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特開2024-88627車載イーサネットリンクの同期信号検出システム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024088627
(43)【公開日】2024-07-02
(54)【発明の名称】車載イーサネットリンクの同期信号検出システム
(51)【国際特許分類】
   H04L 7/04 20060101AFI20240625BHJP
   H04L 25/03 20060101ALI20240625BHJP
【FI】
H04L7/04
H04L25/03 C
【審査請求】有
【請求項の数】9
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2023215025
(22)【出願日】2023-12-20
(31)【優先権主張番号】202211640084.6
(32)【優先日】2022-12-20
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(71)【出願人】
【識別番号】523479363
【氏名又は名称】裕太微(上海)電子有限公司
【氏名又は名称原語表記】MOTORCOMM (SHANGHAI) ELECTRONIC TECHNOLOGY CO., LTD.
(74)【代理人】
【識別番号】110001737
【氏名又は名称】弁理士法人スズエ国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ヤオ、サイチ
【テーマコード(参考)】
5K029
5K047
【Fターム(参考)】
5K029AA01
5K029HH13
5K047AA01
5K047MM38
(57)【要約】      (修正有)
【課題】車載イーサネットリンクの並列検出方式が可能な同期信号検出システムを提供する。
【解決手段】車載イーサネットリンクの同期信号検出システムは、同期信号の信号特性に基づいて同期モード識別を生成する信号特性判別モジュールと、同期信号に基づいて動作レート識別を生成するレート判別モジュールと、信号特性判別モジュールとレート判別モジュールとにそれぞれ接続され、同期モード識別と動作レート識別とに基づいて、車載イーサネット装置と外部装置との間のハンドシェイクための同期情報を生成して出力する同期モジュールと、を備え、信号特性判別モジュール及びレート判別モジュールが、信号特性に対応する動作モード及び動作レートと二つの部分に基づいて同期信号を判別する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
車載イーサネットリンクの同期信号を検出するシステムであって、外部装置から送信された同期信号を判別するための車載イーサネット装置に適用され、
前記同期信号の信号特性に基づいて同期モード識別を生成する信号特性判別モジュールと、
前記同期信号に基づいて動作レート識別を生成するレート判別モジュールと、
前記信号特性判別モジュール及び前記レート判別モジュールにそれぞれ接続され、前記同期モード識別及び前記の動作レート識別に基づいて、前記車載イーサネット装置と前記外部装置との間のハンドシェイクのための同期情報を生成し、出力する同期モジュールと、
を含み、
前記同期モード識別は、連続信号とパルス信号とを含み、
前記レート判別モジュールはさらに連続信号検出モジュールを備え、前記連続信号検出モジュールは前記信号特性判別モジュールに接続され、
前記同期モード識別が連続信号と識別された場合、前記連続信号検出モジュールは前記動作レート識別として予め設定された連続信号モードレートを前記同期モジュールに直接出力する、検出システム。
【請求項2】
前記信号特性判別モジュールは、
クロック信号を生成するタイミングモジュールと、
前記タイミングモジュールに接続され、入力された前記クロック信号及び前記同期信号に従って、前記信号特性として周期計数結果を生成する計数モジュールと、
前記信号特性に従って前記同期モード識別を生成する判別モジュールと、
を含むことを特徴とする、請求項1に記載の検出システム。
【請求項3】
前記レート判別モジュールは、
前記同期信号をサンプリングしてサンプリングデータを形成するサンプリングモジュールと、
前記サンプリングデータに基づいてPNシーケンスを生成する判定モジュールと、
前記判定モジュールに接続され、前記PNシーケンスに基づいて前記動作レート識別を生成する検出モジュールと、
を含むことを特徴とする、請求項1に記載の検出システム。
【請求項4】
前記レート判別モジュールは、さらに、
入力端が前記同期信号を受信し、出力端が前記サンプリングモジュールの入力端に接続される利得制御モジュールを含み、
前記利得制御モジュールは、前記同期信号の信号振幅及び前記サンプリングモジュールに対応する予め設定されたサンプリング範囲に従って、利得パラメータを生成し、
前記利得制御モジュールは、前記利得パラメータを採用して、前記同期信号の利得値を調整し、前記サンプリングモジュールに出力することを特徴とする、請求項3に記載の検出システム。
