアプリケーションを「ライブコマースアプリケーション」と称する。
また、ライブコマースアプリケーションの名称を「Live Commerce App」と称して図示する。
また、ライブコマースサービスにおいて配信されるライブコンテンツを「ライブコマースコンテンツ」と称する場合があり、ライブコマースコンテンツを含む情報を「ライブコマースコンテンツ情報」と称する場合がある。
【0037】
なお、「販売品」は有形の商品としてもよいし、無形のサービスとしてもよい。
便宜的に「販売品」と称するが、販売品は、ライブコマースコンテンツで販売される1以上の商品または1以上のサービスとしてもよい。また、ライブコマースコンテンツで販売される1以上の商品と1以上のサービスとの組み合わせとしてもよい。
【0038】
以下では、ライブコマースサービスにおいて販売品を紹介するライブ配信を行うユーザを「配信ユーザ」や「配信者」と称し、ライブ配信を視聴し販売品を購入するユーザを「視聴ユーザ」や「視聴者」と称する場合がある。
【0039】
ライブコマースサービスを実現するための形態として、限定ではなく例として、以下のいずれかの形態を適用してもよい。
(A)ライブコマースアプリケーションを単体として構成する形態
(B)ライブ配信アプリケーションの一機能として電子商取引サービスの機能を持たせる形態
(C)電子商取引アプリケーションの一機能としてライブ配信サービスの機能を持たせる形態
(D)ライブ配信サービスの機能と電子商取引サービスの機能とを有するアプリケーション(統合的なアプリケーション)を構成する形態
【0040】
(B)や(C)の形態では、限定ではなく例として、ライブ配信サービス事業者を、電子商取引サービス事業者と同じ事業者とすることができる。
また、この場合、1つの方法として、電子商取引アプリケーションにおけるユーザのアカウントと、ライブ配信アプリケーションにおけるユーザのアカウントとを共通のアカウントとすることができる。
また、この場合、別の方法として、電子商取引アプリケーションにおけるユーザのアカウントと、ライブ配信アプリケーションにおけるユーザのアカウントとが自動的に関連付けられる(連携される)ようにすることができる。
【0041】
なお、ライブ配信アプリケーション、または、電子商取引アプリケーション、またはライブコマースアプリケーションの一機能としてユーザがチャットを行うためのサービス(以下、「チャットサービス」と称する。)の一例であるメッセージングサービスの機能を持たせるようにすることも可能である。
また、チャットサービスを実現するためのアプリケーションの一例であるメッセージングアプリケーションの一機能としてライブコマースサービスの機能を持たせるようにすることも可能である。
【0042】
また、本実施形態では、ユーザ間で情報が送受信されるという表現や、端末間で情報が送受信されるという表現を用いる場合があり得るが、これらは実質的に同義としてよいものとする。
また、クライアントサーバシステムを適用する場合、サーバを介して端末間で情報が送受信されるように構成することが可能であるが、これをユーザ間や端末間での情報の送受信と表現してもよいものとする。また、前述したように、クライアントサーバシステムを適用せずに端末間で情報を送受信してもよいものとする。
【0043】
また、以下の実施例では、ライブ配信として、配信者が販売品に関するライブ動画を配信し、視聴者がそのライブ動画を視聴する場合を例示する。そして、ライブコマースコンテンツのライブ配信を単に「ライブ配信」や「ライブコマース配信」と称する場合がある。
また、以下の実施例では、配信者から視聴者にリアルタイム配信(生中継)されるライブコマース配信を「生配信」、生配信後、リアルタイム配信の記録(以下、「アーカイブ」と称する。)を視聴者に配信するライブコマース配信を「アーカイブ配信」とそれぞれ称する。
【0044】
また、ライブコマースサービスを実現するための形態として、前述した(A)~(D)のいずれの形態を適用してもよいが、以下の実施例では、限定ではなく例として、主として(A)ライブコマースアプリケーションを単体として構成する形態を適用する場合を例示する。
【0045】
<第1実施例>
第1実施例は、生配信において視聴者が、配信者やライブコマースコンテンツに対してコメントをしている場合に、特定のコメントを他のコメントとは異なる表示態様で表示させることに関する実施例である。
【0046】
第1実施例に記載の内容は、他の各実施例や他の各変形例のいずれにも適用可能である。
また、既出の構成要素と同一の構成要素については同一の符号を付して、再度の説明を省略する。
【0047】
ここで、ライブコマースアプリケーションにおけるコメントには、コメントの内容に応じて複数種類の属性が設けられているようにしてもよい。
本実施例では、ライブコマースアプリケーションにおけるコメントのコメント属性には、限定ではなく例として、以下のようなものを含めることができる。
“Q”:質問のコメント(質問コメント)
“Q01”:送料に関する質問のコメント
“Q02”:サイズに関する質問のコメント
“Q03”:発送に関する質問のコメント
“Q04”:ライブコマースコンテンツ自体に関する質問のコメント
“Q05”:配信に関する質問のコメント
“B”:購入したことに関するコメント(購入コメント)
“N”:質問コメントや購入コメント以外のコメント(一般コメント)
【0048】
具体的には、“Q”:質問のコメントは、限定ではなく例として、視聴者によってなされる配信者やライブコマースコンテンツに対する質問に関するコメントとすることができる。
また、“Q”:質問のコメントのうち、“Q01”:送料に関する質問のコメントは、限定ではなく例として、ライブコマースコンテンツの販売品を購入した場合の送料に関する質問のコメントとすることができ、“Q02”:サイズに関する質問のコメントは、限定ではなく例として、ライブコマースコンテンツの販売品のサイズに関する質問(サイズ展開など)のコメントとすることができ、“Q03”:発送に関する質問のコメントは、限定ではなく例として、ライブコマースコンテンツの販売品を購入した場合の発送に関する質問(発送時期、発送方法など)のコメントとすることができ、“Q04”:ライブコマースコンテンツ自体に関する質問のコメントは、限定ではなく例として、ライブコマースコンテンツ自体に関する質問(販売品の素材、モデルとなっている配信者の身長など)のコメントとすることができ、(Q05):配信に関する質問のコメントは、限定ではなく例として、この生配信に関する質問(配信予定時間など)のコメントとすることができる。
【0049】
また、“B”:購入したことに関するコメントは、限定ではなく例として、一の視聴者がライブコマースコンテンツの販売品を購入した場合に、販売品を購入したことに関するコメントとすることができる。
なお、このコメントは、限定ではなく例として、配信元のサーバ等によって自動でなされるコメントとしてもよいし、限定ではなく例として、販売品を購入したユーザによって手動でなされるコメントとしてもよい。また、ユーザが操作入力したコメントに限らず、音入力(音声入力)したコメントとしてもよい。
【0050】
コメントなど、ユーザが操作入力や音入力等によって入力可能なものに対して入力を行うことを、包括的に「ユーザ入力」と称する場合がある。
ボタンやアイコン等に対する入力についても同様としてもよい。
【0051】
なお、前述したコメント属性を、適宜「コメント種類」、「コメント種別」と称してもよい。また、コメント属性:“Q”のうち“Q01”~“Q05”のコメント属性は、適宜「質問属性」、「質問種類」、「質問種別」と称してもよい。
【0052】
本実施例では、ライブコマースアプリケーションにおいて、質問コメントを他のコメント(購入コメント、一般コメント)とは異なる表示態様で表示させる手法として、限定ではなく例として、以下のような例を挙げることができる。
(A)質問コメントを装飾して表示
(B)質問コメントを他のコメントとは異なる位置に表示
(C)質問コメントのみを抽出して表示
(C-1)質問コメントを一覧表示
(C-2)質問コメントをカテゴリ分けして表示
(C-3)質問コメントの質問属性ごとに頻度順に表示(頻度が多い順、少ない順等)
(C-4)質問コメントがなされた時間順に表示(早い順、遅い順等)
(C-5)質問コメントの属性順に表示(サイズ、送料、発送、・・・の順等)
(C-6)質問コメントの重要度順に表示
ただし、上記の手法の例は、いずれか一つの例を用いてもよいし、いずれか複数の例を組み合わせて用いてもよいものとする。
【0053】
(A)質問コメントを装飾して表示とは、限定ではなく例として、質問コメントや質問コメントが含まれる領域を、特定の表示色で表示したり、大きいサイズで表示したり、太字で表示したりすることによって、質問コメントを他のコメントとは異なる表示態様で表示する手法とすることができる。
【0054】
(B)質問コメントを他のコメントとは異なる位置に表示とは、限定ではなく例として、すべてのコメントが端末20の表示部24の所定の位置(画面左部(後述するコメント表示領域))に表示されているときに、質問コメントのみが端末20の表示部24の所定の位置とは異なる位置(画面上部、画面下部など)に表示される手法とすることができる。
【0055】
(C)質問コメントのみを抽出して表示とは、限定ではなく例として、すべてのコメントのうち質問コメントのみを抽出して表示する手法とすることができる。
【0056】
(C-1)質問コメントを一覧表示とは、限定ではなく例として、すべてのコメントのうち質問コメントのみを抽出して、それらの質問コメントを一覧で表示する手法とすることができる。
【0057】
(C-2)質問コメントをカテゴリ分けして表示とは、限定ではなく例として、すべてのコメントのうち質問コメントのみを抽出して、それらの質問コメントをカテゴリで分けて表示する手法とすることができる。
具体的には、限定ではなく例として、質問属性ごとにカテゴリで分けてもよいし、質問属性とは異なるカテゴリで分けてもよい。
【0058】
(C-3)質問コメントの質問属性ごとに頻度順に表示とは、限定ではなく例として、すべてのコメントのうち質問コメントのみを抽出して、それらの質問コメントをコメントされた回数が多い順で表示する手法とすることができる。
なお、限定ではなく例として、すべてのコメントのうち質問コメントのみを抽出して、それらの質問コメントをコメントされた回数が少ない順で表示する手法であってもよい。
【0059】
(C-4)質問コメントがなされた時間順に表示とは、限定ではなく例として、すべてのコメントのうち質問コメントのみを抽出して、それらの質問コメントがなされた時間が早い順(古い順)で表示する手法とすることができる。
なお、限定ではなく例として、すべてのコメントのうち質問コメントのみを抽出して、それらの質問コメントがなされた時間が遅い順(新しい順)で表示する手法であってもよい。
【0060】
(C-5)質問コメントの属性順に表示とは、限定ではなく例として、すべてのコメントのうち質問コメントのみを抽出して、それらの質問コメントの質問属性順に表示する手法とすることができる。
具体的には、限定ではなく例として、質問属性が(Q01)、(Q02)、(Q03)、(Q04)、(Q05)、・・・の順で質問コメントが表示されてもよい。
【0061】
(C-6)質問コメントの重要度順に表示とは、限定ではなく例として、すべてのコメントのうち質問コメントのみを抽出して、それらの質問コメントの重要度順に表示する手法とすることができる。
具体的には、質問コメントの重要度とは、限定ではなく例として、販売品の購入に際しての支払いに関する質問は重要度が高く、販売品自体の質問は重要度が低くなるようにしてもよい。
【0062】
<システム構成>
図1-1は、本開示の実施形態における通信システム1のシステム構成の一例を示す図である。
通信システム1では、限定ではなく例として、ネットワーク30を介して、サーバ10と、複数の端末20(端末20A,端末20B,端末20C,・・・)とが接続される。
【0063】
サーバ10は、ネットワーク30を介して、ユーザが所有する端末20に、所定のサービス(限定ではなく例として、ライブコマースサービス、メッセージングサービス等)を提供する機能を有する。サーバ10は、限定ではなく例として、ライブコマースサーバ、メッセージングサーバ等のように表現することもできる。
本実施形態では、ライブコマースサービス事業者(運営者)やメッセージングサービス事業者(運営者)を、サーバ10のユーザとする。
【0064】
なお、ネットワーク30に接続されるサーバ10の数や端末20の数は限定されない。
【0065】
端末20(端末20A,端末20B,端末20C、・・・)は、各実施例において記載する機能を実現できる情報処理端末であればどのような端末であってもよい。端末20は、限定ではなく例として、スマートフォン、携帯電話(フィーチャーフォン)、コンピュータ(限定でなく例として、デスクトップ、ラップトップ、タブレットなど)、メディアコンピュータプラットホーム(限定でなく例として、ケーブル、衛星セットトップボックス、デジタルビデオレコーダ)、ハンドヘルドコンピュータデバイス(限定でなく例として、PDA・(personal digital assistant)、電子メールクライアントなど)、ウェアラブル端末(メガネ型デバイス、時計型デバイスなど)、VR(Virtual Reality)端末、スマートスピーカ(音声認識用デバイス)、または他種のコンピュータ、またはコミュニケーションプラットホームを含む。また、端末20は情報処理端末と表現されてもよい。
【0066】
端末20A、端末20Bおよび端末20Cの構成は、限定ではなく例として、同一とすることができる。また、必要に応じて、ユーザXが利用する端末を端末20Xと表現し、ユーザXまたは端末20Xに対応づけられた、所定のサービスにおけるユーザ情報をユーザ情報Xと表現してもよいし、しなくてもよい。
なお、ユーザ情報とは、所定のサービスにおいてユーザが利用するアカウントに対応付けられたユーザの情報である。ユーザ情報は、限定でなく例として、ユーザにより入力される、または、所定のサービスにより付与される、ユーザの名前、ユーザのアイコン画像、ユーザの年齢、ユーザの性別、ユーザの住所、ユーザの趣味趣向、ユーザの識別子などのユーザに対応づけられた情報を含み、これらのいずれか一つまたは、組み合わせであってもよいし、そうでなくてもよい。
【0067】
ネットワーク30は、1以上の端末20と、1以上のサーバ10とを接続する役割を担う。すなわち、ネットワーク30は、上記の各種の装置が接続した後、データを送受信することができるように接続経路を提供する通信網を意味する。
【0068】
ネットワーク30のうちの1つまたは複数の部分は、有線ネットワークや無線ネットワークであってもよいし、そうでなくてもよい。ネットワーク30は、限定ではなく例として、アドホック・ネットワーク(ad hoc network)、イントラネット、エクストラネット、仮想プライベート・ネットワーク(virtual private network:VPN)、ローカル・エリア・ネットワーク(local area network:LAN)、ワイヤレスLAN(wireless LAN:WLAN)、広域ネットワーク(wide area network:WAN)、ワイヤレスWAN(wireless WAN:WWAN)、大都市圏ネットワーク(metropolitan area network:MAN)、インターネットの一部、公衆交換電話網(Public Switched Telephone Network:PSTN)の一部、携帯電話網、ISDN(integrated service digital networks)、無線LAN、LTE(long term evolution)、CDMA(code division multiple access)、ブルートゥース(Bluetooth(登録商標))、衛星通信など、または、これらの2つ以上の組合せを含むことができる。ネットワーク30は、1つまたは複数のネットワーク30を含むことができる。
【0069】
サーバ10(限定ではなく、サーバ、情報処理装置、情報管理装置の一例)は、端末20に対して、所定のサービスを提供する機能を備える。サーバ10は、各実施形態において記載する機能を実現できる情報処理装置であればどのような装置であってもよい。サーバ10は、限定ではなく例として、サーバ装置、コンピュータ(限定ではなく例として、デスクトップ、ラップトップ、タブレットなど)、メディアコンピュータプラットホーム(限定ではなく例として、ケーブル、衛星セットトップボックス、デジタルビデオレコーダ)、ハンドヘルドコンピュータデバイス(限定ではなく例として、PDA、電子メールクライアントなど)、あるいは他種のコンピュータ、またはコミュニケーションプラットホームを含む。また、サーバ10は情報処理装置と表現されてもよい。サーバ10と端末20とを区別する必要がない場合は、サーバ10と端末20とは、それぞれ情報処理装置と表現されてもよいし、されなくてもよい。
【0070】
[各装置のハードウェア(HW)構成]
通信システム1に含まれる各装置のHW構成について説明する。
【0071】
(1)端末のHW構成
図1-1には、端末20のHW構成の一例を示している。
端末20は、制御部21(CPU:central processing unit(中央処理装置))、記憶部28、通信I/F22(インタフェース)、入出力部23、時計部29A、位置算出用情報検出部29Bを備える。端末20のHWの各構成要素は、限定ではなく例として、バスBを介して相互に接続される。なお、端末20のHW構成として、すべての構成要素を含むことは必須ではない。限定ではなく例として、端末20は、個々の構成要素、または複数の構成要素を取り外すような構成であってもよいし、そうでなくてもよい。
【0072】
通信I/F22は、ネットワーク30を介して各種データの送受信を行う。通信は、有線、無線のいずれで実行されてもよく、互いの通信が実行できるのであれば、どのような通信プロトコルを用いてもよい。通信I/F22は、ネットワーク30を介して、サーバ10等の各種装置との通信を実行する機能を有する。通信I/F22は、各種データを制御部21からの指示に従って、サーバ10等の各種装置に送信する。また、通信I/F22は、サーバ10等の各種装置から送信された各種データを受信し、制御部21に伝達する。また、通信I/F22を単に通信部と表現する場合もある。また、通信I/F22が物理的に構造化された回路で構成される場合には、通信回路と表現する場合もある。
【0073】
入出力部23は、端末20に対する各種操作を入力する装置や、端末20で処理された処理結果を出力する装置等を含む。入出力部23は、入力部と出力部が一体化していてもよいし、入力部と出力部に分離していてもよいし、そうでなくてもよい。
【0074】
入力部は、ユーザからの入力を受け付けて、入力に係る情報を制御部21に伝達できる全ての種類の装置のいずれかまたはその組み合わせにより実現される。入力部は、限定ではなく例として、タッチパネル、タッチディスプレイ、キーボード等のハードウェアキーや、マウス等のポインティングデバイス、カメラ(動画像を介した操作入力)、マイク(音声による操作入力)を含む。
【0075】
出力部は、制御部21で処理された処理結果を出力することができる全ての種類の装置のいずれかまたはその組み合わせにより実現される。出力部は、限定ではなく例として、タッチパネル、タッチディスプレイ、スピーカ(音声出力)、レンズ(限定ではなく例として3D(three dimensions)出力や、ホログラム出力)、プリンターなどを含む。
【0076】
あくまでも一例であるが、入出力部23は、限定ではなく例として、表示部24、音入力部25、音出力部26、撮像部27を備える。
【0077】
表示部24は、フレームバッファに書き込まれた表示データに従って、表示することができる全ての種類の装置のいずれかまたはその組み合わせにより実現される。表示部24は、限定ではなく例として、タッチパネル、タッチディスプレイ、モニタ(限定ではなく例として、液晶ディスプレイやOELD(organic electroluminescence display))、ヘッドマウントディスプレイ(HDM:Head Mounted Display)、プロジェクションマッピング、ホログラム、空気中など(真空であってもよいし、そうでなくてもよい)に画像やテキスト情報等を表示可能な装置を含む。なお、これらの表示部24は、3Dで表示データを表示可能であってもよいし、そうでなくてもよい。
【0078】
音入力部25は、音データ(音声データを含む。以下同様。)の入力に利用される。音入力部25は、マイクなどを含む。
音出力部26は、音データの出力に利用される。音出力部26は、スピーカなどを含む。
撮像部27は、画像データ(静止画像データ、動画像データを含む。以下同様。)の取得に利用される。撮像部27は、カメラなどを含む。
【0079】
入出力部23がタッチパネルの場合、入出力部23と表示部24とは、略同一の大きさおよび形状で対向して配置されていてもよい。
【0080】
時計部29Aは、端末20の内蔵時計であり、時刻情報(計時情報)を出力する。時計部29Aは、限定ではなく例として、水晶発振器を利用したクロック等を有して構成される。時計部29Aは、限定ではなく例として、計時部や時刻情報検出部と表現することもできる。
【0081】
なお、時計部29Aは、NITZ(Network Identity and Time Zone)規格等を適用したクロックを有していてもよいし、有していなくてもよい。
【0082】
位置算出用情報検出部29Bは、制御部21が自己の端末20の位置を算出(測定)するために必要な情報(以下、「位置算出用情報」と称する。)を検出(計測)する機能部である。位置算出用情報検出部29Bは、限定ではなく例として、位置算出用センサ部と表現することもできる。
【0083】
位置算出用情報検出部29Bは、限定ではなく例として、GPS(Global Positioning System)等の衛星測位システムを利用して端末20の位置を算出するためのセンサやユニットである衛星測位センサ(衛星測位ユニット)や、慣性航法システムを利用して端末20の位置を算出するためのセンサやユニットである慣性計測センサ(慣性計測ユニット(IMU(Inertial Measurement Unit)))、UWB(超広帯域無線:Ultra Wide Band)を利用して端末20の位置を算出するためのセンサやユニットであるUWB測位センサ(UWB測位ユニット)等を含む。
【0084】
衛星測位ユニットは、限定ではなく例として、不図示のアンテナで受信される測位用衛星から発信されている測位用衛星信号を含むRF(Radio Frequency)信号をデジタル信号に変換するRF受信回路や、RF受信回路から出力されるデジタル信号に対して相関演算処理等を行って測位用衛星信号を捕捉し、測位用衛星信号から取り出した衛星軌道データや時刻データ等の情報を、位置算出用情報として出力するベースバンド処理回路等を有する。
【0085】
慣性計測ユニットは、慣性航法演算によって端末20の位置を算出するために必要な情報を検出するセンサである慣性センサを有する。慣性センサには、限定ではなく例として、3軸の加速度センサや3軸のジャイロセンサが含まれ、加速度センサによって検出された加速度と、ジャイロセンサによって検出された角速度とを、位置算出用情報として出力する。
【0086】
UWB測位ユニットは、限定ではなく例として、不図示のアンテナで受信される測位用ビーコンから発信されている測位用超広帯域パルス信号を含む超広帯域RF(Radio Frequency)信号をデジタル信号に変換する超広帯域RF受信回路や、超広帯域RF受信回路から出力されるデジタル信号に基づいて端末20と測位用ビーコンとの相対位置を算出する相対位置算出処理回路等を有する。
なお、限定ではなく例として、UWB測位ユニットは、不図示のアンテナから測位用超広帯域パルス信号を含む超広帯域RF信号を送信することで、端末20を測位用ビーコンとして機能させてもよいし、そうしなくてもよい。
【0087】
制御部21は、限定ではなく例として、位置算出用情報検出部29Bによって検出された位置算出用情報に基づいて、定期的なタイミングや特定のタイミングで、自己の端末20の位置を算出する。端末の位置を「端末位置」と称し、算出された端末位置を「算出端末位置」と称する。制御部21は、算出端末位置を、その算出端末位置を算出した日時と関連付けて、算出端末位置履歴データとして記憶部28に記憶させるようにしてもよいし、そうしなくてもよい。
【0088】
制御部21は、プログラム内に含まれたコードまたは命令によって実現する機能を実行するために物理的に構造化された回路を有し、限定ではなく例として、ハードウェアに内蔵されたデータ処理装置により実現される。そのため、制御部21は、制御回路と表現されてもよいし、されなくてもよい。
【0089】
