(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024008864
(43)【公開日】2024-01-19
(54)【発明の名称】デジタルプリンタにおけるマーキングプロセス速度の安定化
(51)【国際特許分類】
G06F 3/12 20060101AFI20240112BHJP
B41J 29/393 20060101ALI20240112BHJP
B41J 2/01 20060101ALI20240112BHJP
【FI】
G06F3/12 331
G06F3/12 308
G06F3/12 329
B41J29/393 105
B41J2/01 451
B41J2/01 101
【審査請求】未請求
【請求項の数】26
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2023104969
(22)【出願日】2023-06-27
(31)【優先権主張番号】17/811,430
(32)【優先日】2022-07-08
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.SMALLTALK
(71)【出願人】
【識別番号】596170170
【氏名又は名称】ゼロックス コーポレイション
【氏名又は名称原語表記】XEROX CORPORATION
(74)【代理人】
【識別番号】100094569
【弁理士】
【氏名又は名称】田中 伸一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100109070
【弁理士】
【氏名又は名称】須田 洋之
(74)【代理人】
【識別番号】100067013
【弁理士】
【氏名又は名称】大塚 文昭
(74)【代理人】
【識別番号】100109335
【弁理士】
【氏名又は名称】上杉 浩
(74)【代理人】
【識別番号】100120525
【弁理士】
【氏名又は名称】近藤 直樹
(74)【代理人】
【識別番号】100139712
【弁理士】
【氏名又は名称】那須 威夫
(74)【代理人】
【識別番号】100141553
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 信彦
(72)【発明者】
【氏名】マイケル エヌ.ソーレス
(72)【発明者】
【氏名】ブルース エイチ.スミス
(72)【発明者】
【氏名】ジェームズ ディ.ヴァン ボーテル
(72)【発明者】
【氏名】エレリー エフ.ウォン
【テーマコード(参考)】
2C056
2C061
【Fターム(参考)】
2C056EB29
2C056FD13
2C061AP01
2C061AP03
2C061AP04
2C061AP07
2C061AQ05
2C061AQ06
2C061KK26
2C061KK28
2C061KK31
(57)【要約】 (修正有)
【課題】印刷システムにおけるマーキングプロセス速度を安定化させる方法を提供する。
【解決手段】真空搬送ベルトと、マーキング材料が印刷シートに直接適用される少なくとも1つのシートとを含む印刷システムにおける方法は、シート上に画像を印刷することと、センサから画像に関連するデータを受信することと、データに基づいて画像の少なくとも1つの実際の寸法を判定することと、画像の少なくとも1つの実際の寸法が画像の目標寸法に等しいかどうかを判定することと、少なくとも1つの実際の寸法が目標寸法に等しくない場合、印刷システムの1つ以上のコンポーネントを調整することと、を含む。
【選択図】
図7
【特許請求の範囲】
【請求項1】
印刷システムであって、前記印刷システムが、マーキング材料が印刷シートに転写される表面を含む、印刷システムにおけるマーキングプロセス速度を安定化させる方法であって、
前記表面上に画像を印刷することと、
センサから、前記画像に関連するデータを受信することと、
前記データに基づいて、前記画像の少なくとも1つの実際の寸法を判定することと、
前記画像の前記少なくとも1つの実際の寸法が前記画像の目標寸法に等しいかどうかを判定することと、
前記少なくとも1つの実際の寸法が前記目標寸法に等しくない場合、前記印刷システムの1つ以上のコンポーネントを調整することと
を含む、方法。
【請求項2】
前記表面上に前記画像を印刷する前記ステップが、
前記画像をベルト上に直接印刷することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記表面上に前記画像を印刷する前記ステップが、
前記画像をドラム上に直接印刷することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記表面上に前記画像を印刷する前記ステップが、
前記表面上に1つ以上の線を印刷することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記1つ以上の線が、前記印刷システムのプロセス方向に平行に配置される、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記1つ以上の線が、前記印刷システムの交差プロセス方向に平行に、前記プロセス方向に垂直に配置される、請求項4に記載の方法。
【請求項7】
前記データに基づいて、前記画像の前記少なくとも1つの実際の寸法を判定する前記ステップが、
前記1つ以上の線が前記センサを通過する実際の頻度を判定することを含む、請求項4に記載の方法。
【請求項8】
前記画像の前記少なくとも1つの実際の寸法が前記画像の前記目標寸法に等しいかどうかを判定する前記ステップが、
前記実際の頻度が目標頻度に等しいかどうかを判定することを含む、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記データに基づいて、前記画像の前記少なくとも1つの実際の寸法を判定する前記ステップが、
前記1つ以上の線が前記センサを通過する実際の長さを判定することを含む、請求項4に記載の方法。
【請求項10】
前記画像の前記少なくとも1つの実際の寸法が前記画像の前記目標寸法に等しいかどうかを判定する前記ステップが、
前記実際の長さが目標長さに等しいかどうかを判定することを含む、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記センサが、ブラックトナー領域被覆度(BTAC)センサ、電子トナー領域被覆度(ETAC)センサ、及びカメラのうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項12】
前記印刷システムの前記1つ以上のコンポーネントを調整する前記ステップが、
エンジンコントローラによって、前記印刷システムの駆動ローラの速度を変更することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項13】
前記印刷システムの前記1つ以上のコンポーネントを調整する前記ステップが、
印刷コントローラによって、前記印刷システムのデベロッパの放出時間を変更することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項14】
前記データに基づいて、前記画像の前記少なくとも1つの実際の寸法を判定する前記ステップが、
前記画像内の少なくとも2つの点の位置を特定することと、
前記少なくとも2つの点の間の実際の頻度又は実際の距離を判定することとを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項15】