【請求項5】
前記レート判別モジュールは、さらに、
サンプリングクロック信号を生成するサンプリングクロック生成モジュールと、
前記サンプリングクロック生成モジュールに接続され、予め設定された最適サンプリングパラメータに従って前記サンプリングクロック信号を調整し、調整クロック信号を生成するクロック回復モジュールと、を含み、
前記サンプリングモジュールは、前記調整クロック信号を受信し、前記調整クロック信号に従って前記同期信号をサンプリングし、前記サンプリングデータを得ることを特徴とする、請求項3に記載の検出システム。
【請求項6】
前記レート判別モジュールは、さらに、
入力端が前記サンプリングモジュールに接続され、出力端が前記判定モジュールに接続される等化モジュールを含み、
前記等化モジュールは、前記サンプリングデータを取得し、前記サンプリングデータに対してシンボル間干渉を除去した後、前記判定モジュールに出力することを特徴とする請求項1に記載の検出システム。
【請求項7】
前記等化モジュールは、
前記サンプリングモジュールに接続され、前記サンプリングデータを取得し、前記サンプリングデータ上の前方シンボル間干渉を除去した後、中間等化データを生成する前方等化器と、
前記前方等化器に接続され、前記中間等化データから後方シンボル間干渉を除去し、シンボル間干渉を除去した後の前記サンプリングデータとして出力する判定フィードバックフィルタと、
を含むことを特徴とする請求項6に記載の検出システム。
【請求項8】
前記連続信号検出モジュールは、前記サンプリングモジュールと、前記判定モジュールと、前記検出モジュールとにそれぞれ接続され、
前記同期モードが前記連続信号と識別された場合、前記連続信号検出モジュールは、さらに、前記同期信号の処理を停止するように、前記サンプリングモジュールと、前記判定モジュールと、前記検出モジュールとを制御することを特徴とする請求項3に記載の検出システム。
【請求項9】
前記検出モジュールは、
予め設定された基準シーケンス信号を順次生成する基準信号生成モジュールと、
前記基準シーケンス信号は、前記イーサネット装置の異なる動作レートにおける前記同期信号にそれぞれ対応し、
前記基準信号生成モジュール及び前記判定モジュールにそれぞれ接続され、前記基準シーケンス信号及び前記PNシーケンスに対してスライディング自己相関プロセスを実行し、自己相関結果を得る自己相関モジュールと、
前記検出及び判別モジュールは前記基準信号生成モジュール及び前記自己相関モジュールにそれぞれ接続され、前記自己相関結果に従って、前記PNシーケンスに対応する前記動作レートが得られるかどうかを判断する検出及び判別モジュールと、
前記動作レートが得られる場合、前記検出及び判別モジュールは、前記動作レートに従って前記動作レート識別を生成し、
前記動作レートが得られない場合、前記検出及び判別モジュールは、前記基準信号生成モジュールが新しい基準シーケンス信号を生成するように制御することを特徴とする請求項3に記載の検出システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車載イーサネット通信の技術分野に関し、特に車載イーサネットリンクの同期信号を検出するシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
車載イーサネットは、イーサネットを使用して自動車の電子制御ユニット(ECU)を接続する新しいタイプのLAN技術である。4対の非シールド・ツイストペアワイヤを使用してデータを伝送する通常のイーサネット技術とは異なり、車載イーサネットは1対の非シールド・ツイストペアワイヤで100Mb/s、あるいは1Gb/sのデータ伝送レートを実現できます。通常のイーサネットに比べ、車両環境への適応性が高く、自動車業界が求める高信頼性、低電磁放射、低消費電力、帯域割当、低遅延、同期リアルタイムなどの要件を満たすことができる。
【0003】
先行技術では、車載イーサネット装置の場合、製造業者や装置のパラメータに応じて、オートネゴシエーションモードや必須モードなどの異なるハンドシェーキングモードが存在する。異なるハンドシェーキング・プロトコルとのより良い互換性を実現するために、イーサネット装置は、通常、対応する信号検出手段を備えて構成され、対応する信号を検出して、リモート装置が使用できる通信モードを決定する。
【0004】
しかし、本発明者は、実用化の過程において、車載イーサネット装置の発展と通信規格の反復に伴い、車載イーサネット装置がサポートし得る通信速度と通信規格が、当初の100BASE-T1や1000BASE-T1から2.5G/5G/10GBASE-T1へと徐々に拡張されていることを発見した。通信プロトコルの拡張に伴い、同期信号の並列検出のプロセスはますます複雑になっており、既存の技術では1つまたは2つの信号の並列検出の結果が良くないという問題が生じている。
【発明の概要】
【0005】
以上のような従来技術の問題に対して、現在は車載イーサネットリンクの同期信号を検出するシステムを提供する。
【0006】
具体的な技術的解決手段は以下の通りである。
【0007】