制御部21は、限定ではなく例として、中央処理装置(CPU)、マイクロプロセッサー(microprocessor)、プロセッサーコア(processor core)、マルチプロセッサー(multiprocessor)、ASIC(application-specific integrated circuit)、FPGA(field programmable gate array)を含む。
【0090】
記憶部28は、端末20が動作するうえで必要とする各種プログラムや各種データを記憶する機能を有する。記憶部28は、限定ではなく例として、HDD(hard disk drive)、SSD(solid state drive)、フラッシュメモリ、RAM(random access memory)、ROM(read only memory)など各種の記憶媒体を含む。また、記憶部28は、メモリ(memory)と表現されてもよいし、されなくてもよい。
【0091】
端末20は、プログラムPを記憶部28に記憶し、このプログラムPを実行することで、制御部21が、制御部21に含まれる各部としての処理を実行する。つまり、記憶部28に記憶されるプログラムPは、端末20に、制御部21が実行する各機能を実現させる。また、このプログラムPは、プログラムモジュールと表現されてもよいし、されなくてもよい。
【0092】
(2)サーバのHW構成
図1-1には、サーバ10のHW構成の一例を示している。
サーバ10は、制御部11(CPU)、記憶部15、通信I/F14(インタフェース)、入出力部12、時計部19を備える。サーバ10のHWの各構成要素は、限定ではなく例として、バスBを介して相互に接続される。なお、サーバ10のHWは、サーバ10のHWの構成として、全ての構成要素を含むことは必須ではない。限定ではなく例として、サーバ10のHWは、個々の構成要素、または複数の構成要素を取り外すような構成であってもよいし、そうでなくてもよい。
【0093】
制御部11は、プログラム内に含まれたコードまたは命令によって実現する機能を実行するために物理的に構造化された回路を有し、限定ではなく例として、ハードウェアに内蔵されたデータ処理装置により実現される。
【0094】
制御部11は、代表的には中央処理装置(CPU)、であり、その他にマイクロプロセッサー、プロセッサーコア、マルチプロセッサー、ASIC、FPGAであってもよいし、そうでなくてもよい。本開示において、制御部11は、これらに限定されない。
【0095】
記憶部15は、サーバ10が動作するうえで必要とする各種プログラムや各種データを記憶する機能を有する。記憶部15は、HDD、SSD、フラッシュメモリなど各種の記憶媒体により実現される。ただし、本開示において、記憶部15は、これらに限定されない。また、記憶部15は、メモリ(memory)と表現されてもよいし、されなくてもよい。
【0096】
通信I/F14は、ネットワーク30を介して各種データの送受信を行う。通信は、有線、無線のいずれで実行されてもよく、互いの通信が実行できるのであれば、どのような通信プロトコルを用いてもよい。通信I/F14は、ネットワーク30を介して、端末20等の各種装置との通信を実行する機能を有する。通信I/F14は、各種データを制御部11からの指示に従って、端末20等の各種装置に送信する。また、通信I/F14は、端末20等の各種装置から送信された各種データを受信し、制御部11に伝達する。また、通信I/F14を単に通信部と表現する場合もある。また、通信I/F14が物理的に構造化された回路で構成される場合には、通信回路と表現する場合もある。
【0097】
入出力部12は、サーバ10に対する各種操作を入力する装置や、サーバ10で処理された処理結果を出力する装置等を含む。入出力部12は、入力部と出力部が一体化していてもよいし、入力部と出力部に分離していてもよいし、そうでなくてもよい。
【0098】
入力部は、ユーザからの入力を受け付けて、入力に係る情報を制御部11に伝達できる全ての種類の装置のいずれかまたはその組み合わせにより実現される。入力部は、代表的にはキーボード等に代表されるハードウェアキーや、マウス等のポインティングデバイスで実現される。なお、入力部は、限定ではなく例として、タッチパネルやカメラ(動画像を介した操作入力)、マイク(音声による操作入力)を含んでいてもよいし、そうでなくてもよい。
【0099】
出力部は、制御部11で処理された処理結果を出力することができる全ての種類の装置のいずれかまたはその組み合わせにより実現される。出力部は、限定ではなく例として、 タッチパネル、タッチディスプレイ、スピーカ(音出力)、レンズ(限定ではなく例として3D(three dimensions)出力や、ホログラム出力)、プリンターなどを含む。
【0100】
あくまでも一例であるが、入出力部12は、限定ではなく例として、表示部13を備える。
【0101】
表示部13は、ディスプレイ等で実現される。ディスプレイは、代表的にはモニタ(限定ではなく例として、液晶ディスプレイやOELD(organic electroluminescence display))で実現される。なお、ディスプレイは、ヘッドマウントディスプレイ(HDM)などであってもよいし、そうでなくてもよい。なお、これらのディスプレイは、3Dで表示データを表示可能であってもよいし、そうでなくてもよい。本開示において、ディスプレイは、これらに限定されない。
【0102】
時計部19は、サーバ10の内蔵時計であり、時刻情報(計時情報)を出力する。時計部19は、限定ではなく例として、ハードウェアクロックとしてのRTC(Real Time Clock)やシステムクロック等を有して構成される。時計部19は、限定ではなく例として、計時部や時刻情報検出部と表現することもできる。
(3)その他
サーバ10は、プログラムPを記憶部15に記憶し、このプログラムPを実行することで、制御部11が、制御部11に含まれる各部としての処理を実行する。つまり、記憶部15に記憶されるプログラムPは、サーバ10に、制御部11が実行する各機能を実現させる。このプログラムPは、プログラムモジュールと表現されてもよいし、されなくてもよい。
他の装置についても同様である。
【0103】
本開示の各実施形態においては、端末20および/またはサーバ10のCPUがプログラムPを実行することにより、実現するものとして説明する。
【0104】
なお、端末20の制御部21、および/または、サーバ10の制御部11は、制御回路を有するCPUだけでなく、集積回路(IC(Integrated Circuit)チップ、LSI(Large Scale Integration))等に形成された論理回路(ハードウェア)や専用回路によって各処理を実現してもよいし、そうでなくてもよい。また、これらの回路は、1または複数の集積回路により実現されてよく、各実施形態に示す複数の処理を1つの集積回路により実現されることとしてもよいし、そうでなくてもよい。また、LSIは、集積度の違いにより、VLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIなどと呼称されることもある。そのため、制御部21は、制御回路と表現されてもよいし、されなくてもよい。
【0105】
また、本開示の各実施形態のプログラムP(限定ではなく例として、ソフトウェアプログラム、コンピュータプログラム、またはプログラムモジュール)は、コンピュータに読み取り可能な記憶媒体に記憶された状態で提供されてもよいし、されなくてもよい。記憶媒体は、「一時的でない有形の媒体」に、プログラムPを記憶可能である。また、プログラムPは、本開示の各実施形態の機能の一部を実現するためのものであってもよいし、そうでなくてもよい。さらに、本開示の各実施形態の機能を記憶媒体にすでに記録されているプログラムPとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよいし、そうでなくてもよい。
【0106】
また、システムのプログラム(システムによって実行されるプログラム)という場合、システムについては前述した通りである。そして、前述したシステムのプログラムとは、システム全体で実行可能なプログラムであって、このプログラムは、限定ではなく例として、システムを構成する装置個々のプログラムで構成されてもよく、システムを構成する個々の装置に保存されるプログラムは、各々異なっていてもよいものとする。つまり、システムを構成する個々の装置で共通のプログラムでなくてもよいものとする。
限定ではなく例として、システムが端末とサーバとで構成されている場合、システムのプログラムをP1とすると、システムのプログラムP1は、端末に保存されたプログラムP2と、サーバに保存されたプログラムP3とで構成され、P2とP3とは、システムのプログラムを実行するためのものであり、それぞれ異なるプログラムとなっていてもよい。限定ではなく例として、端末に保存されたプログラムP2は、第1の処理を実行し、第1の処理をした結果をサーバに送信するプログラムであり、サーバに保存されたプログラムP3は、受信した第1の処理をした結果に対して第2の処理を行い、第2の処理を行った結果を端末に送信するプログラムであってもよい。
【0107】
記憶媒体は、1つまたは複数の半導体ベースの、または他の集積回路(IC)(限定ではなく例として、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)または特定用途向けIC(ASIC)など)、ハード・ディスク・ドライブ(HDD)、ハイブリッド・ハード・ドライブ(HHD)、光ディスク、光ディスクドライブ(ODD)、光磁気ディスク、光磁気ドライブ、フロッピィ・ディスケット、フロッピィ・ディスク・ドライブ(FDD)、磁気テープ、固体ドライブ(SSD)、RAMドライブ、セキュア・デジタル・カード、またはドライブ、任意の他の適切な記憶媒体、またはこれらの2つ以上の適切な組合せを含むことができる。記憶媒体は、適切な場合、揮発性、不揮発性、または揮発性と不揮発性の組合せでよい。なお、記憶媒体はこれらの例に限られず、プログラムPを記憶可能であれば、どのようなデバイスまたは媒体であってもよい。また、記憶媒体をメモリ(memory)と表現されてもよいし、されなくてもよい。
【0108】
サーバ10および/または端末20は、記憶媒体に記憶されたプログラムPを読み出し、読み出したプログラムPを実行することによって、各実施形態に示す複数の機能部の機能を実現することができる。
【0109】
また、本開示のプログラムPは、プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して、サーバ10および/または端末20に提供されてもよいし、されなくてもよい。サーバ10および/または端末20は、限定ではなく例として、インターネット等を介してダウンロードしたプログラムPを実行することにより、各実施形態に示す複数の機能部の機能を実現する。
【0110】
また、本開示の各実施形態は、プログラムPが電子的な伝送によって具現化されたデータ信号の形態でも実現され得る。
サーバ10および/または端末20における処理の少なくとも一部は、1以上のコンピュータにより構成されるクラウドコンピューティングにより実現されていてもよいし、そうでなくてもよい。
端末20における処理の少なくとも一部、または全部を、サーバ10により行う構成としてもよいし、そうでなくてもよい。この場合、端末20の制御部21の各機能部の処理のうち少なくとも一部の処理、または全部の処理を、サーバ10で行う構成としてもよいし、そうでなくてもよい。
サーバ10における処理の少なくとも一部、または全部を、端末20により行う構成としてもよいし、そうでなくてもよい。この場合、サーバ10の制御部11の各機能部の処理のうち少なくとも一部の処理、または全部の処理を、端末20で行う構成としてもよいし、そうでなくてもよい。
【0111】
明示的な言及のない限り、本開示の実施形態における判定の構成は必須でなく、判定条件を満たした場合に所定の処理が動作されたり、判定条件を満たさない場合に所定の処理がされたりしてもよいし、そうでなくてもよい。
【0112】
なお、本開示のプログラムは、限定ではなく例として、ActionScript、JavaScript(登録商標)などのスクリプト言語、Objective-C、Java(登録商標)などのコンパイラ言語、HTML Living Standardなどのマークアップ言語などを用いて実装される。
【0113】
<機能構成>
(1)サーバの機能構成
図1-2は、本実施例においてサーバ10の制御部11によって実現される機能の一例を示す図である。
制御部11は、限定ではなく例として、記憶部15に記憶されたアプリケーション管理処理プログラム151に従ってアプリケーション管理処理を実行するためのアプリケーション管理処理部111を機能部として含む。
【0114】
図1-3は、本実施例においてサーバ10の記憶部15に記憶される情報の一例を示す図である。
記憶部15には、限定ではなく例として、制御部11によってアプリケーション管理処理として実行されるアプリケーション管理処理プログラム151と、アカウント登録データ153と、ライブコマース配信管理データベース155とが記憶される。
【0115】
アカウント登録データ153は、アプリケーション(限定ではなく例として、ライブコマースアプリケーション)のアカウントに関する登録データであり、そのデータ構成の一例を図1-4に示す。
アカウント登録データ153には、限定ではなく例として、ユーザ名と、アプリケーションIDと、その他登録情報とが関連付けて記憶される。
【0116】
ユーザ名は、このアプリケーションを利用する端末20のアカウントの名称であり、限定ではなく例として、端末20のユーザがアプリケーションを利用する際に登録する名称が記憶される。
【0117】
アプリケーションIDは、アプリケーションのアカウントを識別するために用いられる情報、またはアカウントそのものである。
このアプリケーションIDは、好ましくはアカウントごとに一意な値であり、限定ではなく例として、サーバ10によってアカウントごとに一意な値(固有の値)が設定されて記憶される。
アプリケーションIDは、端末20、またはその端末20のユーザに関連付けられた情報であり、端末に関する情報、または端末のユーザに関する情報の一例である。
【0118】
その他登録情報には、限定ではなく例として、端末20を識別するための識別情報、端末20の電話番号(端末電話番号)、メールアドレス(端末メールアドレス)、アプリケーションにおける各種の認証に利用されるパスワード(ログインパスワード、認証パスワード等)等の認証情報といった各種の情報を含めるようにすることができる。
【0119】
端末20を識別するための識別情報は、限定ではなく例として、端末ID(限定ではなく例として、IMEI(International Mobile Equipment Identity))とすることができる。
また、端末20のユーザを識別するための識別情報は、限定ではなく例として、一般ユーザ用のアプリケーションIDや公式ユーザ用のアプリケーションIDとすることができる。
【0120】
なお、アプリケーションIDに代えて「ユーザID」としてもよいし、しなくてもよい。
また、1つの端末20につき1つのアカウントしか登録することのできないアプリケーションであれば、限定ではなく例として、「端末20を識別するための識別情報=端末20のユーザを識別するための識別情報=アプリケーションID」とすることができる。
【0121】
また、限定ではなく例として、1つのアプリケーションIDに、複数の端末IDを割り当てることを可能としてもよいし、そのようにしなくてもよい。この場合、1つのアプリケーションIDを識別(ログイン)対象として、複数の端末20においてアプリケーションを並行して(並列に)起動できるようにしてもよいし、そのようにしなくてもよい。
【0122】
また、アプリケーションID等の各種のIDに代えて、端末電話番号等の情報によってアカウントを管理する手法を適用することも可能である。
この場合、アプリケーションID等のIDの情報をアカウント登録データ153に記憶させるのに代えて、端末電話番号等の情報をアカウント登録データ153に記憶させるようにすることができる。なお、アプリケーションID等のIDの情報を端末電話番号等の情報に代えず、アプリケーションID等のIDの情報を端末電話番号等の情報と一対一に対応させるようにしてもよいし、そのようにしなくてもよい。
【0123】
なお、以下の各種の実施例では、説明の簡明化のため、1つの端末20につき1つのアカウントが登録されていることとして説明する。
また、この場合、上記のように「端末20を識別するための識別情報=端末20のユーザを識別するための識別情報=アプリケーションID」であるため、「アカウントのユーザ」の用語は、「アカウントの端末」と実質的に同義としてよいものとする。
【0124】
アカウント登録可能なユーザは、限定ではなく例として、配信者と視聴者とを含めるようにしてもよい。
図1-4の例では、限定ではなく例として、アプリケーションIDが「U」から始まるアカウントを視聴者のアカウント、アプリケーションIDが「B」から始まるアカウントを配信者のアカウントとして区別して表記している。
なお、配信者と視聴者とのアカウントを明示的に区別しないようにしてもよい。
【0125】
なお、アカウント登録データ153を配信者のアカウントを登録するための配信者アカウント登録データと、視聴者のアカウントを登録するための視聴者アカウント登録データとに分けて記憶させるようにしてもよいし、そうしなくてもよい。
【0126】
ライブコマース配信管理データベース155は、ライブコマースサービスにおいて配信されるライブコマースコンテンツに関する情報を管理するためのデータベースであり、そのデータ構成の一例を図1-5に示す。
ライブコマース配信管理データベース155には、ライブコマースコンテンツごとのデータとして、ライブコマース配信管理データが記憶される。
【0127】
各々のライブコマース配信管理データには、限定ではなく例として、配信者アプリケーションIDと、ライブコマースIDと、ライブコマース名と、その他配信情報と、販売品管理データと、販売品販売履歴管理データ(販売品の販売履歴に関するデータ)と、コメント管理データとが記憶される。
【0128】
配信者アプリケーションIDには、このライブコマースコンテンツの配信者のアプリケーションIDが記憶される。
【0129】
ライブコマースIDは、このライブコマースコンテンツを識別するために用いられる情報である。
このライブコマースIDは、好ましくはライブコマースコンテンツごとに一意な値であり、限定ではなく例として、サーバ10によってライブコマースコンテンツごとに一意な値(固有の値)が設定されて記憶される。
【0130】
ライブコマース名は、このライブコマースコンテンツのタイトル名称であり、限定ではなく例として、配信者がライブ配信を行う際に登録する名称が記憶される。
【0131】
その他配信情報には、限定ではなく例として、このライブコマースコンテンツの生配信開始日時や、配信期間(視聴可能期間)、アーカイブの記録先に関する情報(限定ではなく例として、URI)といった各種の情報を含めるようにすることができる。
【0132】
販売品管理データは、このライブコマースコンテンツで販売される販売品を管理するためのデータであり、限定ではなく例として、販売品IDと、販売品名と、価格と、その他情報とが関連付けて記憶される。
【0133】
販売品IDは、販売品を識別するために用いられる情報である。
この販売品IDは、好ましくは販売品ごとに一意な値であり、限定ではなく例として、配信者が販売品を登録するとサーバ10によって販売品ごとに一意な値(固有の値)が設定されて記憶される。
【0134】
販売品名は、販売品の名称であり、限定ではなく例として、配信者が販売品を登録する際に入力する名称が記憶される。
【0135】
価格は、販売品の販売価格であり、限定ではなく例として、配信者が販売品を登録する際に設定する値が記憶される。
【0136】
その他情報には、限定ではなく例として、販売品のサイズや色、販売品の写真やアイコン、販売品の在庫数等の情報を含めるようにすることができる。
【0137】
なお、販売品管理データをライブコマース配信管理データベース155に記憶させず、限定ではなく例として、販売品管理データを配信者アプリケーションIDと関連付けて独立して記憶させるようにしてもよい。
【0138】
販売品販売履歴管理データは、このライブコマースコンテンツの生配信中に販売された販売品の販売履歴を管理するためのデータであり、限定ではなく例として、販売品IDと、購入者アプリケーションIDと、販売時間とが関連付けて記憶される。
【0139】
販売品IDには、限定ではなく例として、購入された販売品の販売品IDが記憶される。
【0140】
購入者アプリケーションIDには、限定ではなく例として、販売品を購入した視聴者のアプリケーションIDが記憶される。
【0141】
販売時間には、限定ではなく例として、販売品が購入された時点における、ライブコマースコンテンツ配信開始時刻を起点とする経過時間が記憶される。
【0142】
なお、アーカイブ配信中に販売された販売品の販売履歴を販売品販売履歴管理データに記憶させるようにしてもよい。この場合、販売時間には、限定ではなく例として、販売品が購入された時点における、アーカイブ先頭を起点とするアーカイブ内での経過時間が記憶されるようにしてもよい。また、販売品販売履歴管理データに、販売品が生配信中に購入されたか否かを記憶するためのフラグ情報を付加するようにしてもよい。
【0143】
また、販売品販売履歴管理データに、視聴者が購入まで至らなかったものの購入を試みたことを示す履歴を記憶させるようにしてもよいし、そのようにしなくてもよい。
【0144】
コメント管理データは、このライブコマースコンテンツの生配信中に端末20から送信されたコメントの履歴を管理するためのデータであり、限定ではなく例として、コメント時間と、発言者アプリケーションIDと、コメント情報と、コメント属性とが関連付けて記憶される。
【0145】
コメント時間には、限定ではなく例として、コメントが送信された時点における、ライブコマースコンテンツ配信開始時刻を起点とする経過時間が記憶される。
【0146】
発言者アプリケーションIDには、限定ではなく例として、コメントを送信した端末20のアプリケーションIDが記憶される。
【0147】
コメント情報には、限定ではなく例として、端末20から送信されたコメントの内容に関する情報(限定ではなく例として、テキストや画像等)が記憶される。
【0148】
コメント属性には、限定ではなく例として、端末20から送信されたコメントの内容に関する情報(限定ではなく例として、テキストや画像等)に応じたコメントの属性が記憶される。コメント属性には、限定ではなく例として、前述したコメント属性に対応する記号が記憶される。
【0149】
なお、アーカイブ配信中に端末20から送信されたコメントの履歴をコメント管理データに記憶させるようにしてもよい。この場合、コメント時間には、限定ではなく例として、コメントが送信された時点における、アーカイブ先頭を起点とするアーカイブ内での経過時間が記憶されるようにしてもよい。また、コメント管理データに、コメントが生配信中に送信されたか否かを記憶するためのフラグ情報を付加するようにしてもよい。
【0150】
また、限定ではなく例として、コメント情報に販売品名が含まれる場合等、コメントを行った対象となる販売品が推測可能である場合、コメント管理データに、コメント情報と関連付けてコメントを行った販売品の販売品IDを関連付けて記憶させるようにしてもよい。
【0151】
(2)端末の機能構成
図1-6は、本実施例において端末20の制御部21によって実現される機能の一例を示す図である。
制御部21は、限定ではなく例として、記憶部28に記憶されたアプリケーション処理プログラム281に従ってアプリケーション処理を実行するためのアプリケーション処理部211を機能部として含む。
【0152】
図1-7は、本実施例において端末20の記憶部28に記憶されるデータ等の一例を示す図である。
記憶部28には、限定ではなく例として、制御部21によってアプリケーション処理として実行されるアプリケーション処理プログラム281と、この端末20、またはこの端末20のユーザのアカウントに対応するアプリケーションID283とが記憶される。
【0153】
以下、本実施例における質問コメントを他のコメント(購入コメント、一般コメント)とは異なる表示態様で表示させるいくつかのパターンについて、表示画面や処理を例示する。
【0154】
以下では、限定ではなく例として、端末20が、縦長のディスプレイの表示部24を備えるスマートフォンである場合を例示する。
【0155】
スマートフォンには、限定ではなく例として、入力部として機能するタッチパネルが、そのディスプレイと対向して配置され、これによってタッチスクリーンが構成される。アイコン、ボタン、アイテムまたは入力領域などの要素がディスプレイに表示された場合において、タッチパネルの一部の領域であって、その要素が表示された領域と対向する領域がユーザによって操作された場合、その要素と関連付けられたプログラムまたはそのプログラムのサブルーチンが実行される。
【0156】