印刷システムであって、前記印刷システムが、真空搬送ベルトと、マーキング材料が印刷シートに直接適用される少なくとも1枚のシートとを含む、印刷システムにおけるマーキングプロセス速度を安定化させる方法であって、前記方法が、
前記シート上に画像を印刷することと、
センサから、前記画像に関連するデータを受信することと、
前記データに基づいて、前記画像の少なくとも1つの実際の寸法を判定することと、
前記画像の前記少なくとも1つの実際の寸法が前記画像の目標寸法に等しいかどうかを判定することと、
前記少なくとも1つの実際の寸法が前記目標寸法に等しくない場合、前記印刷システムの1つ以上のコンポーネントを調整することと
を含む、方法。
【請求項16】
前記シート上に前記画像を印刷する前記ステップが、
前記シート上に1つ以上の線を印刷することを含む、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記1つ以上の線が、前記印刷システムのプロセス方向に平行に配置される、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
前記1つ以上の線が、前記印刷システムの交差プロセス方向に平行に、前記プロセス方向に垂直に配置される、請求項16に記載の方法。
【請求項19】
前記データに基づいて、前記画像の前記少なくとも1つの実際の寸法を判定する前記ステップが、
前記1つ以上の線が前記センサを通過する実際の頻度を判定することを含む、請求項16に記載の方法。
【請求項20】
前記画像の前記少なくとも1つの実際の寸法が前記画像の前記目標寸法に等しいかどうかを判定する前記ステップが、
前記実際の頻度が目標頻度に等しいかどうかを判定することを含む、請求項19に記載の方法。
【請求項21】
前記データに基づいて、前記画像の前記少なくとも1つの実際の寸法を判定する前記ステップが、
前記1つ以上の線が前記センサを通過する実際の長さを判定することを含む、請求項16に記載の方法。
【請求項22】
前記画像の前記少なくとも1つの実際の寸法が前記画像の前記目標寸法に等しいかどうかを判定する前記ステップが、
前記実際の長さが目標長さに等しいかどうかを判定することを含む、請求項21に記載の方法。
【請求項23】
前記センサがインライン撮像モジュール(IIM)を含む、請求項15に記載の方法。
【請求項24】
前記印刷システムの前記1つ以上のコンポーネントを調整する前記ステップが、
エンジンコントローラによって、前記印刷システムの駆動ローラの速度を変更することを含む、請求項15に記載の方法。
【請求項25】
前記印刷システムの前記1つ以上のコンポーネントを調整する前記ステップが、
印刷コントローラによって、前記印刷システムの1つ以上の印刷ヘッドのアクチュエータ時間を変更することを含む、請求項15に記載の方法。
【請求項26】
前記データに基づいて、前記画像の前記少なくとも1つの実際の寸法を判定する前記ステップが、
前記画像内の少なくとも2つの点の位置を特定することと、
前記少なくとも2つの点の間の実際の頻度又は実際の距離を判定することとを含む、請求項15に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、印刷システムの分野に関し、より詳細には、プロセス方向線及び交差プロセス方向線の継続的な測定を行い、システムノイズにわたるプロセス速度の目標調整を自動化するシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
現在の印刷システムは、正確なプロセス速度、すなわちプロセス方向におけるベルト及び/又はシートの速度を達成するために、ある程度の定期的なセットアップを必要とする。機械ノイズ(例えば、部品の摩耗、熱膨張、ローラの汚染、部品の経年劣化など)は、プロセス速度が駆動系ノイズによる倍率誤差又はタイミング誤差を誘発するほど変動した場合、以前のセットアップを無効にする可能性がある。例えば、駆動ローラ直径が摩耗してスリップする可能性がある、ベルトが収縮する可能性がある、ベルトが伸びてスリップする可能性がある、マーキング材料がローラ上に蓄積してローラ直径が増加する、又は一定でなくなる可能性がある、などである。これらのシステムノイズは、倍率誤差(すなわち、印刷画像のサイズの差異)、タイミング誤差、スリップ、ベルトとシートとの間の速度低下(すなわち、ベルトがシートよりも速く移動する、又はその逆)などをもたらす可能性がある。駆動系ノイズは、制御不能な印刷システムの変数と見なされる。現在の印刷システムでは、周囲温度の熱変動及び部品の摩耗/経年劣化によるプロセス速度の小さな変動は、適切に考慮されていない。これらの問題を解決するために、オペレータは、誤差の原因がなくなるまで用紙上で追加のセットアップを実行しなければならない(すなわち、試行錯誤戦略)。理解され得るように、説明及び対処することが困難であり得る完全にランダムな事象とは対照的に、上述のシステム及び機械ノイズは、一般に、システム又は機械の継続的な使用、並びに時間の経過とともに蓄積され得る特定のシステム又は機械のコンポーネントの摩耗及び断裂に起因するものであり、例えば、一般的に知られている摩耗及び断裂は、進行性の性質を持ち、予測可能である。
【0003】
したがって、ノイズ全体にわたって、プロセス速度の目標調整を自動化し、オペレータが用紙上画像(IOP)のセットアップ手順を使用して別のプロセス速度のセットアップをいつ実行すべきかを判定する必要性をなくす、プロセス速度安定化システムが長い間求められている。
【発明の概要】
【0004】
本明細書に示す態様によれば、印刷システムにおけるマーキングプロセス速度を安定化させる方法が提供され、その印刷システムは、マーキング材料が印刷シートに転写される表面を含み、その方法は、表面上に画像を印刷することと、センサから画像に関するデータを受信することと、データに基づいて画像の少なくとも1つの実際の寸法を判定することと、画像の少なくとも1つの実際の寸法が画像の目標寸法に等しいかどうかを判定することと、少なくとも1つの実際の寸法が目標寸法に等しくない場合、印刷システムの1つ以上のコンポーネントを調整することとを含む。
【0005】
いくつかの実施形態では、表面上に画像を印刷するステップは、ベルト上に直接画像を印刷することを含む。いくつかの実施形態では、表面上に画像を印刷するステップは、ドラム上に直接画像を印刷することを含む。いくつかの実施形態では、表面上に画像を印刷するステップは、表面上に1つ以上の線を印刷することを含む。いくつかの実施形態では、1つ以上の線は、印刷システムのプロセス方向に平行に配置される。いくつかの実施形態では、1つ以上の線は、プロセス方向に垂直な印刷システムの交差プロセス方向に平行に配置される。いくつかの実施形態では、データに基づいて、画像の少なくとも1つの実際の寸法を判定するステップは、1つ以上の線がセンサを通過する実際の頻度を判定することを含む。いくつかの実施形態では、画像の少なくとも1つの実際の寸法が画像の目標寸法に等しいかどうかを判定するステップは、実際の頻度が目標頻度に等しいかどうかを判定することを含む。
【0006】