車載イーサネットリンクの同期信号を検出するシステムであって、外部装置から送信された同期信号を判別するための車載イーサネット装置に適用され、
前記の同期信号の信号特性に基づいて同期モード識別を生成する信号特性判別モジュールと、
前記の同期信号に基づいて動作レート識別を生成するレート判別モジュールと、
前記の信号特性判別モジュール及び前記のレート判別モジュールにそれぞれ接続され、前記の同期モード識別及び前記の動作レート識別に基づいて、前記の車載イーサネット装置と前記の外部装置との間のハンドシェイクのための同期情報を生成し、出力する同期モジュールと、
を含み、
前記の同期モード識別は、連続信号とパルス信号とを含み、
前記のレート判別モジュールはさらに連続信号検出モジュールを備え、前記の連続信号検出モジュールは前記の信号特性判別モジュールに接続され、
前記の同期モードが連続信号と識別された場合、前記の連続信号検出モジュールは前記の動作レート識別として予め設定された連続信号モードレートを前記の同期モジュールに直接出力する。
【0008】
他の形態で、前記の信号特性判別モジュールは、
クロック信号を生成するタイミングモジュールと、
前記のタイミングモジュールに接続され、入力された前記のクロック信号及び前記の同期信号に従って、前記の信号特性として周期計数結果を生成する計数モジュールと、
前記の信号特性に従って前記の同期モード識別を生成する判別モジュールと、
を含む。
【0009】
他の形態で、前記のレート判別モジュールは、
前記の同期信号をサンプリングしてサンプリングデータを形成するサンプリングモジュールと、
前記のサンプリングデータに基づいてPNシーケンスを生成する判定モジュールと、
前記の判定モジュールに接続され、前記のPNシーケンスに基づいて前記の動作レート識別を生成する検出モジュールと、
を含む。
【0010】
他の形態で、前記のレート判別モジュールは、さらに、
入力端が前記の同期信号を受信し、出力端が前記のサンプリングモジュールの入力端に接続される利得制御モジュールを含み、
前記の利得制御モジュールは、前記の同期信号の信号振幅及び前記のサンプリングモジュールに対応する予め設定されたサンプリング範囲に従って、利得パラメータを生成し、
前記の利得制御モジュールは、前記の利得パラメータを採用して、前記の同期信号の利得値を調整し、前記のサンプリングモジュールに出力する。
【0011】
他の形態で、前記のレート判別モジュールは、さらに、
サンプリングクロック信号を生成するサンプリングクロック生成モジュールと、
前記のサンプリングクロック生成モジュールに接続され、予め設定された最適サンプリングパラメータに従って前記のサンプリングクロック信号を調整し、調整クロック信号を生成するクロック回復モジュールと、を含み、
前記のサンプリングモジュールは、前記の調整クロック信号を受信し、その調整クロック信号に従って前記の同期信号をサンプリングし、前記のサンプリングデータをえる。
【0012】
他の形態で、前記のレート判別モジュールは、さらに、
入力端が前記のサンプリングモジュールに接続され、出力端が前記の判定モジュールに接続される等化モジュールを含み、
前記の等化モジュールは、前記のサンプリングデータを取得し、そのサンプリングデータに対してシンボル間干渉を除去した後、前記の判定モジュールに出力する。
【0013】
他の形態で、前記の等化モジュールは、
前記のサンプリングモジュールに接続され、前記のサンプリングデータを取得し、そのサンプリングデータ上の前方シンボル間干渉を除去した後、中間等化データを生成する前方等化器と、
前記前方等化器に接続され、前記の中間等化データから後方シンボル間干渉を除去し、シンボル間干渉を除去した後の前記のサンプリングデータとして出力する判定フィードバックフィルタと、
を含む。
【0014】
他の形態で、前記の連続信号検出モジュールは、前記のサンプリングモジュールと、前記の判定モジュールと、前記の検出モジュールとにそれぞれ接続され、
前記の同期モードが前記の連続信号と識別された場合、前記の連続信号検出モジュールは、さらに、前記の同期信号の処理を停止するように、前記のサンプリングモジュールと、前記の判定モジュールと、前記の検出モジュールとを制御する。
【0015】
他の形態で、前記の検出モジュールは、
予め設定された基準シーケンス信号を順次生成する基準信号生成モジュールと、
前記の基準シーケンス信号は、前記のイーサネット装置の異なる動作レートにおける前記の同期信号にそれぞれ対応し、
前記の基準信号生成モジュール及び前記の判定モジュールにそれぞれ接続され、前記の基準シーケンス信号及び前記のPNシーケンスに対してスライディング自己相関プロセスを実行し、自己相関結果を得る自己相関モジュールと、
前記の検出及び判別モジュールは前記の基準信号生成モジュール及び前記の自己相関モジュールにそれぞれ接続され、前記の自己相関結果に従って、前記のPNシーケンスに対応する前記の動作レートが得られるかどうかを判断する検出及び判別モジュールと、
前記の動作レートが得られる場合、前記の検出及び判別モジュールは、前記の動作レートに従って前記の動作レート識別を生成し、