以下では、タップ操作(単に「タップ」と言う場合がある。)とは、限定ではなく例として、ユーザが、タッチパネルが一体的に構成された表示部24(タッチスクリーン)を指やペン先などで軽く叩くように触れる動作、触れてから離す動作とすることができる。
また、スクロール操作とは、限定ではなく例として、表示されている情報をスクロールさせるための操作(動作)とすることができる。限定ではなく例として、スクロール操作は、入力が指やタッチペン等である場合は「スワイプ操作」とし、入力がマウス等である場合は「ホイール操作」としてもよいものとする。
【0157】
なお、以下説明する表示画面の遷移は、本開示の手法を実現するための表示画面の遷移の一例に過ぎない。以下に例示する表示画面の遷移について、一部の表示画面の表示を省略してもよいし、別の表示画面を追加してもよい。
【0158】
<(1)第1パターン>
(1)第1パターンとして、前述した(A)質問コメントを装飾して表示させる手法を例示する。
【0159】
<表示画面>
図1-8は、本パターンにおいて端末20の表示部24に表示されるライブコマースアプリケーションの画面の一例を示す図である。ここでは、生配信中に視聴者からなされたコメントのうち質問コメントを装飾して表示する場合の、配信者(LLマート(ユーザLL、ユーザL.L))の端末20Lの表示部24に表示される画面を例示する。
【0160】
図1-8は、端末20LのLLマートがライブコマースアプリケーションの生配信を配信する場合の表示画面の一例を示す図である。
この生配信画面では、画面最上部のライブコマースアプリケーションの名称が表示される領域の下には配信中のライブコマースコンテンツを表示するためのライブコマースコンテンツ表示領域LCR1が表示されるように構成されている。この画面では、ライブコマースコンテンツ表示領域LCR1には、配信者であるユーザ「LLマート」によって生配信されている映像(以下、適宜「生配信映像」、「ライブ映像」等と称する。)が表示されている。
【0161】
具体的には、ライブコマースコンテンツ表示領域LCR1に、ライブコマースコンテンツの販売品「オーガニックコットンソックス」を紹介している配信者の映像が映し出されている。
【0162】
この生配信画面には、限定ではなく例として、ライブコマースアプリケーションのホーム画面から生配信中であるライブコマースコンテンツのライブコマース名を選択することで遷移することができるようにしてもよい。
【0163】
ライブコマースコンテンツ表示領域LCR1の左上部には、配信者である「LLマート」の名称や、ライブコマースコンテンツが生配信されていることを示す「Live!」アイコン等の情報が表示されている。
【0164】
また、ライブコマースコンテンツ表示領域LCR1の右上部には、この配信が開始されてからの時間に関する情報(本例では、時計型のアイコン、「14:22」の時間等)と、この配信の視聴者数に関する情報(本例では、人型のアイコン、「1,921」の数字等)と、この生配信画面の視聴を終了するための退出ボタン(本例では、×型のオブジェクトを含むボタン)とが表示されている。
【0165】
ライブコマースコンテンツ表示領域LCR1の左部には、視聴者や配信者から発信されたコメントが表示されるコメント表示領域が構成されている。このコメント表示領域には、限定ではなく例として、発信されたコメントが、そのユーザのアイコン画像およびユーザ名と関連付けて表示されるように構成されている。
【0166】
なお、コメントは、前述したコンテンツとしてよい。また、コンテンツの一態様をコメントとしてもよい。
【0167】
コメント表示領域は、限定ではなく例として、設定行数(限定ではなく例として、4行~5行程度)のコメントが表示される領域として構成することができる。この場合、限定ではなく例として、コメントが発信される毎に下からコメントが表示されて日時が古いコメントが上に押し上げられ、最上位の行に表示されているコメントは、非表示とされるようにすることができる。
【0168】
この例では、コメント表示領域には、限定ではなく例として、後述する第1ソートボタンがユーザによってタップされている状態、または、初期状態として第1ソートボタンが選択されている状態であることに基づいて、ユーザD.Dがソックスの柄を褒めたコメントと、ユーザB.Bが販売品「オーガニックコットンソックス」を購入したことを示すコメントと、ユーザC.Cが他の販売品とのコーディネートを提案したコメントと、ユーザA.Aが販売品の送料について質問したコメントとが表示されている。
【0169】
このとき、ユーザA.Aが販売品の送料について質問したコメントが質問コメントであることに基づいて、限定ではなく例として、この質問コメントに対応する領域(テキスト、ユーザのアイコン画像およびユーザ名を含む領域)が、他のコメントに対応する領域とは異なる表示色(本例では、赤色)で表示されている。
【0170】
また、限定ではなく例として、生配信において最初にコメントが送信されたコメント時間が「10秒」であることにより、コメント表示領域にこのコメント(ユーザA.Aの「配信見れてますよー」)は表示されていない。
【0171】
コメント表示領域の下には、視聴者や配信者がコメントを入力するためのコメント入力領域が構成されている。このコメント入力領域は、限定ではなく例として、ユーザが任意のコメントを入力できるように構成されている。
【0172】
コメント入力領域の下には、視聴者や配信者から発信されたコメントをソートするための各種ボタンを表示するためのソートボタン表示領域が構成されている。
この例では、ソートボタン表示領域には、限定ではなく例として、すべてのコメントを表示するための第1ソートボタンS1BT(本例では、「すべて」の文字を含むボタン)と、コメントのうち質問以外のコメントを抽出して表示するための第3ソートボタンS3BT(本例では、「コメントのみ」の文字を含むボタン)と、コメントのうちいずれかのユーザが販売品を購入したことに関するコメントを抽出して表示するための第4ソートボタンS4BT(本例では、「購入のみ」の文字を含むボタン)とが表示されている。
また、第1ソートボタンが選択されていることを示す選択態様(本例では、表示色が灰色となる表示態様)で表示されており、第3ソートボタンおよび第4ソートボタンが選択されていないことを示す非選択態様(本例では、表示色が白色となる表示態様)で表示されている。
【0173】
なお、ライブコマースコンテンツ表示領域LCR1の右部等の位置に、限定ではなく例として、この生配信中に販売しているライブコマースコンテンツの販売品の残り在庫数に基づいて、販売品の在庫数を視覚的に表示するための情報(限定ではなく例として、数字を示すグラフやシークバー等)が表示されるようにしてもよい。限定ではなく例として、販売品の在庫数が減少にするに従ってシークバーが下方向に減少するようにしてもよい。
【0174】
ライブコマースコンテンツ表示領域LCR1の最下部には、このライブコマースアプリケーションにおける各種設定を行うためのボタンを表示するための設定ボタン表示領域が表示されるように構成されている。
設定ボタン表示領域には、ライブコマースアプリケーションにおいてメニュー画面に表示を遷移させるためのメニューボタン(本例では、「メニュー」の文字を含むボタン)と、ライブコマースアプリケーションにおいてカメラを無効(OFF)にさせるためのカメラオフボタン(本例では、「カメラオフ」の文字を含むボタン)と、ライブコマースアプリケーションにおいて出力される音声の音量を0にする(ミュートする)ためのミュートボタン(本例では、「ミュート」の文字を含むボタン)とが表示されている。
【0175】
<処理>
図1-9は、本実施例において各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。この図では、左側から順に配信者(ユーザL.L)の端末20Lの制御部21が実行する処理、サーバ10の制御部11が実行する処理、生配信を視聴する視聴者(ユーザA.A)の端末20Aの制御部21が実行する処理、アーカイブ配信を視聴する視聴者(ユーザZ.Z)の端末20Zの制御部21が実行する処理をそれぞれ示している。
【0176】
なお、ユーザA.A以外で生配信を視聴する視聴者となるユーザの端末20の制御部21が実行する処理は、限定ではなく例として、端末20Aと同様とすることができるため、図示を省略する。
また、ユーザZ.Z以外でアーカイブ配信を視聴する視聴者となるユーザの端末20の制御部21が実行する処理は、限定ではなく例として、端末20Zと同様とすることができるため、図示を省略する。
【0177】
なお、以下説明する処理は、本開示の手法を実現するための処理の一例に過ぎず、これらに限定されるものではない。
以下説明する処理に別のステップを追加してもよいし、以下説明する処理から一部のステップを省略(削除)してもよい。
本明細書で説明する各種の処理について同様である。
【0178】
最初に、端末20Lの制御部21は、限定ではなく例として、入出力部23を介してユーザL.Lによってライブコマース配信の要求がなされたことに基づいて、限定ではなく例として、撮像部27と音入力部25とに基づくライブコマースコンテンツ情報の取得を開始し、取得したライブコマースコンテンツ情報を通信I/F22によってサーバ10に送信する処理を開始する(L110)。
【0179】
なお、ライブコマースコンテンツ情報の送信に先立ち、端末20Lの制御部21は、限定ではなく例として、入出力部23を介したユーザ入力に基づいて、ライブコマース配信で販売する販売品に関する情報を取得し、取得した販売品に関する情報を通信I/F22によってサーバ10に送信するようにしてもよい。そして、サーバ10の制御部11は、受信した販売品に関する情報に基づいて、ライブコマース配信管理データベース155のライブコマース配信管理データを追加するようにしてもよい。
【0180】
通信I/F14によって端末20Lからライブコマースコンテンツ情報を受信すると、サーバ10の制御部11は、ライブコマース生配信処理を実行する(S110)。
【0181】
また、端末20Lの制御部21は、限定ではなく例として、入出力部23を介してユーザL.Lによってライブコマース配信の配信(視聴)要求がなされたことに基づいて、限定ではなく例として、ライブコマース配信(視聴)処理を実行する(L120)。
【0182】
また、端末20Aの制御部21は、限定ではなく例として、入出力部23を介してユーザA.Aによってライブコマース配信の視聴要求がなされたことに基づいて、限定ではなく例として、ライブコマース視聴処理を実行する(A110)。
【0183】
図1-10~図1-11は、本実施例の(1)第1パターンにおけるライブコマース生配信処理とライブコマース視聴処理との流れの一例を示すフローチャートである。
この図では、左側に生配信を配信する配信者(ユーザL.L)の端末20Lの制御部21が実行する処理を、中央にサーバ10の制御部11が実行する処理を、右側に生配信を視聴する視聴者(ユーザA.A)の端末20Aの制御部21が実行する処理をそれぞれ示している。
【0184】
端末20Lの制御部21は、限定ではなく例として、その時点での撮像部27と音入力部25と表示部24とに基づくライブコマースコンテンツ中継情報の取得を開始し、取得したライブコマースコンテンツ中継情報を通信I/F22によってサーバ10に送信する処理を実行する(L1105)。
【0185】
通信I/F14によって端末20Lからライブコマースコンテンツ中継情報を受信すると、サーバ10の制御部11は、限定ではなく例として、ライブコマースコンテンツ中継情報とライブコマース配信管理データベース155のライブコマース配信管理データとに基づいて、ライブコマース中継情報を生成し、生成したライブコマース中継情報を通信I/F14によって端末20Lと端末20Aとに送信する(S1110)。
【0186】
そして、サーバ10の制御部11は、端末20Lから受信したライブコマースコンテンツ中継情報をアーカイブファイル(限定ではなく例として、動画像ファイルや音声ファイル)に記録するアーカイブ記録処理を実行する(S1120)。
なお、アーカイブ記録処理において、サーバ10の制御部11は、限定ではなく例として、ライブコマース生配信開始時刻を起点とする経過時間と、その時点でのライブコマース生配信視聴者数とを関連付けてライブコマース配信管理データに記憶させるようにしてもよい。
【0187】
通信I/F22によってサーバ10からライブコマース中継情報を受信すると、端末20Lの制御部21は、受信したライブコマース中継情報を表示部24に表示させる(L1110)。
同様に、通信I/F22によってサーバ10からライブコマース中継情報を受信すると、端末20Aの制御部21は、受信したライブコマース中継情報を表示部24に表示させる(A1110)。
【0188】
端末20Aの制御部21は、限定ではなく例として、入出力部23を介してユーザA.Aによってコメント情報が入力され送信するユーザ入力がなされたか否かを判定する(A1120)。
ユーザ入力がなされたと判定する場合(A1120:YES)、端末20Aの制御部21は、限定ではなく例として、コメント情報を含むコメント要求情報を通信I/F22によってサーバ10に送信する(A1130)。
ユーザ入力がなされないと判定する場合(A1120:NO)、端末20Aの制御部21は、A1130のステップをスキップする。
【0189】
サーバ10の制御部11は、限定ではなく例として、通信I/F14によって端末20Aからコメント要求情報を受信したか否かを判定する(S1130)。
通信I/F14によって端末20Aからコメント要求情報を受信していないと判定する場合(S1130:NO)、サーバ10の制御部11は、限定ではなく例として、S1140~S1150のステップをスキップする。
【0190】
通信I/F14によって端末20Aからコメント要求情報を受信したと判定する場合(S1130:YES)、サーバ10の制御部11は、限定ではなく例として、コメント属性判定処理を実行する(S1140)。
コメント属性判定処理において、サーバ10の制御部11は、限定ではなく例として、受信したコメント要求情報に含まれるコメント情報のテキスト等に基づいて、コメント属性判定処理プログラムに従って、このコメントがいずれのコメント属性であるかを判定する。このときの判定結果に関する情報を、適宜「属性判定結果情報」と称する。
【0191】
S1140のステップの後、サーバ10の制御部11は、限定ではなく例として、コメント追加処理を実行する(S1150)。
コメント追加処理において、サーバ10の制御部11は、限定ではなく例として、ライブコマース配信管理データのコメント管理データに、コメント時間と発言者アプリケーションIDとコメント情報とコメント属性とを関連付けて記憶させる。この場合、属性判定結果情報に基づいてコメント属性を記憶させるようにすることができる。
【0192】
なお、コメント追加処理において、サーバ10の制御部11は、限定ではなく例として、コメントした視聴者のユーザ名とコメント情報とを含む配信コメント情報を生成し、通信I/F14によって端末20Aに配信コメント情報を送信するようにしてもよい。そして、端末20Aの制御部21は、受信した配信コメント情報を表示部24に表示させるようにしてもよい。
また、配信者の端末20Lからコメント要求情報を受信したと判定する場合においても、サーバ10の制御部11は、同様にコメント追加処理を実行するようにしてもよい。
【0193】
なお、端末20Aの制御部21は、限定ではなく例として、入出力部23を介してユーザA.Aによってライブコマース生配信を視聴するためのURIや、ライブコマース生配信で紹介された販売品に関する情報を他のユーザに共有(シェア)するユーザ入力がなされた場合、シェア入力情報を通信I/F22によってサーバ10に送信するようにしてもよい。そして、サーバ10の制御部11は、シェア入力情報を受信すると、限定ではなく例として、ライブコマース生配信開始時刻を起点とする経過時間と、受信したシェア入力情報とを関連付けてライブコマース配信管理データに記憶させるようにしてもよい。
【0194】
S1130:NO、または、S1150のステップの後、サーバ10の制御部11は、限定ではなく例として、コメント分類処理を実行する(S1160)。
コメント分類処理において、サーバ10の制御部11は、ライブコマース配信管理データのコメント管理データに含まれる、限定ではなく例として、コメント属性に基づいて、ライブコマース配信管理データのコメント管理データに含まれるコメントをコメント属性ごとに分類(カテゴリ分け)する。このときの分類結果に関する情報を、適宜「分類結果情報」と称する。
【0195】
コメント属性判定処理やコメント分類処理では、限定ではなく例として、人間が日常的に使用している自然言語をコンピュータに処理させる自然言語処理を用いて、コメントのテキスト等からコメントの内容を解析・把握し、コメントの属性判定やコメントの分類(カテゴリ分け)を行うようにしてもよい。
【0196】
なお、第1パターンにおいて、単に質問コメントを装飾して表示するのみであり、コメント属性ごとに分類(カテゴリ分け)する必要がないのであれば、S1160のステップは実行しなくてもよい。
第1パターンと、他のパターンとを組み合わせてもよく、コメント属性ごとに分類(カテゴリ分け)する必要があるのであれば、S1160のステップを行うようにすることができる。
【0197】
S1160のステップの後、サーバ10の制御部11は、限定ではなく例として、ライブコマース配信管理データのコメント管理データと分類結果情報とに基づいて、コメント一覧情報を生成し、生成したコメント一覧情報を通信I/F14によって端末20Lと端末20Aとに送信する(S1170)。
【0198】
端末20Lの制御部21は、限定ではなく例として、通信I/F22によってサーバ10からコメント一覧情報を受信したか否かを判定する(L1120)。
通信I/F22によってサーバ10からコメント一覧情報を受信していないと判定する場合(L1120:NO)、端末20Lの制御部21は、限定ではなく例として、L1130のステップをスキップする。
【0199】
この場合、限定ではなく例として、サーバ10の制御部11が、質問コメントの表示態様を変更することに関する情報(以下、便宜的に「表示態様変更情報」と称する。)をコメント一覧情報に含めて端末20に送信する。そして、端末20の制御部21が、受信したコメント一覧情報に含まれる表示態様変更情報に基づいて、質問コメントを他のコメントとは異なる表示態様で表示させるようにしてもよい。コメント一覧情報とは別に表示態様変更情報を送信してもよい。
【0200】
表示態様変更情報には、限定ではなく例として、質問コメントの表示態様を変更するように指示する情報、表示態様を変更する質問コメントを指定する情報、具体的な表示態様の情報(第1パターンでは質問コメントの具体的な装飾の情報、限定ではなく図1-8の例では、質問コメントに対応する領域を表示する表示色(限定ではなく例として赤色)の情報)等を含めてもよい。表示態様変更情報にどのような情報を含めるかは、適宜設計変更可能である。
【0201】
また、サーバ10が上記の表示態様変更情報を端末20に送信しないようにしてもよい。
この場合、端末20の制御部21が、限定ではなく例として、サーバ10から受信したコメント一覧情報に含まれるコメント属性や分類結果情報等の情報に基づいて、表示態様を変更する質問コメントを特定する。そして、端末20の制御部21は、特定した質問コメントの表示態様を変更するようにしてもよい。
【0202】
また、本処理では、サーバ10の制御部11が、コメント属性を分類することによって質問コメントを判定することとしているが、これを端末20の制御部21が行うようにしてもよい。つまり、サーバ10の制御部11と同様の手法によって、端末20の制御部21が、少なくとも質問コメントを判定(特定)するようにしてもよい。
この場合、サーバ10の制御部11は、限定ではなく例としてS1140のステップやS1160のステップを行わないようにしてもよい。
【0203】
なお、装飾の情報(装飾のために必要な色や画像等の情報)を、サーバ10の記憶部15には記憶させておくが、端末20の記憶部28には記憶させず、端末20の制御部21が、サーバ10から受信した表示態様変更情報に含まれる装飾の情報に基づいて、質問コメントの表示態様を変更するようにしてもよい。
また、装飾の情報を端末20の記憶部28には記憶させておくが、サーバ10の記憶部15には記憶させず、端末20の制御部21が、記憶部28に記憶されている装飾の情報に基づいて、質問コメントの表示態様を変更するようにしてもよい。
また、サーバ10の記憶部15と端末20の記憶部28との両方に装飾の情報を記憶させておくようにしてもよい。
【0204】
通信I/F22によってサーバ10からコメント一覧情報を受信したと判定する場合(L1120:YES)、端末20Lの制御部21は、限定ではなく例として、受信したコメント一覧情報に基づいて、コメント一覧情報を表示部24に表示させる(L1130)。
【0205】
このコメント一覧情報は、限定ではなく例として、コメント管理データと分類結果情報とに基づいた情報であるので、コメントを属性(質問コメント、購入コメント、一般コメント)ごとに表示したり、カテゴリごとに分けて表示したりすることができる。
【0206】
同様に、端末20Aの制御部21は、限定ではなく例として、通信I/F22によってサーバ10からコメント一覧情報を受信したか否かを判定する(A1140)。
通信I/F22によってサーバ10からコメント一覧情報を受信していないと判定する場合(A1140:NO)、端末20Aの制御部21は、限定ではなく例として、A1150のステップをスキップする。
【0207】
通信I/F22によってサーバ10からコメント一覧情報を受信したと判定する場合(A1140:YES)、端末20Aの制御部21は、限定ではなく例として、受信したコメント一覧情報に基づいて、コメント一覧情報を表示部24に表示させる(A1150)。
【0208】
L1120:NO、または、L1130のステップの後、端末20Lの制御部21は、限定ではなく例として、入出力部23を介してユーザL.Lによってライブコマースの生配信を終了するための操作がなされたか否かを判定する(L1160)。
操作がなされないと判定する場合(L1160:NO)、端末20Lの制御部21は、L1170のステップをスキップする。
【0209】
操作がなされたと判定する場合(L1160:YES)、端末20Lの制御部21は、限定ではなく例として、ライブコマース中継終了要求情報を通信I/F22によってサーバ10に送信する(L1170)。
【0210】
サーバ10の制御部11は、限定ではなく例として、通信I/F14によって端末20Lから生配信を終了するためのライブコマース中継終了要求情報を受信したか否かを判定する(S1180)。
限定ではなく例として、通信I/F14によって端末20Lから生配信を終了するためのライブコマース中継終了要求情報を受信していないと判定する場合(S1180:NO)、端末20Lの制御部21は、ライブコマースコンテンツ情報の受信待機に処理を戻し、再度S1110以降のステップを実行する。
【0211】
限定ではなく例として、通信I/F14によって端末20Lから生配信を終了するためのライブコマース中継終了要求情報を受信したと判定する場合(S1180:YES)、サーバ10の制御部11は、生配信を終了することを示すライブコマース生中継終了情報を通信I/F14によって端末20Lと端末20Aとに送信する(S1190)。
そして、サーバ10の制御部11は、ライブコマース配信処理を終了する。
【0212】
限定ではなく例として、通信I/F22によってサーバ10からライブコマース生中継終了情報を受信したと判定する場合(L1180:YES)、端末20Lの制御部21は、受信したライブコマース生中継終了情報を表示部24に表示させる(L1190)。そして、端末20Lの制御部21は、ライブコマース配信(視聴)処理を終了する。
限定ではなく例として、ライブコマース生中継終了情報を受信しないと判定する場合(L1180:NO)、端末20Lの制御部21は、限定ではなく例として、ライブコマース中継情報の受信待機に処理を戻し、再度L1110以降のステップを実行する。
【0213】
同様に、限定ではなく例として、通信I/F22によってサーバ10からライブコマース生中継終了情報を受信したと判定する場合(A1160:YES)、端末20Aの制御部21は、受信したライブコマース生中継終了情報を表示部24に表示させる(A1170)。そして、端末20Aの制御部21は、ライブコマース視聴処理を終了する。
限定ではなく例として、ライブコマース生中継終了情報を受信しないと判定する場合(A1160:NO)、端末20Aの制御部21は、限定ではなく例として、ライブコマース中継情報の受信待機に処理を戻し、再度A1110以降のステップを実行する。
【0214】
図1-9に処理を戻し、端末20Zの制御部21は、限定ではなく例として、入出力部23を介してユーザZ.Zによってアーカイブ配信の視聴要求がなされたことに基づいて、限定ではなく例として、ライブコマースのアーカイブ配信の視聴を開始することを要求するライブコマースアーカイブ視聴開始要求情報を通信I/F22によってサーバ10に送信する処理を開始する(Z105)。