いくつかの実施形態では、データに基づいて、画像の少なくとも1つの実際の寸法を判定するステップは、1つ以上の線がセンサを通過する実際の長さを判定することを含む。いくつかの実施形態では、画像の少なくとも1つの実際の寸法が画像の目標寸法に等しいかどうかを判定するステップは、実際の長さが目標長さに等しいかどうかを判定することを含む。いくつかの実施形態では、センサは、ブラックトナー領域被覆度(black toner area coverage、BTAC)センサ、電子トナー領域被覆度(electronic toner area coverage、ETAC)センサ、及びカメラのうちの少なくとも1つを備える。いくつかの実施形態では、印刷システムの1つ以上のコンポーネントを調整するステップは、エンジンコントローラによって、印刷システムの駆動ローラの速度を変更することを含む。いくつかの実施形態では、印刷システムの1つ以上のコンポーネントを調整するステップは、印刷コントローラによって、印刷システムのデベロッパの放出時間を変更することを含む。いくつかの実施形態では、データに基づいて、画像の少なくとも1つの実際の寸法を判定するステップは、画像内の少なくとも2つの点の位置を特定するステップと、少なくとも2つの点の間の実際の頻度又は実際の距離を判定するステップとを含む。
【0007】
本明細書に示す態様によれば、印刷システムにおけるマーキングプロセス速度を安定化させる方法が提供され、その印刷システムは、真空搬送ベルトと、マーキング材料が印刷シートに直接適用される少なくとも1つのシートとを含み、その方法は、シート上に画像を印刷することと、センサから画像に関連するデータを受信することと、データに基づいて画像の少なくとも1つの実際の寸法を判定することと、画像の少なくとも1つの実際の寸法が画像の目標寸法に等しいかどうかを判定することと、少なくとも1つの実際の寸法が目標寸法に等しくない場合、印刷システムの1つ以上のコンポーネントを調整することとを含む。
【0008】
いくつかの実施形態では、シート上に画像を印刷するステップは、シート上に1つ以上の線を印刷することを含む。いくつかの実施形態では、1つ以上の線は、印刷システムのプロセス方向に平行に配置される。いくつかの実施形態では、1つ以上の線は、プロセス方向に垂直な印刷システムの交差プロセス方向に平行に配置される。いくつかの実施形態では、データに基づいて、画像の少なくとも1つの実際の寸法を判定するステップは、1つ以上の線がセンサを通過する実際の頻度を判定することを含む。いくつかの実施形態では、画像の少なくとも1つの実際の寸法が画像の目標寸法に等しいかどうかを判定するステップは、実際の頻度が目標頻度に等しいかどうかを判定することを含む。
【0009】
いくつかの実施形態では、データに基づいて、画像の少なくとも1つの実際の寸法を判定するステップは、1つ以上の線がセンサを通過する実際の長さを判定することを含む。いくつかの実施形態では、画像の少なくとも1つの実際の寸法が画像の目標寸法に等しいかどうかを判定するステップは、実際の長さが目標長さに等しいかどうかを判定することを含む。いくつかの実施形態では、センサは、インライン撮像モジュール(IIM)を備える。いくつかの実施形態では、印刷システムの1つ以上のコンポーネントを調整するステップは、エンジンコントローラによって、印刷システムの駆動ローラの速度を変更することを含む。いくつかの実施形態では、印刷システムの1つ以上のコンポーネントを調整するステップは、印刷コントローラによって、印刷システムの1つ以上の印刷ヘッドのアクチュエータ時間を変更することを含む。いくつかの実施形態では、データに基づいて、画像の少なくとも1つの実際の寸法を判定するステップは、画像内の少なくとも2つの点の位置を特定するステップと、少なくとも2つの点の間の実際の頻度又は実際の距離を判定するステップとを含む。
【0010】
本開示は、電子写真(EP)又はインクジェットプリンタにおけるマーカープロセス速度を自動的かつ定期的に安定化させるための方法を含む。この方法は、定期的に実行されるプロセス方向線、交差プロセス線の頻度などの診断画像を使用する。線の物理的長さ又は線と線との間隔は、インラインセンサを使用して測定される。
【0011】
例えば、EP印刷システムでは、ブラックトナー領域被覆度(BTAC)センサ、電子トナー領域被覆度(ETAC)センサ、又はカメラが、感光体又は中間ベルト上の線の物理的な長さ又は線と線との間隔を測定し、それをラスタ出力スキャナ(ROS)/発光ダイオード(LED)、又はレーザの放電時間と比較して、実際のプロセス方向の速度を判定し、調整(駆動ローラの速度調整)を行う。
【0012】
インクジェット印刷システムでは、インライン撮像モジュール(IIM)(すなわち、カメラ、撮像アレイ、スキャナなどの画像キャプチャデバイス)が、線の物理的な長さ又は線と線との間隔を測定し、それを印刷ヘッドのアクチュエータ時間と比較して、実際のプロセス方向の速度を判定し、調整を行う。
【0013】
本開示のこれらの及び他の目的、特徴、及び利点は、図面及び添付の特許請求の範囲を考慮することで、本開示の以下の詳細な説明を検討すると容易に明らかになるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0014】
様々な実施形態は、対応する参照記号が対応する部分を示す添付の概略図を参照して、例としてのみ開示される。
【
図6】本開示のいくつかの実施形態による、環境を示す機能ブロック図である。
【
図7】マーキングプロセス速度を安定化させるための動作ステップを示すフローチャートである。
【
図8】本開示のいくつかの実施形態による、コンピュータシステムの内部及び外部コンポーネントのブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
最初に、異なる図面上の同様の図面番号は、同一の、又は機能的に類似した構造要素を識別することを理解されたい。特許請求の範囲は、開示される態様に限定されないことを理解されたい。
【0016】
更に、本開示は、記載される特定の方法論、材料、及び変更に限定されるものではなく、したがって当然のことながら変化し得ることが理解される。本明細書で使用される用語は、特定の態様を説明することのみを目的としており、特許請求の範囲を限定することを意図するものではないことも理解される。
【0017】
特に定義されない限り、本明細書で使用される全ての技術用語及び科学用語は、本開示が関係する当業者に一般的に理解されるものと同じ意味を有する。本明細書に記載されるものと同様又は同等の任意の方法、デバイス、又は材料を、例示的な実施形態の実施又は試験において使用することができることを理解されたい。本開示のアセンブリは、油圧、電子機器、空圧、及び/又はバネによって駆動され得る。
【0018】
「実質的に」という用語は、「ほぼ」、「非常に近く」、「約」、「およそ」、「周囲」、「に近い」、「近接して」、「本質的に」、「の近辺」、「の付近」などの用語と同義であり、かかる用語は、本明細書及び特許請求の範囲に現れるように互換的に使用され得ることを理解されたい。「近似の」という用語は、「近くの」、「近い」、「隣接する」、「近辺」、「すぐ」、「隣の」などの用語と同義であり、かかる用語は、本明細書及び特許請求の範囲に現れるように互換的に使用され得ることを理解されたい。「およそ(approximately)」という用語は、指定された値の10パーセント以内の値を意味することを意図する。
【0019】
本出願における「又は」の使用は、別途記載のない限り、「非排他的な」構成に関するものであることを理解されたい。例えば、「項目xは、A又はBである」と言う場合、これは、(1)項目xは、A及びBのどちらか一方のみである、(2)項目xは、A及びBの両方である、のうちの1つを意味する可能性があることが理解される。代替的に説明すると、「又は」という語は、「排他的又は」の構成を定義するためには使用されない。例えば、「項目xは、A又はBである」という記述のための「排他的又は」の構成では、xは、A及びBのうちの1つだけであり得ることを必要とする。更に、本明細書で使用される「及び/又は」は、列挙された要素又は条件のうちの1つ以上が含まれ得ること、又は発生し得ることを示すために使用される、文法的な接続詞を意味することを意図する。例えば、第1の要素、第2の要素、及び/又は第3の要素を含むデバイスは、以下の構造的構成のうちのいずれか1つとして解釈されることが意図される:第1の要素を含むデバイス、第2の要素を含むデバイス、第3の要素を含むデバイス、第1の要素及び第2の要素を含むデバイス、第1の要素及び第3の要素を含むデバイス、第1の要素、第2の要素、及び第3の要素を含むデバイス、又は、第2の要素及び第3の要素を含むデバイス。