前記の動作レートが得られない場合、前記の検出及び判別モジュールは、前記基準信号生成モジュールが新しい基準シーケンス信号を生成するように制御する。
【0016】
上記技術的解決手段は、以下の利点又は有益な効果を有する。
【0017】
先行技術における並列検出方式が有効でないという問題に対して、本実施形態では、検出システム内に信号特性判別モジュールとレート判別モジュールをそれぞれ構築し、信号特徴に対応する動作モードと動作レートの2つの部分に基づいて同期信号を判別することにより、多様な同期信号に対してより優れた検出効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
以下は、添付の図面を参照しながら、本発明の実施形態をより詳細に説明する。しかしながら、添付の図面は、例示および説明のみを目的とするものであり、本発明の範囲を限定するものではない。
【0019】
図1図1は、本発明の実施形態の全体概略図である。
【0020】
図2図2は、本発明の実施形態における信号特性判別モジュールの概略図である。
【0021】
図3図3は、本発明の実施形態におけるレート判別モジュールの概略図である。
【0022】
図4図4は、本発明の実施形態における利得制御モジュールの概略図である。
【0023】
図5図5は、本発明の実施形態におけるクロック回復モジュールの概略図である。
【0024】
図6図6は、本発明の実施形態における等化モジュールの概略図である。
【0025】
図7図7は、本発明の実施形態における等化モジュールのサブモジュールの概略図である。
【0026】
図8図8は、本発明の実施形態における連続信号検出モジュールの概略図である。
【0027】
図9図9は、本発明の実施形態における検出モジュール概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0028】
以下、本発明の実施形態における技術的解決策を添付の図面と共に明確かつ完全に説明するが、説明した実施形態は本発明の実施形態の一部に過ぎず、実施形態の全てではないことは明らかである。本発明における実施形態に基ついて、当業者が創作的な労作を行うことなく得られる他の全ての実施形態は、本発明の保護範囲に属する。
【0029】
本発明における実施形態および実施形態における特徴は、矛盾することなく互いに組み合わせることができることに留意されたい。
【0030】
本発明は、添付の図面および具体的な実施形態を結合して、以下にさらに説明されるが、本発明の限定とするものではない。
【0031】
本発明は、
車載イーサネットリンクの同期信号を検出するシステムであって、外部装置から送信された同期信号を判別するための車載イーサネット装置に適用され、図1に示すように、
同期信号の信号特性に基づいて同期モード識別を生成する信号特性判別モジュール1と、
同期信号に基づいて動作レート識別を生成するレート判別モジュール2と、
信号特性判別モジュール1及びレート判別モジュール2にそれぞれ接続され、同期モード識別及び動作レート識別に基づいて、車載イーサネット装置と外部装置との間のハンドシェイクのための同期情報を生成し、出力する同期モジュール3とを含み、
同期モード識別は、連続信号とパルス信号とを含み、
レート判別モジュール2はさらに連続信号検出モジュール20を備え、連続信号検出モジュール20は信号特性判別モジュール1に接続され、
同期モードが連続信号と識別された場合、連続信号検出モジュール20は動作レート識別として予め設定された連続信号モードレートを同期モジュール3に直接出力する。
【0032】
具体的には、従来技術の並列同期信号検出方法では、複数の車載イーサネット同期信号の検出に効果が良くないという問題に対して、本実施形態では、信号特性判別モジュール1を検出システムに追加することにより、同期信号の信号特性を判別し、同期信号の一部に対応する動作モードを同期モード識別情報として判別する。同時に、同期信号はレート判別モジュール2によってさらに検出され、それによって同期信号に対応する動作レート識別が決定される。同期モード識別と動作レート識別を同時に取得した後、同期モジュール3は、テーブルマッチングにより、当該の同期信号に実際に対応する動作モードを取得し、同期情報を生成して出力することができる。これにより、同期信号の検出と識別のプロセスが改善され、100BASE-T1、1000BASE-T1、2.5G/5G/10GBASE-T1などの様々な動作モードにおける信号のよりよい検出を実現することができる。
【0033】
一つの実施例において、図2に示すように、信号特性判別モジュールは、
クロック信号を生成するタイミングモジュール11と、
タイミングモジュール11に接続され、入力クロック信号と同期信号に従って、信号特性として周期計数結果を生成する計数モジュール11と、
信号特性に従って周期パターン識別を生成する判別モジュール13とを含む。
【0034】