【0215】
限定ではなく例として、通信I/F14によって端末20Zからライブコマースアーカイブ視聴開始要求情報を受信すると、サーバ10の制御部11は、限定ではなく例として、ライブコマースアーカイブ配信処理(S170)を実行すると、処理を終了する。また、端末20Zの制御部21は、ライブコマースアーカイブ視聴処理(Z110)を実行すると、処理を終了する。
【0216】
なお、端末20とサーバ10とは、限定ではなく例として、ライブコマースアーカイブ配信処理とライブコマースアーカイブ視聴処理とをライブコマースコンテンツの配信期間中繰り返し実行可能であるようにしてもよい。
【0217】
<(2)第2パターン>
(2)第2パターンとして、限定ではなく例として、前述した(C)質問コメントのみを抽出して表示する手法のうち、(C-2)質問コメントをカテゴリ分けして表示する手法を例示する。
【0218】
本例では、質問コメントが抽出されるとき、限定ではなく例として、以下のようなカテゴリで分けられるものとしてよい。
・販売品Aについて
・販売品Bについて
・発送について
・配信について
【0219】
<表示画面>
図1-12,図1-13,図1-14は、本パターンにおいて端末20の表示部24に表示されるライブコマースアプリケーションの画面の一例を示す図である。ここでは、生配信中に視聴者からなされたコメントのうち質問コメントのみを抽出して、カテゴリ分けして表示する場合の、配信者の端末20Lの表示部24に表示される画面を例示する。
【0220】
図1-12は、端末20LのLLマートがライブコマースアプリケーションの生配信を配信する場合の表示画面の一例を示す図である。
この画面は、前述した図1-8と同様である部分についての説明を省略する。
【0221】
この例では、ソートボタン表示領域には、限定ではなく例として、第1ソートボタンS1BTと第3ソートボタンS3BTとの間に、コメントのうち質問コメントを抽出して表示するための第2ソートボタンS2BT(本例では、「質問のみ」の文字を含むボタン)が表示されている。
また、第1ソートボタンが選択されていることを示す選択態様(本例では、表示色が灰色となる表示態様)で表示されており、第2ソートボタン~第4ソートボタンが選択されていないことを示す非選択態様(本例では、表示色が白色となる表示態様)で表示されている。
【0222】
限定ではなく例として、第2ソートボタンS2BTが配信者(LLマートのユーザL.L)によってタップされると、限定ではなく例として、図1-13のような表示がなされる。
この画面は、生配信画面であり、図1-12と同様である部分についての説明を省略する。
【0223】
この例では、コメント表示領域には、第2ソートボタンがタップされたことに基づいて、すべてのコメントのうち質問コメントがカテゴリ分けして抽出して表示されている。
具体的には、「質問一覧」の文字を含むアイコンと、質問コメントのうち販売品Aに関する質問コメントに対応する第1Aカテゴリ情報C1A(本例では、「+サマーワンピースについて」の文字、および、このカテゴリの質問の件数を示す(3)を含むボタン)と、質問コメントのうち販売品Bに関する質問コメントに対応する第2Aカテゴリ情報C2A(本例では、「+オーガニックコットンソックスについて」の文字、および、これらの質問の件数を示す(2)を含むボタン)と、質問コメントのうち発送に関する質問コメントに対応する第3Aカテゴリ情報C3A(本例では、「+発送について」の文字、および、これらの質問の件数を示す(2)を含むボタン)と、質問コメントのうち配信に関する質問コメントに対応する第4Aカテゴリ情報C4A(本例では、「+配信について」の文字、この質問の件数を示す(1)を含むボタン)等が表示されている。
【0224】
本例では、各カテゴリ情報(第1Aカテゴリ情報~第4Aカテゴリ情報等)には、限定ではなく例として、そのカテゴリ情報に対応する詳細な質問コメントの内容は表示されておらず、各質問コメントに対応する共通のカテゴリ名称が表示されている。
【0225】
また、ライブコマースコンテンツ表示領域LCR1の右上部には、限定ではなく例として、この配信が開始されてからの時間に関する情報(本例では、時計型のアイコン、「14:24」の時間)が表示されており、ソートボタン表示領域には、限定ではなく例として、第2ソートボタンが選択態様で、第1ソートボタン、第3ソートボタン、第4ソートボタンが非選択態様で表示されている。
【0226】
限定ではなく例として、第2Aカテゴリ情報C2Aと第3Aカテゴリ情報C3Aとが配信者(LLマートのユーザL.L)によってタップされると、限定ではなく例として、図1-14のような表示がなされる。
【0227】
この例では、コメント表示領域には、第2Aカテゴリ情報C2Aがタップされたことに基づいて、第2Aカテゴリ情報に含まれる質問コメント(詳細質問情報)が展開された状態で表示されている。
具体的には、第2Aカテゴリ情報C2AA(本例では、「-オーガニックコットンソックスについて」の文字、これらの質問の件数を示す(2)を含むボタン、詳細質問情報(「・乾燥機にかけられますか?」、「・サイズを教えてください」))が表示されている。
また、コメント表示領域には、第3Aカテゴリ情報C3Aがタップされたことに基づいて、第3Aカテゴリ情報に含まれる質問コメント(詳細質問情報)が展開された状態で表示されている。
具体的には、第3Aカテゴリ情報C3AA(本例では、「-発送について」の文字、これらの質問の件数を示す(2)を含むボタン、詳細質問情報(「・いつ頃発送されますか?」、「・送料はいくらですか?」))が表示されている。
【0228】
また、ライブコマースコンテンツ表示領域LCR1の右上部には、限定ではなく例として、この配信が開始されてからの時間に関する情報(本例では、時計型のアイコン、「14:25」の時間)が表示されている。
【0229】
<処理>
図1-15は、本実施例の(2)第2パターンにおけるライブコマース生配信処理とライブコマース視聴処理との流れの一例を示すフローチャートであり、図1-10に続く部分を示したものである。
【0230】
L1120:NO、または、L1130のステップの後、端末20Lの制御部21は、限定ではなく例として、入出力部23を介してユーザL.Lによってコメントのうち質問コメントをソートするためのユーザ入力がなされたか否かを判定する(L1140)。
ソートするためのユーザ入力なされないと判定する場合(L1140:NO)、端末20Lの制御部21は、L1150のステップをスキップする。
【0231】
ソートするためのユーザ入力がなされたと判定する場合(L1140:YES)、端末20Lの制御部21は、限定ではなく例として、受信したコメント一覧情報に含まれる分類結果情報に基づいて、質問一覧情報を表示部24に表示させる(L1150)。
【0232】
この場合、図1-11における説明と同様に、限定ではなく例として、サーバ10の制御部11が、質問コメントの表示態様を変更することに関する情報(表示態様変更情報)をコメント一覧情報に含めて端末20に送信する。そして、端末20の制御部21が、受信したコメント一覧情報に含まれる表示態様変更情報に基づいて、質問コメントを他のコメントとは異なる表示態様で表示させるようにしてもよい。コメント一覧情報とは別に表示態様変更情報を送信してもよい。
【0233】
表示態様変更情報には、限定ではなく例として、質問コメントの表示態様を変更するように指示する情報、表示態様を変更する質問コメントを指定する情報、具体的な表示態様の情報(第2パターンでは質問コメントのみをカテゴリ分けして抽出して表示するための具体的な情報、限定ではなく図1-13,図1-14の例では、質問コメントの各カテゴリに対応したカテゴリ情報の表示方法(カテゴリ分けするときの表示方法)等に関する情報)等を含めてもよい。表示態様変更情報にどのような情報を含めるかは、適宜設計変更可能である。
【0234】
また、図1-11における説明と同様に、サーバ10が上記の表示態様変更情報を端末20に送信しないようにしてもよい。
また、この場合、端末20の制御部21が、限定ではなく例として、サーバ10から受信したコメント一覧情報に含まれるコメント属性や分類結果情報等の情報に基づいて、表示態様を変更する質問コメントを特定する。そして、端末20の制御部21は、特定した質問コメントの表示態様を変更するようにしてもよい。
【0235】
また、本処理では、サーバ10の制御部11が、コメント属性を分類することによって質問コメントを判定することとしているが、これを端末20の制御部21が行うようにしてもよい。つまり、サーバ10の制御部11と同様の手法によって、端末20の制御部21が、少なくとも質問コメントを判定(特定)するようにしてもよい。
この場合、サーバ10の制御部11は、限定ではなく例としてS1140のステップやS1160のステップを行わないようにしてもよい。
【0236】
なお、カテゴリ分けするときの表示方法に関する情報(表示位置、表示色、表示サイズ、文字等の情報)を、サーバ10の記憶部15には記憶させておくが、端末20の記憶部28には記憶させず、端末20の制御部21が、サーバ10から受信した表示態様変更情報に含まれるカテゴリ分けするときの表示方法に関する情報に基づいて、質問コメントの表示態様を変更するようにしてもよい。
また、カテゴリ分けするときの表示方法に関する情報を端末20の記憶部28には記憶させておくが、サーバ10の記憶部15には記憶させず、端末20の制御部21が、記憶部28に記憶されているカテゴリ分けするときの表示方法に関する情報に基づいて、質問コメントの表示態様を変更するようにしてもよい。
また、サーバ10の記憶部15と端末20の記憶部28との両方にカテゴリ分けするときの表示方法に関する情報を記憶させておくようにしてもよい。
【0237】
<(3)第3パターン>
(3)第3パターンとして、限定ではなく例として、前述した(C)質問コメントのみを抽出して表示する手法のうち、(C-2)質問コメントをカテゴリ分けして、(C-3)質問コメントの質問属性ごとに頻度順に表示する手法を例示する。
【0238】
本例では、質問コメントが抽出されるとき、限定ではなく例として、以下のようなカテゴリで分けられるものとしてよい。
・サイズについて
・発送時期について
・送料について
・購入個数の制限について
また、限定ではなく例として、各カテゴリに含まれる質問コメント数が多い順でカテゴリ情報が上から順に表示されるものとしてよい。
【0239】
<表示画面>
図1-12,図1-16は、本パターンにおいて端末20の表示部24に表示されるライブコマースアプリケーションの画面の一例を示す図である。ここでは、生配信中に視聴者からなされたコメントのうち質問コメントのみを抽出して、カテゴリ分けして表示する場合の、配信者の端末20Lの表示部24に表示される画面を例示する。
【0240】
限定ではなく例として、端末20Lの表示部24に表示される図1-12の画面で、第2ソートボタンS2BTが配信者(LLマートのユーザL.L)によってタップされると、限定ではなく例として、図1-16のような表示がなされる。
【0241】
この例では、コメント表示領域には、第2ソートボタンがタップされたことに基づいて、各カテゴリに含まれる質問コメント数が多い順でカテゴリ情報が上から順に抽出して表示されている。
具体的には、「質問一覧」の文字を含むアイコンと、質問コメントのうちサイズに関する質問コメントに対応する第1Bカテゴリ情報C1B(本例では、「サイズが知りたい」の文字、および、このカテゴリの質問の件数を示す(4)を含むボタン)と、質問コメントのうち発送時期に関する質問コメントに対応する第2Bカテゴリ情報C2B(本例では、「発送時期が知りたい」の文字、および、このカテゴリの質問の件数を示す(3)を含むボタン)と、質問コメントのうち送料に関する質問コメントに対応する第3Bカテゴリ情報C3B(本例では、「送料が知りたい」の文字、および、これらの質問の件数を示す(3)を含むボタン)と、質問コメントのうち購入個数の制限に関する質問コメントに対応する第4Bカテゴリ情報C4B(本例では、「購入個数の制限が知りたい」の文字、この質問の件数を示す(1)を含むボタン)等が表示されている。
【0242】
また、ライブコマースコンテンツ表示領域LCR1の右上部には、限定ではなく例として、この配信が開始されてからの時間に関する情報(本例では、時計型のアイコン、「14:24」の時間)が表示されており、ソートボタン表示領域には、限定ではなく例として、第2ソートボタンS2BTが選択態様で、第1ソートボタンS1BT、第3ソートボタンS3BT、第4ソートボタンS4BTが非選択態様で表示されている。
【0243】
そして、抽出して表示された質問コメントに対応したカテゴリ情報を見た配信者によって、限定ではなく例として、質問コメントのうち送料に関する質問コメントに対応する第3Bカテゴリ情報に対する回答として、口頭での回答(送料は一律500円です)が行われている。
【0244】
このように、視聴者から多数のコメントがなされるライブコマースの生配信において、質問のみを抽出して表示する導線を確保することによって、質問をする視聴者=購入する可能性が高い視聴者への対応を容易に行うことができ、ライブコマースにおける販売品の販売を促進できる。
【0245】
<処理>
本実施例の(3)第3パターンにおけるライブコマース生配信処理とライブコマース視聴処理との流れの一例を示すフローチャートは、図1-9,図1-10,図1-15と同様のフローチャートを適用することが可能であるので、図示および説明を省略する。
【0246】
この場合、限定ではなく例として、サーバ10の制御部11が、質問コメントの表示態様を変更することに関する情報(表示態様変更情報)をコメント一覧情報に含めて端末20に送信する。そして、端末20の制御部21が、受信したコメント一覧情報に含まれる表示態様変更情報に基づいて、質問コメントを他のコメントとは異なる表示態様で表示させるようにしてもよい。コメント一覧情報とは別に表示態様変更情報を送信してもよい。
【0247】
表示態様変更情報には、限定ではなく例として、質問コメントの表示態様を変更するように指示する情報、表示態様を変更する質問コメントを指定する情報、具体的な表示態様の情報(第3パターンでは質問コメントのみをカテゴリ分けして頻度順に抽出して表示するための具体的な情報、限定ではなく図1-12,図1-16の例では、質問コメントの各カテゴリに対応したカテゴリ情報の表示方法(カテゴリ分けして頻度順に表示するときの表示方法)等に関する情報)等を含めてもよい。表示態様変更情報にどのような情報を含めるかは、適宜設計変更可能である。
【0248】
また、図1-15における説明と同様に、サーバ10が上記の表示態様変更情報を端末20に送信しないようにしてもよい。
また、この場合、端末20の制御部21が、限定ではなく例として、サーバ10から受信したコメント一覧情報に含まれるコメント属性や分類結果情報等の情報に基づいて、表示態様を変更する質問コメントを特定する。そして、端末20の制御部21は、特定した質問コメントの表示態様を変更するようにしてもよい。
【0249】
また、本処理では、サーバ10の制御部11が、コメント属性を分類することによって質問コメントを判定することとしているが、これを端末20の制御部21が行うようにしてもよい。つまり、サーバ10の制御部11と同様の手法によって、端末20の制御部21が、少なくとも質問コメントを判定(特定)するようにしてもよい。
この場合、サーバ10の制御部11は、限定ではなく例としてS1140のステップやS1160のステップを行わないようにしてもよい。
【0250】
なお、カテゴリ分けして頻度順に表示するときの表示方法に関する情報(表示位置、表示色、表示サイズ、文字、表示順等の情報)を、サーバ10の記憶部15には記憶させておくが、端末20の記憶部28には記憶させず、端末20の制御部21が、サーバ10から受信した表示態様変更情報に含まれるカテゴリ分けして頻度順に表示するときの表示方法に関する情報に基づいて、質問コメントの表示態様を変更するようにしてもよい。
また、カテゴリ分けして頻度順に表示するときの表示方法に関する情報を端末20の記憶部28には記憶させておくが、サーバ10の記憶部15には記憶させず、端末20の制御部21が、記憶部28に記憶されているカテゴリ分けして頻度順に表示するときの表示方法に関する情報に基づいて、質問コメントの表示態様を変更するようにしてもよい。
また、サーバ10の記憶部15と端末20の記憶部28との両方にカテゴリ分けして頻度順に表示するときの表示方法に関する情報を記憶させておくようにしてもよい。
【0251】
<第1実施例の効果>
本実施例は、サーバ10が、配信ユーザの端末20(限定ではなく、第1端末の一例)から送信されるライブコマースコンテンツ(限定ではなく、ライブコンテンツ、ライブコンテンツ情報の一例)に基づくライブ配信時に視聴ユーザの端末20(限定ではなく、第2端末の一例)で入力されたコメントであって1以上の視聴ユーザからのコメントのうちの配信ユーザに対する質問コメントを、他のコメントとは異なる態様で配信者の端末20の表示部24に表示させることに関する第1処理を制御部11によって行う構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、ライブ配信時に視聴ユーザの第2端末で入力されたコメントであって1以上の視聴ユーザからのコメントのうちの配信ユーザに対する質問コメントが、他のコメントとは異なる態様で配信ユーザの端末の表示部に表示されるようにすることができ、配信ユーザが、自分への質問コメントを確認・把握し易くなるようにすることができ、自分への質問コメントに対して適切に回答できるようにすることができる。
【0252】
また、上記の異なる態様は、配信ユーザの端末20の表示部24のうち、コメントが表示されるコメント表示領域(限定ではなく、第1領域の一例)とは異なる領域(限定ではなく、第2領域)に、質問コメントを表示させることを含むようにしてもよい。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、配信ユーザに対する質問コメントが、コメントが表示される第1領域とは異なる第2領域に表示されるようにすることができる。配信ユーザは、第2領域に注目すれば質問コメントを容易に確認・把握することができるため、利便性がより向上する。
【0253】
また、第1処理は、複数の質問コメントを、設定された順序で一覧表示させることに関する処理を含むようにしてもよい。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、複数の質問コメントが、設定された順序で一覧表示されることによって、配信ユーザが質問コメントに回答し易くなるようにすることができる。
【0254】
また、この場合、上記の一覧表示は、質問コメントの内容に基づき、類似する質問コメントなどの関連性を有する複数の質問コメントをまとめて表示(限定ではなく、関連付けて表示することの一例)する表示を含むようにしてもよい。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、一覧表示において、関連性を有する複数の質問コメントが関連付けて表示されることによって、関連性を有する複数質問コメントを配信ユーザが容易に把握可能となり、まとめて回答するなどの対応を可能とすることができる。
【0255】
また、この場合、上記の設定された順序は、質問コメントの内容に基づく、複数の質問コメントの重要度に基づく順序であるようにしてもよい。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、複数の質問コメントの重要度に基づく順序で、複数の質問コメントが一覧表示されることによって、重要性の高い質問コメントを配信ユーザが容易に把握可能となり、優先的に回答するなどの対応を可能とすることができる。
【0256】
本実施例は、サーバ10(限定ではなく、サーバの一例)が、配信ユーザの端末20(限定ではなく、第1端末の一例)から送信されるライブコンテンツを受信する。そして、サーバ10は、受信したライブコンテンツ(受信したライブコンテンツの情報)を、視聴ユーザの端末20に送信する。そして、サーバ10は、視聴ユーザの端末20で入力されたコメントであって1以上の視聴ユーザからのコメントのうちの配信ユーザに対する質問コメントを、他のコメントとは異なる態様で配信ユーザの端末20に表示させるための情報を、配信ユーザの端末20に送信する。
そして、配信ユーザの端末20は、サーバ10から受信した情報に基づいて、配信ユーザに対する質問コメントを、他のコメントとは異なる態様で表示部24に表示させる構成を示している。
このような構成によっても、上記と同様の効果を得ることができる。
【0257】
なお、情報処理装置は、サーバ10に限定されず、限定ではなく例として、配信ユーザの端末20としてもよい。
つまり、サーバ10が行う処理の一部または全部の処理を配信ユーザの端末20が行うようにし、配信ユーザの端末20の制御部21が、配信ユーザに対する質問コメントを、他のコメントとは異なる態様で配信ユーザの端末20の表示部24に表示させるようにしてもよい。
【0258】
<第2実施例>
第2実施例は、生配信において視聴者が、配信者やライブコマースコンテンツに対してコメントをしている場合に、視聴者による特定のコメントに対して配信者のアクションを伴わずに自動で応答させることに関する実施例である。
【0259】
第2実施例に記載の内容は、他の各実施例や他の各変形例のいずれにも適用可能である。
また、既出の構成要素と同一の構成要素については同一の符号を付して、再度の説明を省略する。
【0260】
本実施例では、ライブコマースアプリケーションにおけるコメントのコメント属性には、限定ではなく例として、第1実施例で示したコメント属性の他に、以下のようなものを含めることができる。
(ANS):質問に対する回答のコメント(回答コメント)
(ANS01):自動の回答コメント(自動回答コメント)
(ANS02):手動の回答コメント(手動回答コメント)
【0261】
具体的には、(ANS):質問に対する回答のコメントは、限定ではなく例として、視聴者によってなされる配信者やライブコマースコンテンツに対する質問コメントに対する回答に関するコメントとすることができる。
(ANS):質問に対する回答のコメントのうち、(ANS01):自動の回答コメントは、限定ではなく例として、配信元のサーバ等によって自動でなされる回答コメントとすることができ、(ANS02):手動の回答コメントは、限定ではなく例として、配信者であるユーザによって手動(操作入力)でなされる回答コメントとすることができる。また、ユーザが操作入力したコメントに限らず、音入力(音声入力)したコメントとしてもよい。
【0262】
<システム構成>
図2-1は、本実施例においてサーバ10の記憶部15に記憶される情報の一例を示す図である。
記憶部15には、前述した、アプリケーション管理処理プログラム151と、アカウント登録データ153と、ライブコマース配信管理データベース155とに加えて、限定ではなく例として、自動回答用データ157が記憶される。
【0263】
自動回答用データ157は、自動回答コメントを生成する際に参照されるデータであり、そのデータ構成の一例を図2-2に示す。
自動回答用データ157には、限定ではなく例として、質問属性と、質問コメント情報例と、自動回答コメント情報と、その他情報とが関連付けて記憶される。
【0264】
質問属性には、視聴者の端末20から送信された質問コメントの質問属性に関する情報が記憶されている。
この図では、限定ではなく例として、質問属性:“Q01”、“Q02”、・・・等が記憶されている。
【0265】
質問コメント情報例には、視聴者の端末20から送信された質問コメントの内容に関する情報(限定ではなく例として、テキストや画像等)の一例が記憶されている。
【0266】
自動回答コメント情報には、限定ではなく例として、視聴者の端末20から送信された質問コメントに対する自動回答コメントの内容に関する情報(限定ではなく例として、テキストや画像等)が記憶される。
【0267】
その他情報には、限定ではなく例として、自動回答コメントを識別するための識別情報、自動回答コメントの表示方法に関する情報といった各種の情報を含めるようにしてもよい。
【0268】
本実施例におけるライブコマース配信管理データベース155のデータ構成の一例を図2-3に示す。
この例では、最も手前側に示すライブコマース配信管理データのコメント管理データにおいて、限定ではなく例として、コメント時間:「00:01:22」の質問コメント(発言者アプリケーションID:U0001、コメント情報「送料はいくらですか?」)に対する自動回答コメントに関する情報が記憶されている。具体的には、限定ではなく例として、コメント時間:「00:01:24」、発言者アプリケーションID:「B0001」(LLマート)、コメント情報:「一律500円です」、コメント属性:“ANS01”が記憶されている。