【0020】
更に、本明細書で使用するとき、システム又は要素と組み合わせた「のうちの少なくとも1つを含む(comprises at least one of)」及び「のうちの少なくとも1つを含む(comprising at least one of)」という句は、システム又は要素が、その句の後に列挙される要素のうちの1つ以上を含むことを意味することを意図する。例えば、第1の要素、第2の要素、及び第3の要素のうちの少なくとも1つを含むデバイスは、以下の構造的構成のうちのいずれか1つとして解釈されることが意図される:第1の要素を含むデバイス、第2の要素を含むデバイス、第3の要素を含むデバイス、第1の要素及び第2の要素を含むデバイス、第1の要素及び第3の要素を含むデバイス、第1の要素、第2の要素、及び第3の要素を含むデバイス、又は、第2の要素及び第3の要素を含むデバイス。「以下のうちの少なくとも1つに使用される(used in at least one of)」という句が本明細書で使用されるとき、同様の解釈が意図される。
【0021】
本明細書において使用する「プリンタ」、「プリンタシステム」、「プリンタデバイス」、「印刷デバイス」、及び「多機能デバイス」(multi-functional device、MFD)という用語は、デジタル複写機、製本機、ファクシミリ装置、複合機など、任意の目的のために印刷出力機能を実行するあらゆる装置を包含する。
【0022】
本明細書で使用するとき、「シート」、「ウェブ」、「基材」、「印刷可能な基材」、及び「媒体」は、例えば、情報又はマーキングが視覚化及び/又は複製され得るウェブの形態の紙、透明フィルム、羊皮紙、フィルム、布、プラスチック、写真仕上げ紙、又は他のコーティングされた若しくはコーティングされていない基材媒体を指す。特殊シートとは、カード、ラベル、ステッカー、圧力シール封筒、メーラー、又はそれが上若しくは中に存在する基材より厚い他の要素を含むシートを意味する。
【0023】
本明細書で使用される「印刷されたシート」は、印刷ジョブの一部として画像が印刷されたシートである。
【0024】
本明細書で使用するとき、「プロセス方向」はプリンタ又は複写機を通じた媒体搬送の方向を意味し、一方、「交差プロセス方向」はプリンタ又は複写機を通じた媒体搬送の方向に対する垂直を意味することが意図される。
【0025】
本明細書で使用される場合、乾式マーキング材料は、トナーなどのゼログラフィ又は電子写真印刷システムで使用される乾式マーキング材料粒子を指す。液体マーキング材料は、インクジェット印刷システムで使用される液体インクを指す。
【0026】
ここで図を参照すると、
図1は、印刷システム10の概略図である。印刷システム10は、液体マーキング材料をシートに直接適用して画像を形成するインクジェット印刷システムである。印刷システム10は、一般に、駆動ローラ12と、ローラ又はアイドラローラ又は駆動ローラ14と、真空搬送ベルト16と、1つ以上の印刷ヘッド18と、センサ20とを備える。駆動ローラ12及びローラ14は、真空搬送ベルト16をプロセス方向D1に変位させる。当該技術分野で知られているように、真空搬送ベルト16は、印刷システム全体を通じてシートを保持するために真空が供給される複数の穴を備える。例えば、図示のように、シート22、24、及び26は、真空搬送ベルト16に沿ってプロセス方向D1に搬送される。
【0027】
印刷ヘッド18は、液体マーキング材料をシート22、24、26に直接適用して、その上に画像を形成する。シートは、印刷されたシート又は診断シートであってもよい。例えば、前述したように、印刷されたシートは、印刷ジョブの一部として画像が印刷されたシートである。診断シートは、印刷システムにおける誤差を検出するために、印刷ジョブの一部ではない診断画像が印刷されるシートである。本開示の目的のために、シート22及び26は印刷されたシートであり、シート24は診断シートである。センサ20は、印刷ヘッド18の後方の真空搬送ベルト16に近接して配置される。
【0028】
センサ20は、様々なシート上の様々な画像のデータを取り込み、そのようなデータを、例えばコンピューティングデバイス又はプロセス速度安定化プログラム130に通信するように動作可能に配置される。いくつかの実施形態では、センサ20は、それを通過するシートの画像を取り込むのに適した任意のデバイス、例えば、カメラ、撮像アレイ、スキャナ(例えば、インライン撮像モジュール(IIM))などを備えてもよい。いくつかの実施形態では、IIMが使用され、IIMは、300ドット/インチ(dpi)で交差プロセス方向D2全体にわたるスキャンバー又は線形アレイを備える。IIMの使用は、その下でプロセス方向D1に移動するシートの高精細画像を提供する。次いで、IIMによって取り込まれた画像が測定されてそれらの実際のサイズを判定し、それを画像の目標サイズと比較する。実際の画像のサイズが目標画像のサイズよりも大きい場合(すなわち、倍率誤差)、これは、真空搬送ベルト16の速度が本来よりも遅いことを示し得る(例えば、スリップ、ローラの摩耗など)。実際の画像のサイズが目標画像のサイズよりも小さい場合、これは、ベルト16の速度が本来よりも速いことを示し得る(例えば、ゴミがローラ上に蓄積してその直径が増加している)。実際の画像と目標画像との間のサイズの差異はまた、印刷ヘッド18に関する問題、例えば、印刷ヘッド内のイジェクタのピクセルサイズの作動が何回発生したかを示す場合もある。実際の画像のサイズが目標画像よりも小さい場合、1つ以上のイジェクタが詰まっている可能性がある。加えて、サイズの差異は、印刷ヘッドのアクチュエータ時間における問題を示す場合がある。例えば、実際の画像が目標画像よりも小さい場合、印刷ヘッドのアクチュエータ時間が短すぎる可能性がある。
【0029】
図2Aは、シート24の立面図である。図示のように、シート24は画像28を備え、これは交差プロセス方向D2に平行に配置された複数の線から形成された診断画像である。診断画像のこの例では、複数の線と線との実際の間隔が測定され、複数の線と線との目標間隔と比較される。いくつかの実施形態では、交差プロセス方向D2に配置された複数の線を使用して、センサ20を介して、印刷ヘッドのいくつのイジェクタが同時に作動して交差プロセス線を形成するかを検出することができる。
【0030】
図2Bは、シート24の立面図である。図示のように、シート24は、プロセス方向D1に平行に配置された複数の線から形成された診断画像である画像30を備える。診断画像のこの例では、複数の線の実際の長さが測定され、複数の線の目標長さと比較される。
【0031】
更に、いくつかの実施形態では、センサ20は、ベルト16の孔がセンサ20の下を通過する速度を測定することによってベルト16のプロセス速度を測定してもよいことを理解されたい。しかしながら、この速度は、ベルト16の実際のプロセス速度に関する指標を提供するに過ぎず、シートの実際のプロセス速度に関する指標を提供するものではない。いくつかの実施形態では、シートの速度がベルト16の速度と比較され、その中に何らかの差異があるかどうかを判定する。
図1は、マーカー搬送モジュール内に配置されたセンサ20を示すが、センサ20は、印刷システムの他のモジュール、例えば、ドライヤ、出力スタッカ等において必要な画像を取り込むことができ、センサ20は、必ずしも真空搬送ベルト16に近接して配置される必要はないことを理解されたい。