具体的には、先行技術における並列同期信号検出方法は、多様な車載イーサネット同期信号を検出するのに有効ではないという問題に対して、本発明者は、車載イーサネットの様々な動作モードにおける同期信号をさらに調査した結果、車載イーサネット装置の同期信号は、デバイスが100BASE-T1の規格の下で動作する場合にのみ、連続した信号の集合として特徴付けられ、車載イーサネット装置が他の規格の下で動作する場合には、同期信号は、周期が不均等なパルス信号として特徴付けられることを発現した。そこで、本実施形態では、タイミングモジュール11と計数モジュール12をそれぞれ設定して、一定周期内の同期信号のハイレベルを読み取り、信号特性として周期計数結果を生成するように選択することによって、100BASE-T1規格の同期信号に対するより良い識別効果を実現し、対応する同期モード識別を生成することができる。
【0035】
一つの実施例において、図3に示すように、レート判別モジュール2は、
同期信号をサンプリングしてサンプリングデータを形成するサンプリングモジュール21と、
サンプリングデータに基づいてPNシーケンスを生成判定モジュール22と、
判定モジュール22に接続され、PNシーケンスに基づいて動作レート識別を生成検出モジュール23と、を含む。
【0036】
具体的には、従来技術の並列同期信号検出方法では、多様な車載イーサネット同期信号を検出する効果が良くないという問題に対して、本実施形態では、サンプリングモジュール21と、判定モジュール22と、検出モジュール23を順に接続して構成することで、同期信号のサンプリングを実現し、よって、サンプリングデータを取得し、さらにサンプリングデータに対して判定を行うことで、実際にリモート装置から送信されるPNシーケンスを取得し、PNシーケンスの検出を通じて、リモート装置が採用された動作レートを動作レート識別とするように判定し、異なるレートの同期信号を検出する際に、より優れた効果を実現することができる。
【0037】
一つの実施例において、図4に示すように、レート判別モジュール2はさらに、
入力端が同期信号を受信し、出力端がサンプリングモジュール1の入力端に接続される利得制御モジュール24を含み、
利得制御モジュール24は同期信号の信号振幅及び、サンプリングモジュール21に対応する予め設定されたサンプリング範囲に従って、利得パラメータを生成し、
利得制御モジュール24は、利得パラメータを採用して、同期信号の利得値を調整し、サンプリングモジュールに出力する。
【0038】
具体的には、実際の車両環境では、伝送媒体、環境、リモート装置の機種等の要因の影響により、同期信号の利得値がサンプリングモジュール21のサンプリング範囲からずれる場合があるという問題に対して、本実施形態では、サンプリングモジュール21の前段に利得制御モジュール24をさらに追加し、当該の利得制御モジュール24は、同期信号の振幅に応じて、同期信号がサンプリングモジュール21のサンプリング範囲に適合しているか否かを判定することができる。さらに、信号振幅がサンプリング範囲よりも低い場合には正の利得パラメータを加算し、信号振幅がサンプリング範囲よりも高い場合には負の利得パラメータを加算することができ、同期信号が通常のサンプリング範囲から逸脱して不正確なサンプリングが行われるという問題を回避することができる。
【0039】
一つの実施例において、図5に示すように、レート判別モジュール2は、さらに、
サンプリングクロック信号を生成するサンプリングクロック生成モジュール25と、
サンプリングクロック生成モジュール25に接続され、予め設定された最適サンプリングパラメータに従ってサンプリングクロック信号を調整し、調整クロック信号を生成するクロック回復モジュール26と、を含み、
サンプリングモジュール21は、調整クロック信号を受信し、調整クロック信号に従って同期信号をサンプリングし、よって、サンプリングデータを取得する。
【0040】
具体的には、同期信号に対してより良好なサンプリング効果を得るために、本実施例において、レート判別モジュール2に、サンプリングクロック信号を生成するサンプリングクロック生成モジュール25を配置し、クロック回復モジュール26を用いてサンプリングクロック信号を調整することで、サンプリングモジュール21に入力されたクロック信号がサンプリングモジュール21の最適サンプリングポイントの近傍に維持されるようにしている。
【0041】
一つの実施例において、図6に示すように、レート判別モジュール2は、さらに、
入力端がサンプリングモジュール21に接続され、出力端が判定モジュール22に接続される等化モジュール27を含み、
等化モジュール27は、サンプリングデータを取得し、シンボル間干渉を除去した後、サンプリングされたデータを判定モジュール22に出力する。
【0042】
具体的には、本実施例において、実際の車両環境で同期信号にシンボル間干渉が存在する可能性があるという問題に対して、サンプリングモジュール21と判定モジュール22との間に等化モジュール27をさらに追加し、この等化モジュール27によってサンプリングデータからシンボル間干渉を除去して判定モジュール22に出力することで、後続のモジュールがより良い処理効果が得られるようにしている。
【0043】
一つの実施例において、図7に示すように、等化モジュール27は、