限定ではなく例として、コメント属性“ANS”は、質問に対する回答のコメント(回答コメント)とすることができ、コメント属性“ANS01”は、回答コメントのうちの自動回答コメントとすることができる。
【0269】
<表示画面>
図2-4,図2-5は、本実施例において端末20の表示部24に表示されるライブコマースアプリケーションの画面の一例を示す図である。ここでは、生配信中に視聴者により質問コメントがなされた後、その質問コメントに対してサーバ10により自動回答される場合の、視聴者の端末20Aの表示部24に表示される画面を例示する。
【0270】
図2-4は、端末20LのLLマートがライブコマースアプリケーションの生配信を配信しているときに、端末20AのユーザA.Aがその生配信を視聴している場合の表示画面の一例を示す図である。
この画面は、前述した図1-12と同様である部分についての説明を省略する。
【0271】
この例では、ライブコマースコンテンツ表示領域LCR1の右上部には、限定ではなく例として、この配信が開始されてからの時間に関する情報(本例では、時計型のアイコン、「14:21」の時間等)が表示されている。
【0272】
また、コメント表示領域には、限定ではなく例として、ユーザD.Dがソックスの柄を褒めたコメントと、ユーザB.Bが販売品「オーガニックコットンソックス」を購入したことを示すコメントと、ユーザC.Cが他の販売品とのコーディネートを提案したコメントと、が表示されている。
このとき、限定ではなく例として、ユーザA.Aによる質問がなされていないことに基づいて、ユーザA.Aが販売品の送料について質問したコメントが表示されていない。
【0273】
また、コメント入力領域には、限定ではなく例として、ユーザA.Aによるコメントの入力操作がなされたことに基づいて、「送料いくらですか?」の文字が表示されている。
【0274】
また、視聴者の端末20の表示部24に表示されるライブコマースアプリケーションの表示画面であることに基づいて、コメント入力領域の下には、ライブコマースアプリケーションにおける販売品を購入するための販売品情報を表示するための販売品情報表示領域が構成されている。
この例では、販売品情報表示領域には、限定ではなく例として、販売品情報(本例では、オーガニックコットンソックスの商品名称,商品画像アイコン,価格、この販売品を購入するためのページに遷移するための購入ボタン等)が表示されている。
【0275】
限定ではなく例として、コメント入力領域の入力されたコメントを送信するための送信ボタン(本例では、紙飛行機型のボタン)が視聴者(ユーザA.A)によってタップされると、限定ではなく例として、図2-5のような表示がなされる。
この画面は、生配信画面であり、図2-4と同様である部分についての説明を省略する。
【0276】
この例では、コメント表示領域には、限定ではなく例として、ユーザA.Aが販売品の送料について質問したコメントが表示されている。
このとき、コメント表示領域のユーザA.Aが販売品の送料について質問したコメントの下には、限定ではなく例として、ユーザA.Aによる質問に対する自動回答コメントが生成されていることに基づいて、LLマートが販売品の送料について自動回答したコメントが表示されている。
【0277】
このように、視聴者からなされた質問コメントに対して配信元によって自動で回答コメントがなされることによって、配信者に生配信を行うことに集中させることができるとともに、視聴者からの質問にも適宜回答することができるので、ライブコマースサービスの効果を向上できる。
【0278】
<処理>
図2-6,図2-7は、本実施例におけるライブコマース生配信処理とライブコマース視聴処理との流れの一例を示すフローチャートである。
これらのフローチャートについては、前述した図1-10,図1-11と同様である部分についての説明を省略する。
【0279】
S1140のステップの後、サーバ10の制御部11は、端末20Aから受信したコメント要求情報に含まれるコメント情報に基づいて、そのコメント情報のコメントが、自動回答可能な質問コメントであるか否かを判定する(S2110)。具体的には、限定ではなく例として、自動回答用データ157に記憶された質問コメント情報例(質問候補)の中に、端末20Aから受信したコメント要求情報に含まれるコメント情報と完全一致するものがあるか否かを判定する。
【0280】
なお、完全一致するものに限らず、自動回答用データ157に記憶された質問コメント情報例(質問候補)と類似する質問コメントであるか否かを判定するようにしてもよい。この場合、1つの手法として、限定ではなく例として、自然言語処理、限定ではなく例として、形態素解析、文のベクトル化、文の類似度計算(コサイン類似度等を用いた計算)によって、文同士の類似性を判定するようにしてもよい。他の手法を用いてもよい。
【0281】
自動回答可能な質問コメントでないと判定する場合(S2110:NO)、サーバ10の制御部11は、限定ではなく例として、S2120のステップをスキップする。
【0282】
自動回答可能な質問コメントであると判定する場合(S2110:YES)、サーバ10の制御部11は、限定ではなく例として、自動回答コメント取得処理を実行する(S2120)。具体的には、限定ではなく例として、上記の質問コメントに対応する、自動回答用データ157の質問コメント情報例に関連付けられた自動回答コメント情報を読み出すことによって、自動回答コメントを取得する。このときの取得結果に関する情報を、適宜「自動回答コメント取得結果情報」と称する。
【0283】
S2120のステップの後、サーバ10の制御部11は、限定ではなく例として、コメント追加処理を実行する(S1150)。
コメント追加処理において、サーバ10の制御部11は、限定ではなく例として、ライブコマース配信管理データのコメント管理データに、コメント要求情報に対応するコメント情報と、自動回答コメント取得処理が実行された場合には自動回答コメント取得結果情報とを含むコメント情報に関連したコメント時間と発言者アプリケーションIDとコメント情報とコメント属性とを関連付けて記憶させる。この場合、属性判定結果情報に基づいてコメント属性を記憶させるようにすることができる。
【0284】
S1160のステップの後、サーバ10の制御部11は、限定ではなく例として、ライブコマース配信管理データのコメント管理データと分類結果情報とに基づいて、コメント一覧情報を生成し、生成したコメント一覧情報を通信I/F14によって端末20Lと端末20Aとに送信する(S1170)。
【0285】
本実施例では、自動回答コメントが生成されている場合のコメント一覧情報には、自動回答コメント取得結果情報を含む第1コメント一覧情報と、自動回答コメント取得結果情報を含まない第2コメント一覧情報とが設けられてもよい。
具体的には、この例では、通信I/F14によって質問者(質問した視聴者)の端末20Aに送信されるコメント一覧情報は第1コメント一覧情報であり、通信I/F14によって配信者の端末20Lに送信されるコメント一覧情報は第2コメント一覧情報とすることができる。
【0286】
端末20Lの制御部21は、限定ではなく例として、通信I/F22によってサーバ10からコメント一覧情報を受信したか否かを判定する(L1120)。
通信I/F22によってサーバ10からコメント一覧情報を受信しなかったと判定する場合(L1120:NO)、端末20Lの制御部21は、限定ではなく例として、L1130のステップをスキップする。
【0287】
通信I/F22によってサーバ10からコメント一覧情報を受信したと判定する場合(L1120:YES)、端末20Lの制御部21は、限定ではなく例として、受信したコメント一覧情報に基づいて、コメント一覧情報を表示部24に表示させる(L1130)。
【0288】
このコメント一覧情報は、限定ではなく例として、第2コメント一覧情報とすることができ、自動回答コメントが生成されている場合であっても、自動回答コメントが表示されないようにすることができる。
【0289】
同様に、端末20Aの制御部21は、限定ではなく例として、通信I/F22によってサーバ10からコメント一覧情報を受信したか否かを判定する(A1140)。
通信I/F22によってサーバ10からコメント一覧情報を受信しなかったと判定する場合(A1140:NO)、端末20Aの制御部21は、限定ではなく例として、A1150のステップをスキップする。
【0290】
通信I/F22によってサーバ10からコメント一覧情報を受信したと判定する場合(A1140:YES)、端末20Aの制御部21は、限定ではなく例として、受信したコメント一覧情報に基づいて、コメント一覧情報を表示部24に表示させる(A1150)。
【0291】
このコメント一覧情報は、限定ではなく例として、第1コメント一覧情報とすることができ、自動回答コメントが生成されている場合であっても、自動回答コメントが表示されるようにすることができる。
【0292】
なお、ここでは、自動回答コメントに対応した質問をしたユーザの端末20においてのみ自動回答コメントが表示される例を示したが、このような例に限定されず、自動回答コメントに関して、以下に示すような(P1)~(P4)の表示制御が行われてもよい。
以下では、自動回答コメントに対応した質問をしたユーザを適宜「質問者」と称し、質問者以外の視聴者を適宜「他視聴者」と称する。
(P1)全てのユーザに自動回答コメントが表示
(P2)質問者にのみ自動回答コメントが表示
(P3)質問者と配信者にのみ自動回答コメントが表示
(P4)質問者と他視聴者にのみ自動回答コメントが表示
【0293】
(P1)全てのユーザに自動回答コメントが表示とは、限定ではなく例として、ライブコマースの生配信において、質問者、配信者、質問者以外の視聴者を含むすべてのユーザの端末20の表示部24に自動回答コメントが表示されるようにしてもよい。
【0294】
(P2)質問者にのみ自動回答コメントが表示とは、限定ではなく例として、ライブコマースの生配信において、質問者の端末20の表示部24にのみ自動回答コメントが表示されるようにしてもよい。この場合、ライブコマースの生配信において、配信者や質問者以外の視聴者の端末20の表示部24に自動回答コメントが表示されない。
【0295】
(P3)質問者と配信者にのみ自動回答コメントが表示とは、限定ではなく例として、ライブコマースの生配信において、質問者と配信者の端末20の表示部24にのみ自動回答コメントが表示されるようにしてもよい。この場合、ライブコマースの生配信において、質問者以外の視聴者の端末20の表示部24に自動回答コメントが表示されない。
【0296】
(P4)質問者と他視聴者にのみ自動回答コメントが表示とは、限定ではなく例として、ライブコマースの生配信において、質問者を含むすべての視聴者の端末20の表示部24にのみ自動回答コメントが表示されるようにしてもよい。この場合、ライブコマースの生配信において、配信者の端末20の表示部24に自動回答コメントが表示されない。
【0297】
また、限定ではなく例として、いずれの種類のユーザの端末20に自動回答コメントを表示させるかを配信者が選択できるようにしてもよい。
具体的には、ライブコマースアプリケーションの自動回答コメントについての設定を行うための画面において、配信者が自動回答コメントを表示させる端末20のユーザ(の種類)を任意に選択できるようにしてもよい。
【0298】
なお、限定ではなく例として、ライブコマースアプリケーションの生配信においてなされた自動回答コメントに関して、以下に示すような(J1),(J2)の条件に応じて表示制御が行われてもよい。
(J1)自動回答コメントが初めてなされる種別である場合
(J2)自動回答コメントが既になされた自動回答コメントの種別と同じである場合
【0299】
(J1)自動回答コメントが初めてなされる種別である場合とは、限定ではなく例として、ライブコマースアプリケーションの生配信においてなされた自動回答コメントの内容(テキスト、画像等)が、この生配信において初めてなされた自動回答コメントの内容である場合としてもよい。
具体的には、限定ではなく例として、生配信において送料やサイズに関する自動回答コメント(限定ではなく例として、「全国一律500円です」、「S、M、Lの3サイズです」)がなされている状態で、配信に関する自動回答コメント(限定ではなく例として、「この配信は21時までの予定です」)がなされる場合などである。
【0300】
(J2)自動回答コメントが既になされた自動回答コメントの種別と同じである場合とは、限定ではなく例として、ライブコマースアプリケーションの生配信においてなされた自動回答コメントの内容が、この生配信において既になされた自動回答コメントの内容と同じである場合としてもよい。
具体的には、限定ではなく例として、生配信において送料やサイズに関する自動回答コメント(限定ではなく例として、「全国一律500円です」、「S、M、Lの3サイズです」)がなされている状態で、新たに送料に関する自動回答コメント(限定ではなく例として、「全国一律500円です」)がなされる場合などである。
【0301】
また、本実施例では、(J1)および(J2)のいずれの場合であっても、自動回答コメントの表示制御として(P2)の表示制御を行う例を示しているが、このような例に限定されず、(J1),(J2)に応じて、自動回答コメントの表示制御として他のパターンの表示制御を行うようにしてもよい。
【0302】
具体的には、(J1),(J2)に応じて、以下に示すような自動回答コメントの表示制御のパターンが行われてもよい。
・(J1):(P1)、(J2):(P1)
・(J1):(P1)、(J2):(P2)
・(J1):(P1)、(J2):(P3)
・(J1):(P1)、(J2):(P4)
・(J1):(P2)、(J2):(P1)
・(J1):(P2)、(J2):(P2)
・(J1):(P2)、(J2):(P3)
・(J1):(P2)、(J2):(P4)
・(J1):(P3)、(J2):(P1)
・(J1):(P3)、(J2):(P2)
・(J1):(P3)、(J2):(P3)
・(J1):(P3)、(J2):(P4)
・(J1):(P4)、(J2):(P1)
・(J1):(P4)、(J2):(P2)
・(J1):(P4)、(J2):(P3)
・(J1):(P4)、(J2):(P4)
【0303】
また、上記の処理のS2120のステップにおいて、サーバ10の制御部11が、質問コメントに対する自動回答コメントを生成するようにしてもよい。この処理は、自動回答コメント取得処理の一種と考えてもよい。
具体的には、限定ではなく例として、質問コメントを入力すると、その質問コメントに対応する回答コメントを推論する機械学習モデル(限定ではなく例として、教師あり学習モデル)を生成しておく。そして、S2110において自動回答可能な質問コメントであると判定した場合に、その質問コメントを機械学習モデルに入力して回答コメントを推論し、その推論したコメントを自動回答コメントとしてもよい。
【0304】
また、S2110において自動回答可能な質問コメントであると判定されたが、自動回答用データ157に記憶された質問コメント情報例(質問候補)の中に、その質問コメントと一致または類似するものがない場合(自動回答用データ157に記憶されていない新たな質問コメントがあった場合)に、限定ではなく例として、その質問コメントに対して配信ユーザが口頭で回答した内容をサーバ10の制御部11が解析し、その解析結果に基づいて、質問コメントと、配信ユーザの回答内容とを関連付けて、自動回答用データ157に追加するようにしてもよい。具体的には、その質問コメントの質問属性と、その質問コメントと、配信ユーザの回答内容とを関連付けたレコードを生成して、自動回答用データ157に記憶させるようにしてもよい。
また、この場合、質問コメントと、配信ユーザの回答内容とを、上記の機械学習モデルに学習させるようにしてもよい。
このようにすることで、自動回答用データ157に記憶されていない新たな質問コメントが生じたような場合であっても、その質問コメントに対する配信ユーザの回答内容に基づき、その以降は、同様の質問コメントが視聴ユーザからなされた場合であっても、自動回答できるようにすることができる。
【0305】
<第2実施例の効果>
本実施例は、サーバ10(限定ではなく、情報処理装置の一例)が、質問コメントのうちの一の質問コメント(限定ではなく、第1質問コメントの一例)に対する回答コメントを取得する処理を制御部11によって行う。そして、サーバ10は、取得された回答コメントを、少なくとも視聴ユーザの端末20(限定ではなく、第2端末)の表示部24に表示させることに関する処理を制御部11によって行う構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、質問コメントのうちの第1質問コメントに対する回答コメントを取得した上で、取得された回答コメントを、少なくとも視聴ユーザの第2端末の表示部に表示させて、視聴ユーザに回答を知らせることができる。限定ではなく例として、第1質問コメントに対して、自動生成等で取得した回答コメントを視聴ユーザの第2端末の表示部に表示させるなどしてもよい。この場合、配信ユーザは第1質問コメントに必ずしも回答せずともよく、配信者の負担を軽減できる。
【0306】
また、この場合、第1質問コメントに対する回答コメントは、自動回答用データ(限定ではなく、質問候補と質問候補に対応する回答候補とを記憶したデータの一例)と、第1質問コメントとに基づいて、サーバ10の制御部11によって取得されるようにしてもよい。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、質問候補と質問候補に対応する回答候補とを記憶したデータを用いることで、第1質問コメントに対する回答コメントを簡易・適切に取得できる。
【0307】
また、この場合、第1質問コメントに対する回答コメントは、第1質問コメントの内容に基づき、上記のデータから第1質問コメントと一致または類似する質問候補がサーバ10の制御部11によって特定されることに基づいて、制御部11によって取得されるようにしてもよい。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第1質問コメントに内容に基づき、質問候補と質問候補に対応する回答候補とを記憶したデータから、第1質問コメントと一致または類似する質問候補が特定されることに基づいて、第1質問コメントに対する回答コメントが適切に取得されるようにすることができる。
【0308】
<第2変形例>
第2変形例では、限定ではなく例として、コメント表示領域とは異なる領域に自動回答コメントを表示する手法を例示する。
本例では、自動回答コメントの表示領域として、限定ではなく例として、ライブコマースコンテンツ表示領域LCR1の中央上部に、自動回答コメント表示領域が構成されてもよい。
この自動回答コメント表示領域には、限定ではなく例として、自動回答コメントと、その自動回答コメントに対応する質問コメントとに関する情報が、コメント形式で表示されるようにしてもよいし、プッシュ形式で表示されるようにしてもよいし、ポップアップ形式で表示されるようにしてもよい。
【0309】
図2-8は、本変形例において端末20の表示部24に表示されるライブコマースアプリケーションの画面の一例を示す図である。ここでは、生配信中に視聴者により質問コメントがなされた後、その質問コメントに対してサーバ10により自動回答される場合の、視聴者の端末20Aの表示部24に表示される画面を例示する。
【0310】
図2-8は、端末20LのLLマートがライブコマースアプリケーションの生配信を配信しているときに、端末20AのユーザA.Aがその生配信を視聴している場合の表示画面の一例を示す図である。
【0311】
限定ではなく例として、図2-4のように、コメント入力領域の入力されたコメントを送信するための送信ボタン(本例では、紙飛行機型のボタン)が視聴者(ユーザA.A)によってタップされると、限定ではなく例として、図2-8のような表示がなされる。
この画面は、前述した図2-5と同様である部分についての説明を省略する。
【0312】
この例では、自動回答コメント表示領域には、限定ではなく例として、自動回答コメントに関する情報ACM(本例では、ユーザA.Aが販売品の送料について質問したコメントと、LLマートが販売品の送料について自動回答したコメントとを含む情報)がポップアップ形式で表示されている。
【0313】
このように、自動回答コメントがなされる場合に、他のコメントが表示されているコメント表示領域とは異なる領域に表示されることによって、自動回答コメントを強調して表示させることができ、質問したユーザに自動回答コメントを容易に気づかせることができる。
【0314】
<第3実施例>
第3実施例は、生配信において視聴者が配信者やライブコマースコンテンツに対してコメントをしている場合に、配信者が回答する質問コメントを、他のコメントとは異なる表示態様で表示させることに関する実施例である。
【0315】
第3実施例に記載の内容は、他の各実施例や他の各変形例のいずれにも適用可能である。
また、既出の構成要素と同一の構成要素については同一の符号を付して、再度の説明を省略する。
【0316】
本実施例では、ライブコマースアプリケーションにおけるコメントのコメント属性には、限定ではなく例として、第1実施例および第2実施例で示したコメント属性の他に、以下のようなものを含めることができる。
“ANS”:質問に対する回答のコメント(回答コメント)
“ANSV”:音声情報に基づく回答のコメント(音声対応回答コメント)
【0317】
具体的には、“ANSV”:音声情報に基づく回答のコメントは、限定ではなく例として、視聴者によってなされる配信者やライブコマースコンテンツに対する質問コメントに対して、配信者によって口頭でなされた回答をテキスト化するなどしたコメントとすることができる。
【0318】
<システム構成>
本実施例におけるライブコマース配信管理データベース155のデータ構成の一例を図3-1に示す。
このデータ構成では、前述した図1-5と同様の部分についての説明を省略する。
【0319】
この例では、最も手前側に示すライブコマース配信管理データのコメント管理データにおいて、限定ではなく例として、質問コメント((コメント時間:「00:00:11」、発言者アプリケーションID:U0002、コメント情報「送料は無料ですか?」、コメント属性:Q01)、(コメント時間:「00:01:22」、発言者アプリケーションID:U0001、コメント情報「送料はいくらですか?」、コメント属性:Q01))に対する音声対応回答コメントに関する情報が記憶されている。具体的には、限定ではなく例として、コメント時間:「00:01:50」、発言者アプリケーションID:「B0001」(LLマート)、コメント情報:「全国一律500円です」、コメント属性“ANSV”が記憶されている。
【0320】
<表示画面>
図3-2~図3-4は、本実施例において端末20の表示部24に表示されるライブコマースアプリケーションの画面の一例を示す図である。ここでは、生配信中に視聴者からなされたコメントのうち質問コメントのみを抽出して、カテゴリ分けして表示しているときに、配信者が送料に関する質問に対して回答する場合の、配信者の端末20Lの表示部24と、視聴者の端末20Aの表示部24とに表示される画面を例示する。
本例では、生配信中に、ユーザB.Bによる送料に関する質問のコメントと、ユーザA.Aによる送料に関する質問コメントとがなされるものとする。
【0321】
限定ではなく例として、端末20Lの表示部24に表示される図1-12の画面で、第2ソートボタンが配信者(LLマートのユーザL.L)によってタップされると、限定ではなく例として、図3-2のような表示がなされる。
この画面は、前述した図1-16と同様であるので説明を省略する。
【0322】
限定ではなく例として、図3-2のように、配信者(LLマートのユーザL.L)が回答しようとしている質問コメントが送料に関する質問コメントであることことに基づいて、第3Bカテゴリ情報C3Bが配信者によってタップされると、限定ではなく例として、配信者の端末20Lにおいて、図3-3のような表示がなされる。
この画面は、前述した図3-2と同様である部分についての説明を省略する。
【0323】
この例では、第3Bカテゴリ情報C3Bが配信者によってタップされたことに基づいて、限定ではなく例として、第3Bカテゴリ情報C3BEが強調態様(本例では、第3Bカテゴリ情報を構成する領域の全体の表示色が黄色で表示される表示態様)で表示されている。
【0324】
そして、限定ではなく例として、質問コメントのうち送料に関する質問コメントに対応する第3Bカテゴリ情報に対する回答として、配信者によって口頭での回答(送料は一律500円です)が行われている。
【0325】
また、限定ではなく例として、図3-2のように、配信者(LLマートのユーザL.L)が回答しようとしている質問コメントが送料に関する質問コメントであることことに基づいて、第3Bカテゴリ情報が配信者によってタップされると、限定ではなく例として、視聴者(ユーザA.A)の端末20Aにおいて、図3-4のような表示がなされる。
この画面は、前述した図2-4と同様の部分についての説明を省略する。
【0326】