【0032】
図3は、印刷システム40の概略図である。印刷システム40は、乾式マーキング材料(例えば、トナー)を表面(例えば、ベルト、ドラム、感光性フォトセンサベルト、暗黙的に非感光性の中間転写ベルト(ITB)など)に直接適用し、そこから乾式マーキング材料がシートに転写されて画像を形成する(すなわち、シートを印刷する)、ゼログラフィ又は電子写真印刷システムである。印刷システム40は、一般に、駆動ローラ42、ローラ又はアイドラローラ又は駆動ローラ44、表面46、デベロッパ48、センサ50、及び転写点52を備える。
【0033】
当該技術分野で知られているように、デベロッパ48は、乾式マーキング材料を表面46上に転写し、それによって、乾式マーキング材料のパッチ又は領域、例えば、パッチ58及びパッチ60を作成する。転写点52は、乾式マーキング材料又はパッチが表面46からシートに転写されて印刷されたシートを形成する点である。印刷ジョブの画像を形成するために作成されたパッチは、シートに転写される。しかしながら、診断目的で作成されたパッチは、シートに転写されず、例えばパッチ60のように、むしろセンサ50の下を通過するまで表面46上に留まる。いくつかの実施形態では、印刷ジョブの画像を形成するために作成されたパッチは、シートに転写されず、センサ50の下を通過するまで表面46上に留まる。センサ50の下を通過した後、転写されなかったパッチは、表面46から除去又は洗浄され、乾式マーキング材料はリサイクルされる。
【0034】
駆動ローラ42及びローラ44は、表面46をプロセス方向D1に変位させる。当該技術分野で知られているように、表面46は、デベロッパ48からそこに転写された乾式マーキング材料(すなわち、パッチ)が表面46上に留まるように帯電される。これらのパッチは、シート54、56に転写されるか、又は下を通過するまで表面46上に留まる。シート56は、転写点に位置決めされた状態で示されている。シート54は、転写点の後に位置決めされた状態で示されている(すなわち、パッチが既にそこに転写されて印刷されたシートが形成されている)。デベロッパ48は、乾式マーキング材料を表面46に直接適用して、その上にパッチ58、60を形成する。前述したように、パッチは、印刷されたシートを形成するためにシートに転写されるか、又は診断目的のために、すなわち、印刷システムにおける誤差を検出するために表面46上に留まることができる。
【0035】
センサ50は、転写点52の後方で表面46に近接して配置される。センサ50は、表面46上の様々な画像/パッチのデータを取り込み、そのようなデータを、例えば、コンピューティングデバイス又はプロセス速度安定化プログラム130に通信するように動作可能に配置される。いくつかの実施形態では、センサ50は、そこを通過するパッチの画像を取り込むのに適した任意のデバイス、例えば、BTACセンサ、ETACセンサ、カメラなどを備えてもよい。BTACセンサ又は「濃度計」という用語は、可視光濃度計、赤外線濃度計、静電電圧計、又は印刷材料の濃度が判定され得る物理的測定を行う任意の他のそのようなデバイスなど、表面上の印刷材料の濃度を判定するための任意のデバイスに適用することを意図していることを理解されたい。ETACセンサは、表面46上に配置されたパッチのデジタル領域被覆度を監視するために使用される。BTACセンサ及びETACセンサは、ある領域にどれだけのマーキング材料があるかを測定することもできる。センサ50、例えばカメラの使用は、その下でプロセス方向D1に移動するパッチの高精細画像を提供する。次いで、カメラによって取り込まれた画像(又はパッチ)が測定されてそれらの実際のサイズを判定し、これを画像の目標サイズと比較する。実際の画像のサイズが目標画像のサイズよりも大きい場合(すなわち、倍率誤差)、これは、表面46の速度が本来よりも遅いことを示し得る(例えば、スリップ、ローラの摩耗など)。実際の画像のサイズが目標画像のサイズよりも小さい場合、これは、表面46の速度が本来よりも速いことを示し得る(例えば、ゴミがローラ上に蓄積してその直径が増加している)。実際の画像と目標画像との間のサイズの差異はまた、デベロッパ18に関する問題、例えば、レーザがオンである時間(例えば、ROS/LED放電時間)を示す場合もある。例えば、実際の画像のサイズが目標画像よりも小さい場合、レーザの放電時間が短すぎる可能性がある。逆に、実際の画像のサイズが目標画像よりも大きい場合、レーザの放電時間が長すぎる可能性がある。
【0036】
図4Aは、ベルト46の立面図である。図示のように、ベルト46は、画像又はパッチ62を備え、これは、交差プロセス方向D2に平行に配置された複数の線から形成された診断画像である。診断画像のこの例では、複数の線と線との実際の間隔が測定され、複数の線と線との目標間隔と比較される。
【0037】
図4Bは、ベルト46の立面図である。図示のように、ベルト46は、画像又はパッチ64を備え、これは、プロセス方向D1に平行に配置された複数の線から形成された診断画像である。診断画像のこの例では、複数の線の実際の長さが測定され、複数の線の目標長さと比較される。
【0038】
図5は、印刷画像又はパッチ70の立面図である。画像70は、印刷ジョブの画像の一例であり、シート22、26上に(すなわち、インクジェット印刷システム10において)直接形成されるか、又は表面46上に(すなわち、ゼログラフィ印刷システム40において)直接形成される。いくつかの実施形態では、本開示は、システム内の誤差を検出するために印刷ジョブの画像の要素を利用する。例えば、センサ20、50は印刷画像70を取り込み、プロセス速度安定化プログラム130は、交差プロセス方向D2に延びる線72と74との間の実際の距離を測定し、その実際の距離を目標距離と比較する。同様に、プロセス速度安定化プログラム130は、点76と78との間のプロセス方向D1における実際の距離を測定し、その実際の距離を目標距離と比較することができる。したがって、プロセス速度安定化プログラム130は、実際の測定値を判定するために特別な診断画像を使用するか、又は実際の測定値を判定するために印刷ジョブの画像内の要素(例えば、点、線など)を見つけることができる。更に、画像サイズは、単一の画像を使用してプロセス方向及び交差プロセス方向の両方で制御されることができ、特定の線の頻度を有するテストパッチ又はテスト画像を印刷しなければならない代わりに、かつ/又は最終的に廃棄されるテストシートを印刷しなければならない代わりに、例えば、
図5に示すような既存の顧客画像を誤差検出の目的で使用することができる。
【0039】
図6は、本開示のいくつかの実施形態による、プロセス速度安定化環境、概して環境100を示す機能ブロック図である。
図6は、1つの実装態様の例示のみを提供し、異なる実施形態を実装することができる環境に関していかなる制限も示唆しない。描写された環境に対する多くの修正は、特許請求の範囲によって記載される本開示の範囲から逸脱することなく、当業者によって行うことができる。いくつかの実施形態では、環境100は、ネットワーク110に接続された、印刷システム10、40、印刷コントローラ120、エンジンコントローラ130、及びコンピューティングデバイス300のうちの1つ以上を含む。いくつかの実施形態では、環境100は、印刷サーバ又は中央コントローラを更に備えるか、又はそれと通信してもよく、これは、印刷ジョブに関して印刷システム10、40及び/又はコンピューティングデバイス300と通信する。
【0040】