サンプリングモジュール21に接続され、サンプリングデータを取得し、サンプリングデータ上の前方シンボル干渉を除去した後、中間等化データを生成する前方等化器271と、
前方等化器271に接続され、中間等化データ上の後方シンボル干渉を除去し、シンボル間干渉を除去した後のサンプリングデータとして出力する判定フィードバックフィルタ272とを含む。
【0044】
具体的には、実際の車両環境において同期信号にシンボル間干渉が存在する可能性があるという問題に対して、本実施では、サンプリングデータの前方シンボル干渉の除去を前方等化器271の設定により実現し、後方シンボル干渉の除去を判定フィードバックフィルタ272により実現することで、より良好なシンボル間干渉の除去を実現している。
【0045】
一つの実施例において、図8に示すように、連続信号検出モジュール20は、さらにサンプリングモジュール21と、判定モジュール22及び検出モジュール23を含み、
同期モードが連続信号と識別された場合、連続信号検出モジュール20は、同期信号を停止するように、サンプリングモジュール21と、判定モジュール22及び検出モジュール23を制御する。
【0046】
具体的には、本実施例において、より高速な処理効率を実現するために、レート判別モジュール2にさらに連続信号検出モジュール20を追加し、この連続信号検出モジュール20は、信号特性判別モジュール1が出力する同期モード識別を検出し、同期モードを識別する場合、すなわち、同期信号が100BASE-T1に対応する同期信号であることを示す場合、動作レート識別として100Mレートを同期モジュール3に直接出力し、処理効率を向上させるために、サンプリングモジュール21と、判定モジュール22及び検出モジュール23を制御して同期信号のサンプリングを停止させる。
【0047】
一つの実施例において、図9に示すように、検出モジュール23は、
予め設定された基準シーケンス信号を順次生成する基準信号生成モジュール231と、
基準シーケンス信号は、イーサネット装置の異なる動作レートにおける同期信号にそれぞれ対応し、
基準信号生成モジュール231と判定モジュール22にそれぞれ接続され、基準シーケンス信号とPNシーケンスに対してスライディング自己相関プロセスを実行して、自己相関結果を得るための自己相関モジュール232と、
基準信号生成モジュール231と自己相関モジュール232にそれぞれ接続され、自己相関結果に基づいて、PNシーケンスに対応する動作レートが得られるかどうかを判断する検出及び判別モジュール233と、
動作レートが得られる場合、検出及び判別モジュール233は、動作レートに従って動作レート識別を生成し、
動作レートが得られない場合、検出及び判別モジュール233は、基準信号生成モジュールが新しい基準シーケンス信号を生成するように制御する。
【0048】
具体的には、本実施例において、様々な種類の同期信号の動作レートに対してより良い検出効果を得るために、検出モジュールにさらに基準信号生成モジュール231の設定により、異なるレートの同期信号に対応する基準シーケンス信号を生成し、自己相関モジュール232を用いて、PNシーケンスと基準シーケンス信号に対してスライディング自己相関処理を行い、検出及び判別モジュール233により一致する基準シーケンス信号が見つかるまで判別することにより、動作レートに対してより良好な検出処理を実現した。
【0049】
以上は、本発明の好ましい実施形態に過ぎず、本発明の実施形態及び保護範囲を限定することを意図するものではなく、当業者にとっては、本発明の明細書及び図面の内容を適用することによって得られる全ての等価な置き換え及び明らかな変更が本発明の保護範囲に含まれるべきであることを意識すべきである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
【手続補正書】
【提出日】2024-01-19
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
車載イーサネットリンクの同期信号を検出するシステムであって、外部装置から送信された同期信号を判別するための車載イーサネット装置に適用され、
前記同期信号の信号特性に基づいて同期モード識別を生成する信号特性判別モジュールと、
前記同期信号に基づいて動作レート識別を生成するレート判別モジュールと、
前記信号特性判別モジュール及び前記レート判別モジュールにそれぞれ接続され、前記同期モード識別及び前記の動作レート識別に基づいて、前記車載イーサネット装置と前記外部装置との間のハンドシェイクのための同期情報を生成し、出力する同期モジュールと、
を含み、
前記同期モード識別は、連続信号とパルス信号とを含み、
前記レート判別モジュールはさらに連続信号検出モジュールを備え、前記連続信号検出モジュールは前記信号特性判別モジュールに接続され、
前記同期モード識別が連続信号と識別された場合、前記連続信号検出モジュールは前記動作レート識別として予め設定された連続信号モードレートを前記同期モジュールに直接出力する、検出システム。
【請求項2】
前記信号特性判別モジュールは、
クロック信号を生成するタイミングモジュールと、
前記タイミングモジュールに接続され、入力された前記クロック信号及び前記同期信号に従って、前記信号特性として周期計数結果を生成する計数モジュールと、