この例では、ライブコマースコンテンツ表示領域LCR1の右上部には、限定ではなく例として、この配信が開始されてからの時間に関する情報(本例では、時計型のアイコン、「14:28」の時間等)が表示されている。
【0327】
また、コメント表示領域には、限定ではなく例として、ユーザB.Bが販売品の送料について質問したコメントと、ユーザD.Dがソックスの柄を褒めたコメントと、ユーザB.Bが販売品「オーガニックコットンソックス」を購入したことを示すコメントと、ユーザC.Cが他の販売品とのコーディネートを提案したコメントと、ユーザA.Aが販売品の送料について質問したコメントとが表示されている。
このとき、限定ではなく例として、質問コメント(ユーザB.Bが販売品の送料について質問したコメントQCB1、ユーザA.Aが販売品の送料について質問したコメントQCA1)が強調態様(本例では、各コメントを構成する領域の全体の表示色が黄色で表示される表示態様)で表示されている。
【0328】
また、ライブコマースコンテンツ表示領域LCR1の配信者(ユーザL.L)の顔が映し出されている映像の近傍には、限定ではなく例として、質問コメントのうち送料に関する質問コメントに対する回答として、配信者によって口頭での回答(送料は一律500円です)が行われたことに基づいて、この配信者の口頭での回答に対応した吹き出し情報(本例では、「全国一律500円です」の文字を含む吹き出し)が重畳して表示されている。
【0329】
ここで、配信者の口頭での回答に対応した吹き出し情報を表示させるとき、限定ではなく例として、映像における配信者の目や鼻、口といった特徴点の位置や、顔領域の位置、大きさなどをもとに照合する仕組みである顔認証技術を用いて、映像内の配信者の顔や口元の位置を解析・把握し、その近傍に吹き出し情報を表示させるようにしてもよい。
【0330】
また、吹き出し情報を表示させるときに吹き出し情報を生成する場合、限定ではなく例として、前述した自然言語処理を用いて、配信者によって口頭でなされたコメント(口頭コメント)からコメントの内容を解析・把握し、口頭コメントをテキスト形式に変換することによって、テキスト形式の吹き出し情報を生成するようにしてもよい。
なお、この吹き出し情報は、限定ではなく例として、口頭コメントと完全に一致するものであってもよいし、口頭コメントと一部が一致するものであってもよい。
【0331】
このように、配信者が質問コメントに対して回答する場合に、対応する質問コメントやカテゴリ情報を他のコメントやカテゴリ情報とは異なる表示態様で表示させることによって、配信者が回答している内容がいずれの質問コメントに対応しているのかを視聴者に容易に認識させることができ、コメントが流動的に表示され、古いコメントから表示されなくなっていくライブコマースアプリケーションにおける生配信において、視聴者からの質問と、それに対する配信者からの回答とを好適に行うことができる。
【0332】
<処理>
図3-5~図3-6は、本実施例におけるライブコマース生配信処理とライブコマース視聴処理との流れの一例を示すフローチャートであり、図1-10に続く部分を示したものである。
【0333】
L1140:NO、または、L1150のステップの後、端末20Lの制御部21は、限定ではなく例として、入出力部23を介してユーザL.Lによって質問コメントのうちこれから回答しようとしている質問コメントを選択するためのユーザ入力がなされたか否かを判定する(L3110)。
【0334】
本実施例では、質問コメントのうちこれから回答しようとしている質問コメントを選択するためのユーザL.Lによる入出力部23を介するユーザ入力とは、限定ではなく例として、表示部24に対する入力(限定ではなく例として、コメント情報やカテゴリ情報に関する情報に対するタップ操作等)であってもよいし、音入力部25に対する入力(限定ではなく例として、コメント情報やカテゴリ情報に関する情報に対応する音声入力等)であってもよい。
【0335】
回答しようとしている質問コメントを選択するためのユーザ入力がなされないと判定する場合(L3110:NO)、端末20Lの制御部21は、L3120,L3130のステップをスキップする。
【0336】
回答しようとしている質問コメントを選択するためのユーザ入力がなされたと判定する場合(L3110:YES)、端末20Lの制御部21は、限定ではなく例として、ユーザL.Lによってユーザ入力された情報に基づいて、回答質問選択情報を表示部24に表示させる(L3120)。
なお、回答質問選択情報とは、限定ではなく例として、ユーザ入力に対応した質問コメントやカテゴリ情報の表示態様を変化させることを含むものとしてもよい。
【0337】
L3120のステップの後、端末20Lの制御部21は、限定ではなく例として、回答質問選択情報を通信I/F22によってサーバ10に送信する(L3130)。回答質問選択情報には、ユーザL.Lによって選択された質問コメントを識別可能な情報、限定ではなく例として、コメント時間やコメント情報を含めてもよい。サーバ10の制御部11がコメントごとにID(コメントID)を設定して端末20に送信するようにし、ユーザL.Lによって選択された質問コメントに対応するコメントIDを回答質問選択情報に含めるようにしてもよい。
【0338】
サーバ10の制御部11は、通信I/F14によって端末20Lから回答質問選択情報を受信したか否かを判定する(S3110)。
通信I/F14によって端末20Lから回答質問選択情報を受信しなかったと判定する場合(S3110:NO)、サーバ10の制御部11は、限定ではなく例として、S3120のステップをスキップする。
【0339】
通信I/F14によって端末20Lから回答質問選択情報を受信したと判定する場合(S3110:YES)、サーバ10の制御部11は、限定ではなく例として、回答質問選択情報を通信I/F14によって端末20Aに送信する(S3120)。
【0340】
端末20Aの制御部21は、限定ではなく例として、通信I/F22によってサーバ10から回答質問選択情報を受信したか否かを判定する(A3110)。
通信I/F22によってサーバ10から回答質問選択情報を受信しなかったと判定する場合(A3110:NO)、端末20Aの制御部21は、限定ではなく例として、A3120のステップをスキップする。
【0341】
通信I/F22によってサーバ10から回答質問選択情報を受信したと判定する場合(A3110:YES)、端末20Aの制御部21は、限定ではなく例として、ユーザL.Lによってユーザ入力なされた情報に基づく回答質問選択情報を表示部24に表示させる(A3120)。
【0342】
なお、サーバ10が端末20Aに送信する回答質問選択情報に、前述した表示態様変更情報を含めるようにし、端末20Aの制御部21が、受信した回答質問選択情報に含まれる表示態様変更情報に基づいて、ユーザL.Lによって選択された質問コメントの表示態様を変更するようにしてもよい。
また、サーバ10が表示態様変更情報を端末20Aに送信せず、端末20Aの制御部21が、受信した回答質問選択情報に含まれる、ユーザL.Lによって選択された質問コメントを識別可能な情報に基づいて、その質問コメントの表示態様を変更するようにしてもよい。
【0343】
L3110:NO、または、L3130のステップの後、端末20Lの制御部21は、限定ではなく例として、入出力部23を介してユーザL.Lによって質問コメントに対して回答するためのユーザ入力がなされたか否かを判定する(L3140)。
【0344】
本実施例では、ユーザL.Lによる入出力部23を介する質問コメントに対して回答するためのユーザ入力とは、限定ではなく例として、表示部24に対する入力(限定ではなく例として、回答に関する情報に対するタップ操作等)であってもよいし、音入力部25に対する入力(限定ではなく例として、回答に関する情報に対応する音声入力等)であってもよい。このときの、音入力部25に対する音声入力におけるユーザによる音声に関する情報を適宜「音声情報」、「口頭コメント(情報)」と称する。
【0345】
なお、音声情報に関して、限定ではなく例として、端末20の制御部21は、音声情報が質問に対する回答であるか否かを判定するためのデータに基づいて、音声情報が質問に対する回答であるか否かを判定してもよい。そして、その結果に基づいて、入出力部23を介してユーザL.Lによって質問コメントに対して回答するためのユーザ入力がなされたか否かを判定してもよい。
この場合、端末20の記憶部28に、限定ではなく例として、音声情報が質問に対する回答であるか否かを判定するためのデータが記憶されているようにしてもよい。このデータには、限定ではなく例として、質問に対する回答であることを示すキーワードに関する情報などが記憶されているようにしてよく、音声情報が前述した自然言語処理などによりテキスト化されたテキスト情報と、このキーワードに関する情報などを比較することによって、音声情報が質問に対する回答であるか否かを判定してもよい。
【0346】
質問コメントに対して回答するためのユーザ入力がなされなかったと判定する場合(L3140:NO)、端末20Lの制御部21は、限定ではなく例として、L3150のステップをスキップする。
【0347】
質問コメントに対して回答するためのユーザ入力がなされたと判定する場合(L3140:YES)、端末20Lの制御部21は、限定ではなく例として、音声情報を含む回答情報を通信I/F22によってサーバ10に送信する(L3150)。
この場合、回答情報に含まれる音声情報は、自然言語処理などによってテキスト化されたテキスト情報であってもよい。
【0348】
なお、本実施例では、入出力部23を介してユーザL.Lによって質問コメントのうちこれから回答しようとしている質問コメントを選択するためのユーザ入力がなされたか否かに関わらず、L3140とL3150のステップを実行する例を示したが、このような例に限定されない。
【0349】
限定ではなく例として、入出力部23を介してユーザL.Lによって質問コメントのうちこれから回答しようとしている質問コメントを選択するためのユーザ入力がなされたと判定する場合(L3110:YES)にのみ、L3140とL3150のステップを実行するようにしてもよい。
【0350】
これにより、配信者が回答しようとしている質問コメントを選択した状態で、L3140のステップで回答コメントがなされたか否かを判定できるので、選択されていない質問コメントに対する回答に関するキーワードを含む音声情報を除外するなどすることによって、より一層精度の高い回答コメントがなされたか否かの判定をすることができる。
【0351】
サーバ10の制御部11は、限定ではなく例として、通信I/F14によって端末20Lから回答情報を受信したか否かを判定する(S3130)。
通信I/F14によって端末20Lから回答情報を受信していないと判定する場合(S3130:NO)、サーバ10の制御部11は、限定ではなく例として、S3140~S3160のステップをスキップする。
【0352】
通信I/F14によって端末20Lから回答情報を受信したと判定する場合(S3130:YES)、サーバ10の制御部11は、限定ではなく例として、回答コメント生成処理を実行する(S3130)。
回答コメント生成処理において、サーバ10の制御部11は、限定ではなく例として、受信した回答情報に含まれる音声情報やテキスト情報等に基づいて、回答コメントを生成する。このときの生成結果に関する情報を、適宜「回答コメント生成情報」と称する。
【0353】
回答コメント生成処理では、限定ではなく例として、回答情報に含まれる音声情報やテキスト情報等と、回答コメントを生成するためのデータなどに基づいて、回答コメント生成情報が生成される。
この場合、サーバ10の記憶部15には、限定ではなく例として、回答情報に含まれる音声情報やテキスト情報から回答コメント生成情報を生成するためのデータが記憶されているようにしてもよい。このデータには、限定ではなく例として、回答情報に含まれる音声情報やテキスト情報に対応するキーワードに関する情報と、このキーワードに関する情報に対応する回答コメント生成情報などが記憶されているようにしてよい。
【0354】
S3140のステップの後、サーバ10の制御部11は、限定ではなく例として、回答コメント追加処理を実行する(S3150)。
回答コメント追加処理において、サーバ10の制御部11は、限定ではなく例として、ライブコマース配信管理データのコメント管理データに、コメント時間と発言者アプリケーションIDとコメント情報とコメント属性とを関連付けて記憶させる。この場合、回答コメント生成情報に基づいてこれらの情報を記憶させるようにすることができる。
【0355】
サーバ10の制御部11は、限定ではなく例として、回答コメント生成情報を通信I/F14によって端末20Aに送信する(S3160)。
【0356】
端末20Aの制御部21は、限定ではなく例として、通信I/F22によってサーバ10から回答コメント生成情報を受信したか否かを判定する(A3130)。
通信I/F22によってサーバ10から回答コメント生成情報を受信しなかったと判定する場合(A3130:NO)、端末20Aの制御部21は、限定ではなく例として、A3140のステップをスキップする。
【0357】
通信I/F22によってサーバ10から回答コメント生成情報を受信したと判定する場合(A3130:YES)、端末20Aの制御部21は、限定ではなく例として、回答コメント生成情報を表示部24に表示させる(A3140)。
この回答コメント生成情報は、限定ではなく例として、前述した図3-4のように、コメント表示領域に表示されるコメント情報とは異なる吹き出し情報であってもよいし、限定ではなく例として、後述する図3-7のように、コメント表示領域に表示されるコメント情報の一種であってもよい。
【0358】
<第3実施例の効果>
本実施例は、サーバ10(限定ではなく、情報処理装置の一例)が、質問コメントのうちの配信ユーザの発言に対応する質問コメント(限定ではなく、第2質問コメントの一例)を取得する処理を制御部11によって行う。そして、サーバ10は、取得された質問コメントを、配信ユーザの発言に対応する質問コメントであることを識別可能な態様で、少なくとも視聴ユーザの端末20に表示させることに関する処理を制御部11によって行う構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、質問コメントのうちの配信ユーザの発言に対応する第2質問コメントを取得した上で、取得された第2質問コメントを、配信ユーザの発言に対応する質問コメントであることを識別可能な態様で、少なくとも視聴ユーザの第2端末に表示させることによって、視聴ユーザが、配信ユーザの発言に対応する質問コメントであることを容易に把握できるようにすることができる。
【0359】
また、この場合、上記の質問コメント(限定ではなく、第2質問コメントの一例)は、その質問コメントを含む視聴ユーザのコメントが表示された配信ユーザの端末20(限定ではなく、第1端末の一例)に対する配信ユーザによる入力に基づいて、制御部11によって取得されるようにしてもよい。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第2質問コメントを含む視聴ユーザのコメントが表示された第1端末に対する配信ユーザによる入力に基づいて、質問コメントのうちの配信ユーザの発言に対応する第2質問コメントが適切に取得されるようにすることができる。
【0360】
また、この場合、上記の質問コメント(限定ではなく、第2質問コメントの一例)は、配信ユーザの音声(音声の情報)に基づいて、制御部11によって取得されるようにしてもよい。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、配信ユーザの音声に基づいて、配信ユーザの発言に対応する第2質問コメントが適切に取得されるようにすることができる。
【0361】
<第3変形例>
第3変形例では、限定ではなく例として、質問コメントと、その質問コメントに対応する回答コメントとを関連付けて表示する手法を例示する。
【0362】
<表示画面>
図3-7,図3-8は、本変形例において端末20の表示部24に表示されるライブコマースアプリケーションの画面の一例を示す図である。ここでは、生配信中に配信者により回答コメントがなされた後、視聴者によって質問コメントと回答コメントとがソートされた場合の、視聴者の端末20Aの表示部24に表示される画面を例示する。
【0363】
図3-7は、端末20LのLLマートがライブコマースアプリケーションの生配信を配信しているときに、端末20AのユーザA.Aがその生配信を視聴している場合の表示画面の一例を示す図である。
この画面は、前述した図2-4と同様である部分についての説明を省略する。
【0364】
この例では、ライブコマースコンテンツ表示領域LCR1の右上部には、限定ではなく例として、この配信が開始されてからの時間に関する情報(本例では、時計型のアイコン、「14:29」の時間等)が表示されている。
【0365】
また、コメント表示領域には、限定ではなく例として、ユーザD.Dがソックスの柄を褒めたコメントと、ユーザB.Bが販売品「オーガニックコットンソックス」を購入したことを示すコメントと、ユーザC.Cが他の販売品とのコーディネートを提案したコメントと、ユーザA.Aが販売品の送料について質問したコメントと、ユーザL.L(LLマート)がユーザA.Aからの質問に回答したコメントとが表示されている。
【0366】
また、コメント入力領域の下には、視聴者や配信者から発信されたコメントをソートするための各種ボタンを表示するためのソートボタン表示領域が構成されている。
この例では、ソートボタン表示領域には、限定ではなく例として、すべてのコメントを表示するための第1ソートボタンS1BT(本例では、「すべて」の文字を含むボタン)と、コメントのうち質問とそれに対応する回答のコメントを抽出して表示するための第5ソートボタンS5BT(本例では、「Q&A」の文字を含むボタン)とが表示されている。
また、第1ソートボタンS1BTが選択されていることを示す選択態様(本例では、表示色が灰色となる表示態様)で表示されており、第5ソートボタンが選択されていないことを示す非選択態様(本例では、表示色が白色となる表示態様)で表示されている。
【0367】
限定ではなく例として、図3-7のように、第5ソートボタンS5BTがユーザA.Aによってタップされると、限定ではなく例として、図3-8のような表示がなされる。
この画面は、前述した図3-7と同様である部分についての説明を省略する。
【0368】
この例では、コメント表示領域には、第5ソートボタンS5BTがタップされたことに基づいて、質問コメントと、それに対応する回答コメントとが関連付けられた質問回答情報が上から順に抽出して表示されている。
具体的には、質問回答情報のうち第1質問回答情報QA1(本例では、ユーザD.Dによる「乾燥機にかけられますか?」の質問コメント、および、LLマートによる「縮む恐れがあるのでお勧めしません」の回答コメント)と、質問回答情報のうち第2質問回答情報QA2(本例では、ユーザA.Aによる「送料はいくらですか?」の質問コメント、および、LLマートによる「全国一律500円です」の回答コメント)等が表示されている。
【0369】
また、ソートボタン表示領域には、限定ではなく例として、第5ソートボタンS5BTが選択態様で、第1ソートボタンS1BTが非選択態様で表示されている。
【0370】
<処理>
本変形例におけるライブコマース生配信処理とライブコマース視聴処理との流れの一例を示すフローチャートは、図1-9,図1-10,図3-5,図3-6と同様のフローチャートを適用することが可能であるので、図示および説明を省略する。
【0371】
ただし、ライブコマース生配信処理とライブコマース視聴処理において、入出力部23を介してユーザL.Lによって質問コメントのうちこれから回答しようとしている質問コメントを選択するためのユーザ入力がなされた状態で(L3110:YES)、L3140とL3150のステップが実行された場合、サーバ10の制御部11は、限定ではなく例として、S3150のステップにおいて、ライブコマース配信管理データのコメント管理データに、配信者によって選択された質問コメントと、その質問コメントに対応する配信者によって回答された回答コメントと、を関連付けて記憶させてもよいものとする。このときの質問コメントと回答コメントとで関連付けられた情報を適宜「質問回答情報」と称する。
【0372】
そして、サーバ10の制御部11は、限定ではなく例として、質問回答情報を含む回答コメント生成情報を通信I/F14によって端末20Aに送信し(S3160)、質問回答情報を含む回答コメント生成情報を受信した端末20Aの制御部21は、限定ではなく例として、限定ではなく例として、回答コメント生成情報を表示部24に表示させる(A3140)。そして、ユーザA.Aによって質問と回答とをソートするための入力操作がなされた場合、質問回答情報を表示させることが可能となる。
【0373】
<第4実施例>
第4実施例は、限定ではなく例として、生配信において配信者が紹介しているライブコマースコンテンツの販売品に関する情報が表示されているときに、その配信者が紹介している販売品とは異なる販売品に関する詳細な情報が表示されてしまうような場合、生配信において配信者が紹介している販売品に関する詳細な情報に対して視聴者を容易にアクセスさせる手法に関する実施例である。
【0374】
第4実施例に記載の内容は、他の各実施例や他の各変形例のいずれにも適用可能である。
また、既出の構成要素と同一の構成要素については同一の符号を付して、再度の説明を省略する。
【0375】
本実施例では、生配信において表示されているライブコマースコンテンツの販売品に関する詳細な情報(以下、適宜「販売品情報」と称する。)に対して視聴者を容易にアクセスさせる手法として、限定ではなく例として、以下のような例を挙げることができる。
(D1)自動で販売品に対応した販売品情報が表示
【0376】
なお、本実施例および変形例で例示する手法は、配信者から視聴者にリアルタイム配信(生中継)される生配信において適用されてもよいし、限定ではなく例として、アーカイブを視聴者に配信するアーカイブ配信において適用されてもよいものとする。
【0377】
<システム構成>
本実施例におけるライブコマース配信管理データベース155のデータ構成の一例を図4-1に示す。
このデータ構成では、前述した図1-5と同様の部分についての説明を省略する。
【0378】
本実施例におけるライブコマース配信管理データベース155の販売品管理データは、限定ではなく例として、販売品IDと、販売品名と、価格と、その他情報とに加えて、限定ではなく例として、事前登録画像情報が関連付けて記憶される。
【0379】
事前登録画像情報は、販売品IDに対応する販売品を識別するために用いられるデータの集合体(データセット)である。
この事前登録画像情報は、販売品ごとに一意なデータセットであり、限定ではなく例として、サーバ10によって販売品ごとに一意なデータセット(固有のデータセット)が記憶される。
【0380】
本実施例では、データセットとは、限定ではなく例として、機械学習を行うためのプログラムで処理されるデータの集合体としてもよい。
ここで、後述する画像判定処理(S4110のステップ)において、ライブコマースの配信がなされているときの端末20の表示部24に表示されている画像と、ライブコマースコンテンツの販売品とを識別対象とするので、事前登録画像情報(データセット)は、限定ではなく例として、各販売品に関する画像データの集合体とすることができる。
この事前登録画像情報(データセット)は、限定ではなく例として、端末20の撮像部27によって撮影されるなどした販売品の画像データの集合体であり、限定ではなく例として、より精度を高めて販売品を識別するために、大量の画像データが含まれていることが好ましい。
【0381】
<表示画面>
図4-2~図4-3は、本実施例において端末20の表示部24に表示されるライブコマースアプリケーションの画面の一例を示す図である。ここでは、生配信中に販売品を紹介する配信者側のユーザ(ユーザL.L、モデル等)が表示されている場合の、視聴者の端末20Aの表示部24に表示される画面を例示する。
本例では、生配信中に、事前に販売品管理データに記憶された販売品ID:S002のサマーワンピースや販売品ID:S003のオーガニックコットンソックスの販売品を紹介する配信者(ユーザL.L)が表示されているものとする。
【0382】
図4-2は、端末20LのLLマートがライブコマースアプリケーションの生配信を配信しているときに、端末20AのユーザA.Aがその生配信を視聴している場合の表示画面の一例を示す図である。
この画面は、前述した図3-7と同様である部分についての説明を省略する。
【0383】
この例では、ライブコマースコンテンツ表示領域LCR1に、限定ではなく例として、ライブコマースコンテンツの販売品「オーガニックコットンソックス」を紹介している配信者の映像が映し出されている。また、ソートボタン表示領域には、限定ではなく例として、いずれのソートボタンも表示されていない。
【0384】