ネットワーク110は、例えば、ローカルエリアネットワーク(local area network、LAN)、インターネットなどの広域ネットワーク(wide area network、WAN)、又はこれら2つの組み合わせでよく、有線、無線、又は光ファイバ接続を含むことができる。
【0041】
コンピューティングデバイス300は、画像及び/又はシート上の印刷画像若しくは表面上のパッチのデータを受信し、印刷画像又はパッチの実際のサイズを測定し、実際のサイズを目標サイズと比較し、プロセス速度安定化プログラム又はマーキングプロセス速度安定化プログラム140を使用して印刷システムを調整するハードウェアデバイスであってもよい。コンピューティングデバイス300は、ネットワーク110、印刷コントローラ120、エンジンコントローラ130、及び印刷システム10、40、並びにいくつかの実施形態では印刷サーバと通信することができる。いくつかの実施形態では、コンピューティングデバイス300は、コンピュータを含んでもよい。いくつかの実施形態では、コンピューティングデバイス300は、
図8に関連して更に詳細に図示及び説明されるように、内部及び外部ハードウェアコンポーネントを含んでもよい。いくつかの実施形態では、プロセス速度安定化プログラム140は、管理サーバ、ウェブサーバ、又はデータを送受信することができる任意の他の電子デバイス若しくはコンピューティングシステムであり得るウェブサーバ上に実装される。ウェブサーバは、クラスタ化されたコンピュータ及びコンポーネントを利用するコンピューティングシステムを表すことができ、ネットワークを通じてアクセスされると、シームレスなリソースの単一のプールとして機能することができる。ウェブサーバは、
図8に関連して更に詳細に図示及び説明されるように、内部及び外部ハードウェアコンポーネントを含んでもよい。
【0042】
プロセス速度安定化プログラム140は、主にコンピューティングデバイス300にインストールされるが、印刷システム10、40に追加的又は代替的にインストールされてもよい。プロセス速度安定化プログラム140は、実際の寸法に関連する印刷画像/パッチのデータを取得し、実際のプロセス速度が目標プロセス速度に等しいかどうかを判定するために、実際の寸法を目標寸法と比較するように動作可能に構成される。例えば、前述したように、プロセス速度安定化プログラム140は、複数の線を含むシート/表面(
図2A~
図2B及び
図4A~
図4B参照)上に診断画像(又は印刷ジョブの画像)を印刷し、センサ20、50を使用して診断画像の画像を取り込み、線の実際の長さ又は実際の間隔を測定し、線の実際の長さ又は実際の間隔を線の目標長さ又は目標間隔と比較することができる。線の実際の長さ又は実際の間隔が線の目標長さ又は目標間隔に等しくない場合、プロセス速度安定化プログラム140は、実際のプロセス速度が目標プロセス速度に等しくないと判定する。この状況を改善するために、プロセス速度安定化プログラム140は、エンジンコントローラ130と通信して、駆動ローラの速度又は回転速度を上げることができる(すなわち、実際のプロセス速度が目標プロセス速度未満である場合)。同様に、プロセス速度安定化プログラム140は、印刷コントローラ120と通信して、レーザがオンである持続時間(すなわち、電子写真印刷システムにおいて)又は印刷ヘッド内のイジェクタのピクセルサイズの作動回数(すなわち、インクジェット印刷システムにおいて)を増加させてもよい。
【0043】
印刷コントローラ120は、印刷システム10の印刷ヘッド18又は印刷システム40のデベロッパ48を制御するように動作可能に配置される。例えば、印刷システム10では、印刷コントローラ120は、印刷画像の実際の寸法に直接関係する、各印刷ヘッド18内のイジェクタのピクセルサイズの作動回数を制御する。印刷システム40において、印刷コントローラ120は、デベロッパ48内のレーザがオンである時間の長さを制御し、これは、印刷画像/パッチの実際の寸法に直接関係する。
【0044】
エンジンコントローラ130は、プロセス方向D1において、印刷システム10のベルト16又は印刷システム40の表面46の速度を制御するように動作可能に配置される。具体的には、エンジンコントローラ130は、駆動ローラ12、42の回転速度を制御する。プロセス方向D1におけるベルト16及び表面46の速度は、印刷画像の実際の寸法と直接的な関係を有する。例えば、印刷システム10では、印刷ヘッド18は、プロセス方向D1に移動するシートの目標速度に基づく速度で液体インクをシートに適用する。同様に、印刷システム40において、デベロッパ48は、プロセス方向D1に移動する表面46の目標速度に基づく速度で表面46にトナーを適用する。したがって、プロセス方向D1におけるシート/表面の実際の速度が、シート/表面の目標速度から変動すると、印刷画像に誤差が生じることになる。同様に、シートへの液体インク又は表面へのトナーの適用の実際の速度が目標速度から変動すると、印刷画像に誤差が生じる。したがって、実際のプロセス速度が目標プロセス速度に等しいことが重要である。
【0045】
図7は、マーキングプロセス速度を安定化させるための動作ステップを示すフローチャート200を示す。
【0046】
ステップ202において、プロセス速度安定化プログラム140は画像を印刷する。例えば、印刷システム10において、プロセス速度安定化プログラム140は、画像をシート上に直接印刷することができる。印刷システム40において、プロセス速度安定化プログラム140は、表面46上に直接画像又はパッチを印刷又は形成してもよい。前述したように、画像は、診断画像(
図2A~
図2B及び
図4A~
図4B参照)又は印刷ジョブの画像(
図5参照)であってもよい。
【0047】
ステップ204において、プロセス速度安定化プログラム140は、画像に関連するデータを受信する。例えば、印刷システム10において、プロセス速度安定化プログラム140は、センサ20(例えば、IIM)から印刷画像の画像を受信する。印刷システム40では、プロセス速度安定化プログラム140は、センサ50(例えば、BTAC、ETAC、又はカメラ)から印刷画像/パッチの画像を受信する。
【0048】
ステップ206において、プロセス速度安定化プログラム140は、印刷画像の実際のプロセス速度及び/又は実際の寸法を判定する。例えば、プロセス方向D1に平行に配置された複数の線を有する診断画像(
図2A及び
図4A参照)を使用して、プロセス速度安定化プログラム140は、線の実際の長さを判定する。別の例では、交差プロセス方向D2に平行に配置された複数の線を有する診断画像(
図2B及び
図4B参照)を使用して、プロセス安定化プログラム140は、そのような線と線との間隔を判定する。更に別の例では、交差プロセス方向D2に平行に配置された複数の線を有する診断画像(
図2B及び
図4B参照)を使用して、画像/パッチの実際のプロセス速度を判定するために、プロセス安定化プログラム140は、線がセンサの下を通過する頻度を判定する。
【0049】
ステップ208において、プロセス速度安定化プログラム140は、印刷画像の実際のプロセス速度及び/又は実際の寸法が、印刷画像の目標プロセス速度及び/又は実際の寸法に等しいかどうかを判定する。ステップ208において、プロセス速度安定化プログラム140が、印刷画像の実際のプロセス速度及び/又は実際の寸法が印刷画像の目標プロセス速度及び/又は実際の寸法に等しいと判定した場合、プログラムは終了する。
【0050】