前記信号特性に従って前記同期モード識別を生成する判別モジュールと、
を含むことを特徴とする、請求項1に記載の検出システム。
【請求項3】
前記レート判別モジュールは、
前記同期信号をサンプリングしてサンプリングデータを形成するサンプリングモジュールと、
前記サンプリングデータに基づいてPNシーケンスを生成する判定モジュールと、
前記判定モジュールに接続され、前記PNシーケンスに基づいて前記動作レート識別を生成する検出モジュールと、
を含むことを特徴とする、請求項1に記載の検出システム。
【請求項4】
前記レート判別モジュールは、さらに、
入力端が前記同期信号を受信し、出力端が前記サンプリングモジュールの入力端に接続される利得制御モジュールを含み、
前記利得制御モジュールは、前記同期信号の信号振幅及び前記サンプリングモジュールに対応する予め設定されたサンプリング範囲に従って、利得パラメータを生成し、
前記利得制御モジュールは、前記利得パラメータを採用して、前記同期信号の利得値を調整し、前記サンプリングモジュールに出力することを特徴とする、請求項3に記載の検出システム。
【請求項5】
前記レート判別モジュールは、さらに、
サンプリングクロック信号を生成するサンプリングクロック生成モジュールと、
前記サンプリングクロック生成モジュールに接続され、予め設定された最適サンプリングパラメータに従って前記サンプリングクロック信号を調整し、調整クロック信号を生成するクロック回復モジュールと、を含み、
前記サンプリングモジュールは、前記調整クロック信号を受信し、前記調整クロック信号に従って前記同期信号をサンプリングし、前記サンプリングデータを得ることを特徴とする、請求項3に記載の検出システム。
【請求項6】
前記レート判別モジュールは、さらに、
入力端が前記サンプリングモジュールに接続され、出力端が前記判定モジュールに接続される等化モジュールを含み、
前記等化モジュールは、前記サンプリングデータを取得し、前記サンプリングデータに対してシンボル間干渉を除去した後、前記判定モジュールに出力することを特徴とする請求項に記載の検出システム。
【請求項7】
前記等化モジュールは、
前記サンプリングモジュールに接続され、前記サンプリングデータを取得し、前記サンプリングデータ上の前方シンボル間干渉を除去した後、中間等化データを生成する前方等化器と、
前記前方等化器に接続され、前記中間等化データから後方シンボル間干渉を除去し、シンボル間干渉を除去した後の前記サンプリングデータとして出力する判定フィードバックフィルタと、
を含むことを特徴とする請求項6に記載の検出システム。
【請求項8】
前記連続信号検出モジュールは、前記サンプリングモジュールと、前記判定モジュールと、前記検出モジュールとにそれぞれ接続され、
前記同期モードが前記連続信号と識別された場合、前記連続信号検出モジュールは、さらに、前記同期信号の処理を停止するように、前記サンプリングモジュールと、前記判定モジュールと、前記検出モジュールとを制御することを特徴とする請求項3に記載の検出システム。
【請求項9】
前記検出モジュールは、
予め設定された基準シーケンス信号を順次生成する基準信号生成モジュールと、
前記基準シーケンス信号は、前記車載イーサネット装置の異なる動作レートにおける前記同期信号にそれぞれ対応し、
前記基準信号生成モジュール及び前記判定モジュールにそれぞれ接続され、前記基準シーケンス信号及び前記PNシーケンスに対してスライディング自己相関プロセスを実行し、自己相関結果を得る自己相関モジュールと、
前記検出及び判別モジュールは前記基準信号生成モジュール及び前記自己相関モジュールにそれぞれ接続され、前記自己相関結果に従って、前記PNシーケンスに対応する前記動作レートが得られるかどうかを判断する検出及び判別モジュールと、
前記動作レートが得られる場合、前記検出及び判別モジュールは、前記動作レートに従って前記動作レート識別を生成し、
前記動作レートが得られない場合、前記検出及び判別モジュールは、前記基準信号生成モジュールが新しい基準シーケンス信号を生成するように制御することを特徴とする請求項3に記載の検出システム。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0049
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0049】
以上は、本発明の好ましい実施形態に過ぎず、本発明の実施形態及び保護範囲を限定することを意図するものではなく、当業者にとっては、本発明の明細書及び図面の内容を適用することによって得られる全ての等価な置き換え及び明らかな変更が本発明の保護範囲に含まれるべきであることを意識すべきである。
以下に、本出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1]
車載イーサネットリンクの同期信号を検出するシステムであって、外部装置から送信された同期信号を判別するための車載イーサネット装置に適用され、
前記同期信号の信号特性に基づいて同期モード識別を生成する信号特性判別モジュールと、