このとき、ライブコマースコンテンツ表示領域LCR1に、限定ではなく例として、ライブコマースコンテンツの販売品「オーガニックコットンソックス」を紹介している配信者の映像が映し出されていることに基づいて、販売品情報表示領域には、限定ではなく例として、販売品「オーガニックコットンソックス」に対応した販売品情報PR1(本例では、オーガニックコットンソックスの商品名称,商品画像アイコン,価格、この販売品を購入するためのページに遷移するための購入ボタン等)が表示されている。
【0385】
限定ではなく例として、配信者が紹介している販売品が「オーガニックコットンソックス」から「サマーワンピース」の映像に切り替わると、限定ではなく例として、図4-3のような表示がなされる。
この画面は、前述した図4-2と同様である部分についての説明を省略する。
【0386】
この例では、配信者が紹介している販売品が「オーガニックコットンソックス」から「サマーワンピース」の映像に切り替わったことに基づいて、販売品情報表示領域には、限定ではなく例として、販売品「サマーワンピース」に対応した販売品情報PR2(本例では、サマーワンピースの商品名称、商品画像アイコン、価格、この販売品を購入するためのページに遷移するための購入ボタン等)が表示されている。つまり、配信者が紹介している販売品が特定され、その特定された販売品に対応する販売品情報が、いわば自動的に表示されるように構成されている。
【0387】
ここで、販売品情報は、限定ではなく例として、ライブコマースコンテンツの配信中に、配信者が、これからどの販売品を紹介するかに基づき、これから紹介する販売品を指定する情報を自己の端末20に入力するなどし、その情報が配信者の端末20からサーバ10に送信される。そして、指定された販売品に関する情報が、サーバ10から視聴ユーザの端末20に送信されるなどすることで、視聴ユーザの端末20に表示されるようにすることができる。本実施例において、限定ではなく例として、視聴ユーザの端末20の表示部24の下部に表示される横長の販売品情報は、販売品に関する情報(限定ではなく、商品に関する情報)の一例であって、所定領域に表示される第1情報の一例とすることができる。
【0388】
配信者が予定していた進行通りに販売品を紹介することができればよいが、実際の配信では、視聴者からのコメントや、その場に合わせて、紹介する販売品を随時変えるような場合があり得る。また、配信の最後に、振り返りとして、今までに紹介した販売品を列挙して紹介するような場合もあり得る。このような場合、配信者が紹介している販売品と、視聴者の端末20に表示される販売品情報とに食い違い(表示のズレ)が生じてしまう場合があり得る。
【0389】
なお、販売品情報が、限定ではなく例として、あらかじめ配信者によって設定されたタイムスケジュール(あらかじめ配信者の端末20からサーバ10に送信されるタイムスケジュールの情報)に基づいて表示されるようにしてもよい。
この場合であっても、配信者が紹介している販売品と、視聴者の端末20に表示される販売品情報とに食い違いが生じる場合があり得る。
【0390】
なお、配信において配信者が紹介している販売品と、販売品情報に対応する販売品とが一致していない場合、限定ではなく例として、即時に配信者が紹介している販売品の販売品情報が表示されてもよいし、限定ではなく例として、所定の時間が経過した後に配信者が紹介している販売品の販売品情報が表示されてもよい。
【0391】
このように、映像として映し出されている配信者により紹介されている販売品(限定ではなく例として、サマーワンピース)と、販売品情報(限定ではなく例として、オーガニックコットンソックス)とが一致していないときに、特定された販売品に対応する販売品情報が表示されることによって、上記のような食い違いを防止できる。
【0392】
1つの形態として、上記の表示画面例において、視聴ユーザが画面下部に表示される販売品情報表示領域(販売品情報)に対して左右方向にスワイプ操作等を行うことによって、販売品情報を自由に切り替えて表示させることができるように構成することも可能である。この場合、視聴ユーザは、自ら操作をして、映像に映し出されている商品に対応する販売品情報を表示させるようにすることも可能である。しかし、これは映像を視聴している視聴ユーザにとっては煩わしい場合が多いと考えられるため、上記の手法を適用するとよい。
また、これとは異なり、視聴ユーザが販売品情報を自由に切り替えて表示させることができないように構成する場合は、視聴ユーザが手動で調整することができないため、上記の手法を適用すると効果的である。
【0393】
<処理>
図4-4は、本実施例において各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
これらのフローチャートについては、前述した図1-9と同様である部分についての説明を省略する。
【0394】
最初に、端末20Lの制御部21は、限定ではなく例として、入出力部23を介してユーザL.Lによって販売品をライブコマース配信管理データベース155に登録するための操作がなされたか否かを判定する(L410)。
操作がなされないと判定する場合(L410:NO)、端末20Lの制御部21は、限定ではなく例として、L420のステップをスキップする。
【0395】
ここで、入出力部23を介してユーザL.Lによって販売品をライブコマース配信管理データベース155に登録するための操作とは、限定ではなく例として、ライブコマース配信管理データベース155に登録しようとしている販売品を様々な角度から撮影するためのカメラ操作や、それらの撮影した画像データにより構成されるデータセットを作成するための入力操作などであってもよい。
【0396】
操作がなされたと判定する場合(L410:YES)、端末20Lの制御部21は、限定ではなく例として、販売品をライブコマース配信管理データベース155に登録するための情報であって、販売品に対応する販売品IDや事前登録画像情報(データセット)などを含む販売品事前登録要求情報を通信I/F22によってサーバ10に送信する(L420)。
【0397】
サーバ10の制御部11は、限定ではなく例として、通信I/F14によって端末20Lから販売品事前登録要求情報を受信したか否かを判定する(S410)。
限定ではなく例として、通信I/F14によって端末20Lから販売品事前登録要求情報を受信していないと判定する場合(S410:NO)、サーバ10の制御部11は、限定ではなく例として、S420のステップをスキップする。
【0398】
限定ではなく例として、通信I/F14によって端末20Lから販売品事前登録要求情報を受信したと判定する場合(S410:YES)、サーバ10の制御部11は、限定ではなく例として、販売品事前登録処理を実行する(S420)。
販売品事前登録処理において、サーバ10の制御部11は、限定ではなく例として、ライブコマース配信管理データの販売品管理データに、販売品IDと販売品名と事前登録画像情報と価格とその他情報とを関連付けて記憶させる。
【0399】
なお、販売品事前登録処理において、サーバ10の制御部11は、限定ではなく例として、販売品IDと販売品名と事前登録画像情報などを関連付けて記憶させたことに関する情報を含む事前登録完了情報を生成し、通信I/F14によって端末20Lに事前登録完了情報を送信するようにしてもよい。そして、端末20Lの制御部21は、受信した事前登録完了情報を表示部24に表示させるようにしてもよい。
【0400】
図4-5は、本実施例におけるライブコマース生配信処理とライブコマース視聴処理との流れの一例を示すフローチャートである。
これらのフローチャートについては、前述した図1-10~図1-11と同様である部分についての説明を省略する。
【0401】
端末20Lの制御部21は、限定ではなく例として、その時点での撮像部27と音入力部25と表示部24とに基づくライブコマースコンテンツ中継情報の取得を開始し、取得したライブコマースコンテンツ中継情報を通信I/F22によってサーバ10に送信する処理を実行する(L1105)。
このライブコマース中継情報には、限定ではなく例として、撮像部27に基づくライブコマースの生配信における画像に関する中継画像情報(中継映像情報)や、音入力部25に基づくライブコマースの生配信における音声に関する中継音声情報や、表示部24に基づくライブコマースの生配信におけるユーザによる操作に関する中継操作情報などが含まれてよい。
【0402】
通信I/F14によって端末20Lからライブコマースコンテンツ中継情報を受信すると、サーバ10の制御部11は、限定ではなく例として、画像判定処理を実行する(S4110)。
画像判定処理において、サーバ10の制御部11は、限定ではなく例として、受信したライブコマースコンテンツ中継情報に含まれる中継画像情報に基づいて、この中継画像情報に含まれるいずれかの画像情報が、ライブコマース配信管理データの販売品管理データの事前登録画像情報(データセット)に一致するかを判定する。
なお、この場合、限定ではなく例として、画像分類の手法や、限定ではなく例としてCNN(Convolutional Neural Network)、YOLO(You Only Look Once)、SSD(Single Shot multibox Detector)、DETR(DEtection TRansformer)等の物体検知の手法を用いて販売品を特定してもよい。また、この場合、販売品の画像領域(以下、「販売品領域」と称する。)が併せて検出されてもよい。
また、この処理は、限定ではなく例として、映像から、毎フレームごとや設定数のフレーム毎(数フレーム毎など)に行うようにしてもよい。設定数は、適宜設定変更可能としてよい。
【0403】
このとき、中継画像情報に含まれるいずれかの画像情報が、ライブコマース配信管理データの販売品管理データの事前登録画像情報(データセット)に一致すると判定した場合、サーバ10の制御部11は、限定ではなく例として、その画像情報と一致したと判定された事前登録画像情報(データセット)に対応する販売品に関する情報(販売品ID、販売品名、価格、その他情報など)を、この後に端末20Aや端末20Lなどに送信するライブコマース中継情報に含めるようにすることができる。
【0404】
S4110のステップの後、サーバ10の制御部11は、限定ではなく例として、ライブコマースコンテンツ中継情報とライブコマース配信管理データベース155のライブコマース配信管理データとに基づいて、ライブコマース中継情報を生成し、生成したライブコマース中継情報を通信I/F14によって端末20Lと端末20Aとに送信する(S1110)。
【0405】
このとき、中継画像情報に含まれるいずれかの画像情報が、ライブコマース配信管理データの販売品管理データの事前登録画像情報(データセット)に一致すると判定した場合、ライブコマース中継情報には、限定ではなく例として、画像情報と一致したと判定された事前登録画像情報(データセット)に対応する販売品に関する情報(販売品ID、販売品名、価格、その他情報など)が関連付けられるようにすることができる。
【0406】
そして、通信I/F22によってサーバ10からライブコマース中継情報を受信すると、端末20Aの制御部21は、受信したライブコマース中継情報を表示部24に表示させる(A1110)。このライブコマース中継情報のうち、限定ではなく例として、事前登録画像情報(データセット)に対応する販売品に関する情報(販売品ID、販売品名、価格、その他情報など)が関連付けられている情報を、適宜「販売品登録情報」と称するものとし、この販売品登録情報が表示されている領域を、適宜「販売品登録情報表示領域」や「販売品領域」と称するものとする。
【0407】
ここで、サーバ10から販売品登録情報を含むライブコマース中継情報を受信すると、端末20Aの制御部21は、受信したライブコマース中継情報に関連付けられた販売品登録情報に基づいて販売品情報を生成し、販売品登録情報に対応した販売品情報を含むライブコマース中継情報を表示部24に表示させる。
【0408】
なお、この場合、限定ではなく例として、サーバ10の制御部11が、販売品登録情報をライブコマース中継情報に含めて端末20に送信するようにしてもよい。そして、端末20の制御部21が、受信したライブコマース中継情報に含まれる販売品登録情報に基づいて、上記と同様の表示を行ってもよい。
ライブコマース中継情報とは別に販売品登録情報を送信してもよい。
【0409】
また、販売品登録情報には、限定ではなく例として、販売品に関する情報(販売品ID、販売品名、価格、その他情報など)、対応する画像情報を指定する情報、具体的な表示手法の情報((D1)等)等を含めてもよい。販売品登録情報にどのような情報を含めるかは、適宜設計変更可能である。
【0410】
また、サーバ10が上記の販売品登録情報を端末20に送信しないようにしてもよい。
また、この場合、端末20の制御部21が、限定ではなく例として、サーバ10から受信したライブコマース中継情報と、予め端末20に記憶されている事前登録画像情報(データセット)に対応する販売品に関する情報(販売品ID、販売品名、価格、その他情報など)とに基づいて、配信されている映像が販売品であるか否かを特定する。そして、端末20の制御部21は、特定した映像に販売品に関する情報を関連付けるようにしてもよい。
【0411】
図4-6は、本実施例におけるライブコマースアーカイブ配信処理とライブコマースアーカイブ視聴処理との流れの一例を示すフローチャートである。
この図では、左側にアーカイブ配信を配信するサーバ10の制御部11が実行する処理を、右側にアーカイブ配信を視聴する視聴者(ユーザZ.Z)の端末20Zの制御部21が実行する処理をそれぞれ示している。
【0412】
サーバ10の制御部11は、限定ではなく例として、アーカイブファイル(限定ではなく例として、動画像ファイルや音声ファイル)に記録されている端末20Lから受信したライブコマースコンテンツ中継情報に基づくライブコマースアーカイブ情報を生成し、生成したライブコマースアーカイブ情報を通信I/F14によって端末20Zに送信する処理を実行する(S4210)。
【0413】
通信I/F22によってサーバ10からライブコマースアーカイブ情報を受信すると、端末20Zの制御部21は、限定ではなく例として、ライブコマースアーカイブ情報に基づいて、受信したライブコマースアーカイブ情報を表示部24に表示させる(Z4210)。
【0414】
本実施例では、S1120のステップのアーカイブ記録処理において、アーカイブファイル(限定ではなく例として、動画像ファイルや音声ファイル)に端末20Lから受信したライブコマースコンテンツ中継情報に画像情報と一致したと判定された事前登録画像情報(データセット)に対応する販売品に関する情報(販売品ID、販売品名、価格、その他情報など)が関連付けられて記録されている。
従って、Z4210のステップでは、端末20Aの制御部21は、限定ではなく例として、販売品登録情報が関連付けられたライブコマースアーカイブ情報を表示部24に表示させる。
【0415】
ここで、サーバ10から販売品登録情報を含むライブコマースアーカイブ情報を受信すると、端末20Zの制御部21は、受信したライブコマースアーカイブ情報の販売品登録情報に基づいて販売品情報を生成し、販売品登録情報に対応した販売品情報を含むライブコマースアーカイブ情報を表示部24に表示させる。
【0416】
Z4210のステップの後、端末20Zの制御部21は、限定ではなく例として、入出力部23を介してユーザZ.Zによってライブコマースのアーカイブ配信を終了するための操作がなされたか否かを判定する(Z4240)。
操作がなされないと判定する場合(Z4240:NO)、端末20Zの制御部21は、Z4250のステップをスキップする。
【0417】
操作がなされたと判定する場合(Z4240:YES)、端末20Zの制御部21は、限定ではなく例として、ライブコマースアーカイブ視聴終了要求情報を通信I/F22によってサーバ10に送信する(Z4250)。
【0418】
サーバ10の制御部11は、限定ではなく例として、通信I/F14によって端末20Zからアーカイブ配信の視聴を終了するためのライブコマースアーカイブ視聴終了要求情報を受信したか否かを判定する(S4220)。
限定ではなく例として、通信I/F14によって端末20Zからアーカイブ配信の視聴を終了するためのライブコマースアーカイブ視聴終了要求情報を受信していないと判定する場合(S4220:NO)、サーバ10の制御部11は、ライブコマースのアーカイブ配信を視聴することを要求するライブコマースアーカイブ視聴開始要求情報の受信待機に処理を戻し、再度S4210以降のステップを実行する。
【0419】
限定ではなく例として、通信I/F14によって端末20Zからアーカイブ配信の視聴を終了するためのライブコマースアーカイブ視聴終了要求情報を受信したと判定する場合(S4220:YES)、サーバ10の制御部11は、アーカイブ配信を終了することを示すライブコマースアーカイブ配信終了情報を通信I/F14によって端末20Zに送信する(S4230)。
そして、サーバ10の制御部11は、ライブコマース配信処理を終了する。
【0420】
限定ではなく例として、通信I/F22によってサーバ10からライブコマースアーカイブ配信終了情報を受信したと判定する場合(Z4260:YES)、端末20Zの制御部21は、受信したライブコマースアーカイブ配信終了情報を表示部24に表示させる(Z4270)。そして、端末20Zの制御部21は、ライブコマースアーカイブ視聴処理を終了する。
限定ではなく例として、ライブコマースアーカイブ配信終了情報を受信しないと判定する場合(Z4260:NO)、端末20Zの制御部21は、限定ではなく例として、ライブコマースアーカイブ情報の受信待機に処理を戻し、再度Z4210以降のステップを実行する。
【0421】
この場合、限定ではなく例として、サーバ10の制御部11が、販売品登録情報をライブコマースアーカイブ情報に含めて端末20に送信する。そして、端末20の制御部21が、受信したライブコマースアーカイブ情報に含まれる販売品登録情報に基づいて、ライブコマースのアーカイブ配信における画像情報に販売品登録情報を関連付けて表示させるようにしてもよい。ライブコマースアーカイブ情報とは別に販売品登録情報を送信してもよい。
【0422】
また、サーバ10が上記の販売品登録情報を端末20に送信しないようにしてもよい。
また、この場合、端末20の制御部21が、限定ではなく例として、サーバ10から受信したライブコマースアーカイブ情報と、予め端末20に記憶されている事前登録画像情報(データセット)に対応する販売品に関する情報(販売品ID、販売品名、価格、その他情報など)とに基づいて、アーカイブ配信されている映像が販売品であるか否かを特定する。そして、端末20の制御部21は、特定した映像に販売品に関する情報を関連付けるようにしてもよい。
【0423】
なお、上記の処理では、ライブコマースコンテンツ情報に含まれる映像情報(動画像情報)に基づいて商品を特定したが、これに代えて、またはこれに加えて、ライブコマースコンテンツ情報に含まれる音声(音声の情報)に基づいて商品を特定するようにしてもよい。ライブコマースコンテンツ情報に含まれる音声は、映像に付随する音声(映像に付随して配信される音声)と捉えてもよい。この音声には、配信ユーザのみならず、配信ユーザ以外の人の音声が含まれ得る。
限定ではなく例として、音声認識処理等に基づき、この配信ユーザ等によって発せられた「今から○○の商品を紹介したいと思います」や「○○の商品をこれから紹介します」といった音声の内容に基づいて、これから映像に映し出される販売品を特定するようにしてもよい。
この場合、映像(映像情報)は用いず、音声(音声情報)のみに基づいて、販売品を特定するようにしてもよい。
また、映像と音声とに基づいて販売品を特定するようにしてもよい。
【0424】
また、本実施例では、ライブコマースの映像(ライブコマースコンテンツの映像)に含まれる販売品を特定する処理を行って、その特定の結果に基づく販売品に関する情報を視聴ユーザの端末20の表示部24に表示させる場合を例示したが、ライブコマース以外の映像についても同様に、映像に含まれる商品を特定する処理を行って、その特定の結果に基づく商品に関する情報を視聴ユーザの端末20の表示部24に表示させるようにしてもよい。
【0425】
<第4実施例の効果>
本実施例は、サーバ10(限定ではなく、情報処理装置の一例)が、配信ユーザによる映像に含まれる販売品(限定ではなく、商品の一例)を特定する処理(限定ではなく、第1処理の一例)を制御部11によって行う。そして、サーバ10は、映像と、販売品の特定の結果に基づく販売品に関する情報とを、映像を視聴する視聴ユーザの端末20(限定ではなく、端末の一例、第2端末の一例)に表示させることに関する処理(限定ではなく、第2処理の一例)を制御部11によって行う構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、配信ユーザによる映像に含まれる商品を特定し、映像と、特定した商品の結果に基づく商品に関する情報とを、映像を視聴する視聴ユーザの端末に表示させることによって、限定ではなく例として、配信ユーザによる映像における、ある場面で登場する商品がどのような商品であるかを、視聴ユーザに効果的に知らせることができる。
【0426】
また、第1処理は、配信ユーザによる映像と、あらかじめ登録された販売品に関する登録データとに基づいて、販売品を特定する処理を含むようにしてもよい。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、映像と、あらかじめ登録された商品に関する登録データとに基づいて、商品を簡易・適切に特定することができる。
【0427】
また、第1処理は、配信ユーザによる映像に付随する音声(音声の情報)に基づいて、販売品を特定する処理を含むようにしてもよい。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、配信ユーザによる映像に付随する音声に基づいて、商品を簡易・適切に特定することができる。
【0428】
また、視聴ユーザの端末に表示させる商品に関する情報は、配信ユーザによって設定された販売品を紹介するタイムスケジュールの情報や、映像の受信中に配信ユーザによる入力に基づき送信される販売品を指定する情報などの情報(限定ではなく、所定情報の一例)に基づいて視聴ユーザの端末20の表示部24の所定領域に表示させることが可能な、販売品情報などの情報(限定ではなく、第1情報の一例)であるようにしてもよい。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、所定情報に基づいて視聴ユーザの端末の表示部の所定領域に第1情報を表示させることができる。
【0429】
また、この場合、上記の所定情報は、サーバ10が映像の受信中に配信ユーザによる入力に基づき配信ユーザの端末20から送信される、販売品を指定する情報であるようにしてもよい。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、映像の受信中に配信ユーザによる入力に基づき配信ユーザの端末20から送信される、商品を指定する情報に基づいて、指定された商品に対応する第1情報を、視聴ユーザの端末の表示部の所定領域に表示させることができる。
【0430】
また、上記の第2処理は、上記の第1情報を、第1処理の結果に基づいて更新する処理を含むようにしてもよい。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、所定情報に基づき視聴ユーザの端末の表示部の所定領域に表示させた第1情報を、第1処理の結果に基づいて適切に更新することができる。これにより、限定ではなく例として、所定情報に基づく商品と、映像に含まれる商品とに食い違いが生じないようにすることができる。
【0431】
また、本実施例は、サーバ10(限定ではなく、サーバの一例)が、配信ユーザの端末20(限定ではなく、第1端末の一例)から送信される映像を通信I/F14によって受信する。そして、サーバ10は、受信された映像に含まれる販売品(限定ではなく、商品の一例)を特定する処理(限定ではなく、第1処理の一例)を制御部11によって行う。そして、サーバ10は、映像と、販売品の特定の結果に基づく販売品に関する情報とを、映像を視聴する視聴ユーザの端末20(限定ではなく、第2端末の一例)に通信I/F14によって送信する構成を示している。
このような構成によっても、上記と同様の効果を得ることができる。
【0432】
また、本実施例は、視聴ユーザの端末20(限定ではなく、端末の一例)が、配信ユーザの端末20(限定ではなく、第1端末の一例)から送信される映像に含まれる販売品(限定ではなく、商品の一例)を特定する処理(限定ではなく、第1処理の一例)を制御部21によって行う。そして、視聴ユーザの端末20は、映像と、販売品の特定の結果に基づく販売品に関する情報とを、表示部24に表示する構成を示している。
このような構成によっても、上記と同様の効果を得ることができる。
【0433】
<第4変形例>
第4変形例では、上記の実施例で説明した、限定ではなく例として、視聴ユーザの端末20の表示部24の下部に表示される販売品情報(第1情報)とは異なる販売品情報を、視聴ユーザの端末20の表示部24に表示させる手法を例示する。