ステップ208において、プロセス速度安定化プログラム140が、印刷画像の実際のプロセス速度及び/又は実際の寸法が印刷画像の目標プロセス速度及び/又は実際の寸法に等しくないと判定した場合、ステップ210において、プロセス速度安定化プログラム140は印刷システムを調整する。前述したように、印刷システム10、40のこの調整は、駆動ローラ12、42の速度を増減するためにエンジンコントローラ130と通信するプロセス速度安定化プログラム140を含むことができる。追加的又は代替的に、印刷システム10、40の調整は、印刷ヘッド18(すなわち、印刷ヘッド内のイジェクタのピクセルサイズの作動量)又はデベロッパ48(すなわち、レーザがオンである持続時間)を調整するために、印刷コントローラ120と通信するプロセス速度安定化プログラム140を含んでいてもよい。
【0051】
図8は、本開示のいくつかの実施形態による、
図6のコンピューティングデバイスを表すコンピュータシステム400の内部及び外部コンポーネントのブロック図である。
図8は、1つの実装態様の例示のみを提供し、異なる実施形態が実装され得る環境に関していかなる制限も示唆しないことを理解されたい。概して、
図8に示すコンポーネントは、機械可読プログラム命令を実行することができる任意の電子デバイスを表す。
図8に示すコンポーネントによって表され得るコンピュータシステム、環境、及び/又は構成の例としては、パーソナルコンピュータシステム、サーバコンピュータシステム、シンクライアント、シッククライアント、ラップトップコンピュータシステム、タブレットコンピュータシステム、携帯電話(すなわち、スマートフォン)、マルチプロセッサシステム、マイクロプロセッサベースシステム、ネットワークPC、ミニコンピュータシステム、メインフレームコンピュータシステム、及び上述のシステム又はデバイスのいずれかを含む分散クラウドコンピューティング環境が挙げられるが、これらに限定されない。
【0052】
コンピューティングデバイス300は、1つ以上の処理ユニット304、メモリ306、永続記憶装置308、通信ユニット310、及び1つ以上の入出力(input/output、I/O)インターフェース312の間の通信を提供する通信ファブリック302を含む。通信ファブリック302は、プロセッサ(マイクロプロセッサ、通信、及びネットワークプロセッサなど)、システムメモリ、周辺デバイス、及びシステム内の任意の他のハードウェアコンポーネント間でデータ及び/又は制御情報を渡すように設計された任意のアーキテクチャで実装することができる。例えば、通信ファブリック302は、1つ以上のバスで実装することができる。
【0053】
メモリ306及び永続記憶装置308は、コンピュータ可読記憶媒体である。この実施形態では、メモリ306は、ランダムアクセスメモリ(random access memory、RAM)316及びキャッシュメモリ318を含む。概して、メモリ306は、任意の好適な揮発性又は不揮発性のコンピュータ可読記憶媒体を含むことができる。ソフトウェアは、メモリ306の1つ以上のメモリを介して、それぞれのプロセッサ304のうちの1つ以上による実行及び/又はアクセスのために永続記憶装置308に記憶される。
【0054】
永続記憶装置308は、例えば、複数の磁気ハードディスクドライブを含んでもよい。代替的に、又は磁気ハードディスクドライブに加えて、永続記憶装置308は、1つ以上のソリッドステートハードドライブ、半導体記憶デバイス、読み出し専用メモリ(read-only memory、ROM)、消去可能プログラム可能な読み出し専用メモリ(erasable programmable read-only memory、EPROM)、フラッシュメモリ、又はプログラム命令若しくはデジタル情報を記憶することができる任意の他のコンピュータ可読記憶媒体を含むことができる。
【0055】
永続記憶装置308によって使用される媒体もまた、取り外し可能であることができる。例えば、永続記憶装置308に取り外し可能なハードドライブを使用することができる。他の例としては、永続記憶装置308の一部でもある別のコンピュータ可読記憶媒体上に転送するためにドライブに挿入される、光及び磁気ディスク、サムドライブ、及びスマートカードが含まれる。
【0056】
通信ユニット310は、ネットワークを介した他のコンピュータシステム又はデバイスとの通信を提供する。この例示的な実施形態では、通信ユニット310は、TCP/IPアダプタカード、無線Wi-Fiインターフェースカード、又は3G若しくは4G無線インターフェースカード、又は他の有線若しくは無線通信リンクなどの、ネットワークアダプタ又はインターフェースを含む。ネットワークは、例えば、銅ワイヤ、光ファイバ、無線送信、ルータ、ファイアウォール、スイッチ、ゲートウェイコンピュータ、及び/又はエッジサーバを含んでもよい。本開示の実施形態を実施するために使用されるソフトウェア及びデータは、通信ユニット310を通じて(すなわち、インターネット、ローカルエリアネットワーク、又は他の広域ネットワークを介して)、コンピューティングデバイス300にダウンロードすることができる。通信ユニット310から、ソフトウェア及びデータを永続記憶装置308にロードすることができる。
【0057】
1つ以上のI/Oインターフェース312は、コンピューティングデバイス300に接続され得る他のデバイスによるデータの入力及び出力を可能にする。例えば、I/Oインターフェース312は、キーボード、コンピュータマウス、タッチスクリーン、仮想キーボード、タッチパッド、ポインティングデバイス、又は他のヒューマンインターフェースデバイスなどの、1つ以上の外部デバイス320への接続を提供することができる。外部デバイス320はまた、例えば、サムドライブ、ポータブル光学ディスク又は磁気ディスク、及びメモリカードなどの、ポータブルコンピュータ可読記憶媒体を含むことができる。I/Oインターフェース312はまた、ディスプレイ322に接続される。
【0058】
ディスプレイ322は、データをユーザに表示するための機構を提供し、例えば、コンピュータモニタであることができる。ディスプレイ322はまた、組み込まれたディスプレイであってもよく、タブレットコンピュータの内蔵ディスプレイなどのタッチスクリーンとして機能してもよい。
【0059】
本開示は、システム、方法、及び/又はコンピュータプログラム製品であってもよい。コンピュータプログラム製品は、プロセッサに本開示の態様を実行させるためのコンピュータ可読プログラム命令を有するコンピュータ可読記憶媒体(又は媒体)を含んでもよい。
【0060】
コンピュータ可読記憶媒体は、命令実行デバイスによって使用される命令を保持及び記憶することができる有形のデバイスであり得る。コンピュータ可読記憶媒体は、例えば、電子記憶デバイス、磁気記憶デバイス、光学記憶デバイス、電磁記憶デバイス、半導体記憶デバイス、又は前述の任意の好適な組み合わせであってもよいが、これらに限定されない。コンピュータ可読記憶媒体のより具体的な例の非網羅的リストには、ポータブルコンピュータディスケット、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)、消去可能プログラム可能な読み出し専用メモリ(EPROM又はフラッシュメモリ)、スタティックランダムアクセスメモリ(static random access memory、SRAM)、ポータブルコンパクトディスク読み取り専用メモリ(compact disc read-only memory、CD-ROM)、デジタル多用途ディスク(digital versatile disk、DVD)、メモリスティック、フロッピーディスク、その上に記録された命令を有する溝内のパンチカード又は隆起構造などの機械的にコードされたデバイス、及び前述の任意の好適な組み合わせを含む。本明細書で使用される、コンピュータ可読記憶媒体は、それ自体が、電波若しくは他の自由に伝搬する電磁波、導波管若しくは他の伝送媒体(例えば、光ファイバケーブルを通過する光パルス)を通って伝搬する電磁波、又はワイヤを通って伝送される電気信号などの、一時的信号であると解釈されるべきではない。