前記同期信号に基づいて動作レート識別を生成するレート判別モジュールと、
前記信号特性判別モジュール及び前記レート判別モジュールにそれぞれ接続され、前記同期モード識別及び前記の動作レート識別に基づいて、前記車載イーサネット装置と前記外部装置との間のハンドシェイクのための同期情報を生成し、出力する同期モジュールと、
を含み、
前記同期モード識別は、連続信号とパルス信号とを含み、
前記レート判別モジュールはさらに連続信号検出モジュールを備え、前記連続信号検出モジュールは前記信号特性判別モジュールに接続され、
前記同期モード識別が連続信号と識別された場合、前記連続信号検出モジュールは前記動作レート識別として予め設定された連続信号モードレートを前記同期モジュールに直接出力する、検出システム。
[2]
前記信号特性判別モジュールは、
クロック信号を生成するタイミングモジュールと、
前記タイミングモジュールに接続され、入力された前記クロック信号及び前記同期信号に従って、前記信号特性として周期計数結果を生成する計数モジュールと、
前記信号特性に従って前記同期モード識別を生成する判別モジュールと、
を含むことを特徴とする、[1]に記載の検出システム。
[3]
前記レート判別モジュールは、
前記同期信号をサンプリングしてサンプリングデータを形成するサンプリングモジュールと、
前記サンプリングデータに基づいてPNシーケンスを生成する判定モジュールと、
前記判定モジュールに接続され、前記PNシーケンスに基づいて前記動作レート識別を生成する検出モジュールと、
を含むことを特徴とする、[1]に記載の検出システム。
[4]
前記レート判別モジュールは、さらに、
入力端が前記同期信号を受信し、出力端が前記サンプリングモジュールの入力端に接続される利得制御モジュールを含み、
前記利得制御モジュールは、前記同期信号の信号振幅及び前記サンプリングモジュールに対応する予め設定されたサンプリング範囲に従って、利得パラメータを生成し、
前記利得制御モジュールは、前記利得パラメータを採用して、前記同期信号の利得値を調整し、前記サンプリングモジュールに出力することを特徴とする、[3]に記載の検出システム。
[5]
前記レート判別モジュールは、さらに、
サンプリングクロック信号を生成するサンプリングクロック生成モジュールと、
前記サンプリングクロック生成モジュールに接続され、予め設定された最適サンプリングパラメータに従って前記サンプリングクロック信号を調整し、調整クロック信号を生成するクロック回復モジュールと、を含み、
前記サンプリングモジュールは、前記調整クロック信号を受信し、前記調整クロック信号に従って前記同期信号をサンプリングし、前記サンプリングデータを得ることを特徴とする、[3]に記載の検出システム。
[6]
前記レート判別モジュールは、さらに、
入力端が前記サンプリングモジュールに接続され、出力端が前記判定モジュールに接続される等化モジュールを含み、
前記等化モジュールは、前記サンプリングデータを取得し、そのサンプリングデータに対してシンボル間干渉を除去した後、前記判定モジュールに出力することを特徴とする[1]に記載の検出システム。
[7]
前記等化モジュールは、
前記サンプリングモジュールに接続され、前記サンプリングデータを取得し、前記サンプリングデータ上の前方シンボル間干渉を除去した後、中間等化データを生成する前方等化器と、
前記前方等化器に接続され、前記中間等化データから後方シンボル間干渉を除去し、シンボル間干渉を除去した後の前記サンプリングデータとして出力する判定フィードバックフィルタと、
を含むことを特徴とする[6]に記載の検出システム。
[8]
前記連続信号検出モジュールは、前記サンプリングモジュールと、前記判定モジュールと、前記検出モジュールとにそれぞれ接続され、
前記同期モードが前記連続信号と識別された場合、前記連続信号検出モジュールは、さらに、前記同期信号の処理を停止するように、前記サンプリングモジュールと、前記判定モジュールと、前記検出モジュールとを制御することを特徴とする[3]に記載の検出システム。
[9]
前記検出モジュールは、
予め設定された基準シーケンス信号を順次生成する基準信号生成モジュールと、
前記基準シーケンス信号は、前記イーサネット装置の異なる動作レートにおける前記同期信号にそれぞれ対応し、
前記基準信号生成モジュール及び前記判定モジュールにそれぞれ接続され、前記基準シーケンス信号及び前記PNシーケンスに対してスライディング自己相関プロセスを実行し、自己相関結果を得る自己相関モジュールと、
前記検出及び判別モジュールは前記基準信号生成モジュール及び前記自己相関モジュールにそれぞれ接続され、前記自己相関結果に従って、前記PNシーケンスに対応する前記動作レートが得られるかどうかを判断する検出及び判別モジュールと、
前記動作レートが得られる場合、前記検出及び判別モジュールは、前記動作レートに従って前記動作レート識別を生成し、
前記動作レートが得られない場合、前記検出及び判別モジュールは、前記基準信号生成モジュールが新しい基準シーケンス信号を生成するように制御することを特徴とする[3]に記載の検出システム。
【外国語明細書】