【0434】
本変形例では、生配信において表示されているライブコマースコンテンツの販売品に関する詳細な情報である販売品情報に対して視聴者を容易にアクセスさせる手法のうち、視聴者の操作入力を伴う手法として、限定ではなく例として、以下のような例を挙げることができる。
(D2)表示されている販売品を操作入力
【0435】
この場合、(D2)の手法には、限定ではなく例として、端末20の表示部24に表示されている映像において販売品が含まれる領域である販売品領域(限定ではなく、画像領域の一例。映像のうちの商品が表示されている領域)を視聴者がタップ等することによって、その販売品に関する情報が表示される手法を含めてもよい。
この場合、サーバ10の制御部11は、前述した画像処理によって、販売品領域を特定するようにすることができる。この場合、前述した各種の手法の他、限定ではなく例として、エッジ検出・輪郭検出等の手法を用いて販売品領域を特定してもよい。
また、この処理は、前述したように、限定ではなく例として、映像から、毎フレームごとや設定数のフレーム毎(数フレーム毎など)に行うようにしてもよい。
【0436】
本変形例では、生配信において表示されている販売品登録情報をその他の情報とは異なる表示態様で表示させてもよい。
【0437】
生配信において表示されている販売品登録情報をその他の情報とは異なる表示態様で表示させる手法として、限定ではなく例として、以下のような例を挙げることができる。
(d1)販売品登録情報に対応するオブジェクトを付加して表示させる
(d2)販売品登録情報の表示色を変化させて表示させる
(d3)販売品登録情報の外枠線を変化させて表示させる
【0438】
(d1)販売品登録情報に対応するオブジェクトを付加して表示させるとは、限定ではなく例として、端末20の表示部24に表示されている映像のうち販売品登録情報の近傍にオブジェクトを表示させることによって、そのオブジェクトに対応する販売品登録情報はユーザが操作することで販売品情報を表示させることが可能であることを示唆してもよい。
このオブジェクトは、限定ではなく例として、端末20の表示部24に表示されている映像のうちオブジェクトが示す特定の領域が販売品登録情報であることをユーザに示唆する情報としてよく、限定ではなく例として、矩形のオブジェクト(図4-7参照)、丸形のオブジェクト、四角形のオブジェクト(「詳細」の文字を含むアイコン等)、矢印形のオブジェクト(「クリック!」の文字を伴う矢印形のオブジェクト)などであってもよい。
【0439】
また、(d2)販売品登録情報の表示色を変化させて表示させるとは、限定ではなく例として、端末20の表示部24に表示されている映像のうち販売品登録情報の表示色を特定の表示色に変化させて表示させることによって、その表示色で表示されている販売品登録情報はユーザが操作することで販売品情報を表示させることが可能であることを示唆してもよい。
この特定の表示色は、限定ではなく例として、端末20の表示部24に表示されている映像のうち特定の表示色で表示されている特定の領域が販売品登録情報であることをユーザに示唆し、限定ではなく例として、他の情報とは区別しやすい表示色であればよく、黄色や赤色や緑色などであってもよい。
【0440】
また、(d3)販売品登録情報の外枠線を変化させて表示させるとは、限定ではなく例として、端末20の表示部24に表示されている映像のうち販売品登録情報の外枠線を特定の外枠線に変化させて表示させることによって、その外枠線で表示されている販売品登録情報はユーザが操作することで販売品情報を表示させることが可能であることを示唆してもよい。
この特定の外枠線は、限定ではなく例として、端末20の表示部24に表示されている映像のうち特定の外枠線で表示されている特定の領域が販売品登録情報であることをユーザに示唆し、限定ではなく例として、他の情報とは区別しやすい外枠線であればよく、太線や点線などであってもよい。
【0441】
また、本変形例では、生配信において表示されているライブコマースコンテンツの販売品に関する情報に対して視聴者が操作することによって表示される販売品の詳細な情報として、限定ではなく例として、前述した販売品情報表示領域の販売品情報(第1情報)とは異なる情報である、第1販売品情報や第2販売品情報などの情報が、販売品情報表示領域とは異なる領域に表示されてもよい。第1販売品情報や第2販売品情報は、販売品に関する情報であって、第1情報とは異なる第2情報の一例とすることができる。
【0442】
具体的には、生配信において表示されているライブコマースコンテンツの販売品に関する情報に対して視聴者が操作すると、ライブコマースコンテンツ表示領域LCR1の下側1/3や2/3の領域(適宜「第1販売品情報表示領域」と称する。)に、限定ではなく例として、第1販売品情報が表示部24の下側からせり上がるように表示されてもよい。つまり、映像が表示される領域(限定ではなく、第1領域の一例)の一部に重畳するように、第1販売品情報を含む領域(限定ではなく、第2領域の一例)が表示されるようにしてもよい。
なお、一部ではなく、映像が表示される領域の全部に重畳して表示されるようにしてもよい。また、第1販売品情報を表示する別の画面(別のページ)に遷移して第1販売品情報が表示されるようにしてもよい。
【0443】
また、生配信において表示されているライブコマースコンテンツの販売品に関する情報に対して視聴者が操作すると、ライブコマースコンテンツ表示領域LCR1の中央上部の領域(適宜「第2販売品情報表示領域」と称する。)に、限定ではなく例として、第2販売品情報が、プッシュ形式で表示されるようにしてもよいし、ポップアップ形式で表示されるようにしてもよい。
【0444】
なお、第2情報の一例である第1販売品情報や第2販売品情報は、販売品の詳細を示す情報としてもよい。また、第1情報の一例である販売品情報も、販売品の詳細を示す情報としてもよい。
また、限定ではなく例として、第1情報は、販売品の詳細ではなく販売品の簡易的な情報とする一方、第2情報は、販売品の詳細を示す情報としてもよい。
また、第1情報と第2情報とは、少なくとも一部の情報が共通するものであってもよい。
【0445】
<表示画面>
図4-7~図4-8は、本変形例において端末20の表示部24に表示されるライブコマースアプリケーションの画面の一例を示す図である。
ここでは、生配信中に販売品を紹介する配信者側のユーザ(ユーザL.L、モデル等)が表示されているときに、視聴者が、配信者側のユーザが紹介している矩形のオブジェクトに囲まれた販売品が表示されている領域をタップする場合の、視聴者の端末20Aの表示部24に表示される画面を例示する。
本例では、生配信中に、事前に販売品管理データに記憶された販売品ID:S002のサマーワンピースの販売品を着た配信者(ユーザL.L)が表示されているときに、ユーザA.Aによってサマーワンピースおよび矩形のオブジェクトが表示されている領域がタップされるものとする。
【0446】
図4-7は、端末20LのLLマートがライブコマースアプリケーションの生配信を配信しているときに、端末20AのユーザA.Aがその生配信を視聴している場合の表示画面の一例を示す図である。
この画面は、前述した図4-3と同様である部分についての説明を省略する。
【0447】
この例では、ライブコマースコンテンツ表示領域LCR1に映し出されている配信者が着用しているライブコマースコンテンツの販売品「サマーワンピース」の画像を内側に含むように矩形のオブジェクトROBが表示されている。
【0448】
限定ではなく例として、図4-7のように、矩形のオブジェクトROBに囲まれた領域(配信者が着用している販売品(サマーワンピース)が表示されている領域を含む領域)がユーザA.Aによってタップされると、限定ではなく例として、図4-8のような表示がなされる。
この画面は、前述した図4-7と同様である部分についての説明を省略する。
【0449】
この例では、矩形のオブジェクトROBに囲まれた領域がユーザA.Aによってタップされたことに基づいて、第1販売品情報表示領域には、限定ではなく例として、第1販売品情報PRD(本例では、「商品詳細」の文字、サマーワンピースの商品名称,商品画像,価格、この販売品を購入するためのページに遷移するための購入ボタン、この販売品を購入した購入者のこの販売品に対する評価に関する情報、この販売品の在庫数(在庫に関する情報)を視覚的に表示するための情報(数字を示すシークバー)等)が表示されている。
【0450】
なお、限定ではなく例として、販売品情報を閲覧している視聴者の数に関する情報や、販売品情報を閲覧した視聴者の数に関する情報を含んでもよい。販売品情報を閲覧している視聴者の数に関する情報とは、限定ではなく例として、その時点での販売品情報を閲覧している視聴ユーザの数に関する情報としてよく、販売品情報を閲覧した視聴者の数に関する情報とは、限定ではなく例として、その時点までの販売品情報を閲覧した視聴ユーザの数に関する情報としてよい。
また、限定ではなく例として、第1販売品情報を現在閲覧している視聴ユーザ数の情報等を表示させてもよい。
【0451】
また、上記の各種の情報のうち、少なくともいずれか1つの情報が表示されればよく、表示させる情報の組み合わせは、適宜設計変更可能とすることができる。
【0452】
このように、映像として映し出されている配信者により紹介されている販売品(サマーワンピース)とともに矩形のオブジェクトが表示されることによって、映像のうちいずれの部分が販売品であり、詳細な情報を表示させることができるのか、ユーザに容易に認識させることができる。
また、映像として映し出されている配信者により紹介されていないコンテンツ(ネックレス、ブレスレット等)には矩形のオブジェクトが表示されないことによって、映像のうちいずれの部分が販売品でないのか、ユーザに容易に認識させることができる。
【0453】
<処理>
本変形例における各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートは、図4-4と同様のフローチャートを適用することが可能であるので、図示および説明を省略する。
【0454】
図4-9は、本変形例におけるライブコマース生配信処理とライブコマース視聴処理との流れの一例を示すフローチャートである。
これらのフローチャートについては、前述した図4-5と同様である部分についての説明を省略する。
【0455】
A1110のステップの後、端末20Aの制御部21は、限定ではなく例として、入出力部23を介してユーザA.Aによって販売品領域の販売品登録情報に対する操作がなされたか否かを判定する(A4110)。
操作がなされないと判定する場合(A4110:NO)、端末20Aの制御部21は、限定ではなく例として、A4120のステップをスキップする。
【0456】
操作がなされたと判定する場合(A4110:YES)、端末20Aの制御部21は、限定ではなく例として、入出力部23を介してユーザA.Aによって操作がなされた販売品領域の販売品登録情報に対応する販売品の詳細な情報である販売品情報を表示部24に表示させる(A4120)。
【0457】
図4-10は、本変形例におけるライブコマースアーカイブ配信処理とライブコマースアーカイブ視聴処理との流れの一例を示すフローチャートである。
これらのフローチャートについては、前述した図4-6と同様である部分についての説明を省略する。
【0458】
Z4210のステップの後、端末20Zの制御部21は、限定ではなく例として、入出力部23を介してユーザZ.Zによって販売品領域の販売品登録情報に対する操作がなされたか否かを判定する(Z4220)。
操作がなされないと判定する場合(Z4220:NO)、端末20Zの制御部21は、限定ではなく例として、Z4230のステップをスキップする。
【0459】
操作がなされたと判定する場合(Z4220:YES)、端末20Zの制御部21は、限定ではなく例として、入出力部23を介してユーザZ.Zによって操作がなされた販売品領域の販売品登録情報に対応する販売品の詳細な情報である販売品情報を表示部24に表示させる(Z4230)。
【0460】
なお、第1販売品情報や第2販売品情報(第2情報)を表示させることで、視聴ユーザは映像で紹介されている販売品の情報を確認可能となる。このため、必ずしも販売品情報(第1情報)は表示させなくてもよい。
また、販売品情報(第1情報)を表示させる場合、前述したように食い違い(表示のズレ)の問題が生じる場合があり得るが、たとえ食い違いが生じたとしても、第1販売品情報や第2販売品情報(第2情報)を表示可能とすれば、視聴ユーザは映像で紹介されている販売品の情報を確認可能となる。このため、本変形例(第4変形例)の手法のみを適用してもよい。
勿論、本実施例(第4実施例)の手法と、本変形例(第4変形例)の手法との両方を適用してもよい。
【0461】
本変形例は、サーバ10が行う第1処理は、映像において販売品が含まれる販売品領域(販売品の画像領域)(限定ではなく、画像領域の一例)を特定する処理(限定ではなく、第3処理の一例)を含み、前述した第2処理は、視聴ユーザの端末20(限定ではなく、第2端末の一例)に表示された映像のうち、特定された販売品領域に対する視聴ユーザによる入力に基づいて、前述した第1処理の結果に基づく商品に関する情報を視聴ユーザの端末20に表示させることに関する処理を含む構成を示している。
このような構成により得られる変形例の効果の一例として、映像において商品が含まれる画像領域を特定し、視聴者の端末に表示された映像のうち、特定された画像領域に対する視聴ユーザによる入力に基づいて、第1処理の結果に基づく商品に関する情報が視聴ユーザの端末に表示される。このため、視聴者が画像領域を自ら操作するなどすることによって、映像に映し出されている商品に関する情報を、視聴ユーザに効果的に知らせることができる。
【0462】
また、この場合、商品に関する情報は、所定情報に基づいて視聴ユーザの端末20の表示部24の所定領域に表示させることが可能な情報である販売品情報(限定ではなく、第1情報の一例)とは異なる第1販売品情報や第2販売品情報等の情報(限定ではなく、第2情報の一例)であるようにしてもよい。
このような構成により得られる変形例の効果の一例として、所定情報に基づいて視聴ユーザの端末の表示部の所定領域に表示させることが可能な情報である第1情報とは別に、商品に関する情報としての第2情報を、視聴ユーザの第2端末に表示させることができる。
【0463】
また、この場合、所定情報は、サーバ10が映像の受信中に配信ユーザによる入力に基づき配信ユーザの端末20から送信される、販売品を指定する情報であるようにしてもよい。
このような構成により得られる変形例の効果の一例として、映像の受信中に配信ユーザによる入力に基づき配信ユーザの端末から送信される、商品を指定する情報に基づいて視聴ユーザの第2端末の表示部に表示させることが可能な情報である第1情報とは別に、商品に関する情報としての第2情報を、視聴ユーザの第2端末に表示させることができる。
【0464】
また、この場合、上記の第2情報は、視聴ユーザの端末20の表示部24のうち、映像が表示される領域(限定ではなく、第1領域の一例)とは異なる領域(限定ではなく、第2領域の一例)に表示されるようにしてもよい。
このような構成により得られる変形例の効果の一例として、映像が表示される第1領域とは異なる第2領域に第2情報が表示されることによって、商品に関する情報を視聴ユーザが確認し易くなるようにすることができる。
【0465】
また、この場合、第2領域は、第1領域の一部に重畳して表示される領域であるようにしてもよい。
このような構成により得られる変形例の効果の一例として、視聴ユーザが、第1領域に表示される映像を視聴しながら、商品に関する情報を確認できるようにすることができる。
【0466】
また、この場合、第2情報は、販売品の購入ボタン(限定ではなく、商品を視聴ユーザが購入するために操作する情報の一例)、販売品を購入した購入者の数の情報(限定ではなく、商品の購入者の数に関する情報の一例)、販売品の購入者による販売品に対する評価に関する情報、販売品の在庫に関する情報、第2情報等の商品に関する情報の閲覧に関する情報、のうちの少なくともいずれか1つの情報を含むようにしてもよい。
このような構成により得られる変形例の効果の一例として、商品に関する各種の情報を、視聴ユーザに知らせることができる。
【0467】
<第4変形例(2)>
(1)上記の他、限定ではなく例として、配信されている映像と、販売品情報とが異なる領域に表示されてもよい。
具体的には、限定ではなく例として、ライブコマースコンテンツ表示領域LCR1のうち上部90%に映像が表示され、その下のライブコマースコンテンツ表示領域LCR1のうち下部10%に販売品情報が表示されるようにするなどしてもよい。販売品情報を適確にユーザに認識させることができる。
【0468】
(2)配信における映像と、配信者の操作に基づく映像の時間軸に対応付けられた複数の販売品に関する情報(以下、適宜「時間対応販売品情報」と称する。)とを端末20の表示部24に表示させることに関する処理を制御部21によって行ってもよい。
具体的には、ライブコマース配信管理データベース155の販売品管理データは、限定ではなく例として、販売品IDと、販売品名と、価格と、事前登録画像情報と、その他情報とに加えて、限定ではなく例として、時間対応情報が関連付けて記憶される。
時間対応情報は、配信者が任意に設定することが可能な情報であって、販売品ごとのライブコマースの配信における時間(経過時間など)に関する情報である。
【0469】
そして、サーバ10の制御部11は、限定ではなく例として、時間対応情報を含むライブコマース中継情報を通信I/F14によって端末20に送信する。
通信I/F22によってサーバ10からライブコマース中継情報を受信すると、端末20の制御部21は、受信した時間対応情報を含むライブコマース中継情報を表示部24に表示させる。
【0470】
具体的には、販売品ID:S001の販売品に関して、時間対応情報として配信を開始してからの経過時間「00:05:00」が配信者によって設定されている場合、配信を開始してから5分が経過すると、時間対応販売品情報(販売品ID:S001の販売品)が端末20の表示部24に表示されるようにしてもよい。
【0471】
なお、販売品ID:S001の販売品に関して、時間対応情報として配信を開始してからの経過時間「00:05:00」が配信者によって設定され、配信を開始してから5分が経過したときに、時間対応販売品情報(販売品ID:S001の販売品)とは異なる販売品の情報が表示されている場合、その異なる販売品の情報の表示を終了し、時間対応販売品情報(販売品ID:S001の販売品)が端末20の表示部24に表示されるようにしてもよい。
【0472】
(3)サーバ10の制御部11が、限定ではなく例として、販売品領域の面積が設定された面積以上(または設定された面積超)、または、販売品領域の映像に占める割合が設定された割合以上(または設定された割合超)である場合に、商品を特定した上で、第1販売品情報や第2販売品情報を視聴ユーザの端末20の表示部24に表示させるようにしてもよい。つまり、特定された販売品領域がある程度の大きさ以上である場合は、上記の処理を行って、第1販売品情報や第2販売品情報を表示可能とする一方で、特定された販売品領域が小さい場合は、商品を特定せず、第1販売品情報や第2販売品情報を表示不可としてもよい。この場合、前述した(d1)~(d3)のような表示も行わないようにしてもよい。
【0473】
また、前述した(d1)~(d3)のような表示は行うが、これらの表示に対して視聴ユーザがタップ等の操作を行っても、第1販売品情報や第2販売品情報が表示されないようにしてもよい。
【0474】
また、配信されている映像において特定された販売品に対応する販売品登録情報が表示されている販売品領域(面積)や、販売品領域の映像に占める割合が、予め設定された条件を満たす場合に、ユーザからの操作を受け付け、対応する販売品情報が表示されるようにしてもよい。具体的には、この条件として、限定ではなく例として、以下のような条件を適用してもよい。
・販売品領域が3平方センチメートル以上となったとき
・販売品領域の全映像に占める割合が20%以上となったとき
【0475】
本変形例では、第1処理は、映像から、販売品領域を特定した後、販売品を特定する処理であり、販売品領域の面積(販売品領域の映像に占める割合)が一定以上である場合、商品が特定される構成としてもよい。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、映像から特定された画像領域の面積(画像領域の映像に占める割合)が一定以上である場合という条件を満たす場合に、商品が特定されるようにすることができる。この条件を満たさない場合は、商品が特定されないようにしてもよく、条件に関わらず商品を特定する場合に比べて、処理負荷を軽減することができる。
【0476】
(4)配信において映像として映し出されている販売品が複数種類ある場合、限定ではなく例として、それらの全ての販売品に対応した販売品情報が表示されるようにしてもよい。
この場合、映像として映し出されている複数種類の販売品に対応する販売品情報のうち一の販売品情報が販売品情報表示領域に表示され、この一の販売品情報が視聴者によって操作(左右方向のスワイプ等)されるなどすると、一の販売品情報とは異なる他の販売品情報が販売品情報表示領域に表示されるようにすることができる。
【0477】
また、配信において映像として映し出されている販売品が複数種類ある場合、限定ではなく例として、それらの販売品のうち予め設定された条件を満たした販売品に対応した販売品情報が表示されるようにしてもよい。
【0478】
この場合、配信において映像として映し出されている複数種類の販売品に関する条件として、限定ではなく例として、以下のような例を挙げることができる。
・表示面積が最も大きい販売品
・配信者が最も販売したい販売品
・視聴者が最も興味のある販売品
【0479】
表示面積が最も大きい販売品は、限定ではなく例として、販売品ごとの販売品領域のうち最も販売品領域の値が大きい販売品とするようにしてもよい。
配信者が最も販売したい販売品は、限定ではなく例として、販売品のうち配信者が最も売り出したい販売品とするようにしてもよい。この配信者が最も売り出したい販売品とは、限定ではなく例として、予め配信者が販売品ごとの販売するための優先度を設定できるような構成を採用している場合に、その販売するための優先度が最も高い販売品とするようにしてもよい。
視聴者が最も興味のある販売品は、限定ではなく例として、販売品のうち視聴者から最も興味や関心がある販売品とするようにしてもよい。この視聴者から最も興味や関心がある販売品とは、限定ではなく例として、ライブコマースの配信において視聴者からのアクセスが最も多かった販売品や、ライブコマースの配信において視聴者からの質問が最も多かった販売品などとするようにしてもよい。
【0480】
<他の実施例>
(1)コンテンツ
上記の各種の実施例では、一例として、配信者によってライブコマースのライブ配信が行われる場合を例示したが、これに限定されない。
限定ではなく例として、第1実施例~第3実施例で説明したコメントの表示に関する内容について、ライブコマース以外のライブ配信、限定ではなく例として、配信者によるゲームのライブ配信等に適用してもよい。視聴者が配信者に対して質問コメントを含むコメントをすることができるものであればよい。
また、第4実施例に関しては、商品を含む映像が配信されるものであればよく、上記の実施例で説明した内容に限定されない。また、第4実施例については、ライブのリアルタイム配信に限らず、前述したように、アーカイブ配信についても同様の手法を適用してもよい。
【0481】
また、前述したように、上記の各々の実施例、各々の変形例等で説明した内容は、それぞれ組み合わせて適用することが可能である。
具体的には、限定ではなく例として、第1実施例(第1変形例を含む。)~第3実施例(第3変形例を含む。)の内容と、第4実施例(第4変形例を含む。)の内容とを、適宜組み合わせて適用してもよい。
【0482】
(2)情報処理装置
上記の実施例では、本開示における情報処理装置をサーバ10として説明したが、これに限定されない。
【0483】
限定ではなく例として、サーバ10を1つとするのではなく、サーバ10を複数のサーバに分け、これら各々のサーバを本開示における情報処理装置としてもよい。
【0484】
また、サーバではなく、限定ではなく例として、配信ユーザの端末等と通信する管理用のコンピュータ等の端末や管理用のスマートフォン等の端末を、本開示における情報処理装置としてもよい。
【0485】
また、複数の情報処理装置を含むシステムを構成し、このシステムが、上記の実施例で説明したサーバ10の各種の処理を行うようにしてもよい。
【符号の説明】
【0486】
1 通信システム
10 サーバ
20 端末
30 ネットワーク
図1-1】
図1-2】
図1-3】
図1-4】
図1-5】
図1-6】
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