【0061】
本明細書に記載されるコンピュータ可読プログラム命令は、ネットワーク、例えば、インターネット、ローカルエリアネットワーク、広域ネットワーク、及び/又は無線ネットワークを介して、コンピュータ可読記憶媒体から、又は外部コンピュータ若しくは外部記憶デバイスから、それぞれのコンピューティング/処理デバイスにダウンロードすることができる。ネットワークは、銅伝送ケーブル、光伝送ファイバ、無線送信、ルータ、ファイアウォール、スイッチ、ゲートウェイコンピュータ、及び/又はエッジサーバを含んでもよい。各コンピューティング/処理デバイス内のネットワークアダプタカード又はネットワークインターフェースは、ネットワークからコンピュータ可読プログラム命令を受信し、コンピュータ可読記憶媒体内に記憶するためのコンピュータ可読プログラム命令をそれぞれのコンピューティング/処理デバイス内に転送する。
【0062】
本開示の操作を実行するためのコンピュータ可読プログラム命令は、アセンブラ命令、命令セットアーキテクチャ(instruction-set-architecture、ISA)命令、マシン命令、マシン依存命令、マイクロコード、ファームウェア命令、状態設定データ、又は、Smalltalk、C++などのオブジェクト指向プログラミング言語、及び「C」プログラミング言語又は類似のプログラミング言語などの従来の手続き型プログラミング言語を含む1つ以上のプログラミング言語の任意の組み合わせで書かれたソースコード又はオブジェクトコードのいずれかであってもよい。コンピュータ可読プログラム命令は、スタンドアロンのソフトウェアパッケージとしてユーザのコンピュータ上で全体的に、ユーザのコンピュータ上で部分的に、ユーザのコンピュータ上で部分的に、リモートコンピュータ上で部分的に、又は、リモートコンピュータ又はサーバ上で全体的に実行され得る。後者のシナリオでは、リモートコンピュータは、ローカルエリアネットワーク(LAN)又は広域ネットワーク(WAN)を含む任意のタイプのネットワークを通じてユーザのコンピュータに接続されてもよく、又は接続は、外部コンピュータ(例えば、インターネットサービスプロバイダを使用してインターネットを通じて)外部コンピュータに行われてもよい。いくつかの実施形態では、例えば、プログラム可能な論理回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ(field-programmable gate array、FPGA)、又はプログラマブルロジックアレイ(programmable logic array、PLA)を含む電子回路は、本開示の態様を実行するために、コンピュータ可読プログラム命令の状態情報を利用して、コンピュータ可読プログラム命令を実行することができる。
【0063】
本開示の態様は、本開示の実施形態による方法、装置(システム)、及びコンピュータプログラム製品のフローチャート図及び/又はブロック図を参照して本明細書に記載される。フローチャート図及び/又はブロック図の各ブロック、並びにフローチャート図及び/又はブロック図におけるブロックの組み合わせは、コンピュータ可読プログラム命令によって実装され得ることが理解されるであろう。
【0064】
これらのコンピュータ可読プログラム命令は、コンピュータのプロセッサ又は他のプログラム可能なデータ処理装置を介して実行される命令が、フローチャート及び/又はブロック図のブロックで指定された機能/行為を実施するための手段を生成するように、マシンを製造するための汎用コンピュータ、特殊目的コンピュータ、又は他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサに提供されてもよい。これらのコンピュータ可読プログラム命令はまた、コンピュータ、プログラム可能なデータ処理装置、及び/又は他のデバイスを特定の方法で機能させるように指示することができるコンピュータ可読記憶媒体に記憶されていてもよく、その中に記憶された命令を有するコンピュータ可読記憶媒体は、フローチャート及び/又はブロック図のブロックで指定された機能/行為の側面を実施する命令を含む製造物品を構成する。
【0065】
また、コンピュータ可読プログラム命令は、コンピュータ、他のプログラム可能なデータ処理装置、又は他のデバイスに一連の動作ステップを実行させて、コンピュータ、他のプログラム可能な装置、又は他のデバイス上で実行される命令が、フローチャート及び/又はブロック図のブロックで指定された機能/行為を実装するような、コンピュータ実装プロセスを生成するために、コンピュータ、他のプログラム可能な装置、又は他のデバイスに搭載されてもよい。
【0066】
図のフローチャート及びブロック図は、本開示の様々な実施形態によるシステム、方法、及びコンピュータプログラム製品の可能な実装態様のアーキテクチャ、機能性、及び動作を示す。この点に関して、フローチャート又はブロック図中の各ブロックは、指定された論理関数を実装するための1つ以上の実施可能命令を含む、モジュール、セグメント、又は命令の部分を表し得る。いくつかの代替的な実装態様では、ブロック内に記載された機能は、図中に記された順序とは異なる順序で実行されてもよい。例えば、連続して示される2つのブロックは、実際には、実質的に同時に実施されてもよく、又はブロックは、関与する機能性に応じて逆順序で実施されてもよい。また、ブロック図及び/又はフローチャート図の各ブロック、並びにブロック図及び/又はフローチャート図のブロックの組み合わせは、指定された機能又は行為を実行する専用ハードウェアベースのシステムによって実装され得、あるいは専用ハードウェアとコンピュータ命令との組み合わせを遂行することができることに留意されたい。
【0067】
上記の開示及び他の特徴及び機能、又はそれらの代替物の様々な態様は、望ましくは多くの他の異なるシステム又は用途に組み合わされ得ることが理解されるであろう。様々な現在予期されていない、又は先行例のない代替物、修正、変形、又は改善が、その後に当業者によってなされてもよく、それらも以下の特許請求の範囲によって包含されることを意図している。
【符号の説明】
【0068】
10 印刷システム
12 駆動ローラ
14 ローラ
16 真空搬送ベルト
18 印刷ヘッド
20 センサ又はインライン撮像モジュール(IIM)センサ
22 シート
24 シート
26 シート
28 画像
30 画像
40 印刷システム
42 駆動ローラ
44 ローラ
46 表面又はベルト又はドラム又は感光体ベルト又は中間転写ベルト(ITB)
48 デベロッパ
50 センサ又はブラックトナー領域被覆度(BTAC)センサ又は電子トナー領域被覆度(ETAC)センサ又はカメラ
52 画像転写点
54 シート
56 シート
58 パッチ
60 パッチ
62 画像
64 画像
70 画像又は印刷されたシート
72 線
74 線
76 点
78 点
100 プロセス速度安定化環境
110 ネットワーク
120 印刷コントローラ
130 エンジンコントローラ
140 プロセス速度安定化プログラム
200 フローチャート
202 ステップ
204 ステップ
206 ステップ
208 ステップ
210 ステップ
300 コンピューティングデバイス
302 通信ファブリック
304 処理ユニット
306 メモリ
308 永続記憶装置
310 通信ユニット
312 入出力(I/O)インターフェース
316 ランダムアクセスメモリ(RAM)
318 キャッシュメモリ
320 外部デバイス
322 ディスプレイ
D1 プロセス方向
D2 交差プロセス方向
【外国語明細書】